JP7142264B2 - 照明装置 - Google Patents

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本発明は、発光部と発光部の前方に配置されたカバーとを有する照明装置に関する。
従来、照明装置の一例として、天井に設置されるシーリングライトが知られている。例えば、特許文献1には、発光素子、セードおよび化粧枠を備えるシーリングライトが開示されている。セードは、周面に光が透過する周面光透過領域を有する。化粧枠は、セードの周囲に配置され、光照射方向から見てセードの周面光透過領域が映り込む反射面を有する。
特開2014-211997号公報
上記従来のシーリングライトのように、発光部を覆うカバーを有する照明装置において、カバーの周囲に、カバーの外周端面から放出される光を透過する化粧枠等の枠体を配置することで、輝き感などの光の演出効果を付加することは可能である。
しかしながら、例えば、より広い範囲で光の演出効果を得ようとする場合、枠体の幅を径方向における外側に延ばす必要があり、その結果、照明装置が大型化する。また、この場合、枠体の幅が、平面視において、発光部から離れる方向に大きくなるため、枠体の幅の拡大に見合うだけの光学的な効果が得られにくいという問題もある。
本発明は、本願発明者らが上記課題に新たに着目することによってなされたものであり、発光部と発光部を覆うカバーとを備える照明装置であって、カバーの外周部において効率よく光の演出効果を得ることができる照明装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る照明装置は、発光部と、前記発光部の前方に配置され、前記発光部から放出された光を透過させるカバーと、前記カバーの外周部に沿って延設された光学フレームとを備え、前記光学フレームは、前記外周部の前面を覆う前面部であって、前記カバーを透過した光を透過させる前面部を有する。
本発明に係る照明装置によれば、カバーの外周部において効率よく光の演出効果を得ることができる。
実施の形態に係る照明装置の斜視図である。 実施の形態に係る照明装置の分解斜視図である。 実施の形態に係る光学フレーム及びカバーを示す斜視図である。 実施の形態に係る光学フレームを斜め後方から見た場合の斜視図である。 実施の形態に係る光学フレームとカバーとの構造上の関係を示す断面図である。 実施の形態に係るカバーの構成例を示す平面図である。 実施の形態に係る光学フレームが有する凹凸部の具体例を示す斜視図である。 実施の形態に係る部分フレーム間の境界が、凹凸部の稜線のみに一致する場合を示す斜視図である。
以下では、本発明の実施の形態に係る照明装置について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、工程、工程の順序などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。さらに、以下の実施の形態及び特許請求の範囲において、平行及び直交などの、相対的な方向または姿勢を示す表現が用いられる場合があるが、これらの表現は、厳密には、その方向または姿勢ではない場合も含む。例えば、2つの方向が平行である、とは、当該2つの方向が完全に平行であることを意味するだけでなく、実質的に平行であること、すなわち、例えば数%程度の差異を含むことも意味する。
以降、本明細書において、「前方」とは、照明装置の主たる光の出射方向であり、「後方」とは、「前方」の反対の方向である。
また、本明細書及び図面において、X軸、Y軸及びZ軸は、三次元直交座標系の三軸を示している。実施の形態では、Z軸方向を鉛直方向(上下方向)とし、Z軸に垂直な方向(XY平面に平行な方向)を水平方向としている。また、Z軸の正方向を鉛直下方としている。なお、これらの事項は、本発明に係る照明装置の使用時の姿勢を限定するものではない。
(実施の形態)
[照明装置の構成概要]
図1は、実施の形態に係る照明装置10の斜視図である。図2は、実施の形態に係る照明装置10の分解斜視図である。
照明装置10は、例えば住宅等の建物の天井に設置され、天井の下方の空間を照明するシーリングライトである。なお、各図において、Z軸の負側が天井側であり、Z軸の正側が床面側を表している。また、説明の都合上、各図において、照明装置10を通常の使用時の姿勢とは上下逆の姿勢で図示している。
図1及び図2に示すように、照明装置10は、本体部40と、発光部50と、カバー20と、光学フレーム30と、電源ユニット71とを備える。
発光部50は、電源ユニット71から供給される電力によって光を発する。本実施の形態では、発光部50は、光源カバー60に覆われており、発光部50が発する光は、光源カバー60及びカバー20を透過して、照明装置10の外部に放出される。また、カバー20を透過する光の一部は、カバー20の外周部に配置された光学フレーム30を透過して外部に放出される。
[本体部]
本体部40は、発光部50を支持する部材である。本体部40は、前方に光を出射するように発光部50が載置される載置面41を有する。本体部40の背面(載置面41の裏側の面)には、電源ユニット71を保持する電源ケース70が固定されている。
本実施の形態では、本体部40は、平面視(Z軸方向から見た場合)において、中央に貫通孔が設けられた円盤状(すなわち、円環状)である。中央の貫通孔には、アダプタ80が挿入される。アダプタ80は、建物の天井に配置された引掛シーリングボディに取り付けられる。つまり、照明装置10は、アダプタ80を介して天井に配置される。
本体部40は、例えばアルミニウム板又は鋼板などの板金をプレス加工することによって作製される。本体部40の前側の面(載置面41を含む面)には、反射性を高めて光取り出し効率を向上させるために、白色塗料が塗布されていてもよく、あるいは、反射性金属材料が蒸着されていてもよい。
[発光部]
発光部50は、光源基板51と、複数の発光素子52とを有する発光モジュールである。なお、本実施の形態において、光源基板51は、円環状に並べられた互いに別体の4枚の基板が電気的に接続されることで構成されているが、説明の便宜上、これら4枚の基板の集合体を1枚の光源基板51として扱う。
光源基板51は、例えば、プリント配線基板であり、光源基板51の一方の面には、金属配線が所定形状でパターン形成されている。図2に示すように、光源基板51は、複数の発光素子52が床面側(図2における上側)を向くようにして、本体部40の載置面41に載置されている。つまり、発光部50は、前方に光を照射する姿勢で本体部40に取り付けられている。具体的には、光源基板51は、本体部40の載置面41に、複数のネジ(図示せず)を用いて固定されている。
光源基板51は、例えば、絶縁性樹脂材料からなる樹脂基板、表面が樹脂被膜された金属材料からなるメタルベース基板、セラミック材料の焼結体であるセラミック基板、または、ガラス材料からなるガラス基板などである。光源基板51は、リジッド基板に限らず、フレキシブル基板でもよい。光源基板51の表面には、金属配線を覆うように絶縁被膜としてレジスト膜が形成されていてもよい。
発光素子52は、例えば、パッケージ化された表面実装(SMD:Surface Mount Device)型LED素子である。すなわち、発光素子52は、凹部を有する白色樹脂製のパッケージ(容器)と、パッケージの凹部の底面に一次実装されたLEDチップと、パッケージの凹部内に封入された封止部材とを有している。LEDチップとして、例えば青色光を発する青色LEDチップが採用されている。青色LEDチップとしては、例えばInGaN系の材料によって構成された、中心波長が440nm~470nmの窒化ガリウム系の半導体発光素子が採用される。また、封止部材には、波長変換のための蛍光体粒子が含まれる。蛍光体粒子としては、例えば、LEDチップする青色光を用いて白色光を得るために、例えばYAG(Yttrium Aluminum Garnet)系の黄色蛍光体粒子が採用される。これにより、LEDチップが発した青色光の一部は、黄色蛍光体粒子によって黄色光に波長変換される。そして、黄色蛍光体粒子に吸収されなかった青色光と黄色蛍光体粒子による波長変換により得られた黄色光とが合成されて、合成光(本例の場合、主として白色光)となって出射される。なお、封止部材には、シリカなど(SiO)の光拡散材(光散乱粒子)が含まれていてもよい。
また、発光部50が発する光の色に特に限定はない。例えば、複数の発光素子52において、青色LEDチップを有する発光素子52と、赤色LEDチップを有する発光素子52とが混在することで、発光部50が、いわゆる電球色と呼ばれるオレンジ色の光を放出してもよい。
本実施の形態では、発光部50は、光源カバー60に覆われている。光源カバー60は、複数の発光素子52と一対一に対応して設けられたレンズ部を有している。レンズ部は、例えば、対応する発光素子52からの光の配光角を拡大するよう構成されている。このように、個々の発光素子52に対応してレンズ部を配置することで、例えば、複数の発光素子52それぞれからの光の拡散を緻密に制御することができる。なお、光源カバー60は、例えば、アクリル(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)又はポリ塩化ビニルなどの、透光性を有する樹脂材料を用いて形成されている。
[カバー]
カバー20は、発光部50の前方に配置され、発光部50から放出された光を透過させる部材であり、例えば「グローブ」とも呼ばれる。本実施の形態では、カバー20は、中央が前方に突出するように形成された緩やかなドーム形状を有している。
カバー20は、透光性を有する樹脂材料を用いて形成されている。カバー20の材料としては、例えば、PMMA、PC、PET又はポリ塩化ビニルなどが採用される。
カバー20は、光拡散性(光散乱性)を有してもよい。これにより、カバー20に入射する光を拡散(散乱)させることができ、カバー20の全体から略均一に光を外部に取り出すことができる。この場合、カバー20は、例えば、乳白色であり、光拡散粒子を分散させた樹脂材料を射出成形によって形成することができる。また、カバー20の内面又は外面に乳白色の光拡散層を形成してもよく、カバー20に複数の光拡散ドット又は微小凹凸(シボ)を形成してもよい。
なお、本実施の形態では、カバー20において、光学フレーム30に覆われる部分と覆われない部分とで、光の透過率が異なるように、光学フレーム30に覆われない部分に、光を拡散させる加工がなされている。この構成例については、図6を用いて後述する。
カバー20は、本体部40に着脱自在に取り付けられる。具体的には、カバー20は、本体部40に設けられた複数の係止部43に引っかかるようにして本体部40に取り付けられる。また、複数の係止部43からカバー20が外されることで、カバー20を本体部40から取り外すことができる。
[電源ユニット]
電源ユニット71は、発光部50を点灯させるための電力を生成する電源装置である。電源ユニット71は、例えば、系統電源または蓄電池などの外部の電源から引掛シーリングボディ及びアダプタ80を介して供給される交流電力を直流電力に変換して発光部50に供給する。
電源ユニット71は、具体的には、発光部50の点灯(全点灯)及び消灯を制御する。電源ユニット71は、発光部50の調光又は調色を行ってもよい。
電源ユニット71は、例えば、回路基板と、回路基板に実装された複数の回路素子とを有している。複数の回路素子のそれぞれは、例えば、整流回路素子、検知抵抗、ヒューズ素子、抵抗、コンデンサ、チョークコイル、ダイオードまたはトランジスタなどである。電源ユニット71は、本体部40の背面に固定された電源ケース70に収容された状態で、本体部40に保持されている。
[光学フレーム]
以上のように構成された照明装置10は、カバー20の外周部に沿って配置された光学フレーム30を備えている。以下、図1及び図2に加え、図3~図5を参照しながら、本実施の形態に係る光学フレーム30について説明する。
図3は、実施の形態に係る光学フレーム30及びカバー20を示す斜視図である。図4は、実施の形態に係る光学フレーム30を斜め後方から見た場合の斜視図である。なお、図3及び図4では、光学フレーム30は、2つの部分フレーム31に分解された状態で図示されている。図5は、実施の形態に係る光学フレーム30とカバー20との構造上の関係を示す断面図である。具体的には、図5は、図1におけるV-V断面の一部が図示されている。
光学フレーム30は、カバー20の外周部21に沿って延設された部材であり、光学フレーム30を透過する光に対し、拡散、集光または色変換等を行う部材である。具体的には、光学フレーム30は、外周部21の前面(外周部前面21a)を覆い、カバー20を透過した光を透過させる前面部32を有している。
前面部32は、例えば複数の凹または凸が並ぶこと形成された凹凸部(図1~図5に図示せず)を有しており、前面部32を透過する光は凹凸部によって散乱し、これにより、光の輝き感を照明装置10が放出する照明光に付加することができる。また、凹凸部における凹または凸の配列によって所定の模様を形成してもよく、この場合、当該所定の模様を浮かび上がらせることも可能である。なお前面部32が有する凹凸部の具体例については、図7を用いて後述する。
ここで、カバー20の、外周部21よりも内側の部分である中央部22、つまり、光学フレーム30に覆われていない部分からは、カバー20のみを透過した光が放出される。すなわち、本実施の形態に係る照明装置10では、カバー20の中央部22は、照明装置10が設置された部屋を照らす照明光を放出する部分として機能し、光学フレーム30の少なくとも前面部32は、照明光に光の演出効果を付加する部分として機能する。
このように、本実施の形態に係る照明装置10は、発光部50と、発光部50の前方に配置され、発光部50から放出された光を透過させるカバー20と、カバー20の外周部21に沿って延設された光学フレーム30とを備える。光学フレーム30は、外周部前面21aを覆う前面部32であって、カバー20を透過した光を透過させる前面部32を有する。
この構成によれば、光学フレーム30の一部である前面部32は、カバー20の外周部前面21aを覆う状態で配置されており、これにより、発光部50が放出した光を効率よく利用して、輝き感等の演出効果を照明光に付加することができる。
また、例えばより広い範囲で光の演出効果を得るために、前面部32の幅(枠幅)を大きくする場合、径方向における内側に前面部32の幅が広げられる。従って、照明装置10を大型化することなく、より広い範囲での光の演出効果を得ることができる。また、この場合、平面視において、発光部50に近づく方向に前面部32の幅が広げられるため、発光部50が放出した光をより効率よく利用して、光の演出効果を付加することができる。
このように、本実施の形態に係る照明装置10によれば、カバー20の外周部21において効率よく光の演出効果を得ることができる。
なお、本実施の形態において、カバー20の外周部21において光の演出効果を付加する部位である光学フレーム30は、カバー20とは別体である。これにより、例えば、同一形状および大きさのカバー20を備える複数の照明装置10のそれぞれに、互いに異なる枠幅、または、互いに異なる形状の凹凸部を有する光学フレーム30を取り付けることができる。従って、互いに異なる光の演出効果を有する複数の照明装置10を容易に作製することができる。
また、本実施の形態では、図3~図5に示すように、光学フレーム30はさらに、外周部21の端面(外周部端面21b)を覆い、カバー20を透過した光を透過させる側面部33を有している。
この構成によれば、側面部33は、カバー20の外周部端面21bから放出された光に対し、散乱、集光または色変換等を行って放出することができる。つまり、平面視において、発光部50から径方向外側に向かう光を利用して、光の演出効果を付加することができる。また、例えば、側面部33に入射した光の少なくとも一部を、前面部32に導くように側面部33を形成することで、カバー20の外周部端面21bから放出された光を用いて前面部32から放出される光の光量を増加させることができる。
また、本実施の形態では、光学フレーム30は、前面部32を囲むように配置され、側面部33よりも外側に張り出した部分であるフランジ部34を有している。フランジ部34には、例えば前面部32と同様な凹凸部が形成されており、輝き感等の演出効果を照明光に付加することができる。つまり、本実施の形態では、光学フレーム30は、カバー20の前面側(径方向内側)に張り出した前面部32、及び、カバー20の外側(径方向外側)に張り出したフランジ部34の両方で、照明光に光の演出効果を付加することができる。
また、図5に示すように、側面部33はフランジ部34に接続されているため、側面部33からフランジ部34に導かれた光によって、フランジ部34から放出される光の光量を増加させることも可能である。
なお、本実施の形態において、発光部50は光源カバー60に覆われており、光源カバー60は、対応する発光素子52からの光の配光角を拡大する対応するレンズ部を有している。従って、光源カバー60は、発光部50から放出された光の一部を、効率よく光学フレーム30の前面部32及び側面部33に入射させる部材として機能する。これにより、光学フレーム30による光の演出効果が高められる。
また、本実施の形態では、図1~図4に示すように、光学フレーム30は、光学フレーム30の延設方向(カバー20の周方向)に並んで配置された複数の部分フレーム31が接続されることで形成されている。具体的には、平面視において、2つの円弧状の部分フレーム31が接続されることで、1つの円環状の光学フレーム30が形成されている。なお、図1及び図2では、2つの部分フレーム31の境界38が点線で表されている。
ここで、本実施の形態において、カバー20の外周部21は、図5に示すように、前後方向(Z軸方向)に平行な外周部端面21bから内側に向けて延設された背面(外周部背面21c)を有している。また、光学フレーム30の側面部33は、外周部端面21bから外周部背面21cまでを覆うように形成されている。これにより、光学フレーム30は、カバー20の外周部21を透過する光を、ほぼ漏れなく利用して、光の演出効果に用いることができる。しかしながら、この場合、光学フレーム30は、カバー20の外周部21を前後から挟む形状となる。そのため、円環状の光学フレーム30を単一の部品として作製することは困難であり、例えば製造コストの観点から現実的ではなく、かつ、カバー20への取り付けは実質的に不可能である。
そこで、本実施の形態では、光学フレーム30を、図3及び図4に示すように、2つの円弧状の部分フレーム31で形成する。これにより、図3に示すように、カバー20に対し、横方向(XY平面に平行な方向)から2つの部分フレーム31のそれぞれを取り付けることができる。また、円環状の光学フレーム30を、横方向の平面で分割する場合と比較すると、例えば、側面部33から前面部32(またはフランジ部34)にかけての材料の連続性が失われない。そのため、本実施の形態に係る光学フレーム30によれば、例えば、側面部33から前面部32(またはフランジ部34)に導かれる光の損失が抑制される。
また、このように円弧状に形成された部分フレーム31は、図4に示すように、長手方向の一方の端部に第一接続部31aを有し、他方の端部に第二接続部31bを有している。この2つの部分フレーム31を、図3に示すように配置し、その後、2つの部分フレーム31のうちの一方の部分フレーム31の第一接続部31aと、他方の部分フレーム31の第二接続部31bとを接続する。例えば第一接続部31aと第二接続部31bとをネジで締結する。これにより、2つの部分フレーム31は連結され、これにより、カバー20の外周部21を覆う光学フレーム30が形成される。また、例えば、図示しないネジにより、光学フレーム30はカバー20に固定される。つまり、照明装置10の組み立て工程、及び、照明装置10の完成後において、光学フレーム30及びカバー20は一体物として扱われる。
すなわち、本実施の形態に係る照明装置10は、発光部50を支持し、かつ、カバー20が着脱自在に取り付けられる本体部40を有し、光学フレーム30は、カバー20に固定されている。そのため、例えば、カバー20の内面を清掃する場合などにおいて、光学フレーム30はカバー20ともに本体部40から容易に取り外すことができる。つまり、カバー20を本体部40から取り外す場合に、光学フレーム30を本体部40またはカバー20から取り外す作業は不要である。すなわち、本実施の形態では、照明装置10のメンテナンスの容易さを阻害しない態様で、光学フレーム30が照明装置10に配置されている。
[カバーの光透過率の詳細]
光学フレーム30は、上述のように、カバー20の外周部21を透過した光を透過させる。そのため、照明装置10における光学フレーム30の部分は、カバー20の光学フレーム30に覆われていない中央部22と比較すると、光量が低く(暗く)視認される可能性がある。しかしながら、本実施の形態では、カバー20における外周部21の光透過率は、カバー20における外周部21の内側の部分である中央部22の光透過率よりも高い。典型例としては、カバー20において、外周部21は透明であり、中央部22は不透明である。これにより、外周部21を透過する光の損失を抑制しつつ、光学フレーム30に光を供給することができる。そのため、例えば、光学フレーム30による光の演出効果がより明確となる。また、例えば、カバー20の中央部22と光学フレーム30とで明るさに大きな差異が生じ難い。
なお、上記のような、光の透過率が外周部21と中央部22とで異なるカバー20は、例えば、外周部21と中央部22とで互いに異なる樹脂材料を用いた樹脂成形によって作製してもよい。また、例えば、PMMA等の透明な樹脂材料を用いて、中央部22のみに細かな凹凸が形成されるように成形することで、中央部22に光の拡散面を有し、かつ、外周部21が透明なカバー20を作製してもよい。
また、全体が透明なカバー20に、例えば印刷によって、外周部21と中央部22とで互いに異なる模様を付すことで、または、中央部22のみに模様を印刷することで、外周部21の光透過率を、中央部22の光透過率よりも高くしてもよい。
図6は、実施の形態に係るカバー20の構成例を示す平面図である。図6に示すカバー20において、中央部22は、カバー20の基材の表面に印刷されることで形成された光拡散層25を有することで、外周部21よりも光透過率が低い。
この構成によれば、中央部22の光拡散層25が印刷によって形成されるため、例えば、中央部22における光の拡散の度合い、または、中央部22の範囲の変更を容易に行うことができる。また、例えば、上述のように、外周部21と中央部22とで互いに異なる樹脂材料を用いる場合、及び、中央部22のみに細かな凹凸を形成する場合と比較すると、光の拡散機能を容易にカバー20に持たせることができる。
具体的には、光拡散層25は、例えば、白色または乳白色等の有色のインクを用いたシルク印刷によって、分散配置された微小なドット(ドットパターン)を中央部22に印刷することで得ることができる。より詳細には、PMMA等の樹脂材料の平板に、シルク印刷等の印刷技術を用いてドットパターンを印刷する。さらに、ドットパターンが印刷された平板を、圧空成形により所定の形状に成形する。これにより光拡散層25としてのドットパターンが形成されたカバー20が得られる。なお、上記のシルク印刷を行う際に、例えば、ドットの密度を印刷位置によって異ならせてもよい。これにより、光拡散層25における光の透過度を任意の位置で変化させることができる。
また、光拡散層25は、外周部21にも形成されてもよい。この場合は、例えば、外周部21におけるドットの密度を、中央部22におけるドットの密度よりも小さくすることで、外周部21の光透過率を中央部22の光透過率よりも大きくすることができる。なお、光拡散層25は、ドットパターンによって形成される必要はなく、例えば、格子状に並べられた複数の線によって光拡散層25が形成されてもよい。また、発光部50が発光した場合に、所定の図柄が中央部22に浮かびあがるように、厚みまたはドットの密度が位置によって異なる光拡散層25が形成されてもよい。
[光学フレームの凹凸部の具体例]
図7は、実施の形態に係る光学フレーム30が有する凹凸部36の具体例を示す斜視図である。なお、図7では、2つの部分フレーム31の境界38は太線の点線で表されている。
図7に示すように、光学フレーム30は、例えば、所定の規則性に従って並べられた複数のプリズム状の凸部からなる凹凸部36を有する。これにより、発光部50が発光した場合において、光学フレーム30は、カットグラスのような輝き感を醸し出すことができる。
ここで、光学フレーム30は、上述のように、複数の部分フレーム31が連結されることで形成されており、外観上、部分フレーム31の境界38が問題となる可能性がある。そこで、凹凸部36によって、2つの部分フレーム31の境界38を目立たなくすることもできる。
例えば図7では、複数の部分フレーム31のうちの互いに隣り合う2つの部分フレーム31の境界38は、凹凸部36における稜線及び谷線の少なくとも一方と一致している。これにより、2つの部分フレーム31の境界38は、視認し難くなる。つまり、境界38が目立たない態様で、複数の部分フレーム31が組み合わされている。
また、図7に示す例では、光学フレーム30の前面部32及びフランジ部34に凹凸部36が設けられている。従って、平面視における2つの部分フレーム31の境界38の全体を、光学フレーム30の内縁から外縁に至る一連の稜線または谷線と一致させることができる。そのため、光学フレーム30は、外観上、一つの円環状の光学部材として視認される。このことは、輝き感等の光学的な演出効果の実効性の観点から有利である。
なお、光学フレーム30が有する凹凸部36の形状は、図7に示す形状には限定されず、例えば、より小さな凸または凹がランダムに分散して配置されることで凹凸部36が形成されてもよい。
また、図7に示す例では、前面部32及びフランジ部34は同一形状の凹凸部36を有しているが、前面部32及びフランジ部34は、互いに異なる形状の凹凸部を有してもよい。つまり、光学フレーム30は、前面部32とフランジ部34とで、互いに異なる光の演出効果を照明光に付加してもよい。
また、2つの部分フレーム31の境界38が目立たなくなる効果は、境界38が、凹凸部36の稜線及び谷線のいずれか一方にのみ一致する場合でも奏される。例えば、図8に示すように、2つの部分フレーム31の境界38が、プリズム状の凹凸部36における稜線のみと一致していてもよい。
(他の実施の形態)
以上、本発明に係る照明装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、光学フレーム30は、前面部32、側面部33及びフランジ部34の全てを有する必要はない。光学フレーム30は、少なくとも前面部32を有していればよい。つまり、光学フレーム30は、カバー20の外周部前面21aを覆う前面部32を有していれば、カバー20を透過した光を効率よく利用して、照明装置10が放出する照明光に輝き感等の演出効果を付加することができる。
また、光学フレーム30は、3以上の部分フレームによって形成されてもよい。例えば、平面視において円環状の光学フレーム30は、中心角が120°の3つの円弧状の部分フレームによって形成されてもよい。このように、同一形状および同一サイズの複数の部分フレームによって光学フレーム30を形成する場合、例えば、1つの金型で、当該複数の部分フレームの全てを作製することができる。このことは、例えば製造コストの抑制の観点から有利である。
また、光学フレーム30は、横方向(XY平面に平行な方向)の平面で分割することで得られる複数の部分フレームで形成されてもよい。例えば、光学フレーム30が、側面部33を含む後側の部分フレームと、前面部32及びフランジ部34を含む前側の部分フレームとに分割されてもよい。この場合、後側の部分フレームと前側の部分フレームとで、カバー20の外周部21を前後から挟むように配置し、ネジ等で後側の部分フレームと前側の部分フレームとを接続する。これにより、カバー20の外周部21を覆う光学フレーム30が形成される。このように、光学フレーム30を前後2つの部分フレームで形成する場合、2つの部分フレームの境界が光学フレーム30の前側には表れないため、外観上、当該境界が問題となる可能性は低い。
また、カバー20の前面部32の幅の長さに特に限定はない。例えば、カバー20の半径に対する前面部32の幅の比率として0.3~0.4程度が例示される。なお、当該比率は、カバー20の大きさ、前面部32の厚み、発光部50の光出力、照明装置10の用途、照明装置10の製造コスト、または、意匠的な要求等に応じて適宜決定されてもよい。
また、光学フレーム30は、凹凸部36を有しなくてもよい。つまり、光学フレーム30の外面はフラットな形状であってもよい。この場合であっても、例えば、光学フレーム30を、シリカ等の光散乱粒子を含有する樹脂材料で形成することで、光学フレーム30を透過する光を拡散して放出することができる。または、光学フレーム30を、光を透過する有色の樹脂材料で形成することで、光学フレーム30を透過する光の色を変換して放出することができる。
また、光学フレーム30は、裏面(カバー20側の面)に、複数の凹または凸が並ぶことで形成された凹凸部を有してもよい。この場合であっても、光学フレーム30を透過する光を拡散して放出することができる。
また、発光部50が有する発光素子52は、SMD型LED素子であるとしたが、発光素子52はLEDチップであってもよい。つまり、発光部50は、複数のLEDチップを光源基板51に直接実装したCOB(Chip On Board)構造であってもよい。この場合、波長変換材を含有する封止部材によって、光源基板51上に実装された複数のLEDチップを一括に封止、または、個別に封止することで、所定の色温度の照明光を得ることができる。
また、発光素子52の別例としては、半導体レーザ等の半導体発光素子、または、有機EL(Electro Luminescence)もしくは無機EL等のEL素子が挙げられる。
その他、実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、及び、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 照明装置
20 カバー
21 外周部
21a 外周部前面
21b 外周部端面
22 中央部
25 光拡散層
30 光学フレーム
31 部分フレーム
32 前面部
33 側面部
36 凹凸部
38 境界
40 本体部
50 発光部

Claims (5)

  1. 発光部と、
    前記発光部の前方に配置され、前記発光部から放出された光を透過させるカバーと、
    前記カバーの外周部に沿って延設された光学フレームとを備え、
    前記光学フレームは、前記外周部の前面を覆う前面部であって、前記カバーを透過した光を透過させる前面部を有し、かつ、前記光学フレームの延設方向に並んで配置された複数の部分フレームが接続されることで形成されており
    前記光学フレームの前記前面部は、複数の凹または凸が並ぶことで形成された凹凸部を有し、
    前記複数の部分フレームのうちの互いに隣り合う2つの部分フレームの境界は、前記凹凸部における稜線及び谷線の少なくとも一方と一致する
    照明装置。
  2. 前記光学フレームはさらに、前記外周部の端面を覆い、前記カバーを透過した光を透過させる側面部を有する
    請求項1記載の照明装置。
  3. 前記カバーにおける前記外周部の光透過率は、前記カバーにおける前記外周部の内側の部分である中央部の光透過率よりも高い
    請求項1または2記載の照明装置。
  4. 前記カバーにおける前記中央部は、前記カバーの基材の表面に印刷されることで形成された光拡散層を有することで、前記外周部よりも光透過率が低い
    請求項記載の照明装置。
  5. さらに、前記発光部を支持し、かつ、前記カバーが着脱自在に取り付けられる本体部を有し、
    前記光学フレームは、前記カバーに固定されている
    請求項1~のいずれか一項に記載の照明装置。
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