JP6243306B2 - 光伝送システムにおける局側装置 - Google Patents
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Description
この、EPONについてはIEEE802.3で規定されており、EPONシステムで用いられるOLTとONUとの間の時刻同期方式についてはIEEE802.1AS(非特許文献1)において規定されている。
OLTが、基準となる時刻を示すタイムスタンプXにおいてONUのスレーブクロックがとるべき同期時刻ToDx,iは、次の式(1)で生成される。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるOLT(局側装置)10について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかるOLT(局側装置)の構成を示すブロック図である。
次に、図2を参照して、本実施の形態にかかるOLT10の局側PON処理部11について詳細に説明する。図2は、局側PON処理部の構成例である。
局側PON処理部11には、主な回路部として、主信号処理部11A、第1のローカルタイマ部11B、およびMPCP制御部11Cが設けられている。
上りフレームの衝突を防止できる。
次に、図3を参照して、本実施の形態にかかるOLT10の局側時刻同期部12について詳細に説明する。図3は、第1の実施の形態にかかる局側時刻同期部の構成例である。
局側時刻同期部12には、主な回路部として、第2のローカルタイマ部12A、マスタクロック部12B、および補助情報取得部12Cが設けられている。
これにより、局側PON処理部11の第1のローカルタイマ部11Bと同期して動作しており、本実施の形態では、第1のローカルタイマ部11Bと第2のローカルタイマ部12Aは、同一時点に同一値のローカルタイムを示すものとする。
本実施の形態では、局側プロセッサ部13からの時刻同期取得指示に応じて、第2のローカルタイマ部12Aからの同期用ローカルタイムxの取得とマスタクロック部12Bからのマスタ同期時刻ToDx,oの取得を同時に行ない、これら取得した値を補助情報(x,ToDx,o)として保持する。
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかるOLT10の局側時刻同期部12について詳細に説明する。
局側プロセッサ部13は、局側同期時刻補正情報を生成する際、局側PON処理部11のMPCP制御部11CがMPCPフレームを用いて計測したONUとOLTとの間の信号伝搬時間RTTを局側PON処理部11から取得する機能と、局側時刻同期部12の補助情報取得部12Cに対して補助情報を取得する指示を与え、補助情報取得部12Cが取得し保持する補助情報(x,ToDx,o)を取得する機能と、取得したRTTと補助情報とから局側同期時刻補正情報(X,ToDx,i)を生成する機能と、当該局側同期時刻補正情報を含む時刻同期フレームを生成し、局側PON処理部11の主信号処理部11Aに時刻同期フレームを出力する機能とを有している。
次に、図4を参照して、本実施の形態にかかるOLT10の動作について説明する。図4は、OLTの時刻同期処理を示すフローチャートである。
OLT10は、周期的あるいは外部からの指示に応じて、図4の時刻同期処理を実行する。なお、時刻同期処理の開始以前において、局側PON処理部11でONUとの間のRTTを間欠的に計測しているものとする。
ここで、ONUが同期時刻を補正するための局側同期時刻補正情報、すなわちタイムスタンプXとスレーブ同期時刻ToDx,iとは、次の式(2)で計算される。
これに応じて、局側PON処理部11は、時刻同期フレームを下り電気信号に挿入し、下りフレームとしてONUへ送信する(ステップ106)。
このように、本実施の形態は、局側時刻同期部12が、それぞれ計時している同期用ローカルタイムxおよびマスタ同期時刻ToDx,oを同一タイミングで取得して補助情報(x,ToDx,o)とし、局側プロセッサ部13が、局側PON処理部11から信号伝搬時間RTTを取得するとともに、局側時刻同期部12から補助情報(x,ToDx,o)を取得し、これら信号伝搬時間RTTおよび補助情報(x,ToDx,o)から、時刻補正の基準となる時刻を示すタイムスタンプXと、当該タイムスタンプXが示す時点で当該加入者側装置がとるべきスレーブ同期時刻ToDx,iとからなる局側同期時刻補正情報(X,ToDx,i)を生成し、当該局側同期時刻補正情報(X,ToDx,i)を含む時刻同期フレームを局側PON処理部11へ出力するようにしたものである。
これにより、OLT10において、一般的な局側PON処理部11の回路構成を変更せずに、ローカルタイムを取得できる局側時刻同期部12の回路構成を付加することができる。したがって、時刻同期用の回路を内蔵しない一般的な局側PON処理部の回路を用いて高精度な時刻同期を実現とすることが可能となる。
これに対して本実施の形態では、図2に示したように、ローカルクロックを初期化するタイミングを局側PON処理部11外から入力するためのインタフェースとして初期化信号の入力端子を設け、1つの初期化信号を複数の局側PON処理部11に分配し、各局側PON処理部11を一斉に初期化することで、時刻合わせを行うようにしてもよい。
本実施の形態では、ローカルクロックとマスタクロックを同時に取得することができるよう、局側PON処理部11外(補助情報取得部12C)に、マスタクロックおよび局側PON処理部11内の第1のローカルタイマ部11Bと同一周波数で動作する第2のローカルタイマ部12Aを設け、局側PON処理部11内の第1のローカルタイマ部11Bと時刻合わせを行うために、上記の複数の局側PON処理部11の時刻合わせのために用意されていた初期化信号を使用すればよい。
一方、局側プロセッサ部13における局側同期時刻補正情報を計算する処理については、計算に要する時間が時刻同期の精度に与える影響は小さい。RTTや補助情報の値は、時間経過による値の変動が小さいためである。このため、時刻同期の精度を保つために、計算を専用回路によって高速化することにより一定時間で完了する必要はない。
次に、図5を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかるOLT(局側装置)10について説明する。図5は、第2の実施の形態にかかるOLT(局側装置)の構成を示すブロック図である。
本実施の形態では、局側プロセッサ部13からの時刻同期取得指示に応じて、第2のローカルタイマ部12Aからの同期用ローカルタイムxの取得とマスタクロック部12Bからのマスタ同期時刻ToDx,oの取得を同時に行ない、これら取得した値を補助情報(x,ToDx,o)として保持する。
このローカルタイマ初期化信号に基づいて、各局側PON処理部[k]11の第1のローカルタイマ部11Bが初期化されることにより、各第1のローカルタイマ部11Bと第2のローカルタイマ部12Aとが同期動作する。
このように本実施の形態によれば、局側時刻同期部12のローカルタイマ初期化部12Dが、第2のローカルタイマ部12Aの同期用ローカルタイムに基づいて、各局側PON処理部[k]11の第1のローカルタイマ部11Bを同時に初期化するためのローカルタイマ初期化信号を生成するようにしたものである。
すなわち、各局側PON処理部[k]11に1個ずつ局側時刻同期部12を設ける必要がなく、1個の局側時刻同期部12が取得した補助情報と、各局側PON処理部[k]11が取得した当該局側PON処理部[k]11に接続されるONUとの間のRTTに基づいて、ONU宛ての時刻同期フレームを生成することができる。このため、OLT10に局側PON処理部[k]11が複数個ある場合でも、局側時刻同期部12の個数を大幅に低減でき、OLT10全体の回路規模を削減することが可能となる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
Claims (3)
- 光スプリッタを介してPONシステムの加入者側装置と接続されるとともに上位装置と接続されて、これら加入者側装置と上位装置との間でやり取りするフレームを相互に転送処理するとともに、当該加入者側装置との間で時刻同期を行う局側装置であって、
前記加入者側装置と前記上位装置との間でやり取りするフレームを相互に転送処理するとともに、これら当該加入者側装置と当該局側装置との間の往復の信号伝搬時間を取得し、当該加入者側装置との時刻同期を行うための時刻同期フレームを当該加入者側装置へ送信する局側PON処理部と、
当該局側装置における同期用ローカルタイムを計時するとともに、前記加入者側装置との時刻同期に用いるマスタ同期時刻を計時し、これら同期用ローカルタイムおよびマスタ同期時刻を同一タイミングで取得して補助情報として出力する局側時刻同期部と、
前記加入者側装置との間で時刻同期を行う際、前記局側PON処理部から前記信号伝搬時間を取得するとともに、前記局側時刻同期部から前記補助情報を取得し、これら信号伝搬時間および補助情報から、時刻補正の基準となる時刻を示すタイムスタンプと、当該タイムスタンプが示す時点で当該加入者側装置がとるべきスレーブ同期時刻とからなる局側同期時刻補正情報を生成し、当該局側同期時刻補正情報を含む時刻同期フレームを前記局側PON処理部へ出力する局側プロセッサ部とを備え、
前記局側PON処理部は、
入力されたクロック信号に基づき通信用ローカルタイムを計時する第1のローカルタイマ部と、
前記通信用ローカルタイムをタイムスタンプとして付与したMPCP(Multi Point Control Protocol)フレームを生成して前記加入者側装置に送信し、当該加入者側装置から受信したMPCPフレームに付与されているタイムスタンプに基づいて前記信号伝搬時間を計測するMPCP制御部とを備え、
前記局側時刻同期部は、
前記第1のローカルタイマ部と同期動作することにより前記同期用ローカルタイムを計時する第2のローカルタイマ部と、
前記加入者側装置との時刻同期に用いる前記マスタ同期時刻を計時するマスタクロック部と、
前記第2のローカルタイマ部で計時している前記同期用ローカルタイムと前記マスタクロック部で計時している前記マスタ同期時刻とを同一タイミングで取得し、これら同期用ローカルタイムおよびマスタ同期時刻からなる前記補助情報を出力する補助情報取得部と
を備える
ことを特徴とする局側装置。 - 請求項1に記載の局側装置において、
前記局側プロセッサ部は、前記局側時刻同期部から取得した前記補助情報に含まれる前記同期用ローカルタイムを、当該局側装置の内部遅延由来の補正値で補正することにより、時刻補正の基準となる時刻を示す前記タイムスタンプを計算し、前記局側PON処理部から取得した前記信号伝搬時間と前記局側時刻同期部から取得した前記補助情報に含まれる前記マスタ同期時刻とから、当該タイムスタンプが示す時点で当該加入者側装置がとるべき前記スレーブ同期時刻を計算することを特徴とする局側装置。 - 請求項1に記載の局側装置において、
前記局側装置は、前記局側PON処理部を複数備え、
前記局側時刻同期部は、前記第2のローカルタイマ部の同期用ローカルタイム値に基づいて、前記各局側PON処理部の前記第1のローカルタイマ部を同時に初期化するためのローカルタイマ初期化信号を生成するローカルタイマ初期化部を備える
ことを特徴とする局側装置。
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