JP7131184B2 - 音信号配信装置、音信号受信装置、音信号処理システム、および音信号処理方法 - Google Patents

音信号配信装置、音信号受信装置、音信号処理システム、および音信号処理方法 Download PDF

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Description

この発明の一実施形態は、音信号を配信する音信号配信装置、音信号を受信する音信号受信装置、音信号配信装置と音信号受信とを備える音信号処理システム、および音信号処理方法に関する。
特許文献1には、コントローラと、該コントローラにペアリングされたオーディオ再生装置と、を備えたシステムが開示されている。コントローラは、ペアリングされた各オーディ再生装置から状況情報を受信し、機能不全を検知する。コントローラは、オーディオ再生装置の機能不全を検知した場合に、システムパラメータを再構築する。
特表2015-527768号公報
特許文献1のコントローラは、システム内の全てのオーディオ再生装置の信号処理に係るパラメータを演算する。そのため、コントローラは、高い演算能力を必要とする。
そこで、この発明の一実施形態は、1つの装置の演算能力に依存せずに、システム内の各装置の信号処理に係るパラメータの演算を行なうことができる音信号配信装置、音信号受信装置、音信号処理システム、および音信号処理方法を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る音信号配信装置は、音信号の配信先装置の性能に関する情報を受信する受信部と、受信した前記配信先装置の性能に基づいて、前記自装置および前記配信先装置を含む各装置の音信号の処理の役割を決定し、音の処理に係る処理情報を生成する決定部と、前記処理情報および前記音信号を前記配信先装置に配信する送信部と、を備えている。
本発明によれば、1つの装置の演算能力に依存せずに、システム内の各装置の信号処理に係るパラメータの演算を行なうことができる。
音信号処理システムの構成を示すブロック図である。 スピーカの構成を示したブロック図である。 サブウーファの構成を示したブロック図である。 スピーカおよびサブウーファの動作を示すフローチャートである。 性能情報の一例を示す図である。 性能情報の具体例を示す図である。 処理情報の一例を示す図である。 処理情報の一例を示す図である。 性能情報の一例を示す図である。 スピーカおよびサブウーファの動作を示すフローチャートである。 複数の配信先装置を備える音信号処理システム1Aの構成を示すブロック図である。 性能情報の一例を示す図である。 複数のサブウーファ11Aおよびサブウーファ11Bを備えた音信号処理システム1Bの構成を示すブロック図である。 変形例に係るサブウーファ11Dの構成を示すブロック図である。 性能情報および調整情報の例を示す図である。 コントローラ30を備えた音信号処理システム1Cの構成を示すブロック図である。 音信号処理システム1Dの構成を示すブロック図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る音信号処理システム1の構成を示すブロック図である。図2は、スピーカ10の構成を示すブロック図である。図3は、サブウーファ11の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、音信号処理システム1は、スピーカ10およびサブウーファ11を備えている。スピーカ10は、音信号を配信する音信号配信装置の一例である。ただし、音信号配信装置は、スピーカに限るものではない。例えば、レシーバ、プレーヤ、スマートフォン、またはパーソナルコンピュータ等も音信号配信装置の一例である。
サブウーファ11は、音信号を受信する音信号受信装置または配信先装置の一例である。ただし、音信号受信装置または配信先装置は、サブウーファに限るものではない。サブウーファ以外のスピーカも音信号受信装置または配信先装置に含まれる。
図2に示す様に、スピーカ10は、CPU31、RAM32、フラッシュメモリ33、通信インタフェース(I/F)34、DSP35、D/A変換器36、スピーカ(SP)ユニット37、および出力インタフェース(I/F)38を備えている。
通信I/F34は、例えばWi-Fi(登録商標)規格に準じた無線通信部である。通信I/F34は、不図示の無線アクセスポイント付ルータを介して他装置と通信する。これにより、通信I/F34は、送信部341および受信部342の機能を実現する。ただし、本発明において、通信は、無線に限るものではない。
フラッシュメモリ33は、記憶媒体であり、CPU31の動作用プログラムを記憶する。CPU31は、フラッシュメモリ33に記憶されているプログラムをRAM32に読み出して実行することにより、各種の処理を行なう。例えば、CPU31は、音信号をDSP35に入力し、DSP35に各種の信号処理を施させる。これにより、CPU31およびDSP35は、信号処理部として機能する。なお、音信号の処理は、CPU31においてソフトウェアにより行なってもよい。
音信号に係るコンテンツデータは、例えばレシーバ、プレーヤ、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、または外部サーバ等の他装置から受信する。CPU31は、通信I/F34の受信部342を介して、コンテンツデータを受信する。CPU31は、受信したコンテンツデータをDSP35でデコードし、音信号を取り出す。音信号は、モノラル信号、ステレオ信号またはマルチチャンネル信号である。CPU31は、DSP35において、取り出した音信号にレベル調整処理またはフィルタ処理等の各種信号処理を施す。CPU31は、DSP35で処理された後の音信号をD/A変換器36に入力する。D/A変換器36は、入力されたデジタルの音信号をアナログの音信号に変換する。SPユニット37は、D/A変換器36で変換されたアナログの音信号に基づいて音を出力する。
CPU31は、上記プログラムにより、本発明の決定部311を実現する。決定部311の機能は、後に詳細に述べるが、受信部342を介してサブウーファ11を含む他装置から性能に関する情報を受信し、自装置および他装置の性能を比較し、自装置および他装置を含む各装置の音信号の処理の役割を決定し、音の処理に係る処理情報を生成する。CPU31は、送信部341を介して、当該処理情報を他装置に送信する。また、CPU31は、DSP35において取り出した音信号を、送信部341を介して他装置に配信する。
図3は、サブウーファ11の構成を示すブロック図である。サブウーファ11は、CPU51、RAM52、フラッシュメモリ53、通信インタフェース(I/F)54、DSP55、D/A変換器56、スピーカ(SP)ユニット57、および入力インタフェース(I/F)58を備えている。
通信I/F54は、例えばWi-Fi(登録商標)規格に準じた無線通信部である。通信I/F54は、不図示の無線アクセスポイント付ルータを介して他装置と通信する。これにより、通信I/F54は、送信部541および受信部542の機能を実現する。ただし、本発明において、通信は、無線に限るものではない。
フラッシュメモリ53は、記憶媒体であり、CPU51の動作用プログラムを記憶する。CPU51は、フラッシュメモリ53に記憶されているプログラムをRAM52に読み出して実行することにより、各種の処理を行なう。CPU51は、上記プログラムを実行することにより、DSP55とともに本発明の処理部511を実現する。なお、本発明においてDSP55は必須ではなく、音信号の処理は、CPU31においてソフトウェアにより行なってもよい。
処理部511は、受信部542を介して上記処理情報を受信し、自装置においてどの様な信号処理を行なうべきか判断する。処理情報には、各装置の役割、および信号処理のパラメータ等が含まれる。例えば、処理情報には、サブウーファ11の役割として、LFEチャンネルの信号を処理する旨の情報が含まれている。また、処理情報には、信号処理パラメータとして、レベル調整処理におけるゲイン、およびローパスフィルタ処理におけるカットオフ周波数等が含まれている。したがって、処理部511は、LFEチャンネルの音信号に対して、ローパスフィルタ処理を行なうと判断する。
CPU51は、受信部542を介して音信号を受信する。そして、処理部511は、処理情報に基づいて、DSP55で音信号を処理するためのフィルタ係数を演算する。DSP55は、演算されたフィルタ係数に基づいて、音信号の処理を行なう。CPU51は、DSP55で処理された後の音信号をD/A変換器56に入力する。D/A変換器56は、入力されたデジタルの音信号をアナログの音信号に変換する。SPユニット57は、D/A変換器56で変換されたアナログの音信号に基づいて音を出力する。なお、本発明で言う音信号の配信とは、デコード後の音信号を配信する例に限らず、コンテンツデータとしてエンコードされた状態の音信号を配信する場合も含む。上記の例では、スピーカ10においてコンテンツデータでデコードし、音信号を取り出し、該音信号を配信した。しかし、スピーカ10は、コンテンツデータをデコードせず、エンコードされたままのコンテンツデータを配信してもよい。この場合、サブウーファ11のCPU51は、DSP55を用いてコンテンツデータをデコードし、音信号を取り出す。
図4は、スピーカ10およびサブウーファ11の動作を示すフローチャートである。図4に示す動作は、例えばスピーカ10とサブウーファ11との接続が確立された時点で実行される。
まず、サブウーファ11の送信部541は、自装置の性能に関する情報(以下、性能情報と言う。)を、スピーカ10に送信する(S21)。
図5は、性能情報の一例を示す図である。性能情報は、機種情報、DSPの性能、SPユニットの再生可能周波数、およびSPユニットの能率等が含まれている。無論、性能情報には、これらの情報以外の情報が含まれていてもよい。
スピーカ10の受信部342は、上記性能情報を受信する(S11)。スピーカ10の決定部311は、受信した性能情報と、自装置の性能とを比較し、各装置の音信号の処理の役割を決定する(S12)。図6は、性能情報の具体例を示す図である。性能情報は、装置の識別情報、機種情報、DSP性能情報、再生可能周波数、および能率等の情報が含まれている。識別情報は、製造番号またはMACアドレス等の各装置に固有の情報である。本実施形態のスピーカ10は、識別番号000010、機種情報SP-1である。機種情報SW-1は、本実施形態のサブウーファ11に対応する。
スピーカ10は、200Hzから20kHzの再生可能周波数帯域を有する。サブウーファ11は、50Hzから400Hzの再生可能周波数帯域を有する。DSP性能は、例えば、所定のベンチマークの結果(演算スコア)である。この例では、スピーカ10およびサブウーファ11において、DSPの性能に差はない。スピーカ10の能率は80dBであり、サブウーファ11の能率は90dBである。
サブウーファ11は、スピーカ10よりも低い再生可能周波数帯域を有し、かつ100Hz以下の低音域を再生可能である。したがって、スピーカ10は、自装置の再生可能周波数帯域とサブウーファ11の再生可能周波数帯域とを比較した結果、サブウーファ11に対し、LFEチャンネルの音信号を再生する役割を設定する。また、スピーカ10は、サブウーファ11に対してローパスフィルタ処理を行なうように設定する。さらに、スピーカ10は、該ローパスフィルタ処理のカットオフ周波数を設定する。例えば、スピーカ10は、スピーカ10の下限周波数200Hzとサブウーファ11の上限周波数400Hzの平均値である300Hzをカットオフ周波数として設定する。また、サブウーファ11の能率は、スピーカ10の能率よりも10dB高いため、スピーカ10は、サブウーファ11において-10dBのゲイン調整を行なうように設定する。
以上の決定に基づいて、スピーカ10の決定部311は、処理情報を生成する(S13)。図7は、処理情報の一例を示す図である。図7の例では、処理情報には、装置の役割(再生対象)を示す情報、処理内容を示す情報、およびパラメータ情報が含まれている。サブウーファ11に対する処理情報は、LFEチャンネル、ゲイン調整の信号処理、該ゲイン調整のパラメータ(-10dB)、ローパスフィルタ処理の信号処理、および該ローパスフィルタ処理のパラメータ(カットオフ周波数300Hz)の情報が含まれている。
また、図8は、自装置であるスピーカ10に対する処理情報の一例を示す図である。スピーカ10は、LFEチャンネルを除く他のチャンネルを全て再生する。スピーカ10は、サブウーファ11の再生帯域以外の帯域を再生するために、ハイパスフィルタ処理を行なう。カットオフ周波数は、サブウーファ11のカットオフ周波数と同じ300Hzである。
スピーカ10の送信部341は、以上の様な処理情報をサブウーファ11に送信する(S14)。サブウーファ11の受信部542は、処理情報を受信する(S22)。また、スピーカ10の送信部341は、コンテンツデータから取り出した音信号を配信する(S15)。音信号は、この実施形態では、マルチチャンネル信号であり、例えば、L,C,R,SL,SR,LFEの5.1チャンネル信号である。サブウーファ11の受信部542は、スピーカ10が配信した音信号を受信する(S23)。
そして、スピーカ10およびサブウーファ11は、それぞれの役割に応じて信号処理を行なう。スピーカ10は、図8に示した様に、LFEチャンネルを除く他のチャンネルを全て再生する。また、スピーカ10は、ハイパスフィルタ処理を行なう。したがって、スピーカ10は、L,C,R,SL,SRチャンネルの音信号を取り出してモノラル信号にミックスダウンし、300Hz以上の帯域を通過させるためのフィルタ係数を演算する(S16)。サブウーファ11は、LFEチャンネルの音信号に対してゲイン調整およびローパスフィルタ処理を行なう。したがって、サブウーファ11の処理部511は、LFEチャンネルの音信号を取り出してゲイン調整および300Hz以下の帯域を通過させるためのフィルタ係数を演算する(S24)。
スピーカ10およびサブウーファ11は、演算したフィルタ係数を用いて、音信号の処理を行ない、SPユニットから音を出力する。スピーカ10は、LFEチャンネル以外の音を再生し(S17)、サブウーファ11は、LFEチャンネルの音を再生する(S25)。
以上の様にして、本実施形態の音信号処理システム1は、スピーカ10においてサブウーファ11の性能とスピーカ10の性能とを比較し、各装置の役割を決定する。また、スピーカ10は、音の処理に係る処理情報を生成し、サブウーファ11に送信する。信号処理に係る演算は、スピーカ10およびサブウーファ11において、分担して行なわれる。したがって、本実施形態の音信号処理システム1は、1つの装置の演算能力に依存せずに、システム内の各装置の信号処理に係る最適なパラメータの演算を行なうことができる。
上記実施形態においては、スピーカ10およびサブウーファ11のDSP性能に差はなかった。しかし、例えば、音信号配信装置に高い演算能力がある場合、音信号配信装置側が信号処理を行なった後に配信先装置に音信号を配信してもよい。例えば、図9は、音信号配信装置側に高い演算能力がある場合の、性能情報の一例を示す図である。この例では、音信号配信装置(識別情報000020、機種情報SP-2に係るスピーカ)のDSP性能が、サブウーファ11のDSP性能よりも著しく高い(例えば、演算スコアが2倍以上ある)。この場合、音信号配信装置であるスピーカは、LFEチャンネルの音信号に対して、処理負荷の高いローパスフィルタ処理を行なってからサブウーファ11に音信号を送信する。
この場合においても、スピーカは、サブウーファ11の性能とスピーカ10の性能とを比較し、各装置の役割を決定する。スピーカは、サブウーファ11に対し、LFEチャンネルの音信号を再生する役割を設定する。また、スピーカは、処理負荷の高いローパスフィルタ処理を自装置において行なうように設定する。スピーカは、処理負荷の低いゲイン調整を、サブウーファ11において行なうように設定する。
また、図9に示すスピーカSP-2は、図6に示したスピーカSP1よりも広い再生可能周波数帯域を有する。したがって、スピーカは、カットオフ周波数を300Hzではなく250Hzに設定する。そして、スピーカは、LFEチャンネルの音信号を取り出して、250Hz以下の帯域を通過させるフィルタ係数を演算する。スピーカは、LFEチャンネルの音信号に対してローパスフィルタ処理を行ない、フィルタ処理後の音信号をサブウーファ11に送信する。なお、この場合、図4のフローチャートにおいて、スピーカは、s16の処理の後に、音信号を配信する処理を行なう。
この様に、本実施形態の音信号処理システム1は、システム内の各装置の性能に応じて、各装置における最適な役割、最適なパラメータの演算を行なうことができる。例えば、スピーカ10のDSP性能がさらに高い場合には、スピーカ10は、全ての信号処理を行なった後の音信号を、サブウーファ11に送信してもよい。また、スピーカ10は、サブウーファ11とは再生可能周波数帯域が異なる別のサブウーファに音信号を配信する場合には、当該別のサブウーファ11の再生可能周波数および自装置の再生可能周波数帯域に応じて、最適なカットオフ周波数(クロスオーバー周波数)を設定する。
なお、スピーカ10は、配信先装置であるサブウーファ11から性能情報を受信して、自装置の性能と配信先装置の性能とを比較し、各装置の役割を決定した。しかし、自装置の性能と配信先装置の性能とを比較することは必須ではない。例えば、スピーカ10は、配信先装置から受信した性能情報が所定の条件を満たしているか否かを判断し、この判断に基づいて、各装置の役割を決定してもよい。具体的には、DSPの性能が所定値以上である場合に、スピーカ10は、全ての信号処理をサブウーファ11に実行させてもよい。また、再生可能周波数帯域が所定の条件(例えば400Hz未満の条件)を満たす場合に、当該配信先装置にLFEチャンネルの音信号を処理させてもよい。
なお、図4の動作は、スピーカ10およびサブウーファ11の接続が確立された時点で行なわれるが、システム内の装置の数は、増減する場合がある。したがって、図4の動作は、システム内の装置の数に変更があった場合に行なってもよい。つまり、スピーカ10に新たなスピーカがペアリングされた場合、またはペアリング済の装置のペアリングが解除された場合に、図4に示す動作が実行されてもよい。あるいは、図4の動作は、所定時間経過毎に定期的に行なってもよい。また、図4の動作は、システム内の装置の数が変わらなくとも、接続されるスピーカが変更された場合に行なってもよい。
また、図4の動作は、配信すべき音信号の特徴に基づいて行なってもよい。例えば、スピーカ10は、コンテンツデータに含まれる音信号が、5.1チャンネルのマルチチャンネル信号から2チャンネルのステレオ信号に変わった場合に、サブウーファ11に対して性能情報を送信させて、役割の決定から処理をやり直してもよい。また、例えば、スピーカ10の再生可能周波数帯域の下限が100Hzであり、サブウーファ11の再生可能周波数帯域の上限が400Hzである場合、100Hzから400Hzの帯域は、どちらのスピーカでも再生できる。ただし、スピーカ10は高域側の再生能力が高く、サブウーファ11は低域側の再生能力が高い。この場合、再生するコンテンツデータの種別がPOPS等のように高域側優位なコンテンツであれば、クロスオーバー周波数を低く設定してスピーカ10の音が優位な設定を行なって、ロック等のように低音域優位なコンテンツであればクロスオーバー周波数を高く設定してサブウーファ11の音が優位な設定を行なってもよい。
上述の例では、サブウーファ11が性能情報としてDSP性能、再生可能周波数、または能率等の情報を送信する例を示した。しかし、例えばサブウーファ11は、機種情報だけを性能情報として送信してもよい。この場合、スピーカ10は、機種情報に基づいて、サブウーファ11の性能を判断する。例えば、スピーカ10は、機種情報とDSP性能、再生可能周波数帯域、または能率等の情報とを対応付けたデータベースを有する。スピーカ10は、受信した機種情報でデータベースを参照し、性能の比較を行なうことができる。
また、スピーカ10からサブウーファ11に性能情報を送信し、サブウーファ11が性能を比較してもよい。サブウーファ11は、スピーカ10から受信した性能情報に基づいて、どの様な信号処理をすべきか判断し、該判断に基づいて、音信号の処理を行なってもよい。図10は、サブウーファ11において性能の比較を行なう場合の例を示すフローチャートである。図4と同じ処理については同一の符号を付し、説明を省略する。
スピーカ10は、性能情報をサブウーファ11に送信する(S101)。性能情報は、DSP性能、再生可能周波数、または能率等の情報であってもよいし、機種情報だけでもよい。機種情報だけでも、サブウーファ11は、機種情報と各性能に係る情報とを対応付けたデータベースを参照することで、スピーカ10の性能を判断することができる。
サブウーファ11は、性能情報を受信する(S201)。サブウーファ11は、受信した性能情報に基づいて、自装置およびスピーカ10の性能を比較し、自装置の役割を決定する(S102)。図6に示した様に、サブウーファ11は、スピーカ10よりも低い再生可能周波数帯域を有し、かつ100Hz以下の低音域を再生可能である。したがって、サブウーファ11は、自装置の再生可能周波数帯域とスピーカ10の再生可能周波数帯域とを比較した結果、自装置において、LFEチャンネルの音信号を再生する役割を設定する。また、サブウーファ11は、ローパスフィルタ処理を行なうように設定する。さらに、サブウーファ11は、該ローパスフィルタ処理のカットオフ周波数を設定する。また、サブウーファ11は、スピーカ10の能率よりも10dB高い能率を有するため、-10dBのゲイン調整を行なうように設定する。
サブウーファ11は、以上の設定に基づいて、処理情報を生成する(S103)。処理情報は、LFEチャンネルの音信号に対してゲイン調整およびローパスフィルタ処理を行なう旨が含まれる。また、ゲイン調整およびローパスフィルタ処理のパラメータ情報も含まれる。そして、サブウーファ11は、S23で音信号を受信し、S24でLFEチャンネルの音信号を取り出してゲイン調整および300Hz以下の帯域を通過させるフィルタ係数を演算する。
上述の実施形態では、音信号は、ネットワークを介して送受信されていた。しかし、スピーカ10は、出力I/F38を備え、サブウーファ11は、入力I/F58を備えている。したがって、音信号は、出力I/F38および入力I/F58を介して送受信されてもよい。
出力I/F38および入力I/F58は、アナログオーディオ端子またはデジタルオーディオ端子である。音信号は、出力I/F38および入力I/F58を介して送受信されるため、通信環境に依存せずに安定して送受信される。この場合でも、性能情報および処理情報は、ネットワークを介して送受信される。したがって、アナログオーディオ端子またはデジタルオーディオ端子を介して音信号を送受信する場合でも、各装置の性能に応じた最適な役割、最適なパラメータ設定がなされる。
次に、図11は、複数の配信先装置を備える音信号処理システム1Aの構成を示すブロック図である。図1と共通する構成は同一の符号を付し、説明を省略する。
音信号処理システム1Aは、スピーカ10Bおよびスピーカ10Cをさらに備えている。スピーカ10Bおよびスピーカ10Cは、配信先装置または音信号受信装置の一例である。スピーカ10Bおよびスピーカ10Cは、スピーカ10と同じハードウェア構成を有する。
ただし、図12に示す様に、スピーカ10Bおよびスピーカ10Cは、スピーカ10とは異なるDSP性能、再生可能周波数、および能率を有する。スピーカ10Bおよびスピーカ10Cは、それぞれ機種情報SP-3に対応する。
スピーカ10Bおよびスピーカ10Cは、500Hzから20kHzの再生可能周波数帯域を有する。スピーカ10Bおよびスピーカ10Cの能率は、70dBである。
スピーカ10Bおよびスピーカ10Cは、スピーカ10よりも狭い再生可能周波数帯域を有し、かつ低い能率を有する。そこで、スピーカ10は、自装置、スピーカ10B、スピーカ10C、およびサブウーファ11の再生可能周波数帯域とを比較した結果、スピーカ10Bおよびスピーカ10Cにサラウンドチャンネルの音信号を再生する役割を設定する。また、スピーカ10Bおよびスピーカ10Cの能率は、スピーカ10の能率よりも10dB低いため、スピーカ10は、スピーカ10Bおよびスピーカ10Cにおいて+10dBのゲイン調整を行なうように設定する。
音信号配信装置であるスピーカ10は、複数の配信先装置のそれぞれの性能を統合して考慮することにより各装置の役割を決定する。例えば、スピーカ10Bおよびスピーカ10CのDSP性能は、スピーカ10のDSP性能よりもわずかに低い。しかし、スピーカ10においてスピーカ10Bおよびスピーカ10Cの信号処理を行なうと、スピーカ10に信号処理の負荷が集中する。そのため、スピーカ10は、同程度のDSP性能を有するスピーカ10Bおよびスピーカ10Cに対して、それぞれの装置においてゲイン調整を行なうように設定する。
なお、スピーカ10は、システム内の最も低い能率のスピーカを基準として、スピーカ10において-10dBのゲイン調整、サブウーファ11において-20dBのゲイン調整を行なってもよい。
次に、図13は、複数のサブウーファ11Aおよびサブウーファ11Bを備えた音信号処理システム1Bの構成を示すブロック図である。図1と共通する構成は同一の符号を付し、説明を省略する。
サブウーファ11Aおよびサブウーファ11Bは、配信先装置または音信号受信装置の一例である。サブウーファ11Aおよびサブウーファ11Bは、サブウーファ11と同じハードウェア構成を有する。
この場合、スピーカ10は、サブウーファ11Aおよびサブウーファ11Bに対し、それぞれ同じLFEチャンネルの音信号を再生する役割を設定する。また、スピーカ10は、サブウーファ11Aおよびサブウーファ11Bに対して、ローパスフィルタ処理を行なうように設定する。
この場合も、音信号配信装置であるスピーカ10は、複数の配信先装置のそれぞれの性能を統合して考慮することにより各装置の役割を決定する。図13の例では、同じLFEチャンネルの音が2つのサブウーファから出力されることになる。したがって、スピーカ10は、システム全体としての音量を考慮して、サブウーファ11Aおよびサブウーファ11Bにおいて能率の補正に係るゲイン調整に加えて、さらに減衰量を大きく設定する。例えば、スピーカ10は、サブウーファ11Aおよびサブウーファ11Bのそれぞれに対して、さらに-6dBのゲインを加える。これにより、サブウーファが2台の場合でもサブウーファが1台の場合でも、システム全体としての音量は変わらない。
次に、図14は、変形例に係るサブウーファ11Dの構成を示すブロック図である。図3と共通する構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
サブウーファ11Dは、ユーザインタフェース(I/F)59をさらに備えている。ユーザI/F59は、例えば摘まみ、スイッチ、またはタッチパネル等からなる。ユーザは、ユーザI/F59を介して、音信号の関する調整を行なうことができる。例えば、ユーザは、サブウーファ11Dのゲインを通常よりも高く設定することができる。
この場合、サブウーファ11Dは、性能情報に加えて、ユーザI/F59で受け付けたゲイン調整に関する情報(以下、調整情報と称する。)を、スピーカ10に送信する。図15は、性能情報および調整情報の例を示す図である。図15において、サブウーファ11Dの識別情報は001003、機種情報はSW-3であり、その他の性能情報は、図6に示したサブウーファ11の性能情報と同一である。
図15の例では、サブウーファ11Dは、+6dBのゲイン調整を受け付けているため、+6dBのゲイン調整を示す情報を、調整情報としてスピーカ10に送信する。
スピーカ10は、性能情報および調整情報に基づいて、各装置の音信号の処理の役割を決定する。ここでは、サブウーファ11Dにおいて+6dBのゲイン調整が行なわれている。したがって、スピーカ10は、自装置において+6dBのゲイン調整を行なうように設定する。これにより、ユーザがサブウーファ11Dのゲインを手動で調整した場合も、システム内の各装置の役割が設定され、最適なパラメータ設定が自動で行なわれる。
なお、性能情報および調整情報は、システム内の全ての装置において共有されていることが好ましい。スピーカ10は、記憶部であるフラッシュメモリ33に、性能情報および調整情報を記憶する。スピーカ10は、サブウーファ11Dとのペアリングが解除された後に、再度サブウーファ11Dとのペアリングが確立された場合に、フラッシュメモリ33から性能情報および調整情報を読み出すことより、各装置の役割を決定する。よって、既にユーザが手動で調整した内容に基づくパラメータ設定が、その後はペアリングするだけで再現される。
次に、図16は、コントローラ30を備えた音信号処理システム1Cの構成を示すブロック図である。音信号処理システム1Cは、図1に示す音信号処理システム1に対して、さらにコントローラ30を備えている。コントローラ30は、スマートフォンまたはタブレット端末等の情報処理装置である。
コントローラ30は、不図示の無線アクセスポイント付ルータを介してスピーカ10およびサブウーファ11と通信する。コントローラ30は、スピーカ10またはサブウーファ11に対して、音信号の関する調整を指示することができる。例えば、図14および図15で示した例と同様に、ユーザは、コントローラ30を介して、サブウーファ11のゲインを通常よりも高く設定することができる。
この場合も、サブウーファ11は、性能情報に加えて、コントローラ30から指示されたゲイン調整の内容(調整情報)を、スピーカ10に送信する。あるいは、コントローラ30は、調整情報をスピーカ10に送信する。
したがって、図14および図15の例と同様に、スピーカ10は、性能情報および調整情報に基づいて、各装置の音信号の処理の役割を決定する。
なお、サブウーファ11が摘まみ等のユーザI/Fを備え、さらに当該摘まみを可動させるモータ等の可動部を備えている場合、サブウーファ11は、コントローラ30から指示されたゲイン調整の内容に応じて、摘まみの位置を調整後のゲインの値に変更してもよい。
図17は、音信号配信装置が複数存在し、サブウーファ11のペアリング先が変更される場合の音信号処理システム1Dの構成を示すブロック図である。音信号処理システム1Dは、図16の構成に加えて、スピーカ10Fを備えている。スピーカ10Fのハードウェア構成は、スピーカ10と同一である。コントローラ30は、スピーカ10Fにも接続される。
サブウーファ11は、スピーカ10またはスピーカ10Fにペアリングされる。ユーザは、コントローラ30を操作して、サブウーファ11のペアリング先を変更することができる。
スピーカ10Fは、例えば図9に示した識別情報000020、機種情報SP-2に係るスピーカである。スピーカ10Fは、DSP性能がサブウーファ11のDSP性能よりも著しく高い(例えば、演算スコアが2倍以上ある)。したがって、サブウーファ11がスピーカ10Fにペアリングされた場合、スピーカ10Fは、処理負荷の高いローパスフィルタ処理を行なってからサブウーファ11に音信号を送信する。また、スピーカ10Fは、再生可能周波数がスピーカ10よりも広く、100Hzまで再生可能である。よって、サブウーファ11がスピーカ10Fにペアリングされると、スピーカ10Fは、カットオフ周波数を250Hzに設定する。スピーカ10Fは、コンテンツデータからLFEチャンネルの音信号を取り出して、250Hz以下の帯域を通過させるフィルタ係数を演算する。
一方で、サブウーファ11がスピーカ10にペアリングされた場合、ローパスフィルタ処理は、サブウーファ11において行なわれる。また、サブウーファ11がスピーカ10Fにペアリングされると、カットオフ周波数は、300Hzに設定される。サブウーファ11は、スピーカ10から送信された音信号からLFEチャンネルの音信号を取り出して、300Hz以下の帯域を通過させるフィルタ係数を演算する。
このように、音信号処理システム1Dは、ペアリング先の音信号配信装置を変更するだけで、自動的に最適なパラメータ設定が行なわれる。
最後に、本実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲は、特許請求の範囲と均等の範囲を含む。
1,1A,1B,1C,1D…音信号処理システム
10,10B,10C,10F…スピーカ
11,11A,11B,11D…サブウーファ
30…コントローラ
31…CPU
32…RAM
33…フラッシュメモリ
34…通信I/F
35…DSP
36…D/A変換器
37…SPユニット
38…出力I/F
51…CPU
52…RAM
53…フラッシュメモリ
54…通信I/F
55…DSP
56…D/A変換器
57…SPユニット
58…入力I/F
311…決定部
341…送信部
342…受信部
511…処理部
541…送信部
542…受信部

Claims (14)

  1. 音信号の配信先装置の性能に関する情報を受信する受信部と、
    受信した前記配信先装置の性能に基づいて、自装置および前記配信先装置を含む各装置の音信号の処理の役割を決定し、音の処理に係る処理情報を生成する決定部と、
    前記処理情報および前記音信号を前記配信先装置に配信する送信部と、
    を備え
    前記決定部は、前記自装置および前記配信先装置の性能を比較して、各装置の音信号の処理の役割を決定する、
    信号配信装置。
  2. 前記決定部は、前記配信先装置に変更があった場合に、前記比較および前記決定を行なう、
    請求項1に記載の音信号配信装置。
  3. 前記処理情報に基づいて、前記音信号の処理を行なう信号処理部を備え、
    前記送信部は、前記信号処理部で信号処理を行なった後の音信号を配信する、
    請求項1または請求項2に記載の音信号配信装置。
  4. 前記決定部は、配信すべき前記音信号の特徴に基づいて前記決定を行なう、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の音信号配信装置。
  5. 前記配信先装置は、複数であり、
    前記決定部は、前記複数の配信先装置のそれぞれの性能を統合して考慮することにより、前記決定を行なう、
    請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の音信号配信装置。
  6. 前記受信部は、前記配信先装置において利用者から受け付けた音信号の調整に関する情報をさらに受信し、
    前記決定部は、前記性能に関する情報および前記音信号の調整に関する情報に基づいて、前記決定を行なう、
    請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の音信号配信装置。
  7. 前記性能に関する情報および前記音信号の調整に関する情報を記憶する記憶部を備え、
    前記決定部は、前記記憶部に記憶された前記音信号の調整に関する情報および前記性能に関する情報に基づいて、前記決定を行なう、
    請求項に記載の音信号配信装置。
  8. 自装置の性能に関する情報を音信号配信装置に送信する送信部と、
    前記音信号配信装置で前記性能に関する情報に基づいて決定された、自装置の音の処理に係る処理情報を受信して、前記音信号配信装置から音信号を受信する受信部と、
    前記処理情報に基づいて、どの様な信号処理をすべきか判断し、該判断に基づいて、音信号の処理を行なう処理部と、
    音信号の関する調整を利用者から受け付ける受付部と、を備え、
    前記送信部は、前記受付部で受け付けた調整に関する情報を、前記音信号配信装置に送信し、
    前記処理情報は、前記音信号配信装置において、前記性能に関する情報および前記調整に関する情報に基づいて決定される、
    信号受信装置。
  9. 前記受信部は、ネットワークまたはオーディオ端子を介して、前記音信号を受信する、
    請求項に記載の音信号受信装置。
  10. 前記受信部は、前記ネットワークを介して前記処理情報を受信し、前記オーディオ端子を介して前記音信号を受信する、
    請求項に記載の音信号受信装置。
  11. 前記受信部は、複数チャンネルの音信号を受信し、
    前記処理部は、前記処理情報に基づいて、受信した前記複数チャンネルの音信号のうち、再生すべきチャンネルの音信号を判断し、該チャンネルの音信号の処理を行なう、
    請求項乃至請求項10のいずれか1項に記載の音信号受信装置。
  12. 音信号配信装置の性能に関する情報を受信し、前記音信号配信装置から音信号を受信する受信部と、
    自装置および前記音信号配信装置の性能を比較し、どの様な信号処理をすべきか判断し、該判断に基づいて、音信号の処理を行なう処理部と、
    を備えた音信号受信装置。
  13. 音信号配信装置および音信号受信装置を備え、
    前記音信号受信装置は、自装置の性能に関する情報を前記音信号配信装置に送信し、
    前記音信号配信装置は、前記性能に関する情報を受信し、
    前記音信号配信装置は、自装置および前記音信号受信装置の性能を比較し、前記自装置および前記音信号受信装置を含む各装置の音信号の処理の役割を決定し、音の処理に係る処理情報を生成し、
    前記音信号配信装置は、前記処理情報および前記音信号を前記音信号受信装置に配信し、
    前記音信号受信装置は、前記処理情報および前記音信号を受信し、
    前記音信号受信装置は、前記処理情報に基づいて、どの様な信号処理をすべきか判断し、該判断に基づいて、音信号の処理を行なう、
    音信号処理システム。
  14. 音信号受信装置から音信号配信装置に、前記音信号受信装置の性能に関する情報を送信し、
    前記音信号配信装置において、前記音信号配信装置および前記音信号受信装置の性能を比較し、前記音信号配信装置および前記音信号受信装置を含む各装置の音信号の処理の役割を決定し、音の処理に係る処理情報を生成し、
    前記音信号配信装置から前記音信号受信装置に、前記処理情報および前記音信号を配信し、
    前記音信号受信装置において、前記処理情報に基づいて、どの様な信号処理をすべきか判断し、該判断に基づいて、音信号の処理を行なう、
    音信号処理方法。
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