JP7147441B2 - 運行ルート判断装置、運行ルート判断プログラムおよび運行ルート判断方法 - Google Patents

運行ルート判断装置、運行ルート判断プログラムおよび運行ルート判断方法 Download PDF

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Description

本発明は、運行ルート判断装置、運行ルート判断プログラムおよび運行ルート判断方法に関する。
車両の効率的運用、交通渋滞の緩和、燃料代の節約、環境対策などを目的として一台の車両に複数の乗員が相乗りして移動を行う形態が各国で広がっている。特許文献1には、同乗者を募る車両のドライバと同乗を希望するユーザとの間で仲介を行うシステムが開示されており、これによればドライバとユーザの双方がメリットを受けることができる。
特開2018-55538号公報
ところで、実際には車両もユーザも複数存在しておりそれぞれの出発地および目的地も多様であるが、各ユーザは所定の1台の車両で目的地まで搬送されることが前提となっており、必ずしも効率的な搬送が実現されている訳ではない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、搬送対象を効率的に搬送することのできる運行ルート判断装置、運行ルート判断プログラムおよび運行ルート判断方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる運行ルート判断装置は、第1車両の第1運行ルートデータおよび第2車両の第2運行ルートデータを取得し、前記第1運行ルートデータと前記第2運行ルートデータとを比較して効率条件を満たすように、前記第1車両または前記第2車両の少なくとも一方が搬送する搬送対象を他方に乗り換えさせる乗換地を探索し、前記第1運行ルートデータを修正して前記乗換地を経由させた第1修正運行ルートデータと前記第2運行ルートデータを修正して前記乗換地を経由させた第2修正運行ルートデータとを探索して出力する。
前記効率条件は、前記第1車両または前記第2車両の運行時間または運行距離の少なくとも一方を短縮させる条件であってもよい。これにより、運行時間、運行距離の短縮を図ることができる。
前記効率条件は、前記搬送対象がその目的地に到着するまでの時間または距離の少なくとも一方を短縮させる条件であってもよい。これにより、搬送対象を短時間、短距離で搬送することができる。
前記第1運行ルートデータおよび前記第2運行ルートデータには、それぞれ搬送する前記搬送対象の数、大きさまたは重量と、さらに追加搬送可能な前記搬送対象の数、大きさまたは重量が含まれ、前記ルート探索処理部は、乗り換えさせる前記搬送対象の数、大きさまたは重量が相互に適合する場合に処理を実行してもよい。これにより搬送対象の乗り換え困難な場合が取り除かれ、第1車両と第2車両とのマッチングが適正に行われる。
前記ルート探索処理部は、前記第1車両および前記第2車両の到着予想時刻に利用可能な商業施設または交通施設から前記乗換地を選択してもよい。これにより、搬送対象および運転主体の双方に利便性があり、適正でスムーズな乗り換えが行われる。
通信網を介して受信した情報から3以上の車両についてそれぞれの状況を把握する車両状況把握部と、前記搬送対象の出発地と目的地とに基づき、前記車両状況把握部で把握する前記車両の中から前記第1車両および前記第2車両を選択するマッチング部と、を有してもよい。これにより、搬送対象は1台の車両に同乗して目的地に行くことができない場合であっても、複数台の車両を乗り継いで行くことができ、いろいろな場所への相乗りが実現する。
前記第1車両と前記第2車両が搬送する前記搬送対象の合計が複数ある場合に、前記ルート探索処理部は、個別の前記搬送対象について前記効率条件を満たすように前乗換地を探索して、最も効率が高くなるように前記第1修正運行ルートデータと前記第2修正運行ルートデータとを探索してもよい。これにより、搬送対象を搬送する効率が一層向上する。
前記第1運行ルートデータは前記搬送対象に基づいて出発地と目的地が設定され、および/または、前記第2運行ルートデータは前記搬送対象に基づいて出発地と目的地が設定されてもよい。これにより、搬送対象にとっての利便性が高まる。
前記第1運行ルートデータは第1運転主体によって出発地と目的地が設定され、および/または、前記第2運行ルートデータは第2運転主体によって出発地と目的地が設定されてもよい。これにより、第1運転主体、第2運転主体は自らの当初予定である運行ルートデータにほぼ沿って運転を行えばよく、好都合である。
前記第1車両は前記第1運行ルートデータを前記第2車両に対して車々間通信で送信し、前記第2車両は前記第2運行ルートデータを前記第1車両に対して車々間通信で送信し、前記第1車両または前記第2車両の一方が備える前記ルート探索処理部によって、前記第1修正運行ルートデータと前記第2修正運行ルートデータとが探索され、他方に対して車々間通信で送信されてもよい。このような車々間通信では、第1車両と第2車両との間で直接的な交信がなされて迅速で簡易な処理が実現される。
また、本発明にかかる運行ルート判断プログラムは、第1車両の第1運行ルートデータおよび第2車両の第2運行ルートデータを取得し、前記第1運行ルートデータと前記第2運行ルートデータとを比較して効率条件を満たすように、前記第1車両または前記第2車両の少なくとも一方が搬送する搬送対象を他方に乗り換えさせる乗換地を探索し、前記第1運行ルートデータを修正して前記乗換地を経由させた第1修正運行ルートデータと前記第2運行ルートデータを修正して前記乗換地を経由させた第2修正運行ルートデータとを探索して出力することをコンピュータに実行させる。
さらに、本発明にかかる運行ルート判断方法は、第1車両の第1運行ルートデータおよび第2車両の第2運行ルートデータを取得し、前記第1運行ルートデータと前記第2運行ルートデータとを比較して、記憶部から読み出した効率条件を満たすように、前記第1車両または前記第2車両の少なくとも一方が搬送する搬送対象を他方に乗り換えさせる乗換地を探索し、前記第1運行ルートデータを修正して前記乗換地を経由させた第1修正運行ルートデータと前記第2運行ルートデータを修正して前記乗換地を経由させた第2修正運行ルートデータとを探索して出力する。
本発明にかかる運行ルート判断装置、運行ルート判断プログラムおよび運行ルート判断方法では、第1車両の第1運行ルートデータと第2車両の第2運行ルートデータとを比較して効率条件を満たすように、第1車両または第2車両の少なくとも一方が搬送する搬送対象を他方に乗り換えさせる乗換地を探索し、第1運行ルートデータおよび第2運行ルートデータを修正して乗換地を経由させた第1修正運行ルートデータおよび第2修正運行ルートデータとを探索して出力する。第1修正運行ルートデータおよび第2修正運行ルートデータを認識した第1車両および第2車両の各運転主体は、適切であると判断した後に乗換地で搬送対象を乗り換えさせることができる。これにより、搬送対象の乗り換えが実現され、該搬送対象を効率的に搬送することができる。
図1は、実施の形態にかかるナビゲーション装置およびサーバが含まれる相乗り支援システムのブロック図である。 図2は、実施の形態にかかるナビゲーション装置のブロック図である。 図3は、実施の形態にかかるプログラムの構成を示す図である。 図4は、実施の形態にかかるサーバのブロック図である。 図5は、携帯端末に表示される利用申し込み画面を示す図である。 図6は、携帯端末に表示される確認画面を示す図である。 図7は、第1の運行ルート判断例における車両、ユーザ、出発地、乗換地および目的地を示す模式図である。 図8は、第1の運行ルート判断例におけるフローチャートである。 図9は、第2の運行ルート判断例における車両、ユーザ、出発地、乗換地および目的地を示す模式図である。 図10は、第2の運行ルート判断例におけるフローチャートである。 図11は、第3の運行ルート判断例における車両、ユーザ、出発地、乗換地および目的地を示す模式図である。 図12は、第3の運行ルート判断例におけるフローチャートである。 図13は、第4の運行ルート判断例における車両、ユーザ、出発地、乗換地および目的地を示す模式図である。 図14は、第4の運行ルート判断例におけるフローチャートである。
以下に、本発明にかかる運行ルート判断装置、運行ルート判断プログラムおよび運行ルート判断方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明にかかる運行ルート判断装置、運行ルート判断プログラムおよび運行ルート判断方法の各実施形態が適用される相乗り支援システム10の模式ブロック図である。本発明にかかる運行ルート判断装置の実施形態は後述するサーバ14またはナビゲーション装置16に相当し、本発明にかかる運行ルート判断プログラムの実施形態は後述するプログラム30またはプログラム66に相当し、本発明にかかる運行ルート判断方法の実施形態はサーバ14、ナビゲーション装置16によって実行され、またはプログラム30やプログラム66がコンピュータによって読み取り実行されることによる。
相乗り支援システム10は、インターネットなどの通信網12に接続されたサーバ14によって管理されており、ドライバ(運転主体)Da,Db,Dc…(代表的にドライバDともいう。)およびユーザUa,Ub,Uc…(代表的にユーザUともいう。)によって利用される。ドライバDおよびユーザUは予めサーバ14に登録されているが、条件によっては非登録の者が利用可能としてもよい。
ドライバDa,Db,Dc…は車両Ca,Cb,Cc…(代表的に車両Cともいう。)を運転し、これらの車両Ca,Cb,Ccとともにサーバ14に登録されている。車両Ca,Cb,Cc…はナビゲーション装置16a,16b,16c…(代表的にナビゲーション装置16ともいう。)を備えている。車両Cはナビゲーション装置16が保持する運行ルートデータRに基づき、ドライバDによって運行される。この運行ルートデータRは広義であって目的地がない自由走行状態を示す場合もあり、さらに時間情報や同乗するユーザUやその荷物にかかる情報も含まれ得る。
ナビゲーション装置16は通信網12を介してサーバ14と相互通信が可能となっており、さらに2以上の車両Cの相互間における車々間通信が可能となっている。これによりナビゲーション装置16は運行ルートデータRなどをサーバ14や相手の車両Cに送信することができる。図1における屈曲矢印は無線による通信ルートを示している。
ユーザ(搬送対象)Ua,Ub,Uc…はスマートフォンなどの携帯端末18a,18b,18c…(代表的に携帯端末18ともいう。)を持っている。ユーザUは相乗り支援システム10の利用に際して予め所定の登録をするとともに、利用のためのアプリケーション19を携帯端末18にダウンロードしておく。携帯端末18はこのアプリケーション19により通信網12を介してサーバ14にアクセス可能である。
相乗り支援システム10は、概略的にはユーザUが携帯端末18によって乗車の利用申し込み送信をして、サーバ14が条件に適合する車両Cを検索し、ドライバDとユーザUとを仲介するシステムであるが、さらに効率条件を考慮してルート途中の乗換地Zにおいて2以上の車両Cの相互間でユーザUの乗り換えを支援する。ユーザUの乗り換えについての判断はサーバ14を介さずに車両Cの相互間で行われる場合もある。
以下の説明では煩雑とならずかつ理解が容易となるように、ドライバDやナビゲーション装置16によって行われる処理を車両Cの処理として記す場合があり、ユーザUが携帯端末18を介して行う処理を単にユーザUの処理として記す場合がある。また、その時点の説明で処理主体となっている車両Cを自車両Cと記す場合がある。さらに、自車両Cとの間でユーザUを乗り換えさせ、またはその候補となる他の車両Cを乗換車両C’と記す場合がある。
図2に示すように、ナビゲーション装置16は、全体を管理および制御する制御部20と、ディスプレイ22aに画像や文字を表示する表示部22と、スピーカ24aから出力をする音声出力部24と、スイッチ26a、マイク26bおよびリモコン26cからの入力を受け付ける入力部26と、記憶部28とを有する。
制御部20および後述する制御部60は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア及びハードウェアを併用して実現してもよい。
記憶部28には制御部20が読み込み実行するプログラム30と、地図データ32と、ルート情報34とが記憶されている。地図データ32は車両Cをナビゲートするのに必要な道路情報、交差点情報、施設情報等が含まれる。記憶部28は書き替えが可能である。プログラム30および地図データ32は、例えば外部記憶媒体から所定の入出力ポートを介してロードされ、またはサーバ14などから通信網12を介してロードされる。ルート情報34は、車両Cが走行する運行ルートデータRや、該運行ルートデータRが修正された修正運行ルートデータR’である。
ナビゲーション装置16は、さらに通信網12に接続さている回線通信部36と、無線アンテナ38aを介して車々間通信を行う無線通信部38と、センサ40aの入力信号を処理するセンサインターフェース40と、GPS(Global Positioning System)アンテナ41aと接続されるGPS部41とを有する。
回線通信部36は通信網12を介してサーバ14などとの相互アクセスが可能である。無線通信部38は車々間通信に用いられ、他の車両Cとの間で位置、方向、速度といったデータを短い間隔で送受信する。そして衝突の可能性があれば相手に警告し、自動運転車の場合は自動でブレーキをかけるなどの対策をとる。車々間通信の規格としては、例えばDSRC(dedicated short range communications、登録商標)が用いられる。なお、車々通信は近距離の車両C同士の間で無線によって直接的に通信する形態に限らず、通信網12や他の媒介手段によって通信をしてもよいし、IoT通信にも限られない。センサ40aは速度センサ、加速度センサ、ジャイロセンサなどであり、車両Cの現在地や挙動を検出するのに用いられる。GPS部41では人工衛星から送信される電波によって車両Cの現在地を取得することができる。
このようなナビゲーション装置16の構成要素は相互にバス接続されている。また、このようなナビゲーション装置16の構成要素は必ずしも1つのユニットにまとまっていなくてもよく、例えば一部の構成要素が他のコンピュータユニットに含まれていてもよい。ナビゲーション装置16は必ずしも車載型に限らず、例えばドライバDが持っている携帯端末で代用してもよい。
図3に示すように、プログラム30は、ルート案内部42と、相手車両データ受信部44と、前提条件適合判断部46と、ルート探索処理部48と、通知処理部52と、承諾確認部54と、ルート情報書換え部56とを有する。
ルート案内部42は、ルート情報34と車両Cの現在地とに基づいてドライバDに対してルートの案内をする。ルートの案内はディスプレイ22aやスピーカ24aを用いる。相手車両データ受信部44は、車々間通信によって相手側の車両Cの各種データを受信する。このデータには走行中のルート情報、搬送しているユーザUの人数、ユーザUの荷物の大きさや重量、ユーザUの目的地、ドライバDの目的地などが含まれる。
前提条件適合判断部46は、ユーザUを乗車させまたは乗り換えさせる場合に、乗車可能人数や荷物の大きさなどの基本事項が相手の車両Cとの間で適合するか否かを判断する部分である。適合する車両Cが存在すれば、該車両Cを乗換車両C’の候補とする。
ルート探索処理部48は基本機能として、ドライバDが目的地を入力することにより現在地から目的地までの適切なルートを探索して運行ルートデータRとし、これをディスプレイ22aに表示する。このルート検索では必要に応じて経由地の指定も可能である。得られた運行ルートデータRはルート情報34として記憶され、ルート案内部42によって参照されてドライバDに案内される。車両Cが運行ルートデータRと異なるルートを走行している場合には、ルート探索処理部48は現在地に基づいて適宜自動的にルート検索を再実行し運行ルートデータRを書き替える。運行ルートデータRには目的地の到着予想時刻と予想運行時間とが含まれる。
ルート探索処理部48は付加的な機能部として、乗換地探索部50aと、変更ルート探索部50bとを有し、さらに乗換地探索部50aおよび変更ルート探索部50bで参照される効率条件データ50cを有する。
乗換地探索部50aは、自車両Cと乗換車両C’との間で1以上のユーザUを乗り換えさせる場合に、適当な乗換地Zを探索する部分である。乗換地Zは、自車両Cと乗換車両C’のそれぞれのルート情報34(つまり運行ルートデータR1,R2)に基づき、そのルート上から近い範囲であって、自車両Cおよび乗換車両C’の到着時刻差が条件値より小さい範囲で選択される。乗換地Zは、自車両Cおよび乗換車両C’の到着予想時刻に利用可能な商業施設(大小のストア,飲食店など)または交通施設(SA(Service area),PA(Parking area),高速バス停,道の駅,駅ロータリー,ガソリンスタンドなど)から選択される。交通施設には相乗り車両専用の乗降施設も含まれる。また乗換地Zとしては適度な駐車スペース、ベンチ、ルーフおよびトイレのある場所が望ましく、さらに夜間の場合には照明のある場所が望ましい。乗換地Zの候補となる施設は地図データ32に記憶されている。このような施設を乗換地Zとして選定することによりユーザUおよびドライバDの双方に利便性があり、適正でスムーズな乗り換えが行われる。特に乗り換えるユーザUにとって多少の待ち時間が発生する場合に便利である。
変更ルート探索部50bは、自車両Cおよび乗換車両C’の各ルート情報34についてそれぞれ乗換地Zを含むルートを探索する。
乗換地探索部50aおよび変更ルート探索部50bは効率条件データ50cで規定されている条件を満たすように処理が行われる。効率条件データ50cではいくつかの条件が規定されている。そのうちの1つは、自車両Cまたは乗換車両C’の運行時間または運行距離の少なくとも一方を短縮させる条件である。また他の1つは、ユーザUがその目的地に到着するまでの時間または距離の少なくとも一方を短縮させる条件である。時間の判断には渋滞情報・事故情報が加味されてもよい。さらに他の1つは、自車両Cまたは乗換車両C’の一方または両者合計の運行費用(例えば燃料代および有料道路代)を低減させる条件である。さらにまた他の1つは、車両Cの使用燃料と燃費と運行距離とから算出される環境負荷を低減させる条件である。効率条件データ50cにはさらに他の効率条件が規定されていてもよい。これらの効率条件は状況によっていずれか1つが選択され、または複数条件を重み付けして用いられる。
乗換地探索部50aおよび変更ルート探索部50bによる乗換地Zおよびルートの探索は、効率条件データ50cで規定されている効率条件を満たすか否かが所定の閾値に基づいて判断される。閾値を満たす探索結果がない場合にはユーザUの乗り換えは行われない。閾値を満たす探索結果が複数存在する場合には、最もスコアの高いものが選択される。乗換地探索部50aと変更ルート探索部50bの処理は一体的に行われてもよい。
図4に示すように、サーバ14は制御部60と、回線通信部62と、記憶部64とを有する。
記憶部64にはプログラム66、地図データ68、ドライバデータベース70、ユーザデータベース72が記憶されている。記憶部64は書き替え可能である。制御部60はプログラム66を読み込み実行する。回線通信部62は通信網12を介してナビゲーション装置16および携帯端末18などとの相互アクセスが可能である。
地図データ68は上記の地図データ32と同様のものであるが、記憶容量の余裕によっては地図データ32より詳細なものであってもよい。ドライバデータベース70は、登録されたドライバDについてのデータベースであり識別番号とともに、氏名、性別、年齢、評価、連絡先、運転する車両C、運行頻度の高いルートなどが記憶されている。このうち、評価は過去に搬送したユーザUによって採点される。運行頻度の高いルートは過去のデータからサーバ14が判断して適宜書き替えられる。ユーザデータベース72は、登録されたユーザUについてのデータベースであり識別番号とともに、氏名、性別、年齢、評価、利用頻度の高いルートなどが記憶されている。このうち、評価は過去に利用した車両CのドライバDによって採点される。利用頻度の高いルートは過去のデータからサーバ14が判断して適宜書き替えられる。
プログラム66は、受付・問い合わせ部74と、マッチング部76と、ルート探索処理部80と、車両状況把握部78と、経過観察部82と、後処理部84とを有する。受付・問い合わせ部74は、ユーザUからの利用申し込みを受け付け、車両Cとの間で承諾可能か否か問い合わせを行う部分である。マッチング部76は、ユーザUの希望に応じて複数の車両Cの中から適合するものを検索し、ユーザUといずれかの車両Cとを組み合わせる部分である。
車両状況把握部78は、登録された複数の車両Cの状況を把握する部分であり各車両Cの現在地と、運行ルートデータRと、目的地と、時刻情報(到着予想時間など)とが保持されている。これらの情報は各車両Cのナビゲーション装置16から通信網12を介して定期的に送信されており、サーバ14で取得されている。また、車両状況把握部78は、各車両Cについての未出発の運行予定についても記憶可能となっている。
ルート探索処理部80は、上記のナビゲーション装置16におけるルート探索処理部48と同様の機能を持ち、乗換地探索部80b、変更ルート探索部80cおよび効率条件データ80dは順に上記の乗換地探索部50a、変更ルート探索部50bおよび効率条件データ50cに相当する。ルート探索処理部80はさらにユーザ搬送ルート探索部80aを備える。
ユーザ搬送ルート探索部80aは、利用申し込みがあったユーザUの出発希望時間(例えば5分後)、出発地(例えば現在地)および目的地と、該ユーザUが乗車すべき車両Cの現在地、目的地、ルート、および上記出発希望時間における予想位置などに基づいて、車両CがユーザUをその目的地まで搬送するのに適したルートを地図データ68を参照しながら探索する部分である。
経過観察部82は、ユーザUと車両Cとの組み合わせが決定し、ユーザUが車両Cに乗車した後に搬送され、目的地に到着して下車するまでユーザUと車両Cとの状況を把握する部分である。経過観察部82は車両状況把握部78に含まれていてもよい。後処理部84は車両CがユーザUの搬送を終了した後に必要な後処理を行う部分である。
なお、サーバ14の制御部60、回線通信部62および記憶部64は必ずしも1つのユニットにまとまっていなくてもよく、例えば記憶部64は通信網12を介した遠隔地にあってもよい。サーバ14およびそのプログラム66が存在する場所は車両Cの運行国に限られないが、その運行国で制御が可能であり、その運行国でなんらかの利益を享受することができるならば、その運行国で設置・使用されているのと実質的に同じことである。また、サーバ14はハードウェアとしては汎用品を利用可能であり、ハードウェアについての詳細な説明は省略する。
図5に示すように、携帯端末18にはアプリケーション19によって利用申し込み画面90が表示される。利用申し込み画面90はユーザUが相乗り支援システム10を利用する申し込み時に用いられる画面である。利用申し込み画面90には基本事項の入力部として出発地入力ボックス92a、目的地入力ボックス92b、日時入力ボックス92c、出発/到着選択ラジオボタン92d、人数選択入力ボックス92e、荷物区分ラジオボタン92fおよび荷物重量入力ボックス92gが設けられている。出発地入力ボックス92aおよび目的地入力ボックス92bはユーザUが搬送を希望する出発地と目的地が入力される部分であり住所、電話番号、郵便番号、著名施設名などを入力し、または地図上でポイント指定し、さらには過去ログから選択することができる。出発地としては携帯端末18が有する現在地取得機能に基づいて現在地を指定してもよい。日時入力ボックス92cは希望の日時を入力する部分であり、出発日時か到着日時かは出発/到着選択ラジオボタン92dで選択する。
人数選択入力ボックス92eは乗車希望の人数を大人と小人とに分けて入力する部分である。荷物区分ラジオボタン92fは手荷物の大きさをいくつかの区分から選択入力する部分であり、例えば大、小、無からいずれかを選択する。荷物重量入力ボックス92gは手荷物の重量を入力する部分であるが、所定重量よりも明らかに軽い場合には入力を省略できる。
利用申し込み画面90には、さらに条件入力部94が設けられている。条件入力部94はユーザUの要望を入力する部分であり、特段の要望がない場合にはデフォルトのままとすればよい。条件入力部94には、高速利用可否ラジオボタン94a、ドライバ評価ラジオボタン94b、車種選択ラジオボタン94c、禁煙/喫煙ラジオボタン94d、途中乗換ラジオボタン94e、他のユーザの同乗ラジオボタン94fおよび備考ボックス94gが設けられている。
高速利用可否ラジオボタン94aでは高速利用の可否を選択する。ドライバ評価ラジオボタン94bでは希望するドライバDの評価ランクを選択する。車種選択ラジオボタン94cでは希望する車種を選択する。禁煙/喫煙ラジオボタン94dでは禁煙車か喫煙車かを選択する。途中乗換ラジオボタン94eでは、状況による車両Cの途中乗り換えの可否を選択する。他のユーザの同乗ラジオボタン94fでは、搬送ルート中の一部または全部において他のユーザUが同乗することの可否を選択する。備考ボックス94gにはその他の要望があれば記入する。
以上の入力を行った後、ユーザUが送信ボタン96をタップすることにより入力された情報がサーバ14に送信される。サーバ14(図4参照)では、受付・問い合わせ部74でユーザUからの申し込みにかかる情報を受け付け、マッチング部76が車両状況把握部78によって把握している車両Cの状況から条件に合ういくつかを候補として選び出す。この選択は、例えばユーザUの現在地または出発地の近くにいる車両Cや、ユーザUの出発地と目的地とを略含むルートで走行予定となっている車両Cの中から選択する。また、必要に応じてドライバデータベース70およびユーザデータベース72からドライバDおよびユーザUの情報を参照して絞り込みを行う。
そして、ユーザUが候補の車両Cによって搬送される場合のルートをユーザ搬送ルート探索部80aで探索する。適当なルートが探索されると、受付・問い合わせ部74が該車両CにユーザUの搬送の可否を問い合わせる。このとき探索されたルートの情報およびユーザデータベース72に記憶されているユーザUの情報も車両Cに送信する。車両Cから承諾を示す信号を受信すると、受付・問い合わせ部74は該車両CおよびドライバDに係る情報および探索されたルートの情報をユーザUの携帯端末18に送信する。これを受けて携帯端末18では、アプリケーション19の作用下に図6に示す確認画面100が表示される。また、サーバ14で適当な車両Cを見つけられなかった場合にはその旨を携帯端末18に送信して、ユーザUに通知する。
図6に示すように、確認画面100にはドライバ情報表示部100a、ドライバ評価表示部100b、車種表示部100c、時間表示部100e、料金表示部100f、付記事項表示部100gが設けられている。ドライバ情報表示部100aは選定された車両CにかかるドライバDについて氏名、性別、年齢などが表示される部分である。ドライバ評価表示部100bは、そのドライバDの評価ランクが表示される部分である。車種表示部100cは、選定された車両Cの車種を表示する部分である。ルート表示部100dはサーバ14で探索されたルートを地図上で示すとともに距離および予想行程時間を表示する部分である。時間表示部100eは目的地への到着予想時間を表示する部分である。料金表示部100fはユーザUが支払う料金を表示する部分である。料金の支払いは、例えばカード決済などの自動手続きが利用可能である。なお、ユーザUが支払う料金や、それに基づいてドライバDや相乗り支援システム10の運営者が取得する報酬については、その国や地域の法制に従うことはもちろんである。付記事項表示部100gは付記事項を表示する部分であり、例えば「途中乗換が発生する場合があります」、「他のユーザが同乗する場合があります」といった事項を表示する。
これらの条件を確認したユーザUは承諾する場合には承諾ボタン102をタップし、これにより相乗り契約が成立することになる。表示された条件が希望に合わず別のドライバDを希望するなどの場合には再選定ボタン104をタップし、サーバ14に対して再選定を依頼する。また、表示された条件が希望に合わず、利用申込みをキャンセする場合にはキャンセルボタン106をタップする。なお、携帯端末18は汎用品にアプリケーション19をロードすることで適用可能となることから、携帯端末18のハードウェアについての詳細な説明は省略する。
次に、このように構成される相乗り支援システム10による第1の運行ルート判断例~第4の運行ルート判断例を図7~図14を参照しながら説明する。以下の例では、各ユーザUは、途中の乗り換えおよび他のユーザUの同乗を承諾しているものとする。なお以下の説明では理解が容易となるように、ステップ番号は実行主体を区別せずほぼ時刻順としている。最初に第1の運行ルート判断例について、図7および図8を参照しながら説明する。
(第1の運行ルート判断例)
図7に示すように、第1の運行ルート判断例では、ユーザUaが出発地X1から目的地Y1へ向かい、ユーザUbが出発地X2から目的地Y2へ向かい、ユーザUcが出発地X3から目的地Y2へ向かうものとする。出発地X1と出発地X2は近い。出発地X1および出発地X2はインターチェンジIC1に近く、出発地X3はインターチェンジIC2に近い。目的地Y1はインターチェンジIC3に近い。目的地Y2は目的地Y1にやや近いが十分に近い訳ではなく、目的地Y1よりもインターチェンジIC4に近い。インターチェンジIC3とインターチェンジIC4とは隣り合っている。車両Caは出発地X1の近くにおり、車両Cbは出発地X3の近くにいるものとする。ユーザUbの目的地Y2とユーザUcの目的地Y2は厳密に一致してなくてもよい。
図8に示すように、まずステップS101においてユーザUaは相乗りの申し込みの入力および送信の処理を行う。同様にステップS102においてユーザUbは相乗りの申し込みの入力および送信処理を行う。これらの入力および送信は、図5の利用申し込み画面90を用いて利用直前または事前にサーバ14に対して行われる。
ステップS103において、サーバ14はユーザUと車両Cとのマッチングを行う。この場合、出発地X1と出発地X2とが近く、目的地Y1と目的地Y2とがやや近いため、出発地X1の近くにいる車両Caが1台で2人のユーザUa,Ubの搬送をすることが効率的であると判断される。この処理はマッチング部76(図4参照)により行われる。
さらにステップS104において、車両CaがユーザUa,Ubを出発地X1、X2から目的地Y1,Y2へ搬送する運行ルートデータR1を探索する。この場合の運行ルートデータR1は、車両Caはまず出発地X1に行ってユーザUaを乗車させ、さらに出発地X2に行ってユーザUbを乗車させた後、インターチェンジIC1からインターチェンジIC3まで高速道路を利用し、目的地Y1でユーザUaを下車させ、最後の目的地Y2でユーザUbを下車させることが適当であると判断され、そのルートが探索される。この探索結果である運行ルートデータR1には出発地X1、X2および目的地Y1,Y2の予想到着時刻が含まれる。さらに途中ポイント、例えばインターチェンジIC1,IC3の予想通過時刻が含まれていてもよい。これらの処理はユーザ搬送ルート探索部80a(図4参照)により行われる。マッチング部76とユーザ搬送ルート探索部80aの処理は互いの処理結果を参照しながら複数回繰り返し実行され、または同時並列的に行われてもよい。
ステップS105において、サーバ14はユーザUa,Ubに対して運行ルートデータR1の情報と車両Caにかかる情報を携帯端末18に送信して図6の確認画面100を表示させ、その諾否を問い合わせる。ユーザUa,Ubは表示された情報を基に諾否をサーバ14に送信する。一方サーバ14は車両Caに対して運行ルートデータR1の情報とユーザUa,Ubにかかる情報を送信してディスプレイ22aに表示させ、その諾否を問い合わせる。ドライバDaは表示された情報を基に諾否をサーバ14に送信する。三者から承諾が得られた場合には契約が成立し、サーバ14はその旨を三者に返信する。その際に、ドライバDaにはユーザUa,Ubの連絡先を通知し、ユーザUa,UbにはドライバDaの連絡先を通知する。契約成立の後、車両Caは運行ルートデータR1に従い、出発地X1,X2でユーザUa,Ubを乗車させて最初の目的地Y1へ向かう。問い合わせおよびその諾否の手順・順序については様々な形態をとり得る。
一方、この後のステップS106において、ユーザUcが相乗りの申し込みの入力および送信の処理を行ったものとする。ステップS107およびS108において、サーバ14は上記のステップS103およびS104と同様にマッチングおよびルート探索を行う。この場合、出発地X3の近くにいる車両Cbによる搬送が適当であると判断される。またその運行ルートデータR2は、まず出発地X3に行ってユーザUcを乗車させた後、インターチェンジIC2から高速道路を利用し、インターチェンジIC3を通過して次のインターチェンジIC4で高速道路を降り、目的地Y2でユーザUcを下車させるのが適当であると判断され、ルートが探索される。この探索結果である運行ルートデータR2には出発地X3および目的地Y2の予想到着時刻が含まれる。さらに途中ポイント、例えばインターチェンジIC2,IC3,IC4の予想通過時刻が含まれていてもよい。
そして次のステップS109において、サーバ14はステップS105と同様にユーザUcおよびドライバDbに対して互いの情報と探索された運行ルートデータR2の情報を送信して、その諾否を問い合わせる。両者から承諾が得られると契約が成立する。契約成立の後、車両Ccは運行ルートデータR2に従い、出発地X3でユーザUcを乗車させて目的地Y2へ向かう。
この後、車両Ca,CbはインターチェンジIC1,IC2からそれぞれ高速道路に入りほぼ同時刻に同方向に走行し、ステップS110において車々間通信が成立したとする。車々間通信では互いの車両Cにおける運行ルートデータ、乗車中のユーザUの人数、荷物量、目的地、および追加乗車可能な余裕人数、荷物量にかかる情報が互いに取得される。また、車々通信によれば車両Caと車両Cbとの間で直接的な交信がなされて迅速で簡易な処理が実現される。
ステップS111において、これらの情報を受けた車両Caのナビゲーション装置16aまたは車両Cbのナビゲーション装置16bはルート再探索処理を行う。ナビゲーション装置16aまたは車両Cbのナビゲーション装置16bのいずれが処理を担当するのかは取決めによって決定される。取決めとは、例えば先に相手方の車々間通信電波を受信した側であったり、ハードウェア能力の優れた側であったり、その時点の処理負荷の軽い側であったり、運行予定距離の長い側であったり、または乗車しているユーザUの人数の多い側である。ここでは車両Caの側が処理を担当するものとする。
処理を担当する側では、前提条件適合判断部46(図3参照)において車両CaのユーザUa,Ubおよびその荷物量(大きさや重量)が車両Cbで受入可能か、および、車両CbのユーザUcおよびその荷物量が車両Caで受入可能かを判断する。この判断により、ユーザUの乗り換え困難な場合が取り除かれ、車両Caと車両Cbとのマッチングが適正に行われる。そして、車両Ca,CbおよびユーザUa,Ub,Ucのそれぞれについて個別にまたは総合的にどのようなルートを辿ることが効率的かを考慮して運行ルートデータR1および運行ルートデータR2に基づいて再探索を行う。この探索はルート探索処理部48(図3参照)によって、そのときの状況に基づいて効率条件データ50cを参照しながら行われる。
この第1の運行ルート判断例の場合(図7参照)、車両Caに乗車中のユーザUbと車両Cbに乗車中のユーザUcはともに目的地Y2へ向かうことから車両Caまたは車両Cbのいずれかに同乗した方が効率的であると判断される。つまり、車両Caは、2つの目的地Y1,Y2へ行くよりも最初の目的地Y1へ到着した時点で搬送が終了すれば、目的地Y2まで行く必要がなくて運行距離および運行時間の面から効率的である。ユーザUbにとっても目的地Y1を経由することなく自らの目的地Y2へ直接的に行けることから時間的にも距離的にも効率的である。
そこで、乗換地探索部50aはユーザUbを車両Caから車両Cbに乗り換えさせるのに適当な乗換地Zを地図データ32から探索する。上記のとおり、乗換地Zとしては通過予想時間に利用可能な商業施設や交通施設が適当であり、この場合には高速道路における途中のSAまたはPAから選択される。そして、変更ルート探索部50bは運行ルートデータR1およびR2についてそれぞれ修正して、乗換地Zを経由させた修正運行ルートデータR1’および修正運行ルートデータR2’(図7参照)を探索する。
その上で修正運行ルートデータR1’およびR2’について、距離の増加や乗り換え時間を検証し、車両CaおよびユーザUbにとって効率的であるかを判断するとともに、他の車両CbおよびユーザUa,Ucにとって不都合がないかを判断する。この場合、車両CbやユーザUa,Ucにとっても乗換地Zを経由しても大きな不利益はないと判断されたものとする。特に、ある程度長い距離を走行する際には一般的に途中で休憩を取るものであり、乗換地Zを休憩地の一つとすれば実質的に到着時間の遅れはない。また、高速道路であればSAまたはPAに寄っても走行距離の増加はほとんどない。
なお、車両Caと車両Cbが搬送するユーザUの合計が複数ある場合に、ルート探索処理部48では個別のユーザUについて効率条件を満たすように前乗換地を探索して、最も効率が高くなるように修正運行ルートデータR1’と修正運行ルートデータR2’とを探索する。ここでは、ユーザUbを乗換地Zで乗り換えさせる修正運行ルートデータR1’およびR2’が最も効率が高くなると判断したものとする。また、効率的な修正運行ルートデータR1’,R2’が存在しない場合には車両Caと車両Cbとの間でのユーザUの乗り換え検討処理は終了する。
上記の効率条件データ50cの内容に基づいて総合的に勘案し、効率が向上すると判断されると、通知処理部52はディスプレイ22aに修正運行ルートデータR1’およびR2’を表示出力するとともにスピーカ24aからの音声・音響出力により乗換地ZにおけるユーザUbの乗り換えにかかる情報をドライバDaに通知する。この情報はドライバDaからユーザUa,Ubにも通知される。この乗り換えにかかる情報についてドライバDa、ユーザUa,Ubはそれぞれ同意したものとする。
また、ステップS112において、通知処理部52は同様の情報を車両CbのドライバDbに通知させる手続きとして、車々間通信によって車両Cbに乗り換えの問い合わせの通信をする。車両Cbのナビゲーション装置16bでは、得られた情報をディスプレイ22aに表示出力するとともにスピーカ24aから音声・音響出力してドライバDbに通知する。この情報はドライバDbからユーザUcにも通知される。情報には修正運行ルートデータR1’、R2’、乗換地Zとその予想乗換時刻、および乗り換えるユーザUbとその荷物量にかかるデータが含まれる。
ステップS113において、通知・問い合わせを受けた車両Cbでは、ドライバDbおよびユーザUcが受信して表示された情報を基に乗り換え受入の可否を判断する。そして、乗り換えを承諾すれば契約が成立するのでその旨を車両Caに返信する。契約が成立すれば、ユーザUaとドライバDbとの相互間で相手の連絡先が通知される。またこれらの情報はサーバ14にも通知する。通知を受けたサーバ14は、ステップS114で車両Ca,Cbに確認通知を送信する。ドライバDa,DbおよびユーザUa,Ub,Ucのうちいずれかが乗り換えの拒否または乗換地経由の許否をした場合には、改めて別のマッチングやルートを探索し、または今回の相乗り申込みが不成立であるとしてそれぞれにその旨の通知をする。
ステップS115において、車両Caのルート情報書換え部56は元の運行ルートデータR1を修正運行ルートデータR1’に入れ換え設定し、ルート情報34として記憶する。同様にステップS116において、車両Cbのルート情報書換え部56は元の運行ルートデータR2を修正運行ルートデータR2’に入れ換え設定し、ルート情報34として記憶する。そして車両Ca,Cbは修正運行ルートデータR1’,R2’に従って乗換地Zに向かう。車両Ca,Cbはルート案内部42によって明示的に乗換地Zへと案内される。このとき相互の車両Cでは車々間通信により相手の位置を確認し、ディスプレイ22aに自車両Cに加えて乗換車両C’の位置も表示すると、相互の位置確認が可能になる。
ステップS117において、車両Ca,Cbが乗換地Zに到着すると、ルート案内部42がドライバDa,Dbに到着を知らせる。このとき、ルート案内部42は自車両Cが乗換地Zに到着したことと、乗換車両C’が乗換地Zに到着したこととを個別に案内するとよい。ルート案内部42はさらにユーザUbの乗り換えを促す。そして、ユーザUbは自分の荷物とともに車両Caから車両Cbに乗り換える。ユーザUbの乗り換えについては、車両Caおよび車両Cbが同時刻に乗換地Zにいる必要はなく、ユーザUbの承諾があれば車両Caは、該ユーザUaを乗換地Zで降ろした後に車両Cbの到着を待たずに出発してもよい。乗換地Zは商業施設や交通施設から選択されていることから、例えばユーザUbが食事や買い物をする希望する場合もあり、その場合ユーザUbの予想待ち時間はある程度長く設定されていてもよい。乗り換えの事実は相互のナビゲーション装置16に記録するとともに、サーバ14にも通知するとよい。
そして、車両CaはユーザUaを乗せたまま再出発し、インターチェンジIC3を経由してステップS118で目的地Y1に到着する。車両CaにはユーザUbが乗っていないのでその先の目的地Y2に行く必要はない。
一方の車両Cbは、ユーザUb,Ucを乗せて再出発し、インターチェンジIC3を通過し、さらにインターチェンジIC4を経由してステップS119で目的地Y2に到着する。ユーザUbは当初予定の運行ルートデータR1に含まれている目的地Y1を経由することなく、またインターチェンジIC3で降りることなく直接的に目的地Y2に行くことができる。
目的地Y1,Y2に到着した車両Ca,Cbはサーバ14にユーザUの搬送が終了したことを報告する。これを受けてサーバ14はステップS120で必要な後処理を行う。この後処理は、例えば走行ログの記録、ドライバDに対するユーザUの評価受け付け、ユーザUに対するドライバDの評価受け付け、および精算処理などである。
(第2の運行ルート判断例)
次に、第2の運行ルート判断例について図9および図10を参照しながら説明する。
図9に示すように、第2の運行ルート判断例では、第1の運行ルート判断例と同様に、ユーザUaが出発地X1から目的地Y1へ向かい、ユーザUbが出発地X2から目的地Y2へ向かうものとする。車両Caは出発地X1の近くにいるものとする。車両Cbは乗車予定のユーザUがなく、例えば単にドライブを楽しんでいたり、またはいずれかの場所で待機しているものとする。この場合、車両Cbの運行ルートデータR2としては自由走行状態であることがサーバ14に通知され、車両状況把握部78(図4参照)に記録されている。図9では、車両Cbの自由走行状態にかかる運行ルートデータR2を円形矢印で示している。
図10のステップS201~S205は、上記のステップS101~S105と同じである。そして、ステップS206において車両Caと車両Cbとの間で車々間通信が成立したものとする。
ステップS207では、情報を受けたナビゲーション装置16aまたは16bがルート再探索の処理を行う。処理を担当する側では、効率条件データ50cに基づき、各車両Cおよび各ユーザUのそれぞれについて個別にまたは総合的にどのようなルートを辿ることが効率的かを考慮して運行ルートデータR1および運行ルートデータR2に基づいて再探索を行う。
またこのとき、車両Cbについては走行予定のルートが実質的に存在していないことから、これを考慮する必要がなく、または考慮の重み付けを小さくしてもよい。特に、車両CbのドライバDbがドライブ好きであったり、同乗者を歓迎する者である場合、その旨がドライバデータベース70に登録されていれば、車両Caの側でもその情報をサーバ14から取得して優先的なマッチングをしてもよいし、車両Cbの側からは車両Caに対して積極的に乗換受け入れの問い合わせをするような設定としてもよい。
これ以降のステップS208~S216は上記のステップS112~S120と同様である。ただし、ステップS212における元の運行ルートデータR2を変更した修正運行ルートデータR2’に入れ換える処理については、実質的には修正運行ルートデータR2’を新規設定するのと同じになる。
この第2の運行ルート判断例では第1の運行ルート判断例と同様に、車両Caは2つの目的地Y1,Y2へ行くよりも最初の目的地Y1到着時点で搬送が終了することから、目的地Y2まで行く必要がなくて運行距離および運行時間の面から効率的である。ユーザUbにとっても目的地Y1を経由することなく自らの目的地Y2へ直接的に行けることから時間的に効率的である。さらに、車両CbのドライバDbにとっては同乗者が得られるとともにドライブの目的ができて有意義となる。
(第3の運行ルート判断例)
次に、第3の運行ルート判断例について図11および図12を参照しながら説明する。
図11に示すように、第3の運行ルート判断例では、ユーザUaが出発地X1から目的地Yへ向かい、ユーザUbが出発地X2から目的地Yへ向かうものとする。車両Caは出発地X1の近くにおり、車両Cbは出発地X2の近くにいるものとする。この場合の出発地X1と出発地X2は離れていてもよいが、目的地Yから見てほぼ同方向にあるものとする。
図12のステップS301は、上記のステップS101と同じである。ステップS302において、サーバ14はユーザUaと車両Cとのマッチングを行う。この場合、ユーザUaの搬送は出発地X1の近くにいる車両Caによる搬送が適当であると判断される。さらにステップS303において、車両CaがユーザUaを出発地X1から目的地Yへ搬送する運行ルートデータR1を探索する。この運行ルートデータR1では、車両Caはまず出発地X1に行ってユーザUaを乗車させてから目的地Yへ向かう設定とする。そしてステップS304において、サーバ14はユーザUaに対しては運行ルートデータR1の情報と車両Caの情報とを通知し、車両Caに対しては運行ルートデータR1の情報とユーザUaの情報とを通知し、それぞれ諾否の問い合わせをする。双方から承諾が得られると契約が成立する。契約成立の後、車両Caは運行ルートデータR1に従い、出発地X1でユーザUaを乗車させて目的地Yへ向かう。
一方、ステップS305ではユーザUbからサーバ14に対して利用申し込みがあったとする。サーバ14ではステップS306~S308において、上記のステップS302~S304と同様に車両CbとユーザUbとをマッチングして出発地X2から目的地Yに至る運行ルートデータR2を探索し、双方に問い合わせ・承諾・契約成立させる。そして車両Cbは運行ルートデータR2に従い出発地X2でユーザUbを乗車させて目的地Yへ向かう。ここで、車両Caの運行ルートデータR1と車両Cbの運行ルートデータR2とは後半部分がほとんど一致しているものとする。
そして、ステップS309では同方向へ向かう車両Caと車両Cbとの間で車々間通信が行われ、前記のステップS110と同様の情報交換が行われる。
ステップS310では、情報を受けたナビゲーション装置16aまたは16bで処理を担当する側では、効率条件データ50cに基づき、各車両Cおよび各ユーザUのそれぞれについて個別にまたは総合的にどのようなルートを辿ることが効率的かを考慮して運行ルートデータR1および運行ルートデータR2に基づいて再探索を行う。
この第3の運行ルート判断例の場合(図11参照)、車両Caに乗車中のユーザUaと車両Cbに乗車中のユーザUbはともに目的地Yへ向かい、しかも運行ルートデータR1と運行ルートデータR2とは後半部分がほとんど一致していることから、ユーザUaとユーザUbはいずれかの車両Cに同乗した方が効率的であると判断される。
そこで、乗換地探索部50aは、まずユーザUaまたはユーザUbを車両Caまたは車両Cbに乗り換えさせるのに適当な乗換地Zを地図データ32から探索する。これは上記のステップS111にも含まれる処理である。変更ルート探索部50bは、さらに車両CaのユーザUaを車両Cbに乗り換えさせるのか、それとも車両CbのユーザUbを車両Caに乗り換えさせるのか、いずれが適当かを判断する。この判断も効率条件データ50cを参照しながら行われる。例えば車両CaはユーザUaの搬送後に出発地X1の近くへ戻ることが想定されていてしかも出発地X1が目的地Yからある程度遠い場合には、復路の距離と時間とを考慮すれば車両Caは乗換地ZでユーザUaの搬送を終了し、車両Cbが目的地Yまで行くことが効率的であると判断される。
そして、変更ルート探索部50bは、車両Caの運行ルートデータR1を、乗換地Zで終了するように変更した修正運行ルートデータR1’を探索するとともに、車両Cbの運行ルートデータR2を修正して乗換地Zを経由して目的地Yへ行くようにした修正運行ルートデータR2’を探索する。修正運行ルートデータR1’は乗換地Zで終了するが、広義には乗換地Zを経由していると言える。
ステップS311~S316は上記のステップS112~S117と同様であるが、ステップS316でユーザUaの乗り換えが行われた後、車両Caは相乗りが終了するのでその時点でサーバ14に対して終了報告をする。車両Caはフリーとなるので、例えば、その近くの出発地X3から別のユーザUcを同乗させてもよい。一方、車両CbはユーザUa,Ubを乗車させて修正運行ルートデータR2’に従って目的地Yへ向かい、ステップS317で到着して終了報告をする。サーバ14はステップS318で後処理を行う。
このような第3の運行ルート判断例によれば、車両Caについては運行距離と運行時間とを短縮することができ、車両Cbについては運行距離と運行時間とがほとんど増加することがなく、総合的にみて効率的となる。なお、この第3の運行ルート判断例では、当初は目的地Yへ向かっていた車両Caが何らかの理由により異なる目的地へ向かうことになった場合(例えばユーザUcの利用申し込みに対応するために出発地X3へ向かうことになった場合)においても、同様に適用可能であることは容易に理解されるであろう。また、車両Caが目的地を変更するのはドライバDaの都合・判断によるものでもよいし、サーバ14からの指示によるものでもよい。
上記の第1~第3の運行ルート判断例では、車両Cの出発地Xと目的地Yは、ユーザUの利用申し込みに基づいて設定されており、ユーザUにとっての利便性が高まっている。
また上記の第1~第3の運行ルート判断例では、当初の運行ルートデータR1およびR2に対して乗換地Zを経由するように探索・変更するのは車両Caのナビゲーション装置16aまたは車両Cbのナビゲーション装置16bとしたが、このような処理はサーバ14の変更ルート探索部80cで行ってもよい。この場合、ユーザUから利用申し込みを受信した時点で車両CとユーザUとのマッチングと、乗換地Zの探索と、該乗換地Zを経由する修正運行ルートデータR’の探索を行った上で各車両Cおよび各ユーザUに対して承諾問い合わせを行ってもよい。すなわち、車両状況把握部78は3以上の車両について状況を把握しており、マッチング部76がユーザUの出発地Xと目的地Yとに基づいて車両状況把握部78で把握する車両Cの中から車両Caおよび車両Cbを選択してもよい。
具体的には、車両Ca,Cbから定期的に取得されて車両状況把握部78に記憶されている運行ルートデータR1,R2を参照し、ルート探索処理部80の処理により、運行ルートデータR1,R2が乗換地Zを含むようにした修正運行ルートデータR1’,R2’を探索する。そして、受付・問い合わせ部74の作用下に修正運行ルートデータR1’,R2’およびその他の情報を各車両Cのディスプレイ22aやスピーカ26aに出力させ、ドライバDa,Dbにそれぞれ通知する。この後の承諾・乗車の手順は上記のとおりである。
(第4の運行ルート判断例)
次に、第4の運行ルート判断例について図13および図14を参照しながら説明する。
図13に示すように、第4の運行ルート判断例では、車両Caが出発地X1から目的地Y1へ向かい、車両Cbが出発地X2から目的地Y2へ向かい、ユーザUaが出発地X1から目的地Y2へ向かうものとする。出発地X1から目的地Y1へ向かう運行ルートデータR1と出発地X2から目的地Y2へ向かう運行ルートデータR2とは途中で近くを通るものとする。
図14のステップS401では、車両Caが出発地X1から目的地Y1へ向かう運行ルートデータR1を探索・設定しその予定日時とともにサーバ14に送信する。同様に、ステップS402では、車両Cbが出発地X2から目的地Y2は向かう運行ルートデータR2を探索・設定しその予定日時とともにサーバ14に送信する。このような車両Cについての運行予定は予め複数を送信しておいてもよい。また、例えば毎週の定期的な運行予定を送信しておいてもよい。サーバ14はステップS403において、受け取った情報を車両状況把握部78によって記憶する。
ステップS404において、ユーザUaは、出発地X1から目的地Y2へ向かう希望について利用申し込みの入力および送信の処理を行う。なお、車両Cによる送信処理であるステップS401,S402とユーザUによる送信処理であるステップS404は順序を逆として、1以上のユーザUからの利用申し込み情報が予めサーバ14に記憶されていてもよい。
ステップS405においてサーバ14のマッチング部76はユーザUと車両Cとのマッチングを行う。この場合、運行ルートデータR1および運行ルートデータR2は、ユーザUaの出発地X1および目的地Y2と一方は同じであるが他方は異なっているため、車両Caまたは車両Cbのいずれか1台でユーザUaを搬送することはできないと判断される。
そして、マッチング部76はユーザUaを途中で乗り換えさせることにして、2以上の車両Cで搬送可能な組み合わせがないか調べる。ユーザUaと車両Caは同じ出発地X1から出発し、ユーザUaと車両Cbは同じ目的地Y2へ向かうこととなっており、しかも運行ルートデータR1と運行ルートデータR2はそれぞれ途中で近くを通ることが確認される。これを受けて、乗換地探索部50aは運行ルートデータR1と運行ルートデータR2が近接する付近で適当な乗換地Zを探索する。
ステップS406において、変更ルート探索部50bは運行ルートデータR1およびR2についてそれぞれ乗換地Zを経由するルート探索を行い、変更された修正運行ルートデータR1’(図13参照)および修正運行ルートデータR2’を得る。
その上で修正運行ルートデータR1’およびR2’について、距離の増加や乗り換え時間を検証し、車両Ca,CbおよびユーザUaにとって効率的であるかを判断する。この判断は効率条件データ50cに基づく。次にステップS407において、サーバ14は車両Ca、車両Cbおよびに対して修正運行ルートデータR1’、修正運行ルートデータR2’の情報とユーザUaにかかる情報を送信し、ユーザUaに対しては修正運行ルートデータR1’、修正運行ルートデータR2’の情報と車両Ca,Cbにかかる情報を送信することによりその諾否を問い合わせる。三者に対しては、特に乗換地ZでユーザUaを乗り換えさせることを明示的に知らせる。三者から承諾が得られた場合には契約が成立し、サーバ14はその旨を三者に返信する。これは上記のステップS105と同様である。
そして、ステップS408では車両Caが運行ルートデータR1を修正運行ルートデータR1’に入れ換え設定し、ステップS409では車両Cbが運行ルートデータR2を修正運行ルートデータR2’に入れ換え設定する。ステップS410で出発予定時刻になれば、車両Caは出発地X1でユーザUaを同乗させて修正運行ルートデータR1’に従って出発する。一方の車両Cbも自身の出発予定時刻に出発地X2から修正運行ルートデータR2’に従って出発する。
ステップS411で車両Caおよび車両Cbはそれぞれ乗換地Zに到着し、ここでユーザUaは車両Cbに乗り換える。車両CaはユーザUaの搬送が終了したのでサーバ14に終了報告をする。車両Cbは乗換地Zを出発し、さらに修正運行ルートデータR2’に従って走行し、やがてステップS412で目的地Y2に到着するとユーザUaを下車させ、サーバ14に終了報告をする。ステップS413でサーバ14は後処理を行う。
このような第4の運行ルート判断例では、ユーザUaはいずれか1台の車両Cに同乗して目的地Y2に行くことができない場合であっても、車両状況把握部78は3以上の車両から2以上の車両Cを選び出す。そしてユーザUaはこれらの車両Cを乗り継いで目的地Y2へ行くことができ、いろいろな場所への相乗りが実現する。ユーザUaが向かう目的地は、乗換地Zから目的地Y2までの途中地Y2’であってもよい。
また、第4の運行ルート判断例では、ドライバDは自らの当初予定である運行ルートデータRにほぼ沿って運転を行えばよく、好都合である。
上述したように各運行ルート判断例では、サーバ14またはナビゲーション装置16でそのプログラム30または66の処理により、車両Caの運行ルートデータR1と車両Cbの運行ルートデータR2とを比較して効率条件データ50c,80dの効率条件を満たすように、車両Caまたは車両Cbの少なくとも一方が搬送するユーザUを他方に乗り換えさせる乗換地Zを探索する。そして、運行ルートデータR1を修正して乗換地Zを経由させた(乗換地Zを終点とする場合を含む)ようにした修正運行ルートデータR1’と運行ルートデータR2を修正して乗換地Zを経由させた修正運行ルートデータR2’とを探索し、車両Caおよび車両Cbのディスプレイ22aやスピーカ24aから出力させる。修正運行ルートデータR1’および修正運行ルートデータR2’の通知を受けたドライバDa,Dbは、適切であると判断した後に乗換地ZでユーザUの乗り換えを行うことができる。これにより、ユーザUの途中乗り換えが実現され、該ユーザを効率的に搬送することができる。
なお、上記した各運行ルート判断例では様々なバリエーションを取り得る。例えば1人のユーザUは2以上の乗換地Zで乗り換えを行い、3以上の車両Cに同乗してもよい。1台の車両Cは修正運行ルートデータR’の途中の2以上の乗換地Zで異なるユーザUの乗り換えをさせてもよい。1か所の乗換地Zでは3以上の車両Cの間で2以上のユーザUが乗り換えを行ってもよい。ユーザUが車両Cに乗車する出発地X、およびユーザUが車両Cから下車する目的地YについてはユーザUとドライバDとの間である程度調整してもよい。ナビゲーション装置16で行われる処理の一部またはそのほとんどはサーバ14に委託処理させてもよいし、ナビゲーション装置16とサーバ14とは協働的に運行ルート判断をしてもよいし、双方のデータ(例えば地図データ32,68)は共有しあるいは相互補完してもよい。
上記した各運行ルート判断例では、車両CはユーザUを搬送するものとしたが、ユーザUではなくて荷物(搬送対象)を搬送する場合においても同様に実施可能であり、同様の効果が得られる。搬送対象としてユーザUと荷物とを混載してもよい。各車両Cの運転主体はドライバDに限らず、自動運転装置(半自動運転式を含む)でもよい。この場合の自動運転装置はナビゲーション装置16と一体的なものであってもよい。出発地Xから目的地Yまでは遠距離でもよいし近距離でもよい。相乗り支援システム10は様々な利用形態があるが、例えばスポーツイベント、音楽イベント、文化イベント、空港、主要駅、災害被災地など多人数が集まる場所へ向かうドライバDやユーザUによって好適に利用され得る。
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。また、本発明が実施される場合には、その国や地域の法制の範囲内で実施されるのはもちろんであり、さらに法制に沿うように変更できることはもちろんである。
10 相乗り支援システム
12 通信網
14 サーバ(運行ルート判断装置)
16,16a,16b,16c ナビゲーション装置(運行ルート判断装置)
18,18a,18b,18c 携帯端末
19 アプリケーション
30,66 プログラム(運行ルート判断プログラム)
48,80 ルート探索処理部
50a,80b 乗換地探索部
50b,80c 変更ルート探索部
50c,80d 効率条件データ
52 通知処理部
76 マッチング部
C,Ca,Cb,Cc 車両
D,Da,Db,Dc ドライバ(運転主体)
R,R1,R2 運行ルートデータ
R’、R1’,R2’ 修正運行ルートデータ
U,Ua,Ub,Uc ユーザ(搬送対象)
X1,X2,X3 出発地
Y,Y1,Y2 目的地
Z 乗換地

Claims (11)

  1. 第1車両の第1運転主体によって出発地と目的地が設定された第1運行ルートデータおよび第2車両の第2運転主体によって出発地と目的地が設定された第2運行ルートデータを取得し、前記第1運行ルートデータと前記第2運行ルートデータとを比較して効率条件を満たすように、前記第1車両または前記第2車両の少なくとも一方が搬送する搬送対象を他方に乗り換えさせる乗換地を探索し、前記第1運行ルートデータを修正して前記乗換地を経由させた第1修正運行ルートデータと前記第2運行ルートデータを修正して前記乗換地を経由させた第2修正運行ルートデータとを探索して出力するルート探索処理部
    を有する運行ルート判断装置。
  2. 前記効率条件は、前記第1車両または前記第2車両の運行時間または運行距離の少なくとも一方を短縮させる条件である請求項1に記載の運行ルート判断装置。
  3. 前記効率条件は、前記搬送対象がその目的地に到着するまでの時間または距離の少なくとも一方を短縮させる条件である請求項1に記載の運行ルート判断装置。
  4. 前記第1運行ルートデータおよび前記第2運行ルートデータには、それぞれ搬送する前記搬送対象の数、大きさまたは重量と、さらに追加搬送可能な前記搬送対象の数、大きさまたは重量が含まれ、
    前記ルート探索処理部は、乗り換えさせる前記搬送対象の数、大きさまたは重量が相互に適合する場合に前記乗換地を探索しさらに前記第1修正運行ルートデータおよび前記第2修正運行ルートデータを探索して出力する処理を実行する請求項1~3のいずれか1項に記載の運行ルート判断装置。
  5. 前記ルート探索処理部は、前記第1車両および前記第2車両の到着予想時刻に利用可能な商業施設または交通施設から前記乗換地を選択する請求項1~4のいずれか1項に記載の運行ルート判断装置。
  6. 通信網を介して受信した情報から3以上の車両についてそれぞれの状況を把握する車両状況把握部と、
    前記搬送対象の出発地と目的地とに基づき、前記車両状況把握部で把握する前記車両の中から前記第1車両および前記第2車両を選択するマッチング部と、
    を有する請求項1~5のいずれか1項に記載の運行ルート判断装置。
  7. 前記第1車両と前記第2車両が搬送する前記搬送対象の合計が複数ある場合に、
    前記ルート探索処理部は、個別の前記搬送対象について前記効率条件を満たすように前乗換地を探索して、最も効率が高くなるように前記第1修正運行ルートデータと前記第2修正運行ルートデータとを探索する請求項1~6のいずれか1項に記載の運行ルート判断装置。
  8. 前記第1運行ルートデータは前記搬送対象に基づいて出発地と目的地が設定され、および/または、前記第2運行ルートデータは前記搬送対象に基づいて出発地と目的地が設定される請求項1~7のいずれか1項に記載の運行ルート判断装置。
  9. 前記第1車両は前記第1運行ルートデータを前記第2車両に対して車々間通信で送信し、前記第2車両は前記第2運行ルートデータを前記第1車両に対して車々間通信で送信し、
    前記第1車両または前記第2車両の一方が備える前記ルート探索処理部によって、前記第1修正運行ルートデータと前記第2修正運行ルートデータとが探索され、他方に対して車々間通信で送信される請求項1~のいずれか1項に記載の運行ルート判断装置。
  10. 第1車両の第1運転主体によって出発地と目的地が設定された第1運行ルートデータおよび第2車両の第2運転主体によって出発地と目的地が設定された第2運行ルートデータを取得し、前記第1運行ルートデータと前記第2運行ルートデータとを比較して効率条件を満たすように、前記第1車両または前記第2車両の少なくとも一方が搬送する搬送対象を他方に乗り換えさせる乗換地を探索し、前記第1運行ルートデータを修正して前記乗換地を経由させた第1修正運行ルートデータと前記第2運行ルートデータを修正して前記乗換地を経由させた第2修正運行ルートデータとを探索して出力することをコンピュータに実行させる運行ルート判断プログラム。
  11. 第1車両の第1運転主体によって出発地と目的地が設定された第1運行ルートデータおよび第2車両の第2運転主体によって出発地と目的地が設定された第2運行ルートデータを取得し、前記第1運行ルートデータと前記第2運行ルートデータとを比較して、記憶部から読み出した効率条件を満たすように、前記第1車両または前記第2車両の少なくとも一方が搬送する搬送対象を他方に乗り換えさせる乗換地を探索し、前記第1運行ルートデータを修正して前記乗換地を経由させた第1修正運行ルートデータと前記第2運行ルートデータを修正して前記乗換地を経由させた第2修正運行ルートデータとを探索して出力することをコンピュータが実行する運行ルート判断方法。
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