JP7140155B2 - モビリティエージェントを使用した車両の管理 - Google Patents

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Description

本開示は、車両の管理に関する。より具体的な例では、本開示は、モビリティエージェントを使用した、車両を管理する技術に関する。
プロバイダは、ユーザに輸送能力を提供するために複数の車両を有していることが多い。しかし、ユーザの輸送需要は、経時的に劇的に変化し得るため、それに応じて車両の数を適応させることは、プロバイダにとって困難である。現在、一部のプロバイダは、ユーザのピーク輸送需要を満たすために十分な数の車両を維持していることが多い。しかし、この既存の解決策は、一般に費用がかかり、輸送需要が比較的低い場合に、車両の低費用効率をもたらすことが多い。他のプロバイダは、通常、車両の費用効率を向上させるために、平均輸送需要に対応した幾つかの車両を維持する。しかし、これらのプロバイダは一般に、ユーザの輸送需要が、プロバイダが対応可能な平均輸送需要を超える場合に、全ての要求しているユーザに輸送能力を提供することができない。
本開示に記載する主題は、車両を管理する新規の技術を提供することによって、既存の解決策の欠陥および制約を克服するものである。
ある一般的態様は、コンピュータによって実行可能な方法であって、
電子通信ネットワークを介して、要求側モビリティプロバイダ(MP)のサーバから、輸送要求の1つ以上の要求パラメータ、および、前記要求側MPの1つ以上の車両移動要件を受信することと、前記輸送要求の前記1つ以上の要求パラメータに基づいて、他のMPの複数の車両プロファイルから、第1のMPの第1の車両を表す第1の車両プロファイルを含む、1つ以上の第1の車両プロファイルを選択することと、前記第1のMPのサーバから、前記輸送要求を実行するための前記第1の車両向けのモビリティプランであって、前記輸送要求の前記1つ以上の要求パラメータおよび前記第1のMPの運用プロトコルに基づいて生成されたモビリティプランを受信することと、前記要求側MPの前記1つ以上の車両移動要件および前記第1の車両の前記モビリティプランを使用して、前記第1の車両が前記輸送要求を実行する資格があることを決定することと、前記第1の車両が前記輸送要求を実行する資格があると決定したことに応答して、前記電子通信ネットワークを介して、前記第1の車両の前記モビリティプランを、前記要求側MPの前記サーバに提供することと、を含む。
他の一般的態様は、コンピュータによって実行可能な方法であって、
電子通信ネットワークを介して、要求側モビリティプロバイダ(MP)のサーバから、輸送要求の1つ以上の要求パラメータ、および、前記要求側MPの1つ以上の車両移動要件を受信することと、前記輸送要求の前記1つ以上の要求パラメータに基づいて、他のMPの複数の車両プロファイルから、第1のMPの第1の車両を表す第1の車両プロファイルを含む、1つ以上の第1の車両プロファイルを選択することと、前記第1のMPのサーバから、前記輸送要求を実行するための前記第1の車両向けのモビリティプランであって、前記輸送要求の前記1つ以上の要求パラメータおよび前記第1のMPの運用プロトコルに基づいて生成されたモビリティプランを受信することと、車両選択モデルを用いて、前記要求側MPの前記1つ以上の車両移動要件および前記第1の車両の前記モビリティプランを使用して、前記第1の車両が前記輸送要求を実行する資格があることを決定することと、前記第1の車両が前記輸送要求を実行する資格があると決定したことに応答して、前記電子通信ネットワークを介して、前記第1の車両の前記モビリティプランを前記要求側
MPの前記サーバに提供することと、を含む。
他の一般的態様は、一つ以上のプロセッサと、一つ以上のメモリを、を含むシステムであって、
前記メモリは、前記一つ以上のプロセッサによって実行された場合に、前記システムに、電子通信ネットワークを介して、要求側モビリティプロバイダ(MP)のサーバから、輸送要求の1つ以上の要求パラメータ、および、前記要求側MPの1つ以上の車両移動要件を受信することと、前記輸送要求の前記1つ以上の要求パラメータに基づいて、他のMPの複数の車両プロファイルから、第1のMPの第1の車両を表す第1の車両プロファイルを含む、1つ以上の第1の車両プロファイルを選択することと、前記第1のMPのサーバから、前記輸送要求を実行するための前記第1の車両向けのモビリティプランであって、前記輸送要求の前記1つ以上の要求パラメータおよび前記第1のMPの運用プロトコルに基づいて生成されたモビリティプランを受信することと、前記要求側MPの前記1つ以上の車両移動要件および前記第1の車両の前記モビリティプランを使用して、前記第1の車両が前記輸送要求を実行する資格があることを決定することと、前記第1の車両が前記輸送要求を実行する資格があると決定したことに応答して、前記電子通信ネットワークを介して、前記第1の車両の前記モビリティプランを、前記要求側MPの前記サーバに提供することと、を実行させる命令が記憶されたシステムである。
実装形態は、以下の特徴のうちの1つ以上を含みうる。
前記第1の車両が前記輸送要求を実行する資格があることを決定することは、メトリック推定モデルを使用して、前記モビリティプランに従って走行する前記第1の車両の1つ以上の推定車両移動メトリックを算出することと、前記第1の車両の前記1つ以上の推定車両移動メトリックが、前記要求側MPの前記1つ以上の車両移動要件を満たすことを決定することと、を含むこと。
前記第1の車両の前記モビリティプランは、前記輸送要求の、ピックアップ地点から目的地点への前記第1の車両の走行ルートを含み、前記第1の車両の前記走行ルートは、1つ以上の道路セグメントを含み、前記モビリティプランに従って走行する前記第1の車両の前記1つ以上の推定車両移動メトリックを算出することは、前記第1の車両の車両動作モデル、前記走行ルートにおける前記1つ以上の道路セグメントの車道データ、および、前記走行ルートにおける前記1つ以上の道路セグメントの交通モデルを用いて、前記メトリック推定モデルを使用して、前記第1の車両の前記1つ以上の推定車両移動メトリックを算出することを含むこと。
前記要求側MPの前記サーバから、前記輸送要求を実行するための前記第1の車両の前記モビリティプランを選択するプラン選択を受信することと、前記モビリティプランに従った前記第1の車両による前記輸送要求の実行中に、前記第1の車両の1つ以上の車両移動メトリックをモニタリングすることと、前記第1の車両の車両移動メトリックおよび前記第1の車両の推定車両移動メトリックに基づいて、フィードバック値を算出することと、前記フィードバック値に基づいて、前記メトリック推定モデルの1つ以上のモデルパラメータを調節することと、をさらに含むこと。
前記第1の車両が前記輸送要求を実行する資格があることを決定することは、車両選択モデルを使用して、前記第1の車両の車両カテゴリデータ、前記第1の車両の車両動作モデル、前記第1の車両の前記モビリティプラン、および、前記要求側MPの前記1つ以上の車両移動要件を用いて前記第1の車両が前記輸送要求を実行する資格があることを決定することを含むこと。
前記要求側MPの前記サーバから、前記輸送要求を実行するための前記第1の車両の前記モビリティプランを選択するプラン選択を受信することと、前記モビリティプランに従った前記第1の車両による前記輸送要求の実行中に、前記第1の車両の1つ以上の車両移動メトリックをモニタリングすることと、前記第1の車両の車両移動メトリックおよび前記要求側MPの車両移動要件に基づいて、フィードバック値を算出することと、前記フィ
ードバック値に基づいて前記車両選択モデルの1つ以上のモデルパラメータを調節することと、をさらに含むこと。
前記輸送要求の前記1つ以上の要求パラメータは、前記輸送要求の、車両ユーザの人数、ラゲッジスペース、ピックアップ地点、目的地点、およびピックアップ時刻の1つ以上を含み、前記要求側MPの前記1つ以上の車両移動要件は、待ち時間、走行時間、車両速度、加速度/減速度、車両の振動メトリック、および車内騒音レベルの1つ以上を指定し、前記第1の車両の前記モビリティプランは、前記輸送要求の前記ピックアップ地点から前記目的地点への前記第1の車両の走行ルート、推定ピックアップ時刻、推定到着時刻、および、モビリティ使用コストの1つ以上を含み、前記輸送要求の、前記ピックアップ地点から前記目的地点への前記第1の車両の前記走行ルートが、前記第1の車両の車両ルートプランおよび前記第1のMPによって実装されるルート計算モデルに基づいて決定されること。
前記1つ以上の第1のMPの前記1つ以上の第1の車両プロファイルを選択することは、前記輸送要求の、車両ユーザの人数およびラゲッジスペースを満たす利用可能なユーザスペースおよび利用可能なラゲッジスペースを有する1つ以上の第1の車両を表す前記1つ以上の第1の車両プロファイルを選択することを含むこと。
前記1つ以上の第1のMPの前記1つ以上の第1の車両プロファイルを選択することは、前記1つ以上の第1の車両の車両場所と、前記輸送要求のピックアップ地点との間の距離が、距離閾値を満たす、前記1つ以上の第1の車両を表す前記1つ以上の第1の車両プロファイルを選択することを含むこと。
前記要求側MPの前記サーバから、前記要求側MPの1つ以上の車両特徴要件を受信することをさらに含み、前記1つ以上の第1のMPの前記1つ以上の第1の車両プロファイルを選択することは、前記要求側MPの前記1つ以上の車両特徴要件を満たす1つ以上の第1の車両を表す前記1つ以上の第1の車両プロファイルを選択することを含むこと。
前記要求側MPの前記1つ以上の車両特徴要件は、運転支援の特徴、インフォテインメントの特徴、座席のタイプ、足元の空間サイズ、車内温度、車内湿度レベル、および飲食オプションの1つ以上を指定すること。
前記要求側MPの前記サーバから、前記輸送要求を実行するための前記第1の車両の前記モビリティプランを選択するプラン選択を受信することと、前記モビリティプランに従った前記第1の車両による前記輸送要求の実行中に、前記第1の車両の1つ以上の車両移動メトリックをモニタリングすることと、前記第1の車両の車両移動メトリックが、前記要求側MPの車両移動要件に違反することを決定することと、前記第1の車両の前記車両移動メトリックが、前記要求側MPの前記車両移動要件に違反すると決定したことに応答して、前記車両移動要件の違反を前記要求側MPの前記サーバに通知することと、をさらに含むこと。
前記第1の車両の前記車両移動メトリックおよび前記要求側MPの前記車両移動要件に基づいて、違反量を算出することと、前記違反量に基づいて、前記輸送要求に関連付けられた走行コストを調節することと、をさらに含むこと。
前記第1の車両の前記車両移動メトリックおよび前記要求側MPの前記車両移動要件に基づいて、違反量を算出することと、前記違反量が違反量閾値を満たすことを決定することと、前記違反量が前記違反量閾値を満たすと決定したことに応答して、前記第1の車両に対してメンテナンス作業を提供することと、をさらに含むこと。
上記および他の局面の1つ以上の他の実施態様は、方法のアクションを行うように構成された、対応するシステム、装置、および非一時的コンピュータストレージデバイスで符号化されたコンピュータプログラムを含む。
本開示に提示されたモビリティプロバイダの車両を管理するための新規の技術は、幾つかの局面において特に有利である。例えば、本明細書に記載する技術は、第1のモビリティプロバイダ(MP)のユーザによって要求された輸送要求を実行するために、第1のM
Pが、第2のMPに属する車両を一時的に利用することを可能にすることができる。従って、第1のMPが、単独で輸送要求を実行する十分な輸送キャパシティを持たない場合であっても、第1のMPは、第2のMPの車両を利用することによって、輸送能力をユーザに提供することができ、従って、第1のMPのユーザ体験を向上させることができる。さらなる例として、本明細書に記載の技術は、追加の輸送キャパシティを必要とする第1のMPが、第2のMPの利用可能な輸送キャパシティを利用することを可能にする。従って、第1のMPおよび第2のMPは、必要に応じてそれらの輸送キャパシティを動的に適応させることができる。その結果、これらのMPは、自社の輸送サービスの利用可能性を低下させることなく、多数の車両を維持する必要性を回避することができる。これらのMPは、自社の車両フリート(vehicle fleet;車両の集まり)内の車両が、他のMPに関す
る輸送要求を行うために利用され得るので、これらの車両の全体的利用を最大化することもできる。
加えて、本明細書に記載する技術では、第1のMPの輸送要求を実行するための第2のMPの車両の利用の開始および管理を行うモビリティエージェントを実装する。この実施態様は、MPが互いに直接通信チャネルを形成することを必要としないため、柔軟性があり、かつ効率的である。この実施態様は、第1のMPが多数の他のMPと複数の車両利用合意を事前に確立することも必要としない(一方、これらのMPは、必要なときに第1のMPに提供する利用可能な輸送キャパシティを有していない場合がある)。さらに、モビリティエージェントは、第1のMPの車両特徴要件を満たす第2のMPの車両を決定し、車両のモビリティプランを第2のMPから受信し、およびモビリティプランに従った第2のMPの車両による輸送要求の実行が第1のMPの車両移動要件を満たすか否かを決定することができる。従って、モビリティエージェントは、第1のMPの運用プロトコルを第2のMPに開示することなく(逆もまた同様)、第1のMPの運用プロトコルを満たす車両のモビリティプランを第1のMPに提供することができる。この実施態様は、第1のMPが、ユーザの輸送要求が第2のMPの車両を使用して実行されたとしても一貫したサービスの質(QoS)で輸送能力をユーザに提供することもできるため有利である。
上述の利点が例として提供されたものであり、本技術が多数の他の利点および便益を有し得ることが理解されるであろう。
同様の参照符号を用いて同様の要素を指す添付図面の図において、限定目的ではなく、例として、本開示を図示する。
モビリティエージェントを使用したモビリティプロバイダの車両を管理するための例示的システムのブロック図を示す。 モビリティエージェントを使用したモビリティプロバイダの車両を管理するための例示的システムのブロック図を示す。 例示的モビリティプロバイダアプリケーションのブロック図である。 例示的モビリティエージェントのブロック図である。 モビリティエージェントを使用したモビリティプロバイダの車両を管理するための例示的方法のフローチャートを示す。 モビリティエージェントを使用したモビリティプロバイダの車両を管理するための例示的方法のフローチャートを示す。 モビリティエージェントを使用したモビリティプロバイダの車両を管理するための例示的方法のフローチャートを示す。 モビリティエージェントを使用したモビリティプロバイダの車両を管理するための例示的方法のフローチャートを示す。 例示的メトリック推定モデルのブロック図である。 例示的車両選択モデルのブロック図である。
本明細書に記載の技術は、モビリティエージェントを使用して、複数のモビリティプロバイダの車両を効果的に管理することができる。以下にさらに詳細に記載するように、本技術は、数ある局面の中でも特に、車両管理方法、システム、コンピューティングデバイス、コンピュータプログラムプロダクト、および装置などの様々な局面を含む。
例示的なモビリティエージェントは、モビリティプラットフォームに実装され得る。要求側のモビリティプロバイダ(MP)が、ユーザからの輸送要求に対応するために、追加の輸送キャパシティを一時的に必要とする場合、モビリティエージェントは、要求側MPが、輸送要求を実行するために別のMPの輸送キャパシティを利用することを可能にする。要求側MPが必要とする追加の輸送キャパシティは、1つの車両のキャパシティよりも少ない場合がある。幾つかの実施形態では、モビリティエージェントは、要求側MPに対して輸送キャパシティの一部を潜在的に提供することができる1つ以上の第1のMPの1つ以上の第1の車両を識別し、輸送要求を実行するために第1の車両を実際に利用することができるか否かを第1のMPに確認し、それに基づいて第1の車両が輸送要求を実行し得る第1の車両のモビリティプラン、および対応するモビリティ使用コストを収集し、並びに第1の車両のモビリティプランを要求側MPに提供することができる。幾つかの実施形態では、要求側MPまたは要求側MPのユーザが、輸送要求を実行するために、第1のMPに属する第1の車両のモビリティプランを選択する際に、モビリティエージェントは、第1のMPと輸送要求を実行するために、第1の車両を予約することができる。モビリティエージェントは、輸送要求が適切に実施されることを確実にするために、輸送要求の実行中に、第1の車両の車両ステータスデータをモニタリングすることもできる。輸送要求の実行が完了すると、モビリティエージェントは、輸送要求を実行するために第1の車両の輸送キャパシティを利用する要求側MPから、第1の車両の輸送キャパシティを提供した第1のMPへのモビリティ使用コストの支払いを容易にすることができる。
複数のモビリティプロバイダの車両を管理するための例示的モビリティエージェントは、要求側MPのモビリティプロバイダサーバ(MPサーバ)からモビリティ使用要求を受信することができる。モビリティ使用要求は、輸送要求の1つ以上の要求パラメータ、要求側MPの1つ以上の車両特徴要件、および要求側MPの1つ以上の車両移動要件を指定し得る。モビリティエージェントは、他のMPの複数の車両プロファイルから、輸送要求の1つ以上の要求パラメータ、および要求側MPの1つ以上の車両特徴要件に基づいて、1つ以上の第1のMPの1つ以上の第1の車両を表す1つ以上の第1の車両プロファイルを選択することができる。1つ以上の第1のMPの1つ以上の第1の車両の中から、モビリティエージェントは、ある第1のMPのMPサーバから、輸送要求を実行するための第1のMPの第1の車両に関するモビリティプランを受信し得る。第1のMPのMPサーバは、輸送要求の1つ以上の要求パラメータおよび第1のMPの運用プロトコルに基づいて、第1の車両に関するモビリティプランを生成し得る。次いで、モビリティエージェントは、要求側MPの1つ以上の車両移動要件および第1の車両のモビリティプランに基づいて、第1の車両が輸送要求を実行する資格があるか否かを決定し得る。
第1の車両が輸送要求を実行する資格があるとの決定に応答して、モビリティエージェントは、第1の車両のモビリティプランを要求側MPのMPサーバに提供し得る。要求側MPのMPサーバまたは要求側MPのユーザは、輸送要求を実行するための第1の車両のモビリティプランを選択することができ、これにより、第1のMPの第1の車両が、モビリティプランに従って輸送要求を実行することができる。モビリティプランに従った第1の車両による輸送要求の実行中に、モビリティエージェントは、要求側MPの1つもしくは複数の車両特徴要件または1つもしくは複数の車両移動要件の要件違反を検出するため
に、第1の車両の1つ以上の車両特徴メトリックおよび1つ以上の車両移動メトリックをモニタリングすることができる。要件違反が検出された場合は、モビリティエージェントは、要件違反に関して、要求側MPのMPサーバに通知することができ、要求側MPのMPサーバは、それに応じて補正動作を行うことができる。
図1Aは、複数のモビリティプロバイダのサービス車両を管理するための例示的システム100のブロック図である。図示のように、システム100は、モビリティプラットフォーム131および1つ以上のモビリティプロバイダ(MP)101a…101nを含む。図示のように、MP101は、モビリティプロバイダサーバ(MPサーバ)105、1つ以上の車両103を含む車両フリート、およびMP101によって提供される輸送能力を使用する一人または複数のユーザの1つ以上のユーザデバイス107を含み得る。幾つかの実施形態では、ユーザデバイス107は、信号線160によって示されるように、MPサーバ105と通信可能に結合することができ、MPサーバ105は、信号線162によって示されるように、車両103と通信可能に結合することができる。幾つかの実施形態では、MP101のユーザデバイス107、MPサーバ105、および車両103は、互いに、および/または信号線140、142、および144をそれぞれ用いて、ネットワーク109を介して、システム100の他のエンティティ(例えば、モビリティプラットフォーム131、他のMP101など)に通信可能に結合され得る。図1Aに示すように、モビリティプラットフォーム131は、信号線146を用いてネットワーク109を介してシステム100の他のエンティティ(例えば、MP101のMPサーバ105および/または車両103など)と通信可能に結合され得る。幾つかの実施形態では、モビリティプラットフォーム131は、1つ以上のサーバに実装され得る。1つ以上のサーバは、ルール、ロジック、受信したデータ、必要とされるデータなどに基づいて、他のコンピューティングエンティティ(例えば、MPサーバ105、車両103など)の管理、調整、および/または指示を行うことが可能な集中または分散物理および/または仮想サーバ、またはそれらの組み合わせであってもよい。その他の適宜のアーキテクチャも利用され得る。
図1Bは、複数のモビリティプロバイダのサービス車両を管理するための別の例示的システム150のブロック図である。図示のように、システム150も、モビリティプラットフォーム131および1つ以上のMP101a…101nを含み得る。ユーザは、ある特定のMP101のMPサーバ105と通信するために、ユーザデバイス107上で、そのMP101に関連付けられたエンドユーザアプリケーション110を使用し得る。例えば、ユーザは、エンドユーザアプリケーション110を使用して、MP101のMPサーバ105上に実装されたサーバアプリケーション110bに対して、様々なタイプのデータ(例えば、モビリティ要求、車両の利用可能性に関する情報など)の送受信を行うことができ、それによって、MP101によって提供される輸送サービスを使用する。図示のように、サーバアプリケーション110bは、MP101の車両フリート内の車両103の管理および制御、MP101のユーザによって要求された輸送要求の実行および/または割り当ての管理などを行うことができるフリート管理システム206を含み得る。幾つかの実施形態では、フリート管理システム206は、モビリティプラットフォーム131によって提供される管理インタフェースを使用して、MP101の車両フリート内の車両103を管理することができる。モビリティプラットフォーム131は、MP101のMPサーバ105、モビリティプラットフォーム131などに対してデータ(例えば、車両ステータスデータ、走行ルートなど)の送受信を行うために車両103に通信能力を提供するV2X通信ECU119を介して、これらの車両103と通信することができる。幾つかの実施形態では、V2X通信ECU119は、車両103のコンポーネント(例えば、車両コントローラ115、エッジ管理システム110など)が互いに通信することも可能にし得る。車両103のコンポーネントは、1つ以上の車両コントローラ115によって制御され得る。
幾つかの実施形態では、MP101の車両フリート内の車両103は、機能性、ポリシー、運用プロトコルなど(限定されることはないが、MP101に固有および/または特有のものなど)を実装するエッジ管理システム110cを含み得る。例えば、エッジ管理システム110cは、MP101によって採用されたルーティング機能を実装し得る。代替的に、ルーティング機能は、MPサーバ105のフリート管理システム206に実装され、ルーティング機能によって算出されたルートは、モビリティプラットフォーム131によって提供される管理インタフェースによって、V2X通信ECU119を介して車両103に伝達されてもよい。幾つかの実施形態では、MPサーバ105および/またはモビリティプラットフォーム131は、1つ以上のクラウドサーバ(上述の通り、1つ以上の集中または分散物理および/または仮想サーバを含み得る)で実装されてもよく、他のコンポーネント(例えば、エンドユーザアプリケーション110a、エッジ管理システム110cなど)は、システムアーキテクチャのエッジレベルで(例えば、ユーザデバイス107、車両103等において)実装されると考えられ得る。
幾つかの実施形態では、モビリティプラットフォーム131は、別のMP101に対する輸送要求を行うための、MP101に属する車両103の利用の管理および調整を行うエージェントシステム120を含み得る。その動作を行うために、エージェントシステム120は、モビリティプラットフォーム131のデータ記憶装置内のツインモデル133aおよび車両データベース133bに依存し得る。幾つかの実施形態では、車両データベース133bは、様々なMP101に属する車両103の車両ステータスデータ、および他のタイプのデータを保存し得る。幾つかの実施形態では、ツインモデル133は、車道データ(roadway data)、様々な道路セグメントの道路状況および交通状況をモデル化する交通モデルなど、対応する車両103の車両挙動をモデル化する車両動作モデルなど、を含み得る。エージェントシステム120の動作を以下に詳細に記載する。
図1Aおよび残りの図面では、参照番号の後の文字(例えば、103a)は、その特定の参照番号を有する要素への言及を表す。本明細書における、後に続く文字のない参照番号(例えば、「103」)は、その参照番号を有する要素のインスタンスへの一般的言及を表す。図1Aに示すシステム100は、例として提供されるものであり、システム100および/または本開示によって企図されるさらなるシステムは、追加のコンポーネントおよび/またはより少ないコンポーネントを含んでもよく、コンポーネントを組み合わせてもよく、および/またはコンポーネントの1つ以上を追加のコンポーネントなどに分割してもよいことが理解されるであろう。例えば、システム100は、任意の数のネットワーク109、モビリティサービスプラットフォーム131、またはMP101を含んでもよく、MP101は、任意の数のMPサーバ105、車両103、またはユーザデバイス107を含んでもよい。
ネットワーク109は、従来のタイプ(有線および/または無線)でよく、スター構成、トークンリング構成、または他の構成を含む多数の異なる構成を有し得る。例えば、ネットワーク109は、1つ以上のローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)(例えば、インターネット)、パーソナルエリアネットワーク(PAN)、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク、仮想ネットワーク、仮想プライベートネットワーク、ピアツーピアネットワーク、近距離ネットワーク(例えば、Bluetooth(登録商標)、NFCなど)、車両ネットワーク、および/またはそれらを介して複数のデバイスが通信し得る他の相互接続データ経路を含み得る。
ネットワーク109はまた、様々な異なる通信プロトコルでデータを送信するための電気通信網の一部に結合されてもよく、または電気通信網の一部を含んでもよい。例示的プロトコルには、限定されないが、伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル(TC
P/IP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、伝送制御プロトコル(TCP)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、セキュアハイパーテキスト転送プロトコル(HTTPS)、ダイナミックアダプティブストリーミングオーバーHTTP(DASH)、リアルタイムストリーミングプロトコル(RTSP)、リアルタイムトランスポートプロトコル(RTP)およびリアルタイムトランスポートコントロールプロトコル(RTCP)、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VOIP)、ファイル転送プロトコル(FTP)、WebSocket(WS)、ワイヤレスアクセスプロトコル(WAP)、様々なメッセージングプロトコル(SMS、MMS,XMS、IMAP、SMTP、POP、WebDAVなど)、または他の適宜のプロトコルが含まれる。幾つかの実施形態では、ネットワーク109は、DSRC(専用狭域通信)、WAVE、802.11p、3G、4G、5G+ネットワーク、WiFi(登録商標)、衛星ネットワーク、車両間(V2V)ネットワーク、車両-クラウド間(V2C)ネットワーク、車両-インフラ/インフラ-車両間(V2I/I2V)ネットワーク、車両-インフラ/インフラ-クラウド(V2I/I2C)ネットワーク、またはその他の無線ネットワークなどの接続を使用した無線ネットワークである。図1Aは、モビリティプラットフォーム131および1つ以上のMP101に結合するネットワーク109の単一ブロックを図示するが、ネットワーク109は、実際には、上述のように、任意の数のネットワークの組み合わせを含み得ることが理解されるであろう。
1つ以上のモビリティサービスプロバイダ(MP)101は、1つ以上のMP101のユーザに輸送能力を提供することができる。MP101によって提供される輸送能力の例として、MP101は、ユーザに対して、相乗りトリップおよび/または非相乗りトリップを提供すること、車両レンタルセッションを提供すること、ユーザの荷物を配送することなどを行うことができる。図1Aに示すように、MP101は、MPサーバ105、1つ以上の車両103、およびMP101の輸送能力を使用するユーザの1つ以上のユーザデバイス107を含み得る。
1つ以上のユーザデバイス107は、プロセッサ、メモリ、およびネットワーク通信能力(例えば、通信ユニット)を含むハードウェアおよび/または仮想電子デバイスであってもよい。ユーザデバイス107は、信号線160によって示されるように、MP101のMPサーバ105と通信可能に結合され、および信号線140によって示されるように、ネットワーク109と通信可能に結合され得る。幾つかの実施形態では、ユーザデバイス107は、MP101のMPサーバ105および/またはシステム100の他のエンティティ(例えば、車両103、モビリティプラットフォーム131、および/または他のMP101のMPサーバ105など)に対してデータの送受信を行い得る。図1Aに示すように、ユーザデバイス107は、MP101に対応したモビリティプロバイダアプリケーション(MPアプリケーション)110のインスタンス110aを含むことができ、MPアプリケーション110aは、ユーザがMP101のMPサーバ105とインタラクションするために、様々なアプリケーション機能性を有する様々なユーザインタフェースを提供することができる。従って、ユーザデバイス107のユーザは、MPサーバ105との様々なインタラクション(例えば、輸送要求を開始すること、モビリティプランを選択すること、輸送要求の実行ステータスを受信することなど)によりMP101の輸送能力を使用するために、ユーザデバイス107上でMPアプリケーション110aを起動し得る。幾つかの実施形態では、MPアプリケーション110aは、独立型アプリケーションおよび/またはユーザデバイス107上のウェブブラウザでアクセス可能なウェブアプリケーションの形式で実装されてもよい。ユーザデバイス107の非限定的な例に、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノート型コンピュータ、スマートフォン、タブレット、携帯型情報端末、またはMPアプリケーション110を実装可能なその他の適宜の電子デバイスが含まれる。
1つ以上の車両103は、1つ以上のセンサ113、1つ以上の車両コントローラ115、1つ以上のメモリ117、1つ以上の通信ユニット119、車両データ記憶装置121、およびMPアプリケーション110のインスタンス110cを有する1つ以上のコンピューティングデバイス152を含み得る。1つ以上のコンピューティングデバイス152の例には、1つ以上のセンサ113、アクチュエータ、モチベータなどの1つ以上の車両103の他のコンポーネントに結合される、仮想または物理コンピュータプロセッサ、制御ユニット、マイクロコントローラなどが含まれ得る。幾つかの実施形態では、1つ以上の車両103は、MP101の車両フリート内に含まれ、従って、MP101のMPサーバ105によって管理され得る。1つ以上の車両103は、信号線162を介してMP101のMPサーバ105に通信可能に結合され、および信号線144を介してネットワーク109に通信可能に結合され得る。1つ以上の車両103は、MP101のMPサーバ105、モビリティプラットフォーム131、および/またはシステム100の他のエンティティ(例えば、ユーザデバイス107および/またはMP101の他の車両103など)に対してデータの送受信を行うことができる。幾つかの実施形態では、1つ以上の車両103は、ある地点から別の地点への輸送が可能である。1つ以上の車両103の非限定的な例に、車両、自動車、バス、ボート、飛行機、バイオニックインプラント、ロボット、または非一時的コンピュータ電子機器(例えば、プロセッサ、メモリ、または非一時的コンピュータ電子機器の任意の組み合わせ)を備えたその他のプラットフォームが含まれる。
1つ以上の車両コントローラ115は、様々な入出力操作、ロジック操作、および/または数学操作を行うことによって、ソフトウェア命令(例えば、タスク)を実行し得る。1つ以上の車両コントローラ115は、データ信号を処理するための様々なコンピューティングアーキテクチャを有し得る。1つ以上の車両コントローラ115は、物理および/または仮想でもよく、シングルコアまたは複数の処理ユニットおよび/またはコアを含み得る。車両103の観点から、1つ以上の車両コントローラ115は、乗用車などの車両103に実装される電子制御ユニット(ECU)であってもよい(ただし、他のタイプの車両も可能であり、企図される)。ECUは、センサデータ(例えば、場所データ、速度データなど)を受信し、MPアプリケーション110によるアクセスおよび/または検索のために、センサデータを車両ステータスデータとして車両データ記憶装置121に保存し得る。ECUは、車両103の様々なアクチュエータ(例えば、速度アクチュエータ、ステアリングアクチュエータなど)、モチベータ(例えば、エンジン、モータ、変速装置、ブレーキなど)、機械的/電気的コンポーネント(例えば、空調ユニット、車両ライト、インフォテインメントシステム、安全システムなど)も制御し得る。
幾つかの実施形態では、1つ以上の車両コントローラ115は、電子表示信号を生成し、それらの信号を1つ以上の入出力デバイスに提供すること、画像の捕捉および送信を行うこと、様々なタイプの車両ステータスモニタリングおよび輸送要求実行を含む複雑なタスクを行うことなどが可能であってもよい。幾つかの実施形態では、1つ以上の車両コントローラ115は、車両103が属するMP101の運用プロトコルを実装することができる。例えば、1つ以上の車両コントローラ115は、MP101の固有の車両構成に従って、車両103の様々なコンポーネントシステム(例えば、自動運転システム、インフォテインメントシステム、ナビゲーションシステムなど)を構成すること、MP101に固有の様々な算出モデル(例えば、ルート計算モデルなど)を実装することなどを行い得る。その結果、車両103は、MP101に固有のやり方で、輸送要求を実行することができる。幾つかの実施形態では、1つ以上の車両コントローラ115は、1つ以上のメモリ117のデータおよび命令にアクセスし、並びに1つ以上のメモリ117内にデータを保存するために、バス154を介して1つ以上のメモリ117に結合され得る。バス154は、1つ以上の車両コントローラ115を、例えば、1つ以上のセンサ113、1つ以上のメモリ117、1つ以上の通信ユニット119、および/または車両データ記憶装置
121を含む1つ以上の車両103の他のコンポーネントに結合させることができる。
MPアプリケーション110は、MP101の輸送能力をユーザに提供するために実行可能なコンピュータロジックである。幾つかの実施形態では、MPアプリケーション110は、1つ以上のコンピュータデバイスの1つ以上のプロセッサによって実行可能なソフトウェアを使用して、限定されることはないが、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)などのハードウェア、および/またはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせなどを使用して実装され得る。幾つかの実施形態では、各MP101は、輸送サービスを異なるやり方で実施および管理するために、異なるMPアプリケーション110を実装し得る。図1Aに示すように、各MP101に関して、ユーザデバイス107は、インスタンス110aを含み、MPサーバ105は、インスタンス110bを含み、および車両103は、MPアプリケーション110のインスタンス110cを含み得る。幾つかの実施形態では、各インスタンス110a、110b、および110cは、図2Aに示されるMPアプリケーション110の1つ以上のコンポーネントを含む場合があり、どこにインスタンスが存在するかに応じて、本明細書に記載する機能性を完全にまたは部分的に行うように構成され得る。
一例として、MPアプリケーション110がユーザデバイス107に実装される場合には、MPアプリケーション110aは、輸送要求およびユーザ入力を受信すること、ユーザインタフェースを介して輸送要求に関連する情報をユーザに対してレンダリングすることなどを行い得る。MPアプリケーション110がMPサーバ105に実装される場合には、MPアプリケーション110bは、輸送要求を処理すること、輸送要求を実行するためにMP101の車両103の管理および配備を行うこと、MP101の利用可能な輸送キャパシティを他のMP101に提供するため、または必要に応じてMP101の輸送要求を実行するために他のMP101の利用可能な輸送キャパシティを利用するためにモビリティプラットフォーム131と連携することなどを行い得る。MPアプリケーション110が車両103に実装される場合には、MPアプリケーション110cは、MP101の運用プロトコルに従って輸送要求を実行すること、MP101のMPサーバ105およびモビリティプラットフォーム131に車両103の車両ステータスデータを周期的に送信することなどを行い得る。MPアプリケーション110はまた、要求データ、車両ステータスデータなどの受信および/または処理を行い、並びに、バス154を介して、メモリ117、通信ユニット119、車両データ記憶装置121などの車両103の他の要素と通信することができる。少なくとも図2A~4Bを参照して、MPアプリケーション110を以下に詳細に記載する。
1つ以上のメモリ117は、1つもしくは複数の車両コントローラ115による処理、または1つもしくは複数の車両コントローラ115と関連した処理のために、命令、データ、コンピュータプログラム、ソフトウェア、コード、ルーチンなどの含有、保存、伝達、伝搬、または輸送が可能な任意の有形非一時的装置またはデバイスであってもよい、非一時的コンピュータ使用可能(例えば、読出し可能、書込み可能など)媒体を含む。例えば、1つ以上のメモリ117は、MPアプリケーション110を保存し得る。幾つかの実施態様では、1つ以上のメモリ117は、揮発性メモリおよび不揮発性メモリの1つ以上を含み得る。例えば、1つ以上のメモリ117は、限定されないが、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM)デバイス、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)デバイス、離散メモリデバイス(例えば、PROM、FPROM、ROM)、ハードディスクドライブ、光ディスクドライブ(CD、DVD、Blue-ray(登録商標)など)の1つ以上を含み得る。1つ以上のメモリ117は、単一のデバイスでもよく、または複数のタイプのデバイスおよび構成を含んでもよいことが理解されるであろう。
通信ユニット119は、無線および/または有線接続を使用して通信可能に結合した他
のコンピューティングデバイスに対してデータの送受信を行う。幾つかの実施形態では、通信ユニット119は、信号線162を介してMPサーバ105に結合し、および信号線144を介してネットワーク109に結合し得る。従って、車両103の様々なコンポーネント(例えば、車両コントローラ115、MPアプリケーション110など)は、通信ユニット119により、MPサーバ105、モビリティプラットフォーム131、および/またはシステム100の他のエンティティに対して、データの送受信を行い得る。通信ユニット119は、データの送受信を行うための1つ以上の有線インタフェースおよび/または無線送受信機を含み得る。通信ユニット119は、上述のものなどの標準通信方法を用いて他のコンピューティングノードとデータのやり取りを行い得る。
1つ以上のセンサ113は、1つ以上の車両103に適した任意のタイプのセンサを含む。1つ以上のセンサ113は、車両103および/またはそれの内部および外部環境の特性を決定するのに適した任意のタイプの信号データを収集するように構成され得る。1つ以上のセンサ113の非限定的な例に、様々な光センサおよび/または画像センサ(CCD、CMOS、2D、3D、光検知測距(LIDAR)、カメラなど)、音声センサ、動作検出センサ、気圧計、高度計、サーモカップル、湿度センサ、赤外線(IR)センサ、レーダセンサ、他の光センサ、ジャイロスコープ、加速度計、スピードメータ、ステアリングセンサ、ブレーキセンサ、スイッチ、車両方向指示器センサ、ワイパーセンサ、ジオロケーションセンサ(例えば、グローバルポジショニングシステム(GPS)センサ)、方位センサ、無線送受信機(例えば、セルラー、WiFi(登録商標)、近距離など)、ソナーセンサ、超音波センサ、タッチセンサ、近接センサ、距離センサなどが含まれる。幾つかの実施形態では、1つ以上のセンサ113は、車両103の周辺状況を捕捉するために、車両103の前側、後側、右側、および/または左側に設けられた外部に向くセンサを含み得る。
車両データ記憶装置121は、様々なタイプのデータを保存する非一時的ストレージ媒体を含む。例えば、車両データ記憶装置121は、コントローラエリアネットワーク(CAN)バスなどのバスを使用して、ある車両103の異なるコンポーネント間で伝達される車両データを保存し得る。幾つかの実施形態では、車両データは、様々なタイムスタンプで車両103の異なるコンポーネントの動作状態をモニタリングするためにこれらのコンポーネントに結合された複数のセンサ113から収集された車両ステータスデータを含み得る。幾つかの実施形態では、各タイムスタンプに関して、車両ステータスデータは、車両103の車両移動を表す1つ以上の車両移動メトリック(例えば、車両の場所(例えば、GPS座標)、車両の方位、車両の速度、車両の加速度/減速度、車両のジャークメトリック、車両の振動メトリック、車内騒音レベル、車輪速度(毎分回転数(RPM))、ステアリング角度、制動力など)を含み得る。幾つかの実施形態では、車両ステータスデータは、車両103の動的特徴属性を表す1つ以上の車両特徴メトリックも含む場合があり、動的特徴属性は、潜在的に経時的に変化する車両103の車両特徴(例えば、車内温度、車内湿度レベルなど)を表し得る。幾つかの実施形態では、車両ステータスデータは、車両103のユーザキャパシティおよびラゲッジキャパシティを表す1つ以上の車両キャパシティメトリック(例えば、全ユーザスペースおよび利用可能なユーザスペース(例えば、座席数)、全ラゲッジスペースおよび利用可能なラゲッジスペース(例えば、ラゲッジアイテム数)など)も含み得る。幾つかの実施形態では、車両103は、車両103が属するMP101のMPサーバ105へ、および/またはモビリティプラットフォーム131へと車両103の車両ステータスデータを周期的に送信し得る(例えば、2秒ごと)。他のタイプの車両ステータスデータも可能であり、企図される。
幾つかの実施形態では、車両データは、車両103の車両挙動を表す車両動作モデルも含み得る。幾つかの実施形態では、車両動作モデルは、車両103の様々な動作パターン(例えば、加速/減速パターン、ブレーキパターン、ステアリングパターン、運動モデル
など)を表し得る。他のタイプの車両動作モデルも可能であり、企図される。
幾つかの実施形態では、車両データ記憶装置121は、車両103が走行する車両ルートを表す車両ルートプランを保存することができ、車両ルートプランは、車両ルート上の1つ以上の停車地点、およびそれ(ら)に対応した、車両103が停車地点に到達するタイムスタンプも含み得る。一例として、車両103の車両ルートプランは、車両103が、14:00:00にステート通り(State St.)の第1の停車地点に到着し、その後、
ステート通りに沿って進行し、14:30:00にステート通りの第2の停車地点に到着することを示し得る。
幾つかの実施形態では、車両データ記憶装置121は、実行のために車両103に割り当てられた輸送要求を表す要求データを保存し得る。幾つかの実施形態では、各輸送要求に関して、車両データ記憶装置121に保存された要求データは、輸送要求を一意的に識別する要求識別子(ID)、輸送要求の要求パラメータ(例えば、車両ユーザの数、ラゲッジスペース、ピックアップ地点、ピックアップ時刻、目的地点など)などを含み得る。幾つかの実施形態では、車両データ記憶装置121は、車両103による輸送要求の実行を表す実行データも保存し得る。幾つかの実施形態では、実行データは、輸送要求の要求ID、輸送要求を実行するために車両103がたどる走行ルート、輸送要求の実行ステータス(例えば、完了、進行中、85%完了など)などを含み得る。
幾つかの実施形態では、車両データ記憶装置121は、車両103を一意的に識別する車両識別子(ID)(例えば、車両識別番号(VIN))、および車両プラットフォーム103の車両カテゴリを表す車両カテゴリデータを保存し得る。車両カテゴリデータの非限定的な例に、車両のタイプ(例えば、セダン、クロスオーバーなど)、車両の年式(例えば、2016年)、車両のメーカー(例えば、トヨタ)、車両のモデル(例えば、プリウス)などが含まれるが、これらに限定されない。他のタイプの車両カテゴリデータも、可能であり、企図される。
MPサーバ105は、プロセッサ、メモリ、およびネットワーク通信能力(例えば、通信ユニット)を含むハードウェアおよび/または仮想サーバを含み得る。図示のように、MPサーバ105は、信号線160を介してユーザデバイス107と通信可能に結合され、信号線162を介してMP101の車両103と通信可能に結合され、および信号線142を介してネットワーク109と通信可能に結合され得る。幾つかの実施形態では、MPサーバ105は、システム100の他のエンティティ(例えば、モビリティプラットフォーム131、他のMP101のMPサーバ105など)に対してデータの送受信を行い得る。図1Aに示すように、MPサーバ105は、MPアプリケーション110のインスタンス110bと、このアプリケーションによるアクセスおよび/または検索のために様々なタイプのデータを保存するモビリティプロバイダデータ記憶装置(MPデータ記憶装置)123とを含み得る。
幾つかの実施形態では、MPサーバ105に実装されたMPアプリケーション110bは、MP101の車両フリート内の車両103を管理し得る。例えば、MPアプリケーション110bは、車両103の車両ステータスデータのモニタリング、輸送要求を実行するための車両103の配備、車両103の車両ルートプランの算出、車両103が利用されていないときの車両103の駐車場所の決定などを行い得る。幾つかの実施形態では、MP101の車両103を管理するために、MPアプリケーション110bは、MP101のMPサーバ105に実装された管理インタフェースにより、および/またはモビリティプラットフォーム131によって提供される管理インタフェースにより、車両コントローラ115の制御、および/または車両103の車両データ記憶装置121へのアクセスを行い得る。本明細書の他の箇所で述べたように、MPアプリケーション110bは、M
P101の利用可能な輸送キャパシティを他のMP101に提供するため、または必要に応じてMP101の輸送要求を実行するために他のMP101の利用可能な輸送キャパシティを利用するためにモビリティプラットフォーム131と連携することもできる。
MPデータ記憶装置123は、様々なタイプのデータを保存する非一時的ストレージ媒体を含む。例えば、MPデータ記憶装置123は、MP101のユーザによって開始された輸送要求の要求データを保存し得る。幾つかの実施形態では、各輸送要求に関して、MPデータ記憶装置123に保存された要求データは、輸送要求の要求ID、輸送要求を開始したユーザを一意的に識別する顧客ID、ユーザによって提供された要求パラメータおよび入力パラメータなどを含み得る。幾つかの実施形態では、要求パラメータは、輸送要求を実行するために必要な要求情報を指定し得る。例えば、要求パラメータは、ユーザによって要求された輸送能力のタイプを指定する要求のタイプ(例えば、相乗り、車両レンタル、荷物の配送など)、車両ユーザの人数(例えば、二人の車両ユーザ)、ラゲッジスペース(例えば、3個の標準機内持ち込み用アイテム)、ピックアップ地点(例えば、ソルトレイクシティ空港)、ピックアップ時刻(例えば、2018年11月5日の14:00:00)、および目的地点(例えば、ユニバーシティキャンパス)を含み得る。幾つかの実施形態では、入力パラメータは、輸送要求に関してユーザが追加的に提供した他の入力情報を指定し得る。例えば、入力パラメータは、ユーザによって要求された座席のタイプ(例えば、暖房シート)、運転者支援の特徴(例えば、ブラインドスポットアラート)、インフォテインメントの特徴(例えば、インターネットラジオ)、車内温度(例えば、24℃)、飲食オプション(例えば、ダイエットソフトドリンク)などを含み得る。他のタイプの要求データも可能であり、企図される。
幾つかの実施形態では、MPデータ記憶装置123は、MP101の車両フリート内に含まれる車両103の車両データを保存し得る。幾つかの実施形態では、各車両103に関して、MPデータ記憶装置123に保存される車両データは、車両103の車両ID、車両カテゴリデータ、車両ステータスデータ、車両動作モデル、車両ルートプランなどを含み得る。本明細書の他の箇所で述べたように、車両ステータスデータは、車両103の車両移動を表す車両移動メトリック、車両103の動的特徴属性を表す車両特徴メトリック、および車両103のユーザキャパシティおよびラゲッジキャパシティを表す車両キャパシティメトリックを含み得る。幾つかの実施形態では、車両103の動的特徴属性に加えて、MPデータ記憶装置123に保存される車両データは、経時的に動的に変化しない場合がある車両103の車両特徴を表す静的特徴属性も含み得る。静的特徴属性の非限定的な例に、限定されないが、車両103において利用可能な座席のタイプ、足元の空間サイズ、運転者支援特徴、インフォテインメント特徴などが含まれる。幾つかの実施形態では、車両103および/またはMPサーバ105は、MPデータ記憶装置123において、車両103の車両ステータスデータを周期的に更新し得る(例えば、2秒ごと)。
幾つかの実施形態では、MPデータ記憶装置123は、車両103に対する輸送要求の割り当てを表す要求割り当てデータを保存し得る。本明細書の他の箇所で述べたように、輸送要求は、実行のために、MP101の車両103または別のMP101の車両103に割り当てられ得る。幾つかの実施形態では、輸送要求がMP101の車両103に割り当てられる場合には、要求割り当てデータは、輸送要求の要求ID、輸送要求を実行する車両103の車両ID、輸送要求の実行ステータスなどを含み得る。幾つかの実施形態では、輸送要求が別のMP101の車両103に割り当てられる場合には、MPサーバ105は、輸送要求を実行する車両103の車両ID、および/またはその車両103が属するMP101を一意的に識別するMPIDを知らない場合がある。従って、この場合には、要求割り当てデータは、輸送要求の要求IDおよび車両IDのデフォルト値(例えば、「賃借車両」)を含み得る。
幾つかの実施形態では、MPデータ記憶装置123は、MP101がユーザに輸送能力を提供するやり方を表す運用プロトコルを保存し得る。幾つかの実施形態では、MP101の運用プロトコルは、車両103がMP101のユーザに関する輸送要求を実行する際に車両103の車両移動が満たす必要がある1つ以上の車両移動要件を含み得る。幾つかの実施形態では、車両移動要件は、車両103の様々な車両移動メトリックの値または値範囲を指定し得る。例えば、車両移動要件は、車両103の待ち時間(例えば、10分未満)、走行時間(例えば、相乗りに関して5~360分)、車両速度(例えば、55~120km/h)、加速度/減速度、車両の振動メトリック、車内騒音レベルなどの値または値範囲を指定し得る。他のタイプの車両移動要件も可能であり、企図される。
幾つかの実施形態では、MP101の運用プロトコルは、車両103がMP101のユーザに関する輸送要求を実行する際に車両103の車両特徴が満たす必要がある1つ以上の車両特徴要件を含み得る。幾つかの実施形態では、車両特徴要件は、車両103の様々な動的特徴属性(例えば、車内温度、車内湿度レベルなど)の値または値範囲を指定し得る。車両特徴要件は、車両103で利用可能な車両特徴を表す静的特徴属性も指定し得る。例えば、車両特徴要件は、車両103の座席のタイプ、足元の空間サイズ、運転支援特徴、インフォテインメント特徴、飲食オプションなどを指定し得る。他のタイプの車両特徴要件も可能であり、企図される。
幾つかの実施形態では、MP101の運用プロトコルは、MP101の算出モデルおよび車両構成を指定し得る。MP101の車両103が、MP101のこれらの算出モデルおよび車両構成を実装するので、車両103は、MP101に固有のやり方で輸送要求を実行し得る。一例として、MP101がそれらの車両103に対して実装するルート計算モデルは、互いに異なる場合があり、従って、これらのMP101の車両103は、走行ルートの出発点および終点が同じであっても、異なる走行ルートをたどり得る。幾つかの実施形態では、MP101の運用プロトコルは、MP101の車両103に関する要求カテゴリを指定することができ、MP101の各車両103は、それの要求カテゴリに含まれる要求のタイプ(例えば、非相乗りおよび車両レンタル)の輸送要求のみを実行し得る。幾つかの実施形態では、MP101の運用プロトコルは、MP101の車両103に関するピックアップ距離の閾値も指定することができ、MP101のMPサーバ105は、車両103の車両場所と輸送要求のピックアップ地点との間の距離が、ピックアップ距離の閾値(例えば、3km未満)を満たす場合にのみ、輸送要求を車両103に割り当てることができる。他の動作様式およびポリシーが、MP101の運用プロトコルにおいて指定され得ることが理解されるであろう。
モビリティプラットフォーム131は、プロセッサ、メモリ、およびネットワーク通信能力(例えば、通信ユニット)を含むハードウェアおよび/または仮想サーバであってもよい。図示のように、モビリティプラットフォーム131は、信号線146を介してネットワーク109と通信可能に結合され得る。幾つかの実施形態では、モビリティプラットフォーム131は、ネットワーク109を介してシステム100の他のエンティティ(例えば、MPサーバ105および様々なMP101の車両103など)に対してデータの送受信を行い得る。幾つかの実施形態では、モビリティプラットフォーム131は、MP101の車両103へのアクセスおよびMP101の車両103の制御を行うために、MP101のMPサーバ105に関する管理インタフェースを提供し得る。図1Aに示すように、モビリティプラットフォーム131は、モビリティエージェント120と、このアプリケーションによるアクセスおよび/または検索のために様々なタイプのデータを保存するプラットフォームデータ記憶装置133とを含み得る。
モビリティエージェント120は、あるMP101によって別のMP101に提供される輸送キャパシティの利用の開始および管理を行うために実行可能なソフトウェアおよび
/またはハードウェアロジックを含む。幾つかの実施形態では、モビリティエージェント120は、1つ以上のコンピュータデバイスの1つ以上のプロセッサによって実行可能なソフトウェアを使用して、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)などのハードウェア、および/またはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせなどを使用して実装され得るが、これらに限定されない。モビリティエージェント120は、要求データ、車両データなどの受信および処理を行い、MP101のMPサーバ105と通信し得る。例えば、モビリティエージェント120は、輸送キャパシティを要求する要求側MP101のMPサーバ105および/または輸送キャパシティを提供する第1のMP101のMPサーバ105に対して、実行可能性に関する要求、モビリティプラン、違反通知などを伝達し得る。少なくとも図2A~4Bを参照して、モビリティエージェント120を以下に詳細に記載する。
幾つかの実施形態では、プラットフォームデータ記憶装置133は、様々なMP101の車両フリート内の車両103の車両プロファイルを保存する非一時的ストレージ媒体を含む。幾つかの実施形態では、プラットフォームデータ記憶装置133は、車両103が属するMP101によって独占的に管理および利用される車両103の車両プロファイルは保存しない場合がある。MP101に属する車両103は、本明細書では、MP101の車両103と呼ばれ得る。幾つかの実施形態では、MP101の車両103に関して、車両103の車両プロファイルは、車両103の車両ID、MP101のMPID、車両103の車両カテゴリデータ(例えば、車両のタイプ、車両の年式、車両のメーカー、車両のモデルなど)、車両103の車両ステータスデータ、車両103の車両動作モデル(例えば、加速/減速パターン、ブレーキパターン、ステアリングモデル、運動モデルなど)などを含み得る。本明細書の他の箇所で述べたように、車両103の車両ステータスデータは、車両103の車両移動を表す車両移動メトリック、車両103の動的特徴属性を表す車両特徴メトリック、および車両103のユーザキャパシティおよびラゲッジキャパシティを表す車両キャパシティメトリックを含み得る。幾つかの実施形態では、車両103の動的特徴属性に加えて、車両103の車両プロファイルは、車両103の静的特徴属性(例えば、座席のタイプ、足元の空間サイズ、運転者支援特徴、インフォテインメント特徴など)も含み得る。幾つかの実施形態では、MP101の車両103および/またはMPサーバ105は、モビリティプラットフォーム131のプラットフォームデータ記憶装置133において、車両103の車両ステータスデータを周期的に更新し得る(例えば、2秒ごと)。
幾つかの実施形態では、プラットフォームデータ記憶装置133は、モビリティ利用データを保存することができる。モビリティ利用データは、要求側MP101の輸送要求を実行するために、第1のMP101がそれの車両フリート内の車両103を配備する輸送キャパシティ利用を表し得る。幾つかの実施形態では、輸送要求に関連付けられた輸送キャパシティ利用ごとに、モビリティ利用データは、輸送要求の要求IDおよび要求パラメータ、輸送キャパシティを要求する要求側MP101のMPID、輸送要求の車両移動要件および車両特徴要件などを含み得る。モビリティ利用データは、輸送キャパシティを提供する第1のMP101のMPID、輸送要求を実行する第1のMP101の第1の車両103の車両ID、輸送要求を実行する第1の車両103のモビリティプラン、輸送要求の実行ステータスなども含み得る。他のタイプのモビリティ利用データも可能であり、企図される。
幾つかの実施形態では、プラットフォームデータ記憶装置133は、様々な道路セグメントを表す車道データを保存し得る。幾つかの実施形態では、車道データは、各道路セグメントに関連付けられた車線の数、車線ステータス(例えば、閉鎖車線、通行可能車線など)、形状および長さ、車道構造、車道の表面状態などを含み得る。幾つかの実施形態では、プラットフォームデータ記憶装置133は、様々な道路セグメントに関する交通状況
を表す交通モデルも保存し得る。幾つかの実施形態では、交通モデルは、各道路セグメントに関連付けられた交通流量、車両密度、平均車両速度、平均車間距離などを示し得る。
幾つかの実施形態では、プラットフォームデータ記憶装置133は、モビリティプラットフォーム131によって実装されるメトリック推定モデルを保存することができる。メトリック推定モデルは、車両103が走行ルートに沿って走行する際に車両103の車両移動メトリックを推定するための機械学習ロジックであってもよい。幾つかの実施形態では、プラットフォームデータ記憶装置133は、モビリティプラットフォーム131によって実装される車両選択モデルを保存することができる。車両選択モデルは、輸送要求を実行するための車両103を選択するための機械学習ロジックであってもよい。幾つかの実施形態では、これらの機械学習ロジックは、それらに応じた動作を行うために使用される1つ以上のモデルパラメータ(例えば、係数、重み係数など)を有し得る。幾つかの実施形態では、機械学習ロジックに関して、プラットフォームデータ記憶装置133は、機械学習ロジックに関連付けられたモデルパラメータの値、機械学習ロジックのモデルパラメータを調節するために逆伝搬されるフィードバック値などを保存し得る。幾つかの実施形態では、メトリック推定モデルおよび/または車両選択モデルは、畳み込みニューラルネットワーク、線形回帰モデル、再帰ニューラルネットワーク、生成的敵対ネットワークなどの形式で実装され得る。他のタイプの教師ありおよび教師なし学習アルゴリズムも可能であり、企図される。
他のバリエーションおよび/または組み合わせも可能であり、企図される。図1Aに示すシステム100が、例示的システムを表すこと、並びに様々な異なるシステム環境および構成が、企図され、かつ本開示の範囲内であることが理解されるであろう。例えば、様々な行為および/または機能性は、サーバからクライアントへ、またはその逆に移動させることができ、データは、単一のデータ記憶装置に統合されてもよく、または追加のデータ記録装置へとさらに細分化されてもよく、幾つかの実施態様は、追加の、またはより少ないコンピューティングデバイス、サービス、および/またはネットワークを含んでもよく、並びに様々な機能性をクライアントまたはサーバ側で実装してもよい。さらに、システムの様々なエンティティは、単一のコンピューティングデバイスもしくはシステムに組み込まれてもよく、または追加のコンピューティングデバイスもしくはシステムに分割されてもよい。
図2Aは、例示的MPアプリケーション110のブロック図である。図示のように、MPアプリケーション110は、メッセージプロセッサ202、輸送要求プロセッサ204、フリートマネージャ206、輸送要求エグゼキュータ208、およびユーザインタフェースプロセッサ210を含み得る(ただし、MPアプリケーション110は、非限定的な例として、構成エンジン、トレーニングエンジン、暗号化/復号エンジンなどの追加のコンポーネントを含んでもよく、および/またはこれらの様々なコンポーネントは、単一のエンジンに統合されてもよく、或いは追加のエンジンに分割されてもよいことが理解されるであろう)。幾つかの実施形態では、MPアプリケーション110は、MP101の様々なコンピューティングエンティティに実装されてもよく、およびそれが実装されるコンピューティングエンティティに基づいて構成されてもよい。幾つかの実施形態では、MPアプリケーション110は、ユーザデバイス107に実装されてもよく、任意選択的に、ユーザインタフェースプロセッサ210を有効にし、およびMPアプリケーション110の他のコンポーネントを無効にするように構成されてもよい。幾つかの実施形態では、MPアプリケーション110は、MPサーバ105に実装されてもよく、任意選択的に、メッセージプロセッサ202、輸送要求プロセッサ204、およびフリートマネージャ206を有効にし、並びにMPアプリケーション110の他のコンポーネントを無効にするように構成されてもよい。幾つかの実施形態では、MPアプリケーション110は、車両103に実装されてもよく、任意選択的に、メッセージプロセッサ202および輸送要求エ
グゼキュータ208を有効にし、並びにMPアプリケーション110の他のコンポーネントを無効にするように構成されてもよい。MPアプリケーション110の他の構成も可能であり、企図される。
メッセージプロセッサ202、輸送要求プロセッサ204、フリートマネージャ206、輸送要求エグゼキュータ208、およびユーザインタフェースプロセッサ210は、ソフトウェア、ハードウェア、またはそれらの組み合わせとして実装されてもよい。メッセージプロセッサ202、輸送要求プロセッサ204、フリートマネージャ206、輸送要求エグゼキュータ208、およびユーザインタフェースプロセッサ210は、バス(例えば、バス154)および/またはプロセッサ(例えば、プロセッサ115)によって、互いにおよび/またはコンピューティングエンティティのコンピューティングデバイス(例えば、車両103のコンピューティングデバイス152)の他のコンポーネントに通信可能に結合されてもよい。幾つかの実施形態では、コンポーネント110、202、204、206、208、および/または210の1つ以上は、それらの機能性を提供するためにプロセッサ(例えば、プロセッサ115)によって実行可能な命令のセットである。さらなる実施形態では、コンポーネント110、202、204、206、208、および/または210の1つ以上は、メモリ(例えば、メモリ117)に保存可能であり、それらの機能性を提供するためにプロセッサ(例えば、プロセッサ115)によってアクセス可能および実行可能である。上記の実施形態の何れにおいても、これらのコンポーネント110、202、204、206、208、および/または210は、プロセッサ(例えば、プロセッサ115)およびコンピューティングエンティティのコンピューティングデバイス(例えば、車両103のコンピューティングデバイス152)の他のコンポーネントとの連携および通信に適応し得る。少なくとも図3A~4Bを参照して、MPアプリケーション110、およびそのコンポーネント202、204、206、208、および/または210を以下にさらに詳細に記載する。
図2Bは、例示的モビリティエージェント120のブロック図である。図示のように、モビリティエージェント120は、メッセージプロセッサ250および車両マネージャ252を含み得る(ただし、モビリティエージェント120は、限定されないが、構成エンジン、トレーニングエンジン、暗号化/復号エンジンなどの追加のコンポーネントを含んでもよく、および/またはこれらの様々なコンポーネントは、単一のエンジンに統合されてもよく、或いは追加のエンジンに分割されてもよいことが理解されるであろう)。メッセージプロセッサ250および車両マネージャ252は、ソフトウェア、ハードウェア、またはそれらの組み合わせとして実装されてもよい。メッセージプロセッサ250および車両マネージャ252は、バスおよび/またはプロセッサによって、互いにおよび/またはコンピューティングエンティティのコンピューティングデバイスの他のコンポーネント(例えば、モビリティプラットフォーム131)に通信可能に結合されてもよい。幾つかの実施形態では、コンポーネント120、250、および/または252の1つ以上は、それらの機能性を提供するためにプロセッサによって実行可能な命令のセットである。さらなる実施形態では、コンポーネント120、250、および/または252の1つ以上は、メモリに保存可能であり、それらの機能性を提供するためにプロセッサによってアクセス可能および実行可能である。上記の実施形態の何れにおいても、これらのコンポーネント120、250、および/または252は、プロセッサおよびコンピューティングエンティティのコンピューティングデバイスの他のコンポーネントとの連携および通信に適応し得る。少なくとも図3A~4Bを参照して、モビリティエージェント120、およびそのコンポーネント250および/または252を以下にさらに詳細に記載する。
図3A~3Dは、MP101の車両103を管理するための例示的方法300のフローチャートを示す。幾つかの実施形態では、方法300は、要求側MP101の輸送要求を実行するために第1のMP101に属する車両103の利用の開始および管理を行うため
に、モビリティエージェント120によって実装され得る。ブロック302では、要求側MP101が、要求側MP101のユーザの輸送要求を受信し得る。具体的には、要求側MP101のMPサーバ105において、輸送要求プロセッサ204が、要求側MP101のユーザによって開始された輸送要求を受信し得る。ユーザは、ユーザデバイス107上の要求側MP101のMPアプリケーション110aを用いて、輸送要求を開始することができ、輸送要求は、ユーザが輸送要求を開始した際にユーザが提供した要求パラメータおよび入力パラメータを含み得る。要求側MP101のユーザによって開始された輸送要求は、本明細書では、要求側MP101の輸送要求と呼ばれ得る。
ブロック304では、要求側MP101は、輸送要求を処理し得る。具体的には、要求側MP101のMPサーバ105において、輸送要求プロセッサ204が、輸送要求を分析し、輸送要求の要求パラメータおよび入力パラメータを抽出し得る。本明細書の他の箇所で述べたように、要求パラメータは、輸送要求を実行するために必要な要求情報(例えば、要求のタイプ、車両ユーザの人数、ラゲッジスペース、ピックアップ地点、ピックアップ時刻、目的地点)を指定することができ、入力パラメータは、輸送要求に関してユーザが追加的に提供した他の入力情報(例えば、座席のタイプ、車内温度、運転者支援特徴など)を指定し得る。一例として、輸送要求プロセッサ204は、ユーザが、3個の標準機内持ち込み用アイテムを持つ二人の乗客の相乗りを要求したことを決定し得る。二人の乗客は、2018年11月5日の14:00:00にソルトレイクシティ空港でピックアップされ、ユニバーシティキャンパスで降ろされる必要がある。ユーザは、2つの暖房シート、および車両内の車内温度が24℃を上回ることを要求した。
幾つかの実施形態では、輸送要求プロセッサ204は、輸送要求に関する車両移動要件および車両特徴要件を決定し得る。車両移動要件および/または車両特徴要件の1つ以上が、ユーザによって指定される場合には、輸送要求プロセッサ204は、輸送要求の入力パラメータ(例えば、座席のタイプが暖房シートであること、車内温度が24℃を上回ることなど)に基づいて、これらの車両要件を決定し得る。車両移動要件および/または車両特徴要件の1つ以上が、ユーザによって指定されない場合には、輸送要求プロセッサ204は、これらの車両要件が、要求側MP101の運用プロトコルにおいて指定されたデフォルト車両要件(例えば、待ち時間が10分未満、車両速度が55~120km/hの範囲内、車両の加速度/減速度が4~6m/sの範囲内など)であると決定し得る。要求側MP101の輸送要求に関する車両移動要件および車両特徴要件は、本明細書では、要求側MP101の車両移動要件および車両特徴要件と呼ばれ得る。
ブロック306では、要求側MP101は、輸送要求が自社の車両フリート内の車両103によって実行可能であるか否かを決定し得る。具体的には、要求側MP101のMPサーバ105において、フリートマネージャ206が、要求側MP101の車両フリート内の車両103の車両データを分析し、輸送要求を実行できる第1の車両103を決定し得る。幾つかの実施形態では、フリートマネージャ206は、各車両103が、要求パラメータを満たす利用可能なユーザスペースおよび利用可能なラゲッジスペースを有するとともに、輸送要求の車両特徴要件を満たす静的特徴属性(例えば、座席のタイプ、足元の空間サイズ、運転者支援特徴など)および動的特徴属性(例えば、車内温度、車内湿度レベルなど)を有し得る車両103のセットを決定し得る。これらの車両103は、ピックアップ距離の閾値(例えば、3km未満)を満たす、車両場所と輸送要求のピックアップ地点との間のピックアップ距離も有し得る。
幾つかの実施形態では、フリートマネージャ206は、車両103のセットから第1の車両103を選択し得る。幾つかの実施形態では、車両103のセット内の車両103に関して、フリートマネージャ206は、要求側MP101によって実装されたルート計算モデルを使用して、車両103が輸送要求のピックアップ地点から目的地点まで走行する
ための走行ルートを算出するとともに、車両103が目的地点に到着し得る推定到着時刻を算出し得る。幾つかの実施形態では、フリートマネージャ206は、車両103の車両ルートプランを分析し、輸送要求のピックアップ時刻と推定到着時刻との間のタイムウィンドウ中に、車両103が利用可能であるか否かを決定し得る。輸送要求のピックアップ時刻と推定到着時刻との間のタイムウィンドウ中に、車両103が利用可能である場合には、フリートマネージャ206は、車両103が輸送要求を実行するための第1の車両103であると決定し得る。幾つかの実施形態では、複数の第1の車両103が輸送要求を実行できる場合には、フリートマネージャ206は、輸送要求を実行するために輸送要求のピックアップ地点から最小のピックアップ距離を有する第1の車両103を選択し得る。上述の通り、第1の車両103は、要求側MP101の車両フリートに含まれ、従って、第1の車両103は、要求側MP101に固有の算出モデルおよび/または車両構成を実装し得る。その結果、第1の車両103は、要求側MP101の運用プロトコルに従って輸送要求を実行することができ、従って、第1の車両103が輸送要求を実行する際の第1の車両103の車両移動メトリック(例えば、車両の速度、車両の加速度/減速度、車両の振動メトリックなど)は、要求側MP101の車両移動要件を満たすことができる。
ブロック306において、輸送要求が要求側MPの第1の車両103によって実行可能であると要求側MP101が決定すると、方法300は、ブロック308に進み得る。ブロック308では、要求側MP101が、第1の車両103を使用して輸送要求を実行し得る。具体的には、要求側MP101のMPサーバ105において、フリートマネージャ206は、第1の車両103が第1の車両103の車両ルートプランにおけるピックアップ時刻前の最後の停車地点から輸送要求のピックアップ地点へと再配置するための再配置ルートを決定し得る。次いで、フリートマネージャ206が、ピックアップ地点、ピックアップ時刻、目的地点、第1の車両103の再配置ルート、および輸送要求のピックアップ地点から目的地点への第1の車両103の走行ルートを含むように、第1の車両103の車両ルートプランを更新し得る。要求側MP101の第1の車両103において、輸送要求エグゼキュータ208が、第1の車両103の更新された車両ルートプランに基づいて、輸送要求を実行し得る。
代替的に、要求側MP101のMPサーバ105において、フリートマネージャ206は、輸送要求のピックアップ地点、ピックアップ時刻、および目的地点を含むように、第1の車両103の車両ルートプランを更新し得る。要求側MP101の第1の車両103において、輸送要求エグゼキュータ208は、第1の車両103の車両ルートプランにおけるピックアップ時刻前の最後の停車地点から輸送要求のピックアップ地点への第1の車両103の再配置ルートを決定し、輸送要求のピックアップ地点から目的地点への第1の車両103の走行ルートを決定し、並びに第1の車両103の更新された車両ルートプラン、再配置ルート、および走行ルートに基づいて輸送要求を実行し得る。幾つかの実施形態では、輸送要求を実行するために、輸送要求エグゼキュータ208は、ピックアップ地点、ピックアップ時刻、目的地点、再配置ルート、および走行ルートを車両コントローラ115に伝達し、それに応じて、車両コントローラ115は、第1の車両103のナビゲーションシステム、アクチュエータ、モチベータなどを制御し得る。その結果、第1の車両103は、ほぼピックアップ時刻にピックアップ地点に到着することができ、その後、輸送要求を実行するために、輸送要求のピックアップ地点から目的地点への走行ルートをたどることができる。
ブロック306において、輸送要求が要求側MPの車両フリート内のいずれの車両によっても実行可能ではないと要求側MP101が決定すると、方法300は、ブロック310に進み得る。ブロック310では、要求側MP101は、輸送要求を実行するために別のMP101に属する車両103の利用を要求するモビリティ使用要求を生成し、モビリ
ティ使用要求をモビリティエージェント120に送信し得る。具体的には、要求側MP101のMPサーバ105において、フリートマネージャ206が、輸送要求の要求IDおよび要求パラメータを含むモビリティ使用要求を生成し得る。モビリティ使用要求は、要求側MP101の車両移動要件および車両特徴要件も含み得る。次いで、メッセージプロセッサ202が、ネットワーク109を介して、モビリティ使用要求をモビリティエージェント120に送信し得る。
ブロック312では、モビリティエージェント120が、ネットワーク109を介して、要求側MP101のMPサーバ105からモビリティ使用要求を受信し、モビリティ使用要求を処理し得る。具体的には、モビリティエージェント120において、メッセージプロセッサ250が、モビリティ使用要求を分析し、輸送要求の要求IDおよび要求パラメータを抽出し、並びに要求側MP101の車両移動要件および車両特徴要件を抽出し得る。本明細書の他の箇所で述べたように、要求パラメータは、輸送要求を遂行するために必要な要求情報(例えば、要求のタイプ、車両ユーザの人数、ラゲッジスペース、ピックアップ地点、ピックアップ時刻、目的地点)を指定し得る。車両移動要件は、車両103が輸送要求を実行する際に車両103の車両移動が満たす必要がある要件(例えば、待ち時間、走行時間、車両速度、加速度/減速度、車両の振動メトリック、車内騒音レベルなど)を指定し得る。車両特徴要件は、車両103が輸送要求を実行する際に車両103の車両特徴が満たす必要がある要件(例えば、車内温度、車内湿度レベル、座席のタイプ、足元の空間サイズ、運転支援特徴、インフォテインメント特徴、飲食オプションなど)を指定し得る。本明細書の他の箇所で述べたように、車両移動要件および車両特徴要件は、ユーザが輸送要求を開始した際に要求側MP101のユーザによって提供された入力パラメータ、および/または要求側MP101の運用プロトコルにおいて指定されたデフォルト要件に基づいて決定され得る。
ブロック314では、モビリティエージェント120が、輸送要求の要求パラメータおよび要求側MP101の車両特徴要件に基づいて、1つ以上の第1のMP101の1つ以上の第1の車両プロファイルを選択し得る。具体的には、モビリティエージェント120において、車両マネージャ252が、プラットフォームデータ記憶装置133内の他のMP101の複数の車両プロファイルから、第1のMP101の第1の車両103を表す第1の車両プロファイルを選択することができ、他のMP101は、要求側MP101とは異なり得る。幾つかの実施形態では、車両マネージャ252は、他のMP101の車両プロファイルを分析し、および要求パラメータによって示される要求されたキャパシティを満たし、かつ要求側MP101の車両特徴要件を満たす第1の車両103を表す第1の車両プロファイルを選択し得る。従って、選択されるためには、第1の車両103は、輸送要求の車両ユーザの人数およびラゲッジスペースを満たす利用可能なユーザスペースおよび利用可能なラゲッジスペースを有し得る。第1の車両103は、要求側MP101の車両特徴要件を満たす静的特徴属性(例えば、座席のタイプ、足元の空間サイズ、運転者支援特徴など)および動的特徴属性(例えば、車内温度、車内湿度レベルなど)も有し得る。幾つかの実施形態では、選択されるためには、第1の車両103は、第1の車両103の大きな再配置を避けるために、ピックアップ距離の閾値(例えば、5km未満)を満たす、第1の車両103の車両場所と輸送要求のピックアップ地点との間のピックアップ距離も有し得る。幾つかの実施形態では、車両マネージャ252は、ピックアップ距離に基づいて第1の車両103のランク付けを行い、輸送要求のピックアップ地点から最小のピックアップ距離を有する所定の数の第1の車両103を選択し得る(例えば、10台の車両)。
上記の例を継続する。車両マネージャ252は、各第1の車両103が、少なくとも2つの空いている暖房シートを有し、かつ少なくとも3個の標準機内持ち込み用アイテムを十分における利用可能なラゲッジスペースを有し得る、第1のMP101の第1の車両1
03を表す第1の車両プロファイルを選択し得る。この例では、これらの第1の車両103は、24℃を上回る車両内の車内温度も有し得る。
ブロック316では、第1のMP101の第1の車両103ごとに、モビリティエージェント120が、第1の車両103に関連付けられた実行可能性に関する要求を生成し、実行可能性に関する要求を第1のMP101に送信し得る。具体的には、モビリティエージェント120において、車両マネージャ252が、第1の車両103の車両ID、並びに輸送要求の要求IDおよび要求パラメータを含む実行可能性に関する要求を生成し得る。幾つかの実施形態では、車両マネージャ252は、実行可能性に関する要求から、要求側MP101の車両移動要件および車両特徴要件を除外し得る。この実施態様は、要求側MP101の車両移動要件および車両特徴要件を第1のMP101に開示することを避け、従って、これらの第1のMP101が、要求側MP101の運用プロトコル、および輸送要求を実行するために必要とされない要求側MP101のユーザによって提供された入力パラメータを知らなくてもよいので有利である。次いで、メッセージプロセッサ250が、第1のMP101の第1の車両103に関連付けられた実行可能性に関する要求を第1のMP101に送信し得る。
ブロック318では、第1のMP101が、第1のMP101の第1の車両103に関連付けられた実行可能性に関する要求を受信し、実行可能性に関する要求を処理し得る。具体的には、第1のMP101のMPサーバ105において、メッセージプロセッサ202が、実行可能性に関する要求を分析し、第1の車両103の車両ID、並びに輸送要求の要求IDおよび要求パラメータを抽出し得る。本明細書の他の箇所で述べたように、要求パラメータは、輸送要求の要求のタイプ、車両ユーザの人数、ラゲッジスペース、ピックアップ地点、ピックアップ時刻、および目的地点を含み得る。
ブロック320では、第1のMP101は、輸送要求が自社の車両フリート内の第1の車両103によって実行可能であるか否かを決定し得る。具体的には、第1のMP101のMPサーバ105において、フリートマネージャ206は、第1の車両103が第1のMP101の運用プロトコルおよび第1の車両103の車両ルートプランに基づいて輸送要求を実行できるか否かを決定し得る。幾つかの実施形態では、フリートマネージャ206が、第1のMP101の運用プロトコルを参照し、輸送要求の要求のタイプ(例えば、相乗り)が第1の車両103の要求カテゴリ(例えば、車両レンタルおよび荷物の配送)に含まれるか否かを決定し得る。幾つかの実施形態では、フリートマネージャ206は、第1のMP101によって実装されたルート計算モデルを使用して、第1の車両103が輸送要求のピックアップ地点から目的地点まで走行するための走行ルートを決定するとともに、第1の車両103が輸送要求を実行する場合に第1の車両103が目的地点に到着し得る推定到着時刻を算出し得る。次いで、フリートマネージャ206は、第1の車両103の車両ルートプランを参照し、輸送要求のピックアップ時刻と推定到着時刻との間のタイムウィンドウ中に、第1の車両103が利用可能であるか否かを決定し得る。幾つかの実施形態では、輸送要求の要求のタイプが第1の車両103の要求カテゴリに含まれ、かつ輸送要求のピックアップ時刻と推定到着時刻との間のタイムウィンドウ中に第1の車両103が利用可能である場合には、フリートマネージャ206は、第1の車両103が輸送要求を実行できると決定し得る。第1のMP101は、輸送要求が第1の車両103によって実行可能であるか否かを決定するために他のファクタおよび/または他の実施態様を使用し得ることが理解されるであろう。
ブロック320において、輸送要求が第1の車両103によって実行可能ではないと第1のMP101が決定した場合には、方法300は、ブロック322に進み得る。ブロック322では、第1のMP101が、第1の車両103に関連付けられた非実行可能性の応答を生成し得る。具体的には、第1のMP101のMPサーバ105において、フリー
トマネージャ206が、輸送要求の要求IDおよび第1の車両103の車両IDを含む非実行可能性の応答を生成し、非実行可能性の応答は、第1の車両103が輸送要求を実行できないことを示し得る。ブロック324では、メッセージプロセッサ202が、第1の車両103に関連付けられた非実行可能性の応答をモビリティエージェント120に送信し得る。
幾つかの実施形態では、モビリティエージェント120が、第1の車両103に関連付けられた非実行可能性の応答を第1のMP101から受信し、非実行可能性の応答を処理し得る。具体的には、モビリティエージェント120において、メッセージプロセッサ250が、非実行可能性の応答を分析し、要求IDおよび第1の車両103の車両IDを抽出し得る。第1の車両103が輸送要求を実行できないため、車両マネージャ252は、さらなる検討において第1の車両103を無視し得る。
ブロック320において、輸送要求が第1の車両103によって実行可能であると第1のMP101が決定した場合には、方法300は、ブロック326に進み得る。ブロック326では、第1のMP101が、輸送要求を実行するための第1の車両103に関するモビリティプランを生成し得る。具体的には、第1のMP101のMPサーバ105において、フリートマネージャ206が、輸送要求の要求パラメータおよび第1のMP101の運用プロトコルに基づいて、第1の車両103に関するモビリティプランを生成し得る。幾つかの実施形態では、第1の車両103のモビリティプランを生成するために、フリートマネージャ206が、第1のMP101によって実装されたルート計算モデルを使用して、第1の車両103が輸送要求のピックアップ地点から目的地点まで走行するための走行ルートを決定し得る。従って、第1のMP101のMPサーバ105および第1の車両103に実装された第1のMP101の算出モデル(例えば、ルート計算モデルなど)および車両構成により、第1の車両103は、第1のMP101の他の輸送要求の実行に類似したやり方で、要求側MP101の輸送要求を実行することができる。幾つかの実施形態では、輸送要求のピックアップ地点から目的地点への第1の車両103の走行ルートは、第1の車両103の車両ルートプランに基づき得る。例えば、フリートマネージャ206は、第1の車両103の車両ルートプランにおけるピックアップ時刻前の最後の停車地点に基づいて、第1の車両103が輸送要求のピックアップ地点から目的地点へ走行するための最適走行ルートを決定し得る。
幾つかの実施形態では、第1の車両103に関するモビリティプランを生成するために、フリートマネージャ206は、第1の車両103が第1の車両103の車両ルートプランにおけるピックアップ時刻前の最後の停車地点から輸送要求のピックアップ地点へと再配置するための再配置ルートを決定すること、および第1の車両103がピックアップ地点に到着し得る推定ピックアップ時刻を算出することもできる。フリートマネージャ206は、推定ピックアップ時刻および輸送要求のピックアップ地点から目的地点への第1の車両103の走行ルートに基づいて、第1の車両103が目的地点に到着し得る推定到着時刻も算出することができる。フリートマネージャ206は、要求側MP101の輸送要求を実行するために第1のMP101の第1の車両103を利用するモビリティ使用コストも算出することができる。例えば、モビリティ使用コストは、再配置ルートと、第1の車両103が輸送要求を実行するために走行し得る走行ルートとの全長に正比例し得る。
幾つかの実施形態では、フリートマネージャ206は、次に、輸送要求を実行するための第1の車両103に関するモビリティプランを生成し、モビリティプランは、モビリティプランを一意的に識別するプランID、第1のMP101のMPID、第1の車両103の車両ID、輸送要求の要求ID、輸送要求のピックアップ地点から目的地点への第1の車両103の走行ルート、第1の車両103がピックアップ地点に到着し得る推定ピックアップ時刻、第1の車両103が目的地点に到着し得る推定到着時刻、輸送要求を実行
するために第1の車両103を利用するモビリティ使用コストなどを含み得る。ブロック328では、メッセージプロセッサ202が、第1の車両103のモビリティプランをモビリティエージェント120に送信し得る。
幾つかの実施形態では、モビリティエージェント120は、輸送要求を実行するための第1の車両103に関するモビリティプランを受信し得る。上述の通り、モビリティエージェント120は、第1の車両103が属する第1のMP101のMPサーバ105から第1の車両103のモビリティプランを受信し得る。従って、モビリティエージェント120は、様々な第1のMP101のMPサーバ105から複数の第1の車両103の複数のモビリティプランを受信することができ、各第1の車両103は、第1の車両103が輸送要求を実行するために選択される場合には、そのモビリティプランに従って輸送要求を実行することができる。幾つかの実施形態では、モビリティエージェント120は、各第1の車両103のモビリティプランを処理し得る。具体的には、モビリティエージェント120において、メッセージプロセッサ250が、各第1の車両103のモビリティプランを分析し、モビリティプランのプランID、第1のMP101のMPID、第1の車両103の車両ID、輸送要求の要求ID、輸送要求のピックアップ地点から目的地点への第1の車両103の走行ルート、第1の車両103がピックアップ地点に到着し得る推定ピックアップ時刻、第1の車両103が目的地点に到着し得る推定到着時刻、輸送要求を実行するために第1の車両103を利用するモビリティ使用コストなどを抽出し得る。
ブロック330では、各第1の車両103のモビリティプランに関して、モビリティエージェント120は、要求側MP101の車両移動要件および第1の車両103のモビリティプランを使用して、第1の車両103が輸送要求を実行する資格があるか否かを決定し得る。幾つかの実施形態では、第1の車両103が輸送要求を実行する資格があるか否かを決定するために、モビリティエージェント120は、第1の車両103が第1の車両103のモビリティプランに従って走行する場合の第1の車両103の1つ以上の推定車両移動メトリックを算出し得る。
幾つかの実施形態では、第1の車両103のモビリティプランに従って走行する第1の車両103の推定車両移動メトリックを算出するために、モビリティエージェント120は、様々な交通状況下における、輸送要求のピックアップ地点から目的地点への第1の車両103の走行ルートに沿った、第1の車両103の車両移動をシミュレーションし得る。具体的には、モビリティエージェント120において、車両マネージャ252は、第1の車両103の走行ルートに含まれる道路セグメント上の様々な交通状況を示すために、交通モデル(例えば、交通流量、車両密度、平均車両速度など)のモデルパラメータに異なる値を適用し得る。各交通状況に関して、車両マネージャ252は、交通モデル、これらの道路セグメントの車道データ(例えば、車道構造、車線ステータス、車道の表面状態など)、第1の車両103の車両動作モデル(例えば、加速/減速パターン、ブレーキパターン、運動モデルなど)などに基づいて、その交通状況下におけるこれらの道路セグメントに沿った第1の車両103の車両移動をシミュレーションし得る。次いで、車両マネージャ252は、シミュレーションされた車両移動に基づいて、その交通状況下におけるこれらの道路セグメントに沿って走行する第1の車両103の車両移動メトリックを推定し、第1の車両103の推定された車両移動メトリックが要求側MP101の車両移動要件(例えば、待ち時間、走行時間、車両速度、車両の振動メトリックなど)を満たすか否かを決定し得る。例えば、車両マネージャ252は、第1の車両103の推定車両移動メトリックが、要求側MP101の対応する車両移動要件によって指定された車両移動メトリックの値範囲内であるか否か、またはその車両移動メトリックの値に等しいか否かを決定し得る。
幾つかの実施形態では、様々な交通状況下で走行ルートの道路セグメントに沿って走行
する第1の車両103の推定車両移動メトリックが全て、要求側MP101の車両移動要件を満たす場合には、車両マネージャ252は、第1の車両103のモビリティプランに従った輸送要求のピックアップ地点から目的地点への走行ルートに沿った第1の車両103の車両移動が、要求側MP101の車両移動要件を満たすと決定することができる。従って、車両マネージャ252は、第1の車両103が、第1の車両103のモビリティプランに従って、要求側MP101に関する輸送要求を実行する資格があると決定することができる。幾つかの実施形態では、ある交通状況下で走行ルートの道路セグメントに沿って走行する第1の車両103の1つ以上の推定車両移動メトリックが、要求側MP101の車両移動要件を満たさない場合には、車両マネージャ252は、第1の車両103のモビリティプランに従った輸送要求のピックアップ地点から目的地点への走行ルートに沿った第1の車両103の車両移動が、要求側MP101の車両移動要件を満たさないと決定することができる。従って、車両マネージャ252は、第1の車両103が、第1の車両103のモビリティプランに従って、要求側MP101に関する輸送要求を実行する資格がないと決定することができる。
幾つかの実施形態では、第1の車両103のモビリティプランに従って走行する第1の車両103の推定車両移動メトリックを算出するために、モビリティエージェント120は、メトリック推定モデルを実装し得る。具体的には、モビリティエージェント120において、車両マネージャ252が、第1の車両103の車両移動メトリックを推定する機械学習ロジックの形式でメトリック推定モデルを実装し得る。車両マネージャ252によって実装される例示的メトリック推定モデルを図4Aに示す。図示のように、メトリック推定モデルは、車両移動メトリック推定器402およびフィードバック計算器404を含み得る。本明細書の他の箇所で述べたように、メトリック推定モデルは、その動作を行うために使用される1つ以上のモデルパラメータを含み得る。
図4Aに示すように、車両移動メトリック推定器402は、様々な入力を使用して、第1の車両103の推定車両移動メトリックを算出し得る。幾つかの実施形態では、車両移動メトリック推定器402は、第1の車両103の車両動作モデル(例えば、加速/減速パターン、ブレーキパターン、運動モデルなど)、走行ルートに含まれる道路セグメントの車道データ(例えば、車道構造、車線ステータス、車道の表面状態など)、走行ルートに含まれる道路セグメント上の交通状況を表す交通モデル(例えば、交通流量、車両密度、平均車両速度など)、第1の車両103のモビリティプランにおける推定ピックアップ時刻と推定到着時刻との間のタイムウィンドウなどを使用して、輸送要求のピックアップ地点から目的地点への走行ルートに沿って走行する第1の車両103の推定車両移動メトリックを算出し得る。以下に詳細に述べるように、輸送要求を実行するために第1の車両103が選択された際に、車両マネージャ252は、第1の車両103による輸送要求の実行のモニタリングを行い、それに応じてメトリック推定モデルのモデルパラメータを調節することができる。その結果、第1の車両103の推定車両移動メトリックの算出におけるメトリック推定モデルの精度を継続的に向上させることができる。
幾つかの実施形態では、メトリック推定モデルを使用して、第1の車両103のモビリティプランに従って走行する第1の車両103の推定車両移動メトリックが算出されると、車両マネージャ252は、第1の車両103のこれらの推定車両移動メトリックが要求側MP101の車両移動要件(例えば、待ち時間、走行時間、車両速度、車両の振動メトリックなど)を満たすか否かを決定し得る。第1の車両103の推定車両移動メトリックが要求側MP101の車両移動要件を満たす場合には、車両マネージャ252は、第1の車両103のモビリティプランに従った輸送要求のピックアップ地点から目的地点への走行ルートに沿った第1の車両103の車両移動が、要求側MP101の車両移動要件を満たすと決定し得る。従って、車両マネージャ252は、第1の車両103が、第1の車両103のモビリティプランに従って要求側MP101に関する輸送要求を実行する資格が
あると決定し得る。幾つかの実施形態では、第1の車両103の1つ以上の推定車両移動メトリックが、要求側MP101の車両移動要件を満たさない場合には、車両マネージャ252は、第1の車両103のモビリティプランに従った輸送要求のピックアップ地点から目的地点への走行ルートに沿った第1の車両103の車両移動が、要求側MP101の車両移動要件を満たさないと決定し得る。従って、車両マネージャ252は、第1の車両103が、第1の車両103のモビリティプランに従って要求側MP101に関する輸送要求を実行する資格がないと決定し得る。
幾つかの実施形態では、第1の車両103が第1の車両103のモビリティプランに従って輸送要求を実行する資格があるか否かを決定するために、モビリティエージェント120は、車両選択モデルを実装し得る。具体的には、モビリティエージェント120において、車両マネージャ252は、第1の車両103のモビリティプランおよび要求側MP101の車両移動要件を所与として第1の車両103が輸送要求を実行する資格があるか否かを決定する機械学習ロジックの形式で車両選択モデルを実装し得る。車両マネージャ252によって実装される例示的車両選択モデルを図4Bに示す。図示のように、車両選択モデルは、車両セレクタ452およびフィードバック計算器454を含み得る。本明細書の他の箇所で述べたように、車両選択モデルは、その動作を行うために使用される1つ以上のモデルパラメータを含み得る。
図4Bに示すように、車両セレクタ452は、様々な入力を使用して、第1の車両103が第1の車両103のモビリティプランに従って輸送要求を実行する資格があるか否かを決定し得る。幾つかの実施形態では、車両セレクタ452は、第1の車両103の車両カテゴリデータ(例えば、車両のタイプ、車両の年式、車両のメーカー、車両のモデルなど)、第1の車両103の車両動作モデル(例えば、加速/減速パターン、ブレーキパターン、運動モデルなど)、第1の車両103のモビリティプラン(例えば、輸送要求のピックアップ地点から目的地点への走行ルート、推定ピックアップ時刻、推定到着時刻など)、要求側MP101の車両移動要件(例えば、待ち時間、走行時間、車両速度、車両の振動メトリックなど)などを使用して、第1の車両103が輸送要求を実行する資格があるか否かを決定し得る。従って、車両セレクタ452は、第1の車両103の車両特性およびモビリティプランを所与として、要求側MP101の車両移動要件に基づいて、輸送要求を実行するための第1の車両103の資格を評価し得る。以下に詳細に述べるように、輸送要求を実行するために第1の車両103が選択された際に、車両マネージャ252は、第1の車両103による輸送要求の実行のモニタリングを行い、それに応じて車両選択モデルのモデルパラメータを調節することができる。その結果、第1の車両103が第1の車両103のモビリティプランに従って輸送要求を実行する資格があるか否かの決定における車両選択モデルの精度を継続的に向上させることができる。
図3Bの方法300に戻る。ブロック330において、第1の車両103のモビリティプランおよび要求側MP101の車両移動要件を所与として、第1の車両103が輸送要求を実行する資格があるとモビリティエージェント120が決定した場合には、方法300は、ブロック332に進み得る。ブロック332において、モビリティエージェント120が、輸送要求に関連付けられたモビリティプランのリストを更新し得る。具体的には、モビリティエージェント120において、車両マネージャ252が、第1の車両103のモビリティプランを含むようにモビリティプランのリストを更新し得る。ブロック330において、第1の車両103のモビリティプランおよび要求側MP101の車両移動要件を所与として、第1の車両103が輸送要求を実行する資格がないとモビリティエージェント120が決定した場合には、モビリティエージェント120は、さらなる検討において第1の車両103を無視し得る。具体的には、モビリティエージェント120において、車両マネージャ252は、モビリティプランのリストに第1の車両103のモビリティプランを含めなくてよい。
幾つかの実施形態では、輸送要求に関連付けられたモビリティプランのリストは、要求側MP101の輸送要求を実行する資格がある1つ以上の第1の車両103の1つ以上のモビリティプランを含み得る。従って、第1の車両103のモビリティプランがモビリティプランのリストに含まれるためには、第1のMP101の第1の車両103は、輸送要求の車両ユーザの人数およびラゲッジスペースを満たす利用可能なユーザスペースおよび利用可能なラゲッジスペースを有するとともに、ブロック314に関して上述したような要求側MP101の車両特徴要件を満たす静的特徴属性および動的特徴属性を有し得る。第1のMP101の第1の車両103は、ブロック330に関して上述したような要求側MP101の車両移動要件を満たす第1の車両103のモビリティプランに従って走行する第1の車両103の車両移動も有し得る。これらの決定がモビリティエージェント120によって行われるので、この実施態様は、要求側MP101の車両特徴要件および車両移動要件を第1のMP101に開示することなく、かつ第1のMP101に属する第1の車両103の車両ステータスデータ(例えば、車両移動メトリック、車両特徴メトリック、車両キャパシティメトリックなど)および車両動作モデルを要求側MP101に開示することなく、要求側MP101の輸送要求を実行する資格がある第1のMP101の第1の車両103を識別することができる。
幾つかの実施形態では、輸送要求に関連付けられたモビリティプランのリストが決定されると、ブロック334において、モビリティエージェント120が、モビリティプランのリストを要求側MP101に提供し得る。具体的には、モビリティエージェント120において、メッセージプロセッサ250が、ネットワーク109を介して、モビリティプランのリストを要求側MP101のMPサーバ105に送信し得る。上述の通り、モビリティプランのリストは、要求側MP101の輸送要求を実行する資格がある第1の車両103のモビリティプランを含み得る。幾つかの実施形態では、要求側MP101に送信されたモビリティプランのリストにおいて、各第1の車両103のモビリティプランは、輸送要求の要求ID、モビリティプランのプランID、輸送要求のピックアップ地点から目的地点へと走行するために第1の車両103がたどり得る走行ルート、第1の車両103がピックアップ地点に到着し得る推定ピックアップ時刻、第1の車両103が目的地点に到着し得る推定到着時刻、輸送要求を実行するために第1の車両103を利用するモビリティ使用コストなどを含み得る。各第1の車両103のモビリティプランは、任意選択的に、第1の車両103が属する第1のMP101のMPID、第1の車両103の車両ID、第1の車両103の車両カテゴリデータ(例えば、車両のタイプ、車両の年式、車両のメーカー、車両のモデルなど)なども含み得る。
幾つかの実施形態では、要求側MP101は、輸送要求に関連付けられたモビリティプランのリストをモビリティエージェント120から受信し、モビリティプランのリストを処理し得る。具体的には、要求側MP101のMPサーバ105において、メッセージプロセッサ202が、モビリティプランのリストを分析し、各第1の車両103のモビリティプランを抽出し得る。ブロック336では、要求側MP101が、輸送要求を実行するためのモビリティプランのリスト内の1つの第1の車両103のモビリティプランを選択し得る。具体的には、要求側MP101のMPサーバ105において、フリートマネージャ206が、モビリティプランに含まれる走行ルート、推定ピックアップ時刻、推定到着時刻、モビリティ使用コストなどの1つ以上に基づいて、第1の車両103のモビリティプランを選択し得る。例えば、フリートマネージャ206は、輸送要求を実行するために最短の走行ルート、最も早い推定ピックアップ時刻、最も早い推定到着時刻、および/または最安のモビリティ使用コストを有する第1の車両103のモビリティプランを選択し得る。代替的に、ユーザインタフェースプロセッサ210が、輸送要求を開始した要求側MP101のユーザに対して、モビリティプランのリスト内の第1の車両103のモビリティプランをレンダリングし得る。例えば、ユーザインタフェースプロセッサ210は、
ユーザデバイス107上の要求側MP101のMPアプリケーション110aを介して、ユーザに対して第1の車両103のモビリティプランをレンダリングし、ユーザデバイス107上の要求側MP101のMPアプリケーション110aを介して、輸送要求を実行するためのモビリティプランの選択をユーザから受信し得る。
幾つかの実施形態では、要求側MP101は、輸送要求と関連付けられたモビリティプラン選択を生成し得る。具体的には、要求側MP101のMPサーバ105において、フリートマネージャ206が、輸送要求の要求ID、および輸送要求を実行するために選択された第1の車両103のモビリティプランを識別するプランIDを含むモビリティプラン選択を生成し得る。ブロック338において、メッセージプロセッサ202が、ネットワーク109を介して、輸送要求に関連付けられたモビリティプラン選択をモビリティエージェント120に送信し得る。
幾つかの実施形態では、モビリティエージェント120は、要求側MP101のMPサーバ105から、輸送要求に関連付けられたモビリティプラン選択を受信し、モビリティプラン選択を処理し得る。具体的には、モビリティエージェント120において、メッセージプロセッサ250が、モビリティプラン選択を分析し、輸送要求の要求ID、および輸送要求を実行するために選択されたモビリティプランのプランIDを抽出し得る。幾つかの実施形態では、次に、車両マネージャ252が、選択されたモビリティプランに基づいて、車両予約要求を生成し得る。幾つかの実施形態では、車両マネージャ252は、選択されたモビリティプランに関連付けられた第1の車両103および第1のMP101を決定し、輸送要求を実行するための第1のMP101の第1の車両103を予約する車両予約要求を生成し得る。車両予約要求は、輸送要求の要求ID、第1の車両103の車両ID、および輸送要求を実行するために選択された第1の車両103のモビリティプランのプランIDを含み得る。ブロック340において、メッセージプロセッサ250は、車両予約要求を第1のMP101に送信し得る。
幾つかの実施形態では、第1のMP101が、モビリティエージェント120から車両予約要求を受信し、車両予約要求を処理し得る。具体的には、第1のMP101のMPサーバ105において、メッセージプロセッサ202が、車両予約要求を分析し、輸送要求の要求ID、第1の車両103の車両ID、および第1の車両103のモビリティプランのプランIDを抽出し得る。上述の通り、車両予約要求は、第1の車両103のモビリティプランに従って輸送要求を実行するための第1のMP101の第1の車両103を予約し得る。
ブロック342において、第1の車両103が輸送要求を実行するために、第1のMP101は、第1の車両103のモビリティプランに基づいて、第1の車両103の車両ルートプランを更新し得る。具体的には、第1のMP101のMPサーバ105において、フリートマネージャ206が、輸送要求のピックアップ地点および目的地点、第1の車両103が第1の車両103の車両ルートプランにおけるピックアップ時刻前の最後の停車地点から輸送要求のピックアップ地点へと再配置するための再配置ルート、および第1の車両103が輸送要求のピックアップ地点から目的地点まで走行するための走行ルートを含むように、第1の車両103の車両ルートプランを更新し得る。幾つかの実施形態では、フリートマネージャ206は、第1の車両103が輸送要求のピックアップ地点に到着し得る推定ピックアップ時刻、および第1の車両103が輸送要求の目的地点に到着し得る推定到着時刻などを示すように、第1の車両103の車両ルートプランも更新し得る。幾つかの実施形態では、フリートマネージャ206は、第1の車両103の更新された車両ルートプランを第1の車両103に送信し得る。従って、第1の車両103は、第1の車両103のモビリティプランに従って輸送要求を実行するために、第1の車両103の更新された車両ルートプランに依存し得る。
幾つかの実施形態では、輸送要求を実行するために、第1の車両103は、第1の車両103の車両ルートプランにおけるピックアップ時刻前の最後の停車地点から輸送要求のピックアップ地点へと再配置するための再配置ルートをたどり得る。第1の車両103が輸送要求のピックアップ地点に到達した際に、第1のMP101は、輸送要求に関連付けられた実行開始通知を生成し得る。具体的には、第1のMP101の第1の車両103において、メッセージプロセッサ202が、第1の車両103のモビリティプランに従った輸送要求の実行が開始されたことを示す実行開始通知を生成し得る。実行開始通知は、輸送要求の要求ID、第1の車両103の車両ID、およびそれに基づいて第1の車両103が輸送要求を実行しているモビリティプランのプランIDを含み得る。ブロック344において、メッセージプロセッサ202が、実行開始通知をモビリティエージェント120に送信し得る。メッセージプロセッサ202は、第1のMP101のMPサーバ105にも実行開始通知を送信し得る。
ブロック346において、輸送要求の実行が開始される際に、第1のMP101は、第1の車両103のモビリティプランに従って、第1の車両103によって要求側MP101の輸送要求を実行し得る。具体的には、第1のMP101の第1の車両103において、輸送要求エグゼキュータ208は、走行ルートおよび輸送要求の目的地点を車両コントローラ115に伝達し、それに応じて、車両コントローラ115は、第1の車両103のナビゲーションシステム、アクチュエータ、モチベータなどを制御し得る。その結果、第1の車両103は、輸送要求のピックアップ地点から目的地点へと走行するための走行ルートをたどり、それによって、要求側MP101の輸送要求を実行することができる。上記の例を継続して、輸送要求において要求側MP101のユーザが要求した相乗りを提供するために、第1のMP101の第1の車両103は、3個の標準機内持ち込み用アイテムを持つ二人の乗客をピックアップするためにソルトレイクシティ空港に到着し得る。次に、第1の車両103は、二人の乗客および彼らのラゲッジアイテムをユニバーシティキャンパスで降ろすために、ソルトレイクシティ空港からユニバーシティキャンパスへと走行するために、第1の車両103のモビリティプランの走行ルートをたどり得る。
幾つかの実施形態では、モビリティエージェント120は、輸送要求に関連付けられた実行開始通知を第1のMP101から受信し、実行開始通知を処理し得る。具体的には、モビリティエージェント120において、メッセージプロセッサ250が、実行開始通知を分析し、輸送要求の要求ID、第1の車両103の車両ID、およびそれに基づいて第1の車両103が輸送要求を実行しているモビリティプランのプランIDを抽出し得る。上述の通り、実行開始通知は、第1の車両103のモビリティプランに従った第1のMP101の第1の車両103による輸送要求の実行が開始されたことを示し得る。
ブロック348では、モビリティエージェント120が、第1の車両103による輸送要求の実行中に、第1の車両103の車両移動メトリックおよび/または車両特徴メトリックをモニタリングし得る。具体的には、モビリティエージェント120において、第1の車両103がそのモビリティプランに従って輸送要求を実行する際に、車両マネージャ252が、第1の車両103の車両ステータスデータを継続的にモニタリングし得る。本明細書の他の箇所で述べたように、第1の車両103の車両ステータスデータは、第1の車両103の車両移動を表す車両移動メトリック(例えば、車両の場所、車両の速度、車両の加速度/減速度、車両の振動メトリック、車内騒音レベルなど)、および第1の車両103の動的特徴属性(例えば、車内温度、車内湿度レベルなど)を表す車両特徴メトリックを含み得る。第1の車両103の車両ステータスデータは、モビリティエージェント120のプラットフォームデータ記憶装置133に保存されてもよく、および第1の車両103によって周期的に更新され得る(例えば、2秒ごと)。
ブロック350において、モビリティエージェント120は、第1の車両103が輸送要求を実行しているときに、第1の車両103の車両移動メトリックに基づいて、メトリック推定モデルおよび/または車両選択モデルのモデルパラメータを調節し得る。具体的には、モビリティエージェント120において、車両マネージャ252は、車両マネージャ252によって実装されたメトリック推定モデルおよび/または車両選択モデルのモデルパラメータを調節し得る。
ブロック330に関して上述したように、車両マネージャ252は、輸送要求のピックアップ地点から目的地点への走行ルートに沿って走行する第1の車両103の推定車両移動メトリックを算出するためのメトリック推定モデルを実装することができ、第1の車両103のこれらの推定車両移動メトリックに基づいて、第1の車両103が輸送要求を実行する資格があるか否かを決定することができる。ブロック348に関して上述したように、車両マネージャ252は、第1の車両103が輸送要求を実行するために輸送要求のピックアップ地点から目的地点への走行ルートに沿って走行する際に、第1の車両103の車両移動メトリックをモニタリングし得る。従って、メトリック推定モデルが車両マネージャ252に実装される図4Aに示すように、メトリック推定モデルのフィードバック計算器404は、第1の車両103の推定車両移動メトリックおよび第1の車両103の車両移動メトリックに基づいて、フィードバック値を算出し得る。例えば、フィードバック値は、第1の車両103の推定車両移動メトリックと、対応する車両移動メトリックとの間の差を示し得る。
幾つかの実施形態では、車両マネージャ252は、フィードバック値に基づいて、メトリック推定モデルのモデルパラメータを調節し得る。例えば、車両マネージャ252は、フィードバック値を車両移動メトリック推定器402に逆伝搬し、フィードバック値に基づいて第1の車両103の推定車両移動メトリックを算出するために車両移動メトリック推定器402によって使用されるモデルパラメータを調節することができる。従って、第1の車両103の推定車両移動メトリックと、車両移動メトリックとの間の差を示すフィードバック値が、メトリック推定モデルのモデルパラメータを調節するために使用され得るので、第1の車両103の推定車両移動メトリックを算出する際のメトリック推定モデルの精度を継続的に向上させることができる。その結果、車両マネージャ252は、このメトリック推定モデルを使用して算出された第1の車両103の推定車両移動メトリックに基づいて、輸送要求を実行する資格がある第1の車両103を正確に決定することができる。
ブロック330に関して上述したように、車両マネージャ252は、第1の車両103の車両特性(例えば、車両カテゴリデータ、車両動作モデルなど)、第1の車両103のモビリティプラン(例えば、走行ルート、推定ピックアップ時刻、推定到着時刻など)、および要求側MP101の車両移動要件(例えば、待ち時間、走行時間、車両速度、車両の振動メトリックなど)に基づいて、第1の車両103が輸送要求を実行する資格があるか否かを決定するための車両選択モデルを実装し得る。ブロック348に関して上述したように、車両マネージャ252は、第1の車両103が要求側MP101の輸送要求を実行する際に、第1の車両103の車両移動メトリックをモニタリングし得る。従って、車両選択モデルが車両マネージャ252に実装される図4Bに示すように、車両選択モデルのフィードバック計算器454は、第1の車両103の車両移動メトリックおよび要求側MP101の車両移動要件に基づいて、フィードバック値を算出し得る。例えば、フィードバック値は、第1の車両103の車両移動メトリックと、要求側MP101の対応する車両移動要件との間の差を示し得る。
幾つかの実施形態では、車両マネージャ252は、フィードバック値に基づいて、車両選択モデルのモデルパラメータを調節し得る。例えば、車両マネージャ252は、フィー
ドバック値を車両セレクタ452に逆伝搬し、フィードバック値に基づいて第1の車両103が輸送要求を実行する資格があるか否かを決定するために車両セレクタ452によって使用されるモデルパラメータを調節することができる。従って、第1の車両103の車両移動メトリックと、第1の車両103の車両移動メトリックが満たす必要がある要求側MP101の車両移動要件との間の差を示すフィードバック値が、車両選択モデルのモデルパラメータを調節するために使用され得るので、第1の車両103の車両特性、第1の車両103のモビリティプラン、および要求側MP101の車両移動要件を所与として、第1の車両103が輸送要求を実行する資格があるか否かを決定する際の車両選択モデルの精度を継続的に向上させることができる。その結果、車両マネージャ252は、この車両選択モデルを使用して、輸送要求を実行する資格がある第1の車両103を正確に決定することができる。
幾つかの実施形態では、モビリティエージェント120は、第1のMP101の第1の車両103による輸送要求の実行中に、要求側MP101の車両移動要件および/または車両特徴要件の違反を検出し得る。図3Cの方法300に戻り、ブロック352において、モビリティエージェント120は、第1の車両103が要求側MP101の輸送要求を実行する際の第1の車両103の車両移動メトリックが、要求側MP101の対応する車両移動要件に違反するか否かを決定し得る。具体的には、モビリティエージェント120において、車両マネージャ252は、第1の車両103の車両移動メトリックが、要求側MP101の対応する車両移動要件によって指定された車両移動メトリックの値範囲外であるか否か、またはその車両移動メトリックの値に等しくないか否かを決定し得る。第1の車両103の車両移動メトリックが、要求側MP101の対応する車両移動要件によって指定された車両移動メトリックの値範囲外である、またはその車両移動メトリックの値に等しくない場合には、車両マネージャ252は、第1の車両103の車両移動メトリックが要求側MP101の対応する車両移動要件に違反すると決定し得る。幾つかの実施形態では、車両マネージャ252は、第1の車両103が要求側MP101の輸送要求を実行する際に、第1の車両103の車両特徴メトリックが要求側MP101の対応する車両特徴要件に違反するか否かを同様に決定することもできる。
幾つかの実施形態では、第1の車両103の車両移動メトリックが、要求側MP101の対応する車両移動要件に違反せず、かつ第1の車両103の車両特徴メトリックが、要求側MP101の対応する車両特徴要件に違反しない場合には、方法300は、ブロック348に進み得る。ブロック348において、モビリティエージェント120は、第1の車両103による輸送要求の実行中に、第1の車両103の車両移動メトリックおよび車両特徴メトリックのモニタリングを継続し得る。
幾つかの実施形態では、第1の車両103が要求側MP101の輸送要求を実行する際に、第1の車両103の車両移動メトリックが、要求側MP101の対応する車両移動要件に違反する場合には、方法300は、ブロック354に進み得る。ブロック354において、モビリティエージェント120は、車両移動メトリックに関連付けられた違反量を算出し得る。具体的には、モビリティエージェント120において、車両マネージャ252は、第1の車両103の車両移動メトリックおよび要求側MP101の対応する車両移動要件に基づいて、車両移動メトリックに関連付けられた違反量を算出し得る。幾つかの実施形態では、要求側MP101の対応する車両移動要件が、車両移動メトリックに関する値を指定する場合には、車両マネージャ252は、第1の車両103の車両移動メトリックと、要求側MP101の対応する車両移動要件によって指定された車両移動メトリックの値との間の差である違反量を算出し得る。幾つかの実施形態では、要求側MP101の対応する車両移動要件が、車両移動メトリックに関する値範囲を指定する場合には、車両マネージャ252は、第1の車両103の車両移動メトリックと、値範囲の上限および下限との間の第1の差および第2の差を算出し、第1の差および第2の差の内のより低い
差である違反量を決定し得る。同様に、第1の車両103が要求側MP101の輸送要求を実行する際に、第1の車両103の車両特徴メトリックが、要求側MP101の対応する車両特徴要件に違反する場合には、車両マネージャ252は、車両特徴メトリックに関連付けられた違反量を同様に算出し得る。
ブロック356では、モビリティエージェント120が、輸送要求に関連付けられた違反通知を生成し、違反通知を要求側MP101に送信し得る。具体的には、モビリティエージェント120において、車両マネージャ252が、輸送要求の要求ID、およびそれに基づいて輸送要求が実行されるモビリティプランのプランIDを含む違反通知を生成し得る。第1の車両103の車両移動メトリックが要求側MP101の対応する車両移動要件に違反する場合には、違反通知は、要求側MP101の車両移動要件および車両移動メトリックに関連付けられた違反量を含み得る。第1の車両103の車両特徴メトリックが、要求側MP101の対応する車両特徴要件に違反する場合には、違反通知は、要求側MP101の車両特徴要件および車両特徴メトリックに関連付けられた違反量を含み得る。メッセージプロセッサ250は、次に、第1の車両103に関連付けられた違反通知を要求側MP101に送信し得る。従って、違反通知は、第1のMP101の第1の車両103が要求側MP101の輸送要求を実行する際の要求側MP101の車両移動要件および/または車両特徴要件の違反について、要求側MP101に通知し得る。
ブロック348および352に関して上述したように、第1のMP101の第1の車両103の車両移動メトリックおよび車両特徴メトリックが、第1のMP101の第1の車両103による輸送要求の実行中に要求側MP101の車両移動要件および/または車両特徴要件の違反を検出するために、モビリティエージェント120によってモニタリングされ得る。この実施態様は、それが、第1のMP101の第1の車両103の車両メトリックおよび/または他の車両ステータスデータを要求側MP101に開示することなく、これらの要件違反を要求側MP101に通知することができるので有利である。
上記の例を継続して、モビリティエージェント120は、第1のMP101の第1の車両103が、輸送要求の実行中に、125km/hの車両速度および16℃の車内温度を有することを決定し得る。この例では、モビリティエージェント120は、要求側MP101の車両移動要件が55~120km/hの範囲内の車両速度を指定すること、および第1の車両103の車両速度の違反量が5km/hであることを示す違反通知を生成し得る。違反通知は、要求側MP101の車両特徴要件が24℃を上回る車内温度を指定すること、および第1の車両103の車内温度の違反量が8℃であることも示し得る。
幾つかの実施形態では、要求側MP101は、輸送要求に関連付けられた違反通知をモビリティエージェント120から受信し、違反通知を処理し得る。具体的には、要求側MP101のMPサーバ105において、メッセージプロセッサ202が、違反通知を分析し、輸送要求の要求ID、それに基づいて輸送要求が実行されるモビリティプランのプランID、違反されている要求側MP101の車両移動要件および/または車両特徴要件、並びに第1の車両103の対応する車両移動メトリックおよび/または車両特徴メトリックに関連付けられた違反量を抽出し得る。
ブロック358では、要求側MP101が、第1の車両103の車両移動メトリックおよび/または車両特徴メトリックに関連付けられた違反量に基づいて、補正動作を行い得る。例えば、要求側MP101のMPサーバ105において、フリートマネージャ206が、違反量に基づいて、輸送要求に関連付けられた走行コストを調節し得る。幾つかの実施形態では、輸送要求に関連付けられた走行コストは、輸送要求に関してユーザが請求されるコストでもよく、走行コストに適用される調節量は、第1の車両103の車両メトリックに関連付けられた違反量に正比例し得る。幾つかの実施形態では、ユーザインタフェ
ースプロセッサ210は、ユーザデバイス107上の要求側MP101のMPアプリケーション110aを介して、第1の車両103の車両メトリックに関連付けられた違反量および輸送要求の調節された走行コストをユーザに対してレンダリングし得る。従って、第1のMP101の第1の車両103による輸送要求の実行中に要件違反が生じた場合には、要求側MP101は、それに応じて輸送要求の走行コストを調節し、それによって、要求側MP101とのユーザの好ましいユーザ体験を維持することができる。他のタイプの補正動作も可能であり、企図される。
ブロック360では、モビリティエージェント120は、第1の車両103の車両移動メトリックおよび/または車両特徴メトリックに関連付けられた違反量が違反量閾値を満たすか否かを決定し得る。例えば、モビリティエージェント120において、車両マネージャ252は、第1の車両103の車両メトリックに関連付けられた違反量を対応する違反量閾値と比較し得る。違反量閾値は、第1の車両103と同じ車両カテゴリデータを有し、かつ良い状態で稼働する複数の車両103に関する車両メトリックの平均値に基づいてもよい。幾つかの実施形態では、第1の車両103の車両移動メトリックおよび/または車両特徴メトリックに関連付けられた違反量が対応する違反量閾値を満たす場合には、車両マネージャ252は、第1の車両103に関連付けられた車両逸脱通知を生成することができ、車両逸脱通知は、第1の車両103が逸脱状態であることを示すことができる。幾つかの実施形態では、車両逸脱通知は、第1の車両103の車両ID、違反量閾値を満たす第1の車両103の車両移動メトリックおよび/または車両特徴メトリック、並びに第1の車両103の車両移動メトリックおよび/または車両特徴メトリックに関連付けられた違反量を含み得る。ブロック362では、メッセージプロセッサ250が、第1の車両103が属する第1のMP101に対して、第1の車両103に関連付けられた車両逸脱通知を送信し得る。
上記の例を継続して、モビリティエージェント120は、第1の車両103の車内温度に関連付けられた違反量(例えば、8℃)が、対応する違反量閾値(例えば、3℃を上回る)を満たすことを決定することができ、従って、第1の車両103が逸脱状態であることを決定することができる。この例では、モビリティエージェント120は、第1の車両103の車内温度が16℃であること、および第1の車両103の車内温度に関連付けられた違反量が8℃であることを示す車両逸脱通知を生成し得る。
幾つかの実施形態では、第1のMP101が、第1の車両103に関連付けられた車両逸脱通知を受信し、車両逸脱通知を処理し得る。具体的には、第1のMP101のMPサーバ105において、メッセージプロセッサ202が、車両逸脱通知を分析し、第1の車両103の車両ID、第1の車両103の車両メトリック、および第1の車両103の車両メトリックに関連付けられた違反量を抽出し得る。上述の通り、車両逸脱通知は、第1のMP101の第1の車両103が逸脱状態であることを示し得る。ブロック364では、第1のMP101が、第1の車両103に対してメンテナンス作業を提供し得る。例えば、第1のMP101のMPサーバ105において、フリートマネージャ206は、車両ID、車両メトリック、および第1の車両103の車両メトリックに関連付けられた違反量を含むように車両メンテナンスリストを更新すること、整備員が車両メトリックに対応した第1の車両103の関連ユニット(例えば、空調システム)を修理するための修理セッションの予定を入れることなどを行い得る。他のタイプのメンテナンス作業も可能であり、企図される。
ブロック366では、第1のMP101は、第1の車両103による輸送要求の実行が完了したか否かを決定し得る。具体的には、第1のMP101のMPサーバ105において、フリートマネージャ206が、第1の車両103の車両場所をモニタリングし、第1の車両103が輸送要求の目的地点に到達したか否かを決定し得る。第1の車両103が
輸送要求の目的地点に到達していた場合には、フリートマネージャ206は、第1の車両103による輸送要求の実行が完了したと決定することができる。第1の車両103が輸送要求の目的地点に到達していない場合には、フリートマネージャ206は、輸送要求の完了を検出するために、第1の車両103の車両場所のモニタリングを継続し得る。
ブロック368において、第1のMP101の第1の車両103による輸送要求の実行が完了すると、第1のMP101は、輸送要求に関連付けられた要求完了通知を生成し、要求完了通知をモビリティエージェント120に送信し得る。具体的には、第1のMP101のMPサーバ105において、フリートマネージャ206は、輸送要求の要求ID、第1の車両103の車両ID、およびそれに基づいて第1の車両103が輸送要求を実行したモビリティプランのプランIDを含む要求完了通知を生成し得る。要求完了通知は、第1の車両103のモビリティプランに従った第1の車両103による輸送要求の実行が完了したことを示し得る。メッセージプロセッサ202は、次に、要求完了通知をモビリティエージェント120に送信し得る。
幾つかの実施形態では、モビリティエージェント120が、輸送要求に関連付けられた要求完了通知を第1のMP101から受信し、要求完了通知を処理し得る。具体的には、モビリティエージェント120において、メッセージプロセッサ250が、要求完了通知を分析し、輸送要求の要求ID、第1の車両103の車両ID、および第1の車両103のモビリティプランのプランIDを抽出し得る。上述の通り、要求完了通知は、第1のMP101の第1の車両103による輸送要求の実行が完了したことを示し得る。従って、車両マネージャ252は、第1の車両103の車両移動メトリックおよび車両特徴メトリックに基づいた要件違反の検出を停止することができる。幾つかの実施形態では、車両マネージャ252は、要求完了通知において、第1の車両103の車両IDを除外し、および輸送要求を実行するために第1の車両103を利用するモビリティ使用コストを含むように要求完了通知を更新し得る。ブロック370では、メッセージプロセッサ250は、次に、輸送要求に関連付けられた要求完了通知を要求側MP101に送信し得る。
幾つかの実施形態では、要求側MP101は、輸送要求に関連付けられた要求完了通知をモビリティエージェント120から受信し、要求完了通知を処理し得る。具体的には、要求側MP101のMPサーバ105において、メッセージプロセッサ202が、要求完了通知を分析し、輸送要求の要求ID、それに基づいて輸送要求が実行されたモビリティプランのプランID、およびモビリティプランに関連付けられたモビリティ使用コストを抽出し得る。ブロック372において、フリートマネージャ206は、モビリティエージェント120に対して、モビリティプランに関連付けられたモビリティ使用コストの支払いを行い得る。モビリティエージェント120がモビリティ使用コストの支払いを受け取ると、モビリティエージェント120は、第1のMP101に対して、モビリティ使用コストの支払いを行い得る。
従って、上述の通り、モビリティエージェント120は、要求側MP101の輸送要求を実行する資格がある第1のMP101の第1の車両103を決定するために、要求側MP101および第1のMP101と通信し、輸送要求を実行するための第1のMP101の第1の車両103の選択および予約を調整し、要件違反を検出し、および要求側MP101に要件違反を報告するために、第1の車両103による輸送要求の実行中に第1の車両103をモニタリングし、並びに要求側MP101の輸送要求を実行するために第1のMP101の第1の車両103を利用するモビリティ使用コストの支払いを調整し得る。従って、要求側MP101が、単独で輸送要求を実行する十分な輸送キャパシティを持たない場合であっても、要求側MP101は、要求側MP101のユーザに関する輸送要求を実行するために、第1のMP101の第1の車両103を柔軟に利用することができる。さらに、輸送要求は第1のMP101の第1の車両103によって実行されるとしても
、要求側MP101の輸送要求は、要求側MP101の運用プロトコルに従って実行され得る。また、モビリティエージェント120の実施態様は、それが要求側MP101の車両移動要件および車両特徴要件を第1のMP101に開示する必要性、並びに第1のMP101の車両103に関連付けられた車両ステータスデータを要求側MP101に開示する必要性をなくすことができるため有利である。加えて、要求側MP101および第1のMP101は、直接通信チャネルまたは車両利用合意を互いに確立する必要がなくてよい。
以上の説明では、本発明を十分に理解できるように、多くの詳細について説明した。しかしながら、各実装形態はこれらの具体的な詳細無しでも実施できることは当業者にとって明らかであろう。また、発明が不明瞭になることを避けるために、構造や装置をブロック図の形式で表すこともある。たとえば、本発明は、クライアント装置および特定のソフトウェア/ハードウェアとともに実装される。しかし、明細書の記載は、データおよびコマンドを受信する任意のタイプの計算装置、および、サービスを提供する任意の周辺機器について適用できる。
以上の詳細な説明の一部は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されたデータビットに対する動作のアルゴリズムおよび記号的表現として提供される。なお、本明細書において(また一般に)アルゴリズムとは、所望の結果を得るための論理的な手順を意味する。処理のステップは、物理量を物理的に操作するものである。必ずしも必須ではないが、通常は、これらの量は記憶・伝送・結合・比較およびその他の処理が可能な電気的または磁気的信号の形式を取る。通例にしたがって、これらの信号をビット・値・要素・エレメント・シンボル・キャラクタ・項・数値などとして称することが簡便である。
なお、これらの用語および類似する用語はいずれも、適切な物理量と関連付いているものであり、これら物理量に対する簡易的なラベルに過ぎないということに留意する必要がある。以下の説明から明らかなように、特に断らない限りは、本明細書において「処理」「計算」「コンピュータ計算(処理)」「判断」「表示」といった用語を用いた説明は、コンピュータシステムや類似の電子的計算装置の動作および処理であって、コンピュータシステムのレジスタやメモリ内の物理的(電子的)量を、他のメモリやレジスタまたは同様の情報ストレージや通信装置、表示装置内の物理量として表される他のデータへ操作および変形する動作および処理を意味する。
本発明は、本明細書で説明される動作を実行する装置にも関する。この装置は要求される目的のために特別に製造されるものであっても良いし、汎用コンピュータを用いて構成しコンピュータ内に格納されるプログラムによって選択的に実行されたり再構成されたりするものであっても良い。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な、例えばフロッピー(登録商標)ディスク・光ディスク・CD-ROM・磁気ディスクなど任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気または光学式カード、USBキーを含む不揮発性フラッシュメモリ、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体などの、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体に記憶される。
発明の具体的な実装形態は、完全にハードウェアによって実現されるものでも良いし、完全にソフトウェアによって実現されるものでも良いし、ハードウェアとソフトウェアの両方によって実現されるものでも良い。実装形態は、ソフトウェアによって実現されてもよい。ここでソフトウェアとは、ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードやその他のソフトウェアを含むものである。
さらに、ある実装形態は、コンピュータが利用あるいは読み込み可能な記憶媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムプロダクトの形態を取る。この記憶媒体は、コンピ
ュータや任意の命令実行システムによってあるいはそれらと共に利用されるプログラムコードを提供する。コンピュータが利用あるいは読み込み可能な記憶媒体とは、命令実行システムや装置によってあるいはそれらと共に利用されるプログラムを、保持、格納、通信、伝搬および転送可能な任意の装置を指す。
プログラムコードを格納・実行するために適したデータ処理システムは、システムバスを介して記憶素子に直接または間接的に接続された少なくとも1つのプロセッサを有する。記憶素子は、プログラムコードの実際の実行に際して使われるローカルメモリや、大容量記憶装置や、実行中に大容量記憶装置からデータを取得する回数を減らすためにいくつかのプログラムコードを一時的に記憶するキャッシュメモリなどを含む。
入力/出力(I/O)装置は、例えばキーボード、ディスプレイ、ポインティング装置などであるが、これらはI/Oコントローラを介して直接あるいは間接的にシステムに接続される。
データ処理システムが、介在するプライベートネットワークおよび/またはパブリックネットワークを介して、他のデータ処理システム、ストレージデバイス、リモートプリンタなどに結合されるようになることを可能にするために、ネットワークアダプタもシステムに結合されうる。ワイヤレス(たとえば、Wi-Fi(登録商標))トランシーバ、イーサネット(登録商標)アダプタ、およびモデムは、ネットワークアダプタのほんの数例に過ぎない。プライベートネットワークおよびパブリックネットワークは、任意の数の構成および/またはトポロジを有しうる。データは、たとえば、様々なインターネットレイヤ、トランスポートレイヤ、またはアプリケーションレイヤのプロトコルを含む、様々な異なる通信プロトコルを使用して、ネットワークを介してこれらのデバイス間で送信されうる。たとえば、データは、伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、伝送制御プロトコル(TCP)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、セキュアハイパーテキスト転送プロトコル(HTTPS)、動的適応ストリーミングオーバーHTTP(DASH)、リアルタイムストリーミングプロトコル(RTSP)、リアルタイムトランスポートプロトコル(RTP)およびリアルタイムトランスポート制御プロトコル(RTCP)、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VOIP)、ファイル転送プロトコル(FTP)、ウェブソケット(WS)、ワイヤレスアクセスプロトコル(WAP)、様々なメッセージングプロトコル(SMS、MMS、XMS、IMAP、SMTP、POP、WebDAVなど)、または他の既知のプロトコルを使用して、ネットワークを介して送信されうる。
最後に、本明細書において提示される構造、アルゴリズム、および/または
インターフェースは、特定のコンピュータや他の装置と本来的に関連するものではない。本明細書における説明にしたがったプログラムを有する種々の汎用システムを用いることができるし、また要求された処理ステップを実行するための特定用途の装置を構築することが適した場合もある。これら種々のシステムに要求される構成は、以上の説明において明らかにされる。さらに、本発明は、特定のプログラミング言語と関連づけられるものではない。様々な実装形態で説明される本発明の内容を実装するために種々のプログラミング言語を利用できることは明らかであろう。
実装形態の前述の説明は、例示と説明を目的として行われたものである。したがって、明細書を、網羅的または開示された正確な形式に限定することを意図するものではない。本発明は、上記の開示にしたがって、種々の変形が可能である。本発明の範囲は上述の実装形態に限定解釈されるべきではなく、特許請求の範囲にしたがって解釈されるべきである。本発明の技術に詳しい者であれば、本発明はその思想や本質的特徴から離れることなくその他の種々の形態で実現できることを理解できるであろう。同様に、モジュール・処理・特徴・属性・方法およびその他の本発明の態様に関する名前付けや分割方法は必須な
ものでものないし重要でもない。また、本発明やその特徴を実装する機構は異なる名前や分割方法や構成を備えていても構わない。
さらに、モジュール・処理・特徴・属性・方法およびその他の本発明の態様は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェアもしくはこれらの組合せとして実装できる。また、本発明をソフトウェアとして実装する場合には、モジュールなどの各要素は、どのような様式で実装されても良い。例えば、スタンドアローンのプログラム、大きなプログラムの一部、異なる複数のプログラム、静的あるいは動的なリンクライブラリー、カーネルローダブルモジュール、デバイスドライバー、その他コンピュータプログラミングの当業者にとって既知な方式として実装することができる。さらに、本発明の実装は特定のプログラミング言語に限定されるものではないし、特定のオペレーティングシステムや環境に限定されるものでもない。

Claims (16)

  1. 一つ以上のプロセッサが、
    電子通信ネットワークを介して、第1の車両群に関連付いた、第1のモビリティプロバイダ(MP)の第1のサーバから、輸送要求の1つ以上の要求パラメータ、および、前記第1のMPの1つ以上の車両移動要件を受信することと、
    前記第1のサーバの1つ以上の要求パラメータと、前記第1のMPに対応する第1の車両プロファイル群に基づいて、前記第1の車両群よりも追加の輸送力が必要であることを決定することと、
    前記追加の輸送力が必要であることが決定されたことに応答して、
    前記輸送要求の前記1つ以上の要求パラメータに基づいて、第2の車両群に関連付いた、前記第1のMPとは異なる第2のMPを含む一つ以上の代替MPに対応する第2の車両プロファイル群から、第2のMPの所定の車両を表す所定の車両プロファイルを含む、1つ以上の車両プロファイルを選択することと、
    前記第2のMPの第2のサーバに、前記輸送要求の前記1つ以上の要求パラメータを送信し、前記第2のサーバから、前記輸送要求を実行するための前記所定の車両向けのモビリティプランであって、前記1つ以上の要求パラメータおよび前記第2のMPの運用プロトコルに基づいて生成されたモビリティプランを受信することと、
    前記第1のMPの前記1つ以上の車両移動要件および前記所定の車両の前記モビリティプランを使用して、前記所定の車両が前記輸送要求を実行する資格があることを決定することと、
    前記所定の車両が前記輸送要求を実行する資格があると決定したことに応答して、前記電子通信ネットワークを介して、前記所定の車両の前記モビリティプランを、前記第1のMPの前記第1のサーバに送信することと、
    を実行する、方法。
  2. 前記所定の車両が前記輸送要求を実行する資格があることを決定することは、
    メトリック推定モデルを使用して、前記モビリティプランに従って走行する前記所定の車両の1つ以上の推定車両移動メトリックを算出することと、
    前記所定の車両の前記1つ以上の推定車両移動メトリックが、前記第1のMPの前記1つ以上の車両移動要件を満たすことを決定することと、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記所定の車両の前記モビリティプランは、前記輸送要求の、ピックアップ地点から目的地点への前記所定の車両の走行ルートを含み、前記所定の車両の前記走行ルートは、1つ以上の道路セグメントを含み、
    前記モビリティプランに従って走行する前記所定の車両の前記1つ以上の推定車両移動メトリックを算出することは、
    前記所定の車両の車両動作モデル、前記走行ルートにおける前記1つ以上の道路セグメントの車道データ、および、前記走行ルートにおける前記1つ以上の道路セグメントの交通モデルを用いて、前記メトリック推定モデルを使用して、前記所定の車両の前記1つ以上の推定車両移動メトリックを算出することを含む、
    請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1のMPの前記第1のサーバから、前記輸送要求を実行するための前記所定の車両の前記モビリティプランを選択するプラン選択を受信することと、
    前記モビリティプランに従った前記所定の車両による前記輸送要求の実行中に、前記所定の車両の1つ以上の車両移動メトリックをモニタリングすることと、
    前記所定の車両の車両移動メトリックおよび前記所定の車両の推定車両移動メトリックに基づいて、フィードバック値を算出することと、
    前記フィードバック値に基づいて、前記メトリック推定モデルの1つ以上のモデルパラメータを調節することと、をさらに含む、
    請求項2に記載の方法。
  5. 前記所定の車両が前記輸送要求を実行する資格があることを決定することは、
    車両選択モデルを使用して、前記所定の車両の車両カテゴリデータ、前記所定の車両の車両動作モデル、前記所定の車両の前記モビリティプラン、および、前記第1のMPの前記1つ以上の車両移動要件を用いて、前記所定の車両が前記輸送要求を実行する資格があることを決定することを含む、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記第1のMPの前記第1のサーバから、前記輸送要求を実行するための前記所定の車両の前記モビリティプランを選択するプラン選択を受信することと、
    前記モビリティプランに従った前記所定の車両による前記輸送要求の実行中に、前記所定の車両の1つ以上の車両移動メトリックをモニタリングすることと、
    前記所定の車両の車両移動メトリックおよび前記第1のMPの車両移動要件に基づいて、フィードバック値を算出することと、
    前記フィードバック値に基づいて前記車両選択モデルの1つ以上のモデルパラメータを調節することと、
    をさらに含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記輸送要求の前記1つ以上の要求パラメータは、前記輸送要求の、車両ユーザの人数、ラゲッジスペース、ピックアップ地点、目的地点、およびピックアップ時刻の1つ以上を含み、
    前記第1のMPの前記1つ以上の車両移動要件は、待ち時間、走行時間、車両速度、加速度/減速度、車両の振動メトリック、および車内騒音レベルの1つ以上を指定し、
    前記所定の車両の前記モビリティプランは、前記輸送要求の前記ピックアップ地点から前記目的地点への前記所定の車両の走行ルート、推定ピックアップ時刻、推定到着時刻、および、モビリティ使用コストの1つ以上を含み、
    前記輸送要求の、前記ピックアップ地点から前記目的地点への前記所定の車両の前記走行ルートが、前記所定の車両の車両ルートプランおよび前記第2のMPによって実装されるルート計算モデルに基づいて決定される、
    請求項1に記載の方法。
  8. 前記1つ以上の代替MPの前記1つ以上の車両プロファイルを選択することは、
    前記輸送要求の、車両ユーザの人数およびラゲッジスペースを満たす利用可能なユーザスペースおよび利用可能なラゲッジスペースを有する1つ以上の車両を表す前記1つ以上の車両プロファイルを選択することを含む、
    請求項1に記載の方法。
  9. 前記1つ以上の代替MPの前記1つ以上の車両プロファイルを選択することは、
    前記1つ以上の車両の車両場所と、前記輸送要求のピックアップ地点との間の距離が、距離閾値を満たす、前記1つ以上の車両を表す前記1つ以上の車両プロファイルを選択することを含む、
    請求項8に記載の方法。
  10. 前記第1のMPの前記第1のサーバから、前記第1のMPの1つ以上の車両特徴要件を受信することをさらに含み、
    前記1つ以上の代替MPの前記1つ以上の車両プロファイルを選択することは、
    前記代替MPの前記1つ以上の車両特徴要件を満たす1つ以上の車両を表す前記1つ以上の車両プロファイルを選択することを含む、
    請求項1に記載の方法。
  11. 前記第1のMPの前記1つ以上の車両特徴要件は、運転支援の特徴、インフォテインメントの特徴、座席のタイプ、足元の空間サイズ、車内温度、車内湿度レベル、および飲食オプションの1つ以上を指定する、
    請求項10に記載の方法。
  12. 前記第1のMPの前記第1のサーバから、前記輸送要求を実行するための前記所定の車両の前記モビリティプランを選択するプラン選択を受信することと、
    前記モビリティプランに従った前記所定の車両による前記輸送要求の実行中に、前記所定の車両の1つ以上の車両移動メトリックをモニタリングすることと、
    前記所定の車両の車両移動メトリックが、前記第1のMPの車両移動要件に違反することを決定することと、
    前記所定の車両の前記車両移動メトリックが、前記第1のMPの前記車両移動要件に違反すると決定したことに応答して、前記車両移動要件の違反を前記第1のMPの前記第1のサーバに通知することと、
    をさらに含む、
    請求項1に記載の方法。
  13. 前記所定の車両の前記車両移動メトリックおよび前記第1のMPの前記車両移動要件に基づいて、違反量を算出することと、
    前記違反量に基づいて、前記輸送要求に関連付けられた走行コストを調節することと、
    をさらに含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記所定の車両の前記車両移動メトリックおよび前記第1のMPの前記車両移動要件に基づいて、違反量を算出することと、
    前記違反量が違反量閾値を満たすことを決定することと、
    前記違反量が前記違反量閾値を満たすと決定したことに応答して、前記所定の車両に対してメンテナンス作業を提供することと、
    をさらに含む、請求項12に記載の方法。
  15. 一つ以上のプロセッサと、一つ以上のメモリを、を含むシステムであって、
    前記メモリは、前記一つ以上のプロセッサによって実行された場合に、前記システムに、
    電子通信ネットワークを介して、第1の車両群に関連付いた、第1のモビリティプロバイダ(MP)の第1のサーバから、輸送要求の1つ以上の要求パラメータ、および、前記第1のMPの1つ以上の車両移動要件を受信することと、
    前記第1のサーバの1つ以上の要求パラメータと、前記第1のMPに対応する第1の車両プロファイル群に基づいて、前記第1の車両群よりも追加の輸送力が必要であることを決定することと、
    前記追加の輸送力が必要であることが決定されたことに応答して、
    前記輸送要求の前記1つ以上の要求パラメータに基づいて、第2の車両群に関連付いた、前記第1のMPとは異なる第2のMPを含む一つ以上の代替MPに対応する第2の車両プロファイル群から、第2のMPの所定の車両を表す所定の車両プロファイルを含む、1つ以上の車両プロファイルを選択することと、
    前記第2のMPの第2のサーバに、前記輸送要求の前記1つ以上の要求パラメータを送信し、前記第2のサーバから、前記輸送要求を実行するための前記所定の車両向けのモビリティプランであって、前記1つ以上の要求パラメータおよび前記第2のMPの運用プロトコルに基づいて生成されたモビリティプランを受信することと、
    前記第1のMPの前記1つ以上の車両移動要件および前記所定の車両の前記モビリティプランを使用して、前記所定の車両が前記輸送要求を実行する資格があることを決定することと、
    前記所定の車両が前記輸送要求を実行する資格があると決定したことに応答して、前記電子通信ネットワークを介して、前記所定の車両の前記モビリティプランを、前記第1のMPの前記第1のサーバに送信することと、
    を実行させる命令が記憶された、
    システム。
  16. 一つ以上のプロセッサが、
    電子通信ネットワークを介して、第1の車両群に関連付いた、第1のモビリティプロバイダ(MP)の第1のサーバから、輸送要求の1つ以上の要求パラメータ、および、前記第1のMPの1つ以上の車両移動要件を受信することと、
    前記第1のサーバの1つ以上の要求パラメータと、前記第1のMPに対応する第1の車両プロファイル群に基づいて、前記第1の車両群よりも追加の輸送力が必要であることを決定することと、
    前記追加の輸送力が必要であることが決定されたことに応答して、
    前記輸送要求の前記1つ以上の要求パラメータに基づいて、第2の車両群に関連付いた、前記第1のMPとは異なる第2のMPを含む一つ以上の代替MPに対応する第2の車両プロファイル群から、第2のMPの所定の車両を表す所定の車両プロファイルを含む、1つ以上の車両プロファイルを選択することと、
    前記第2のMPの第2のサーバに、前記輸送要求の前記1つ以上の要求パラメータを送信し、前記第2のサーバから、前記輸送要求を実行するための前記所定の車両向けのモビリティプランであって、前記1つ以上の要求パラメータおよび前記第2のMPの運用プロトコルに基づいて生成されたモビリティプランを受信することと、
    前記第1のMPの前記1つ以上の車両移動要件および前記所定の車両の前記モビリティプランを使用して、前記所定の車両が前記輸送要求を実行する資格があることを決定することと、
    前記所定の車両が前記輸送要求を実行する資格があると決定したことに応答して、前記電子通信ネットワークを介して、前記所定の車両の前記モビリティプランを、前記第1のMPの前記第1のサーバに送信することと、
    を実行する方法。
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