JP7145836B2 - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
従来、インターネットを介した広告配信の一手法として、リターゲティング広告と呼ばれる手法がある。かかる手法は、例えば、所定のウェブサイトにアクセスしたユーザのユーザ端末に当該所定のウェブサイトへのリンクを有する広告コンテンツを表示し、当該所定のウェブサイトへのアクセスをユーザに促すものである。
また、特許文献1には、検索連動型広告の広告主に対し、広告効果を高める上で効果的なキーワードを提示する技術が開示されている。
特開2014-006757号公報
しかしながら、上記の従来技術では、第1ドメインで管理されるユーザと、第2ドメインで管理されるユーザとを効果的に紐付けることができるとは限らない。例えば、上記の従来技術では、検索連動型広告の対象となる対象広告の広告主の広告を閲覧したユーザを特定し、特定したユーザが入力した検索キーワードの入力頻度により検索キーワード毎のスコアを算出し、対象広告に対する検索連動型広告のキーワードの入力を受け付ける際に、このスコアの高い検索キーワードを候補として提示している。このように、上記の従来技術は、ドメインに基づくユーザ管理に関する施策ではないため、第1ドメインで管理されるユーザと、第2ドメインで管理されるユーザとを効果的に紐付けることができるとはいい難い。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、第1ドメインで管理されるユーザと、第2ドメインで管理されるユーザとを効果的に紐付けることができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本願にかかる情報処理装置は、第1ドメインにアクセスしたことにより前記第1ドメインに対応する第1コンテンツを表示する端末装置から、前記第1ドメインにアクセスしたことに応じて前記第1ドメインにより発行された識別子であって、前記端末装置のユーザを識別するための識別子である第1識別子を取得する取得部と、前記取得部により前記第1識別子が取得された場合に、前記端末装置に対して前記第1ドメインとは異なる第2ドメインに対応する第2コンテンツを出力する出力部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、第1ドメインで管理されるユーザと、第2ドメインで管理されるユーザとを効果的に紐付けることができるといった効果を奏する。
図1は、実施形態にかかる情報処理の概要を説明する説明図である。 図2は、実施形態にかかる情報処理の一例を示す図である。 図3は、実施形態にかかる管理処理を説明する説明図である。 図4は、実施形態にかかるリスト作成処理を説明する説明図である。 図5は、実施形態にかかる情報処理システムの構成例を示す図である。 図6は、実施形態にかかる情報処理装置の構成例を示す図である。 図7は、実施形態にかかるリスト情報記憶部の一例を示す図である。 図8は、実施形態にかかる情報処理システムによる情報処理手順を示すシーケンス図である。 図9は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願にかかる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ説明する。なお、この実施形態により本願にかかる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において、同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.情報処理の概要〕
主に、図1~図4を用いて、実施形態にかかる情報処理の一例について説明する。図1では、実施形態にかかる情報処理の前提を交えた概要について説明する。図2では、実施形態にかかる情報処理の全体的な流れについて説明する。図3では、実施形態にかかる情報処理のうち、識別子を管理する管理処理の一例について説明する。図4では、実施形態にかかる情報処理のうち、リスト生成処理の一例について説明する。また、実施形態にかかる情報処理は、図2に示す情報処理装置100によって行われる。情報処理装置100は、例えば、サーバ装置である。
図1~図4の説明に先立って、図5を用いて、まず、実施形態にかかる情報処理システムについて説明する。図5は、実施形態にかかる情報処理システム1の構成例を示す図である。実施形態にかかる情報処理システム1は、図5に示すように、クライアント装置10と、ユーザ装置20と、第1コンテンツ配信装置30と、第1識別子装置60と、情報処理装置100とを含む。クライアント装置10、ユーザ装置20、第1コンテンツ配信装置30、第1識別子装置60、情報処理装置100は、ネットワークNを介して有線または無線により通信可能に接続される。
クライアント装置10は、情報処理装置100(情報処理装置100を管理する事業者)に対して、コンテンツ(例えば、広告コンテンツ)配信に関するを依頼を行うクライアント事業者(以下、単に「クライアント」と略す)によって利用される情報処理端末である。また、このようなことから、かかるクライアントのことを広告主と言い換えることができる。クライアント装置10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等である。
また、図1でも示すが、本実施形態では、クライアント装置10を利用するクライアントの一例としてクライアントAD1を挙げる。しかしながら、情報処理装置100に対するクライアントは、クライアントAD1の1社に限らず、複数のクライアントが存在してもよい。この場合、実施形態にかかる情報処理システム1には、例えば、クライアントの数に応じた台数のクライアント装置10が含まれることになる。なお、クライアントAD1は、例えば、自社サイトとしてEC(Electronic Commerce)サイトを運営する運営会社である。
また、本実施形態では、クライアントAD1によって提供(運営)されるサイトのドメインを第1ドメイン♯1とする。このようなことから、クライアントAD1は、第1ドメイン♯1に対応するクライアントといえる。
第1コンテンツ配信装置30は、第1ドメイン♯1に対応する第1コンテンツを配信するサーバ装置である。例えば、第1コンテンツ配信装置30は、後述するユーザ装置20を用いてアクセスしてきたユーザ(エンドユーザ)に対して、第1ドメイン♯1に対応する第1コンテンツを配信する。また、このようなことから、第1コンテンツ配信装置30は、第1ドメイン♯1に対応するサーバ装置といえる。
第1識別子装置60は、後述するユーザ装置20のうち、第1ドメイン♯1にアクセスしたことにより第1ドメイン♯1に対応する第1コンテンツを表示するユーザ装置20のユーザを識別するための識別子である第1識別子を発行するサーバ装置である。また、このようなことから、第1識別子装置60は、第1ドメイン♯1に対応するサーバ装置といえる。
以上まとまると、クライアントAD1、第1コンテンツ配信装置30、および、第1識別子装置60は、第1ドメイン♯1で一括りにすることができる。
また、情報処理装置100を管理する事業者は、クライアントAD1をコンテンツ(例えば、広告コンテンツ)配信における顧客とする事業者であり、以下では「N社」とする。N社は、広告配信事業を行う事業者である。また、本実施形態では、N社によって提供(運営)されるサイトのドメインを第2ドメイン♯2とする。また、このようなことから、実施形態にかかる情報処理装置100は、第2ドメイン♯2に対応するサーバ装置といえる。
ユーザ装置20は、ユーザ(エンドユーザ)によって利用される情報処理端末である。ユーザ装置20は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PCや、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA等である。ユーザ装置20は、例えば、ユーザ操作に応じて、第1コンテンツ配信装置30にアクセスする。そして、ユーザ装置20は、第1コンテンツ配信装置30から受信した第1コンテンツを表示する。
ここで、実施形態にかかる情報処理が行われるにあたっての前提について説明する。実施形態にかかる情報処理は、近年における3rd Party Cookie(サード・パーティ・クッキー)に対するユーザ装置20の仕様変更に伴う施策といえる。この点について、上記第1ドメイン♯1および第2ドメイン♯2を用いて説明する。また、かかる説明では、第1ドメイン♯1により発行されるクッキーを1st Party Cookie(ファースト・パーティ・クッキー)とし、第2ドメイン♯2により発行されるクッキーを3rd Party Cookieとする。
例えば、ユーザAが、ブラウザBW1を有するユーザ装置20を用いて、クライアントAD1のECサイトであって、サイト名「ショップAAA」のECサイトであるサイトSC11に訪問したとする。かかる場合、ユーザAがサイトSC11を閲覧した閲覧履歴が記憶されたクッキーが第1ドメイン♯1により発行される。このようなクッキーは、ファースト・パーティ・クッキーと呼ばれる。また、この後、ユーザAが、ブラウザBW1を有するユーザ装置20を用いて、クライアントAD1の広告コンテンツを配信しているN社のサイトSC21にアクセスしたとする。かかる場合、ユーザAがクライアントAD1のサイトSC11を閲覧した次に、N社のサイトC21を閲覧した閲覧履歴が記憶されたクッキーが第2ドメイン♯2により発行される。このようなクッキーは、第1ドメイン♯1から見て第3者であるため、サード・パーティ・クッキーと呼ばれる。
ここで、N社は、ユーザAがユーザ装置20から、サード・パーティ・クッキーを取得することにより、複数の異なるドメインを跨ぐユーザAの行動をトラッキングすることができる。この結果、N社は、ユーザAの行動を分析することで効果的な広告配信を行うことができる。しかしながら、ユーザ装置20(より詳細には、ユーザ装置20に導入される特定のブラウザBW1)の仕様変更により、サード・パーティ・クッキーが即時削除されるようになってきている。そうすると、ユーザAを始め多くのユーザの行動をトラッキングする機会が減少するため、効果的な広告配信ができなくなるという問題が生じる。
このような問題を前提として、実施形態にかかる情報処理装置100は、図1に示すような情報処理を行う。図1は、実施形態にかかる情報処理の概要を説明する説明図である。繰り返しなるが、図1に示すクライアントAD1は、第1ドメイン♯1に対応するクライアントである。また、図1に示す第1識別子装置60は、第1ドメイン♯1に対応するサーバ装置であり第1識別子を発行する。また、図1に示す情報処理装置100は、第2ドメイン♯2に対応するサーバ装置であり実施形態にかかる情報処理を行う。
まず、第1識別子装置60は、クライアントAD1のサイトに訪問したユーザを示す訪問者情報を情報処理装置100に送信する。訪問者情報とは、第1ドメイン♯1(クライアントAD1のサイト)にアクセスしたことに応じて第1ドメイン♯1(第1識別子装置60)により発行された識別子であって、ユーザ装置20を用いてクライアントAD1のサイトに訪問したユーザを識別するための識別子である第1識別子を示す。
また、情報処理装置100は、訪問者情報が示すユーザのうち、N社のドメインすなわち第2ドメイン♯2に対応する識別子を有するユーザを抽出する。また、第2ドメイン♯2に対応する識別子を第2識別子とする。訪問者情報が示すユーザとは、ブラウザBW1に第1識別子が付与されたユーザ、すなわちクライアントAD1のサイトに訪問したユーザである。このユーザのユーザ群を集合GAとすると、情報処理装置100は、集合GAに含まれるユーザのうち、第2識別子がブラウザBW1に付与ユーザを抽出する。ここで、抽出されたユーザは、クライアントAD1のサイト(第1ドメイン♯1)およびN社のサイト(第2ドメイン♯2)の双方を跨いで訪問してきたユーザである。情報処理装置100は、前提で説明した問題がある中でも、第1ドメイン♯1および第2ドメイン♯2の双方を跨ぐユーザを一意に特定する(紐付ける)ことがでるようになるため、例えば、紐付けされたユーザがこの後第1ドメイン♯1でどのような行動を行ったかをトラッキングすることことができるようになる。このように、情報処理装置100は、第1ドメイン♯1で管理されるユーザと、第2ドメイン♯2で管理されるユーザとを効果的に紐付けることができるようになる。例えば、情報処理装置100は、第1ドメイン♯1で管理されるユーザX1は、第2ドメイン♯2で管理されるユーザのうちユーザX2であるといった紐付けを行うことができるようになる。このため、情報処理装置100は、前提で説明した問題がある中でも、効果的な広告配信を実現することができる。
また、情報処理装置100は、広告コンテンツが配信される配信先のユーザを条件付ける条件情報をクライアントから受け付けた場合に、第1ドメイン♯1および第2ドメイン♯2の双方を跨ぐユーザのうち、条件情報を満たすユーザがリストアップされたリスト情報をクライアントに返すことができる。例えば、図1に示すように、クライアントAD1が条件情報○○を満たすユーザのリストを作成するよう情報処理装置100に要求した場合、情報処理装置100は、第1ドメイン♯1および第2ドメイン♯2の双方を跨ぐユーザ(抽出したユーザ)のうち、条件情報○○を満たすユーザがリストアップされたリスト情報を生成しこれをクライアントAD1に返すことができる。この結果、クライアントAD1は、例えば、リスト情報を参照しながら、どのようなユーザに広告配信されるようにするかをリアルタイムに調整したり、広告単価を調整することができるようになる。
図1で説明した流れを情報処理装置100の観点から概念的に説明すると、情報処理装置100は、第1ドメイン♯1にアクセスしたことにより第1ドメインに対応する第1コンテンツを表示するユーザ装置20から、第1ドメインにアクセスしたことに応じて第1ドメインにより発行された識別子であって、ユーザ装置20のユーザを識別するための識別子である第1識別子を取得する。例えば、情報処理装置100は、第2ドメイン♯2に対応する所定のコンテンツであって、第2ドメインに対応する所定のサービス(例えば、第2ドメイン♯2に対応する検索サービスSA)が利用されることに応じて提供される所定のコンテンツ(例えば、検索結果ページ)を介して第1ドメイン♯1にアクセスしたことにより第1コンテンツを表示するユーザ装置20から、第1識別子を取得する。
また、情報処理装置100は、第1コンテンツのうち、ユーザ装置20からの今回のアクセスに応じて表示される表示対象の第1コンテンツに対応するアドレス情報も取得する。
また、図2で詳細に説明するが、情報処理装置100は、第1識別子を取得した場合に、ユーザ装置20に対して第1ドメイン♯1とは異なる第2ドメイン♯2に対応する第2コンテンツを出力する。例えば、情報処理装置100は、第2コンテンツが表示対象の第1コンテンツに挿入されるよう第2コンテンツをユーザ装置20に送信する。
〔2.実施形態にかかる情報処理の一例〕
ここからは、図2を用いて、実施形態にかかる情報処理に関する全体的な流れについて説明する。図2は、実施形態にかかる情報処理の一例を示す図である。図2では、実施形態にかかる情報処理システム1によって行われる情報処理の全体的な流れについて説明する。また、図2では、ユーザ装置20を用いてアクセスするユーザとして、ユーザU1を例示するが、ユーザU1以外のユーザがアクセスした場合であっても同様の情報処理が行われる。
図2の例では、ユーザU1は、第2ドメイン♯2に対応する検索サービスSAを利用して検索行動を行ったとする。例えば、ユーザU1は、第2ドメイン♯2に対応する検索サービスSAにおいて所定の検索クエリを入力して検索行動を行ったとする。かかる場合、第2ドメイン♯2に対応するサーバ装置であって、検索サービスSAを提供するサーバ装置である検索サーバSV(不図示)は、ユーザU1のユーザ装置20から検索クエリを取得する。そして、検索サーバSVは、取得した検索クエリで検索処理を行い、検索結果が一覧表示される検索結果ページP1をユーザ装置20に応答する。この結果、ユーザ装置20は、図2に示すように、第2ドメイン♯2に対応する検索結果ページP1を表示する(ステップS11)。
このような状態において、ユーザU1は、検索結果ページP1において一覧表示される検索結果のうち、第1コンテンツC11を示す検索結果を押下したとする。ここで注意すべきは、検索結果ページP1は第2ドメイン♯2に対応するコンテンツであるのに対して、検索結果の一つである第1コンテンツC11は第1ドメイン♯1に対応するコンテンツということである。また、第1ドメイン♯1に対応する第1コンテンツは、クライアントAD1が運営するECサイト(ショップAAA)のいわば1ウェブページである。したがって、第1コンテンツC11は、かかるECサイトを構成する第1コンテンツのうちの1つのウェブページである。例えば、第1コンテンツC11は、ショップAAAのトップページである。
また、第1コンテンツC11をはじめ、各第1コンテンツには、第2ドメイン♯2に対応する第2コンテンツが挿入(表示)される挿入枠(表示枠)が設置される。ユーザ装置20は、第1ドメイン♯1への今回のアクセスに応じて表示される表示対象の第1コンテンツ(図1の例では、第1コンテンツC11)に挿入枠が設置されていることで、第2コンテンツの配信要求を第2ドメイン♯2に送信する。
説明を戻す。ユーザ装置20は、第1コンテンツC11を示す検索結果が押下されたことに応じて、第1コンテンツ配信装置30に対して、第1コンテンツC11の配信を要求する(ステップS12)。つまり、ユーザ装置20は、第1コンテンツC11を示す検索結果が押下されたことに応じて、第1コンテンツC11の配信要求を第1コンテンツ配信装置30に送信する。
第1コンテンツ配信装置30は、ユーザ装置20から第1コンテンツC11の配信要求を受信すると、第1識別子装置60に対して、第1識別子の配信を要求する(ステップS13)。つまり、第1コンテンツ配信装置30は、第1識別子の配信要求を第1識別子装置60に送信する。
第1識別子装置60は、第1コンテンツ配信装置30から第1識別子の配信要求を受信すると、ユーザ装置20が第1ドメイン♯1にアクセスしたことに応じて、ユーザ装置20のユーザU1を識別する第1識別子を発行する(ステップS14)。具体的には、第1識別子装置60は、ユーザU1により検索結果ページP1に一覧表示される検索結果のうち、第1コンテンツC11を示す検索結果が押下されたことでユーザ装置20が第1ドメイン♯1にアクセスしたことに応じて(第1コンテンツ配信装置30に対して配信要求を送信したことに応じて)、ユーザ装置20のユーザU1を識別する第1識別子を発行する。言い換えると、第1識別子装置60は、ユーザU1がユーザ装置20を用いて第1ドメイン♯1にアクセスしたことの証拠となる第1識別子を発行する。
ここで、以下の実施形態では、第1識別子を「第1トークン」と表記する場合がある。図2の例では、情報処理装置100は、ユーザ装置20のユーザU1を識別する第1識別子として、第1トークン♯1-U1を発行している。第1トークン♯1-U1は、N社に対応するクッキー(サード・パーティ・クッキー)ではないため、情報処理装置100は、第1トークン♯1-U1を取得しただけでは、第1トークン♯1-U1で識別されるユーザが、N社に対応するどのクッキーで識別されるユーザであるかを認識することはできない。このようなことから、第1トークン♯1-U1単体では、情報処理装置100にとっては意味のない情報である。
次に、第1識別子装置60は、ステップS14で生成した第1識別子を含むリクエスト情報を第1コンテンツ配信装置30に返送する(ステップS15)。かかるリクエスト情報には、ユーザ装置20が第2ドメイン♯2(情報処理装置100)に対して第2コンテンツの配信要求を送信する際に、この配信要求とともに送信されるべき情報が含まれる。具合的には、リクエスト情報には、ステップS14で発行された第1トークン♯1-U1が含まれる。
第1コンテンツ配信装置30は、第1識別子装置60からリクエスト情報を受信すると、リクエスト情報とともに第1コンテンツC11をユーザ装置20に応答する(ステップS16)。例えば、第1コンテンツ配信装置30は、第1識別子装置60からリクエスト情報を受信すると、ユーザU1に応じた態様の第1コンテンツC11を生成する。そして、第1コンテンツ配信装置30は、生成した第1コンテンツC11と、リクエスト情報とをユーザ装置20に応答する。
ユーザ装置20は、第1コンテンツ配信装置30からリクエスト情報および第1コンテンツC11を受信すると、受信した情報をブラウザBW1上に展開する(ステップS17)。例えば、ユーザ装置20は、第1コンテンツC11が表示されるようブラウザBW1上に展開するとともに、ブラウザBW1に対して第1トークン♯1-U1を付与する。
上記説明したように、第1コンテンツC11には、第2コンテンツが挿入される挿入枠が含まれる。図1の例では、第1コンテンツC11には、このような挿入枠として、挿入枠Fが含まれる。ユーザ装置20は、第1ドメイン♯1への今回のアクセスに応じて表示される表示対象の第1コンテンツである第1コンテンツC11に挿入枠Fが含まれることで、第ドメイン♯2すなわち情報処理装置100に対して、挿入枠Fに挿入される挿入対象の第2コンテンツの配信を要求する(ステップS18)。つまり、ユーザ装置20は、挿入枠Fに挿入される挿入対象の第2コンテンツの配信要求を情報処理装置100に送信する。より詳細には、ユーザ装置20は、第1コンテンツC11に挿入枠Fが含まれることで、第2コンテンツの配信要求とともに、第1識別子および第1コンテンツC11のアドレス情報を情報処理装置100に送信する。図1の例では、ユーザ装置20は、第1トークン♯1-U1およびアドレス情報URLC11を情報処理装置100に送信する。
このようにして、ユーザ装置20が、第2コンテンツの配信要求とともに第1識別子およびアドレス情報を送信することで、情報処理装置100は、ステップS14で生成された第1識別子を取得する。また、情報処理装置100は、第2コンテンツが挿入される挿入枠を有する第1コンテンツのうち、第1ドメイン♯1への今回のアクセスに応じて表示される表示対象の第1コンテンツC11に対応するアドレス情報を取得する。このようなことから、第1コンテンツに挿入枠が設けられる目的は、情報処理装置100がユーザ装置20から第1識別子およびアドレス情報を取得できるよう、ユーザ装置20に対して情報処理装置100に向けて情報送信させることにある。したがって、本実施形態では、第2コンテンツがどのようなものであるかは重要ではない。このため、第2コンテンツは、例えば、1ピクセル×1ピクセルの非常に微小な画像で、ユーザには視認不可能な画像である。このため、挿入枠Fのサイズも1ピクセル×1ピクセルに対応している。もちろん、かかる例は一例に過ぎず、第2コンテンツは、あえてユーザに視認可能なサイズのコンテンツ(画像や動画)とされてもよい。
そして、情報処理装置100は、第2コンテンツの配信要求とともに第1識別子を取得したことに応じて、ユーザ装置20から、ユーザ装置20のユーザU1を識別するための識別子であって、第2ドメイン♯2に対応する識別子である第2識別子を取得する(ステップS19)。例えば、情報処理装置100は、ユーザ装置20のブラウザBW1を参照し、第2ドメイン♯2に対応する識別子である第2識別子がブラウザBW1に付与されているか否かを判定する。そして、情報処理装置100は、第2識別子がブラウザBW1に付与されている場合には、その第2識別子を取得する。
ここで、以下の実施形態では、第2識別子を「第2クッキー」と表記する場合がある。図2の例では、情報処理装置100は、ユーザ装置20のユーザU1を識別するための識別子であって、第2ドメイン♯2に対応する識別子である第2識別子として、第2クッキー♯2-U1を取得している。なお、本実施形態では、第2識別子はクッキー情報であるものとするが、第2識別子は第2ドメイン♯2に対応するその他の識別情報(例えば、N社によって発行されるユニークなユーザID)であってもよい。また、第2識別子には、かかるユーザIDが含まれてもよい。
このような状態において、情報処理装置100は、ステップS18およびS19にかけて取得した第1識別子と、第2識別子と、アドレス情報とを紐付けて管理する管理処理を行う(ステップS20)。この点について、図3を用いて説明する。図3は、実施形態にかかる管理処理を説明する説明図である。実施形態にかかる管理処理は、例えば、紐付情報記憶部121内で行われる。したがって、図3に示す説明図は、紐付情報記憶部121の内部構成に対応する。
まず、図3(a)を用いて、ユーザ追加に応じて、追加されたユーザの第1トークンに対して、第2クッキーおよび今回閲覧される第1コンテンツのアドレス情報を紐付けてゆく管理処理の一例を説明する。図2の例では、ユーザU1が検索結果ページP1を介して第1ドメイン♯1に対応する第1コンテンツC11にアクセスした結果、情報処理装置100は、第1ドメイン♯1により発行された第1トークン♯1-U1、第2クッキー♯2-U1、第1コンテンツC11のアドレス情報URLC11を取得している。かかる場合、情報処理装置100は、図3(a)に示すように、紐付情報記憶部121内において、「第1トークン♯1-U1」、「第2クッキー♯2-U1」、「アドレス情報URLC11」を紐付けて管理する。
また、図2では不図示であるが、他のユーザU2が検索結果ページP1を介して第1ドメイン♯1に対応する第1コンテンツC11にアクセスしたとする。また、かかる場合、情報処理装置100は、第1ドメイン♯1により発行された第1トークン♯1-U2、第2クッキー♯2-U2、第1コンテンツC11のアドレス情報URLC11を取得したとする。そうすると、情報処理装置100は、図3(a)に示すように、紐付情報記憶部121内において、「第1トークン♯1-U2」、「第2クッキー♯2-U2」、「アドレス情報URLC11」を紐付けて管理する。例えば、情報処理装置100は、図3(a)に示すように、ユーザU1に対応する紐付情報に対して、ユーザU2に対応する紐付情報を蓄積させる。
また、図2では不図示であるが、さらに他のユーザU3が検索結果ページP1を介して第1ドメイン♯1に対応する第1コンテンツC11にアクセスしたとする。また、かかる場合、情報処理装置100は、第1ドメイン♯1により発行された第1トークン♯1-U3、第2クッキー♯2-U3、第1コンテンツC11のアドレス情報URLC11を取得したとする。そうすると、情報処理装置100は、図3(a)に示すように、紐付情報記憶部121内において、「第1トークン♯1-U3」、「第2クッキー♯2-U3」、「アドレス情報URLC11」を紐付けて管理する。例えば、情報処理装置100は、図3(a)に示すように、ユーザU1に対応する紐付情報およびユーザU2に対応する紐付情報に対して、ユーザU3に対応する紐付情報をさらに蓄積させる。
このような管理処理により、情報処理装置100は、サード・パーティ・クッキーを取得できない状況下においても、第1ドメイン♯1および第2ドメイン♯2の双方を跨ぐユーザを第2ドメイン♯2側で認識可能な1人のユーザとして区別させることができる。
また、図3(b)を用いて、同一ユーザによって複数の異なる第1コンテンツが段階的に閲覧されることに応じて、閲覧される毎に閲覧された第1コンテンツのアドレス情報を紐付けてゆく管理処理の一例を説明する。図2の例では、ユーザU1が検索結果ページP1を介して第1ドメイン♯1に対応する第1コンテンツC11にアクセスした結果、情報処理装置100は、第1ドメイン♯1により発行された第1トークン♯1-U1、第2クッキー♯2-U1、第1コンテンツC11のアドレス情報URLC11を取得している。かかる場合、情報処理装置100は、図3(b)に示すように、紐付情報記憶部121内において、「第1トークン♯1-U1」、「第2クッキー♯2-U1」、「アドレス情報URLC11」を紐付けて管理する。
第1コンテンツC11は、例えば、ショップAAAのトップページであるが、ユーザU1は、第1コンテンツC11にアクセスした後、ショップAAAに対応するECサイトであるサイトSC11内の、他の第1コンテンツにアクセスしたとする。例えば、ユーザU1は、第1コンテンツC12にアクセスしたとする。第1コンテンツC12にも同様に挿入枠が設けられてるため、情報処理装置100は、ユーザU1による第1コンテンツC12へのアクセスに応じて、ユーザ装置20から第1コンテンツC12の配信要求とともに、「第1トークン♯1-U2」、「アドレス情報URLC12」を取得する。また、情報処理装置100は、ユーザ装置20のブラウザBW1を参照し、同じく「第2クッキー♯2-U1」を取得したとする。このような例では、情報処理装置100は、図3(b)に示すように、「第1トークン♯1-U1」、「第2クッキー♯2-U1」、「アドレス情報URLC12」を紐付けて管理する。
また、ユーザU1は、第1コンテンツC12にアクセスした後、ショップAAAに対応するECサイトであるサイトSC11内の、さらに他の第1コンテンツにアクセスしたとする。例えば、ユーザU1は、第1コンテンツC13にアクセスしたとする。第1コンテンツC13にも同様に挿入枠が設けられてるため、情報処理装置100は、ユーザU1による第1コンテンツC13へのアクセスに応じて、ユーザ装置20から第1コンテンツC13の配信要求とともに、「第1トークン♯1-U2」、「アドレス情報URLC13」を取得する。また、情報処理装置100は、ユーザ装置20のブラウザBW1を参照し、同じく「第2クッキー♯2-U1」を取得したとする。このような例では、情報処理装置100は、図3(b)に示すように、「第1トークン♯1-U1」、「第2クッキー♯2-U1」、「アドレス情報URLC13」を紐付けて管理する。
このような管理処理により、情報処理装置100は、サード・パーティ・クッキーを取得できない状況下においても、第1ドメイン♯1でのユーザの行動をトラッキングすることができる。図3(b)の例では、情報処理装置100は、ユーザU1が第1コンテンツC11→第1コンテンツC12→第1コンテンツC13の順に訪問していったことを特定することができる。この結果、情報処理装置100は、ユーザU1の段階的な行動からユーザU1の興味・関心を推定することができるため、効果的な広告配信を行うことができる。
図2の説明に戻る。情報処理装置100は、ステップS18でユーザ装置20から第2コンテンツの配信要求を受信したことに応じて、第2コンテンツをユーザ装置20に配信(出力)する(ステップS21)。例えば、情報処理装置100は、第2コンテンツが第1コンテンツC11に挿入されるよう第2コンテンツをユーザ装置20に送信する。ユーザ装置20は、情報処理装置100から第2コンテンツを受信すると、第2コンテンツが挿入された第1コンテンツC11を表示させる。
さて、これまで説明してきた情報処理により、情報処理装置100は、第1ドメイン♯1および第2ドメイン♯2の双方を跨ぐユーザを第2ドメイン♯2側で認識可能な1人のユーザとして区別した状態で蓄積(登録)してゆく。このようにして、ある程度ユーザが蓄積された後に、クライアントAD1は、蓄積されたユーザのうち、どのようなユーザに対して広告コンテンツを配信させるかを規定した条件情報を情報処理装置100に対して登録することで、条件情報を満たすユーザのリストを作成するよう要求する場合がある。例えば、クライアントAD1は、情報処理装置100により提供される所定のインタフェースを介して条件情報を登録することができる。図2の例では、情報処理装置100は、条件情報が指定されたリスト作成要求をクライアントAD1のクライアント装置10から受け付けたものとする。
そうすると、情報処理装置100は、条件情報を満たすユーザのリストを作成するリスト作成処理を行う(ステップS23)。この点について、図4を用いて説明する。図4は、実施形態にかかるリスト作成処理を説明する説明図である。図4に示す1つの例によると、クライアントAD1は、条件情報「男性」を設定するとともに、条件情報「男性」を満たすユーザリストのリスト名「男性リスト」を設定している。情報処理装置100は、このような設置を受け付けると、紐付情報記憶部121において現時点まで蓄積されてきた紐付情報であって、クライアントAD1に対応する紐付情報に基づいて、条件情報「男性」を満たすユーザに関する情報を取得する。紐付情報において、第1トークンに紐付けられる第2クッキーで識別されるユーザは、情報処理装置100が認識可能なユーザであるため、情報処理装置100は、自装置が保有するユーザ情報(例えば、各種履歴情報)に基づいて、かかるユーザに対応する属性情報や行動情報を特定することができる。したがって、情報処理装置100は、自装置が保有するユーザ情報と、クライアントAD1に対応する紐付情報に含まれる第2クッキーとの照合を行うことで、第2クッキーで識別されるユーザのうち、条件情報「男性」を満たすユーザの第2クッキーを特定する。
図4の例では、情報処理装置100は、第2クッキーで識別されるユーザのうち、条件情報「男性」を満たすユーザの第2クッキーとして、「第2クッキー♯2-U1」および「第2クッキー♯2-U2」を特定したとする。かかる場合、情報処理装置100は、「第2クッキー♯2-U1」および「第2クッキー♯2-U2」を取得する。そして、情報処理装置100は、「第2クッキー♯2-U1」および「第2クッキー♯2-U2」が表示されるリスト情報LT11を作成する。
また、図4に示す他の例によると、クライアントAD1は、条件情報「30代」を設定するとともに、条件情報「30代」を満たすユーザリストのリスト名「30代リスト」を設定している。情報処理装置100は、このような設置を受け付けると、紐付情報記憶部121において現時点まで蓄積されてきた紐付情報であって、クライアントAD1に対応する紐付情報に基づいて、条件情報「30代」を満たすユーザに関する情報を取得する。例えば、情報処理装置100は、自装置が保有するユーザ情報と、クライアントAD1に対応する紐付情報に含まれる第2クッキーとの照合を行うことで、第2クッキーで識別されるユーザのうち、条件情報「男性」を満たすユーザの第2クッキーを特定する。
図4の例では、情報処理装置100は、第2クッキーで識別されるユーザのうち、条件情報「男性」を満たすユーザの第2クッキーとして、「第2クッキー♯2-U2」および「第2クッキー♯2-U3」を特定したとする。かかる場合、情報処理装置100は、「第2クッキー♯2-U2」および「第2クッキー♯2-U3」を取得する。そして、情報処理装置100は、「第2クッキー♯2-U2」および「第2クッキー♯2-U3」が表示されるリスト情報LT12を作成する。
図2に戻り、情報処理装置100は、ステップS23のリスト作成処理で作成したリスト情報LT11およびLT12をクライアントAD1に提示する(ステップS24)。例えば、情報処理装置100は、リスト情報LT11およびLT12を、クライアントAD1のクライアント装置10に送信する。これにより、クライアントAD1は、例えば、リスト情報を参照しながら、どのようなユーザに広告配信されるようにするかをリアルタイムに調整したり、広告単価を調整することができるようになる。具体的には、クライアントAD1は、例えば、条件情報を満たすユーザの人数を把握することができるようになるため、条件情報を検討し直したり、広告費に対してバランスのとれた広告単価を調整することができるようになる。すなわち、情報処理装置100は、クライアントに対してより使い勝手の良い広告配信サービスを提供することができる。
〔3.まとめ〕
これまで説明してきたように、実施形態にかかる情報処理装置100は、第1ドメインにアクセスしたことにより第1ドメインに対応する第1コンテンツを表示する端末装置から、第1ドメインにアクセスしたことに応じて第1ドメインにより発行された識別子であって、端末装置のユーザを識別するための識別子である第1識別子を取得する。また、情報処理装置100は、第1識別子が取得された取得元の端末装置から、当該端末装置のユーザを識別するための識別子であって、第2ドメインに対応する識別子である第2識別子をさらに取得する。そして、情報処理装置100は、第1識別子と、第2識別子とを対応付けて管理する。また、情報処理装置100は、端末装置に対して第1ドメインとは異なる第2ドメインに対応する第2コンテンツを出力する。
これにより、実施形態にかかる情報処理装置100は、第1ドメインで管理されるユーザと、第2ドメインで管理されるユーザとを効果的に紐付けることができる。この結果、情報処理装置100は、サード・パーティ・クッキーを取得できない状況下においても、第1ドメインおよび第2ドメインの双方を跨ぐユーザを第2ドメイン側で認識可能な1人のユーザとして区別することができるため、このような状況下でも効果的な広告配信を実現することができる。
〔4.情報処理装置の構成〕
次に、図6を用いて、実施形態にかかる情報処理装置100について説明する。図6は、実施形態にかかる情報処理装置100の構成例を示す図である。図6に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。例えば、情報処理装置100は、図2~図4等で説明した情報処理を行うサーバ装置である。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、例えば、クライアント装置10、ユーザ装置20との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、紐付情報記憶部121と、リスト情報記憶部122とを有する。
ここで、図7に実施形態にかかるリスト情報記憶部122の一例を示す。リスト情報記憶部122は、クライアントの広告主による設定情報を記憶する。図7の例では、リスト情報記憶部122は、「クライアントID」、「ターゲットリストID」、「リスト名」、「条件情報」、「ユーザ群」といった項目を有する。
「クライアントID」は、クライアントまたはクライアント装置10を識別する識別情報を示す。広告コンテンツ(例えば、リターゲティング広告)が配信される配信先のユーザであって、「条件情報」を満たすユーザに関する情報が一覧表示されるリスト情報を識別する識別情報を示す。「リスト名」は、「ターゲットリストID」で識別されるリスト情報の名称を示す。「条件情報」は、広告コンテンツ(例えば、リターゲティング広告)が配信される配信先のユーザを条件付ける条件情報を示す。「条件情報」の一例としては、「自社サイトあるいはN社のサイトで5回以上商品購入したユーザ」といったものが挙げられる。
「ユーザ群」は、「条件情報」を満たすユーザに関する情報を示す。より具体的には、「ユーザ群」は、「クライアントID」で識別されるクライアント側のドメイン(第1ドメイン)、および、N社側のドメイン(第2ドメイン)の双方を跨ぐユーザのうち、かかるクライアントにより設定された「条件情報」を満たすユーザに関する情報を示す。ここでいうユーザに関する情報とは、例えば、第2ドメインに対応する第2識別子(第2クッキー)である。
すなわち、図7の例では、クライアントID「AD1」によって識別されるクライアント(クライアントAD1)が、条件情報「男性」を満たすユーザをリストアップするよう指定しており、条件情報「男性」を満たすユーザがリストアップされたリスト情報はターリストID「LT11」で識別される例を示す。また、図7の例では、クライアントAD1に関する広告コンテンツ(例えば、リターゲティング広告)が配信される配信先のユーザであって、条件情報「男性」を満たすユーザとして、第2クッキー♯2-U1で識別されるユーザ、第2クッキー♯2-U2で識別されるユーザがリスト情報LT11にリストアップされている例を示す。また、図7に示すリスト情報記憶部122の例は、図4で説明したリスト情報LT11の例に対応する。
(制御部130について)
制御部130は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図6に示すように、制御部130は、取得部131と、管理部132と、配信部133と、受付部134と、広告制御部135とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図6に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図6に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部131について)
取得部131は、第1ドメインにアクセスしたことにより第1ドメインに対応する第1コンテンツを表示する端末装置から、第1ドメインにアクセスしたことに応じて第1ドメインにより発行された識別子であって、端末装置のユーザを識別するための識別子である第1識別子を取得する。
例えば、取得部131は、第2ドメインに対応する所定のコンテンツであって、第2ドメインに対応する所定のサービスが利用されることに応じて提供される所定のコンテンツを介して第1ドメインにアクセスしたことにより第1コンテンツを表示する前端末装置から、第1識別子を取得する。例えば、取得部131は、所定のコンテンツとして、第2ドメインに対応する検索サービスを利用して検索行動が行われることに応じて提供される検索結果ページを介して第1ドメインにアクセスしたことにより第1コンテンツを表示する端末装置から、第1識別子を取得する。より詳細には、取得部131は、検索結果ページに一覧表示される検索結果のうち、第1コンテンツを示す検索結果の押下に応じた前記第1ドメインへのアクセスにより第1コンテンツを表示する端末装置から、第1識別子を取得する。
また、取得部131は、第1コンテンツのうち、今回のアクセスに応じて表示される表示対象の第1コンテンツに対応するアドレス情報を取得する。例えば、取得部131は、表示対象の第1コンテンツとして、第2コンテンツが挿入される挿入枠を有する第1コンテンツのうち、今回のアクセスに応じて表示される表示対象の第1コンテンツに対応するアドレス情報を取得する。例えば、取得部131は、アドレス情報として、表示対象の第1コンテンツに挿入枠が含まれることにより端末装置から送信される配信要求であって、当該挿入枠に挿入される挿入対象の第2コンテンツの配信要求とともに送信されるアドレス情報を取得する。
また、取得部131は、この配信要求とともに端末装置から送信される第1識別子を取得する。
図2の例では、ユーザU1は、第2ドメイン♯2に対応する検索サービスSAにおいて所定の検索クエリを入力して検索行動を行っている。この結果、ユーザ装置20は、図2に示すように、第2ドメイン♯2に対応する検索結果ページP1を表示している。また、このような状態において、ユーザU1は、検索結果ページP1において一覧表示される検索結果のうち、第1コンテンツC11を示す検索結果を押下している。そして、ユーザ装置20は、第1コンテンツC11を示す検索結果が押下されたことに応じて、第1コンテンツ配信装置30に対して、第1コンテンツC11の配信を要求している。
また、図2の例では、第1識別子装置60は、ユーザU1により検索結果ページP1に一覧表示される検索結果のうち、第1コンテンツC11を示す検索結果が押下されたことでユーザ装置20が第1ドメイン♯1にアクセスしたことに応じて(第1コンテンツ配信装置30に対して配信要求を送信したことに応じて)、ユーザ装置20のユーザU1を識別する第1識別子である第1トークン♯1-U1を発行している。
また、図2の例では、第1識別子装置60および第1コンテンツ配信装置30を介してユーザ装置20に返答された第1コンテンツC11には、第1ドメイン♯1とは異なる第2ドメイン♯2に対応する第2コンテンツが挿入される挿入枠Fが設けられている。このため、ユーザ装置20は、挿入対象の第2コンテンツの配信要求とともに、第1トークン♯1-U1、および、第1コンテンツC11のアドレス情報URLC11を情報処理装置100に送信している。
この結果、取得部131は、図2の例では、第1トークン♯1-U1、および、第1コンテンツC11のアドレス情報URLC11を取得している。
また、取得部131は、第1識別子が取得された取得元の端末装置から、当該端末装置のユーザを識別するための識別子であって、第2ドメインに対応する識別子である第2識別子をさらに取得する。
図2の例では、取得部131は、第1トークン♯1-U1、および、第1コンテンツC11のアドレス情報URLC11を取得すると、ユーザ装置20のブラウザBW1を参照し、第2ドメイン♯2に対応する識別子である第2識別子がブラウザBW1に付与されているか否かを判定する。そして、取得部131は、第2識別子がブラウザBW1に付与されている場合には、その第2識別子を取得する。図の例では、取得部131は、第2識別子として、第2クッキー♯2-U1を取得している。
また、取得部131は、配信要求を取得した場合に、当該配信要求で要求される挿入対象の第2コンテンツが挿入される表示対象の第1のコンテンツに対応するアドレス情報と、第1識別子とが対応付けて管理されるよう制御する。
(管理部132について)
管理部132は、第1識別子と、第2識別子とを対応付けて管理する。具体的には、管理部132は、取得部131による制御に応じて、第1識別子と、第2識別子と、アドレス情報とを対応付けて管理する。図2および図3の例では、管理部132は、紐付情報記憶部121内において、「第1トークン♯1-U1」、「第2クッキー♯2-U1」、「アドレス情報URLC11」を紐付けて管理する。また、図3(a)で説明したように、管理部132は、ユーザ追加に応じて、追加されたユーザの第1トークンに対して、第2クッキーおよび今回閲覧される第1コンテンツのアドレス情報を紐付けてゆく管理処理を行う。また、図3(b)で説明したように、管理部132は、同一ユーザによって複数の異なる第1コンテンツが段階的に閲覧されること応じて、閲覧される毎に閲覧された第1コンテンツのアドレス情報を紐付けてゆく管理処理を行う。
また、管理部は、第1識別子を発行した第1ドメインに対応するクライアントから当該第1識別子とともに所定の条件情報が受け付けられた場合に、当該第1識別子に対応付けられた第2識別子で識別されるユーザのうち、所定の条件情報を満たすユーザであって、コンテンツ配信先の候補となるユーザに関する情報が表示されるリスト情報を生成する。
図4の例では、情報処理装置100は、クライアントAD1から条件情報「男性」、および、条件情報「男性」を満たすユーザリストのリスト名「男性リスト」の設定を受け付けている。これにより、管理部132は、紐付情報記憶部121において現時点まで蓄積されてきた紐付情報であって、クライアントAD1に対応する紐付情報に基づいて、条件情報「男性」を満たすユーザに関する情報を取得する。紐付情報において、第1トークンに紐付けられる第2クッキーで識別されるユーザは、情報処理装置100が認識可能なユーザであるため、管理部132は、情報処理装置100が保有するユーザ情報(例えば、各種履歴情報)に基づいて、かかるユーザに対応する属性情報や行動情報を特定することができる。したがって、管理部132は、情報処理装置100が保有するユーザ情報と、クライアントAD1に対応する紐付情報に含まれる第2クッキーとの照合を行うことで、第2クッキーで識別されるユーザのうち、条件情報「男性」を満たすユーザの第2クッキーを特定する。
図4の例では、管理部132は、第2クッキーで識別されるユーザのうち、条件情報「男性」を満たすユーザの第2クッキーとして、「第2クッキー♯2-U1」および「第2クッキー♯2-U2」を特定している。よって、管理部132は、「第2クッキー♯2-U1」および「第2クッキー♯2-U2」を取得する。そして、管理部132は、「第2クッキー♯2-U1」および「第2クッキー♯2-U2」が表示されるリスト情報LT11を作成している。例えば、「第2クッキー♯2-U1」または「第2クッキー♯2-U2」で識別されるユーザが検索サービスSAを利用し検索行動を行ったとする。かかる場合、例えば、N社の広告配信装置によって、「第2クッキー♯2-U1」または「第2クッキー♯2-U2」識別されるユーザに対して、検索結果ページにおいてリターゲティング広告が配信される場合がある。
(配信部133について)
配信部133は、取得部131により第1識別子が取得された場合に、取得元の端末装置に対して第1ドメインとは異なる第2ドメインに対応する第2コンテンツを出力(配信)する。例えば、配信部133は、第2コンテンツが第1コンテンツに挿入されるよう第2コンテンツを端末装置に送信する。このようなことから、配信部133は、出力部に対応する処理部である。また、配信要求の受信は、取得部131以外の処理部によって行われてもよい。例えば、情報処理装置100は、配信要求を受信する受信部を有してもよい。
(受付部134について)
受付部134は、第1識別子に対応付けられた第2識別子で識別されるユーザのうち、所定の条件情報を満たすユーザであって、コンテンツ配信先の候補となるユーザに関する情報が表示されるリストに関する各種情報設定を受け付ける。図4の例では、受付部134は、クライアントAD1から条件情報「男性」(所定の条件情報の一例)、および、条件情報「男性」を満たすユーザリストのリスト名「男性リスト」の設定を受け付けている。
(広告制御部135について)
広告制御部135は、管理部132により作成されたリスト情報に基づき広告配信されるよう制御する。例えば、広告制御部135は、N社の広告配信装置によって、りターゲティング広告が配信されるよう制御する。
〔5.処理手順〕
次に、図8を用いて、実施形態にかかる情報処理システム1による情報情報について説明する。図8は、実施形態にかかる情報処理システム1による情報処理手順を示すシーケンス図である。
まず、ユーザ装置20は、第2ドメインに対応する検索結果ページを表示している状態において、かかる検索結果ページに一覧表示される検索結果のうち、第1ドメインに対応する第1コンテンツを示す検索結果が押下されたか否かを判定する(ステップS101)。ユーザ装置20は、第1コンテンツを示す検索結果が押下されていない場合には(ステップS101;No)、押下されるまで待機する。一方、ユーザ装置20は、第1コンテンツを示す検索結果が押下された場合には(ステップS101;Yes)、第1コンテンツ配信装置30に対して、その検索結果が示す第1コンテンツの配信を要求する(ステップS102)。
第1コンテンツ配信装置30は、ユーザ装置20から第1コンテンツの配信要求を受信すると、第1識別子装置60に対して、第1識別子の配信を要求する(ステップS103)。
第1識別子装置60は、第1コンテンツ配信装置30から第1識別子の配信要求を受信すると、ユーザ装置20が第1ドメインにアクセスしたことに応じて、ユーザ装置20のユーザを識別する第1識別子を発行する(ステップS104)。また、第1識別子装置60は、ステップS104で生成した第1識別子を含むリクエスト情報を第1コンテンツ配信装置30に返送する(ステップS105)。
第1コンテンツ配信装置30は、第1識別子装置60からリクエスト情報を受信すると、ユーザ装置20から受信した配信要求に対応する第1コンテンツを生成する(ステップS106)。そして、第1コンテンツ配信装置30は、生成した第1コンテンツと、第1識別子装置60から受信したリクエスト情報(ステップS104で発行された第1識別子を含む)とをユーザ装置20に応答する(ステップS107)。
ユーザ装置20は、第1コンテンツ配信装置30からリクエスト情報および第1コンテンツを受信すると、第1コンテンツをブラウザ上に展開する(ステップS108)。また、ユーザ装置20は、ブラウザに対して第1識別子を付与する。
次に、ユーザ装置20は、第1コンテンツに挿入枠が含まれることにより、情報処理装置100に対して、挿入枠に挿入される挿入対象の第2コンテンツの配信を要求する(ステップ109)。例えば、ユーザ装置20は、第1コンテンツに挿入枠が含まれることにより、第1識別子および第1コンテンツのアドレス情報を含む配信要求を情報処理装置100に送信する。これにより、情報処理装置100の取得部131は、第1識別子およびアドレス情報を取得する。
そして、取得部131は、第2コンテンツの配信要求とともに第1識別子を取得したことに応じて、ユーザ装置20から、ユーザ装置20のユーザを識別するための識別子であって、第2ドメインに対応する識別子である第2識別子を取得する(ステップS110)。例えば、取得部131は、ユーザ装置20のブラウザを参照し、第2ドメイン♯2に対応する識別子である第2識別子がブラウザに付与されているか否かを判定する。そして、取得部131は、第2識別子がブラウザに付与されている場合には、その第2識別子を取得する。
このような状態において、情報処理装置100の管理部132は、取得部131により取得された第1識別子と、第2識別子と、アドレス情報とを紐付けて管理する管理処理を行う(ステップS111)。また、第1識別子と、第2識別子と、アドレス情報とが紐付けられた紐付情報が紐付情報記憶部121に蓄積された状態で、受付部134がクライアントからリスト作成要求を受け付けたとする。かかる場合には、管理部132は、紐付情報記憶部121において、このクライアントに対応する第1識別子に紐付けられた第2識別子で識別されるユーザのうち、リスト作成要求に含まれる条件情報を満たすユーザであって、コンテンツ配信先の候補となるユーザに関する情報が表示されるリスト情報を生成する。
〔6.ハードウェア構成〕
また、上記実施形態にかかる情報処理装置100は、例えば図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図9は、情報処理装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、通信網50を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網50を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを、入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態にかかる情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを、記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信網50を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔7.その他〕
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
以上、本願の実施形態をいくつかの図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10 クライアント装置
20 ユーザ装置
30 第1コンテンツ配信装置
60 第1識別子装置
100 情報処理装置
120 記憶部
121 紐付情報記憶部
122 リスト情報記憶部
130 制御部
131 取得部
132 管理部
133 配信部
134 受付部
135 広告制御部

Claims (15)

  1. 第1ドメインにアクセスしたことにより前記第1ドメインに対応する第1コンテンツを表示する端末装置から、前記第1ドメインにアクセスしたことに応じて前記第1ドメインにより発行された識別子であって、前記端末装置のユーザを識別するための識別子である第1識別子を取得する取得部と、
    前記取得部により前記第1識別子が取得された場合に、前記端末装置に対して前記第1ドメインとは異なる第2ドメインに対応する第2コンテンツを出力する出力部と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記取得部は、前記第2ドメインに対応する所定のコンテンツであって、前記第2ドメインに対応する所定のサービスが利用されることに応じて提供される所定のコンテンツを介して前記第1ドメインにアクセスしたことにより前記第1コンテンツを表示する前記端末装置から、前記第1識別子を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記取得部は、前記所定のコンテンツとして、前記第2ドメインに対応する検索サービスを利用して検索行動が行われることに応じて提供される検索結果ページを介して前記第1ドメインにアクセスしたことにより前記第1コンテンツを表示する前記端末装置から、前記第1識別子を取得する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記取得部は、前記検索結果ページに一覧表示される検索結果のうち、前記第1コンテンツを示す検索結果の押下に応じた前記第1ドメインへのアクセスにより前記第1コンテンツを表示する前記端末装置から、前記第1識別子を取得する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記取得部は、前記第1コンテンツのうち、前記アクセスに応じて表示される表示対象の第1コンテンツに対応するアドレス情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  6. 前記取得部は、前記表示対象の第1コンテンツとして、前記第2コンテンツが挿入される挿入枠を有する第1コンテンツのうち、前記アクセスに応じて表示される表示対象の第1コンテンツに対応するアドレス情報を取得する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記取得部は、前記アドレス情報として、前記表示対象の第1コンテンツに前記挿入枠が含まれることにより前記端末装置から送信される配信要求であって、当該挿入枠に挿入される挿入対象の第2コンテンツの配信要求とともに送信されるアドレス情報を取得する
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記取得部は、前記配信要求とともに前記端末装置から送信される前記第1識別子を取得する
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記取得部は、前記配信要求が受信された場合に、当該配信要求で要求される前記挿入対象の第2コンテンツが挿入される前記表示対象の第1のコンテンツに対応する前記アドレス情報と、前記第1識別子とが対応付けて管理されるよう制御する
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の情報処理装置。
  10. 前記取得部は、前記第1識別子が取得された取得元の前記端末装置から、当該端末装置のユーザを識別するための識別子であって、前記第2ドメインに対応する識別子である第2識別子をさらに取得する
    ことを特徴とする請求項1~9のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  11. 前記第1識別子と、前記第2識別子とを対応付けて管理する管理部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記管理部は、前記第1識別子を発行した前記第1ドメインに対応するクライアントから当該第1識別子とともに所定の条件情報が受け付けられた場合に、当該第1識別子に対応付けられた前記第2識別子で識別されるユーザのうち、前記所定の条件情報を満たすユーザであって、コンテンツ配信先の候補となるユーザに関する情報が表示されるリスト情報を生成する
    ことを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記出力部は、前記第2コンテンツが前記第1コンテンツに挿入されるよう前記第2コンテンツを前記端末装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1~12のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  14. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    第1ドメインにアクセスしたことにより前記第1ドメインに対応する第1コンテンツを表示する端末装置から、前記第1ドメインにアクセスしたことに応じて前記第1ドメインにより発行された識別子であって、前記端末装置のユーザを識別するための識別子である第1識別子を取得する取得工程と、
    前記取得工程により前記第1識別子が取得された場合に、前記端末装置に対して前記第1ドメインとは異なる第2ドメインに対応する第2コンテンツを出力する出力工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  15. 第1ドメインにアクセスしたことにより前記第1ドメインに対応する第1コンテンツを表示する端末装置から、前記第1ドメインにアクセスしたことに応じて前記第1ドメインにより発行された識別子であって、前記端末装置のユーザを識別するための識別子である第1識別子を取得する取得手順と、
    前記取得手順により前記第1識別子が取得された場合に、前記端末装置に対して前記第1ドメインとは異なる第2ドメインに対応する第2コンテンツを出力する出力手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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