JP7135698B2 - 融雪機能付きの太陽電池モジュール用の発熱シートの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、融雪機能付きの太陽電池モジュール用の発熱シートの製造方法に関する。
近年、環境問題に対する意識の高まりから、クリーンなエネルギー源としての太陽電池が注目されている。現在、種々の形態の太陽電池モジュールが開発されている。一般的に、太陽電池モジュールは、受光面側から順に、透明前面基板、受光側の封止材、太陽電池素子、非受光面側の封止材、及び、裏面保護シートが、この順で積層される層構成からなる。
ところで、このような太陽電池モジュールが、降雪量の多い地域に設置される場合、太陽電池モジュールの受光面側の表面に雪が付着した状態が続くと、発電効率が著しく低減してしまう。そこで、モジュール表面に付着した雪を除去することができる融雪機能付きの太陽電池モジュールの開発も進んでいる。例えば、太陽電池モジュールの受光面側の透明前面基板の直上や直下に融雪用の電熱部材が配置されている融雪機能付きの太陽電池モジュール(特許文献1、2参照)等である。
ここで、これらの融雪機能付きの太陽電池モジュールに配置される発熱配線は、通常、基板等の基板上に金属製の発熱回路が形成されてなるシート状の発熱配線材(以下、このような構成からなる部材を「発熱シート」と総称する)により構成されている。
融雪機能付きの太陽電池モジュールに配置される上記の「発熱シート」は、通常、樹脂基板上に積層した金属箔にエッチング処理を施すことによって製造される。そして、この融雪機能付きの太陽電池モジュールは、例えば、一般家屋の屋根上への設置を想定する標準的なサイズのモジュールであっても、これを構成するためには、600mm×1000mm~1200mm×2000mm程度の大面積の発熱シートが必要となるため、このような大面積の発熱シートを製造するためのエッチング処理は、多くの場合、長尺の材料樹脂基材を用いたロール・トゥ・ロール方式の生産ラインにおいて行われる。
上記のようにロール・トゥ・ロール方式の製造方法によって製造される大面積の発熱シートの発熱回路において、原因不明の配線幅の微細なばらつきが生じることが、近年問題視されるようになっていた。
特開2017-153195号公報 特開2017-153196号公報
本発明は、融雪機能付きの太陽電池モジュールを構成する大面積の発熱シートの製造において生じる配線幅の微細なばらつきを低減若しくは解消することを目的とする。
本発明者らは、大面積の発熱シートをロール・トゥ・ロール方式の製造方法によって製造する場合において、上記の配線幅の微細なばらつきが生じるのは、先行特許文献1の図2にも開示されているように、金属配線が相互に直交する方向に向かう配線が略均等な割合で形成されている場合や、或いは、図4に示す発熱シート1Cのように、樹脂基板11上における複数の領域A、B、Cにおいて、発熱回路12A及び12Cと、発熱回路12Bとの間で、発熱回路の主たる方向成分が異なっている場合に発生していることを突きとめた。そして、樹脂基板とする長尺の樹脂フィルムを水平方向に搬送しながらエッチング処理を行っているロール・トゥ・ロール方式での生産ラインにおいては、この水平搬送方向に対して、相対的に同一の方向に配線基板の形成方向を統一することによって、大面積の発熱シートをロール・トゥ・ロール方式での生産ラインで製造する場合に生じていた上記の配線幅の微細なばらつきを解消できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
(1) 融雪機能付きの太陽電池モジュール用の発熱シートの製造方法であって、樹脂基板の表面上の金属配線パターン形成領域の全領域に金属箔が積層されていて、更に該金属箔の表面の一部領域がエッチングマスクにより被覆されてなるエッチング処理用積層体を、一定の水平搬送方向に向けて搬送しながら、前記金属箔のうちエッチングマスクに被覆されていない部分を浸漬液により除去するエッチング処理によって、前記樹脂基板の表面に金属配線パターンを形成するエッチング工程を含んでなり、前記エッチング工程においては、前記金属配線パターンを形成する全ての金属配線のうち、少なくとも該金属配線の全長に対する割合で80%以上を占める主要配線部分が、相互に平行に形成されて、且つ、全ての前記主要配線部分が、前記エッチング処理用積層体がエッチング処理中に搬送される前記水平搬送方向に対して平行に形成されるように、前記金属配線パターンを形成するエッチングマスクを形成配置する、発熱シートの製造方法。
(2) 融雪機能付きの太陽電池モジュール用の発熱シートの製造方法であって、樹脂基板の表面上の金属配線パターン形成領域の全領域に金属箔が積層されていて、更に該金属箔の表面の一部領域がエッチングマスクにより被覆されてなるエッチング処理用積層体を、一定の水平搬送方向に向けて搬送しながら、前記金属箔のうちエッチングマスクに被覆されていない部分を浸漬液により除去するエッチング処理によって、前記樹脂基板の表面に金属配線パターンを形成するエッチング工程を含んでなり、前記エッチング工程においては、前記金属配線パターンを形成する全ての金属配線のうち、少なくとも該金属配線の全長に対する割合で80%以上を占める主要配線部分が、相互に平行に形成されて、且つ、全ての前記主要配線部分が、前記エッチング処理用積層体がエッチング処理中に搬送される前記水平搬送方向に対して直交して形成されるように、前記金属配線パターンを形成するエッチングマスクを形成配置する、発熱シートの製造方法。
(3) 前記樹脂基板が帯状の長尺の樹脂基材の一部であって、前記エッチング処理用積層体の水平搬送方向への搬送をロール・トゥ・ロール方式によって行う、(1)又は(2)に記載の発熱シートの製造方法。
(4) (1)から(3)の何れかに記載の製造方法によって製造された発熱シートを、融雪機構として備える、太陽電池モジュール。
本発明によれば、融雪機能付きの太陽電池モジュールを構成する大面積の発熱シートの製造において生じる配線幅の微細なばらつきを低減若しくは解消することができる。
本発明の製造方法によって製造された発熱シートを備える融雪機能付きの太陽電池モジュールの層構成の一例を模式的に示す断面図である。 本発明の製造方法によって製造された発熱シートの発熱回路の平面構成の一例を模式的に示す平面図である。 本発明の製造方法によって製造された発熱シートの発熱回路の平面構成の他の一例を模式的に示す平面図である。 従来の製造方法によって製造された一般的な発熱シートの発熱回路の平面構成の一例を模式的に示す平面図である。
以下、先ずは、本発明の製造方法によって製造することができる発熱シートを搭載して構成される融雪機能付きの太陽電池モジュールの全体構成について説明する。本発明は、以下に説明する太陽電池モジュールへの搭載に係る実施形態に限定されず、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。
<融雪機能付きの太陽電池モジュール>
[全体構成]
融雪機能付きの太陽電池モジュールの一例である太陽電池モジュール10は、図1に示す通り、受光面側から、透明前面基板2、受光面側の封止材3、太陽電池素子4、非受光面側の封止材5、発熱シート1、接着層6、裏面保護シート7が順に積層されてなる多層構成体である。
この太陽電池モジュール10においては、非受光面側の封止材5と裏面保護シートとの間に発熱シート1が配置されている。発熱シート1をこのような位置に配置することによって、発熱シートの発熱回路等によって太陽電池素子4の受光面側への入光が阻害されることを回避できる。又、太陽電池モジュール10を、主に透明前面基板2の側から見た場合に発熱回路がほとんど視認不能となるため好ましい意匠性を保持しやすい点においてもこのような配置とすることが好ましい。
但し、融雪機能付きの太陽電池モジュールにおいて、本発明に係る発熱シートの配置位置は、図1のような配置に限定されるものではない。例えば、上述の特許文献1、2に開示されている太陽電池モジュールのように、太陽電池素子の受光面側上の何れかの層間等、図1に示される配置とは異なる位置に発熱シートが配置されている太陽電池モジュールであっても、発熱回路の平面構成が、以下に詳細を説明する本発明独自の要件を満たすように形成されている限り、全て本発明の技術的範囲内に含まれる太陽電池モジュールである。発熱シート1の構成及び製造方法の詳細は別途後述する。
[透明前面基板]
太陽電池モジュール10を構成する透明前面基板2としては、通常、透明なガラス板が用いられる。又、透明前面基板2は、その他の耐候性を有する透明な樹脂シートであってもよい。この樹脂シートは、フレキシブルタイプのモジュールを構成可能な可撓性を有する樹脂シートであってもよい。太陽電池モジュール10においては、発熱シート1が太陽電池素子4の非受光面側に配置されているので、例えば、透明前面基板2としてガラス板等と比較して耐衝撃性に劣る樹脂シートを用いた場合でも、降雪による衝撃や加重による発熱シートの故障リスクを十分に低く抑えることができる。
[封止材]
受光面側の封止材3及び非受光面側の封止材5(以下、これらをまとめて、単に「封止材」とも言う)としては、従来公知の太陽電池モジュール同様、エチレン-酢酸ビニル共重合体樹脂(EVA)、或いは、ポリエチレン等のオレフィン系樹脂、或いは、ポリビニルアルコール樹脂(PVA)をベース樹脂とする樹脂シートが用いられる。封止材の厚さは、特に限定されないが、300μm以上600μm以下であることが好ましい。尚、封止材は、単層シートであってもよく、多層シートであってもよい。封止材が多層シートである場合、発熱シート1の樹脂基板11との密着性を向上させるために、最外層が、密着性向上効果を有するシラン変性ポリエチレン系樹脂を含有する層であることが好ましい。
[接着層]
接着層6は、発熱シート1を、封止材と裏面保護シート7との間に配置する場合に、発熱シート1と、裏面保護シート7とを十分な強度で接着することを主たる目的として配置される層である。このような接着層6を形成する材料は、EVA、アイオノマー、ポリビニルブチラール(PVB)、ポリエチレン系樹脂等の熱可塑性樹脂や、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル、シリコン樹脂、ポリウレタン、等の熱硬化性樹脂、或いは、熱可塑性樹脂に架橋剤等を含有させた樹脂であることが好ましい。但し、上述の通り、封止材と同一の樹脂をベース樹脂とすることにより、上述の効果を享受することができるので、例えば、封止材がEVAをベース樹脂とする場合であれば、接着層6についても、同様にEVA樹脂をベース樹脂とすることが好ましい。尚、接着層6の厚さは、特に限定されないが、発熱回路12の凹凸にも追従して、十分な接着性と接着耐久性を保持する観点から、300μm以上600μm以下であることが好ましい。
[裏面保護シート]
裏面保護シート7としては、従来公知の太陽電池モジュール同様、PETフィルム又はフッ素系樹脂フィルム等が用いられる。このPETフィルムとしては、透明ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、白色PETフィルム、耐加水分解性ポリエチレンテレフタレート(HR-PET)フィルム等が、必要に応じて選択される。これらのなかでも、耐加水分解性ポリエチレンテレフタレート((例えば、東洋紡社製シャインビーム(耐加水分解性ポリエステルフィルム)等))が好ましい。フッ素系樹脂フィルムとしては、PCTFE(ポリクロロトリフルオロエチレン)、PFA(テトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニル・エステル共重合体)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、ETFE(四フッ化エチレン・エチレン共重合体)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)等が用いられる。裏面保護シート7の厚さは、特に限定されないが、50μm以上600μm以下であることが好ましい。
[太陽電池素子]
本実施形態に関する太陽電池素子4としては、アモルファスシリコン型の太陽電池素子、結晶型シリコン型の太陽電池素子、カルコパイライト系の化合物等を用いてなる薄膜型の従来公知の各種の太陽電池素子が特に制限なく用いられる。
[太陽電池モジュールの製造方法]
太陽電池モジュール10は、発熱シート1及び、上記においてその詳細を説明した各構成部材を、透明前面基板2、受光面側の封止材3、太陽電池素子4、非受光面側の封止材5、発熱シート1、接着層6、裏面保護シート7の順に積層する積層工程を行う。この積層工程においては、発熱シート1は、一般的な載置態様と異なり、発熱回路12が形成されている側の面を接着層6に対面させる向きで配置する。
次に、積層工程において上記順序で積層された積層体を、真空熱ラミネート加工等の熱ラミネーション処理により加熱圧着して一体化する工程を行う。この加熱圧着時の加熱温度は、110℃以上190℃以下の範囲内とすることが好ましく、130℃以上であることがより好ましい。又、加熱時間は、5分~60分の範囲内が好ましい。この真空熱ラミネート加工は、裏面保護シート7と発熱シート1の発熱回路12の形成面とを接着層6を介して加熱圧着する態様で行う。例えば、接着層6のベース樹脂がEVAである場合、これにより、裏面保護シート7と発熱シート1の間に介在する接着層6の高い接着性を十分に発現させることができる。
[太陽電池モジュールを備える融雪機構]
例えば、この太陽電池モジュール10を、裏面保護シート7、接着層6、発熱シート1、封止材3、5、透明前面基板2を積層した構成からなり、太陽電池素子4が実装されていない点において太陽電池モジュール10とは異なる積層体、即ち、発熱機能を有し、発電機能は有しない発熱モジュールと、水平方向に連結して用いることにより、発電機能付きの融雪機構を構成することもできる。このような構成の融雪機構とすることで、広大な面積における対象物の融雪を行いながら、必要程度の面積の発電モジュールを組込む等、様々な条件化で高い設計自由度の下で、需要に応じた様々な態様の融雪機構を構成することができる。
<発熱シート>
(全体構成)
本発明は、主として融雪機能付きの太陽電池モジュール用の発熱シートの製造方法に係る発明であるが、先ず本発明の製造方法によって製造することができる発熱シート(発熱シート1(1A又は1B)(図2又は図3参照))の基本構成について説明する。発熱シート1(1A又は1B)は、図2又は図3に示す通り、樹脂基板11の片面に金属配線パターンである発熱回路12(12A又は12B)が形成されてなる電熱部材である。発熱回路12は、樹脂基板11の表面に直接又は接着剤層を介して形成されている。
(基板)
発熱シート1を構成する樹脂基板11は、ロール・トゥ・ロール方式による製造に用いることができる程度の可撓性を有する樹脂フィルム等であれば、公知の各種樹フィルムを特段の制限なく用いることができる。但し、所定の体積抵抗率と厚さを併せ持つ樹脂フィルムであることが好ましい。
樹脂基板11は、体積抵抗率が、1.0×1016Ω・m以上であることが好ましく、1.0×1017Ω・m以上であることがより好ましい。又、このような絶縁性に関する要求を満たした上で、樹脂基板11の厚さは、50μm以上300μm以下であることが好ましく、125μm以上200μm以下であることがより好ましい。尚、本明細書における体積抵抗率(Ω・m)とは、JIS C2151による体積抵抗率の値のことを言うものとする。
樹脂基板11の体積抵抗率が1.0×1016Ω・m以上である場合、その厚さが150μm以上であれば、太陽電池モジュール10において必要とされる絶縁性を確保することができる。又、この樹脂基板11の厚さを200μm以下に維持することで、太陽電池モジュール表面への熱伝導効率を好ましい水準に維持することができる。尚、ロール・トゥ・ロール方式による製造の生産性を良好に維持する観点からも、樹脂基板11の厚さは、上記範囲内であることが好ましい。
体積抵抗率に係る要件を満たして樹脂基板11を形成する樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)が好ましい。一例として、PETフィルム(「ルミラー(商品名)」東レ社製)の体積抵抗率は、1.0×1017Ω・m(製品カタログ値)である。一方、特許文献1、2にも開示されているように、従来、発熱回路用の樹脂基板として広く用いられてきたポリエチレンナフタレート(PEN)系の樹脂フィルムは、通常、体積抵抗率が1.0×1016Ω・mに満たない。参考として、「テオネックス(登録商標):2軸延伸ポリエチレンナフタレート」の体積抵抗率は1.8×1015である。よって、太陽電池モジュール10の奏する効果を最大限に享受することを必須とする限りにおいては、PENフィルムは発熱シート1の樹脂基板11としての適性に劣り、PETフィルムの方がより好ましいものとなる。
(発熱回路)
発熱回路12は、通電時に、太陽電池モジュール10の受光面側に付着した雪を溶かすための熱を発する電熱回路であるが、このような発熱回路12を構成する金属として、銅、アルミニウム、ステンレス、金、銀、等を、好ましい金属として挙げることができる。中でも、電気伝導性や熱伝導性の観点から銅を用いることが好ましい。以下、発熱回路12が銅により形成されているものとしてその詳細を説明する。
図2は、本発明の製造方法によって製造することができる発熱シートの一実施形態である発熱シート1Aの発熱回路の平面構成を模式的に示す図である。発熱シート1Aは、発熱回路12Aを構成する金属配線の大部分が、製造時において樹脂基板11を構成する材料樹脂フィルムを搬送する水平搬送方向Dに対して平行な方向pに沿って形成されている。融雪機構付きの太陽電池モジュール用の大面積の発熱シートにおいては、図4に示すように、単一の樹脂基板11の中でも領域毎に異なる配線パターンを形成することも多いが、発熱シート1Aは、領域A、B、Cにおいて、配線パターンが上述の態様の同一のパターンに統一されている。
図3は、本発明の製造方法によって製造することができる発熱シートの他の実施形態である発熱シート1Bの発熱回路の平面構成を模式的に示す図である。発熱シート1Bは、発熱回路12Bを構成する金属配線の大部分が、製造時において樹脂基板11を構成する材料樹脂フィルムを搬送する水平搬送方向Dに対して直交する方向qに沿って形成されている。発熱シート1Bも、発熱シート1A同様に、領域A、B、Cにおいて、配線パターンが同一のパターンに統一されている。
発熱回路12(12A、12B)の線幅は、15μm以上150μm以下程度であることが好ましい。この設計幅については、発熱を均一化する観点から、当初の設計幅との誤差を、±10%以内の範囲内に抑えることが求められ、この誤差を±8%以内の範囲内に抑えることがより好ましい。図4に示すような回路構成の発熱シート1Cにおいては、しばしば、15%以上の設計幅との誤差が生じていた。本発明の製造方法によって製造された発熱シート1A、1Bにおいては、他の条件を変えずに製造した場合、設計幅との誤差を最大でも9%程度に抑えられるようになることが、試験製造ラインにおいて検証されている。
発熱回路12の厚さは、線幅にもよるが、4μm以上75μm以下であることが好ましく、9μm以上18μm以下であることがより好ましい。発熱回路12の厚さが4μm以上であることで、発熱回路12に生じ得る断線のリスクを軽減することができ、且つ、耐久性のよい発熱回路12とすることができる。発熱回路12の厚さが75μm以下であることで、発熱回路12の発熱が容易になる程度に電気抵抗値を上げることができる。又、樹脂基板11に発熱回路12が形成されたフレキシブル基板タイプの発熱シート1が十分な可撓性を保持することができ、重量増大によるハンドリング性の低下も防止できる。
<融雪機能付きの太陽電池モジュール用の発熱シートの製造方法>
本発明に係る融雪機能付きの太陽電池モジュール用の発熱シートの製造方法(以下、単に「本発明の製造方法」とも言う)は、従来公知の電子基板の製造手段の一つであるエッチング処理を行う工程を含む製造方法である。そして、このエッチング処理が、ロール・トゥ・ロール方式の生産設備等において行われ、発熱シートの材料積層体が水平方向に搬送されながらエッチングが進行する状況における実施が想定される製造方法である。「本発明の製造方法」は、このような状況の下で、材料積層体の上記水平搬送方向と、金属配線パターンを構成する主たる金属配線の形成方向との関係を最適化することを主たる特徴とする製造方法である。これにより、上述の金属配線パターンの金属配線幅のばらつきを低減することができる。
[ロール・トゥ・ロール方式の生産設備]
「本発明の製造方法」は、エッチング処理の対象となる材料積層体を、一定の水平搬送方向に向けて搬送しながら行う製造設備で行う製造工程への適用を前提とする製造方法である。このような製造設備の代表的な具体例が、帯状の長尺の樹脂基材をロールからロールへとロール・トゥ・ロール方式で搬送する間に各種の処理を当該樹脂基材に施す生産設備が挙げられる。このような生産設備を、本明細書においては、「ロール・トゥ・ロール方式の生産設備」と称し、以下、「本発明の製造方法」を、「ロール・トゥ・ロール方式の生産設備」に適用する場合について、その実施態様の詳細を説明する。
[エッチング工程]
この工程では、先ず、樹脂基板11の表面上の金属配線パターン形成領域の全領域に、発熱回路12を構成する金属配線パターンの材料とする銅箔等の金属箔を積層して、発熱シート1の材料とする積層体を得る。積層方法としては、金属箔を接着剤によって樹脂基板11の表面に接着する方法、或いは、樹脂基板11の表面に直接にメッキ方法や気相製膜法(スパッタリング、イオンプレーティング、電子ビーム蒸着、真空蒸着、化学蒸着等)により金属を蒸着させる方法を挙げることができる。コストや生産性の面からは、金属箔をウレタン系の接着剤によって樹脂基板11の表面に接着する方法が有利である。
次に、上記の積層体の金属箔の表面に、発熱回路12の平面形状通りにパターニングされたエッチングマスクを形成する。エッチングマスクは、将来、発熱回路12となる金属箔の配線パターン形成部分がエッチング液による腐食を免れるために、金属箔の一部を被覆して設けられる。エッチングマスクを形成する方法は特に限定されず、例えば、フォトレジスト又はドライフィルムをフォトマスクを通して感光させた後で現像することにより、上記の積層体の表面にエッチングマスクを形成してもよいし、インクジェットプリンター等の印刷技術により上記の積層体の表面にエッチングマスクを形成してもよい。このようにして、樹脂基板の表面上の金属配線パターン形成領域の全領域に金属箔が積層されていて、更に該金属箔の表面の一部領域がエッチングマスクにより被覆されてなる材料積層体のことを本明細書においては、「エッチング処理用積層体」と称する。
「本発明の製造方法」は、この「エッチング処理用積層体」を一定の水平搬送方向に向けて搬送しながら、上記の金属箔のうちエッチングマスクに被覆されていない部分を浸漬液により除去するエッチング処理によって、樹脂基板11の表面に金属配線パターンを形成するエッチング工程を行う製造方法である。
次に、上記の「エッチング処理用積層体」の金属箔のうちエッチングマスクに被覆されていない部分を金属箔を浸漬液により除去する。これにより、上記金属箔のうち、金属配線パターンとなって発熱回路12を構成する部分以外の部分が除去される。
最後に、アルカリ性の剥離液を使用して、エッチングマスクを除去する。これにより、エッチングマスクも金属配線パターンを構成する金属箔の表面から除去される。
以上、説明したエッチング工程が、上述の「ロール・トゥ・ロール方式の生産設備」等によって実施される時、上記の「エッチング処理用積層体」は、図2~4に示すD方向に搬送されながら、エッチング処理を含めた各種の処理が順次施される。換言すると、このD方向が、エッチング処理用積層体がエッチング処理中に搬送される方向である。
ここで、本明細書においては、発熱回路を構成する金属配線パターンを形成する全ての金属配線のうち、少なくとも金属配線の全長に対する割合で80%以上、好ましくは90%以上を占めていて、相互に平行に形成されている金属配線からなる部分のことを、当該金属配線パターンの「主要配線部分」と称するものとする。図2の発熱シート1Aにおいては、「主要配線部分」が、上記の「エッチング処理用積層体」の水平搬送方向Dに対して平行なp方向に向けて形成されている。一方、図3の発熱シート1Bにおいては、「主要配線部分」が上記の「エッチング処理用積層体」の水平搬送方向Dに対して直交するq方向に向けて形成されている。これらに対して、従来、原因不明の微細な配線幅のばらつきが生じた多くの発熱シートにおいては、図4に示すように基板全体として統一の「主要配線部分」は存在せず、A、B、Cで示される部分領域毎に「主要配線部分」に相当する金属配線の方向性がそれぞれ異なる部分的な配線パターンが混在していた。
例えば、図4に示す発熱シート1Cのように、「ロール・トゥ・ロール方式の生産設備」において、「エッチング処理用積層体」の水平搬送方向Dに対して平行なp方向に向けて形成される金属配線とこれに直交するq方向に向けて形成される金属配線パターンとが混在する場合、金属配線パターンの部分毎にフィルム搬送中のエッチング液のマスク周辺への滞留状態に差異が生じやすいことに起因して、配線幅のばらつきが大きくなる傾向がある。
「本発明の製造方法」は、発熱回路12を構成する金属配線パターンの「主要配線部分」の方向が、「エッチング処理用積層体」の水平搬送方向Dに対して、平行であるか、或いは、直交しているかの何れかに統一されるように、エッチングマスクを形成することを必須とし、これにより、上記の配線幅のばらつきを低減或いは解消することができる製造方法としたものである。
図2に示す発熱シート1Aは、「主要配線部分」の方向が、「エッチング処理用積層体」の水平搬送方向Dに対して、平行な方向に統一されている。このような発熱回路12Aをロール・トゥ・ロール方式の生産設備等におけるエッチング処理によって形成する発熱シートの製造方法は、搬送張力に対して強い抗力を持つので、製品の不要な伸縮を防ぐことができる点において、有利である。
一方、図3に示す発熱シート1Bは、「主要配線部分」の方向が、「エッチング処理用積層体」の水平搬送方向Dに対して、直交する方向に統一されている。このような発熱回路12Bをロール・トゥ・ロール方式の生産設備等におけるエッチング処理によって形成する発熱シートの製造方法は、エッチング加工後の巻取り時に積層体の幅方向の伸縮が小さく、巻取りシワが発生しにくい点において、有利である。
以上の通り、本発明によれば、融雪機能付きの太陽電池モジュールを構成する大面積の発熱シートの製造において生じる配線幅の微細なばらつきを低減若しくは解消することができる。
1 発熱シート
11 樹脂基板
12(12A、12B、12C) 発熱回路
2 透明前面基板
3 受光面側の封止材
4 太陽電池素子
5 非受光面側の封止材
6 接着層
7 裏面保護シート
10 融雪機能付きの太陽電池モジュール

Claims (4)

  1. 融雪機能付きの太陽電池モジュール用の発熱シートの製造方法であって、
    樹脂基板の表面上の金属配線パターン形成領域の全領域に金属箔が積層されていて、更に該金属箔の表面の一部領域がエッチングマスクにより被覆されてなるエッチング処理用積層体を、一定の水平搬送方向に向けて搬送しながら、前記金属箔のうちエッチングマスクに被覆されていない部分を浸漬液により除去するエッチング処理によって、前記樹脂基板の表面に金属配線パターンを形成するエッチング工程を含んでなり、
    前記エッチング工程においては、前記金属配線パターンを形成する全ての金属配線の一部分であって、相互に平行に形成されている部分であり、且つ、該部分の長さの総合計が前記金属配線の全長に対する割合で80%以上の長さを占めている部分である主要配線部分が、前記エッチング処理用積層体がエッチング処理中に搬送される前記水平搬送方向に対して平行に形成されるように、前記エッチングマスクを形成配置する、発熱シートの製造方法。
  2. 融雪機能付きの太陽電池モジュール用の発熱シートの製造方法であって、
    樹脂基板の表面上の金属配線パターン形成領域の全領域に金属箔が積層されていて、更に該金属箔の表面の一部領域がエッチングマスクにより被覆されてなるエッチング処理用積層体を、一定の水平搬送方向に向けて搬送しながら、前記金属箔のうちエッチングマスクに被覆されていない部分を浸漬液により除去するエッチング処理によって、前記樹脂基板の表面に金属配線パターンを形成するエッチング工程を含んでなり、
    前記エッチング工程においては、前記金属配線パターンを形成する全ての金属配線の一部分であって、相互に平行に形成されている部分であり、且つ、該部分の長さの総合計が前記金属配線の全長に対する割合で80%以上の長さを占めている部分である主要配線部分が、前記エッチング処理用積層体がエッチング処理中に搬送される前記水平搬送方向に対して直交して形成されるように、前記エッチングマスクを形成配置する、発熱シートの製造方法。
  3. 前記樹脂基板が帯状の長尺の樹脂基材の一部であって、前記エッチング処理用積層体の水平搬送方向への搬送をロール・トゥ・ロール方式によって行う、請求項1又は2に記載の発熱シートの製造方法。
  4. 融雪機構を備える太陽電池モジュールの製造方法であって、
    前記融雪機構として配置する発熱シートを、請求項1から3の何れかに記載の製造方法によって製造する、太陽電池モジュールの製造方法
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