JP7136371B2 - 電力変換器 - Google Patents

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Description

本明細書が開示する技術は、電力変換用のスイッチング素子を収容する半導体モジュールが一対の冷却器に挟まれている電力変換器に関する。
一対の冷却器の間に半導体モジュールが挟まれており、半導体モジュールの内部のスイッチング素子が冷却器の隣りに配置されたコンデンサに接続されている電力変換器が知られている。特開2018-42424号公報(文献1)に、そのような電力変換器の例が開示されている。冷却器と半導体モジュールは第1方向に沿って並んでおり、半導体モジュールの第2方向を向く面から端子が延びている。一対の冷却器は第3方向の両側にて、連結パイプで連結されている。なお、第1方向、第2方向、第3方向は、互いに直交する方向を示す。コンデンサは第3方向で半導体モジュールに隣り合っている。
電力変換器では、スイッチング素子からコンデンサまでの電流経路で発生するインダクタンスが電力損失の一因となる。文献1の電力変換器の構造では、コンデンサと半導体モジュールの間には連結パイプが位置する。それゆえ、スイッチング素子(半導体モジュール)からコンデンサまでの電流経路が長くなり、大きいインダクタンスが発生する。
本明細書が開示する電力変換器では、半導体モジュールの第2方向を向く第1面に対向するようにコンデンサを配置する。先に述べたように、第2方向を向く第1面に端子が設けられている。端子が設けられている第1面に対向するようにコンデンサ素子を配置することで、半導体モジュールの端子からコンデンサまでの距離が短くなる。すなわち半導体モジュールの中のスイッチング素子からコンデンサまでの電流経路が短くなり、インダクタンスを抑えることができる。
本明細書が開示する電力変換器の一態様では、コンデンサは、第3方向における両端に電極を備える。半導体モジュールの正極端子は、コンデンサの側面に沿って第3方向に延びており、先端がコンデンサの一方の電極に接続される。半導体モジュールの負極端子は、正極端子とは逆方向に延びており、先端がコンデンサの他方の電極に接続される。この態様によると、コンデンサの中を流れる電流の方向が正極端子(負極端子)を流れる電流の方向と逆になる。互いに逆方向に電流が流れると電流経路で発生するインダクタンスを相殺することができる。すなわち、インダクタンスのさらなる低減が期待できる。
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
電力変換器の回路図である。 半導体モジュールの斜視図である。 図2のIII-III線に沿った半導体モジュールの断面図である。 第1実施例の電力変換器の斜視図である。 第1実施例の電力変換器の斜視図である(コンデンサを外した状態)。 電力変換器の正面図である。 第1変形例の電力変換器の平面図である。 第2実施例の電力変換器の斜視図である。 第2実施例の電力変換器の分解斜視図である。 第2変形例の電力変換器の断面図である。
(第1実施例)図1-図6を参照して第1実施例の電力変換器2を説明する。まず、電力変換器2の回路構成を説明する。図1に、電力変換器2の回路を示す。電力変換器2は、電気自動車90に搭載されている。電力変換器2はインバータであり、バッテリ91の直流電力を走行用のモータ92を駆動するための交流電力に変換する。
電力変換器2は、直流端の正極9aと負極9bの間に接続されているコンデンサ3と、電力変換用の6個のスイッチング素子4(4a、4b)と、6個のダイオード5(5a、5b)で構成される。6個のスイッチング素子4は、2個ずつ直列に接続される。正極9aの側のスイッチング素子4をスイッチング素子4aと称し、負極9bの側のスイッチング素子4をスイッチング素子4bと称する場合がある。
3セットの直列接続回路(2個のスイッチング素子4a、4bの直列接続回路)が直流端の正極9aと負極9bの間に並列に接続される。それぞれのスイッチング素子4にダイオード5(5a、5b)が逆並列に接続される。スイッチング素子4aに並列に接続されるダイオード5をダイオード5aと称し、スイッチング素子4bに並列に接続されるダイオード5をダイオード5bと称する場合がある。2個のスイッチング素子4a、4bの直列接続回路の中点から交流が出力される。
6個のスイッチング素子4は、モータコントローラ6によって制御される。図1における矢印破線は信号線を示しており、モータコントローラ6からスイッチング素子4のゲートに信号線がつながっている。
モータコントローラ6は、上位のコントローラ94からモータ92の目標出力を受信すると、目標出力が実現するように6個のスイッチング素子4を制御する。正極側のスイッチング素子4aと負極側のスイッチング素子4bを交互にオンオフすると、直列接続回路の中点から交流が出力される。
直列に接続される2個のスイッチング素子4a、4bは半導体モジュール10に収容されている。符号10が示す破線矩形が半導体モジュールを示している。それぞれのスイッチング素子4a、4bに並列に接続されるダイオード5a、5bも半導体モジュール10に収容される。電力変換器2は、3個の半導体モジュール10(10a-10c)を備えている。3個の半導体モジュールを総称する場合は符号10を用い、それぞれの半導体モジュールを個別に表す場合には符号10a、10b、10cを用いる。半導体モジュール10のハードウエアの構造は後で説明する。
半導体モジュール10は3個のパワー端子(正極端子11、負極端子12、中点端子13)を備えている。正極端子11、負極端子12、中点端子13は、それぞれ、2個のスイッチング素子4a、4bの直列接続回路の高電位側、低電位側、中点と接続される。
図2に、半導体モジュール10の斜視図を示す。図3に、図2のIII-III線に沿った断面を示す。半導体モジュール10の本体は樹脂製のパッケージ20であり、パッケージ20に2個の半導体チップ21a、21bが埋設されている。半導体チップ21aには図1のスイッチング素子4aとダイオード5aの並列回路が実装されており、半導体チップ21bには図1のスイッチング素子4bとダイオード5bの並列回路が実装されている。
図3を参照してパッケージ20の内部の構造を説明する。半導体チップ21a、21bは扁平な板であり、その幅広面の両面に電極が露出している。半導体チップ21aの正極(スイッチング素子4aの正極)にはスペーサ24aが接合されており、スペーサ24aの反対側に金属板23aが接合されている。半導体チップ21aの負極(スイッチング素子4aの負極)は金属板22に接合されており、その金属板22には半導体チップ21bの正極(スイッチング素子4bの正極)が接合されている。すなわち、金属板22が2個のスイッチング素子4a、4bを直列に接続する。
半導体チップ21bの負極(スイッチング素子4bの負極)はスペーサ24bに接合されており、スペーサ24bの反対側に金属板23bが接合されている。金属板23aが2個のスイッチング素子4a、4bの直列接続回路の高電位側に対応し、金属板23bが直列接続回路の低電位側に対応する。
金属板22、23a、23bの一方の面はパッケージ20から露出しており、半導体チップ21a、21bの熱を放出する。
図2に戻り、半導体モジュール10の構造を説明する。パッケージ20は、扁平であり、図中の座標系の+Y方向を向く幅狭の面20aに正極端子11と負極端子12が設けられている。負極端子12は、第1幅狭面20aからY方向に延びている基部12aと、基部12aからX方向に直角に折れ曲がっている中間部12bと、中間部12bからY方向に直角に折れ曲がっている先端部12cを有する。正極端子11も同様であり、基部11a、中間部11b、先端部11cを有する。正極端子11の基部11aは、中間部11bに隠れて見えない。基部11a(12a)、中間部11b(12b)、先端部11c(12c)は、それぞれ平板である。
反対側のーY方向を向く幅狭の面20bに中点端子13と制御端子14a、14bが設けられている。説明の都合上、パッケージ20の+Y方向を向く面20aを以下では第1幅狭面20aと称し、-Y方向を向く面20bを第2幅狭面20bと称する。
正極端子11、負極端子12は、それぞれ、パッケージ20の内部で金属板23a、23bに接続されている。中点端子13は、パッケージ20の内部で金属板22に接続されている。正極端子11、負極端子12、中点端子13は、金属板22、23a、23bを介して2個の半導体チップ21a、21b(2個のスイッチング素子4a、4b)の直列接続回路の高電位側、低電位側、中点と導通する。別言すれば、正極端子11は、スイッチング素子4aの正極に接続され、負極端子12はスイッチング素子4bの負極に接続される。
制御端子14a(14b)は、半導体チップ21a(21b)の制御パッド(不図示)に接続されている。制御パッドは、スイッチング素子のゲート、温度センサ(不図示)の端子などで構成される。制御端子14a(14b)を介してモータコントローラ6からスイッチング素子4a(4b)へ駆動信号が送られる。
図4に、電力変換器2の斜視図を示す。図4は、電力変換器2の主要部品である半導体モジュール10とコンデンサ3のアセンブリの斜視図である。図4では、アセンブリ以外の部品(筐体を含む)の図示は省略してある。図5に、コンデンサ3を半導体モジュール10から外した状態の電力変換器2の斜視図を示す。
電力変換器2は、3個の半導体モジュール10(10a-10c)と、4個の冷却器30(30a-30d)と、コンデンサ3を備える。4個の冷却器30を総称する場合には符号30を用い、個別に表す場合には符号30a-30dを用いる。
3個の半導体モジュール10と4個の冷却器30は、1個ずつ交互に積層される。複数の半導体モジュール10と複数の冷却器30は、図中の座標系のX方向に並んでいる。それぞれの半導体モジュール10は、一対の冷却器に挟まれることになる。例えば半導体モジュール10aは一対の冷却器30a、30bに挟まれる。半導体モジュール10bは一対の冷却器30b、30cに挟まれる。半導体モジュール10cは一対の冷却器30c、30dに挟まれる。
冷却器30の内部を冷媒が通る。冷媒は液体である。隣り合う冷却器30は、一対の連結パイプ31a、31bで連結される。連結パイプ31a、31bは、隣り合う冷却器30の中の流路をつなぐ。図の右端の冷却器30dには、冷媒入口32aと冷媒出口32bが設けられている。冷媒入口32aと冷媒出口32bは不図示の冷媒循環装置に接続される。冷媒入口32aから供給された冷媒は、連結パイプ31aを通じて全ての冷却器30に分配される。冷媒は冷却器30の内部を通過する間に隣り合う半導体モジュール10から熱を吸収する。熱を吸収した冷媒は連結パイプ31bを通じて冷媒出口32bから排出される。それぞれの半導体モジュール10は両面から冷却されるので、電力変換器2は半導体モジュール10に対する冷却効率が高い。
それぞれの半導体モジュール10の第1幅狭面20aに正極端子11と負極端子12が設けられている。先に述べたように、第1幅狭面20aは図中の座標系のY方向を向く面であり、正極端子11と負極端子12はZ方向に並んでいる。コンデンサ3は、半導体モジュール10の第1幅狭面20aに対向するように配置される。コンデンサ3は、図中の座標系のZ方向の両端に電極(正極3p、負極3n)を有している。
半導体モジュール10の正極端子11の先端部11cと負極端子12の先端部12cは、Z方向でコンデンサ3を挟み込み、先端部11cがコンデンサ3の正極3pに接合され、先端部12cがコンデンサ3の負極3nに接合される。
複数の半導体モジュール10の下方に回路基板7が配置される。回路基板7には図1に示したモータコントローラ6が実装されている。
図6に電力変換器2の正面図を示す。半導体モジュール10の第2幅狭面20bに制御端子14a、14bと中点端子13が設けられている。回路基板7は、第2幅狭面20bに対向するように配置される。制御端子14a、14bは、回路基板7に接続される。中点端子13は、回路基板7を通過し、別のバスバと接合される。バスバとは、金属棒(金属板)で作られた導電部材である。
先に述べたように、コンデンサ3は、半導体モジュール10の第1幅狭面20aに対向するように配置される。第1幅狭面20aには正極端子11と負極端子12が設けられている。図4-図6に示されているように、正極端子11(負極端子12)からコンデンサ3までの距離が短い。半導体モジュール10の内部のスイッチング素子4a、4bからコンデンサ3までの電流経路が短いので、電流経路で発生するインダクタンスを抑えることができる。電流経路で発生するインダクタンスは電力損失の原因となる。スイッチング素子からコンデンサまでの電流経路が短い電力変換器2は、損失が小さい。
Z方向で半導体モジュール10の両側には連結パイプ31a、31bが配置されている。それゆえ、仮にZ方向で半導体モジュール10に隣り合うようにコンデンサ3を配置すると、半導体モジュール10内のスイッチング素子からコンデンサ3までの距離が長くなる。複数の半導体モジュール10と複数の冷却器30がX方向に並んでいる。従って、仮にX方向で半導体モジュール10に隣り合うようにコンデンサ3を配置した場合も、半導体モジュール10内のスイッチング素子からコンデンサ3までの距離が長くなる。実施例の電力変換器2では、Y方向で半導体モジュール10に隣り合うようにコンデンサ3が配置される。そのような配置が、半導体モジュール10内のスイッチング素子からコンデンサ3までの距離を最も短くすることができる。
また、正極端子11の中間部11bと負極端子12の中間部12bは、コンデンサ3の側面に沿って延びており、Z軸に沿って互いに逆方向に延びている。正極端子11の先端部11cと負極端子12の先端部12cは互いに対向するように折れ曲がっており、それらの間にコンデンサ3が挟まれている。先に述べたように、正極端子11の先端部11cはコンデンサ3の正極3pに接合され、負極端子12の先端部12cはコンデンサ3の負極3nに接合される。
図6に示されているように、コンデンサ3は、Z方向(正極端子11と負極端子12の並び方向)の中心線CLが正極端子11と負極端子12の間を通るように配置される。そして、正極端子11と負極端子12がコンデンサ3の側面に沿って互いに逆方向に延びている。この構成により、図6の太い矢印線が示すように電流が流れる。特に高周波のノイズはコンデンサ3の表層に沿って流れる。すなわち、正極端子11と負極端子12に流れる電流と、コンデンサ3の内部を流れる電流は、近接することになる。
正極端子11の中間部11bと負極端子12の中間部12bでは電流は図中の右から左へ流れる。コンデンサ3の内部では、電流は左から右へと流れる。正極端子11と負極端子12を流れる電流とコンデンサ3の内部を流れる電流が互いに反対方向になるから、それぞれの電流が発生する磁界が相殺される。電流が発生する磁界が相殺されると電流変化に起因するインダクタンスが抑制される。電力変換器2では、磁界を相殺することでもインダクタンスが抑制され、その結果、損失が抑えられる。
図7に、変形例の電力変換器102の正面図を示す。実施例の半導体モジュール10は、第1幅狭面20aに正極端子11と負極端子12が設けられており、反対側の第2幅狭面20bに中点端子13が設けられている。変形例の電力変換器102に用いられている半導体モジュール110は、パッケージ20の第1幅狭面20aに正極端子111と負極端子112と中点端子113が設けられている。正極端子111と負極端子112と中点端子113は、第1幅狭面20aにて、Z方向に並んでいる。第1幅狭面20aに中点端子113も設けられ、正極端子111と負極端子112の間が狭められている。それでも、正極端子111と負極端子112は、Z方向で並んでおり、それらの間にコンデンサ103が配置される。コンデンサ103は第1幅狭面20aに対向するように配置される。コンデンサ103は、Z方向におけるコンデンサ103の中心線CLが正極端子111と負極端子112の間を通るように配置される。
正極端子111と負極端子112は、コンデンサ103の側面に沿って互いに反対方向へ延びており、正極端子111はコンデンサ103の正極3pに接合しており、負極端子112は負極3nと接合している。変形例の電力変換器102も実施例の電力変換器2と同じ効果を奏する。
(第2実施例)図8、図9を用いて第2実施例の電力変換器202を説明する。図8は、電力変換器202の斜視図であり、図9は電力変換器202の分解斜視図である。第2実施例の電力変換器202は、第1実施例の電力変換器2が用いた半導体モジュール10(10a-10c)を用いるが、その並べ方が第1実施例の場合と異なる。
電力変換器202では、一対の冷却器230a、230bの間に、3個の半導体モジュール10a-10cが挟まれている。3個の半導体モジュール10a-10cは、図中の座標系のZ方向に並んでいる。Z方向は、半導体モジュール10において正極端子11と負極端子12の並び方向と同じである。
第1実施例の電力変換器2では、3個の半導体モジュール10a-10cのそれぞれの正極端子11と負極端子12が1個のコンデンサ3に接続されている。第2実施例の電力変換器202は、3個のコンデンサ3a-3cを有しており、半導体モジュール10a-10cのそれぞれが3個のコンデンサ3a-3cのそれぞれに接続されている。
電力変換器202は、3個の半導体モジュール10a-10cの並び方が相違するだけで、他の特徴は電力変換器2の特徴と同じである。それゆえ、第2実施例の電力変換器2も第1実施例の電力変換器2と同じ利点を有する。
(変形例)図10に変形例の電力変換器302の側面図を示す。図10では、冷却器330a、330bと半導体モジュール310とコンデンサ3を収容する筐体380も描いてある。図10は、電力変換器302の筐体380を図中の座標系のXY平面でカットした断面を示している。一対の冷却器330a、330bと半導体モジュール310とコンデンサ3は側面が描かれている。
変形例の電力変換器302では、半導体モジュール310の端子の形状が半導体モジュール10とは若干相違する。電力変換器302も一対の冷却器330aと330bの間に3個の半導体モジュール310が挟まれている。3個の半導体モジュール310はZ方向に並んでおり、2個の半導体モジュール310は、図10の紙面奥側に配置されている。
一対の冷却器330a、330bと半導体モジュール310は図中座標系のX方向に並んでおり、それぞれの半導体モジュール310の正極端子311と負極端子(図10では負極端子は正極端子311に隠れて見えない)はZ方向で並んでおり、コンデンサ3はY方向で半導体モジュール310の第1幅狭面20aに対向している、正極端子311と負極端子(図1では不図示)は、Z方向でコンデンサ3を挟んでいる。これらの構造は、第2実施例の電力変換器202と同じである。それゆえ、変形例の電力変換器302は、第2実施例の電力変換器202と同じ利点を有する。
モータコントローラ6が実装された回路基板307は、冷却器330a、330bと半導体モジュール310のアセンブリの上方に配置されている。回路基板307は筐体380に固定されている。半導体モジュール310の制御端子314は上方に折れ曲がっており、回路基板307に接続されている。中点端子313は中間バスバ384の一端に連結されている。中間バスバ384の他端は出力バスバ385の一端に連結されている。出力バスバ385は、筐体380の外へと延びている。出力バスバ385は、走行用のモータ92(図1参照)に接続される。
回路基板307は、伝熱シート382を挟んで冷却器330aと対向している。図10では理解を助けるため、伝熱シート382をグレーで示してある。回路基板307は、冷却器330aと熱的に接続されている。図10において回路基板7から冷却器330aに向かう矢印線は熱の流れを表している。図10の構造によると、回路基板7は冷却器330aにより冷却される。
コンデンサ3の下面は筐体380の底板381に接している。また、冷却器330bも底板381に接している。コンデンサ3の下部から底板381に向かう矢印線、および、底板381から冷却器330bへ向かう矢印線も熱の流れを示している。それらの矢印線が示すように、コンデンサ3は冷却器330bにより冷却される。
実施例で説明した電力変換器2(102、202、303)の特徴を以下に列挙する。コンデンサ3は、正極端子11と負極端子12が設けられている第1幅狭面と対向するように配置されている。コンデンサは、Z方向における中心線CLが正極端子11と負極端子12の間を通るように配置されている。コンデンサ3は、Z方向における両端に電極(正極3pと負極3n)を備える。正極端子11は、コンデンサ3の側面に沿ってZ方向に延びており、先端部11cがコンデンサ3の一方の電極(例えば正極3p)に接続される。負極端子12はコンデンサ3の側面に沿って正極端子11とは逆方向に延びており、先端部12cがコンデンサ3の他方の電極(例えば負極3n)に接続される。上記の構造により、半導体モジュール10の内部のスイッチング素子4a、4bからコンデンサ3までの電流経路が短くなり、電流経路に発生するインダクタンスを抑えることができる。また、正極端子11(負極端子12)とコンデンサ3の内部で電流が逆方向に流れる。この構造も、インダクタンスの抑制に貢献する。
半導体モジュール10には2個のスイッチング素子4a、4bの直列接続回路が収容されている。正極端子11は直列接続回路の高電位側に接続されており、負極端子12は直列接続回路の低電位側に接続されている。直列接続回路の中点に接続されている中点端子13は、第1幅狭面の反対側の第2幅狭面から延びている。
複数の冷却器30がX方向に並んでおり、複数の半導体モジュール10と複数の冷却器30がX方向に沿って1個ずつ交互に積層されている。それぞれの半導体モジュール10の正極端子11と負極端子12がコンデンサ3に接続される。
第2実施例の電力変換器202では、複数の半導体モジュール10がZ方向に沿って並んでいる。一対の冷却器230a、230bが複数の半導体モジュール10a-10cを挟んでいる。
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。図のX方向、Y方向、Z方向がそれぞれ、第1方向、第2方向、第3方向に対応する。第1幅狭面20aが、正極端子11と負極端子12が設けられている第1面に対応する。実施例の半導体モジュールでは第1幅狭面20aと第2幅狭面20bはともに平坦であったが、第1幅狭面20aと第2幅狭面20bは平坦でなくともよい。
本明細書が開示する技術は少なくとも1個の半導体モジュールが一対の冷却器に挟まれている電力変換器に適用することができる。本明細書が開示する技術は半導体モジュールの数、冷却器の数に限定されない。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。

Claims (5)

  1. 電力変換用のスイッチング素子を収容している半導体モジュールと、
    前記半導体モジュールの第1面に設けられており、前記スイッチング素子と導通している正極端子と負極端子と、
    前記半導体モジュールを挟み込んでいる一対の冷却器と、
    前記スイッチング素子と電気的に接続されているコンデンサと、
    を備えており、
    前記半導体モジュールと一対の前記冷却器が第1方向で並んでおり、
    前記第1面は、第1方向に交差する第2方向を向いており、
    前記正極端子と前記負極端子は前記第1方向と前記第2方向の両方と交差する第3方向で並んでおり、
    前記コンデンサは、前記第1面に対向するように配置されているとともに、前記第3方向における両端に電極を備えており、
    前記正極端子は、前記コンデンサの側面に沿って前記第3方向に延びており、先端が前記コンデンサの一方の前記電極に接続されており、
    前記負極端子は、前記側面に沿って前記正極端子とは逆方向に延びており、先端が前記コンデンサの他方の前記電極に接続されている、電力変換器。
  2. 前記コンデンサは、前記第3方向における中心線が前記正極端子と前記負極端子の間を通るように配置されている、請求項1に記載の電力変換器。
  3. 前記半導体モジュールには2個の前記スイッチング素子の直列接続回路が収容されており、
    前記正極端子は前記直列接続回路の高電位側に接続されており、
    前記負極端子は前記直列接続回路の低電位側に接続されており、
    前記直列接続回路の中点に接続されている中点端子が前記第1面の反対側の第2面から延びている、請求項1または2に記載の電力変換器。
  4. 一対の前記冷却器を含む複数の前記冷却器が前記第1方向に並んでおり、
    前記半導体モジュールを含む複数の前記半導体モジュールと複数の前記冷却器が前記第1方向に沿って1個ずつ交互に積層されており、それぞれの前記半導体モジュールの前記正極端子と前記負極端子が前記コンデンサに接続されている、請求項1からのいずれか1項に記載の電力変換器。
  5. 前記半導体モジュールを含む複数の前記半導体モジュールが前記第3方向に沿って並んでおり、
    一対の前記冷却器が複数の前記半導体モジュールを挟んでいる、請求項1からのいずれか1項に記載の電力変換器。
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