JP7129725B1 - 貸付型ファンド運営システム、貸付型ファンド運営方法及びそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】借り手企業が弁済しないケースでも、債権回収が実行され、弁済された金額を投資家に分配する貸付型ファンド運営システム及びその運営方法を提供する。【解決手段】方法は、借り手企業のグループ会社として設立されたファンド組成企業を登録し、借り手企業から資金調達案件を受け付け、資金調達案件の貸付型ファンドの募集ページを作成し、投資家から貸付型ファンドへの応募を受け付け、出資金の入金を確認し、ファンド組成企業に対し出資金を送金し、投資家とファンド組成企業との匿名組合契約を行い、ファンド組成企業から借り手企業に対して貸付を行い、借り手企業とファンド組成企業との金銭消費貸借契約を行い、匿名組合契約及び金銭消費貸借契約における契約上の地位を合同会社に移転しと、債権回収業者に債権回収業務を発注し、出資金額の比率に応じて弁済された金額を分配する。【選択図】図3

Description

特許法第30条第2項適用 令和3年9月14日に自社ウェブサイトにて公開 〔刊行物等〕 令和3年9月14日に自社ウェブサイトにて公開 〔刊行物等〕 令和3年9月14日に自社ウェブサイトにて公開 〔刊行物等〕 令和3年9月14日に自社ウェブサイトにて公開
本発明は、企業に資金を貸し出す貸付型ファンドを運営するための、貸付型ファンド運営システムを提供する技術に関する。
投資家の資産運用の1つに、企業に資金を貸し出す貸付型ファンドがある。近年、貸付型ファンドの運営に関する技術が注目されている。
例えば、特許文献1では、第1類型のファンドを通じて募集した資金を第2類型のファンドを通じて募集した資金に編入して資金を運用し、第2類型のファンドに資本保護金額を設定して資本保護金額以上の損失が発生する場合に、運用する資金から第1類型のファンドを通じて募集した資金を分離して運用し、資金の運用により発生した収益を既設定した収益分配比率に応じて第1類型のファンド及び第2類型のファンドにそれぞれ分配する技術が提供されている。
また、特許文献2では、SPC(特別目的会社)など複数の投資対象に投資するファンドのキャッシュフローを管理する技術が提供されている。
特表2015-533237号 特開2017-091238号
貸付型ファンドには、ファンドを組成するファンド組成企業と借り手企業がグループ会社の関係にある場合、借り手企業が予定どおりに弁済しないケースでファンド組成企業による債権回収が期待できないという問題がある。そのため、所定の条件を満たす場合に、匿名組合契約における契約上の地位、及び金銭消費貸借契約における契約上の地位を、ファンド組成企業から、一般社団法人の子会社である合同会社に対して移転して、貸付型ファンドを運営する技術が求められている。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載の技術では、所定の条件を満たす場合に、匿名組合契約における契約上の地位、及び金銭消費貸借契約における契約上の地位を、ファンド組成企業から、一般社団法人の子会社である合同会社に対して移転して、貸付型ファンドを運営することはできない。
従って、本発明は、所定の条件を満たす場合に、匿名組合契約における契約上の地位、及び金銭消費貸借契約における契約上の地位を、ファンド組成企業から、一般社団法人の子会社である合同会社に対して移転して、貸付型ファンドを運営することを目的とする。
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
第1の特徴に係る発明は、
借り手企業のグループ会社として設立されたファンド組成企業を登録する登録手段と、
借り手企業から、貸付型ファンドによる資金調達案件を受け付ける案件受付手段と、
前記資金調達案件に対して、前記貸付型ファンドの募集ページを作成するページ作成手段と、
前記募集ページにおいて、投資家から前記貸付型ファンドへの応募を受け付ける応募受付手段と、
前記投資家から出資金の入金があったかどうかを確認する入金確認手段と、
前記ファンド組成企業に対して、前記投資家から募った出資金を送金する送金手段と、
前記投資家と前記ファンド組成企業との間で、匿名組合契約の契約手続を行う第1契約手続手段と、
前記ファンド組成企業から、前記借り手企業に対して、前記投資家から募った出資金を原資とする貸付を行う貸付手段と、
前記借り手企業と前記ファンド組成企業との間で、金銭消費貸借契約の契約手続を行う第2契約手続手段と、
所定の条件が満たされた場合に、前記匿名組合契約における契約上の地位、及び前記金銭消費貸借契約における契約上の地位を、前記ファンド組成企業から、一般社団法人の子会社である合同会社に対して移転する移転手続を行う移転手続手段と、
債権回収業者に、債権回収業務を発注する発注手段と、
前記投資家に対して、前記貸付に対する出資金額の比率に応じて、前記債権回収業者によって回収された金額を分配する金額分配手段と、
前記投資家から、所望のタイミングで前入金を受け付ける前入金受付手段と、
を備え、
前記募集ページにおいて、前記前入金を行った投資家から前記貸付ファンドへの応募を受け付けた場合には、前記前入金を出資金の入金に充当する貸付型ファンド運営システムを提供する。
第1の特徴に係る発明によれば、貸付型ファンド運営システムにおいて、借り手企業のグループ会社として設立されたファンド組成企業を登録する登録手段と、借り手企業から、貸付型ファンドによる資金調達案件を受け付ける案件受付手段と、前記資金調達案件に対して、前記貸付型ファンドの募集ページを作成するページ作成手段と、前記募集ページにおいて、投資家から前記貸付型ファンドへの応募を受け付ける応募受付手段と、前記投資家から出資金の入金があったかどうかを確認する入金確認手段と、前記ファンド組成企業に対して、前記投資家から募った出資金を送金する送金手段と、前記投資家と前記ファンド組成企業との間で、匿名組合契約の契約手続を行う第1契約手続手段と、前記ファンド組成企業から、前記借り手企業に対して、前記投資家から募った出資金を原資とする貸付を行う貸付手段と、前記借り手企業と前記ファンド組成企業との間で、金銭消費貸借契約の契約手続を行う第2契約手続手段と、所定の条件が満たされた場合に、前記匿名組合契約における契約上の地位、及び前記金銭消費貸借契約における契約上の地位を、前記ファンド組成企業から、一般社団法人の子会社である合同会社に対して移転する移転手続を行う移転手続手段と、債権回収業者に、債権回収業務を発注する発注手段と、前記投資家に対して、前記貸付に対する出資金額の比率に応じて、前記債権回収業者によって回収された金額を分配する金額分配手段と、前記投資家から、所望のタイミングで前入金を受け付ける前入金受付手段と、を備え、前記募集ページにおいて、前記前入金を行った投資家から前記貸付ファンドへの応募を受け付けた場合には、前記前入金を出資金の入金に充当する。
第1の特徴に係る発明は、貸付型ファンド運営システムのカテゴリであるが、貸付型ファンド運営方法、及びプログラムであっても同様の作用、効果を奏する。
第2の特徴に係る発明は、第1の特徴に係る発明である貸付型ファンド運営システムであって、
前記受け付けた資金調達案件に対して、審査を行う審査手段と、
を備え、
前記ページ作成手段は、前記審査を通過した資金調達案件にのみ、前記貸付型ファンドの募集ページを作成する貸付型ファンド運営システムを提供する。
第2の特徴に係る発明によれば、第1の特徴に係る発明である貸付型ファンド運営システムにおいて、前記受け付けた資金調達案件に対して、審査を行う審査手段と、を備え、前記ページ作成手段は、前記審査を通過した資金調達案件にのみ、前記貸付型ファンドの募集ページを作成する。
第3の特徴に係る発明は、第1又は第2の特徴に係る発明である貸付型ファンド運営システムであって、
前記送金手段による送金と、前記第1契約手続手段による契約手続とを、同時に行う貸付型ファンド運営システムを提供する。
第3の特徴に係る発明によれば、第1又は第2の特徴に係る発明である貸付型ファンド運営システムにおいて、前記送金手段による送金と、前記第1契約手続手段による契約手続とを、同時に行う。
第4の特徴に係る発明は、第1の特徴から第3の特徴のいずれかに係る発明である貸付型ファンド運営システムであって、
前記貸付手段による貸付と、前記第2契約手続手段による契約手続とを、同時に行う貸付型ファンド運営システムを提供する。
第4の特徴に係る発明によれば、第1の特徴から第3の特徴のいずれかに係る発明である貸付型ファンド運営システムにおいて、前記貸付手段による貸付と、前記第2契約手続手段による契約手続とを、同時に行う。
第5の特徴に係る発明は、第1の特徴から第4の特徴のいずれかに係る発明である貸付型ファンド運営システムであって、
前記入金確認手段は、所定期間以内に前記投資家から出資金の入金があったかどうかを確認する貸付型ファンド運営システムを提供する。
第5の特徴に係る発明によれば、第1の特徴から第4の特徴のいずれかに係る発明である貸付型ファンド運営システムにおいて、前記入金確認手段は、所定期間以内に前記投資家から出資金の入金があったかどうかを確認する。
第6の特徴に係る発明は、第1の特徴から第5の特徴のいずれかに係る発明である貸付型ファンド運営システムであって、
前記入金確認手段は、所定期間以内に前記投資家から出資金の入金があったかどうかを確認し、前記所定期間以内に入金がなかった前記投資家については、応募をキャンセルする貸付型ファンド運営システムを提供する。
第6の特徴に係る発明によれば、第1の特徴から第5の特徴のいずれかに係る発明である貸付型ファンド運営システムにおいて、前記入金確認手段は、所定期間以内に前記投資家から出資金の入金があったかどうかを確認し、前記所定期間以内に入金がなかった前記投資家については、応募をキャンセルする。
第7の特徴に係る発明は、第1の特徴から第6の特徴のいずれかに係る発明である貸付型ファンド運営システムであって、
前記ページ作成手段は、前記資金調達案件の希望資金額を複数回に分割して、複数の募集ページを作成する貸付型ファンド運営システムを提供する。
第7の特徴に係る発明によれば、第1の特徴から第6の特徴のいずれかに係る発明である貸付型ファンド運営システムにおいて、前記ページ作成手段は、前記資金調達案件の希望資金額を複数回に分割して、複数の募集ページを作成する。
の特徴に係る発明は、第1の特徴から第の特徴のいずれかに係る発明である貸付型ファンド運営システムであって、
前記応募受付手段は、前記資金調達案件の希望資金額に対して、ある一定金額までは抽選により受付を行い、ある一定金額以上は応募した順番に応じて受付を行う貸付型ファンド運営システムを提供する。
の特徴に係る発明によれば、第1の特徴から第7の特徴のいずれかに係る発明である貸付型ファンド運営システムにおいて、前記応募受付手段は、前記資金調達案件の希望資金額に対して、ある一定金額までは抽選により受付を行い、ある一定金額以上は応募した順番に応じて受付を行う。
の特徴に係る発明は、第1の特徴から第の特徴のいずれかに係る発明である貸付型ファンド運営システムであって、
前記匿名組合契約における契約上の地位、及び前記金銭消費貸借契約における契約上の地位の移転後に、対抗要件を具備する対抗要件具備手段と、
を備える貸付型ファンド運営システムを提供する。
の特徴に係る発明によれば、第1の特徴から第の特徴のいずれかに係る発明である貸付型ファンド運営システムにおいて、前記匿名組合契約における契約上の地位、及び前記金銭消費貸借契約における契約上の地位の移転後に、対抗要件を具備する対抗要件具備手段と、を備える。
10の特徴に係る発明は、第1の特徴から第の特徴のいずれかに係る発明である貸付型ファンド運営システムであって、
前記弁済確認手段は、弁済期日までに前記借り手企業から前記貸付に対する弁済がされていない場合には、債権回収業者に債権回収業務を発注する貸付型ファンド運営システムを提供する。
10の特徴に係る発明によれば、第1の特徴から第の特徴のいずれかに係る発明である貸付型ファンド運営システムにおいて、前記弁済確認手段は、弁済期日までに前記借り手企業から前記貸付に対する弁済がされていない場合には、債権回収業者に債権回収業務を発注する。
11の特徴に係る発明は、第1の特徴から第10の特徴のいずれかに係る発明である貸付型ファンド運営システムであって、
前記金額分配手段は、前記投資家の出資金額の比率に応じて、分配期日までに弁済された金額を分配する時に、分配期日を複数設定し、分配期日に応じて分配の利回りを変動して分配する貸付型ファンド運営システムを提供する。
11の特徴に係る発明によれば、第1の特徴から第10の特徴のいずれかに係る発明である貸付型ファンド運営システムにおいて、前記金額分配手段は、前記投資家の出資金額の比率に応じて、分配期日までに弁済された金額を分配する時に、分配期日を複数設定し、分配期日に応じて分配の利回りを変動して分配する。
12の特徴に係る発明は、第1の特徴から第11の特徴のいずれかに係る発明である貸付型ファンド運営システムであって、
前記移転手続手段により、地位移転を行う場合の前記所定の条件が、弁済期日までに弁済が無く更に所定期間以内に弁済がない場合、前記借り手企業が破産の申し立てを行った場合、前記借り手企業の預貯金債権が差し押さえられた場合、の何れかである貸付型ファンド運営システムを提供する。
12の特徴に係る発明によれば、第1の特徴から第11の特徴のいずれかに係る発明である貸付型ファンド運営システムにおいて、前記移転手続手段により、地位移転を行う場合の前記所定の条件が、弁済期日までに弁済が無く更に所定期間以内に弁済がない場合、前記借り手企業が破産の申し立てを行った場合、前記借り手企業の預貯金債権が差し押さえられた場合、の何れかである。
第13の特徴に係る発明は、
貸付型ファンド運営システムに、
借り手企業のグループ会社として設立されたファンド組成企業を登録するステップと、
借り手企業から、貸付型ファンドによる資金調達案件を受け付けるステップと、
前記資金調達案件に対して、前記貸付型ファンドの募集ページを作成するステップと、
前記募集ページにおいて、投資家から前記貸付型ファンドへの応募を受け付けるステップと、
前記投資家から出資金の入金があったかどうかを確認するステップと、
前記ファンド組成企業に対して、前記投資家から募った出資金を送金するステップと、
前記投資家と前記ファンド組成企業との間で、匿名組合契約の契約手続を行うステップと、
前記ファンド組成企業から、前記借り手企業に対して、前記投資家から募った出資金を原資とする貸付を行うステップと、
前記借り手企業と前記ファンド組成企業との間で、金銭消費貸借契約の契約手続を行うステップと、
所定の条件が満たされた場合に、前記匿名組合契約における契約上の地位、及び前記金銭消費貸借契約における契約上の地位を、前記ファンド組成企業から、一般社団法人の子会社である合同会社に対して移転する移転手続を行うステップと、
債権回収業者に、債権回収業務を発注するステップと、
前記投資家に対して、前記貸付に対する出資金額の比率に応じて、前記債権回収業者によって回収された金額を分配するステップと、
前記投資家から、所望のタイミングで前入金を受け付けるステップと、
を備え、
前記募集ページにおいて、前記前入金を行った投資家から前記貸付ファンドへの応募を受け付けた場合には、前記前入金を出資金の入金に充当する貸付型ファンド運営方法を提供する。
第14の特徴に係る発明は、
コンピュータに
借り手企業のグループ会社として設立されたファンド組成企業を登録するステップ、
借り手企業から、貸付型ファンドによる資金調達案件を受け付けるステップ、
前記資金調達案件に対して、前記貸付型ファンドの募集ページを作成するステップ、
前記募集ページにおいて、投資家から前記貸付型ファンドへの応募を受け付けるステップ、
前記投資家から出資金の入金があったかどうかを確認するステップと、
前記ファンド組成企業に対して、前記投資家から募った出資金を送金するステップ、
前記投資家と前記ファンド組成企業との間で、匿名組合契約の契約手続を行うステップ、
前記ファンド組成企業から、前記借り手企業に対して、前記投資家から募った出資金を原資とする貸付を行うステップ、
前記借り手企業と前記ファンド組成企業との間で、金銭消費貸借契約の契約手続を行うステップ、
所定の条件が満たされた場合に、前記匿名組合契約における契約上の地位、及び前記金銭消費貸借契約における契約上の地位を、前記ファンド組成企業から、一般社団法人の子会社である合同会社に対して移転する移転手続を行うステップ、
債権回収業者に、債権回収業務を発注するステップ、
前記投資家に対して、前記貸付に対する出資金額の比率に応じて、前記債権回収業者によって回収された金額を分配するステップ、
前記投資家から、所望のタイミングで前入金を受け付けるステップ、
を実行させ、
前記募集ページにおいて、前記前入金を行った投資家から前記貸付ファンドへの応募を受け付けた場合には、前記前入金を出資金の入金に充当するステップを実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラムを提供する。
本発明によれば、所定の条件を満たす場合に、匿名組合契約における契約上の地位、及び金銭消費貸借契約における契約上の地位を、ファンド組成企業から、一般社団法人の子会社である合同会社に対して移転して、貸付型ファンドを運営する貸付型ファンド運営システム、貸付型ファンド運営方法及びそのプログラムを提供することが可能となる。これにより、借り手企業が予定どおりに弁済しないケースでも、債権回収が実行され、借り手企業から弁済された金額を投資家に分配することが可能となり、従来よりも投資家からの投資を集めやすい貸付型ファンドを運営することが可能となる。
貸付型ファンド運営システム1の概要を説明する図である。 貸付型ファンド運営システム1の機能構成を示す図である。 貸付型ファンド運営システム1が実行する貸付型ファンド運営処理を示すフローチャート図である。 貸付型ファンド運営システム1が審査処理を行う場合の機能構成を示す図である。 貸付型ファンド運営システム1が審査処理を実行する場合のフローチャート図である。 貸付型ファンド運営システム1が前金入金受付処理を行う場合の機能構成を示す図である。 貸付型ファンド運営システム1が対抗要件具備処理を行う場合の機能構成を示す図である。 貸付型ファンド運営システム1が対抗要件具備処理を行う場合のフローチャート図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。以降の図においては、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
[基本概念/基本構成]
図1は、貸付型ファンド運営システム1の概要を説明するための図である。貸付型ファンド運営システム1は、借り手企業2のグループ会社として設立されたファンド組成企業4を登録し、所定の条件が満たされた場合に、匿名組合契約における契約上の地位、及び金銭消費貸借契約における契約上の地位を、ファンド組成企業4から、一般社団法人の子会社である合同会社5に対して移転して、貸付型ファンドを運営する貸付型ファンド運営システムである。貸付型ファンド運営システム1を制御するコンピュータ100と、貸付型ファンドによる資金調達を希望する借り手企業2の借り手企業端末200と、貸付型ファンドへの投資を行う投資家3の投資家端末300と、借り手企業2のグループ会社として設立されたファンド組成企業4のファンド組成企業端末400と、一般社団法人の子会社である合同会社5の合同会社端末500と、債権回収業者6の債権回収業者端末600と、を少なくとも含むシステムである。図1には図示していないが、コンピュータ100と借り手企業端末200と投資家端末300とファンド組成企業端末400と合同会社端末500と債権回収業者端末600とは、ネットワーク7を介して通信可能であるものとする。本発明において、ファンド組成企業4は、借り手企業2のグループ会社として設立されたものであるとする。
まず、コンピュータ100の登録部101は、借り手企業2のグループ会社として設立されたファンド組成企業4を貸付型ファンド運営システム1に登録する(ステップS01)。
次に、コンピュータ100の案件受付部102は、借り手企業2から、借り手企業端末200を介して、貸付型ファンドによる資金調達案件を受け付ける(ステップS02)。
次に、コンピュータ100のページ作成部103は、ステップS02で受け付けた資金調達案件に対して、貸付型ファンドの募集ページを作成する(ステップS03)。具体的には、貸付型ファンドのホームページ等に、借り手企業2に対する投資を募集するWEBページを作成する。募集ページの作成に加えて、電子媒体や紙媒体での広告をおこなってもよい。
コンピュータ100の応募受付部104は、ステップS03で作成した募集ページにおいて、投資家3から投資家端末300を介して、貸付型ファンドへの応募を受け付ける(ステップS04)。応募受付部104では、投資家3の情報と併せて、出資金の希望額等の情報も取得するものとする。応募受付部104は、出資金の希望額を確認することで、希望資金額に達したかどうかを判断することが可能である。
次に、コンピュータ100の入金確認部105は、ステップ04で受け付けた投資家3の投資家端末300から、出資金の入金があったかどうかを確認する(ステップS05)。
次に、コンピュータ100の送金部106は、ファンド組成企業4のファンド組成企業端末400に対して、投資家3から募った出資金を送金する(ステップS06)。ここでは、ファンド組成企業端末400に対して出資金を送金するという記載をしたが、具体的には、インターネットバンキング等を利用してコンピュータ100がファンド組成企業4に対して、電子的に送金処理を行い、ファンド組成企業4はファンド組成企業端末400を介することで、出資金の送金が確認可能となるということである。本発明において、前述の通り、ファンド組成企業4は、借り手企業2のグループ会社として設立されたものである。
次に、コンピュータ100の第1契約手続部107は、投資家3とファンド組成企業4との間で、匿名組合契約の契約手続を行う(ステップS07)。投資家3が複数である場合、そのそれぞれとファンド組成企業4との間で契約手続を行うものとする。
次に、コンピュータ100の貸付部108は、ファンド組成企業4から、借り手企業2に対して、投資家3から募った出資金を原資とする貸付を行う(ステップS08)。
次に、コンピュータ100の第2契約手続部109は、借り手企業2とファンド組成企業4との間で、金銭消費貸借契約の契約手続を行う(ステップS09)。
次に、コンピュータ100の移転手続部110は、所定の条件が満たされた場合に、ステップS07の匿名組合契約における契約上の地位、及びステップS09の金銭消費貸借契約における契約上の地位を、ファンド組成企業4から、一般社団法人の子会社である合同会社5に対して移転する移転手続を行う(ステップS10)。ここで、所定の条件が満たされた場合とは、借り手企業2から弁済期日までに弁済が無く更に所定期間以内に弁済がない場合、借り手企業2が破産の申し立てを行った場合、借り手企業2の預貯金債権が差し押さえられた場合、の何れかであるものとする。
次に、コンピュータ100の発注部111は、債権回収業者6に、債権回収業務を発注する(ステップS11)。ここでの債権回収業者6とは、弁護士や債権回収会社等である。債権回収業者6は、借り手企業2から弁済金を回収する。弁済金の回収は、必要に応じて債権回収業者端末600を介して行う。
最後に、コンピュータ100の金額分配部112は、投資家3に対して、貸付に対する出資金額の比率に応じて、債権回収業者6によって回収された金額を分配する(ステップS12)。
このように、本発明によれば、所定の条件を満たす場合に、匿名組合契約における契約上の地位、及び金銭消費貸借契約における契約上の地位を、ファンド組成企業4から、一般社団法人の子会社である合同会社5に対して移転して、貸付型ファンドを運営することにより、借り手企業2が予定どおりに弁済しないケースでも、債権回収が実行され、借り手企業2から弁済された金額を投資家3に分配することが可能な貸付型ファンド運営システムを提供することができる。
[機能構成]
図2に基づいて、貸付型ファンド運営システム1の機能構成について説明する。貸付型ファンド運営システム1は、コンピュータ100と、このコンピュータ100とネットワーク7を介して通信可能に接続された借り手企業端末200と、投資家端末300と、ファンド組成企業端末400と、合同会社端末500と、債権回収業者端末600とを備える。コンピュータ100は、実在する装置に限らず、仮想的な装置であってもよい。
コンピュータ100は、貸付型ファンド運営システム1を提供する管理者により管理されるサーバ機能を有するコンピュータやパーソナルコンピュータ等であり、上述した借り手企業端末200と、投資家端末300と、ファンド組成企業端末400と、合同会社端末500と、債権回収業者端末600と、公衆回線網等のネットワーク7を介してデータ通信可能に接続されており、必要なデータの送受信や各種処理を実行する。
コンピュータ100は、例えば、1台のコンピュータで実現されてもよいし、クラウドコンピュータのように、複数のコンピュータで実現されてもよい。本明細書におけるクラウドコンピュータとは、ある特定の機能を果たす際に、任意のコンピュータをスケーラブルに用いるものや、あるシステムを実現するために複数の機能構成を含み、その機能を自由に組み合わせて用いるものの何れであってもよい。コンピュータ100がクラウドコンピュータである場合、借り手企業2、投資家3、ファンド組成企業4、合同会社5、債権回収業者6の全てがクラウドサービスに参加しているものとする。
コンピュータ100は、制御部(非図示)として、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、通信部(非図示)として、他の端末や装置等と通信可能にするためのデバイス、例えば、IEEE802.11に準拠したWi―Fi(Wireless―Fidelity)対応デバイス等を備える。また、コンピュータ100は、記憶部(非図示)として、ハードディスクや半導体メモリ、記憶媒体、メモリカード等によるデータのストレージ部を備える。また、コンピュータ100は、処理部(非図示)として、各種処理を実行する各種デバイス等を備える。
コンピュータ100において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部、記憶部、処理部と協働して、登録部101、案件受付部102、ページ作成部103、応募受付部104、入金確認部105、送金部106、第1契約手続部107、貸付部108、第2契約手続部109、移転手続部110、発注部111、金額分配部112、を実現する。
借り手企業端末200は、借り手企業2の所持するコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末等の電子デバイスであり、上述したコンピュータ100と、ネットワーク7を介してデータ通信可能に接続されている。借り手企業端末200は1台である必要はなく、複数台あってもよい。
借り手企業端末200は、端末制御部(非図示)として、上述したコンピュータ100における制御部と同様に、CPU、GPU、RAM、ROM等を備える。借り手企業端末200は、通信部(非図示)として、他の端末や装置等と通信可能にするためのデバイスを備える。また、借り手企業端末200は、入出力部(非図示)として、データや画像や音声等を入出力する入出力デバイス等を備える。また、借り手企業端末200は、記憶部(非図示)として、ハードディスクや半導体メモリ、記憶媒体、メモリカード等によるデータのストレージ部を備える。また、借り手企業端末200は、処理部(非図示)として、各種処理を実行する各種デバイス等を備える。
投資家端末300は、投資家3の所持するコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末等の電子デバイスであり、上述したコンピュータ100と、ネットワーク7を介してデータ通信可能に接続されている。投資家3は複数であってもよい。また、投資家端末300も1台である必要はなく、複数台あってもよい。
投資家端末300は、端末制御部(非図示)として、上述したコンピュータ100における制御部と同様に、CPU、GPU、RAM、ROM等を備える。投資家端末300は、通信部(非図示)として、他の端末や装置等と通信可能にするためのデバイスを備える。また、投資家端末300は、入出力部(非図示)として、データや画像や音声等を入出力する入出力デバイス等を備える。また、投資家端末300は、記憶部(非図示)として、ハードディスクや半導体メモリ、記憶媒体、メモリカード等によるデータのストレージ部を備える。また、投資家端末300は、処理部(非図示)として、各種処理を実行する各種デバイス等を備える。
ファンド組成企業端末400は、ファンド組成企業4の所持するコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末等の電子デバイスであり、上述したコンピュータ100と、ネットワーク7を介してデータ通信可能に接続されている。ファンド組成企業端末400は1台である必要はなく、複数台あってもよい。
ファンド組成企業端末400は、端末制御部(非図示)として、上述したコンピュータ100における制御部と同様に、CPU、GPU、RAM、ROM等を備える。ファンド組成企業端末400は、通信部(非図示)として、他の端末や装置等と通信可能にするためのデバイスを備える。また、ファンド組成企業端末400は、入出力部(非図示)として、データや画像や音声等を入出力する入出力デバイス等を備える。また、ファンド組成企業端末400は、記憶部(非図示)として、ハードディスクや半導体メモリ、記憶媒体、メモリカード等によるデータのストレージ部を備える。また、ファンド組成企業端末400は、処理部(非図示)として、各種処理を実行する各種デバイス等を備える。
合同会社端末500は、合同会社5の所持するコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末等の電子デバイスであり、上述したコンピュータ100と、ネットワーク7を介してデータ通信可能に接続されている。合同会社端末500は1台である必要はなく、複数台あってもよい。
合同会社端末500は、端末制御部(非図示)として、上述したコンピュータ100における制御部と同様に、CPU、GPU、RAM、ROM等を備える。合同会社端末500は、通信部(非図示)として、他の端末や装置等と通信可能にするためのデバイスを備える。また、合同会社端末500は、入出力部(非図示)として、データや画像や音声等を入出力する入出力デバイス等を備える。また、合同会社端末500は、記憶部(非図示)として、ハードディスクや半導体メモリ、記憶媒体、メモリカード等によるデータのストレージ部を備える。また、合同会社端末500は、処理部(非図示)として、各種処理を実行する各種デバイス等を備える。
債権回収業者端末600は、債権回収業者6の所持するコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末等の電子デバイスであり、上述したコンピュータ100と、ネットワーク7を介してデータ通信可能に接続されている。債権回収業者端末600は1台である必要はなく、複数台あってもよい。
債権回収業者端末600は、端末制御部(非図示)として、上述したコンピュータ100における制御部と同様に、CPU、GPU、RAM、ROM等を備える。債権回収業者端末600は、通信部(非図示)として、他の端末や装置等と通信可能にするためのデバイスを備える。また、債権回収業者端末600は、入出力部(非図示)として、データや画像や音声等を入出力する入出力デバイス等を備える。また、債権回収業者端末600は、記憶部(非図示)として、ハードディスクや半導体メモリ、記憶媒体、メモリカード等によるデータのストレージ部を備える。また、債権回収業者端末600は、処理部(非図示)として、各種処理を実行する各種デバイス等を備える。
[貸付型ファンド運営処理]
図3に基づいて、コンピュータ100が実行する貸付型ファンド運営処理について説明する。図3は、貸付型ファンド運営システム1が実行する貸付型ファンド運営処理を示すフローチャート図である。上述した各部が実行する処理について、本処理にあわせて説明する。
初めに、コンピュータ100の登録部101は、借り手企業2のグループ会社として設立されたファンド組成企業4を貸付型ファンド運営システム1に登録する(ステップS301)。
次に、コンピュータ100の案件受付部102は、借り手企業2から、借り手企業端末200を介して、貸付型ファンドによる資金調達案件を受け付ける(ステップS302)。
次に、コンピュータ100のページ作成部103は、ステップS302で受け付けた資金調達案件に対して、貸付型ファンドの募集ページを作成する(ステップS303)。具体的には、貸付型ファンドのホームページ等に、借り手企業2に対する投資を募集するWEBページを作成する。募集ページの作成に加えて、電子媒体や紙媒体での広告をおこなってもよい。ページ作成部103は、借り手企業2からの資金調達案件の希望資金額を複数回に分割して、複数の募集ページを作成してもよい。例えば、希望資金額が10億円の場合に、2億円の調達を5回に分割して募集ページを作成してもよい。複数回に分割するかどうかは、借り手企業2からの要望に応じてもよいし、貸付型ファンド運営システム1側で判断してもよい。例えば、希望資金額がある一定額を超えた場合には分割する、借り手企業2の財務状況等のデータに応じて分割する、等があげられる。
次に、コンピュータ100の応募受付部104は、ステップS303で作成した募集ページにおいて、投資家3から投資家端末300を介して、貸付型ファンドへの応募を受け付ける(ステップS304)。応募受付部104では、投資家3の情報と併せて、出資金の希望額等の情報も取得するものとする。応募受付部104は、出資金の希望額を確認することで、希望資金額に達したかどうかを判断することが可能である。応募受付部104は、借り手企業2の資金調達案件の希望資金額に対して、すべて応募した順番に応じて受付を行ってもよいし、受付期間を設定して、応募した投資家3が多い場合には抽選により受付を行ってもよい。また、ある一定金額までは抽選により受付を行い、ある一定金額以上は応募した順番に応じて受付を行うこととしてもよい。例えば、希望資金額が10億円の場合に、7億円までは抽選による受付を行い、抽選で7億円分の投資家3を決定した後に、残りの3億円分は応募した順番に応じて早いもの順で受付を行うこととしてもよい。このようにすることで、抽選で外れた場合であっても、残りの応募を募集開始からできるだけ早く行うことで、投資を行うことが可能となり、結果として、意欲的な投資家3から資金を調達することが可能となる。
次に、コンピュータ100の入金確認部105は、ステップ304で受け付けた投資家3の投資家端末300から、出資金の入金があったかどうかを確認する(ステップS305)。入金確認部105は、予め入金を行うことのできる所定期間を設定して投資家3に通知してもよい。所定期間を設定した場合には、所定期間以内に投資家3から出資金の入金があったかどうかを確認することとする。所定期間以内に出資金の入金がなかった投資家3については、ステップS304で受け付けた応募をキャンセルするものとする。
次に、コンピュータ100の送金部106は、ファンド組成企業4のファンド組成企業端末400に対して、投資家3から募った出資金を送金する(ステップS306)。ここでは、ファンド組成企業端末400に対して出資金を送金するという記載をしたが、具体的には、インターネットバンキング等を利用してコンピュータ100がファンド組成企業4に対して、電子的に送金処理を行い、ファンド組成企業4はファンド組成企業端末400を介することで、出資金の送金が確認可能となるということである。本発明において、前述の通り、ファンド組成企業4は、借り手企業2のグループ会社として設立されたものである。
次に、コンピュータ100の第1契約手続部107は、投資家3とファンド組成企業4との間で、匿名組合契約の契約手続を行う(ステップS307)。投資家3が複数である場合、そのそれぞれとファンド組成企業4との間で契約手続を行うものとする。ここでは、ステップS306の送金部106による送金処理を行ってから、ステップS307の第1契約手続部107による契約手続処理を行うという順番で記載したが、送金部106による送金処理と第1契約手続部107による契約手続処理は同時に行ってもよいものとする。
次に、コンピュータ100の貸付部108は、ファンド組成企業4から、借り手企業2に対して、投資家3から募った出資金を原資とする貸付を行う(ステップS308)。
次に、コンピュータ100の第2契約手続部109は、借り手企業2とファンド組成企業4との間で、金銭消費貸借契約の契約手続を行う(ステップS309)。ここでは、ステップS308の貸付部108による貸付処理を行ってから、ステップS309の第2契約手続部109による契約手続処理を行うという順番で記載したが、貸付部108による貸付処理と第2契約手続部109による契約手続処理は同時に行ってもよいものとする。
次に、コンピュータ100の移転手続部110は、所定の条件が満たされた場合に、ステップS307の匿名組合契約における契約上の地位、及びステップS309の金銭消費貸借契約における契約上の地位を、ファンド組成企業4から、一般社団法人の子会社である合同会社5に対して移転する移転手続を行う(ステップS310)。ここで、所定の条件が満たされた場合とは、借り手企業2から弁済期日までに弁済が無く更に所定期間以内に弁済がない場合、借り手企業2が破産の申し立てを行った場合、借り手企業2の預貯金債権が差し押さえられた場合、の何れかであるものとする。
次に、コンピュータ100の発注部111は、債権回収業者6に、債権回収業務を発注する(ステップS311)。ここでの債権回収業者6とは、弁護士や債権回収会社等である。債権回収業者6は、借り手企業2から弁済金を回収する。弁済金の回収は、必要に応じて債権回収業者端末600を介して行う。
最後に、コンピュータ100の金額分配部112は、投資家3に対して、貸付に対する出資金額の比率に応じて、債権回収業者6によって回収された金額を分配する(ステップS312)。金額分配部112は、投資家3の出資金額の比率に応じて、分配期日までに弁済された金額、又は、回収された金額を分配する時に、分配期日を複数設定し、分配期日に応じて分配の利回りを変動して分配することとしてもよい。金額分配部112は、例えば、直近の分配期日より、遠い未来の分配期日の方が分配の利回りが大きくなるように設定可能とする。投資家3は、分売期日と利回りを確認して、分配期日を選択することが出来るものとする。
以上が、貸付型ファンド運営処理である。
このような貸付型ファンド運営システム1によれば、所定の条件を満たす場合に、匿名組合契約における契約上の地位、及び金銭消費貸借契約における契約上の地位を、ファンド組成企業4から、一般社団法人の子会社である合同会社5に対して移転して、貸付型ファンドを運営することが可能となる。これにより、借り手企業2が予定どおりに弁済しないケースでも、債権回収が実行され、借り手企業2から弁済された金額を投資家3に分配することが可能となる。
[審査処理]
図4は、貸付型ファンド運営システム1が審査処理を行う場合の機能構成を示す図である。コンピュータ100は、図2の構成に加えて、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部、記憶部、処理部と協働して、審査部113を実現する。
図5は、貸付型ファンド運営システム1が審査処理を実行する場合のフローチャート図である。図5のステップS501からステップS502は、図3のステップS301からステップS302に相当するため、説明を省略する。
コンピュータ100の審査部113は、ステップS502で受け付けた資金調達案件に対して、審査を行う(ステップS503)。ここでの審査は、例えば借り手企業2の財務状況のデータ等や資金調達案件の計画性や実現可能度を評価することにより行う。審査がOKであった場合には、次のステップS504へと進み、ページ作成部103は、貸付型ファンドの募集ページを作成する。審査がNGであった場合には借り手企業2に対する出資は行わないため、処理を終了する。ここでの審査結果は、借り手企業2に対して通知をおこなってもよい。また、予め審査基準を公表しておいてもよい。
図5のステップS504からステップS513は、図3のステップS303からステップS312に相当するため、説明を省略する。
以上が、審査処理である。審査処理を行うことにより、より安全な資金調達案件に対する投資が募集されることとなり、貸付型ファンドの信頼性を向上することが可能となるという利点がある。
[前金入金受付処理]
図6は、貸付型ファンド運営システム1が前金入金受付処理を行う場合の機能構成を示す図である。コンピュータ100は、図2の構成に加えて、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部、記憶部、処理部と協働して、前金入金受付部114を実現する。図6では、審査部113を含まない構成を図示しているが、審査部113を含む構成であってもよい。ここでは、図3のフローチャートを使用して、前金入金受付処理について説明する。
コンピュータ100の前金入金受付部114は、投資家3から、所望のタイミングで前入金を受け付けるものとする。ここでの所望のタイミングとは、図3のフローチャートのステップS303で募集ページが作成される前のタイミングであってよい。また、前入金の金額についても、投資家3が自由に設定可能とする。
前入金のある状態で、投資家3からステップS303で作成した募集ページにおいて、ステップS304で貸付型ファンドの応募を受け付けた場合、ステップS305の入金を確認する際に、前入金を出資金の入金に充当するものとする。前入金が出資金より多い場合には、余剰分は前入金の残金として扱ってよい。また、前入金が出資金より少ない場合には、投資家3に対して追加の入金を行うよう通知をおこなってもよい。さらに、ステップS304で投資家3から貸付型ファンドの応募を受け付ける際に、前入金の金額を、投資家3に対して情報として提示してもよい。
以上が、前金入金受付処理である。前金入金受付処理を行うことにより、投資家3にとっては余剰金を積み立てておくことに相当するため、より貸付型ファンドへの応募をより円滑に行うことができるという利点がある。
[対抗要件具備処理]
図7は、貸付型ファンド運営システム1が対抗要件具備処理を行う場合の機能構成を示す図である。コンピュータ100は、図2の構成に加えて、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部、記憶部、処理部と協働して、対抗要件具備部115を実現する。図7では、審査部113、前金入金受付部114を含まない構成を図示しているが、審査部113、前金入金受付部114を含む構成であってもよい。
図8は、貸付型ファンド運営システム1が対抗要件具備処理を行う場合のフローチャート図である。図8のステップS801からステップS810は、図3のステップS301からステップS310に相当するため、説明を省略する。
コンピュータ100の対抗要件具備部115は、ステップS807の匿名組合契約における契約上の地位、及びステップS809の金銭消費貸借契約における契約上の地位をステップS810で合同会社5に対して移転した後に、対抗要件を具備する(ステップS811)。ここで、対抗要件を具備するとは、具体的には、合同会社5が権利を主張するために必要な手続きを行うことであり、債権譲渡における通知・承諾等を行うことである。
図8のステップS812からステップS813は、図3のステップS311からステップS312に相当するため、説明を省略する。
以上が、対抗要件具備処理である。対抗要件具備処理を行うことにより、合同会社5の権利の主張がより強固なものとなり、ファンド組成企業4が倒産や破産をしてしまった場合に、借り手企業2から弁済された金額を投資家3に分配することが確実になるという利点がある。
上述した手段、機能は、コンピュータ(CPU、情報処理装置、各種端末を含む)が、所定のプログラムを読み込んで、実行することによって実現される。プログラムは、例えば、コンピュータからネットワーク経由で提供される(SaaS:ソフトウェア・アズ・ア・サービス)形態やクラウドサービスで提供されてよい。また、プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記録装置又は外部記録装置に転送し記録して実行する。また、そのプログラムを、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の記録装置(記録媒体)に予め記録しておき、その記録装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 貸付型ファンド運営システム
2 借り手企業
3 投資家
4 ファンド組成企業
5 合同会社
6 債権回収業者
7 ネットワーク
100 コンピュータ
101 登録部
102 案件受付部
103 ページ作成部
104 応募受付部
105 入金確認部
106 送金部
107 第1契約手続部
108 貸付部
109 第2契約手続部
110 移転手続部
111 発注部
112 金額分配部
113 審査部
114 前金入金受付部
115 対抗要件具備部
200 借り手企業端末
300 投資家端末
400 ファンド組成企業端末
500 合同会社端末
600 債権回収業者端末

Claims (14)

  1. 借り手企業のグループ会社として設立されたファンド組成企業を登録する登録手段と、
    借り手企業から、貸付型ファンドによる資金調達案件を受け付ける案件受付手段と、
    前記資金調達案件に対して、前記貸付型ファンドの募集ページを作成するページ作成手段と、
    前記募集ページにおいて、投資家から前記貸付型ファンドへの応募を受け付ける応募受付手段と、
    前記投資家から出資金の入金があったかどうかを確認する入金確認手段と、
    前記ファンド組成企業に対して、前記投資家から募った出資金を送金する送金手段と、
    前記投資家と前記ファンド組成企業との間で、匿名組合契約の契約手続を行う第1契約手続手段と、
    前記ファンド組成企業から、前記借り手企業に対して、前記投資家から募った出資金を原資とする貸付を行う貸付手段と、
    前記借り手企業と前記ファンド組成企業との間で、金銭消費貸借契約の契約手続を行う第2契約手続手段と、
    所定の条件が満たされた場合に、前記匿名組合契約における契約上の地位、及び前記金銭消費貸借契約における契約上の地位を、前記ファンド組成企業から、一般社団法人の子会社である合同会社に対して移転する移転手続を行う移転手続手段と、
    債権回収業者に、債権回収業務を発注する発注手段と、
    前記投資家に対して、前記貸付に対する出資金額の比率に応じて、前記債権回収業者によって回収された金額を分配する金額分配手段と、
    前記投資家から、所望のタイミングで前入金を受け付ける前入金受付手段と、
    を備え、
    前記募集ページにおいて、前記前入金を行った投資家から前記貸付ファンドへの応募を受け付けた場合には、前記前入金を出資金の入金に充当する貸付型ファンド運営システム。
  2. 前記受け付けた資金調達案件に対して、審査を行う審査手段と、
    を備え、
    前記ページ作成手段は、前記審査を通過した資金調達案件にのみ、前記貸付型ファンドの募集ページを作成する
    請求項1に記載の貸付型ファンド運営システム。
  3. 前記送金手段による送金と、前記第1契約手続手段による契約手続とを、同時に行う請求項1又は請求項2に記載の貸付型ファンド運営システム。
  4. 前記貸付手段による貸付と、前記第2契約手続手段による契約手続とを、同時に行う請求項1から請求項3の何れか1項に記載の貸付型ファンド運営システム。
  5. 前記入金確認手段は、所定期間以内に前記投資家から出資金の入金があったかどうかを確認する請求項1から請求項4の何れか1項に記載の貸付型ファンド運営システム。
  6. 前記入金確認手段は、所定期間以内に前記投資家から出資金の入金があったかどうかを確認し、前記所定期間以内に入金がなかった前記投資家については、応募をキャンセルする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の貸付型ファンド運営システム。
  7. 前記ページ作成手段は、前記資金調達案件の希望資金額を複数回に分割して、複数の募集ページを作成する請求項1から請求項6の何れか1項に記載の貸付型ファンド運営システム。
  8. 前記応募受付手段は、前記資金調達案件の希望資金額に対して、ある一定金額までは抽選により受付を行い、ある一定金額以上は応募した順番に応じて受付を行う請求項1から請求項7の何れか1項に記載の貸付型ファンド運営システム。
  9. 前記匿名組合契約における契約上の地位、及び前記金銭消費貸借契約における契約上の地位の移転後に、対抗要件を具備する対抗要件具備手段と、
    を備える請求項1から請求項8の何れか1項に記載の貸付型ファンド運営システム。
  10. 前記発注手段は、弁済期日までに前記借り手企業から前記貸付に対する弁済がなく、更に、所定期間以内に弁済がない場合に、前記債権回収業者に、債権回収業務を発注する請求項1から請求項9の何れか1項に記載の貸付型ファンド運営システム。
  11. 前記金額分配手段は、前記投資家の出資金額の比率に応じて、分配期日までに弁済された金額を分配する時に、分配期日を複数設定し、分配期日に応じて分配の利回りを変動して分配する請求項1から請求項10の何れか1項に記載の貸付型ファンド運営システム。
  12. 前記移転手続手段により、地位移転を行う場合の前記所定の条件が、弁済期日までに弁済が無く更に所定期間以内に弁済がない場合、前記借り手企業が破産の申し立てを行った場合、前記借り手企業の預貯金債権が差し押さえられた場合、の何れかである請求項1から請求項11の何れか1項に記載の貸付型ファンド運営システム。
  13. 貸付型ファンド運営システムに、
    借り手企業のグループ会社として設立されたファンド組成企業を登録するステップと、
    借り手企業から、貸付型ファンドによる資金調達案件を受け付けるステップと、
    前記資金調達案件に対して、前記貸付型ファンドの募集ページを作成するステップと、
    前記募集ページにおいて、投資家から前記貸付型ファンドへの応募を受け付けるステップと、
    前記投資家から出資金の入金があったかどうかを確認するステップと、
    前記ファンド組成企業に対して、前記投資家から募った出資金を送金するステップと、
    前記投資家と前記ファンド組成企業との間で、匿名組合契約の契約手続を行うステップと、
    前記ファンド組成企業から、前記借り手企業に対して、前記投資家から募った出資金を原資とする貸付を行うステップと、
    前記借り手企業と前記ファンド組成企業との間で、金銭消費貸借契約の契約手続を行うステップと、
    所定の条件が満たされた場合に、前記匿名組合契約における契約上の地位、及び前記金銭消費貸借契約における契約上の地位を、前記ファンド組成企業から、一般社団法人の子会社である合同会社に対して移転する移転手続を行うステップと、
    債権回収業者に、債権回収業務を発注するステップと、
    前記投資家に対して、前記貸付に対する出資金額の比率に応じて、前記債権回収業者によって回収された金額を分配するステップと、
    前記投資家から、所望のタイミングで前入金を受け付けるステップと、
    を備え、
    前記募集ページにおいて、前記前入金を行った投資家から前記貸付ファンドへの応募を受け付けた場合には、前記前入金を出資金の入金に充当する貸付型ファンド運営方法。
  14. コンピュータに
    借り手企業のグループ会社として設立されたファンド組成企業を登録するステップ、
    借り手企業から、貸付型ファンドによる資金調達案件を受け付けるステップ、
    前記資金調達案件に対して、前記貸付型ファンドの募集ページを作成するステップ、
    前記募集ページにおいて、投資家から前記貸付型ファンドへの応募を受け付けるステップ、
    前記投資家から出資金の入金があったかどうかを確認するステップと、
    前記ファンド組成企業に対して、前記投資家から募った出資金を送金するステップ、
    前記投資家と前記ファンド組成企業との間で、匿名組合契約の契約手続を行うステップ、
    前記ファンド組成企業から、前記借り手企業に対して、前記投資家から募った出資金を原資とする貸付を行うステップ、
    前記借り手企業と前記ファンド組成企業との間で、金銭消費貸借契約の契約手続を行うステップ、
    所定の条件が満たされた場合に、前記匿名組合契約における契約上の地位、及び前記金銭消費貸借契約における契約上の地位を、前記ファンド組成企業から、一般社団法人の子会社である合同会社に対して移転する移転手続を行うステップ、
    債権回収業者に、債権回収業務を発注するステップ、
    前記投資家に対して、前記貸付に対する出資金額の比率に応じて、前記債権回収業者によって回収された金額を分配するステップ、
    前記投資家から、所望のタイミングで前入金を受け付けるステップ、
    を実行させ、
    前記募集ページにおいて、前記前入金を行った投資家から前記貸付ファンドへの応募を受け付けた場合には、前記前入金を出資金の入金に充当するステップを実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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