JP7125008B2 - シャワーヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、シャワーヘッドに関し、特には流路切り替え機能を有するシャワーヘッドに関する。
流路切り替え機能を有するシャワーヘッドは、通常、一つのディスク部材(分水盤とも称される)と、当該ディスク部材を回転させて流路の切り替えを実現する駆動機構と、を含んでいる。動作方式の違いにより、駆動機構は、ボタンを押す動作を利用する駆動機構、表面蓋を回転する動作を利用する駆動機構、揺動動作を利用する駆動機構、等が開発されている。
特許文献1に記載されたシャワーヘッドは、分水盤(ディスク部材)の上面側で水圧を受ける面積と分水盤の下面側で水圧を受ける面積とを大体同じにして、分水盤の上面側の水圧の作用力と分水盤の下面側の水圧の作用力とを大体同じにして相殺することで、分水盤の回転力を軽くして、操作性を向上させている。
特開2016-140767号公報
本件発明者は、分水盤(ディスク部材)の上面側で水圧を受ける面積と分水盤の下面側で水圧を受ける面積とを大体同じにしていても、分水盤と駆動機構との間に空気が入り込んでいる場合には、分水盤を回すための操作力が増加してしまうことを知見した。
例えば、分水盤(ディスク部材)の上方に当該分水盤を回転させる駆動機構が配置され、分水盤の下方に分水体(二次側流路部材)が配置された構成において、分水盤と駆動機構との間に空気が入り込み、圧縮されている場合には、当該空気の圧力に応じて分水盤が分水体により高い力で押されることになるため、分水盤の回転動作の抵抗が大きくなる。すなわち、分水盤を回転させるためにより大きな操作力が必要となる。
本発明は、以上のような知見に基づいてなされたものである。本発明の目的は、ディスク部材(分水盤)と駆動機構との間に空気が残存することを防止することによって、ディスク部材(分水盤)を回すための操作力を抑制することができるようなシャワーヘッドを提供することである。
本発明は、複数の吐水モードを有するシャワーヘッドであって、給水源からの水が貯留される貯留室と、前記貯留室に対して当該シャワーヘッドの吐水面側に設けられ、複数の連通孔を有し、それ自身の回転軸回りに回転可能に支持されたディスク部材と、前記ディスク部材に対して更に当該シャワーヘッドの吐水面側に設けられ、前記複数の吐水モードに対応する複数の流路を有する二次側流路部材と、前記ディスク部材を前記二次側流路部材に対して押し付けた状態を維持しながら、前記ディスク部材を前記二次側流路部材に対して回転させるギヤ部材と、を備え、前記複数の連通孔の各々は、前記ディスク部材の回転位置に応じて、前記二次側流路部材の前記複数の流路のいずれかと選択的に連通するようになっており、前記ギヤ部材には、当該ギヤ部材と前記ディスク部材との間に区画された空間と当該ギヤ部材に対して当該シャワーヘッドの吐水面側とは反対側の空間とを連通する第1通気路が設けられていることを特徴とするシャワーヘッドである。
本発明によれば、ギヤ部材とディスク部材との間に区画された空間と当該ギヤ部材に対してシャワーヘッドの吐水面側とは反対側の空間とが第1通気路によって連通されているため、シャワーヘッドを組み立てる際に、ギア部材とディスク部材との間に区画された空間内において空気が圧縮され内部の気圧が上昇してしまうことがない(そのような空気(更には他の異物)は、第1通気路を介して、ギヤ部材に対してシャワーヘッドの吐水面側とは反対側の空間(通常は外部空間と連通している)に抜け出る)。従って、ディスク部材を回すための操作力にバラツキが生じることを効果的に抑制することができる。
本発明において、例えば、前記ギヤ部材は、コイルバネを介して前記ディスク部材を前記二次側流路部材に対して押し付けている。このような場合には、前記ギヤ部材は、前記コイルバネの少なくとも一部を取り囲むと共に前記コイルバネの一端を支持する支持壁を有する筒部を有しており、前記第1通気路は、前記支持壁を貫通して構成されていることが好ましい。
このようなレイアウトが採用される場合、支持壁すなわち第1通気路が水没等する可能性が小さいことによって、空気の抜けの作用を確実に得ることができる。
また、本発明において、例えば、前記ギヤ部材は、前記筒部の外側に環状に広がるフランジ部を有しており、前記フランジ部は、当該シャワーヘッドの吐水面側に面するフランジ面を有しており、前記ディスク部材は、前記フランジ面と向き合う環状対向面を有している。
前記ギヤ部材には、摺動抵抗を低減する目的でグリスが塗布されるが、このようなレイアウトが採用される場合、フランジ面と環状対向面との間にグリスがついてしまい両者の間がシールされることで空気の通路が塞がりギア部材とディスク部材との間に区画された空間内において空気が圧縮され内部の気圧が上昇して、ディスク部材を回す際の操作力が高まる懸念がある。
そこで、このような場合には、前記フランジ面に対して当該シャワーヘッドの吐水面側に隣接する領域において前記筒部を貫通する第2通気路が設けられていることが更に好ましい。
これによれば、フランジ面に対してシャワーヘッドの吐水面側に隣接する領域、すなわち、フランジ面と環状対向面との間の領域において空気が圧縮された状態で残存してしまうことがない(そのような空気(更には他の異物)は、第2通気路及び第1通気路を介して、ギヤ部材に対してシャワーヘッドの吐水面側とは反対側の空間に抜け出る)。従って、ディスク部材を回すための操作力が高まることを効果的に抑制することができる。
更に、本発明においては、前記フランジ面から前記フランジ部の当該シャワーヘッドの吐水面側とは反対側の面まで貫通する貫通孔を更に備え、前記ギヤ部材の前記筒部の外周面上には、前記貫通孔と前記ギヤ部材に対して当該シャワーヘッドの吐水面側とは反対側の空間とを連通する第3通気路が設けられていることが好ましい。
これによれば、前述の第1通気路及び/または第2通気路が何らかの原因で詰まってしまった場合でも、フランジ面と環状対向面との間の領域において空気が圧縮された状態で残存してしまうことがない(そのような空気(更には他の異物)は、第3通気路を介して、ギヤ部材に対してシャワーヘッドの吐水面側とは反対側の空間に抜け出る)。従って、ディスク部材を回すための操作力が高まることを効果的に抑制することができる。
本発明によれば、ギヤ部材とディスク部材との間に区画された空間と当該ギヤ部材に対してシャワーヘッドの吐水面側とは反対側の空間とが第1通気路によって連通されているため、シャワーヘッドを組み立てる際に、ギア部材とディスク部材との間に区画された空間内において空気が圧縮された状態で残存してしまうことがない(そのような空気(更には他の異物)は、第1通気路を介して、ギヤ部材に対してシャワーヘッドの吐水面側とは反対側の空間(通常は外部空間と連通している)に抜け出る)。従って、ディスク部材を回すための操作力を効果的に抑制することができる。
本発明の一実施形態によるシャワーヘッドの分解斜視図である。 図1のディスク部材の斜視図である。 図1のディスク部材の連通孔と二次側流路部材の流路との対応関係を説明するための分解図である。 図1のシャワーヘッドの要部断面図である。 図4のA部の拡大断面図である。 図5と直交する断面での図5に相当する断面図である。 図1の駆動機構を示す斜視図である。
次に、添付図面を参照して、本発明の一実施形態によるシャワーヘッドについて説明する。本実施形態のシャワーヘッド1は、後述するように、複数の吐水モードを有する(複数の吐水モードでの吐水が可能な)シャワーヘッドである。
図1は、本実施形態によるシャワーヘッド1の分解斜視図であり、図2は、図1のディスク部材20の斜視図であり、図3は、図1のディスク部材20の連通孔22(22a、22b)と二次側流路部材60の流路62(6sa、62b、62c)との対応関係を説明するための分解図であり、図4は、図1のシャワーヘッド1の要部の断面図であり、図5は、図4のA部の拡大断面図であり、図6は、図5と直交する断面での図5に相当する断面図であり、図7は、図1の駆動機構80を示す斜視図である。
図1乃至図7に示すように、本実施形態のシャワーヘッド1は、給水源(不図示)からの水が貯留される貯留室10(キャビティとも称される)を備えている(特に図4乃至図6参照)。
そして、貯留室10に対して当該シャワーヘッド1の吐水面側(図4乃至図6の下側)に、4つ(複数の一例)の連通孔22を有し、それ自身の回転軸回りに回転可能に支持されたディスク部材20が設けられている(図2参照)。4つの連通孔22は、周方向に90度ずつ均等に配置されている。
そして、ディスク部材20に対して更に当該シャワーヘッド1の吐水面側(図4乃至図6の下側)に、後述する複数の吐水モードに対応する複数の流路62a、62b、62c(図3参照)を有する二次側流路部材60が設けられている。流路62a、62b、62cの流入口は、周方向に60度ずつ均等に配置されており、各流路の2つの流入口は直径方向に整列された配置となっている。
図3に示すように、ディスク部材20の4つの連通孔22は、本実施形態では2つの第1連通孔22aと2つの第2連通孔22bとに分かれて、ディスク部材20の回転位置に応じて、二次側流路部材60の複数の流路62a、62b、62cのいずれかと選択的に連通するようになっている。
二次側流路部材60には、環状シール部材61を介して、浅い円筒状の固定座本体42が固定されており、固定座本体42の内部には、環状シール部材43を介して略環状の金属部材44が挿入されている。固定座本体42と環状シール部材43と金属部材44とが、固定座40を形成している。
一方、駆動機構80は、特許文献1に開示された構成と略同様、図7に示すように、一つの押圧操作ボタン81と、押圧操作ボタン81の操作毎に揺動するようにシャワーヘッド筐体1hに軸支された揺動部材82と、固定座本体42の上面にピン接合された歯止め部材83と、揺動部材82と歯止め部材83とを接続する滑り部材84と、歯止め部材83が係合する歯車部材85と、歯車部材85の回転をディスク部材20に伝達するためのギヤ部材86と、を有している。
歯止め部材83の固定座本体42の上面に対するピン接合端からは、更に歯止めリセット部材87が一体的に延長されている。歯止めリセット部材87は、それ自身の弾性力を利用して、揺動部材82の揺動ストロークの後半(すなわち滑り部材84の前進移動ストロークの後半)において、歯止め部材83の歯止めを一旦リセットするようになっている(歯止め部材83は、歯車部材85の次の歯と直ちに係合(歯止め)する)。
その他、歯車部材85が逆方向に回転するのを防止する止め爪88も、固定座本体42の上面に設けられている。
ギヤ部材86は、ディスク部材20を二次側流路部材60に対して押し付けた状態を維持しながら、ディスク部材20を二次側流路部材60に対して回転させるようになっている。より具体的には、図4乃至図6に示すように、ギヤ部材86は、コイルバネ70を介してディスク部材20を二次側流路部材60に対して押し付けるようになっている。
本実施形態においては、図4乃至図6に示すように、ギヤ部材86は、コイルバネ70の少なくとも一部を取り囲むと共にコイルバネ70の一端70aを支持する支持壁86wを有する筒部86cを有している。
また、本実施形態においては、ギヤ部材86は、筒部86cの外側に環状に広がるフランジ部86fを有している。フランジ部86fは、シャワーヘッド1の吐水面側に面するフランジ面86tを有しており、ディスク部材20は、フランジ面86tと向き合う環状対向面20tを有している。
以上のような基本構成に対して、本実施形態のギヤ部材86には、本発明の特徴として、ギヤ部材86とディスク部材20との間に区画された空間と当該ギヤ部材86に対してシャワーヘッド1の吐水面側とは反対側(図4乃至図6の上側)の空間とを連通する第1通気路91が設けられている。
本実施形態のシャワーヘッド1の第1通気路91は、好適な一態様として、支持壁86wを上下に貫通して構成されている。
また、本実施形態のシャワーヘッド1では、フランジ面86tに対してシャワーヘッド1の吐水面側(図4乃至図6の下側)に隣接する領域において、筒部86cを内外に(横方向に)貫通する第2通気路92が設けられている。
更に、本実施形態のシャワーヘッド1では、フランジ面86tからフランジ部86fのシャワーヘッド1の吐水面側とは反対側(図4乃至図6の上側)の面まで貫通する貫通孔86hを更に備え、ギヤ部材86の筒部86cの外周面上には、貫通孔86hとギヤ部材86に対してシャワーヘッド1の吐水面側とは反対側(図4乃至図6の上側)の空間とを連通する第3通気路93が設けられている。
その他、本実施形態のシャワーヘッド1の特徴を補足すると、貯留室10は、ディスク部材20と固定座40との間に形成されており、給水源(不図示)からの水は固定座40に形成された進水路を介して貯留室10まで供給されるようになっている。
また、密封リング30が、ディスク部材20と固定座40との間に夾持されており、当該密封リング30を介してディスク部材20が固定座40に対して回転するようになっている。
ディスク部材20の上面側に作用する水圧の作用面積S1は、ディスク部材20の上表面の面積から密封リング30で囲まれた面積を差し引き、さらに、4個の連通孔22の面積を差し引いたものである。
一方、ディスク部材20の下面側に作用する水圧の作用面積S2については、二次側流路部材60の流路62a、62b、62cの6つの流入口の各々に対して密封リング64が設けられているため(更にそれらが連結されている:図3参照)、ディスク部材20の下表面の面積から4個の連通孔22と連通していない流入口に対応する密封リング64の面積を差し引き、さらに、4個の連通孔22の面積を差し引いたものである。
そして、ディスク部材20の上面側に作用する水圧の作用面積S1とディスク部材20の下面側に作用する水圧の作用面積S2とが、ほぼ同じ、つまり、S1≒S2となっている。
なお、図2からも分かるように、ディスク部材20には、当該ディスク部材20を上下に貫通する4個の補助通路24も設けられている。
次に、本実施形態によるシャワーヘッド18の作用について説明する。
押圧操作ボタン81を押す毎に、揺動部材82が揺動し、当該揺動部材82の揺動に伴って滑り部材84が前進移動して、歯止め部材83が歯車部材85の歯を押す。これにより、歯車部材85が回転し、歯車部材85と一体のギヤ部材86及びディスク部材20が回転する。本実施形態での当該回転動作の回転角度は、30度である。この回転動作の後半(揺動部材82の揺動ストロークの後半、すなわち滑り部材84の前進移動ストロークの後半)、歯止めリセット部材87の弾性力が作用して歯止め部材83による歯止めが一旦リセットされ、歯止め部材83は、次のボタン操作に備えて、歯車部材85の次の歯と直ちに係合(歯止め)する。以上により、駆動機構80の1回の動作は終了する。
例えば、2つの第1連通孔22aが流路62aと連通している吐水モードが、第1吐水モードであり、例えばこの場合、シャワーヘッド1は第1散水状態で散水する。
駆動機構80の1回の動作によって、ディスク部材20が30度回転すると、2つの第2連通孔22bが流路62bと連通する。この吐水モードが、第2吐水モードであり、例えばこの場合、シャワーヘッド1は第2散水状態で散水する。
駆動機構80の更に1回の動作によって、ディスク部材20が更に30度回転すると、2つの第1連通孔22aが2つの流路2cと連通する。この吐水モードが、第3吐水モードであり、例えばこの場合、シャワーヘッド1は第1散水状態と第2散水状態が複合した状態で散水する。
以後、駆動機構80の1回の動作毎に、第1吐水モード→第2吐水モード→第3吐水モード→第1吐水モード→・・・が循環する。
以上の駆動機構80の動作に関して、本実施形態のシャワーヘッド1によれば、ギヤ部材86とディスク部材20との間に区画された空間と当該ギヤ部材86に対してシャワーヘッド1の吐水面側とは反対側の空間とが、第1通気路91によって連通されている。
これにより、シャワーヘッド1を組み立てる際に、ギヤ部材86とディスク部材20との間に区画された空間内において空気が圧縮された状態で残存してしまうことがない。そのような空気(更には他の異物)は、第1通気路91を介して、ギヤ部材86に対してシャワーヘッドの吐水面側とは反対側の空間(通常は外部空間と連通している)に抜け出ている筈である。従って、ディスク部材20を回すための操作力にバラツキが生じることが、効果的に抑制されている。
また、本実施形態のシャワーヘッド1によれば、ギヤ部材86は、コイルバネ70の少なくとも一部を取り囲むと共にコイルバネ70の一端70aを支持する支持壁86wを有する筒部86cを有しており、第1通気路91は支持壁86wを上下に貫通して構成されている。
これにより、支持壁86wすなわち第1通気路91が水没等する可能性が小さいことによって、空気の抜けの作用を確実に得ることができる。
また、本実施形態のシャワーヘッド1においては、ギヤ部材86の摺動抵抗を低減するためにグリスを塗布しているため、フランジ面86tと環状対向面20tとの間にグリスが付着し得る。このグリスによって、フランジ面86tと環状対向面20tとの間がシールされることにより、内部の空気が圧縮され気圧が高まり、ディスク部材20を回す際の操作力が高まる懸念がある。
しかしながら、本実施形態のシャワーヘッド1においては、フランジ面86tに対してシャワーヘッド1の吐水面側に隣接する領域において筒部86cを内外に貫通する第2通気路92が設けられている。
これにより、筒部86c内部に空気が圧縮された状態で残存してしまうことがない。そのような空気(更には他の異物)は、第2通気路92及び第1通気路91を介して、ギヤ部材86に対してシャワーヘッド1の吐水面側とは反対側の空間に抜け出ている筈である。従って、ディスク部材20を回すための操作力が高まることが、効果的に抑制されている。
更に、本実施形態のシャワーヘッド1においては、フランジ面86tからフランジ部86fのシャワーヘッド1の吐水面側とは反対側の面まで貫通する貫通孔86hを更に備え、ギヤ部材86の筒部86cの外周面上には、貫通孔86hとギヤ部材86に対してシャワーヘッド1の吐水面側とは反対側の空間とを連通する第3通気路93が設けられている。
これにより、第1通気路91及び/または第2通気路92が何らかの原因で詰まってしまった場合でも、フランジ面86tと環状対向面20tとの間の領域において空気が圧縮された状態で残存してしまうことがない。そのような空気(更には他の異物)は、第3通気路93を介して、ギヤ部材86に対してシャワーヘッド1の吐水面側とは反対側の空間に抜け出ている筈である。従って、ディスク部材20を回すための操作力にバラツキが生じることが効果的に抑制されている。
その他、ディスク部材20の上面側に作用する水圧の作用面積S1とディスク部材20の下面側に作用する水圧の作用面積S2とが、ほぼ同じ、つまり、S1≒S2となっていることによって、ディスク部材20を回すための操作力が抑えられている。
1 シャワーヘッド
1h シャワーヘッド筐体
10 貯留室
20 ディスク部材
20t 環状対向面
22 連通孔
22a 第1連通孔
22b 第2連通孔
24 補助通路
30 密封リング
40 固定座
42 固定座本体
43 環状シール部材
44 金属部材
60 二次側流路部材
61 環状シール部材
62 流路
62a 流路
62b 流路
62c 流路
70 コイルバネ
70a 一端
80 駆動機構
81 押圧操作ボタン
82 揺動部材
83 歯止め部材
84 滑り部材
85 歯車部材
86 ギヤ部材
86c 筒部
86w 支持壁
86f フランジ部
86t フランジ面
86h 貫通孔
87 歯止めリセット部材
88 止め爪
91 第1通気路
92 第2通気路
93 第3通気路

Claims (4)

  1. 複数の吐水モードを有するシャワーヘッドであって、
    給水源からの水が貯留される貯留室と、
    前記貯留室に対して当該シャワーヘッドの吐水面側に設けられ、複数の連通孔を有し、それ自身の回転軸回りに回転可能に支持されたディスク部材と、
    前記ディスク部材に対して更に当該シャワーヘッドの吐水面側に設けられ、前記複数の吐水モードに対応する複数の流路を有する二次側流路部材と、
    前記ディスク部材を前記二次側流路部材に対して押し付けた状態を維持しながら、前記ディスク部材を前記二次側流路部材に対して回転させるギヤ部材と、
    を備え、
    前記複数の連通孔の各々は、前記ディスク部材の回転位置に応じて、前記二次側流路部材の前記複数の流路のいずれかと選択的に連通するようになっており、
    前記ギヤ部材には、当該ギヤ部材と前記ディスク部材との間に区画された空間と当該ギヤ部材に対して当該シャワーヘッドの吐水面側とは反対側の空間とを連通する第1通気路が設けられている
    ことを特徴とするシャワーヘッド。
  2. 前記ギヤ部材は、コイルバネを介して前記ディスク部材を前記二次側流路部材に対して押し付けており、
    前記ギヤ部材は、前記コイルバネの少なくとも一部を取り囲むと共に前記コイルバネの一端を支持する支持壁を有する筒部を有しており、
    前記第1通気路は、前記支持壁を貫通して構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のシャワーヘッド。
  3. 前記ギヤ部材は、前記筒部の外側に環状に広がるフランジ部を有しており、
    前記フランジ部は、当該シャワーヘッドの吐水面側に面するフランジ面を有しており、
    前記ディスク部材は、前記フランジ面と向き合う環状対向面を有しており、
    前記フランジ面に対して当該シャワーヘッドの吐水面側に隣接する領域において前記筒部を貫通する第2通気路が設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載のシャワーヘッド。
  4. 前記フランジ面から前記フランジ部の当該シャワーヘッドの吐水面側とは反対側の面まで貫通する貫通孔を更に備え、
    前記ギヤ部材の前記筒部の外周面上には、前記貫通孔と前記ギヤ部材に対して当該シャワーヘッドの吐水面側とは反対側の空間とを連通する第3通気路が設けられている
    ことを特徴とする請求項3に記載のシャワーヘッド。
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