JP7133957B2 - 記録装置及び吐出状態の判定方法 - Google Patents
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Description
この記録ヘッドでは、異物や粘度が増加したインクなどによるノズルの目詰まり、インク供給経路やノズル内に混入した気泡、あるいはノズル表面の濡れ性の変化などの原因により、記録ヘッドの全部または一部のノズルでインク吐出不良が発生することがある。そのような吐出不良が発生した場合に生じる画像品位の低下を避けるために、インク吐出状態を回復させる回復動作や、他のノズルなどによる補完動作を速やかに実行することが好ましい。しかし、これらの動作を速やかに行うためには、インク吐出状態の判定やその吐出不良発生の判定を正確にかつ適時に行うことが極めて重要な課題となっている。
このような背景から、従来より、種々のインク吐出状態判定方法や補完記録方法やこれらを適用した装置が提案されている。
図1は本発明の代表的な実施例であるインクを吐出して記録を行うフルライン記録ヘッドを用いた記録装置1000の概略構成を示した図である。
図2は記録装置1000の制御回路の構成を示すブロック図である。
図3はシリコン基板に形成された記録素子近傍の多層配線構造を示す図である。
図4は図3に示す素子基板を用いた温度検知の制御構成を表すブロック図である。
図5は記録素子に駆動パルスを印加したときの、温度検知素子から出力される温度波形(センサ温度:T)とその波形の温度変化信号(dT/dt)を表した図である。
記録装置1000が用いる記録ヘッド3は記録素子数を増やして、記録ヘッド3の駆動周期を短くして、記録速度の高速化を図っている。このような記録ヘッドにおいて、全ての記録素子309を同時駆動すると消費電力が一時的に増大するので、これに対応するためには電源容量を大きくすることが必要になる。しかしながら、電源容量を大きくすることは、記録装置のコスト上昇につながるため、その対応策として、記録素子の駆動を時分割駆動として、同時駆動する記録素子数を削減して、瞬間的な電力消費が増大するのを抑制している。時分割駆動では、複数の記録素子を複数のブロックに分割し、あるタイミングでは各ブロックに含まれる記録素子の同時駆動数を最大で1として、分割されたブロック毎の記録素子を一定の順序に従って駆動する。このようにして、その駆動順序が一巡したときに全ての記録素子が駆動されるのである。
9 判定結果抽出部、1000 インクジェット記録装置
Claims (20)
- インクを吐出する複数のノズルと、該複数のノズルおのおのに設けられインクを加熱する複数のヒータと、該複数のヒータおのおのに対応して設けられた複数の温度検知素子とを備えた記録ヘッドを用いて記録媒体に記録を行う記録装置であって、
前記複数のヒータを物理的に近接している複数のグループに分割し、該複数のグループそれぞれからインクの吐出状態を検査する対象となるノズルを1つ選択する選択手段と、
前記温度検知素子から得られる温度の時間変化値と比較することにより前記選択手段によって選択されたノズルのインク吐出状態を判断するための閾値を設定する設定手段と、
前記閾値の値を変化させながら、前記記録ヘッドのインクの吐出状態を検査する検査手段と、
前記検査手段によって選択されたノズルについて前記閾値を用いてインクの吐出状態を検査して得られた判定結果を前記記録ヘッドから受信する受信手段と、
前記受信手段により受信した判定結果の結果を記憶する記憶手段と、
前記複数のヒータを複数のブロックに分割し、各ブロックを時分割駆動する時分割駆動手段と、を有し、
前記選択手段で検査のために選択されるノズルは、前記時分割駆動においてブロック駆動順番が同じではないノズルであることを特徴とする記録装置。 - 前記検査手段では、少なくとも前記時分割駆動における全てのブロックに対して検査を行うことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記検査手段では、記録動作の進行に伴って、全てのノズルに対するインクの吐出状態の検査を行うことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
- 前記選択手段は、前記複数のヒータのうち、物理的に近接している複数のヒータを1つのグループとして複数のグループに分割することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記選択手段が選択したインクの吐出状態を検査する対象となるノズルを示す選択信号と、前記選択手段が選択したノズルについて前記設定手段が設定した前記閾値を示す検査閾値信号とを生成する信号生成手段を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記検査手段による1回の検査で前記選択された1つのノズルからのインクの吐出状態が検査されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記記録ヘッドは、前記複数の温度検知素子を用いて前記複数のノズルのインク吐出状態を検査する検査部を備え、
前記検査部は、前記複数のノズルから前記選択信号により選択されたノズルに設けられるヒータに対応する温度検知素子から得られるノズルの吐出状態を示す温度情報と、前記検査閾値信号が示す閾値とを比較し、該比較の結果に基づいて、前記選択されたノズルの吐出状態を判定することを特徴とする請求項5に記載の記録装置。 - 前記検査手段は、前記記録ヘッドに設けられた回路であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記ヒータは、前記ヒータに加えられた電力を熱エネルギーに変換する電気熱変換素子であることを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
- 前記記録ヘッドは前記記録媒体の幅に相当する記録幅をもつフルライン記録ヘッドであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の記録装置。
- インクを吐出する複数のノズルと、該複数のノズルおのおのに設けられインクを加熱する複数のヒータと、該複数のヒータおのおのに対応して設けられた複数の温度検知素子とを備えた記録ヘッドを用いて記録媒体に記録を行う記録装置における吐出状態の判定方法であって、
前記複数のヒータを物理的に近接している複数のグループに分割し、該複数のグループそれぞれからインクの吐出状態を検査する対象となるノズルを1つ選択する選択工程と、
前記温度検知素子から得られる温度の時間変化値と比較することにより前記選択工程において選択されたノズルのインク吐出状態を判断するための閾値を設定する設定工程と、
前記閾値の値を変化させながら、前記記録ヘッドのインクの吐出状態を検査する検査工程と、
前記検査工程において選択されたノズルについて前記閾値を用いてインクの吐出状態を検査して得られた判定結果を前記記録ヘッドから受信する受信工程と、
前記受信工程において受信した判定結果の結果をメモリに記憶する記憶工程と、
前記複数のヒータを複数のブロックに分割し、各ブロックを時分割駆動する時分割駆動工程と、を有し、
前記選択工程において検査のために選択されるノズルは、前記時分割駆動においてブロック駆動順番が同じではないノズルであることを特徴とする吐出状態の判定方法。 - 前記検査工程において、少なくとも前記時分割駆動における全てのブロックに対して検査を行うことを特徴とする請求項11に記載の吐出状態の判定方法。
- 前記検査工程において、記録動作の進行に伴って、全てのノズルに対するインクの吐出状態の検査を行うことを特徴とする請求項12に記載の吐出状態の判定方法。
- 前記選択工程において、前記複数のヒータのうち、物理的に近接している複数のヒータを1つのグループとして複数のグループに分割することを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載の吐出状態の判定方法。
- 前記選択工程において選択したインクの吐出状態を検査する対象となるノズルを示す選択信号と、前記選択工程において選択したノズルについて前記設定工程において設定した前記閾値を示す検査閾値信号とを生成する信号生成工程を含むことを特徴とする請求項11乃至14のいずれか1項に記載の吐出状態の判定方法。
- 前記検査工程における1回の検査で前記選択された1つのノズルからのインクの吐出状態が検査されることを特徴とする請求項11乃至15のいずれか1項に記載の吐出状態の判定方法。
- 前記記録ヘッドは、前記複数の温度検知素子を用いて前記複数のノズルのインク吐出状態を検査する検査部を備え、
前記検査部は、前記複数のノズルから前記選択信号により選択されたノズルに設けられるヒータに対応する温度検知素子から得られるノズルの吐出状態を示す温度情報と、前記検査閾値信号が示す閾値とを比較し、該比較の結果に基づいて、前記選択されたノズルの吐出状態を判定することを特徴とする請求項15に記載の吐出状態の判定方法。 - 前記検査部は、前記記録ヘッドに設けられた回路であることを特徴とする請求項17に記載の吐出状態の判定方法。
- 前記ヒータは、前記ヒータに加えられた電力を熱エネルギーに変換する電気熱変換素子であることを特徴とする請求項18に記載の吐出状態の判定方法。
- 前記記録ヘッドは前記記録媒体の幅に相当する記録幅をもつフルライン記録ヘッドであることを特徴とする請求項11乃至19のいずれか1項に記載の吐出状態の判定方法。
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