JP7142666B2 - 歯列矯正ブラケット - Google Patents

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Description

本出願は、2019年7月19日に出願された米国仮特許出願番号第62/876127号からの優先権を主張するものであり、これらの全ては引用によって本願に援用される。
本発明は、歯科用の歯列矯正ブラケットに関するものであり、特に、ヒンジ付きカバーを有する歯列矯正ブラケットに関するものである。
歯並びの悪い歯は、その人の歯の審美性、機能、健康に悪影響を及ぼす可能性がある。歯列矯正の目標は、機械的な力を加えて、歯を、歯科機能と審美性が改善される適正な位置または向きに移動させる器具を用いて、歯並びを適切に揃えることである。
従来の歯列矯正具(braces)は、アーチワイヤーおよびブラケットを用いて、歯に矯正力を誘発している。アーチワイヤーは事前に成形されており、歯の表面に固定されたブラケットを介して歯を相互に連結する。最初に取り付けられたとき、アーチワイヤーは撓み変形して歯並びの悪い歯に適応する。アーチワイヤーは弾性を有し、ブラケットを介して歯に力を加えて歯をアーチワイヤーの事前成形された形状に合わせていく。アーチワイヤーは、歯に継続的な力を加えて、歯をその最終仕上げ位置に到達させる。従来のアーチワイヤーは結紮線を用いてブラケットに固定されて、強い力が歯に伝わるようにしている。自己結紮矯正ブラケットを用いると、アーチワイヤーはアーチワイヤースロット内でより自由にスライドし、患者への負担や違和感の少ない歯列矯正の歯の移動を実現することができる。
従来技術の自己結紮矯正ブラケットは、ベースに取り付けられたブラケット本体からなる。アーチワイヤースロットは、ブラケット本体を横切って、且つ歯肉側と咬合側タイウィングの間で近心-遠心(mesial-distally)方向に延伸する。アーチワイヤースロットは、ベースと反対方向に端に沿って(edgewise)開き、アーチワイヤーを収容する。ブラケットは、開位置でアーチワイヤーの取り付けと取り外しを可能にし、スライドまたはスイングさせて所定の位置に固定し、アーチワイヤースロット内のアーチワイヤーを閉位置に保持するロックカバーも含まれる。従来技術は、同じ目的を達成するように設計された様々なロックカバーを開示している。
自己結紮矯正ブラケットを備えたアーチワイヤーの取り付けは、ロックカバーの開閉を操作するように設計された専用の工具が必要である。通常、アーチワイヤーの取り付けと取り外しは、その作業を独自で行うことができない患者以外の人(例えば、歯科医)によって行なわれる。このような操作は、特に、舌側ブラケットの場合には困難な場合がある。ロックカバーの構造は、ブラケット本体に、患者により不快感を与える追加のエッジと突出部が導入されている。
先行技術の米国特許第7,674,110号において、Odaは、回転軸に対して非共線(non-collinear)方向に移動可能なヒンジ付きカバーを有する自己結紮矯正ブラケットを開示している。ヒンジピンの一部は曲がって、カバーがブラケット本体とロックされ、且つ閉位置からカバーを解除するようにロック解除されるようにすることができる。ヒンジ孔は、曲がったピン部分がその中を移動できるように十分なスペースを提供する。もう一つの先行技術の米国特許第7,695,277号において、Stevensは、ブラケット本体の空隙内で垂直方向または横方向に移動できるヒンジピンを備えたヒンジ付きカバーを有する自己結紮矯正ブラケットを開示している。ヒンジピンは、ヒンジ付きカバーが所定の位置にラッチされるようにシフトされて移動する。これにより、剛性カバーが十分に撓み変形し、剛性ベースの係止部にラッチするようにすることができる。いずれの場合も、ラッチ機構を有効にするばね要素がディスクリート部品として用いられない。しかしながら、特に開位置では、弾性ピンとヒンジ孔の空間の両方だけでは、カバーが不安定になる可能性があり、カバーが誤って閉じたり、大きく開き過ぎたりするのを防ぐ機能がない。これは、予期しない操作者の操作により、カバーを破損させる可能性があり、懸念される原因である。さらに、どちらの設計も、複数の突出部や凹凸のある表面があり、患者に不快感を与える。従来技術にいくつかの改良をした新しいブラケットを提供することが望ましい。より良い歯科用の歯列矯正ブラケットを提供することが重要な課題である。
ヒンジ付きカバーを有するより良い歯科用の歯列矯正ブラケットを提供する。
従来の製品の欠点に対処するために、本発明の実施形態は、本体、カバー、および弾性ばね要素を含む歯列矯正ブラケットを提供する。本体は、アーチワイヤーを収容するように構成されたアーチワイヤースロットを有する。カバーは本体にヒンジ結合されており、カバーは、アーチワイヤースロットを露出する開位置とアーチワイヤースロットをカバーする閉位置との間で移動可能である。弾性ばね要素は、本体内に配置され、カバーおよび本体に結合され、カバーを開位置に移動させる力を生成するように構成される。
いくつかの実施形態では、本体は孔を有し、カバーは孔内に閉じ込められたヒンジピンを有し、孔は、ヒンジピンが孔の長軸に沿って並進移動できるようにし、且つヒンジピンがヒンジピンのピン軸心を回転できるように構成される。
いくつかの他の実施形態では、カバーが閉位置から開位置に移動したとき、ヒンジピンは、孔の第1の端から、第1の端よりもアーチワイヤースロットから遠い孔の第2の端に移動する。
いくつかの実施形態では、カバーは突出部をさらに有し、本体は凹状スロットをさらに有し、カバーが閉位置にあるとき、突出部は凹状スロットと係合し、弾性ばね要素は弾性潜在エネルギーを蓄える。
いくつかの実施形態では、カバーは、突出部が凹状スロットから外れたとき、係合解除位置にある。ヒンジピンが孔の第1の端から第2の端に向かって孔の長軸に沿って移動し、突出部が凹状スロットから外れたとき、弾性ばね要素の弾性潜在エネルギーは解放されて、係合解除位置から開位置にカバーを回転させる力を生成する。
いくつかの実施形態では、弾性ばね要素は、ヒンジピンとカバーとの間に配置された板ばねである。
いくつかの実施形態では、弾性ばね要素は、ヒンジピンに巻き付けられているねじりばねである。
いくつかの実施形態では、カバーは、ヒンジピンに結合された連結部を有し、孔は、カバーが閉位置にあるとき、連結部によってカバーされる。
いくつかの実施形態では、アーチワイヤースロットは、互いに結合された側壁と転向壁を有し、転向壁は、側壁と孔の長軸に対して傾斜している。
いくつかの実施形態では、転向壁は、孔の長軸に対して傾斜している。
いくつかの実施形態では、転向壁は、アーチワイヤーが第1の出口方向から第2の出口方向に移動するようにガイドし、第1の出口方向は、第2の出口方向と平行でない。
いくつかの実施形態では、アーチワイヤースロットは側壁と転向壁を有し、側壁は転向壁に結合され、転向壁は、側壁に対して傾斜している。側壁は、アーチワイヤーが第1の出口方向に移動するようにガイドし、転向壁は、アーチワイヤーが第1の出口方向から第2の出口方向に移動するようにガイドし、第1の出口方向は第2の出口方向と平行でない。
いくつかの実施形態では、カバーは、湾曲部を有するカバー壁を有し、カバー壁はカバーが閉位置にあるとき、アーチワイヤースロットを閉じる。カバーが閉位置にあるとき、湾曲部はアーチワイヤーが転向壁に向かってガイド方向に移動するようにガイドし、アーチワイヤーは転向壁とカバー壁によってブロックされる。
いくつかの実施形態では、カバー壁は、湾曲部に結合された平坦部をさらに有し、湾曲部がアーチワイヤーをガイド方向に移動するようにガイドしたとき、アーチワイヤーは転向壁とカバー壁の平坦部によってブロックされる。
いくつかの実施形態では、カバーが閉位置にあり、アーチワイヤーの押圧力が転向壁およびカバー壁に向けられたとき、カバー壁に向けられた押圧力は、突出部を凹状スロットの壁に押す。
本発明の実施形態は、本体およびカバーを含む歯列矯正ブラケットを提供する。本体は、アーチワイヤーを収容するように構成されたアーチワイヤースロットを有する。カバーは本体にヒンジ結合されており、カバーは、本体の孔内に閉じ込められたヒンジピンを有し、孔は、ヒンジピンが移動方向に沿って並進移動できるようにし、且つヒンジピンがヒンジピンのピン軸心を回転できるように構成される。アーチワイヤースロットは、第1の出口方向に沿って延伸する側壁と、第1の出口方向に対して傾斜した転向壁とを有する。転向壁は、アーチワイヤーからの力を、第1の出口方向とは異なる第2の出口方向に転向するように構成され、アーチワイヤースロット内のアーチワイヤーの動きにより、カバーが第1の出口方向に移動することがないようにする。
いくつかの実施形態では、転向壁は湾曲構造を有する。
いくつかの実施形態では、本体は凹状スロットをさらに有し、カバーは、凹状スロットと係合されることができる突出部をさらに有し、移動方向に沿ったヒンジピンの並進移動は、突出部と凹状スロットの係合および係合解除をすることができる。
いくつかの実施形態では、アーチワイヤースロットは、第1の出口方向および第2の出口方向に垂直な延伸方向に延伸する。
いくつかの実施形態では、本体は後部を有し、カバーが開位置にあるとき、後部はカバーが過度に回転するのを制限する。
本発明は、添付の図面を参照しながら以下の詳細な説明及び例を読むことにより、より完全に理解することができる。
本発明の実施形態による歯科用の歯列矯正ブラケットの概略図である。 図1の歯列矯正ブラケットの分解図である。 図1の歯列矯正ブラケットの概略側面図であり、歯列矯正ブラケットは閉じた状態にある。 外れた(disengaged)状態の歯列矯正ブラケットの概略側面図である。 開いた状態の歯列矯正ブラケットの概略側面図である。 アーチワイヤーの移動が生じたときに転向壁によってガイドされるアーチワイヤーの概略図である。 アーチワイヤーの移動が生じたときに、カバー壁の湾曲部によってガイドされるもう一つの状態のアーチワイヤーを示す概略図である。 もう1つのタイプのアーチワイヤーを示す概略図であり、アーチワイヤーは、転向壁およびカバー壁によってブロックされている。 本発明のもう一つの実施形態による歯科用の歯列矯正ブラケットの概略図である。 本発明のもう一つの実施形態による歯科用の歯列矯正ブラケットの概略図である。 本発明のもう一つの実施形態による歯科用の歯列矯正ブラケットの概略図である。
実施形態の製造および使用が以下に詳細に論じられる。しかしながら、本実施形態は、さまざまな具体的な状況において適応する形で具現化され得る。論じられる特定の実施形態は、実施形態を製造および使用する特定の態様の単なる例示であり、本発明の範囲を限定するものではない。
特に定義されない限り、本明細書で使用される、技術的及び科学的用語を含む全ての用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。理解されることであろうが、一般的に使用される辞書で定義されている用語は、本開示の相対的スキルおよび本開示の背景または文脈に適合する意味を有するものとして解釈されるべきであり、特に定義されていない限り、理想化されたまたは過度に形式的な方法で解釈されるべきではない。
図1に示すように、図1は、歯科用の歯列矯正ブラケット100を示す概略図である。歯列矯正ブラケット100は、例えば、患者の上歯または下歯の内側面または外側面に取り付けることができる。延伸方向DLに延伸するアーチワイヤーLは、歯列矯正ブラケット100のアーチワイヤースロットPに配置されるように構成され、歯に矯正力を誘導する。いくつかの実施形態では、歯列矯正ブラケット100は、接着剤を用いて歯(例えば、上犬歯)の舌側面に接着される。以下、歯列矯正ブラケット100の構造について詳細に説明する。
図1および図2に示すように、 図2は、図1の歯列矯正ブラケット100の分解図である。歯列矯正ブラケット100は、本体10、カバー20、および弾性ばね要素SEを有する。本体10は、歯に取り付けまたは固定されるように構成されたベース部Bを有する。カバー20は、ヒンジピン21を介して本体10に配置されてヒンジ結合され、本体10に対して移動および回転可能であり、これにより歯列矯正ブラケット100は、閉じた状態(図3)と開いた状態(図5)との間で切り替えられることができる。
歯列矯正ブラケット100が閉じた状態(図3)にあるとき、カバー20は閉位置にあり、歯列矯正ブラケット100が開いた状態(図5)にあるとき、カバー20は開位置にある。カバー20は、本体10のアーチワイヤースロットPを露出する開位置と、アーチワイヤースロットPをカバーする閉位置との間で移動可能である。
図2および図3に示されるように、ヒンジピン21は、本体10の孔Gに配置され、カバー20の連結部22から突出、または連結部22を通過している。図3~図5に示されるように、ヒンジピン21は孔G内に収めされ、孔Gは、孔Gの長軸に沿ってヒンジピン21の並進運動を可能にし、且つヒンジピン21のピン軸21Cを中心にヒンジピン21の回転を可能にするように構成される。
本実施形態では、連結部22は、本体10のキャビティ内に収まる。歯列矯正ブラケット100が閉じた状態(図3)にあるとき、連結部22は孔Gと重なるか、または孔Gは連結部22によってカバーされ、これにより、歯列矯正ブラケット100の内腔に異物が侵入することを防ぎ、衛生状態を向上させることができる。
いくつかの実施形態では、カバー20の本体、ヒンジピン21、および連結部22は、一体成型されるか、または一体であることができ、ヒンジピン21は、孔Gに収容されるカバー20のヒンジ部である。いくつかの実施形態では、ヒンジピン21は、カバー20の連結部22を貫通する独立した部材であってもよく、カバー20は、ヒンジピン21を介して本体10にヒンジ結合される。カバーがブラケットの本体と係合または係脱したときに、撓み変形する従来技術のヒンジピンとは異なり、本発明のヒンジピン21は構造的に剛性であるか、またはカバー20の連結部22によって剛性形態で保持される。
図2および図3に示すように、カバー20は、前端に突出部23を有し、この突出部23は、本体10の凹状スロット11に収まる。さらに、カバー20は、上側に凹部(または開口孔)REを有し、操作者がカバー20を操作して突出部23を凹状スロット11から外しやすいようにする。例えば、作業者は、開口具を用いて凹部REに挿入し、凹部REの輪郭に沿って、ブラケット100のカバー20を回転して、突出部23を凹状スロット11から外し、これにより、カバー20は、剥離力を導入することなく、容易に本体10から容易に外されることができる。
弾性ばね要素SEは、本体10の、凹状スロット11が配置されているもう一つの端(第2の端)と対向する一端(第1の端)に配置されている。弾性ばね要素SEは、本体10とカバー20との間に配置されて、カバー20と本体10とに結合(接触または当接)し、カバー20を開位置に移動させる力を生成するように構成される。弾性力が解放されたとき、弾性ばね要素SEは、カバー10を開位置まで押す。いくつかの実施形態では、弾性ばね要素SEは、ニッケルチタン合金で作られた超弾性薄板であることができる。
以下、カバー20の開閉について詳細に説明する。
図3から図5は、閉じた状態から開いた状態に移行する歯列矯正ブラケット100を示しており、図3は、閉じた状態にある歯列矯正ブラケット100、または閉位置(または係合位置)にあるカバー20を示しており、図4は、係合解除位置にあるカバー20を示しており、図5は、開いた状態の歯列矯正ブラケット100、または開位置のカバー20を示している。
歯列矯正ブラケット100を開く必要がある場合(例えば、アーチワイヤーLを取り付けまたは取り外すために)、操作者は、力を加えてカバー20を本体10との係合から離すように押すか、スライドさせることができる。カバー20は、孔Gの長軸に沿って並進方向D1(移動方向)にスライドする。
図4に示されるように、一旦、カバー20の前端の突出部23が本体10の凹状スロット11から外れると、弾性ばね要素SEの復元力が、カバー20を押し開き(図5)、操作者が更なる動作をしなくても、カバー20が更に並進および回転をするようになる。これにより、操作者が誤ってカバー20を過度に引っ張ったり押したりするのを防ぐことができる。弾性ばね要素SEに蓄えられた潜在エネルギーは解放され、カバー20に自動開動作を提供する。いくつかの実施形態では、ヒンジピン21が孔G内の中間位置に到達するまでカバー20をスライドさせると、カバー20を本体10との係合から解除するのに十分となる。
弾性ばね要素SEの弾性力は、弾性復元力により、引き継いでカバー20を自動的に開位置まで押し、カバー20の回転を完了する。弾性バネ要素SEが閉じた状態から開いた状態に変化することで動力となり、並進と回転も同時に生じる。操作者は、カバー20を容易に操作して、突出部23を凹状スロット11から外すことができる。
カバー20を閉じるために、操作者は、例えば、図5に示す力Fを加えて、カバー20を押し下げ、カバー20の前端の突出部23が本体10の凹状スロット11と係合するまで、カバー20を回転させてスライドさせることができる。カバー20が閉じられると、弾性ばね要素SEは、閉じたカバー20によって圧縮され、弾性潜在エネルギーが蓄えられる。
閉じた状態では、弾性ばね要素SEは圧縮(変形)され、弾性潜在エネルギーが蓄えられる。圧縮された弾性ばね要素SEの復元力は、カバー20を回転させて開くように作用するが、カバー20は、カバー20の前端の突出部23に作用する凹状スロット11の壁11Wによってブロックされる。カバー20の前端の突出部23は、本体10の凹状スロット11と係合され、弾性ばね要素SEのこの作用によって凹状スロット11の壁11Wに押し付けられる。その結果、カバー20とブラケット100の本体10との係合が強化される。
カバー20が閉位置から開位置に移動したとき、ヒンジピン21は、孔Gの第1の端G1から第2の端G2に移動し(第2の端G2は、第1の端G1よりもアーチワイヤースロットPから遠い)、弾性ばね要素SEは、カバー20を押しているその元の形状に戻ろうとして、カバー20を開位置に保持する。カバー20が開位置にある状態では、弾性ばね要素SEは、操作者が動作を行わない状態においてカバー20が再度閉じられるのを防ぐ。
開状態では、本体10の後部10Rは、カバー20を制限するように構成される。図5に示されるように、カバー20は、後部10Rに接触しており、これにより、カバー20が過度に回転するのを防ぎ、カバー20が開き過ぎるのを防ぐことができる。カバー20の開口を制限するもう1つの方法は、本体10の内腔を成形することにより、カバー20が並進して開位置に回転するときにカバー20の連結部22の動きを制限するようにする方法である。
図6に示されるようにアーチワイヤーLは、アーチワイヤースロットP内に収容される。アーチワイヤースロットPは、底壁PW1、側壁PW2、側壁PW2’、および転向壁PW3を有する。初期位置では、アーチワイヤーLは、底壁PW1および側壁PW2に当接している。
歯列矯正治療の間、複数の歯列矯正ブラケット100が患者の歯に結合され、アーチワイヤーLがそれらの歯列矯正ブラケット100に挿通される。長方形のアーチワイヤーLは、アーチワイヤースロットPまたはカバー20の壁を押すように移動することができる。
この実施形態では、転向壁PW3と側壁PW2とは互いに繋がっている。側壁PW2は、第1の出口方向DE1に延伸し、転向壁PW3は、第1の出口方向DE1に対して傾斜している。いくつかの実施形態では、転向壁PW3も孔Gの長軸に対して傾斜している。いくつかの実施形態では、孔Gの長軸は、第1の出口方向DE1に平行である。
アーチワイヤーLがL’位置に移動したとき、側壁PW2はアーチワイヤーLをガイドして第1の出口方向DE1に移動させ、転向壁PW3は、アーチワイヤーLをガイドして第1の出口方向DE1から第1の出口方向DE1と異なり、且つ平行でない第2の出口方向DE2に移動させる。次いで、L’位置にあるアーチワイヤーLは、転向壁PW3、側壁PW2’、およびカバー20のカバー壁20W1によってブロックされる。もう1つの場合では、アーチワイヤーLも側壁PW2’によってブロックされることができる。
もう1つの態様では、図7に示されるように、アーチワイヤーLが、カバー壁20W1の湾曲部20W11に接触するように移動して傾斜したとき、湾曲部20W11は、アーチワイヤーLが転向壁PW3に向かってガイド方向DGに沿って移動するようにガイドし、次いで、アーチワイヤーLは、位置L’で転向壁PW3およびカバー壁20W1の平坦部20W12によってブロックされる。
アーチワイヤーLの押圧力は、転向壁PW3、側壁PW2’およびカバー壁20W1に向けられる。カバー壁20W1に向けられた力は、カバー20の前端の突出部23を凹状スロット11の壁11Wに押し、カバー20と本体10との係合を強化する。したがって、矯正治療中にアーチワイヤーLの動きによりカバー20が開いてしまう状態を回避することができる。
カバー20が開位置にあるとき(図5)、アーチワイヤーLは、アーチワイヤースロットPの転向壁PW3および側壁PW2とPW2’によって規定された経路をたどることによって、アーチワイヤースロットPに入ることができる。同様に、アーチワイヤースロットP内のアーチワイヤーLは、転向壁PW3から向きを変えることによって抜けることができる。
図8に示すように、もう1つの実施形態によれば、円形アーチワイヤーLLが歯列矯正ブラケット100に提供される。直径0.014(または0.014~0.016の任意の範囲)インチの円形アーチワイヤーLLは、湾曲した転向壁PW3とカバー壁20W1の平坦部20W12により、2つの壁20W1とPW3の間の空間が狭くなり、第1の出口方向DE1でカバー20を押すことが防止される。 円形アーチワイヤーLLは、第2の出口方向DE2に沿ってカバー20に押圧力を向け、これによりカバー20と本体10との係合を強化するように作用する。
図9は、本発明のもう一つの実施形態による歯科矯正ブラケットを示している。歯列矯正ブラケット200と歯列矯正ブラケット100(図1~図2)の主な違いは、歯列矯正ブラケット200がねじりばねである弾性ばね要素STを有することである。ねじりばねSTは、ヒンジピン21に巻き付けられている。その結果、ねじりばねSTは、カバー20およびヒンジピン21と共に移動する。ねじりばねSTのカバー延伸部ST1は、カバー20に当接し、ねじりばねSTの本体延伸部ST2は、本体10を押す。
カバー20を閉じるために、操作者は、開位置でカバー20を押し下げ、カバー20にねじりばねSTを圧縮させる。ねじりばねSTへのこの押圧作用も、ヒンジピン21を閉位置に動かし始めることになる。本体10とカバー20の両方は空腔を有しており、カバー20の開閉時にねじりばねSTが囲まれた制限された空間内を移動できるようにする。
図10は、本発明のもう1つの実施形態による歯列矯正ブラケット300を示している。カバー20のカバー壁20W1は、より低い制限部20W13を有し、これは、弾性ばね要素SEを制限するように構成されている。閉位置にある弾性ばね要素SEは、カバー20の接触面20W13(破線で強調されている)のより低い制限部20W13により、カバー20によってより大きく圧縮される。この接触面の形状を変えることにより、カバー20が閉位置にあるとき、弾性ばね要素SEはさらに下方に押されることができる。本実施形態では、制限部20W13の位置は、カバー20と本体10との境界IFの位置よりも低い。
図11は、本発明のもう1つの実施形態による歯列矯正ブラケット400を示している。この実施形態における孔Gは、孔Gの長軸が水平方向になるように、第1の出口方向DE1に対して特定の角度で配置され、孔Gの長軸が水平方向にあるようにする。この構成では、カバー20が移動方向D2に沿って移動したとき、カバー20の前端の突出部23は本体10の凹状スロット11から外れ、弾性ばね要素SEがカバー20の内腔CV内にスライドし、カバー20の外面に向かって延伸する。カバー20の前端の突出部23の形状と、本体10の凹状スロット11の形状は、図3の中の2つとは異なる。具体的には、突出部23の延伸方向は、第1出口方向DE1に対して傾斜している。移動方向D2および孔Gの長軸は、第1の出口方向DE1に対して傾斜している。
様々な実施形態の特徴は、それらが本開示の範囲内に留まる限り、組み合わせて用いることができることに留意されたい。
要約すると、本発明の実施形態は、本体、カバー、および弾性ばね要素を含む、歯科用の歯列矯正ブラケットを提供する。本体は、アーチワイヤーを収容するように構成されたアーチワイヤースロットを有する。カバーは本体にヒンジ結合されており、カバーは、アーチワイヤースロットを露出する開位置とアーチワイヤースロットをカバーする閉位置との間で移動可能である。弾性ばね要素は、本体内に配置され、カバーおよび本体に結合され、カバーを開位置に動かす力を生成するように構成される。
本発明の実施形態は、本体およびカバーを含む歯列矯正ブラケットを提供する。本体は、アーチワイヤーを収容するように構成されたアーチワイヤースロットを有する。カバーは本体にヒンジ結合されており、カバーは、本体の孔内に閉じ込められたヒンジピンを有し、孔は、ヒンジピンが移動方向に沿って並進移動できるようにし、且つヒンジピンがヒンジピンのピン軸心を回転できるように構成される。アーチワイヤースロットは、第1の出口方向に沿って延伸する側壁と、第1の出口方向に対して傾斜した転向壁とを有する。転向壁は、アーチワイヤーからの力を、第1の出口方向とは異なる第2の出口方向に転向するように構成され、カバーがアーチワイヤースロット内のアーチワイヤーの動きにより、第1の出口方向に移動することがないようにする。
本発明の実施形態は、以下の利点または効果の少なくとも1つを有する。弾性ばね要素とヒンジ動の設計により、カバーは、操作者の最小の動作で簡単に開くことができる。また、誤ってカバーを過度に引っ張ったり、押したりする状態を防ぐことができる。転向壁により、アーチワイヤーの動きからの押圧力は転向されて、カバーとブラケットの本体との係合を強化し、誤ってカバーが開かないようにすることができる。
本発明の実施形態は、スロット内の転向壁、および閉位置でカバー保持を提供するように設計された弾性要素によって駆動されるスライド回転ヒンジ動(slide-and-rotate hinge movement)を用いている。カバーは開閉操作が簡単である。弾性要素は、開位置にあるカバーが誤って閉じるのを防ぎ、本体の設計は、開いたカバーが過度に回転するのを防ぐ。また、全ての外面は平らで滑らかで、開口部はカバーされて、治療中の患者の快適さと衛生状態を向上させる。
クレーム要素を変えるための、請求項における「第1の」、「第2の」、「第3の」等の序数詞の使用は、それ自体が、1つのクレーム要素を他のクレーム要素と比較して優先度、序列、又は順序を示唆するものではなく、むしろ、単にクレーム要素を区別するために、特定の名前を有する1つのクレーム要素を同じ名前を有する他の要素から区別するためのラベルとして(だけ、序数詞を)使用している。
以上、実施例を示して本発明を説明しているが、当業者は、本発明の思想と技術的範囲から逸脱しない種々の修正及び変更を行い得る。実施形態および実施例は、例示的なものであるに過ぎず、本発明の範囲は、以下の請求項及びその均等のものによって規定されて保護される。
100、200、300、400 歯列矯正ブラケット
10 本体
10R 後部
11 凹状スロット
11W 凹状スロットの壁
20 カバー
20W1 カバー壁
20W11 湾曲部
20W12 平坦部
20W13 制限部
21 ヒンジピン
21C ピン軸
22 連結部
23 突出部
B ベース部
CV 内腔
DE1 第1の出口方向
DE2 第2の出口方向
DG ガイド方向
DL 延伸方向
D1、D2 移動方向
F 力
G 孔
G1 第1の端
G2 第2の端
IF 境界
L、LL アーチワイヤー
L’ 移動後のアーチワイヤーの位置
P アーチワイヤースロット
PW1 底壁
PW2、PW2’ 側壁
PW3 転向壁
RE 凹部
SE、ST 弾性ばね要素
ST1 カバー延伸部
ST2 本体延伸部


Claims (11)

  1. アーチワイヤーを収容するように構成されたアーチワイヤースロットを有する本体と、
    前記本体にヒンジ連結され、前記アーチワイヤースロットを露出する開位置と前記アーチワイヤースロットをカバーする閉位置との間で移動可能なカバーと、
    前記本体に配され、前記カバーおよび前記本体に結合され、前記カバーを前記開位置に移動させる力を生成するように構成された弾性ばね要素
    とを備えた歯列矯正ブラケットであって、
    前記アーチワイヤースロットは、アーチワイヤースロット端部の底壁と、前記底壁に連結され且つ前記アーチワイヤーを第1の出口方向に移動すべくガイドするように構成された側壁と、前記側壁に連結され且つ前記アーチワイヤーを前記第1の出口方向から前記第1の出口方向と平行でない第2の出口方向へ移動すべくガイドするように構成された湾曲転向壁とを有し、
    前記本体は孔を有し、前記カバーは前記孔内に閉じ込められたヒンジピンを有し、前記孔は前記ヒンジピンが前記孔の長軸に沿って並進移動できるように且つ前記ヒンジピンが前記ヒンジピンのピン軸心を回転できるように構成され、
    前記ヒンジピンは剛性であり、前記弾性ばね要素は前記ヒンジピンの周囲に付加的に配され、さらに前記弾性ばね要素と前記ヒンジピンは前記アーチワイヤースロットの同じ側に配置された
    歯列矯正ブラケット。
  2. 前記カバーが前記閉位置から前記開位置に移動したとき、前記ヒンジピンは、前記孔の第1の端から、前記第1の端よりもアーチワイヤースロットから遠い前記孔の第2の端に移動する
    請求項1の歯列矯正ブラケット。
  3. 前記カバーは突出部を有し、前記本体は凹状スロットを有し、前記カバーが前記閉位置にあるとき、前記突出部は前記凹状スロットと係合し、前記弾性ばね要素は弾性潜在エネルギーを蓄える
    請求項1の歯列矯正ブラケット。
  4. 前記カバーは、前記ヒンジピンが前記孔の前記第1の端から前記第2の端に向かって前記孔の長軸に沿って移動し、前記突出部が前記凹状スロットから外れたとき、係合解除位置にある、前記弾性ばね要素の前記弾性潜在エネルギーは解放されて、前記係合解除位置から前記開位置に前記カバーを回転させる力を生成する
    請求項3の歯列矯正ブラケット。
  5. 前記弾性ばね要素は、前記ヒンジピンと前記カバーの間に配置された板ばねである
    請求項1の歯列矯正ブラケット。
  6. 前記弾性ばね要素は、前記ヒンジピンに巻き付けられているねじりばねである
    請求項1の歯列矯正ブラケット。
  7. 前記カバーは、前記ヒンジピンに結合された連結部を有し、前記孔は、前記カバーが前記閉位置にあるとき、前記連結部によってカバーされる
    請求項1の歯列矯正ブラケット。
  8. 前記カバーは、湾曲部と、前記湾曲部に結合される平坦部を有するカバー壁を有し、前記カバーが前記閉位置にあるとき、前記湾曲部は前記アーチワイヤーが前記転向壁に向かってガイド方向に移動するようにガイドし、前記アーチワイヤーは前記カバー壁の前記転向壁と前記平坦部によってブロックされる
    請求項1の歯列矯正ブラケット。
  9. アーチワイヤーを収容するように構成されたアーチワイヤースロットを有する本体と、
    前記本体にヒンジ連結され、前記本体の孔内に閉じ込められたヒンジピンを有し、前記孔は前記ヒンジピンが移動方向に沿って並進移動でき且つ前記ヒンジピンが前記ヒンジピンのピン軸心を回転できるように構成されたカバー
    とを備えた歯列矯正ブラケットであって、
    前記アーチワイヤースロットは、
    前記アーチスロット端部の底壁と、
    前記底壁に連結され且つ第1の出口方向に延伸する側壁と、
    前記側壁に連結され且つ前記第1の出口方向に対して傾斜し、前記アーチワイヤーからの力を前記第1の出口方向と異なる第2の出口方向に転向して前記カバーが前記アーチワイヤースロット内のアーチワイヤーの移動により前記第1の出口方向に移動しないように構成された湾曲転向壁
    を有する
    歯列矯正ブラケット。
  10. 前記本体は凹状スロットを有し、前記カバーは、前記凹状スロットと係合されることができる突出部を有し、前記移動方向に沿った前記ヒンジピンの前記並進移動は、前記突出部と前記凹状スロットの係合および係合解除をすることができる
    請求項9の歯列矯正ブラケット。
  11. 前記本体は後部を有し、前記カバーが前記開位置にあるとき、前記後部は前記カバーが過度に回転するのを制限する
    請求項9の歯列矯正ブラケット。
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