JP7147162B2 - 磁気スケールおよび磁気センサ - Google Patents

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Description

本発明は、複数の磁気応答部材と複数の非磁気応答部材が交互に並んで配置された磁気スケール、および、当該磁気スケールを備える磁気センサに関する。
従来、旋盤等の工作機械において、切削熱や機械運転に伴う各部位の発熱のために主軸の軸心と工具の刃先間の主軸半径方向の距離が変動してしまう課題が知られている。この課題に対して、基準位置からの主軸の軸心位置と、刃先が設けられた刃物台の端面の位置とを磁気式のリニアセンサにより実測することで、主軸の軸心と、刃物台の端面の位置と間の距離を演算して、主軸台に対する刃物台の相対的な移動量の補正値を求める技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献2には、磁気式のリニアセンサが開示されている。このリニアセンサは、磁性体と非磁性体とを直線変位方向に沿って複数繰り返して設けて成るロッド(スケール)を磁気ヘッドで読み取る構成である。リニアセンサのロッドの磁性体の材質は、鉄やニッケルであることが例示されており、非磁性体の材質は、銅やアルミニウムであることが例示される。
特開2011-93069号公報 特開平10-153402号公報
しかしながら、特許文献2において例示された材質は、いずれも温度変化に伴う熱変位量が大きく、周囲環境の温度変化に伴ってロッド自体も熱変位しやすい構成である。このため、ミクロンオーダーの加工精度が要求される工作機械には、これらの材質による磁気スケールを備えたリニアセンサをそのまま適用することができなかった。つまり、工作機械自体の熱変位だけでなく、磁気式のリニアセンサの熱変位も考慮する必要があった。
そこで、本発明は、かかる問題に鑑みて為されたものであって、温度変化に伴う熱変位量を抑制でき、精度よく距離を測定できる磁気スケールなどを提供する。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る磁気スケールは、所定の熱膨張率よりも低い低熱膨張材料から構成され、位置検出方向に沿って並ぶ複数の磁気応答部材と、前記所定の熱膨張率よりも低い低熱膨張材料から構成され、前記複数の磁気応答部材のそれぞれが互いに所定の間隔を空けた状態で、前記複数の磁気応答部材を固定する支持体と、を備え、前記複数の磁気応答部材のうちの1つは、前記位置検出方向における少なくとも一方側の最外端に配置される。
これによれば、低熱膨張材料から構成される複数の磁気応答部材が、所定の間隔を空けた上で、低熱膨張材料から構成される支持体に固定されている。つまり、複数の磁気応答部材が支持体に固定されていることで構成されている組立体は、温度変化があったとしても熱変形しにくいため、温度が上昇しても膨張しにくい構成である。このため、温度上昇に伴い、磁気スケール全体の位置検出方向における長さが変化することを抑制することができる。このように、温度変化に伴う熱変位量を抑制でき、精度よく距離を測定することができる。
また、前記複数の磁気応答部材のそれぞれと、当該磁気応答部材に隣り合う磁気応答部材までの間には、空間が形成されていてもよい。
このため、温度上昇に伴い、複数の磁気応答部材に位置検出方向における力が付与されることを抑制することができる。よって、温度変化に伴う熱変位量を抑制でき、精度よく距離を測定することができる。
また、前記支持体は、前記位置検出方向に長い長尺の支持軸であり、前記複数の磁気応答部材は、前記位置検出方向に貫通する第1の貫通孔を有し、前記第1の貫通孔に前記支持体が挿通された状態で、それぞれが前記所定の間隔を空けて前記支持体に固定されていてもよい。
これによれば、複数の磁気応答部材を、長尺の支持軸である支持体の長手方向に所定の間隔を空けた位置で固定することが容易にできる。このため、温度変化があったとしても、複数の磁気応答部材の間の間隔を所定の間隔のままに維持することが容易にできる。
また、さらに、前記複数の磁気応答部材と前記位置検出方向に沿って交互に配置される複数の非磁気応答部材を備え、前記複数の非磁気応答部材は、前記位置検出方向に貫通する第2の貫通孔を有し、前記第2の貫通孔に前記支持体が挿通されていてもよい。
これによれば、複数の非磁気応答部材を複数の磁気応答部材および支持体の組立体の複数の磁気応答部材の間に配置して挟み込むことにより、複数の非磁気応答部材の熱膨張を抑え込む構成としている。このため、例えば複数の非磁気応答部材が所定の熱膨張率よりも高い材料により構成されている場合であっても、磁気スケール全体の位置検出方向における長さが長くなることを抑制することができる。これにより、温度変化に伴う熱変位量を抑制でき、精度よく距離を測定することができる。また、複数の非磁気応答部材は、第2の貫通孔を有し、支持体は複数の非磁気応答部材に挿通されるため、複数の非磁気応答部材を複数の磁気応答部材の間に容易に配置することができる。
また、前記支持体は、短尺の連結軸であり、その両端が前記複数の磁気応答部材のうち隣り合う2つの磁気応答部材に固定されていてもよい。
このため、位置検出方向における支持体の長さを所定の間隔として、複数の磁気応答部材を配置することが容易にできる。
また、前記磁気スケールは、複数の前記支持体を備え、前記複数の磁気応答部材と、前記複数の支持体とは、前記位置検出方向に沿って交互に配置され、互いに一体に形成されていてもよい。
このため、複数の磁気応答部材と複数の支持体との構成の強度を向上させることができる。
また、さらに、前記複数の磁気応答部材と前記位置検出方向に沿って交互に配置される複数の非磁気応答部材を備え、前記複数の非磁気応答部材は、前記位置検出方向に貫通する第2の貫通孔を有し、前記第2の貫通孔に前記支持体が挿通されていてもよい。
これによれば、複数の非磁気応答部材を複数の磁気応答部材および支持体の組立体の複数の磁気応答部材の間に配置して挟み込むことにより、複数の非磁気応答部材の熱膨張を抑え込む構成としている。このため、例えば複数の非磁気応答部材が所定の熱膨張率よりも高い材料により構成されている場合であっても、磁気スケール全体の位置検出方向における長さが長くなることを抑制することができる。これにより、温度変化に伴う熱変位量を抑制でき、精度よく距離を測定することができる。また、複数の非磁気応答部材は、第2の貫通孔を有し、支持体は複数の非磁気応答部材に挿通されるため、複数の非磁気応答部材を複数の磁気応答部材の間に容易に配置することができる。
また、互いに隣り合う前記磁気応答部材と前記非磁気応答部材との間には、隙間が形成されていてもよい。
このため、非磁気応答部材が温度上昇により膨張した場合であっても、非磁気応答部材の位置検出方向における少なくとも一方には隙間が形成しているため、隙間によりその膨張を吸収することができる。このため、温度変化があったとしても、複数の磁気応答部材の間の間隔を所定の間隔のままに維持することが容易にできる。
また、前記複数の非磁気応答部材は、前記支持体の表面に非磁気応答材料で被覆処理が施されることで形成されていてもよい。
このため、複数の非磁気応答部材の体積を少なくできるため、複数の非磁気応答部材が温度上昇による膨張により、隣接する磁気応答部材を位置検出方向に押圧することを抑制することができる。このため、温度変化があったとしても、複数の磁気応答部材の間の間隔を所定の間隔のままに維持することができる。
また、前記複数の非磁気応答部材は、前記支持体の表面に非磁気応答材料の線材が巻き付けられることで形成されていてもよい。
このため、複数の非磁気応答部材が温度上昇により膨張した場合であっても、線材の周囲には隙間が存在しているため、隙間によりその膨張を吸収することができる。このため、温度変化があったとしても、複数の磁気応答部材の間の間隔を所定の間隔のままに維持することが容易にできる。
また、前記複数の非磁気応答部材は、銅により構成されてもよい。
また、前記支持体は、インバー合金により構成されてもよい。
また、前記複数の磁気応答部材は、インバー合金により構成され、前記支持体と前記磁気応答部材とは、一体に形成されていてもよい。
また、さらに、非磁気応答材料により構成される筒体を備え、前記筒体は、その内方に、前記複数の磁気応答部材と、前記複数の非磁気応答部材とを収納し、前記筒体と、前記最外端に配置されている前記磁気応答部材とは、互いに固定されていてもよい。
これによれば、磁気スケールの外周は、筒体により構成されるため、磁気スケールの外形がなめらかである。よって、磁気読取りヘッドと組み合わせることで磁気センサを構成したとしても、磁気読取りヘッドが磁気スケールの位置検出方向に対してスムーズに相対移動することができる。筒体は、温度上昇により膨張したとしても最外端に配置されている磁気応答部材と互いに固定されているため、位置検出方向における筒体の長さが長くなることを抑制することができる。
また、さらに、前記複数の磁気応答部材と前記位置検出方向に沿って交互に配置される複数の非磁気応答部材を備え、前記複数の非磁気応答部材は、前記支持体であり、互いに隣接する前記磁気応答部材の端面と前記非磁気応答部材の端面とは、接合固定されていてもよい。
これによれば、複数の非磁気応答部材は支持体の機能も有する。このため、磁気スケールの構成を簡易にできる。
また、前記複数の非磁気応答部材は、石英ガラスにより構成されてもよい。
また、前記複数の非磁気応答部材は、CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)により構成されてもよい。
また、前記支持体は、CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)により構成されてもよい。
また、前記複数の磁気応答部材は、インバー合金により構成されてもよい。
また、上記磁気スケールと、磁気読取ヘッドと、を備える磁気センサとしてもよい。
本発明の磁気スケールは、温度変化に伴う熱変位量を抑制でき、精度よく距離を測定できる。
図1は、実施の形態における工作機械の構成を説明するための斜視図である。 図2は、実施の形態における磁気センサの構成を説明するための斜視図である。 図3は、図2に示す磁気センサの磁気スケールのIII-III断面図である。 図4は、実施の形態2における磁気センサの磁気スケールの、図2におけるIII-III断面図に対応する断面図である。 図5は、実施の形態2の変形例1における磁気センサの磁気スケールの、図2におけるIII-III断面図に対応する断面図である。 図6は、実施の形態2の変形例2における磁気センサの磁気スケールの、図2におけるIII-III断面図に対応する断面図である。 図7は、実施の形態2の変形例3における磁気センサの磁気スケールの、図2におけるIII-III断面図に対応する断面図である。 図8は、実施の形態2の変形例4における磁気センサの磁気スケールの、図2におけるIII-III断面図に対応する断面図である。 図9は、実施の形態2の変形例5における磁気センサの磁気スケールの、図2におけるIII-III断面図に対応する断面図である。 図10は、実施の形態3における磁気センサの磁気スケールの、図2におけるIII-III断面図に対応する断面図である。 図11は、実施の形態4における磁気センサの磁気スケールの、図2におけるIII-III断面図に対応する断面図である。 図12は、実施の形態4の変形例における磁気センサの磁気スケールの、図2におけるIII-III断面図に対応する断面図である。
以下に、本発明の実施形態の物品搬送装置ついて、図面を参照しながら説明する。なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示したものではない。
また、以下で説明する実施の形態は、本発明の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態)
[構成]
本発明の実施の形態における工作機械300の構成を、図1を用いて説明する。
図1は、実施の形態における工作機械の構成を説明するための斜視図である。
図1に示すように、工作機械300は、旋盤であり、台座301と、台座301上を主軸方向(X軸方向)に移動可能な主軸台302と、バイト304が取り付けられる刃物台303と、台座301上に配置される磁気センサ1とを備える。
主軸台302は、ワーク400が固定される台であり、主軸台302の主軸L1を中心に固定されたワーク400を回転させる。
刃物台303は、台座301上を主軸L1と交差(直交)する方向(Y軸方向)に移動可能であり、取り付けられているバイト304の刃先と、主軸台302の主軸との間のY軸方向における距離を調整可能である。
磁気センサ1は、棒状の磁気スケール100と、磁気スケール100の外周を覆う円筒形状の磁気読取ヘッド200とを備える。磁気読取ヘッド200は、磁気スケール100の長手方向に移動可能に設けられ、磁気スケール100の長手方向の位置を読み取る。磁気スケール100は、台座301上に、磁気スケール100の長手方向がY軸方向に一致する姿勢で配置されている。磁気読取ヘッド200は、刃物台303に固定され、刃物台303がY軸方向に移動する動きに応じて、磁気スケール100に対してY軸方向に移動する。例えば、磁気読取ヘッド200は、刃物台303のX軸方向の端面であって、Y軸方向の端部に配置されている。
このように、磁気センサ1は、磁気読取ヘッド200が刃物台303のY軸方向の移動に応じて、台座301上に固定されている磁気スケール100上を移動するため、刃物台303の主軸台302に対するY軸方向における移動距離を検出できる。例えば、磁気センサ1は、Y軸方向における位置が主軸L1と同じ台座301上における基準線L2と、刃物台303のY軸方向プラス側の端部の位置を示す線L3との距離D1を検出できる。バイト304は、刃物台303に対してY軸方向の位置が固定されているため、バイト304を刃物台303に取り付けるときに、バイト304の刃物台303に対するY軸方向における位置を常に同じ位置に固定すれば、距離D1を検出することで、主軸L1と、バイト304の刃先とのY軸方向における距離を求めることができる。
なお、磁気センサ1の磁気読取ヘッド200の詳細な構成については、例えば、特許文献2に記載されているような構成と同様の構成を採用できるため、説明を省略する。
次に、本実施の形態における磁気センサ1の構成について、図2及び図3を用いて詳細に説明する。
図2は、実施の形態における磁気センサの構成を説明するための斜視図である。図3は、図2に示す磁気センサの磁気スケールのIII-III断面図である。
図2に示すように、磁気センサ1の磁気スケール100は、複数の磁気応答部材10a、10bと、複数の非磁気応答部材20と、支持体30とを備える。
複数の磁気応答部材10a、10bは、所定の熱膨張率よりも低い低熱膨張材料から構成される。複数の磁気応答部材10a、10bは、所定の熱膨張率として、例えば、鉄の熱膨張率(12×10-6/K)よりも低い材料から構成される。複数の磁気応答部材10a、10bは、例えば、インバー合金(Fe-Ni36%)により構成される。つまり、磁気応答部材10a、10bは、磁性体により構成される。複数の磁気応答部材10a、10bは、位置検出方向(Y軸方向)に貫通する第1の貫通孔11a、11bを有し、第1の貫通孔11a、11bに支持体30が挿通された状態で、それぞれが所定の間隔を空けて支持体30に固定されている。このように、複数の磁気応答部材10a、10bは、外形が円柱形状であり、かつ、円柱形状の軸状に第1の貫通孔11a、11bが形成されており、いわゆる、略円筒形状を有する。
複数の非磁気応答部材20は、複数の磁気応答部材10a、10bと、位置検出方向(Y軸方向)に沿って交互に配置される。複数の非磁気応答部材20は、例えば、真鍮、銅、アルミニウムなどの非磁性体により構成される。なお、真鍮、銅、アルミニウムなどの材料は、熱膨張率が鉄よりも大きい材料である。複数の非磁気応答部材20は、複数の磁気応答部材10a、10bと同様に、位置検出方向(Y軸方向)に貫通する第2の貫通孔21を有し、第2の貫通孔21に支持体30が挿通されている。このように、複数の非磁気応答部材20は、外形が円柱形状であり、かつ、円柱形状の軸状に第2の貫通孔21が形成されており、いわゆる、略円筒形状を有する。
支持体30は、所定の熱膨張率よりも低い低熱膨張材料から構成される。支持体30は、磁気応答部材10a、10bと同様に、所定の熱膨張率として、例えば、鉄の熱膨張率よりも低い材料から構成される。支持体30は、例えば、インバー合金(Fe-Ni36%)により構成される。
支持体30は、複数の磁気応答部材10a、10bのそれぞれが互いに所定の間隔を空けた位置で、複数の磁気応答部材10a、10bを固定する部材である。支持体30は、位置検出方向(Y軸方向)に長い長尺の支持軸である。支持体30は、例えば、Y軸方向に長い丸棒状の形状を有する。
本実施の形態における磁気スケール100は、複数の磁気応答部材10a、10bのうちの1つの磁気応答部材10aは、位置検出方向(Y軸方向)における一方側の最外端に配置される。また、もう1つの磁気応答部材10aは、位置検出方向(Y軸方向)における他方側の最外端に配置されてもよい。つまり、磁気スケール100では、2つの磁気応答部材10aがY軸方向の両端に配置されている。そして、2つの磁気応答部材10aの第1の貫通孔11aには、雌ねじが形成されている。また、2つの磁気応答部材10aの第1の貫通孔11aと対向する支持体30の第1部分(つまり、支持体30の長手方向の両端の部分)31には、第1の貫通孔11aに形成されている雌ねじに対応する形状の雄ねじが形成されている。これにより、2つの磁気応答部材10aの第1の貫通孔11aと、支持体30の第1部分31とは、螺合されることにより互いに固定される。
ところで、支持体30は、長手方向の両端の第1部分31の間の第2部分32において、複数の磁気応答部材10bおよび複数の非磁気応答部材20を貫通している。例えば、支持体30の第2部分32の外径は、複数の磁気応答部材10bおよび複数の非磁気応答部材20の内径よりも所定のクリアランスの分だけ小さい。
また、支持体30の第2部分32の外径は、支持体30の第1部分31の雄ねじの最外径よりも大きい。これにより、2つの磁気応答部材10aは、螺合されたときに、Y軸方向内側の端面が第1部分31と第2部分32との境界で規制される。このため、2つの磁気応答部材10aを所定の位置で固定することが容易にできる。
このように、本実施の形態における磁気スケール100では、複数の磁気応答部材10bおよび複数の非磁気応答部材20が支持体30に配置された状態で、支持体30の両端が2つの磁気応答部材10aにより螺合されることにより固定される。このため、簡単な構成で、温度上昇により非磁気応答部材20が大きく膨張したとしても、磁気スケール100全体の位置検出方向における長さが長くなることを抑制することができる構成を実現することができる。
また、複数の磁気応答部材10bおよび複数の非磁気応答部材20の内径を支持体30の第2部分32より大きくしなくても、複数の磁気応答部材10bの第1の貫通孔11bおよび複数の非磁気応答部材20の21に支持体30を貫通させることが容易にできる。このため、複数の磁気応答部材10bおよび複数の非磁気応答部材20が支持体30に対して径方向にずれることを低減することができる。
[効果など]
本実施の形態に係る磁気スケール100によれば、低熱膨張材料から構成される複数の磁気応答部材10a、10bが、所定の間隔を空けた上で、低熱膨張材料から構成される支持体30に固定されている。つまり、複数の磁気応答部材10a、10bが支持体30に固定されていることで構成されている組立体は、温度変化があったとしても熱変形しにくいため、温度が上昇しても膨張しにくい構成である。そして、複数の非磁気応答部材20を複数の磁気応答部材10a、10bおよび支持体30の組立体の複数の磁気応答部材10a、10bの間に配置して挟み込むことにより、複数の非磁気応答部材20の熱膨張を抑え込む構成としている。このため、本実施の形態に係る磁気スケール100のように、複数の非磁気応答部材20が所定の熱膨張率よりも高い材料(例えば、真鍮、銅、アルミニウム)により構成されている場合であっても、磁気スケール全体の位置検出方向における長さが長くなることを抑制することができる。これにより、温度変化に伴う熱変位量を抑制でき、精度よく距離を測定することができる。
また、磁気スケール100において、支持体30は、位置検出方向(Y軸方向)に長い長尺の支持軸である。また、複数の磁気応答部材10a、10bは、位置検出方向(Y軸方向)に貫通する第1の貫通孔11a、11bを有し、第1の貫通孔11a、11bに支持体30が挿通された状態で、それぞれが所定の間隔を空けて支持体に固定されている。
つまり、複数の磁気応答部材10a、10bを、長尺の支持軸である支持体30の長手方向に所定の間隔を空けた位置で固定することが容易にできる。このため、温度変化があったとしても、複数の磁気応答部材10a、10bの間の間隔を所定の間隔のままに維持することが容易にできる。
また、磁気スケール100において、複数の非磁気応答部材20は、位置検出方向(長手方向)に貫通する第2の貫通孔21を有し、第2の貫通孔21に支持体30が挿通されている。このため、複数の非磁気応答部材20を複数の磁気応答部材10a、10bの間に容易に配置することができる。
[実施の形態1の変形例]
上記実施の形態1における磁気スケール100では、支持体30は、インバー合金により構成されるとしたが、CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)により構成されていてもよい。CFRPの熱膨張率は、所定の熱膨張率よりも低い。また、複数の非磁気応答部材20は、真鍮、銅、アルミニウムなどの非磁性体により構成されるとしたが、石英ガラスにより構成されてもよい。
また、支持体30と磁気応答部材10aとは、螺合されることにより互いに固定されるとしたが、螺合の代わりに接着剤により互いに固定されてもよい。同様に、支持体30と複数の磁気応答部材10bとは、接着剤により互いに固定されてもよい。同様に、支持体30と複数の非磁気応答部材20とは、接着剤により互いに固定されてもよい。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る磁気スケール100Aの構成ついて図4を用いて説明する。
図4は、実施の形態2における磁気センサの磁気スケールの、図2におけるIII-III断面図に対応する断面図である。
図4に示すように、磁気スケール100Aは、複数の磁気応答部材10Aa、10Abと、複数の非磁気応答部材20Aと、複数の支持体30Aと、筒体40とを備える構成としてもよい。
複数の磁気応答部材10Aa、10Abは、実施の形態1の磁気応答部材10a、10bと同様の材料により構成される。複数の磁気応答部材10Aa、10Abは、略円柱形状を有する。
複数の支持体30Aは、実施の形態1の支持体30と同様の材料により構成される。複数の支持体30は、それぞれが、短尺状の連結軸であり、当該支持体30の両端が複数の磁気応答部材10Aa、10Abのうち隣り合う2つの磁気応答部材に固定されている。複数の支持体30Aは、複数の磁気応答部材10Aa、10Abとほぼ同軸上に、複数の磁気応答部材10Aa、10Abと位置検出方向(Y軸方向)に沿って交互に並んで配置される。複数の支持体30Aと複数の磁気応答部材10Aa、10Abとはその端面を付き合わせて互いに固定されることにより一体に形成されている。複数の支持体30Aと複数の磁気応答部材10Aa、10Abとは例えば互いに接着固定されていてもよい。また、複数の支持体30は、磁気応答部材10Aa、10Abよりもわずかに外径が小さい円柱形状を有する。
複数の非磁気応答部材20Aは、複数の支持体30Aの表面に非磁気応答材料で被覆処理が施されることで形成されている。複数の非磁気応答部材20Aは、複数の磁気応答部材10Aa、10Abの外表面よりも内側に凹んでいる支持体30Aの表面に形成されており、当該支持体30Aの表面の位置から複数の磁気応答部材10Aa、10Abの外表面の位置までの厚みを有していてもよい。つまり、複数の非磁気応答部材20Aは、内側に凹んでいる支持体30Aの部分を埋めるように形成されている。
筒体40は、非磁気応答材料により構成される。筒体40は、例えば、真鍮、銅、アルミニウムにより構成される。筒体40は、その内方に、複数の磁気応答部材10Aa、10Abと、複数の非磁気応答部材20Aと、複数の支持体30Aとを収納する。
筒体40と、位置検出方向(Y軸方向)における最外端に配置されている磁気応答部材10Aaとは、互いに固定されている。筒体40は、位置検出方向における両端の第1部分41に雌ねじが形成されている。また、筒体40の位置検出方向(Y軸方向)における両端に配置される2つの磁気応答部材10Aaの外表面11Aaには、筒体40に形成されている雌ねじに対応する形状の雄ねじが形成されている。これにより、2つの磁気応答部材10Aaの外表面11Aaと、筒体40の第1部分41とは、螺合されることにより互いに固定されている。
ところで、筒体40は、長手方向の両端の第1部分41の間の第2部分42において、複数の磁気応答部材10Abおよび複数の非磁気応答部材20Aの外側を覆っている。例えば、筒体40の第2部分42の内径は、複数の磁気応答部材10Abおよび複数の非磁気応答部材20Aの外径よりも所定のクリアランスの分だけ大きい。
また、筒体40の第2部分42の内径は、筒体40の第1部分41の雌ねじの最内径よりも小さい。これにより、両端の2つの磁気応答部材10Aaは、螺合されたときに、Y軸方向内側の端面が第1部分41と第2部分42との境界で規制される。このため、2つの磁気応答部材10Aaを所定の位置で固定することが容易にできる。
このように、複数の磁気応答部材10Aa、10Abおよび複数の支持体30Aが互いに固定されることで一体に形成され、かつ、筒体40と2つの磁気応答部材10Aaとが互いに螺合されているため、複数の非磁気応答部材20や筒体40が温度上昇により膨張したとしても、磁気スケール100A全体の位置検出方向(Y軸方向)における長さが長くなることを抑制することができる。
[効果など]
本実施の形態に係る磁気スケール100Aによれば、支持体30Aは、短尺の連結軸であり、その両端が複数の磁気応答部材10Aa、10Abのうち隣り合う2つの磁気応答部材に固定されている。つまり、位置検出方向(Y軸方向)における支持体30Aの長さを所定の間隔として、複数の磁気応答部材10Aa、10Abを配置することが容易にできる。
また、磁気スケール100Aは、複数の支持体30Aを備え、複数の磁気応答部材10Aaと、複数の支持体30Aとは、位置検出方向(Y軸方向)に沿って交互に配置され、互いに一体に形成されている。このため、複数の磁気応答部材10Aaと複数の支持体30Aとの構成の強度を向上している。
また、磁気スケール100Aにおいて、複数の非磁気応答部材20Aは、支持体30Aの表面に非磁気応答材料で被覆処理が施されることで形成されている。また、複数の非磁気応答部材20Aの体積を少なくできるため、複数の非磁気応答部材20Aが温度上昇による膨張により、隣接する磁気応答部材10Aa、10Abを位置検出方向(Y軸方向)に押圧することを抑制することができる。このため、温度変化があったとしても、複数の磁気応答部材10Aa、10Abの間の間隔を所定の間隔のままに維持することができる。
また、磁気スケール100Aは、さらに、非磁気応答材料により構成される筒体40を備え、筒体40は、その内方に、複数の磁気応答部材10Aa、10Abと、複数の非磁気応答部材20Aとを収納し、筒体40と、位置検出方向(Y軸方向)における磁気スケール100Aの最外端に配置されている磁気応答部材10Aaとは、互いに固定されている。
つまり、磁気スケール100Aの外周は、筒体40により構成されるため、磁気スケール100Aの外径がなめらかである。よって、磁気読取りヘッドと組み合わせることで磁気センサを構成したとしても、磁気読取ヘッド200が磁気スケール100Aの位置検出方向(Y軸方向)に対してスムーズに相対移動することができる。筒体40は、温度上昇により膨張したとしても最外端に配置されている磁気応答部材10Aaと互いに固定されているため、位置検出方向(Y軸方向)における筒体40の長さが長くなることを抑制することができる。
[実施の形態2の変形例1]
上記実施の形態2における磁気スケール100Aでは、非磁気応答部材20Aは、支持体30Aの表面に非磁気応答材料で被覆処理が施されることで形成されていることとしたが、これに限定されない。例えば、図5に示すように、支持体30Bの表面に非磁気応答材料の線材が巻き付けられることで形成される非磁気応答部材20Bを採用した磁気スケール100Bとしてもよい。なお、非磁気応答材料は、例えば、真鍮、銅、アルミニウムである。
なお、支持体30Bは、実施の形態2における支持体30Aよりも細い構成であってもよい。つまり、支持体30Bは、非磁気応答材料の線材が巻き付けられることで形成された非磁気応答部材20Bの外径が、複数の磁気応答部材10Aa、10Abの外径を超えない範囲の外径で構成されていればよい。
その他の構成は、実施の形態2における磁気スケール100Aと同様の構成であるため、説明を省略する。
実施の形態2の変形例1における磁気スケール100Bによれば、複数の非磁気応答部材20Bは、支持体30Bの表面に非磁気応答材料の線材が巻き付けられることで形成されている。このため、複数の非磁気応答部材20Bが温度上昇により膨張した場合であっても、線材の周囲には隙間が存在しているため、隙間によりその膨張を吸収することができる。このため、温度変化があったとしても、複数の磁気応答部材10Aa、10Abの間の間隔を所定の間隔のままに維持することが容易にできる。
[実施の形態2の変形例2]
上記実施の形態2の変形例1における磁気スケール100Bでは、非磁気応答部材20Bは、支持体30Bの表面に非磁気応答材料の線材が巻き付けられることで形成されているとしたが、これに限定されない。例えば、図6に示すように、隣接する磁気応答部材10Aa、10Abとの間に隙間が形成されている非磁気応答部材20Cを採用した磁気スケール100Cとしてもよい。非磁気応答部材20Cは、例えば、位置検出方向(Y軸方向)における長さが、所定の間隔よりも短い構成である。
このため、非磁気応答部材20Cが温度上昇により膨張した場合であっても、非磁気応答部材20Cの位置検出方向(Y軸方向)における少なくとも一方には隙間が存在しているため、隙間により膨張を吸収することができる。このため、温度変化があったとしても、複数の磁気応答部材10Aa、10Abの間の間隔を所定の間隔のままに維持することが容易にできる。
なお、この場合、複数の非磁気応答部材20Cは、位置検出方向(Y軸方向)に貫通する第2の貫通孔21Cを有し、第2の貫通孔21Cに支持体30Bが貫通されている。このため、複数の非磁気応答部材20Cを複数の磁気応答部材10Aa、10Abの間に容易に配置することができる。
その他の構成は、実施の形態2の変形例1における磁気スケール100Bと同様の構成であるため、説明を省略する。
[実施の形態2の変形例3]
また、図6で示した磁気スケール100Cでは、非磁気応答部材20Cは、位置検出方向(Y軸方向)における長さが、所定の間隔よりも短い構成であるとしたが、これに限らない。例えば、図7に示すように、第2の貫通孔21Dにおける位置検出方向(Y軸方向)における長さが所定の間隔よりも短く、かつ、外周面における位置検出方向(Y軸方向)における長さが所定の間隔と同等である構成の非磁気応答部材20Dを採用した磁気スケール100Dとしてもよい。
[実施の形態2の変形例4および5]
上記実施の形態2およびその変形例1における磁気スケール100A、100Bでは、複数の磁気応答部材10Aa、10Abと複数の支持体30A、30Bとが接着固定されることにより一体に形成されている構成であるとしたが、これに限らない。例えば、図8および図9に示す磁気スケール100E、100Fのように、複数の磁気応答部材10Aa、10Abと複数の支持体30A、30Bとが1つの材料により構成されることで一体に形成されている棒状部材10E、10Fを採用してもよい。
図8に示す磁気スケール100Eでは、実施の形態2における磁気スケール100Aの複数の磁気応答部材10Aa、10Abおよび複数の支持体30Aが、1つの円柱形状の磁気応答材料を切削することで形成した棒状部材10Eにより構成される点が実施の形態2の磁気スケール100Aの構成と異なる。棒状部材10Eは、実施の形態2における磁気応答部材10Aaに対応する第1部分11Eと、磁気応答部材10Abに対応する第2部分12Eと、支持体30Aに対応する第3部分13Eとを有する。棒状部材10Eは、第3部分13Eの周囲が切削されることで形成される。なお、棒状部材10Eは、継ぎ目なく、連続しており、一体成形された構成であればよく、切削により形成されているものに限らない。
また、磁気スケール100Eの筒体40Eの構成が、筒体40Eの位置検出方向(Y軸方向)の一方側の端部の第1部分41Eにのみ雌ねじが形成されている構成であることが、図4の実施の形態2における磁気スケール100Aの筒体40Aとは異なる。
図9に示す磁気スケール100Fでは、実施の形態2の変形例1における磁気スケール100Bの複数の磁気応答部材10Aa、10Abおよび複数の支持体30Bが、1つの円柱形状の磁気応答材料を切削することで形成した棒状部材10Fにより構成される点が図5の実施の形態2の変形例1の磁気スケール100Bの構成と異なる。棒状部材10Fは、実施の形態2における磁気応答部材10Aaに対応する第1部分11Fと、磁気応答部材10Abに対応する第2部分12Fと、支持体30Bに対応する第3部分13Fとを有する。棒状部材10Fは、第3部分13Fの周囲が切削されることで形成される。なお、棒状部材10Fは、継ぎ目なく、連続しており、一体成形された構成であればよく、切削により形成されているものに限らない。なお、筒体40Eは、図8の構成と同様であるため、説明を省略する。
また、実施の形態2の変形例2の磁気スケール100C、100Dの複数の磁気応答部材10Aa、10Abおよび複数の支持体30Bも上記と同様に、1つの円柱形状の磁気応答材料を切削することで形成した棒状部材10Fにより構成してもよい。この場合には、非磁気応答部材20C、20Dが、円筒形状ではなく、軸方向に沿った面で2分割された形状のものが、第3部分13Fを挟み込む構成となる点が異なる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3に係る磁気スケール100Gの構成について図10を用いて説明する。
図10は、実施の形態3における磁気センサの磁気スケールの、図2におけるIII-III断面図に対応する断面図である。
図10に示すように、磁気スケール100Gは、複数の磁気応答部材10Aa、10Abと、複数の非磁気応答部材20Gとを備える。複数の非磁気応答部材20Gは、例えば、石英ガラス、CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)などにより構成される。複数の非磁気応答部材20Gは、複数の磁気応答部材10Aa、10Abと交互に配置され、互いに隣接する磁気応答部材10Aa、10Abの端面と非磁気応答部材20Gの端面とは、接合されている。接合は、接着剤による接着および接合表面同士をつき合わせて加圧・加熱する拡散接合を含む。つまり、複数の非磁気応答部材20Gは、所定の熱膨張率よりも低い低熱膨張材料から構成され、複数の磁気応答部材10Aa、10Abのそれぞれが互いに所定の間隔を空けた状態で、複数の磁気応答部材10Aa、10Abを固定する支持体であると言える。
複数の磁気応答部材10Aa、10Abおよび筒体40の構成は、実施の形態2で説明したものと同じであるため説明を省略する。
本実施の形態における磁気スケール100Gによれば、複数の非磁気応答部材20Gは支持体の機能も有する。このため、磁気スケール100Gの構成を簡易にできる。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4に係る磁気スケール100Hの構成について図11を用いて説明する。
図11は、実施の形態4における磁気センサの磁気スケールの、図2におけるIII-III断面図に対応する断面図である。
図11に示すように、磁気スケール100Hは、複数の磁気応答部材10Hと、支持体30Hとを備える。
複数の磁気応答部材10Hは、例えば、インバー合金(Fe-Ni36%)により構成される。複数の磁気応答部材10Hは、実施の形態1の磁気応答部材10a、10bと同様に、位置検出方向(Y軸方向)に貫通する第1の貫通孔11Hを有し、第1の貫通孔11Hに支持体30Hが挿通された状態で、それぞれが所定の間隔を空けて支持体30Hに固定されている。複数の磁気応答部材10Hは、位置検出方向に沿って並ぶ。複数の磁気応答部材10Hのそれぞれと、当該磁気応答部材に隣り合う磁気応答部材までの間には、空間20Hが形成されている。よって、隣り合う2つの磁気応答部材10Hの間には、何も配置されていない。複数の磁気応答部材10Hは、外形が円柱形状であり、かつ、円柱形状の軸状に第1の貫通孔11Hが形成されており、いわゆる、略円筒形状を有する。
支持体30Hは、実施の形態1の支持体30と同様に、複数の磁気応答部材10Hの第1の貫通孔11Hを貫通する、位置検出方向(Y軸方向)に長い長尺の支持軸である。支持体30Hは、例えば、CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)により構成される。
複数の磁気応答部材10Hと支持体30Hとは、接着剤により互いに固定されている。つまり、複数の磁気応答部材10Hの第1の貫通孔11Hの内面と、支持体30Hの外面との間に接着剤が配置されることにより、複数の磁気応答部材10Hと支持体30Hとは、互いに固定される。
このように、複数の磁気応答部材10Hの間に空間が形成されている構成の磁気スケール100Hであっても、空間が複数の非磁気応答部材と同様の効果を奏するため、複数の非磁気応答部材を有する構成の磁気スケールと同様の効果を奏する。
[実施の形態4の変形例]
上記実施の形態4における磁気スケール100Hでは、複数の磁気応答部材10Hと、支持体30Hとは、互いに異なる材料により構成されているが、これに限らずに、同じ材料により構成されていてもよい。例えば、図12に示す磁気スケール100Iのように、複数の磁気応答部材と、支持体とは、1つの材料により構成されることで一体に形成されている棒状部材10Iを構成していてもよい。なお、図12は、実施の形態4の変形例における磁気センサの磁気スケールの、図2におけるIII-III断面図に対応する断面図である。
棒状部材10Iは、複数の磁気応答部材としての複数の第1部分11Iと、支持体に対応する12Iとを有する。棒状部材10Iは、第2部分12Iの周囲が切削されることで形成される。なお、棒状部材10Iは、継ぎ目なく、連続しており、一体成形された構成であればよく、切削により形成されているものに限らない。
(その他の実施の形態)
なお、上記実施の形態1~3に係る磁気スケール100、100A~100Iの外径は、円柱形状としたが、これに限らずに、角柱形状であってもよい。
以上、本発明の一つまたは複数の態様に係る磁気スケール、磁気センサについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
本発明は、温度変化に伴う熱変位量を抑制でき、精度よく距離を測定できる磁気スケールなどとして有用である。
1 磁気センサ
10a、10b、10Aa、10Ab、10H 磁気応答部材
10E、10F、10I 棒状部材
11a、11b、11H 第1の貫通孔
11Aa 外表面
11E、11F、11I 第1部分
12E、12F、12I 第2部分
13E、13F 第3部分
20、20A~20D、20G 非磁気応答部材
20H、20I 空間
21、21C、21D 第2の貫通孔
30、30A、30B、30H 支持体
31 第1部分
32 第2部分
40、40A、40E 筒体
41、41E 第1部分
42 第2部分
100、100A~100I 磁気スケール
200 磁気読取ヘッド
300 工作機械
301 台座
302 主軸台
303 刃物台
304 バイト
400 ワーク
D1 距離
L1 主軸
L2 基準線
L3 線

Claims (12)

  1. 所定の熱膨張率よりも低い低熱膨張材料から構成され、位置検出方向に沿って並ぶ複数の磁気応答部材と、
    前記所定の熱膨張率よりも低い低熱膨張材料から構成され、前記複数の磁気応答部材のそれぞれが互いに所定の間隔を空けた状態で、前記複数の磁気応答部材を固定する支持体と、を備え、
    前記複数の磁気応答部材のうちの1つは、前記位置検出方向における少なくとも一方側の最外端に配置され、
    前記支持体は、短尺の連結軸であり、その両端が前記複数の磁気応答部材のうち隣り合う2つの磁気応答部材に固定されており、
    前記複数の磁気応答部材と前記位置検出方向に沿って交互に配置される複数の非磁気応答部材を備え、
    前記複数の非磁気応答部材は、前記位置検出方向に貫通する第2の貫通孔を有し、前記第2の貫通孔に前記支持体が挿通されている
    磁気スケール。
  2. 互いに隣り合う前記磁気応答部材と前記非磁気応答部材との間には、隙間が形成されている
    請求項に記載の磁気スケール。
  3. 前記複数の非磁気応答部材は、前記支持体の表面に非磁気応答材料で被覆処理が施されることで形成されている
    請求項に記載の磁気スケール。
  4. 前記複数の非磁気応答部材は、前記支持体の表面に非磁気応答材料の線材が巻き付けられることで形成されている
    請求項に記載の磁気スケール。
  5. 前記複数の非磁気応答部材は、銅により構成される
    請求項3または4に記載の磁気スケール。
  6. 前記支持体は、インバー合金により構成される
    請求項1~のいずれか1項に記載の磁気スケール。
  7. 前記複数の磁気応答部材は、インバー合金により構成され、
    前記支持体と前記磁気応答部材とは、一体に形成されている
    請求項に記載の磁気スケール。
  8. 所定の熱膨張率よりも低い低熱膨張材料から構成され、位置検出方向に沿って並ぶ複数の磁気応答部材と、
    前記所定の熱膨張率よりも低い低熱膨張材料から構成され、前記複数の磁気応答部材のそれぞれが互いに所定の間隔を空けた状態で、前記複数の磁気応答部材を固定する支持体と、
    前記複数の磁気応答部材と前記位置検出方向に沿って交互に配置される複数の非磁気応答部材と、
    非磁気応答材料により構成される筒体と、を備え、
    前記複数の磁気応答部材のうちの1つは、前記位置検出方向における少なくとも一方側の最外端に配置され、
    前記支持体は、前記位置検出方向に長い長尺の支持軸であり、
    前記複数の磁気応答部材は、前記位置検出方向に貫通する第1の貫通孔を有し、前記第1の貫通孔に前記支持体が挿通された状態で、それぞれが前記所定の間隔を空けて前記支持体に固定されており、
    前記複数の非磁気応答部材は、前記位置検出方向に貫通する第2の貫通孔を有し、前記第2の貫通孔に前記支持体が挿通されており、
    前記筒体は、その内方に、前記複数の磁気応答部材と、前記複数の非磁気応答部材とを収納し、
    前記筒体と、前記最外端に配置されている前記磁気応答部材とは、互いに固定されている
    磁気スケール。
  9. 前記複数の非磁気応答部材は、石英ガラスにより構成される
    請求項1または2に記載の磁気スケール。
  10. 前記支持体は、CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)により構成される
    請求項1、2、4、8及び9のいずれか1項に記載の磁気スケール。
  11. 前記複数の磁気応答部材は、インバー合金により構成される
    請求項1~6、8~10のいずれか1項に記載の磁気スケール。
  12. 請求項1~11のいずれか1項に記載の磁気スケールと、
    磁気読取ヘッドと、を備える
    磁気センサ。
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