JP7134451B1 - 自家エネルギーの過不足情報生成装置及び太陽光発電システム - Google Patents

自家エネルギーの過不足情報生成装置及び太陽光発電システム Download PDF

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Abstract

エネルギー受給部における再生可能エネルギーの使用状態を考慮した自家エネルギーの過不足情報生成装置、自家エネルギーの過不足情報生成方法及び太陽光発電システムを提供する。商用系統20、再生可能エネルギー発電装置30及び蓄電池40から供給される電力を負荷で消費するエネルギー受給部2における自家エネルギーの過不足に関する情報を生成する装置80であって、商用系統20からの供給電力に関する系統電力情報と、再生可能エネルギー発電装置30及び前記蓄電池40からの供給電力に関する自家エネ電力情報と、に基づいて、供給電力全体における再生可能エネルギー発電装置30及び蓄電池40からの供給電力の使用度合いを算出して自家エネ使用度合いとする使用度合い算出部と、自家エネ使用度合いと予め設定された設定使用度合いとを比較した使用度合い比較情報に基づいて、エネルギー受給部2における自家エネルギーの過不足に関する自家エネ過不足情報を生成する過不足情報生成部と、を備えた。

Description

本発明は、自家エネルギーの過不足情報生成装置、自家エネルギーの過不足情報生成方法及び太陽光発電システムに関する。
エネルギー供給源とエネルギー供給源から供給されるエネルギーを需要する需要設備とを有する複数のグリッドと、複数のグリッドを管理する管理手段と、を含むエネルギー供給システムが知られている(特許文献1参照)。特許文献1のエネルギー供給システムでは、グリッド内の余剰電力を蓄電するエネルギー貯蔵装置の貯蔵量が閾値を下回る場合、外部からのエネルギー供給が必要であると判定し、このグリッドに対してエネルギー供給を行っている。
特開2021-158731号公報
しかしながら、特許文献1に記載のエネルギー供給システムでは、エネルギー受給部であるグリッドにおける再生可能エネルギーの使用状態が考慮されておらず、エネルギー受給部で再生可能エネルギーが有効に活用されないおそれがある。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、エネルギー受給部における再生可能エネルギーの使用状態を考慮した自家エネルギーの過不足情報生成装置、自家エネルギーの過不足情報生成方法及び太陽光発電システムを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明では、
商用系統、再生可能エネルギー発電装置及び蓄電池から供給される電力を負荷で消費するエネルギー受給部における自家エネルギーの過不足に関する情報を生成する装置であって、
商用系統、再生可能エネルギー発電装置及び蓄電池から供給される電力を負荷で消費するエネルギー受給部における自家エネルギーの過不足に関する情報を生成する装置であって、
前記商用系統からの供給電力に関する系統電力情報と、前記再生可能エネルギー発電装置及び前記蓄電池からの供給電力に関する自家エネ電力情報と、に基づいて、供給電力全体における前記再生可能エネルギー発電装置及び前記蓄電池からの供給電力の使用度合いを算出して自家エネ使用度合いとする使用度合い算出部と、
前記自家エネ使用度合いと予め設定された設定使用度合いとを比較した使用度合い比較情報に基づいて、前記エネルギー受給部における前記自家エネルギーの過不足に関する自家エネ過不足情報を生成する過不足情報生成部と、を備えた自家エネルギーの過不足情報生成装置が提供される。
上記自家エネルギーの過不足情報生成装置において、
前記再生可能エネルギー発電装置は、太陽光発電装置であり、
昼と夜を判別する昼夜判別部と、
前記太陽光発電装置の実測発電量と、予め設定された予測発電量と、に基づいて、前記予測発電量に対する前記実測発電量の度合いを算出して実測発電度合いとする実測度合い算出部と、を備え、
前記過不足情報生成部は、前記昼夜判別部により昼と判別された際に、前記使用度合い比較情報と、前記実測発電度合いと予め設定された設定発電度合いとを比較した実測度合い比較情報と、に基づいて、前記自家エネ過不足情報を生成することが好ましい。
上記自家エネルギーの過不足情報生成装置において、
前記蓄電池が余裕状態であるか非余裕状態であるかを判断する余裕判断部を備え、
前記過不足情報生成部は、前記昼夜判別部により昼と判別された際に、前記使用度合い比較情報と、前記実測度合い比較情報と、前記蓄電池が前記余裕状態であるか前記非余裕状態であるかと、に基づいて、前記自家エネ過不足情報を生成することが好ましい。
上記自家エネルギーの過不足情報生成装置において、
前記余裕判断部は、前記昼夜判別部により夜と判別された際に、時刻と前記蓄電池の残量とに基づいて、前記蓄電池が前記余裕状態であるか前記非余裕状態であるかを判断し、
前記過不足情報生成部は、前記昼夜判別部により夜と判別された際に、前記使用度合い比較情報と、前記蓄電池が前記余裕状態であるか前記非余裕状態であるかと、に基づいて、前記自家エネ過不足情報を生成することが好ましい。
上記自家エネルギーの過不足情報生成装置において、
前記太陽光発電装置から前記商用系統へ電力が供給される逆潮流を検知する逆潮流検知部を備え、
前記過不足情報生成部は、前記昼夜判別部により昼と判別された際に、前記使用度合い比較情報と、前記実測度合い比較情報と、前記蓄電池が前記余裕状態であるか前記非余裕状態であるかと、前記逆潮流検知部により前記逆潮流が検知されたか否かと、に基づいて、前記自家エネ過不足情報を生成することが好ましい。
上記自家エネルギーの過不足情報生成装置において、
前記過不足情報生成部は、前記自家エネ使用度合いが前記設定使用度合いを上回る場合に前記自家エネルギーが余剰状態であると判断することが好ましい。
上記自家エネルギーの過不足情報生成装置において、
前記過不足情報生成部は、前記自家エネ使用度合いが前記設定使用度合いを下回る場合に前記自家エネルギーが不足状態であると判断することが好ましい。
上記自家エネルギーの過不足情報生成装置において、
前記過不足情報生成部は、前記昼夜判別部により昼と判別された際に、前記自家エネ使用度合いが前記設定使用度合いを上回り、かつ、前記実測発電度合いが前記設定発電度合いを下回り、かつ、前記蓄電池が前記余裕状態である場合に、前記自家エネルギーが余剰状態であると判断し、前記自家エネ使用度合いが前記設定使用度合いを下回る場合に前記自家エネルギーが不足状態であると判断するとともに、
前記昼夜判別部により夜と判別された際に、前記自家エネ使用度合いが前記設定使用度合いを上回り、かつ、前記蓄電池が前記余裕状態である場合に、前記自家エネルギーが余剰状態であると判断し、前記自家エネ使用度合いが前記設定使用度合いを下回る場合に前記自家エネルギーが不足状態であると判断することが好ましい。
上記自家エネルギーの過不足情報生成装置において、
前記過不足情報生成部は、前記昼夜判別部により昼と判別された際に、前記自家エネ使用度合いが前記設定使用度合いを上回り、かつ、前記実測発電度合いが前記設定発電度合いを下回り、かつ、前記蓄電池が前記余裕状態である場合、並びに、前記自家エネ使用度合いが前記設定使用度合いを上回り、かつ、前記実測発電度合いが前記設定発電度合いを上回り、かつ、前記逆潮流が検知された場合に、前記自家エネルギーが余剰状態であると判断し、前記自家エネ使用度合いが前記設定使用度合いを下回る場合に前記自家エネルギーが不足状態であると判断するとともに、
前記昼夜判別部により夜と判別された際に、前記自家エネ使用度合いが前記設定使用度合いを上回り、かつ、前記蓄電池が前記余裕状態である場合に、前記自家エネルギーが余剰状態であると判断し、前記自家エネ使用度合いが前記設定使用度合いを下回る場合に前記自家エネルギーが不足状態であると判断することが好ましい。
また、本発明では、
商用系統、再生可能エネルギー発電装置及び蓄電池から供給される電力を負荷で消費するエネルギー受給部における自家エネルギーの過不足に関する情報を生成する方法であって、
前記商用系統からの供給電力に関する系統電力情報と、前記再生可能エネルギー発電装置及び前記蓄電池からの供給電力に関する自家エネ電力情報と、に基づいて、供給電力全体における前記再生可能エネルギー発電装置及び前記蓄電池からの供給電力の使用度合いを算出して自家エネ使用度合いとし、
前記自家エネ使用度合いと予め設定された設定使用度合いとを比較した使用度合い比較情報に基づいて、前記エネルギー受給部における前記自家エネルギーの過不足に関する自家エネ過不足情報を生成する自家エネルギーの過不足情報生成方法が提供される。
さらに、本発明では、
上記自家エネルギーの過不足情報生成装置を備え、
前記負荷は、所定の蓄熱部に対して蓄熱を行う蓄熱機器を含み、
前記自家エネルギーが前記余剰状態である場合に前記蓄熱機器の蓄熱作用を増大させ、前記自家エネルギーが前記不足状態である場合に前記蓄熱機器の蓄熱作用を減少させる蓄熱制御部をさらに備えた太陽光発電システムが提供される。
さらにまた、本発明では、
上記自家エネルギーの過不足情報生成装置と、
前記商用系統から前記負荷へ電力が供給された状態で制御を行う通常モードと、前記商用系統から前記負荷への電力供給が切断スイッチにより切断された状態で制御を行う系統切断モードと、の間でモードを切り替えるモード切替部と、を備え、
前記モード切替部は、前記通常モード下で前記自家エネルギーが前記余剰状態のときに、所定の系統切断条件を満たすと、前記通常モードから前記系統切断モードへ切り替えるとともに、前記系統切断モード下で前記蓄電池の残量が予め設定された設定残量を下回っている場合に、前記系統切断モードから前記通常モードへ切り替える太陽光発電システムが提供される。
上記太陽光発電システムにおいて、
前記負荷は、所定の蓄熱部に対して蓄熱を行う蓄熱機器を含み、
前記系統切断モード下で前記蓄電池が放電状態のときに前記蓄熱機器の蓄熱作用を減少させ、前記系統切断モード下で前記蓄電池が充電状態又は待機状態のときに前記蓄熱機器の蓄熱作用を増大させる蓄熱制御部を備えることが好ましい。
上記自家エネルギー発電システムにおいて、
前記蓄熱機器は、空気調和装置を含むことが好ましい。
本発明によれば、エネルギー受給部における再生可能エネルギーの使用状態を考慮し、エネルギー受給部の再生可能エネルギーを有効に活用することができる。
本発明の第1の実施形態を示す太陽光発電システムの構成ブロック図である。 太陽光発電システムの制御ブロック図である。 太陽光発電システムの動作を示すフローチャートである。 太陽光発電システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示す太陽光発電システムの構成ブロック図である。 太陽光発電システムの制御ブロック図である。 太陽光発電システムの動作を示すフローチャートである。 太陽光発電システムの動作を示すフローチャートである。 太陽光発電システムの動作を示すフローチャートである。 実施例の太陽光発電システムにおける1時間ごとの電力供給量及び電力消費量に関するグラフである。 第1の比較例の太陽光発電システムにおける1時間ごとの電力供給量及び電力消費量に関するグラフである。 第1の比較例の太陽光発電システムにおける1時間ごとの電力供給量及び電力消費量に関するグラフである。
図1から図3は本発明の第1の実施形態を示すものであり、図1は太陽光発電システムの構成ブロック図、図2は太陽光発電システムの制御ブロック図、図3は太陽光発電システムの動作を示すフローチャートである。
図1に示すように、この太陽光発電システム1は、温冷熱機器10を含む負荷へ、商用系統20側及び太陽光発電装置(PV)30側から電力が供給されるエネルギー受給部2に適用される。このエネルギー受給部2は、図示しない他のエネルギー受給部とともにエネルギーシェア統合システム3に監視される。エネルギーシェア統合システム3は、監視対象の各エネルギー受給部のうち、エネルギーが余剰となっているエネルギー受給部から電力を受け取り、エネルギーが不足しているエネルギー受給部へ優先的に電力を供給する。
本実施形態においては、エネルギー受給部2は住宅であり、負荷には空気調和装置等の温冷熱機器10が含まれる。尚、エネルギー受給部2は、例えば、施設であってもよい。尚、図1には、温冷熱機器10以外の負荷は図示していない。商用系統20、太陽光発電装置30及び蓄電池40からの電力は、分電盤50を介して負荷に供給される。尚、分電盤50に代えて、例えば接続箱等の接続機能を有する他の設備を用いることもできる。本実施形態においては、太陽光発電装置30から商用系統20へ電力が供給される逆潮流が発生するようになっている。すなわち、本実施形態においては、商用系統20から電力を購入するとともに、商用系統20へ電力を売却する。
太陽光発電装置30は、光エネルギーを電気エネルギーに変換するパネルを有し、エネルギー受給部2にはこの電気エネルギーを直流から交流に変換するパワーコンディショナー(PCS)60が設けられている。パワーコンディショナー60は、太陽光発電装置30で発電された電力を充電する蓄電池40を管理する。蓄電池40に蓄えられた電力は、必要に応じて放電されて負荷へ供給される。尚、本実施形態においては、蓄電池40は、商用系統20からの電力を充電することも可能である。
本実施形態においては、商用系統20と分電盤50との間を流出入する電流を検出する系統電流センサ70と、パワーコンディショナー60と分電盤50との間を流出入する電流を検出する自家エネ電流センサ75が設けられる。図2に示すように、系統電流センサ70で検出された電流値は、商用系統20からの供給電力に関する系統電力情報110として監視・指示端末80へ送信される。また、自家エネ電流センサ75で検出された電流値は、太陽光発電装置30及び蓄電池40からの供給電力に関する自家エネ電力情報120として監視・指示端末80へ送信される。
監視・指示端末80は、エネルギー受給部2における各種情報を監視し、各種情報に基づいて、各種機器へ制御等について指示を出している。本実施形態においては、監視・指示端末80が、自家エネルギーの過不足情報生成装置をなしている。監視・指示端末80は、例えば、住宅の内部に備え付けられた端末とすることもできるし、住宅の外部の携帯端末とすることもできる。
監視・指示端末80は、例えばパーソナルコンピュータ、ワークステーション等のコンピュータからなり、入力部81と、出力部82と、媒体読込部83と、ストレージ84と、メモリ85と、演算部86と、インターフェース部87と、を有し、これらはシステムバスで相互に接続されている。入力部81は、端末使用者が操作するキーボード、マウス等を有しており、端末使用者からのプログラムの実行等に関する各種操作信号を入力する。出力部82は、データ等を表示するディスプレイを有し、各種プログラムの実行経過、結果等を表示することができる。なお、入力部81と出力部82とは、例えばタッチパネル等のように一体型の入出力手段であってもよく、この場合にはユーザの指やペン型の入力装置を用いて所定の位置をタッチして入力を行うことができる。媒体読込部83は、例えばCDドライブ、DVDドライブ、USBコネクタ等からなる。ストレージ84は、ハードディスク、SSD等であり、各種プログラム、各種電子データ等が記憶される。記憶されているプログラム、データ等は、必要に応じて入出力を行うことができる。メモリ85は、ROM、RAM等であり、演算部86によりストレージ84から読み出された実行プログラム等を格納する。演算部86は、CPU等であり、OS等の制御プログラム、及びメモリ85に格納されている自家エネルギーに関するプログラムに基づいて、各種演算や各ハードウェア構成部とのデータの入出力等、コンピュータ全体の処理を制御して、後述する自家エネ過不足情報250の生成等における各処理を実現することができる。
図2に示すように、監視・指示端末80には、各電流センサ70,75から各電力情報110,120を取得するとともに、パワーコンディショナー60から太陽光発電装置30の実測発電量情報130と、蓄電池40の残量情報140及び状態情報150と、を取得する。また、監視・指示端末80は、時刻サーバ4から時刻情報400を取得する。状態情報150は、蓄電池40が充電状態、放電状態、待機状態のいずれであるかを示す情報である。監視・指示端末80は、各種の設定情報が記憶される設定情報記憶部300を有する。設定情報記憶部300に記憶される設定情報は、ユーザ、外部等からの入力等により書き換え可能となっている。
監視・指示端末80は、昼と夜を判別する昼夜判別部800を有する。本実施形態においては、昼夜判別部800は、時刻により昼と夜を判別する。尚、昼夜判別部800の昼夜の判別方法は任意であり、例えば、太陽光発電装置30の発電量に基づいて判別することもできる。
監視・指示端末80は、系統電力情報110と自家エネ電力情報120とに基づいて、供給電力全体における太陽光発電装置30及び蓄電池40からの供給電力の使用度合いを算出して自家エネ使用度合い210とする使用度合い算出部810を有する。本実施形態においては、自家エネ使用度合い210は、自家エネ電流センサ75で検出された電流値を、系統電流センサ70及び自家エネ電流センサ75で検出された電流値を足した値で除することにより算出される。ここで、商用系統20、太陽光発電装置30及び蓄電池40から電力が供給される分電盤50とは別個に、災害時に重要な負荷へ優先的に電力を供給する等の目的で、太陽光発電装置30及び蓄電池40からのみ電力が供給される他の分電盤が設けられている場合がある。この場合、自家エネ電流センサ75とは別個に太陽光発電装置30及び蓄電池40と他の分電盤の間に第2自家エネ電流センサを設けて、自家エネ電流センサ75と第2自家エネ電流センサで検出された電流値を合算して自家エネ電力情報120とすればよい。尚、自家エネ使用度合い210を、例えば、系統電流センサ70及び自家エネ電流センサ75で検出された電流値の差を利用して算出してもよく、自家エネ使用度合い210の算出方法は適宜変更することができる。
監視・指示端末80は、実測発電量情報130と、予測発電量情報310と、に基づいて、予測発電量に対する太陽光発電装置30の実測発電量の度合いを算出して実測発電度合い220とする実測度合い算出部820を有する。本実施形態においては、実測発電度合い220は、実測発電量を予測発電量で除することにより算出される。尚、実測発電度合い220を、例えば、実測発電量と予測発電量の差を利用して算出してもよく、実測発電度合い220の算出方法は適宜変更することができる。予測発電量情報310は、予め設定された予測発電量の情報を含み、予測発電量は、例えば、気象予報、日射量と発電量の相関関係等から設定することができる。
監視・指示端末80は、蓄電池40が余裕状態であるか非余裕状態であるかを判断する余裕判断部830を有する。本実施形態においては、余裕判断部830は、昼夜判別部800により昼と判別された際には、蓄電池40の残量情報140及び状態情報150に基づいて余裕状態であるか非余裕状態であるかを判断する。具体的に、余裕判断部830は、昼夜判別部800により昼と判別された際には、蓄電池40の残量に関しては、蓄電池40の残量を予め設定された昼間設定残量340と比較する。また、本実施形態においては、余裕判断部830は、昼夜判別部800により夜と判別された際には、蓄電池40の残量情報140及び時刻情報400に基づいて余裕状態であるか非余裕状態であるかを判断する。具体的に、余裕判断部830は、昼夜判別部800により夜と判別された際には、蓄電池40の残量を予め設定された夜間設定残量350と比較する。本実施形態においては、夜間設定残量350は、時刻に応じて変化し、昼から夜に切り替わった直後が最大値となり、夜から昼に切り替わる直前が最小値となる。余裕判断部830は、時刻情報400から当該時刻の夜間設定残量350を参照し、蓄電池40の残量を参照された夜間設定残量350と比較する。
監視・指示端末80は、太陽光発電装置30から商用系統20へ電力が供給される逆潮流を検知する逆潮流検知部840を有する。本実施形態においては、逆潮流は、系統電流センサ70の電流値により逆潮流が検出される。
監視・指示端末80は、昼夜判別部800により昼と判別された際に、自家エネ使用度合い210と予め設定された設定使用度合い320とを比較した使用度合い比較情報230と、実測発電度合い220と予め設定された設定発電度合い330とを比較した実測度合い比較情報240と、蓄電池40が余裕状態であるか非余裕状態であるかと、逆潮流検知部840により逆潮流が検知されたか否かと、に基づいて、エネルギー受給部2における自家エネルギーの過不足に関する自家エネ過不足情報250を生成する過不足情報生成部850を有する。本実施形態においては、使用度合い比較情報230は自家エネ使用度合い210と設定使用度合い320の大小関係の情報であり、実測度合い比較情報240は実測発電度合い220と設定発電度合い330の大小関係の情報である。また、過不足情報生成部850は、昼夜判別部800により夜と判別された際に、使用度合い比較情報230と、蓄電池40が余裕状態であるか非余裕状態であるかと、に基づいて、自家エネ過不足情報250を生成する。過不足情報生成部850は、エネルギー受給部2における自家エネルギーの過不足について、余剰状態、バランス状態、不足状態のいずれかであるか判断し、これを自家エネ過不足情報250とする。
監視・指示端末80は、自家エネ過不足情報250を所定の機器へ送信する過不足情報送信部860を有する。過不足情報送信部860は、エネルギシェア統合システム3の管理装置等へ自家エネ過不足情報250を送信する。また、本実施形態においては、過不足情報送信部860は、自家エネ過不足情報250を温冷熱機器10の蓄熱制御部870へ送信する。
エネルギーシェア統合システム3は、受信した自家エネ過不足情報250に基づいて、各エネルギー受給部2のエネルギー管理を行う。また、温冷熱機器10は、受信した自家エネ過不足情報250に基づいて、対象物に対して加熱又は冷却を行う。
本実施形態においては、所定の蓄熱部に対して蓄熱を行う蓄熱機器としての温冷熱機器10は、蓄熱制御部870を有している。蓄熱制御部870は、自家エネルギーが余剰状態である場合に温冷熱機器10の蓄熱作用を増大させ、自家エネルギーがバランス状態である場合に温冷熱機器10の蓄熱作用を維持し、自家エネルギーが不足状態である場合に温冷熱機器10の蓄熱作用を減少させる。本実施形態においては、温冷熱機器10に空気調和装置が含まれており、例えば、自家エネルギーが余剰状態である場合には、室内の加熱作用又は冷却作用を増大させて室内の蓄熱量を増大させる。
以上のように構成された太陽光発電システム1の動作を、図3及び図4のフローチャートを参照して説明する。
図3に示すように、監視・指示端末80は、時刻情報400に基づいて昼と夜を判別する(ステップS1)。ステップS1で昼と判別された場合、自家エネ使用度合い210と設定使用度合い320とを比較し、自家エネ使用度合い210が設定使用度合い320以上であるか否かを判断する(ステップS2)。設定使用度合い320は任意に設定することができ、本実施形態においては80%とされている。尚、ステップS2では、自家エネ使用度合い210が設定使用度合い320以上か否かで場合分けをしているが、自家エネ使用度合い210と設定使用度合い320が等しい場合をいずれの場合とするかは重要ではない。要は、自家エネ使用度合い210が設定使用度合い320を上回る場合と下回る場合で場合分けができればよい。
ステップS2で設定使用度合い320が自家エネ使用度合い210以上である場合、実測発電度合い220と設定発電度合い330とを比較し、実測発電度合い220が設定発電度合い330以上であるか否かを判断する(ステップS3)。設定発電度合い330は任意に設定することができ、本実施形態においては80%とされている。尚、ステップS3では、実測発電度合い220が設定発電度合い330以上か否かで場合分けをしているが、実測発電度合い220と設定発電度合い330が等しい場合をいずれの場合とするかは重要ではない。要は、実測発電度合い220が設定発電度合い330を上回る場合と下回る場合で場合分けができればよい。
ステップS3で実測発電度合い220が設定発電度合い330未満である場合、蓄電池40が余裕状態であるか否かを判断する(ステップS4)。昼においては、蓄電池40が充電状態または待機状態で、かつ、電池残量が昼間設定残量340以上である場合に、余裕状態であると判断する。昼間設定残量340は任意に設定することができ、本実施形態においては80%とされている。尚、ステップS4では、電池残量が昼間設定残量340以上か否かで場合分けをしているが、電池残量と昼間設定残量340が等しい場合をいずれの場合とするかは重要ではない。要は、電池残量が昼間設定残量340を上回る場合と下回る場合で場合分けができればよい。
ステップS4で蓄電池40が余裕状態である場合、エネルギー受給部2における自家エネルギーの過不足について余剰状態であると判断され、余剰状態であるとの自家エネ過不足情報250がエネルギーシェア統合システム3及び温冷熱機器10へ送信される(ステップS5)。
また、ステップS3で実測発電度合い220が設定発電度合い330以上である場合、または、ステップS4で蓄電池40が非余裕状態である場合、逆潮流が検知されたか否かを判断する(ステップS6)。ステップS6で逆潮流が検知された場合、エネルギー受給部2における自家エネルギーの過不足について余剰状態であると判断され、ステップS5へ進む。すなわち、本実施形態においては、過不足情報生成部850は、昼夜判別部800により昼と判別された際に、自家エネ使用度合い210が設定使用度合い320を上回り、かつ、実測発電度合い220が設定発電度合い330を下回り、かつ、蓄電池40が余裕状態である場合、並びに、自家エネ使用度合い210が設定使用度合い320を上回り、かつ、実測発電度合い220が設定発電度合い330を上回り、かつ、逆潮流が検知された場合に、自家エネルギーが余剰状態であると判断している。
ステップS6で逆潮流が検知されない場合、エネルギー受給部2における自家エネルギーの過不足についてバランス状態であると判断され、バランス状態であるとの自家エネ過不足情報250がエネルギーシェア統合システム3及び温冷熱機器10へ送信される(ステップS7)。
本実施形態においては、ステップS2で設定使用度合い320が自家エネ使用度合い210未満である場合も、実測発電度合い220と設定発電度合い330とを比較し、実測発電度合い220が設定発電度合い330以上であるか否かを判断する(ステップS8)。ステップS8で実測発電度合い220が設定発電度合い330以上である場合、エネルギー受給部2における自家エネルギーの過不足について不足状態であると判断され、不足状態であるとの自家エネ過不足情報250がエネルギーシェア統合システム3及び温冷熱機器10へ送信される(ステップS9)。すなわち、本実施形態においては、過不足情報生成部850は、昼夜判別部800により昼と判別された際に、自家エネ使用度合い210が設定使用度合い320を下回る場合に、自家エネルギーが不足状態であると判断している。尚、ステップS8で実測発電度合い220が設定発電度合い330未満である場合、システムが異常であると判断され、状態確認モードへと移行する(ステップS10)。
ステップS5にて余剰状態の自家エネ過不足情報250が送信されると、蓄熱制御部870は、温冷熱機器10の蓄熱作用を増大させる(ステップS11)。本実施形態においては、温冷熱機器10の空気調和装置は、冷房状態であった場合は冷却作用を増大させ、暖房状態であった場合は加熱作用を増大させる。尚、空気調和装置が運転されておらず、停止状態であった場合は、強制的に運転状態とする。これにより、空気調和装置で直接的に冷却される空気や、間接的に冷却される建造物の壁部、柱等の構造物に、熱エネルギーが貯蔵される。また、本実施形態においては、ステップS11にて、温冷熱機器10の蓄熱作用を増大に加え、エネルギー受給部2に電気自動車が備えられている場合は、電気自動車のバッテリの充電を行い、エネルギー受給部2にプールポンプが備えられている場合は、プールポンプを作動させる。
また、ステップS7にてバランス状態の自家エネ過不足情報250が送信されると、蓄熱制御部870は、温冷熱機器10の蓄熱作用を維持する(ステップS12)。本実施形態においては、温冷熱機器10の空気調和装置は、現状の冷房状態又は暖房状態を維持する。尚、空気調和装置が運転されておらず、停止状態であった場合は、そのまま停止状態を維持する。また、本実施形態においては、ステップS12にて、温冷熱機器10の蓄熱作用を維持に加え、エネルギー受給部2に電気自動車が備えられバッテリが充電中である場合はバッテリの充電動作を維持し、エネルギー受給部2にプールポンプが備えられプールポンプが作動中である場合はそのまま作動状態を維持する。
また、ステップS9にて不足状態の自家エネ過不足情報250が送信されると、蓄熱制御部870は、温冷熱機器10の蓄熱作用を減少させる(ステップS13)。本実施形態においては、温冷熱機器10の空気調和装置は、冷房状態であった場合は冷却作用を停止させ、暖房状態であった場合は加熱作用を停止させる。尚、空気調和装置が運転されておらず、停止状態であった場合は、停止状態を維持する。また、本実施形態においては、ステップS13にて、温冷熱機器10の蓄熱作用を減少に加え、エネルギー受給部2に電気自動車が備えられバッテリが充電中である場合はバッテリの充電を停止し、エネルギー受給部2にプールポンプが備えられプールポンプが作動中である場合は停止させる。そして、ステップS11,S12,S13の後、ステップS1へ戻って、再び、昼夜を判別する。
図4に示すように、ステップS1で夜と判別された場合、自家エネ使用度合い210と設定使用度合い320とを比較し、自家エネ使用度合い210が設定使用度合い320以上であるか否かを判断する(ステップS14)。ステップS14で設定使用度合い320が自家エネ使用度合い210以上である場合、蓄電池40が余裕状態であるか否かを判断する(ステップS15)。夜においては、蓄電池40が夜間設定残量350以上である場合に、余裕状態であると判断する。前述のように、夜間設定残量350は時刻に応じて変化する。夜間設定残量350の設定は任意であるが、本実施形態においては、昼から夜に切り替わった直後が100%、夜から昼に切り替わる直前が10%で、この間に線形に減少するよう設定される。
ステップS15で蓄電池40が余裕状態である場合、エネルギー受給部2における自家エネルギーの過不足について余剰状態であると判断され、余剰状態であるとの自家エネ過不足情報250がエネルギーシェア統合システム3及び温冷熱機器10へ送信される(ステップS16)。すなわち、本実施形態においては、過不足情報生成部850は、昼夜判別部800により夜と判別された際に、自家エネ使用度合い210が設定使用度合い320を上回り、かつ、蓄電池40が余裕状態である場合に、自家エネルギーが余剰状態であると判断する。
ステップS15で蓄電池40が非余裕状態である場合、エネルギー受給部2における自家エネルギーの過不足についてバランス状態であると判断され、バランス状態であるとの自家エネ過不足情報250がエネルギーシェア統合システム3及び温冷熱機器10へ送信される(ステップS17)。
ステップS14で設定使用度合い320が自家エネ使用度合い210未満である場合、エネルギー受給部2における自家エネルギーの過不足について不足状態であると判断され、不足状態であるとの自家エネ過不足情報250がエネルギーシェア統合システム3及び温冷熱機器10へ送信される(ステップS18)。すなわち、本実施形態においては、過不足情報生成部850は、昼夜判別部800により夜と判別された際に、自家エネ使用度合い210が設定使用度合い320を下回る場合に、自家エネルギーが不足状態であると判断する。
ステップS16にて余剰状態の自家エネ過不足情報250が送信されると、蓄熱制御部870は、温冷熱機器10の蓄熱作用を増大させる(ステップS19)。ステップS17にてバランス状態の自家エネ過不足情報250が送信されると、蓄熱制御部870は、温冷熱機器10の蓄熱作用を維持する(ステップS20)。ステップS18にて不足状態の自家エネ過不足情報250が送信されると、蓄熱制御部870は、温冷熱機器10の蓄熱作用を減少させる(ステップS21)。ステップS19,S20,S21の温冷熱機器10の動作、電気自動車のバッテリへの充電制御及びプールポンプの作動制御は、ステップS11,S12,S13と同様である。ステップS19,S20,S21の後、ステップS1へ戻って、再び、昼夜を判別する。
以上のように構成された太陽光発電システム1によれば、エネルギー受給部2の自家エネルギーの使用状態を考慮した自家エネ過不足情報250がエネルギーシェア統合システム3へ送信されるので、エネルギーシェア統合システム3は、自家エネ過不足情報250に基づいてエネルギー受給部2の再生可能エネルギーを有効に利用し、各エネルギー受給部2の電力調整等を迅速かつ簡潔に行うことができる。また、例えば、月単位で各エネルギー受給部2の電力調整計画を策定する場合、毎月の各エネルギー受給部2の自家エネ過不足情報250を集計することにより、各エネルギー受給部2における中長期的な電力のバランス形成を的確に行うことができる。
また、エネルギー受給部2においては、自家エネ過不足情報250に基づいて温冷熱機器10を制御するようにしたので、エネルギー受給部2内で再生可能エネルギーを有効に利用することができる。特に、自家エネルギーが余剰状態であるときに、温冷熱機器10を強制的に作動させて熱エネルギーが貯蔵されるようにしたので、自家エネルギーの余剰状態が解消された後、貯蔵された熱エネルギーを利用して温冷熱機器10の電力消費の低減が図られる。これにより、蓄電池40を増設することなく、余剰な再生可能エネルギーを活用することができる。また、商用系統20から購入する電力量の低減を図ることができる。
図5から図9は本発明の第2の実施形態を示すものであり、図5は太陽光発電システムの構成ブロック図、図6は太陽光発電システムの制御ブロック図、図7から図9は太陽光発電システムの動作を示すフローチャートである。
図5に示すように、この太陽光発電システム101は、商用系統20から負荷への電力供給を切断可能な切断スイッチ21を有している。図5は、切断スイッチ21の有無を除いては、前記実施形態と同様である。
図6に示すように、監視・指示端末80は、商用系統20から負荷へ電力が供給された状態で制御を行う通常モードと、商用系統20から負荷への電力供給が切断スイッチ21により切断された状態で制御を行う系統切断モードと、の間でモードを切り替えるモード切替部880を有している。図6は、モード切替部880の有無を除いては、前記実施形態と同様である。
監視・指示端末80は、前記実施形態と同様に、昼夜判別部800と、使用度合い算出部810と、実測度合い算出部820と、余裕判断部830と、逆潮流検出部840と、過不足情報生成部850と、過不足情報送信部860と、を有している。エネルギー受供給部2における自家エネルギーの過不足について、余剰状態、バランス状態、不足状態の判断方法は、前記実施形態と同様である。
モード切替部880は、通常モード下で自家エネルギーが余剰状態又はバランス状態のときに、所定の系統切断条件を満たすと、通常モードから系統切断モードへ切り替える。本実施形態においては、系統切断条件は、ユーザにより系統切断の許可設定がなされているか否かである。モード切替部880は、系統切断モード下で蓄電池40の残量が予め設定された復帰設定残量360を下回っている場合に、系統切断モードから通常モードへ切り替える。本実施形態においては、蓄熱制御部870は、系統切断モード下で蓄電池40が放電状態のときに温冷熱機器10の蓄熱作用を減少させ、系統切断モード下で蓄電池40が充電状態又は待機状態のときに温冷熱機器10の蓄熱作用を増大させる。
以上のように構成された太陽光発電システム101の動作を、図7から図9のフローチャートを参照して説明する。
本実施形態においては、初期状態は通常モードに設定されており、商用系統20から電力が供給される状態となっている。図7及び図8に示すように、通常モードにおける制御は、前記実施形態のステップS1~S9,S14~S18と同様である。本実施形態においては、ステップS9,S18にて不足状態であると判断されると、直ちにステップS1へ戻る。また、ステップS5,S7,S16,S17にて余剰状態またはバランス状態であると判断されると、通常モードから系統切断モードへ移行する。
図9に示すように、系統切断モードへ移行すると、切断スイッチ21を作動させて商用系統20からの電力供給を停止する(ステップS101)。その後、監視・指示端末80は、蓄電池40の残量が復帰設定残量360以上か否かを判断する(ステップS102)。
ステップS102にて、蓄電池40の残量が復帰設定残量360以上である場合は、蓄電池40が放電状態であるか否かを判断する(ステップS103)。ステップS103にて蓄電池40が放電状態でなく、充電状態または待機状態であると判断されると、蓄熱制御部870は、温冷熱機器10の蓄熱作用を増大させる(ステップS104)。本実施形態においても、温冷熱機器10の空気調和装置は、冷房状態であった場合は冷却作用を増大させ、暖房状態であった場合は加熱作用を増大させる。尚、空気調和装置が運転されておらず、停止状態であった場合は、強制的に運転状態とする。
ステップS103にて蓄電池40が放電状態であると判断されると、蓄熱制御部870は、温冷熱機器10の蓄熱作用を減少させる(ステップS105)。本実施形態においては、温冷熱機器10の空気調和装置は、冷房状態であった場合は冷却作用を停止させ、暖房状態であった場合は加熱作用を停止させる。尚、空気調和装置が運転されておらず、停止状態であった場合は、停止状態を維持する。そして、ステップS104,S105の後、ステップS102へ戻って、再び、蓄電池40の残量と復帰設定残量360とを比較する。蓄電池40の残量が復帰設定残量360を下回るまでこの動作を繰り返す。
ステップS102にて、蓄電池40の残量が設定残量360を下回っている場合は、通常モードへ移行し、切断スイッチ21を再接続して商用系統20からの電力供給を再開する(ステップS106)。復帰設定残量360は任意に設定することができ、本実施形態においては30%とされている。図9に示すように、通常モードへ移行した後、ステップS1へ戻る。
以上のように構成された太陽光発電システム101によっても、エネルギー受供給部2の再生可能エネルギーの使用状態を考慮した自家エネ過不足情報250がエネルギーシェア統合システム3へ送信されるので、エネルギーシェア統合システム3は、自家エネ過不足情報250に基づいてエネルギー受供給部2で再生可能エネルギーを有効に利用して、各エネルギー受供給部2の電力調整等を迅速かつ簡潔に行うことができる。
また、エネルギー受供給部2においては、自家エネ過不足情報250に基づいて温冷熱機器10を制御するようにしたので、エネルギー受供給部2内で再生可能エネルギーを有効に利用することができる。特に、自家エネルギーが余剰状態またはバランス状態であるときに、商用系統20を切断するようにしたので、商用系統20から購入する電力量の低減を図ることができる。また、系統切断時に、所定の条件を満たすと、温冷熱機器10を強制的に作動させて熱エネルギーが貯蔵されるようにしたので、蓄電池40を増設することなく、再生可能エネルギーを活用することができる。
尚、前記各実施形態では、各電力情報110,120を各電流センサ70,75から取得するものを示したが、例えば、電力メータから取得したり、パワーコンディショナー60から取得してもよく、各電力情報110,120の取得方法は任意である。また、他の情報についても、その取得方法は任意に変更することができる。
また、前記各実施形態では、蓄熱制御部870を温冷熱機器10側に配置したものを示したが、蓄熱制御部870を監視・指示端末80側に配置してもよい。また、温冷熱機器10として空気調和装置が含まれるものを示したが、温冷熱機器10は温水器等を含むこともできる。
また、前記各実施形態では、再生可能エネルギー発電装置として太陽光発電装置20を示したが、例えば風力発電装置等の他の発電装置であってもよい。
また、前記各実施形態では、過不足情報生成部850が、自家エネルギーについて余剰状態、バランス状態、不足状態の3つの状態に分類するものを示したが、さらに細かく4以上の状態に分類するようにしてもよいし、単に余剰状態であるか否か、あるいは不足状態であるか否かといった、2つの状態に分類するようにしてもよい。また、昼と判別された際に、自家エネ過不足情報250が、使用度合い比較情報230と、実測度合い比較情報240と、蓄電池40が余裕状態かどうかと、逆潮流が検知されたか否かと、に基づいて生成されるものを示したが、少なくとも使用度合い比較情報230に基づいていれば、実測度合い比較情報240、蓄電池40の余裕状態及び逆潮流の発生状態に基づいていなくともよい。また、夜と判別された際に、自家エネ過不足情報250が、使用度合い比較情報230と、蓄電池40が余裕状態かどうかと、に基づいて生成されるものを示したが、少なくとも使用度合い比較情報230に基づいていれば、蓄電池40の余裕状態に基づいていなくともよい。さらに、昼夜の判別を行うことなく、使用度合い比較情報230に基づいて自家エネ過不足情報250を生成することも可能である。
また、前記各実施形態では、昼と判別された際に、ステップS2,S3,S4、S6を経て自家エネルギーが余剰状態であると判断したものを示したが、例えば、逆潮流を発生させないシステム等においては、逆潮流に関するステップS6を省略すればよい。また、例えば、蓄電池40を有さないシステム等においては、蓄電池40に関するステップS4を省略すればよい。さらに、ステップS2,S3,S4、S6の順序については、適宜入れ替えが可能である、さらにまた、例えば、ステップS3,S8を省略して、実測発電度合い220と設定発電度合い330を比較せずに、自家エネ使用度合い210が設定使用度合い320を上回る場合にただちに自家エネルギーが余剰状態であると判断し、自家エネ使用度合い220が設定使用度合い320を下回る場合にただちに自家エネルギーが不足状態であると判断してもよい
また、前記各実施形態では、蓄熱制御部870が温冷熱機器10の蓄熱作用を減少させる際に、温冷熱機器10の運転を停止させるものを示したが、温冷熱機器10の冷却作用又は加熱作用を減少させるようにしてもよい。
ここで、第1の実施形態の太陽光発電システムを実際の住宅に適用して得られたデータを図10に示す。尚、第1の実施形態のように逆潮流が許容されるシステムのみならず、逆潮流が許容されないシステムとしても、図10とほぼ同じデータが得られた。図10から図12は商用系統、太陽光発電及び蓄電池による1時間ごとの電力供給量と、負荷、蓄電池及び逆潮流による1時間ごとの電力消費量を示すグラフであり、図10は実施例を、図11は第1の比較例を、図12は第2の比較例を示す。第1及び第2の比較例は、自家エネ使用度合い及び自家エネ過不足情報を用いない従来の太陽光発電システムが適用された住宅で得られたデータであり、第1の比較例は逆潮流が許容されるシステムを適用した例であり、第2の比較例は逆潮流が許容されないシステムを適用した例である。
図11に示すように、第1の比較例では、12時から17時の間で逆潮流が発生している。また、図12に示すように、第2の比較例では、12時から16時の間で太陽光発電から供給される電力が、7時から11時の間と比較して顕著に少なくなっている。これらは、負荷、蓄電池等で電力を消費することができないことから、太陽光発電で得られる再生可能エネルギーを商用系統側へ供給したり、抑制して破棄したことによる。
これに対し、実施例では、図10に示すように、12時から16時の間で温冷熱機器である空気調和装置を強制的に作動させることにより意図的に電力消費量を増大させ、逆潮流が発生することはなかった。また、逆潮流が許容されないシステムを適用した実施例でも、比較例2と比べて太陽光発電で得られる再生可能エネルギーの抑制量が小さくなった。このとき、空気調和装置により、室内は過剰にならない程度に冷却され熱エネルギーが貯蔵された状態となった。そして、日没後の18時以降の空気調和装置による電力消費が低減され、蓄電池の放電量の低減も図ることができ、明け方まで、商用系統からの電力供給量を減らし、電力購入量を減らすことができた。図10に示すように、特に0時から5時の間で商用系統からの電力供給量が減少し、再生可能エネルギーの利用効率が向上している。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1 太陽光発電システム
2 エネルギー受給部
3 エネルギーシェア統合システム
10 温冷熱機器
20 商用系統
30 太陽光発電装置
40 蓄電池
70 系統電流センサ
75 再エネ電流センサ
80 監視・指示端末
110 系統電力情報
120 自家エネ電力情報
210 自家エネ使用度合い
220 実測発電度合い
230 使用度合い比較情報
240 実測度合い比較情報
250 自家エネ過不足情報
320 設定使用度合い
330 設定発電度合い
340 昼間設定残量
350 夜間設定残量
360 復帰設定残量
800 昼夜判別部
810 使用度合い算出部
820 実測度合い算出部
830 余裕判断部
840 逆潮流検知部
850 過不足情報生成部
870 蓄熱制御部
880 モード切替部

Claims (17)

  1. 商用系統、再生可能エネルギー発電装置及び蓄電池から供給される電力を負荷で消費するエネルギー受給部における自家エネルギーの過不足に関する情報を生成する装置であって、
    前記商用系統からの供給電力に関する系統電力情報と、前記再生可能エネルギー発電装置及び前記蓄電池からの供給電力に関する自家エネ電力情報と、に基づいて、供給電力全体における前記再生可能エネルギー発電装置及び前記蓄電池からの供給電力の使用度合いを算出して自家エネ使用度合いとする使用度合い算出部と、
    前記自家エネ使用度合いと予め設定された設定使用度合いとを比較した使用度合い比較情報に基づいて、前記エネルギー受給部における前記自家エネルギーの過不足に関する自家エネ過不足情報を生成する過不足情報生成部と、を備え、
    前記再生可能エネルギー発電装置は、太陽光発電装置であり、
    昼と夜を判別する昼夜判別部と、
    前記太陽光発電装置の実測発電量と、予め設定された予測発電量と、に基づいて、前記予測発電量に対する前記実測発電量の度合いを算出して実測発電度合いとする実測度合い算出部と、を備え、
    前記過不足情報生成部は、前記昼夜判別部により昼と判別された際に、前記使用度合い比較情報と、前記実測発電度合いと予め設定された設定発電度合いとを比較した実測度合い比較情報と、に基づいて、前記自家エネ過不足情報を生成する自家エネルギーの過不足情報生成装置。
  2. 前記蓄電池が余裕状態であるか非余裕状態であるかを判断する余裕判断部を備え、
    前記過不足情報生成部は、前記昼夜判別部により昼と判別された際に、前記使用度合い比較情報と、前記実測度合い比較情報と、前記蓄電池が前記余裕状態であるか前記非余裕状態であるかと、に基づいて、前記自家エネ過不足情報を生成する請求項に記載の自家エネルギーの過不足情報生成装置。
  3. 前記余裕判断部は、前記昼夜判別部により夜と判別された際に、時刻と前記蓄電池の残量とに基づいて、前記蓄電池が前記余裕状態であるか前記非余裕状態であるかを判断し、
    前記過不足情報生成部は、前記昼夜判別部により夜と判別された際に、前記使用度合い比較情報と、前記蓄電池が前記余裕状態であるか前記非余裕状態であるかと、に基づいて、前記自家エネ過不足情報を生成する請求項に記載の自家エネルギーの過不足情報生成装置。
  4. 前記太陽光発電装置から前記商用系統へ電力が供給される逆潮流を検知する逆潮流検知部を備え、
    前記過不足情報生成部は、前記昼夜判別部により昼と判別された際に、前記使用度合い比較情報と、前記実測度合い比較情報と、前記蓄電池が前記余裕状態であるか前記非余裕状態であるかと、前記逆潮流検知部により前記逆潮流が検知されたか否かと、に基づいて、前記自家エネ過不足情報を生成する請求項に記載の自家エネルギーの過不足情報生成装置。
  5. 前記余裕判断部は、前記昼夜判別部により夜と判別された際に、時刻と前記蓄電池の残量とに基づいて、前記蓄電池が前記余裕状態であるか前記非余裕状態であるかを判断し、
    前記過不足情報生成部は、前記昼夜判別部により夜と判別された際に、前記使用度合い比較情報と、前記蓄電池が前記余裕状態であるか前記非余裕状態であるかと、に基づいて、前記自家エネ過不足情報を生成する請求項に記載の自家エネルギーの過不足情報生成装置。
  6. 前記過不足情報生成部は、前記昼夜判別部により昼と判別された際に、前記自家エネ使用度合いが前記設定使用度合いを上回り、かつ、前記実測発電度合いが前記設定発電度合いを下回り、かつ、前記蓄電池が前記余裕状態である場合に、前記自家エネルギーが余剰状態であると判断し、前記自家エネ使用度合いが前記設定使用度合いを下回る場合に前記自家エネルギーが不足状態であると判断するとともに、
    前記昼夜判別部により夜と判別された際に、前記自家エネ使用度合いが前記設定使用度合いを上回り、かつ、前記蓄電池が前記余裕状態である場合に、前記自家エネルギーが余剰状態であると判断し、前記自家エネ使用度合いが前記設定使用度合いを下回る場合に前記自家エネルギーが不足状態であると判断する請求項に記載の自家エネルギーの過不足情報生成装置。
  7. 前記過不足情報生成部は、前記昼夜判別部により昼と判別された際に、前記自家エネ使用度合いが前記設定使用度合いを上回り、かつ、前記実測発電度合いが前記設定発電度合いを下回り、かつ、前記蓄電池が前記余裕状態である場合、並びに、前記自家エネ使用度合いが前記設定使用度合いを上回り、かつ、前記実測発電度合いが前記設定発電度合いを上回り、かつ、前記逆潮流が検知された場合に、前記自家エネルギーが余剰状態であると判断し、前記自家エネ使用度合いが前記設定使用度合いを下回る場合に前記自家エネルギーが不足状態であると判断するとともに、
    前記昼夜判別部により夜と判別された際に、前記自家エネ使用度合いが前記設定使用度合いを上回り、かつ、前記蓄電池が前記余裕状態である場合に、前記自家エネルギーが余剰状態であると判断し、前記自家エネ使用度合いが前記設定使用度合いを下回る場合に前記自家エネルギーが不足状態であると判断する請求項5に記載の自家エネルギーの過不足情報生成装置。
  8. 請求項に記載の自家エネルギーの過不足情報生成装置を備え、
    前記負荷は、所定の蓄熱部に対して蓄熱を行う蓄熱機器を含み、
    前記自家エネルギーが前記余剰状態である場合に前記蓄熱機器の蓄熱作用を増大させ、前記自家エネルギーが前記不足状態である場合に前記蓄熱機器の蓄熱作用を減少させる蓄熱制御部をさらに備えた太陽光発電システム。
  9. 前記蓄熱機器は、空気調和装置を含む請求項に記載の太陽光発電システム。
  10. 請求項に記載の自家エネルギーの過不足情報生成装置を備え、
    前記負荷は、所定の蓄熱部に対して蓄熱を行う蓄熱機器を含み、
    前記自家エネルギーが前記余剰状態である場合に前記蓄熱機器の蓄熱作用を増大させ、前記自家エネルギーが前記不足状態である場合に前記蓄熱機器の蓄熱作用を減少させる蓄熱制御部をさらに備えた太陽光発電システム。
  11. 前記蓄熱機器は、空気調和装置を含む請求項10に記載の太陽光発電システム。
  12. 請求項に記載の自家エネルギーの過不足情報生成装置と、
    前記商用系統から前記負荷へ電力が供給された状態で制御を行う通常モードと、前記商用系統から前記負荷への電力供給が切断スイッチにより切断された状態で制御を行う系統切断モードと、の間でモードを切り替えるモード切替部と、を備え、
    前記モード切替部は、前記通常モード下で前記自家エネルギーが前記余剰状態のときに、所定の系統切断条件を満たすと、前記通常モードから前記系統切断モードへ切り替えるとともに、前記系統切断モード下で前記蓄電池の残量が予め設定された設定残量を下回っている場合に、前記系統切断モードから前記通常モードへ切り替える太陽光発電システム。
  13. 前記負荷は、所定の蓄熱部に対して蓄熱を行う蓄熱機器を含み、
    前記系統切断モード下で前記蓄電池が放電状態のときに前記蓄熱機器の蓄熱作用を減少させ、前記系統切断モード下で前記蓄電池が充電状態又は待機状態のときに前記蓄熱機器の蓄熱作用を増大させる蓄熱制御部を備えた請求項12に記載の太陽光発電システム。
  14. 前記蓄熱機器は、空気調和装置を含む請求項13に記載の太陽光発電システム。
  15. 請求項に記載の自家エネルギーの過不足情報生成装置と、
    前記商用系統から前記負荷へ電力が供給された状態で制御を行う通常モードと、前記商用系統から前記負荷への電力供給が切断スイッチにより切断された状態で制御を行う系統切断モードと、の間でモードを切り替えるモード切替部と、を備え、
    前記モード切替部は、前記通常モード下で前記自家エネルギーが前記余剰状態のときに、所定の系統切断条件を満たすと、前記通常モードから前記系統切断モードへ切り替えるとともに、前記系統切断モード下で前記蓄電池の残量が予め設定された設定残量を下回っている場合に、前記系統切断モードから前記通常モードへ切り替える太陽光発電システム。
  16. 前記負荷は、所定の蓄熱部に対して蓄熱を行う蓄熱機器を含み、
    前記系統切断モード下で前記蓄電池が放電状態のときに前記蓄熱機器の蓄熱作用を減少させ、前記系統切断モード下で前記蓄電池が充電状態又は待機状態のときに前記蓄熱機器の蓄熱作用を増大させる蓄熱制御部を備えた請求項15に記載の太陽光発電システム。
  17. 前記蓄熱機器は、空気調和装置を含む請求項16に記載の太陽光発電システム。
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