JP7136655B2 - コミュニケーションシステムおよびプログラム - Google Patents
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Description
本発明の目的は、相手の意図が判断しやすいコミュニケーションシステム等を提供することを目的とする。
また、送信手段は、受信された送信情報が、予め定められた時間以上表示させる操作がされなかったときは、一のユーザに対し、通知するようにすることができる。また、送信手段は、受信された送信情報が、予め定められた個数以上蓄積されたときは、一のユーザに対し、通知するようにすることができる。この場合、他のユーザに不測の事態が生じたときに一のユーザが対応することができる。
さらに、受信手段および送信手段は、一のユーザの端末装置と他のユーザの端末装置とを一対一で結ぶようにすることができる。この場合、ユーザの選択を行う必要がなく、操作がより簡単になる。
さらに、表示制御手段は、一のユーザから送信され、蓄積された送信情報に加え、他のユーザが一のユーザに返信した最後の送信情報を再生するようにすることができる。この場合、送信情報の連続性がより向上する。
そして、表示制御手段は、一のユーザから送信され、蓄積された送信情報について、最後の送信情報は、通常の速度で再生し、最後の送信情報以外の送信情報は、通常より速い速度で再生することができる。この場合、重要度が低い送信情報について通常より速い速度で表示し、より重要度が高い送信情報について、通常の速度で表示することができる。
また、送信手段は、一のユーザから他のユーザに返信する際に、蓄積された送信情報に関する情報を含めて返信することができる。この場合、一のユーザ側でも、送信情報の連続性がより向上する。
図1は、本実施の形態におけるコミュニケーションシステム1の構成例を示す図である。
図示するように本実施の形態のコミュニケーションシステム1は、端末装置30aと端末装置30bとが、ネットワーク70およびアクセスポイント90を介して接続されることにより構成されている。
また、以下、端末装置30aと端末装置30bとを区別しない場合には、単に「端末装置30」と言うことがある。
図2は、端末装置30をロボットとした場合について説明した図である。
図2に示した、ロボットとしての端末装置30は、歩行等を行うことで移動する機能を有する移動式としてもよいが、移動しない非移動式としてもよい。
端末装置30は、送信情報の送信および受信を行う通信アンテナ301と、動画の撮影を行うカメラ302と、音声を取得するマイクロフォン303と、送信情報を表示するディスプレイ304と、音声等の音を出力するスピーカ305と、ユーザが操作を行う操作ボタン306と、端末装置30の周囲における人の有無を検知する人感センサ307と、端末装置30の全体の制御を行う制御部308とを備える。また、操作ボタン306は、録画を行う録画ボタン306aと、送られた送信情報を再生する再生ボタン306bと、端末装置30の設定などを行うためのメニューボタン306cとを備える。
無線通信回線の種類としては、携帯電話回線、PHS(Personal Handy-phone System)回線、Wi-Fi(Wireless Fidelity)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee、UWB(Ultra Wideband)等の各回線が使用可能である。
まず、端末装置30aを所有する一のユーザの一例であるユーザAが、送信情報を作成する。送信情報は、端末装置30aと端末装置30bとの間で、やりとりを行う際に用いられる電子情報である。送信情報は、詳しくは後述するが、例えば、動画の情報である。また、ユーザAは、端末装置30bを所有する他のユーザの一例であるユーザBへのメッセージを、動画により作成する。なお、ユーザAとユーザBとは、予め定められた人物であり、所定の交友関係がある。例えば、親子の関係であったり、友人同士の関係である。
端末装置30bでは、この送信情報を、通信アンテナ301で受け、制御部308が取得する。制御部308は、この送信情報をメモリに蓄積する。またこのとき、ロボットにLEDなどからなる発光源を別途設け、この発光源を点滅等させることで、ユーザAから送信情報が到着した旨を、ユーザBに対し知らせてもよい。また、人感センサ307により、ユーザBを検知し、これにより、ユーザBが検知されたときに、スピーカ305により、ユーザAから送信情報が到着した旨の案内を出力してもよい。
端末装置30aでは、この送信情報を、通信アンテナ301で受け、制御部308が取得する。ユーザAは、ユーザBから送られた送信情報の再生を行う。
そして以下、同様の動作が繰り返される。即ち、ユーザAとユーザBとの間で、送信情報のやりとりが行われる。
図3は、コミュニケーションシステム1の機能構成例を示したブロック図である。
なおここでは、コミュニケーションシステム1が有する種々の機能のうち本実施の形態に関係するものを選択して図示している。
コミュニケーションシステム1において、端末装置30は、送信情報の送受信を行う送受信部31と、送信情報を記憶する記憶部32と、画像の表示を行う表示部33と、撮影を行う撮影部34と、ユーザの操作を受け付ける操作部35と、ユーザの検知を行う人検知部36と、送信情報の選択を行う選択部37と、画像の表示の制御を行う表示制御部38とを備える。
光学系は、単一のレンズまたは複数のレンズを組み合わせて構成される。例えば、2つの半球レンズを使用し、その球面側を向かい合わせに組み合わせたツインレンズが用いられる。レンズの組み合わせおよびレンズ表面に施されたコーティング等により、各種の不要な収差は適切に除去されている。イメージセンサは、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を配列して構成される。
次に、本実施の形態のコミュニケーションシステム1の動作について、より詳細に説明を行う。
図4は、本実施形態のコミュニケーションシステム1の動作の例について説明したフローチャートである。
まず、ユーザAが、端末装置30aの操作部35を操作し、送信情報の種類の選択を行う(ステップ101)。選択の結果は、選択部37が取得し、送信情報の種類が決定される(ステップ102)。送信情報の種類は、動画、テキスト、スタンプの少なくとも1つである。実際には、ユーザAは、図2で説明したメニューボタン306cを押下し、表示されるメニューの中から、動画等の選択を行う。ここでは、以下、ユーザAが、動画を選択した場合について説明を行う。
そして、動画の情報は、送信情報として記憶部32に記憶される(ステップ104)。さらに、送受信部31が、送信情報を端末装置30bに向け、送信する(ステップ105)。この際、送受信部31は、ユーザBが選択した種類の送信情報を送信することになる。実際には、図2で示した制御部308が、通信アンテナ301を介して、送信を行う。
そして、人検知部36が、ユーザBを検知できるか否かを判断する(ステップ108)。
その結果、検知できない場合(ステップ108でNo)、ステップ108に戻る。
対して、検知できた場合(ステップ108でYes)、ユーザBに対し、送信情報が到着した旨を音声等で告知する(ステップ109)。実際には、端末装置30bにおける図2の通信アンテナ301を介し、制御部308が送信情報を受信し、これを保存する。また、人感センサ307が、ユーザBを検知すると、送信情報が到着した旨を、スピーカ305により音声等で知らせる。つまり、ユーザBがいる場合、告知をするが、いない場合は、ユーザBが戻るまで待機する。
図5(a)~(b)は、端末装置30bのディスプレイ304に表示される表示内容を示した図である。
このうち、図5(a)は、動画を、ディスプレイ304に表示した場合を示している。この場合、例えば、ユーザAが自らを撮影した動画Gdが表示される。
また、図5(b)は、テキストおよびスタンプを、ディスプレイ304に表示した場合を示している。この場合、ユーザAとユーザBとのやりとりの内容が、スタンプStを併用したテキストTxにより表示される。この場合、「□□□」は、ユーザAの名前であり、「○○○」は、ユーザBの名前である。
なお、テキストやスタンプを入力するには、例えば、ディスプレイ304をタッチパネルとし、このタッチパネルに表示されるタッチキーボードを操作することにより、行うことができる。また、これに限られるものではなく、端末装置30に有線式または無線式で接続するキーボード等により入力を行うこともできる。
この場合、端末装置30bが、再生の際に、最後の送信情報のみを再生し、その前の送信情報を再生しない場合、ユーザAのメッセージに連続性がなくなり、ユーザBは、ユーザAのメッセージの内容を理解できないことがある。
そこで、本実施の形態では、これを抑制するため、再生される送信情報を、表示制御部38が、以下のように制御する。
このうち、図6は、ユーザAおよびユーザBの何れか一方が、送信情報の送信を行う度に、返信を行う場合を示している。この場合、送信情報の作成、送信情報の送信、送信情報の受信・記憶、送信情報の再生の一連の処理が、ユーザAとユーザBとの間で交互に行われる。この場合、ユーザAとユーザBとの間で、送信情報A0、送信情報B0、送信情報A1、送信情報B1のやりとりが交互に行われる。
この場合、表示制御部38は、図6で図示する再生範囲(1)で示した直前の1個の送信情報を再生する。
この場合、表示制御部38は、前回返信を行った後に記憶部32に蓄積された送信情報を連続して表示する制御を行う。即ち、図7で図示する再生範囲(2)で示した3個の送信情報A1~A3を再生する。これにより、最後の送信情報A3のみを再生する場合に比較して、ユーザAのメッセージに連続性が生じ、ユーザBは、ユーザAから送られたメッセージの内容を理解しやすくなる。
このうち、図8は、図7に対し、送信情報については、同様である。ただし、表示制御部38は、ユーザAから送信され、蓄積された送信情報に加え、ユーザBがユーザAに返信した最後の送信情報についても再生を行う。即ち、3個の送信情報A1~A3を再生するだけでなく、ユーザBがユーザAに返信した最後の送信情報B0についても再生を行う。図では、この範囲を再生範囲(3)で示している。つまり、この場合、ユーザBが、送信情報B0を送ってから、相応の時間が経過していることが多い。そのため、ユーザBは、送信情報B0の内容について忘れていることがある。そのため、ユーザAに対し最後に送った自らのメッセージも併せて、再生することで、以前、ユーザAに送った送信情報B0の内容を思い出すことができる。その結果、ユーザAとユーザBとの間の送信情報のやりとりの連続性がさらに向上する。
送信情報B1は、送信情報A1~A3の全てに対する返信であり、ユーザAは、送信情報B1とともに、自らが送った送信情報A1~A3を併せて再生することで、ユーザAとユーザBとの間の送信情報のやりとりの連続性がさらに向上する。
以下、変形例について説明を行う。
図10は、変形例の第1の例について示したシーケンス図である。
図10は、図7と同様に、ユーザBがユーザAから送信された送信情報を再生せずに、蓄積した結果、3個の送信情報である送信情報A1~A3が蓄積された場合を示している。そして、ユーザBの端末装置30bの表示制御部38が、ユーザAの端末装置30aに対し、通知を行ったことを示している。この通知は、受信された送信情報が、予め定められた時間以上表示させる操作がされなかったときに送られる。つまり、ユーザBが、予め定められた時間以上返信しない場合は、ユーザBに対し、何らかの不測の事態が生じた可能性がある。そのため、この場合は、端末装置30bから、ユーザAの端末装置30aに通知がされるようにし、ユーザAに注意喚起を行う。
この通知は、ユーザAの端末装置30aのディスプレイ304に表示される。ここでは、ディスプレイ304に通知T1として、「○○○様の返信が、××日以上ありません。電話等で○○○様へご連絡をお願いします。」が表示される。この場合、○○○様は、ユーザBであり、××日は、上記予め定められた時間となる。
変形例の第2の例では、変形例の第1の例と同様に、ユーザBの端末装置30bの表示制御部38が、通知を行う。ただし、通知は、受信された送信情報が、予め定められた個数以上蓄積されたときに送られる。つまり、ユーザBが、送信情報が、予め定められた個数以上蓄積したにもかかわらず、返信しない場合は、ユーザBに対し、何らかの不測の事態が生じた可能性がある。そのため、この場合も、端末装置30bから、ユーザAの端末装置30aに通知がされるようにし、ユーザAに注意喚起を行う。
この通知は、変形例の第1の例と同様に、ユーザAの端末装置30aのディスプレイ304に表示される。ここでは、ディスプレイ304に通知T2として、「○○○様へ送られたメッセージが、△△個たまっています。電話等で○○○様へご連絡をお願いします。」が表示される。この場合、△△個は、上記予め定められた個数となる。
さらに、上述した例では、端末装置30は、ロボットである例を示したが、これに限られるものではない。例えば、モバイルコンピュータ、携帯電話、スマートフォン、タブレット等のモバイル端末であってもよく、デスクトップコンピュータであってもよい。
またさらに、上述した例では、端末装置30aと端末装置30bとは、ネットワーク70、アクセスポイント90を介してピアツーピア接続していたが、これに限られるものではなく、サーバを介して接続していてもよい。なおこの場合、端末装置30aや端末装置30bで行う処理は、サーバでも同様のことができる。よって、このサーバを再生システムとして捉えることもできる。
そして、以上説明したコミュニケーションシステム1において、端末装置30aを操作するのは、1人のユーザAであり、端末装置30bを操作するのは、1人のユーザBであったが、これに限られるものではなく、端末装置30aや端末装置30bを操作するのは、複数であってもよい。例えば、家族で、端末装置30aや端末装置30bを操作する場合がこれに当てはまる。
ここで、以上説明を行った本実施の形態における端末装置30が行う処理は、例えば、アプリケーションソフトウェア等のプログラムとして用意される。そして、この処理は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。即ち、端末装置30に設けられたコンピュータ内部の図示しないCPU(Central Processing Unit)が、上述した各機能を実現するプログラムを実行し、これらの各機能を実現させる。
Claims (9)
- 一のユーザからの送信情報を他のユーザが受信する受信手段と、
受信された送信情報を蓄積する蓄積手段と、
蓄積された送信情報を前記他のユーザの操作により表示する表示手段と、
前記他のユーザの前記一のユーザへの返信の送信情報を送信する送信手段と、
前記蓄積された送信情報が表示されておらず、前記一のユーザに対する前記他のユーザの返信もない場合に、前回返信を行った後に当該蓄積された送信情報であって表示されていない送信情報を、当該他のユーザが当該蓄積された送信情報の再生を行ったときに、連続して再生する制御を行う表示制御手段と、
を有するコミュニケーションシステム。 - 前記送信情報は、動画であることを特徴とする請求項1に記載のコミュニケーションシステム。
- 前記送信手段は、受信された前記送信情報が、予め定められた時間以上表示させる操作がされなかったときは、前記一のユーザに対し、通知することを特徴とする請求項1に記載のコミュニケーションシステム。
- 前記送信手段は、受信された前記送信情報が、予め定められた個数以上蓄積されたときは、前記一のユーザに対し、通知することを特徴とする請求項1に記載のコミュニケーションシステム。
- 前記受信手段および前記送信手段は、前記一のユーザの端末装置と前記他のユーザの端末装置とを一対一で結ぶことを特徴とする請求項1に記載のコミュニケーションシステム。
- 前記表示制御手段は、前記一のユーザから送信され、前記蓄積された送信情報に加え、前記他のユーザが当該一のユーザに返信した最後の送信情報を再生することを特徴とする請求項1に記載のコミュニケーションシステム。
- 前記表示制御手段は、前記一のユーザから送信され、前記蓄積された送信情報について、最後の送信情報は、通常の速度で再生し、最後の送信情報以外の送信情報は、通常より速い速度で再生することを特徴とする請求項1に記載のコミュニケーションシステム。
- 前記送信手段は、前記一のユーザから前記他のユーザに返信する際に、前記蓄積された送信情報に関する情報を含めて返信することを特徴とする請求項1に記載のコミュニケーションシステム。
- コンピュータに、
一のユーザから送信され他のユーザが受信した送信情報を蓄積する蓄積機能と、
前記他のユーザの前記一のユーザへの返信の送信情報を送信する送信機能と、
前記蓄積機能で蓄積された送信情報が表示されておらず、前記一のユーザに対する前記他のユーザの返信もない場合に、当該他のユーザの操作により表示する表示手段において、前回返信を行った後に当該蓄積された送信情報であって表示されていない送信情報を、当該他のユーザが当該蓄積された送信情報の再生を行ったとき、連続して再生する制御を行う表示制御機能と、
を実現させるためのプログラム。
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