JP7125291B2 - 荷物管理システム - Google Patents

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Description

本開示は、荷物管理システムに関する。
従来、特許文献1に記載の宅配ボックスシステムがある。特許文献1に記載の宅配ボックスシステムは、宅配ボックス本体と、電子錠装置とを備えている。宅配ボックス本体は、荷物を収容することの可能な複数の収容部と、複数の収容部のそれぞれの開口部分を開閉する複数の扉部材とを有している。電子錠装置は、複数の扉部材のそれぞれの施錠及び解錠を行う。
特開2017-86540号公報
ところで、特許文献1に記載されるような宅配ボックスシステムでは、通常、宅配ボックス本体が金属等により形成されており、その内部に形成された収容部の大きさは予め定められた大きさとなっている。そのため、収容部の内部空間よりも大きな荷物を収容部に収容することができない。また、収容部の内部空間よりも極端に小さい荷物を収容部に収容した場合には、収容部の内部空間を有効に利用しているとは言い難い。このように、従来の宅配ボックスシステムでは、荷物の大きさに柔軟に対応することが困難である。
本開示は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、荷物の大きさに柔軟に対応することが可能でありながら、誤った荷物の持ち出しを防止することの可能な荷物管理システムを提供することにある。
上記課題を解決する荷物管理システムは、建物の内部に設けられ、且つ荷物を保管する
ことの可能な保管エリアの荷物の出入りを監視する監視部と、荷物の受取人の認証を行う
認証部と、認証部により荷物の受取人の認証が成立していない状況で監視部により保管エ
リアから荷物が持ち出されたことを検知した場合に警報を発する警報部と、を備え、荷物に貼り付けるための複数のRFIDタグが予め設置されていると共に、各RFIDタグの識別情報と、荷物の受取人の識別情報との入力を受け付ける登録部をさらに備え、登録部は、荷物を預ける預け人により、受取人の識別情報が入力されると共に、複数のRFIDタグの中から選択された一つのRFIDタグが読み込み入力されると、入力された受取人の識別情報と、一つのRFIDタグの識別情報とを関連付けて認証部へ送信し、認証部は、登録部から送信された受取人の識別情報に基づいて荷物の受取人の認証を行い、監視部は、荷物に貼り付けられた一つのRFIDタグとの無線通信を通じて保管エリアの荷物の出入りを監視する。
この構成によれば、保管エリアに荷物を自由に置くことができるため、荷物の大きさに柔軟に対応することが可能である。また、受取人の認証が成立していない状況で保管エリアから荷物が取り出された場合には警報が発せられるため、誤った荷物の持ち出しを防止することができる。また、保管エリアの荷物の出入りを容易に監視することができる。
そして、上記の荷物管理システムにおいて、監視部は、一つのRFIDタグが貼り付けられた荷物が保管エリアに入ると、一つのRFIDタグに予め関連付けされたフラグをオンし、認証部により荷物の受取人の認証が成立するとフラグをオフし、警報部は、フラグがオン状態のまま荷物が保管エリアから持ち出されたことを検知した場合に警報を発するものであり、認証部により荷物の受取人の認証が成立してフラグがオフ状態となった一つのRFIDタグが、荷物から取り外されて登録部に返却されると、登録部は、再び荷物に貼り付けるための複数のRFIDタグのうちの一つとして識別情報の入力を受け付け可能とする。
この構成によれば、一度使用されたRFIDタグを再度使用することができる。
上記の荷物管理システムにおいて、監視部は、保管エリアの出入口を一つのRFIDタグが貼り付けられた荷物が通過したか否かを監視することにより、保管エリアの荷物の出入りを監視することが好ましい。
この構成によれば、監視部として、保管エリアの出入口を監視する機能を有するものを用いるだけでよいため、監視部の構造を簡素化することができる。
上記の荷物管理システムにおいて、監視部は、保管エリア内の一つのRFIDタグが貼り付けられた荷物の有無を監視することにより、保管エリアの荷物の出入りを監視することが好ましい。
この構成によれば、より確実に保管エリアの荷物の出入りを監視することができる。
上記の荷物管理システムにおいて、荷物の受取人が所持する携帯端末と通信可能な通信部を更に備え、通信部は、保管エリアへの一つのRFIDタグが貼り付けられた荷物の持ち込みが監視部により検知された際に、携帯端末に対する通知を行うことが好ましい。
この構成によれば、携帯端末に送信される通知を受取人が見ることにより、保管エリアに荷物が預けられている状態であることを受取人が容易に知ることができるため、利便性を向上させることができる。
上記の荷物管理システムにおいて、荷物に貼り付けることが可能であり、認証部の認証が成立した際に報知を行う報知部を更に備えることが好ましい。
この構成によれば、報知部の報知により、保管エリア内の荷物の位置を受取人が容易に認知することができるため、荷物の受け取りが容易になる。
上記の荷物管理システムにおいて、認証部を受取人認証部とするとき、建物の扉部材を施錠及び解錠する電子錠装置と、建物の入室者の認証を行うとともに、当該入室者の認証が成立することを条件に電子錠装置を解錠する建物認証部と、を更に備えることが好ましい。
この構成によれば、認証の成立した者のみが建物内に入室することができるようになるため、セキュリティ性を向上させることができる。
上記の荷物管理システムにおいて、認証部により一つのRFIDタグが貼り付けられた荷物の受取人の認証が成立していない状況で保管エリアからの荷物の持ち出しが監視部により検知された場合に建物の内部の様子を撮像する撮像部を更に備えることが好ましい。
この構成によれば、受取人の認証が成立していない状況で保管エリアから荷物が持ち出されたような状況では、撮像部により建物の内部の様子が撮像されるため、その状況を事後に確認することが容易になる。
上記の荷物管理システムにおいて、保管エリアに設置され、荷物を冷却する冷却装置を更に備えることが好ましい。
この構成によれば、冷蔵又は冷凍の必要な荷物を保管することが可能となる。
本開示によれば、荷物の大きさに柔軟に対応することが可能でありながら、誤った荷物の持ち出しを防止することの可能な荷物管理システムを提供できる。
図1は、第1実施形態の荷物管理システムの概略構成を模式的に示す図である。 図2は、第1実施形態の荷物管理システムの概略構成を示すブロック図である。 図3は、第1実施形態の認証用制御装置により実行される処理の手順を示すフローチャートである。 図4は、第1実施形態の登録用制御装置により実行される処理の手順を示すフローチャートである。 図5は、第1実施形態の認証用制御装置により実行される処理の手順を示すフローチャートである。 図6は、第1実施形態の認証用制御装置により実行される処理の手順を示すフローチャートである。 図7は、第1実施形態の認証用制御装置により実行される処理の手順を示すフローチャートである。 図8は、第1実施形態の荷物管理システムの動作例を示す図である。 図9は、第1実施形態の荷物管理システムの動作例を示す図である。 図10は、第1実施形態の荷物管理システムの動作例を示す図である。 図11は、第1実施形態の荷物管理システムの動作例を示す図である。 図12は、第1実施形態の荷物管理システムの動作例を示す図である。 図13は、第2実施形態の荷物管理システムの概略構成を模式的に示す図である。 図14は、第2実施形態の認証用制御装置により実行される処理の手順を示すフローチャートである。 図15は、第3実施形態の荷物管理システムの概略構成を模式的に示す図である。 図16は、第3実施形態の認証用制御装置により実行される処理の手順を示すフローチャートである。 図17は、他の実施形態の荷物管理システムの概略構成を模式的に示す図である。
以下、荷物管理システムの実施形態について図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
はじめに、荷物管理システム10の第1実施形態について説明する。図1に示される本実施形態の荷物管理システム10は、宅配業者等の預け人から配達される荷物を一時的に保管するためのシステムであって、企業やマンション等に配置される。荷物管理システム10は、出入口監視装置20と、認証装置30と、登録装置40と、監視カメラ60と、警報装置61とを備えている。これらは建物50の内部に設置されている。
建物50の内部空間は、仕切り部材51により登録・認証エリアS1と保管エリアS2とにより仕切られている。仕切り部材51は、フェンスや壁材等により形成されている。登録・認証エリアS1及び保管エリアS2は、仕切り部材51に形成された通路56を通じて連通されている。登録・認証エリアS1には、建物50の出入口52から進入することが可能となっている。保管エリアS2には、登録・認証エリアS1から通路56を通じて進入することが可能となっている。以下では、通路56を、「保管エリアS2の出入口56」とも称する。保管エリアS2には、荷物を置くことの可能な棚57が設置されている。
出入口監視装置20は、保管エリアS2の出入口56に設定されており、保管エリアS2の荷物の出入りを監視する。具体的には、荷物には、登録装置40に設置されているRFID(radio frequency identification)タグ44が貼り付けられる。出入口監視装置20は、保管エリアS2の出入口56に無線信号を所定の周期で送信する送信機と、送信機から送信される無線信号をRFIDタグ44が受信した際にRFIDタグ44から送信される情報を受信する受信機とを備えている。出入口監視装置20は、これらの送信機及び受信機を用いてRFIDタグ44と近距離無線通信を行うことにより、保管エリアS2の荷物の出入りを監視する。出入口監視装置20は、RFIDタグ44との近距離無線通信によりRFIDタグ44から識別情報等を取得するとともに、取得したRFIDタグ44の識別情報等を認証装置30に送信することが可能である。本実施形態では、出入口監視装置20が監視部に相当する。
監視カメラ60は、建物50の内部の様子を撮像している。警報装置61は、音や光等により警報を発する装置である。本実施形態では、監視カメラ60が撮像部に相当し、警報装置61が警報部に相当する。
建物50の出入口52には、扉部材53が設けられている。扉部材53の施錠及び解錠は、電子錠装置54により行われる。電子錠装置54は、いわゆるオートロック式の電子錠装置であり、扉部材53が閉じられた際に扉部材53を自動的に施錠する。また、電子錠装置54は、建物50の出入口52の周囲の外壁部分に設けられる外部読込装置55を通じた認証が成立することを条件に扉部材53を解錠する。すなわち、建物50の外部にいる者が扉部材53を開ける際には、外部読込装置55を通じた認証が必要となる。建物50の内部にいる者が扉部材53を開ける場合には、電子錠装置54が解錠状態であるため、建物50の室内にいる者は任意のタイミングで扉部材53を開けることができる。
外部読込装置55は、建物50の入室者の識別情報を読み込むための装置である。例えば、荷物の預け人である配達業者が建物50に入室する際には、外部読込装置55は、予め配達業者に与えられているICカードから配達業者の識別情報を読み込む装置として用いられる。また、荷物の受取人が建物50に入室する際には、外部読込装置55は、予め受取人に与えられているICカードから受取人の識別情報を読み込む装置として用いられる。受取人が企業の社員である場合には、受取人のICカードとして、例えば社員証を用いることができる。
登録装置40は、宅配業者等の荷物の預け人が荷物の受取人を登録するための装置である。図2に示されるように、登録装置40は、タッチパネル41と、RFID読込装置42と、登録用制御装置43とを備えている。
タッチパネル41は、預け人により操作される部分である。タッチパネル41には、荷物を預ける際に使用される荷物管理システム10の操作画面等が表示される。また、タッチパネル41には、荷物の受取人の識別情報等を入力することが可能となっている。タッチパネル41は、入力された情報を登録用制御装置43に送信する。
RFID読込装置42は、RFIDタグ44との無線通信を通じてRFIDタグ44から固有の識別情報を読み込む装置である。具体的には、図1に示されるように、登録装置40には、複数のRFIDタグ44が予め設置されている。本実施形態のRFIDタグ44は、カード状に形成されたものが用いられている。預け人は、荷物を預ける際に、複数のRFIDタグ44の中から一つのRFIDタグ44を選択した後、それをRFID読込装置42に掲げる。これにより、RFIDタグ44の識別情報がRFID読込装置42により読み込まれる。RFID読込装置42は、読み込んだRFIDタグ44の識別情報を登録用制御装置43に送信する。RFIDタグ44は、テープ等を用いることにより荷物に貼り付けることが可能である。
登録用制御装置43は、演算処理装置や記憶装置等を有するマイクロコンピュータを中心に構成されている。登録用制御装置43は、タッチパネル41の表示制御等を実行する。また、登録用制御装置43は、タッチパネル41から送信される受取人の識別情報と、RFID読込装置42から送信されるRFIDタグ44の識別情報とを関連付けて認証装置30に送信する。
図1に示される認証装置30は、荷物の預け人及び受取人を認証するための装置である。図2に示されるように、認証装置30は、タッチパネル31と、内部読込装置32と、通信装置33と、印刷装置34と、認証用制御装置35とを備えている。
タッチパネル31は、荷物の預け人又は受取人により操作される部分である。タッチパネル31には、預け人又は受取人が荷物管理システム10を操作するための各種操作画面が表示される。
内部読込装置32は、荷物の受取人の識別情報を読み込むための装置である。例えば、内部読込装置32は、受取人が所持するICカードから受取人の個別の識別情報を読み込む。
通信装置33は、ネットワーク回線を通じて各種通信を行うための装置である。通信装置33は、例えば保管エリアS2に荷物が預けられた際に、その旨を、荷物の受取人が所持する携帯端末80に送信する。これにより、荷物が預けられていることを受取人が認知することができる。本実施形態では、通信装置33が通信部に相当する。
印刷装置34は、預け人が保管エリアS2に荷物を預けたことを証明するための受領証を印刷するための装置である。
認証用制御装置35は、演算処理装置350や記憶装置351等を有するマイクロコンピュータを中心に構成されており、荷物管理システム10を統括的に制御している。認証用制御装置35は、タッチパネル31、内部読込装置32、登録装置40、及び外部読込装置55を通じて取得される情報に基づいて荷物の預け人や受取人の認証を行う。認証用制御装置35は、その認証結果に基づいて通信装置33や印刷装置34、電子錠装置54等を制御する。また、認証用制御装置35は、出入口監視装置20や監視カメラ60、警報装置61等を制御することにより、保管エリアS2からの荷物の不正な持ち出しを防止する制御も実行する。
次に、登録用制御装置43及び認証用制御装置35により実行される処理の手順について具体的に説明する。はじめに、図3を参照して、認証用制御装置35により実行される扉部材53の解錠処理について具体的に説明する。なお、図3に示される処理は、外部読込装置55により読み込まれたICカードの識別情報が認証用制御装置35に送信された際に実行される。
図3に示されるように、認証用制御装置35は、まず、ステップS10の処理として、送信された識別情報に基づいて建物50の入室者の認証が成立したか否かを判断する。具体的には、認証用制御装置35の記憶装置351には、建物50の入室者の識別情報が予め記憶されている。本実施形態の荷物管理システム10では、建物50の入室者の識別情報として、宅配業者、荷物の受取人、及び管理スタッフ等の識別情報が用いられている。管理スタッフは、企業の総務部の社員や警備員等である。宅配業者及び管理スタッフの識別情報に関しては、宅配業者及び管理スタッフに予め与えられているICカードに記憶された識別情報が用いられる。
一方、荷物の受取人に関しては、例えば荷物管理システム10が企業に設置されている場合、企業の全社員が荷物の受け取りの対象者となる。この場合、ステップS10の処理で認証を成立させることの可能な識別情報としては、例えば各社員の社員証に記憶されている社員番号を用いることができる。このような構成を採用した場合、記憶装置351には、企業の全社員の社員番号の情報が予め登録されている。
認証用制御装置35は、ステップS10の処理において、外部読込装置55により読み込まれたICカードの識別情報と、記憶装置351に記憶されている識別情報とが互いに一致している場合には、認証が成立したと判断する。この場合、認証用制御装置35は、ステップS10の処理で肯定判断し、ステップS11の処理として、電子錠装置54を解錠する。これにより、建物50への入室が可能となる。
一方、認証用制御装置35は、ステップS10の処理で否定判断した場合には、すなわち認証が成立しなかった場合には、ステップS11の処理を実行することなく、一連の処理を終了する。すなわち、電子錠装置54が施錠状態のまま維持されるため、建物50への入室は不可能である。
なお、ステップS10の処理における受取人の認証に関しては、受取人の全対象者の識別情報のうち、保管エリアS2に保管されている荷物の受取人の識別情報のみに限って認証を成立させてもよい。本実施形態の荷物管理システム10では、預け人が保管エリアS2に荷物を収容する際に、荷物の受取人である社員の社員番号がタッチパネル31に入力されるため、その際に入力される社員番号をステップS10の識別情報として用いれば、荷物の受取人の識別情報のみに限って認証を成立させることが可能である。このような構成によれば、受取人として予め登録されている全対象者のうち、保管エリアS2に保管されている荷物の受取人のみが建物50内に入室することが可能となるため、セキュリティ性を向上させることができる。
次に、図4を参照して、登録用制御装置43により実行される受取人の識別情報及びRFIDタグ44の識別情報の登録処理について説明する。なお、図4に示される処理は、荷物の預け人が登録装置40のタッチパネル41に対して荷物を預ける操作を行った際に実行される。
図4に示されるように、登録用制御装置43は、まず、ステップS20の処理として、荷物の受取人の識別情報を入力するための入力画面をタッチパネル41に表示する。荷物の受取人の情報としては、例えば社員番号が用いられる。続いて、登録用制御装置43は、ステップS21の処理として、荷物の受取人の識別情報の入力が完了したか否かを判断し、荷物の受取人の情報の入力が完了した場合には、ステップS21で肯定判断する。この場合、登録用制御装置43は、ステップS22の処理として、RFID読込装置42へのRFIDタグ44の読み込みを指示する画面をタッチパネル41に表示する。
登録用制御装置43は、ステップS22に続くステップS23として、RFIDタグ44の識別情報が読み込まれたか否かを判断する。ステップS22の処理でタッチパネル41に表示される指示画面に基づいて、預け人が、複数のRFIDタグ44のうちのいずれか一つのRFIDタグ44をRFID読込装置42に掲げると、そのRFIDタグ44の識別情報がRFID読込装置42により読み込まれる。これにより、登録用制御装置43は、ステップS23の処理で肯定判断する。
登録用制御装置43は、ステップS23に続くステップS24の処理として、荷物の受取人の識別情報と、RFIDタグ44の識別情報とを関連付けて認証装置30に送信する。
次に、図5を参照して、登録装置40から認証装置30に荷物の受取人の識別情報及びRFIDタグ44の識別情報が送信された際に認証用制御装置35により実行される処理の手順について説明する。
図5に示されるように、認証用制御装置35は、まず、ステップS30の処理として、登録装置40から送信された荷物の受取人の識別情報及びRFIDタグ44の識別情報を関連付けて記憶装置351に記憶する。続いて、認証用制御装置35は、ステップS31の処理として、荷物が保管エリアS2の出入口を通過したか否かを判断する。具体的には、荷物と共にRFIDタグ44が保管エリアS2の出入口56を通過する際、出入口監視装置20は、RFIDタグ44と無線通信を行うことにより、RFIDタグ44の識別情報を取得する。出入口監視装置20は、取得したRFIDタグ44の識別情報を認証装置30に送信する。認証用制御装置35は、この出入口監視装置20から送信されるRFIDタグ44の識別情報が、ステップS30の処理で記憶装置351に記憶されたRFIDタグ44の識別情報と一致する場合、荷物が保管エリアS2の出入口56を通過したと判断する。
認証用制御装置35は、ステップS31の処理で肯定判断した場合、すなわち荷物が保管エリアS2の出入口56を通過したと判断した場合には、保管エリアS2に荷物が持ち込まれたと判定する。この場合、認証用制御装置35は、ステップS32の処理として、荷物の受け取りが完了したことを証明するための受領証を印刷装置34から印刷する。これにより、預け人は荷物の受領証を入手することができる。
また、認証用制御装置35は、ステップS33の処理として、荷物が預けられていることを示す通知を通信装置33により荷物の受取人の携帯端末80に送信する。具体的には、認証用制御装置35の記憶装置351には、受取人の全対象者の識別情報と、各受取人が所持する携帯端末80の携帯電話番号とが関連付けられて記憶されている。認証用制御装置35は、ステップS30の処理で記憶装置351に記憶された受取人の識別情報に関連付けられている携帯電話番号を記憶装置351から読み込むとともに、読み込まれた携帯電話番号宛てに、荷物が預けられていることを示すメッセージをSMSにて送信する。
認証用制御装置35は、ステップS33に続くステップS34の処理として、RFIDタグ44の識別情報に関連付けられているフラグFをオフ状態に設定する。フラグFは、荷物が保管エリアS2に預けられた状態である場合にはオン状態に設定される。また、フラグFは、保管エリアS2に荷物が預けられた後、その荷物の受取人の認証が認証装置30において成立した場合にはオフ状態に設定される。なお、フラグFは、複数のRFIDタグ44のそれぞれの識別情報に対して個別に設定されている。すなわち、認証用制御装置35は、RFIDタグ44と同数の複数のフラグFを有している。
次に、図6を参照して、タッチパネル31に対して荷物を受け取る操作が行われた際に認証用制御装置35により実行される処理の手順について説明する。
図6に示されるように、認証用制御装置35は、まず、ステップS40の処理として、識別情報の入力を指示する画面をタッチパネル31に表示する。この画面に基づいて受取人が社員証等を内部読込装置32に掲げることにより、社員証等に記憶されている識別情報が内部読込装置32により読み込まれる。
認証用制御装置35は、ステップS40に続くステップS41の処理として、内部読込装置32を通じて受取人の識別情報を取得した後、ステップS42の処理として、受取人の認証が成立したか否かを判断する。具体的には、認証用制御装置35は、内部読込装置32により取得した識別情報と、図5に示されるステップS30の処理において記憶装置351に記憶された受取人の識別情報とが互いに一致するか否かを判断する。認証用制御装置35は、それらの識別情報が互いに一致しない場合には、ステップS42の処理で否定判断して、一連の処理を終了する。
認証用制御装置35は、それらの識別情報が互いに一致する場合には、ステップS42の処理で肯定判断して、ステップS43の処理として、認証の成立した受取人の識別情報に関連付けられたフラグFをオフ状態に設定する。
次に、図7を参照して、保管エリアS2に荷物が預けられている際に認証用制御装置35により実行される処理の手順について説明する。なお、認証用制御装置35は、複数のフラグFのうちの少なくとも一つがオン状態であるときに、すなわち保管エリアS2に少なくとも一つの荷物が預けられているときに、図7に示される処理を所定の周期で繰り返し実行する。
図7に示されるように、認証用制御装置35は、ステップS50の処理として、保管エリアS2から荷物が誤って持ち出されたか否かを判断する。具体的には、認証用制御装置35は、フラグFがオン状態に設定されているRFIDタグ44が保管エリアS2の出入口56を通過したことが出入口監視装置20により検知された場合、保管エリアS2から荷物が誤って持ち出されたと判断する。この場合、認証用制御装置35は、ステップS50の処理で肯定判断する。
ここで、フラグFがオン状態からオフ状態に切り替わる時期は、上述の通り、認証装置30において受取人の認証が成立したときである。したがって、フラグFがオン状態に設定されている状況とは、認証装置30において受取人の認証が成立していない状況に相当する。よって、認証装置30において受取人の認証が成立していない状況でRFIDタグ44が保管エリアS2の出入口56を通過したことが出入口監視装置20により検知された場合、認証用制御装置35はステップS50の処理において肯定判断することになる。
認証用制御装置35は、ステップS50の処理で肯定判断した場合、認証装置30において受取人の認証が成立していない状況で保管エリアS2から荷物が運び出されたと判定する。この場合、認証用制御装置35は、ステップS50に続くステップS51の処理として、警報装置61から警報を発することにより、誤った荷物の持ち出しであることを受取人に認知させる。また、認証用制御装置35は、ステップS52の処理として、監視カメラ60により、建物50内の様子を撮像することにより、誤って荷物が運び出された際の建物50の内部の状況を映像データとして記録する。
次に、本実施形態の荷物管理システム10の動作例について説明する。
宅配業者等の預け人が荷物を預ける際には、預け人が建物50の外部読込装置55においてICカード等により認証を行うと、扉部材53の電子錠装置54が解錠される。そして、預け人は、図8に示されるように建物50に入室した後、荷物の伝票等に記載された受取人の社員番号等を登録装置40のタッチパネル41に入力した後、登録装置40に設置された複数のRFIDタグ44の中から一つを選び、それをRFID読込装置42に掲げる。これにより、荷物の受取人の識別情報及びRFIDタグ44の識別情報の登録が完了する。続いて、預け人は、テープ等を用いてRFIDタグ44を荷物に貼り付けた後、その荷物を保管エリアS2に保管すべく、保管エリアS2の出入口56を通過する。この際、図9に示されるように、出入口監視装置20とRFIDタグ44との間で無線通信が行われることにより、RFIDタグ44の通過が出入口監視装置20により検知されて、RFIDタグ44に関連付けられたフラグFがオン状態に設定される。その後、図10に示されるように、RFIDタグ44が貼り付けられた荷物を預け人が棚57に載せることにより、荷物が、保管エリアS2に預けられた状態となる。このとき、荷物の受け取りが完了したことを示す受領証が認証装置30の印刷装置34から印刷されるため、預け人は受領証を入手することができる。また、荷物が預けられたことを示すメッセージが受取人の携帯端末80に送信されるため、受取人は、荷物が預けられたことを認知することができる。
一方、受取人による荷物の受け取りは次の手順で行われる。まず、受取人が建物50の外部読込装置55においてICカード等により認証を行うと、扉部材53の電子錠装置54が解錠されるため、受取人は建物50に入室することができる。図11に示されるように、受取人が建物50に入室した後に社員証等を認証装置30の内部読込装置32に掲げると、受取人の認証が成立し、受取人の識別情報に関連付けられたフラグFがオン状態からオフ状態に切り替わる。これにより、受取人の識別情報に関連付けられたRFIDタグ44が保管エリアS2の出入口56を通過した際に警報装置61から警報が発せられなくなる。そのため、図12に示されるように、受取人は、保管エリアS2から出入口56を通過して建物50の外部に荷物を運び出すことができる。その際、受取人が荷物からRFIDタグ44を取り外して登録装置40に返却する。これにより、その後に預け人が荷物を預ける際に、RFIDタグ44を再度使用することが可能である。
また、仮に受取人が、別の受取人の荷物を保管エリアS2から誤って持ち出そうとした場合には、その荷物に貼り付けられているRFIDタグ44に関連付けられたフラグFがオン状態となっている。そのため、受取人が誤った荷物を所持した状態で保管エリアS2の出入口56を通過した際に、その荷物に貼り付けられたRFIDタグ44の識別情報が出入口監視装置20により検知されると、警報装置61から警報が発せられる。この警報により、受取人は誤った荷物を持ち出そうとしていることに気づくことができる。
以上説明した本実施形態の荷物管理システム10によれば、以下の(1)~(6)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)出入口監視装置20は、建物50の内部に設けられ、且つ荷物を保管することの可能な保管エリアS2の荷物の出入りを監視する。認証装置30は、荷物の受取人の認証を行う受取人認証部として機能する。警報装置61は、認証装置30により荷物の受取人の認証が成立していない状況で出入口監視装置20により保管エリアS2から荷物が持ち出されたことを検知した場合に警報を発する。このような構成によれば、保管エリアS2に荷物を自由に置くことができるため、荷物の大きさに柔軟に対応することが可能である。また、従来の宅配ボックスを用いる場合、荷物を収容可能な収容部が全て使用中の場合には荷物を預けることが不可能であるという問題が生じ得るが、本実施形態の荷物管理システム10では、そのような問題が生じ得ない。さらに、受取人の認証が成立していない状況で保管エリアS2から荷物が取り出された場合には警報が発せられるため、誤った荷物の持ち出しを防止することができる。
(2)出入口監視装置20は、保管エリアS2の出入口56を荷物が通過したか否かを監視することにより、保管エリアS2の荷物の出入りを監視する。このような構成によれば、出入口監視装置20として、保管エリアS2の出入口56を監視する機能を有するものを用いるだけでよいため、出入口監視装置20の構造を簡素化することができる。
(3)出入口監視装置20は、荷物に貼り付けられるRFIDタグ44との無線通信を通じて保管エリアS2の荷物の出入りを監視する。これにより、保管エリアS2の荷物の出入りを容易に監視することができる。
(4)荷物管理システム10は、荷物の受取人が所持する携帯端末80と通信可能な通信装置33を備える。通信装置33は、保管エリアS2への荷物の持ち込みが出入口監視装置20により検知された際に、携帯端末80に対する通知を行う。このような構成によれば、携帯端末80に送信される通知を受取人が見ることにより、保管エリアに荷物が預けられている状態であることを受取人が容易に知ることができるため、利便性を向上させることができる。
(5)荷物管理システム10は、建物50の扉部材53を施錠及び解錠する電子錠装置54と、建物50の入室者の認証を行う建物認証部として機能する外部読込装置55及び認証装置30とを備える。認証装置30は、建物50の入室者の認証が成立することを条件に電子錠装置54を解錠する。このような構成によれば、認証の成立した者のみが建物50に入室することができるようになるため、セキュリティ性を向上させることができる。
(6)監視カメラ60は、認証装置30により荷物の受取人の認証が成立していない状況で保管エリアS2からの荷物の持ち出しが出入口監視装置20により検知された際に建物50の内部の様子を撮像する。これにより、受取人の認証が成立していない状況で保管エリアS2から荷物が持ち出されたような状況では、監視カメラ60により建物の内部の様子が撮像されるため、その状況を事後に確認することが容易になる。
<第2実施形態>
次に、荷物管理システム10の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態の荷物管理システム10との相違点を中心に説明する。
図13に示されるように、本実施形態の荷物管理システム10は、荷物に貼り付けることの可能な複数の報知装置90を更に備えている。報知装置90としては、発光により報知を行うLED装置や、音により報知を行うブザー装置等を用いることが可能である。また、報知装置90としては、PHSやページャー等を用いることも可能である。報知装置90は、認証装置30から無線送信される信号に基づいて報知動作を行う。本実施形態では、報知装置90が報知部に相当する。
複数の報知装置90は、複数のRFIDタグ44のそれぞれに関連付けられている。具体的には、認証用制御装置35の記憶装置351には、複数の報知装置90のそれぞれの識別情報が複数のRFIDタグ44のそれぞれの識別情報と関連付けられて記憶されている。また、複数の報知装置90は、複数のRFIDタグ44のそれぞれに一体的に結びつけられている。よって、報知装置90は、RFIDタグ44と共に荷物に貼り付けることが可能である。
認証用制御装置35は、図6に示される処理に代えて、図14に示される処理を実行する。図14に示されるように、認証用制御装置35は、ステップS42の処理で肯定判断した場合、すなわち受取人の認証が成立した場合、ステップS44の処理として、受取人の識別情報に対応した報知装置90を駆動させる。具体的には、認証用制御装置35は、ステップS41の処理で取得した受取人の識別情報に関連付けられたRFIDタグ44の識別情報を記憶装置351から読み込むとともに、その読み込んだRFIDタグ44の識別情報に関連付けられた報知装置90の識別情報を記憶装置351から読み込む。そして、認証用制御装置35は、読み込んだ識別情報に対応した報知装置90を駆動させる。
以上説明した本実施形態の荷物管理システム10によれば、以下の(7)に示される作用及び効果を更に得ることができる
(7)荷物管理システム10は、荷物に貼り付けることの可能な報知装置90を更に備える。報知装置90は、認証装置30による受取人の認証が成立した際に報知を行う。これにより、報知装置90の報知により、保管エリアS2内の荷物の位置を受取人が容易に認知することができるため、荷物の受け取りが容易になる。
<第3実施形態>
次に、荷物管理システム10の第3実施形態について説明する。以下、第1実施形態の荷物管理システム10との相違点を中心に説明する。
図15に示されるように、本実施形態の建物50は、登録・認証エリアS1と保管エリアS2との間に仕切り部材51が設けられていない点で、第1実施形態の建物50と異なる。また、本実施形態の荷物管理システム10は、出入口監視装置20に代えて、エリア監視装置70を備えている。
エリア監視装置70は、保管エリアS2内の荷物の有無を監視する。具体的には、エリア監視装置70は、保管エリアS2に無線信号を所定の周期で送信する送信機と、送信機から送信される無線信号をRFIDタグ44が受信した際にRFIDタグ44から送信される情報を受信する受信機とを備えている。エリア監視装置70は、これらの送信機及び受信機を用いてRFIDタグ44と近距離無線通信を行うことにより、保管エリアS2内の荷物の有無を監視する。エリア監視装置70は、RFIDタグ44との近距離無線通信によりRFIDタグ44から識別情報等を取得するとともに、取得したRFIDタグ44の識別情報等を認証装置30に送信する。一方、保管エリアS2内に持ち込まれた荷物が保管エリアS2から持ち出された場合、その荷物に貼り付けられたRFIDタグ44とエリア監視装置70との間で通信が可能であった状態から、それらの間で通信が不可能な状態となる。エリア監視装置70は、通信可能であったRFIDタグ44が通信不可能な状態になった場合、通信不可能になったRFIDタグ44の識別情報を認証装置30に送信する。本実施形態では、エリア監視装置70が監視部に相当する。
認証用制御装置35は、図5に示される処理に代えて、図16に示される処理を実行する。図16に示されるように、認証用制御装置35は、ステップS30の処理に続くステップS35の処理として、保管エリアS2内に荷物が持ち込まれたか否かを判断する。具体的には、荷物と共にRFIDタグ44が保管エリアS2内に持ち込まれた際、エリア監視装置70がRFIDタグ44と無線通信を行うことにより、RFIDタグ44の識別情報を取得する。エリア監視装置70は、取得したRFIDタグ44の識別情報を認証装置30に送信する。認証用制御装置35は、このエリア監視装置70から送信されるRFIDタグ44の識別情報が、ステップS30の処理で記憶装置351に記憶されたRFIDタグ44の識別情報と一致する場合、荷物が保管エリアS2内に持ち込まれたと判断する。認証用制御装置35は、ステップS35の処理で肯定判断した場合には、ステップS32以降の処理を実行する。
また、認証用制御装置35は、通信不可能になったRFIDタグ44の識別情報がエリア監視装置70から送信された際に図7に示される処理を次の通り実行する。図7に示される処理において、認証用制御装置35は、まず、ステップS50の処理として、保管エリアS2から荷物が誤って持ち出されたか否かを判断する。具体的には、認証用制御装置35は、通信不可能になったRFIDタグ44の識別情報に関連付けられているフラグFがオン状態である場合、保管エリアS2から荷物が誤って持ち出されたと判断する。この場合、認証用制御装置35は、ステップS50の処理で肯定判断し、ステップS51以降の処理を実行する。
以上説明した本実施形態の荷物管理システム10によれば、以下の(1),(3)~(6)に示される作用及び効果に加え、以下の(7)に示される作用及び効果を得ることができる。
(7)エリア監視装置70は、保管エリアS2内の荷物の有無を監視することにより、保管エリアS2の荷物の出入りを監視する。このような構成によれば、より確実に保管エリアS2の荷物の出入りを監視することができる。
<他の実施形態>
なお、各実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・第1実施形態及び第2実施形態の荷物管理システム10では、建物50の出入口52に出入口監視装置を更に設置してもよい。この出入口監視装置は、RFIDタグ44が貼り付けられた荷物を受取人が建物50の外部に持ち出そうとしたときに、そのRFIDタグ44の持ち出しを検知する。認証用制御装置35は、建物50の外部へのRFIDタグ44の持ち出しを出入口監視装置により検知した際に警報装置61から警報を発する。このような構成によれば、受取人によるRFIDタグ44の持ち出しを防止することができる。
・図17に示されるように、保管エリアS2内には、荷物を冷却することの可能な冷却装置100が設置されていてもよい。これにより、冷蔵又は冷凍の必要な荷物を保管エリアS2に保管することが可能となる。
・荷物管理システム10では、複数の荷物を保管エリアS2に持ち込む際に、仮に複数のRFIDタグ44を登録装置40に登録可能であるとすると、RFIDタグ44が誤った荷物に貼り付けられる可能性がある。これは、受取人による荷物の取り違えを招く。そこで、一つのRFIDタグ44を登録装置40に登録する度に、そのRFIDタグ44が貼り付けられた荷物が保管エリアS2に持ち込まれないと、次のRFIDタグ44の登録ができないようにしてもよい。
・RFIDタグ44は、カード状のものに限らず、例えばシール状のものを用いることもできる。シール状のRFIDタグ44を用いる場合、図2に破線で示されるように、登録装置40は、RFID読込装置42に代えて、シール状のRFIDタグ44を発行するRFID発行装置45を備えていてもよい。登録用制御装置43は、受取人の識別情報が登録される都度、その受取人の識別情報に関連付けられた識別情報を有するRFIDタグ44を発行する。このようなシール状のRFIDタグ44を用いれば、受取人は、RFIDタグ44が貼り付けられた荷物をそのまま持ち帰ることができるため、利便性を向上させることができる。
・認証用制御装置35は、外部読込装置55を通じた認証結果の情報を記憶装置351に記憶させてもよい。これにより、建物50の入室の記録を残すことが可能となる。
・各実施形態では、受取人の識別情報として、社員番号を用いたが、これに限らず、携帯電話番号や氏名等を用いてもよい。
・荷物管理システム10では、宅配業者等の預け人が建物50に入室したことを検知した後、保管エリアS2に荷物を保管することなく建物50から退室しようとした場合に警報装置61から警報を発してもよい。これにより、宅配業者等の預け人による荷物の持ち出しを未然に防止することができる。
・通信装置33の通信対象は、携帯端末80に限らず、アクセスの制限されたネットワーク内の端末装置、例えば社内LANシステム内の端末装置等であってもよい。この場合、アクセスの制限されたネットワーク内の通信手段、例えば社内メッセージ等を通信装置33から端末装置に送信することにより、受取人に荷物の到着を通知してもよい。
・本開示は上記の具体例に限定されるものではない。上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素、及びその配置、条件、形状等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
10:荷物管理システム
20:出入口監視装置(監視部)
30:認証装置(受取人認証部,建物認証部)
33:通信装置(通信部)
44:RFIDタグ
50:建物
54:電子錠装置
55:外部読込装置(建物認証部)
60:監視カメラ(撮像部)
61:警報装置(警報部)
70:エリア監視装置(監視部)
90:報知装置(報知部)
100:冷却装置

Claims (9)

  1. 建物の内部に設けられ、且つ複数の荷物を保管することの可能な保管エリアの荷物の出入りを監視する監視部と、
    荷物の受取人の認証を行う認証部と、
    前記認証部により荷物の受取人の認証が成立していない状況で前記監視部により前記保管エリアから荷物が持ち出されたことを検知した場合に警報を発する警報部と、を備える荷物管理システムであって、
    荷物に貼り付けるための複数のRFIDタグが予め設置されていると共に、各前記RFIDタグの識別情報と、荷物の受取人の識別情報との入力を受け付ける登録部をさらに備え、
    前記登録部は、荷物を預ける預け人により、前記受取人の識別情報が入力されると共に、複数の前記RFIDタグの中から選択された一つの前記RFIDタグが読み込み入力されると、入力された前記受取人の識別情報と、前記一つの前記RFIDタグの識別情報とを関連付けて前記認証部へ送信し、
    前記認証部は、前記登録部から送信された前記受取人の識別情報に基づいて荷物の受取人の認証を行い、
    前記監視部は、荷物に貼り付けられた前記一つの前記RFIDタグとの無線通信を通じて前記保管エリアの荷物の出入りを監視する
    荷物管理システム。
  2. 前記監視部は、前記一つの前記RFIDタグが貼り付けられた荷物が前記保管エリアに入ると、前記一つの前記RFIDタグに予め関連付けされたフラグをオンし、前記認証部により荷物の受取人の認証が成立すると前記フラグをオフし、
    前記警報部は、前記フラグがオン状態のまま荷物が前記保管エリアから持ち出されたことを検知した場合に警報を発するものであり、
    前記認証部により荷物の受取人の認証が成立して前記フラグがオフ状態となった前記一つの前記RFIDタグが、荷物から取り外されて前記登録部に返却されると、前記登録部は、再び荷物に貼り付けるための複数のRFIDタグのうちの一つとして識別情報の入力を受け付け可能とする
    請求項1に記載の荷物管理システム。
  3. 前記監視部は、前記保管エリアの出入口を前記一つの前記RFIDタグが貼り付けられた荷物が通過したか否かを監視することにより、前記保管エリアの荷物の出入りを監視する
    請求項1又は2に記載の荷物管理システム。
  4. 前記監視部は、前記保管エリア内の前記一つの前記RFIDタグが貼り付けられた荷物の有無を監視することにより、前記保管エリアの荷物の出入りを監視する
    請求項1又は2に記載の荷物管理システム。
  5. 荷物の受取人が所持する携帯端末と通信可能な通信部を更に備え、
    前記通信部は、前記保管エリアへの前記一つの前記RFIDタグが貼り付けられた荷物の持ち込みが前記監視部により検知された際に、前記携帯端末に対する通知を行う
    請求項1~4のいずれか一項に記載の荷物管理システム。
  6. 荷物に貼り付けることが可能であり、前記認証部の認証が成立した際に報知を行う報知部を更に備える
    請求項1~5のいずれか一項に記載の荷物管理システム。
  7. 前記認証部を受取人認証部とするとき、
    前記建物の扉部材を施錠及び解錠する電子錠装置と、
    前記建物の入室者の認証を行うとともに、当該入室者の認証が成立することを条件に前記電子錠装置を解錠する建物認証部と、を更に備える
    請求項1~6のいずれか一項に記載の荷物管理システム。
  8. 前記認証部により荷物の受取人の認証が成立していない状況で前記保管エリアからの前記一つの前記RFIDタグが貼り付けられた荷物の持ち出しが前記監視部により検知された場合に前記建物の内部の様子を撮像する撮像部を更に備える
    請求項1~7のいずれか一項に記載の荷物管理システム。
  9. 前記保管エリアに設置され、荷物を冷却する冷却装置を更に備える
    請求項1~8のいずれか一項に記載の荷物管理システム。
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