JP2015002619A - 電力管理装置、電力管理システム及び電力管理方法 - Google Patents

電力管理装置、電力管理システム及び電力管理方法 Download PDF

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真司 十河
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Abstract

【課題】 蓄電池を停電時のバックアップとピークシフトとの両方の目的に効率よく使用することができる電力管理装置、電力管理システム及び電力管理方法を提供する。
【解決手段】 蓄電池14を商用電源のバックアップとして使用する停電時バックアップ時間と、単位時間ごとの消費電力量の予測値とに基づいて、単位時間を単位とする各時刻において、停電時バックアップ時間分のバックアップに必要な電力量をそれぞれに算出する放電計画作成部174と、蓄電池14に蓄積された電力量と、放電計画作成部174の算出した各時刻における必要な電力量との比較結果と、時間帯毎の電気料金が示された電気料金体系とに基づいて、蓄電池14の充電と放電とを制御する放電電力量調整部175とを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電力管理装置、電力管理システム及び電力管理方法に関する。
蓄電池には、停電の発生時に商用電源に代わって機器に電力を供給し、機器の動作停止を防止するという、バックアップ電源としての役割がある。また、蓄電池には、電気料金を削減する役割も求められている。例えば、電気料金の安い深夜時間帯に蓄電池に充電した電力を、電気料金の高い昼間の時間帯に使用することで、電気料金を削減することができる。
しかしながら、夜間に蓄電池に蓄えた電力を、電気料金を削減する目的で昼間の時間帯に使用してしまうと、停電発生時に蓄電池に電力が蓄積されておらず、バックアップ電源としての機能に支障をきたす場合がある。このため、バックアップ電源としての蓄電池と、電気料金の削減に使用する蓄電池とを別々に用意するか、あるいは蓄電池の容量を固定的に分割することが行われている。しかし、このような利用方法では、蓄電池の数を増やしたり、蓄電池の容量を大きくしなければならず、設置場所の確保が難しく、コストが増加するという課題がある。
特許文献1には、停電時における分散型発電機の電力供給能力を有効利用する技術が開示されている。
特開2008−11612号公報
しかしながら、特許文献1には、停電時のバックアップと電気料金の削減との両方の目的に蓄電池を効率よく使用する技術は開示されていない。
1つの側面では、本発明は、停電時のバックアップと電気料金の削減との両方の目的に蓄電池を効率よく使用することができる電力管理装置、電力管理システム及び電力管理方法を提供することを目的とする。
1つの態様では、電力管理装置は、蓄電池をバックアップ電源として使用する時間の設定と、単位時間ごとの消費電力量の予測値とに基づいて、前記単位時間ごとの各時刻において、前記設定された時間分のバックアップに必要な電力量をそれぞれ算出する算出手段と、前記蓄電池に蓄積された電力量と、前記算出手段の算出した前記各時刻における前記バックアップに必要な電力量との比較結果と、時間帯毎の電気料金が示された電気料金体系とに基づいて、前記蓄電池の充電と放電とを制御する制御手段とを備える。
1つの態様では、電力管理システムは、需要家内に設置された蓄電池と、前記蓄電池に蓄積された電力量を測定する測定手段とを有する需要家内装置と、蓄電池をバックアップ電源として使用する時間の設定と、単位時間ごとの消費電力量の予測値とに基づいて、前記単位時間ごとの各時刻において、前記設定された時間分のバックアップに必要な電力量をそれぞれ算出する算出手段と、前記蓄電池に蓄積された電力量と、前記算出手段の算出した前記各時刻における前記バックアップに必要な電力量との比較結果と、時間帯毎の電気料金が示された電気料金体系とに基づいて、前記蓄電池の充電と放電とを制御する制御手段とを有する電力管理装置とを備える。
1つの態様では、電力管理方法は、コンピュータ装置で実行される電力管理方法であって、蓄電池をバックアップ電源として使用する時間の設定と、単位時間ごとの消費電力量の予測値とに基づいて、前記単位時間ごとの各時刻において、前記設定された時間分のバックアップに必要な電力量をそれぞれ算出するステップと、前記蓄電池に蓄積された電力量と、前記算出するステップで算出した前記各時刻における前記バックアップに必要な電力量との比較結果と、時間帯毎の電気料金が示された電気料金体系とに基づいて、前記蓄電池の充電と放電とを制御するステップとを有する。
停電時のバックアップと電気料金の削減との両方の目的に蓄電池を効率よく使用することができる。
システム構成の一例を示す図である。 電力管理装置の備えるハードウェアの一例を示す図である。 電力管理装置の制御部が備える機能ブロックの一例を示す図である。 放電計画表の一例を示す図である。 電気料金体系の一例を示す図である。 放電計画表に、時間帯開始時の蓄電池残量と、時間帯中の電力使用量と、時間帯中の蓄電池放電電力量とを併せて表示した表の一例を示す図である。 計画電力量と、電力使用量と、蓄電池の放電電力量とを棒グラフにした図である。 電力管理装置の処理手順を示すフローチャートである。
(第1実施形態)
まず、図1を参照しながら本実施形態のシステム構成の一例について説明する。本実施形態は、複数の需要家内装置10と、電力管理装置100とを通信ネットワーク50で接続した構成を備えている。通信ネットワーク50は、有線または無線を問わず、インターネット(Internet)、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)やVPN(Virtual Private Network)などの任意の種類の通信網を採用することができる。また、本明細書において、需要家とは、商用電力の供給を受けて、これを使用している一般家庭やオフィス等を指すものとする。図1には、需要家内装置10を一般家庭に配置した場合を示している。
需要家内装置10は、住宅H内に配置される。需要家内装置10は、スマート分電盤11と、ゲートウェイ装置12と、蓄電池制御装置13と、蓄電池14と、電力消費機器15としてのエアコン、照明機器とを備える。
スマート分電盤11は、住宅Hにて受電した商用電源の電力を分電し、分電した電力を住宅H内のゲートウェイ装置12、蓄電池制御装置13、電力消費機器15等に供給する。また、スマート分電盤11は、住宅Hにおける電力使用量を測定し、測定した電力使用量のデータをゲートウェイ装置12に出力する。
ゲートウェイ装置12は、スマート分電盤11と蓄電池制御装置13とに接続している。また、ゲートウェイ装置12は、通信ネットワーク50を介して電力管理装置100に接続している。ゲートウェイ装置12は、スマート分電盤11により測定された電力使用量のデータや、蓄電池制御装置13により測定された蓄電池14の残電力量のデータを入力する。ゲートウェイ装置12は、入力したデータを通信ネットワーク50を介して電力管理装置100に送信する。また、ゲートウェイ装置12は、電力管理装置100が送信した、電力使用量のデータの取得要求や、蓄電池14の残電力量のデータの取得要求を通信ネットワーク50を介して受信する。ゲートウェイ装置12は、電力使用量のデータの取得要求を受信した場合、受信した取得要求をスマート分電盤11に出力する。蓄電池14の残電力量のデータの取得要求を受信した場合、ゲートウェイ装置12は、受信した取得要求を蓄電池制御装置13に出力する。
蓄電池14は、蓄電池制御装置13を介してスマート分電盤11に接続している。蓄電池制御装置13は、スマート分電盤11を介して入力した商用電源の電力を、交流電力から直流電力に変換して蓄電池14に蓄積する。また、蓄電池制御装置13は、蓄電池14に蓄積された残電力量を測定し、測定結果を示すデータをゲートウェイ装置12に出力する。また、蓄電池制御装置13は、蓄電池14に蓄積された電力をスマート分電盤11を介して電力消費機器15に供給する。
次に、図2を参照しながら電力管理装置100の備えるハードウェアの一例について説明する。
電力管理装置100は、制御部110を備える。制御部110は、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113を備える。CPU111、ROM112、RAM113の各部は、バス160に接続している。ROM112には、CPU111が制御に使用する制御プログラム等が保存されている。CPU111は、制御プログラムをROM112又はハードディスク装置(以下、HDDと表記する)150から読み出してRAM113に保存する。その後、CPU111は、RAM113に保存した制御プログラムに従って処理(演算)を行う。RAM113は、CPU111のワークメモリとして使用され、CPU111が演算に使用するデータや、CPU111による演算後のデータ等が保存される。CPU111、RAM113などのハードウェアと、制御プログラムとの協働によって実現される機能ブロックについては、図3を参照しながら後述する。
電力管理装置100は、入力装置121と、入力インターフェース(以下、インターフェースをI/Fと略記する)122とを備える。入力I/F122は、入力装置121と、バス160とに接続している。入力装置121は、マウス、キーボード等の入力デバイスである。入力装置121がユーザによって操作されると、入力装置121は、受け付けた操作内容を示す操作情報を、入力I/F122を介して制御部110に送る。入力I/F122は、入力装置121から操作情報を入力し、入力した操作情報を、バス160を介して制御部110に送る。
電力管理装置100は、グラフィックI/F132と、表示装置131とを備える。グラフィックI/F132は、バス160と表示装置131とに接続している。グラフィックI/F132は、制御部110で処理されたグラフィックデータを表示装置131に表示させるためのインターフェースである。グラフィックI/F132は、制御部110から受け取ったグラフィックデータを波形電気信号に変換して表示装置131に送る。表示装置131は、制御部110から送られたグラフィックデータを表示画面に表示させる。
電力管理装置100は、ネットワークI/F140を備える。ネットワークI/F140は、バス160と、通信ネットワーク50とに接続している。ネットワークI/F140は、制御部110から送られたデータを入力し、入力したデータを、通信ネットワーク50に出力する。また、ネットワークI/F140は、各需要家の需要家内装置10から送られるデータを受信し、受信したデータを制御部110に出力する。
電力管理装置100は、HDD150を備える。HDD150には、CPU111が制御に使用する制御プログラムや、需要家内装置10から送られた、電力使用量のデータ、蓄電池14の残電力量のデータ等が保存される。なお、図2には、記憶装置の一例としてHDD150を示したが、ハードディスク装置に限定されるものではない。例えば、コンピュータで読み込み可能なフレキシブルディスク(FD)、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM等の可搬記憶媒体でもよい。また、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)、光磁気ディスク、ICカードなどの可搬記憶媒体であってもよい。
次に、図3を参照しながら電力管理装置100の制御部110が備える機能ブロック170について説明する。機能ブロック170とは、制御部110のCPU111、RAM113などのハードウェアと、制御プログラムとの協働によって実現される処理を、一連の処理で実現される機能ごとにまとめたブロックである。電力管理装置100は、機能ブロック170として、入力部171と、需要家内電力使用量収集部172と、蓄電池残量収集部173とを備える。さらに、電力管理装置100は、機能ブロック170として、放電計画作成部174と、放電電力量調整部175と、充放電制御部176と、出力部177とを備える。
入力部171は、ネットワークI/F140と、需要家内電力使用量収集部172と、蓄電池残量収集部173とに接続している。入力部171は、各需要家のゲートウェイ装置12から送信されたデータをネットワークI/F140を介して入力する。入力部171は、入力したデータが、需要家における電力使用量のデータである場合には、このデータを需要家内電力使用量収集部172に出力する。また、入力部171は、入力したデータが、蓄電池14の残電力量のデータであった場合には、このデータを蓄電池残量収集部173に出力する。
需要家内電力使用量収集部172は、入力部171と、RAM113と、出力部177とに接続している。需要家内電力使用量収集部172は、定期的に電力使用量のデータの取得要求を各需要家のゲートウェイ装置12に送信する。需要家内電力使用量収集部172は、例えば、1日に1回、所定時刻になると、各需要家内装置10のゲートウェイ装置12に宛てて送信する、電力使用量のデータの取得要求を生成する。需要家内電力使用量収集部172は、生成した取得要求を出力部177に出力する。出力部177は、入力した電力使用量のデータの取得要求をネットワークI/F140に出力する。ネットワークI/F140は、入力した電力使用量のデータの取得要求を通信ネットワーク50に出力する。電力使用量のデータの取得要求は、通信ネットワーク50を介して各需要家内装置10のゲートウェイ装置12に送られる。
また、需要家内電力使用量収集部172は、各需要家のゲートウェイ装置12から送られた電力使用量のデータを、入力部171から入力する。需要家内電力使用量収集部172は、入力した各需要家の電力使用量のデータを使用して、時間帯ごとの電力使用量を計算する。需要家内電力使用量収集部172は、例えば、1時間ごとの電力使用量のデータを計算する。需要家内電力使用量収集部172は、計算した時間帯ごとの電力使用量のデータを需要家ごとにRAM113に保存する。
蓄電池残量収集部173は、蓄電池14の残電力量のデータの取得要求を、各需要家のゲートウェイ装置12に送信する。蓄電池残量収集部173は、例えば、5分ごとに各需要家に送る、残電力量のデータの取得要求を生成する。蓄電池残量収集部173は、生成した取得要求を出力部177に出力する。出力部177は、入力した残電力量のデータの取得要求をネットワークI/F140に出力する。ネットワークI/F140は、入力した残電力量のデータの取得要求を通信ネットワーク50に出力する。残電力量のデータの取得要求は、通信ネットワーク50を介して各需要家内装置10のゲートウェイ装置12に送られる。
また、蓄電池残量収集部173は、各需要家から送られた、蓄電池14の残電力量のデータを入力部171から入力すると、入力した残電力量のデータを、RAM113に保存する。蓄電池残量収集部173は、電力使用量のデータを、需要家別にRAM113に保存する。また、蓄電池残量収集部173は、残電力量のデータを放電電力量調整部175に出力する。なお、RAM113に保存された各需要家の電力使用量のデータや、蓄電池14の残電力量のデータは、制御部110の制御によりHDD150にも保存される。
放電計画作成部174は、過去の時間帯ごとの電力使用量のデータを、需要家ごとにRAM113から取得する。放電計画作成部174は、過去の時間帯ごとの電力使用量のデータと、停電時バックアップ時間とに基づいて、単位時間ごとの各時刻において、停電時バックアップ時間分のバックアップに必要な電力量をそれぞれ算出する。具体的には、放電計画作成部174は、過去の時間帯ごとの電力使用量のデータと、停電時バックアップ時間とを使用して計画電力量と、バックアップ電力量と、最低確保電力量とを計算し、放電計画表を作成する。なお、放電計画表は、需要家ごとに作成される。
ここで、図4を参照しながら計画電力量、バックアップ電力量、最低確保電力量について具体的に説明する。なお、図4には、放電計画作成部174の作成した放電計画表の一例を示す。放電計画表には、単位時間(図4に示す例では1時間)毎の計画電力量と、バックアップ電力量と、最低確保電力量とが記録されている。
計画電力量は、対象に選択した需要家(以下、対象需要家という)における単位時間ごとの消費電力量の予測値である。計画電力量は、対象需要家における過去の電力量の使用実績から求められる。RAM113には、時間帯ごとの電力使用量の履歴が、各需要家ごとに保存されている。放電計画作成部174は、対象需要家の電力使用量の履歴をRAM113から取得して、電力使用量の平均値を計算する。放電計画作成部174は、例えば、平日の放電計画を作成する場合には、過去の一定期間、例えば、前年の同月の平日の電力使用量の平均値を計算する。また、放電計画作成部174は、休日の放電計画を作成する場合には、過去の一定期間、例えば、前年の同月の休日の電力使用量の平均値を計算する。放電計画作成部174は、計算した時間帯ごとの電力使用量の平均値を計画電力量として図4に示す放電計画表に記録する。なお、図4には、時間帯10時00分〜11時00分から時間帯4時00分〜5時00分までの計画電力量を計算した場合を示す。図4には示されていない時間帯5時00分〜6時00分から時間帯9時00分〜10時00分までの計画電力量の計算も、必要に応じて行ってもよい。
バックアップ電力量は、事前に設定された停電時バックアップ時間の間、蓄電池14の電力を使用したバックアップを行う場合に、対象需要家の蓄電池14に蓄積しておく必要のある電力量である。停電時バックアップ時間とは、停電が発生した場合に、蓄電池14を商用電源のバックアップとして使用して、必要な電力をまかなう時間である。例えば、停電時バックアップ時間が6時間に設定され、午前7時0分に停電が発生したと仮定する。この場合、停電の発生した午前7時0分から6時間後の午後1時0分まで、対象需要家の蓄電池14に蓄積された電力で需要家の電力をまかなうこととなる。なお、停電時バックアップ時間は、システムで一定の値に設定してもよいし、需要家ごとに個別に設定してもよい。
放電計画作成部174は、処理対象の時間帯を選択し、選択した時間帯の終了時の時刻から停電時バックアップ時間後までに含まれる時間帯の計画電力量の総和をバックアップ電力量として計算する。例えば、停電時バックアップ時間の設定が6時間で、放電計画作成部174が処理対象の時間帯として時間帯10時00分〜11時00分を選択したとする。この場合、放電計画作成部174は、選択した時間帯の終了時刻11時00分から、6時間後の17時00分まで、すなわち、時間帯11時00分〜12時00分から時間帯16時00分〜17時00分までの計画電力量の総和を計算する。放電計画作成部174は、計算した計画電力量の総和を時間帯10時00分〜11時00分のバックアップ電力量の値として、図4に示す放電計画表に記録する。図4に示す放電計画表では、時間帯11時00分〜12時00分から時間帯16時00分〜17時00分までの計画電力量の総和は7200Whである。このため、7200Whが時間帯10時00分〜11時00分のバックアップ電力量として記録される。同様に、時間帯12時00分〜13時00分から時間帯17時00分〜18時00分までの計画電力量の総和は7500Whであるため、7500Whが時間帯11時00分〜12時00分のバックアップ電力量として記録される。なお、図4には、時間帯10時00分〜11時00分から時間帯4時00分〜5時00分までのバックアップ電力量を計算した場合を示した。これは、23時00分以降の時間帯は電気代の安い夜間時間帯となり、蓄電池14の充電が行われるため、バックアップ電力量や最低確保電力量の算出が不要となるからである。
最低確保電力量は、処理対象に選択した時間帯から、蓄電池14の充電を開始する時刻までの期間に含まれる時間帯におけるバックアップ電力量のうち、最大のバックアップ電力量に蓄電池マージンを加算したものである。図4に示す放電計画表を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、蓄電池14の充電が始まる時刻を23時00分として説明する。放電計画作成部174が、処理対象として時間帯11時00分〜12時00分を選択したとする。この場合、時間帯11時00分〜12時00分の最低確保電力量は、時間帯11時00分〜12時00分から時間帯22時00分〜23時00分までのバックアップ電力量のうち最大のものに蓄電池マージンを加算したものである。時間帯11時00分〜12時00分から時間帯22時00分〜23時00分までのバックアップ電力量のうち最大のものは、時間帯13時00分〜14時00分の7900Whである。このため、放電計画作成部174は、7900Whに、蓄電池マージンである100Whを加算した8000Whを時間帯11時00分〜12時00分の最低確保電力量とする。放電計画作成部174は、算出した最低確保電力量を、図4に示す放電計画表の時間帯11時00分〜12時00分の最低確保電力量の欄に記録する。
ここで、最低確保電力量を計算する際に、選択した時間帯以降の時間帯のバックアップ電力量のうちの最大のものを選択して最低確保電力量を計算する理由について説明する。バックアップ電力量は、時間帯ごとに変化するものであり、前の時間帯のバックアップ電力量よりも後の時間帯のバックアップ電力量のほうが大きい場合があり得る。例えば、図4に示す例では、時間帯10時00分〜11時00分のバックアップ電力量は、時間帯13時00分〜14時00分のバックアップ電力量よりも小さい。この場合、時間帯10時00分〜11時00分のバックアップ電力量まで蓄電池14を放電してしまうと、後の時間帯13時00分〜14時00分においてバックアップ電力量を確保することができなくなってしまう。このような事態の発生を防ぐため、処理対象の時間帯から、蓄電池14の充電を開始する時刻までの期間に含まれる時間帯におけるバックアップ電力量のうちの最大のものを選択する。なお、蓄電池マージンとは、放電を終えた蓄電池14の残量が最低確保電力量を下回ってしまわないようにするために設けるマージンである。蓄電池マージンは、蓄電池14の放電能力と、蓄電池残量の監視周期とによって決まる値であり、蓄電池14の放電能力(W)/蓄電池残量の監視周期(H)で算出される。例えば、蓄電池14の放電能力が1200W、蓄電池残量の監視周期が5分の場合、蓄電池マージンは、1200×(5/60)=100(Wh)である。蓄電池マージンは、システム設定値としてRAM113に設定しておくことができる。
放電電力量調整部175は、蓄電池14に蓄積された電力量と、各時刻における必要な電力量との比較結果と、時間帯毎の電気料金が示された電気料金体系とに基づいて、蓄電池14の充電と放電とを制御する。具体的には、放電電力量調整部175は、蓄電池残量収集部173が収集した現在の蓄電池14の残量と、放電計画作成部174が作成した放電計画表とに基づいて、各時間帯における蓄電池14の放電の可否を判定する。放電電力量調整部175は、まず、放電計画表を参照して、現在時刻が電気料金の高い時間帯であるか否かを判定する。放電電力量調整部175は、現在時刻が、放電計画表に最低確保電力量が登録された時間帯に含まれるか否かを判定して、現在時刻が電気料金の高い時間帯であるか否かを判定する。図5に、電気料金体系の一例を示す。時間帯23時00分〜7時00分の夜間は料金単価が11円/KWhと最も安く、時間帯7時00分〜10時00分、時間帯17時00分〜23時00分が25円/KWhと料金単価がその次に安い。また、時間帯10時00分〜17時00分が33円/KWhと最も料金単価が高い。図4に示す放電計画表では、時間帯10時00分〜23時00分を蓄電池14の放電を許可する時間帯とし、この時間帯の最低確保電力量を放電計画表に登録している。放電電力量調整部175は、現在時刻が電気料金の高い時間帯であり、蓄電池14の放電が許可される時間帯であると判定すると、現在の蓄電池14の残電力量と、放電計画表の最低確保電力量とを比較する。放電電力量調整部175は、現在の蓄電池14の残電力量が最低確保電力量よりも多い場合に、蓄電池14に放電を指示する。また、放電電力量調整部175は、現在の蓄電池14の残電力量が最低確保電力量以下である場合には、蓄電池14の放電を許可しない。さらに、放電電力量調整部175は、現在時刻が電気料金の安い時間帯、具体的には、23時00分〜7時00分であると判定すると、蓄電池14に充電を指示する。
なお、現在時刻が10時00分〜23時00分の電気料金の高い時間帯にある場合、特許請求の範囲に記載した第1時間帯は10時00分〜23時00分を指し、第2時間帯は23時00分〜7時00分を指す。また、現在時刻が23時00分〜7時00分の時間帯にある場合、特許請求の範囲に記載した第1時間帯は23時00分〜7時00分を指し、第2時間帯は、10時00分〜23時00分を指す。また、第1時間帯と第2時間帯との区分けは、上記の時間帯に限定されるものではない。
充放電制御部176は、放電電力量調整部175から、放電開始、放電停止又は充電開始の指示と、指示する需要家のゲートウェイ装置12を指定する情報(例えば、IPアドレス)とを入力する。充放電制御部176は、放電電力量調整部175から放電開始の指示を入力した場合、指定されたゲートウェイ装置12に送る、放電開始を指示するデータを生成して、出力部177に出力する。同様に、充放電制御部176は、放電停止の指示を入力した場合には、放電停止を指示するデータを生成し、充電開始の指示を入力した場合には、充電開始を指示するデータを生成し、出力部177に出力する。出力部177は、充放電制御部176から入力した信号をネットワークI/F140を介して通信ネットワーク50に出力する。
出力部177は、需要家内電力使用量収集部172と、蓄電池残量収集部173と、充放電制御部176と、ネットワークI/F140とに接続している。出力部177は、需要家内電力使用量収集部172、蓄電池残量収集部173及び充放電制御部176から入力したデータを、ネットワークI/F140に出力する。
次に、図6を参照しながら放電電力量調整部175の処理について具体的に説明する。図6には、図4に示した放電計画表に、時間帯開始の蓄電池残電力量と、時間帯中の電力使用量と、時間帯中の蓄電池放電電力量とを追加で示した表を示す。時間帯開始の蓄電池残電力量とは、対応する時間帯の開始時に蓄電池14に蓄積されている電力量(残電力量)である。時間帯中の電力使用量とは、対応する時間帯の間に、対応する需要家で消費された電力使用量を示している。時間帯中の蓄電池放電電力量とは、対応する時間帯中に蓄電池14が放電した電力量を示している。なお、蓄電池14に蓄積可能な最大電力量を10000Whとし、蓄電池マージンを100Whとする。また、蓄電池14からの放電は、電気料金の最も高い時間帯と、その次に電気料金の高い時間帯に行うものとする。例えば、電気料金が最も高い時間帯が10時00分〜17時00分の昼間時間であり、その次に電気料金の高い時間帯が17時00分〜23時00分の生活時間であるとする。時間帯23時00分〜7時00分は、電気料金が最も安く、この時間帯に蓄電池14を充電するものとする。
放電電力量調整部175は、蓄電池残量収集部173が収集した蓄電池14の現在の残電力量と、放電計画作成部174が作成した放電計画表とに基づいて、蓄電池14の放電の可否を時間帯ごとに判断する。例えば、図6に示す例では、蓄電池残量収集部173が収集した10時00分の時点での蓄電池14の残電力量は10000Whで、時間帯10時00分〜11時00分の最低確保電力量8000Whよりも多い。このため、放電電力量調整部175は、充放電制御部176に対し、蓄電池14の放電を指示する。その後、放電電力量調整部175は、例えば、5分周期で蓄電池残量収集部173が収集する蓄電池14の残電力量を監視する。時間帯10時00分〜11時00分の電力使用量が1000Whであったとする。このため、時間帯10時00分〜11時00分のすべての消費電力を蓄電池14の放電でまかなっても時間帯10時00分〜11時00分の最低確保電力量には達しない。従って、放電電力量調整部175は、時間帯10時00分〜11時00分では、蓄電池14の放電停止の指示を行わない。その結果、時間帯終了時点の11時00分に、蓄電池14の残電力量は9000Whになる。放電電力量調整部175は、11時00分以降も、引き続き5分周期で蓄電池14の残電力量の監視を行っていく。次の時間帯11時00分〜12時00分でも蓄電池14の放電を継続して行っていく。しかし、時間帯11時00分〜12時00分の電力使用量が1200Whであるため、11時00分〜12時00分の時間帯の途中のある時点で、時間帯11時00分〜12時00分の最低確保電力量8000Whを下回る。放電電力量調整部175は、蓄電池残量収集部173が収集した蓄電池14の残電力量が、時間帯11時00分〜12時00分の最低確保電力量8000Wh以下になると、充放電制御部176に対し、蓄電池14の放電停止を指示する。なお、蓄電池残量収集部173が蓄電池14の残電力量を収集する時間間隔は、5分周期であるため、蓄電池14の残電力量は、8000を若干下回っているはずであるが、ここでは簡単のため8000Whとする。
時間帯12時00分〜13時00分、時間帯13時00分〜14時00分は、最低確保電力量(8000Wh)が蓄電池14の残電力量(8000Wh)と等しいため、放電電力量調整部175は、蓄電池14の放電を許可しない。従って、時間帯12時00分〜13時00分、13時00分〜14時00分の蓄電池放電電力量は0Whとなる。
時間帯14時00分〜15時00分の最低確保電力量は、7800Whであり、蓄電池14の残電力量8000Whを下回るため、放電電力量調整部175は、14時00分に充放電制御部176に対し、蓄電池14の放電を指示する。その後、放電電力量調整部175は、蓄電池残量収集部173が収集した蓄電池14の残電力量が7800Wh以下になった時点で、蓄電池14の放電停止を充放電制御部176に指示する。
15時以降は、最低確保電力量が徐々に減少していくため、放電電力量調整部175は、時間帯14時00分〜15時00分と同様に各時間帯の開始時刻から蓄電池14の放電を充放電制御部176に指示する。そして、放電電力量調整部175は、蓄電池残量収集部173が収集した蓄電池14の残電力量が各時間帯の最低確保電力量以下になった時点で、蓄電池14の放電停止を充放電制御部176に指示する。
23時00分に、蓄電池14の放電が終了する。充放電制御部176は、蓄電池14に対して充電を指示する信号を送信する。充放電制御部176からの信号を受信した蓄電池制御装置13は、商用電力により蓄電池14を充電する。蓄電池14は、翌日の7時までの間に、商用電力によって満充電まで充電される。
図7に、図6に示す計画電力量、時間帯中の電力使用量、時間帯中の蓄電池14の放電電力量の各値を棒グラフに表したものを示す。点線が計画電力量を示し、実線が時間帯中の電力使用量を示し、網かけにより、蓄電池14の放電電力量を示す。図7を参照すると、電力使用量の多い時間帯17時00分〜20時00分において蓄電池14の電力を、電力消費機器15を動作させる電力に使用できていることが分かる。従って、本実施形態は、蓄電池14の容量を、停電時のバックアップ用と、ピークシフト用とに固定的に分割して使用する方法に比べ、電気料金をより節約することができる。
次に、図8に示すフローチャートを参照しながら電力管理装置100の制御部110の処理手順を説明する。
電力管理装置100の制御部110は、まず、放電計画表を作成する所定時刻となったか否かを判定する(ステップS1)。蓄電池14の放電制御を開始する前に放電計画表を作成しておく必要があるので、所定時刻は、蓄電池14の放電が許可される10時00分〜17時00分の時間帯よりも前の時間帯であればよい。所定時刻であると判定すると(ステップS1/YES)、制御部110は、停電時バックアップ時間と、計画電力量とに基づいて最低確保電力量を時間帯ごとに算出し、図4に示す放電計画表を作成する(ステップS2)。次に、制御部110は、放電許可時刻を経過したか否かを判定する(ステップ3)。本実施形態では、時間帯10:00〜23:00を放電許可時間帯としているので、制御部110は、放電許可時刻である10:00を過ぎたか否かを判定する(ステップS3)。ステップS3の判定が肯定判定である場合、制御部110は、蓄電池14の残電力量の取得要求を、対象需要家のゲートウェイ装置12に送信する(ステップS4)。次に、制御部110は、対象需要家から蓄電池14の残電力量を受信したか否かを判定する(ステップS5)。対象需要家のゲートウェイ装置12から蓄電池14の残電力量を受信した場合(ステップS5/YES)、制御部110は、対象需要家に設置された蓄電池14の状態は、放電中であるか否かを判定する(ステップS6)。制御部110は、放電中であると判定するとステップS7の処理に移行する。ステップS7では、制御部110は、現在の蓄電池14の残電力量は、現時間帯の最低確保電力量よりも多いか否かを判定する(ステップS7)。現在の蓄電池14の残電力量が現時間帯の最低確保電力量以下であると判定すると(ステップS7/NO)、制御部110は、蓄電池14の放電停止を需要家のゲートウェイ装置12に送信する(ステップS8)。ステップS8の処理後、又はステップS7の判定が肯定判定であった場合、制御部110は、現在の時刻が蓄電池14の充電開始時刻であるか否かを判定する(ステップS11)。蓄電池14の充電開始時刻である場合(ステップS11/YES)、制御部110は、蓄電池14の充電指示を対象需要家のゲートウェイ装置12に送信する(ステップS12)。
また、ステップS6の判定において、蓄電池14の現在の状態は、放電中ではないと判定すると(ステップS6/NO)、ステップS9の処理に移行する。ステップS9では、制御部110は、現在の蓄電池14の残電力量は、現時間帯の最低確保電力量よりも多いか否かを判定する(ステップS9)。現在の蓄電池14の残電力量が現時間帯の最低確保電力量よりも多いと判定すると(ステップS9/YES)、制御部110は、蓄電池14の放電開始を指示する(ステップS10)。ステップS10の処理後、又はステップS9の判定が否定判定であった場合、制御部110は、現在の時刻が蓄電池14の充電開始時刻であるか否かを判定する(ステップS11)。蓄電池14の充電開始時刻である場合には(ステップS11/YES)、制御部110は、蓄電池14の充電指示を需要家のゲートウェイ装置12に送信する(ステップS12)。
以上、詳細に説明したように、本実施形態の電力管理装置100は、停電時バックアップ時間と、過去の時間帯ごとの電力使用量の実績値である計画電力量とに基づいて、最低確保電力量を時間帯ごとに算出する。そして、電力管理装置100は、時間帯毎の電気料金が示された電気料金体系と、算出した最低確保電力量とに基づいて、蓄電池14の残電力量が算出した最低確保電力量を下回ることがないように、蓄電池14の放電を制御する。このため、停電時のバックアップと電気料金の削減との両方の目的に蓄電池を効率よく使用することができる。また、電力需要の低い深夜に蓄電池14に充電し、充電した電力を電力需要の高い昼間に使用することで、昼間の電力需要のピークを抑制するピークシフトを実現することができる。また、最低確保電力量の算出が容易であるため、電力管理装置100の蓄電池14の放電制御の処理負荷を軽減することができる。従って、電力管理装置100のCPU、メモリ等のリソースの価格を低減することができ、蓄電池14の導入コスト、運用コストを低減することができる。
上述した実施形態は、本発明の好適な実施の形態である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。例えば、電力管理装置100を各需要家内装置10ごとに設けて、電力管理装置100が対応する需要家内装置10の蓄電池14の充放電を制御するものであってもよい。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1) 蓄電池をバックアップ電源として使用する時間の設定と、単位時間ごとの消費電力量の予測値とに基づいて、前記単位時間ごとの各時刻において、前記設定された時間分のバックアップに必要な電力量をそれぞれ算出する算出手段と、
前記蓄電池に蓄積された電力量と、前記算出手段の算出した前記各時刻における前記バックアップに必要な電力量との比較結果と、時間帯毎の電気料金が示された電気料金体系とに基づいて、前記蓄電池の充電と放電とを制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする電力管理装置。
(付記2) 前記制御手段は、現在時刻が含まれる第1時間帯に対応する電気料金が、前記第1時間帯とは異なる第2時間帯に対応する電気料金よりも高い場合であって、前記蓄電池に蓄積された電力量が、前記算出手段の算出した前記各時刻における前記バックアップに必要な電力量よりも多い場合に、前記蓄電池を放電させることを特徴とする付記1記載の電力管理装置。
(付記3) 前記制御手段は、現在時刻が含まれる第1時間帯に対応する電気料金が、前記第1時間帯とは異なる第2時間帯に対応する電気料金よりも低い場合に、前記蓄電池を充電させることを特徴とする付記1又は2記載の電力管理装置。
(付記4) 前記算出手段は、前記単位時間ごとの各時刻のなかから処理対象となる第1時刻を選択し、前記選択した第1時刻に前記単位時間を加算した時刻から、前記設定された時間を経過するまでの間の前記消費電力量の予測値の和を、前記選択した第1時刻における電力量として算出する処理を、前記選択した第1時刻を変更しながら前記各時刻においてそれぞれ算出し、さらに、前記単位時間ごとの各時刻のなかから処理対象となる第2時刻を選択し、前記選択した第2時刻から前記蓄電池の充電が開始される時刻までの各時刻における電力量のうち、電力量が最大となる時刻の電力量を、前記選択した第2時刻における前記バックアップに必要な電力量として算出する処理を、前記選択した第2時刻を変更しながら前記各時刻においてそれぞれ算出することを特徴とする付記1から3のいずれか一項記載の電力管理装置。
(付記5) 需要家内に設置された蓄電池と、前記蓄電池に蓄積された電力量を測定する測定手段とを有する需要家内装置と、
前記蓄電池をバックアップ電源として使用する時間の設定と、単位時間ごとの消費電力量の予測値とに基づいて、前記単位時間ごとの各時刻において、前記設定された時間分のバックアップに必要な電力量をそれぞれ算出する算出手段と、前記蓄電池に蓄積された電力量と、前記算出手段の算出した前記各時刻における前記バックアップに必要な電力量との比較結果と、時間帯毎の電気料金が示された電気料金体系とに基づいて、前記蓄電池の充電と放電とを制御する制御手段とを有する電力管理装置とを備えることを特徴とする電力管理システム。
(付記6) 前記制御手段は、現在時刻が含まれる第1時間帯に対応する電気料金が、前記第1時間帯とは異なる第2時間帯に対応する電気料金よりも高い場合であって、前記蓄電池に蓄積された電力量が、前記算出手段の算出した前記各時刻における前記バックアップに必要な電力量よりも多い場合に、前記蓄電池を放電させることを特徴とする付記5記載の電力管理システム。
(付記7) 前記制御手段は、現在時刻が含まれる第1時間帯に対応する電気料金が、前記第1時間帯とは異なる第2時間帯に対応する電気料金よりも低い場合に、前記蓄電池を充電させることを特徴とする付記5又は6記載の電力管理システム。
(付記8) 前記算出手段は、前記単位時間ごとの各時刻のなかから処理対象となる第1時刻を選択し、前記選択した第1時刻に前記単位時間を加算した時刻から、前記設定された時間を経過するまでの間の前記消費電力量の予測値の和を、前記選択した第1時刻における電力量として算出する処理を、前記選択した第1時刻を変更しながら前記各時刻においてそれぞれ算出し、さらに、前記単位時間ごとの各時刻のなかから処理対象となる第2時刻を選択し、前記選択した第2時刻から前記蓄電池の充電が開始される時刻までの各時刻における電力量のうち、電力量が最大となる時刻の電力量を、前記選択した第2時刻における前記バックアップに必要な電力量として算出する処理を、前記選択した第2時刻を変更しながら前記各時刻においてそれぞれ算出することを特徴とする付記5から7のいずれか一項記載の電力管理システム。
(付記9) コンピュータ装置で実行される電力管理方法であって、
蓄電池をバックアップ電源として使用する時間の設定と、単位時間ごとの消費電力量の予測値とに基づいて、前記単位時間ごとの各時刻において、前記設定された時間分のバックアップに必要な電力量をそれぞれ算出するステップと、
前記蓄電池に蓄積された電力量と、前記算出するステップで算出した前記各時刻における前記バックアップに必要な電力量との比較結果と、時間帯毎の電気料金が示された電気料金体系とに基づいて、前記蓄電池の充電と放電とを制御するステップとを有することを特徴とする電力管理方法。
(付記10) 前記制御するステップは、現在時刻が含まれる第1時間帯に対応する電気料金が、前記第1時間帯とは異なる第2時間帯に対応する電気料金よりも高い場合であって、前記蓄電池に蓄積された電力量が、前記算出手段の算出した前記各時刻における前記バックアップに必要な電力量よりも多い場合に、前記蓄電池を放電させることを特徴とする付記9記載の電力管理方法。
(付記11) 前記制御するステップは、現在時刻が含まれる第1時間帯に対応する電気料金が、前記第1時間帯とは異なる第2時間帯に対応する電気料金よりも低い場合に、前記蓄電池を充電させることを特徴とする付記9又は10記載の電力管理方法。
(付記12) 前記算出するステップは、前記単位時間ごとの各時刻のなかから処理対象となる第1時刻を選択し、前記選択した第1時刻に前記単位時間を加算した時刻から、前記設定された時間を経過するまでの間の前記消費電力量の予測値の和を、前記選択した第1時刻における電力量として算出する処理を、前記選択した第1時刻を変更しながら前記各時刻においてそれぞれ算出し、さらに、前記単位時間ごとの各時刻のなかから処理対象となる第2時刻を選択し、前記選択した第2時刻から前記蓄電池の充電が開始される時刻までの各時刻における電力量のうち、電力量が最大となる時刻の電力量を、前記選択した第2時刻における前記バックアップに必要な電力量として算出する処理を、前記選択した第2時刻を変更しながら前記各時刻においてそれぞれ算出することを特徴とする請求項9から11のいずれか一項記載の電力管理方法。
10 需要家内装置
11 スマート分電盤
12 ゲートウェイ装置
13 蓄電池制御装置
14 蓄電池
100 電力管理装置
110 制御部
172 需要家内電力使用量収集部
173 蓄電池残量収集部
174 放電計画作成部
175 放電電力量調整部
176 充放電制御部

Claims (6)

  1. 蓄電池をバックアップ電源として使用する時間の設定と、単位時間ごとの消費電力量の予測値とに基づいて、前記単位時間ごとの各時刻において、前記設定された時間分のバックアップに必要な電力量をそれぞれ算出する算出手段と、
    前記蓄電池に蓄積された電力量と、前記算出手段の算出した前記各時刻における前記バックアップに必要な電力量との比較結果と、時間帯毎の電気料金が示された電気料金体系とに基づいて、前記蓄電池の充電と放電とを制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする電力管理装置。
  2. 前記制御手段は、現在時刻が含まれる第1時間帯に対応する電気料金が、前記第1時間帯とは異なる第2時間帯に対応する電気料金よりも高い場合であって、前記蓄電池に蓄積された電力量が、前記算出手段の算出した前記各時刻における前記バックアップに必要な電力量よりも多い場合に、前記蓄電池を放電させることを特徴とする請求項1記載の電力管理装置。
  3. 前記制御手段は、現在時刻が含まれる第1時間帯に対応する電気料金が、前記第1時間帯とは異なる第2時間帯に対応する電気料金よりも低い場合に、前記蓄電池を充電させることを特徴とする請求項1又は2記載の電力管理装置。
  4. 前記算出手段は、前記単位時間ごとの各時刻のなかから処理対象となる第1時刻を選択し、前記選択した第1時刻に前記単位時間を加算した時刻から、前記設定された時間を経過するまでの間の前記消費電力量の予測値の和を、前記選択した第1時刻における電力量として算出する処理を、前記選択した第1時刻を変更しながら前記各時刻においてそれぞれ算出し、さらに、前記単位時間ごとの各時刻のなかから処理対象となる第2時刻を選択し、前記選択した第2時刻から前記蓄電池の充電が開始される時刻までの各時刻における電力量のうち、電力量が最大となる時刻の電力量を、前記選択した第2時刻における前記バックアップに必要な電力量として算出する処理を、前記選択した第2時刻を変更しながら前記各時刻においてそれぞれ算出することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の電力管理装置。
  5. 需要家内に設置された蓄電池と、前記蓄電池に蓄積された電力量を測定する測定手段とを有する需要家内装置と、
    前記蓄電池をバックアップ電源として使用する時間の設定と、単位時間ごとの消費電力量の予測値とに基づいて、前記単位時間ごとの各時刻において、前記設定された時間分のバックアップに必要な電力量をそれぞれ算出する算出手段と、前記蓄電池に蓄積された電力量と、前記算出手段の算出した前記各時刻における前記バックアップに必要な電力量との比較結果と、時間帯毎の電気料金が示された電気料金体系とに基づいて、前記蓄電池の充電と放電とを制御する制御手段とを有する電力管理装置とを備えることを特徴とする電力管理システム。
  6. コンピュータ装置で実行される電力管理方法であって、
    蓄電池をバックアップ電源として使用する時間の設定と、単位時間ごとの消費電力量の予測値とに基づいて、前記単位時間ごとの各時刻において、前記設定された時間分のバックアップに必要な電力量をそれぞれ算出するステップと、
    前記蓄電池に蓄積された電力量と、前記算出するステップで算出した前記各時刻における前記バックアップに必要な電力量との比較結果と、時間帯毎の電気料金が示された電気料金体系とに基づいて、前記蓄電池の充電と放電とを制御するステップとを有することを特徴とする電力管理方法。
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