JP7144980B2 - クリーナ - Google Patents

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Description

本発明は、クリーナに関する。
例えば、窓ガラスを洗浄液などの液体を使用して清掃すると、窓ガラスに付着した液体を拭き取る必要が生じる。そこで、窓ガラスから液体を拭き去って吸い取る器具に関する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、電気モータにより回転させられる吸引タービンによって気液混合体を引き込む。
特表2016-527951号公報
特許文献1に記載の技術のような器具を使用して窓ガラスから液体を拭き取ったとしても、窓ガラスに液体の一部が残留するおそれがある。窓ガラスに付着した液体をより確実に除去することが望まれる。
本発明の態様は、対象物に付着した液体をより確実に除去可能なクリーナを提供することを目的とする。
本発明の態様に従えば、対象物に付着した液体を拭き取るワイパ部材と、前記ワイパ部材が拭き取った液体を吸引する吸引口と、前記対象物に向かって空気を吹き出す吹出口と、を備えるクリーナが提供される。
本発明の態様によれば、対象物に付着した液体をより確実に除去することができるクリーナが提供される。
図1は、第一実施形態に係るクリーナを示す斜視図である。 図2は、第一実施形態に係るクリーナを示す断面図である。 図3は、第一実施形態に係るクリーナのノズルユニットを示す斜視図である。 図4は、第一実施形態に係るクリーナのノズルユニットの先端部を示す側面図である。 図5は、第一実施形態に係るクリーナのバッテリ装着部を示す斜視図である。 図6は、第一実施形態に係るクリーナを示すブロック図である。 図7は、第一実施形態に係るクリーナの使用方法の一例を示す概略図である。 図8は、第一実施形態に係るクリーナの使用時のノズルユニットの先端部を示す側面図である。 図9は、第二実施形態に係るクリーナのノズルユニットを示す斜視図である。 図10は、第二実施形態に係るクリーナのノズルユニットの先端部を示す平面図である。 図11は、第三実施形態に係るクリーナのノズルユニットの先端部を示す平面図である。 図12は、第四実施形態に係るクリーナのノズルユニットを示す斜視図である。 図13は、第五実施形態に係るクリーナを示す斜視図である。 図14は、第五実施形態に係るクリーナの使用状態を示す斜視図である。 図15は、第六実施形態に係るクリーナを示す断面図である。 図16は、クリーナの変形例を示す側面図である。 図17は、クリーナの変形例を示す斜視図である。 図18は、クリーナのノズルユニットの先端部の変形例を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、または実質的に同一のものを含む。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能であり、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせることも可能である。
以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、XYZ直交座標系を参照しつつ各部の位置関係について説明する。所定面内のX軸と平行な方向をX軸方向とする。X軸と直交する所定面内のY軸と平行な方向をY軸方向とする。所定面と直交するZ軸と平行な方向をZ軸方向とする。
また、以下の説明においては、「左」、「右」、「前」、「後」、「上」、及び「下」の用語を用いて各部の位置関係について説明する。これらの用語はクリーナ10を基準とした相対位置又は方向を示す。本実施形態において、X軸方向は左右方向である。Y軸方向は前後方向である。Z軸方向は上下方向である。+X方向は右方向である。-X方向は左方向である。+Y方向は前方向である。-Y方向は後方向である。+Z方向は上方向である。-Z方向は下方向である。
[第一実施形態]
図1は、第一実施形態に係るクリーナを示す斜視図である。図2は、第一実施形態に係るクリーナを示す断面図である。クリーナ10は、例えば、洗浄液などの液体を使用して窓ガラスを洗浄した後、対象物の一例である窓ガラスに付着した液体を吸引して除去する。クリーナ10は、DC電源から供給される電力によって動作する。本実施形態では、クリーナ10は、電動工具に使用する電動工具用バッテリ100から供給される電力によって動作する。
クリーナ10は、ケース20と、モータユニット30と、タンクユニット40と、ノズルユニット50と、バッテリ装着部80と、制御回路90とを備える。クリーナ10は、さらに電動工具用バッテリ100を含んでもよい。
ケース20は、クリーナ10の外形を規定する。ケース20は、筒状に形成されている。ケース20は、内部の空間に、モータユニット30と制御回路90とを収容している。ケース20は、外周の前部にタンクユニット40を着脱可能な収容部21が形成されている。ケース20は、上部にノズルユニット50が連結されている。ケース20は、外周の下部にバッテリ装着部80が配置されている。ケース20には、ハンドル22と、スイッチ23とが配置されている。
ハンドル22は、ユーザが把持する把持部である。ハンドル22は、ケース20の後部に配置されている。ハンドル22は、ハンドルハウジング221によって外形が規定される。ハンドルハウジング221は、ケース20と一体に形成されている。
スイッチ23は、クリーナ10を駆動又は停止させるためにユーザが操作するスイッチである。スイッチ23は、操作されるたびにクリーナ10の駆動と停止とを切り替える。スイッチ23は、ハンドル22の前部に配置されている。スイッチ23は、ユーザがハンドル22を把持した状態で操作可能である。スイッチ23は、トリガ操作部材231と、弾性部材232と、トリガ信号出力部233とを含む。
トリガ操作部材231は、ハンドル22の前部に配置されている。トリガ操作部材231は、ハンドルハウジング221に形成された開口222に進退可能に配置されている。より詳しくは、トリガ操作部材231の少なくとも一部は、開口222に配置されている。トリガ操作部材231の少なくとも一部は、ハンドルハウジング221の前面よりも前方に突出する。トリガ操作部材231は、ブロック状の部材である。トリガ操作部材231は、前方を向く前端面231aを有する。Y軸方向において、トリガ操作部材231は、ハンドル22の中央部に配置されている。Y軸方向において、トリガ操作部材231の中心とハンドル22の中心とは一致する。
トリガ操作部材231は、開口222内に引き込むことによって、モータ11の起動と停止とが切り替えられる。トリガ操作部材231は、ユーザが手を離すと、弾性部材232の弾性力により、元の位置に復帰する。
弾性部材232は、ハンドルハウジング221の内部に配置されている。弾性部材232は、軸方向の一方の端部がハンドルハウジング221の内部に固定され、他方の端部がトリガ操作部材231に固定されている。弾性部材232は、開口222内に引き込まれたトリガ操作部材231を元の位置に復帰させる付勢力を付与する。より詳しくは、弾性部材232は、トリガ操作部材231が開口222内に引き込まれると収縮して、トリガ操作部材231を前方に付勢する。
トリガ信号出力部233は、トリガ操作部材231の操作によりトリガ信号を出力可能な電子回路を含む。トリガ信号出力部233は、ハンドルハウジング221の内部に配置されている。トリガ信号とは、モータ11を起動させる指令信号である。トリガ信号出力部233は、トリガ操作部材231の引込量が閾値以上のとき、接点がONになる。トリガ信号出力部233は、トリガ操作部材231の引込量が閾値未満のとき、接点がOFFになる。より詳しくは、トリガ信号出力部233は、トリガ操作部材231の引込量が閾値以上では、モータ11を駆動する指令信号を出力し、トリガ操作部材231の引込量が閾値未満では、モータ11を駆動する指令信号の出力を停止する。
トリガ操作部材231がハンドルハウジング221の内部に引き込まれると、トリガ操作部材231とトリガ信号出力部233とが接触し、トリガ信号出力部233からトリガ信号が制御回路90に出力される。ユーザによるトリガ操作部材231の操作が解除されると、弾性部材232の弾性力により、トリガ操作部材231は、トリガ信号出力部233から離れる。トリガ操作部材231がトリガ信号出力部233から離れることにより、トリガ信号出力部233からのトリガ信号の出力が停止される。
モータユニット30は、クリーナ10の駆動源である。より詳しくは、モータユニット30は、窓ガラスに付着した液体を吸引する空気の流れを発生させる。モータユニット30は、モータ31と、出力軸32と、ファン33とを含む。
モータ31は、窓ガラスに付着した液体を吸引可能な吸引力を生じさせるためのファン33を回転させる。モータ31は、電動工具用バッテリ100から供給される電力によって回転する。モータ31は、出力軸32を介してファン33と連結されている。モータ31は、ケース20の内部において、ファン33より下流側に配置されている。モータ31は、制御回路90を介して回転が制御される。
出力軸32は、モータ31の回転力をファン33に伝達する。出力軸32は、モータ31の回転軸と同一軸線上に連結されている。
ファン33は、モータ31の回転に連動して回転し、窓ガラスに付着した液体を吸引可能な吸引力を生じさせる。ファン33は、液体を吸引可能な空気の流れを生じさせる。ファン33は、吸引口55の下流側、かつ、吹出口56の上流側に配置されている。ファン33は、ケース20の内部において、モータ31より上流側に配置されている。本実施形態では、ファン33は、遠心ファンである。ファン33は、径方向の外側に空気を吹き出す。ファン33は、出力軸32を介して、モータ31の回転軸と連結されている。ファン33は、モータ31が回転すると回転する。ファン33が回転すると、空気とともに窓ガラスに付着した液体が吸引口55からケース20の内部に吸引される。
タンクユニット40は、吸引した液体を貯留する。タンクユニット40は、モータユニット30のファン33の下流側に配置されている。タンクユニット40は、ケース20の収容部21に着脱可能である。タンクユニット40は、箱状のタンク41を有する。
タンク41は、液体を貯留する。タンク41は、上部に開口411を有する。開口411は、ケース20の内部の空間と連通している。タンクユニット40は、吸引口55の下流側に配置されている。タンク41は、収容部21から取り外すことによって、貯留した液体を吐出可能になる。タンク41は、貯留した液体が不用意に流出しないように、逆流防止機構を有していることが好ましい。
図3、図4を用いて、ノズルユニット50について説明する。図3は、第一実施形態に係るクリーナのノズルユニットを示す斜視図である。図4は、第一実施形態に係るクリーナのノズルユニットの先端部を示す側面図である。ノズルユニット50は、窓ガラスに付着した液体を空気とともに吸引し、窓ガラスに空気を吹き出す。ノズルユニット50は、ケース20の上部に連結されている。ノズルユニット50は、ヘッドハウジング51と、第一ワイパ部材(ワイパ部材)52と、第二ワイパ部材(ワイパ部材)53と、吹出案内部材54と、吸引口55と、吹出口56とを有する。
ヘッドハウジング51は、ノズルユニット50の外形を規定する。ヘッドハウジング51は、左右方向に延びる箱状に形成されている。ヘッドハウジング51は、内部に、吸引口55と連通する流路511と、吹出口56と連通する流路512とが形成されている。流路511と流路512とは、仕切壁513によって仕切られている。
流路511は、ヘッドハウジング51の内周面の一部と仕切壁513とによって規定される。流路512は、ヘッドハウジング51の内周面の一部と仕切壁513とによって規定される。流路512は、ヘッドハウジング51の内部において、流路511より上側に配置されている。仕切壁513は、空気の流れ方向に沿って配置されている。
第一ワイパ部材52は、第二ワイパ部材53によって集められた液体を吸引するためのガイドである。第一ワイパ部材52は、集められた液体を吸引口55に案内する。第一ワイパ部材52は、吸引口55の周縁部に、第二ワイパ部材53と向かい合って配置されている。第一ワイパ部材52は、ヘッドハウジング51の先端部の下部に配置されている。第一ワイパ部材52は、横長の板状に形成されている。第一ワイパ部材52は、長手方向がX軸方向に沿っている。第一ワイパ部材52は、X軸方向視において、鋭角三角形の断面形状を有する。第一ワイパ部材52は、弾性変形可能なゴムなどの弾性体で構成される。第一ワイパ部材52は、窓ガラスに押し付けられると変形して、窓ガラスに密着する。
第二ワイパ部材53は、第一ワイパ部材52とともに、窓ガラスに付着した液体を拭き取るワイパである。第二ワイパ部材53は、窓ガラスに付着した液体を集めて、集めた液体を吸引口55に案内する。第二ワイパ部材53は、吸引口55の反対側の周縁部に、第一ワイパ部材52と向かい合って配置されている。第二ワイパ部材53は、ヘッドハウジング51の先端部の中間部に配置されている。第二ワイパ部材53は、第一ワイパ部材52と間隔を空けて配置されている。第二ワイパ部材53は、横長の板状に形成されている。第二ワイパ部材53は、弾性変形可能なゴムなどの弾性体で構成される。第二ワイパ部材53は、窓ガラスに押し付けられると変形して、窓ガラスに密着する。第二ワイパ部材53と第一ワイパ部材52との間に形成される空間は、吸引口55に連通する。
吹出案内部材54は、窓ガラスに吹き出す空気を案内する案内板である。吹出案内部材54は、吹出口56の周縁部に、第二ワイパ部材53と間隔を空けて向かい合って配置されている。吹出案内部材54は、ヘッドハウジング51の先端部の上部に配置されている。吹出案内部材54は、横長の板状に形成されている。吹出案内部材54と第二ワイパ部材53との間に形成される空間は、吹出口56に連通する。
吹出案内部材54のヘッドハウジング51の先端部からの長さd1は、第二ワイパ部材53のヘッドハウジング51の先端部からの長さd2より短いことが好ましい。これにより、第二ワイパ部材53が窓ガラスに押し付けられて変形した際に、吹出案内部材54と第二ワイパ部材53との間の空間が塞がれるおそれが低減される。
吸引口55は、第一ワイパ部材52と第二ワイパ部材53とによって拭き取られた液体を空気とともに吸引する吸引口である。吸引口55は、ファン33の吸込口である。吸引口55は、ヘッドハウジング51の先端部に形成された開口である。吸引口55は、流路511と連通する。
吹出口56は、窓ガラスに空気を吹き出す吹出口である。吹出口56は、ファン33の排気口である。吹出口56は、ヘッドハウジング51の先端部に形成された開口である。吹出口56は、流路512と連通する。吹出口56は、ヘッドハウジング51の内部において吸引口55と連通している。
このように構成されたノズルユニット50は、第一ワイパ部材52及び第二ワイパ部材53が、窓ガラスに接触する先端部から吸引口55に向かって下がる姿勢で使用されることが好ましい。
図2に戻って、ケース20の内部に形成される流路及び空間について説明する。ケース20の内部には、仕切壁61と、仕切壁62と、仕切壁63と、案内板64と、飛散防止板65とが配置され、これらによって流路及び空間が形成されている。
仕切壁61は、ケース20の内部において、吸引した空気と液体との流路71を規定する。仕切壁61は、ケース20の内部の上部に配置されている。仕切壁61は、筒状に形成されている。仕切壁61の軸線は、後側に向かうにつれて下がる傾斜を有する。仕切壁61は、上端部から下端部に向かうにつれて拡径されている。仕切壁61は、上端部がノズルユニット50の流路511を規定する壁部と連続している。仕切壁61は、下端部がファン33に対面している。仕切壁61は、ファン33の径方向の外側の少なくとも一部を開放した状態で配置されている。仕切壁61の内部の空間は、吸引口55と流路511と連通した流路71になる。仕切壁61の外周面とケース20の内周面とによって、空間72が規定される。
仕切壁62は、ケース20の内部において、窓ガラスに吹き出す空気の流路73を規定する。仕切壁62は、ケース20の内周面の上部と向かい合って配置されている。仕切壁62は、板状に形成されている。仕切壁62は、ケース20の内周面と数mm程度離間して配置されている。仕切壁62は、上端部がノズルユニット50の流路512を規定する壁部と連続している。仕切壁62は、下端部621がケース20の内部の上下方向の中間部に位置している。仕切壁62とケース20の内周面とで規定される空間は、吹出口56と流路512と連通した流路73になる。仕切壁62と仕切壁63と案内板64と飛散防止板65とで規定される空間は、空間72と流路73とを連通する流路74になる。
仕切壁63は、モータ31が配置された空間と流路73及び流路74を仕切る。仕切壁63は、ケース20の中間後部に配置されている。仕切壁63は、仕切壁62の下端部621と向かい合っている。仕切壁63は、仕切壁62の下端部621から離間して配置されている。仕切壁63は、板状に形成されている。仕切壁63は、後側に向かうにつれて下がる傾斜を有している。仕切壁63は、上端部が案内板64に接続している。仕切壁63は、下端部がケース20の内周面に接続している。
案内板64は、吸引した液体をタンク41に案内する。案内板64は、モータ31が配置された空間とファン33が配置された空間とを仕切る。案内板64は、仕切壁61の下端部と向かい合って配置されている。案内板64は、仕切壁61の下端部と離間して配置されている。案内板64は、ファン33の下流側に配置されている。案内板64は、流路71の出口より下流側に配置されている。案内板64は、板状に形成されている。案内板64は、前側に向かうにつれて下がる傾斜を有している。案内板64は、流路71の流れ方向とは異なる方向に傾斜している。本実施形態では、案内板64の法線は、流路71の流れ方向と平行である。案内板64には、流路71を通過した空気と液体とが接触する。案内板64は、下端部がタンク41の開口411に面している。案内板64は、出力軸32が貫通している。案内板64に形成された出力軸32が貫通する貫通孔は、シールされている。案内板64は、上端部に飛散防止板65が配置されている。
飛散防止板65は、吸引した液体が飛散することを規制する。飛散防止板65は、案内板64の上端部から、前上方に立設している。飛散防止板65は、案内板64と異なる方向に延びている。飛散防止板65は、仕切壁61の下端部と離間している。飛散防止板65は、ファン33の径方向の外側に配置されている。飛散防止板65は、板状に形成されている。飛散防止板65は、ファン33によって径方向の外側に吹き出された空気と液体とのうち、上方に吹き出されたものが接触する。飛散防止板65に接触すると、気体は飛散防止板65を回り込んで流路74を介して流路73へと流れる。また、液体は飛散防止板65で跳ね返って下方に落下してタンク41に流入する。
流路71と空間72と流路73と流路74とは連通する。流路71は、仕切壁61の内部の空間である。流路71は、吸引口55とヘッドハウジング51の流路511と連通する。流路71は、吸引口55から吸引してヘッドハウジング51の流路511を通過した空気と液体とが流れる。流路71は、上流にファン33が配置されている。
空間72は、仕切壁61の外部で、ケース20の内部の空間である。空間72は、流路71からファン33によって径方向の外側に吹き出された空気と液体とが通過する。空間72において、空気は、吹出口56に向かう空気の流れによって、流路73に向かって流れる。空間72において、液体は下方に向かってタンク41に流入する。
流路73は、仕切壁62とケース20の内周面とで規定される空間である。流路73は、ヘッドハウジング51の流路512を通って吹出口56から吹き出す空気が流れる。流路73は、流路74から空気が流入する。流路73は、ファン33の下流に配置されている。
流路74は、空間72と流路73とを連通する。流路74は、ラビリンス構造である。流路74は、空間72を通って流路73に向かう空気が流れる。流路74は、空間72の下流、かつ、流路73の上流に配置されている。
図5を用いて、バッテリ装着部80について説明する。図5は、第一実施形態に係るクリーナのバッテリ装着部を示す斜視図である。バッテリ装着部80は、ケース20の外周の後下部に配置されている。バッテリ装着部80は、電動工具用バッテリ100を着脱可能である。バッテリ装着部80は、電動工具用バッテリ100を制御回路90に接続するアダプタとしての機能を有する。バッテリ装着部80に電動工具用バッテリ100が装着されると、電動工具用バッテリ100と制御回路90とが電気的に接続される。バッテリ装着部80は、電動工具用バッテリ100が装着される装着面81を有する。
装着面81は、下方を向くバッテリ装着部80の下面を含む。バッテリ装着部80は、装着端子を有する。装着端子は、バッテリ装着部80の装着面81に配置されている。
図6を用いて、制御回路90について説明する。図6は、第一実施形態に係るクリーナを示すブロック図である。制御回路90は、クリーナ10を制御する。制御回路90は、制御回路基板を含み、ケース20の内部に配置されている。制御回路90は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサと、ROM(Read Only Memory)のような不揮発性メモリ及びRAM(Random Access Memory)のような揮発性メモリを含むメインメモリと、入出力回路を含むインターフェースとを含む。
制御回路90には、スイッチ23と、モータ31とが接続される。制御回路90は、トリガ信号出力部233からモータ31を駆動する指令信号が出力されている間、モータ31を駆動する。制御回路90は、トリガ信号出力部233からモータ31を駆動する指令信号の出力が停止されると、モータ31を停止する。制御回路90は、電動工具用バッテリ100の電圧をモータ31に合わせた電圧に変換する電源回路を含む。
電動工具用バッテリ100は、携帯用の電動工具の電源である。電動工具用バッテリ100は、電気的に接続された複数のリチウムイオン電池セルが内蔵されている。電動工具用バッテリ100は、図示しない充電器で充電して繰り返し使用することが可能である。電動工具用バッテリ100は、スライドすることでバッテリ装着部80に着脱可能である。
電動工具用バッテリ100は、バッテリ端子を有する。バッテリ端子は、電動工具用バッテリ100の上面に配置されている。電動工具用バッテリ100は、電動工具用バッテリ100の後部において上方に隆起する隆起部101を有する。
電動工具用バッテリ100は、バッテリ装着部80に着脱可能である。電動工具用バッテリ100をバッテリ装着部80に装着するとき、電動工具用バッテリ100の上面と装着面81とが対向するように、電動工具用バッテリ100をバッテリ装着部80の後方から前方へスライドさせる。電動工具用バッテリ100をスライドさせることによって、隆起部101の前部がバッテリ装着部80の前部に当接する。また、電動工具用バッテリ100の上面には電動工具用バッテリ100の上面から突出するバッテリ爪102が設けられる。バッテリ爪102は、弾性部材により上方に付勢される。バッテリ爪102は、バッテリ装着部80の後部に設けられたバッテリ装着凹部82に挿入される。これにより、電動工具用バッテリ100とバッテリ装着部80とが位置決めされ、電動工具用バッテリ100がバッテリ装着部80に装着される。
電動工具用バッテリ100がバッテリ装着部80に装着された状態において、電動工具用バッテリ100の上面と装着面81とが対向する。また、電動工具用バッテリ100がバッテリ装着部80に装着された状態において、バッテリ端子と装着端子とが接続される。これにより、電動工具用バッテリ100とバッテリ装着部80とが電気的に接続される。
バッテリ装着部80から電動工具用バッテリ100を外すとき、バッテリボタン103が操作される。バッテリボタン103は、バッテリ爪102を付勢する弾性部材と接続される。したがって、バッテリボタン103が操作されることにより、バッテリ爪102がバッテリ装着凹部82から外れ、バッテリ装着部80から電動工具用バッテリ100が解放される。バッテリ装着部80から電動工具用バッテリ100を前方にスライドさせることによって、バッテリ装着部80から電動工具用バッテリ100が外される。
次に、図7、図8を用いて、このように構成されたクリーナ10の使用方法と作用とについて説明する。図7は、第一実施形態に係るクリーナの使用方法の一例を示す概略図である。図8は、第一実施形態に係るクリーナの使用時のノズルユニットの先端部を示す側面図である。ユーザが窓ガラスを洗浄液などの液体を使用して洗浄した後であるものとして説明する。
ユーザは、クリーナ10のバッテリ装着部80に、充電した電動工具用バッテリ100をスライドさせて取り付ける。
図7に示すように、ユーザは、クリーナ10のハンドル22を把持して、ノズルユニット50の先端部を窓ガラスに向かい合わせる。より詳しくは、ユーザは、窓ガラスにおいて液体を除去したい範囲にクリーナ10を位置付ける。ユーザは、ノズルユニット50が窓ガラスに接触する先端部から吸引口55に向かって下がる姿勢で、第一ワイパ部材52と第二ワイパ部材53とを窓ガラスに押し付ける。
ユーザは、トリガ操作部材231を引き込んでモータ31を駆動してファン33を回転させる。クリーナ10は、吸引口55から空気とともに窓ガラスに付着した液体を吸引する。また、クリーナ10は、吹出口56から窓ガラスに空気を吹き出す。
ユーザは、第一ワイパ部材52を下方にした姿勢で、第一ワイパ部材52と第二ワイパ部材53とを窓ガラスに押し付けた状態で、クリーナ10を下方に滑らせる。
図8に示すように、窓ガラスに付着した液体は、第一ワイパ部材52と第二ワイパ部材53とによって拭き取られる。より詳しくは、窓ガラスに付着した液体は、第二ワイパ部材53によって集められ、第一ワイパ部材52が吸引口55に案内することによって拭き取られる。拭き取られた液体は、吸引口55から空気とともに吸引される。吹出口56が面している部分の窓ガラスには、吹出口56から空気が吹き出される。これにより、窓ガラスの表面が乾燥される。また、吸引口55から吸引されずに窓ガラスに付着した液体が残っていれば、液体は吹き出された空気によって除去される。
吸引口55から吸引された空気及び液体について説明する。吸引口55から吸引された空気と液体とは、流路511及び流路71を通過する。空気と液体とは、流路71の出口付近において、ファン33よって径方向の外側に吹き出される。ファン33によって吹き出された液体は、自重によって、または、案内板64に案内されて、タンク41に入る。ファン33によって吹き出された液体のうち上方に吹き出された液体は、飛散防止板65にぶつかって跳ね返される。跳ね返された液体は、自重によって、または、案内板64に案内されて、タンク41に入る。ファン33によって吹き出された空気は、空間72を流路74に向かって流れる。流路74に流入した空気は、流路73に向かって流れる。また、液体が流路74に流入しても、流路74がラビリンス構造になっているので、流路73に浸入することが規制される。流路73に流入した空気は、流路512を通過して吹出口56から吹き出されて排気される。
このようにして、ユーザは、クリーナ10を窓ガラスに沿ってゆっくり滑らせながら、窓ガラスに付着した液体を空気とともに吸引して除去する。このようにクリーナ10を動かすことによって、吸引口55が面している部分において窓ガラスに付着した液体が吸引された後、吹出口56から吹き出される空気によって窓ガラスの表面が乾燥される。
このようにクリーナ10を進行方向に動かして、ユーザは、クリーナ10をまだ液体を除去していない窓ガラスのスペースにずらす。そして、まだ液体を除去していない部分にクリーナ10を位置付けて、同様にクリーナ10を上方から下方に動かして液体を除去する。
以上説明したように、本実施形態によれば、窓ガラスに付着した液体を空気とともに吸引して除去することができる。また、本実施形態によれば、吸引口55が面している部分において窓ガラスに付着した液体が吸引された後、吹出口56から吹き出される空気によって窓ガラスの表面を乾燥することができる。このようにして、本実施形態は、窓ガラスに付着した液体をより確実に除去することができる。
本実施形態は、ファン33の排気を吹出口56から窓ガラスに向かって吹き出す。本実施形態によれば、ファン33の排気を窓ガラスの乾燥に使用することができる。本実施形態によれば、ファン33の排気口をケース20に配置しなくてよいので、ユーザに向けて排気が吹き出されることを規制することができる。
本実施形態は、1台のファン33によって、窓ガラスに付着した液体を吸引するための吸引力の発生と、窓ガラスを乾燥するための空気の供給とを行うことができる。本実施形態によれば、クリーナ10による液体の除去の効率を向上することができる。
本実施形態は、案内板64と飛散防止板65とによって、吸引口55から吸引した空気と液体とを分離することができる。本実施形態は、飛散防止板65によって、液体が流路74を通過して流路73へ流入することを規制することができる。本実施形態は、流路74がラビリンラビリンス構造になっているので、液体が流路74に流入したとしても、流路73に流入することを規制することができる。
本実施形態によれば、吸引口55から吸引した液体を案内板64によってタンク41に案内することができる。
[第二実施形態]
図9、図10を参照しながら、本実施形態に係るクリーナ10について説明する。図9は、第二実施形態に係るクリーナのノズルユニットを示す斜視図である。図10は、第二実施形態に係るクリーナのノズルユニットの先端部を示す平面図である。クリーナ10は、基本的な構成は第一実施形態のクリーナ10と同様である。以下の説明においては、クリーナ10と同様の構成要素には、同一の符号または対応する符号を付し、その詳細な説明は省略する。本実施形態は、ノズルユニット50Aが、第一実施形態のノズルユニット50と異なる。
ノズルユニット50Aは、ヘッドハウジング51と、第一ワイパ部材52と、第二ワイパ部材53Aと、吸引口55と、スリット531Aとを有する。
第二ワイパ部材53Aは、吸引口55の反対側の周縁部に、第一ワイパ部材52と向かい合って配置されている。第二ワイパ部材53Aは、窓ガラスに付着した液体を集めるワイパとしての機能と、窓ガラスに吹き出す空気を案内する案内板としての機能とを有する。言い換えると、第二ワイパ部材53Aは、第一実施形態の第二ワイパ部材53と吹出案内部材54との機能を有する。第二ワイパ部材53Aは、横長の板状に形成されている。第二ワイパ部材53Aには、複数のスリット531Aが形成されている。第二ワイパ部材53Aは、窓ガラスに押し付けられて変形しても、スリット531Aが閉塞しないよう形成されている。
スリット531Aは、窓ガラスに吹き出す空気が流れる。スリット531Aは、第二ワイパ部材53Aを流れ方向に貫通している。スリット531Aは、ヘッドハウジング51の吹出口56と連通している。複数のスリット531Aは、流れ方向と直交する方向に沿って並んでいる。複数のスリット531Aは、同じ形状、大きさに形成されている。言い換えると、複数のスリット531Aは、流れ方向の断面積が同じである。
このように構成されたクリーナ10は、窓ガラスに付着した液体を、第一ワイパ部材52と第二ワイパ部材53Aとによって拭き取って、拭き取った液体を空気ととともに吸引口55から吸引する。また、クリーナ10は、第二ワイパ部材53Aのスリット531Aから窓ガラスに空気を吹き出す。
以上説明したように、本実施形態によれば、窓ガラスに押し付けられて第二ワイパ部材53Aが変形したとしても、複数のスリット531Aによって、ヘッドハウジング51の吹出口56から吹き出す空気の流路を確保することができる。本実施形態によれば、窓ガラスに付着した液体を確実に除去することができる。
[第三実施形態]
図11を参照しながら、本実施形態に係るクリーナ10について説明する。図11は、第三実施形態に係るクリーナのノズルユニットの先端部を示す平面図である。クリーナ10は、基本的な構成は第二実施形態のクリーナ10と同様である。本実施形態は、ノズルユニット50Bが、第二実施形態のノズルユニット50Aと異なる。より詳しくは、第二ワイパ部材53Bに形成された複数のスリット531Bが第二実施形態と異なる。
複数のスリット531Bは、流れ方向の断面積が、第二ワイパ部材53Bの長手方向の中間部に配置されているほど小さく、長手方向の端部に配置されているほど大きく形成されている。スリット531Bの流れ方向の断面積は、吹き出す空気の流量及び風速が均等になるように設定されている。
以上説明したように、本実施形態によれば、長手方向の端部のスリット531Bを大きく形成することにより、スリット531Bから吹き出す空気の流量及び風速を均等にすることができる。本実施形態によれば、窓ガラスに付着した液体をムラ無く確実に除去することができる。
[第四実施形態]
図12を参照しながら、本実施形態に係るクリーナ10について説明する。図12は、第四実施形態に係るクリーナのノズルユニットを示す斜視図である。クリーナ10は、基本的な構成は第一実施形態のクリーナ10と同様である。本実施形態は、ノズルユニット50Cが、第一実施形態のノズルユニット50と異なる。
第一ワイパ部材52Cは、長手方向において複数に分割された分割片521Cを有している。本実施形態では、第一ワイパ部材52Cは、3つの分割片521Cを有する。分割片521Cは、長手方向の端部において重なり合って配置されている。第一ワイパ部材52Cは、湾曲した窓ガラスに押し付けられると分割片521Cがそれぞれ変形して、湾曲した窓ガラスに密着する。
第二ワイパ部材53Cは、長手方向において複数に分割された分割片531Cを有している。本実施形態では、第二ワイパ部材53Cは、3つの分割片531Cを有する。分割片531Cは、長手方向の端部において重なり合って配置されている。第二ワイパ部材53Cは、湾曲した窓ガラスに押し付けられると分割片531Cがそれぞれ変形して、湾曲した窓ガラスに密着する。
以上説明したように、本実施形態によれば、第一ワイパ部材52C及び第二ワイパ部材53Cが長手方向において分割されているので、湾曲した窓ガラスにも密着することができる。
[第五実施形態]
図13、図14を参照しながら、本実施形態に係るクリーナ10Dについて説明する。図13は、第五実施形態に係るクリーナを示す斜視図である。図14は、第五実施形態に係るクリーナの使用状態を示す斜視図である。クリーナ10は、基本的な構成は第一実施形態のクリーナ10と同様である。本実施形態は、ノズルユニット50Dが、第一実施形態のノズルユニット50と異なる。
ノズルユニット50は、ヘッドハウジング51とケース20との連結部57Dが蛇腹状に形成されている。
連結部57Dは、伸縮性及び可撓性を有する。より詳しくは、連結部57Dは、伸長したり収縮したりすることが可能である。連結部57Dは、所望の方向に変形させることが可能である。また、連結部57Dの内部に形成される流路511及び流路512は、伸縮性及び可撓性を有する。言い換えると、連結部57Dの内部に形成される流路511及び流路512は、連結部57Dとともに伸縮したり変形したりする。
ユーザは、窓ガラスの高い位置を拭き取るとき、連結部57Dを伸ばすことで作業が容易になる。ユーザは、窓ガラスの低い位置を拭き取るとき、連結部57Dを所望の方向に変形させることで作業が容易になる。
以上説明したように、本実施形態によれば、拭き取る窓ガラスの位置に合わせて、連結部57Dを伸縮させたり変形させたりすることができる。本実施形態は、拭き取り作業の効率を向上することができる。本実施形態によれば、窓ガラスに付着した液体を確実に除去することができる。
[第六実施形態]
図15を参照しながら、本実施形態に係るクリーナ10Eについて説明する。図15は、第六実施形態に係るクリーナを示す断面図である。クリーナ10Eは、基本的な構成は第一実施形態のクリーナ10と同様である。本実施形態は、ノズルユニット50Eが、第一実施形態のノズルユニット50と異なる。
ノズルユニット50Eは、第一ヘッドハウジング51Eと第二ヘッドハウジング58Eとを有する。
第一ヘッドハウジング51Eは、内部に流路511が形成されている。第一ヘッドハウジング51Eは、先端部に、第一ワイパ部材52と第二ワイパ部材53とが配置されている。第一ヘッドハウジング51Eは、先端部の開口が吸引口55Eである。第一ヘッドハウジング51Eは、ケース20との連結部57Eが蛇腹状に形成されている。第一ヘッドハウジング51Eは、連結部57Eを伸縮したり変形したりすることによって、ケース20に対する姿勢を調整可能である。
第二ヘッドハウジング58Eは、内部に流路512が形成されている。第二ヘッドハウジング58Eは、筒状に形成されている。第二ヘッドハウジング58Eの先端の開口が、吹出口56Eである。第二ヘッドハウジング58Eは、可撓性を有する。第二ヘッドハウジング58Eは、第一ヘッドハウジング51Eとは独立して、ケース20に対する姿勢を調整可能である。
ユーザは、拭き取る窓ガラスの位置に合わせて、吸引口55Eの姿勢と吹出口56Eの姿勢とをそれぞれ調節する。
以上説明したように、本実施形態によれば、拭き取る窓ガラスの位置に合わせて、吸引口55Eの姿勢と吹出口56Eの姿勢とをそれぞれ調節することができる。本実施形態は、拭き取り作業の効率を向上することができる。本実施形態によれば、窓ガラスに付着した液体を確実に除去することができる。
上記で説明したクリーナの外形は一例であり、これらに限定されない。図16に示すように、クリーナ10Fは、ケース20Fと、ケース20Fの下側に配置されたタンクユニット40Fと、ケース20Fの下部に配置されたノズルユニット50Fとを備えていてもよい。図16は、クリーナの変形例を示す側面図である。図17においては、バッテリ装着部と電動工具用バッテリを省略している。
図17に示すように、クリーナ10の下部に、支持棒110が連結可能であってもよい。図17は、クリーナの変形例を示す斜視図である。これにより、窓ガラスの高い位置も容易に拭き取ることができる。
図18に示すように、ノズルユニット50にスポンジ59が配置されていてもよい。図18は、クリーナのノズルユニットの先端部の変形例を示す側面図である。これにより、窓ガラスに残った液滴や汚れを容易に除去することができる。
上記では、電動工具用バッテリ100は、ケース20の下部に配置されたバッテリ装着部80に装着されるものとして説明したが、これに限定されない。他の位置に配置されたバッテリ装着部80に装着されてもよい。または、バッテリアダプダを介して電動工具用バッテリ100を装着可能としてもよい。
上記では、電動工具用バッテリ100から供給される電力によって駆動するものとして説明したが、商用電源等の交流電源から供給される電力によって駆動するものであってもよい。
上記では、ファン33は、遠心ファンとして説明したがこれに限定されず、軸流ファンであってもよい。
上記では、1つのモータユニット30のモータ31とファン33とによって、窓ガラスに付着した液体を吸引するための吸引力の発生と、窓ガラスを乾燥するための空気の供給とを行うものとして説明したが、モータとファンとの組み合わせはこれに限定されない。例えば、吸引用のファンと吸気用のファンとを1台のモータによって動かしてもよい。または、例えば、吸引用のモータユニットと吸気用のモータユニットとを配置してもよい。
10…クリーナ、20…ケース、30…モータユニット、31…モータ、32…出力軸、33…ファン、40…タンクユニット、41…タンク、50…ノズルユニット、51…ヘッドハウジング、52…第一ワイパ部材(ワイパ部材)、53…第二ワイパ部材(ワイパ部材)、54…吹出案内部材、55…吸引口、56…吹出口、61…仕切壁、62…仕切壁、63…仕切壁、64…案内板、65…飛散防止板、71…流路、72…空間、73…流路、74…流路、80…バッテリ装着部、90…制御回路、100…電動工具用バッテリ。

Claims (11)

  1. 対象物に付着した液体を拭き取るワイパ部材と、
    前記ワイパ部材が拭き取った液体を吸引する吸引口と、
    前記ワイパ部材を介して前記吸引口と隣接して配置され、前記吸引口で液体を吸引した前記対象物に向かって空気を吹き出す吹出口と、
    を備えることを特徴とするクリーナ。
  2. 前記吸引口と前記吹出口とは連通している、
    請求項1に記載のクリーナ。
  3. 前記吸引口の下流側、かつ、前記吹出口の上流側に配置されたファンと、
    前記ファンを回転させるモータと、
    を備える請求項2に記載のクリーナ。
  4. 前記吸引口の下流側に配置され、前記吸引口から吸引した液体を貯留するタンクと、
    前記ファンの下流側に配置され、前記吸引口から吸引した液体を前記タンクへ案内する案内板と、
    を備え、
    前記案内板は、前記ファンを収容する空間と前記モータを収容する空間とを区画する、
    請求項3に記載のクリーナ。
  5. 前記ファンの径方向の外側に配置され、前記吸引口から吸引した液体が前記タンクと反対側に飛散することを規制する飛散防止板、
    を備える請求項4に記載のクリーナ。
  6. 前記吹出口は、スリット状に形成されている、
    請求項1から5のいずれか一項に記載のクリーナ。
  7. 前記吹出口のスリットは、長手方向において中間部が狭く、端部が広く形成されている、
    請求項6に記載のクリーナ。
  8. 前記ワイパ部材は、長手方向において分割されている、
    請求項1から7のいずれか一項に記載のクリーナ。
  9. 前記モータに電力を供給するバッテリを装着可能なバッテリ装着部、
    を備える請求項3に記載のクリーナ。
  10. 前記バッテリ装着部は、前記バッテリをスライドすることで着脱可能である、
    請求項9に記載のクリーナ。
  11. 前記吸引口は、前記ワイパ部材の下方に配置され、
    前記吹出口は、前記ワイパ部材の上方に配置されている、
    請求項1から10のいずれか一項に記載のクリーナ。
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