JP7146673B2 - 射出装置および当該射出装置を備える飛行体 - Google Patents

射出装置および当該射出装置を備える飛行体 Download PDF

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Description

本発明は、パラシュート又はパラグライダー等の射出物を射出する射出装置および当該射出装置を備える飛行体に関する。
近年、自律制御技術および飛行制御技術の発展に伴って、例えばドローンと呼ばれる複数の回転翼を備えた飛行体の産業上における利用が加速しつつある。ドローンは、例えば複数の回転翼を同時にバランスよく回転させることによって飛行し、上昇および下降は回転翼の回転数の増減によって行い、前進および後進は回転翼の回転数の増減を介して機体を傾けることによって成し得る。このような飛行体は今後世界的に拡大することが見込まれている。
一方で、上記のような飛行体の落下事故のリスクが危険視されており、飛行体の普及の妨げとなっている。こうした落下事故のリスクを低減するために、安全装置として飛行体用パラシュート装置が製品化されつつある。
上記飛行体用パラシュート装置のパラシュート展開装置として、たとえば特許文献1には、パラシュートと各発射体とを紐で連結し、これらの発射体を異なる方向に射出することによってパラシュートを展開させる技術が開示されている。また、たとえば特許文献2には、収容器内に設けられたパラシュートの下に、当該パラシュートを押し上げて射出する押し上げ部が設けられたパラシュート展開装置が開示されている。
米国特許出願公開第2016/0251083号明細書 欧州特許第3050805号明細書
安全性の観点から、飛行体が故障等により落下する際には、当該飛行体の落下速度を極力減速させることが望まれる。それには、飛行体の軽量化と、パラシュート等の射出速度および射出後の展開速度の向上とが重要となる。飛行体の軽量化は当該飛行体の飛行時間の長時間化に資するし、パラシュート等の射出速度および展開速度の向上は飛行体の落下速度の減速に資するためである。
上記射出速度を上げるには、動力源の力を射出物に一定時間付与して当該射出物を加速させる必要がある。したがって、上記従来技術のように、パラシュートをピストンで押し上げる態様においては、当該ピストンのストロークが必要となる。しかしながら、上記従来技術のように、押し上げ部の上にパラシュートが配置される場合、ピストンを収容するだけのスペースが収容器に必要になるため、射出方向における収容器の寸法が大きくなる。その結果、収容器の重量が増大するという課題があった。
そこで、本発明は、射出物の射出速度を低下させることなく、軽量化が図られた射出装置および当該射出装置を備える飛行体を提供することを目的とする。
(1) 本発明に係る射出装置は、摺動部材と、前記摺動部材を内部に収容し、作動時に当該摺動部材が前記内部から外方に突出するための孔部が設けられたシリンダと、少なくとも前記シリンダの一部を覆うように配置された有底筒状部と、前記有底筒状部の開口部または側面の途中部分から外部に向けて突出するように形成された鍔状部とを有し、前記摺動部材により一方向に押し上げられる押し上げ部材と、前記押し上げ部材の前記鍔状部により支持されつつ押し上げられる射出物と、前記摺動部材を前記シリンダ内で前記内部から前記外方に突出するように移動させる動力源と、を備えているものである。
上記(1)の構成によれば、上記動力源により摺動部材がシリンダ内で移動または伸長して孔部を介してシリンダ外に突出すると、押し上げ部材が一方向に押し上げられる。これによって、押し上げ部材の鍔状部に支持されている射出物が押し上げられて射出される。これにより、摺動部材の上方又は前方に射出物が配置されている従来の構造に比べて、射出物を収容するスペースを省スペース化することができる。これによって、重量を増大させることがないため、軽量化を図ることができる。また、摺動部材がシリンダ内を移動する分、押し上げ部材が移動して射出物を押し上げるためのストロークが確保されるので、射出物の射出速度を低下させることがない。以上の次第で、射出物の射出速度を低下させることなく、軽量化を図ることが可能となる。
(2) 上記(1)の射出装置においては、上記有底筒状部の支持部に、穴を設けたり(穴あけ加工)、メッシュ状にしたり(メッシュ加工)することによって、部分的に肉抜きされていることが好ましい。これにより、さらに、当該有底筒状部の軽量化を図る事が出来るため、射出装置全体の軽量化を図ることが可能になる。
(3) 上記(1)または(2)の射出装置においては、前記鍔状部は、円盤状部、多角形、又は放射状に形成された複数の突出部、を備えることが好ましい。
上記(3)の構成によれば、押し上げ部材の鍔状部を具体的に上記のように形成することによって、上述したように、摺動部材の上方又は前方に射出物が配置されている構造に比べて、射出物を収容するスペースの省スペース化を図れる構造を実現することができる。また、押し上げ部材の鍔状部を放射状に複数の突出部で構成することで、当該押し上げ部材の軽量化を図ることができるため、射出装置全体の軽量化をより図ることが可能となる。
(4) 上記(1)~(3)の射出装置においては、前記摺動部材、前記シリンダ、前記押し上げ部材、前記射出物、および前記動力源を収容する収容器をさらに備えることが好ましい。
上記(4)の構成によれば、射出装置が飛行体に搭載された際に、摺動部材、シリンダ、押し上げ部材、射出物、および動力源が雨等により劣化することおよび落下することを防ぐことができる。
(5) 上記(4)の射出装置においては、前記射出物は、前記収容器内において当該収容器の内面と前記有底筒状部の外面との間に収容されていることが好ましい。
上記(5)の構成によれば、射出物を収容するスペースを省スペース化することができ、射出装置が大きくなってしまうことが回避されるため、当該射出装置の軽量化が図られる。
(6) 上記(4)又は(5)の射出装置においては、前記収容器の、前記射出物の射出方向における下流側の端部に蓋が設けられていることが好ましい。
上記(6)の構成によれば、射出物(たとえばパラシュート等)の吸湿および劣化を防止することができる。
(7) 上記(3)乃至(6)のいずれかの射出装置においては、前記収容器に、作動時に前記押し上げ部材との間で発生する負圧を抑制する通気孔が設けられていることが好ましい。
押し上げ部材が急速で移動する際には、当該押し上げ部材と収容器との間の領域に負圧が生じる。そのため、押し上げ部材を移動させ難くなる。そこで、上記(7)の構成によれば、通気孔を設けることで、負圧現象を低減することができ、押し上げ部材をスムーズに移動させることが可能となる。
(8) 上記(1)乃至(7)のいずれかの射出装置においては、前記シリンダ内に設けられ、前記摺動部材を接触又は非接触により移動させる駆動摺動部材をさらに備えてもよい。
上記(8)の構成によれば、相当の圧力を受けたときにのみ移動し得るように摺動部材を配置しておくことで、動力源の作動時に、駆動摺動部材と摺動部材との間に相当の圧縮空気を溜めることができる。そして、その圧縮空気により摺動部材を加勢して移動させることができる。これにより、押し上げ部材も加勢されるので、射出物の射出速度を上げることが可能となる。
(9) 上記(1)乃至(8)のいずれかの射出装置においては、前記動力源による圧力を受けて前記摺動部材を移動させる仲介部材をさらに備えてもよい。なお、仲介部材とは、物理的な力を受けて他の部材などに、この受けた力を仲介して伝達する部材のことである。
上記(9)の構成によれば、摺動部材に瞬時に動力を伝達することができる。また、シートベルトプリテンショナで採用されているリングギアまたは動力伝達部材等の仲介部材をそのまま流用することができるため便宜的である。ここで、上記動力源の例としては、火薬の燃焼によりガスを発生させるガス発生器、または、火薬の燃焼によりガスボンベの弁を開けて内部の圧縮ガスを噴出させるガス発生器などが挙げられる。
なお、火薬式のガス発生器は、点火器のみ用いても良いし、点火器およびガス発生剤を備えたガス発生器を用いても良い。また、火薬式の点火器により小型のガスボンベにおける封板を開裂させ、内部のガスを外部へと排出するハイブリッド型、ストアード型のガス発生器を用いてもよい。この場合、ガスボンベ内の加圧ガスとしては、アルゴン、ヘリウム、窒素、二酸化炭素などの不燃性のガスあるいはこれらの混合物を用いることができる。また、加圧ガスが放出される際に確実にピストンを推進させるために、ガス発生剤組成物またはテルミット組成物等からなる発熱体をガス発生器に具備させてもよい。
(10) 上記(1)乃至(9)のいずれかの射出装置においては、前記射出物が、コントロールラインを有する揚力発生部材を含むものであり、前記揚力発生部材を操舵可能に前記コントロールラインに接続された操舵機構をさらに備えることが好ましい。
上記(10)の構成によれば、射出物の射出後に、操舵機構により揚力発生部材を操舵する(たとえば、コントロールラインを巻き取ったり、送り出したりする操作によって、揚力発生部材の傾斜角度などを変更する操作を行う)ことで、飛行体の進行方向を操作することができ、従来よりも飛行安定性を向上させることができる。
(11) 本発明に係る飛行体は、機体と、前記機体に結合される上記(1)乃至(10)のいずれかの射出装置と、前記機体に結合され、前記機体を推進させる推進機構と、を備えるものである。
上記(11)の構成によれば、上記(1)乃至(10)のいずれかの射出装置を備えているので、上述と同様に、射出物の射出速度を低下させることなく、軽量化を図ることが可能となる。
本発明によれば、射出物の射出速度を低下させることなく、軽量化が図られた射出装置およびこれを備える飛行体を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る射出装置を示す断面図である。 図1の射出装置における収容器の平面図である。 図1の射出装置が適用される飛行体を示す図である。 (a)は第2実施形態に係る射出装置の一部構成を示す平面図であり、(b)は(a)の射出装置の変形例の一部構成を示す平面図である。 第3実施形態に係る射出装置を示す断面図である。 第4実施形態に係る射出装置を示す簡略断面図である。 第5実施形態に係る射出装置を示す簡略断面図である。 (a)~(c)は第6実施形態に係る射出装置の動作を示す簡略図である。 図8の射出装置に適用されるピニオンおよびラックを示す斜視図である。 (a)、(b)は本発明の変形例に係る射出装置を示す簡略断面図である。 第1実施形態の変形例に係る射出装置を示す断面図である。 (a)~(c)は第2実施形態の変形例に係る射出装置の一部構成を示す平面図である。 (a)、(b)は本発明の他の変形例に係る射出装置の一部構成を示す平面図である。 本発明に係る射出装置における初期状態のラインの設置位置を説明するための一部断面図である。 図14の射出装置における初期状態のラインの設置位置の変形例を示す図である。 図14の射出装置における初期状態のラインの設置位置の他の変形例を示す図である。 本発明に係る射出装置と飛行体の機体との固定についての変形例を示す図である。 本発明に係る射出装置と飛行体の機体との固定についての他の変形例を示す図である。 本発明に係る射出装置と飛行体の機体との固定についての他の変形例を示す図である。 本発明に係る射出装置と飛行体の機体との固定についての他の変形例を示す図である。 本発明に係る射出装置と飛行体の機体との固定についての他の変形例を示す図である。 本発明に係る射出装置と飛行体の機体との固定についての他の変形例を示す図である。 本発明に係る射出装置における射出物の折り畳み方を示す図である。 図5の射出装置の変形例を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る射出装置について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態に係る射出装置100は、摺動部材であるピストン部材10と、当該ピストン部材10を収容し、作動時に当該ピストン部材10が外方(図1では上方向)に突出するための孔部13が設けられたシリンダ14と、ピストン部材10により一方向(図1では上方向)に押し上げられる押し上げ部材15と、当該押し上げ部材15により支持されつつ押し上げられる射出物16と、ピストン部材10をシリンダ14内で移動させる動力源としてのガス発生器(マイクロガスジェネレータ等)17と、ピストン部材10、シリンダ14、押し上げ部材15、射出物16、およびガス発生器17を収容する有底円筒状の収容器18と、を備えている。
なお、本実施形態において、射出物16はパラシュート又はパラグライダーである。また、ガス発生器17は、シリンダ14の下方の開口端に圧入された状態で、ピストン部材10の後述の本体部11の下方に配置されている。また、シリンダ14の下部は、収容器18の底部に固定されている。
ピストン部材10は、シリンダ14の内径とほぼ同じ外径の部分を備える本体部11と、この本体部11に接続され、上方に延びかつ本体部11よりも小径の棒状部12と、を有している。棒状部12の上端は、シリンダ14の孔部13を介して押し上げ部材15の後述の有底筒状部19の上端内面に固定されている。また、シリンダ14内の上部には、ピストン部材10の棒状部12の一部を取り囲むように配置されたストッパー23が設けられている。すなわち、棒状部12はストッパー23に挿通された状態で配されている。このことによって、ピストン部材10が上方に移動した際に、本体部11がストッパー23に接触して停止することで、本体部11がシリンダ14内から外方に放出されないようになっている。
また、図1に示すように、押し上げ部材15は、シリンダ14の一部、つまり当該シリンダ14のうちガス発生器17が配されている開口端を除く外側の部分を覆うように配置された有底筒状部19と、当該有底筒状部19の開口縁部にフランジ(鍔状部)として設けられ射出物16を支持する円盤状の支持部20と、を有している。このような構成において、支持部20の底部は、初期状態で収容器18の底部内面側に当接するように設けられている。また、支持部20の外周部は、収容器18の内側に接触しないように形成されている。支持部20の底部は、初期状態で収容器18の底部内面側に当接していなくてもよい。
収容器18の射出物16の射出方向における下流側の端部、つまり収容器18の上端に蓋21が設けられている。蓋21の端部の一部は、蓋開閉機構22に開閉可能に軸支されている。なお、蓋開閉機構22は、ガス発生器17の作動に合わせて、モータなどの駆動装置によって自動で蓋21を開放するものであってもよい。また、蓋21は収容器18にスナップインしている構造でもよく、開閉後は収容器から切り離される構造でもよい。また、蓋21は収容器18と紐等により結合されていてもよい。
ここで、図1、図2に示すように、収容器18の底部には、収容器18内部と外部とを連通する複数の通気孔24が設けられている。各通気孔24は、押し上げ部材15が収容器18内において急速で移動する際には、当該押し上げ部材15と収容器18の底面との間の領域に負圧が生じる。そのため、押し上げ部材15を移動させ難くなる。そこで、上記通気孔24を設けることで、負圧現象を低減することができ、押し上げ部材15をスムーズに移動させることが可能となる。なお、通気孔24の開孔面積をガス発生器17の出力調整とともに適宜調整することで、射出物16の射出スピードおよび射出距離を制御することが可能である。この通気孔24の孔形状は問わないが、特に円形が好ましい。
また、射出物16は、収容器18内において当該収容器18の内面と押し上げ部材15の有底筒状部19の外側面との間に、たとえば有底筒状部19の外側面を取り巻くように収容されている。また、射出物16は、その外側が収容器18の内側に接触しないように折り畳まれている。ここで、射出物16は、その外側が収容器18の内側に接触するように折り畳まれていてもよい。なお、射出物16は、たとえば紐(図示略)の一端に接続されており、当該紐の他端は収容器18内部又は後述する飛行体30の機体31に接続される。
以上のような構成において、射出装置100が搭載されるたとえば飛行体などが落下する際にガス発生器17が作動すると、当該作動により発生するガスの圧力によってピストン部材10がシリンダ14内を上方に推進する。これにより、ピストン部材10の棒状部12に接続された有底筒状部19を有する押し上げ部材15が収容器18内において上方に推進する。これによって、蓋21が押し上げ部材15の上方部によって押し上げられ、開放されると共に、射出物16が収容器18内から外方(図1紙面の上方向)に射出される。射出物16がパラシュート又はパラグライダーである場合には、射出物16は収容器18から射出された後、展開される。
なお、射出装置100は、図1、図3に示したように、飛行体30の機体31に連結部材40を介して連結固定されている。このとき、図1に示したように、連結部材40は、通気孔24を閉塞しない位置において、収容器18と機体31とを連結している。したがって、飛行体30は、機体31と、当該機体31に結合される射出装置100と、機体31に結合され、当該機体31を推進させる1つ以上の推進機構(たとえばプロペラ等)32と、機体31の下部に設けられた複数の脚部33と、を備えている。ここで、実際には、ガス発生器17の下部の電極に通電用のソケットが嵌合されているが、説明の便宜上、図1においては省略して表現している。
以上のように、本実施形態によれば、ピストン部材の上方又は前方に射出物が配置されている従来の構造に比べて、射出物16を収容するスペースを省スペース化することができる。これによって、従来よりもコンパクト化できるため、軽量化を図ることができる。また、ピストン部材10がシリンダ14内を移動する分、押し上げ部材15の支持部20が移動して射出物16を押し上げるためのストロークが十分に確保される。その結果として、十分に射出物16は加速され、当該射出物16の射出速度を低下させることがない。したがって、本実施形態の射出装置100によれば、射出物16の射出速度を低下させることなく、軽量化を図ることが可能となる。
また、本実施形態では、ピストン部材10、シリンダ14、押し上げ部材15、射出物16、およびガス発生器17が収容器18に収容されている。これにより、射出装置100が飛行体30に搭載された際に、ピストン部材10、シリンダ14、押し上げ部材15、射出物16、およびガス発生器17が雨等により劣化することおよび落下することを防ぐことができる。
また、本実施形態では、射出物16は、収容器18内において当該収容器18の内面と有底筒状部19の外面との間に収容されている。このことによって、射出物16を収容するスペースを省スペース化することができ、射出装置100が大きくなってしまうことが回避されるため、当該射出装置100の軽量化が図られる。
また、本実施形態では、収容器18に蓋21が設けられているので、パラシュート等の射出物16の吸湿および劣化を防止することができる。
さらに、本実施形態では、ガス発生器17がシリンダ14に圧入されることによって、当該ガス発生器17を強固に固設することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る射出装置について説明する。なお、本実施形態において、上述の第1実施形態と下2桁が同じ符号の部位は、特に説明する場合を除き、第1実施形態で説明したものと同様であるので説明を省略する。以降の各実施形態における図面も同様とする。また、図4(b)において、図4(a)と下2桁が同じ符号の部位についても同様とする。また、特に説明していない部位は、第1実施形態と同様であるので、説明および図示を省略することがある。また、以降の各実施形態においては、原則として、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
図4(a)に示すように、本実施形態の射出装置200においては、略円形状の支持部220の径方向において互いに対向する部位に、当該径方向の外側に各々突出する突出部230が設けられる。そして、収容器218の、上記各突出部230が設けられる部位に対応する位置に、当該突出部230を案内するためのガイド231が設けられる。このような構成によれば、図1の射出装置100よりも、安定して支持部220を押し上げることができるため、射出物(パラシュート等)を安定して射出方向に射出することができる。
また、図4(a)の射出装置200を、図4(b)の射出装置300のように変形してもよい。
図4(b)に示すように、射出装置300においては、図4(a)の支持部220よりも小径に形成された円盤形状の支持部340が採用され、当該支持部340の中心を基準に放射状に配置された複数の線状部341が設けられる。このような構成によって、図4(a)の態様よりも、支持部340(線状部341)の軽量化をより図ることができるので、射出速度の向上により寄与し得る。
(第3実施形態)
続いて、第3実施形態に係る射出装置について説明する。図5に示すように、第3実施形態の射出装置400においては、本体部431および棒状部432を有し、ピストン部材410を非接触(接触してもよい)により移動させる駆動摺動部材である駆動ピストン部材430がシリンダ414内に設けられる。また、収容器418は、支持部420の位置より低い位置の下端付近に通気孔424を複数有し、かつ、下端が飛行体の機体445に固定されている。また、シリンダ414の下端は、飛行体の機体445に固定されている。
本構成によれば、相当の圧力を受けたときにのみ移動し得るようにピストン部材410を配置しておくことで、ガス発生器417の作動時に、駆動ピストン部材430とピストン部材410との間に相当の圧縮空気を溜めることができる。そして、その圧縮空気によりピストン部材410を加勢して移動させることができる。これにより、押し上げ部材415も加勢されるので、射出物416の射出速度を上げることが可能となる。
(第4実施形態)
続いて、第4実施形態に係る射出装置について、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。図6(第1実施形態と同様の部位は不図示)に示すように、第4実施形態の射出装置500において、押し上げ部材515は、シリンダ514の途中部分において鍔状の支持部520を有している。また、ピストン部材510の本体部511の下面に、ラック533が設けられている。また、シリンダ514内において、本体部511の下方に、上記ラック533が摺動可能に入り込む領域のみ切り欠かれた略円形状のカバー530が設けられている。このカバー530内には、当該カバー530の内面の直前まで延びた突起部532を有するピニオン531、および当該ピニオン531とカバー530の内面との間の領域に配されたガス発生器517が設けられている。なお、ピニオン531とラック533とは噛合されている。
このような構成において、ガス発生器517の作動によりガスが生じると、その圧力を突起部532が受けることで、ピニオン531が図6において時計回りに回転する。これにより、ラック533が上方向に移動するので、押し上げ部材515が押し上げられるようになっている。このような構成を有する射出装置500によっても、第1実施形態と同様に、射出物の射出速度を低下させることなく、軽量化を図ることが可能となる。
(第5実施形態)
次いで、第5実施形態に係る射出装置について説明する。図7(第1実施形態と同様の部位は不図示)に示すように、第5実施形態の射出装置600においては、ピストン部材610の本体部611の下面に棒状の被押圧部材633が設けられている。また、シリンダ614内において本体部611の下方に、上記被押圧部材633が入り込む領域のみ切り欠かれた略円形状のカバー630が設けられている。このカバー630内には、当該カバー630と同心上に配された円形状の通路形成部材634と、当該通路形成部材634の外面とカバー630の内面との間の領域に配されたガス発生器617と、複数の球635と、ピストン636と、が設けられている。
このような構成において、ガス発生器617の作動によりガスが生じると、その圧力をピストン636が受けて、最後尾の球635(ガス発生器617側の球635)が押された後、隣り合う球635同士における力の伝達を介して、先頭の球635に力が伝達される。これによって、先頭の球635により被押圧部材633が押圧され、当該被押圧部材633が上方向に移動することで、押し上げ部材615が押し上げられるようになっている。このような構成を有する射出装置600によっても、第1実施形態と同様に、射出物の射出速度を低下させることなく、軽量化を図ることが可能となる。
(第6実施形態)
上述した第4実施形態の射出装置500および第5実施形態の射出装置600の代わりに、以下のような射出装置700を採用してもよい。図8(a)~(c)に示すように、第6実施形態の射出装置700は、リングギア51と、リングギア51に動力を伝達する動力伝達手段60とを備える。なお、第1実施形態と同様の部位は図示していない。
動力伝達手段60は、リングギア51の外歯51aに係合可能に構成された動力伝達部材61と、動力伝達部材61を収容するパイプ62と、パイプ62の端部に配置されたガス発生器63と、ガス発生器63により発生されたガスを受けて動力伝達部材61を押圧するピストン64と、動力伝達部材61の通路71を形成するプリテンショナカバー70とを有する。
パイプ62は湾曲するように配置されている。ラック733(図9参照)に噛合されたピニオン731(図9参照)の回転軸80は、ピニオンギア81と同心軸上に設けられている。ピニオン731およびラック733は、上述の第4実施形態のピニオン531およびラック533と同じ機能を有するため、詳細は省略する。ピニオンギア81の外周に形成された外歯81aは、リングギア51の内周に形成された内歯51bと係合可能に構成されている。通常時は、図8(a)のように、ピニオンギア81の外歯81aとリングギア51の内歯51bとの間にはクリアランスが設けられており、回転軸80およびピニオンギア81はリングギア51と干渉することなく回転可能な状態となっている。
動力伝達部材61は、たとえば球体形状の金属部材(ボール)により構成される。リングギア51は、通常時は、ピニオンギア81と干渉しないように、プリテンショナカバー70によって位置決めされている。また、リングギア51の外歯51aは、先頭の動力伝達部材61のみと係合可能な谷間と、二番目以降の動力伝達部材61の二つずつと係合可能な谷間とを有するように形成されている。
パイプ62内には複数の動力伝達部材61が充填されており、通常時は、図8(a)の通り、リングギア51の外歯51aによって移動しないように支持されている。プリテンショナカバー70の内側には、当該プリテンショナカバー70の内側壁に沿って動力伝達部材61がリングギア51の外周を移動できるように通路71が形成されている。また、図8(b)に示すように、パイプ62内に収容された最後尾の動力伝達部材61の後方にはピストン64が配置されている。
飛行体の落下時には、ガス発生器63に作動信号が送信された後、当該ガス発生器63により発生された高圧ガスがパイプ62内に噴出される。この高圧ガスによって、ピストン64は、パイプ62の内面に密着して高圧ガスの漏洩を防止しながらパイプ62内を摺動する。このピストン64の摺動によって、動力伝達部材61が押圧され、パイプ62内を移動する。
パイプ62から押し出された先頭の動力伝達部材61は、リングギア51の外歯51aに係合しつつリングギア51を押圧するため、図8(b)に示すように、リングギア51はピニオンギア81に向かって移動する。その結果、リングギア51の内歯51bとピニオンギア81の外歯81aとが係合し、リングギア51の回転によってピニオンギア81を回転させることができるので、回転軸80(図9参照)を介してピニオン731(図9参照)を回転させることができる。これにより、ラック733を移動させてピストン部材(図示略)を推進させることが可能となる。
ガス発生器63から供給される高圧ガスによって、動力伝達部材61はパイプ62から順次放出され、リングギア51を回転させた後、リングギア51の係合から離脱して通路71に沿って移動する。先頭の動力伝達部材61は、図8(c)に示すように、通路終点部71aに接触して停止する。
以上のような構成を有する射出装置700によっても、第1実施形態と同様に、射出物の射出速度を低下させることなく、軽量化を図ることが可能となる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
上記各実施形態では、動力源としてガス発生器を採用したが、摺動部材がシリンダ内を推進するための駆動力を当該摺動部材に付与することが可能なものであればその構成は限定されるものではなく、たとえばバネ等の弾性体を採用してもよい。
また、第1実施形態では、押し上げ部材15の支持部20を、収容器18の底部に当接するように設けた。しかし、これに限定されるものではない。たとえば、図6、図7に示した実施形態と同様に、支持部20をピストン部材10の棒状部12の長さ方向における中間付近に配置してもよい。
また、上記各実施形態では、棒状部の上端を、押し上げ部材の有底筒状部の上端内面に固定することとしたが、これに限らず、棒状部の上端を前記内面に固定しなくともよい。
また、上記各実施形態では、蓋を蝶番、スナップイン方式、またはサーボモータ等の蓋開閉機構によって開閉可能に収容器に設けることとしたが、これに限定されるものではなく、蓋を収容器に圧入して設けてもよい。この場合、蓋の落下を防止するため、当該蓋を紐などによって収容器に連結しておくことが望ましい。
また、上記各実施形態では、収容器を設けるようにしたが、これに限らず、収容器は必須構成部材ではない。すなわち、収容器がない場合、射出物の外周囲を紐状部材などで縛ってくくりつけておき、作動時に上記紐状部材を切断することにより、射出物が展開できるように構成してもよい。
また、第1実施形態では、収容器18を円筒状に形成したが、これに限定されるものではなく、たとえば四角筒のような他の形状に形成してもよい。
また、第1実施形態におけるピストン部材10をテレスコピック構造として構成してもよい。
また、上記各実施形態では、摺動部材としてピストン部材を採用して射出装置を説明したが、以下に、ピストン部材の代わりに図10(a)、(b)に示したジャバラ部材を採用した場合の変形例について説明する。なお、本変形例において、上記各実施形態と下2桁が同じ符号の部位は、特に説明する場合を除き、上記各実施形態で説明したものと同様であるので説明を省略する。
図10(a)(第1実施形態と同様の部位は不図示)に示すように、本変形例に係る射出装置800においては、中空のジャバラ部材90がシリンダ814内に設けられている。ジャバラ部材90は、シリンダ814の孔部813を介して押し上げ部材815の有底筒状部819に接続する筒状部91と、この筒状部91に連結され、シリンダ814の内面と干渉することなく伸縮可能なジャバラ状部92と、を有している。筒状部91の上端は、有底筒状部819の上端内面に接触して閉塞状態となるように固定されている。また、ジャバラ状部92の下端に設けられた開口端93は、ガス発生器817と対向する位置に配置されており、シリンダ814内に設けられたストッパー823により固定されている。そして、ジャバラ部材90は、ジャバラ状部92が折り畳まれた状態でシリンダ814内に収容されており、ガス発生器817の作動により発生したガスがジャバラ状部92の開口端93からジャバラ部材90の内部空間に供給されるようになっている。
このような構成において、ガス発生器817の作動によりガスが生じると、ジャバラ状部92の開口端93を介してジャバラ部材90の内部空間にガスが流入してジャバラ状部92が伸長することで、筒状部91およびジャバラ状部92の一部がシリンダ814外に突出すると共に、押し上げ部材815が上方向に押し上げられる。これによって、押し上げ部材815の支持部820に支持されている射出物を安定して射出方向に射出することができる。したがって、このような構成を有する射出装置800によっても、第1実施形態と同様に、射出物の射出速度を低下させることなく、軽量化を図ることが可能となる。
なお、上記変形例では、ジャバラ部材の押し上げ部材側の一端、つまり筒状部91の上端は、有底筒状部819の上端内面に接触して閉塞状態となっているが、これに限らず、たとえば、この筒状部は、上端が押し上げ部材の有底筒状部の上端内面に当接するように設けられた底部を有しているもの(有底筒状部材)であってもよい。
また、ジャバラ部材の形状は、特に限定されるものではない。たとえば、図10(b)に示すように、ジャバラ部材990の両端に筒状部991a、991bが設けられていてもよい。この場合、ガス発生器917と対向する筒状部991bが、シリンダ914内に設けられたストッパー923により固定されており、この筒状部991bの開口端からガス発生器917の作動により発生したガスがジャバラ部材990の内部空間に供給されるようになっている。このような構成を有する射出装置900によっても、上記変形例と同様の作用効果を奏することができる。
また、上記各実施形態において、射出物としてパラシュート又はパラグライダーを採用する場合、当該パラシュート又はパラグライダーがパッキングされていてもよい。なお、当該パッキングは作動時に破れるまたは剥がれるように構成されている。
さらに、上記各実施形態では、射出物として、パラシュート又はパラグライダーを挙げたが、これに限らず、揚力発生部材を含むものを射出物として射出してもよい。揚力発生部材としては、たとえば、パラフォイル、ロガロ型パラシュート、シングルサーフェース型パラシュート、飛行機の翼、プロペラ、バルーン等が挙げられる。また、揚力発生部材がコントロールラインを有する場合、射出装置は、コントロールラインを利用して、射出した揚力発生部材の傾斜角度の変更などを行うことができる操舵機構を備えておくことが望ましい。この操舵機構は、たとえば、揚力発生部材に連結された複数のコントロールラインをそれぞれ巻き取る複数のリールと、これらのリールの動力となるモータと、を備えたものであり、モータの駆動により、コントロールラインを巻き取ったり、出したりすることで、適宜、揚力発生部材を引っ張ったり、引っ張りを緩めたりすることができる。
ここで、射出物の基布としては、例えば、(1)ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12、ナイロン46、ナイロン56、ナイロン610、またはナイロン6とナイロン66の共重合ポリアミド、(2)ナイロン6に、ポリアルキレングリコール、ジカルボン酸、アミン等を共重合させた共重合ポリアミド、(3)ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、(4)ポリアクリル系樹脂、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂を用いることができる。このうち、耐衝撃性および耐熱性に優れたポリアミド66が、特に袋状部材50の基布として好適に使用できる。
また、耐熱性を付与するために袋状部材50の基布に施されるコーティング層としては、例えば、シリコーン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、フッ素系樹脂等の各種の樹脂、または、シリコーン系ゴム、クロロプレン系ゴム、クロロスルフォン化ポリエチレン系ゴム等の各種のゴムなどを用いることができるが、シリコーン系樹脂を用いることが特に好ましい。シリコーン系樹脂を用いることにより、耐熱性のみならず、耐寒性、難燃性、空気遮断性を高めることができる。かかるシリコーン系樹脂としては、ジメチル系シリコーン樹脂、メチルビニル系シリコーン樹脂、メチルフェニル系シリコーン樹脂、フロロ系シリコーン樹脂が利用できる。また、当該コーティング層は、さらに難燃化合物を含有していることが好ましい。かかる難燃化合物としては、臭素、塩素などを含むハロゲン化合物(特にハロゲン化シクロアルカン)、白金化合物、酸化アンチモン、酸化銅、酸化チタン、燐化合物、チオ尿素系化合物、カーボン、セリウム、酸化ケイ素などを用いることができ、これらの中でも特にハロゲン化合物、白金化合物、酸化銅、酸化チタン、カーボンを用いることがより好ましい。当該コーティング層は、基布となる織糸の材質に応じて適切なものを選択することが好ましく、経糸、緯糸に強固に密着する材質のものとすることが好ましい。例えば、織糸がポリアミド糸またはポリエステル糸である場合には、コーティング層はポリウレタン系樹脂またはポリアクリル系樹脂等であることが好ましい。
また、第1実施形態においては通気孔24を収容器18の底部に、第3実施形態においては通気孔424を収容器418の側部に設けたが、この位置に限られない。作動時に収容器18、418と押し上げ部材15、415との間で発生する負圧を抑制することができる位置であれば、どの位置でもよい。
また、上記各実施形態では、シリンダ、動力源、および収容器は、機体にゴムバンド、ベルト、ひも、その他(機械的接合、ボルト、ファスナー、接着剤)等の手段により固定されていることが好ましい。
また、第1実施形態において、収容器として、円錐台を上下逆としたような形状のものを採用してもよい。以下、第1実施形態の変形例に係る射出装置について、図11を参照しながら説明する。なお、図11において、第1実施形態と下2桁が同じ符号の部位は、特に説明する場合を除き、第1実施形態で説明したものと同様であるので説明を省略する。
たとえば、図1の射出装置100を、図11の射出装置1000のように変形してもよい。具体的には、図11に示すように、射出装置1000において、収容器1018は、上端から下端に向けて徐々に縮径する有底円筒状に形成されている。また、収容器1018の内面は、支持部1020の外周部に接触しないように形成されており、ガス発生器1017の作動前は、支持部1020の底部が収容器1018の底部内面側に当接するようになっている。また、収容器1018は、底部に設けられた通気孔1024を閉塞しないように、連結部材1040を介して飛行体の機体1045に連結固定されている。
なお、射出物1016は、収容器1018内において当該収容器1018の内面と押し上げ部材1015の有底筒状部1019の外側面との間に、たとえば有底筒状部1019の外側面を取り巻くように収容されている。また、射出物1016は、その外側が収容器1018の内側に接触しないように折り畳まれている。なお、射出物1016は、その外側が収容器1018の内側に接触するように折り畳まれて収容されていてもよい。
このような構成を有する射出装置1000によっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができ、第1実施形態よりも、射出物1016の射出をスムーズに行うことができる。
また、第2実施形態では、支持部において、収容器側に向けて突出する複数の突出部を設けたが、複数の突出部はシリンダ側に向けて突出するように設けられてもよい。以下、第2実施形態の変形例に係る射出装置について、図12(a)~(c)を参照しながら説明する。なお、図12(a)~(c)において、第2実施形態と下2桁が同じ符号の部位は、特に説明する場合を除き、第2実施形態で説明したものと同様であるので説明を省略する。
たとえば、図4(a)の射出装置200を、図12(a)の射出装置1100のように変形してもよい。具体的には、図12(a)に示すように、射出装置1100における略円形状の支持部1120は、当該支持部1120の中心(有底筒状部1119の中心)に対して対称配置された一対の凹部1130を有している。そして、収容器1118の、上記各凹部1130が設けられる部位に対応する位置に、当該凹部1130を案内するためのガイド1131が緩挿されている。なお、上記各ガイド1131は、収容器1118の内面と有底筒状部1119の外側面との間のスペース(射出物を収容するスペース)が十分に確保されるように、かつ、射出時に射出物がガイド1131に引っかからないように、径方向の突出長さが調整された突起部材である。このような構成を有する射出装置1100によっても、第2実施形態と同様に、安定して支持部1120を押し上げることができるため、射出物を安定して射出方向に射出することができる。
また、図12(a)の射出装置1100の変形例として、図12(b)に示すように、支持部1220の中心を基準に放射状に配置された複数の凹部1230を設けるように構成してもよい。このような構成を有する射出装置1200によっても、上記変形例と同様の作用効果を奏することができ、上記変形例よりも、支持部1220の軽量化をより図ることができるので、射出速度の向上により寄与し得る。
また、図4(b)の射出装置300を、図12(c)の射出装置1300のように変形してもよい。具体的には、図12(c)に示すように、射出装置1300において、支持部1320の中心を基準に放射状に配置された複数の線状部1341が、支持部1320に設けられている。また、収容器1318の内壁面には、支持部1320の中心に向けて突出した複数の突出部1330が設けられており、この各突出部1330は、隣り合う線状部1341の先端部同士の間に配置される。そして、各突出部1330は、収容器1318内において支持部1320および線状部1341の推進を案内するガイド機能を果たすようになっている。なお、上記各突出部1330は、収容器1318の内面と有底筒状部1319の外側面との間のスペース(射出物を収容するスペース)が十分に確保されるように、かつ、射出時に射出物が突出部1330に引っかからないように、径方向の突出長さが調整されている。このような構成を有する射出装置1300によっても、第2実施形態と同様に、射出物の射出速度を低下させることなく、射出物を安定して射出方向に射出することができ、軽量化を図ることが可能となる。
また、上記各実施形態において、射出物を支持する支持部の形状は、円盤状(円、楕円を含む)、多角形、放射状のいずれであってもよい。なお、支持部の形状が楕円または多角形の場合、収容器の内面は支持部の外周部に沿って形成されることが望ましい。すなわち、収容器を平面視で支持部と相似形状となるように構成しておくことで、第2実施形態および上記第2実施形態の変形例に係るガイドは不要となる。
また、上記各実施形態では、押し上げ部材の有底筒状部を円筒状に形成したが、これに限定されるものではない。たとえば、図13(a)に示すように、有底筒状部1419は楕円筒状に形成されたものであってもよいし、また、図13(b)に示すように、有底筒状部1519は平面視で五角形となる多角筒状に形成されたものでもよい。上記有底筒状部1419および上記有底筒状部1519のそれぞれに嵌挿するシリンダを有底筒状部1419、1519と相似形状となるように構成しておくことで、支持部1420、1520に図12に示したような複数の突出部またはガイド部材を設けることなく、収容器1418、1518内において容易に押し上げ部材の位置決めができ、安定して支持部1420、1520を押し上げることができる。したがって、上記射出装置1400、1500によれば、射出物の射出速度を低下させることなく、射出物を安定して射出方向に射出することができ、軽量化を図ることが可能となる。なお、図13(a)、(b)において、第1実施形態と下2桁が同じ符号の部位は、特に説明する場合を除き、第1実施形態で説明したものと同様であるので説明を省略する。
また、上記各実施形態においては、パラシュートまたはパラグライダー等の射出物と、収容器または飛行体の機体とを連結するライン(連結部材)が設けられている。たとえば、図14に示すように、ライン(連結部材)1625は、一端が射出物1616と連結されており、他端側が押し上げ部材1615の有底筒状部1619の周りに螺旋状に巻かれた状態で設置されているとともに、他端が収容器1618または支持部1620又は飛行体の機体1645と連結されている。このような初期状態で設置されたライン1625は、射出装置1600の作動時において、有底筒状部1619に巻かれた状態から解放されやすくなっている。したがって、射出装置1600によれば、作動時においてライン1625が絡まったり、他の部位に引っかかったりしないようにすることができ、射出物を安定して射出方向に射出することができる。なお、図14において、第1実施形態と下2桁が同じ符号の部位は、特に説明する場合を除き、第1実施形態で説明したものと同様であるので説明を省略する。
また、上記ライン(連結部材)1625の初期状態の設置位置についての変形例について、図15(a)~(c)を参照しながら説明する。なお、ここでは、説明の便宜上、図面に射出物、収容器、飛行体、および飛行体の機体を図示せずに説明する。
上記ライン1625の代わりに、図15(a)に示したように、押し上げ部材1715の支持部1720の上面において、ライン1725を蛇行するように載置した状態で設けてもよい。これにより、作動時において、ライン1725が絡まったり、他の部位に引っかかったりしないようにすることができる。なお、ライン1725は、押し上げ部材1715の中心側の一端が射出物に連結され、押し上げ部材1715の外縁側の他端が収容器または支持部1620又は飛行体の機体と連結されている。
また、上記ライン1625の代わりに、図15(b)に示したライン1825を用いてもよい。具体的に説明すると、ライン1825は、折り返し部分において仮止めバンド1850(たとえば、輪ゴム)で緩く固定し、図15(a)と同様に載置するものである。これにより、作動時において、ライン1825が絡まったり、他の部位に引っかかったりしないようにすることができる。なお、ライン1825は、押し上げ部材1815の中心側の一端が射出物に連結され、押し上げ部材1815の外縁側の他端が収容器または支持部1620又は飛行体の機体と連結されている。
また、上記ライン1625の代わりに、図15(c)に示したライン1925を用いてもよい。具体的に説明すると、ライン1925は、蛇行した状態にした後、紙または布、樹脂(フィルム、ゴム)、金属製ワイヤーなどの拘束部材1960で束ねたものである。これにより、作動時において、拘束部材1960は破れるか取り外されるかするので、ライン1925が絡まったり、他の部位に引っかかったりしないようにすることができる。なお、ライン1925は、押し上げ部材1915の中心側の一端が射出物に連結され、押し上げ部材1915の外縁側の他端が収容器または支持部1620又は飛行体の機体と連結されている。
また、上記ライン(連結部材)1625の初期状態の設置位置についての他の変形例について、図16(a)、(b)を参照しながら説明する。なお、ここでは、説明の便宜上、図面に射出物、収容器、飛行体、および飛行体の機体を図示せずに説明する。
上記ライン1625および押し上げ部材1615の代わりに、図16(a)、(b)に示したライン2025および押し上げ部材2015を用いてもよい。具体的に説明すると、押し上げ部材2015は、支持部2020の上面側において、凹部2030を形成したものである。この凹部2030の内部に、蛇行した状態でライン2025を載置する。これにより、図15で示した変形例よりも、ライン2025が絡まったり、他の部位に引っかかったりしないようにすることができる。なお、ライン2025は、押し上げ部材2015の中心側の一端が射出物に連結され、押し上げ部材2015の外縁側の他端が収容器または支持部1620又は飛行体の機体と連結されている。
また、本変形例は、図15(b)、(c)に示した変形例と組み合わせてもよい。
また、以下に、本発明に係る射出装置と飛行体の機体との固定についての変形例について説明する。なお、以下の変形例において、第1実施形態と下2桁が同じ符号の部位は、特に説明する場合を除き、第1実施形態で説明したものと同様であるので説明を省略する。
図17に示したように、本変形例の射出装置2100における収容器2118は、飛行体2130の機体2145と接着剤で固定されている。これにより、射出装置2100における収容器2118は、射出装置2100の作動時の衝撃に耐えうることができる。
また、本発明に係る射出装置と飛行体の機体との固定についての他の変形例について説明する。図18に示したように、本変形例の射出装置2200における収容器2218の底部に板状の連結部材2240が連結固定されており、この連結部材2240が飛行体2230の機体2245にボルト2241で固定されている。これにより、射出装置2200における収容器2218は、射出装置2200の作動時の衝撃に耐えうることができる。
また、本発明に係る射出装置と飛行体の機体との固定についての他の変形例について説明する。図19に示したように、本変形例の射出装置2300における収容器2318の側部に紐状または帯状の一対の連結部材2340の一端がそれぞれ連結固定されている。また、一対の連結部材2340それぞれの他端は、収容器2318の底部が飛行体2330の機体2345の上部に密着するように、飛行体2330の腕部2334または機体2345に連結固定されている。これにより、射出装置2300における収容器2318は、飛行体2330の機体2345に密着しているので、射出装置2300の作動時の衝撃に耐えうることができる。紐状または帯状の連結部材2340は機体2345の腕部2334の本数分結合でも、数本のみの結合でもよい。
また、本発明に係る射出装置と飛行体の機体との固定についての他の変形例について説明する。図20に示したように、本変形例の射出装置2400における収容器2418の側部に紐状または帯状の一対の連結部材2440の一端がそれぞれ連結固定されている。また、一対の連結部材2440それぞれの他端は、収容器2418の底部が飛行体2430の機体2445の上部に密着するように、飛行体2430の機体2445に連結固定されている。これにより、射出装置2400における収容器2418は、飛行体2430の機体2445に密着しているので、射出装置2400の作動時の衝撃に耐えうることができる。紐状または帯状の連結部材2340は数本結合でもよい。
また、本発明に係る射出装置と飛行体の機体との固定についての他の変形例について説明する。図21に示したように、本変形例の射出装置2500における収容器2518は、飛行体2530の下部に取り付けられている。具体的には、本変形例の射出装置2500における収容器2518の側部に紐状または帯状の一対の連結部材2540の一端がそれぞれ連結固定されている。また、一対の連結部材2540それぞれの他端は、収容器2518の底部(射出物の射出方向と反対方向の部分)が飛行体2530の機体2545の底部に密着するように、飛行体2530の腕部2534または機体2345に連結固定されている。これにより、射出装置2500における収容器2518は、飛行体2530の機体2545に密着しているので、射出装置2500の作動時の衝撃に耐えうることができる。紐状または帯状の連結部材2340は機体2345の腕部2334の本数分結合でも、数本のみの結合でもよい。
また、本発明に係る射出装置と飛行体の機体との固定についての他の変形例について説明する。図22に示したように、本変形例の射出装置2600における収容器2618の側部に紐状または帯状の一対の連結部材2640の一端がそれぞれ連結固定されている。また、一対の連結部材2640それぞれの他端は、収容器2618の底部(射出物の射出方向と反対方向の部分)が飛行体2630の機体2645の底部に密着するように、飛行体2630の機体2645に連結固定されている。これにより、射出装置2600における収容器2618は、飛行体2630の機体2645に密着しているので、射出装置2600の作動時の衝撃に耐えうることができる。紐状または帯状の連結部材2340は数本結合でもよい。
また、以下に、本発明に係る射出装置の収容器に収容する射出物の折り畳み方(例:パラグライダー)の変形例について説明する。なお、ここでは、説明の便宜上、図面上の射出物については、概略化したものを示す。
まず、図23(a)に示したように、押し上げ部材3015の支持部3020に射出物3016を設置したものが挙げられる。この射出物3016は、谷と山とを繰り返すようにジグザグに折り畳んだものを、押し上げ部材3015の有底筒状部3019の周囲に沿って取り囲むように載置したパラグライダーである。
次に、図23(b)に示したように、押し上げ部材3115の支持部3120に射出物3116を設置したものが挙げられる。この射出物3116は、押し上げ部材3115の有底筒状部3119を中心として渦形状に巻いて、押し上げ部材3115の有底筒状部3119の周囲を取り囲むように載置したパラグライダーである。
続いて、図23(c)に示したように、押し上げ部材3215の支持部3220に射出物3216を設置したものが挙げられる。この射出物3216は、押し上げ部材3215の有底筒状部3219の径方向に沿う方向に谷と山とを繰り返すようにジグザグに折り畳んだパラグライダーであり、途中において有底筒状部3219を谷側において挟み込むように載置したものである。
なお、図23(a)~(c)に示した各射出物は、布または紙、樹脂(フィルム、ゴム)、金属製ワイヤーなどの拘束部材で覆われて拘束されているものであってもよい。ここで、上記の布、樹脂(フィルム、ゴム)、金属製ワイヤーなどの場合は、作動時に容易に射出物の拘束を解くことができるように、たとえば、射出物を覆った上から容易に解けるように緩く固定されているだけとなっている。また、上記紙の場合は、作動時に容易に破断して射出物の拘束を解くことができる程度のものである。
また、図5に示した第3実施形態に係る射出装置400の変形例として、図1に示した射出装置100のピストン部材10と同様のピストン部材3310を有している射出装置2700(図24参照)が挙げられる。なお、本変形例において、上述の第3実施形態と下2桁が同じ符号の部位は、特に説明する場合を除き、第3実施形態で説明したものと同様であるので説明を省略する。射出装置2700によれば、図1に示した射出装置100および図5に示した射出装置400と同様の効果を奏することができる。
また、図5の通気孔424、および、図24の通気孔3324においては、シールがされていない状態(閉塞されていない状態)となっているが、所定の厚みのアルミニウム膜などを各通気孔の外部側または内部側に貼ることによってシールしてもよい。なお、このようなシールが設けられた場合、通常時において湿気を含む外部空気を内部に通さない機能を付加することができ、かつ、射出装置の作動時において内圧が所定以上になった場合に破断して、外部空気を取り入れることができるようになる。したがって、このようなシールが設けられた場合、作動前の通常時においては射出装置内部の部品の錆を抑制することができるとともに、作動時には負圧現象を低減することができ、押し上げ部材をスムーズに移動させることが可能となる。
10、410、510、610、1010、3310 ピストン部材
11、411、511、611、1011、3311 本体部
12、412、512、612、1012、3312 棒状部
13、413、513、613、813、913、1013、3313 孔部
14、414、514、614、814、914、1014、3314 シリンダ
15、415、515、615、815、915、1015、1615、1715、1815、1915、2015、3015、3115、3215、3315 押し上げ部材
16、416、1016、1616、3016、3116、3216、3316 射出物
17、417、517、617、817、917、1017、3317 ガス発生器(動力源)
18、218、318、418、1018、1118、1218、1318、1418、1518、1618、2118、2218、2318、2418、2518、2618、3318 収容器
19、219、319、419、519、619、819、919、1019、1119、1219、1319、1419、1519、1619、1719、1819、1919、2019、3019、3119、3219、3319 有底筒状部
20、220、340、420、520、620、820、920、1020、1120、1220、1320、1420、1520、1620、1720、1820、1920、2020、3020、3120、3220、3320 支持部
21、421、1021、1621、3321 蓋
22、422、1022、1622、3322 蓋開閉機構
23、423、823、923、1023、3323 ストッパー
24、424、1024、1124、1224、1424、1524、3324 通気孔
30、2130、2230、2330、2430、2530、2630 飛行体
31、445、1045、1645、2145、2245、2345、2445、2545、2645、3345 機体
32、2132、2232、2332、2432、2532、2632 推進機構
33、2133、2233、2333、2433、2533、2633 脚部
40、1040、1640、2140、2240、2340、2440、2540、2640 連結部材
51 リングギア(仲介部材)
51a 外歯
51b 内歯
60 動力伝達手段
61 動力伝達部材(仲介部材)
62 パイプ
63 ガス発生器
64 ピストン
70 プリテンショナカバー
71 通路
71a 通路終点部
80 回転軸(仲介部材)
81 ピニオンギア(仲介部材)
81a 外歯
90、990 ジャバラ部材
91、991a、991b 筒状部
92、992 ジャバラ状部
93、993 開口端
100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400、1500、1600、2100、2200、2300、2400、2500、2600、2700 射出装置
230、330、1330 突出部
231、331、1131、1231 ガイド
341、1341 線状部
430 駆動ピストン部材
431 本体部
432 棒状部
530、630 カバー
531、731 ピニオン(仲介部材)
532 突起部
533、733 ラック(仲介部材)
633 被押圧部材
634 通路形成部材
635 球(仲介部材)
1130、1230、2030 凹部
1625、1725、1825、1925、2025 ライン(連結部材)
1850 仮止めバンド
1960 拘束部材
2241 ボルト
2334、2534 腕部

Claims (11)

  1. 摺動部材と、
    前記摺動部材を内部に収容し、作動時に当該摺動部材が前記内部から外方に突出するための孔部が設けられたシリンダと、
    少なくとも前記シリンダの一部を覆うように配置された有底筒状部と、前記有底筒状部の開口部または側面の途中部分から外部に向けて突出するように形成された鍔状部とを有し、前記摺動部材により一方向に押し上げられる押し上げ部材と、
    前記押し上げ部材の前記鍔状部により支持されつつ押し上げられる射出物と、
    前記摺動部材を前記シリンダ内で前記内部から前記外方に突出するように移動させる動力源と、を備えていることを特徴とする射出装置。
  2. 上記有底筒状部の支持部は、穴あけ加工またはメッシュ加工により、部分的に肉抜きされていることを特徴とする請求項1に記載の射出装置。
  3. 前記鍔状部は、円盤状部、多角形、又は放射状に形成された複数の突出部、を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の射出装置。
  4. 前記摺動部材、前記シリンダ、前記押し上げ部材、前記射出物、および前記動力源を収容する収容器をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の射出装置。
  5. 前記射出物は、前記収容器内において当該収容器の内面と前記有底筒状部の外面との間に収容されていることを特徴とする請求項4に記載の射出装置。
  6. 前記収容器の、前記射出物の射出方向における下流側の端部に蓋が設けられていることを特徴とする請求項4又は5に記載の射出装置。
  7. 前記収容器に、作動時に前記押し上げ部材との間で発生する負圧を抑制する通気孔が設けられていることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の射出装置。
  8. 前記シリンダ内に設けられ、前記摺動部材を接触又は非接触により移動させる駆動摺動部材をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の射出装置。
  9. 前記動力源による圧力を受けて前記摺動部材を移動させる仲介部材をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の射出装置。
  10. 前記射出物が、コントロールラインを有する揚力発生部材を含むものであり、
    前記揚力発生部材を操舵可能に前記コントロールラインに接続された操舵機構をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の射出装置。
  11. 機体と、
    前記機体に結合される請求項1乃至10のいずれか1項に記載の射出装置と、
    前記機体に結合され、前記機体を推進させる推進機構と、を備えることを特徴とする飛行体。
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