JP7133973B2 - 半導体発光装置 - Google Patents

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本発明は、複数の半導体発光素子を配列した半導体発光装置に関し、特に、蛍光体材料等の波長変換層を備えた半導体発光装置及びこれを備えた車両用灯具に関する。
従来、半導体発光装置として、第1透明樹脂層が基板上に複数の発光素子を封止するように配置され、第1透明樹脂層との間に空気層を挟んで第2透明樹脂層が配置される平面発光モジュールであって、第1及び第2透明樹脂層に蛍光体が分散配置されて、第2透明樹脂層を外部から見たときに擬似白色光が観察される平面発光モジュールが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013-12536(特許第5863291)号公報
しかしながら、上述のような平面発光モジュールでは、複数の発光素子の一群の周縁部の輝度の減衰が急変してしまう問題があった。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、複数の発光素子の一群の周縁部の減衰輝度の急変を緩和できる半導体発光装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の態様の半導体発光装置は、搭載基板上に実装された複数の発光ユニットを備えた半導体発光装置であって、
前記複数の発光ユニットは、マトリクス状に配列されており、
前記複数の発光ユニットの各々は、
前記搭載基板に載置されかつ上面に発光面を有する発光素子と、
前記発光素子の上面を覆いかつ蛍光体を含有する蛍光体層及び前記蛍光体層の上面を覆う光透過性基板の組、又は、前記発光素子の上面を覆う光透過性基板及び前記光透過性基板の上面を覆いかつ蛍光体を含有する蛍光体層の組と、
前記発光素子、前記蛍光体層及び前記光透過性基板のそれぞれの側面を覆う光反射部材と、を備え、
前記複数の発光ユニットのうちの外周に位置する外周発光ユニットの少なくとも一つにおいて、前記光透過性基板は、前記発光素子の上面から前記外周に向かう方向に拡張する拡張部を有することを特徴とする。
さらに、本発明の第2の態様の半導体発光装置は、搭載基板上に実装された複数の発光ユニットを備えた半導体発光装置であって、
前記複数の発光ユニットは、マトリクス状に配列されており、
前記複数の発光ユニットの各々は、
前記搭載基板に載置されかつ上面に発光面を有する発光素子と、
前記発光素子の上面を覆いかつ蛍光体を含有する蛍光体層と、
前記発光素子及び前記蛍光体層の側面を覆う光反射部材と、を備え、
前記複数の発光ユニットのうちの外周に位置する外周発光ユニットの少なくとも一つは、前記発光素子の、前記複数の発光ユニットの外周方向に向いた側面を覆い、かつ、前記複数の発光ユニットの外周方向に延びるように配置されている光透過性基板を備えることを特徴とする。
本発明の半導体発光装置によれば、該半導体発光装置を車両用灯具に搭載した場合に、半導体発光装置が備える複数の半導体発光素子(以下、発光素子とも称する)を複数のグループに分けた場合に、配光パターンにおける複数の発光素子の一群の像の周縁部の減衰輝度の急変を緩和でき、色ムラや輝度ムラの発光特性を改善できる。
実施例の半導体発光装置を光源として搭載した灯具の構成を示す模式的な断面図(a)と、その灯具の光路を模式的に示す図(b)である。 本実施例の車両用前照灯装置の左右の灯具本体ユニットから前方へ照射される光により仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターンを示す図である。 本発明の実施例1の半導体発光装置の模式的な上面図である。 本実施例の車両用前照灯装置の左右の灯具本体ユニットから前方へ照射される光により仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターンを示す図である。 本発明の実施例1の半導体発光装置の部分断面図(図3のxx線上の断面)である。 本発明の実施例2の半導体発光装置の部分断面図である。 本発明の実施例3の半導体発光装置の部分断面図である。 本発明の実施例4の半導体発光装置の部分断面図である。 本発明の実施例5の半導体発光装置の部分断面図である。 本発明の実施例の半導体発光装置の製造方法の一の工程を説明する模式的な断面図である。 本発明の実施例の半導体発光装置の製造方法の一の工程を説明する模式的な断面図である。
以下、本発明の半導体発光装置の実施例について、図面を参照しつつ具体的に説明する。なお、図面において同一の構成要素については、同一の符号を付け、重複する構成要素の説明は省略する。
(半導体発光装置を有する車両用前照灯)
図1(a)は、実施例の半導体発光装置を光源として搭載した灯具10の構成を示す模式的な断面図である。灯具10は、制御部20と灯体部30とを含む。本実施例においては、灯具10が車両用前照灯である場合について説明する。図1(b)は、灯具10を側面から見た場合の灯体部30内の光路を模式的に示す図である。
灯体部30は、発光モジュール21(半導体発光装置)、集光ミラー32および投影レンズ33を収容する。また、発光モジュール21、集光ミラー32および投影レンズ33は、支持部SUによって灯体部30内において支持されている。また、灯体部30は灯体ハウジングHSに収容されている。灯体ハウジングHSには、投影レンズ33周りからエクステンション部31を介して、投影レンズ33から投影光PLが出射する側の領域にはアウターレンズOLが設けられている。投影光PLは、アウターレンズOLを介して外部に取出される。また、灯体部30は、灯体ハウジングHSに対してその光軸を調整するための光軸調整部AJを有している。
発光モジュール21にはこれから発生する熱を放熱する放熱部SUHが設けられている。また、発光モジュール21は電力供給線22を介して制御部20に接続され、制御部20には、バッテリ(図示せず)および主制御部(図示せず)等に接続された配線CBが設けられている。
集光ミラー32は、例えば楕円反射面であって、第1の焦点F1に配置された発光モジュール21からの拡散光DLを集光して第2の焦点F2に集光する集光光FLを生成する。投影レンズ33は、集光ミラー32からの集光光FLを投影して投影光PLを生成する。
集光ミラー32は、例えば樹脂等で成型された成型体の表面にアルミや銀等の高い光反射性を有する膜を成膜することによって形成することができる。また、集光ミラー32は、保護膜によって覆われていても良い。投影レンズ33は、例えばガラス、ポリカーボネート、アクリル等、拡散光DLに対して透光性を有する材料からなる。
光源からの拡散光DLは、図1(b)に示すように、第1の焦点F1から放射状に進み、集光ミラー32に入射する。拡散光DLは、集光ミラー32によって他の焦点(第2の焦点)F2に集光される。また、第2の焦点F2は、投影レンズ33の焦点として機能する。
なお、灯体部30は、自動車用前照灯におけるすれ違い走行用配光(いわゆるロービーム)を形成する。
図2は、本実施例の車両用前照灯装置の左右の灯具10から前方へ照射される光により、例えば車両前方25メートルの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成されるべきロービーム用配光パターンを示す図である。
ロービーム用配光パターンPLは灯具10によって形成される。ロービーム用配光パターンPLは左側通行の地域で利用される左配光のロービーム用配光パターンであり、その上端縁に第1カットオフラインCL1、第2カットオフラインCL2及び第3カットオフラインCL3を有する。第1カットオフラインCL1と第2カットオフラインCL2は、灯具正面方向に設定された鉛直線V-Vを境にして左右段違いで水平方向に延在する。第2カットオフラインCL2は、鉛直線V-Vより右側かつ灯具正面方向に設定された水平線H-Hより下方において水平方向に延在する。このため、第2カットオフラインCL2は対向車線カットオフラインとして利用される。
第3カットオフラインCL3は、第2カットオフラインCL2の左端部から左上方に向かって例えば45°の傾斜角度で斜めに延在する。第1カットオフラインCL1は、第3カットオフラインCL3と水平線H-Hとの交点から左側において水平線H-H上に延在する。このため、第1カットオフラインCL1は自車線側カットオフラインとして利用される。なお、ロービーム用配光パターンPLにおいて、第2カットオフラインCL2と鉛直線V-Vとの交点であるエルボ点Eは交点H-Vの0.5~0.6°程度下方に位置しており、このエルボ点Eをやや左よりに囲むようにして高光度領域とすべきホットゾーンHZが含まれる。
図1(a)に示す発光モジュール21(半導体発光装置)は、図2に示すような灯具10からロービーム用配光パターンPLへ発光がなされるように、マトリクス配列された複数の発光ユニットを有する。例えば、図3に示すように、発光モジュール21は、発光ユニットの搭載基板である配線基板110の上面の平面上にてマトリクス配列された複数の発光ユニットHUを有する。
図3の発光モジュール21における一群の複数の発光ユニットHUは、図4に示すように、それぞれの発光ユニットHUの照射像HPを灯具前方の仮想鉛直スクリーン上に投影する。
発光モジュール21において、複数の発光ユニットHUのマトリクス配列により、照射像HPは、発光ユニットHUの数にしたがい水平方向及び垂直方向に並ぶ複数の円形又は略矩形の照射領域HP1~n(n>1)が集合してロービーム用配光パターンPL(図3)に近似する形状になされている。なお、ロービーム用配光パターンPL(図3)における高光度領域のホットゾーンHZは、一群の複数の発光ユニットHUからホットゾーン用発光ユニットHUHZのグループに分けられて、制御部20により該グループの発光ユニット毎が調光されるように構成されている。この調光構成により、自車線側の視認性を向上させている。このように、配光パターン下方の自車に近い領域の照明に有効であると共に、マトリックスADB(Adaptive Driving Beam)技術にも応用可能となる。
一群の複数の発光ユニットHUのうちの外周線PHR(二点鎖線)近傍に位置する外周発光ユニットHUPHR(図3において破線が中央に付された長方形)の各々において、発光素子の光透過性基板(後述する)は、複数の発光素子の外周線PHRに交差する方向すなわち外周に向かう方向に拡張する拡張部EXPを有する。
発光素子自体より大きい面積の光透過性基板拡張部EXPを設けることにより、発光ユニットの拡張部EXPを通じて基板法線方向から横方向に光を誘導し、必要な配光を得ることができる。
なお、外周発光ユニットHUPHRより内側の発光ユニットHUの群は同一構造で同一サイズのLEDを一定間隔で並べて点灯させる構成になっている。
(発光モジュール)
実施例1の発光モジュール21について説明する。
図5は図3のxx線に沿った発光モジュール21(半導体発光装置)の一部の模式的な部分断面図を示す。
図5に示すように、発光モジュール21は、複数の発光ユニットHUが一定の間隔をあけて一つの配線基板110上に配列されている。
本発明の実施例に係る外周発光ユニットHUPHR(以下、単に発光ユニットHUという)について説明する。
本実施例に係る発光ユニットHUは、配線基板110に搭載される上面に発光面を有する発光素子111と、発光素子111の上面を覆い蛍光体を含有する蛍光体層113と、蛍光体層113の上面に配置され発光素子111の上面よりも大きい面積を有する光透過性基板114と、発光素子111、蛍光体層113及び光透過性基板114の側面を覆う光反射部材115とを備えている。
発光素子111は、上面視で矩形状(例えば正方形)であり、その透明基板上に図示しないが半導体層及び発光層を積層し、給電用の電極を形成したものを反転させたフリップチップ構造を成している。発光素子111は、発光層から発生された光を、透明基板の上面及び側面を介して外部へ照射する。なお、図5では発光素子111の透明基板の上面から外部へ照射される光を矢印で示している。
発光素子111の電極は、バンプ116により配線基板110上の配線パターン(図示せず)に導通されている。バンプ116には、Auあるいはその合金等からなるバンプや、共晶ハンダ(AuSn)、PbSn、鉛フリーはんだ等を用いることができる。また、バンプ116に代えて、例えば導電ペースト等であってもよい。
配線基板110は、セラミックス材料で形成された板状体であり、窒化アルミニウムで形成された板状の基板を適用している。なお、基板は、一般に、ガラスエポキシ、樹脂、セラミックス等の絶縁性材料、又は絶縁性材料と金属部材との複合材料等によって形成される。基板としては、耐熱性及び耐候性の高いセラミックス又は熱硬化性樹脂を利用したものが好ましい。
なお、配線基板110には、図示しない配線パターンが形成されている。配線パターンは、主に、発光素子111の実装パターン及び発光素子111への電源供給のための電流引き回しパターンとして、配線基板110の表面に形成されている。配線パターンとしては、Al,Ni,Cu,Ag,Au等の導電性材料を用いることができる。
蛍光体層113は、発光素子111から照射された光を所望波長の光に変換する蛍光体を含み、発光素子111の上面に設けられている。より具体的には、蛍光体層113には、例えば、蛍光体分散樹脂(スクリーン印刷や半硬化シート貼り付け等)を適用することができる。本実施例において、発光素子111は透明基板の上面から光を発するので、蛍光体層113は、実質的には透明基板の上面に配置される。また、蛍光体層113は、発光素子111の上面の発光面と略同一の大きさを有することが好ましいが、発光素子111の上面の発光面より面積の大きいものであってもよい。
蛍光体層113は、例えば、青色光を発する発光ユニットHUの場合、青色光の発光により励起されて、黄色蛍光を発する蛍光体(例えばYAG蛍光体等)を含む波長変換層を用いる。これにより、青色光と黄色光が混色された白色光を発する発光装置を提供できる。
波長変換層である蛍光体層113は、蛍光体を透明樹脂に分散させたもの以外に、蛍光体成分を含有する蛍光ガラスのプレート、蛍光体層をその表面に形成したガラス等の透明板、蛍光体原料を焼結して作製した蛍光セラミックスのプレート(例えばYAGプレート)等を用いることもできる。
光透過性基板114は、例えばガラス、サファイア、シリコーン樹脂等からなり、発光素子の上面よりも大きい面積を有し、蛍光体層113の上面に配置される。
光透過性基板114は、その下の蛍光体層113上から外周に延びる拡張部EXPを有する。拡張部EXPは、複数の発光素子111の一群よりも広げた配光が得られるように設置される。これにより、発光素子111から発光した光が光透過性基板114に入り発光部よりも外側の拡張部EXPに光が通ることにより、複数の発光素子自体よりも広い配光を持たせることができる。
光反射部材115は、光透過性基板114の側面と蛍光体層113の側面とを覆うように、かつ、光透過性基板114の上面を外部に露出させるように設けられている。光反射部材115は、例えば、シリコーン樹脂に光反射性フィラー(例えば酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛等)を所定量混合した流動状体を、発光素子111、蛍光体層113及び光透過性基板114のそれぞれの側面を完全に覆うまで流し込み、加熱硬化させて、形成される。
(他の実施例)
実施例2は、図6に示すように、光透過性基板114の発光素子が下にない側の端部(拡張部EXP)に逆テーパRTPを設けた構造以外、実施例1と同一である。これにより、拡張部EXPのテーパ上方向への光取出しをより促進することができる。本実施例では、拡張部EXPは、配線基板110から離れるにつれて該配線基板に平行な断面が広がる逆テーパとなる傾斜面RTPを外周側の側面として有している。すなわち、本実施例の光透過性基板114は、その下の蛍光体層113との接合面を底面として、その底面よりも光透過性基板114の上面の面積が大きい構造すなわち、逆角錐台形状を有している。
実施例3は、図7に示すように、発光素子111上に光透過性基板114を直接設置し、同面積の蛍光体層113を形成することで実施例1同様の光拡散を行う以外、実施例1と同一である。
実施例4は、図8に示すように、外周の発光ユニットHUPHRに隣接する隣接発光ユニットHUの各々において、光透過性基板114は配線基板110から離れるにつれて該配線基板に平行な断面が減少する順テーパとなる傾斜面FTPを外周側の側面として有し、そして、外周発光ユニットHUPHRにおける光透過性基板114の内周の側面は当該順テーパFTPに対応して配線基板110から離れるにつれて広がる逆テーパRTPとなる傾斜面を有する以外、実施例1と同一である。これにより、内部の発光ユニットHUにおいて光透過性基板114はその底面よりもその上面の面積が小さい構造すなわち、角錐台形状を有しているので、発光ユニットHUの発光部の光取り出し効率が上がり、輝度相関が内側の方が外側よりも大となる効果が得られる。
実施例5は、図9に示すように、発光素子111の横に光透過性基板114を設置し、横方向に光を誘導して上に出射することで発光素子111自体の発光面の面積よりも広い配光を持たせる以外、実施例1と同一である。すなわち、一群の複数の発光ユニットHUのうちの外周に位置する外周発光ユニットHUの各々において、光透過性基板114は、発光素子111の上面から外周PHRに交差する方向に拡張部EXPとして拡張している。実施例5の場合は、発光素子111の側面SFDの発光面からの光は光反射部材115を介して蛍光体層113によって波長変換され、光透過性基板114の上面から照射される。このように発光素子111の上面UPFの発光面からの光及び側面SFDの発光面からの光は共に、光透過性基板114の上面から照射される。従って、発光素子111の側面からの光も光透過性基板114の上面から効率よく取り出すことができ、正面輝度を向上させることができる。
なお、図9における拡張部EXPは、その外周側面が搭載基板から離れるにつれて搭載基板に平行な断面が広がる逆テーパとなる傾斜面を有するものとしても良い。また、蛍光体層113上に、更に光透過性基板を有しても良い。
(製造方法)
実施例1の発光ユニットHUの製造方法について図10、図11を用いて説明する。
図10(a)に示すように、仮固定シートTFS上に、蛍光体層113を担う光透過性基板114を仮固定する。光透過性基板114は、後工程でその上に接合される所定の発光素子(図示せず)のサイズよりも大きい所定の矩形形状(例えば、長方形)を有する。光透過性基板114の上には、予め蛍光体濃度および厚みが調整されかつ同発光素子の上面と略同サイズの半硬化蛍光体シートを同発光素子の上面に搭載して、加熱溶着させ、蛍光体層113が形成される。
仮固定シートTFSは、例えば、部品保持用紫外線剥離テープのように、図示しないが支持基材と支持基材上に配置される感圧接着剤層とを備え、感圧接着剤層で部品の仮固定ができ、紫外線照射後、部品の剥離が可能なものが使用できる。感圧接着剤層として、熱処理によって感圧接着力が低減するような感圧接着剤から形成されている仮固定シートも用いることができる。この仮固定工程では、複数の光透過性基板114を、格子状に左右方向および前後方向に互いに一定間隔を隔てて、仮固定シート40の上に仮固定する。
次に、図10(b)に示すように、発光素子111を位置合わせしつつ蛍光体層113の上に流動状シリコーン樹脂(図示せず)を介して載置し、シリコーン樹脂を硬化させて、発光素子111を蛍光体層113に接着する。
次に、図10(c)に示すように、光反射部材115の前駆体の流動状体材料115Pを配線基板110上に、発光素子111のバンプ116を除き光透過性基板114から発光素子111までの側面を完全に覆うまで流し込み、加熱硬化させ、光反射部材115の前駆体を形成する。
次に、図10(d)に示すように、発光素子111のバンプ116側を更なる仮固定シートTFS2で覆い、押圧して発光素子111を保護する。
次に、図11(e)に示すように、更なる仮固定シートTFS2の側から発光素子111の所定サイズ毎にダイシングカットする。ここで、広幅のダイシングソー(ダイシングブレード)DBを用いて、仮固定シートTFSを除いて光反射部材115の部分を平面視略碁盤目形状に切削する。これにより、発光素子111の側面及び光透過性基板114の側面及び蛍光体層113の側面を覆う光反射部材115を形成する。
次に、図11(f)に示すように、切削残渣CRDを所定の溶剤等で除去して、隣接する発光素子等の隙間に所謂ストリートが形成される。
次に、図11(g)に示すように、露出している発光素子等の表面に金属コートMPを施す。
次に、図11(h)に示すように、光反射部材115上の金属コートMPを残して、それ以外の金属コートMPと仮固定シートTFS、TFS2を除去して、光反射部材115が発光素子111の側面及び光透過性基板114の側面及び蛍光体層113の側面を覆う構造として個片化された発光ユニットHUが完成する。
21 発光モジュール(半導体発光装置)
110 配線基板
111 発光素子
113 蛍光体層
114 光透過性基板
115 光反射部材
EXP 拡張部
HU 発光ユニット

Claims (9)

  1. 搭載基板上に実装された複数の発光ユニットを備えた半導体発光装置であって、
    前記複数の発光ユニットは、マトリクス状に配列されており、
    前記複数の発光ユニットの各々は、
    前記搭載基板に載置されかつ上面に発光面を有する発光素子と、
    前記発光素子の上面を覆いかつ蛍光体を含有する蛍光体層及び前記蛍光体層の上面を覆う光透過性基板の組、又は、前記発光素子の上面を覆う光透過性基板及び前記光透過性基板の上面を覆いかつ蛍光体を含有する蛍光体層の組と、
    前記発光素子、前記蛍光体層及び前記光透過性基板のそれぞれの側面を覆う光反射部材と、を備え、
    前記複数の発光ユニットは、外周に位置する外周発光ユニットと、前記外周発光ユニットの内側に配置された内側発光ユニットとを有し、
    前記外周発光ユニットの少なくとも一つにおいて、前記光透過性基板は、前記発光素子の上面から前記外周に向かう方向に拡張する拡張部を有し、
    前記外周発光ユニットの前記光透過性基板の前記内側発光ユニットに対向する側面は前記発光素子の側面と略同一面に存在することを特徴とする半導体発光装置。
  2. 前記外周発光ユニットの前記拡張部は、前記搭載基板から離れるにつれて前記搭載基板に平行な断面が広がる逆テーパとなる傾斜面を外周側の側面として有することを特徴とする請求項1に記載の半導体発光装置。
  3. 前記内側発光ユニットの光透過性基板の側面は、前記発光素子の側面と略同一面に存在するか、又は、前記搭載基板に平行な断面が減少する順テーパとなる傾斜面であることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体発光装置。
  4. 搭載基板上に実装された複数の発光ユニットを備えた半導体発光装置であって、
    前記複数の発光ユニットは、マトリクス状に配列されており、
    前記複数の発光ユニットの各々は、
    前記搭載基板に載置されかつ上面に発光面を有する発光素子と、
    前記発光素子の上面を覆いかつ蛍光体を含有する蛍光体層と、
    前記発光素子及び前記蛍光体層の側面を覆う光反射部材と、を備え、
    前記複数の発光ユニットは、外周に位置する外周発光ユニットと、前記外周発光ユニットの内側に配置された内側発光ユニットとから構成され、
    前記外周発光ユニットの少なくとも一つは、前記発光素子の、前記複数の発光ユニットの外周方向に向いた側面を覆い、かつ、前記複数の発光ユニットの外周方向に延びるように配置されている光透過性基板を備え
    前記外周発光ユニットにおける前記発光素子の前記内側発光ユニットに対向する側面及び前記内側発光ユニットにおける前記発光素子の側面は前記光反射部材で覆われていることを特徴とする半導体発光装置。
  5. 前記外周発光ユニットの前記光透過性基板は、前記搭載基板から離れるにつれて前記搭載基板に平行な断面が広がる逆テーパとなる傾斜面を外周側の側面として有することを特徴とする請求項に記載の半導体発光装置。
  6. 前記蛍光体層の上面を覆う更なる光透過性基板を有することを特徴とする請求項又はに記載の半導体発光装置。
  7. 前記内側発光ユニット同士間で発光素子はそれぞれ同一の構造を有し、同一サイズの発光素子であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の半導体発光装置。
  8. 前記蛍光体層が、前記発光素子の上面の発光面と略同一の大きさであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の半導体発光装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の半導体発光装置と、前記数の発光ユニットが少なくとも2つのグループに分けられて前記発光素子のそれぞれが接続され、該グループ毎に前記発光素子を調光する制御部と、を備えた車両用灯具。
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