本発明の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は、後述する実施形態を参照すれば明確になる。しかしながら、本発明は、以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、相異なる様々な形態で実現され、単に本実施形態は、本発明の開示が完全になるようにし、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範疇によって定義されるだけである。明細書全体にわたって同一の参照符号は、同一の構成要素を指す。
図面において、多くの層及び領域を明確に表現するために厚さを拡大して示した。そして、図面において、説明の便宜のために、一部の層及び領域の厚さを誇張して示した。
また、本明細書において、層、膜、領域、板などの部分が他の部分の「上に」又は「上部に」あると言う場合、これは他の部分の「直上に」ある場合だけではなく、その中間に他の部分がある場合も含む。逆に、ある部分が他の部分の「直上に」あると言う場合は、中間に他の部分がないことを意味する。また、層、膜、領域、板などの部分が他の部分の「下に」又は「下部に」あると言う場合、これは他の部分の「直下に」ある場合だけではなく、その中間にまた他の部分がある場合も含む。逆に、ある部分が他の部分の「直下に」あると言う場合は中間に他の部分がないことを意味する。
本発明の実施形態によるペット給水器は、基本的に水槽に貯蔵された水をポンプにより給水プレートに供給し、給水プレートに供給された水が再び水槽に循環して様々な流動状態の水を供給することができる。これに関して、図1ないし図13を参照して、本発明の実施形態によるペット給水器及びそれの制御方法の構成及び作動を説明する。
本発明の実施形態によるペット給水器は、水を貯蔵する水槽10と、水槽10内に貯蔵された水を冷却する熱電素子81と、水槽10内に貯蔵された水の温度を感知する水温センサ85と、水温センサ85が感知した水温に応じて熱電素子81を制御する制御部Cとを含む。
図1及び図2を参照すると、水槽10は上側が開口されることができる。
前記ペット給水器は、水槽10内に設置されるポンプ20と、ポンプ20から吐出された水が移送される給水管25と、水槽10より上に配置され、給水管25から供給された水が流れる上側面を備えた給水プレート30と、水槽10の開放された上側を覆うように配置され、給水プレート30より下に配置され、給水プレート30から水の供給を受けて水槽10内に排出する水受け50とをさらに含んでもよい。
ポンプ20は水槽10内の中央に配置される。また、給水プレート30の中央部には給水管25から供給された水を給水プレート30の上側面に供給する給水ホール32が形成される。給水ホール32を介して給水プレート30の上側面に移動した水は、給水プレート30の縁部から水受け50に供給される。
前記ペット給水器は、水槽10と、水槽10の開口した上側に配置されるインナーアセンブリ100を含む。すなわち、前記ペット給水器は、水槽10及びインナーアセンブリ100の2つのパーツから構成されて、使用者がインナーアセンブリ100を持ち上げると、インナーアセンブリ100は水槽10から分離される。使用者は、インナーアセンブリ100を水槽10から分離した後、水槽10内に貯蔵されている水を交換したり、水槽10内を洗浄する。
インナーアセンブリ100は、ポンプ20と、給水管25と、給水プレート30と、水受け50とを含む。
ポンプ20、給水管25、給水プレート30及び水受け50は一体に結合して単一のインナーアセンブリ100を構成してもよい。
使用者がインナーアセンブリ100を持ち上げると、インナーアセンブリ100は水槽10から分離される。使用者は、インナーアセンブリ100のうち水槽10の外側に配置される構成において最下側の構成である水受け50を手で握ってインナーアセンブリ100を持ち上げて、インナーアセンブリ100を水槽10から分離することができる。使用者は、インナーアセンブリ100を水槽10から分離した後、水槽10内に貯蔵された水を簡単に交換することができ、水槽10内を洗浄することができる。
また、インナーアセンブリ100は、水槽10内に貯蔵された水を濾過する濾過フィルタ40をさらに含む。インナーアセンブリ100が濾過フィルタ40をさらに含む場合、インナーアセンブリ100は濾過フィルタ40がさらに一体と結合されて構成されてもよい。すなわち、インナーアセンブリ100が濾過フィルタ40をさらに含む場合、ポンプ20、給水管25、給水プレート30、水受け50及び濾過フィルタ40は一体として結合されて単一のインナーアセンブリ100を構成する。
インナーアセンブリ100が濾過フィルタ40をさらに含む場合、ポンプ20は濾過フィルタ40が濾過した水をポンプすることができる。
濾過フィルタ40は水受け50の下側に配置されてもよい。濾過フィルタ40は、水受け50の下側に結合されてもよい。
濾過フィルタ40は、第1濾過フィルタ42と、第1濾過フィルタ42の内部に配置される第2濾過フィルタ44を含む。第1濾過フィルタ42の内部には、第2濾過フィルタ44の下側に支持筒体44bが設置される。
また、インナーアセンブリ100は、水を殺菌する少なくとも1つのUV光(Ultraviolet Ray)殺菌フィルタ47、48、49をさらに含んでもよい。インナーアセンブリ100が少なくとも1つのUV殺菌フィルタ47、48、49をさらに含む場合、インナーアセンブリ100は少なくとも1つのUV殺菌フィルタ47、48、49がさらに一体と結合されて構成される。すなわち、インナーアセンブリ100が少なくとも1つのUV殺菌フィルタ47、48、49をさらに含む場合、ポンプ20、給水管25、給水プレート30、水受け50、濾過フィルタ40及び少なくとも1つのUV殺菌フィルタ47、48、49は一体として結合されて単一のインナーアセンブリ100を構成する。
少なくとも1つのUV殺菌フィルタ47、48、49は、UV LED(Ultraviolet Light-Emitting Diode)を含み、前記UV LEDが生成する光を拡散させることができる。
少なくとも1つのUV殺菌フィルタ47、48、49は、水槽10内に貯蔵された水を殺菌するUV殺菌フィルタ47、48と、給水管25から吐出される水を殺菌するUV殺菌フィルタ49を含む。
水槽10は、側壁11、11a、11bと底板12を含む。側壁11、11a、11bは透明材質のメイン側壁11と、メイン側壁11の上側に位置し、不透明材質の上側側壁11aと、メイン側壁11の下側に位置し、不透明材質の下側枠壁11bを含む。
下側枠壁11bは底板12の下側に配置される。メイン側壁11は底板12を基準に上側に配置され、下側枠壁11bは底板12を基準に下側に配置される。
メイン側壁11、上側側壁11a及び下側枠壁11bはそれぞれ異なる材質で形成されてもよい。メイン側壁11は、水が実質的に貯蔵される部分である。使用者は、透明なメイン側壁11の外部からメイン側壁11内に入っている水の量及び汚染度を肉眼でチェックすることができる。
水槽10の側壁11、11a、11bの内側面には突出壁111、112、113が形成される。前記突出壁111、112、113はインナー傾斜面113を内側面に有する。水受け50の外側面にはインナー傾斜面113に支えられて支持されるアウター傾斜面514が形成されてもよい。
前記突出壁111、112、113は上側側壁11aの側壁内側面に形成されてもよい。
インナーアセンブリ100は下部が水槽10内に挿入され、残りの部分である上部は水槽10の上側に突出配置される。
水受け50の外側面は、下部が水槽10の内部に挿入配置され、上部は水槽10の外側に突出配置される。
ポンプ20及び濾過フィルタ40は水受け50の下側に配置されて、水槽10の内部に挿入配置される。
給水プレート30は水受け50の上側に配置される。給水プレート30は、下部が水受け50内に挿入配置され、上部は水受け50から上側に突出配置される。
インナーアセンブリ100は区画板38をさらに含んでもよい。区画板38は給水プレート30から下側に離隔される。区画板38は給水管が貫通してもよい。区画板38は水受け50の上側に形成された溝541に挿入される。区画板38は、水受け50の内側壁54の上側に形成された溝541に挿入される。
給水プレート30及び区画板38は筒形状の側面部材63に結合される。側面部材63は水受け50の上側に配置される。側面部材63は水受け50の上側に結合される。側面部材63は発光体61が生成する光により発光する導光板で形成されてもよい。側面部材63は給水プレート30の下側に配置される。側面部材63は給水プレート30と区画板38の間を連結する。側面部材63は、上側に拡開されたラッパ型で形成されてもよい。側面部材63は上下側がそれぞれ開放されてもよい。給水プレート30は側面部材63の開放した上側を覆い、区画板38は側面部材63の開放した下側を覆う。給水プレート30及び側面部材63は、水受け50の内側壁54より上側に配置される。以下、側面部材63は、導光板63として説明する。
ポンプ20は、水槽10内に設置されて水槽に貯蔵された水を圧送する。ポンプ20は、水槽10内の中央に配置されてもよい。ポンプ20は水槽10の底板12から上側に離隔して配置されてもよい。給水プレート30は、給水管25から供給された水が上側面31に溜まっていて縁部から溢れ出す。
水受け50は水槽10と給水プレート30の間に配置されてもよい。
濾過フィルタ40は水槽10の内部に設置される。濾過フィルタ40は水槽10内の中央に配置される。濾過フィルタ40は、水槽10に貯蔵された水がポンプ20に流入する前に、前記水に含まれた異物を濾過することができる。
また、前記ペット給水器は、電力供給装置、照明装置、水位センサ、水温センサ、近接センサ、汚染度センサ、水温維持装置、及び殺菌フィルタなどを含む。
以下、本発明の実施形態に含まれるそれぞれの構成要素を詳細に説明する。
図1ないし図3を参照すると、水槽10は上・下側が開口して水槽10の側面枠を形成する側壁と、水槽10の側壁の開口した下側に配置される底板12とを含む。
水槽10は、本発明の実施形態のように、上側方向に内径が小さくなる上狭下広の円筒形状で形成されてもよいが、これに限定されず、様々な形状で形成されることができ、水槽10が前記のように上狭下広の形状で形成される場合、水槽10に相当の強度の外部衝撃が加えられても水槽10が転覆することなく安定的に位置してその機能を行うことができる。
上側側壁11aはメイン側壁11から上側に延長形成され、上側側壁11aの内側面に水槽10の中心に向かって突出する突出壁111、112、113が形成される。
突出壁111、112、113は内側面にインナー傾斜面113を有する。インナー傾斜面113は下側に行くほど水槽の中心に近くなるように傾く。
突出壁111、112、113は、上側側壁11aの内側面に水槽10の中心に向かって水平に突出する第1突出板111及び第2突出板112を有する。第1突出板111及び第2突出板112は上下方向に互いに離隔する。第1突出板111は第2突出板112より上側に配置され、第2突出板112は第1突出板111より下側に配置される。
上側側壁11aの内側面と、第1突出板111、第2突出板112及びインナー傾斜面113がなす内側に空き空間が形成されて、水槽10の重さを減らすことができる。特に、上側側壁11aが審美感を有する高価な材質で構成される場合、上側側壁11aの内側面と、第1突出板111、第2突出板112及びインナー傾斜面113がなす内側に空き空間が形成されることにより、上側側壁11aの原価を低減することができる。
第2突出板112は第1突出板111より内側にさらに突出して形成され、インナー傾斜面113は第1突出板111の内側端及び第2突出板112の内側端を連結する。
上側側壁11aは、本発明の実施形態のように上側に向かってメイン側壁11と同じ方向に延長されてメイン側壁11から上側に突出するか、メイン側壁11より次第に拡開又は縮小するように延長されて突出する。
また、上側側壁11aには第1突出板111から上側に突出した上向き突出部114が形成され、上向き突出部114の内側面及び第1突出板111の上側面にはパッキン115が取り付けられて、水受け50がパッキン115と密着するように上側側壁11aに配置される。
パッキン115は水槽10の側壁の内側面に、水受け50の外側壁51に密着するように形成される。
底板12の中央部に上側に向かって筒状に凸状の突出部121が形成され、前記底板12の底面から見て前記突出部121の内部空間には後述する無線電力送信部72が設置され、前記底板12はメイン側壁11と一体で形成されるか、別個に形成されて結合してもよい。前記突出部121の周囲の底面部位に下側へ凹んだリング型グルーブ122が形成されてもよい。
メイン側壁11は、上側側壁11a及び下側枠壁11bと同一材質で一体として製造されてもよく、メイン側壁11、上側側壁11a及び下側枠壁11bが相異なる材質で別個に製造されて一体となるように結合されてもよく、メイン側壁11は上側側壁11a及び下側枠壁11bと異なる材質で形成されてもよく、上側側壁11a及び下側枠壁11bは同一材質で形成されてもよい。上側側壁11a及び下側枠壁11bはそれぞれ審美感に優れた多様な材質のうち選択されて製造され、メイン側壁11は透明材質で製造されて水槽10内の水の量を外部から認知できるように製造されてもよい。本実施形態において、メイン側壁11はガラスで形成され、上側側壁11a及び下側枠壁11bは同一材質であるステンレススチールで形成される。
下側枠壁11bはメイン側壁11の下側縁部から下側方向に湾曲するように延長される外周面116を備える。
外周面116は外側に膨らんで形成される。従って、水槽10が地面に置かれた状態で水槽10に外部衝撃が加えられて水槽10が一側に傾いたとき、水槽10は、外周面116が前記地面に接触しておきあがりこぼしのようにまっすぐ立つことができる。
また、外周面116は、下端が上端より水槽10の中心に近くなるように配置される。従って、給水器が地面に置かれると、前記の地面と外周面116の間に空間が形成されて、使用者は地面と外周面116の間に形成された空間に指を挿入して水槽10を持ち上げることができる。
また、下側枠壁11bには前記外周面116の上側部から水槽10の中心方向に所定サイズの幅を有するようにエッジ表面117が突出形成される。
従って、下側枠壁11bは底板12の縁部と重なる所定の面積を有するエッジ表面117が形成され、前記エッジ表面117には水位センサ86などが設置される。
メイン側壁11、上側側壁11a及び下側枠壁11bは互いに融着して一体となるように結合されてもよい。
また、下側枠壁11bの外周面116の下側部に形成された開口部には、底板12から下側に離隔されるベース18がかぶせられ、前記下側枠壁11bと、ベース18と、底板12の間に形成される空間部に後述する各種の部品が設置されてもよく、ベース18は後述のドッキングステーション71上に置かれる。
濾過フィルタ40は、図2、図4及び図5を参照すると、第1濾過フィルタ42と第2濾過フィルタ44を含む。
第1濾過フィルタ42は相当の剛性を有する筒状に形成されて側壁に多数の通孔421が形成される。第1濾過フィルタ42は、上側が拡開した形状であり、ステンレススチールで形成されてもよい。
第1濾過フィルタ42は、第1濾過フィルタ42に形成された通孔421より大きい粒子の異物を濾過することができる。例えば、ペットが給水プレート30の上側面に溜まった水を舐めて飲むとき、前記ペットの口の中の飲食物が落下して水槽10内に貯蔵された水に混ざる可能性があるため、第1濾過フィルタ42は水槽10内に貯蔵された水に混ざった前記飲食物のように通孔421より大きい粒子の異物が通孔421を通過しないようにして、水槽10内に貯蔵された水から前記飲食物を濾過することができる。
第1濾過フィルタ42は、上側及び下側が開口する。
第1濾過フィルタ42は、下側部に配置される下側フィルタカバー43を含んでもよく、下側フィルタカバー43は別個に形成されて第1濾過フィルタ42と結合するか、第1濾過フィルタ42と単一体として形成されてもよい。
前記下側フィルタカバー43は、前述の水槽10の底板12に形成された突出部121にかぶせられるように上側に凸に形成されてもよく、下側フィルタカバー43の縁部にフランジ431が形成されて図3の底板12の突出部121の周囲に形成された前記グルーブ122に挿入されてもよい。
従って、第1濾過フィルタ42は、底板12に形成された突出部121及びこれにかぶせられる下側フィルタカバー43により水槽10内において水平方向に移動されることなく所定の位置に安定的に配置される。
第2濾過フィルタ44は、第1濾過フィルタ42の中空部に配置されてもよく、第2濾過フィルタ44の内部空間にポンプ20が設置されてもよい。
ポンプ20が第1濾過フィルタ42又は第2濾過フィルタ44の内部空間に設置される場合、ポンプの一側に濾過フィルタが配置された場合に比べて濾過性能が向上し、ポンプ効率が向上し、ポンプを所定の位置に固定するための別途の設備が必要なくなる。
第2濾過フィルタ44は、多数の通孔441が形成された外側壁442と前記外壁と離隔し、多数の通孔が形成された内側壁443を備えるフィルタハウジングと、前記フィルタハウジングの外側壁442と内側壁443の間に形成された空間に充填された濾過物質45とを含む。
濾過物質45は、外側壁442に形成された通孔441より小さい粒子の異物を濾過することができる。濾過物質45はカーボンフィルタであってもよい。
一方、第2濾過フィルタ44の下側には無線電力受信部73が収容される支持筒体44bが配置される。
第2濾過フィルタ44は、濾過物質45の下側及びポンプ20の下側を支持する支持板444が形成され、第2濾過フィルタ44の側壁は支持板444より下に突出して、第2濾過フィルタ44は下側が開口される。第2濾過フィルタ44は上側が開口される。
支持筒体44bは上側が遮蔽され、下側が開口すされる。支持筒体44bの開口された下側には下側フィルタカバー43が挿入される。
下側フィルタカバー43のフランジ431の上面には第1濾過フィルタ42の下端及び第2濾過フィルタ44の外側壁442の下端が安着される。本実施形態においては、フランジ431の上面に第2UV殺菌フィルタ48が安着し、第2UV殺菌フィルタ48の上面に第1濾過フィルタ42の下端及び支持筒体44bの下端が安着する。
支持筒体44bは、上端が第2濾過フィルタ44の下端に結合される。第2濾過フィルタ44の下端部の内周面には螺旋が形成され、支持筒体44bの上端部の外周面には第2濾過フィルタ44の前記螺旋に締結される螺旋が形成されて、第2濾過フィルタ44の下端部内に支持筒体44bの上端部が挿入されながら第2濾過フィルタ44の前記螺旋と支持筒体44bの前記螺旋が互いに締結されることにより、第2濾過フィルタ44及び支持筒体44bは互いに締結される。
支持筒体44bが第2濾過フィルタ44に結合した状態であるとき、無線電力受信部73は支持筒体44bの上側面に安着して、支持板444と支持筒体44bの上側面の間の空間に配置される。
ポンプ20は、第2濾過フィルタ44の内側壁443の内部に形成された中空部に配置され、前記第1濾過フィルタ42及び濾過物質45を通過した水が、第2濾過フィルタ44の内側面443に形成された通孔を介してポンプ20内に吸入されて給水管25に吐出される。
支持筒体44bの上部外周面には、リング型の第1UV殺菌フィルタ47が設置される。第1UV殺菌フィルタ47は、円周方向に沿って互いに離隔した複数の第1UV LED(図示せず)を含んでもよい。第1UV殺菌フィルタ47は、前記複数の第1UV LEDが生成した光を拡散させて第1濾過フィルタ42内に流入された水を殺菌する。前記複数の第1UV LEDは、第1UV殺菌フィルタ47の内周面に光が半径方向の外側に照射されるように円周方向に沿って互いに離隔して設置される。
また、第1濾過フィルタ42の下側にはリング型の第2UV殺菌フィルタ48が設置される。第2UV殺菌フィルタ48は第1濾過フィルタ42の下部外周面に設置されてもよい。第2UV殺菌フィルタ48は、円周方向に沿って互いに離隔した複数の第2UV LED(図示せず)を含んでもよい。第2UV殺菌フィルタ48は、前記複数の第2UV LEDが生成した光を拡散させて水槽10内に貯蔵された水を殺菌する。前記複数の第2UV LEDは、第2UV殺菌フィルタ48の内周面に光が半径方向の外側に照射されるように円周方向に沿って互いに離隔して設置される。
第1、第2濾過フィルタ42、44の上側に、給水管25が貫通し、ポンプ20と第1、第2濾過フィルタ42、44の上側部を密閉する上側フィルタカバー46がかぶせられ、前記第1、第2濾過フィルタ42、44と上側フィルタカバー46は一体となるように接着又は融着などの方法で固定するように結合されるか、互いにかみ合う雌・雄フック部材やねじ結合などの公知の結合手段により互いに分離できるように組み立てられてもよい。
一方、支持筒体44bは、前述の下側フィルタカバー43により支持筒体44bの下側部をかぶせられる。支持筒体44b及び下側フィルタカバー43は、単一体になるように製造されてもよい。
一方、下側フィルタカバー43が第1濾過フィルタ42に一体で形成されるか、第1濾過フィルタ42と結合された場合、支持筒体44bは下側フィルタカバー43の上に配置される。逆に、下側フィルタカバー43が支持筒体44bに一体と形成されるか、支持筒体44bと結合された場合、第1濾過フィルタ42は下側フィルタカバー43の上に配置される。
支持筒体44bは、下側部が底板の突出部121の外側に直接挿入されるか、底板12の突出部121にかぶせられた下側フィルタカバー43の外側に挿入されてもよい。
また、水槽10内に第1、第2濾過フィルタ42、44のうち、1つの濾過フィルタのみが備えられるか、図示されていない第3の濾過フィルタが含まれる場合もある。
給水管25は垂直方向に配置されて下側部に水流入口26と上側部に出水口27が形成される。ポンプ20から吐出された水が水流入口26を介して流入して移送された後、出水口27を介して排出される。
図2、図6ないし図8を参照すると、給水プレート30は平滑な上側面31を有するプレートで形成され、中央部に給水ホール32が形成され、下側方向に突出したボス部33が形成され、前記給水ホール32はボス部33を貫通するように延長して形成される。
給水ホール32は、給水管25から供給された水を給水プレート30の上側面31に供給することができる。
給水ホール32を介して給水プレート30の上側面31に移動した水は、給水プレート30の縁部から水槽10内に落下する。本実施形態においては、給水プレート30の縁部から落下する水を受けて水槽10内に供給する水受け50がさらに備えられるので、給水ホール32を介して給水プレート30の上側面31に移動した水は、給水プレート30の縁部から水受け50に落下する。
給水プレート30は、本発明の実施形態において円板形状に形成されているが、それとは異なる様々な形状に形成されることができる。
給水プレート30の上側面31は中央から縁部311に行くほど高さが高くなる平滑な面で形成され、前記縁部311は下側に若干突出したエッジ突出部312が形成され、給水ホール32の上部は上側方向に次第に直径が大きくなるように形成され、前記給水ホール32にノズル栓34の少なくとも一部が挿入されるように配置される。
ノズル栓34は、ステム341と、前記ステム341の外側方向に突出し、円周方向に離隔した複数本引っ掛け片345と、前記ステム341の上側に形成されたヘッド342を含み、ヘッド342には上側に拡開されるヘッドカバー343が形成されるか結合される。
ノズル栓34のステム341は、ヘッドカバー343が給水ホール32から上側に少し離隔するように給水ホール32に挿入される。
給水管25は、出水口27が給水ホール32と連通するように給水ホール32に一端が挿入されるか、給水ホール32の下側に配置される。
前記ノズル栓34は、ステム341に突出形成された引っ掛け片345が給水ホール32の周辺の壁面に接触してノズル栓34を給水ホール32の所定位置に配置されるように支持する。
従って、給水管25の出水口27から吐出した水は、ノズル栓34の上部にぶつかって給水ホール32を介してリング状に噴出して給水プレートの上側面31中央に供給され、上側面31の中央に供給された水は縁部311に向かって上側面31に沿って流れた後、縁部311から垂直方向に落下する。
一方、給水プレート30は、ステンレススチールで製造されるか、透明又は半透明材質の塗光板で製造されてもよく、厚さが非常に薄くなるように形成されてもよい。
前記給水プレート30の下側に給水プレート30を支えるプレート支持台36が配置され、前記プレート支持台36は後述する発光体支持台62や導光板63に支えられて設置される。
プレート支持台36は、給水プレート30の外側部及びエッジ突出部312に接する外側リング361と、中央に位置するハブリング362と、前記外側リング361とハブリング362を連結する複数のスポーク363を含み、前記ハブリング362の下側方向にボス部364が突出形成される。
プレート支持台36のハブリング362及びボス部364に形成されたホール365に給水プレート30のボス部33が挿入され、給水プレート30に形成されたボス部33とプレート支持台36に形成されたボス部364の間にパッキンリング37が強制挿入される。
給水管25は、プレート支持台36の下側に位置する区画板38を貫通して出水口27が給水プレート30の給水ホール32と連通するように給水プレート30の下側に配置される。
一方、給水管25を通過するか、出水口27から排出される水を殺菌する第3UV殺菌フィルタ49が給水管25の周囲に配置されてもよく、前記第3UV殺菌フィルタ49は上下方向に長い円筒形に形成される。給水管25の上端は第3UV殺菌フィルタ49を貫通してもよい。
第3UV殺菌フィルタ49は、円周方向に沿って互いに離隔した複数の第3UV LED(図示せず)を含む。第3UV殺菌フィルタ49は前記複数の第3UV LEDが生成した光を拡散させて給水管25の出水口27から排出される水を殺菌できる。前記複数の第3UV LEDは、第3UV殺菌フィルタ49の下面に光が上側に照射されるように円周方向に沿って互いに離隔して設置される。
給水プレート30のボス部33に形成された給水ホール32には拡開する孔331が下側に形成され、前記拡開された孔331に第3UV殺菌フィルタ49の上側部491が挿入され、前記パッキンリング37はプレート支持台364のボス部364と第3UV殺菌フィルタ49の間に挿入され、また、第3UV殺菌フィルタ49の下側部が区画板38の上に配置され、第3UV殺菌フィルタ49の内部を給水管25か貫通する。
第3UV殺菌フィルタ49の上端は、給水管25の上端である出水口27と同じ位置に設置されるか、給水管25の出水口27より高い位置までカバーされるように設置されて、出水口27から排出される水に直接UV光を照射して殺菌効果を向上させることができる。
一方、プレート支持台36の底面に補強リング39が配置され、補強リング39は後述する発光体支持台62の補強リブ621に支えられる。
給水プレート30はインナーアセンブリ100に分離可能に組み立てられる。すなわち、給水プレート30は給水プレート30の縁部311を把持して持ち上げると、パッキンリング37の弾性力を克服して上側に移動してプレート支持台36から分離され、従って、形状や高さの異なる給水プレート30に取り替えることができる。
給水プレート30及びプレート支持台36の下側に照明装置60が設置されてもよい。
図2、図6及び図7を参照すると、前記照明装置60は、発光体61と、前記発光体61が設置される支持台62と、前記発光体支持台62の外郭に配置される導光板63とを含み、前記支持台63は円筒形状に形成されてもよい。
導光板63は、上側に拡開したラッパ型に形成され、上側面63aが図7に示すように、給水プレート30のエッジ突出部312及びプレート支持台36の外部リング361に接触し、下側面63bが区画板38に接触する。
導光板63の外側面631は、給水プレート30の縁部311から下側方向に向かって次第に内側に入る傾斜面を形成するので、給水プレート30の縁部311から落下した水は導光板63にぶつかることなく垂直方向に落下することができる。
発光体61は複数の発光ダイオード(LED)で製造されてもよく、所定形状の配列をなすように発光体支持台62に取り付けられるか、帯状の発光ダイオードで製造されてリング状になるように発光体支持台62に取り付けられてもよい。発光体61は発光体支持台62の上側部外周面に形成された内側に入った凹部62aに挿入されて取り付けられる。
発光体支持台62の内面には補強リブ621が形成されて、補強リング39を支えることができ、下側部に内側に入った凹部622が形成されて、導光板63の下側端部に形成された内向突出部632が挿入されることができ、発光体支持台62の下側部に発光体61の発光を制御するPCB623が内側方向に突出形成されて、区画板38の上側面に配置される。
前記発光体支持台62、導光板63及び区画板38は、互いに一体になるように接合又は融着されるか、互いに分離可能に組み立てられる。
図1、図2、及び図9を参照すると、水受け50は給水プレート30より下側に位置し、水槽10の開放した上側をかぶせるように配置されて、給水プレート30の縁部311から落下した水を受けて水槽10に排出する。
水受け50は、外側枠を形成する外側壁51と、内側枠を形成して前記外側壁51との間に排水通路52を形成する内側壁53を含んでもよく、前記外側壁51と内側壁53の下側部を連結する底壁55を含んでもよい。
前記底壁55には、給水プレート30から水受け50に落下した水を水槽10に排出する排出ホール56が形成され、前記排出ホール56は底壁55の円周方向に沿って形成された1つ以上のリング型のホール又は円形のホールで形成されてもよい。
内側壁53には外側壁51に向かって突出し、下側に傾斜したガイド54が形成される。ガイド54は、給水プレート30から供給された水を受けて下側に案内する。すなわち、給水プレート30からガイド54に落下した水は、ガイド54に沿って下側に案内される。ガイド54は外側壁51の上端より低く配置される。
本発明の実施形態において、前記ガイド54は水受け50の内側壁53に形成されたものを例として説明しているが、前記ガイドは水受けの外側壁51に形成されて内側壁53に向かって突出してもよい。
図2を参照すると、前記ガイド54は、上側部が導光板63の下側端部に接触してもよく、ガイド54の上側部内側に溝541が形成されて前記溝541に区画板38の縁部が位置した上で、導光板63がガイド54の上側部と区画板38の縁部の上に置かれてもよい。
導光板63、水受け50、及び区画板38は、公知の方法で互いに分離可能に組み立てられるか、接着又は融着などの方法で互いに固定するように結合され、前記水受け50が分離可能に組み立てられた場合、前記水受け50を形状又は高さが異なる水受けに取り替えてもよい。
図9を参照すると、水受け50の外側壁51は内側面にガイド54に向かって突出部511が形成され、前記突出部511から上側に延長される外側壁の内面512は上側に拡開される斜面で形成され、前記突出部511とガイド54の間に狭い間隔の排水通路521が形成される。
従って、給水プレート30から水受け50に落下した水は、ガイド54と突出部511上にしばらく留まってから、狭い排水通路521を介して下側に移動することもできる。
前記外側壁51の上側部の内面512と前記突出部511の上側面に水受け50とは異なる材質の被覆層59を形成してもよく、前記ガイド54は、水受け50と異なる材質で形成することにより、美感が向上するか、触感が柔らかくなることができ、落下する水がぶつかりながら飛散しないようにすることができる。
水受けの外側壁51の上端は内側壁53より高さが大きく形成され、図2に示すように、水受けの外側壁51は水槽10の上側に突出した上向き突出壁を含み、前記上向き突出壁は水槽10の周囲外側に突出する。前記上向き突出壁は、水槽10のうち上側側壁11aの上側に突出し、上側側壁11aより水槽10の周囲外側に突出して上側側壁11aより拡開して形成されてもよい。前記上向き突出壁は、上側側壁11aと外側に所定角度(θ)をなす。前記所定角度(θ)は120度であってもよい。
水受け50の外側壁51の外面には、相異なる傾斜度の上側傾斜面513及び下側傾斜面514が形成される。また、水受け50の外側壁51の外面には、上側傾斜面513と下側傾斜面514の間にステップ部515がさらに形成されてもよい。
下側傾斜面514は水槽10のインナー傾斜面113に支えられて支持されるアウター傾斜面514である。
また、水受け50のステップ部515は、上側側壁11aに形成された突出壁111、112、113の上側面に安着する。すなわち、ステップ部515は上側側壁11aに形成された第1突出板111の上側面に掛かるように配置される。
水受け50の上側傾斜面513は、上側側壁11aに取り付けられたパッキン115に接触して支持される。
従って、水受け50は、水槽30の上側側壁11aに掛かった状態で水槽30の上側に堅実に配置される。
一方、水受け50の底壁55は内側壁53から内側に突出した突出段差部551が形成され、前記突出段差部551は、前述の上側フィルタカバー46の縁部の上側に位置する。
突出段差部551は、水受け50の内側壁53に内側に突出されて水受け50の底壁を形成する。突出段差部551の内側は開口されてもよい。上側フィルタカバー46は、突出段差部551に結合されて突出段差部551の開口した内側を遮蔽する。
図2を参照すると、上側フィルタカバー46と、水受けの内側壁53と、区画板63の間に水槽と密閉される電装室Sが形成され、前記電装室Sに補助バッテリB及び制御部Cが設置されてもよい。
水受け50の突出段差部551と上側フィルタカバー46は、雌・雄フック又はねじ結合などの公知の手段により互いに分離可能に組み立てられるか、融着又は接着により固定的に結合される。
濾過フィルタ40、ポンプ20、給水管25、給水プレート30、照明装置60、及び水受け50は、互いに一体となるように結合されるか又は組み立てられて単一のインナーアセンブリ100を形成する。
従って、水槽10内にインナーアセンブリ100が着脱可能に配置されるので、水槽10からインナーアセンブリ100を分離して水槽の洗浄及び各種部品の保守作業を容易に行うことができる。
また、インナーアセンブリ100が水槽10内に設置される場合は、インナーアセンブリ100の上側部縁部に位置する水受け50の外側壁51が水槽30の上側側壁11aに引っ掛かって支持され、インナーアセンブリ100の下側中央に位置する下側フィルタカバー43が水槽の底板12に形成された突出部121にかぶせられ、グルーブ122に挿入されるので、インナーアセンブリ100が水槽10内において移動されることなく、安定的に所定の位置に設置されることができ、水受け50の外側壁51を把持して水槽10の上側に持ち上げると、インナーアセンブリ100は水槽10から分離される。
以下、前記ペット給水器を作動するための電力供給装置を説明する。
図3及び図10を参照すると、前記ペット給水器の電力供給装置はドッキングステーション71を含み、前記ドッキングステーション71は相当の重みを有する重量体711と、重量体711の中央部に形成された円筒形状の突出棒712と、前記突出棒712に配置される第1接続端子(図示せず)と、前記第1接続端子に外部電源を印加する電線713とを含む。
水槽10のベース18の底面に重量体の突出棒712に挿入される円形溝182が形成され、前記円形溝182に前記第1接続端子と接続される第2接続端子(図示せず)が配置される。
一方、ベース18は、前記重量体711に回転可能な配置され、前記円形溝182が突出棒712に回転可能に挿入されて、水槽10とドッキングステーション71が相対的に回転する場合も、前記第1接続端子及び前記第2接続端子は電気的に接続された状態を維持するように配置される。
従って、水槽10が回転する場合も、電線713がねじれずに給水器を稼動するための電力供給が維持される。
水槽10の底板12と、ベース18と、下側枠壁11bの間に形成される空間部には、前記第2接続端子と電気的に接続される電力回路部715が設置される。
本発明の実施形態においては、水槽10の底板12の下側に前記電力回路部715と電気的に接続された無線電力送信部72が設置され、水槽10内に前記無線電力送信部72と感応して誘導電圧を起こす無線電力受信部73が設置されてもよい。
前記無線電力送信部72が底板12に形成された突出部121内の空間に配置され、前記無線電力受信部73は前記突出部121の上側に位置する下側フィルタカバー43とポンプ20の間に配置される。
無線電力受信部73は、下側フィルタカバー43が底板12の突出部121にかぶせられた状態でインナーアセンブリ100が水槽10内に設置された場合、前記無線電力送信部72から無線電力を受信して誘導電力を発生できる位置に配置されることが当然である。
以下、図2及び図10を参照して、水槽10の底板12と、ベース18と、水槽10の下側枠壁11bの間に形成される空間部に設置される各種の部品を説明する。
ベース18は下側枠壁11bの下側を覆うことができる。ベース18は円形の板体で形成されてもよい。
ベース18の上側面には挿入突起186が突出されてもよい。挿入突起186はベース18の中心部に上側に突出形成されてもよい。挿入突起186は円形に形成されてもよい。
ベース18には通風口181が形成される。通風口181は上下に通じるように複数形成される。複数の通風口181はベース18の周囲方向に沿って放射状に配列される。複数の通風口181は挿入突起186から離隔して形成される。
下側枠壁11bには上下側が開口した内部空間119が形成される。下側枠壁11bはリング型で形成されてもよい。下側枠壁11bの内側面にはエッジ表面117が突出形成される。内部空間119はエッジ表面117より内側に位置する空間と定義される。
エッジ表面117は、上側面が下側枠壁11bの上端より下に位置し、下側面が下側枠壁11bの下端より上に位置してもよい。エッジ表面117の上側面に熱電素子81が配置され、熱電素子81の上側面に底板12が配置される。そして、エッジ表面117の下側面にリング型の警告灯91が設置され、警告灯91の下にベース18が配置されてもよい。
熱電素子81は、内部空間119の開口した上側を覆うことができる。ベース18は内部空間119の開口した下側を覆うことができる。
熱電素子81は、底板12とベース18の間に配置される。熱電素子81は、水槽10内に貯蔵された水を冷却又は加熱する。
熱電素子81は水槽10の底板12の下側に配置される。熱電素子81は、水槽10内に貯蔵されている水の温度を所定温度に維持することができる。
熱電素子81は、作動の時、上側面の温度が低くなり、下側面の温度が高くなる。熱電素子81は、作動の時、上側面が吸熱面として形成され、下側面が発熱面として形成される。
下側枠壁11bの内部空間119には放熱板84が配置される。また、下側枠壁11bの内部空間119には放熱ファン83が配置される。また、底板12とベース18の間には放熱ファン83を回転させるモータ82が設置される。
放熱板84は、上側面の縁部に複数の放熱ピン845が上側に突出した放熱ピンを有する。複数の放熱ピン845の上側面は熱電素子81の発熱面である下側面に接触して、熱電素子81から発生する熱を複数の放熱ピン845の周辺空気と熱交換させることができる。
複数の放熱ピン845は放熱板84の周囲方向に沿って複数形成されてもよい。本実施形態において、放熱板84は円形に形成される。従って、複数の放熱ピン845は放熱板84の円周方向に配列されて全体的な形状が環形になり得る。
放熱ファン83は複数の放熱ピン845の内側に配置される。放熱ファン83は、モータ82の軸方向に空気を吸入して前記軸方向と直交する方向に吐出する。従って、放熱ファン83は、軸方向から空気を吸入した後、外側に配置された複数の放熱ピン845に向けて吐出する。
放熱板84の中心部には上下に通じる挿入ホール846が形成される。挿入ホール846にはベース18の中心部に形成された挿入突起186が挿入される。挿入突起186が挿入ホール846に挿入されることにより、ベース18は放熱板84に結合される。ベース18が放熱板84に堅実に結合できるようにするために、挿入突起186には、挿入突起186が挿入ホール846に挿入されると、放熱板84の上側面に引っかかるフックが形成される。
熱電素子81にはモータ82が設置される中空部811が形成されてもよい。中空部811は熱電素子81の中心部に形成されてもよい。放熱ファン83はモータ82の下側に配置されてモータ82により作動する。複数の放熱ピン845は放熱ファン83の周囲に設置される。
センサは水槽の下側に設置される。より詳細には、側壁11の下側を構成する下側枠壁11bの内側に、水温センサ85、水位センサ86、近接センサ87などが備えられ、これと同様に警告音発生装置92も下側枠壁11bの一部分に備えられる。
また、底板12とベース18の間には水温センサ85がさらに配置されてもよい。水温センサ85は、水槽内に貯蔵されている水の温度を感知する。
水温センサ85は、水槽10の底板12の突出部121の内部空間に設置される。水温センサ85により感知された水槽10内の水の温度が設定範囲内にない場合、熱電素子81が作動して水が冷却又は加熱され、熱電素子81の熱は放熱板84を介して放熱される。
熱電素子81の温度が基準温度より高いか、放熱板84の温度が所定温度より高い場合、モータ82が作動して放熱ファン83が回転する。
放熱ファン83が回転すると、外部空気がベース18に形成された通風口181を介して流入して放熱板84を通過した後、再びベース18に形成された通風口181を介して外部に排出されるため、放熱板84及び熱電素子81は冷却される。
水温センサ85は、底板12中において水槽10に貯蔵された水と接触面積が大きくてポンプ20に向かって水が移動する部分である突出部121の内部に設置されているため、水槽10内に貯蔵された水の温度を正確に感知することができる。
また、底板12とベース18の間には水位センサ86がさらに配置されてもよい。水槽10の下側枠壁11bのエッジ表面117に凹溝部118が形成され、前記凹溝部118に水位センサ86が設置されてもよい。
水位センサ86は、水槽10の底板12に加えられる水槽10内の貯蔵された水の重さを感知する荷重センサ(strain gage)であり、前記荷重センサにより感知する水槽10内の水の重さにより水槽10内の水位が判定される。
また、底板12とベース18の間にはペットを感知する近接センサ87がさらに配置されてもよい。近接センサ87は、下側枠壁11bの内側に設置されてもよい。近接センサ87は、エッジ表面117の内部に設置されてもよい。下側枠壁11bに設置されたホール11Hや下側枠壁11bに設置された信号透過膜を介して近接センサ87の信号が透過されて、ペットが給水器に接近してくることを感知できる。
近接センサ87がペットを感知すると、制御部Cはポンプ20を作動させる。
近接センサ87は複数備えられる。複数の近接センサ87はそれぞれペットを感知できる。複数の近接センサ87がそれぞれペットを感知する場合、制御部Cは複数のペットが給水器で接近してきたと判断して、1つの近接センサ87がペットを感知する場合に比べて、ポンプ20のポンプ容量を増加させる。
また、底板12とベース18の間には水槽10の傾きを感知するジャイロセンサ88がさらに配置される。ジャイロセンサ88は、下側枠壁11bのエッジ表面117の内部に設置される。ジャイロセンサ88は複数備えられてそれぞれ傾きを感知し、複数で感知された傾きの和を平均して水槽10の最終傾きを判定する。
ジャイロセンサ88により水槽10の傾き、傾きの変化量、傾き方向、傾き角度などを測定することができる。
制御部Cは、ジャイロセンサ88から水槽10の傾きと関連した信号を受信して給水器の電源をオン/オフすることができ、給水管25の吐出部の傾き及び方向を調節することができ、給水プレート30の傾きを調節することができでき、警告灯91をオン/オフすることができ、警告音発生装置92により警告音を発生することができる。
一方、本発明の実施形態に具体的に図示されてはいないが、水槽10の下側部に高さを調節できる支え脚部が備えられ、ジャイロセンサ88により感知された水槽10の傾きが所定値以上と判定されると、制御部Cは前記支え脚部の高さを調節して水槽10の傾きを正すことができる。
下側枠壁11bの下側部に警告灯91を設置され、水位センサ86で感知された水槽内の水位が所定値以下である場合、制御部Cは警告灯91をオンにすることによりこれを外部に知らせる。ジャイロセンサ88により感知した傾きと既設定値を比較して、制御部の信号により警告灯91のオン/オフの可否が決定される。
前記警告灯91は、リング型の発光ダイオードであってもよい。警告灯91はエッジ表面117の下側に設置される。
警告音発生装置92は下側枠壁11bの外側の一部分に形成されてもよい。本発明の一実施形態によると、警告音発生装置92は下側枠壁11bの内側面に設置されるが、必ずしもこれに限定されるものではなく、外部において警告音発生装置92による警告音が聴覚的に認識可能な位置であれば給水器のどこにも備えることができる。ジャイロセンサ88により感知した傾きと既設定値を比較して制御部の信号により警告音発生装置92の作動の有無が決定される。
図10及び図11を参照すると、水温センサ85は水槽10内に貯蔵された水の温度を感知することができる。水温センサ85は、水槽10内に貯蔵された水温を感知して感知された水温値を制御部Cに入力し、制御部Cは水温センサ85から入力された前記水温値を利用して熱電素子81を制御することができる。
制御部Cは、水温センサ85から前記水温値を受信して、水温センサ85が感知した水槽10に貯蔵された水の温度が第1水温設定値以上であれば、前記の水が冷却されるように熱電素子81を作動させる。
また、制御部Cは、熱電素子81の作動中に、水温センサ85が感知した水槽10内に貯蔵された水の温度が第2水温設定値以下である場合、熱電素子81の作動を停止することができる。ここで、前記第1水温設定値は、前記第2水温設定値より高い値であり、前記第2水温設定値は、前記第1水温設定値より低い値であり得る。
一方、熱電素子温度センサ81aは熱電素子81の温度を感知できる。熱電素子温度センサ81aは、下側枠壁11bの内部空間119の温度を感知することができる。以下、熱電素子温度センサ81aは、下側枠壁11bの内部空間119の温度を感知するものに限定して説明するが、熱電素子温度センサ81aが内部空間119の温度を感知するという意味は、熱電素子81から発生した熱による内部空間119の温度を感知することであるので、熱電素子温度センサ81aが熱電素子81の温度を感知するという意味と同一の意味として解釈できる。
熱電素子温度センサ81aは内部空間119の温度を感知して、感知された内部空間119の温度値を制御部Cに入力し、制御部Cは熱電素子温度センサ81aから入力される前記内部空間119の温度値を用いてモータ82を制御することができる。
熱電素子温度センサ81aは、水槽10の底板12とベース18の間に配置されてもよい。熱電素子温度センサ81aは、下側枠壁11bの内側に突出して形成されたエッジ表面117に設置されてもよい。
制御部Cは、熱電素子温度センサ81aから内部空間119の温度値を受信して、前記内部空間119の温度が水温設定値以上であると判定された場合、放熱ファン83が回転するようにモータ82を作動させて前記熱電素子81及び放熱板84を冷却させる。
また、制御部Cは、モータ82の作動中に熱電素子温度センサ81aから入力される内部空間119の温度が前記水温設定値未満である場合、モータ82の作動を停止させることができる。
図12を参照すると、本発明の第1実施形態によるペット給水器の制御方法は、水温感知段階(S11)で、水温センサ85は水槽10内に貯蔵された水の温度を感知する。水温センサ85が感知した水温は制御部Cに入力される。
以後、判断段階(S12)で、制御部Cは、水温センサ85が感知した水温が第1水温設定値以上であるか否かを判断する。すなわち、判断段階(S12)で、制御部Cは、水温センサ85から入力される水温が前記第1水温設定値以上であるか否かを判断する。
判断段階(S12)の結果、制御部Cは、水温センサ85が感知した水温が前記第1水温設定値未満であると、水槽10内に貯蔵された水の温度がペットが飲みやすい温度であると判断し、ロジックを水温感知段階(S11)にリターンさせる。
また、判断段階(S12)の結果、制御部Cは、水温センサ85が感知した水温が前記第1水温設定値以上であると、水槽10内に貯蔵された水の温度がペットが飲みにくい温度まで上昇したと判断し、熱電素子81を作動させる。すなわち、熱電素子作動段階(S13)で、制御部Cは、水温センサ85が感知した水温が前記第1水温設定値以上であると、水槽10内に貯蔵された水の温度がペットが飲みにくい温度に上昇したと判断し、熱電素子81を作動させる。
熱電素子81は、作動の時、上側面の温度が低くなり、下側面の温度が高くなるので、熱電素子81の上側面に接触した水槽10の底板12は温度が低くなり、これにより、水槽10内に貯蔵された水の温度は低くなる。
熱電素子作動段階(S13)の後に、制御部Cは、水温センサ85が感知した水温が第2水温設定値以下であるか否かを判断する。すなわち、判断段階(S14)で、制御部Cは、水温センサ85が感知した水温が第2水温設定値以下であるか否かを判断する。
判断段階(S14)の結果、制御部Cは、水温センサ85が感知した水温が前記第2水温設定値より大きい場合、水槽10内に貯蔵された水がペットが飲みやすい程度に十分に冷却していないと判断し、ロジックを熱電素子作動段階(S13)にリターンさせる。
また、判断段階(S14)の結果、制御部Cは、水温センサ85が感知した温度が前記第2水温設定値以下であると、水槽10内に貯蔵された水がペットの飲みやすい温度に冷却されていると判断し、熱電素子81の作動を停止させる。すなわち、熱電素子停止段階(S15)で、制御部Cは、水温センサ85が感知した温度が前記第2水温設定値以下であると、水槽10内に貯蔵された水がペットの飲みやすい温度に冷却されたと判断し、熱電素子81の作動を停止させる。
図13を参照すると、本発明の第2実施形態によれば、内部空間温度感知段階(S21)で、熱電素子温度センサ81aは内部空間119の温度を感知する。熱電素子温度センサ81aが感知した内部空間119の温度は制御部Cに入力される。
その後、判断段階(S22)で、制御部Cは、熱電素子温度センサ81aが感知した内部空間119の温度が水温設定値以上であるか否かを判断する。すなわち、判断段階(S22)で、制御部Cは、熱電素子温度センサ81aから入力される内部空間119の温度が前記設定値以上であるか否かを判断する。
判断段階(S22)の結果、制御部Cは、熱電素子温度センサ81aが感知した内部空間119の温度が前記水温設定値未満であると、熱電素子81の下側面において熱が少なく発生して内部空間119の熱気を外部に排出する必要がないと判断し、ロジックを内部空間温度感知段階(S21)にリターンさせる。
また、判断段階(S22)の結果、制御部Cは、熱電素子温度センサ81aが感知した内部空間119の温度が前記水温設定値以上であると、熱電素子81の下側面において多くの熱が発生して内部空間119の熱を外部に排出する必要があると判断し、モータ82を作動させる。すなわち、モータ作動段階(S23)で、制御部Cは、熱電素子温度センサ81aが感知した内部空間119の温度が前記設定値以上であると、熱電素子81の下側面において多くの熱が発生して内部空間119の熱を外部に排出する必要があると判断し、モータ82を作動させる。
モータ82が作動すると、モータ82の回転軸に結合された放熱ファン83がモータ82の回転軸とともに回転する。放熱ファン83は、回転の時、熱電素子81の下側面に接触した放熱ピン845に空気を送風する。従って、熱電素子81の下側面において発生した熱は、放熱ピン845に移動した後、内部空間119の空気と熱交換後に、ベース18に形成された通風口181を介して水槽10の外部に排出される。
モータ作動段階(S23)の後に、制御部Cは、熱電素子温度センサ81aが感知した内部空間119の温度が前記設定値未満であるか否かを判断する。すなわち、判断段階(S24)で、制御部Cは、熱電素子温度センサ81aが感知した内部空間119の温度が前記設定値未満であるか否かを判断する。
判断段階(S24)の結果、制御部Cは、熱電素子温度センサ81aが感知した内部空間119の温度が前記設定値未満でないと、内部空間119の温度が十分に冷却されていないと判断し、ロジックをモータ作動段階(S23)にリターンさせる。
また、判断段階(S24)の結果、制御部Cは、熱電素子温度センサ81aが感知した内部空間119の温度が前記設定値未満であると、内部空間119の温度が十分に冷却されたと判断し、モータ82の作動を停止させる。すなわち、モータ停止段階(S25)で、制御部Cは、熱電素子温度センサ81aが感知した内部空間119の温度が前記設定値未満であると、内部空間119の温度が十分に冷却されたと判断し、モータ82の作動を停止させ、ロジックを終了する。
図10及び図11を参照すると、水位センサ86は、水槽10内に貯蔵された水の水位を感知することができる。水位センサ86は、水槽10内に貯蔵された水の水位を感知して、感知した水位値を制御部Cに入力し、制御部Cは、水位センサ86から入力された前記水位値を利用して警告部91を制御する。
制御部Cは、水位センサ86から前記水位値を受信し、水位センサ86が感知した水槽10に貯蔵された水の水位が第1水位設定値以下であると、使用者に水槽10内に貯蔵された水の不足を知らせるよう警告部91を作動させる。ここで、前記第1水位設定値は制御部Cに予め設定された値として前記最低水位であり得る。
また、制御部Cは、水位センサ86が感知した水槽10内に貯蔵された水の水位が第2水位設定値以上であると、使用者が水槽10内に水を補充するとき、水槽10内に貯蔵される水が十分補充されたことを知らせるように警告部91を作動させる。ここで、前記第2水位設定値は前記第1水位設定値より高い値であり、前記第1水位設定値は前記第2水位設定値より低い値であり得る。前記第2水位設定値は制御部Cに予め設定された値であり、前記最高水位であり得る。
図14を参照すると、本発明の第3実施形態によるペット給水器の制御方法は、水位感知段階(S31)で、水位センサ86は水槽10内に貯蔵された水の水位を感知する。水位センサ86が感知した水位は制御部Cに入力される。
以後、判断段階(S32)で、制御部Cは、水位センサ86が感知した水位が前記第1水位設定値より大きくて、前記第2水位設定値より小さいかを判断する。すなわち、判断段階(S32)で、制御部Cは水位センサ86から入力される水位が前記第1水位設定値より大きくて、前記第2水位設定値より小さいかを判断する。
判断段階(S32)の結果、制御部Cは、水位センサ86が感知した水位が前記第1水位設定値より大きくて、前記第2水位設定値より小さいと、水槽10内に貯蔵された水がポンプ20の作動により給水プレート30の上側面に供給できる水位であると判断し、ロジックを水位感知段階(S31)にリターンさせる。
また、判断段階(S32)の結果、制御部Cは、水位センサ86が感知した水位が前記第1水位設定値以下であると、水槽10内に貯蔵された水がポンプ20が作動されても給水プレート30の上側面に供給できない水位であると判断し、警告部91を作動させる。すなわち、警告部作動段階(S33)で、制御部Cは、水位センサ86が感知した水位が前記第1水位設定値以下であると、水槽10内に貯蔵された水がポンプ20が作動されても給水プレート30の上側面に供給できない水位であると判断し、警告部91を作動させる。
警告部91が作動する場合、使用者は、水槽10内に貯蔵された水の水位の不足を認識し、水槽10内に水を補充する。警告部91は、前記警告灯、前記スピーカ及び前記振動器などで形成されてもよく、それに従う動作は、前述したので、ここでは警告部91の動作に関する詳細な説明は省略する。
また、判断段階(S32)の結果、制御部Cは、水位センサ86が感知した水位が前記第2水位設定値以上であると、水槽10内に貯蔵された水が設定された最高水位に達したと判断し、警告部91を作動させる。すなわち、警告部作動段階(S33)で、制御部Cは、水位センサ86が感知した水位が前記第2水位設定値以上であると、水槽10内に貯蔵された水が設定された最高水位に達したと判断し、警告部91を作動させる。
使用者は、水槽10内に水を補充する過程において、警告部91が作動する場合、水槽10内に貯蔵される水が最高水位に達したことを認知し、水槽10内に水の補充を中断する。
警告部91が警告灯91で形成される場合の本発明の実施形態によるペット給水器の制御方法について、図15を参照して後述する。
図15を参照すると、水位感知段階(S41)で、水位センサ86は、水槽10内に貯蔵された水の水位を感知する。水位センサ86が感知した水位は制御部Cに入力される。
以後、判断段階(S42)で、制御部Cは、水位センサ86が感知した水位が前記第1水位設定値より大きくて、前記第2水位設定値より小さいかを判断する。すなわち、判断段階(S42)で、制御部Cは、水位センサ86から入力される水位が前記第1水位設定値より大きくて、前記第2水位設定値より小さいかを判断する。
判断段階(S42)の結果、制御部Cは、水位センサ86が感知した水位が前記第1水位設定値以下であると、水槽10内に貯蔵された水がポンプ20が作動しても給水プレート30の上側面に供給できない水位であると判断し、警告灯91を第1色で発光するように制御する。ここで、前記第1色は赤であってもよい。すなわち、警告灯第1色発光段階(S43)で、制御部Cは、水位センサ86が感知した水位が前記第1水位設定値以下であると、水槽10内に貯蔵された水がポンプ20が作動しても給水プレート30の上側面に供給できない水位であると判断し、警告灯91を前記第1色である赤色で発光するよう制御する。
警告灯91が前記第1色で発光する場合、使用者は水槽10内に貯蔵された水の水位が不足していることを認識し、水槽10内に水を補充する。
また、判断段階(S42)の結果、制御部Cは、水位センサ86が感知した水位が前記第2水位設定値以上であると、水槽10内に貯蔵された水が設定された最高水位に達したと判断し、警告灯91を前記第1色で発光するように制御する。すなわち、警告灯第1色発光段階(S43)で、制御部Cは、水位センサ86が感知した水位が前記第2水位設定値以上であると、水槽10内に貯蔵された水が設定された最高水位に達したと判断し、警告灯91を前記第1色の赤色で発光するよう制御する。ここで、前記第2水位設定値は前記第1水位設定値より大きい値であり得る。
使用者は、水槽10内に水を補充する過程で、警告灯91が前記第1色で発光する場合、水槽10内に貯蔵された水が最高水位に達したことにを認知し、水槽10内への水の補充を中断する。
また、判断段階(S42)の結果、制御部Cは水位センサ86が感知した水位が前記第1水位設定値より大きくて、前記第2水位設定値より小さいと、水槽10内に貯蔵された水がポンプ20の作動により給水プレート30の上側面に供給できる水位であると判断し、警告灯91を第2色で発光するように制御する。ここで、前記第2色は前記第1色とは異なる色であってもよい。前記第2色は青であってもよい。すなわち、警告灯第2色発光段階(S44)で、制御部Cは、水位センサ86が感知した水位が前記第1水位設定値より大きくて、前記第2水位設定値より小さいと、水槽10内に貯蔵された水がポンプ20の作動により給水プレート30の上側面に供給できる水位であると判断し、警告灯91を前記第2色である青色で発光するように制御する。制御部Cは、警告灯91を前記第2色の青色で発光するように制御し、ロジックを水位感知段階(S41)にリターンさせる。
警告灯91が前記第2色で発光する場合、使用者は水槽10内に貯蔵された水がポンプ20の作動により給水プレート30の上側面に供給できる水位であると認知する。
前述のように、本発明によるペット給水器及びそれの制御方法によると、水位センサ86が感知した水槽10内に貯蔵された水の水位が第1水位設定値以下である場合、制御部Cは水槽10内に貯蔵された水が不足していると判断して、警告部91を作動させて水の不足を使用者に知らせる。
また、本発明によるペット給水器及びそれの制御方法によると、水位センサ86が感知した水槽10内に貯蔵された水の水位が前記第1水位設定値より大きい第2水位設定値以上である場合、制御部Cは水槽10内に水が十分補充されたと判断して、警告部91を作動させて水が設定された最高水位まで充填されたことを使用者に知らせる。
図10及び図11を参照すると、複数の近接センサ87は前記ペット給水器に接近してくるペットを感知することができる。複数の近接センサ87は、所定距離の範囲内のペットを感知することができる。複数の近接センサ87は、所定距離範囲内のペットを感知して感知信号を制御部Cに入力し、制御部Cは、複数の近接センサ87から入力される前記感知信号を用いてポンプ20を制御する。
制御部Cは、複数の近接センサ87の少なくとも1つがペットを設定時間以上感知すると、ポンプ20を作動させる。ポンプ20が作動すると、水槽10内に貯蔵された水は、給水管25を介して給水プレート30の上側面に供給される。ペットは給水プレート30の上側面に供給された水を舌で舐めて飲むことができる。
ここで、制御部Cは、複数の近接センサ87のうち少なくとも1つがペットを前記設定時間以上感知する場合にポンプ20を作動させる理由は、ペットが前記ペット給水器の近くに必ず水を飲みに来たと判断される場合にのみ、ポンプ20を作動させるためである。すなわち、ペットは水を飲むために前記ペット給水器に接近せずに、単純にペット給水器を通り過ぎていく可能性もあるので、このような場合はポンプ20を作動させないために、制御部Cは複数の近接センサ87の少なくとも1つがペットを前記設定時間以上感知すると、ポンプ20を作動させる。
近接センサ87は、前記ペット給水器の周囲に沿って互いに離隔して複数設置されてもよい。本実施形態において、複数の近接センサ87は下側枠壁11bの内側に設置される。ただし、複数の近接センサ87の設置位置は、下側枠壁11bの内側に限定されるものではなく、前記ペット給水器の様々な位置に変更されてもよい。
複数の近接センサ87は水槽に設置される。以下、複数の近接センサ87は、下側枠壁11bの内側に設置されるものに限定して説明する。
近接センサ87は、下側枠壁11bの周囲に沿って互いに離隔され、複数で設置される。下側枠壁11bはリング型で形成されるので、近接センサ87は下側枠壁11bの円周方向に互いに離隔されて複数で設置される。
本実施形態において、複数の近接センサ87は4つ備えられる。ただし、複数の近接センサ87の個数は4つに限定されるものではなく、下側枠壁11bの周囲に沿って2つ以上備えられる。
以下、複数の近接センサ87は、下側枠壁11bの周囲に沿って互いに離隔されて4つが備えられるものに限定して説明する。
複数の近接センサ87は、第1近接センサ87A、第2近接センサ87B、第3近接センサ87C、第4近接センサ87Dを含む。
第1近接センサ87A、第2近接センサ87B、第3近接センサ87C及び第4近接センサ87Dは、下側枠壁11bの周囲に沿って順次配置される。第1近接センサ87A、第2近接センサ87B、第3近接センサ87C及び第4近接センサ87Dは、下側枠壁11bの周囲に沿って等間隔で配置されてもよい。本実施形態において、第1近接センサ87A、第2近接センサ87B、第3近接センサ87C及び第4近接センサ87Dは、下側枠壁11bの周りに沿って90度間隔で配置されてもよい。第1近接センサ87A及び第3近接センサ87Cは、互いに反対側に位置してもよく、第2近接センサ87B及び第4近接センサ87Dは互いに反対側に位置してもよい。
制御部Cは、第1近接センサ87A、第2近接センサ87B、第3近接センサ87C及び第4近接センサ87Dのいずれか1つがペットを設定時間以上感知すると、ペット一匹が水を飲むためにペット給水器に接近してきたと判断して、ポンプ20を第1ポンプ容量で作動させる。
制御部Cは、ポンプ20の作動中に、複数の近接センサ87の全てがペットを前記設定時間以上感知しないと、ペットが水を飲み終えて前記ペット給水器から離れたと判断して、ポンプ20の作動を停止させる。
制御部Cは、第1近接センサ87A、第2近接センサ87B、第3近接センサ87C及び第4近接センサ87Dがペットを前記設定時間以上感知しないと、ペットが水を飲み終えて前記ペット給水器から離れたと判断して、ポンプ20の作動を停止させる。
制御部Cは、ポンプ20の作動中に、ペットを前記設定時間以上感知する複数の近接センサ87の数が増加すると、水を飲むために前記ペット給水器に接近してきたペットの数が増加したと判断して、ポンプ20のポンプ容量を増加させる。制御部Cは、ポンプ20のローターの回転速度を増加させてポンプ20のポンプ容量を増加させる。ポンプ20のポンプ容量を増加させるということは、ポンプ20のローターの回転速度を増加させることと同じ意味であり得る。
制御部Cは、ポンプ20の作動中に、ペットを前記設定時間以上感知する複数の近接センサ87の数が減少すると、複数のペットの一部が水を飲み終えて前記ペット給水器から離れたと判断して、ポンプ20のポンプ容量を減少させる。制御部Cは、ポンプ20のローターの回転速度を減少させてポンプ20のポンプ容量を減少させる。ポンプ20のポンプ容量を減少させるということは、ポンプ20のローターの回転速度を減少させることと同じ意味であり得る。
例えば、制御部Cは、ポンプ20の作動中に、第1近接センサ87A、第2近接センサ87B、第3近接センサ87C及び第4近接センサ87Dのうち2つがペットを設定時間以上感知すると、ペット2匹が水を飲むためにペット給水器に接近してきたと判断して、ポンプ20を前記第1ポンプ容量より大きい第2ポンプ容量で作動させる。
また、制御部Cは、ポンプ20の作動中に、第1近接センサ87A、第2近接センサ87B、第3近接センサ87C及び第4近接センサ87Dのうち、3つがペットを設定時間以上感知すると、ペット3匹が水を飲むためにペット給水器に接近してきたと判断して、ポンプ20を前記第2ポンプ容量より大きい第3ポンプ容量で作動させる。
また、制御部Cは、ポンプ20の作動中に、第1近接センサ87A、第2近接センサ87B、第3近接センサ87C及び第4近接センサ87Dの全てがペットを前記設定時間以上感知すると、ペット4匹が水を飲むためにペット給水器に接近してきたと判断して、ポンプ20を前記第3ポンプ容量より大きい第4ポンプ容量で作動させる。
制御部Cは、近接センサ87から信号を受信して、ペットが前記ペット給水器に所定距離範囲内に接近しているかを判定し、所定距離範囲内に接近した 判定された場合は、ポンプ20を作動させて給水を行い、所定距離の範囲内に接近していないと判定された場合は、ポンプ20の作動を停止させる。ここで、制御部Cは、前記ペットが所定距離の範囲内で設定時間以上接近した状態を継続している場合にのみ、ポンプ20を作動させる。
また、制御部Cは、複数の近接センサ87から信号を受信して複数のペットが接近したと判断された場合、接近したペット数に対応するようにポンプ20のポンプ容量を増大して全てのペットに十分な水が提供されるように給水する。
また、制御部Cは、近接センサ87の信号に応じるポンプ20の稼動時間を継続的に保存してこれを分析し、ペットが定期的に水を飲む時間及び給水量を随時判定して、判定された水の給水時間に給水量が提供されるようにポンプ20を稼動する。
図16を参照すると、本発明の第5実施形態によるペット給水器の制御方法は、ペット感知段階(S51)では複数の近接センサ87の少なくとも1つが前記ペットを感知する。
以後、制御部Cは、複数の近接センサ87の少なくとも1つが前記ペットを感知する時間が設定時間以上であるか否かを判断する。すなわち、判断段階(S52)で、制御部Cは、複数の近接センサ87のうち少なくとも1つが前記ペットを感知する時間が設定時間以上であるか否かを判断する。
判断段階(S52)の結果、制御部Cは、複数の近接センサ87のうち少なくとも1つによる前記ペットの感知時間が前記設定時間未満であると、ペットが前記ペット給水器にしばらく接近してから前記ペット給水器から離れたと判断して、ロジックをペット感知段階(S51)にリターンさせる。
また、判断段階(S52)の結果、制御部Cは、複数の近接センサ87のうち少なくとも1つによる前記ペットの感知時間が前記設定時間以上であると、ペットが前記ペット給水器に接近した後、水を飲むために滞在していると判断して、ポンプ20を作動させる。すなわち、ポンプ作動段階(S53)で、制御部Cは、複数の近接センサ87のうち少なくとも1つがペットを前記設定時間以上感知すると、ペットが前記ペット給水器に接近した後、水を飲むために滞在していると判断して、ポンプ20を作動させる。言い換えると、ポンプ作動段階(S53)で、制御部Cは、複数の近接センサ87の少なくとも1つが前記ペットに対する感知を開始した後、前記設定時間が経過すると、ペットが前記ペット給水器に接近した後、水を飲むために滞在していると判断して、ポンプ20を作動させる。
前記ポンプ作動段階(S53)の後、制御部Cは、複数の近接センサ87の全てがペットを設定時間以上感知していないかを判断する。すなわち、判断段階(S54)で、制御部Cは、複数の近接センサ87の全てが前記ペットを設定時間以上感知していないかを判断する。
判断段階(S54)の結果、制御部Cは、複数の近接センサ87のうち少なくとも1つが前記ペットを設定時間以上感知すると、ペットが前記ペット給水器から水を飲み続けていると判断して、ロジックをポンプ作動段階(S53)にリターンさせる。
また、判断段階(S54)の結果、制御部Cは、複数の近接センサ87の全てが前記ペットを設定時間以上感知していないと、ペットが前記ペット給水器で水を飲んだ後、前記ペット給水器から離れたと判断して、ポンプ20の作動を停止させる。すなわち、ポンプ停止段階(S5)で、制御部Cは、複数の近接センサ87の全てが前記ペットを設定時間以上感知していないと、ペットが前記ペット給水器で水を飲んだ後、前記ペット給水器から離れたと判断して、ポンプ20の作動を停止させる。言い換えると、ポンプ停止段階(S55)で制御部Cは、複数の近接センサCが前記ペットを感知しなくて、設定時間が経過すると、ペットが前記ペット給水器で水を飲んだ後、前記ペット給水器から離れたと判断して、ポンプ20の作動を停止させ、ロジックを終了させる。
一方、前記ポンプ作動段階(S53)の後、制御部Cは、ペットを設定時間以上感知する近接センサ87の数が増加しているか否かを判断する。すなわち、判断段階(S56)で、制御部Cは、ペットを設定時間以上感知する近接センサ87の数が増加しているか否かを判断する。
判断段階(S56)の結果、制御部Cは、ペットを設定時間以上感知する近接センサ87の数が増加しないと、前記ペット給水器に水を飲みに来るペットの数が増加していないと判断して、ロジックをポンプ作動段階(S53)にリターンさせる。
また、判断段階(S56)の結果、制御部Cは、ペットを設定時間以上感知する近接センサ87の数が増加すると、前記ペット給水器に水を飲みに来るペットの数が増加したと判断して、ポンプ20のポンプ容量を増加させる。すなわち、ポンプ容量増加段階(S57)で、制御部Cは、ペットを設定時間以上感知する近接センサ87の数が増加すると、前記ペット給水器に水を飲みに来るペットの数が増加したと判断して、ポンプ20のポンプ容量を増加させ、ロジックを前記判断段階(S54)にリターンさせる。
一方、前記ポンプ作動段階(S53)の後、制御部Cは、ペットを設定時間以上感知する近接センサ87の数が減少しているか否かを判断する。すなわち、判断段階(S58)で、制御部Cは、ペットを設定時間以上感知する近接センサ87の数が減少しているか否かを判断する。
判断段階(S58)の結果、制御部Cは、ペットを設定時間以上感知する近接センサ87の数が減少しないと、前記ペット給水器に水を飲みに来たペットの数が減少していないと判断して、ロジックをポンプ作動段階(S53)にリターンさせる。
また、判断段階(S58)の結果、制御部Cは、ペットを設定時間以上感知する近接センサ87の数が減少すると、前記ペット給水器に水を飲みに来たペットの数が減少したと判断して、ポンプ20のポンプ容量を減少させる。すなわち、ポンプ容量減少段階(S59)で、制御部Cは、ペットを設定時間以上感知する近接センサ87の数が減少すると、前記ペット給水器に水を飲みに来たペットの数が減少したと判断して、ポンプ20のポンプ容量を減少させ、ロジックを前記判断段階(S54)にリターンさせる。
前述のように、本発明の実施形態によるペット給水器の制御装置及び制御方法によると、複数の近接センサ87がペット給水器の周囲に沿って互いに離隔して設置されて所定距離範囲内のペットを感知し、制御部Cは、複数の近接センサ87の少なくとも1つが前記ペットを設定時間以上感知するとポンプ20を作動させるため、ペットがペット給水器に接近してきて前記設定時間以上滞在する場合にのみ、ポンプ20が作動するので、消費電力を低減することができる。
また、本発明の実施形態によるペット給水器の制御装置及び制御方法によると、ポンプ20の作動中に前記ペットを前記設定時間以上感知する複数の近接センサ87の数に応じて、ポンプ20のポンプ容量を調節するので、前記ペット給水器に接近してきて前記設定時間以上滞在するペットの数に応じてポンプ20のポンプ容量を調節することができる。
以下、図17及び図18を参照して、本発明の第6実施形態による水槽の傾きに応じる給水器の制御方法について説明する。
一般に、給水器が地面に定着して外力の作用なしに正常に作動する場合は、水槽の傾きを考慮する必要はない。しかしながら、給水中にペット、使用者又はその他の外部要因により給水器に力が加えられる場合、給水器が傾いたり転覆したりする事故が発生する可能性があるため、このように給水器の位置が不安定になる場合、給水器と接触しやすい位置にいるペットが感電されるか、ペットにその他の様々な負傷の危険性が存在する。従って、このような危険性を最大限防止するための給水器の制御方法が必要である。
前述のような対応策の一環として、本発明による給水器は、水槽の傾きを感知して給水器が多く傾いたときには給水器の電源を遮断してペットが感電することを防止する。
給水器の電源がオンになり、ポンプ20により給水過程が行われる中(S61)、ジャイロセンサ88は、水槽10の傾きを感知(S62)し、これを制御部Cに伝達する。制御部Cは、水槽の傾きが既に設定された第1傾き設定値より大きいか否かを判断(S63)する。
第1傾き設定値は、前記傾き設定値を超える場合、給水器が横転する可能性のある値であり得、横転されなくても元位置に回復する過程で相当の揺れが発生してペットに感電の危険をもたらす設定値であり得る。
水槽の傾きが第1傾き設定値より小さい場合は、給水器の電源供給をそのまま維持するが(S67)、水槽の傾きが第1傾き設定値より大きい場合は、既に設定された時間中に給水器の電源を遮断して(S64)ペットが感電しないようにする。
設定時間が経過した後、制御部は、再び水槽の傾きと第1傾き設定値を比較して(S65)、水槽の傾きが第1傾き設定値より大きい場合は、再び設定時間中に給水器の電源を遮断(S64)するが、もし、水槽の傾きが第1傾き設定値より小さい場合は、給水器に電源を再び供給して(S66)、給水が行われるようにする。
前述のように電源を遮断して、ペットの感電及び負傷を防止しようとしても、第1傾き設定値まで傾く前にも相当の角度に傾いているときは、それによる感電及び負傷の危険性が依然として存在する。
従って、前述のような問題点を補うために、本発明の第7の実施形態によれば、電源を遮断する前に第1傾き設定値より小さい第2傾き設定値以上に水槽が傾いたとき、その危険性を知らせるために警告灯を点灯するか警告音を発生してペット又は使用者に対する感電又は負傷の危険を未然に防止できるようにした。
従って、第2傾き設定値に到達する場合、警告灯の点灯又は警告音の発生により、一次的に使用者及びペットに危険性を警告し、水槽が第2傾き設定値よりもっと傾いて第1傾き設定値に到達する場合は電源を遮断することにより、ペットを保護するための2段階保護装置を設けた。
図19を参照すると、給水器の電源がオンになり、ポンプ20により給水過程が行われる中(S71)、ジャイロセンサ88は水槽10の傾きを感知(S72)し、これを制御部Cに伝達する。制御部Cは、水槽の傾きが既に設定された第2傾き設定値より大きいか否かを判断(S73)する。
第2傾き設定値は、第1傾き設定値より小さい傾きに設定され、第1傾き設定値よりは小さいが、その傾きにおいてペットに最小限の感電の危険性又は負傷の危険性が発生する可能性がある傾きに設定される。
水槽の傾きが第2傾き設定値より大きい場合は、警告灯91が第1色の光で点灯するか、警告音発生装置92により警告音が発生する(S74)。前記第1色及び警告音は、ペットが危険性を感知できる色及び音で形成されることが好ましい。
警告灯が点灯し、警告音が発生した後、水槽の傾きが第1傾き設定値よりも大きいと判断された場合は(S75)、設定時間中に給水器の電源を遮断する(S76)。警告灯及び警告音発生装置は電源が遮断された後は作動しない場合もあり、電源が遮断された後も補助電源装置により警告灯及び警告音発生装置が作動する場合もある。
水槽の傾きが第1傾き設定値より小さい場合は、第2傾き設定値より大きいか否かを判断し(S78)、このとき、水槽の傾きが第2傾き設定値より大きい場合は、警告灯を点灯し、警告音発生装置により警告音を発生させ(S74)、水槽の傾きが第2傾き設定値より小さい場合は、既存通り給水器の電源供給を維持する(S79)。
設定時間中に給水器の電源を遮断した後(S76)、制御部Cは、再び水槽の傾きを判断して、水槽の傾きが第1傾き設定値より大きい場合は(S77)、再び設定時間中に給水器の電源を遮断し、水槽の傾きが第1傾き設定値より小さい場合は、水槽の傾きが第2傾き設定値より大きいか否かを判断(S78)する。この時、水槽の傾きが第2傾き設定値より大きい場合は、警告灯を点灯し、警告音を発生させ(S74)、水槽の傾きが第2傾き設定値より小さい場合は、既存通り給水器の電源供給を維持する(S79)。
電源の遮断及び再供給は、無線電力送信部72又は無線電力受信部73を構成する回路に設置されたスイッチの開放及び短絡により可能である。
本発明の第7実施形態による制御方法以外の構成は、前述の本発明の第6実施形態による構成と同一である。
以下、図17、図20及び図21を参照して本発明の第8実施形態による水槽の傾き変化量による給水器の制御方法について説明する。後述する制御方法以外の構成は、前述の本発明の第6実施形態による構成と同一である。
水槽の傾きに応じて電源の供給を遮断する以外にも、水槽の傾きの変化量に応じて電源の供給を遮断することも必要であり得る。水槽の傾きの変化量が大きいということは、それだけ大きな外力が作用して水槽が急激に傾くことを意味するので、急激な動きを有する水槽に対してペットが対応できずにそれによる不慮の感電及び負傷が発生するおそれがあり、また急激な動きを有する水槽に接触すると、ペットがそれだけ大きな衝撃を受ける可能性があるため、このような危険性を最大限防止するための給水器の制御方法も必要である。
給水器の電源がオンになり、ポンプ20により給水過程が行われる中(S81)、ジャイロセンサ88は、水槽10の傾きの変化量を感知(S82)し、これを制御部Cに伝達する。制御部Cは、水槽の傾きの変化量が既に設定された第1傾き変化量設定値より大きいか否かを判断(S83)する。
第1傾き変化量設定値は、前記傾き変化量設定値を超える場合、給水器が転覆する可能性のある値であり、転覆しなくても元位置に回復する過程で相当の揺れが発生してペットに感電の危険をもたらす設定値であり得る。
水槽の傾き変化量が第1傾き変化量設定値より小さい場合は給水器の電源供給をそのまま維持するが(S87)、水槽の傾き変化量が第1傾き変化量設定値より大きい場合は、既に設定された時間中に給水器の電源を遮断して(S84)ペットが感電しないようにする。
設定時間が経過した後、制御部は、再び水槽の傾き変化量と第1傾き変化量の設定値を比較して(S85)、水槽の傾きが第1傾き変化量の設定値より大きい場合は、再び設定時間中に給水器の電源を遮断(S84)するが、もし、水槽の傾き変化量が第1傾き変化量の設定値より小さい場合には給水器に電源を再び供給して(S86)、給水が行われるようにする。
前述のように、電源を遮断してペットの感電及び負傷を防止しようとするが、第1傾き変化量設定値に到達する前にも相当の傾き変化量を有している場合は、それによる感電及び負傷の危険性が依然として存在する。
従って、前述のような問題点を補うために、本発明の第9実施形態によれば、電源を遮断する前に第1傾き変化量設定値より小さい第2傾き変化量設定値以上に水槽が傾いた場合、その危険性を知らせるために警告灯を点灯するか、警告音を発生させてペット又は使用者に対する感電又は負傷の危険を未然に防止できるようにした。従って、第2傾き変化量設定値に到達する場合は、警告灯の点灯又は警告音の発生により一次的に使用者及びペットに危険性を警告し、水槽が第2傾き変化量設定値よりも早く傾いて水槽の傾き変化量が第1傾き変化量設定値に到達する場合は、電源を遮断することにより、ペットを保護するための2段階保護装置を設けた。
図21を参照すると、給水器の電源がオンになり、ポンプ20により給水過程が行われる中(S91)、ジャイロセンサ88 は、水槽10の傾き変化量を感知(S92)し、これを制御部Cに伝達する。制御部Cは、水槽の傾き変化量が既に設定された第2傾き変化量設定値より大きいか否かを判断(S93)する。
第2傾き変化量設定値は、第1傾き変化量設定値より小さい値に設定され、第1傾き変化量設定値よりは小さいが、ペットに最小限の感電危険性又は負傷の危険性が発生する可能性がある値に設定される。
水槽の傾き変化量が第2傾き変化量設定値より大きい場合は、警告灯91が第2色の光に点灯するか、警告音発生装置92により警告音が発生する(S94)。前記第2色及び警告音は、ペットが危険性を感知できる色及び音で形成されることが好ましい。第1色と第2色は異なる色にしてもよく、同じ色にしてもよい。
警告灯が点灯し、警告音が発生した後、水槽の傾き変化量が第1傾き変化量設定値よりも大きいと判断した場合は(S95)、設定時間中に給水器の電源を遮断する(S96)。警告灯及び警告音発生装置は電源が遮断された後は作動しない場合もあり、電源が遮断された後も補助電源装置により警告灯及び警告発生装置が作動する場合もある。
水槽の傾き変化量が第1傾き変化量設定値より小さい場合は、第2傾き変化量設定値より大きいか否かを判断し(S98)、このとき、水槽の傾き変化量が第2傾き変化量設定値より大きい場合は、警告灯を点灯し、警告音発生装置により警告音を発生させ(S94)、水槽の傾きが第2傾き変化量設定値より小さい場合は、既存通りに給水器の電源供給を維持する(S98)。
設定時間中に給水器の電源を遮断した後(S96)、制御部Cは再び水槽の傾き変化量を判断して、水槽の傾きが第1傾き変化量設定値より大きい場合は(S97)、再び設定時間中に給水器の電源を遮断し、水槽の傾き変化量が第1傾き変化量設定値より小さい場合は、水槽の傾き変化量が第2傾き変化量設定値より大きいか否かを判断(S98)する。この時、水槽の傾き変化量が第2傾き変化量設定値より大きい場合は、警告灯を点灯し、警告音発生装置により警告音を発生させる(S94)、水槽の傾き変化量が第2傾き変化量設定値より小さい場合は、既存通り給水器の電源供給を維持する(S99)。
本発明の第9実施形態による制御方法以外の構成は、前述の本発明の第6実施形態による構成と同一である。
以下、図22ないし図26を参照して、本発明の第10実施形態による水槽の傾きに応じる給水プレートの制御方法について説明する。後述する制御方法以外の構成は、前述の本発明の第6実施形態による構成と同一である。
前述のように、給水器が斜面に位置する場合に発生し得る接近方向別の給水不均衡問題を解消するために、本発明による第10実施形態は、ジャイロセンサにより水槽傾きを感知し、傾き補正により給水プレート30を水平に保つことができる。
給水プレートを水平に保つ場合、給水プレートの上側に流れる水の量が方向に関係なく一定に形成されるため、給水プレートの縁部から落下する水の量も方向に関係なく一定であるため、ペットがどの方向から接近するかに関係なく適正量の水が給水される。
給水器の電源がオンになり、ポンプ20により給水過程が行われる中(S101)、ジャイロセンサ88は、水槽10の傾きを感知(S102)する。前記感知された情報を制御部Cに伝達すると、制御部は傾き補正により給水プレート30が水平を保てる傾き方向及び角度を計算して、前記情報に基づいて給水プレートの傾きを制御して(S103)、給水プレートが水平を保つ(S104)ようにする。同様に、水槽の傾きは、水槽を他の場所に設置するなどの理由により変わり得るので、給水が終了(S105)しない限り、傾き補正及び給水プレートの傾き制御の過程は繰り返して行われる。
以下、図25を参照して、本発明による第10実施形態による給水プレートの水平維持のために回転する給水部3000及び給水部回転体5000の構成について説明する。後述する給水部及び給水部回転体の構成以外の構成は、前述の本発明の第6実施形態による構成と同一である。
本発明による第10実施形態は、給水プレート3100と導光板3700、区画板3300などを含む給水部3000の傾きを制御するために、給水部3000の下側に給水部回転体5000を備え、前記給水部回転体5000は給水プレート3100が水平を保てるように給水部3000を回転させる。
給水部3000は、給水孔から供給された水が流れる給水プレート3100、給水管と連通して水を給水プレートに供給する給水ホール3200、区画板3300、ポンプに連結されてポンプから水が給水プレートに移送される給水管3400、給水部の下側に結合し、給水部回転ガイド5100に挿入されて給水部回転ガイドに従って移動しながら、その移動位置に応じて給水部の傾きを決定するムービング部3500、給水部の外郭に備えられる導光板3700などを含む。
給水プレート3100、給水ホール3200、区画板3300の構成は第6実施形態の構成と同一である。給水管3400はポンプと連結される点は第6 実施形態と同一であるが、本発明の第10実施形態においては、給水部3000が傾くと同時に回転もできるので、給水管3400は伸縮性のある柔軟な材質で形成されてもよい。本によって給水管は曲がってもよく、給水管3400の回転及び移動に関係なく安定的にポンプから移送された水を給水プレート3100に供給することができる。本発明の第10実施形態においては、給水管がジャバラホースで形成されるが、これに限定されるものではなく、伸縮性のある様々な材質で給水管を形成することができる。
ムービング部3500は、給水部回転ガイド5100を介して移動しながら、給水プレート3100の傾斜角を調節できる。前記ムービング部は、制御部Cの信号を受信した第2モータ(図示せず)により移動可能である。第2モータ以外にもムービング部を移動させる多様な装置を使用できる。ムービング部の移動により給水プレート3100は給水器の垂直方向に傾斜を形成する。
ムービング部支持部3600は、ムービング部3500が給水部回転ガイド5100から脱去されずに、安定的に給水部回転ガイド5100により移動可能にするために、ムービング部と結合して備えられる。ムービング部支持部3600はムービング部3500と区画板3300を連結させ、ムービング部支持部3600の下側には回転体ベース5300と所定の間隔を有して形成されて回転体ベース5300とムービング部支持部3600の接触による摩耗を未然に防ぐように形成されている。
導光板3700の材質は本発明の第6実施形態と同様になるが、外郭形状において、第10実施形態は、第6実施形態と異なり、後述する給水部支持台5200の曲率と同一の曲率で凸に形成されて、給水部3000の回転時にその回転が無理なく行われるようにする。
給水部回転体5000は、給水部3000のムービング部3500を動かせるようにムービング部3500が挿入できるように形成された給水部回転ガイド5100、給水部3000の回転移動時に給水部を支持する役割を果たす給水部支持台5200、給水部回転体5000の下側に形成されて給水部及び給水部回転体を支持する回転体ベース5300、回転体ベース5300の下側に形成されて給水部回転体500を水平方向に回転させる第1モータ5400を含む。
給水部回転ガイド5100は所定の曲率を有する長方形の開口部を含み、前記開口部を介して給水部3000のムービング部3500が挿入でき、挿入されたムービング部3500が曲率が形成された開口部に乗って移動するとき、ムービング部と結合した給水部3000全体が給水部回転ガイド5100の曲率に従って回転移動できる。従って、ムービング部3500が給水部回転ガイド5100に沿って移動すると、給水部3000はムービング部3500の移動位置に応じて給水プレート3100の傾きが決定される。
給水部支持台5200は、給水部3000を回転可能に支持できる。給水部支持台5200は、導光板3700と同じ曲率半径で形成されて給水部3000の回転時導光板3700の移動によるガイドの役割を果たす。また、導光板3700と同一の材質で形成され、これにより給水部3000の回転可否と関係なく発光体の光を外部に透過することができる。
回転体ベース5300は、給水部3000の全ての構成及び給水部回転体5000の構成を支持するように形成される。また、回転体ベース5300の下側に形成された第1モータ5400により回転体ベースは水平方向に回転する。回転体ベースが水平方向に回転することにより、給水部回転体5000及び給水部3000の全体が同時に回転する。
以下、図25及び図26を参照して給水プレートの傾斜角調節(S103)の過程について説明する。
ジャイロセンサ88により感知された傾き信号を制御部Cにおいて感知し、制御部Cは、給水プレート3100の傾き補正値によるモータ制御信号を第1モータ5400及び第2モータ(図示せず)に伝達する。第1モータ5400は、回転体ベース5300を給水器の水平方向に傾き補正値に応じる設定角度の分だけ回転させて給水部3000を水平方向に設定角度回転させる。また、第2モータ(図示せず)は、給水部3000を給水器の垂直方向に傾き補正値に応じる設定角度の分だけ回転させて給水部3000を垂直方向に設定角度傾斜させる。従って、第1モータ5400及び第2モータ(図示せず)の作動により給水部3000の給水プレート3100が設定値により3次元に回転運動して重力方向と垂直な面を形成する。
給水部回転体5000は給水器からの着脱が可能である。従って、有事の際に給水部回転体5000を給水器から分離し、給水部3000をガイド54に配置するとき、本発明の第6実施形態により実施することができる。
添付の図面は、本明細書に記載された実施形態を容易に理解するためのものに過ぎず、添付の図面により本明細書に開示された技術的思想は制限されることなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物ないし代替物を含むと理解すべきである。
また、以上では、本発明の好ましい実施形態について図示して説明したが、本発明は前述の特定の実施形態に限定されず、請求範囲で請求する本発明の要旨を逸脱することなく当該発明が属する技術分野において通常の知識を有する者によって様々な変形実施が可能であることはいうまでもなく、このような変形実施が、本発明の技術的思想や見込みから個別的に理解されてはならない。