JP2017033114A - ユーザ情報収集装置、ユーザ情報収集システム及びユーザ情報の収集方法 - Google Patents

ユーザ情報収集装置、ユーザ情報収集システム及びユーザ情報の収集方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017033114A
JP2017033114A JP2015150177A JP2015150177A JP2017033114A JP 2017033114 A JP2017033114 A JP 2017033114A JP 2015150177 A JP2015150177 A JP 2015150177A JP 2015150177 A JP2015150177 A JP 2015150177A JP 2017033114 A JP2017033114 A JP 2017033114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
information
server
web
browsing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015150177A
Other languages
English (en)
Inventor
貴弘 菅原
Takahiro Sugawara
貴弘 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2015150177A priority Critical patent/JP2017033114A/ja
Publication of JP2017033114A publication Critical patent/JP2017033114A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】 検索エンジンを提供するWebサーバに直接依存することなく、ユーザが検索したキーワードそのもの以上の情報を得ることが可能な、特定の対象に興味を持つユーザに関する情報を収集するユーザ情報収集装置を提供する。【解決手段】 検索エンジンを提供する検索サーバで検索したキーワードを収集するのではなく、キーワードに対してSEO対策が施されたWebサーバである情報取得・提供サーバを複数設け、そのキーワードに関連する対象に興味を持つユーザを誘導し、それらのWebサーバからクッキーに保存されたユーザの識別情報と、そのWebサーバにおける滞在時間や閲覧したページなどの閲覧履歴に関する閲覧情報を受け付ける構成とした。これによって、検索サーバに直接依存することなく、ユーザの閲覧情報から検索したキーワードのみでは困難なユーザの興味の程度や詳細な対象などを解析することが可能になる。【選択図】 図2

Description

本発明は、特定の対象に興味を持つユーザに関する情報を収集するユーザ情報収集装置、ユーザ情報収集システム及びユーザ情報の収集方法に関するものである。
多くのインターネットユーザは、自らが興味を持つ対象に関連するキーワードをインターネットの検索エンジンで検索して、検索結果に表示されたWebページからその対象に関する情報を得ている。すなわち、ユーザが検索エンジンで検索したキーワードは、そのユーザの興味を示していることが多いので、検索したキーワードからユーザの興味を推測することが可能と考えられる。
例えば、趣味など興味の対象が共通しているユーザを探したいケースでは、検索エンジンで検索したキーワードの履歴をユーザ毎に保存しておき、同一のキーワードを検索したユーザを抽出すれば、そのキーワードに関連する対象に興味があるユーザのグループと推測することができるはずである(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−191894号公報
不特定多数のインターネットユーザの中から特定の対象に興味を持つユーザを探したいケースとして、次のような例が想定される。学校などでのいじめは深刻な社会問題の一つになっているが、いじめの被害にあっている子供は周囲に相談できないことが多い。そこで、インターネット上でいじめに悩んでいる子供を探し出すことができれば、そうした子供たちに役立ついじめの相談窓口などに関する情報をWebページで提供することとして、広告等と同様の手法を用いてそのWebページに誘導すれば、悩みを打ち明けて解決の糸口を見つけることができる可能性がある。また、近年社会問題化している危険ドラッグなどの薬物への対策についても、危険ドラッグに興味を持っている人を探し出すことができれば、その危険性を伝える情報をWebページで提供することによって、薬物の使用を未然に食い止めることができる可能性がある。
こうしたニーズに対して、特許文献1に開示されているような方法によって、インターネット上で検索エンジンを提供するWebサーバでユーザが検索したキーワードを収集すれば、検索したキーワードから特定の対象に興味を持つユーザを抽出することが可能である。しかし、検索エンジンを提供するWebサーバでユーザが検索したキーワードを収集する方法には、次のような問題があると考えられる。
まず、こうした方法によって情報を収集するためには、多くのユーザが頻繁に利用する検索エンジンを提供していることが前提になる。そのため、実質的には、大手の検索サイトの運営者自身か、大手の検索サイトからの協力が得られる事業者でないと、情報の収集が困難という限界がある。
また、検索エンジンを提供するWebサーバにおいて収集できるのは、あくまでユーザがどのようなキーワードを検索したか、検索結果からどのWebページを選択したかという情報までであって、ユーザが検索結果として表示されたWebページに遷移した後にどのような情報を閲覧したかを追跡することはできないし、検索結果として表示されたWebページがユーザの興味に合致するものであったか、キーワードに関連するどのような情報にユーザが興味を持っているかまで把握することも困難である。
本発明は、このような課題に対応するためになされたものであり、検索エンジンを提供するWebサーバに直接依存することなく、ユーザが検索したキーワードそのもの以上の情報を得ることが可能な、特定の対象に興味を持つユーザに関する情報を収集するユーザ情報収集装置、ユーザ情報収集システム及びユーザ情報の収集方法を提供することを目的とするものである。
このような課題を解決する本発明は、特定の対象に関連するキーワードに対して検索エンジン最適化の対策が施された複数のWebサーバと接続された、前記対象に興味を持つユーザに関する情報を収集するユーザ情報収集装置であって、前記複数のWebサーバのうち少なくとも一のWebサーバから、前記Webサーバにアクセスしたユーザの識別情報と、前記ユーザの前記Webサーバにおける閲覧履歴に関する閲覧情報を受け付ける受付手段を備えることを特徴とするユーザ情報収集装置である。
本発明は、検索エンジンを提供するWebサーバでユーザが検索したキーワードを収集するのではなく、キーワードに対して検索エンジン最適化の対策(SEO対策)が施されたWebサーバを複数設け、そのキーワードに関連する対象に興味を持つユーザを誘導し、それらのWebサーバからユーザの識別情報と、そのWebサーバにおけるユーザの滞在時間や閲覧したWebページなどの閲覧履歴に関する閲覧情報を受け付ける構成とした。これによって、検索エンジンを提供するWebサーバに直接依存することなく、ユーザの閲覧情報から、検索したキーワードのみでは困難なユーザの興味の程度や詳細な対象などを解析することが可能になっている。
また、本発明は、前記受付手段が受け付けた閲覧情報から、前記閲覧情報に対応するユーザの前記対象への興味の度合いを示すスコアを算出する算出手段と、前記受付手段が識別情報を受け付けたユーザのうち、前記算出手段により算出されたスコアが所定の条件に合致するユーザを、前記対象に興味を持つユーザとして選択する選択手段と、を備えること特徴とすることもできる。
このように構成すると、特定のキーワードを検索したユーザの中から、特にそのキーワードに関連する対象に強い興味を持っていることが推測されるユーザなどを抽出することが可能になる。
また、本発明は、前記算出手段は、前記受付手段が前記複数のWebサーバから受け付けたユーザの識別情報が共通する前記複数のWebサーバにおける閲覧情報から、前記スコアを算出すること特徴とすることもできる。
このように複数のWebサーバから収集した閲覧情報からスコアを算出するよう構成すると、閲覧情報を一のWebサーバから収集する場合に比べて、ユーザの興味の程度や詳細な対象などをより詳細に解析することが可能になる。すなわち、特定の対象に関連するキーワードに対して検索エンジン最適化の対策が施されたWebサーバをできるだけ多く設けるのが望ましい構成となる。
また、本発明は、前記受付手段が受け付けた閲覧情報から、前記キーワードに対して検索エンジン最適化の対策が施されたWebサーバに格納されたWebページの更新処理に用いられる検索エンジン最適化支援情報を生成する生成手段を備えること特徴とすることもできる。
このように、本発明に係るユーザ情報収集装置において、ある対象に興味を持つユーザがどのようなキーワードを検索しやすいかといった情報を解析して、ユーザを誘導するWebサーバの検索エンジン最適化の対策に活用するように構成すると、情報収集の効率性が向上して、さらに好適な構成となる。
本発明は、本発明に係るユーザ情報収集装置と複数のWebサーバからなる、ユーザ情報収集システムとして特定することも可能である。
すなわち、本発明に係るユーザ情報収集システムは、特定の対象に関連するキーワードに対して検索エンジン最適化の対策が施された複数のWebサーバと、前記複数のWebサーバから前記対象に興味を持つユーザに関する情報を収集するユーザ情報収集装置からなるユーザ情報収集システムであって、前記ユーザ情報収集装置は、前記複数のWebサーバのうち少なくとも一のWebサーバから、前記Webサーバにアクセスしたユーザの識別情報と、前記ユーザの前記Webサーバにおける閲覧履歴に関する閲覧情報を受け付ける受付手段を備えることを特徴とするユーザ情報収集システムである。
また、本発明にかかるユーザ情報収集システムは、先に説明した本発明に係るユーザ情報収集装置の各々の構成に対応するユーザ情報収集システムに関する発明として特定することもできる。
本発明は、本発明に係るユーザ情報収集装置によって実行される、ユーザ情報の収集方法として特定することも可能である。
すなわち、本発明に係るユーザ情報の収集方法は、特定の対象に興味を持つユーザに関する情報を収集するユーザ情報の収集方法であって、前記対象に関連するキーワードに対して検索エンジン最適化の対策が施された複数のWebサーバと接続されたコンピュータが、前記複数のWebサーバのうち少なくとも一のWebサーバから、前記Webサーバにアクセスしたユーザの識別情報と、前記ユーザの前記Webサーバにおける閲覧履歴に関する閲覧情報を受け付ける受付ステップを有することを特徴とするユーザ情報の収集方法である。
また、本発明にかかるユーザ情報の収集方法は、先に説明した本発明に係るユーザ情報収集装置の各々の構成によって実行されるユーザ情報の収集方法に関する発明として特定することもできる。
本発明によると、検索エンジンを提供するWebサーバに直接依存することなく、特定のキーワードを検索したユーザがアクセスしたWebサーバにおける滞在時間や閲覧したWebページなどの閲覧情報を取得して解析することによって、特定の対象に興味を持つユーザに関する情報を収集するとともに、そこから特にその対象に興味を持つ可能性が高いと推測されるユーザを抽出することが可能になる。
本発明を、例えば、いじめ対策に活用するケースでは、いじめに悩んでいることが推測されるユーザをインターネット上から探し出し、いじめの相談窓口などの有用な情報を提供するWebページに誘導することができるなど、様々な社会問題への対策として活用することが期待できる。
本発明に係るユーザ情報収集装置によって提供されるサービスの一例を示す図である。 本発明に係るユーザ情報収集装置の実施形態を示す図である。 本発明に係るユーザ情報収集装置の構成を示すブロック図である。 本発明に係るユーザ情報収集装置によるユーザ情報の収集・解析の流れを示す図である。 本発明に係るユーザ情報収集装置において特定の対象に興味を持つユーザを選択する流れを示すフローチャートである。 本発明に係るユーザ情報収集装置によって収集・解析した情報を活かしてユーザに必要と推測される情報を提供する流れを示す図である。 本発明に係るユーザ情報収集装置によって収集・解析したユーザ情報をSEO対策に活用する流れを示す図である。
本発明を実施するための形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。尚、以下の説明における、本発明の用途、ユーザを識別する方法、対象となるユーザの選択方法などの具体例は、いずれも本発明の実施形態の一例を示したものであって、本発明はここに示した実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明に係るユーザ情報収集装置によって提供されるサービスの一例として、本発明をいじめに悩む人への情報提供に活用する方法を示したものである。本発明では、特定の対象に興味を持つユーザに対して、その対象に関連するキーワードに対してSEO対策が施されたダミーのWebページをできるだけ多く設けておき、それらのWebページに誘導することによって、アクセスしたユーザの滞在時間や閲覧したページなどの閲覧履歴に関する閲覧情報からユーザの興味の程度を解析し、特に強い興味を持っていることが推測されるユーザを選択して、いじめの相談窓口などの有用な情報を提供するWebページへの誘導などの対策を実施する。
図1の例では、いじめに悩んでいて、いじめられない方法を探しているユーザをインターネット上から探し出すために、「いじめられない方法」というキーワードに対してSEO対策が施されたダミーのWebページA−Cが、このシステムの運営事業者によって設けられている。システムの運営事業者は本発明に係るユーザ情報収集装置を用いて、これらのWebページにアクセスしたユーザのクッキー(Cookie)に保存された識別情報を取得するとともに、各々のユーザのWebページを提供するWebサーバにおける滞在時間などの閲覧情報から「いじめられない方法」への興味の度合いを判断して、いじめに悩んでいることが推測されるユーザの識別情報を、いじめ問題に関する相談などのサービスを提供する相談機関等に提供する。
相談機関等では、各々のユーザの「いじめられない方法」への興味の度合いを考慮して、行動ターゲティングの手法を用いたピンポイントのネット広告によるいじめの相談窓口に関する情報を提供するWebページへの誘導、さらには、必要な場合にはプロバイダ等への個人を特定するためのIPアドレス等の情報提供の依頼など、ユーザの興味の度合いから推測されるいじめの深刻度の段階に応じた対応を実施する。
図2は、本発明に係るユーザ情報収集装置の実施形態について、システムの全体像を含めた概要を示したものである。図1の例に当てはめると、情報取得・提供サーバA−Cが、「いじめられない方法」というキーワードに対してSEO対策が施されたダミーのWebページA−Cを提供するWebサーバに該当する。ユーザがPCやスマートフォンなどのユーザ端末から、インターネットを介して検索エンジンを備えた検索サーバにアクセスして「いじめられない方法」のキーワードを検索すると、SEO対策によってWebページA−Cが検索結果の上位に表示され、ユーザは情報取得・提供サーバA−Cにアクセスすることになる。
情報取得・提供サーバA−Cでは、初めてアクセスを受け付けたユーザに対してクッキーが発行されて、ユーザの識別情報がユーザ端末のWebブラウザに保存される。ここで例えば、いずれかのサーバでクッキーを発行する際に、他のサーバのドメインも設定しておくといった方法によって、情報取得・提供サーバA−Cで共通のクッキーを利用することも可能である。ユーザが情報取得・提供サーバA−CにアクセスしてWebページを閲覧すると、クッキーに保存されたユーザの識別情報とあわせて、ユーザのサーバでの滞在時間、閲覧したWebページや階層の深さ、何回目のアクセスかといった検索頻度などの閲覧履歴に関する情報である閲覧情報が、情報収集・解析サーバに送信される。
情報収集・解析サーバでは、各々のユーザについて受信した閲覧情報から、ユーザがキーワードに設定した「いじめられない方法」にどの程度関心を持っているかを判断する。例えば、その情報取得・提供サーバでの滞在時間が長い、その情報取得・提供サーバで閲覧したWebページの階層が深い、検索サーバからその情報取得・提供サーバでにアクセスした頻度が高い、といったケースでは、キーワードに関連する対象へのユーザの関心度が高いことが推測される。こうした解析結果から、一定のレベル以上の関心があると推測されるユーザを選択して、選択されたユーザのクッキーに保存された識別情報を、ネット広告を配信している検索サーバ等に提供する。ネット広告を配信している検索サーバ等では、クッキーを利用した行動ターゲティング広告などの手法を用いて、いじめの相談窓口などの有用な情報を提供するWebページに選択されたユーザを誘導する。こうした有用な情報を提供するWebページは、情報取得・提供サーバA−Cに設けておくこととすればよい。
また、情報収集・解析サーバでは、ユーザが検索サーバでの検索結果を介して情報取得・提供サーバA−Cそれぞれへアクセスした情報を得ることができるので、これらの情報を情報取得・提供サーバA−CのSEO対策に活用することも可能である。その場合、情報収集・解析サーバでの解析結果から生成されたSEO対策に用いることができるSEO対策支援情報が、情報収集・解析サーバからSEOサーバに提供され、SEOサーバから情報取得・提供サーバA−Cに対して、SEO対策支援情報を反映したWebページの更新処理が実行される。
図3は、本発明に係るユーザ情報収集装置の構成を示している。図3において、情報収集・解析サーバ40が本発明に係るユーザ情報収集装置に対応する。また、本発明に係るユーザ情報収集システムは、情報取得・提供サーバ10−30と情報収集・解析サーバ40によって構成される。
情報取得・提供サーバ10−30、検索サーバ60、広告サーバ70は、いずれもインターネットに接続されたサーバコンピュータであって、ネットワーク端末であるユーザ端末50からインターネット経由でアクセスして情報の送受信が行えるものであれば、その物理的な構成は特に限定されるものではない。検索サーバ60には、ユーザ端末50からアクセスして利用することが可能な検索エンジンが設けられており、広告サーバ70は、ユーザ端末50からWebページを閲覧する際に表示される広告を制御する。
情報取得・提供サーバ10には、クッキー制御部11、ページ格納部12及びユーザ情報送信部13が備えられている。クッキー制御部11とユーザ情報送信部13は、いずれも機能的に特定されるものであって、各々の機能を実現するためのプログラムが情報取得・提供サーバ10の補助記憶装置からメインメモリに読み出され、CPUで演算処理を実行することによって、各々のプログラムに対応する機能が実現される。ページ格納部12には、情報取得・提供サーバ10の補助記憶装置の記憶領域が割り当てられる。情報取得・提供サーバ20−30も基本的な構成は同様となる。
情報収集・解析サーバ40には、ユーザ情報格納部41、ユーザ選択部42及びSEO対策支援部43が備えられている。ユーザ選択部42とSEO対策支援部43は、いずれも機能的に特定されるものであって、各々の機能を実現するためのプログラムが情報収集・解析サーバ40の補助記憶装置からメインメモリに読み出され、CPUで演算処理を実行することによって、各々のプログラムに対応する機能が実現される。ユーザ情報格納部41には、情報収集・解析サーバ40の補助記憶装置の記憶領域が割り当てられる。
ユーザ端末50には、PCやスマートフォン、タブレット型コンピュータ等の、インターネットに接続可能なネットワーク端末が用いられるが、インターネットを介して情報取得・提供サーバ10−30や検索サーバ60、広告サーバ70と情報を送受信できるものであれば、その構成は特に限定されるものではない。
SEOサーバ80は、情報取得・提供サーバ10−30から提供されるWebページに、SEO対策を施すための更新処理を実行するコンピュータであって、その構成は特に限定されるものではない。
以上の構成を前提に、図4−7を用いて、本発明に係るユーザ情報収集装置等における処理の流れについて説明する。
図4は、本発明に係るユーザ情報収集装置によるユーザ情報の収集・解析の流れを示している。いじめに悩んでいるユーザが、ユーザ端末50から検索サーバ60にアクセスして、検索サーバ60の検索エンジンに「いじめられない方法」をキーワードに指定した検索要求を送信すると、ユーザ端末50に返信される検索結果には、「いじめられない方法」というキーワードに対してSEO対策が施されたダミーのWebページA−Cが上位に表示される。
ユーザが検索結果の上位に表示された項目の中からダミーのWebページAを選択したとする、情報取得・提供サーバ10のページ格納部12から、ダミーのWebページAが呼び出される。このときに、情報取得・提供サーバ10に初めてアクセスしたユーザに対しては、クッキー制御部11からクッキーが発行されて、ユーザの識別情報がユーザ端末50のWebブラウザに保存される。2回目以降のアクセスの場合は、ユーザ端末50のWebブラウザに保存されたクッキーから、ユーザの識別情報が情報取得・提供サーバ10に送信される。ダミーのWebページBが選択されれば情報取得・提供サーバ20、ダミーのWebページCが選択されれば情報取得・提供サーバ30において、同様の処理が行われる。
また、情報取得・提供サーバ10−30のWebページにPHPでSERVER変数を記述しておくことによって、リファラを用いてユーザ端末50が「いじめられない方法」の検索結果を表示するWebページからアクセスしたことや、ユーザ端末50のIPアドレスを特定することも可能である。IPアドレスとクッキーに保存したユーザの識別情報を関連付けて保存しておけば、ユーザの識別情報に対応するIPアドレスを特定することが可能になり、必要に応じてユーザがアクセスした時のIPアドレスを提供することも可能になる。
情報取得・提供サーバ10では、アクセスのあったユーザ毎に、サーバ内のWebページを閲覧した滞在時間、閲覧されたWebページとその階層の深さ、2回目以降のアクセスについてはアクセスのあった回数(そこから特定できる検索頻度)などのサーバ内におけるWebページの閲覧履歴に関する情報が、閲覧情報として保存される。これらの閲覧情報は、クッキーに保存されたユーザの識別情報とあわせて、所定のタイミングで情報取得・提供サーバ10のユーザ情報送信部13から、情報収集・解析サーバ40に送信される。情報取得・提供サーバ20、情報取得・提供サーバ30においても、同様の処理が行われる。
これらの情報が情報取得・提供サーバ10−30から情報収集・解析サーバ40に送信されるタイミングは特に限定されるものではなく、ユーザ端末50から情報取得・提供サーバ10−30にアクセスがあると、セッションが終了する毎に送信することとしてもよいし、情報取得・提供サーバ10−30に保存された情報を定期的に送信することとしてもよい。
情報収集・解析サーバ40では、受信したユーザの識別情報と閲覧情報がユーザ情報格納部41に格納される。さらに、ユーザ選択部42が所定のタイミングで起動されて、ユーザ情報格納部41に格納された情報を解析することによって、それぞれのユーザのキーワードに関連する対象に対する興味の度合い、この例では「いじめられない方法」に対する興味の度合いを推測して、「いじめられない方法」について有用な情報を提供すべきユーザとして、「いじめられない方法」に特に強い興味を持っていることが推測されるユーザを選択する。
ユーザ選択部42において、クッキーに保存された識別情報を受信したユーザの中から、情報提供の対象ユーザを選択する方法は特に限定されるものではないが、その一例を示したのが図5のフローチャートである。ユーザ情報格納部41にユーザ情報が格納されているユーザの中から、一のユーザを選択して(S1)、そのユーザの閲覧情報に含まれる情報取得・提供サーバ10−30での滞在時間、「いじめられない方法」のキーワードの検索頻度などから、所定の演算式に基づいて、「いじめられない方法」に対する興味の度合いを示すスコアを算出する(S2)。
算出したスコアが所定の閾値を上回る場合には(S3がYes)、情報提供の対象ユーザに決定する(S4)。スコアが所定の閾値を上回らなければ(S3がNo)、情報提供の対象ユーザからは除外される。この処理を全てのユーザが終了するまで(S5がYes)繰り返し、情報提供の対象ユーザに決定されたユーザについて、クッキーに保存された識別情報をユーザ情報格納部41から抽出して(S6)、情報提供の対象ユーザを選択する処理を終了する。
尚、こうした情報提供の対象ユーザを選択する処理は、同一のユーザ端末50に対して情報取得・提供サーバ10−30がそれぞれクッキーに異なる識別情報を保存させた場合には。キーワードが同一であってもサーバ毎に選択が行われることになるが、情報取得・提供サーバ10−30で同一のユーザに対してクッキーに保存させる識別情報を共通化した場合には、同一のキーワードに関する閲覧情報を統合して判断することができる。閲覧情報を統合すると、興味の度合いの判断に用いることができる情報量が増加し、ユーザの興味のより精緻な解析が可能になるため、そのような構成とすることが好ましい。
図6は、本発明に係るユーザ情報収集装置によって収集・解析した情報を活かして、ユーザに必要と推測される情報を提供する流れを示している。これまで説明したように、情報収集・解析サーバ40で情報提供の対象となるユーザが選択されると、選択されたユーザのクッキーに保存された識別情報のリストが、検索サーバ60や広告サーバ70に引き渡される。情報収集・解析サーバ40から検索サーバ60や広告サーバ70にこれらの情報を引き渡す方法は特に限定されるものではなく、情報収集・解析サーバ40から検索サーバ60等に所定のタイミングで自動送信されるものであってもよいし、情報収集・解析サーバ40から出力された情報をオペレータが検索サーバ60等に手動で入力するものであってもよい。
選択されたユーザのクッキーに保存された識別情報のリストを受け取った検索サーバ60や広告サーバ70では、クッキーを利用した行動ターゲティング広告などの方法によって、選択されたユーザが検索サーバ60による検索結果のWebページや広告サーバ70が広告を配信しているWebページを閲覧する際に、これらのWebページを呼び出したユーザのクッキーに保存された識別情報から情報対象の対象ユーザとして選択されたユーザに該当することを確認して、いじめの相談窓口に関する情報などの「いじめられない方法」について有用な情報を提供するWebページへのリンクを、広告と同様の形式で表示させる。
尚、一般的な行動ターゲティング広告の手法は、広告のリンクからクッキーを発行したWebサーバに再訪問させる仕組みであるため、この手法を利用する場合は、クッキーを発行したWebサーバである情報取得・提供サーバ10−30に、「いじめられない方法」について有用な情報を提供するWebページを設けることとすればよいが、他のWebサーバに誘導する仕組みの利用を排除するものではない。
図7は、本発明に係るユーザ情報収集装置によって収集・解析したユーザ情報をSEO対策に活用する流れを示している。情報収集・解析サーバ40では、検索サーバ60での検索結果から、情報取得・提供サーバ10−30にどのような頻度でどのWebページにアクセスがあったかといった情報を得ることができるので、SEO対策支援部43は、これらの解析結果からSEO対策に用いることができるSEO対策の支援情報を生成する。
生成されたSEO対策の支援情報は、情報取得・提供サーバ10−30から提供されるWebページが特定のキーワードでの検索結果において上位に表示されるよう、情報収集・解析サーバ40からそれらのWebページの更新処理を実行するSEOサーバ80に引き渡され、情報取得・提供サーバ10−30から提供されるWebページ(ページ格納部12等に格納されたWebページ)の更新処理に利用される。
尚、情報収集・解析サーバ40からSEOサーバ80にSEO対策の支援情報を引き渡す処理、引き渡されたSEO対策の支援情報を用いた情報取得・提供サーバ10−30から提供されるWebページの更新処理は、ネットワークを介して自動で処理されるものであってもよいし、オペレータ等を介して行われるものであってもよい。
10 情報取得・提供サーバ
11 クッキー制御部
12 ページ格納部
13 ユーザ情報送信部
20 情報取得・提供サーバ
30 情報取得・提供サーバ
40 情報収集・解析サーバ
41 ユーザ情報格納部
42 ユーザ選択部
43 SEO対策支援部
50 ユーザ端末
60 検索サーバ
70 広告サーバ
80 SEOサーバ

Claims (6)

  1. 特定の対象に関連するキーワードに対して検索エンジン最適化の対策が施された複数のWebサーバと接続された、前記対象に興味を持つユーザに関する情報を収集するユーザ情報収集装置であって、
    前記複数のWebサーバのうち少なくとも一のWebサーバから、前記Webサーバにアクセスしたユーザの識別情報と、前記ユーザの前記Webサーバにおける閲覧履歴に関する閲覧情報を受け付ける受付手段を備えること
    を特徴とするユーザ情報収集装置。
  2. 前記受付手段が受け付けた閲覧情報から、前記閲覧情報に対応するユーザの前記対象への興味の度合いを示すスコアを算出する算出手段と、
    前記受付手段が識別情報を受け付けたユーザのうち、前記算出手段により算出されたスコアが所定の条件に合致するユーザを、前記対象に興味を持つユーザとして選択する選択手段と、を備えること
    を特徴とする請求項1記載のユーザ情報収集装置。
  3. 前記算出手段は、前記受付手段が前記複数のWebサーバから受け付けたユーザの識別情報が共通する前記複数のWebサーバにおける閲覧情報から、前記スコアを算出すること
    を特徴とする請求項2記載のユーザ情報収集装置。
  4. 前記受付手段が受け付けた閲覧情報から、前記キーワードに対して検索エンジン最適化の対策が施されたWebサーバに格納されたWebページの更新処理に用いられる検索エンジン最適化支援情報を生成する生成手段を備えること
    を特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のユーザ情報収集装置。
  5. 特定の対象に関連するキーワードに対して検索エンジン最適化の対策が施された複数のWebサーバと、前記複数のWebサーバから前記対象に興味を持つユーザに関する情報を収集するユーザ情報収集装置からなるユーザ情報収集システムであって、
    前記ユーザ情報収集装置は、前記複数のWebサーバのうち少なくとも一のWebサーバから、前記Webサーバにアクセスしたユーザの識別情報と、前記ユーザの前記Webサーバにおける閲覧履歴に関する閲覧情報を受け付ける受付手段を備えること
    を特徴とするユーザ情報収集システム。
  6. 特定の対象に興味を持つユーザに関する情報を収集するユーザ情報の収集方法であって、
    前記対象に関連するキーワードに対して検索エンジン最適化の対策が施された複数のWebサーバと接続されたコンピュータが、
    前記複数のWebサーバのうち少なくとも一のWebサーバから、前記Webサーバにアクセスしたユーザの識別情報と、前記ユーザの前記Webサーバにおける閲覧履歴に関する閲覧情報を受け付ける受付ステップを有すること
    を特徴とするユーザ情報の収集方法。
JP2015150177A 2015-07-29 2015-07-29 ユーザ情報収集装置、ユーザ情報収集システム及びユーザ情報の収集方法 Pending JP2017033114A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015150177A JP2017033114A (ja) 2015-07-29 2015-07-29 ユーザ情報収集装置、ユーザ情報収集システム及びユーザ情報の収集方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015150177A JP2017033114A (ja) 2015-07-29 2015-07-29 ユーザ情報収集装置、ユーザ情報収集システム及びユーザ情報の収集方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017033114A true JP2017033114A (ja) 2017-02-09

Family

ID=57986169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015150177A Pending JP2017033114A (ja) 2015-07-29 2015-07-29 ユーザ情報収集装置、ユーザ情報収集システム及びユーザ情報の収集方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017033114A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021064202A (ja) * 2019-10-15 2021-04-22 ヤフー株式会社 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007201742A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Ntt Software Corp コンテンツ配信システム
JP2010271996A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Yahoo Japan Corp ユーザ嗜好情報収集装置
JP2011118497A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Mitsubishi Electric Information Systems Corp ガイドライン管理装置及びガイドライン管理プログラム
JP2012221403A (ja) * 2011-04-13 2012-11-12 Fujitsu Ten Ltd 情報配信装置、方法およびプログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007201742A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Ntt Software Corp コンテンツ配信システム
JP2010271996A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Yahoo Japan Corp ユーザ嗜好情報収集装置
JP2011118497A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Mitsubishi Electric Information Systems Corp ガイドライン管理装置及びガイドライン管理プログラム
JP2012221403A (ja) * 2011-04-13 2012-11-12 Fujitsu Ten Ltd 情報配信装置、方法およびプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021064202A (ja) * 2019-10-15 2021-04-22 ヤフー株式会社 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP7145836B2 (ja) 2019-10-15 2022-10-03 ヤフー株式会社 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4764864B2 (ja) 情報伝播抽出装置および情報伝播抽出方法
US8869019B1 (en) Method and apparatus for automatic website optimization
US8543925B2 (en) Contextually aware client application
US20140195893A1 (en) Method and Apparatus for Generating Webpage Content
CN102037464A (zh) 具有最多点击的下一个对象的搜索结果
US20150220641A1 (en) Search engine optimization at scale
US9195944B1 (en) Scoring site quality
EP2849073A1 (en) Information processing system and information processing method
US10019735B2 (en) Advertisement distribution apparatus, distribution method, and distribution program
CN103714174B (zh) 用于互联网中加速经验知识积累的信息采集方法及系统
KR20120116596A (ko) 타겟팅 광고를 제공하기 위한 광고 정보 제공 시스템 및 방법, 광고 노출 시스템 및 방법 그리고 검색 히스토리 저장 시스템 및 방법
JP2017016544A (ja) 情報処理装置、情報処理方法
US9171086B1 (en) Website duration performance based on category durations
JP6872853B2 (ja) 検出装置、検出方法及び検出プログラム
KR20150045236A (ko) 스크랩 정보 관리 방법 및 장치
JP5133953B2 (ja) 情報伝播を検知するウェブページ関係評価装置
JP2015069588A (ja) サーバ装置、プログラム、及び、情報提供方法
JP2017033114A (ja) ユーザ情報収集装置、ユーザ情報収集システム及びユーザ情報の収集方法
WO2017074710A1 (en) Search system
US20150310482A1 (en) Method and survey server for generating metrics indicative of website visit originating channel effectiveneess
US9094452B2 (en) Method and apparatus for locating phishing kits
US10122646B2 (en) Resource placement via a web page
JP5847867B2 (ja) 広告主向け参考情報提供装置
RU2660593C2 (ru) Способ и сервер определения исходной ссылки на исходный объект
JP2015118415A (ja) 情報フィルタリングシステム及びフィルタリング方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170512

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180516