JP7140953B2 - 重合体組成物及びタイヤ - Google Patents
重合体組成物及びタイヤ Download PDFInfo
- Publication number
- JP7140953B2 JP7140953B2 JP2018245835A JP2018245835A JP7140953B2 JP 7140953 B2 JP7140953 B2 JP 7140953B2 JP 2018245835 A JP2018245835 A JP 2018245835A JP 2018245835 A JP2018245835 A JP 2018245835A JP 7140953 B2 JP7140953 B2 JP 7140953B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- polymer
- atom
- compound
- rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/80—Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
- Y02T10/86—Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction
Landscapes
- Tires In General (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
α=(p+(0.5×r))/(p+q+(0.5×r)+s) …(i)
[2]上記(A)重合体と、上記(B)化合物と、架橋剤とを含有する重合体組成物から得られる架橋体。
[3]上記[2]の架橋体によりトレッド及びサイドウォールの一方または両方が形成されたタイヤ。
≪ゴム組成物≫
本発明のゴム組成物は、高飽和ジエン系重合体とヒドラジド化合物とを含有する。
本発明に係る高飽和ジエン系重合体(以下、(A)重合体ともいう。)は、炭素-炭素不飽和結合を有する重合体であり、上記式(1)で表される構造単位、上記式(2)で表される構造単位、上記式(3)で表される構造単位、及び上記式(4)で表される構造単位の重合体中の構成比(モル比)をそれぞれp、q、r、sとしたとき、下記数式(i)で表される値αが0.6以上である。
α=(p+(0.5×r))/(p+q+(0.5×r)+s) …(i)
(A)重合体が水添共役ジエン系重合体の場合、水添前の共役ジエン系重合体は、ブタジエンに由来する構造単位を有する重合体であり、ブタジエンに由来する構造単位と芳香族ビニル化合物に由来する構造単位とを有する重合体であることが好ましい。すなわち、本発明に係る重合工程は、共役ジエン化合物、好ましくは共役ジエン化合物と芳香族ビニル化合物とを含むモノマーを重合して、活性末端を有する共役ジエン系重合体を得る工程である。
変性工程は、上記重合工程により得られた共役ジエン系重合体の活性末端と、シリカと相互作用する官能基を有する化合物(以下、化合物(C2)ともいう。)と、を反応させる工程である。この工程により、共役ジエン系重合体の重合終了末端に、シリカと相互作用する官能基を導入することができる。なお、本明細書において活性末端とは、分子鎖の端に存在する、炭素-炭素二重結合を有するモノマーに由来する構造以外の部分(より具体的には金属末端)を意味する。
R5及びR9は、炭素数1~20の直鎖状若しくは分岐状のアルカンジイル基、炭素数3~20のシクロアルキレン基又は炭素数6~20のアリーレン基が好ましい。
r及びmは、共役ジエン系重合体との反応性を高める観点から、0又は1が好ましい。
A1が上記1価の官能基である場合においてA1が有する、窒素、リン、酸素、硫黄及びケイ素からなる群より選択される少なくとも一種の原子、並びにA2が有する、窒素、リン、酸素、硫黄及びケイ素からなる群より選択される少なくとも一種の原子は、活性水素に結合しておらず、保護基(例えば3置換のヒドロカルビルシリル基等)で保護されていることが好ましい。なお、本明細書において活性水素とは、炭素原子以外の原子に結合した水素原子をいい、好ましくはポリメチレンの炭素-水素結合よりも結合エネルギが低いものを指す。保護基とは、A1、A2を重合活性末端に対して不活性な官能基に変換しておく官能基である。(チオ)エポキシ基とは、エポキシ基及びチオエポキシ基を包含する意味である。
末端変性反応の温度は、通常、上記重合反応の温度と同じであり、-20~150℃であることが好ましく、0~120℃であることがより好ましく、20~100℃であることが特に好ましい。変性反応の温度が低いと、変性共役ジエン系重合体の粘度が上昇する傾向がある。一方、変性反応の温度が高いと、重合活性末端が失活しやすくなる。変性反応の反応時間は、好ましくは1分~5時間であり、より好ましくは2分~1時間である。
本発明に係る水添共役ジエン系重合体は、上記で得られた変性又は未変性の共役ジエン系重合体を水添することにより得られる。水添反応の方法及び条件は、所望の水添率の共役ジエン系重合体が得られるのであれば、いずれの方法及び条件を用いることも可能である。それらの水添方法の例としては、チタンの有機金属化合物を主成分とする触媒を水添触媒として使用する方法、鉄、ニッケル、コバルトの有機化合物とアルキルアルミニウム等の有機金属化合物からなる触媒を使用する方法、ルテニウム、ロジウム等の有機金属化合物の有機錯体を使用する方法、パラジウム、白金、ルテニウム、コバルト、ニッケル等の金属を、カーボン、シリカ、アルミナ等の担体に担持した触媒を使用する方法などがある。各種の方法の中では、チタンの有機金属化合物単独、またはチタンの有機金属化合物とリチウム、マグネシウム、アルミニウムの有機金属化合物とから成る均一触媒(特公昭63-4841号公報、特公平1-37970号公報)を用い、低圧、低温の穏和な条件で水添する方法は工業的に好ましく、またブタジエンの二重結合への水添選択性も高く本発明の目的に適している。
(A)重合体は、重合体組成物を用いて得られる架橋体の低燃費性能をより高くできる点で、アミノ基、窒素含有複素環基、ホスフィノ基、水酸基、チオール基及びヒドロカルビルオキシシリル基よりなる群から選ばれる一種以上の官能基を有していることが好ましく、アミノ基、窒素含有複素環基及びヒドロカルビルオキシシリル基よりなる群から選ばれる一種以上の官能基を有していることがより好ましい。これらの官能基は、(A)重合体において末端に導入されていることが特に好ましい。
本発明ではヒドラジド化合物が使用される。ヒドラジド化合物を使用することにより、架橋ゴムの耐摩耗性、操縦安定性等を向上させることができる。本発明で使用されるヒドラジド化合物は、下記式(5)または下記式(6)で表される化合物(以下、(B)化合物ともいう。)である。
上記式(6)中のR2において、ヒドロカルビル基は、炭素数1~20のアルキル基、炭素数3~20のシクロアルキル基又は炭素数6~20のアリール基であることが好ましい。
本実施形態に係る架橋ゴムは、熱処理されてなるものである。その熱処理のためにゴム組成物に含有される架橋剤の種類は特に限定されない。架橋剤の具体例としては、有機過酸化物、フェノール樹脂、硫黄、硫黄化合物、p-キノン、p-キノンジオキシムの誘導体、ビスマレイミド化合物、エポキシ化合物、シラン化合物、アミノ樹脂、ポリオール、ポリアミン、トリアジン化合物、金属石鹸等を挙げることができる。これらのうち、有機過酸化物、フェノール樹脂及び硫黄よりなる群から選ばれる少なくとも一種であることが好ましい。架橋剤は一種単独でまたは二種以上を組み合わせて用いることができる。
架橋剤として硫黄を使用する場合において、硫黄の使用量は、架橋ゴムを製造するためのゴム組成物中に含まれるゴム成分の合計100質量部に対して、0.1~5質量部とすることが好ましく、0.5~3質量部とすることがより好ましい。
また、本発明に係るゴム組成物には、他の樹脂成分が配合されてもよい。樹脂成分の種類としては特に限定されないが、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂等が挙げられる。
フィラーの配合量は、使用目的に応じて適宜決定すればよいが、例えば、ゴム組成物中に配合されるゴム成分100質量部に対し、5~150質量部である。ゴム組成物中におけるシリカ及びカーボンブラックの合計量は、ゴム組成物中に含まれるゴム成分の全体量100質量部に対して、好ましくは20~130質量部、より好ましくは25~110質量部である。
<架橋工程>
本発明に係るゴム組成物をゴム成形品とする場合、通常、ゴム組成物を所定形状に成形した後、架橋処理を行う。ゴム成形品の製造は、常法に従い行うことができる。例えばタイヤの製造は、上記ゴム組成物を、ロールやミキサー等の混合機で混合し、所定の形状に成形にしたものを、常法に従い外側に配して加硫成形することにより、トレッド、又は、サイドウォールゴムが形成され、空気入りタイヤが得られる。なお、架橋剤及び架橋助剤としては、上述の架橋剤及び架橋助剤を用いることができる。
〈水添触媒の製造〉
以下の方法により、水添触媒(触媒A)を製造した。
〔製造例1A:触媒Aの合成〕
撹拌機、滴下漏斗を備えた1L容量の三つ口フラスコを乾燥窒素で置換し、無水テトラヒドロフラン200ml及びテトラヒドロフルフリルアルコール0.2モルを加えた。その後、n-ブチルリチウム(以下「n-BuLi」ともいう。)/シクロヘキサン溶液(0.2モル)を三つ口フラスコ中に15℃にて滴下して反応を行い、テトラヒドロフルフリルオキシリチウムのテトラヒドロフラン溶液を得た。
次に、撹拌機、滴下漏斗を備えた1L容量の三つ口フラスコを乾燥窒素で置換し、ビス(η5-シクロペンタジエニル)チタニウムジクロライド49.8g(0.2モル)及び無水テトラヒドロフラン250mlを加えた。そして、上記記載の方法により得られたテトラフルフリルオキシリチウムのテトラヒドロフラン溶液を室温撹拌下にて約1時間で滴下した。約2時間後、赤褐色液を濾過し、不溶部をジクロロメタンで洗浄した。
その後、ろ液及び洗浄液を合わせて減圧下にて溶媒を除去することにより、触媒A[ビス(η5-シクロペンタジエニル)チタニウム(テトラヒドロフルフリルオキシ)クロライド](「[クロロビス(2,4-シクロペンタジエニル)チタン(IV)テトラヒドロフルフリルアルコキシド]」ともいう。)を得た。なお、収率は95%であった。
〔製造例1:水添共役ジエン系ゴムAの合成〕
窒素置換された内容積10リットルのオートクレーブ反応器に、シクロヘキサン5000g、テトラヒドロフラン150.0g、スチレン250g、1,3-ブタジエン730gを仕込んだ。反応器内容物の温度を10℃に調整した後、n-ブチルリチウム(11.60mmol)を含むシクロヘキサン溶液を添加して重合を開始した。重合は断熱条件で実施し、最高温度は85℃に達した。
重合転化率が99%に達した時点で、ブタジエン20gを追加し、さらに5分重合させ、重合体を含む反応液を得た。得られた反応液にN,N-ビス(トリメチルシリル)アミノプロピルメチルジエトキシシラン8.5gを加え、上記重合体の活性点に30分間反応させた。
次いで、反応液を80℃以上にして系内に水素を導入し、その後、上記触媒A0.32g、テトラクロロシラン0.39gを加え、水素圧1.0MPaを保つようにして1時間反応させた。反応後、反応液を常温、常圧に戻して反応容器より抜き出し、重合体溶液を得た。
次いで、pH調整剤であるアンモニアによりpH8.5(ガラス電極法による、80℃におけるpH、以下同じ。)に調整した水溶液(温度:80℃)を脱溶媒槽に入れ、さらに上記重合体溶液を加え(重合体溶液100質量部に対して、上記水溶液200質量部の割合)、脱溶媒槽の液相の温度:95℃で、2時間スチームストリッピング(スチーム温度:190℃)により脱溶媒を行い、110℃に調温された熱ロールにより乾燥を行うことで、共役ジエン系ゴムAを得た。
窒素置換された内容積10リットルのオートクレーブ反応器に、シクロヘキサン5000g、テトラヒドロフラン50.0g、スチレン250g、1,3-ブタジエン730gを仕込んだ。反応器内容物の温度を10℃に調整した後、n-ブチルリチウム(11.60mmol)を含むシクロヘキサン溶液を添加して重合を開始した。重合は断熱条件で実施し、最高温度は80℃に達した。
重合転化率が99%に達した時点で、ブタジエン20gを追加し、さらに5分重合させ、重合体を含む反応液を得た。得られた反応液にN,N-ビス(トリメチルシリル)アミノプロピルメチルジエトキシシラン8.5gを加え、上記重合体の活性点に30分間反応させた。
次いで、反応液を80℃以上にして系内に水素を導入し、その後、上記触媒A0.32g、テトラクロロシラン0.39gを加え、水素圧1.0MPaを保つようにして40分間反応させた。反応後、反応液を常温、常圧に戻して反応容器より抜き出し、重合体溶液を得た。
次いで、pH調整剤であるアンモニアによりpH8.5(ガラス電極法による、80℃におけるpH、以下同じ。)に調整した水溶液(温度:80℃)を脱溶媒槽に入れ、さらに上記重合体溶液を加え(重合体溶液100質量部に対して、上記水溶液200質量部の割合)、脱溶媒槽の液相の温度:95℃で、2時間スチームストリッピング(スチーム温度:190℃)により脱溶媒を行い、110℃に調温された熱ロールにより乾燥を行うことで、共役ジエン系ゴムBを得た。
窒素置換された内容積10リットルのオートクレーブ反応器に、シクロヘキサン5000g、テトラヒドロフラン50.0g、スチレン300g、1,3-ブタジエン680gを仕込んだ。反応器内容物の温度を10℃に調整した後、n-ブチルリチウム(11.60mmol)を含むシクロヘキサン溶液を添加して重合を開始した。重合は断熱条件で実施し、最高温度は85℃に達した。
重合転化率が99%に達した時点で、ブタジエン20gを追加し、さらに5分重合させ、重合体を含む反応液を得た。得られた反応液にN,N-ビス(トリメチルシリル)アミノプロピルメチルジエトキシシラン8.5gを加え、上記重合体の活性点に30分間反応させた。
次いで、反応液を80℃以上にして系内に水素を導入した後、上記触媒A0.32g、テトラクロロシラン0.39gを加え、水素圧1.0MPaを保つようにして1時間反応させた。反応後、反応液を常温、常圧に戻して反応容器より抜き出し、重合体溶液を得た。
次いで、pH調整剤であるアンモニアによりpH8.5(ガラス電極法による、80℃におけるpH、以下同じ。)に調整した水溶液(温度:80℃)を脱溶媒槽に入れ、さらに上記重合体溶液を加え(重合体溶液100質量部に対して、上記水溶液200質量部の割合)、脱溶媒槽の液相の温度:95℃で、2時間スチームストリッピング(スチーム温度:190℃)により脱溶媒を行い、110℃に調温された熱ロールにより乾燥を行うことで、共役ジエン系ゴムCを得た。
〔製造例4:共役ジエン系ゴムSの合成〕
窒素置換された内容積5リットルのオートクレーブ反応器に、シクロヘキサン2750g、テトラヒドロフラン50.0g、スチレン125g、1,3-ブタジエン365gを仕込んだ。反応器内容物の温度を10℃に調整した後、n-ブチルリチウム(5.80mmol)を含むシクロヘキサン溶液を添加して重合を開始した。重合は断熱条件で実施し、最高温度は85℃に達した。
重合転化率が99%に達した時点で、ブタジエン10gを追加し、さらに5分重合させ、重合体を含む反応液を得た。得られた反応液にN,N-ビス(トリメチルシリル)アミノプロピルメチルジエトキシシラン4.25gを加え、上記重合体の活性点に30分間反応させた。得られた重合体溶液に2,6-ジ-tert-ブチル-p-クレゾール2.0gを添加した。次いで、水酸化ナトリウムでpH=9に調整した熱水を用いてスチームストリッピングを行うことにより脱溶媒を行い、110℃に調温された熱ロールによりゴムを乾燥し、共役ジエン系ゴムSを得た。
[1,2-ビニル含量(%)]:500MHzの1H-NMRによって求めた。
[変性前分子量]:ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)(HLC-8120GPC(商品名(東ソー社製)))を使用して得られたGPC曲線の最大ピークの頂点に相当する保持時間から、ポリスチレン換算で求めた。
(GPCの条件)
カラム;商品名「GMHXL」(東ソー社製)2本
カラム温度;40℃
移動相;テトラヒドロフラン
流速;1.0ml/分
サンプル濃度;10mg/20ml
[ムーニー粘度(ML1+4,100℃)]:JIS K6300-1:2013に準拠し、Lローターを使用して、予熱1分、ローター作動時間4分、温度100℃の条件で求めた。
[水添率(%)]、[α]:500MHzの1H-NMRによって求めた。
*2) JSR社製 BR01
*3) 三菱ケミカル社製 ダイアブラックN339
*4) 東ソー・シリカ社製 ニプシルAQ
*5) エボニック社製 Si69
*6) 大内新興化学工業社製 ノクラック810NA
*7) 大内新興化学工業社製 ノクセラーCZ
*8) 大内新興化学工業社製 ノクセラーD
温度制御装置を付属したプラストミル(内容量250cc)を使用し、一段目の混練として、充填率72%、回転数60rpmの条件で、(水添)共役ジエン系ゴム、ブタジエンゴム(ただし、実施例6~8及び比較例2、6のみ)、カーボンブラック、シリカ、シランカップリング剤、ステアリン酸、老化防止剤、亜鉛華を混練した。次いで、二段目の混練として、上記で得た配合物を室温まで冷却後、硫黄、加硫促進剤を混練した。これを成型し、160℃で所定時間、加硫プレスにて加硫し、以下のタイヤ性能を表す特性評価を実施した。
(ii)0℃tanδ:加硫ゴムを測定用試料とし、動的スペクトロメーター(米国レオメトリックス社製)を使用し、引張動歪0.14%、角速度100ラジアン毎秒、0℃の条件で測定した。比較例1を100とした指数で表示し、数値が大きいほどウェットスキッド抵抗性が大きく良好である。
(iii)70℃tanδ:加硫ゴムを測定用試料とし、動的スペクトロメーター(米国レオメトリックス社製)を使用し、引張動歪0.7%、角速度100ラジアン毎秒、70℃の条件で測定した。比較例1を100とした指数で表示し、数値が大きいほど低ヒステリシスロス特性が小さく良好である。
(iv)耐摩耗性:加硫ゴムを測定用試料とし、DIN摩耗試験機(東洋精機社製)を使用し、JIS K 6264-2:2005に準拠し、荷重10Nで25℃にて測定した。指数で表示し、数値が大きいほど耐摩耗性が良好である。
Claims (6)
- (A)下記式(1)で表される構造単位、下記式(2)で表される構造単位、下記式(3)で表される構造単位、及び下記式(4)で表される構造単位の重合体中の構成比(モル比)をそれぞれp、q、r、sとしたとき、下記数式(i)で表される値αが0.6以上であり、炭素-炭素不飽和結合を有する重合体と、
(B)下記式(5)及び下記式(6)で示される化合物から選択される1種以上の化合物と、
を含有する、重合体組成物。
α=(p+(0.5×r))/(p+q+(0.5×r)+s) …(i)
- 前記(A)重合体は、アミノ基、窒素含有複素環基、ホスフィノ基、水酸基、チオール基及びヒドロカルビルオキシシリル基よりなる群から選ばれる一種以上の官能基を有する、請求項1に記載の重合体組成物。
- 前記(A)重合体は、下記式(9)で表される化合物又は下記式(10)で表される化合物に由来する部分構造を有する、請求項1又は2に記載の重合体組成物。
- 更に架橋剤を含有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の重合体組成物。
- 請求項4に記載の重合体組成物から得られる架橋体。
- 請求項5の架橋体によりトレッド及びサイドウォールの一方または両方が形成されたタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018245835A JP7140953B2 (ja) | 2018-12-27 | 2018-12-27 | 重合体組成物及びタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018245835A JP7140953B2 (ja) | 2018-12-27 | 2018-12-27 | 重合体組成物及びタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020105372A JP2020105372A (ja) | 2020-07-09 |
JP7140953B2 true JP7140953B2 (ja) | 2022-09-22 |
Family
ID=71450558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018245835A Active JP7140953B2 (ja) | 2018-12-27 | 2018-12-27 | 重合体組成物及びタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7140953B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013144761A (ja) | 2012-01-16 | 2013-07-25 | Bridgestone Corp | ゴム組成物の製造方法 |
JP2013147581A (ja) | 2012-01-20 | 2013-08-01 | Bridgestone Corp | ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ |
JP2015093880A (ja) | 2013-11-08 | 2015-05-18 | 東洋ゴム工業株式会社 | 更生タイヤトレッド用ゴム組成物の製造方法 |
WO2017014282A1 (ja) | 2015-07-22 | 2017-01-26 | Jsr株式会社 | 水添共役ジエン系重合体及びその製造方法、重合体組成物、架橋重合体、並びにタイヤ |
WO2017150645A1 (ja) | 2016-03-03 | 2017-09-08 | Jsr株式会社 | 水添共役ジエン系ゴム、ゴム組成物、架橋ゴム及びタイヤ |
WO2018062473A1 (ja) | 2016-09-30 | 2018-04-05 | Jsr株式会社 | ゴム組成物の製造方法およびタイヤ |
-
2018
- 2018-12-27 JP JP2018245835A patent/JP7140953B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013144761A (ja) | 2012-01-16 | 2013-07-25 | Bridgestone Corp | ゴム組成物の製造方法 |
JP2013147581A (ja) | 2012-01-20 | 2013-08-01 | Bridgestone Corp | ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ |
JP2015093880A (ja) | 2013-11-08 | 2015-05-18 | 東洋ゴム工業株式会社 | 更生タイヤトレッド用ゴム組成物の製造方法 |
WO2017014282A1 (ja) | 2015-07-22 | 2017-01-26 | Jsr株式会社 | 水添共役ジエン系重合体及びその製造方法、重合体組成物、架橋重合体、並びにタイヤ |
WO2017150645A1 (ja) | 2016-03-03 | 2017-09-08 | Jsr株式会社 | 水添共役ジエン系ゴム、ゴム組成物、架橋ゴム及びタイヤ |
WO2018062473A1 (ja) | 2016-09-30 | 2018-04-05 | Jsr株式会社 | ゴム組成物の製造方法およびタイヤ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020105372A (ja) | 2020-07-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10144820B2 (en) | Crosslinked rubber, member for tires, vibration-proofing member, member for belts, and rubber composition | |
JP6004081B2 (ja) | タイヤ用部材、及び、重合体組成物 | |
US10392497B2 (en) | Rubber compositions including siliceous fillers | |
JP5282531B2 (ja) | 水添共役ジエン系重合ゴムの製造方法、水添共役ジエン系重合ゴム、及びその組成物、並びにゴム成形品 | |
KR20180053277A (ko) | 수소 첨가 공액 디엔계 중합체의 제조 방법, 수소 첨가 공액 디엔계 중합체, 중합체 조성물, 가교 중합체 및 타이어 | |
JP7516355B2 (ja) | 架橋物及びタイヤ | |
WO2021085616A1 (ja) | 変性共役ジエン系重合体の製造方法、重合体組成物、架橋体及びタイヤ | |
JP2020122081A (ja) | 重合体組成物及びタイヤ | |
WO2021039985A1 (ja) | 重合体組成物、架橋体及びタイヤ | |
JP7500440B2 (ja) | ゴム組成物、架橋体及びタイヤ | |
JP6885079B2 (ja) | 変性共役ジエン系重合体の製造方法、重合体組成物、架橋重合体及びタイヤ | |
WO2017086208A1 (ja) | 水添共役ジエン系重合体の製造方法、水添共役ジエン系重合体、重合体組成物、架橋重合体及びタイヤ | |
JP2018119106A (ja) | 変性共役ジエン系重合体の製造方法、重合体組成物、架橋重合体及びタイヤ | |
JP7140953B2 (ja) | 重合体組成物及びタイヤ | |
WO2018199280A1 (ja) | 架橋ゴム及びタイヤ | |
US20240002642A1 (en) | Rubber bale, production method therefor, polymer composition, crosslinked object, and tire |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210625 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220419 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220510 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20220520 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220802 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220819 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7140953 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |