JP7126980B2 - 搬送要領表示システム - Google Patents

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Description

本発明は、搬送要領表示システム、特に、物品が脱落する可能性のある搬送装置に物品を吊り下げた状態で搬送する搬送者に対して当該物品の搬送要領を表示する搬送要領表示システムに関する。
ハイブリッド車両などを含む電動車両には、駆動用モータ(モータジェネレータ)を駆動するための駆動用バッテリが搭載される。車両を駆動する駆動用モータは高電圧大電流を必要とするので、駆動用バッテリも高電圧大容量であり、結果的に比較的重量物である。この比較的重量物である駆動用バッテリ(以下、単にバッテリという)を、例えば、車両に組付ける際には、バッテリを吊り下げ式の搬送装置(搬送冶具)に吊り下げて手動(手押し)で搬送している。この搬送装置は、バッテリを車両に組付ける際、バッテリが比較的容易に外れる必要のあることから、対向する両側からバッテリの下面を爪部材の先端鉤部で引っ掛けて上から吊り下げるようにして搬送する。バッテリを搬送装置から外す際には、爪部材を上記対向方向外側に移動して爪部のバッテリ下面への引っ掛かりを簡単に解除できるように構成されている。
したがって、この搬送装置でバッテリを吊り下げて搬送する際、上記爪部材が対向する方向と直交する方向にバッテリが脱落して破損する可能性があり、落下したバッテリは使用できない状況となる。
こうした物品の落下を検出する落下検出装置として、例えば、下記特許文献1に記載されるものがある。この落下検出装置は、物品に設けられた加速度センサの検出信号から、例えば検出された加速度の重力加速度方向の成分が0Gであり、その状態が所定時間以上継続した場合に、物品は落下していると検出するものである。したがって、この落下検出装置をバッテリに搭載すれば、例えば、過去の落下検出経過から、そのバッテリが以前に落下したかどうかを判定することができる。
特開2005-91219号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載される落下検出装置をバッテリに搭載して過去の落下検出経過を確認しても、そのバッテリが以前に落下したかどうかを判定することができるというだけであり、例えば、バッテリの歩留まりを真に向上するためには、バッテリが落下しない、すなわち脱落しない手法を講ずるべきである。こうした手法は、バッテリに限らず、脱落し得る搬送装置に物品を吊り下げた状態で搬送者が手動で搬送する場合に望まれる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、脱落する可能性のある搬送装置に吊り下げられた状態で搬送される物品の脱落を防止することが可能な搬送要領表示システムを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る搬送要領表示システムは、
搬送対象物品を吊り下げ可能な搬送装置に該物品を吊り下げた状態で手動で搬送する搬送者に対して、該搬送中の物品の脱落を防止可能な搬送の仕方に関する情報を搬送要領として提供する搬送要領表示システムであって、
前記物品を搬送中の搬送者が該物品と共に視認することが可能なディスプレイと、前記物品の位置を検出する物品位置検出手段と、前記物品位置検出手段で取得された物品の位置に基づいて該物品の以後の搬送要領を設定する搬送要領設定手段と、前記搬送要領設定手段で設定された搬送要領を前記ディスプレイに表示する搬送要領表示手段と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、物品の脱落の生じない搬送の仕方に関する搬送要領が適宜視認可能なディスプレイに表示されるので、搬送者はこれに従って主導による搬送を行うことで脱落のない安定した搬送が可能となる。例えば、搬送要領として表示された物品の搬送経路、搬送速度、搬送加速度などに適合するように、且つ物品を見ながら搬送することで、搬送中の物品が搬送装置から脱落するのを確実に防止することができる。
また、本発明の他の構成は、前記搬送要領が、前記物品の搬送経路、搬送速度及び搬送加速度の少なくとも1つであることを特徴とする。
この構成によれば、物品の搬送経路、搬送速度及び搬送加速度の少なくとも1つがディスプレイに表示されるので、その又はそれらの搬送要領に従って物品を搬送することで、搬送中の物品が搬送装置から脱落するのを確実に防止することができる。
本発明の更に他の構成は、前記搬送要領として前記物品の搬送速度及び搬送加速度の一方及び前記物品の搬送経路が表示され、それらの表示形態及び表示色の少なくとも一方が互いに異なることを特徴とする。
この構成によれば、物品の搬送速度又は搬送加速度と物品の搬送経路の識別が容易になる。
本発明の更に他の構成は、前記物品の搬送要領として前記物品の搬送加速度が表示される場合、前記物品の搬送経路のうち、水平方向を主とする搬送経路における物品の搬送加速度は鉛直方向を主とする搬送経路における物品の搬送加速度よりも小さく設定されることを特徴とする。
この構成によれば、特に、物品の下面を支持して吊り下げるようにして搬送する搬送装置を用いる場合に、物品が脱落しやすい水平方向を主とする搬送経路での搬送中の物品の脱落を防止することができる。
本発明の更に他の構成は、前記物品の搬送中の姿勢を検出する物品姿勢検出手段と、前記物品姿勢検出手段で検出された物品の姿勢が予め設定された姿勢許容範囲外である場合に、前記ディスプレイに姿勢警告を表示する姿勢警告表示手段を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、特に、物品の下面を支持して吊り下げるようにして搬送する搬送装置を用いる場合における物品の脱落を確実に防止することができる。
本発明の更に他の構成は、前記ディスプレイが、前記搬送者に装着可能なウェアラブルディスプレイであることを特徴とする。
この構成によれば、表示される搬送要領を視認しやすいことから、搬送中の物品の脱落を確実に防止することができる。
以上説明したように、本発明によれば、物品の搬送経路、搬送速度、搬送加速度などの表示される搬送要領に従って搬送者が物品を搬送することで、搬送中の物品が搬送装置から脱落するのを防止することができ、これにより搬送される物品の品質を確保して歩留まりを向上することが可能となる。
本発明の搬送要領表示システムが適用された車両駆動用バッテリの搬送(組付)工程の概略構成図である。 図1の搬送工程で用いられる搬送装置の正面図である。 図1のコントロールユニットで実行される搬送要領設定表示のための演算処理のフローチャートである。 図2の演算処理による表示画面の説明図である。
以下に、本発明の搬送要領表示システムの一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、この実施の形態の搬送工程の概略構成図であり、具体的には電動車両の駆動用バッテリ(以下、バッテリ)Bの組付工程を示している。この実施の形態では、図示左方の作業台101上から図示右方の作業台102上にバッテリBを搬送して、図示しない組付対象物にバッテリBを組付ける。この実施の形態のバッテリBは、図の左右方向に伸長しており、比較的重量物である。このバッテリBを搬送する搬送装置(搬送冶具)10は、例えば作業エリアの天井部から吊り下げられた手動(手押し式)のものであり、図2に示すように、バッテリBの対向する両側、すなわち図の左右方向からバッテリBの下面を爪部材12の先端鉤部14で引っ掛けて上から吊り下げるようにして搬送する。搬送先では、爪部材12を上記対向方向外側に移動して先端鉤部14の引っ掛かりを解除してバッテリBを降ろし、図示しない組付対象物にバッテリBを組付ける。この搬送装置10には、搬送者が両手で握るハンドル16が設けられており、搬送者は、このハンドル16を両手で握って搬送装置10ごとバッテリBを手動で搬送(移動)する。
上記バッテリBの搬送装置10には、上記爪部材12の対向方向と直交する方向にバッテリBが脱落するおそれがある。しかしながら、一方で、搬送装置10からのバッテリBの外しやすさ、すなわち図示しない組付対象物へのバッテリBの組付作業性を求めると、上記のような支持様式が理想的と考えられる。また、バッテリ搬送の完全自動化は、費用対効果の面から実用的でない。なお、以下では、理解を容易にするために、バッテリBの搬送要領としているが、後述するように、搬送中、バッテリBと搬送装置10は一体であるから、バッテリBの搬送要領を搬送装置10の移動要領と読み換えても差し支えない。
そこで、この実施の形態では、搬送装置10からバッテリBが脱落しないための搬送の仕方に関する情報を搬送要領として搬送者に提供する。具体的には、例えば、バッテリBの搬送経路、搬送速度、搬送加速度といった搬送要領を表示によって提供する。この表示を、バッテリBを搬送している搬送者が視認できるように、搬送者はディスプレイ20を装着している。このディスプレイ20は、搬送者の眼前に装着可能なウェアラブルディスプレイ、いわゆるスマートグラスである。この実施の形態のスマートグラス20は、搬送者の前方を透視できる眼鏡様式のものであり、レンズ状のディスプレイを通してバッテリBを見ながら、そのレンズ状ディスプレイ上に表示される種々の情報、すなわち搬送要領も同時に見ることができる。なお、バッテリBを搬送している搬送者がバッテリBと同時に視認可能なディスプレイとしては、例えば搬送要領を表示可能なモニタを上記搬送装置10に設けることなどが挙げられる。
また、この搬送要領表示システムでは、搬送対象物品であるバッテリBの搬送状態、例えばバッテリBの位置や姿勢を検出する物品位置検出手段及び物品姿勢検出手段として複数、具体的には3つのカメラ22~24を設けている。これらのカメラ22~24は、いわゆるデジタルカメラであり、撮像物の画像情報をデジタルデータとして送信することができる。これらのカメラ22~24のうちの1つは、搬送者の頭部に装着されたウェアラブルカメラ22であり、搬送者の視界とほぼ同じ画角に設定されている。残りの2つのカメラ23、24は、例えば作業エリアの天井部に設けられた固定型のカメラであり、例えば、搬送装置10とバッテリB、搬送先の作業台102を撮像している。これらのカメラ22~24で撮像された搬送装置10、バッテリB、作業台102などをテンプレートマッチングなどによって画像解析すれば、それぞれの位置や姿勢を取得することができ、またバッテリBの位置の変化量からバッテリBの搬送速度や搬送加速度を求めることもできる。
これらのカメラ22~24の画像解析や、バッテリBの搬送経路、搬送速度、搬送加速度などの設定、上記スマートグラス20への搬送要領の表示の指示はコントロールユニット25によって行われる。このコントロールユニット25は、コンピュータシステムを備えて構成され、高度な演算処理能力を有する。このコントロールユニット25に搭載されるコンピュータシステムは、既存のコンピュータシステムと同様に、高い演算処理能力を有する演算処理装置に加えて、プログラムやデータを記憶する記憶装置、情報やデータなどを入出力するための入出力装置などを備えて構成される。また、コントロールユニット25の一部として、上記搬送要領をスマートグラス20に無線で伝送する無線伝送装置26を備えている。この無線伝送装置26は、例えば、Wi-Fi(登録商標)などの無線LAN(Local Area Network)やBluetooth(登録商標)などの様式が適用可能である。なお、搬送装置10のみを司る搬送装置制御装置に個別のコンピュータシステムを加えて、演算処理を実行可能なコントロールユニット25とすることも可能である。また、上記搬送要領を有線でスマートグラス20に伝送してもよい。
図3は、上記コントロールユニット25で実行されるスマートグラス20への搬送要領表示のための演算処理を示すフローチャートである。この演算処理は、例えば、上記バッテリBの搬送作業中に所定のサンプリング周期で割込処理によって実行され、まずステップS1で、上記3つのカメラ22~24の画像情報を取得する。
次にステップS2に移行して、ステップS1で取得された画像情報からバッテリB及び搬送装置10の位置及び姿勢を検出する。このバッテリB及び搬送装置10の位置及び姿勢検出には、例えば、周知のテンプレートマッチングなどが適用可能である。この実施の形態では、後述するように、バッテリBの搬送要領として搬送装置10、具体的には上記ハンドル16の移動要領を表示するので、バッテリBと共に搬送装置10の位置や姿勢を検出している。
次にステップS3に移行して、ステップS2で検出されたバッテリBの位置からバッテリBの現在の搬送加速度を算出する。バッテリBの現在の搬送加速度は、前回のバッテリBの位置との変位を時間二階微分して求めることができる。
次にステップS4に移行して、ステップS2で検出されたバッテリB及び搬送装置10の位置及び姿勢に基づき、搬送先、すなわち図1の右方の作業台102の位置情報から、バッテリBの以後の搬送経路、搬送速度、及び搬送加速度を設定する。このうち、バッテリBの以後の搬送経路は、現在のバッテリBの位置と搬送先の位置を連結して設定することができる。また、バッテリBの以後の搬送速度及び搬送加速度は、それぞれの上限値を設定する。前述のように、バッテリBを吊り下げるようにして支持する搬送装置10では、水平方向への加速度が大きくなると、その分、バッテリBが搬送装置10から脱落しやすくなるので、搬送経路が水平方向を主とする場合の搬送加速度の上限値は、鉛直方向を主とする場合の搬送加速度の上限値よりも小さく設定する。一方、搬送速度の上限値は、例えば、バッテリBや搬送装置10が何かに衝突したり、搬送経路が急速に変化したりしたときに生じる衝撃でバッテリBが搬送装置10から脱落しない大きさに設定する。これらは、予め設定した数値とすることも可能である。
次にステップS5に移行して、ステップS4で設定されたバッテリBの搬送速度及び搬送加速度を数値でスマートグラス20に表示すると共に、搬送加速度を白い矢印で、搬送経路を緑の破線で、それぞれ、スマートグラス20に表示する。搬送加速度を表す矢印は、例えば、搬送経路に沿った向きに設定する。このとき、搬送加速度を示す矢印の長さ(大きさ)は、上記ステップS4で設定された搬送加速度の上限値とステップS3で算出された現在の搬送速度の差分値に応じて設定するのが好ましい。すなわち、搬送加速度を示す矢印の長さが大きい場合には搬送加速度の増加許容量が大きく、矢印の長さが小さい場合には搬送加速度の増加許容量が小さいと搬送者が直観的に認識できる。
次にステップS6に移行して、ステップS2で検出されたバッテリBの姿勢が予め設定された許容範囲内であるか否かを判定し、バッテリBの姿勢が許容範囲内であればステップS7に移行し、そうでない場合にはステップS8に移行する。このバッテリBの姿勢の判定も、予め記憶装置に記憶されたテンプレートとの相違に基づいて行うことができる。
上記ステップS8では、予め設定された姿勢警告内容をスマートグラス20に表示してから復帰する。
一方、上記ステップS8では、上記姿勢警告内容をスマートグラス20に非表示としてから復帰する。
図4は、図3の演算処理によって搬送要領が表示されたスマートグラス20を模式的に示すものである。図中の作業台102、搬送装置10、バッテリBは、実際に搬送者が見ているものとする。この例では、前述のように、搬送中のバッテリBと一体である搬送装置10のハンドル16の両端部について移動要領(搬送要領)を表示するように設定しており、このハンドル16の両端部の移動経路をバッテリBの搬送経路として表示すると共に、ハンドル16の両端部の移動加速度をバッテリBの搬送加速度として表示する。この例では、スマートグラス20の左上部に搬送加速度G及び搬送速度Vの上限値が数値で表示されると共に、バッテリBの搬送経路として搬送装置10のハンドル16の両端部の移動経路が(緑色の)破線で、バッテリBの搬送加速度としてハンドル16の移動加速度が白抜きの(白色の)矢印で表示される。ハンドル16の移動加速度を表す矢印は、ハンドル16の移動経路に沿った向きに設定されている。このとき、ハンドル16の移動加速度、換言すれば、バッテリBの搬送加速度を表示する矢印の長さが、加速度の増加許容量に応じて設定されていると、搬送者は、バッテリBをどの程度の加速度で加速してよいかを直観的に認識することができる。また、図3の演算処理において、バッテリBの姿勢が許容範囲を外れると姿勢警告がスマートグラス20に表示されるので、その場合には、例えば、バッテリBの搬送を一時的に中断してバッテリBの姿勢を修正することが可能となる。
このように、この実施の形態では、バッテリBが脱落する可能性のある搬送装置10にバッテリBを吊り下げた状態で手動で搬送する搬送者に対して、バッテリBの脱落を防止可能な搬送の仕方に関する情報を搬送要領として提供する。その際、検出されたバッテリBの位置からバッテリBの以後の搬送要領、例えば搬送経路、搬送速度、搬送加速度を設定し、それらを、搬送者がバッテリBと共に視認することが可能なスマートグラス20に表示する。これにより、バッテリBの搬送経路、搬送速度、搬送加速度などで構成される搬送要領に従って搬送者がバッテリBを見ながら搬送することで、搬送中のバッテリBが搬送装置10から脱落するのを確実に防止することができる。
また、バッテリBの搬送加速度と搬送経路を表示する場合に、それらの表示形態や表示色を互いに異なるものとすることで、両者の識別が容易になる。
また、水平方向を主とする搬送経路におけるバッテリBの搬送加速度を、鉛直方向を主とする搬送経路におけるバッテリBの搬送加速度よりも小さく設定することにより、特に、バッテリBの下面を支持して吊り下げるようにして搬送する搬送装置10を用いる場合に、バッテリBが脱落しやすい水平方向を主とする搬送経路での搬送中のバッテリBの脱落を防止することができる。
また、検出されたバッテリBの姿勢が予め設定された姿勢許容範囲外である場合に、姿勢警告をスマートグラス20に表示することにより、特に、バッテリBの下面を支持して吊り下げるようにして搬送する搬送装置10を用いる場合におけるバッテリBの脱落を防止することができる。
また、バッテリBの搬送要領を搬送者が装着可能なスマートグラス20に表示することにより、表示される搬送要領を視認しやすく、搬送中の物品の脱落を確実に防止することができる。
以上、実施の形態に係る搬送要領表示システムについて説明したが、本件発明は、上記実施の形態で述べた構成に限定されるものではなく、本件発明の要旨の範囲内で種々変更が可能である。例えば、上記実施の形態では、ウェアラブルカメラ22と2つの固定カメラ23、24を用いたが、カメラの使用数や配置形態は、これに限定されるものではない。
また、上記実施の形態では、搬送される物品がバッテリBである場合についてのみ詳述したが、本発明の搬送要領表示システムは、あらゆる物品の搬送について同様に適用可能である。
10 搬送装置
20 スマートグラス(ディスプレイ)
22~24 カメラ(物品位置検出手段、物品姿勢検出手段)
B バッテリ(物品)

Claims (6)

  1. 搬送対象物品を吊り下げ可能な搬送装置に該物品を吊り下げた状態で手動で搬送する搬送者に対して、該搬送中の物品の脱落を防止可能な搬送の仕方に関する情報を搬送要領として表示する搬送要領表示システムであって、
    前記物品を搬送中の搬送者が該物品と共に視認することが可能なディスプレイと、
    前記物品の位置を検出する物品位置検出手段と、
    前記物品位置検出手段で検出された物品の位置に基づいて該物品の以後の搬送要領を設定する搬送要領設定手段と、
    前記搬送要領設定手段で設定された搬送要領を前記ディスプレイに表示する搬送要領表示手段と、を備えたことを特徴とする搬送要領表示システム。
  2. 前記搬送要領が、前記物品の搬送経路、搬送速度及び搬送加速度の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載の搬送要領表示システム。
  3. 前記搬送要領として前記物品の搬送速度及び搬送加速度の一方及び前記物品の搬送経路が表示され、それらの表示形態及び表示色の少なくとも一方が互いに異なることを特徴とする請求項2に記載の搬送要領表示システム。
  4. 前記物品の搬送要領として前記物品の搬送加速度が表示される場合、前記物品の搬送経路のうち、水平方向を主とする搬送経路における物品の搬送加速度は鉛直方向を主とする搬送経路における物品の搬送加速度よりも小さく設定されることを特徴とする請求項2に記載の搬送要領表示システム。
  5. 前記物品の搬送中の姿勢を検出する物品姿勢検出手段と、前記物品姿勢検出手段で検出された物品の姿勢が予め設定された姿勢許容範囲外である場合に、前記ディスプレイに姿勢警告を表示する姿勢警告表示手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の搬送要領表示システム。
  6. 前記ディスプレイが、前記搬送者に装着可能なウェアラブルディスプレイであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の搬送要領表示システム。
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