JP7138589B2 - 地図更新システム、地図更新方法および地図更新プログラム - Google Patents

地図更新システム、地図更新方法および地図更新プログラム Download PDF

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Description

本発明は、地図データの更新に関するものである。
モービルマッピングシステム(MMS)により、道路および道路周辺の三次元計測が行われている。そして、三次元計測によって得られたデータを用いて、地図データが生成される。
地図データは、MMSを用いた再計測によって得られたデータを用いて更新される。
特許文献1には、MMSによって得られる三次元計測データを用いて地図データを更新する技術が開示されている。
国際公開2017/208503号公報
従来のMMSは高価である。さらに、従来のMMSによる再計測には多くの人件費がかかる。
一方、道路全体が作り直されることは稀有であり、道路全体において変更が生じる箇所はほんの一部分である。したがって、地図データもほんの一部分が更新される。
そのため、地図データを更新するために従来のMMSを用いて道路全体について再計測を行うと、無駄なコストが発生することとなる。
地図データは定期的に更新される。通常、カーナビゲーションに使用される地図データは、半年から1年で更新される。また、自動運転に使用される地図データは、より高い頻度で更新されることが望まれる。自動運転では白線の引き直し又は標識の変更などの情報が重要であり、古い地図情報は自動運転の妨げになる。
しかし、地図データを高い頻度で更新するために従来のMMSを用いて高い頻度で再計測を行うと、計測に要するコストが増大することとなる。
また、従来のMMSの代わりに安価なMMSが用いられた場合、コストを低減することはできても、地図データの精度が低下してしまう。
本発明は、地図データの精度の低下を抑制しつつ地図データの更新を安価に行うことができるようにすることを目的とする。
本発明の地図更新システムは、
第1計測システムによって計測された各地点の三次元座標値を示す基盤点群と、前記第1計測システムよりも計測精度が低い第2計測システムによって計測された各地点の三次元座標値を示す参照点群を比較し、前記基盤点群と前記参照点群との差分を変化点群として抽出する変化点群抽出部と、
前記基盤点群を表す基盤点群データを前記変化点群に基づいて更新する基盤点群更新部と、を備える。
本発明によれば、高精度なMMS(第1計測システム)を用いて生成された地図データ(基盤点群)を低精度なMMS(第2計測システム)を用いて更新することが可能となる。つまり、地図データの精度の低下を抑制しつつ地図データの更新を安価に行うことが可能となる。
実施の形態1における地図更新システム100の構成図。 実施の形態1における地図更新装置200の構成図。 実施の形態1における地図更新方法の概要図。 実施の形態1における地図更新方法のフローチャート。 実施の形態1における参照点群322の誤差についての説明図。 実施の形態1における変化点群抽出処理(S120)のフローチャート。 実施の形態1における基盤点群321および参照点群322を示す図。 実施の形態1における重畳点群323を示す平面図。 実施の形態1における重畳点群323を示す側面図。 実施の形態1における重畳点群323の位置合わせを示す斜視図。 実施の形態1における重畳点群323の位置合わせを示す部分拡大図。 実施の形態1における変化点群を示す図。 実施の形態1における変化オブジェクト抽出処理(S130)のフローチャート。 実施の形態1における基盤点群321の更新を示す図。 実施の形態1における更新処理(S140)のフローチャート。 実施の形態1における変化オブジェクト334の修正を示す図。 実施の形態1における第2計測システム120の正面図。 実施の形態1における第2計測システム120の左側面図。 実施の形態1における第2計測システム120の右側面図。 実施の形態1における第2計測システム120の背面図。 実施の形態1における第2計測システム120の平面図。 実施の形態1における第2計測システム120を左前方から見た斜視図。 実施の形態1における第2計測システム120を右前方から見た斜視図。 実施の形態1における第2計測システム120を左後方から見た斜視図。 実施の形態1における第2計測システム120の筐体400の内部を示す図。 実施の形態1における第2計測システム120の配線図。 実施の形態1における計測車両500の側面図。 実施の形態1における計測車両500の正面図。 実施の形態1における計測車両500の平面図。 実施の形態1における第2計測システム120の持ち運びの例を示す側面図。 実施の形態1における第2計測システム120の持ち運びの例を示す正面図。 実施の形態1における第2計測システム120の持ち運びの例を示す背面図。 実施の形態1における第2計測システム120の持ち運びの例を示す平面図。
実施の形態および図面において、同じ要素または対応する要素には同じ符号を付している。説明した要素と同じ符号が付された要素の説明は適宜に省略または簡略化する。図中の矢印はデータの流れ又は処理の流れを主に示している。
実施の形態1.
地図更新システム100について、図1から図33に基づいて説明する。
***構成の説明***
図1に基づいて、地図更新システム100の構成を説明する。
地図更新システム100は、第1計測システム110と第2計測システム120と地図生成装置130と地図サーバ140と地図更新装置200とを備える。
第1計測システム110は、モービルマッピングシステム(MMS)である。
MMSは、計測車両の屋根に取り付けられ、道路および道路の周辺を三次元計測する。
MMSは、測位アンテナ、レーザスキャナおよび慣性計測装置(IMU)などの各種センサを備える。
第2計測システム120は、簡易なMMSであり、第1計測システム110よりも簡易な三次元計測を行う。そのため、第2計測システム120のコストは第1計測システム110のコストよりも安価であるが、第2計測システム120の計測精度は第1計測システム110の計測精度よりも低い。
具体的には、第2計測システム120は、第1計測システム110と以下のように異なる。
第1計測システム110は、2周波観測用の測位装置(アンテナおよび受信機)を備え、2周波観測によって測位を行う。2周波観測は、第1測位信号(L1)と第2測位信号(L2)とを使用する測位である。具体的には、第1計測システム110は、RTK測位を行う。RTKはリアルタイムキネマティックの略称である。
一方、第2計測システム120は、1周波観測用の測位装置を備え、1周波観測によって測位を行う。1周波観測は、第1測位信号を使用するが第2測位信号を使用しない測位である。1周波観測の測位精度は、2周波観測の測位精度よりも劣る。具体的には、第2計測システム120は、単独測位、精密歴および精密時刻を用いた単独測位、または、DGPSによって行われた測位と、IMUおよびSLAMなどとの複合を行い、自己位置を推定する。DGPSは、Differential Global Positioning Systemの略称である。SLAMはSimultaneous Localization And Mappingの略称である。また、精密歴(GPS Precise Ephemeris)および精密時刻を用いた単独測位とは、より精度の高い軌道情報および時刻情報を用いて測位の精度を向上させる手法である。
通常、GPSには100メートル程度の誤差がある。DGPS、または、精密歴(GPS Precise Ephemeris)および精密時刻を用いた単独測位は、GPSの精度を高めるシステムであり、誤差を数メートル以内に抑えることができる。但し、RTKはセンチメートル級の精度を有するため、DGPSの測位精度はRTKの測位精度よりも劣る。
第1計測システム110は、IMUとして使用される光ファイバジャイロ(FOG)を備える。
一方、第2計測システム120は、IMUとして使用されるメムスジャイロを備える。メムスジャイロの計測精度は、光ファイバジャイロの計測精度よりも劣る。メムス(MEMS)は、Micro Electro Mechanical Systemsの略称である。
第1計測システム110は、レーザスキャナを備える。
第2計測システム120は、第1計測システム110のレーザスキャナよりも精度が劣るレーザスキャナを備える。
地図生成装置130は、コンピュータであり、プロセッサ、メモリ、補助記憶装置、通信インタフェースおよび入出力インタフェースなどのハードウェアを備える。
地図生成装置130は、MMSによって得られた計測データを処理することによって、三次元点群データを生成する。生成方法は、従来のMMSにおける方法と同じである。地図生成装置130は点群生成部として機能する。
三次元点群データは、計測された各地点の三次元座標値を示す三次元点群を表す。計測された各地点は、具体的には、レーザスキャナによってレーザ光が照射された各地点である。
具体的には、地図生成装置130は、基盤点群データ301と参照点群データ311とを生成する。
基盤点群データ301は、第1計測システム110によって得られた計測データを処理することによって得られた三次元点群データである。基盤点群データ301が表す三次元点群を基盤点群と称する。基盤点群は、第1計測システム110によって計測された各地点の三次元座標値を示す。第1計測システム110の精度が高いため、基盤点群の絶対精度が高い。絶対精度とは、各地点の三次元座標値の精度を意味する。
参照点群データ311は、第2計測システム120によって得られた計測データを処理することによって得られた三次元点群データである。参照点群データ311が表す三次元点群を参照点群と称する。参照点群は、第2計測システム120によって計測された各地点の三次元座標値を示す。第2計測システム120は第1計測システム110よりも精度が劣るため、参照点群は、基盤点群と比較すると絶対精度が低い。しかし、参照点群の相対精度は、基盤点群と同程度に高い。相対精度とは、地点間の距離の精度を意味する。
さらに、地図生成装置130は、三次元点群データを処理することによって、三次元図化データを生成する。生成方法は、従来のMMSにおける方法と同じである。地図生成装置130は図化生成部として機能する。
三次元図化データは、三次元オブジェクト群を表す。
三次元オブジェクト群は、1つ以上の三次元オブジェクトである。
三次元オブジェクトは、三次元点群に基づいてベクトル化された地物を表す。
具体的には、地図生成装置130は、基盤図化データ302と参照図化データ312とを生成する。
基盤図化データ302は、基盤点群データ301を処理することによって得られた三次元図化データである。基盤図化データ302が表す三次元オブジェクト群を基盤オブジェクト群と称する。基盤オブジェクト群は、基盤点群に基づいてベクトル化された各地物を表す。
参照図化データ312は、参照点群データ311を処理することによって得られた三次元図化データである。参照図化データ312が表す三次元オブジェクト群を参照オブジェクト群と称する。参照オブジェクト群は、参照点群に基づいてベクトル化された各地物を表す。
地図生成装置130は、2台の装置(130A、130B)で構成されてもよい。2台の装置(130A、130B)は、別々のソフトウェアがパーソナルコンピュータまたはサーバにインストールされることによって構成されてもよい。
地図生成装置130は、クラウドサーバにインストールされた統合化ソフトウェアで構成されてもよい。統合化ソフトウェアは2つのモジュールソフトウェアから成る。
地図サーバ140は、コンピュータであり、プロセッサ、メモリ、補助記憶装置、通信インタフェースおよび入出力インタフェースなどのハードウェアを備える。
地図サーバ140は、地図データを管理する。地図データは、三次元点群データと基盤図化データとの総称である。
具体的には、地図サーバ140は、基盤地図データを管理する。つまり、地図サーバ140は、基盤点群データ301と基盤図化データ302とを管理する。
地図更新装置200は、参照点群データ311と参照図化データ312とに基づいて、基盤点群データ301と基盤図化データ302とを更新する。
図2に基づいて、地図更新装置200の構成を説明する。
地図更新装置200は、プロセッサ201とメモリ202と補助記憶装置203と通信装置204と入出力インタフェース205といったハードウェアを備えるコンピュータである。これらのハードウェアは、信号線を介して互いに接続されている。
プロセッサ201は、演算処理を行うICであり、他のハードウェアを制御する。例えば、プロセッサ201は、CPU、DSPまたはGPUである。
ICは、Integrated Circuitの略称である。
CPUは、Central Processing Unitの略称である。
DSPは、Digital Signal Processorの略称である。
GPUは、Graphics Processing Unitの略称である。
メモリ202は揮発性の記憶装置である。メモリ202は、主記憶装置またはメインメモリとも呼ばれる。例えば、メモリ202はRAMである。メモリ202に記憶されたデータは必要に応じて補助記憶装置203に保存される。
RAMは、Random Access Memoryの略称である。
補助記憶装置203は不揮発性の記憶装置である。例えば、補助記憶装置203は、ROM、HDDまたはフラッシュメモリである。補助記憶装置203に記憶されたデータは必要に応じてメモリ202にロードされる。
ROMは、Read Only Memoryの略称である。
HDDは、Hard Disk Driveの略称である。
通信装置204はレシーバ及びトランスミッタである。例えば、通信装置204は通信チップまたはNICである。地図更新装置200による通信は通信装置204を用いて行われる
NICは、Network Interface Cardの略称である。
入出力インタフェース205は、入力装置および出力装置が接続されるポートである。例えば、入出力インタフェース205はUSB端子であり、入力装置はキーボードおよびマウスであり、出力装置はディスプレイである。
USBは、Universal Serial Busの略称である。
地図更新装置200は、領域決定部211と変化点群抽出部212と基盤点群更新部213と変化オブジェクト抽出部214と基盤図化更新部215と変化修正部216といった要素を備える。これらの要素はソフトウェアで実現される。
補助記憶装置203には、領域決定部211と変化点群抽出部212と基盤点群更新部213と変化オブジェクト抽出部214と基盤図化更新部215と変化修正部216としてコンピュータを機能させるための地図更新プログラムが記憶されている。地図更新プログラムは、メモリ202にロードされて、プロセッサ201によって実行される。
補助記憶装置203には、さらに、OSが記憶されている。OSの少なくとも一部は、メモリ202にロードされて、プロセッサ201によって実行される。
プロセッサ201は、OSを実行しながら、地図更新プログラムを実行する。
OSは、Operating Systemの略称である。
地図更新プログラムの入出力データは記憶部290に記憶される。
メモリ202は記憶部290として機能する。但し、補助記憶装置203、プロセッサ201内のレジスタおよびプロセッサ201内のキャッシュメモリなどの記憶装置が、メモリ202の代わりに、又は、メモリ202と共に、記憶部290として機能してもよい。
地図更新装置200は、プロセッサ201を代替する複数のプロセッサを備えてもよい。複数のプロセッサは、プロセッサ201の役割を分担する。
地図更新プログラムは、光ディスクまたはフラッシュメモリ等の不揮発性の記録媒体にコンピュータ読み取り可能に記録(格納)することができる。
***動作の説明***
地図更新システム100(特に地図更新装置200)の動作は地図更新方法に相当する。また、地図更新方法の手順は地図更新プログラムの手順に相当する。
図3に基づいて、地図更新方法の概要を説明する。
地図更新装置200は、基盤点群データ301と参照点群データ311とに基づいて、(1)差分抽出および点群更新を行う。
基盤点群データ301は、三次元点群データであり、第1計測データを後処理することによって得られる。第1計測データは、第1計測システム110によって得られた三次元計測データである。
参照点群データ311は、三次元点群データであり、第2計測データを後処理することによって得られる。第2計測データは、第2計測システム120によって得られた三次元計測データである。
(1)差分抽出および点群更新を以下に説明する。
地図更新装置200は、比較領域毎に、基準点(GCP:Ground Control Point)に基づいて、基盤点群と参照点群を位置合わせする。比較領域は、計測された地域の一部の領域である。
そして、地図更新装置200は、比較領域毎に、基盤点群と参照点群との差分(変化点群)を求め、変化点群を抽出し、変化点群を基盤点群に重畳する。
地図更新装置200は、基盤図化データ302と参照図化データ312とに基づいて、(2)差分抽出およびオブジェクト更新を行う。
基盤図化データ302は、三次元図化データであり、基盤点群データ301を図化処理することによって得られる。
参照図化データ312は、三次元図化データであり、参照点群データ311を図化処理することによって得られる。
(2)差分抽出およびオブジェクト更新を以下に説明する。
地図更新装置200は、比較領域毎に、基準地物(白線または標識など)に基づいて、基盤オブジェクト群と参照オブジェクト群を比較する。
そして、地図更新装置200は、比較領域毎に、基盤オブジェクト群と参照オブジェクト群との差分(変化オブジェクト)を求め、変化オブジェクトを抽出し、変化オブジェクトを基盤オブジェクト群に重畳する。
地図更新装置200は、変化点群と変化オブジェクトとに基づいて、(3)更新および反映を行う。(3)更新および反映を以下に説明する。
利用者は、変化点群を変化オブジェクトと比較し、適切な方を選択する。もしくは、利用者は、変化点群と変化オブジェクトとを目視確認し、変化点群または変化オブジェクトを修正する。
地図更新装置200は、変化オブジェクトを基盤オブジェクト群に重畳する。変化オブジェクトが重畳された基盤オブジェクト群を表すデータを更新図化データと称する。
地図更新装置200は、変化点群を基盤点群に重畳し、基盤点群データ301を更新する。
地図更新装置200は、更新図化データに基づいて、基盤図化データ302を更新する。
地図更新装置200は、更新図化データを基盤点群データ301に反映する。
図4に基づいて、地図更新方法における地図更新装置200の手順を説明する。
基盤点群データ301および基盤図化データ302は、地図サーバ140から取得され、地図更新装置200の記憶部290に記憶されているものとする。
参照点群データ311および参照図化データ312は、地図生成装置130から取得され、地図更新装置200の記憶部290に記憶されているものとする。
ステップS110において、領域決定部211は比較領域を決定する。
比較領域は、地図更新を行う対象となる地域(対象地域)の一部である。例えば、比較領域は、既定の半径を有する円領域である。比較領域は、複数の矩形状のセルが網目状に配列されて形成された領域における、最小単位のセルであってもよい。
具体的には、領域決定部211は、既定距離の間隔で複数の基準点を選択し、基準点毎に基準点の三次元座標値に基づいて既定の大きさを有する領域を算出する。算出される領域が比較領域である。
図5に基づいて、比較領域について説明する。
基準点となる三次元点をマッチングポイントと称する。
マッチングポイントを中心にして特定の半径を有する円の範囲を有効範囲と称する。点線の円は、それぞれ半径が異なる有効範囲を示している。
参照点群322は、基盤点群と比較して絶対精度が低い。そして、マッチングポイントからの距離が遠いほど、参照点群322の誤差が大きい。
25メートルの半径を有する有効範囲を第1有効範囲と称し、50メートルの半径を有する有効範囲を第2有効範囲と称し、100メートルの半径を有する有効範囲を第3有効範囲と称する。
第1有効範囲の参照点群322は13センチメートル程度の誤差を有する。一方、第2有効範囲(第1有効範囲を除く)の参照点群322は25センチメートル程度の誤差を有し、第3有効範囲(第1有効範囲および第2有効範囲を除く)の参照点群322は50センチメートル程度の誤差を有する。
50メートル毎にマッチングポイントが設定される場合、マッチングポイント毎の有効範囲の半径は25メートルとなる。そのため、有効範囲毎の参照点群322の誤差は13センチメートル程度となる。
誤差を13センチメートル程度に抑えたい場合、領域決定部211は、50メートル間隔で、第1有効範囲に相当する比較領域を設定する。
また、比較領域が矩形状である場合、有効範囲の等価直径が第1有効範囲に相当する大きさを有してもよい。
図4に戻り、ステップS120から説明を続ける。
ステップS120において、変化点群抽出部212は、基盤点群と参照点群を比較し、変化点群を抽出する。変化点群は基盤点群と参照点群との差分である。
図6に基づいて、変化点群抽出処理(S120)の手順を説明する。
ステップS121において、変化点群抽出部212は、基盤点群データ301から、比較領域の基盤点群データを抽出する。
さらに、変化点群抽出部212は、参照点群データ311から、比較領域の参照点群データを抽出する。
ステップS121で抽出される基盤点群データが表す三次元点群を、ステップS122およびステップS123において基盤点群と称する。
ステップS121で抽出される参照点群データが表す三次元点群を、ステップS122およびステップS123において参照点群と称する。
図7に、基盤点群321と参照点群322とのそれぞれの具体例を示す。
参照点群322は、基盤点群321と同程度に高い相対精度を有する。そのため、参照点群322が基盤点群321と違わないように見える。
図8および図9に、重畳点群323を示す。図8は平面図であり、図9は側面図である。
重畳点群323は、基盤点群321に参照点群322を重ねることによって得られる点群である。
参照点群322は、基盤点群321と比較して絶対精度が低い。そのため、重畳点群323において、参照点群322は基盤点群321と一致しない。
図6に戻り、ステップS122から説明を続ける。
ステップS122において、変化点群抽出部212は、基盤点群と参照点群を位置合わせする。
例えば、変化点群抽出部212は、以下のように位置合わせを行う。
変化点群抽出部212は、重畳点群323をディスプレイに表示する。利用者は、マウスを用いて、基盤点群321に合わせるように参照点群322を移動する。変化点群抽出部212は、参照点群322の移動量に基づいて、参照点群322のそれぞれの三次元座標値を変更する。
変化点群抽出部212は、SLAMにおけるマッチングにより、基盤点群の基準点と参照点群の基準点を合わせるように基盤点群と参照点群を位置合わせしてもよい。基準点は、基準となる地点を表す三次元点である。
図10および図11に、位置合わせ後の重畳点群323を示す。図10は斜視図であり、図11は側面図である。
(1)の図は、参照点群322が基盤点群321からずれている重畳点群323を示している。
(2)の図は、参照点群322が基盤点群321と合っている重畳点群323を示している。
(1)の図において参照点群322を矢印の方向に移動させることにより、(2)の重畳点群323が得られる。
図6に戻り、ステップS123を説明する。
ステップS123において、変化点群抽出部212は、基盤点群と参照点群を比較し、変化点群を抽出する。変化点群は、基盤点群と参照点群との差分である。また、参照点群は、ステップS122において位置合わせされたものである。
具体的には、変化点群抽出部212は、以下のように変化点群を抽出する。
変化点群抽出部212は、基盤点群には含まれるが参照点群には含まれない地物の三次元点群を基盤点群から抽出する。
変化点群抽出部212は、基盤点群には含まれないが参照点群には含まれる地物の三次元点群を参照点群から抽出する。
例えば、変化点群抽出部212は、立方体形状を成し微小サイズを有する検査領域を設定する。そして、変化点群抽出部212は、検査領域において同じ3次元位置に該当する部分の点群の密度差を算出する。密度差が所定の閾値範囲に含まれない場合、変化点群抽出部212は変化があると判定する。微小サイズは、例えば、点群の位置誤差の精度に応じて設定される。微小サイズは、例えば、8倍(2の3乗)の容積にするとよい。
図12に、基盤点群321と参照点群322との具体例を示す。
第1計測システム110による計測時から第2計測システム120による計測時までの間に、電柱が新たに設置された。電柱は地物の一例である。
基盤点群321には電柱の三次元点群が含まれないが、参照点群322には電柱の三次元点群が含まれる(白枠の中を参照)。
変化点群抽出部212は、参照点群322から電柱の三次元点群を抽出する。抽出された電柱の三次元点群が変化点群である。
第1計測システム110による計測時から第2計測システム120による計測時までの間に、電柱が撤去されたと仮定する。
基盤点群321には電柱の三次元点群が含まれるが、参照点群322には電柱の三次元点群が含まれない。
この場合、変化点群抽出部212は、基盤点群321から電柱の三次元点群を抽出する。抽出された電柱の三次元点群が変化点群である。
図4に戻り、ステップS130から説明を続ける。
ステップS130において、変化オブジェクト抽出部214は、基盤オブジェクト群と参照オブジェクト群を比較し、変化オブジェクトを抽出する。変化オブジェクトは、基盤オブジェクト群と参照オブジェクト群との差分である。
図13に基づいて、変化オブジェクト抽出処理(S130)の手順を説明する。
ステップS131において、変化オブジェクト抽出部214は、基盤図化データ302から、比較領域の基盤図化データを抽出する。
さらに、変化オブジェクト抽出部214は、参照図化データ312から、比較領域の参照図化データを抽出する。
ステップS131で抽出される基盤図化データが表す三次元オブジェクト群を、ステップS132およびステップS133において基盤オブジェクト群と称する。
ステップS131で抽出される参照図化データが表す三次元オブジェクト群を、ステップS132およびステップS133において参照オブジェクト群と称する。
ステップS132において、変化オブジェクト抽出部214は、基盤オブジェクト群と参照オブジェクト群を位置合わせする。
例えば、変化オブジェクト抽出部214は、以下のように位置合わせを行う。
変化オブジェクト抽出部214は、重畳オブジェクト群をディスプレイに表示する。重畳オブジェクト群は、基盤オブジェクト群と参照オブジェクト群を重ねることによって得られる三次元オブジェクト群である。利用者は、マウスを用いて、基盤オブジェクト群に合わせるように参照オブジェクト群を移動する。変化オブジェクト抽出部214は、参照オブジェクト群の移動量に基づいて、参照オブジェクト群のそれぞれの三次元座標値を変更する。
変化オブジェクト抽出部214は、基盤オブジェクト群の基準オブジェクトと参照オブジェクト群の基準オブジェクトを合わせるように基盤オブジェクト群と参照オブジェクト群を位置合わせしてもよい。基準オブジェクトは、基準地物を表す三次元オブジェクトである。例えば、基準地物は白線または標識である。
ステップS133において、変化オブジェクト抽出部214は、基盤オブジェクト群と参照オブジェクト群を比較し、変化オブジェクトを抽出する。変化オブジェクトは、基盤オブジェクト群と参照オブジェクト群との差分である。
具体的には、変化オブジェクト抽出部214は、以下のように変化オブジェクトを抽出する。
変化オブジェクト抽出部214は、基盤オブジェクト群には含まれるが参照オブジェクト群には含まれない地物の三次元オブジェクトを基盤オブジェクト群から抽出する。
変化オブジェクト抽出部214は、基盤オブジェクト群には含まれないが参照オブジェクト群に含まれる地物の三次元オブジェクトを参照オブジェクト群から抽出する。
図4に戻り、ステップS140から説明を続ける。
ステップS140において、基盤点群更新部213は、変化点群に基づいて、基盤点群データ301を更新する。
また、基盤図化更新部215は、変化オブジェクトに基づいて、基盤図化データ302を更新する。
図14に、基盤点群321の更新の具体例を示す。
第1計測システム110による計測時から第2計測システム120による計測時までの間に、電柱が新たに設置された。
基盤点群321には電柱の三次元点群が含まれないが、参照点群322には電柱の三次元点群が含まれる。
重畳点群323において、基盤点群321と参照点群322との差分は、電柱の三次元点群である(白枠の中を参照)。
電柱の三次元点群は、参照点群322から抽出されて基盤点群321に追加される。
図15に基づいて、更新処理(S140)の手順を説明する。
ステップS141において、変化修正部216は、変化点群と変化オブジェクトとを比較し、比較結果に基づいて変化点群と変化オブジェクトとの少なくともいずれかを修正する。
具体的には、変化修正部216は、以下のように修正を行う。
変化点群の位置と変化オブジェクトの位置がずれている場合、変化修正部216は、変化点群の位置に合わせて変化オブジェクトの位置を修正する。
変化点群が表す地物の姿勢と変化オブジェクトが表す地物の姿勢がずれている場合、変化修正部216は、変化点群に合わせて変化オブジェクトを修正する。
変化点群が表す地物の形状と変化オブジェクトが表す地物の形状が相違する場合、変化修正部216は、変化点群に合わせて変化オブジェクトを修正する。
但し、変化修正部216は、変化点群と変化オブジェクトが合うように変化点群と変化オブジェクトとの両方を修正してもよい。
変化修正部216は、変化点群と変化オブジェクトとの少なくともいずれかを以下のように修正してもよい。
まず、変化修正部216は、変化点群と変化オブジェクトを重畳してディスプレイに表示する。例えば、MMSにはカメラが搭載され、カメラで各領域を撮影して得られた画像群が記憶部290に記録される。変化修正部216は、比較領域の画像を画像群から選択し、比較領域の画像をディスプレイに表示する。そして、変化修正部216は、比較領域の画像に変化点群と変化オブジェクトとを重畳する。
次に、利用者は、変化点群と変化オブジェクトとの少なくともいずれかを修正するために修正指示を地図更新装置200に入力する。
そして、変化修正部216は、修正指示を受け付け、受け付けた修正指示に従って変化点群と変化オブジェクトとの少なくともいずれかを修正する。
例えば、利用者は、以下のような修正指示を地図更新装置200に入力する。
変化点群の位置(または姿勢)と変化オブジェクトの位置(または姿勢)がずれている場合、利用者は、変化点群に合わせて変化オブジェクトを修正するための修正指示を地図更新装置200に入力する。但し、変化点群および変化オブジェクトが表す地物が基準地物である場合、利用者は、基準地物の連続性または規則性を考慮し、変化点群と変化オブジェクトとのうちのいずれか正しい方を選択する。そして、利用者は、正しい方に合わせて他方を修正するための修正指示を地図更新装置200に入力する。
変化点群が表す地物の形状と変化オブジェクトが表す地物の形状が相違する場合、利用者は、変化点群に合わせて変化オブジェクトを修正するための修正指示を地図更新装置200に入力する。例えば、利用者は、変化オブジェクトの相違部分を手動で修正する。
図16に、変化点群332および変化オブジェクト334の修正の具体例を示す。
重畳点群331は、基盤点群と参照点群を重畳して得られる三次元点群である。重畳点群331において、横断歩道の三次元点群が変化点群332である。
変化点群332は、基盤オブジェクト群と参照オブジェクト群を重畳して得られる三次元オブジェクト群である。重畳オブジェクト群333において、横断歩道の三次元オブジェクトが変化オブジェクト334である。
変化点群332と変化オブジェクト334とを比較すると、互いの位置がずれている。
変化修正部216は、変化オブジェクト334の位置を変化点群332の位置に合わせて修正する。
図15に戻り、ステップS142から説明を続ける。
ステップS142において、基盤点群更新部213は、変化点群に基づいて基盤点群データ301を更新する。
具体的には、基盤点群更新部213は、地図サーバ140と通信し、地図サーバ140の基盤点群データ301を更新する。
基盤点群更新部213は、以下のように基盤点群データ301を更新する。
変化点群が基盤点群から抽出された場合、基盤点群更新部213は、変化点群を基盤点群データ301から削除する。
変化点群が参照点群から抽出された場合、基盤点群更新部213は、変化点群を基盤点群データ301に追加する。
ステップS143において、基盤図化更新部215は、変化オブジェクトに基づいて基盤図化データ302を更新する。
具体的には、基盤図化更新部215は、地図サーバ140と通信し、地図サーバ140の基盤図化データ302を更新する。
基盤図化更新部215は、以下のように基盤図化データ302を更新する。
変化オブジェクトが基盤オブジェクト群から抽出された場合、基盤図化更新部215は、変化オブジェクトを基盤図化データ302から削除する。
変化オブジェクトが参照オブジェクト群から抽出された場合、基盤図化更新部215は、変化オブジェクトを基盤図化データ302に追加する。
ステップS144において、基盤点群更新部213は、変化オブジェクトに基づいて、基盤点群データ301を更新する。
具体的には、基盤点群更新部213は、地図サーバ140と通信し、地図サーバ140の基盤点群データ301を更新する。
基盤点群更新部213は、以下のように基盤点群データ301を更新する。
基盤点群更新部213は、変化オブジェクトに対応する三次元点群を生成する。生成される三次元点群を反映点群と称する。
変化オブジェクトが基盤オブジェクト群から抽出され、且つ、反映点群と合致する三次元点群が基盤点群データ301に含まれる場合、基盤点群更新部213は、反映点群と合致する三次元点群を基盤点群データ301から削除する。
変化オブジェクトが参照オブジェクト群から抽出され、且つ、反映点群と合致する三次元点群が基盤点群データ301に含まれない場合、基盤点群更新部213は、反映点群を基盤点群データ301に追加する。
図4に戻り、ステップS150を説明する。
ステップS150において、領域決定部211は、対象地域に対する地図更新が終了したか判定する。
対象地域に対する地図更新が終了した場合、地図更新方法の処理は終了する。
対象地域に対する地図更新が終了していない場合、処理はステップS110に進む。
***実施の形態1の補足***
図17から図21に基づいて、第2計測システム120の構成を説明する。
図17は正面図であり、図18は左側面図であり、図19は右側面図であり、図20は背面図である。
第2計測システム120は、六角柱状を成す筐体400を備える(図17から図21を参照)。
第2計測システム120は、センサ群とコンピュータ491と通信装置492と電源装置499とを備える(図17および図20を参照)。
センサ群は、1つ以上のセンサである。センサ群を構成する1つ以上のセンサは、縦方向の直線上に並べて配置される。
具体的には、センサ群は、GPSアンテナ121とレーザスキャナ122とIMU123とカメラ群(124A~124D)とで構成される。
GPSアンテナ121は、Global Positioning System(GPS)で使用されるアンテナであり、衛星測位で使用されるアンテナ(測位アンテナ)の具体例である。
レーザスキャナ122は、各地点までの距離方位を計測する装置である。
IMU123は、慣性計測装置である。
カメラ群は、1つ以上のカメラ124である。
センサ群は、第2計測システム120の上部に配置される。
GPSアンテナ121およびレーザスキャナ122は、筐体400の上部の外側に配置される。
IMU123およびカメラ群は、筐体400の内部に配置される。
カメラ群は、前方右向きのカメラ124Aと、前方左向きのカメラ124Bと、後方左向きのカメラ124Cと、後方右向きのカメラ124Dとで構成される。
筐体400の前方右側には、カメラ124A用の窓410Aが設けられている(図17および図18を参照)。
筐体400の前方左側には、カメラ124B用の窓410Bが設けられている(図17および図19を参照)。
筐体400の後方左側には、カメラ124C用の窓410Cが設けられている(図20および図21を参照)。
筐体400の後方右側には、カメラ124D用の窓410Dが設けられている(図18および図20を参照)。
少なくとも1つの窓410の枠には、通信用のアンテナが設けられる。
それぞれのカメラ124は、ピッチ方向において傾きを調整することが可能である。
具体的には、それぞれのカメラ124の傾きは、複数段階で調整することが可能である。
例えば、それぞれのカメラ124の傾きを2段階で調整することが可能である。傾きを調整することが可能な段数がカメラ124毎に異なってもよい。例えば、前向きのカメラ(124A,124B)と後ろ向きのカメラ(124C,124D)とで、傾きを調整することが可能な段数が異なってもよい。
コンピュータ491、通信装置492および電源装置499は、筐体400の内部に配置される(図17および図20を参照)。
コンピュータ491は、プロセッサおよびメモリなどのハードウェアを備え、インストールされた計測プログラムを実行する。例えば、コンピュータ491は、以下のように動作する。
コンピュータ491は、計測プログラムに従って、センサ群または個々のセンサを制御する。
コンピュータ491は、コントローラ420の操作に従って、センサ群または個々のセンサを制御する。
コンピュータ491は、センサ群によって得られたデータを通信装置492を用いて外部へ送信する。
コンピュータ491は、通信装置492を用いて外部のコンピュータから遠隔操作データを受信する。そして、コンピュータ490は、遠隔操作データに従って、センサ群または個々のセンサを制御する。
通信装置492は、外部のコンピュータと通信を行う。
具体的には、通信装置492は、センサ群、個々のセンサまたはコンピュータ491を遠隔操作するために外部のコンピュータと通信を行う。
電源装置499は、第2計測システム120に備わる各機器に電力を供給する。
具体的には、電源装置499は、センサ群、コンピュータ491、通信装置492およびコントローラ420などに電力を供給する。
筐体400の右側部には、コントローラ420が設けられている(図19参照)。
コントローラ420は、スタートボタン、ストップボタンおよび十字ボタンなどを備える。
コントローラ420は、センサ群、個々のセンサ、コンピュータ491、通信装置492および電源装置499を操作するために使用される。
筐体400の右側部には、ディスプレイ421が設けられている(図19参照)。
ディスプレイ421は、コンピュータ491によって制御され、第2計測システム120の状態を表示する。
具体的には、ディスプレイ421は、センサ群、個々のセンサ、コンピュータ491、通信装置492および電源装置499の状態を表示する。
筐体400の左右側部には、インタフェース430が設けられている(図18および図19を参照)。
インタフェース430は、ケーブルインタフェースおよび入出力インタフェースである。
ケーブルインタフェースは、ケーブルを通すための開口部、または、ケーブルが接続されるコネクタである。例えば、ケーブルインタフェース430には、電源ケーブルが配線される。この電源ケーブルは、シガーライターソケットに接続され、シガーライターソケットから得られる電力を電源装置499に与える。
入出力インタフェースは、外部機器が接続されるポートである。
図22から図25に基づいて、筐体400の内部構造を説明する。
カメラ124Aは、筐体400の内部において、窓410Aに向けて配置される(図22および図23を参照)。
カメラ124Bは、筐体400の内部において、窓410Bに向けて配置される(図22および図23を参照)。
カメラ124Cは、筐体400の内部において、窓410Cに向けて配置される(図24および図25を参照)。
カメラ124Dは、筐体400の内部において、窓410Dに向けて配置される(図24および図25を参照)。
筐体400の背面板は開閉する(図24および図25を参照)。
第2計測システム120の使用時、筐体400の背面板は、留め金具409によって筐体400の側面板に留められている(図24を参照)。留め金具409を外すことによって、筐体400の背面板を開けることができる(図25を参照)。
筐体400の背面板が開閉するため、第2計測システム120のメンテナンスが容易である。
筐体400の内部には、複数の棚が設けられている(図25参照)。
それぞれの棚には、IMU123、カメラ群、コンピュータ491、通信装置492または電源装置499などが置かれる。
図26に基づいて、第2計測システム120の構成を補足する。
図26は、第2計測システム120の配線図である。
第2計測システム120は、図26に示す要素を備える。
CPU(1)は、各種機器を制御するためのプロセッサである。
CPU(2)は、カメラ(1~4)によって得られた画像を処理するためのプロセッサである。
CPU(1)およびCPU(2)は、コンピュータ291に相当する。
「LS」は、レーザスキャナ122である。
「LCD」は、ディスプレイ421である。
SW(1~3)は、コントローラ420が有するスイッチである。
CA(1~4)は、カメラ(124A~124C)である。
「CP」は、シガーライタープラグである。
J(1)とJ(2)とのそれぞれは、電源ケーブルが接続されるケーブルインタフェースである。電源入力は二重化されている。
「F」はヒューズであり、「D」はダイオードである。
「AR」はアレスタであり、「FL」はフィルタである。
「PS」は、電源装置499である。
「TB」は、端子台である。
GPS(1)は、第1周波(L1)の測位信号を受信する受信機である。
アンテナ(1)は、第1周波(L1)の測位信号を受信するためのアンテナである。
GPS(2)は、第2周波(L2)の測位信号を受信する受信機である。
アンテナ(2)は、第2周波(L2)の測位信号を受信するためのアンテナである。
アンテナ(1)およびアンテナ(2)は、GPSアンテナ101に相当する。
GPS(1)、GPS(2)、アンテナ(1)およびアンテナ(2)は、2周波観測によって測位を行う測位装置を構成する。
GPS(1)およびアンテナ(1)は、1周波観測によって測位を行う測位装置を構成する。
「IMU」は、IMU123である。
「HUB」は、スイッチングハブである。
「SSD」は、ソリッドステートドライブであり、記憶装置の具体例である。
「MT」は、モバイルルータであり、通信装置492の具体例である。
「ODO」は、オドメータである。第2計測システム120は、オドメータが接続される入力ポートを備える。
「LAN」は、ローカルエリアネットワークである。第2計測システム120は、LANポートを備える。例えば、LANポートを介して第2計測システム120にリモートデスクトップが接続される。
「USB」は、ユニバーサルシリアルバスである。第2計測システム120は、USBポートを備える。
図27から図29に基づいて、第2計測システム120が車両に搭載される実施例を説明する。
図27は側面図であり、図28は正面図であり、図29は平面図である。
第2計測システム120が搭載される車両を計測車両500と称する。
第2計測システム120は、計測車両500の屋根に取り付けられる。具体的には、第2計測システム120は、アタッチメント510を用いて、計測車両500のキャリア501に固定される。
図27において、レーザスキャナ122の観測範囲とカメラ群(124Bおよび124Cなど)の観測範囲とを破線で表している。
レーザスキャナ122は、前方(特に上側)に位置する各地点までの距離方位を計測する。さらに、レーザスキャナ122は、後方(特に下側)に位置する各地点までの距離方位を計測する。
カメラ群は、前方および後方を撮影する。
図30から図33に基づいて、利用者が第2計測システム120を運ぶ実施例を説明する。
図30は側面図であり、図31は正面図であり、図32は背面図であり、図33は平面図である。
第2計測システム120は、キャリーカート600に載せられる。
利用者は、キャリーカート600を背負って計測現場に移動する。または、利用者は、キャリーカート600を引いて計測現場に移動する。
計測現場において、利用者は、第2計測システム120を起動する。そして、利用者がキャリーカート600を背負いながら移動することによって、計測が行われる。または、利用者がキャリーカート600を引きながら移動することによって、計測が行われる。
***実施の形態1の効果***
以下のような工夫により、地図更新をより低コストで行うことができる。さらに、地図が更新される部分(白線または標識など)をより簡便に検出することができる。
・地図更新のために、より安価なMMSを用いて計測を行う。簡易なMMSの絶対精度は通常のMMSに劣るが、簡易なMMSの相対精度は局所部分では正しい。
・地図更新のために標識または白線などを自動検出技術によって検出する。そして、変化がない近傍部分を基準にしてずれ量を求め、一致しない部分から差分を抽出する。
・差分に基づいて地図が更新される。但し、差分が重要なものであれば、通常のMMSによる再計測が行われてもよい。
***実施の形態の補足***
実施の形態は、好ましい形態の例示であり、本発明の技術的範囲を制限することを意図するものではない。実施の形態は、部分的に実施してもよいし、他の形態と組み合わせて実施してもよい。フローチャート等を用いて説明した手順は、適宜に変更してもよい。
地図更新装置200は、地図生成装置130の機能を備えてもよい。地図更新装置200は、地図サーバ140の機能を備えてもよい。
地図更新装置200は、複数の装置で実現されてもよい。
地図更新装置200の要素である「部」は、「処理」または「工程」と読み替えてもよい。
100 地図更新システム、110 第1計測システム、120 第2計測システム、121 GPSアンテナ、122 レーザスキャナ、123 IMU、124 カメラ、130 地図生成装置、140 地図サーバ、200 地図更新装置、201 プロセッサ、202 メモリ、203 補助記憶装置、204 通信装置、205 入出力インタフェース、211 領域決定部、212 変化点群抽出部、213 基盤点群更新部、214 変化オブジェクト抽出部、215 基盤図化更新部、216 変化修正部、290 記憶部、301 基盤点群データ、302 基盤図化データ、311 参照点群データ、312 参照図化データ、321 基盤点群、322 参照点群、323 重畳点群、331 重畳点群、332 変化点群、333 重畳オブジェクト群、334 変化オブジェクト、400 筐体、409 留め金具、410 窓、420 コントローラ、421 ディスプレイ、430 インタフェース、491 コンピュータ、492 通信装置、499 電源装置、500 計測車両、501 キャリア、510 アタッチメント、600 キャリーカート。

Claims (10)

  1. 第1計測システムによって計測された各地点の三次元座標値を示す基盤点群と、前記第1計測システムよりも計測精度が低い第2計測システムによって計測された各地点の三次元座標値を示す参照点群を比較し、前記基盤点群と前記参照点群との差分を変化点群として抽出する変化点群抽出部と、
    前記基盤点群を表す基盤点群データを前記変化点群に基づいて更新する基盤点群更新部と、
    前記基盤点群に基づいてベクトル化された各地物を表す基盤オブジェクト群と、前記参照点群に基づいてベクトル化された各地物を表す参照オブジェクト群を比較し、前記基盤オブジェクト群と前記参照オブジェクト群との差分を変化オブジェクトとして抽出する変化オブジェクト抽出部と、
    前記基盤オブジェクト群を表す基盤図化データを前記変化オブジェクトに基づいて更新する基盤図化更新部と、
    前記変化点群と前記変化オブジェクトとを比較し、比較結果に基づいて前記変化点群と前記変化オブジェクトとの少なくともいずれかを修正する変化修正部と、
    を備え、
    前記基盤点群更新部は、前記変化点群が修正された場合に修正後の変化点群に基づいて前記基盤点群データを更新し、
    前記基盤図化更新部は、前記変化オブジェクトが修正された場合に修正後の変化オブジェクトに基づいて前記基盤図化データを更新する
    地図更新システム。
  2. 前記変化修正部は、前記変化点群の位置と前記変化オブジェクトの位置がずれている場合に前記変化点群の位置に合わせて前記変化オブジェクトの位置を修正する
    請求項に記載の地図更新システム。
  3. 前記変化修正部は、前記変化点群が表す地物の姿勢と前記変化オブジェクトが表す地物の姿勢がずれている場合に前記変化点群に合わせて前記変化オブジェクトを修正する
    請求項または請求項2に記載の地図更新システム。
  4. 前記変化修正部は、前記変化点群が表す地物の形状と前記変化オブジェクトが表す地物の形状が相違する場合に前記変化点群に合わせて前記変化オブジェクトを修正する
    請求項から請求項のいずれか1項に記載の地図更新システム。
  5. 前記基盤点群更新部は、さらに、前記変化オブジェクトに基づいて前記基盤点群データを更新する
    請求項から請求項のいずれか1項に記載の地図更新システム。
  6. 前記第1計測システムが、2周波観測によって測位を行い、
    前記第2計測システムが、1周波観測によって測位を行う
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の地図更新システム。
  7. 前記第1計測システムが、光ファイバジャイロを備え、
    前記第2計測システムが、メムスジャイロを備える
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の地図更新システム。
  8. 前記第1計測システムが、レーザスキャナを備え、
    前記第2計測システムが、前記第1計測システムに備わるレーザスキャナよりも精度が劣るレーザスキャナを備える
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の地図更新システム。
  9. 変化点群抽出部が、第1計測システムによって計測された各地点の三次元座標値を示す基盤点群と、前記第1計測システムよりも簡易な計測を行う第2計測システムによって計測された各地点の三次元座標値を示す参照点群を比較し、前記基盤点群と前記参照点群との差分を変化点群として抽出し、
    基盤点群更新部が、前記基盤点群を表す基盤点群データを前記変化点群に基づいて更新し、
    変化オブジェクト抽出部が、前記基盤点群に基づいてベクトル化された各地物を表す基盤オブジェクト群と、前記参照点群に基づいてベクトル化された各地物を表す参照オブジェクト群を比較し、前記基盤オブジェクト群と前記参照オブジェクト群との差分を変化オブジェクトとして抽出し、
    基盤図化更新部が、前記基盤オブジェクト群を表す基盤図化データを前記変化オブジェクトに基づいて更新し、
    変化修正部が、前記変化点群と前記変化オブジェクトとを比較し、比較結果に基づいて前記変化点群と前記変化オブジェクトとの少なくともいずれかを修正する
    地図更新方法であり、
    前記基盤点群更新部は、前記変化点群が修正された場合に修正後の変化点群に基づいて前記基盤点群データを更新し、
    前記基盤図化更新部は、前記変化オブジェクトが修正された場合に修正後の変化オブジェクトに基づいて前記基盤図化データを更新する
    地図更新方法。
  10. 第1計測システムによって計測された各地点の三次元座標値を示す基盤点群と、前記第1計測システムよりも計測精度が低い第2計測システムによって計測された各地点の三次元座標値を示す参照点群を比較し、前記基盤点群と前記参照点群との差分を変化点群として抽出する変化点群抽出部と、
    前記基盤点群を表す基盤点群データを前記変化点群に基づいて更新する基盤点群更新部と、
    前記基盤点群に基づいてベクトル化された各地物を表す基盤オブジェクト群と、前記参照点群に基づいてベクトル化された各地物を表す参照オブジェクト群を比較し、前記基盤オブジェクト群と前記参照オブジェクト群との差分を変化オブジェクトとして抽出する変化オブジェクト抽出部と、
    前記基盤オブジェクト群を表す基盤図化データを前記変化オブジェクトに基づいて更新する基盤図化更新部と、
    前記変化点群と前記変化オブジェクトとを比較し、比較結果に基づいて前記変化点群と前記変化オブジェクトとの少なくともいずれかを修正する変化修正部として
    コンピュータを機能させるための地図更新プログラムであって、
    前記基盤点群更新部は、前記変化点群が修正された場合に修正後の変化点群に基づいて前記基盤点群データを更新し、
    前記基盤図化更新部は、前記変化オブジェクトが修正された場合に修正後の変化オブジェクトに基づいて前記基盤図化データを更新する
    地図更新プログラム。
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