JP7125291B2 - 荷物管理システム - Google Patents
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Description
ことの可能な保管エリアの荷物の出入りを監視する監視部と、荷物の受取人の認証を行う
認証部と、認証部により荷物の受取人の認証が成立していない状況で監視部により保管エ
リアから荷物が持ち出されたことを検知した場合に警報を発する警報部と、を備え、荷物に貼り付けるための複数のRFIDタグが予め設置されていると共に、各RFIDタグの識別情報と、荷物の受取人の識別情報との入力を受け付ける登録部をさらに備え、登録部は、荷物を預ける預け人により、受取人の識別情報が入力されると共に、複数のRFIDタグの中から選択された一つのRFIDタグが読み込み入力されると、入力された受取人の識別情報と、一つのRFIDタグの識別情報とを関連付けて認証部へ送信し、認証部は、登録部から送信された受取人の識別情報に基づいて荷物の受取人の認証を行い、監視部は、荷物に貼り付けられた一つのRFIDタグとの無線通信を通じて保管エリアの荷物の出入りを監視する。
そして、上記の荷物管理システムにおいて、監視部は、一つのRFIDタグが貼り付けられた荷物が保管エリアに入ると、一つのRFIDタグに予め関連付けされたフラグをオンし、認証部により荷物の受取人の認証が成立するとフラグをオフし、警報部は、フラグがオン状態のまま荷物が保管エリアから持ち出されたことを検知した場合に警報を発するものであり、認証部により荷物の受取人の認証が成立してフラグがオフ状態となった一つのRFIDタグが、荷物から取り外されて登録部に返却されると、登録部は、再び荷物に貼り付けるための複数のRFIDタグのうちの一つとして識別情報の入力を受け付け可能とする。
この構成によれば、一度使用されたRFIDタグを再度使用することができる。
この構成によれば、監視部として、保管エリアの出入口を監視する機能を有するものを用いるだけでよいため、監視部の構造を簡素化することができる。
この構成によれば、より確実に保管エリアの荷物の出入りを監視することができる。
この構成によれば、携帯端末に送信される通知を受取人が見ることにより、保管エリアに荷物が預けられている状態であることを受取人が容易に知ることができるため、利便性を向上させることができる。
この構成によれば、報知部の報知により、保管エリア内の荷物の位置を受取人が容易に認知することができるため、荷物の受け取りが容易になる。
上記の荷物管理システムにおいて、認証部により一つのRFIDタグが貼り付けられた荷物の受取人の認証が成立していない状況で保管エリアからの荷物の持ち出しが監視部により検知された場合に建物の内部の様子を撮像する撮像部を更に備えることが好ましい。
上記の荷物管理システムにおいて、保管エリアに設置され、荷物を冷却する冷却装置を更に備えることが好ましい。
<第1実施形態>
はじめに、荷物管理システム10の第1実施形態について説明する。図1に示される本実施形態の荷物管理システム10は、宅配業者等の預け人から配達される荷物を一時的に保管するためのシステムであって、企業やマンション等に配置される。荷物管理システム10は、出入口監視装置20と、認証装置30と、登録装置40と、監視カメラ60と、警報装置61とを備えている。これらは建物50の内部に設置されている。
建物50の出入口52には、扉部材53が設けられている。扉部材53の施錠及び解錠は、電子錠装置54により行われる。電子錠装置54は、いわゆるオートロック式の電子錠装置であり、扉部材53が閉じられた際に扉部材53を自動的に施錠する。また、電子錠装置54は、建物50の出入口52の周囲の外壁部分に設けられる外部読込装置55を通じた認証が成立することを条件に扉部材53を解錠する。すなわち、建物50の外部にいる者が扉部材53を開ける際には、外部読込装置55を通じた認証が必要となる。建物50の内部にいる者が扉部材53を開ける場合には、電子錠装置54が解錠状態であるため、建物50の室内にいる者は任意のタイミングで扉部材53を開けることができる。
タッチパネル41は、預け人により操作される部分である。タッチパネル41には、荷物を預ける際に使用される荷物管理システム10の操作画面等が表示される。また、タッチパネル41には、荷物の受取人の識別情報等を入力することが可能となっている。タッチパネル41は、入力された情報を登録用制御装置43に送信する。
タッチパネル31は、荷物の預け人又は受取人により操作される部分である。タッチパネル31には、預け人又は受取人が荷物管理システム10を操作するための各種操作画面が表示される。
通信装置33は、ネットワーク回線を通じて各種通信を行うための装置である。通信装置33は、例えば保管エリアS2に荷物が預けられた際に、その旨を、荷物の受取人が所持する携帯端末80に送信する。これにより、荷物が預けられていることを受取人が認知することができる。本実施形態では、通信装置33が通信部に相当する。
認証用制御装置35は、演算処理装置350や記憶装置351等を有するマイクロコンピュータを中心に構成されており、荷物管理システム10を統括的に制御している。認証用制御装置35は、タッチパネル31、内部読込装置32、登録装置40、及び外部読込装置55を通じて取得される情報に基づいて荷物の預け人や受取人の認証を行う。認証用制御装置35は、その認証結果に基づいて通信装置33や印刷装置34、電子錠装置54等を制御する。また、認証用制御装置35は、出入口監視装置20や監視カメラ60、警報装置61等を制御することにより、保管エリアS2からの荷物の不正な持ち出しを防止する制御も実行する。
次に、図5を参照して、登録装置40から認証装置30に荷物の受取人の識別情報及びRFIDタグ44の識別情報が送信された際に認証用制御装置35により実行される処理の手順について説明する。
図6に示されるように、認証用制御装置35は、まず、ステップS40の処理として、識別情報の入力を指示する画面をタッチパネル31に表示する。この画面に基づいて受取人が社員証等を内部読込装置32に掲げることにより、社員証等に記憶されている識別情報が内部読込装置32により読み込まれる。
次に、図7を参照して、保管エリアS2に荷物が預けられている際に認証用制御装置35により実行される処理の手順について説明する。なお、認証用制御装置35は、複数のフラグFのうちの少なくとも一つがオン状態であるときに、すなわち保管エリアS2に少なくとも一つの荷物が預けられているときに、図7に示される処理を所定の周期で繰り返し実行する。
宅配業者等の預け人が荷物を預ける際には、預け人が建物50の外部読込装置55においてICカード等により認証を行うと、扉部材53の電子錠装置54が解錠される。そして、預け人は、図8に示されるように建物50に入室した後、荷物の伝票等に記載された受取人の社員番号等を登録装置40のタッチパネル41に入力した後、登録装置40に設置された複数のRFIDタグ44の中から一つを選び、それをRFID読込装置42に掲げる。これにより、荷物の受取人の識別情報及びRFIDタグ44の識別情報の登録が完了する。続いて、預け人は、テープ等を用いてRFIDタグ44を荷物に貼り付けた後、その荷物を保管エリアS2に保管すべく、保管エリアS2の出入口56を通過する。この際、図9に示されるように、出入口監視装置20とRFIDタグ44との間で無線通信が行われることにより、RFIDタグ44の通過が出入口監視装置20により検知されて、RFIDタグ44に関連付けられたフラグFがオン状態に設定される。その後、図10に示されるように、RFIDタグ44が貼り付けられた荷物を預け人が棚57に載せることにより、荷物が、保管エリアS2に預けられた状態となる。このとき、荷物の受け取りが完了したことを示す受領証が認証装置30の印刷装置34から印刷されるため、預け人は受領証を入手することができる。また、荷物が預けられたことを示すメッセージが受取人の携帯端末80に送信されるため、受取人は、荷物が預けられたことを認知することができる。
(1)出入口監視装置20は、建物50の内部に設けられ、且つ荷物を保管することの可能な保管エリアS2の荷物の出入りを監視する。認証装置30は、荷物の受取人の認証を行う受取人認証部として機能する。警報装置61は、認証装置30により荷物の受取人の認証が成立していない状況で出入口監視装置20により保管エリアS2から荷物が持ち出されたことを検知した場合に警報を発する。このような構成によれば、保管エリアS2に荷物を自由に置くことができるため、荷物の大きさに柔軟に対応することが可能である。また、従来の宅配ボックスを用いる場合、荷物を収容可能な収容部が全て使用中の場合には荷物を預けることが不可能であるという問題が生じ得るが、本実施形態の荷物管理システム10では、そのような問題が生じ得ない。さらに、受取人の認証が成立していない状況で保管エリアS2から荷物が取り出された場合には警報が発せられるため、誤った荷物の持ち出しを防止することができる。
(4)荷物管理システム10は、荷物の受取人が所持する携帯端末80と通信可能な通信装置33を備える。通信装置33は、保管エリアS2への荷物の持ち込みが出入口監視装置20により検知された際に、携帯端末80に対する通知を行う。このような構成によれば、携帯端末80に送信される通知を受取人が見ることにより、保管エリアに荷物が預けられている状態であることを受取人が容易に知ることができるため、利便性を向上させることができる。
次に、荷物管理システム10の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態の荷物管理システム10との相違点を中心に説明する。
図13に示されるように、本実施形態の荷物管理システム10は、荷物に貼り付けることの可能な複数の報知装置90を更に備えている。報知装置90としては、発光により報知を行うLED装置や、音により報知を行うブザー装置等を用いることが可能である。また、報知装置90としては、PHSやページャー等を用いることも可能である。報知装置90は、認証装置30から無線送信される信号に基づいて報知動作を行う。本実施形態では、報知装置90が報知部に相当する。
(7)荷物管理システム10は、荷物に貼り付けることの可能な報知装置90を更に備える。報知装置90は、認証装置30による受取人の認証が成立した際に報知を行う。これにより、報知装置90の報知により、保管エリアS2内の荷物の位置を受取人が容易に認知することができるため、荷物の受け取りが容易になる。
次に、荷物管理システム10の第3実施形態について説明する。以下、第1実施形態の荷物管理システム10との相違点を中心に説明する。
図15に示されるように、本実施形態の建物50は、登録・認証エリアS1と保管エリアS2との間に仕切り部材51が設けられていない点で、第1実施形態の建物50と異なる。また、本実施形態の荷物管理システム10は、出入口監視装置20に代えて、エリア監視装置70を備えている。
(7)エリア監視装置70は、保管エリアS2内の荷物の有無を監視することにより、保管エリアS2の荷物の出入りを監視する。このような構成によれば、より確実に保管エリアS2の荷物の出入りを監視することができる。
なお、各実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・第1実施形態及び第2実施形態の荷物管理システム10では、建物50の出入口52に出入口監視装置を更に設置してもよい。この出入口監視装置は、RFIDタグ44が貼り付けられた荷物を受取人が建物50の外部に持ち出そうとしたときに、そのRFIDタグ44の持ち出しを検知する。認証用制御装置35は、建物50の外部へのRFIDタグ44の持ち出しを出入口監視装置により検知した際に警報装置61から警報を発する。このような構成によれば、受取人によるRFIDタグ44の持ち出しを防止することができる。
・荷物管理システム10では、複数の荷物を保管エリアS2に持ち込む際に、仮に複数のRFIDタグ44を登録装置40に登録可能であるとすると、RFIDタグ44が誤った荷物に貼り付けられる可能性がある。これは、受取人による荷物の取り違えを招く。そこで、一つのRFIDタグ44を登録装置40に登録する度に、そのRFIDタグ44が貼り付けられた荷物が保管エリアS2に持ち込まれないと、次のRFIDタグ44の登録ができないようにしてもよい。
・各実施形態では、受取人の識別情報として、社員番号を用いたが、これに限らず、携帯電話番号や氏名等を用いてもよい。
20:出入口監視装置(監視部)
30:認証装置(受取人認証部,建物認証部)
33:通信装置(通信部)
44:RFIDタグ
50:建物
54:電子錠装置
55:外部読込装置(建物認証部)
60:監視カメラ(撮像部)
61:警報装置(警報部)
70:エリア監視装置(監視部)
90:報知装置(報知部)
100:冷却装置
Claims (9)
- 建物の内部に設けられ、且つ複数の荷物を保管することの可能な保管エリアの荷物の出入りを監視する監視部と、
荷物の受取人の認証を行う認証部と、
前記認証部により荷物の受取人の認証が成立していない状況で前記監視部により前記保管エリアから荷物が持ち出されたことを検知した場合に警報を発する警報部と、を備える荷物管理システムであって、
荷物に貼り付けるための複数のRFIDタグが予め設置されていると共に、各前記RFIDタグの識別情報と、荷物の受取人の識別情報との入力を受け付ける登録部をさらに備え、
前記登録部は、荷物を預ける預け人により、前記受取人の識別情報が入力されると共に、複数の前記RFIDタグの中から選択された一つの前記RFIDタグが読み込み入力されると、入力された前記受取人の識別情報と、前記一つの前記RFIDタグの識別情報とを関連付けて前記認証部へ送信し、
前記認証部は、前記登録部から送信された前記受取人の識別情報に基づいて荷物の受取人の認証を行い、
前記監視部は、荷物に貼り付けられた前記一つの前記RFIDタグとの無線通信を通じて前記保管エリアの荷物の出入りを監視する
荷物管理システム。 - 前記監視部は、前記一つの前記RFIDタグが貼り付けられた荷物が前記保管エリアに入ると、前記一つの前記RFIDタグに予め関連付けされたフラグをオンし、前記認証部により荷物の受取人の認証が成立すると前記フラグをオフし、
前記警報部は、前記フラグがオン状態のまま荷物が前記保管エリアから持ち出されたことを検知した場合に警報を発するものであり、
前記認証部により荷物の受取人の認証が成立して前記フラグがオフ状態となった前記一つの前記RFIDタグが、荷物から取り外されて前記登録部に返却されると、前記登録部は、再び荷物に貼り付けるための複数のRFIDタグのうちの一つとして識別情報の入力を受け付け可能とする
請求項1に記載の荷物管理システム。 - 前記監視部は、前記保管エリアの出入口を前記一つの前記RFIDタグが貼り付けられた荷物が通過したか否かを監視することにより、前記保管エリアの荷物の出入りを監視する
請求項1又は2に記載の荷物管理システム。 - 前記監視部は、前記保管エリア内の前記一つの前記RFIDタグが貼り付けられた荷物の有無を監視することにより、前記保管エリアの荷物の出入りを監視する
請求項1又は2に記載の荷物管理システム。 - 荷物の受取人が所持する携帯端末と通信可能な通信部を更に備え、
前記通信部は、前記保管エリアへの前記一つの前記RFIDタグが貼り付けられた荷物の持ち込みが前記監視部により検知された際に、前記携帯端末に対する通知を行う
請求項1~4のいずれか一項に記載の荷物管理システム。 - 荷物に貼り付けることが可能であり、前記認証部の認証が成立した際に報知を行う報知部を更に備える
請求項1~5のいずれか一項に記載の荷物管理システム。 - 前記認証部を受取人認証部とするとき、
前記建物の扉部材を施錠及び解錠する電子錠装置と、
前記建物の入室者の認証を行うとともに、当該入室者の認証が成立することを条件に前記電子錠装置を解錠する建物認証部と、を更に備える
請求項1~6のいずれか一項に記載の荷物管理システム。 - 前記認証部により荷物の受取人の認証が成立していない状況で前記保管エリアからの前記一つの前記RFIDタグが貼り付けられた荷物の持ち出しが前記監視部により検知された場合に前記建物の内部の様子を撮像する撮像部を更に備える
請求項1~7のいずれか一項に記載の荷物管理システム。 - 前記保管エリアに設置され、荷物を冷却する冷却装置を更に備える
請求項1~8のいずれか一項に記載の荷物管理システム。
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