JP7134697B2 - 結像光学系及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、結像光学系及びそれを有する撮像装置に関し、例えばデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、監視用カメラ、TVカメラ等の撮像装置に用いられる撮像光学系として好適なものである。
近年、撮像装置に用いられる結像光学系は全系が小型で明るく(Fナンバーが小さく)広範囲の撮影が容易な広画角であることが要求されている。
従来、これらの要求を満足する結像光学系として、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の前群、開口絞り、正の屈折力の後群からなる結像光学系が知られている(特許文献1)。特許文献1ではFナンバー1.47、撮像前画角85度程度の結像光学系が開示されている。
特開2016-12034号公報
広画角の結像光学系の多くは、開口絞りに対して物体側に負の屈折力の前群を配置し、像側に正の屈折力の後群が配置されている。開口絞りを挟んで非対称な屈折力配置となるため、コマ収差、サジタルフレア―の諸収差の発生が多くなる傾向がある。特に、広画角を図りつつ、大口径比化を図ると諸収差の発生が増大し、画面全体にわたり高い光学性能を得るのが困難となる。
明るく(大口径比)、しかも広画角で、画面全体にわたり高い光学性能を得るには、結像光学系中の開口絞りの前後のレンズ系のレンズ構成を適切に設定することが重要になってくる。これらの設定が適切でないと、明るく広画角で高い光学性能の結像光学系を得るのが困難になってくる。
本発明は、明るく、広画角でありながら画面全域で高画質の画像を得るのが容易な結像光学系の提供を目的とする。
本発明の結像光学系は、最も物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズG1、負の屈折力のレンズL1Aと負の屈折力のレンズL1Bよりなるレンズ群LN1、複数のレンズよりなるレンズ群LP1a、開口絞り、複数のレンズよりなるレンズ群LP1b、負の屈折力のレンズL2AとレンズL2Bよりなるレンズ群LN2、を有する結像光学系であって、
前記レンズ群LP1aと前記レンズ群LP1bの合成の屈折力は正であり、前記レンズL2Bの物体側のレンズ面は、負の屈折力を強める非球面形状または正の屈折力を弱める非球面形状であり、前記レンズL1Aと前記レンズL1Bとで両凸形状の空気レンズK1が構成され、前記レンズL2Aと前記レンズL2Bとで負の屈折力の空気レンズK2が構成され、
無限遠物体に合焦しているときの、前記レンズL1Bの像側のレンズ面から前記開口絞りまでの距離をD1、前記開口絞りから前記レンズL2Aの物体側のレンズ面までの距離をD2、前記開口絞りから結像面までの距離をDKとするとき、
0.30<D1/DK<0.70
0.35<D2/DK<0.75
なる条件式を満たすことを特徴としている。
本発明によれば、明るく、広画角でありながら画面全域で高画質の画像を得るのが容易な結像光学系が得られる。
実施例1における結像光学系の断面図である。 (A)、(B) 実施例1における結像光学系の無限合焦時と物体距離-0.25mに合焦時の縦収差図である。 (A)、(B) 実施例1における結像光学系の無限合焦時、物体距離-0.25mに合焦時の横収差図である。 実施例2における結像光学系の断面図である。 (A)、(B) 実施例2における結像光学系の無限合焦時と物体距離-0.25mに合焦時の縦収差図である。 (A)、(B) 実施例2における結像光学系の無限合焦時、物体距離-0.25mに合焦時の横収差図である。 実施例3における結像光学系の断面図である。 (A)、(B) 実施例3における結像光学系の無限合焦時と物体距離-0.25mに合焦時の縦収差図である。 (A)、(B) 実施例3における結像光学系の無限合焦時、物体距離-0.25mに合焦時の横収差図である。 実施例4における結像光学系の断面図である。 (A)、(B) 実施例4における結像光学系の無限合焦時と物体距離-0.40mに合焦時の縦収差図である。 (A)、(B) 実施例4における結像光学系の無限合焦時、物体距離-0.40mに合焦時の横収差図である。 本発明の撮像装置の要部概略図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて説明する。
本発明の結像光学系は、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズG1、負の屈折力のレンズL1Aと負の屈折力のレンズL1Bよりなるレンズ群LN1を有する。更に複数のレンズよりなるレンズ群LP1a、開口絞り、複数のレンズ群よりなるレンズ群LP1b、負の屈折力のレンズL2AとレンズL2Bよりなるレンズ群LN2、を有する。
ここで、レンズ群LP1aとレンズ群LP1bの合成のレンズ群LP1は正の屈折力であり、レンズL1AとレンズL1Bとで両凸形状の空気レンズK1を構成し、レンズL2AとレンズL2Bとで負の屈折力の空気レンズK2を構成している。
図1は実施例1の結像光学系のレンズ断面図である。実施例1は、焦点距離18.51mm程度、開口比(Fナンバー)1.24程度、撮像半画角49.45度程度の結像光学系である。
図2(A)、(B)は本発明の実施例1における無限合焦時と物体距離-0.25m(像面から物体側に測った距離の符号を負としている。以下同じ)に合焦時の縦収差図である。図3(A)、(B)は本発明の実施例1における無限合焦時、物体距離-0.25mに合焦時の横収差図である。
図4は実施例2の結像光学系のレンズ断面図である。実施例2は、焦点距離24.59mm程度、開口比1.24程度、結像半画角41.35度程度の結像光学系である。図5(A)、(B)は本発明の実施例2における無限合焦時と物体距離-0.25mに合焦時の縦収差図である。図6(A)、(B)は本発明の実施例2における無限合焦時と物体距離-0.25mに合焦時の横収差図である。
図7は実施例3の結像光学系のレンズ断面図である。実施例3の光学系は、焦点距離16.42mm程度、開口比1.43程度、撮像半画角52.80度程度の結像光学系である。
図8(A)、(B)は本発明の実施例3における無限合焦時と、物体距離-0.25mに合焦時の縦収差図である。図9(A)、(B)は本発明の実施例3における無限合焦時と-0.25m合焦時の横収差図である。
図10は実施例4の結像光学系のレンズ断面図である。実施例4は、焦点距離18.50mm程度、開口比1.03程度、撮像半画角49.47度程度の結像光学系である。
図11(A)、(B)は本発明の実施例4における無限合焦時と物体距離-0.40mに合焦時の縦収差図である。図12(A)、(B)は本発明の実施例4における無限合焦時と物体距離-0.40mに合焦時の横収差図である。
図13は本発明の撮像装置の要部概略図である。
レンズ断面図において、L0は結像光学系である。G1は負の屈折力の第1レンズ、LN1は隣接した2枚の負レンズからなるレンズ群である。LP1は開口絞りSTOを含む正の屈折力のレンズ群である。LN2は隣接した2枚のレンズからなるレンズ群である。STOは開放Fナンバー(Fno)光束を決定(制限)する開口絞りの作用をするFナンバー決定部材(開口絞り)である。
レンズ群LN1は負の屈折力のレンズL1Aと、負の屈折力のレンズL1Bを有する。レンズL1AとレンズL1Bの間の空気間隔により両凸形状の空気レンズK1が形成されている。レンズ群LP1は物体側から像側へ順に配置された複数のレンズよりなるレンズ群LP1a、開口絞りSTO、複数のレンズよりなるレンズ群LP1bより構成されている。レンズ群LN2は負の屈折力のレンズL2Aと、レンズL2Bを有する。レンズL2AとレンズL2Bの間の空気間隔により負の屈折力の空気レンズK2が形成されている。
IMは結像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの結像光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサなどの撮像素子(光電変換素子)の撮像面が置かれる。OAは光軸を示している。LF1はレンズ群LP1aの一部よりなるレンズ群であり、第1フォーカスレンズ群を構成している。LF2はレンズ群LP1bとレンズ群LN2よりなるレンズ群であり、第2フォーカスレンズ群を構成している。
各実施例ではフォーカシングに際して第1フォーカスレンズ群LF1と第2フォーカスレンズ群LF2を独立して駆動させる所謂フローティングフォーカスを用いている。
縦収差図において、球面収差における実線はd線(波長587.56nm)、二点鎖線はg線(波長435.8nm)を、非点収差において破線のMはメリディオナル像面、実線のSはサジタル像面を、倍率色収差はg線によって表している。
また、横収差図は、各像高の収差を示しており、上から順に10割、9割、7割、4割、中心、の像高におけるd線の収差図を示している。破線はサジタル像面、実線はメリディオナル像面を表す。
各実施例の結像光学系L0は、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズG1、負の屈折力のレンズL1Aと負の屈折力のレンズL1Bからなるレンズ群LN1、複数のレンズよりなるレンズ群LP1a、開口絞りを有している。更に、複数のレンズよりなるレンズ群LP1b、負の屈折力のレンズL2AとレンズL2Bからなるレンズ群LN2を有している。
このようなレンズ構成とすることにより、広画角化を図りつつ、結像光学系L0の小型化を図っている。また、レンズ群LN1は物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力のレンズL1A、負の屈折力のレンズL1B、からなる。このような構成とすることにより、特にサジタルフレアやコマ収差の補正を良好に行っている。また、レンズ群LN2は物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力のレンズL2A、レンズL2B、からなる。このような構成とすることにより、特にサジタルフレアやコマ収差の補正を良好に行っている。
また、各実施例の結像光学系L0は、無限遠物体に合焦しているときの、レンズL1Bの像側のレンズ面から開口絞りSTOまでの距離をD1、開口絞りSTOからレンズL2Aの物体側のレンズ面までの距離をD2とする。開口絞りSTOから結像光学系L0の結像面(像面)IMまでの距離をDKとする。このとき、
0.30<D1/DK<0.70 …(1)
0.35<D2/DK<0.75 …(2)
なる条件式を満たしている。
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。条件式(1)の上限値を超えて距離D1の値が大きくなり過ぎると、サジタルフレアやコマ収差の補正が過剰となるため好ましくない。条件式(1)の下限値を超えて距離D1の値が小さくなり過ぎ、特にサジタルフレアやコマ収差の補正が不足するため好ましくない。
条件式(2)の上限値を超えて距離D2の値が大きくなり過ぎると、特にサジタルフレアやコマ収差の補正が過剰となるため好ましくない。条件式(2)の下限値を超えて距離D2の値が小さくなり過ぎると、サジタルフレアやコマ収差の補正が不足するため好ましくない。なお、各実施例において、より好ましくは、条件式(1)、(2)の数値範囲を次のように設定するのが良い。
0.33<D1/DK<0.65 …(1a)
0.38<D2/DK<0.72 …(2a)
また、よりさらに好ましくは、条件式(1a)、(2a)の数値範囲を次のように設定するのが良い。
0.35<D1/DK<0.60 …(1b)
0.40<D2/DK<0.70 …(2b)
以上のように本発明によれば、広画角かつ明るいFナンバーを達成し、かつ良好な結像性能を実現容易な結像光学系を得ることができる。
各実施例において好ましくは次の条件式のうち1つ以上を満足するのが良い。結像光学系L0の焦点距離をf、空気レンズK1の焦点距離をfK1とする。空気レンズK2の焦点距離をfK2とする。結像光学系L0のレンズ全長をDT、結像光学系L0に含まれるレンズ間隔のうち最大のレンズ間隔をdmaxとする。結像光学系L0のバックフォーカスをBKとする。結像光学系L0のFナンバーをFnoとする。
レンズL1Aの像側のレンズ面の近軸曲率半径をR1A、レンズL1Bの物体側のレンズ面の近軸曲率半径をR1Bとする。レンズL2Aの像側のレンズ面の近軸曲率半径をR2A、レンズL2Bの物体側のレンズ面の近軸曲率半径をR2Bとする。レンズL1Aの物体側のレンズ面からレンズL1Bの像側のレンズ面までの距離をD1t、レンズL1Aの像側のレンズ面からレンズL1Bの物体側のレンズ面までの距離をD1dとする。
レンズL2Aの物体側のレンズ面から前記レンズL2Bの像側のレンズ面までの距離をD2t、レンズL2Aの像側のレンズ面から前記レンズL2Bの物体側のレンズ面までの距離をD2dとする。ここで、バックフォーカスはレンズ最終面(最も像側のレンズ面)から像面までの距離を空気換算長で表した長さである。レンズ全長はレンズ最前面(第1レンズ面)からレンズ最終面までの光軸上の距離にバックフォーカスを加えた長さである。
空気レンズの焦点距離faは物体側の媒質の屈折率をN1、物体側のレンズ面の曲率半径をRa、像側の媒質の屈折率をN2、像側のレンズ面の曲率半径をRbとする。物体側のレンズ面と像側のレンズ面との距離をdとする。このとき空気レンズの焦点距離faは、
Figure 0007134697000001
である。
このとき次の条件式のうち1つ以上を満足するのが良い。
-1.20<f/fK1<-0.28 …(3)
-0.60<f/fK2<-0.15 …(4)
0.04<dmax/DT<0.25 …(5)
0.020<BK/DT<0.170 …(6)
0.08<f/DT×Fno<0.30 …(7)
0.65<D1/D2<1.20 …(8)
0.020<1/R1A-1/R1B<0.110…(9)
0.010<1/R2A-1/R2B<0.065…(10)
0.50<D1d/D1t<0.90 …(11)
0.30<D2d/D2t<0.80 …(12)
0.08<f/DT<0.24 …(13)
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。条件式(3)の上限値を超えると、空気レンズK1の負の屈折力が弱過ぎ(負の屈折力の絶対値が小さくなりすぎ)、サジタルフレアやコマ収差の補正が不足するため好ましくない。条件式(3)の下限値を超えると、空気レンズK1の負の屈折力が強過ぎ(負の屈折力が大きくなりすぎ)、サジタルフレアやコマ収差の補正が過剰となるため好ましくない。
条件式(4)の上限値を超えると、空気レンズK2の負の屈折力が弱過ぎ、サジタルフレアやコマ収差の補正が不足するため好ましくない。条件式(4)の下限値を超えると、空気レンズK2の負の屈折力が強過ぎ、サジタルフレアやコマ収差の補正が過剰となるため好ましくない。
条件式(5)の上限値を超えると、諸収差の補正が困難となるため好ましくない。条件式(5)の下限値を超えると、結像光学系L0が大型化するため好ましくない。
条件式(6)の上限値を超えると、バックフォーカスが長過ぎ諸収差の補正が困難となるため好ましくない。条件式(6)の下限値を超えると、結像光学系L0が大型化するため好ましくない。
条件式(7)の上限値を超えると、広画角化を図りつつ、Fナンバーを明るくすることが困難となるため好ましくない。条件式(7)の下限値を超えると、結像光学系L0が大型化するとともに、諸収差の補正が困難となるため好ましくない。
条件式(8)の上限値を超えると、コマ収差の補正が過剰となるため好ましくない。条件式(8)の下限値を超えると、コマ収差の補正が不足するため好ましくない。
条件式(9)の上限値を超えると、レンズL1Aの像側のレンズ面の曲率が強すぎ、サジタルフレアやコマ収差の発生が増大するため好ましくない。条件式(9)の下限値を超えると、レンズL1Bの物体側のレンズ面の曲率が強すぎ、サジタルフレアやコマ収差の補正が過剰となるため好ましくない。
条件式(10)の上限値を超えると、レンズL2Aの像側のレンズ面の曲率が強すぎ、サジタルフレアやコマ収差の補正が過剰となるため好ましくない。条件式(10)の下限値を超えると、レンズL2Bの物体側のレンズ面の曲率が強すぎ、サジタルフレアやコマ収差の発生が増大するため好ましくない。
条件式(11)の上限値を超えて、レンズL1AとレンズL1Bとの空気間隔が広過ぎると、サジタルフレアやコマ収差の補正が過剰となるため好ましくない。条件式(11)の下限値を超えて、レンズL1AとレンズL1Bとの空気間隔が狭過ぎると、サジタルフレアやコマ収差の補正が不足するため好ましくない。
条件式(12)の上限値を超えて、レンズL2AとレンズL2Bとの空気間隔が広過ぎると、サジタルフレアやコマ収差の補正が過剰となるため好ましくない。条件式(12)の下限値を超えて、レンズL2AとレンズL2Bとの空気間隔が狭過ぎると、サジタルフレアやコマ収差の補正が不足するため好ましくない。
条件式(13)の上限値を超えると、結像光学系L0の広画角化が困難となるため好ましくない。条件式(13)の下限値を超えると、結像光学系L0が大型化するため好ましくない。
なお、各実施例において、より好ましくは、条件式(3)乃至(13)の数値範囲を次のように設定するのが良い。
-1.10<f/fK1<-0.30 …(3a)
-0.55<f/fK2<-0.18 …(4a)
0.05<dmax/DT<0.20 …(5a)
0.023<BK/DT<0.160 …(6a)
0.09<f/DT×Fno<0.28 …(7a)
0.68<D1/D2<1.17 …(8a)
0.025<1/R1A-1/R1B<0.105…(9a)
0.015<1/R2A-1/R2B<0.060…(10a)
0.53<D1d/D1t<0.87 …(11a)
0.33<D2d/D2t<0.77 …(12a)
0.09<f/DT<0.23 …(13a)
また、よりさらに好ましくは、条件式(3a)乃至(13a)の数値範囲を次のように設定するのが良い。
-1.00<f/fK1<-0.33 …(3b)
-0.50<f/fK2<-0.20 …(4b)
0.06<dmax/DT<0.15 …(5b)
0.025<BK/DT<0.150 …(6b)
0.10<f/DT×Fno<0.26 …(7b)
0.70<D1/D2<1.15 …(8b)
0.030<1/R1A-1/R1B<0.100…(9b)
0.020<1/R2A-1/R2B<0.055…(10b)
0.55<D1d/D1t<0.85 …(11b)
0.35<D2d/D2t<0.75 …(12b)
0.10<f/DT<0.22 …(13b)
好ましくは、各実施例の結像光学系は、フォーカシングに際して開口絞りSTOよりも像側の少なくとも一部が移動する。本構成とすることにより、被写体距離無限遠から近距離にわたって良好な結像性能を維持したフォーカシングを簡易な構成で行うことができる。
特に、フォーカシングに際してレンズ群LP1aの一部のレンズ部LF1とレンズ群LP1bとレンズ群LN2が移動することが良い。具体的には、無限遠から近距離へのフォーカシングに際して、レンズ部LF1は物体側へ移動するとともに、レンズ群LP1bとレンズ群LN2は一体的に物体側へレンズ部LF1とは異なった速度で移動することが良い。
各実施例において、レンズL2Bの像側に正の屈折力のレンズを有しても良い。各実施例において、好ましくは、各実施例の結像光学系L0は、レンズL2Bの物体側のレンズ面が負の屈折力を強める、または正の屈折力を弱める非球面形状であるのが良い。このような構成とすると、サジタルフレアやコマ収差の補正を効果的に行うことができる。
また好ましくは、各実施例の結像光学系L0は、レンズL1Aの物体側のレンズ面が負の屈折力を弱める非球面形状であるのが良い。このような構成とすると、歪曲収差の補正を効果的に行うことができる。また好ましくは、各実施例の結像光学系L0は、レンズL1Bが非球面形状のレンズ面を有するのが良い。このような構成とすると、サジタルフレアやコマ収差の補正を効果的に行うことができる。
好ましくは、各実施例の結像光学系L0は、レンズL2Aが非球面形状のレンズ面を有するのが良い。このような構成とすると、サジタルフレアやコマ収差の補正を効果的に行うことができる。また好ましくは、各実施例の結像光学系L0は、レンズL2Bの像側のレンズ面が負の屈折力を弱める、または正の屈折力を強める非球面形状であるのが良い。このような構成とすると、サジタルフレアやコマ収差の補正を効果的に行うことができる。
次に、図13を参照して、各実施例における撮像光学系を用いたデジタルカメラ(撮像装置)の実施形態について説明する。図13は、撮像装置の概略図である。
図13において、20はデジタルカメラ本体、21は各実施例の結像光学系(撮像光学系)である。22はデジタルカメラ本体20に内蔵され、撮像光学系21を介して形成された光学像(被写体像)を受光するCCDセンサやCMOSセンサなどの撮像素子(光電変換素子)である。23は、撮像素子22によって光電変換された被写体像に対応する情報を記録する記憶手段(メモリ)、24は液晶ディスプレイパネルなどにより構成され、撮像素子22の上に形成された被写体像を観察するための表示素子(ファインダ)である。
次に本発明の各実施例の数値データを示す。各数値データにおいて、iは物体側からの面の順序を示す。数値データにおいてriは物体側より順に第i番目のレンズ面の曲率半径である。diは物体側より順に第i番目のレンズ厚及び空気間隔である。ndiとνdiは各々物体側より順に第i番目の材料のd線に対する屈折率、アッベ数である。
非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直方向にH軸、物体側から像側へ向かう方向を正としRを近軸曲率半径、Kを円錐定数、A4,A6,A8,A10,A12,A14を各々非球面係数としたとき、
Figure 0007134697000002
なる式で表している。BFは、バックフォーカスである。非球面は面番号の後に*を付加して示す。各数値データにおける上述した各条件式との対応を表1に示す。

[数値データ1]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 38.893 3.18 1.92286 18.9
2 21.727 11.01
3* 119.336 2.85 1.49710 81.6
4* 22.551 13.47
5* -108.567 2.37 1.49710 81.6
6* 60.174 0.49
7 74.083 6.86 2.00100 29.1
8 -54.761 1.80 1.43875 94.9
9 83.769 3.38 2.00100 29.1
10 -543.808 (可変)
11 156.186 5.56 1.88300 40.8
12 -40.168 2.00 1.68948 31.0
13* 47.899 (可変)
14(絞り) ∞ 0.45
15 29.886 13.26 1.43875 94.9
16 -18.900 2.00 1.72825 28.5
17 51.448 6.16 1.49700 81.5
18 -58.777 0.12
19 38.750 7.36 1.76385 48.5
20 -58.478 3.13
21* 162.968 2.19 1.51633 64.1
22* 39.409 5.18
23* -269.450 4.01 1.85135 40.1
24* -179.412 (可変)
25 40.705 3.21 1.69680 55.5
26 61.871 16.40
像面 ∞
非球面データ
第3面
K = 0.00000e+000 A 4= 4.71401e-005 A 6=-2.25522e-007
A 8= 8.27650e-010 A10=-1.73432e-012 A12= 1.80700e-015
A14=-4.05165e-019

第4面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.94544e-005 A 6=-2.03603e-007
A 8= 1.78711e-010 A10= 2.78535e-012 A12=-1.39062e-014
A14= 2.05785e-017

第5面
K = 0.00000e+000 A 4=-6.41969e-005 A 6= 2.85862e-007
A 8=-9.77863e-010 A10= 1.66582e-012 A12=-9.23479e-016

第6面
K = 0.00000e+000 A 4=-5.84382e-005 A 6= 3.05343e-007
A 8=-1.12131e-009 A10= 2.38812e-012 A12=-2.14093e-015

第13面
K = 0.00000e+000 A 4=-9.95505e-007 A 6= 4.30045e-009
A 8=-4.10090e-011 A10= 1.31362e-013 A12=-3.79812e-016

第21面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.18676e-005 A 6= 1.88840e-007
A 8=-2.35704e-010

第22面
K = 0.00000e+000 A 4=-4.80686e-005 A 6= 5.97937e-008
A 8= 4.06022e-010 A10=-2.06028e-012 A12= 4.54883e-015

第23面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.83169e-005 A 6=-2.45502e-007
A 8=-3.61706e-010 A10= 9.30200e-012 A12=-1.91848e-014

第24面
K = 0.00000e+000 A 4=-5.79710e-006 A 6=-2.24534e-007
A 8= 1.07782e-009 A10=-7.78751e-014 A12=-3.02044e-015
各種データ

焦点距離 18.51
Fナンバー 1.24
半画角(度) 49.45
像高 21.64
レンズ全長 129.00
BF 16.40

物体距離無限フォーカス時 物体距離-0.25mフォーカス時
d10 6.88 1.96
d13 5.20 6.92
d24 0.50 3.69

第1レンズG1 始面 1 終面 2
レンズ群LN1 始面 3 終面 6
レンズ群LP1 始面 7 終面 20
レンズ群LN2 始面 21 終面 24

第1フォーカスレンズ群 始面 11 終面 13
第2フォーカスレンズ群 始面 14 終面 24
[数値データ2]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 80.397 2.87 1.92286 18.9
2 27.111 4.79
3* 168.427 2.67 1.49710 81.6
4* 51.269 11.16
5* -23.033 2.39 1.49710 81.6
6* -46.631 0.48
7 127.016 4.07 2.00100 29.1
8 -182.454 1.80 1.43875 94.9
9 49.993 6.31 2.00100 29.1
10 -133.418 (可変)
11 50.823 6.07 1.88300 40.8
12 -106.904 2.00 1.68948 31.0
13* 36.088 (可変)
14(絞り) ∞ 1.00
15 211.919 10.41 1.43875 94.9
16 -18.256 2.00 1.69895 30.1
17 37.239 7.70 1.49700 81.5
18 -63.136 0.14
19 77.586 7.81 1.59282 68.6
20 -40.347 0.47
21 40.881 7.14 1.76385 48.5
22 -272.940 0.99
23* -1069.993 2.09 1.51633 64.1
24* 34.325 9.43
25* -997.702 3.09 1.85135 40.1
26* 367.012 (可変)
27 203.789 2.41 1.69680 55.5
28 ∞ 13.57
像面 ∞
非球面データ
第3面
K = 0.00000e+000 A 4= 5.31290e-005 A 6=-1.47874e-007
A 8= 3.20000e-010 A10=-4.69201e-013 A12= 3.28257e-016

第4面
K = 0.00000e+000 A 4= 5.38635e-005 A 6=-1.21591e-007
A 8= 1.70702e-010 A10=-5.70187e-014 A12=-1.52022e-016

第5面
K = 0.00000e+000 A 4= 8.14008e-005 A 6=-2.48950e-007
A 8= 6.37819e-010 A10=-8.87855e-013 A12= 5.39778e-016

第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 6.84378e-005 A 6=-2.41798e-007
A 8= 5.75399e-010 A10=-8.60585e-013 A12= 5.63492e-016

第13面
K = 0.00000e+000 A 4= 6.51178e-007 A 6= 1.08783e-008
A 8=-7.47579e-011 A10= 3.49084e-013 A12=-7.45802e-016

第23面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.61317e-005 A 6=-1.57696e-008
A 8= 3.11354e-011

第24面
K = 0.00000e+000 A 4= 9.30615e-006 A 6= 2.73100e-009
A 8= 1.61891e-011 A10=-2.94085e-014 A12= 2.65349e-016

第25面
K = 0.00000e+000 A 4=-7.32612e-005 A 6=-3.37587e-009
A 8=-1.99782e-010 A10= 2.60267e-012 A12=-4.08604e-015

第26面
K = 0.00000e+000 A 4=-5.46161e-005 A 6= 8.36816e-009
A 8= 2.55864e-010 A10= 1.60426e-014 A12=-3.41310e-016
各種データ

焦点距離 24.59
Fナンバー 1.24
半画角(度) 41.35
像高 21.64
レンズ全長 129.01
BF 13.57

物体距離無限フォーカス時 物体距離-0.25mフォーカス時
d10 9.19 1.99
d13 6.45 8.72
d26 0.50 5.44

第1レンズG1 始面 1 終面 2
レンズ群LN1 始面 3 終面 6
レンズ群LP1 始面 7 終面 22
レンズ群LN2 始面 23 終面 26

第1フォーカスレンズ群 始面 11 終面 13
第2フォーカスレンズ群 始面 14 終面 26
[数値データ3]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 46.089 3.36 1.92286 18.9
2 22.972 12.47
3* 110.186 2.96 1.49710 81.6
4* 22.975 12.81
5* -276.294 2.48 1.49710 81.6
6* 48.081 0.78
7 60.772 8.62 2.00100 29.1
8 -48.525 1.80 1.43875 94.9
9 35.947 4.08 2.00100 29.1
10 103.740 (可変)
11 48.674 3.66 1.88300 40.8
12 -102.702 2.00 1.68948 31.0
13* 22.902 (可変)
14(絞り) ∞ 0.52
15 30.893 10.83 1.43875 94.9
16 -14.550 2.00 1.71736 29.5
17 29.732 4.79 1.49700 81.5
18 -93.811 1.39
19 155.430 4.93 1.59282 68.6
20 -48.252 0.47
21 54.181 8.76 1.76385 48.5
22 -45.616 3.16
23* 86.516 2.16 1.51633 64.1
24* 28.490 7.26
25* -387.055 4.01 1.85135 40.1
26* -96.838 (可変)
27 117.033 3.39 1.60311 60.6
28 ∞ 13.55
像面 ∞
非球面データ
第3面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.63178e-005 A 6=-4.14321e-008
A 8= 1.71613e-010 A10=-3.58776e-013 A12= 3.24304e-016

第4面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.78502e-006 A 6=-6.32510e-008
A 8= 3.85600e-010 A10=-1.19339e-012 A12= 1.07208e-015

第5面
K = 0.00000e+000 A 4=-6.86596e-005 A 6= 3.22795e-007
A 8=-9.62776e-010 A10= 1.40574e-012 A12=-7.06793e-016

第6面
K = 0.00000e+000 A 4=-5.58161e-005 A 6= 3.28597e-007
A 8=-1.11683e-009 A10= 2.04865e-012 A12=-1.51001e-015

第13面
K = 0.00000e+000 A 4=-8.58851e-006 A 6= 3.01473e-008
A 8=-8.29924e-010 A10= 5.32319e-012 A12=-1.74228e-014

第23面
K = 0.00000e+000 A 4=-5.70644e-005 A 6= 2.98938e-007
A 8=-5.42927e-010

第24面
K = 0.00000e+000 A 4=-6.57820e-005 A 6= 1.94600e-007
A 8= 1.40039e-010 A10=-1.25894e-012 A12= 4.18609e-016

第25面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.25650e-005 A 6=-3.03422e-007
A 8= 1.29072e-010 A10= 5.18506e-012 A12=-9.38476e-015

第26面
K = 0.00000e+000 A 4= 9.21337e-007 A 6=-2.95354e-007
A 8= 1.06433e-009 A10=-7.77186e-013 A12=-5.86312e-017
各種データ

焦点距離 16.42
Fナンバー 1.43
半画角(度) 52.80
像高 21.64
レンズ全長 133.46
BF 13.55

物体距離無限フォーカス時 物体距離-0.25mフォーカス時
d10 5.15 1.95
d13 5.56 6.57
d26 0.50 2.70

第1レンズG1 始面 1 終面 2
レンズ群LN1 始面 3 終面 6
レンズ群LP1 始面 7 終面 22
レンズ群LN2 始面 23 終面 26

第1フォーカスレンズ群 始面 11 終面 13
第2フォーカスレンズ群 始面 14 終面 26
[数値データ4]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 44.966 3.80 1.92286 18.9
2 27.696 14.82
3* 103.058 3.18 1.49710 81.6
4* 23.942 18.13
5* -27.771 3.50 1.49710 81.6
6* -61.145 0.49
7 86.295 5.97 2.00100 29.1
8 -165.008 1.80 1.43875 94.9
9 54.964 5.76 2.00100 29.1
10 -466.289 (可変)
11 70.911 6.18 1.88300 40.8
12 -78.501 2.00 1.68948 31.0
13* 32.083 (可変)
14(絞り) ∞ 0.47
15 43.024 12.97 1.43875 94.9
16 -21.524 2.00 1.71736 29.5
17 35.868 8.96 1.49700 81.5
18 -58.285 0.16
19 83.753 7.40 1.59282 68.6
20 -50.144 0.49
21 37.404 9.68 1.76385 48.5
22 -149.786 1.00
23* 4261.839 2.29 1.51633 64.1
24* 33.992 10.02
25* -1172.961 4.02 1.88202 37.2
26* 406.019 (可変)
27 547.176 6.30 2.00100 29.1
28 ∞ 4.99
像面 ∞
非球面データ
第3面
K = 0.00000e+000 A 4= 7.14585e-006 A 6=-1.88006e-008
A 8= 4.04433e-011 A10=-3.99020e-014 A12= 2.44077e-017

第4面
K = 0.00000e+000 A 4=-6.84727e-007 A 6=-3.82291e-008
A 8= 7.21546e-011 A10=-1.56248e-013 A12= 1.49302e-016

第5面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.98822e-005 A 6=-5.80038e-008
A 8= 7.10595e-011 A10=-3.25337e-015 A12=-1.67234e-017

第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.72059e-005 A 6=-5.37301e-008
A 8= 6.56340e-011 A10=-4.27598e-015 A12=-4.78716e-017

第13面
K = 0.00000e+000 A 4= 6.75810e-007 A 6= 2.68748e-009
A 8= 2.31640e-012 A10=-8.89463e-015 A12=-6.33557e-017

第23面
K = 0.00000e+000 A 4= 9.42662e-006 A 6=-1.12752e-008
A 8= 1.53457e-011

第24面
K = 0.00000e+000 A 4= 8.68127e-006 A 6=-2.52520e-008
A 8= 1.76591e-010 A10=-6.93503e-013 A12= 8.67589e-016

第25面
K = 0.00000e+000 A 4=-7.08891e-005 A 6= 1.27176e-008
A 8=-9.15890e-010 A10= 6.06588e-012 A12=-8.99233e-015

第26面
K = 0.00000e+000 A 4=-4.52245e-005 A 6=-4.13213e-009
A 8=-9.36490e-012 A10= 1.33152e-012 A12=-2.14092e-015
各種データ

焦点距離 18.50
Fナンバー 1.03
半画角(度) 49.47
像高 21.64
レンズ全長 150.00
BF 4.99

物体距離無限フォーカス時 物体距離-0.40mフォーカス時
d10 5.72 3.14
d13 7.41 8.72
d26 0.50 1.77

第1レンズG1 始面 1 終面 2
レンズ群LN1 始面 3 終面 6
レンズ群LP1 始面 7 終面 22
レンズ群LN2 始面 23 終面 26

第1フォーカスレンズ群 始面 11 終面 13
第2フォーカスレンズ群 始面 14 終面 26

前述の各条件式と数値実施例における諸数値の関係を表1に示す
Figure 0007134697000003
L0…結像光学系 G1…レンズ LN1…レンズ群 LP1…レンズ群
LN2…レンズ群 K1…空気レンズ K2…空気レンズ
STO…開口絞り IM…結像面

Claims (22)

  1. 最も物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズG1、負の屈折力のレンズL1Aと負の屈折力のレンズL1Bよりなるレンズ群LN1、複数のレンズよりなるレンズ群LP1a、開口絞り、複数のレンズよりなるレンズ群LP1b、共に負の屈折力のレンズL2AとレンズL2Bよりなるレンズ群LN2、を有する結像光学系であって、
    前記レンズ群LP1aと前記レンズ群LP1bの合成の屈折力は正であり、
    前記レンズL2Bの物体側のレンズ面は、負の屈折力を強める非球面形状または正の屈折力を弱める非球面形状であり、
    前記レンズL1Aと前記レンズL1Bとで両凸形状の空気レンズK1が構成され、
    前記レンズL2Aと前記レンズL2Bとで負の屈折力の空気レンズK2が構成され、
    無限遠物体に合焦しているときの、前記レンズL1Bの像側のレンズ面から前記開口絞りまでの距離をD1、前記開口絞りから前記レンズL2Aの物体側のレンズ面までの距離をD2、前記開口絞りから結像面までの距離をDKとするとき、
    0.30<D1/DK<0.70
    0.35<D2/DK<0.75
    なる条件式を満たすことを特徴とする結像光学系。
  2. 最も物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズG1、負の屈折力のレンズL1Aと負の屈折力のレンズL1Bよりなるレンズ群LN1、複数のレンズよりなるレンズ群LP1a、開口絞り、複数のレンズよりなるレンズ群LP1b、共に負の屈折力のレンズL2AとレンズL2Bよりなるレンズ群LN2、を有する結像光学系であって、
    前記レンズ群LP1aと前記レンズ群LP1bの合成の屈折力は正であり、
    前記レンズL1Aの物体側のレンズ面は負の屈折力を弱める非球面形状であり、
    前記レンズL1Aと前記レンズL1Bとで両凸形状の空気レンズK1が構成され、
    前記レンズL2Aと前記レンズL2Bとで負の屈折力の空気レンズK2が構成され、
    無限遠物体に合焦しているときの、前記レンズL1Bの像側のレンズ面から前記開口絞りまでの距離をD1、前記開口絞りから前記レンズL2Aの物体側のレンズ面までの距離をD2、前記開口絞りから結像面までの距離をDKとするとき、
    0.30<D1/DK<0.70
    0.35<D2/DK<0.75
    なる条件式を満たすことを特徴とする結像光学系
  3. 最も物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズG1、負の屈折力のレンズL1Aと負の屈折力のレンズL1Bよりなるレンズ群LN1、複数のレンズよりなるレンズ群LP1a、開口絞り、複数のレンズよりなるレンズ群LP1b、共に負の屈折力のレンズL2AとレンズL2Bよりなるレンズ群LN2、を有する結像光学系であって、
    前記レンズ群LP1aと前記レンズ群LP1bの合成の屈折力は正であり、
    前記レンズL2Bの像側のレンズ面は負の屈折力を弱める非球面形状または正の屈折力を強める非球面形状であり、
    前記レンズL1Aと前記レンズL1Bとで両凸形状の空気レンズK1が構成され、
    前記レンズL2Aと前記レンズL2Bとで負の屈折力の空気レンズK2が構成され、
    無限遠物体に合焦しているときの、前記レンズL1Bの像側のレンズ面から前記開口絞りまでの距離をD1、前記開口絞りから前記レンズL2Aの物体側のレンズ面までの距離をD2、前記開口絞りから結像面までの距離をDKとするとき、
    0.30<D1/DK<0.70
    0.35<D2/DK<0.75
    なる条件式を満たすことを特徴とする結像光学系
  4. 最も物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズG1、負の屈折力のレンズL1Aと負の屈折力のレンズL1Bよりなるレンズ群LN1、複数のレンズよりなるレンズ群LP1a、開口絞り、複数のレンズよりなるレンズ群LP1b、共に負の屈折力のレンズL2AとレンズL2Bよりなるレンズ群LN2、を有する結像光学系であって、
    前記レンズ群LP1aと前記レンズ群LP1bの合成の屈折力は正であり、
    前記レンズL1Aと前記レンズL1Bとで両凸形状の空気レンズK1が構成され、
    前記レンズL2Aと前記レンズL2Bとで負の屈折力の空気レンズK2が構成され、
    フォーカシングに際して前記レンズ群LP1aの一部のレンズ部LF1と前記レンズ群LP1bと前記レンズ群LN2が移動し、
    無限遠物体に合焦しているときの、前記レンズL1Bの像側のレンズ面から前記開口絞りまでの距離をD1、前記開口絞りから前記レンズL2Aの物体側のレンズ面までの距離をD2、前記開口絞りから結像面までの距離をDKとするとき、
    0.30<D1/DK<0.70
    0.35<D2/DK<0.75
    なる条件式を満たすことを特徴とする結像光学系
  5. 無限遠から近距離へのフォーカシングに際して、前記レンズ部LF1は物体側へ移動するとともに、前記レンズ群LP1bと前記レンズ群LN2は一体的に物体側へ前記レンズ部LF1とは異なった速度で移動することを特徴とする請求項4に記載の結像光学系
  6. 最も物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズG1、負の屈折力のレンズL1Aと負の屈折力のレンズL1Bよりなるレンズ群LN1、複数のレンズよりなるレンズ群LP1a、開口絞り、複数のレンズよりなるレンズ群LP1b、共に負の屈折力のレンズL2AとレンズL2Bよりなるレンズ群LN2、を有する結像光学系であって、
    前記レンズ群LP1aと前記レンズ群LP1bの合成の屈折力は正であり、
    前記レンズL1Aと前記レンズL1Bとで両凸形状の空気レンズK1が構成され、
    前記レンズL2Aと前記レンズL2Bとで負の屈折力の空気レンズK2が構成され、
    前記レンズ群LP1bは、接合レンズと、該接合レンズの像側に配置された1または2の正レンズで構成され、
    前記接合レンズは物体側から像側へ順に配置された正レンズと負レンズと正レンズが接合されて構成され、
    無限遠物体に合焦しているときの、前記レンズL1Bの像側のレンズ面から前記開口絞りまでの距離をD1、前記開口絞りから前記レンズL2Aの物体側のレンズ面までの距離をD2、前記開口絞りから結像面までの距離をDKとするとき、
    0.30<D1/DK<0.70
    0.35<D2/DK<0.75
    なる条件式を満たすことを特徴とする結像光学系
  7. 前記レンズL1Bは、非球面形状のレンズ面を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の結像光学系。
  8. 前記レンズL2Aは非球面形状のレンズ面を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の結像光学系。
  9. 前記結像光学系の焦点距離をf、前記空気レンズK1の焦点距離をfK1とするとき、
    -1.20<f/fK1<-0.28
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の結像光学系。
  10. 前記結像光学系の焦点距離をf、該空気レンズK2の焦点距離をfK2とするとき、
    -0.60<f/fK2<-0.15
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の結像光学系。
  11. 前記結像光学系のレンズ全長をDT、前記結像光学系に含まれるレンズ間隔のうち最大のレンズ間隔をdmaxとするとき、
    0.04<dmax/DT<0.25
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の結像光学系。
  12. 前記結像光学系のレンズ全長をDT、前記結像光学系のバックフォーカスをBKとするとき、
    0.020<BK/DT<0.170
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の結像光学系。
  13. 前記結像光学系の焦点距離をf、前記結像光学系のレンズ全長をDT、前記結像光学系のFナンバーをFnoとするとき、
    0.08<f/DT×Fno<0.30
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の結像光学系。
  14. 前記結像光学系は、
    0.65<D1/D2<1.20
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の結像光学系。
  15. 前記レンズL1Aの像側のレンズ面の近軸曲率半径をR1A、前記レンズL1Bの物体側のレンズ面の近軸曲率半径をR1Bとするとき、
    0.020<1/R1A-1/R1B<0.110
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の結像光学系。
  16. 前記レンズL2Aの像側のレンズ面の近軸曲率半径をR2A、前記レンズL2Bの物体側のレンズ面の近軸曲率半径をR2Bとするとき、
    0.010<1/R2A-1/R2B<0.065
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の結像光学系。
  17. 前記レンズL1Aの物体側のレンズ面から前記レンズL1Bの像側のレンズ面までの距離をD1t、前記レンズL1Aの像側のレンズ面から前記レンズL1Bの物体側のレンズ面までの距離をD1dとするとき、
    0.50<D1d/D1t<0.90
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の結像光学系。
  18. 前記レンズL2Aの物体側のレンズ面から前記レンズL2Bの像側のレンズ面までの距離をD2t、前記レンズL2Aの像側のレンズ面から前記レンズL2Bの物体側のレンズ面までの距離をD2dとするとき、
    0.30<D2d/D2t<0.80
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1項に記載の結像光学系。
  19. 前記結像光学系の焦点距離をf、前記結像光学系のレンズ全長をDTとするとき、
    0.08<f/DT<0.24
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至18のいずれか1項に記載の結像光学系。
  20. フォーカシングに際して前記開口絞りよりも像側に配置された少なくとも一部のレンズが移動することを特徴とする請求項1乃至19のいずれか1項に記載の結像光学系。
  21. 前記レンズL2Bの像側に正の屈折力のレンズを有することを特徴とする請求項1乃至20のいずれか1項に記載の結像光学系。
  22. 請求項1乃至21のいずれか1項に記載の結像光学系と、該結像光学系を介して形成された光学像を受光する撮像素子と、を有することを特徴とする撮像装置。
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