JP7129154B2 - 撮像装置、制御方法およびプログラム - Google Patents

撮像装置、制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置、その制御方法およびそれらに関連するプログラムに関する。
デジタルカメラの中には、撮像部の撮像面に付着した塵または埃を除去するためのクリーニング部を有するものがある。クリーニング部には、手動クリーニング部および自動クリーニング部がある。手動クリーニング部は、撮像部に至る光路上の部材(シャッター、絞りなど)を退避させる機構を有する。撮像部に至る光路上の部材を退避させることで、ユーザがブロアーなどのクリーニング器具により撮像部の撮像面に付着した塵または埃を除去することができる。自動クリーニング部は、撮像部の撮像面に振動を与える機構を有する。撮像部の撮像面に振動を与えることで、撮像部の撮像面に付着した塵または埃を除去することができる。
クリーニング部を動作させるためには大きな電力を必要とすることが多く、バッテリの残量が少ない状態でクリーニング部を動作させてしまうと、ユーザが意図しないタイミングでデジタルカメラが突然シャットダウンしてしまうことが想定される。手動クリーニング部を有するデジタルカメラにおいては、電力の供給が断たれると、退避させていた部材が元に戻ってしまう。この場合、クリーニング器具と退避させていた部材とが接触し、退避させていた部材に傷が付いたり、故障したりしてしまう可能性がある。また、自動クリーニング部を有するデジタルカメラにおいては、自動クリーニング部を動作することによりバッテリの残量がなくなってしまい、ユーザが撮像したいタイミングでデジタルカメラが使用できなくなる可能性がある。
特許文献1には、手動クリーニング部を有するデジタルカメラが記載されている。
特開2004-128954号公報
デジタルカメラの中には、USB(Universal Serial Bus)経由で外部から電力を受け取る機能を有するものがある。しかしながら、特許文献1に記載された方法は、USBなどを介して外部装置から電力を受け取ることが可能な場合を考慮していない。
そこで、本発明は、外部装置から供給される電力の受電が可能な場合にクリーニング部の動作を可能にすることを目的とする。
本発明に係る撮像装置は、撮像部と、前記撮像部の撮像面から塵または埃を除去するために前記撮像部のクリーニングを行うクリーニング手段と、送電装置から電力を受電する受電手段と、前記受電手段からの電力でバッテリの充電を行う充電手段と、前記送電装置が所定の装置であって前記バッテリの残量が所定値以上である場合は、前記バッテリからの電力と前記受電手段からの電力とを前記クリーニング手段に供給し、前記送電装置が前記所定の装置であって前記バッテリの残量が前記所定値未満である場合は、前記受電手段からの電力を前記充電手段に供給する電力供給手段と、前記送電装置が前記所定の装置であって前記バッテリの残量が前記所定値以上である場合は、前記撮像部のクリーニングを前記クリーニング手段に行わせ、前記送電装置が前記所定の装置であって前記バッテリの残量が前記所定値未満である場合は、前記撮像部のクリーニングを前記クリーニング手段に行わせることなく、前記バッテリの充電を前記充電手段に行わせる制御手段とを有する。
本発明に係る制御方法は、撮像部と、前記撮像部の撮像面から塵または埃を除去するために前記撮像部のクリーニングを行うクリーニング手段と、送電装置から電力を受電する受電手段と、前記受電手段からの電力でバッテリの充電を行う充電手段とを有する撮像装置の制御方法であって、前記送電装置が所定の装置であって前記バッテリの残量が所定値以上である場合は、前記バッテリからの電力と前記受電手段からの電力とを前記クリーニング手段に供給するステップと、前記送電装置が前記所定の装置であって前記バッテリの残量が前記所定値以上である場合は、前記撮像部のクリーニングを前記クリーニング手段に行わせるステップと、前記送電装置が前記所定の装置であって前記バッテリの残量が前記所定値未満である場合は、前記受電手段からの電力を前記充電手段に供給するステップと、前記送電装置が前記所定の装置であって前記バッテリの残量が前記所定値未満である場合は、前記撮像部のクリーニングを前記クリーニング手段に行わせることなく、前記バッテリの充電を前記充電手段に行わせるステップとを有する。
本発明に係るプログラムは、撮像部と、前記撮像部の撮像面から塵または埃を除去するために前記撮像部のクリーニングを行うクリーニング手段と、送電装置から電力を受電する受電手段と、前記受電手段からの電力でバッテリの充電を行う充電手段とを有する撮像装置のコンピュータに、前記送電装置が所定の装置であって前記バッテリの残量が所定値以上である場合は、前記バッテリからの電力と前記受電手段からの電力とを前記クリーニング手段に供給するステップと、前記送電装置が前記所定の装置であって前記バッテリの残量が前記所定値以上である場合は、前記撮像部のクリーニングを前記クリーニング手段に行わせるステップと、前記送電装置が前記所定の装置であって前記バッテリの残量が前記所定値未満である場合は、前記受電手段からの電力を前記充電手段に供給するステップと、前記送電装置が前記所定の装置であって前記バッテリの残量が前記所定値未満である場合は、前記撮像部のクリーニングを前記クリーニング手段に行わせることなく、前記バッテリの充電を前記充電手段に行わせるステップとを実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、外部装置から供給される電力の受電が可能な場合にクリーニング部を動作させることができる。
実施形態1における撮像装置100の構成要素を説明するための図である。 実施形態1における撮像装置100の起動処理の例を説明するためのフローチャートである。 実施形態2における撮像装置100の起動処理の例を説明するためのフローチャートである。 実施形態3における撮像装置100の構成要素を説明するための図である。 実施形態3における撮像装置100の起動処理の例を説明するためのフローチャートである。 実施形態4における撮像装置100の構成要素を説明するための図である。 実施形態4における撮像装置100の起動処理の例を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、本発明は以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
[実施形態1]
図1は、実施形態1における撮像装置100の構成要素を説明するためのブロック図である。撮像装置100は、レンズユニット101、シャッター102、撮像部103、画像処理部104、クリーニング部105、光学系駆動部106、システム制御部107、メモリ108および表示部109を有する。また、撮像装置100は、シャッターボタン110、操作部111、電源スイッチ112、バッテリ113、電力供給部114、送電装置判定部116および受電部117を有する。送電装置118は、USB(Universal Serial Bus)を介して撮像装置100と接続される。送電装置118は、USBを介して撮像装置100と通信することができ、USBを介して撮像装置100に電力を供給することができる。
撮像部103は、レンズユニット101と絞り機能を有するシャッター102とを介して撮像面に結像された光学像を電気信号に変換する撮像処理を行う。撮像部103は、例えば、CCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサなどで構成される。画像処理部104は、撮像部103の出力信号から所定の形式のデジタル画像データ(静止画像または動画像に相当する)を生成する。画像処理部104は、例えば、相関二重サンプリング部と、所望の増幅度に設定可能なプログラマブル・ゲイン・アンプ部と、アナログデジタルコンバータ部とを有する。
クリーニング部105は、撮像部103のクリーニングを行うことにより、撮像部103の撮像面に付着した塵または埃を除去することができる。クリーニング部105は、例えば、撮像部の撮像面に振動を与えることで、撮像部103の撮像面に付着した塵または埃を除去する超音波振動ユニットなどで実現される。クリーニング部105の動作は、例えば、撮像装置100の特定の動作時(起動時、終了時など)にシステム制御部107が指示を出すことで実行されるようにしてもよい。また、クリーニング部105の動作は、例えば、操作部111を介してユーザから指示を受けることによって実行されるようにしてもよい。光学系駆動部106は、レンズユニット101およびシャッター102をそれぞれ動作させる。
システム制御部107は、撮像装置100の各構成要素を制御するためのプログラムを記憶したメモリと、そのメモリに記憶されたプログラムを実行することにより撮像装置100の各構成要素を制御するプロセッサ(例:ハードウェアプロセッサ)とを有する。画像処理部104で生成された画像データは、システム制御部107を介してメモリ108に書き込まれる。メモリ108は、画像処理部104で生成された画像データを格納する。メモリ108は、所定枚数の静止画像と所定時間の動画像および音声とを格納するのに十分な記憶容量を有している。
メモリ108は、不揮発性メモリ(ROMなど)と揮発性メモリ(RAMなど)とを含む。また、メモリ108は、画像表示用のメモリ(ビデオメモリなど)として動作可能である。システム制御部107は、メモリ108に格納されている画像データから表示用の画像データを生成し、生成した表示用の画像データに必要に応じて所定のデータ(UI画像など)を重畳して表示部109に供給する。表示部109は、表示用の画像データを表示する。表示部109は、例えば、液晶表示パネル、有機ELパネルなどを有する。
シャッターボタン110、操作部111および電源スイッチ112は、システム制御部107にユーザからの指示を入力するためのユーザインターフェース部材である。例えば、シャッターボタン110からの半押し(撮像準備指示)信号に応じて、システム制御部107は、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理などを開始する。例えば、シャッターボタン110からの全押し(撮像指示)信号に応じて、システム制御部107は、撮像動作を開始する。撮像動作とは、撮像部103での撮像処理の実行から、画像処理部104で生成された画像データのメモリ108または不図示の外部記録媒体(メモリカードなどの)への書き込みまでの一連の動作である。電源スイッチ112は、オン状態である期間、システム制御部107および電力供給部114のそれぞれにオン信号を供給する。
バッテリ113は、充電可能な電池(例:リチウムイオン電池)であり、撮像装置100から取り外し可能である。電力供給部114は、バッテリ113および受電部117の少なくとも一つからの電力を、電力ライン(不図示)を介してシステム制御部107および撮像装置100の他の構成要素(送電装置判定部116、受電部117など)に供給する。また、電力供給部114は、受電部117が送電装置118から受電した電力により、バッテリ113を充電することができる。電力供給部114は、撮像装置100の各構成要素に供給される電力を調整する機能を有する。
電力供給部114は、電源スイッチ112からオン信号を受信すると、バッテリ113から供給される電力で起動し、システム制御部107への電力供給を開始する。電力供給部114から電力が供給されてシステム制御部107が起動する。システム制御部107が起動して電源スイッチ112からのオン信号を検出すると、システム制御部107は、所定の手順に従って撮像装置100の他の構成要素(送電装置判定部116、受電部117など)を起動させる。
送電装置判定部116は、USBを介して撮像装置100に接続されている送電装置118の種別を判定する。例えば、送電装置判定部116は、送電装置118とUSBを介して所定の通信を行うことにより送電装置118の種別を判定する。送電装置118には、充電専用機器、USB-ACアダプタ、パーソナルコンピュータ、プリンタなどが想定される。システム制御部107は、送電装置118の種別などに基づき、クリーニング部105への電力供給を制御することができる。受電部117は、送電装置118から供給される電力を受電し、受電部117が送電装置118から受電した電力を電力供給部114に供給する。
次に、図2のフローチャートを参照して、実施形態1における撮像装置100の起動処理の例を説明する。なお、撮像装置100の各構成要素を図2のフローチャートに示すように制御するためのプログラムは、システム制御部107のメモリに格納されている。そして、このプログラムは、システム制御部107のプロセッサにより実行される。
ユーザにより電源スイッチ112がオフ状態からオン状態にされると、システム制御部107は、図2に示す起動処理を開始する。ステップS200において、送電装置判定部116は、USB接続状態であるか否かを判定する。USB接続状態とは、送電装置118がUSBを介して撮像装置100に接続されている状態である。送電装置判定部116の判定結果は、システム制御部107に通知される。USB接続状態である場合、システム制御部107はステップS201に進む(ステップS200でYES)。USB接続状態でない場合、システム制御部107はステップS205に進む(ステップS200でNO)。
ステップS201において、送電装置判定部116は、撮像装置100にUSBを介して接続されている送電装置118の種別を判定する。送電装置判定部116の判定結果は、システム制御部107に通知される。送電装置判定部116の判定結果を送電装置判定部116から受け取った場合、システム制御部107は、ステップS202に進む。
ステップS202において、システム制御部107は、送電装置118の種別により、受電処理が可能か否かを判定する。受電処理とは、受電部117が送電装置118から供給される電力を受電するための処理である。例えば、送電装置118の種別が充電専用機器、USB-ACアダプタおよびパーソナルコンピュータのいずれかを示す場合は、受電処理が可能であると判定する。送電装置118の種別が充電専用機器、USB-ACアダプタおよびパーソナルコンピュータのいずれかを示すものではない場合は、受電処理が可能でないと判定する。受電処理が可能である場合、システム制御部107はステップS203に進む(ステップS202でYES)。受電処理が可能でない場合、システム制御部107はステップS205に進む(ステップS202でNO)。
ステップS203において、システム制御部107は、受電処理を開始することを受電部117に指示する。受電部117は、システム制御部107からの指示により、送電装置118との間で受電処理を開始する。受電部117が送電装置118から受電した電力は、受電部117から電力供給部114に供給される。ステップS203で受電処理が開始された場合、システム制御部107は、ステップS204に進む。
ステップS204において、システム制御部107は、受電部117からの電力をクリーニング部105に供給することを電力供給部114に指示する。電力供給部114は、システム制御部107からの指示により、受電部117からの電力をクリーニング部105に供給する。これにより、クリーニング部105は、受電部117が送電装置118から受電した電力で動作することができる。次に、システム制御部107は、撮像部103のクリーニングを行うことをクリーニング部105に指示する。クリーニング部105は、システム制御部107からの指示により、撮像部103のクリーニングを開始する。撮像部103のクリーニングが完了したことは、クリーニング部105からシステム制御部107に通知される。撮像部103のクリーニングが完了した場合、システム制御部107は、所定の手順に従って他の構成要素を起動させた後、図2に示す起動処理を終了させる。起動処理が終了しても、システム制御部107は、受電処理が継続されるように受電部117などを制御する。
ステップS205において、システム制御部107は、バッテリ113からの電力をクリーニング部105に供給することを電力供給部114に指示する。電力供給部114は、システム制御部107からの指示により、バッテリ113からの電力をクリーニング部105に供給する。これにより、クリーニング部105は、バッテリ113からの電力で動作することができる。次に、システム制御部107は、撮像部103のクリーニングを行うことをクリーニング部105に指示する。クリーニング部105は、システム制御部107からの指示により、撮像部103のクリーニングを開始する。撮像部103のクリーニングが完了したことは、クリーニング部105からシステム制御部107に通知される。撮像部103のクリーニングが完了した場合、システム制御部107は、所定の手順に従って他の構成要素を起動させた後、図2に示す起動処理を終了させる。
このように、実施形態1によれば、撮像装置100は、受電処理が可能である場合は、クリーニング部105を動作させる前に、送電装置118との間で受電処理を開始することができる。そして、受電部117が送電装置118から受電した電力を電力供給部114を介してクリーニング部105に供給することができる。これにより、受電部117が送電装置118から受電した電力でクリーニング部105を動作させることができる。その結果、バッテリ113のバッテリ残量が少ない場合にクリーニング部105を動作させても、撮像装置100がシャットダウンしてしまう可能性を軽減することができる。
実施形態1では、バッテリ113の充電を行わない例を説明したが、受電部117が送電装置118から供給される電力を受電できる場合は、バッテリ113の充電を行うようにしてもよい。例えば、図2に示す起動処理が終了した場合、システム制御部107は、バッテリ113の充電を開始することを電力供給部114に指示する。電力供給部114は、システム制御部107からの指示により、バッテリ113の充電を開始する。このとき、電力供給部114は、受電部117が送電装置118から受電した電力により、バッテリ113の充電を行う。そのため、システム制御部107は、送電装置118から供給される電力の受電とバッテリ113の充電とが同時に行われるように、受電部117および電力供給部114を制御する。バッテリ113の充電は、バッテリ113が満充電状態になるまで継続される。
[実施形態2]
実施形態2では、受電部117が送電装置118から受電した電力の一部でクリーニング部105を動作させると共に、その電力の残りでバッテリ113の充電を行えるようにする。
実施形態2における撮像装置100の構成要素は、実施形態1における撮像装置100の構成要素と同様であるので、それらの説明を省略する。
次に、図3のフローチャートを参照して、実施形態2における撮像装置100の起動処理の例を説明する。なお、撮像装置100の各構成要素を図3のフローチャートに示すように制御するためのプログラムは、システム制御部107のメモリに格納されている。そして、このプログラムは、システム制御部107のプロセッサにより実行される。
ユーザにより電源スイッチ112がオフ状態からオン状態にされると、システム制御部107は、図3に示す起動処理を開始する。ステップS300において、送電装置判定部116は、実施形態1で説明したUSB接続状態であるか否かを判定する。送電装置判定部116の判定結果は、システム制御部107に通知される。USB接続状態である場合、システム制御部107はステップS301に進む(ステップS300でYES)。USB接続状態でない場合、システム制御部107はステップS306に進む(ステップS300でNO)。
ステップS301において、送電装置判定部116は、撮像装置100にUSBを介して接続されている送電装置118の種別を判定する。送電装置判定部116の判定結果は、システム制御部107に通知される。送電装置判定部116の判定結果を送電装置判定部116から受け取った場合、システム制御部107は、ステップS302に進む。
ステップS302において、システム制御部107は、送電装置118の種別により、実施形態1で説明した受電処理が可能か否かを判定する。例えば、送電装置118の種別が充電専用機器、USB-ACアダプタおよびパーソナルコンピュータのいずれかを示す場合は、受電処理が可能であると判定する。送電装置118の種別が充電専用機器、USB-ACアダプタおよびパーソナルコンピュータのいずれかを示すものではない場合は、受電処理が可能でないと判定する。受電処理が可能である場合、システム制御部107はステップS303に進む(ステップS302でYES)。受電処理が可能でない場合、システム制御部107はステップS306に進む(ステップS302でNO)。
ステップS303において、システム制御部107は、受電処理を開始することを受電部117に指示する。受電部117は、システム制御部107からの指示により、送電装置118との間で受電処理を開始する。受電部117が送電装置118から受電した電力は、受電部117から電力供給部114に供給される。ステップS303で受電処理が開始された場合、システム制御部107は、ステップS304に進む。
ステップS304において、システム制御部107は、バッテリ113の充電を開始することを電力供給部114に指示する。電力供給部114は、システム制御部107からの指示により、バッテリ113の充電を開始する。このとき、電力供給部114は、受電部117が送電装置118から受電した電力により、バッテリ113の充電を行う。そのため、システム制御部107は、送電装置118から供給される電力の受電とバッテリ113の充電とが同時に行われるように、受電部117および電力供給部114を制御する。
ステップS305において、システム制御部107は、受電部117からの電力をクリーニング部105に供給することを電力供給部114に指示する。電力供給部114は、システム制御部107からの指示により、受電部117からの電力をクリーニング部105に供給する。これにより、クリーニング部105は、受電部117が送電装置118から受電した電力で動作することができる。このとき、電力供給部114は、受電部117が送電装置118から受電した電力の一部をクリーニング部105に供給すると共に、その電力の残りでバッテリ113の充電を継続する。次に、システム制御部107は、撮像部103のクリーニングを行うことをクリーニング部105に指示する。クリーニング部105は、システム制御部107からの指示により、撮像部103のクリーニングを開始する。撮像部103のクリーニングが完了したことは、クリーニング部105からシステム制御部107に通知される。撮像部103のクリーニングが完了した場合、システム制御部107は、所定の手順に従って他の構成要素を起動させた後、図3に示す起動処理を終了させる。起動処理が終了しても、システム制御部107は、受電処理が継続されるように受電部117などを制御する。起動処理が終了しても、バッテリ113の充電は、バッテリ113が満充電状態になるまで継続される。
ステップS306において、システム制御部107は、バッテリ113からの電力をクリーニング部105に供給することを電力供給部114に指示する。電力供給部114は、システム制御部107からの指示により、バッテリ113からの電力をクリーニング部105に供給する。これにより、クリーニング部105は、バッテリ113からの電力で動作することができる。次に、システム制御部107は、撮像部103のクリーニングを行うことをクリーニング部105に指示する。クリーニング部105は、システム制御部107からの指示により、撮像部103のクリーニングを開始する。撮像部103のクリーニングが完了したことは、クリーニング部105からシステム制御部107に通知される。撮像部103のクリーニングが完了した場合、システム制御部107は、所定の手順に従って他の構成要素を起動させた後、図3に示す起動処理を終了させる。
以上説明したように、実施形態2によれば、撮像装置100は、受電処理が可能である場合は、クリーニング部105を動作させる前に、送電装置118との間で受電処理を開始すると共にバッテリ113の充電を開始することができる。そして、受電部117が送電装置118から受電した電力の一部をクリーニング部105に供給すると共に、その電力の残りでバッテリ113の充電を継続することができる。これにより、受電部117が送電装置118から受電した電力の一部でクリーニング部105を動作させることができ、その電力の残りでバッテリ113の充電を継続することができる。その結果、クリーニング部105の動作により撮像装置100がシャットダウンしてしまう可能性を軽減しつつ、バッテリ113を充電することができる。
[実施形態3]
実施形態1および2では、受電部117が送電装置118から受電した電力でクリーニング部105を動作させることができるので撮像装置100がシャットダウンしてしまう可能性を軽減することができる。しかしながら、送電装置118の給電能力が低い場合または送電装置118の送電が停止した場合には、クリーニング部105を動作させるのに必要な電力を送電装置118から受電できないことがある。そこで、実施形態3では、受電部117が送電装置118から受電した電力とバッテリ113からの電力とでクリーニング部105を動作できるようにする。
図4は、実施形態3における撮像装置100の構成要素を説明するためのブロック図である。図4において、図1に示す構成要素と同一の機能を有する構成要素については同一の符号を付し、それらの説明を省略する。実施形態3における撮像装置100は、実施形態1における撮像装置100が有する構成要素と、バッテリ残量検出部401とを有する。バッテリ残量検出部401は、バッテリ113の電圧などを測定し、測定した電圧などからバッテリ113のバッテリ残量を検出し、検出したバッテリ残量をシステム制御部107に通知する。
次に、図5のフローチャートを参照して、実施形態3における撮像装置100の起動処理の例を説明する。なお、撮像装置100の各構成要素を図5のフローチャートに示すように制御するためのプログラムは、システム制御部107のメモリに格納されている。そして、このプログラムは、システム制御部107のプロセッサにより実行される。
ユーザにより電源スイッチ112がオフ状態からオン状態にされると、システム制御部107は、図5に示す起動処理を開始する。ステップS500において、送電装置判定部116は、実施形態1で説明したUSB接続状態であるか否かを判定する。送電装置判定部116の判定結果は、システム制御部107に通知される。USB接続状態である場合、システム制御部107はステップS501に進む(ステップS500でYES)。USB接続状態でない場合、システム制御部107はステップS506に進む(ステップS500でNO)。
ステップS501において、送電装置判定部116は、撮像装置100にUSBを介して接続されている送電装置118の種別を判定する。送電装置判定部116の判定結果は、システム制御部107に通知される。送電装置判定部116の判定結果を送電装置判定部116から受け取った場合、システム制御部107は、ステップS502に進む。
ステップS502において、システム制御部107は、送電装置118の種別により、実施形態1で説明した受電処理が可能か否かを判定する。例えば、送電装置118の種別が充電専用機器、USB-ACアダプタおよびパーソナルコンピュータのいずれかを示す場合は、受電処理が可能であると判定する。送電装置118の種別が充電専用機器、USB-ACアダプタおよびパーソナルコンピュータのいずれかを示すものではない場合は、受電処理が可能でないと判定する。受電処理が可能である場合、システム制御部107はステップS503に進む(ステップS502でYES)。受電処理が可能でない場合、システム制御部107はステップS506に進む(ステップS502でNO)。
ステップS503において、システム制御部107は、受電処理を開始することを受電部117に指示する。受電部117は、システム制御部107からの指示により、送電装置118との間で受電処理を開始する。受電部117が送電装置118から受電した電力は、受電部117から電力供給部114に供給される。ステップS503で受電処理が開始された場合、システム制御部107は、ステップS504に進む。
ステップS504において、システム制御部107は、バッテリ113のバッテリ残量を検出することをバッテリ残量検出部401に指示する。バッテリ残量検出部401は、システム制御部107からの指示により、バッテリ113のバッテリ残量を検出する。このとき、バッテリ残量検出部401は、受電部117が送電装置118から受電した電力により動作する。バッテリ残量検出部401で検出されたバッテリ残量は、バッテリ残量検出部401からシステム制御部107に通知される。システム制御部107は、バッテリ113のバッテリ残量が所定値以上であるか否かを判定する。所定値とは、例えば、クリーニング部105が撮像部103のクリーニングを行うのに十分なバッテリ残量に相当する値である。バッテリ113のバッテリ残量が所定値以上である場合、システム制御部107は、ステップS505に進む(ステップS504でYES)。バッテリ113のバッテリ残量が所定値未満である場合、システム制御部107は、クリーニング部105に撮像部103のクリーニングを行わせることなく、図5に示す起動処理を終了させる(ステップS504でNO)。起動処理が終了しても、システム制御部107は、受電処理が継続されるように受電部117などを制御する。
ステップS505において、システム制御部107は、受電部117からの電力とバッテリ113からの電力とをクリーニング部105に供給することを電力供給部114に指示する。電力供給部114は、システム制御部107からの指示により、受電部117からの電力とバッテリ113からの電力とをクリーニング部105に供給する。これにより、クリーニング部105は、受電部117が送電装置118から受電した電力とバッテリ113からの電力とで動作することができる。次に、システム制御部107は、撮像部103のクリーニングを行うことをクリーニング部105に指示する。クリーニング部105は、システム制御部107からの指示により、撮像部103のクリーニングを開始する。撮像部103のクリーニングが完了したことは、クリーニング部105からシステム制御部107に通知される。撮像部103のクリーニングが完了した場合、システム制御部107は、所定の手順に従って他の構成要素を起動させた後、図5に示す起動処理を終了させる。起動処理が終了しても、システム制御部107は、受電処理が継続されるように受電部117などを制御する。
ステップS506において、システム制御部107は、バッテリ113からの電力をクリーニング部105に供給することを電力供給部114に指示する。電力供給部114は、システム制御部107からの指示により、バッテリ113からの電力をクリーニング部105に供給する。これにより、クリーニング部105は、バッテリ113からの電力で動作することができる。次に、システム制御部107は、撮像部103のクリーニングを行うことをクリーニング部105に指示する。クリーニング部105は、システム制御部107からの指示により、撮像部103のクリーニングを開始する。撮像部103のクリーニングが完了したことは、クリーニング部105からシステム制御部107に通知される。撮像部103のクリーニングが完了した場合、システム制御部107は、所定の手順に従って他の構成要素を起動させた後、図5に示す起動処理を終了させる。
以上説明したように、実施形態3によれば、撮像装置100は、受電処理が可能である場合は、クリーニング部105を動作させる前に、送電装置118との間で受電処理を開始することができる。そして、バッテリ113のバッテリ残量が所定値を超える場合には、受電部117が送電装置118から受電した電力とバッテリ113からの電力とを電力供給部114を介してクリーニング部105に供給することができる。これにより、受電部117が送電装置118から受電した電力とバッテリ113からの電力とでクリーニング部105を動作させることができる。その結果、送電装置118の給電能力が低い場合または送電装置118の送電が停止した場合であっても、クリーニング部105の動作により撮像装置100がシャットダウンしてしまう可能性を軽減することができる。
実施形態3では、バッテリ113の充電を行わない例を説明したが、受電部117が送電装置118から供給される電力を受電できる場合は、バッテリ113の充電を行うようにしてもよい。例えば、ステップS504でNOである場合(バッテリ113のバッテリ残量が所定値未満である場合)に、システム制御部107は、バッテリ113の充電を開始することを電力供給部114に指示してもよい。電力供給部114は、システム制御部107からの指示により、バッテリ113の充電を開始する。このとき、電力供給部114は、受電部117が送電装置118から受電した電力により、バッテリ113の充電を行う。そのため、システム制御部107は、送電装置118から供給される電力の受電とバッテリ113の充電とが同時に行われるように、受電部117および電力供給部114を制御する。起動処理が終了しても、バッテリ113の充電は、バッテリ113が満充電状態になるまで継続される。
実施形態3では、ステップS505が実行された場合であって図5に示す起動処理が終了した場合であっても、バッテリ113の充電を行うようにしてもよい。例えば、ステップS505が実行された場合であって図5に示す起動処理が終了した場合、システム制御部107は、バッテリ113の充電を開始することを電力供給部114に指示する。電力供給部114は、システム制御部107からの指示により、バッテリ113の充電を開始する。このとき、電力供給部114は、受電部117が送電装置118から受電した電力により、バッテリ113の充電を行う。そのため、システム制御部107は、送電装置118から供給される電力の受電とバッテリ113の充電とが同時に行われるように、受電部117および電力供給部114を制御する。バッテリ113の充電は、バッテリ113が満充電状態になるまで継続される。
[実施形態4]
実施形態4では、クリーニング部105を動作させるための電力を、送電装置118の給電能力に応じて制御できるようにする。
図6は、実施形態4における撮像装置100の構成要素を説明するためのブロック図である。図6において、図1に示す構成要素と同一の機能を有する構成要素については同一の符号を付し、それらの説明を省略する。同様に、図6において、図4に示す構成要素と同一の機能を有する構成要素については同一の符号を付し、それらの説明を省略する。実施形態4における撮像装置100は、実施形態3における撮像装置100が有する構成要素と、給電能力取得部601とを有する。給電能力取得部601は、送電装置118と所定の通信を行うことにより、送電装置118の給電能力を示す給電能力情報を送電装置118から取得する。給電能力取得部601は、取得した給電能力情報をシステム制御部107に通知する。
次に、図7のフローチャートを参照して、実施形態4における撮像装置100の起動処理の例を説明する。なお、撮像装置100の各構成要素を図7のフローチャートに示すように制御するためのプログラムは、システム制御部107のメモリに格納されている。そして、このプログラムは、システム制御部107のプロセッサにより実行される。
ユーザにより電源スイッチ112がオフ状態からオン状態にされると、システム制御部107は、図7に示す起動処理を開始する。ステップS700において、送電装置判定部116は、実施形態1で説明したUSB接続状態であるか否かを判定する。送電装置判定部116の判定結果は、システム制御部107に通知される。USB接続状態である場合、システム制御部107はステップS701に進む(ステップS700でYES)。USB接続状態でない場合、システム制御部107はステップS709に進む(ステップS700でNO)。
ステップS701において、送電装置判定部116は、撮像装置100にUSBを介して接続されている送電装置118の種別を判定する。送電装置判定部116の判定結果は、システム制御部107に通知される。送電装置判定部116の判定結果を送電装置判定部116から受け取った場合、システム制御部107は、ステップS702に進む。
ステップS702において、システム制御部107は、送電装置118の種別により、実施形態1で説明した受電処理が可能か否かを判定する。例えば、送電装置118の種別が充電専用機器、USB-ACアダプタおよびパーソナルコンピュータのいずれかを示す場合は、受電処理が可能であると判定する。送電装置118の種別が充電専用機器、USB-ACアダプタおよびパーソナルコンピュータのいずれかを示すものではない場合は、受電処理が可能でないと判定する。受電処理が可能である場合、システム制御部107はステップS703に進む(ステップS702でYES)。受電処理が可能でない場合、システム制御部107はステップS709に進む(ステップS702でNO)。
ステップS703において、システム制御部107は、受電処理を開始することを受電部117に指示する。受電部117は、システム制御部107からの指示により、送電装置118との間で受電処理を開始する。受電部117が送電装置118から受電した電力は、受電部117から電力供給部114に供給される。ステップS703で受電処理が開始された場合、システム制御部107は、ステップS704に進む。
ステップS704において、給電能力取得部601は、送電装置118と所定の通信を行うことにより、送電装置118の給電能力を示す給電能力情報を送電装置118から取得する。給電能力取得部601は、取得した給電能力情報をシステム制御部107に通知する。給電能力取得部601からの給電能力情報により、システム制御部107は、送電装置118の給電能力を知ることができる。給電能力情報を給電能力取得部601から受け取った場合、システム制御部107は、ステップS705に進む。
ステップS705において、システム制御部107は、送電装置118の給電能力が所定の条件を満たすか否かを判定する。所定の条件は、送電装置118の給電能力が、クリーニング部105を動作させるのに十分な電力(例:4W超)の供給が可能な能力である場合に満たされる。送電装置118の給電能力が所定の条件を満す場合、システム制御部107は、送電装置118からの電力でクリーニング部105を動作させることができると判定し、ステップS707に進む(ステップS705でYES)。送電装置118の給電能力が所定の条件を満たさない場合、システム制御部107は、送電装置118からの電力だけではクリーニング部105を動作させることができないと判定し、ステップS706に進む(ステップS705でNO)。
ステップS707において、システム制御部107は、受電部117からの電力をクリーニング部105に供給することを電力供給部114に指示する。電力供給部114は、システム制御部107からの指示により、受電部117からの電力だけをクリーニング部105に供給する。これにより、クリーニング部105は、受電部117が送電装置118から受電した電力だけで動作することができる。次に、システム制御部107は、撮像部103のクリーニングを行うことをクリーニング部105に指示する。クリーニング部105は、システム制御部107からの指示により、撮像部103のクリーニングを開始する。撮像部103のクリーニングが完了したことは、クリーニング部105からシステム制御部107に通知される。撮像部103のクリーニングが完了した場合、システム制御部107は、所定の手順に従って他の構成要素を起動させた後、図7に示す起動処理を終了させる。起動処理が終了しても、システム制御部107は、受電処理が継続されるように受電部117などを制御する。
ステップS706において、システム制御部107は、バッテリ113のバッテリ残量を検出することをバッテリ残量検出部401に指示する。バッテリ残量検出部401は、システム制御部107からの指示により、バッテリ113のバッテリ残量を検出する。このとき、バッテリ残量検出部401は、受電部117が送電装置118から受電した電力により動作する。バッテリ残量検出部401で検出されたバッテリ残量は、バッテリ残量検出部401からシステム制御部107に通知される。システム制御部107は、バッテリ113のバッテリ残量が所定値以上であるか否かを判定する。所定値とは、例えば、クリーニング部105が撮像部103のクリーニングを行うのに十分なバッテリ残量に相当する値である。バッテリ113のバッテリ残量が所定値以上である場合、システム制御部107は、ステップS708に進む(ステップS706でYES)。バッテリ113のバッテリ残量が所定値未満である場合、システム制御部107は、クリーニング部105に撮像部103のクリーニングを行わせることなく、図7に示す起動処理を終了させる(ステップS706でNO)。起動処理が終了しても、システム制御部107は、受電処理が継続されるように受電部117などを制御する。
ステップS708において、システム制御部107は、受電部117からの電力とバッテリ113からの電力とをクリーニング部105に供給することを電力供給部114に指示する。電力供給部114は、システム制御部107からの指示により、受電部117からの電力とバッテリ113からの電力とをクリーニング部105に供給する。これにより、クリーニング部105は、受電部117が送電装置118から受電した電力とバッテリ113からの電力とで動作することができる。次に、システム制御部107は、撮像部103のクリーニングを行うことをクリーニング部105に指示する。クリーニング部105は、システム制御部107からの指示により、撮像部103のクリーニングを開始する。撮像部103のクリーニングが完了したことは、クリーニング部105からシステム制御部107に通知される。撮像部103のクリーニングが完了した場合、システム制御部107は、所定の手順に従って他の構成要素を起動させた後、図7に示す起動処理を終了させる。起動処理が終了しても、システム制御部107は、受電処理が継続されるように受電部117などを制御する。
ステップS709において、システム制御部107は、バッテリ113からの電力をクリーニング部105に供給することを電力供給部114に指示する。電力供給部114は、システム制御部107からの指示により、バッテリ113からの電力をクリーニング部105に供給する。これにより、クリーニング部105は、バッテリ113からの電力で動作することができる。次に、システム制御部107は、撮像部103のクリーニングを行うことをクリーニング部105に指示する。クリーニング部105は、システム制御部107からの指示により、撮像部103のクリーニングを開始する。撮像部103のクリーニングが完了したことは、クリーニング部105からシステム制御部107に通知される。撮像部103のクリーニングが完了した場合、システム制御部107は、所定の手順に従って他の構成要素を起動させた後、図7に示す起動処理を終了させる。
以上説明したように、実施形態4によれば、撮像装置100は、受電処理が可能である場合は、クリーニング部105を動作させる前に、送電装置118との間で受電処理を開始することができる。そして、送電装置118の給電能力が所定の条件を満たす場合には、受電部117からの電力だけでクリーニング部105を動作させることができる。送電装置118の給電能力が所定の条件を満たさない場合であっても、バッテリ113のバッテリ残量が所定値を超える場合には、受電部117が送電装置118から受電した電力とバッテリ113からの電力とでクリーニング部105を動作させることができる。その結果、送電装置118の給電能力が低い場合または送電装置118の送電が停止した場合であっても、クリーニング部105の動作により撮像装置100がシャットダウンしてしまう可能性を軽減することができる。
実施形態4では、バッテリ113の充電を行わない例を説明したが、受電部117が送電装置118から供給される電力を受電できる場合は、バッテリ113の充電を行うようにしてもよい。例えば、ステップS706でNOである場合(バッテリ113のバッテリ残量が所定値未満である場合)に、システム制御部107は、バッテリ113の充電を開始することを電力供給部114に指示する。電力供給部114は、システム制御部107からの指示により、バッテリ113の充電を開始する。このとき、電力供給部114は、受電部117が送電装置118から受電した電力により、バッテリ113の充電を行う。そのため、システム制御部107は、送電装置118から供給される電力の受電とバッテリ113の充電とが同時に行われるように、受電部117および電力供給部114を制御する。起動処理が終了しても、バッテリ113の充電は、バッテリ113が満充電状態になるまで継続される。
実施形態4では、ステップS707でバッテリ113の充電を行わない例を説明したが、ステップS707でバッテリ113の充電を行うようにしてもよい。例えば、ステップS707において、システム制御部107は、バッテリ113の充電を開始することを電力供給部114に指示する。電力供給部114は、システム制御部107からの指示により、バッテリ113の充電を開始する。このとき、電力供給部114は、受電部117が送電装置118から受電した電力の一部をクリーニング部105に供給すると共に、その電力の残りでバッテリ113の充電を行う。そのため、システム制御部107は、送電装置118から供給される電力の受電とバッテリ113の充電とが同時に行われるように、受電部117および電力供給部114を制御する。図7に示す起動処理が終了しても、バッテリ113の充電は、バッテリ113が満充電状態になるまで継続される。
実施形態4では、ステップS707およびS708のいずれか一方が実行された場合であって図7に示す起動処理が終了した場合であっても、バッテリ113の充電を行うようにしてもよい。例えば、ステップS707およびS708のいずれか一方が実行された場合であって図7に示す起動処理が終了した場合、システム制御部107は、バッテリ113の充電を開始することを電力供給部114に指示する。電力供給部114は、システム制御部107からの指示により、バッテリ113の充電を開始する。このとき、電力供給部114は、受電部117が送電装置118から受電した電力により、バッテリ113の充電を行う。そのため、システム制御部107は、送電装置118から供給される電力の受電とバッテリ113の充電とが同時に行われるように、受電部117および電力供給部114を制御する。バッテリ113の充電は、バッテリ113が満充電状態になるまで継続される。
[実施形態5]
実施形態1~4では、システム制御部107がレンズユニット101の初期化処理を行わずに撮像部103のクリーニングを行う例を説明したが、これに限るものではない。例えば、レンズユニット101が交換可能なレンズユニットである場合、システム制御部107は、撮像部103のクリーニングを行う前または後あるいは撮像部103のクリーニングと同時に、レンズユニット101の初期化処理を行ってもよい。レンズユニット101の初期化処理とは、レンズユニット101の光学情報などをレンズユニット101から取得し、取得した光学情報などにより撮像装置100の撮像パラメータまたは撮像条件を変更または調整する処理である。
[実施形態6]
実施形態1~5では、撮像装置100が送電装置118から供給される電力をUSBを介して受電する例を説明したが、撮像装置100はUSBの代わりにUSB以外の電力伝送方法により送電装置118から供給される電力を受電してもよい。例えば、撮像装置100は、USBの代わりに所定の無線電力伝送方法(例:Qi規格など)により送電装置118から供給される電力を受電してもよい。撮像装置100が所定の無線電力伝送方法(例:Qi規格など)により送電装置118から供給される電力を受電する場合、撮像装置100と送電装置118とは、所定の無線通信方法(無線LAN、Bluetooth(登録商標)など)により通信する。
[実施形態7]
実施形態1~6で説明した様々な機能、処理または方法は、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、CPU(central processing unit)、プロセッサなどがプログラムを用いて実現することもできる。以下、実施形態7では、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、CPU(central processing unit)、プロセッサなどを「コンピュータX」と呼ぶ。また、実施形態7では、コンピュータXを制御するためのプログラムであって、実施形態1~6で説明した様々な機能、処理または方法を実現するためのプログラムを「プログラムY」と呼ぶ。
実施形態1~6で説明した様々な機能、処理または方法は、コンピュータXがプログラムYを実行することによって実現される。この場合において、プログラムYは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介してコンピュータXに供給される。実施形態7におけるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ハードディスク装置、磁気記憶装置、光記憶装置、光磁気記憶装置、メモリカード、揮発性メモリ、不揮発性メモリなどの少なくとも1つを含む。実施形態7におけるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、non-transitoryな記憶媒体である。
なお、本発明の実施形態は上述の実施形態1~7のいずれかに限定されるものではない。発明の要旨を逸脱しない範囲で変更または修正された実施形態1~7のいずれかも本発明の実施形態に含まれる。
100:撮像装置 101:レンズユニット 103:撮像部 105:クリーニング部 107:システム制御部 113:バッテリ 114:電力供給部 116:送電装置判定部 117:受電部 118:送電装置 401:バッテリ残量検出部 601:給電能力取得部

Claims (8)

  1. 撮像部と、
    前記撮像部の撮像面から塵または埃を除去するために前記撮像部のクリーニングを行うクリーニング手段と、
    送電装置から電力を受電する受電手段と、
    前記受電手段からの電力でバッテリの充電を行う充電手段と、
    前記送電装置が所定の装置であって前記バッテリの残量が所定値以上である場合は、前記バッテリからの電力と前記受電手段からの電力とを前記クリーニング手段に供給し、前記送電装置が前記所定の装置であって前記バッテリの残量が前記所定値未満である場合は、前記受電手段からの電力を前記充電手段に供給する電力供給手段と、
    前記送電装置が前記所定の装置であって前記バッテリの残量が前記所定値以上である場合は、前記撮像部のクリーニングを前記クリーニング手段に行わせ、前記送電装置が前記所定の装置であって前記バッテリの残量が前記所定値未満である場合は、前記撮像部のクリーニングを前記クリーニング手段に行わせることなく、前記バッテリの充電を前記充電手段に行わせる制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記送電装置が前記所定の装置であって前記バッテリの残量が前記所定値以上である場合、前記制御手段は、前記撮像部のクリーニングが完了した後に、前記バッテリの充電を前記充電手段に行わせることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記送電装置が前記所定の装置でない場合、
    前記受電手段は、前記送電装置から電力を受電せず、
    前記電力供給手段は、前記バッテリからの電力を前記クリーニング手段に供給し、
    前記制御手段は、前記撮像部のクリーニングを前記クリーニング手段に行わせることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記送電装置が前記所定の装置であって前記送電装置の給電能力が所定の電力の供給が可能な給電能力である場合、
    前記電力供給手段は、前記バッテリからの電力ではなく前記受電手段からの電力を前記クリーニング手段に供給し、
    前記制御手段は、前記バッテリの残量が前記所定値以上であるか否かにかかわらず、前記撮像部のクリーニングを前記クリーニング手段に行わせることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記送電装置が前記所定の装置であって前記送電装置の給電能力が前記所定の電力の供給が可能な給電能力である場合、前記制御手段は、前記撮像部のクリーニングが完了した後に、前記バッテリの充電を前記充電手段に行わせることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記受電手段は、所定の無線電力伝送方法により前記送電装置から供給される電力を受電することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 撮像部と、前記撮像部の撮像面から塵または埃を除去するために前記撮像部のクリーニングを行うクリーニング手段と、送電装置から電力を受電する受電手段と、前記受電手段からの電力でバッテリの充電を行う充電手段とを有する撮像装置の制御方法であって、
    前記送電装置が所定の装置であって前記バッテリの残量が所定値以上である場合は、前記バッテリからの電力と前記受電手段からの電力とを前記クリーニング手段に供給するステップと、
    前記送電装置が前記所定の装置であって前記バッテリの残量が前記所定値以上である場合は、前記撮像部のクリーニングを前記クリーニング手段に行わせるステップと、
    前記送電装置が前記所定の装置であって前記バッテリの残量が前記所定値未満である場合は、前記受電手段からの電力を前記充電手段に供給するステップと、
    前記送電装置が前記所定の装置であって前記バッテリの残量が前記所定値未満である場合は、前記撮像部のクリーニングを前記クリーニング手段に行わせることなく、前記バッテリの充電を前記充電手段に行わせるステップとを有することを特徴とする制御方法。
  8. 撮像部と、前記撮像部の撮像面から塵または埃を除去するために前記撮像部のクリーニングを行うクリーニング手段と、送電装置から電力を受電する受電手段と、前記受電手段からの電力でバッテリの充電を行う充電手段とを有する撮像装置のコンピュータに、
    前記送電装置が所定の装置であって前記バッテリの残量が所定値以上である場合は、前記バッテリからの電力と前記受電手段からの電力とを前記クリーニング手段に供給するステップと、
    前記送電装置が前記所定の装置であって前記バッテリの残量が前記所定値以上である場合は、前記撮像部のクリーニングを前記クリーニング手段に行わせるステップと、
    前記送電装置が前記所定の装置であって前記バッテリの残量が前記所定値未満である場合は、前記受電手段からの電力を前記充電手段に供給するステップと、
    前記送電装置が前記所定の装置であって前記バッテリの残量が前記所定値未満である場合は、前記撮像部のクリーニングを前記クリーニング手段に行わせることなく、前記バッテリの充電を前記充電手段に行わせるステップとを実行させるためのプログラム。
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