JP7132182B2 - 移動式検出器の案内管 - Google Patents

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本発明は、沸騰水型原子炉における移動式炉心内計装(Traversing Incore Probe、以下「TIP」と称する。)の系統のうち、移動式検出器(以下「TIP検出器」と称する。)を案内する案内管に関する。
TIP系統は、原子炉の中性子分布を、炉心内でTIP検出器を移動させて測定する設備である。TIP系統においては、月に1回程度の計測器の校正のため、校正用のTIP検出器をTIP駆動装置によって原子炉内へ挿入し、原子炉内から引き抜いている。TIP検出器は、移動式炉心内計装案内管(以下「TIP案内管」と称する。)の内部を通って原子炉の内外に移動する。TIP案内管は、その内部をTIP検出器が移動する管状部材であり、原子炉格納容器を貫通して原子炉圧力容器の内部に延伸する。原子炉に対するTIP検出器の移動経路には、原子炉格納容器バウンダリに該当する範囲も含まれている。すなわち、TIP案内管の原子炉格納容器への接続部(貫通部)は、原子炉格納容器バウンダリに含まれる。
このため、原子炉格納容器に接続するTIP案内管は、設置スペース等の制約条件を考慮した構成を備えるとともに、TIP検出器をその内部で移動させる案内機能と、原子炉格納容器バウンダリとしての機能の両方を持つ構成を備える必要がある。
従来のTIP案内管とTIP系統の構成は、例えば特許文献1に記載されている。特許文献1に記載のTIP系統(移動式炉心内計装装置)では、TIP案内管(移動式炉心内計装案内管)は、原子炉圧力容器内に挿入され、牽引装置を経て、原子炉格納容器の側面を貫通し、原子炉格納容器の外方へ延伸する。
特開2014-202586号公報
TIP案内管は、その内部をTIP検出器が移動できるように最小曲げ半径が設定されており、この最小曲げ半径を下回らないような曲げ半径を持つか、直管形状である必要がある。
一方、TIP案内管の原子炉格納容器への接続部は、原子炉格納容器バウンダリに含まれるため、新規制基準適合性が評価され、シビアアクシデント(以下「SA」と称する。)時の熱膨張に対して健全性を維持する必要がある。しかし、原子炉格納容器に接続するTIP案内管は、設置スペースの制約から短尺の直管形状となり、この構造に起因して熱膨張時において過大な座屈応力が発生するので、原子炉格納容器バウンダリとしての健全性を保つのが困難であるという課題がある。原子炉格納容器に接続するTIP案内管は、全てのプラントに対して、条件(主にTIP案内管の設置スペースの条件)が異なっていても、原子炉格納容器バウンダリとしての健全性を維持し、原子炉格納容器バウンダリとしての機能を持つ(例えば、原子炉格納容器の熱膨張時にTIP案内管が座屈しないようにする)必要がある。
本発明は、移動式検出器(TIP検出器)を内部で移動させる案内機能と、原子炉格納容器バウンダリとしての機能の両方を持つ、移動式検出器の案内管を提供することを目的とする。
本発明による移動式検出器の案内管は、伸縮性と屈曲性を持つ管状部材であるベローズと、移動式検出器が内部を移動可能であり、前記ベローズの内部に位置する移動式炉心内計装案内管と、前記ベローズの一端部に接続され、原子炉格納容器に設けられたフランジに取り付け可能な第1のフランジと、前記ベローズの他端部に接続された第2のフランジとを備える。
本発明によると、移動式検出器(TIP検出器)を内部で移動させる案内機能と、原子炉格納容器バウンダリとしての機能の両方を持つ、移動式検出器の案内管を提供することができる。
本発明の実施例1によるTIP検出器の案内管を備えるTIP系統の概略構成を示す模式図。 本発明の実施例1によるTIP検出器の案内管の構成を示す断面図。 原子炉格納容器が熱膨張により変形したときの、TIP検出器の案内管を示す断面図。 ベローズがボール弁側フランジに向かって管軸方向に縮んだ状態のTIP検出器の案内管を示す断面図。 ベローズが原子炉格納容器に設けられたフランジに向かって管軸方向に縮んだ状態のTIP検出器の案内管を示す断面図。 本発明の実施例2によるTIP検出器の案内管の構成を示す断面図。
本発明による移動式検出器(TIP検出器)の案内管は、内部をTIP検出器が移動する移動式炉心内計装案内管(TIP案内管)と、TIP案内管を収容するベローズを備え、TIP案内管がTIP検出器を移動させる案内機能のみを持ち、伸縮可能なベローズが原子炉格納容器バウンダリとしての機能を持つ。TIP案内管は、既存のTIP案内管であり、TIP検出器が移動できるように、設定された最小曲げ半径を下回らない曲げ半径を持つ形状や直管形状を取ることができる。
従来技術では、TIP案内管は、ベローズに収容されておらず、原子炉格納容器のフランジに接続されたフランジに溶接で固定されており、原子炉格納容器が熱膨張により変形すると過大な座屈応力が発生し、原子炉格納容器バウンダリとしての健全性を保てないという課題がある。
本発明によるTIP検出器の案内管では、TIP案内管は、原子炉格納容器のフランジから構造上切り離されており(原子炉格納容器のフランジに接続しておらず)、原子炉格納容器の熱膨張による変形は、伸縮性と屈曲性を持つベローズが吸収する。このため、原子炉格納容器が熱膨張により変形しても、TIP案内管は、この変形の影響を受けず、原子炉格納容器バウンダリは、構造部に荷重が加わらず、強度を保ち健全性を維持できる。すなわち、本発明によるTIP検出器の案内管は、原子炉格納容器が変形しても、原子炉格納容器バウンダリの機能を維持できる。
また、本発明によるTIP検出器の案内管は、伸縮性と屈曲性を持つベローズを備えるので、ベローズを伸縮や屈曲させることにより、設置やメンテナンスに関わるスペースの制約を減らすことができる。
本発明によるTIP検出器の案内管は、既存の原子炉格納容器に設置することもできる。本発明によるTIP検出器の案内管を既存の原子炉格納容器に設置する場合には、TIP案内管の原子炉格納容器への接続部のみを改造すればよいので、改造作業に対する制約が少ない。
また、本発明によるTIP検出器の案内管は、TIP案内管を備えなくてもよい。この構成では、ベローズがTIP検出器を移動させる案内機能と原子炉格納容器バウンダリとしての機能を持つ。
以下、本発明の実施例によるTIP検出器の案内管を、図面を用いて説明する。
本発明の実施例1によるTIP検出器の案内管を説明する。
図1は、本実施例によるTIP検出器の案内管100を備えるTIP系統の概略構成を示す模式図である。このTIP系統は、TIP検出器の案内管100と、内部をTIP検出器(図示せず)が移動するTIP案内管57と、TIP牽引装置53と、TIP駆動装置54と、TIPボール弁55を備える。TIP案内管57は、原子炉格納容器51の外部から原子炉格納容器51を貫通し、TIP牽引装置53を経て、原子炉圧力容器52の内部に延伸する。TIP検出器は、TIP駆動装置54がTIP駆動ケーブル56を駆動することで、TIP案内管57の内部を移動する。TIPボール弁55は、TIP案内管57に設けられて、TIP検出器を原子炉格納容器51に出し入れする際に開閉する弁である。
以下では、TIP案内管57のうち、TIP検出器の案内管100の内部に位置するTIP案内管を、符号「110」を付けてTIP案内管110と称する。TIP案内管110には、従来のTIP案内管(例えば、特許文献1に記載のTIP案内管)を用いることができる。
図2は、本実施例によるTIP検出器の案内管100の構成を示す断面図である。TIP検出器の案内管100は、ベローズ120と、TIP案内管110と、格納容器側フランジ111と、ボール弁側フランジ114と、格納容器側フランジ用のプラグ112と、ボール弁側フランジ用のプラグ115を備える。TIP検出器の案内管100は、原子炉格納容器51に設けられたフランジ10(例えば、スリーブ配管のフランジ)に取り付けられる。
ベローズ120は、伸縮性と屈曲性を持つ金属製の管状部材である。
TIP案内管110は、ベローズ120の内部に位置する。TIP案内管110の内部は、TIP検出器が移動可能である。
格納容器側フランジ111は、ベローズ120の一端部に溶接で接続され、原子炉格納容器51に設けられたフランジ10にボルトなどで取り付け可能である。格納容器側フランジ111は、中空部を備え、この中空部の中にTIP案内管110が位置する。TIP案内管110は、格納容器側フランジ111に接続していない。
ボール弁側フランジ114は、ベローズ120の他端部に溶接で接続され、TIPボール弁55に設けられたフランジ130にボルトなどで取り付け可能である。ボール弁側フランジ114は、中空部を備え、この中空部の中にTIP案内管110が位置する。TIP案内管110は、ボール弁側フランジ114に接続していない。
格納容器側フランジ用のプラグ112は、TIP案内管110の一端部に設けられ、原子炉格納容器51の内部のTIP案内管57に設けられたプラグ117と接続可能である。格納容器側フランジ用のプラグ112により、TIP検出器の案内管100のTIP案内管110は、原子炉格納容器51の内部のTIP案内管57と接続できる。TIP案内管110は、原子炉格納容器51に設けられたフランジ10に接続していない。
ボール弁側フランジ用のプラグ115は、TIP案内管110の他端部に設けられ、TIPボール弁55を備えるTIP案内管57に設けられたプラグ118と接続可能である。ボール弁側フランジ用のプラグ115により、TIP検出器の案内管100のTIP案内管110は、TIPボール弁55を備えるTIP案内管57と接続できる。TIP案内管110は、TIPボール弁55に設けられたフランジ130に接続していない。
本実施例によるTIP検出器の案内管100は、TIP検出器を案内管100の内部で移動させる案内機能を備える。TIP検出器は、例えば原子炉出力を監視する出力領域モニタを校正するために、TIP案内管110の内部を移動し、原子炉格納容器51を出入りすることができる。本実施例によるTIP検出器の案内管100では、伸縮性と屈曲性を持つベローズ120の内部にTIP案内管110が配置されるため、TIP案内管110は、任意の形状を備えることができる。
原子炉格納容器51に設けられたフランジ10には、Oリング113が設けられる。TIPボール弁55に設けられたフランジ130には、Oリング116が設けられる。これらのOリング113、116には、例えば、二重Oリングを用いることができる。
図3は、原子炉格納容器51の内部の温度が上昇し、原子炉格納容器51が熱膨張により変形したときの、TIP検出器の案内管100を示す断面図である。
原子炉格納容器51が熱膨張すると、原子炉格納容器51に設けられたフランジ10は、原子炉格納容器51に対して外側に変位する。図3には、フランジ10がTIP案内管110の管軸方向(図3の右方向)に変位した例を示しているが、実際には、フランジ10は、管軸方向だけでなく、管軸方向に交わる方向にも変位することが予想される。
本実施例によるTIP検出器の案内管100では、原子炉格納容器51の熱膨張による変形は、原子炉格納容器バウンダリを構成するベローズ120が吸収する。ベローズ120は、伸縮性と屈曲性を持ち、管軸方向に限らず、上下方向や管軸に垂直な方向など、任意の方向への変位(膨張)を吸収できる。TIP案内管110は、格納容器側フランジ111とボール弁側フランジ114に接続せず、原子炉格納容器51に設けられたフランジ10とTIPボール弁55に設けられたフランジ130に接続していないので、原子炉格納容器バウンダリの機能を持っていない。原子炉格納容器バウンダリとしての機能は、ベローズ120が持つ。
従って、本実施例によるTIP検出器の案内管100は、原子炉格納容器51が熱膨張により変形しても、この変形の影響をTIP案内管110に与えず、原子炉格納容器バウンダリの強度を保ち健全性を維持でき、原子炉格納容器バウンダリとしての機能を備えることができる。
次に、本実施例によるTIP検出器の案内管100を、原子炉格納容器51に設けられたフランジ10から取り外す、またはフランジ10に取り付ける工程に含まれる手順について説明する。
図4は、ベローズ120がボール弁側フランジ114に向かって管軸方向に縮んだ状態のTIP検出器の案内管100を示す断面図である。
TIP検出器の案内管100をフランジ10から取り外すときは、格納容器側フランジ111をフランジ10に接続しているボルトなどを取り外し、ベローズ120をボール弁側フランジ114に向かって圧縮しながら格納容器側フランジ111をフランジ10から離す。すると、図4に示すように、格納容器側フランジ111とフランジ10との間に隙間ができるので、この隙間を利用して、格納容器側フランジ用のプラグ112を、原子炉格納容器51の内部のTIP案内管57に設けられたプラグ117から取り外すことができる。さらに、フランジ10に設けられたOリング113の脱着や交換は、従来よりも容易に実施できる。
TIP検出器の案内管100をフランジ10に取り付けるときも、ベローズ120をボール弁側フランジ114に向かって圧縮することで、格納容器側フランジ用のプラグ112を、原子炉格納容器51の内部のTIP案内管57に設けられたプラグ117に接続でき、ベローズ120をフランジ10に向かって伸ばすことで格納容器側フランジ111をフランジ10に近づけて、格納容器側フランジ111をボルトなどでフランジ10に接続することができる。
次に、本実施例によるTIP検出器の案内管100を、TIPボール弁55に設けられたフランジ130から取り外す、またはフランジ130に取り付ける工程に含まれる手順について説明する。
図5は、ベローズ120が原子炉格納容器51に設けられたフランジ10に向かって管軸方向に縮んだ状態のTIP検出器の案内管100を示す断面図である。
TIP検出器の案内管100をTIPボール弁55に設けられたフランジ130から取り外すときは、ボール弁側フランジ114をフランジ130に接続しているボルトなどを取り外し、ベローズ120を格納容器側フランジ111に向かって圧縮しながらボール弁側フランジ114をフランジ130から離す。すると、図5に示すように、ボール弁側フランジ114とフランジ130との間に隙間ができるので、この隙間を利用して、ボール弁側フランジ用のプラグ115を、TIPボール弁55を備えるTIP案内管57に設けられたプラグ118から取り外すことができる。さらに、フランジ130に設けられたOリング116の脱着や交換は、従来よりも容易に実施できる。
TIP検出器の案内管100をフランジ130に取り付けるときも、ベローズ120を格納容器側フランジ111に向かって圧縮することで、ボール弁側フランジ用のプラグ115を、TIPボール弁55を備えるTIP案内管57に設けられたプラグ118に接続でき、ベローズ120をフランジ130に向かって伸ばすことでボール弁側フランジ114をフランジ130に近づけて、ボール弁側フランジ114をボルトなどでフランジ130に接続することができる。
本実施例によるTIP検出器の案内管100は、以上の手順を実行することで、原子炉格納容器51に設けられたフランジ10とTIPボール弁55に設けられたフランジ130から取り外す、またはフランジ10とフランジ130に取り付けることができる。
本実施例によるTIP検出器の案内管100は、TIP検出器をその内部で移動させる案内機能を備えるとともに、原子炉格納容器51の熱膨張に伴う変位が発生しても、ベローズ120の伸縮性と屈曲性によりTIP案内管110が座屈せず、原子炉格納容器バウンダリとしての機能を維持することができる。
本発明の実施例2によるTIP検出器の案内管を説明する。本実施例によるTIP検出器の案内管は、実施例1によるTIP検出器の案内管と同様の構成を備えるが、TIP案内管を備えない点が実施例1によるTIP検出器の案内管と異なる。以下では、本実施例によるTIP検出器の案内管について、実施例1によるTIP検出器の案内管と異なる点を主に説明する。
図6は、本実施例によるTIP検出器の案内管150の構成を示す断面図である。TIP検出器の案内管150は、伸縮性と屈曲性を持つベローズ120と、格納容器側フランジ111と、ボール弁側フランジ114を備え、実施例1によるTIP検出器の案内管100が備えるTIP案内管110を備えない。従って、TIP検出器の案内管150は、実施例1によるTIP検出器の案内管100が備える、格納容器側フランジ用のプラグ112とボール弁側フランジ用のプラグ115も備えない。
ベローズ120の内部は、TIP検出器が移動可能である。TIP検出器は、ベローズ120の内部と、原子炉格納容器51の内部のTIP案内管57の内部と、TIPボール弁55を備えるTIP案内管57の内部を移動する。ベローズ120は、TIP検出器を移動させる案内機能と、原子炉格納容器バウンダリとしての機能を持つ。
本実施例によるTIP検出器の案内管150では、原子炉格納容器51の熱膨張による変形は、原子炉格納容器バウンダリを構成するベローズ120が吸収する。従って、本実施例によるTIP検出器の案内管150は、原子炉格納容器バウンダリの強度を保ち健全性を維持でき、原子炉格納容器バウンダリとしての機能を備えることができる。
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上記の実施例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、本発明は、必ずしも説明した全ての構成を備える態様に限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能である。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、削除したり、他の構成を追加・置換したりすることが可能である。
10…原子炉格納容器に設けられたフランジ、51…原子炉格納容器、52…原子炉圧力容器、53…TIP牽引装置、54…TIP駆動装置、55…TIPボール弁、56…TIP駆動ケーブル、57…TIP案内管、100…TIP検出器の案内管、110…TIP案内管、111…格納容器側フランジ、112…格納容器側フランジ用のプラグ、113…Oリング、114…ボール弁側フランジ、115…ボール弁側フランジ用のプラグ、116…Oリング、117…原子炉格納容器の内部のTIP案内管に設けられたプラグ、118…TIPボール弁を備えるTIP案内管に設けられたプラグ、120…ベローズ、130…TIPボール弁に設けられたフランジ、150…TIP検出器の案内管。

Claims (2)

  1. 伸縮性と屈曲性を持つ管状部材であるベローズと、
    移動式検出器が内部を移動可能であり、前記ベローズの内部に位置する移動式炉心内計装案内管と、
    前記ベローズの一端部に接続され、原子炉格納容器に設けられたフランジに取り付け可能な第1のフランジと、
    前記ベローズの他端部に接続された第2のフランジと、
    前記移動式炉心内計装案内管の一端部に設けられ、前記原子炉格納容器の内部の移動式炉心内計装案内管に設けられたプラグと接続可能な第1のプラグと、
    前記移動式炉心内計装案内管の他端部に設けられた第2のプラグと、
    を備えることを特徴とする、移動式検出器の案内管。
  2. 前記第1のフランジと前記第2のフランジは、それぞれ中空部を備え、
    前記移動式炉心内計装案内管は、前記第1のフランジの前記中空部の中と前記第2のフランジの前記中空部の中に位置する、
    請求項1に記載の移動式検出器の案内管。
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