JP7140976B2 - 通信システム、加入者線端局装置及び通信方法 - Google Patents

通信システム、加入者線端局装置及び通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、通信システム、加入者線端局装置及び通信方法に関する。
光アクセスネットワークにおいては、現在、PON(passive optical network)システムが普及している。PONシステムでは、1つの加入者線端局装置(optical line terminal;OLT)が、複数の加入者線終端装置(Optical Network Unit;ONU)と、下りは時分割多重(Time Division Multiplexing;TDM)により、上りは時分割多重アクセス(Time Division Multiple Access;TDMA)により通信を行う。このように、1台のOLTで複数のONUを収容し、経済性を実現している。IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)やITU-T(International Telecommunication Union-Telecommunication Standardization Sector)において、10Gbps(ギガビット毎秒)級の10G-EPON(例えば、非特許文献1参照)やXGS-PON(例えば、非特許文献2参照)、1Gbps級のGE-PON(例えば、非特許文献3参照)、GPON(例えば、非特許文献4参照)などが標準化されている。
一方、ネットワークの分野において、仮想化が注目されている。従来、通信装置は専用ハードウェアで構成されていた。そのため、機能が固定的であり、目的別に長期かつ大規模な開発を必要とした。これらの装置に対して仮想化技術を適用し、汎用ハードウェア上で機能をソフトウェア実装することによって、機能の柔軟な変更や、小規模な機能毎のソフトウェアアジャイル開発による装置実現を目指している。
光アクセスシステムにおいても仮想化の適用が検討されており、従来は専用のハードウェアで作られていたOLTを汎用ハードウェアで構成し、機能をソフトウェアで実装する構成が検討されている(例えば、非特許文献5参照)。これにより、新規機能のインストールや、装置の機能の入れ替えが可能となり、装置の共通化やリソース共有化が図れるため、CAPEX(Capital Expenditure)の削減が期待できる。
光アクセスシステムへの仮想化技術適用の1つのアプローチとして、PON LSI(large-scale integration)と汎用ハードウェアとで機能を分担する手法が考えられる。専用ハードウェアのプロセッサであるPON LSIには、標準化されているPON機能が搭載されていることが多い。よって、PON基本機能に関しては市販のPON LSIを用い、それ以外の機能に関しては汎用プロセッサを活用して実装することにより、最小限の汎用プロセッサリソースの活用で上記の仮想化の利点を得ることが出来る。例えば、標準化されていないPON LSIには搭載されていないネットワークオペレータの独自機能を汎用ハードウェアに搭載することが可能であり、様々な機能を持つ装置が共通のハードウェアで実現できる。汎用プロセッサとして、例えば、CPU(central processing unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等が用いられる。
上記のように、PON LSIと汎用ハードウェアとで機能を分担する場合、汎用ハードウェアに実装される独自機能によっては、PON機能のパラメータが必要となる。すなわち、PON LSIと汎用プロセッサ間で使われているパラメータを共有する必要がある。
IEEE Std 802.3av-2009, IEEE Computer Society "10-Gigabit-capable passive optical networks(XG-PON): General requirements",Recommendation ITU-T G.987.1,2010年 IEEE Standard 802.3ah-2004,IEEE Computer Society "Gigabit-capable passive optical networks(GPON): General characteristics",Recommendation ITU-T G.984.1,2008年 Takahiro Suzuki,Sang-Yuep Kim,Jun-ichi Kani,Toshihiro Hanawa,Ken-Ichi Suzuki,Akihiro Otaka,"Demonstration of 10-Gbps Real-Time Reed-Solomon Decoding Using GPU Direct Transfer and Kernel Scheduling for Flexible Access Systems",Journal of Lightwave Technology,2018年5月,Vol.36,No.10,p.1875-1881
PON LSIと汎用プロセッサを接続した際に、汎用プロセッサがPON LSIに実装されている機能のパラメータを取得する方法として、汎用プロセッサがPON LSIから、もしくは、PON LSIが汎用プロセッサからパラメータを都度読み出す方法が考えられる。この方法の場合、パラメータの読出し回数が増えるため、遅延の原因となる。加えて、汎用プロセッサが受信するPON LSIからの出力や、汎用プロセッサへ入力されるONUからOLTへの上り信号は、物理符号化が行われている。よって、汎用プロセッサが、PON LSIと共有するパラメータをフレームからそのまま抜き出すことは困難である。
上記事情に鑑み、本発明は、情報を共有して処理を行う複数のプロセッサを用いた構成により、遅延の増大を抑えながら他の装置と通信することができる通信システム、加入者線端局装置及び通信方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、通信先の装置と間の信号の送受信処理を行う第一プロセッサと、時刻情報を利用する任意の機能である追加機能の処理を行う第二プロセッサとを備え、前記第二プロセッサは、前記第一プロセッサにより符号化された送信信号、又は、前記通信先の装置により符号化された受信信号の復号化を行う復号化部と、前記復号化部により復号化された前記送信信号又は前記受信信号から時刻情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部が前記送信信号から取得した前記時刻情報を、前記第一プロセッサ及び前記第二プロセッサで用いられる共通のクロックと同期して更新する更新部と、前記更新部が更新した前記時刻情報を用いて前記追加機能の処理を行う追加機能実行部と、復号化された前記送信信号を符号化して前記通信先の装置へ出力する処理、又は、復号化された前記受信信号を符号化して前記第一プロセッサへ出力する処理を行う符号化部と、を備える通信システムである。
本発明の一態様は、上述の通信システムであって、前記第二プロセッサは、前記通信先の装置において所定の処理を開始する時刻と前記第二プロセッサにおいて前記追加機能の処理を開始する時刻とのずれを用いて前記時刻情報を補正する補正部をさらに備える。
本発明の一態様は、上述の通信システムであって、前記第二プロセッサは、前記復号化部が復号化した前記送信信号に設定されている前記時刻情報を、前記共通のクロックに基づいて出力される時刻情報を用いて書替える第一時刻書替部と、前記時刻情報の書替を行った前記送信信号に対応して前記通信先の装置から送信され、前記復号化部が復号化した前記受信信号に設定されている時刻情報を、前記共通のクロックに基づいて出力される時刻情報と、書替前の前記送信信号に設定されていた時刻情報とを用いて書替える第二時刻書替部とをさらに備える。
本発明の一態様は、加入者線終端装置との間で送受信する信号に受動光ネットワークの通信処理を行う第一プロセッサと、時刻情報を利用する任意の機能である追加機能の処理を行う第二プロセッサとを備え、前記第二プロセッサは、前記第一プロセッサにより符号化された送信信号、又は、前記加入者線終端装置により符号化された受信信号の復号化を行う復号化部と、前記復号化部により復号化された前記送信信号又は前記受信信号から時刻情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部が前記送信信号から取得した前記時刻情報を、前記第一プロセッサ及び前記第二プロセッサで用いられる共通のクロックと同期して更新する更新部と、前記更新部が更新した前記時刻情報を用いて前記追加機能の処理を行う追加機能実行部と、復号化された前記送信信号を符号化して前記加入者線終端装置へ出力する処理、又は、復号化された前記受信信号を符号化して前記第一プロセッサへ出力する処理を行う符号化部と、を備える加入者線端局装置である。
本発明の一態様は、第一プロセッサと第二プロセッサとを有する通信システムにおける通信方法であって、前記第一プロセッサが、通信先の装置と間の信号の送受信処理を行う送受信処理ステップと、前記第二プロセッサが、前記第一プロセッサにより符号化された送信信号、又は、前記通信先の装置により符号化された受信信号の復号化を行う復号化ステップと、前記復号化ステップにより復号化された前記送信信号又は前記受信信号から時刻情報を取得する情報取得ステップと、前記情報取得ステップにおいて前記送信信号から取得した前記時刻情報を、前記第一プロセッサ及び前記第二プロセッサで用いられる共通のクロックと同期して更新する更新ステップと、前記更新ステップにおいて更新した前記時刻情報を用いて、時刻情報を利用する任意の機能である追加機能の処理を行う追加機能実行ステップと、復号化された前記送信信号を符号化して前記通信先の装置へ出力する処理、又は、復号化された前記受信信号を符号化して前記第一プロセッサへ出力する処理を行う符号化ステップと、を有する。
本発明により、情報を共有して処理を行う複数のプロセッサを用いた構成により、遅延の増大を抑えながら他の装置と通信することが可能となる。
本発明の実施形態によるPONシステムの構成例を示す図である。 同実施形態によるPONシステムにおけるMPCPディスカバリのフローを示す図である。 同実施形態によるPONシステムに用いられるMPCPフレームの例を示す図である。 同実施形態によるPONシステムに用いられる主信号フレームの例を示す図である。 第1の実施形態によるOLTの構成を示すブロック図である。 同実施形態によるOLTの構成を示すブロック図である。 同実施形態によるOLTの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態によるOLTの構成を示すブロック図である。 同実施形態によるOLTの構成を示すブロック図である。 同実施形態によるPONシステムにおけるMPCP local time補正のシーケンスを示す図である。 同実施形態によるPONシステムにおけるMPCP local time補正のシーケンスを示す図である。 第3の実施形態によるOLTの構成を示すブロック図である。 第4の実施形態によるOLTの構成を示すブロック図である。 同実施形態によるPONシステムにおけるMPCP local time補正のシーケンスを示す図である。 第5の実施形態によるOLTの構成を示すブロック図である。 第6の実施形態によるOLTの構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態のPONシステム1の構成例を示す図である。PONシステム1は、局舎装置であるOLT2と、ユーザ側装置であるM台(Mは1以上の整数)のONU3とを備える。OLT2は、上位装置と接続される。OLT2は、M台のONU3に送信する信号(下り信号)をTDM方式により多重して光ファイバ5に出力する。光カプラ4は、多重された下り信号を、各ONU3と接続される光ファイバ6に分岐し、そのまま転送する。各ONU3は、多重された下り信号のうち自装置宛ての下り信号を選択して受信する。M台のONU3はそれぞれ、OLT2宛ての信号(上り信号)を光ファイバ6に出力する。光カプラ4は、各ONU3から出力された上り信号をTDMA方式により多重し、光ファイバ5を介してOLT2に送信する。
OLT2は、複数のプロセッサを備える通信システムの一例である。OLT2は、PON LSI22と、汎用プロセッサ23と、ホストCPU(Host CPU)27とを備える。同図では、ボード21に、PON LSI22と、汎用プロセッサ23と、ホストCPU27とが実装されている。PON LSI22は、例えば、専用プロセッサであり、PON機能の処理を実行する。汎用プロセッサ23は、例えば、CPU、GPU、FPGA等である。汎用プロセッサ23は、例えば、ネットワークオペレータに独自機能を実装する。独自機能は、PON LSI22のPON機能の他に追加して実行される任意の機能である。ホストCPU27は、PON LSI22と汎用プロセッサ23の間のデータ伝送の制御や、上位層のPON機能の実行などを行う。
ここで、PONシステム1におけるPoint-to-Multi-Point(MPCP)ディスカバリ(例えば、非特許文献1参照)について説明する。ONU3がPONシステム1に接続されると、OLT2は、MPCPディスカバリを行う。MPCPディスカバリにおいては、OLT2からのONU3の発見や、OLT2-ONU3間の距離測定、OLT2-ONU3間の時刻同期を行う。
図2は、PONシステム1におけるMPCPディスカバリのフローを示す図である。まず、OLT2は、ONU3にDiscovery GATE信号を送信する(ステップS101)。OLT2は、このDiscovery GATE信号に、距離測定のためのOLT2からの送信時刻情報t0を設定する。これにより、OLT2は、未登録のONU3に対して送信時刻情報t0を通知する。ONU3は、Discovery GATE信号によりOLT2から受信した送信時刻情報t0を現在時刻として、ONU3のMPCP local timeを補正する(ステップS102)。補正後、ONU3は、OLT2にRegister Request信号を送信する(ステップS103)。Register Request信号は、未登録のONU3からOLT2への登録要求である。ONU3は、このRegister Request信号に、距離測定のためのONU3からの送信時刻情報t1を設定し、OLT2に通知する。
OLT2は、Register Request信号により受信した送信時刻情報t1と、Register Request信号受信時のOLT2のMPCP local timeである受信時刻情報t2とを用いて、t2-t1によりRound trip time(RTT)を計算する(ステップS104)。その後、OLT2は、Register信号により未登録のONU3へLogical Link ID(LLID)を通知する(ステップS105)。LLIDは、送信元又は送信先のONU3の識別IDである。さらに、OLT2は、GATE信号によりONU3へ送信帯域及び送信タイミングを通知する(ステップS106)。その後、ONU3は、Register信号の受信応答であるRegister ACK信号をOLT2に送信する(ステップS107)。これにより、PONシステム1は、MPCPディスカバリを完了する。
図3は、PONシステム1に用いられるMPCPフレームの例を示す図である。MPCPフレームは、リザーブド(Reserved)、LLID、CRC(Cyclic Redundancy Check:巡回冗長検査)、MAC DA(Medium Access Control Destination Address)、MAC SA(Medium Access Control Source Address)、タイプ(Type)、MAC制御タイプ(MAC CTRL TYPE)、タイムスタンプ(Time Stamp)、メッセージ(Message)、FCS(Frame Check Sequence)などのフィールド(領域)を含む。MPCPフレームのタイムスタンプフィールドに、送信時刻情報t0、t1などのMPCP local timeが設定される。また、時刻同期用の送信時刻情報が付与されたMPCPフレームは定期的に送信され、OLT-ONU間の時刻情報のずれを補正すると共にRTTが再計測される。
図4は、PONシステム1に用いられるMPCPディスカバリ確立後の主信号フレームの例を示す図である。MPCPディスカバリ確立後、OLT2-ONU3間では、主信号フレームが用いられる。図4に示す主信号フレームは、プリアンブル領域にLLID、主信号に対するエラーを検知するCRC符号を含む。
OLT2において、PON LSI22から汎用プロセッサ23へ主信号を出力する際、汎用プロセッサ23は、MPCPディスカバリ用の主信号や、通信確立後の上りもしくは下りの主信号からPON機能のパラメータを取り出し、保持する。また、汎用プロセッサ23は、PONフレームの検出と物理復号化を行い、L2(レイヤ2)フレームの情報を読み出す。
汎用プロセッサ23は、例えば、パラメータとして、PON LSI22がPONフレームに設定したMPCP local timeを取り出す。PON LSI22と汎用プロセッサ23とが共有するパラメータがMPCP local timeのような時刻情報である場合、一度時刻情報が取得された後に、PON LSI22と汎用プロセッサ23との間でクロックのずれが発生することがある。このクロックずれにより、汎用プロセッサが独自機能で時刻情報を利用する時刻とONUが独自機能において時刻情報を利用する時刻とにずれが生じてしまう。そこで、本実施形態では、汎用プロセッサ23は、PON LSI22と同一のクロックを入力し、MPCPディスカバリの主信号から時刻情報(MPCP local time)を取り出した後、入力したクロックと同期を取ってインクリメントする。
また、汎用プロセッサ23の独自機能がMPCP local timeを利用する場合は、ONU3と同期するように、汎用プロセッサ23内のMPCP local timeを補正する。汎用プロセッサ23は、汎用プロセッサ23のクロックをマスタークロックとして用い、主信号から読み出して保持しているMPCP local timeをインクリメントしてもよい。この場合、汎用プロセッサ23においてMPCPフレーム内のTime Stampを書替えることにより時刻補正を行う。
以下に、OLT2の実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図5は、第1の本実施形態によるOLT200の詳細な構成を示すブロック図である。OLT200は、PON LSI220と、汎用プロセッサ230と、ホストCPU270を搭載したボード210を有する。ボード210、PON LSI220、汎用プロセッサ230及びホストCPU270はそれぞれ、図1に示すOLT2のボード21、LSI22、汎用プロセッサ23及びホストCPU27に相当する。OLT200は、PON LSI220と汎用プロセッサ230との間でPONのパラメータを共有し、パラメータに応じた独自機能を実行する。
PON LSI220は、市販品の一般的な構成である。PON LSI220は、PON MAC処理部221と、シリアライザ(SER)222と、デシリアライザ(DES)223とを備える。PON MAC処理部221は、上位装置から受信した下り信号及び上位装置宛ての上り信号にPONのMAC処理を行う。シリアライザ222は、PON MAC処理部221がPONのMAC処理を行った下り信号に、パラレル信号からシリアル信号に変換するシリアル化を行って汎用プロセッサ230に出力する。デシリアライザ223は、汎用プロセッサ230から入力した上り信号に、シリアル信号からパラレル信号に変換するデシリアル化を行ってPON MAC処理部221へ出力する。
汎用プロセッサ230は、デシリアライザ(DES)241と、PONフレーム検出部242と、デスクランブラ243と、PONパラメータ取得部244と、独自機能部245と、スクランブラ246と、シリアライザ(SER)247と、デシリアライザ(DES)251と、PONフレーム検出部252と、デスクランブラ253と、PONパラメータ取得部254と、独自機能部255と、スクランブラ256と、シリアライザ(SER)257と、PONパラメータ保持部261とを備える。
デシリアライザ241は、PON LSI220から入力した下り信号にデシリアル化を行う。PONフレーム検出部242は、下り信号のPONフレームを検出する。デスクランブラ243は、下り信号のPONフレームに対してデスクランブル処理を行う。PONパラメータ取得部244は、デスクランブル処理が行われた下り信号からPONパラメータを取得し、取得したPONパラメータをPONパラメータ保持部261に出力する。独自機能部245は、PONパラメータ保持部261から取得したPONパラメータを用いて独自機能の処理を行う。スクランブラ246は、下り信号のPONフレームに対してスクランブル処理を行う。シリアライザ247は、スクランブル処理された下り信号に対してシリアル化を行って、出力する。
デシリアライザ251は、ONU3からの上り信号にデシリアル化を行う。PONフレーム検出部252は、上り信号のPONフレームを検出する。デスクランブラ253は、上り信号のPONフレームに対してデスクランブル処理を行う。PONパラメータ取得部254は、デスクランブル処理が行われた上り信号からPONパラメータを取得し、取得したPONパラメータをPONパラメータ保持部261に出力する。独自機能部255は、PONパラメータ保持部261から取得したPONパラメータを用いて独自機能の処理を行う。スクランブラ256は、上り信号のPONフレームに対してスクランブル処理を行う。シリアライザ257は、スクランブル処理された上り信号に対してシリアル化を行って、PON LSI220に出力する。
次に、OLT200の動作を説明する。まず、下り主信号に対する処理について説明する。PON MAC処理部221は、下り信号に対して、PON機能の物理符号化(スクランブル処理、誤り訂正等)を行った主信号を出力する。シリアライザ222は、PON MAC処理部221が出力した主信号をシリアル化し、PON LSI220から汎用プロセッサ230に出力する。
汎用プロセッサ230は、主信号のL2フレームの内容を見るために、PON LSI220により物理符号化された情報を復号する必要がある。そこで、汎用プロセッサ230のデシリアライザ241は、PON LSI220から入力した主信号のデシリアル化を行い、PONフレーム検出部242は、主信号のPONフレームの検出を行う。フレーム検出後、デスクランブラ243は、PONフレームにデスクランブル処理を行う。
PONパラメータ取得部244は、デスクランブラ243によって復号化された下り主信号中のL2フレームから、例えば、図2に示すようなタイムスタンプ(MPCP local time)、LLID、リザーブド、CRC等のPONパラメータを取得する。PONパラメータ取得部244が取得するパラメータには、その他のプリアンブルから取得できるデータやペイロード(Payload)内のデータも含む。PONパラメータ取得部244は、取得したPONパラメータをPONパラメータ保持部261に出力して保存する。また、PONパラメータ取得部244は、PONパラメータ保持部261からPONパラメータを呼び出し、独自機能部245に出力する。
独自機能部245は、PONパラメータに応じた独自機能を実行する。その後、スクランブラ246は、独自機能部245から出力された下りの信号のPONフレームにスクランブル処理により物理符号化を行ってシリアライザ247に出力する。シリアライザ247は、スクランブル処理された下り主信号にシリアル化を行って、ONU3に出力する。
なお、ホストCPU270は、PONパラメータ保持部261にデータを送信し、PONパラメータ保持部261は、そのデータを受信して保持してもよい。独自機能部245は、ホストCPU270が送信したデータをPONパラメータ保持部261から読み出し、そのデータ値に応じた独自機能を実行することもできる。
OLT200は、上り信号に関しても下り信号と同様の順番の処理を行う。汎用プロセッサ230のデシリアライザ251は、ONU3から受信した上り主信号のデシリアル化を行い、PONフレーム検出部252は、上りバーストフレームの中からPONフレームの検出を行う。フレーム検出後、デスクランブラ253は、PONフレームにデスクランブル処理を行い、物理符号化された情報を復号する。PONパラメータ取得部254は、デスクランブラ253によって復号化された上り主信号からPONパラメータを取得する。PONパラメータ取得部254は、必要に応じて取得したPONパラメータをPONパラメータ保持部261に出力して保存する。また、PONパラメータ取得部254は、必要に応じてPONパラメータを独自機能部255に出力する。
独自機能部255は、PONパラメータに応じた独自機能を実行する。その後、スクランブラ256は、独自機能部255から出力された上り主信号にスクランブル処理を行って物理符号化し、シリアライザ257に出力する。シリアライザ257は、スクランブル処理された上り主信号にシリアル化を行って、PON LSI220に出力する。
上り主信号の独自機能部255は、上り主信号をPON MAC処理部221が受信できる信号形式に修正するため、受信フレームのリザーブド領域を標準規定の値に戻す機能を有してもよい。
なお、図5では、PON LSI220が1つのPONポートを有しており、汎用プロセッサ230は、その1ポートに対する処理を行っているが、PON LSI220が複数のPONポートを有しており、汎用プロセッサ230がそれぞれのポートに対して、図5に示す汎用プロセッサ230内の機能部を有してもよい。
また、OLT2は、独自機能を実現する際に、図6に示すように下り主信号にのみ独自機能を実現するような構成でもよく、図7に示すように上り主信号にのみ独自機能を実現する構成でもよい。
図6は、下り主信号にのみ独自機能を実現するOLT201の構成を示すブロック図である。同図において、図5に示すOLT200と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。OLT201は、ボード211を備える。ボード211は、PON LSI220と、汎用プロセッサ231と、ホストCPU270とを備える。汎用プロセッサ231と、図5に示す汎用プロセッサ230とが異なる点は、デシリアライザ251と、PONフレーム検出部252と、デスクランブラ253と、PONパラメータ取得部254と、独自機能部255と、スクランブラ256と、シリアライザ257とを有していない点である。PON LSI220のデシリアライザ223は、汎用プロセッサ231を介さずに上り主信号を受信する。
図7は、上り主信号にのみ独自機能を実現するOLT202の構成を示すブロック図である。同図において、図5に示すOLT200と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。OLT202は、ボード212を備える。ボード212は、PON LSI220と、汎用プロセッサ232と、ホストCPU270とを備える。汎用プロセッサ232と、図5に示す汎用プロセッサ230とが異なる点は、デシリアライザ241と、PONフレーム検出部242と、デスクランブラ243と、PONパラメータ取得部244と、独自機能部245と、スクランブラ246と、シリアライザ247とを有していない点である。PON LSI220のシリアライザ222は、汎用プロセッサ232を介さずに下り主信号をONU3へ送信する。
本実施形態により、汎用プロセッサ230、231、232は、PON LSI220とPONパラメータを共有し、遅延の増大を抑えながら共有したPONパラメータを用いて独自機能を実行することができる。
[第2の実施形態]
本実施形態のOLTは、第1の実施形態と同様の処理によりPON LSIと汎用プロセッサとで時刻情報を一旦共有した後、それら時刻情報を同期する。本実施形態では、特に、MPCP local timeの同期方法を示す。
図8は、第2の本実施形態によるOLT203の構成を示すブロック図である。同図において、図5に示す第1の本実施形態によるOLT200と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。OLT203は、ボード213を備える。ボード213は、PON LSI220と、汎用プロセッサ233と、ホストCPU270と、クロック発生回路281とを備える。汎用プロセッサ233が、図5に示す汎用プロセッサ231と異なる点は、MPCP local timeインクリメント部262をさらに備える点である。
汎用プロセッサ233は、PON LSI220から下り信号を受信すると、デシリアライザ241、PONフレーム検出部242、デスクランブラ243は、その下り信号に対して第1の実施形態と同様の処理を行う。PONパラメータ取得部244は、下り信号のMPCPフレームが入力された際に、MPCPフレームのタイムスタンプフィールドからMPCP local timeを取得し、PONパラメータ保持部261に保持する。
クロック発生回路281は、PON LSI220内のMPCP local timeをインクリメントするためのクロックを発生させる。また、クロック発生回路281は、汎用プロセッサ233内のMPCP local timeインクリメント部262と接続されており、発生させたクロックをMPCP local timeインクリメント部262に出力する。PONパラメータ保持部261に格納されているMPCP local timeインクリメント部262は逐次、クロック発生回路281が発生させるクロックに同期して、PONパラメータ保持部261に保持されているMPCP local timeをインクリメントする。
また、OLT2は、図8に示すOLT203の構成に加えて、図9に示すように、MPCP local timeの逐次補正を行う構成を有してもよい。
図9は、本実施形態によるOLT204の構成を示すブロック図である。同図において、図8に示すOLT203と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。OLT204は、ボード214を備える。ボード214は、PON LSI220と、汎用プロセッサ234と、ホストCPU270と、クロック発生回路281とを備える。汎用プロセッサ234が、図8に示す汎用プロセッサ233と異なる点は、MPCP local time補正部263をさらに備える点である。
PON MAC処理部221からは、逐次的にOLT-ONU間の同期用かつRTT再測定用のMPCPフレームが出力される。MPCP local time補正部263は、PONパラメータ取得部244がMPCPフレームから取得した情報を用いて、PONパラメータ保持部261に保持されているMPCP local timeを補正する。
OLT2とONU3において、MPCP local timeはそれぞれのデバイスのクロックによりカウントアップされている時刻を示す。以下に、OLT2の汎用プロセッサ234の独自機能とONU3の独自機能とにおいて、同じMPCP local timeの値を計算に利用するための処理を述べる。
図10は、OLT204を用いたPONシステム1におけるMPCP local time補正のシーケンスを示す図である。ここでは、PON LSI220がマスタークロックを保持している。汎用プロセッサ234の独自機能によるMPCP local timeの利用開始からMPCP local timeの補正までの時間をt3とする。また、ONU3の独自機能によるMPCP local timeの利用開始からMPCP local timeの補正までの時間をt4とする。処理順によって時間t3、t4は、正の値だけでなく負の値も取り得る。図10は、t3=t4のときの処理を示している。
PON MAC処理部221は、時刻t0にMPCPフレームを送信する(ステップS201)。MPCPフレームの時刻情報(タイムスタンプフィールド)には時刻t0が設定される。例えば、時刻t0を50msとする。汎用プロセッサ234は、PON MAC処理部221から送信された下り信号のMPCPフレームを受信し、第1の実施形態と同様の下り信号に対する処理を行う。この処理において、PONパラメータ取得部244は、受信したMPCPフレームから時刻情報を取得してPONパラメータ保持部261に保持し、独自機能部245は、独自機能の処理を行う(ステップS202)。その後、MPCP local time補正部263は、PONパラメータ保持部261に記憶されるMPCP local timeを、MPCPフレームから取得された時刻情報が示す時刻t0(50ms)に補正する(ステップS203)。この補正により、独自機能部245は、MPCP local timeが時刻t0(50ms)から時間t3(3ms)だけ遡った時刻t0-t3=47msのときに処理を開始したことになる。
ONU3は、OLT204から送信されたMPCPフレームを受信する(ステップS204)。ONU3は、独自機能の処理を行い(ステップS205)、MPCP local timeを、受信したMPCPフレームの時刻情報が示す時刻t0(50ms)に補正する(ステップS206)。この補正により、ONU3は、MPCP local timeが時刻t0(50ms)から時間t4(3ms)だけ遡った時刻t0-t4=47msのときに処理を開始したことになる。ONU3は、時刻t1にMPCPフレームを送信する(ステップS207)。MPCPフレームには、送信時刻t1を示す時刻情報(タイムスタンプフィールド)が設定される。
OLT204の汎用プロセッサ234は、ONU3から送信されたMPCPフレームを受信し、第1の実施形態と同様の上り信号に対する処理を行う。汎用プロセッサ234は、時刻t1を示す時刻情報が設定されたMPCPフレームをPON LSI220に出力する(ステップS208)。PON LSI220のPON MAC処理部221は、時刻t2に上りのMPCPフレームを受信する。PON MAC処理部221は、受信した上りのMPCPフレームの時刻情報から時刻t1を読み出し、時刻t2から時刻t1を減算して、RTTを算出する(ステップS209)。
PONシステム1は、OLT204のPON LSI220がMPCPフレームを出力する度に上記の処理を実行する。汎用プロセッサ234は、PON LSI220から下り主信号フレームを入力した際には、MPCP local time補正を行わないが、独自機能部245は、時間t3だけ処理を待ち合わせるか、独自機能に利用するMPCP local timeの時刻情報を補正する。MPCP local time補正部263は、汎用プロセッサ234において更なる時刻情報のずれαを考慮し、MPCP local time=t0+αと補正してもよい。
図11は、OLT204を用いたPONシステム1における時間t3と時間t4とが異なる場合のMPCP local time補正のシーケンスを示す図である。PON MAC処理部221は、図10のステップS201と同様に、時刻t0(50ms)にMPCPフレームを送信する(ステップS301)。汎用プロセッサ234は、PON MAC処理部221から送信された下り信号のMPCPフレームを受信し、第1の実施形態と同様の下り信号に対する処理を行う。この処理において、PONパラメータ取得部244は、受信したMPCPフレームから時刻情報を取得してPONパラメータ保持部261に保持し、独自機能部245は、独自機能の処理を行う(ステップS302)。その後、MPCP local time補正部263は、PONパラメータ保持部261に記憶されるMPCP local timeを、t0+t3-t4=50ms+4ms-3ms=51msに補正する(ステップS303)。この補正により、独自機能部245は、MPCP local timeが時刻t0(51ms)から時間t3(4ms)だけ遡った時刻t0-t3=47msのときに処理を開始したことになる。
ONU3の処理は、図10における処理と同様である。具体的には、ONU3は、OLT204からMPCPフレームを受信する(ステップS304)。ONU3は、独自機能の処理を行い(ステップS305)、MPCP local timeを、受信したMPCPフレームの時刻情報が示す時刻t0(50ms)に補正する(ステップS306)。この補正により、ONU3は、MPCP local timeが時刻t0(50ms)から時間t4(3ms)だけ遡った時刻t0-t4=47msのときに処理を開始したことになる。ONU3は、時刻t1に、送信時刻t1を示す時刻情報を設定したMPCPフレームを送信する(ステップS307)。
OLT204の汎用プロセッサ234は、ONU3から送信されたMPCPフレームを受信し、第1の実施形態と同様の上り信号に対する処理を行う。汎用プロセッサ234は、時刻t1を示す時刻情報が設定されたMPCPフレームをPON LSI220に出力する(ステップS308)。PON LSI220のPON MAC処理部221は、時刻t2に上りのMPCPフレームを受信する。PON MAC処理部221は、受信した上りのMPCPフレームの時刻情報から時刻t1を読み出し、時刻t2から時刻t1を減算して、RTTを算出する(ステップS309)。
上記のように、ステップS303においてMPCP local time補正部263は、PONパラメータ保持部261に保持されるMPCP local timを、t0+t3-t4に補正する。これにより、汎用プロセッサ234の独自機能部245において、理想的にはMPCP local time=t0-t4の際に値を利用できるようにしながら、汎用プロセッサ234の独自機能とONU3の独自機能とで同じMPCP local time値を利用することができるように汎用プロセッサ234におけるMPCP local timeの時刻補正を行っている。
なお、Discoveryプロセスの際は汎用プロセッサ234が独自機能を実施しない構成も考えられるが、汎用プロセッサ234が時間t3だけ待つことで、Discoveryプロセスにより取得したRTTと、周期的なMPCPフレームの送受信の際に測定したRTTとの間でずれが発生しないようにする。また、汎用プロセッサ234は、PON LSI220から下り主信号フレームを入力した際には、MPCP local time補正を行わないが、独自機能部245は、時間t3だけ処理を待ち合わせるか、独自機能に利用するMPCP local timeの時刻情報を補正する。MPCP local time補正部263は、汎用プロセッサ234において更なる時刻情報のずれαを考慮し、MPCP local time=t0+t3-t4+αと補正してもよい。
[第3の実施形態]
本実施形態のOLTでは、第1の実施形態と同様にPON LSIと汎用プロセッサとで時刻情報を一旦共有した後、PON LSIから汎用プロセッサにクロック発生回路のピンを接続出来ない場合に、それら時刻情報を同期可能とする。汎用プロセッサには、PON LSI内のクロック発生回路と同じ周波数のクロックを発生させるクロック発生回路を配置する。
図12は、第3の本実施形態によるLT205の構成を示すブロック図である。同図において、図9に示すOLT204と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。OLT205は、ボード2151及びボード2152を有する。ボード2151は、PON LSI220と、ホストCPU270と、クロック発生回路281を有する。ボード2152は、汎用プロセッサ235と、クロック発生回路282とを備える。汎用プロセッサ235が、図9に示す汎用プロセッサ234と異なる点は、CDR(クロック・データ・リカバリ)回路264をさらに備える点である。CDRは、PON LSI220から出力された信号からクロック信号を再生し、クロック発生回路282に出力する。クロック発生回路282は、CDR264から出力されたクロック信号に基づいて、PONパラメータ保持部261に保持されているMPCP local timeをインクリメントするためのクロックを発生させる。
第2の実施形態と同様に、PONパラメータ取得部244は、MPCPフレームが入力されると、MPCPフレームのタイムスタンプフィールドからMPCP local timeを取得してPONパラメータ保持部261に保持する。クロック発生回路282は、MPCP local timeインクリメント部262に接続される。MPCP local timeインクリメント部262は、CDR264から出力されるクロック信号に基づいてクロック発生回路282が発生させるクロックに同期して、PONパラメータ保持部261に保持されるMPCP local timeをインクリメントする。また、MPCP local time補正部263は、個別のクロックずれを考慮し、MPCP local timeの補正を行う。補正の方法は、第2の実施形態の図10、11において説明した方法と同様である。すなわち、PONパラメータ取得部244は、周期的に送信されるOLT-ONU間の時刻情報のずれを同期するためのMPCPフレームからMPCP local timeを取得し、その値を用いてPONパラメータ保持部261に保持されるMPCP local timeを更新する。
なお、ホストCPU270は、PONパラメータ保持部261にデータを送信し、PONパラメータ保持部261は、そのデータを受信して保持してもよい。独自機能部245は、ホストCPU270が送信したデータをPONパラメータ保持部261から読み出し、そのデータ値に応じた独自機能を実行することもできる。
[第4の実施形態]
本実施形態のOLTは、第1の実施形態と同様にPON LSIと汎用プロセッサとで時刻情報を共有し、汎用プロセッサのクロックをマスタークロックとして、PON LSIが送信するMPCPフレームに対し書替を行う。これにより、ONUと汎用プロセッサとで同期をとる。
図13は、第4の本実施形態によるOLT206の構成を示すブロック図である。同図において、図12に示す第3の本実施形態によるOLT205と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。OLT206は、ボード2151及びボード2162を有する。ボード2162は、汎用プロセッサ236と、クロック発生回路282とを備える。汎用プロセッサ236が、図12に示す汎用プロセッサ235と異なる点は、下り主信号に関する構成としてタイムスタンプ書替部248を、上り主信号に関する構成としてタイムスタンプ書替部258をさらに備える点である。
PONパラメータ取得部244は、下り主信号のMPCPフレームのタイムスタンプフィールドから時刻情報t0を取得し、PONパラメータ保持部261に保持する。タイムスタンプ書替部248は、ONU3と汎用プロセッサ236において同じ値のMPCP local timeを利用するために、下り主信号のMPCPフレームのタイムスタンプフィールドの書替を行う。
PONパラメータ取得部254は、上り主信号のMPCPフレームのタイムスタンプフィールドから、ONU3における送信時刻を表す時刻情報t1を取得する。タイムスタンプ書替部258は、PON MAC処理部221が正しくRTTを測定できるようするため、1度書替えた時刻情報を元に戻すように、時刻情報t1を用いてMPCPフレームのタイムスタンプフィールドを書替える。
図14は、OLT206を用いたPONシステム1における汎用プロセッサ236とONU3間のMPCP local time同期のシーケンスを示す図である。汎用プロセッサ236とONU3において、MPCP local timeはそれぞれのデバイスのクロックによりカウントアップされている時刻を示す。図14に示す処理により、汎用プロセッサ236の独自機能と、ONU3の独自機能とで、同期された同じMPCP local timeの値を計算に利用できるようにする。
同期をとるために、OLT206は、汎用プロセッサ235が保持するクロックをマスタークロックとして活用し、MPCPフレームの時刻情報(タイムスタンプフィールド)を書替える。汎用プロセッサ235におけるTime Stamp書替から独自機能部245におけるMPCP local time利用までの時間をt3とし、ONU3の独自機能によるMPCP local time利用からMPCP local time補正までの時間をt4とする。処理の順番によってはt3とt4は正の値だけでなく負の値を取り得る。ここでは、時間t3が4ms、時間t4が3msとして説明する。
PON MAC処理部221は、時刻t0にMPCPフレームを送信する(ステップS401)。MPCPフレームの時刻情報(タイムスタンプフィールド)には時刻t0が設定される。時刻t0を50msとする。汎用プロセッサ236のデシリアライザ241、PONフレーム検出部242、デスクランブラ243及びPONパラメータ取得部244は、第1及び第2の実施形態と同様の処理を行う。PONパラメータ取得部244は、MPCPフレームの時刻情報から読み出した時刻t0をPONパラメータ保持部261に保持する。
タイムスタンプ書替部248は、クロック発生回路282から出力された時刻t0’を取得すると、MPCPフレームの時刻情報を、t0’+t3+t4に書替える(ステップS402)。例えば、t0’が51msであった場合、タイムスタンプ書替部248は、時刻情報を、t0’+t3+t4=51ms+3ms+4ms=58msに書替える。その後、独自機能部245は、独自機能の処理を行う(ステップS403)。独自機能部245は、MPCP local timeが時刻t0’+t3=51ms+4ms=55msにおいて処理を開始したことになる。汎用プロセッサ236は、時刻情報が書替えられたMPCPフレームをONU3に送信する(ステップS404)。
ONU3は、OLT206から送信されたMPCPフレームを受信すると、独自機能の処理を行い(ステップS405)、MPCP local timeを、受信したMPCPフレームの時刻情報が示す時刻t0’+t3+t4(58ms)に補正する(ステップS406)。この補正により、ONU3は、MPCP local timeが時刻t0’+t3+t4(58ms)から時間t4(3ms)だけ遡った時刻58-3=55msのときに処理を開始したことになる。これは、汎用プロセッサの独自機能部245が独自機能を開始した時刻と同じである。ONU3は、MPCP local timeの補正後、時間t5が経過した後に、MPCPフレームを送信する(ステップS407)。ONU3は、MPCPフレームの時刻情報(タイムスタンプフィールド)に、補正を行った時刻t0’+t3+t4から時間t5が経過した時刻t1を設定する。例えば、時間t5が5msである場合、時刻t1=58ms+5ms=63msである。
OLT206がMPCPフレームを受信すると、汎用プロセッサ236のデシリアライザ251、PONフレーム検出部252、デスクランブラ253及びPONパラメータ取得部254は、第1及び第2の実施形態と同様の上り信号に対する処理を行う。PONパラメータ取得部254は、MPCPフレームの時刻情報から時刻t1を読み出す。タイムスタンプ書替部258は、MPCPフレームの時刻情報を時刻t6=t1-t0’+t0-t3-t4に書替える(ステップS408)。具体的には、時刻t6=63ms-51ms+50ms-4ms-3ms=55msである。汎用プロセッサ236は、時刻t6を示す時刻情報が設定されたMPCPフレームをPON LSI220に出力する(ステップS409)。
PON LSI220のPON MAC処理部221は、時刻t2に上りのMPCPフレームを受信する。PON MAC処理部221は、受信した上りのMPCPフレームの時刻情報から時刻t6を読み出し、時刻t2から時刻t6を減算して、RTTを算出する(ステップS410)。時刻t2が60msであった場合、RTT=t2-t6=60ms-55ms=5msとなる。
汎用プロセッサ236は、PON LSI220から下り主信号フレームを入力した際には、MPCP local time補正を行わないが、独自機能部245は、時間t3だけ処理を待ち合わせるか、独自機能に利用するMPCP local timeの時刻情報を補正する。Discoveryプロセスの際は汎用プロセッサ234が独自機能を実施しない構成も考えられるが、汎用プロセッサ236が時間t3だけ待つことで、Discoveryプロセスにより取得したRTTと周期的なMPCPフレームの送受信の際に測定したRTTとの間でずれが発生しないようにする。
タイムスタンプ書替部248は、PON LSI220から下り主信号フレームを入力した際には、下りMPCPフレームにおいて更なる時刻情報のずれαを考慮し、時刻情報(タイムスタンプフレーム)をt0’+t3+t4+αと補正してもよい。また、汎用プロセッサ236において受信した上りMPCPフレームにおいて更なる時刻情報のずれβを考慮し、タイムスタンプ書替部258は、時刻t6=t1-t0’+t0-t3-t4+βと補正してもよい。
[第5の実施形態]
本実施形態のOLTは、LLIDを活用した独自機能を実現する。LLIDを活用することにより、OLTは、各ONU3に応じた独自機能を実行することができる。以下では、第1の実施形態との差分を中心に説明するが、上述した他の実施形態にその差分を実装してもよい。
図15は、第5の本実施形態によるOLT207の構成を示すブロック図である。同図において、図5に示す第1の本実施形態によるOLT200と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。OLT207は、ボード217を備える。ボード217は、PON LSI220と、汎用プロセッサ237と、ホストCPU270とを備える。汎用プロセッサ237が、図5に示す汎用プロセッサ231と異なる点は、PONパラメータ取得部244及び独自機能部245に代えて、LLID取得部291、機能振分け部292及び独自機能部293を備える点、及び、PONパラメータ取得部254及び独自機能部255に代えて、LLID取得部294、機能振分け部295及び独自機能部296を備える点である。
LLID取得部291は、主信号から下り信号のLLIDを取得する。機能振分け部292は、LLID取得部291が取得したLLIDの値に応じて、複数の独自機能の中から実行する独自機能(機能A1 or B1 or …)を選択する。独自機能部293は、複数の独自機能(機能A1、B1、…)のうち、機能振分け部292が選択した独自機能を実行する。
上り信号に関しても同様である。すなわち、LLID取得部294は、上りのPONフレームからLLIDを取得する。機能振分け部295は、LLID取得部294が取得したLLIDの値に応じて、複数の独自機能の中から実行する独自機能(機能A2 or B2 or …)を選択する。独自機能部296は、複数の独自機能(機能A2、B2、…)のうち、機能振分け部295が選択した独自機能を実行する。
[第6の実施形態]
本実施形態のOLT2は、CRC検査データを活用した独自機能を実現する。以下では、第1の実施形態との差分を中心に説明するが、上述した他の実施形態にその差分を実装してもよい。
図16は、第6の本実施形態によるOLT208の構成を示すブロック図である。同図において、図5に示す第1の本実施形態によるOLT200と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。OLT208は、ボード218を備える。ボード218は、PON LSI220と、汎用プロセッサ238と、ホストCPU270とを備える。汎用プロセッサ238が、図5に示す汎用プロセッサ231と異なる点は、PONパラメータ取得部244及び独自機能部245を備えていない点、PONパラメータ取得部254及び独自機能部255に代えて、CRC取得部297及び故障検知・回復部298を備える点である。
CRC取得部297は、入力された上り主信号のフレームからCRC検査データを取得する。故障検知・回復部298は、CRC取得部297が取得したCRC検査データを用いてエラー検査を行う。故障検知・回復部298は、主信号中のエラーの回数や頻度に応じて故障を検知すると、管理者へ故障を通知する。故障検知・回復部298は、上り主信号に対して誤り訂正を行い、通信を継続する。
以上説明した実施形態によれば、OLTは、PON LSIと汎用プロセッサとの間でPON機能のパラメータを共有するための通信が不要となり、通常の通信の際に流れる主信号から、PONパラメータを取得できる。よって、PONパラメータ取得のための遅延を削減できる。また、汎用プロセッサにおいてPONパラメータに応じた独自機能を動作させることができる。さらには、独自機能の変更等により汎用プロセッサの処理時間が短縮された場合であっても、時刻情報をPON LSI又はONUと汎用プロセッサとの間で共有する際のずれを補正することができる。よって、PON LSI又はONUと汎用プロセッサとがそれぞれの処理を実行する際に、同一の時刻情報を利用することが可能となる。
上述した実施形態によれば、通信システムは、第一プロセッサと、第二プロセッサとを備える。例えば、通信システムはOLT2であり、第一プロセッサはPON LSI22であり、第二プロセッサは汎用プロセッサ23である。第一プロセッサは、通信先の装置と間の信号の送受信処理を行う。通信先の装置は、例えば、ONU3である。通信システムが、加入者線端局装置に用いられる場合、第一プロセッサは、加入者線終端装置との間で送受信する信号に受動光ネットワークの通信処理を行う。
第二プロセッサは、追加機能の処理を行う。第二プロセッサは、復号化部と、情報取得部と、追加機能実行部と、符号化部とを備える。例えば、復号化部は、デスクランブラ243、253であり、情報取得部は、PONパラメータ取得部244、254であり、追加機能実行部は、独自機能部245、255であり、符号化部は、スクランブラ246、256である。復号化部は、第一プロセッサにより符号化された送信信号、又は、通信先の装置により符号化された受信信号の復号化を行う。情報取得部は、復号化部により復号化された送信信号又は受信信号から情報を取得する。追加機能実行部は、情報取得部が取得した情報を用いて追加機能の処理を行う。符号化部は、復号化された送信信号を符号化して通信先の装置へ出力する処理、又は、復号化された受信信号を符号化して第一プロセッサへ出力する処理を行う。
第二プロセッサは、情報取得部が送信信号から取得した時刻情報を、第一プロセッサが有する第一クロック又は第二プロセッサが有する第二クロックと同期して更新する更新部をさらに備えてもよい。例えば、更新部はMPCP local timeインクリメント部262であり、第一クロックはクロック発生回路281であり、第二クロックはCDR回路264及びクロック発生回路282である。
なお、第二プロセッサは、通信先の装置において所定の処理を開始する時刻と第二プロセッサにおいて追加機能を開始する時刻とのずれを用いて時刻情報を補正する補正部をさらに備えてもよい。例えば、補正部は、MPCP local time補正部263である。
また、第二プロセッサは、復号化部が復号化した送信信号に設定されている時刻情報を、第二クロックから出力される時刻情報を用いて書替える第一時刻書替部と、時刻情報の書替を行った送信信号に対応して通信先の装置から送信され、復号化部が復号化した受信信号に設定されている時刻情報を、第二クロックから出力される時刻情報と、書替前の送信信号に設定されていた時刻情報とを用いて書替える第二時刻書替部とをさらに備えてもよい。例えば、第一時刻書替部はタイムスタンプ書替部248であり、受信時刻情報書替部はタイムスタンプ書替部258である。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
複数のプロセッサを有する通信装置に利用可能である。
1…PONシステム,
2、200、201、202、203、204、205、206、207…OLT,
3…ONU,
4…光カプラ,
5、6…光ファイバ,
21、210、211、212、213、214、217、2151、2152、2162…ボード,
22、220…PON LSI,
23、230、231、232、233、234、235、236、237…汎用プロセッサ,
26、270…ホストCPU,
221…PON MAC処理部,
222、247、257…シリアライザ,
223、241、251…デシリアライザ,
242、252…PONフレーム検出部,
243、253…デスクランブラ,
244、254…PONパラメータ取得部,
245、255…独自機能部,
246、256…スクランブラ,
248、258…タイムスタンプ書替部,
261…PONパラメータ保持部,
262…MPCP local timeインクリメント部,
263…MPCP local time補正部,
264…CDR回路,
281、282…クロック発生回路,
291、294…LLID取得部,
292、295…機能振分け部,
293、296…独自機能部

Claims (5)

  1. 通信先の装置と間の信号の送受信処理を行う第一プロセッサと、
    時刻情報を利用する任意の機能である 追加機能の処理を行う第二プロセッサとを備え、
    前記第二プロセッサは、
    前記第一プロセッサにより符号化された送信信号、又は、前記通信先の装置により符号化された受信信号の復号化を行う復号化部と、
    前記復号化部により復号化された前記送信信号又は前記受信信号から時刻情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が前記送信信号から取得した前記時刻情報を、前記第一プロセッサ及び前記第二プロセッサで用いられる共通のクロックと同期して更新する更新部と、
    前記更新部が更新した前記時刻情報を用いて前記追加機能の処理を行う追加機能実行部と、
    復号化された前記送信信号を符号化して前記通信先の装置へ出力する処理、又は、復号化された前記受信信号を符号化して前記第一プロセッサへ出力する処理を行う符号化部と、
    を備える通信システム。
  2. 前記第二プロセッサは、
    前記通信先の装置において所定の処理を開始する時刻と前記第二プロセッサにおいて前記追加機能の処理を開始する時刻とのずれを用いて前記時刻情報を補正する補正部をさらに備える、
    請求項に記載の通信システム。
  3. 前記第二プロセッサは、
    前記復号化部が復号化した前記送信信号に設定されている前記時刻情報を、前記共通のクロックに基づいて出力される時刻情報を用いて書替える第一時刻書替部と、
    前記時刻情報の書替を行った前記送信信号に対応して前記通信先の装置から送信され、前記復号化部が復号化した前記受信信号に設定されている時刻情報を、前記共通のクロックに基づいて出力される時刻情報と、書替前の前記送信信号に設定されていた時刻情報とを用いて書替える第二時刻書替部とをさらに備える、
    請求項に記載の通信システム。
  4. 加入者線終端装置との間で送受信する信号に受動光ネットワークの通信処理を行う第一プロセッサと、
    時刻情報を利用する任意の機能である 追加機能の処理を行う第二プロセッサとを備え、
    前記第二プロセッサは、
    前記第一プロセッサにより符号化された送信信号、又は、前記加入者線終端装置により符号化された受信信号の復号化を行う復号化部と、
    前記復号化部により復号化された前記送信信号又は前記受信信号から時刻情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が前記送信信号から取得した前記時刻情報を、前記第一プロセッサ及び前記第二プロセッサで用いられる共通のクロックと同期して更新する更新部と、
    前記更新部が更新した前記時刻情報を用いて前記追加機能の処理を行う追加機能実行部と、
    復号化された前記送信信号を符号化して前記加入者線終端装置へ出力する処理、又は、復号化された前記受信信号を符号化して前記第一プロセッサへ出力する処理を行う符号化部と、
    を備える加入者線端局装置。
  5. 第一プロセッサと第二プロセッサとを有する通信システムにおける通信方法であって、 前記第一プロセッサが、通信先の装置と間の信号の送受信処理を行う送受信処理ステップと、
    前記第二プロセッサが、
    前記第一プロセッサにより符号化された送信信号、又は、前記通信先の装置により符号化された受信信号の復号化を行う復号化ステップと、
    前記復号化ステップにより復号化された前記送信信号又は前記受信信号から時刻情報を取得する情報取得ステップと、
    前記情報取得ステップにおいて前記送信信号から取得した前記時刻情報を、前記第一プロセッサ及び前記第二プロセッサで用いられる共通のクロックと同期して更新する更新ステップと、
    前記更新ステップにおいて更新した前記時刻情報を用いて、時刻情報を利用する任意の機能である追加機能の処理を行う追加機能実行ステップと、
    復号化された前記送信信号を符号化して前記通信先の装置へ出力する処理、又は、復号化された前記受信信号を符号化して前記第一プロセッサへ出力する処理を行う符号化ステップと、
    を有する通信方法。
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