JP7124428B2 - 粘着剤層を有する積層体 - Google Patents

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Description

本発明は、もっぱら自動車用組電線(以下、「ワイヤーハーネス」という)を成型天井(天井張り、ヘッドライニング、ルーフライニング)に固定するために使用する粘着剤層を有する積層体(いわゆる粘着シート)である。
自動車の組み立てラインでは、所要工数を低減させるため、ヘッドライニング、バンパー、ドアトリムなどの自動車用成型部品の裏面側に、ワイヤーハーネスを予め固着して組み合わされた構成部品(ユニット、アッセンブリー、アッシー)として供給することがなされている。
従前からヘッドライニングの裏側へのワイヤーハーネスの固定には、ホットメルト接着剤で固定する方法、ステープル(コの字型の釘、ホチキス止め)で固定する方法等がある。しかしながら、ホットメルト接着剤の場合には、専用工具(例えばグルーガン)を使用して、接着剤を高温で溶融させたのち、ワイヤーハーネスをヘッドライニングに固着させるので、ワイヤーハーネスの被覆材等を溶かしてしまう可能性があった。また、溶融した接着剤が固化するまでの時間を要するため、作業効率が悪い問題があった。
一方、ステープルの場合には、ヘッドライニングに針を突き刺すため、反対側までステープルが突き抜けてしまう恐れがあり、作業には熟練を要する問題があった。
そこで、粘着シートを用いて、ヘッドライニングの裏面側にワイヤーハーネスを固定する方法が提案されている。前記粘着シートとしては、軟質金属箔からなる基材と、基材上に設けられた粘着剤層とを有する粘着シートが提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、上記軟質金属箔からなる基材と、基材上に設けられた粘着剤とを有する粘着シートを使用した固定方法にあっては、例えば、外径の大きなワイヤーハーネスもしくは複数のワイヤーハーネスを前記粘着シートで固定する場合、または、ヘッドライニングの凹凸形状に沿ってワイヤーハーネスを固定する場合には、前記粘着シートを圧着して貼りつける作業の際に、粘着シート(の金属箔基材)が裂けて破れやすいという問題があった。
また、ヘッドライニングは、ポリオレフィン系、ポリエステル系材料を用いている場合が多く、また、起毛した不織布を用いる場合もあることから、一般的には接着しにくいものである。そのため、粘着シートがヘッドライニングに対して粘着不足になりやすく、ワイヤーハーネスをヘッドライニングに固着させたアッセンブリーを、自動車組み立て工場に輸送する際に、ワイヤーハーネスがヘッドライニングから剥がれ落ちるという問題があった。
また、国土交通省は、道路運送車両の保安基準を策定し、第20条(乗車装置)の4項にて、難燃性の材料を使用しなければならないことを掲げている。また、国土交通省は、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示の別添27(内装材料の難燃性の技術標準)を掲載し、その中で内装材料として天井張りを例示しており、安全配慮の観点から、天井張りに使用する粘着シートとしては、難燃性を有する粘着シートを用いることが望ましいとされている。
また近年、自動車メーカー各社は、地球温暖化防止や大気環境改善、循環型社会の構築等、環境に関する諸課題に対し積極的に取り組み、車室内の環境に配慮した自動車づくりを進めている。なお、日本自動車工業会では、車室内の揮発性有機化合物(以下、VOCという)の放散量を試験する方法と車室内のVOCの放散量を低減する自主取り組みとを策定している。近年、こうした環境配慮の観点から、トルエンをはじめとする揮発性有機化合物13物質の放散量の低減が求められている。前記粘着シートに用いている粘着剤には、希釈溶剤として大量にトルエンを使用されており、粘着シートの製造時にトルエンを乾燥させた後でも一部のトルエンが残留する問題が生じている。
特開2006-96856
本発明が解決しようとする課題は、粘着剤に溶媒として芳香族類揮発性有機化合物を実質的に使用せずとも、粘着シートの貼り付け作業時に裂けにくいレベルの強度、ヘッドライニングに対する優れた接着力、及び耐剥がれ性を両立した粘着剤層を有し、更に難燃性を有する積層体(いわゆる粘着シート)を提供することにある。
本発明者等は、基材の片面に、直接又は他の層を介して粘着剤層を有する積層体であって、前記基材が、軟質金属箔と樹脂フィルムを積層した基材であり、前記積層体が、軟質金属箔、樹脂フィルム、粘着剤層の順に積層し、前記粘着剤層が、スチレン-イソプレンブロックコポリマーと炭化水素樹脂とを含有し、溶媒として芳香族類揮発性有機化合物を実質的に使用しない積層体を提供することにより、上記課題を解決できることを見出した。
本発明の積層体は、用いる粘着剤に芳香族類揮発性有機化合物を溶媒として使用していないものであることから、自動車内空間における芳香族類揮発性有機化合物の放散量を著しく低減することができ、且つ、難燃性に優れ、且つ、積層体の貼り付け作業時に裂けにくいレベルの強度、ヘッドライニングに対する優れた接着力、及び耐剥がれ性を両立できることから、もっぱらワイヤーハーネスをヘッドライニングに固定するために使用することができる。また、本発明の積層体で固定されたワイヤーハーネスとヘッドライニングのアッセンブリーは、輸送工程中に剥がれにくく好適に供給することができる。
積層体の切断強度を測定する方法の模式図である。 積層体の定荷重剥離性を評価する方法の模式図である。 積層体の接着力を測定する方法の模式図である。 積層体の貼り作業適性を評価する方法の模式図である。 積層体の難燃性を評価する方法の模式図である。
本発明の積層体は、基材の片面に、直接又は他の層を介して粘着剤層を有する積層体であって、前記基材が、軟質金属箔と樹脂フィルムを積層した基材であり、前記積層体が、軟質金属箔、樹脂フィルム、粘着剤層の順に積層し、前記粘着剤層が、スチレン-イソプレンブロックコポリマーと炭化水素樹脂とを含有し、溶媒として芳香族類揮発性有機化合物を実質的に使用しないことを特徴とするものである。また、もっぱらワイヤーハーネスをヘッドライングに固着する目的で使用するものである。
<基材>
本発明の積層体を構成する基材は、軟質金属箔と樹脂フィルムを積層した基材である。
(樹脂フィルム)
前記樹脂フィルムとしては、熱可塑性樹脂フィルムと熱硬化性樹脂フィルムに大別されるが、柔軟性を損なうことなく、基材の強度を上げる目的で、熱可塑性樹脂フィルムが好適に使用できる。
前記熱可塑性樹脂フィルムとしては、汎用プラスチックフィルム、エンジニアリングプラスチックフィルム(エンプラフィルム)、スーパーエンジニアリングプラスチックフィルム(スーパーエンプラフィルム)が挙げられる。
前記汎用プラスチックフィルムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂フィルム、また、ポリ塩化ビニル、アクリロニトリル・スチレン(ABS)、ポリメタクリル酸メチル(アクリル樹脂)、ポリスチレン、ポリビニルアルコール等を用いたフィルムが挙げられる。前記フィルムは単層のものでも、多層のものでも好適に使用できる。
前記エンプラフィルムとしては、ナイロン(脂肪族ポリアミド)、アラミド(芳香族ポリアミド)等のポリアミド系樹脂フィルム、また、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンナフタレート(PBN)等のポリエステル系樹脂フィルム、また、ポリアセタール、ポリカーボネートを用いたフィルム等が挙げられる。前記フィルムは単層のものでも、多層のものでも好適に使用できる。
前記スーパーエンプラフィルムとしては、ポリイミド、ポリエーテルイミド等のイミド系樹脂フィルム、また、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリビニリデンフロライド等を用いたフィルム等が挙げられる。前記フィルムは単層のものでも、多層のものでも好適に使用できる。
前記樹脂フィルムとしては、柔軟性を損なうことなく、基材の強度を上げる目的で、ポリエチレンフィルムが好適に使用でき、ヘッドライニングに対する耐剥がれ性を損なうことなく、耐裂け性を向上することができる。
前記樹脂フィルムとしては、柔軟性を大きく損なうことなく、基材の強度を大きく上げる目的で、ポリプロピレンフィルムが好適に使用でき、ヘッドライニングに対する耐剥がれ性を大きく損なうことなく、耐裂け性を大きく向上することができる。
前記樹脂フィルムとしては、柔軟性を損なうことなく、基材の強度を上げる目的で、ポリエチレンとポリプロピレンを複合した多層フィルムが好適に使用でき、ヘッドライニングに対する耐剥がれ性と、耐裂け性を高次元で両立することができる。
前記樹脂フィルムとしては、柔軟性を損なうことなく、基材の強度を上げる目的で、ガラス転移温度等が異なる異種組成のポリエチレンもしくはポリプロピレンを用いて複合した多層フィルムが好適に使用でき、ヘッドライニングに対する耐剥がれ性と、耐裂け性を高次元で両立することができる。
前記樹脂フィルムとしては、柔軟性を大きく損なうことなく、基材の強度をより大きく上げる目的で、エンプラフィルムが好適に使用でき、ヘッドライニングに対する耐剥がれ性を大きく損なうことなく、耐裂け性をより大きく向上することができる。なかでも、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂フィルム、ナイロン等のポリアミド系樹脂フィルムがより好ましく使用でき、ナイロンフィルムがより一層好ましく使用できる。
前記樹脂フィルムとしては、柔軟性を大きく損なうことなく、基材の強度を極めて大きく上げる目的で、スーパーエンプラフィルムが好適に使用でき、ヘッドライニングに対する耐剥がれ性を大きく損なうことなく、耐裂け性を極めて大きく向上することができる。なかでも、ポリフェニレンサルファイドフィルムが、特に好ましく使用できる。
前記樹脂フィルムとしては、軟性を損なうことなく、基材の強度を上げることができる範囲で、10μm~200μmのものを使用することができ、15μm~100μmのものが好ましく、20μm~80μmのものがより好ましく、30μm~60μmのものがより一層好ましく、40μm~50μmのものが特に好ましい。
前記樹脂フィルムとしては、軟性を損なうことなく、基材の強度を上げることができる範囲で、10μm~200μmのものを使用することができ、15μm~100μmのものが好ましく、20μm~80μmのものがより好ましく、30μm~60μmのものがより一層好ましく、40μm~50μmのものが特に好ましい。
前記ポリエチレンフィルムとしては、LDPE(低密度ポリエチレン),LLDPE(リニアローデンシティ・ポリエチレン、もしくは直鎖状低密度ポリエチレン)、PE・EVA(ポリエチレン・酢酸ビニル共重合樹脂)、HDPF(高密度ポリエチレン)等が挙げられる。
LDPEフィルムとしては、タマポリ(株)製が挙げられ、VシリーズのグレードV-1,V-2,VE-7等、AシリーズのグレードA-1等が挙げられ、AJシリーズのグレードAJ-1、MシリーズのグレードM-6、GFシリーズのグレードGF-1,GF-3等が挙げられ、シリーズ・グレード毎に厚み範囲は異なるが、30μm~200μm等のものが挙げられる。
LLDPEフィルムとしては、例えば、タマポリ(株)製が挙げられ、例えば、UBシリーズのグレードUB-1,UB-106,UB-105,UB-3,UB-1T,UB-106T,UB-0B等、UH・ULシリーズのグレードUH-1,UL-1等、NBシリーズのグレードNB-1等、LCシリーズのグレードLC-2(T),LC-205(T)等が挙げられ、シリーズ・グレード毎に厚み範囲が異なるが、30μm~150μm等のものが挙げられる。また、東洋紡績(株)製の東洋紡リックスフィルム(商品名)が挙げられ、品名としては、L6100,L6101,L6102,L4102,L4103,L41040,L3105,L4182等が挙げられ、品名毎に厚さのラインナップは異なるが、25μm,30μm,40μm,50μm,60μm,70μm,80μm,100μm等のものが挙げられる。また、フタムラ化学(株)製が挙げられ、品種としては、LL-UL,LL-XUMN,LL-XLTN,LL-XLSN,LL-XMTN,LL-MTNAS,LL-MTNR,LL-MTNST,LL-XMTD,LL-XHT,LL-RP2等が挙げられ、品種毎に厚さのラインナップは異なるが、20μm,30μm,40μm,50μm,60μm,70μm,80μm,100μm,150μm等のものが挙げられる。また、三井化学東セロ(株)製のT.U.X(商品名)が挙げられ、品目としては、一般グレードとして、HC,HC-E,FC-D,FCD-NP,FC-S,MC-S,TCS,TCS-NP,VCSが挙げられ、特殊グレードとして、HZR-2,HZ,FCS-U,ECF-U,TNF,PRC,PRUCが挙げられ、品目毎に厚さのラインナップは異なるが、20μm,25μm,30μm,40μm,50μm,60μm,70μm,80μm,100μm,120μm,130μm,150μm等のものが挙げられる。また、三井化学東セロ(製)のエルスマートが挙げられる。
PE・EVAフィルムとしては、例えば、タマポリ(株)製が挙げられ、AVシリーズのグレードAV-51等、SBシリーズのグレードSB-3,SB-5,SB-7等が挙げられ、シリーズ毎・グレード毎に厚み範囲は異なるが、30μm~180μm等のものが挙げられる。
HDPEフィルムとしては、例えば、デンカ(株)製のカラリヤンY(商品名)、カラリヤンYA2(商品名)が挙げられ、厚みは標準仕様18μmのものが挙げられる。
前記ポリプロピレンフィルムとしては、溶融した高温の樹脂を冷却して製造したフィルム(いわゆる無延伸フィルム)、または、延伸して製造したフィルム(いわゆる一軸延伸フィルムもしくは二軸延伸フィルム)を用いることができる。
無延伸ポリプロピレンフィルム(CPPフィルム)としては、(株)FILMAX製のCPPフィルムが挙げられ、フィルムタイプとして、CPG,CPS-1,CPM,CPT等が挙げられ、フィルムタイプ毎に厚みラインナップは異なるが、20μm、25μm、30μm、40μm等のものが挙げられる。また、東洋紡績(株)製のパイレンフィルム-CT(商品名)が挙げられ、品名として、P1011、P1111、P1162、P1128、P1181、P1151、P1153、P1157、P1146、P1147等が挙げられ、品名毎に厚さラインナップは異なるが、20μm、25μm、30μm、40μm、50μm、60μm、70μm、80μm等のものが挙げられる。
二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPPフィルム)としては、フタムラ化学(株)製のOPPフィルムが挙げられ、品種としては、FOA、FOS、FOS-AQ、FOS-BT等が挙げられ、品種毎に厚さラインナップは異なるが、20μm、25μm、30μm、40μm、50μm、60μm等のものが挙げられる。また、東洋紡績(株)製のパイレンフィルム-OT(商品名)が挙げられ、品名として、P2002,P2102,P2108,P2161,P2261,P2171,P2271,P2241,P2111,P4166,P4266,P5562,P5563,P5573,P5767,P3162,P6181,P8155,P4255,P4256,P6155等が挙げられ、品名毎に厚さのラインナップが異なるが、15μm、20μm、25μm、30μm、35μm、40μm、50μm,60μm等のものが挙げられる。三井化学東セロ(株)製のOPPフィルムが挙げられ、汎用フィルム(単層構造)としては、一般グレードの品目としては、OP U-0,OP U-1,OP U-2等が挙げられ、未静防グレードの品目としては、OP M-1,OP M-2,OP ME-1等が挙げられ、品目毎に厚さラインナップは異なるが、20μm,25μm,30μm,40μm,50μm等のものが挙げられ、また、多層ヒートシールフィルムとしては、片面ヒートシールの品目としては、HC-OP等が挙げられ、両面ヒートシールの品目としては、WH-OP OW-1,WH-OP OW-1LS,WH-OP F-1等が挙げられ、品目毎に厚さラインナップが異なるが、20μm、25μm、30μm、40μm、50μm等のものが挙げられ、また、特殊フィルムとしては、防曇グレードの品目としては、WH-OP NFHC等が挙げられ、マットグレードの品目としては、OPマット-1,WH-OPマット-1K,WH-OP FM-0等が挙げられ、高防湿グレードの品目としては、WH-OP HM-1,WH-OP HE-1等が挙げられ、品目毎に厚さラインナップは異なるが、20μm、25μm、30μm等のものが挙げられる。また、(株)FILMAX製のOPPフィルムが挙げられ、透明フィルムのグレードとしては、BG,BG-R,BG-T,BT等が挙げられ、グレード毎に厚さのラインナップは異なるが、20μm、30μm、40μm等が挙げられる。また、ヒートシールフィルムグレードとしては、SG,SO,SL,SX,SG-S等が挙げられ、グレード毎に厚さのラインアップは異なるが、18μm、20μm、25μm、30μm、40μm等のものが挙げられる。
前記一軸延伸ポリプロピレンフィルムとしては、フタムラ化学(株)製が挙げられ、品種としては、MCMD-AS,PP3K等が挙げられ、品種毎に厚さのラインナップは異なるが、20μm、25μm、30μm、40μm等のものが挙げられる。
前記異種組成のポリオレフィンを用いて複合した多層フィルムとしては、例えば、DIC(株)製のDIFAREN(商品名)が挙げられ、ポリプロピレン多層フィルム(PP/PP/PP)の銘柄としては、B1155T,B2100T,B1130TA,180T,B2350T,P2160T,L2100T等が挙げられ、銘柄毎に厚みのラインナップは異なるが、20μm、25μm、30μm、40μm等のものが挙げられる。ポリプロピレンとポリエチレンの複合多層フィルム(PP/PE/PP、もしくはPP/PP/PE)の銘柄としては、P2150T,254N等が挙げられ、厚みは25μm、30μm、40μm、50μm等のものが挙げられる。また、ポリプロピレンとポリエチレンと酢酸ビニル共重合体の複合多層フィルム(PP/PE/EVA)としては、M212等が挙げられ、厚みは25μm等のものが挙げられる。また、直鎖状低密度ポリエチレンの多層フィルム(LLDPE/LLDPE/LLDPE)の銘柄としては、L3501T,L3300T等が挙げられ、銘柄毎に厚みのラインナップは異なるが、40μm、50μm、60μm等が挙げられる。また、ポリプロピレンと直鎖状低密度ポリエチレンの多層フィルム(PP/LLDPE/LLDPE)の銘柄としては、R3360T,E3311T,E3312T,E3701T,E3901T,E3801T等が挙げられ、銘柄毎に厚みのラインナップは異なるが、30μm、35μm、40μm、50μm等が挙げられる。
前記多層フィルムとしては、ポリオレフィン系樹脂以外に、ポリエステル樹脂、ナイロン樹脂を複合した多層フィルムを用いてもよい。例えば、DIC(株)のDIFAREN(商品名)が挙げられ、直鎖状低密度ポリエチレンとポリエステル樹脂の複合多層フィルム(LLDPE/LLDPE/ポリエステル)の銘柄としては、E7800PET,E7810PET,E7800TT等が挙げられ、銘柄毎に厚みのラインナップは異なるが、25μm、30μm等が挙げられる。
前記ポリエステル系樹脂フィルムとしては、ポリエチレンテレフタレートフィルム(PETフィルム)、ポリトリメチレンテレフタレートフィルム(PTTフィルム)、ポリブチレンテレフタレートフィルム(PBTフィルム)、ポリエチレンナフタレートフィルム(PENフィルム)、ポリブチレンナフタレートフィルム(PBNフィルム)等が挙げられる。
前記ポリエチレンテレフタレートフィルム(PETフィルム)としては、例えば、帝人フィルムソリューション株式会社製のテイジンテトロンフィルム(商品名)が挙げられ、銘柄としては、G2、GE、G2P2、P、HPE、K、SL、G2L、SLA、G2LA、HB、U2、U292W、U4等が挙げられ、銘柄毎に厚みのラインナップは異なるが、12μm~250μm等が挙げられる。また、東レ株式会社製のルミラー(商品名)が挙げられ、タイプとしては、S10(グレード:標準)、T60(グレード:標準)、H10(グレード:標準)、F65(グレード:標準)、F53(グレード:標準)、F57(グレード:標準)、S15(グレード:標準)、S105(グレード:標準)、S56(グレード:低熱収縮)、X60系(グレード:低熱収縮)、X53(グレード:帯電防止)、X42(グレード:練り込みマット・低光沢)、X43(グレード:練り込みマット・中光沢)、X44(グレード:練り込みマット・高光沢)、X30(グレード:黒色)、X20(グレード:乳白色)、X21(グレード:乳白色)、X24(グレード:乳白色)、E20(グレード:白色)、E22(グレード:白色)、E28G(グレード:白色)、E6SR(グレード:白色低比重)、X10S(グレード:耐熱低オリゴマ)、U34(グレード:易接着・光学用超透明)、F865(グレード:包装材料用)、P375(グレード:包装材料用)、P60(グレード:包装材料用)等が挙げられ、タイプ毎に厚みのラインナップは異なるが、2.5μm~500μm等が挙げられる。また、フタムラ化学株式会社製の太閤ポリエステルフィルム(商品名)が挙げられ、品種としては、FE2000、FE2001、FE2002、FE2201、FE2301、FE3001、FE2021、PET-KE、PET-KES等が挙げられ、品種毎に厚みのラインナップは異なるが、12μm~100μm等が挙げられる。また、東洋紡株式会社製の東洋紡エステルフィルム(商品名)が挙げられ、品名としては、E5100、E5200、E3120、E7700、E7710等が挙げられ、品名毎に厚みのラインナップは異なるが、12μm、16μm、25μm等が挙げられる。また、東洋紡株式会社製のエスペットフィルム(商品名)が挙げられ、品名としては、T4100、T4200、T6140、T7410、E7410等が挙げられ、品名毎に厚みのラインナップは異なるが、12μm、16μm、25μm等が挙げられる。また、東洋紡株式会社製のティアファイン(商品名)が挙げられ、品名としては、TF110等が挙げられ、厚みのラインナップとしては、14μm等が挙げられる。また、三菱ケミカル株式会社製のダイアホイル(商品名)が挙げられ、タイプとしては、K200、K203E、K900系、T100、T100E、T100G、T300、S100、R310、T600、T600E系、T900E系、O300E、O700E、U100、H100、H100C、H500、H160L、G340、W100、W400、E130、B100等が挙げられ、タイプ毎に厚みのラインナップは異なるが、1.5μm~250μm等が挙げられる。また、ユニチカ株式会社製のエンブレット(商品名)が挙げられ、銘柄としては、PET、S、SD、SG、PTM、PTMB、PTME、PTH、PTHA、PTHZ、PC等が挙げられ、銘柄毎に厚みのラインナップは異なるが、12μm~100μm等が挙げられる。
前記ポリブチレンテレフタレートフィルム(PBTフィルム)としては、例えば、オージーフィルム株式会社製のPBTフィルムが挙げられ、タイプとしては、ホモPBT、ソフトPBT、超ソフトPBT等が挙げられ、厚みのラインナップは、15μm~200μm等が挙げられる。また、関西化学工業株式会社製のPBTフィルムが挙げられ、厚みのラインナップは、15μm~50μm等が挙げられる。
前記ポリエチレンナフタレートフィルム(PENフィルム)としては、例えば、帝人フィルムソリューション株式会社製のテオネックス(商品名)が挙げられ、銘柄としては、Q51、Q51DW、Q81、Q83、Q02、Q65H、Q65HA等が挙げられ、銘柄毎に厚みのラインナップは異なるが、12μm~250μm等が挙げられる。
前記ポリアミド系樹脂フィルムとしては、ナイロン(脂肪族ポリアミド)フィルム、アラミド(芳香族ポリアミド)フィルム等が挙げられる。
前記ナイロン(脂肪族ポリアミド)フィルムとしては、例えば、興人フィルム&ケミカルズ株式会社製のボニール(商品名)が挙げられ、タイプとしては、RX、W、AS、ASW、Q、QC、SC、SS、HR、PC、LC、BC、SPY、SPYW等が挙げられ、タイプ毎に厚みのラインナップは異なるが、15μm、18μm、25μm等が挙げられる。また、東洋紡株式会社製のハーデンフィルム(商品名)が挙げられ、品名としては、N1100、N1102、N1130、N1200、N5342、N2100、NAP02、N4142、N5152、N1152、MX110、MX120、VN400、VN100、N8101、N8102、N7476等が挙げられ、品名毎に厚みのラインナップは異なるが、12μm、15μm、25μm等が挙げられる。また、東レフィルム加工株式会社製のレイファンNO(商品名)が挙げられ、タイプとしては、1401等が挙げられ、厚みのラインナップは、20μm~100μm等が挙げられる。また、三菱ケミカル株式会社製のサントニール(商品名)が挙げられ、タイプとしては、SNR、SNR XT、ST等が挙げられ、タイプ毎に厚みのラインナップは異なるが、15μm、25μm等が挙げられる。また、三菱ケミカル株式会社製のスーパーニール(商品名)が挙げられ、タイプとしては、SP-R、SP-R P、SP-R M、SP-R L、SP-R XT、SP-R SH等が挙げられ、タイプ毎に厚みのラインナップは異なるが、15μm、18μm、25μm等が挙げられる。また、ユニチカ株式会社製のエンブレム(商品名)が挙げられ、銘柄としては、ON、ONBC、ONM、ONMB、ONE、MS、NK、NX、NNEB、ONU、ONUM、NH、NC、NCBC等が挙げられ、銘柄毎に厚みのラインナップは異なるが、15μm、25μm等が挙げられる。また、ユニチカ株式会社製のエンブロン(商品名)が挙げられ、銘柄としては、M201、M251、M200、M250、M801、M851、M800、M850、E601、E651、E600、E650等が挙げられ、銘柄毎に厚みのラインナップは異なるが、15μm、25μm等が挙げられる。
前記アラミド(芳香族ポリアミド)フィルムとしては、例えば、東レ株式会社製のミクトロン(商品名)が挙げられ、タイプとしては、GQタイプ、MLタイプ等が挙げられ、タイプ毎に厚みのラインナップは異なるが、2μm~20μm等が挙げられる。
前記イミド系樹脂フィルムとしては、ポリイミドフィルム、ポリエーテルイミドフィルム等が挙げられる。
前記ポリイミドフィルムとしては、例えば、東レ・デュポン株式会社製のカプトン(商品名)が挙げられ、タイプとしては、H、V、EN等が挙げられ、タイプ毎に厚みのラインナップは異なるが、5μm、7.5μm、12.5μm、17.5μm、25μm、37.5μm、50μm、75μm、125μm等が挙がられる。
前記ポリエーテルイミドフィルムとしては、例えば、三菱ケミカル株式会社製のスペリオ(商品名)が挙げられ、厚さのラインナップは7μm~350μm等が挙げられる。また、オージーフィルム株式会社製のPEIフィルムが挙げられ、厚さは100μm~225μm等が挙げられる。また、米国GEプラスチック社製のUltem(商品名)等が挙げられる。また、ソルベイスペシャルティポリマーズジャパン株式会社製のAjedium films Polyetherimide(商品名)等が挙げられ、厚みのラインナップは25μm~1016μm等が挙げられる。
前記スーパーエンプラフィルムとしては、ポリフェニレンサルファイド(PPS)フィルム、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)フィルム、ポリサルフォンフィルム、ポリエーテルサルフォンフィルム、ポリビニリデンフロライドフィルム等が挙げられる。
前記ポリフェニレンサルファイド(PPS)フィルムとしては、例えば、東レ株式会社製のトレリナ(商品名)が挙げられ、タイプとしては、1X00、1X30、3000、3X00、3030、5000等が挙げられ、タイプ毎に厚みのラインナップは異なるが、1.2μm、1.5μm、2μm、2.5μm、3.5μm、4μm、6μm、9μm、12μm、16μm、25μm、38μm、50μm、75μm、100μm、125μm、175μm、250μm、300μm、350μm等が挙げられる。また、ポリフェニレンサルファイド(PPS)とポリエステル系樹脂フィルムを積層した複合フィルムとしては、東レ株式会社製のTLT(商品名)が挙げられ、タイプとしては、U等が挙げられ、厚みのラインナップは、58μm、88μm、113μm、146μm、171μm、234μm、256μm、296μm、346μm、388μm等が挙げられる。
前記ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)フィルムとしては、例えば、ビクトレックスジャパン株式会社製のAPTIVフィルム(商品名)が挙げられ、シリーズとしては、1000、1100、1300、2000、2100等が挙げられ、シリーズ毎に厚みのラインナップは異なるが、12μm~125μm等が挙げられる。また、信越ポリマー株式会社製のShin-Etsu Sepla Film(商品名)が挙げられ、グレードとしては、無延伸製膜低結晶と無延伸製膜高結晶が挙げられ、グレード毎に厚みのラインナップは異なるが、3μm~250μm等が挙げられる。また、ソルベイスペシャルティポリマーズジャパン株式会社製のAjedium films KetaSpire(商品名)等が挙げられ、厚みのラインナップは8μm~1016μm等が挙げられる。
前記ポリサルフォンフィルムとしては、例えば、住友ベークライト株式会社製のスミライト(商品名)が挙げられ、品番としては、FS-1200、FS-1300等が挙げられ、厚みのラインナップは100μm等が挙げられる。また、ソルベイスペシャルティポリマーズジャパン株式会社製のAjedium films Udel(商品名)等が挙げられ、厚みのラインナップは25μm~1016μm等が挙げられる。
前記ポリエーテルサルフォンフィルムとしては、ソルベイスペシャルティポリマーズジャパン株式会社製のAjedium films Veradel(商品名)等が挙げられ、厚みのラインナップは25μm~1016μm等が挙げられる。
前記ポリビニリデンフロライドフィルムとしては、ソルベイスペシャルティポリマーズジャパン株式会社製のAjedium films Solef(商品名)等が挙げられ、厚みのラインナップは25μm~1016μm等が挙げられる。また、クレハエクステック株式会社製のKFシート、KF半導体シート、KF導電シート等が挙げられ、厚みのラインナップは、50μm~500μm等が挙げられる。
前記ポリメタクリル酸メチル(アクリル樹脂)フィルムとしては、例えば、住友化学株式会社製のテクノロイフィルム(商品名)が挙げられ、グレードとしては、S001G、S014G、S000等が挙げられ、グレード毎に厚みのラインナップは異なるが、75μm、125μm、250μm等が挙げられる。また、三菱レイヨン株式会社製のアクリプレン(商品名)が挙げられ、グレードとしては、HBS006、HBS027、FBS006、HBS010P、HBA002P等が挙げられ、グレード毎に厚みのラインナップは異なるが、50μm、75μm、100μm、125μm等が挙げられる。
前記ポリカーボネートフィルムとしては、例えば、帝人株式会社製のパンライトシート(商品名)が挙げられ、グレードとしては、PC-1151、PC-2151、PC-1141、PC-2141、PC-7129、PC-8129、PC-7199、PC-8199、PC-9391、PC-2151、PC-1151等が挙げられ、グレード毎に厚みのラインナップは異なるが、125μm、180μm、200μm、250μm、300μm、400μm、500μm、800μm、1.0mm、1.2mm、1.5mm、2.0mm等が挙げられる。また、帝人株式会社製のピュアエース(商品名)が挙げられ、グレードとしては、C110-100、T-138、TT-138、T-570、TT-570、S-148、W-142等が挙げられ、グレード毎に厚みのラインナップは異なるが、38μm、40μm、50μm、63μm、70μm、75μm、100μm等が挙げられる。
前記ポリスチレンフィルムとしては、旭化成ケミカルズ株式会社製のOPSフィルム(商品名)が挙げられ、グレードとしては、GM等が挙げられ、厚みのラインナップは、14μm、20μm、25μm、30μm、40μm、50μm等が挙げられる。また、大石産業株式会社製のスチロファン(商品名)が挙げられ、グレードとしては、GL、SPH、HSR等が挙げられ、厚みのラインナップは、20μm~100μm等が挙げられる。また、大石産業株式会社製のクリアファン(商品名)が挙げられ、グレードとしては、LA、EL等が挙げられ、厚みのラインナップとしては、20μm~40μm等が挙げられる。また、電気化学工業(株)製のデンカサーモシートBOPS(商品名)が挙げられ、タイプとしては、G、T、R等が挙げられ、タイプ毎に厚みのラインナップは異なるが、130μm~450μm等が挙げられる。また、三菱ケミカル株式会社製のソフトクリア(商品名)が挙げられ、品種としては、SR等が挙げられる。また、三菱ケミカル株式会社製のサントクリア(商品名)が挙げられ、品種としては、SP等が挙げられ、厚みのラインナップは、130μm~400μm等が挙げられる。
前記ポリビニルアルコールフィルムとしては、例えば、日本合成化学工業株式会社製のボブロン(商品名)が挙げられ、番手としては、EX、#140、#250等が挙げられ、番手毎に厚みのラインナップは異なるが、12μm、14μm、25μm等が挙げられる。また、エチレン-ビニルアルコール共重合体樹脂の単層フィルムとしては、株式会社クラレ製のエバール(商品名)が挙げられ、グレードとしては、EF-XL、EF-F、EF-E、EF-CR、VM-XL、HF-M等が挙げられ、グレード毎に厚みのラインナップは異なるが、12μm、15μm、30μm等が挙げられる。
(軟質金属箔)
前記軟質金属箔は形状保持性に優れる特徴を有する。一般的な形状保持性が乏しいフィルムを基材として用いた場合には、ワイヤーハーネスの円筒曲面形状に追従しにくく、折り曲げられた基材が元の平面状態に戻ろうとする応力が生じるため、剥がれやすくなる。一方、前記軟質金属箔を基材として用いた場合、もしくは、前記軟質金属箔と前記ポリオレフィン系樹脂フィルムを積層した基材を用いた場合には、軟質金属箔の形状保持性により、折り曲げた状態の応力が緩和されて剥がれにくくなるため、ワイヤーハーネスをヘッドライニングに固着する用途として好適に使用できる。
前記軟質金属箔としては、アルミニウム箔、マグネシウム箔、銅箔、錫箔、パラジウム箔、真鍮箔(洋箔)等が挙げられる。なかでも、強度などの特性の観点から、アルミニウム箔、マグネシウム箔、銅箔が好適に使用でき、強度に加えて、軽量性、耐腐食性などの特性の観点から、アルミニウム箔、マグネシウム箔がより好適に使用でき、印刷やエンボス加工、スリット加工を施すうえで容易に加工であることから、アルミニウム箔が特に好適に使用できる。必要に応じて、他の金属元素、あるいは炭素、ホウ素等の非金属元素を添加して、溶かし合わせたもの(いわゆる合金箔)も使用できる。
前記アルミニウム箔としては、(株)UACJ製箔製、東洋アルミニウム(株)製、日本軽金属(株)製等のものが挙げられる。
前記軟質金属箔の厚さとしては、5μm~100μmのものが使用でき、耐裂け性と耐剥がれ性を両立するうえで、12μm~100μmのものが好ましく使用でき、30μm~100μmのものがより好ましく使用でき、また、耐裂け性と耐剥がれ性を両立しながらも、軽量性などの観点から、30μm~80μmのものが更により好ましく使用でき、50μm~80μmのものが更により一層好ましく使用でき、50μmのものが特に好ましく使用できる。
前記軟質金属箔と前記樹脂フィルムを積層した基材を調製する方法としては、接着剤塗布によるドライラミネートまたはフィルムを加熱して熱溶融し圧着して貼り合わせるサーマルラミネート、ホットメルト系樹脂を溶融させながら金属箔に直接塗布し貼り合わせる樹脂溶融塗布加工等が挙げられる。なかでも軟質金属箔と樹脂フィルムの厚さに関わらず、簡便に積層構造を調製できることから、ドライラミネートが好ましい。
ドライラミネートにて、前記軟質金属箔と前記樹脂フィルムを積層する場合には、前記樹脂フィルムは、予め易接処理を施されたもの、もしくは、コロナ放電処理等の易接処理を施した後に使用することが好ましい。
前記ドライラミネートに用いる接着剤としては、ポリエステル系接着剤、ポリエーテル系接着剤、ポリウレタン系接着剤等が挙げられ、接着性能、汎用性、ハンドリング性や高速加工適性に優れることから、ポリエステル系接着剤が好ましく使用できる。前記特性に加え、高い耐性を要求される用途に使用する場合には、ポリウレタン系接着剤がより好ましく使用できる。
前記ドライラミネートに用いるポリエステル系接着剤/硬化剤の組み合わせとしては、例えば、DICグラフィックス(株)製のディックドライLX-500/KW-75,ディックドライLX-520/KO40,ディックドライLX-703VL/KR-90,ディックドライLX-732/KVM-90,ディックドライLX-906/KO55,ディックドライLX-963/KO-40,ディックドライLX-901/KW-75等、東洋インキ(株)製のTM-250HV/CAT-RT86,TM-595/CAT-56,TM-265L/CAT-RT37,AD-502/CAT-10,AD-556/CAT-56,AD-811/CAT-RT8,AD-817/CAT-RT56,AD-900/CAT-RT85等、三井化学(株)製のタケラックA-310/タケネートA-3,タケラックA-315/タケネートA-10,タケラックA-385/タケネートA-50,タケラックA-515/タケネートA-50,タケラックA-520/タケネートA-50,タケラックA-525/タケネートA-52,タケラックA-606/タケネートA-10,タケラックA-620/タケネートA-65,タケラックA-626/タケネートA-50,タケラックA-627/タケネートA-65,タケラックA-975/タケネートA-3等、大日精化工業(株)製のセイカボンドE-366/C-83,E-370/C-84,E-372/C-76,A601/C84等が挙げられる。また、ポリエーテル系接着剤/硬化剤の組み合わせとしては、例えば、DICグラフィックス(株)製のディックドライLX-401A/SP-60,ディックドライLE-3100/SL-75等、大日精化工業(株)製のセイカボンドA-159/C-89F等が挙げられる。また、ポリウレタン系接着剤としては、三洋化成工業(株)製の一液湿気硬化型ポリウレタン樹脂(商品名ユーノフレックスシリーズ)、二液硬化型ポリウレタン樹脂(商品名ポリボンドシリーズ)等が挙げられる。
ドライラミネートに用いる接着剤は、酢酸エチル、酢酸ブチル、セロソルブアセテート、アセトン、メチルエチルケトン、イソブチルケトン、シクロヘキサノン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、トルエン、キシレン、メチレンクロリド、エチレンクロリド、ジメチルスルホキシド、ジメチルスルホアミド等の有機溶剤で希釈できるが、溶解性に加え、環境負荷軽減の観点から、酢酸エチル、メチルエチルケトンを好ましく使用できる。
ドライラミネートに用いる接着剤の塗布方法は、グラビアロールコート、ダイレクトロールコートまたはリバースロールコート方式が挙げられ、必要な塗布量に応じて塗布方法を適宜選択する。接着剤を塗工する基材としては、ポリオレフィン系樹脂フィルムでも良く、軟質金属箔でも良い。
前記の方式で塗布した接着剤を、乾燥工程で希釈溶剤を除去させたのち、軟質金属箔と樹脂フィルムを貼り合わせ、熱ラミネートロールを用いて圧着する。効率よく希釈溶剤を除去させる目的で、乾燥温度は適宜調整できるが、用いる基材が膨張もしくは収縮を防ぐ理由から、60℃~110℃の範囲内で調整することが好ましい。また、乾燥時間も同様に適宜調整できるが、用いる基材が膨張もしくは収縮を防ぐ理由から、10秒間~3分間の範囲内で調整することが好ましい。
前記の方式で調製した軟質金属箔と樹脂フィルムを積層した基材は、接着剤の硬化反応を促進させるために、30℃~60℃雰囲気下で2~5日間養生することが好ましい。
前記軟質金属箔と樹脂フィルムを積層した基材は、耐裂け性と耐剥がれ性を両立するうえで、27μm~200μmの厚さであることが好ましく、50μm~180μmの厚さであることがより好ましく、60μm~160μmの厚さであることが更により好ましく、80μm~140μmの厚さであることが更により一層好ましく、90μm~100μmの厚さであることが特に好ましい。
前記軟質金属箔と樹脂フィルムを積層した基材は、耐裂け性と耐剥がれ性を両立するうえで、樹脂フィルムと軟質金属箔の厚さの比率(樹脂フィルムの厚さ/軟質金属箔の厚さ)を、0.05~10の範囲にすることが好ましく、0.1~5の範囲にすることがより好ましく、0.15~3.5の範囲にすることがより一層好ましく、0.2~1.5の範囲にすることが更に一層好ましく、0.3~1.2の範囲にすることが更により一層好ましく、0.4~0.9の範囲にすることが特に好ましい。
<粘着剤層>
前記粘着剤層は、もっぱらワイヤーハーネスをヘッドライニングに固定するために使用した際に、より一層優れた接着力と耐剥がれ性とを両立するうえで、25μm~70μmの厚さであることが好ましく、30μm~65μmの厚さであることがより好ましく、40μm~60μmの厚さであることが特に好ましい。
前記積層した基材上に設けられた粘着剤層は、スチレン-イソプレンブロックコポリマーと炭化水素樹脂を含有する粘着剤組成物を用いて形成されたものである。
(スチレン-イソプレンブロックコポリマー)
前記スチレン-イソプレンブロックコポリマーは、線状構造であっても、放射状構造もしくは枝分かれ構造であってもよく、使用用途、使用環境条件に合わせて適宜選択し使用できるが、もっぱらワイヤーハーネスをヘッドライニングに固定するために使用した際に、より一層優れた接着力と耐剥がれ性とを両立するうえで、線状構造のものが好適に使用できる。
前記スチレン-イソプレンブロックコポリマーは、より一層優れた接着力と耐剥がれ性とを両立するうえで、スチレン含有量が10質量%~50質量%の範囲であることが好ましく、14質量%~25質量%の範囲であることがより好ましく、15質量%~20質量%の範囲であることがより一層好ましい。
前記スチレン-イソプレンブロックコポリマーは、スチレン-イソプレン(SI)ジブロック構造体のものまたはスチレン-イソプレンースチレン(SIS)トリブロック構造体のもの、もしくは、SIジブロック構造体とSISトリブロック構造体の混合物を使用することが好ましく、スチレンホモポリマー、イソプレンホモポリマー、スチレン-イソプレンランダム共重合構造のものを実質的に含まないものを使用することが好ましい。
前記スチレン-イソプレンブロックコポリマーは、より一層優れた接着力と耐剥がれ性とを両立するうえで、ジブロック含有量は、10質量%~80質量%の範囲であることが好ましく、30質量%~80質量%の範囲であることがより好ましく、50質量%~80質量%の範囲であることがより一層好ましく、55質量%~80質量%の範囲であることが特に好ましい。
前記ジブロック含有量とは、SIジブロック構造体とSISトリブロック構造体との総量に対するSIジブロック構造体の量(割合・比率)を意味する。
前記ジブロック含有量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)を用いて、溶出曲線から得られるSIジブロック構造体のピーク面積とSISトリブロック構造体のピーク面積の比率によって算出できる。
前記スチレン-イソプレンブロックコポリマーの形状は、ペレット状(嵩密度の大きい粒状)、クラム状(多孔質な粒状)、粉末状、液状のいずれの形状であってもよく、使用用途、使用環境条件に合わせて適宜選択し使用できるが、粘着剤組成物を製造する際の取り扱いやすさの観点から、ペレット状もしくはクラム状の形状が好ましく使用でき、ペレット状がより好ましい使用できる。
前記スチレン-イソプレンブロックコポリマーとしては、具体的には、日本ゼオン(株)製のQuintacシリーズが挙げられ、グレードとしては、3620(ポリマー構造:線状/放射状混合、スチレン含有量:14質量%、SIジブロック含有量:12質量%),3421(ポリマー構造:線状、スチレン含有量:14質量%、SIジブロック含有量:26質量%),3433N(ポリマー構造:線状、スチレン含有量:16質量%、SIジブロック含有量:56質量%),3520(ポリマー構造:線状、スチレン含有量:15質量%、SIジブロック含有量:78質量%),3450(ポリマー構造:放射状、スチレン含有量:19質量%、SIジブロック含有量:30質量%),3280(ポリマー構造:線状、スチレン含有量:25質量%、SIジブロック含有量:17質量%),3270(ポリマー構造:線状、スチレン含有量:24質量%、SIジブロック含有量:67質量%)等が挙げられる。また、JSR(株)製のSIS5229(スチレン含有量:15質量%、SIジブロック含有量:20質量%),SIS5002(スチレン含有量:22質量%、SIジブロック含有量:15質量%),SIS5403P(スチレン含有量:15質量%、SIジブロック含有量:40質量%),SIS5506P(スチレン含有量:16質量%、SIジブロック含有量:55質量%),SIS5250P(スチレン含有量:20質量%、SIジブロック含有量:30質量%)等が挙げられる。また、クレイトンポリマー社(アメリカ)製のクレイトンDポリマーシリーズが挙げられ、グレードとしては、D1111(ポリマー構造:線状、スチレン含有量:22質量%、SIジブロック含有量:18質量%),DX401(ポリマー構造:線状、スチレン含有量:22質量%、SIジブロック含有量:18質量%),D1113(ポリマー構造:線状、スチレン含有量:16質量%、SIジブロック含有量:55質量%),D1114(ポリマー構造:線状、スチレン含有量:19質量%、SIジブロック含有量:1質量%),D1160(ポリマー構造:線状、スチレン含有量:19質量%、SIジブロック含有量:1質量%),D1117(ポリマー構造:線状、スチレン含有量:17質量%、SIジブロック含有量:33質量%),D1119(ポリマー構造:線状、スチレン含有量:22質量%、SIジブロック含有量:66質量%),D1124(ポリマー構造:放射状、スチレン含有量:30質量%、SIジブロック含有量:29質量%),D1126(ポリマー構造:放射状、スチレン含有量:21質量%、SIジブロック含有量:30質量%),D1161(ポリマー構造:線状、スチレン含有量:15質量%、SIジブロック含有量:19質量%),D1162(ポリマー構造:線状、スチレン含有量:43質量%、SIジブロック含有量:1質量%),D1163(ポリマー構造:線状、スチレン含有量:15質量%、SIジブロック含有量:38質量%),D1164(ポリマー構造:線状、スチレン含有量:29質量%、SIジブロック含有量:1質量%)等が挙げられる。
(炭化水素樹脂)
前記炭化水素樹脂としては、例えば、ナフサ分解によって得られるC5留分から抽出した1,3-ペンタジエンを主原料に用いた脂肪族系炭化水素樹脂、C5留分から抽出したジシクロペンタジエンを主原料に用いた脂環族系炭化水素樹脂、C9留分から抽出したスチレン・ビニルトルエン・インデン等を主原料に用いた芳香族系炭化水素樹脂、C5留分とC9留分から抽出したスチレン・ビニルトルエン・インデン・ピペリレン等を主原料に用いた脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂等が挙げられ、より一層優れた接着力と耐剥がれ性とを両立するうえで、脂肪族系炭化水素樹脂、脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂が好ましく使用でき、なかでも、脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂がより一層好ましく使用できる。
前記炭化水素樹脂は、より一層優れた接着力と耐剥がれ性とを両立するうえで、軟化点が80℃~150℃の範囲であることが好ましく、90℃~140℃の範囲であることがより好ましく、95℃~130℃の範囲であることがより一層好ましく、100℃~120℃の範囲であることが特に好ましい。
前記炭化水素樹脂の軟化点は、JIS K 2207 環球式に従って測定することで算出できる。
前記炭化水素樹脂としては、具体的には、日本ゼオン(株)製のQuintone100シリーズが挙げられ、グレードとしては、A100(脂肪族系炭化水素樹脂、軟化点:100℃),B170(脂肪族系炭化水素樹脂、軟化点:70℃),R100(脂肪族系炭化水素樹脂、軟化点:96℃),S195(脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂、軟化点:94℃),D100(脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂、軟化点:99℃),U185(脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂、軟化点:86℃),DX395(脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂、軟化点:94℃),DX390N(脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂、軟化点:93℃),N180(脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂、軟化点:80℃),G100B(脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂、軟化点:100℃),G115(脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂、軟化点:115℃),CX495(脂肪族系炭化水素樹脂、軟化点:96℃),C210(脂肪族系炭化水素樹脂、軟化点:110℃),E200SN(脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂、軟化点:102℃),D200(脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂、軟化点:102℃)等が挙げられる。また、日本ゼオン(株)製のQuintone1000シリーズが挙げられ、グレードとしては、1105(脂環族系炭化水素樹脂、軟化点:107℃),1325(脂環族系炭化水素樹脂、軟化点:125℃),TD-401(脂環族系炭化水素樹脂、軟化点:140℃),1500(脂環族系炭化水素樹脂、軟化点:100℃),1525L(脂環族系炭化水素樹脂、軟化点:125℃),1920(脂環族系炭化水素樹脂、軟化点:120℃),2940(脂環族系炭化水素樹脂、軟化点:140℃)等が挙げられる。また、丸善石油化学(株)製のマルカレッツMシリーズが挙げられ、グレードとしては、M-890A(脂環族系炭化水素樹脂、軟化点:105℃),M-845A(脂環族系炭化水素樹脂、軟化点:145℃)等が挙げられる。また、東ソー(株)製のペトコールが挙げられ、グレードとしては、LX(芳香族系炭化水素樹脂、軟化点:98℃),120(芳香族系炭化水素樹脂、軟化点:120),130(芳香族系炭化水素樹脂、軟化点:125℃),140(芳香族系炭化水素樹脂、軟化点:135℃)等が挙げられる。また、東ソー(株)製のペトロタックが挙げられ、グレードとしては、60(芳香族系炭化水素樹脂、軟化点:72℃),70(芳香族系炭化水素樹脂、軟化点:70℃),90(芳香族系炭化水素樹脂、軟化点:95℃),90V(芳香族系炭化水素樹脂、軟化点:87℃),100V(芳香族系炭化水素樹脂、軟化点:96℃),120V(芳香族系炭化水素樹脂、軟化点:120℃),130V(芳香族系炭化水素樹脂、軟化点:130℃)等が挙げられる。また、ノバレス・ルトガース社(ドイツ)製のNOVARESが挙げられ、グレードとしては、TT100(芳香族系炭化水素樹脂、軟化点:95℃~100℃),TT120(芳香族系炭化水素樹脂、軟化点:115℃~125℃),TT140(芳香族系炭化水素樹脂、軟化点:135℃~140℃),TL90(芳香族系炭化水素樹脂、軟化点:85℃~95℃),TL100(芳香族系炭化水素樹脂、軟化点:95℃~105℃),TL120(芳香族系炭化水素樹脂、軟化点:115℃~125℃)等が挙げられる。また、イーストマンケミカル社(アメリカ)製のEastotacシリーズが挙げられ、グレードとしては、C-100L Resin(脂肪族系炭化水素樹脂、軟化点:100℃)等が挙げられる。また、イーストマンケミカル社(アメリカ)製のPiccotacシリーズが挙げられ、グレードとしては、1100 Hydrocarbon Resin(脂肪族系炭化水素樹脂、軟化点:100℃),1100-E Hydrocarbon Resin(脂肪族系炭化水素樹脂、軟化点:99℃)等が挙げられる。また、三井化学(株)製のFTRシリーズが挙げられ、グレードとしては、FTR0100(芳香族系炭化水素樹脂、軟化点:100℃),FTR2120(芳香族系炭化水素樹脂、軟化点:125℃),FTR2140(芳香族系炭化水素樹脂、軟化点:137℃)等が挙げられる。また、(株)スタンダード石油大阪発売所製のT-REZ Rシリーズが挙げられ、グレードとしては、T-REZ RA100(脂肪族系炭化水素樹脂、軟化点:95℃~105℃),T-REZ RB100(脂肪族系炭化水素樹脂、軟化点:95℃~105℃),T-REZ RC093(脂肪族系炭化水素樹脂、軟化点:88℃~98℃),T-REZ RC100(脂肪族系炭化水素樹脂、軟化点:95℃~105℃),T-REZ RC115(脂肪族系炭化水素樹脂、軟化点:110℃~120℃),T-REZ RD104(脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂、軟化点:99℃~109℃)等が挙げられる。また、荒川化学工業(株)製のアルコンP-90(脂環族飽和炭化水素樹脂、軟化点:90℃),アルコンP-100(脂環族飽和炭化水素樹脂、軟化点:100℃),アルコンP-115(脂環族飽和炭化水素樹脂、軟化点:115℃),アルコンP-125(脂環族飽和炭化水素樹脂、軟化点:125℃),アルコンP-140(脂環族飽和炭化水素樹脂、軟化点:140℃),アルコンM-90(脂環族飽和炭化水素樹脂、軟化点:90℃),アルコンM-100(脂環族飽和炭化水素樹脂、軟化点:100℃),アルコンM-115(脂環族飽和炭化水素樹脂、軟化点:115℃),アルコンM-135(脂環族飽和炭化水素樹脂、軟化点:135℃)等が挙げられる。
前記スチレン-イソプレンブロックコポリマーの含有量と前記炭化水素樹脂の含有量の質量比(スチレン-イソプレンブロックコポリマー/炭化水素樹脂)は、0.5~20の範囲であることが好ましく、1~10の範囲であることがより好ましく、1.5~5の範囲であることが更により好ましく、2.5~4の範囲であることが更により一層好ましく、2.6~3.5の範囲であることが特に好ましい。
(粘着付与樹脂)
前記粘着剤層は、スチレン-イソプレンブロックコポリマーと炭化水素樹脂のほかに、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、スチレン系樹脂、クマロン樹脂、キシレン樹脂等の粘着付与樹脂を使用することができる。なかでも、より一層優れた接着力と耐剥がれ性とを両立するうえで、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂を好ましく使用でき、ロジン系樹脂がより好ましく使用できる。ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、スチレン系樹脂、クマロン樹脂、キシレン樹脂からなる群より選ばれる樹脂一種を用いてもよく、二種以上を併用してもよい。
前記粘着付与樹脂の使用量(総量)は、スチレン-イソプレンブロックコポリマー100質量部に対して、5質量部~100質量部が好ましく、10質量部~50質量部がより好ましく、15質量部~45質量部が更により好ましく、20質量部~40質量部が更により一層好ましく、25質量部~35質量部が特に好ましい。
前記粘着付与樹脂の軟化点は、100℃~180℃の範囲のものを使用することが好ましく、120℃~175℃の範囲のものを使用することがより好ましく、130℃~170℃のものを使用することが特に好ましい。
前記ロジン系樹脂としては、ロジンエステル、安定化ロジンエステル、特殊ロジンエステル、不均化ロジン、重合ロジン、重合ロジンエステル、ロジン変性フェノール樹脂、変性ロジンペンタエリスリトールエステル、ロジン変性グリセリンエステル、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン誘導体、水素化ロジン、超淡色ロジン、超淡色ロジンエステル等が挙げられる。なかでも、より一層優れた接着力と耐剥がれ性とを両立するうえで、特殊ロジンエステル、重合ロジンエステルがより一層好ましく使用でき、重合ロジンエステルが特に好ましく使用できる。
前記テルペン系樹脂としては、テルペン樹脂、芳香族変性テルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂、水添テルペンフェノール樹脂、水添テルペン樹脂、水添芳香族変性テルペン樹脂等が挙げられる。なかでも、より一層優れた接着力と耐剥がれ性とを両立するうえで、テルペンフェノール樹脂がより好ましく使用できる。
前記ロジン系樹脂としては、具体的には、荒川化学工業(株)製のアラダイムR-95(重合ロジン、軟化点:93℃~103℃),エステルガムAA-L(ロジンエステル、軟化点:82℃),エステルガム105(ロジンエステル、軟化点:100℃~110℃),エステルガムH(水素化ロジンエステル、軟化点:68℃),エステルガムHP(水素化ロジンエステル、軟化点:80℃),ペンセルGA-100(ロジンエステル、軟化点:100℃),ペンセルAZ(ロジンエステル、軟化点:95℃~105℃),ペンセルD-125(重合ロジンエステル、軟化点:120℃~130℃),ペンセルD-135(重合ロジンエステル、軟化点:130℃~140℃),ペンセルD-160(重合ロジンエステル、軟化点:150℃~165℃),スーパーエステルA-75(特殊ロジンエステル、軟化点:70℃~80℃),スーパーエステルA-100(特殊ロジンエステル、軟化点:95℃~105℃),スーパーエステルA-115(特殊ロジンエステル、軟化点:108℃~120℃),スーパーエステルA-125(特殊ロジンエステル、軟化点:120℃~130℃),タマノル135(ロジン変性フェノール、軟化点:130℃~140℃),パインクリスタルKR-85(超淡色ロジン、軟化点:80℃~87℃),パインクリスタルKR-612(超淡色ロジン、軟化点:80℃~90℃),パインクリスタルKR-614(超淡色ロジン、軟化点:84℃~94℃),パインクリスタルKE-100(超淡色ロジンエステル、軟化点:95℃~105℃),パインクリスタルKE-311(超淡色ロジンエステル、軟化点:90℃~100℃),パインクリスタルKE-359(超淡色ロジンエステル、軟化点:94℃~104℃),ハイペールCH(水素化ロジン、軟化点:65℃)等が挙げられる。また、ハリマ化成(株)製のハリエスターTF(ロジン変性グリセリンエステル、軟化点:75℃~85℃),ハリエスターS(ロジン変性グリセリンエステル、軟化点:68℃~73℃),ネオトールG2(安定化ロジンハーフエステル、軟化点:97℃~104℃),
ネオトール101N(安定化ロジンエステル、軟化点:93℃~103℃),ネオトール125HK(変性ロジンペンタエリスリトールエステル、軟化点:120℃~130℃),ハリタック8LJA(ロジンエステル、軟化点:82℃~92℃),ハリタックER95(ロジンエステル、軟化点:85℃~98℃),ハリタックSE10(安定化ロジンエステル、軟化点:78℃~87℃),ハリタックPH(安定化ロジンエステル、軟化点:93℃~101℃),ハリタックF85(安定化ロジンエステル、軟化点:80℃~90℃),ハリタックF105(安定化ロジンエステル、軟化点:97℃~107℃),ハリタックFK100(安定化ロジンエステル、軟化点:96℃~102℃),ハリタックFK125(安定化ロジンエステル、軟化点:122℃~128℃),ハリタックPCJ(重合ロジンエステル、軟化点:118℃~128℃)、ハリマックT-80(ロジン変性マレイン酸樹脂、軟化点:80℃~90℃),ハリマックR-100(ロジン変性マレイン酸樹脂、軟化点:100℃~110℃),ハリマックM-453(ロジン変性マレイン酸樹脂、軟化点:100℃~110℃),ハリタック4851(ロジン変性マレイン酸樹脂、軟化点:95℃~105℃),ハリタック4821(ロジン変性マレイン酸樹脂、軟化点:100℃~115℃),ハリタック4740(ロジン変性マレイン酸樹脂、軟化点:115℃~125℃),ハリタック28JA(ロジン変性マレイン酸樹脂、軟化点:130℃~140℃)等が挙げられる。また、クレイトンポリマー社(アメリカ)製のSylvalite RE80HP(ロジンエステル、軟化点:80℃),Sylvalite RE85L(ロジンエステル、軟化点:85℃),Sylvalite RE100L(ロジンエステル、軟化点:100℃),Sylvalite RE105L(ロジンエステル、軟化点:105℃),Sylvalite RE85LK(ロジンエステル、軟化点:85℃),Sylvalite RE100XL(ロジンエステル、軟化点:98℃),Sylvalite RE115(ロジンエステル、軟化点:115℃),Sylvatac RE85(ロジンエステル、軟化点:83℃),Sylvatac RE98(ロジンエステル、軟化点:93℃),Sylvatac RE94(ロジンエステル、軟化点:96℃),Sylvatac RE100(ロジンエステル、軟化点:100℃),Sylvatac RE100NS(ロジンエステル、軟化点:100℃)等が挙げられる。
前記テルペン樹脂としては、具体的には、ヤスハラケミカル(株)製のYSポリスターU130(テルペンフェノール樹脂、軟化点:130℃),YSポリスターU115(テルペンフェノール樹脂、軟化点:115℃),YSポリスターT160(テルペンフェノール樹脂、軟化点:160℃),YSポリスターT145(テルペンフェノール樹脂、軟化点:145℃),YSポリスターT130(テルペンフェノール樹脂、軟化点:130℃),YSポリスターT115(テルペンフェノール樹脂、軟化点:115℃),
YSポリスターT100(テルペンフェノール樹脂、軟化点:100℃),YSポリスターT80(テルペンフェノール樹脂、軟化点:80℃),YSポリスターS145(テルペンフェノール樹脂、軟化点:145℃),YSポリスターG150(テルペンフェノール樹脂、軟化点:150℃),YSポリスターG125(テルペンフェノール樹脂、軟化点:125℃),YSポリスターN125(テルペンフェノール樹脂、軟化点:125℃),YSポリスターK125(テルペンフェノール樹脂、軟化点:125℃),YSポリスターTH130(テルペンフェノール樹脂、軟化点:130℃),YSレジンPX1250(テルペン樹脂、軟化点:125℃),YSレジンPX1150(テルペン樹脂、軟化点:115℃),YSレジンPX1000(テルペン樹脂、軟化点:100℃),YSレジンPX800(テルペン樹脂、軟化点:80℃),YSレジンPX1150N(テルペン樹脂、軟化点:115℃),YSレジンTO125(芳香族変性テルペン樹脂、軟化点:125℃),YSレジンTO115(芳香族変性テルペン樹脂、軟化点:115℃),YSレジンTO105(芳香族変性テルペン樹脂、軟化点:105℃),YSレジンTO85(芳香族変性テルペン樹脂、軟化点:85℃),YSポリスターUH115(水添テルペンフェノール樹脂、軟化点:115℃)等が挙げられる。また、荒川化学工業(株)製のタマノル803L(テルペンフェノール、軟化点:145℃~160℃),タマノル901(テルペンフェノール、軟化点:125℃~135℃)等が挙げられる。また、クレイトンポリマー社(アメリカ)製のSylvares TRB115(ポリテルペン樹脂、軟化点:116℃),Sylvares TR1115T(ポリテルペン樹脂、軟化点:116℃),Sylvares TR7115(ポリテルペン樹脂、軟化点:115℃),Sylvares TRM1115(ポリテルペン樹脂、軟化点:115℃),Sylvares TR7125(ポリテルペン樹脂、軟化点:125℃),Sylvares TRB125(ポリテルペン樹脂、軟化点:125℃),Sylvares TR1135(ポリテルペン樹脂、軟化点:135℃),Sylvares TR1135(ポリテルペン樹脂、軟化点:135℃),Sylvares TR90(ポリテルペン樹脂、軟化点:90℃),Sylvares TR105(ポリテルペン樹脂、軟化点:105℃),Sylvares TP95(テルペンフェノール樹脂、軟化点:95℃),Sylvares TP96(テルペンフェノール樹脂、軟化点:95℃),Sylvares TP300(テルペンフェノール樹脂、軟化点:112℃),Sylvares TP2040(テルペンフェノール樹脂、軟化点:118℃),Sylvares TP2019(テルペンフェノール樹脂、軟化点:125℃),Sylvares TP2040HM(テルペンフェノール樹脂、軟化点:125℃),Sylvares TP7042(テルペンフェノール樹脂、軟化点:145℃),Sylvares TP105(テルペンフェノール樹脂、軟化点:105℃),Sylvares TP115(テルペンフェノール樹脂、軟化点:115℃),Sylvares ZT105LT(スチレン変性テルペン樹脂、軟化点:105℃),Zonatac NG98(スチレン変性テルペン樹脂、軟化点:98℃)等が挙げられる。
前記スチレン系樹脂としては、具体的には、ヤスハラケミカル(株)製のYSレジンSX100(スチレン樹脂、軟化点:100℃)等が挙げられる。
前記クマロン樹脂とは、クマロン、インデン、スチレン等を主成分とする共重合樹脂を示し、具体的には、日塗化学(株)製のニットレジンクマロンG-90(クマロン樹脂、軟化点:90℃),ニットレジンクマロンV-120(クマロン樹脂、軟化点:120℃),ニットレジンクマロンV-120S(クマロン樹脂、軟化点:120℃)等が挙げられる。
前記キシレン樹脂としては、具体的には、フドー(株)製のニカノールY-50(キシレン樹脂、軟化点:液状),ニカノールL(キシレン樹脂、軟化点:液状),ニカノールH(キシレン樹脂、軟化点:液状),ニカノールG(キシレン樹脂、軟化点:液状),ニカノールGHP-150(アルキルフェノール変性タイプキシレン樹脂、軟化点:150℃~160℃),ニカノールHP-120(アルキルフェノール変性タイプキシレン樹脂、軟化点:125℃~135℃),ニカノールHP-100(アルキルフェノール変性タイプキシレン樹脂、軟化点:105℃~125℃),ニカノールHP-210(アルキルフェノール変性タイプキシレン樹脂、軟化点:90℃~110℃),ニカノールHP-70(アルキルフェノール変性タイプキシレン樹脂、軟化点:70℃~90℃),等が挙げられる。また、リグナイト(株)製のリグノールR-70(ロジン変性キシレン樹脂、軟化点:75℃~85℃),リグノールR-140(ロジン変性キシレン樹脂、軟化点:128℃~135℃)等が挙げられる。
(その他の樹脂)
前記粘着剤層は、スチレン-イソプレンブロックコポリマーと炭化水素樹脂のほかに、パラフィン系オイル、ナフテン系プロセスオイル、芳香族系プロセスオイル、その他のプロセスオイル、液状ポリイソプレン、液状ポリブタジエン、液状スチレン-ブタジエンゴム、液状ポリブテン、その他液状ゴム等を好ましく使用できる。また、液状ポリイソプレンを水添した液状ポリオレフィン(液状水添ポリイソプレン)、液状ポリブタジエンをマレイン酸変性したもの(マレイン酸変性ポリブタジエン)、液状ポリブタジエンをエポキシ変性したもの(エポキシ変性ポリブタジエン)、液状ポリブタジエンの末端を水酸基変性したもの(末端水酸基変性ポリブタジエン)、液状ポリブタジエンを水素化したもの(水素化ポリブタジエン)、液状ポリブタジエンの末端水酸基変性と水素化したもの(末端水酸基変性水素化ポリブタジエン)、液状ポリブタジエンの末端にアクリル基を導入したもの(末端アクリル基導入ポリブタジエン)、液状ポリブタジエンの末端にイソシアネート基を導入したもの(末端イソシアネート基導入ポリブタジエン)、液状ポリブタジエンの末端に水酸基とカルボキシル基を導入したもの(水酸基・カルボキシル基導入ポリブタジエン)等も同様に好ましく使用できる。なかでも、より一層優れた接着力と耐剥がれ性とを両立するうえで、液状ポリイソプレン、液状ポリブタジエン、液状スチレン-ブタジエンゴム、液状ポリブテンがより好ましく、液状ポリブテンが特に好ましい。前記パラフィン系オイル、ナフテン系プロセスオイル、芳香族系プロセスオイル、その他のプロセスオイル、液状ポリイソプレン、液状ポリブタジエン、液状スチレン-ブタジエンゴム、液状ポリブテン、その他液状ゴム、液状水添ポリイソプレン、マレイン酸変性ポリブタジエン、エポキシ変性ポリブタジエン、末端水酸基変性ポリブタジエン、水素化ポリブタジエン、末端水酸基変性水素化ポリブタジエン、末端アクリル基導入ポリブタジエン、末端イソシアネート基導入ポリブタジエン、水酸基・カルボキシル基導入ポリブタジエンからなる群より選ばれる樹脂一種を用いてもよく、二種以上を併用してもよい。
前記スチレン-イソプレンブロックコポリマーと炭化水素樹脂のほかに、前記パラフィン系オイル、ナフテン系プロセスオイル、芳香族系プロセスオイル、その他のプロセスオイル、液状ポリイソプレン、液状ポリブタジエン、液状スチレン-ブタジエンゴム、液状ポリブテン、その他液状ゴム、液状水添ポリイソプレン、マレイン酸変性ポリブタジエン、エポキシ変性ポリブタジエン、末端水酸基変性ポリブタジエン、水素化ポリブタジエン、末端水酸基変性水素化ポリブタジエン、末端アクリル基導入ポリブタジエン、末端イソシアネート基導入ポリブタジエン、水酸基・カルボキシル基導入ポリブタジエン等を使用する場合には、前記パラフィン系オイル、ナフテン系プロセスオイル、芳香族系プロセスオイル、その他のプロセスオイル、液状ポリイソプレン、液状ポリブタジエン、液状スチレン-ブタジエンゴム、液状ポリブテン、その他液状ゴム、液状水添ポリイソプレン、マレイン酸変性ポリブタジエン、エポキシ変性ポリブタジエン、末端水酸基変性ポリブタジエン、水素化ポリブタジエン、末端水酸基変性水素化ポリブタジエン、末端アクリル基導入ポリブタジエン、末端イソシアネート基導入ポリブタジエン、水酸基・カルボキシル基導入ポリブタジエン等の使用量としては、スチレンーイソプレンブロックコポリマー100質量部に対して、0.1質量部~50質量部が好ましく、1質量部~30質量部がより好ましく、3質量部~20質量部がより一層好ましく、5質量部~10質量部が特に好ましい。
前記パラフィン系プロセスオイルとしては、具体的には、出光興産(株)製のダイアナプロセスオイルPW-2,ダイアナプロセスオイルPW-90等が挙げられる。また、日本サン石油(株)製のSUNPAR 107,SUNPAR 110,SUNPAR 115,SUNPAR 150,SUNPAR 2100,SUNPAR 2280,SUNPURE LW70,SUNPURE LW500,SUNPURE P32,SUNPURE P22,SUNPURE P100等が挙げられる。また、JXTGエネルギー(株)製のプロセスオイルP100(K),プロセスオイルP200(K),プロセスオイルP300(K),プロセスオイルP400(K),プロセスオイルP500S等が挙げられる。また、松村石油(株)製のバーレルプロセス油P-6,バーレルプロセス油P-18,バーレルプロセス油P-26,バーレルプロセス油P-46,バーレルプロセス油P-56,バーレルプロセス油P-150,バーレルプロセス油P-380,バーレルプロセス油P-1500等が挙げられる。
前記ナフテン系プロセスオイルとしては、具体的には、出光興産(株)製のダイアナプロセスオイルNP-24(溶剤精製高粘度ナフテンと溶剤精製低粘度ナフテンの混合物),ダイアナプロセスオイルNR-26(主成分:溶剤精製高粘度ナフテン),ダイアナプロセスオイルNR-68(主成分:溶剤精製高粘度ナフテン),ダイアナプロセスオイルNM-280(主成分:溶剤精製高粘度ナフテン)等が挙げられる。また、日本サン石油(株)製のSUNTHENE 410,SUNTHENE 415,SUNTHENE 450,SUNTHENE 4130,SUNTHENE 4240,SUNTHENE 250J,SUNPURE N90,SUNPURE NX90等が挙げられる。また、JXTGエネルギー(株)製のクリセフオイルH22,クリセフオイルH68,クリセフオイルH100等が挙げられる。
前記芳香族系プロセスオイルとしては、具体的には、出光興産(株)製のダイアナプロセスオイルAC-12,ダイアナプロセスオイルAC-460等が挙げられる。また、日本サン石油(株)製のJSO AROMA 790等が挙げられる。また、富士興産(株)製のアロマックス 1,アロマックス 3,アロマックス EPX-1等が挙げられる。また、松村石油(株)製のバーレルプロセス油B-01,バーレルプロセス油B-03,バーレルプロセス油B-04AB,バーレルプロセス油B-05,バーレルプロセス油B-28AN,バーレルプロセス油B-30等が挙げられる。
前記その他プロセスオイルとしては、具体的には、ダイアナプロセスオイルNP-250(溶剤精製高粘度ナフテンと水素化中粘度パラフィンの混合物),ダイアナプロセスオイルNS-90S(溶剤精製高粘度ナフテンと水素化中粘度パラフィンの混合物),ダイアナプロセスオイルNS-100(溶剤精製高粘度ナフテンと水素化中粘度パラフィンの混合物)等が挙げられる。また、また、新日本油脂工業(株)製のキューミック プロセスオイルL-NC,キューミック プロセスオイル8465等が挙げられる。
前記液状ポリイソプレンとしては、具体的には、(株)クラレ製のクラプレンKL-10,クラプレンLIR-30,クラプレンLIR-50,クラプレンLIR-310,クラプレンLIR-390,クラプレンLIR-403,クラプレンLIR-410,クラプレンLIR-290,クラプレンLIR-700等が挙げられる。また、出光興産(株)製のPoly ip等が挙げられる。また、液状ポリイソプレンを水添して得られる液状ポリオレフィンとして、出光興産(株)製のエポール等が挙げられる。
前記液状ポリブタジエンとしては、具体的には、(株)クラレ製のクラプレンLBR-300,クラプレンLBR-302,クラプレンLBR-305,クラプレンLBR-307,クラプレンLBR-352,クラプレンLBR-361等が挙げられる。また、クレイバレー社(アメリカ)製のRicon130,Ricon131,Ricon134,Ricon142,Ricon150,Ricon152,Ricon153,Ricon154,Ricon156,Ricon157等が挙げられる。また、出光興産(製)のPoly bd R-15HT,Poly bd R-45HT等が挙げられる。また、前記液状ポリブタジエンをマレイン酸変性したもの(マレイン酸変性ポリブタジエン)としては、具体的には、クレイバレー社(アメリカ)製のRicon130MA8,Ricon130MA13,Ricon130MA20,Ricon131MA5,Ricon131MA10,Ricon131MA17,Ricon131MA20,Ricon184MA6等が挙げられる。また、前記液状ポリブタジエンをエポキシ変性したもの(エポキシ変性ポリブタジエン)としては、具体的には、クレイバレー社(アメリカ)製のRicon657等、日本曹達(株)製のJP-100等が挙げられる。また、前記液状ポリブタジエンの末端を水酸基変性したもの(末端水酸基変性ポリブタジエン)としては、具体的には、クレイバレー社(アメリカ)製のKrasolLBH2000,KrasolLBH-P2000,KrasolLBH3000,KrasolLBH-P3000,KrasolHLBH-P2000,KrasolHLBH-P3000等、日本曹達(株)製のG-1000,G-2000,G-3000等が挙げられる。また、液状ポリブタジエンを水素化したもの(水素化ポリブタジエン)としては、具体的には、日本曹達(株)製のBI-2000,BI-3000等が挙げられる。また、液状ポリブタジエンの末端水酸基変性と水素化したもの(末端水酸基変性水素化ポリブタジエン)としては、具体的には、日本曹達(株)製のGI-1000,GI-2000,GI-3000等が挙げられる。また、液状ポリブタジエンの末端にアクリル基を導入したもの(末端アクリル基導入ポリブタジエン)としては、具体的には、日本曹達(株)製のTEAI-1000,TE-2000等が挙げられる。また、液状ポリブタジエンの末端にイソシアネート基を導入したもの(末端イソシアネート基導入ポリブタジエン)としては、具体的には、日本曹達(株)製のTP-1001等が挙げられる。また、液状ポリブタジエンの末端に水酸基とカルボキシル基を導入したもの(水酸基・カルボキシル基導入ポリブタジエン)としては、具体的には、日本曹達(株)製のGQ-1000等が挙げられる。
前記液状スチレン-ブタジエンゴムとしては、具体的には、(株)クラレ製のクラプレンL-SBR-820,クラプレンL-SBR-841等が挙げられる。また、クレイバレー社(アメリカ)製のRicon100,Ricon181,Ricon184等が挙げられる。
前記液状ポリブテンとしては、日油(株)製の日油ポリブテン0N,日油ポリブテン015N,日油ポリブテン3N,日油ポリブテン10N,日油ポリブテン30N,日油ポリブテン200N等が挙げられる。また、JXTGエネルギー(株)製の日石ポリブテンLV-7,日石ポリブテンLV-50,日石ポリブテンLV-100,日石ポリブテンHV-15,日石ポリブテンHV-35,日石ポリブテンHV-50,日石ポリブテンHV-100等が挙げられる。
(酸化防止剤等)
前記粘着剤層は、スチレン-イソプレンブロックコポリマーと炭化水素樹脂のほかに、耐熱劣化性、変色防止の観点から、酸化防止剤を使用することが好ましい。なかでも、アミン系もしくはヒンダードアミン系酸化防止剤、フェノール系もしくはヒンダードフェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、イオウ系酸化防止剤等を使用することがより好ましく、アミン系もしくはヒンダードアミン系酸化防止剤、フェノール系もしくはヒンダードフェノール系酸化防止剤を使用することがより一層好ましく、ヒンダードフェノール系酸化防止剤を使用することが特に好ましい。
酸化防止剤の使用量としては、耐熱劣化性、変色防止を向上させるうえで、0.1質量部~5質量部が好ましく、0.2質量部~2質量部がより好ましく、0.5質量部から1質量が特に好ましい。
前記アミン系酸化防止剤としては、具体的には、川口化学工業(株)製のANTAGE OD,ANTAGE DDA,ANTAGE LDA,ANTAGE RD,ANTAGE 3C,ANTAGE 6C,ANTAGE AW等が挙げられる。
前記ヒンダードアミン系酸化防止剤としては、具体的には、(株)ADEKA製のアデカスタブLA-52,アデカスタブLA-57,アデカスタブLA-63P,アデカスタブLA-68,アデカスタブLA-72,アデカスタブLA-77Y,アデカスタブLA-81,アデカスタブLA-82,アデカスタブLA-87,アデカスタブLA-402AF,アデカスタブLA-502XP等が挙げられる。
前記フェノール系酸化防止剤としては、具体的には、川口化学工業(株)製のANTAGE DAH,ANTAGE DBH,ANTAGE W-300,ANTAGE W-400,ANTAGE W-500,ANTAGE SP等が挙げられる。また、(株)ADEKA製のアデカスタブAO-30,アデカスタブAO-40,アデカスタブAO-80等が挙げられる。
前記ヒンダードフェノール系酸化防止剤としては、具体的には、(株)ADEKA製のアデカスタブAO-20,アデカスタブAO-50,アデカスタブAO-60,アデカスタブAO-330等が挙げられる。また、ジャパンケムテック(株)製のアイオノール、アイオノールK98、アイオノール220等が挙げられる。また、BASFジャパン(株)製のIRGANOX1010,IRGANOX1035,IRGANOX1076,IRGANOX1098,IRGANOX1135,IRGANOX1330,IRGANOX1726,IRGANOX1425WL,IRGANOX1520L,IRGANOX245,IRGANOX259,IRGANOX3114,IRGANOX565等が挙げられる。
前記リン系酸化防止剤としては、具体的には、(株)ADEKA製のアデカスタブPEP-8,アデカスタブPEP-36,アデカスタブHP-10,アデカスタブ2112,アデカスタブ1178,アデカスタブ1500,アデカスタブC,アデカスタブ135A,アデカスタブ3010,アデカスタブTPP等が挙げられる。また、BASFジャパン(株)製のIRGAFOS168等が挙げられる。
前記イオウ系酸化防止剤としては、具体的には、(株)ADEKA製のアデカスタブAO-412S,アデカスタブAO-503等が挙げられる。
前記粘着剤層は、スチレン-イソプレンブロックコポリマーと炭化水素樹脂のほかに、接着力と耐剥がれ性とを損なわない範囲で、他のポリマー成分や、紫外線吸収剤、架橋剤、充填剤、顔料、増粘剤等を使用することができる。
前記スチレン-イソプレンブロックコポリマーと炭化水素樹脂を含有する粘着剤組成物は、粘着成分を加熱溶融させて粘着剤層を形成するホットメルト型でもよく、粘着成分が有機溶剤に溶解している溶剤希釈型でもよい。耐熱性の観点から、溶剤希釈型が好ましく使用できる。
前記溶剤希釈型粘着剤組成物を用いる場合には、環境配慮の観点から、芳香族類揮発性有機化合物を溶媒として実質使用しない。前記芳香族類揮発性有機化合物としては、トルエン、o-キシレン、m-キシレン、p-キシレン、エチルベンゼン、ベンゼン、スチレン、クロロベンゼン、o-ジクロロベンゼン、m-ジクロロベンゼン、p-ジクロロベンゼン、n-プロピルベンゼン、クメン、o-エチルトルエン、m-エチルトルエン、p-エチルトルエン、o-ジエチルベンゼン、m-ジエチルベンゼン、p-ジエチルベンゼン、1,2,3-トリメチルベンゼン、1,2,4-トリメチルベンゼン、1,3,5-トリメチルベンゼン、1,2,3,4-テトラメチルベンゼン、1,2,3,5-テトラメチルベンゼン、1,2,4,5-テトラメチルベンゼン、1,2-ジメチル-4-エチルベンゼン、1,3-ジメチル-2-エチルベンゼン、2-プロピルトルエン、n-ブチルベンゼン、1,4-ビス(1-メチルプロピル)ベンゼン等が挙げられる。前記溶剤希釈型粘着剤組成物に用いられる溶媒としては、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ノルマルオクタン、ノルマルヘプタン、ノルマルヘキサン、イソプレン、ノルマルペンタン、イソオクタン等の脂肪族類、アセトン、メチルエチルケトン、2-ヘプタノン、メチルイソプロピルケトン、ジイソプロピルケトン、ジイソブチルケトン等のケトン類、テトラヒドロフラン、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル、酪酸ブチル、酪酸イソブチル等のエステル類を使用できるが、環境負荷軽減の観点から脂肪族類を使用することが特に好ましい。
前記有機溶剤の使用量は、粘着剤の溶液粘度及び塗布厚さを所望の範囲に調節するうえで、前記粘着剤組成物の固形分100質量部に対し、50質量部~400質量部が好ましく、100質量部~300質量部がより好ましく、150質量部~250質量部が特に好ましい。
前記溶剤希釈型粘着剤組成物を用いる場合には、粘着剤及び粘着剤層を有する積層体を製造する際の安全性を確保するうえで、帯電防止を目的に、前記有機溶剤のほかに、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール等のアルコール類を好ましく使用できる。
前記アルコール類の使用量は、粘着剤組成物の溶解性を損なわない範囲で適宜調整できるが、前記有機溶剤100質量部あたり、0.01質量部~20質量部が好ましく、0.1質量部~10質量部がより好ましく、0.5質量部~5質量部が特に好ましい。
前記溶剤希釈型粘着剤組成物を用いる場合には、溶液粘度は塗工方式にあわせて適宜調整することができるが、好適な塗工適性を得るうえで、500mPa・s~20,000mPa・sが好ましく、1,000mPa・s~15,000mPa・sがより好ましく、4,000mPa・s~12,000mPa・sが特に好ましい。
前記溶剤希釈型粘着剤組成物を用いる場合には、溶液の固形分率は、保存安定性、粘着シートの生産性、粘着剤層の厚さにあわせて適宜調整することができるが、原料コスト及び生産効率、塗布厚さの精度の観点から、20質量%~60質量%が好ましく、25質量%~50質量%がより好ましく、30質量%~40質量%が更により一層好ましく、32質量%から38質量%が特に好ましい。
前記溶剤希釈型粘着剤組成物を用いる場合には、粘着剤組成物のゲル分率は、適宜調整することができるが、ヘッドライニングの表面凹凸や曲面に対して優れた接着性を確保するうえで、0質量%~60質量%が好ましく、0質量%~40質量%がより好ましく、0質量%~20質量%がより一層好ましく、0質量%~10質量%が更により一層好ましく、0質量%~5質量%が特に好ましい。なお、前記ゲル分率は、粘着剤組成物の塗膜を調製したのち、前記粘着剤組成物の塗膜の質量(G1)を計測し、トルエンに24時間浸漬し、次いで、トルエンから取り出し、トルエン不溶分を濾過したのち、105℃に調節した恒温槽内で乾燥した濾過物(トルエン不溶分)の質量(G2)を計測し算出した値である。
ゲル分率(質量%)=(G2/G1)×100
(剥離ライナー)
本発明の積層体に用いる離型ライナーは、紙、ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム等の基材上にシリコーン層を設けたものを使用できるが、原料コストの観点から、紙の基材上にシリコーン層を設けたもの(いわゆる離型紙)が好ましい。
前記紙の基材としては、グラシン紙、クラフト紙、上質紙等の種類が好ましく使用できる。前記グラシン紙を用いた場合には、グラシン紙上にシリコーン層を設けた二層構造(いわゆるダイレクトグラシンタイプ)が好ましく使用できる。一方、クラフト紙、上質紙を用いた場合には、紙の基材とシリコーン層との間に、目止め層として、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム等の樹脂層を設けた三層構造(いわゆる樹脂ラミネート目止めタイプ)、もしくは、紙の基材とシリコーン層との間に、目止め層として、ポリビニルアルコール等のコート層を設けた三層構造(いわゆる樹脂コート目止めタイプ)が好ましく使用できる。なかでも、原料コストを低く抑えられる観点に加え、紙基材の強度が高く耐熱性が高いことから、粘着剤層の形成時に高温条件で乾燥し、揮発性有機化合物を効率よく除去できるうえで、前記ダイレクトグラシンタイプが特に好ましく使用できる。
(積層体)
本発明の積層体は、軟質金属箔、樹脂フィルム、粘着剤層の順に積層する。前記の方法にて、予め軟質金属箔と樹脂フィルムを積層した基材(以下積層基材という)を調製しておき、その後、積層基材に粘着剤層を積層する方法としては、前記積層基材の樹脂フィルム側に対して、直接粘着剤を塗布する方法、前記剥離ライナー上に粘着剤を塗工し転写する方法のいずれでもよい。前記溶剤希釈型粘着剤組成物を用いる場合には、積層基材が乾燥工程で熱膨張するおそれ、積層基材の樹脂フィルムが有機溶剤で溶解するおそれがある観点から、剥離ライナー上に粘着剤を塗工し転写する方法が好ましい。
本発明の積層体は、ワイヤーハーネスをヘッドライニングに固定する用途に適している。その他に、破れにくい強度、熱伝導性、熱拡散性、遮蔽性に優れることから、自動車車体の穴埋めキャップ(いわゆるグロメット)、ヒーター線の固定、ダクト類のシーリング補修、熱反射板、EMI(電磁妨害)除去用の電磁波シールド材、等として好適に使用できる。
以下に実施例及び比較例について具体的に説明をする。
(ドライラミネート用接着剤の調製例)
ポリエステルポリウレタンポリオール[商品名:ディックドライLX-500、DIC(株)製]100gに、芳香族ポリイソシアネート[商品名:KW-75、DIC(株)製]10gを加えて、希釈溶剤として酢酸エチル100gを加えて、攪拌することで、ドライラミネート用接着剤210gを調製した。
(積層基材の調製例1)
厚さ50μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]の上面に、前記ドライラミネート用接着剤を接着剤有効成分(乾燥後の質量)4g/mの塗布量で塗工し、85℃環境下で4分間乾燥した後に、ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、種類:LDPE(低密度ポリエチレン)]を貼り合わせて、50℃に調節したニップロールに通した。続いて、40℃環境下で3日間養生して、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(1)を調製した。
(積層基材の調製例2)
ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、LDPE(低密度ポリエチレン)タイプ]の代わりに、ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:A-1、厚み:35μm、種類:LDPE(低密度ポリエチレン)]を使用した以外は、積層基材の調製例1と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(2)を調製した。
(積層基材の調製例3)
ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、LDPE(低密度ポリエチレン)タイプ]の代わりに、ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:SB-7、厚み:35μm、種類:PE・EVA(ポリエチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂)]を使用した以外は、積層基材の調製例1と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(3)を調製した。
(積層基材の調製例4)
ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、LDPE(低密度ポリエチレン)タイプ]の代わりに、ポリエチレンフィルム[東洋紡(株)製、商品名:リックスフィルム LIX-NP L4102、厚み:40μm、種類:LLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)]を使用した以外は、積層基材の調製例1と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(4)を調製した。
(積層基材の調製例5)
ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、LDPE(低密度ポリエチレン)タイプ]の代わりに、ポリプロピレンフィルム[東洋紡(株)製、商品名:パイレンフィルム-CT P1111、厚み:25μm、種類:CPP(無延伸ポリプロピレンフィルム)]を使用した以外は、積層基材の調製例1と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(5)を調製した。
(積層基材の調製例6)
ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、LDPE(低密度ポリエチレン)タイプ]の代わりに、ポリプロピレンフィルム[東洋紡(株)製、商品名:パイレンフィルム-CT P1111、厚み:40μm、種類:CPP(無延伸ポリプロピレンフィルム)]を使用した以外は、積層基材の調製例1と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(6)を調製した。
(積層基材の調製例7)
ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、LDPE(低密度ポリエチレン)タイプ]の代わりに、ポリプロピレンフィルム[東洋紡(株)製、商品名:パイレンフィルム-OT P2161、厚み:25μm、種類:OPP(二軸延伸ポリプロピレンフィルム)]を使用した以外は、積層基材の調製例1と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(7)を調製した。
(積層基材の調製例8)
ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、LDPE(低密度ポリエチレン)タイプ]の代わりに、ポリプロピレンフィルム[東洋紡(株)製、商品名:パイレンフィルム-OT P2161、厚み:40μm、種類:OPP(二軸延伸ポリプロピレンフィルム)]を使用した以外は、積層基材の調製例1と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(8)を調製した。
(積層基材の調製例9)
ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、LDPE(低密度ポリエチレン)タイプ]の代わりに、多層フィルム[DIC(株)製、商品名:DIFAREN L3501T、厚み:40μm、種類・構成:LLDPE/LLDPE/LLDPE]を使用した以外は、積層基材の調製例1と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(9)を調製した。
(積層基材の調製例10)
ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、LDPE(低密度ポリエチレン)タイプ]の代わりに、多層フィルム[DIC(株)製、商品名:DIFAREN L3501T、厚み:50μm、種類・構成:LLDPE/LLDPE/LLDPE]を使用した以外は、積層基材の調製例1と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(10)を調製した。
(積層基材の調製例11)
ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、LDPE(低密度ポリエチレン)タイプ]の代わりに、多層フィルム[DIC(株)製、商品名:DIFAREN R3360T、厚み:30μm、種類・構成:LLDPE/LLDPE/PP]を使用した以外は、積層基材の調製例1と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(11)を調製した。
(積層基材の調製例12)
ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、LDPE(低密度ポリエチレン)タイプ]の代わりに、多層フィルム[DIC(株)製、商品名:DIFAREN R3360T、厚み:40μm、種類・構成:LLDPE/LLDPE/PP]を使用した以外は、積層基材の調製例1と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(12)を調製した。
(積層基材の調製例13)
ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、LDPE(低密度ポリエチレン)タイプ]の代わりに、、多層フィルム[DIC(株)製、商品名:DIFAREN P2150T、厚み:25μm、種類・構成:PP/PE/PP]を使用した以外は、積層基材の調製例1と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(13)を調製した。
(積層基材の調製例14)
ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、LDPE(低密度ポリエチレン)タイプ]の代わりに、多層フィルム[DIC(株)製、商品名:DIFAREN P2150T、厚み:40μm、種類・構成:PP/PE/PP]を使用した以外は、積層基材の調製例1と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(14)を調製した。
(積層基材の調製例15)
ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、LDPE(低密度ポリエチレン)タイプ]の代わりに、多層フィルム[DIC(株)製、商品名:DIFAREN P2160T、厚み:25μm、種類・構成:PP/PP/PP]を使用した以外は、積層基材の調製例1と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(15)を調製した。
(積層基材の調製例16)
ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、LDPE(低密度ポリエチレン)タイプ]の代わりに、多層フィルム[DIC(株)製、商品名:DIFAREN P2160T、厚み:40μm、種類・構成:PP/PP/PP]を使用した以外は、積層基材の調製例1と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(16)を調製した。
(積層基材の調製例17)
ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、LDPE(低密度ポリエチレン)タイプ]の代わりに、ポリエステル系樹脂フィルム[東レ株式会社製、商品名:ルミラー F53 #3.5、厚み:3.5μm、種類:ポリエチレンテレフタレート]を使用した以外は、積層基材の調製例1と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(17)を調製した。
(積層基材の調製例18)
ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、LDPE(低密度ポリエチレン)タイプ]の代わりに、ポリエステル系樹脂フィルム[東レ株式会社製、商品名:ルミラー F53 #5.7、厚み:6μm、種類:ポリエチレンテレフタレート]を使用した以外は、積層基材の調製例1と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(18)を調製した。
(積層基材の調製例19)
ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、LDPE(低密度ポリエチレン)タイプ]の代わりに、ポリエステル系樹脂フィルム[東レ株式会社製、商品名:ルミラー S10 #12、厚み:12μm、種類:ポリエチレンテレフタレート]を使用した以外は、積層基材の調製例1と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(19)を調製した。
(積層基材の調製例20)
ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、LDPE(低密度ポリエチレン)タイプ]の代わりに、ポリエステル系樹脂フィルム[東レ株式会社製、商品名:ルミラー S10 #25、厚み:25μm、種類:ポリエチレンテレフタレート]を使用した以外は、積層基材の調製例1と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(20)を調製した。
(積層基材の調製例21)
ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、LDPE(低密度ポリエチレン)タイプ]の代わりに、ポリエステル系樹脂フィルム[東レ株式会社製、商品名:ルミラー S10 #38、厚み:38μm、種類:ポリエチレンテレフタレート]を使用した以外は、積層基材の調製例1と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(21)を調製した。
(積層基材の調製例22)
ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、LDPE(低密度ポリエチレン)タイプ]の代わりに、ポリエステル系樹脂フィルム[東レ株式会社製、商品名:ルミラー S10 #50、厚み:50μm、種類:ポリエチレンテレフタレート]を使用した以外は、積層基材の調製例1と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(22)を調製した。
(積層基材の調製例23)
ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、LDPE(低密度ポリエチレン)タイプ]の代わりに、ポリアミド系樹脂フィルム[東洋紡株式会社製、商品名:ハーデンフィルム N1102 #15、厚み:15μm、種類:ナイロンフィルム]を使用した以外は、積層基材の調製例1と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(23)を調製した。
(積層基材の調製例24)
ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、LDPE(低密度ポリエチレン)タイプ]の代わりに、スーパーエンプラ系樹脂フィルム[東レ株式会社製、商品名:トレリナ #16 3030、厚み:16μm、種類:ポリフェニレンサルファイド]を使用した以外は、積層基材の調製例1と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(24)を調製した。
(積層基材の調製例25)
ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、LDPE(低密度ポリエチレン)タイプ]の代わりに、スーパーエンプラ系樹脂フィルム[東レ株式会社製、商品名:トレリナ #25 3030、厚み:25μm、種類:ポリフェニレンサルファイド]を使用した以外は、積層基材の調製例1と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(25)を調製した。
(積層基材の調製例26)
厚さ50μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]の代わりに、厚さ80μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]を使用し、ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、LDPE(低密度ポリエチレン)タイプ]の代わりに、多層フィルム[DIC(株)製、商品名:DIFAREN R3360T、厚み:40μm、種類・構成:LLDPE/LLDPE/PP]を使用した以外は、積層基材の調製例1と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(26)を調製した。
(積層基材の調製例27)
厚さ50μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]の代わりに、厚さ30μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]を使用し、ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、LDPE(低密度ポリエチレン)タイプ]の代わりに、多層フィルム[DIC(株)製、商品名:DIFAREN R3360T、厚み:40μm、種類・構成:LLDPE/LLDPE/PP]を使用した以外は、積層基材の調製例1と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(27)を調製した。
(積層基材の調製例28)
厚さ50μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]の代わりに、厚さ12μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]を使用し、ポリエチレンフィルム[タマポリ(株)製、商品名:V-1、厚み:30μm、LDPE(低密度ポリエチレン)タイプ]の代わりに、多層フィルム[DIC(株)製、商品名:DIFAREN R3360T、厚み:40μm、種類・構成:LLDPE/LLDPE/PP]を使用した以外は、積層基材の調製例1と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(28)を調製した。
(積層基材の調製例29)
厚さ50μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]の代わりに、厚さ80μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]を使用した以外は、積層基材の調製例18と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(29)を調製した。
(積層基材の調製例30)
厚さ50μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]の代わりに、厚さ30μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]を使用した以外は、積層基材の調製例18と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(30)を調製した。
(積層基材の調製例31)
厚さ50μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]の代わりに、厚さ12μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]を使用した以外は、積層基材の調製例18と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(31)を調製した。
(積層基材の調製例32)
厚さ50μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]の代わりに、厚さ80μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]を使用した以外は、積層基材の調製例19と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(32)を調製した。
(積層基材の調製例33)
厚さ50μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]の代わりに、厚さ30μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]を使用した以外は、積層基材の調製例19と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(33)を調製した。
(積層基材の調製例34)
厚さ50μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]の代わりに、厚さ12μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]を使用した以外は、積層基材の調製例19と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(34)を調製した。
(積層基材の調製例35)
厚さ50μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]の代わりに、厚さ80μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]を使用した以外は、積層基材の調製例23と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(35)を調製した。
(積層基材の調製例36)
厚さ50μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]の代わりに、厚さ30μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]を使用した以外は、積層基材の調製例23と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(36)を調製した。
(積層基材の調製例37)
厚さ50μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]の代わりに、厚さ12μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]を使用した以外は、積層基材の調製例23と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(37)を調製した。
(積層基材の調製例38)
厚さ50μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]の代わりに、厚さ80μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]を使用した以外は、積層基材の調製例24と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(38)を調製した。
(積層基材の調製例39)
厚さ50μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]の代わりに、厚さ30μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]を使用した以外は、積層基材の調製例24と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(39)を調製した。
(積層基材の調製例40)
厚さ50μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]の代わりに、厚さ12μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]を使用した以外は、積層基材の調製例24と同様に、軟質金属箔とプラスチックフィルムを積層した基材(40)を調製した。
Figure 0007124428000001
Figure 0007124428000002
Figure 0007124428000003
Figure 0007124428000004
Figure 0007124428000005
Figure 0007124428000006
Figure 0007124428000007
Figure 0007124428000008
(粘着剤組成物の調製例1)
スチレン-イソプレンブロックコポリマーとして、Quintac 3433N[日本ゼオン(株)製、線状構造、スチレン含有量16質量%、ジブロック含有量56質量%、固形分100%、ペレット状]を100g、炭化水素樹脂として、Quintone R100[日本ゼオン(株)製、脂肪族系炭化水素樹脂、軟化点96℃、固形分100%]を40g、ロジン系樹脂として、ペンセルD-125[荒川化学工業(株)製、重合ロジンエステル、軟化点120~130℃]を40g、液状ポリブテンとして、日石ポリブテンLV-7[JXTGエネルギー(株)製、数平均分子量(Mn)300]を20g、IRGANOX1010[BASFジャパン(株)製、ヒンダードフェノール系酸化防止剤]を1g、メチルシクロヘキサン[表中にはMCHと記載]を360g用いて溶解させて粘着剤組成物溶液(1)561gを調製した。得られた粘着剤組成物の固形分率は、35.8質量%であった。また、得られた粘着剤組成物のゲル分率は、0質量%であった。
(粘着剤組成物の調製例2)
スチレン-イソプレンブロックコポリマーとして、Quintac 3433N[日本ゼオン(株)製、線状構造、スチレン含有量16質量%、ジブロック含有量56質量%、固形分100%、ペレット状]を100g、炭化水素樹脂として、Quintone A100[日本ゼオン(株)製、脂肪族系炭化水素樹脂、軟化点100℃、固形分100%]を40g、ロジン系樹脂として、ペンセルD-125[荒川化学工業(株)製、重合ロジンエステル、軟化点120~130℃]を40g、液状ポリブテンとして、日石ポリブテンLV-7[JXTGエネルギー(株)製、数平均分子量(Mn)300]を20g、IRGANOX1010[BASFジャパン(株)製、ヒンダードフェノール系酸化防止剤]を1g、メチルシクロヘキサンを360g用いて溶解させて粘着剤組成物溶液(2)561gを調製した。得られた粘着剤組成物の固形分率は、35.8質量%であった。また、得られた粘着剤組成物のゲル分率は、0質量%であった。
(粘着剤組成物の調製例3)
スチレン-イソプレンブロックコポリマーとして、Quintac 3433N[日本ゼオン(株)製、線状構造、スチレン含有量16質量%、ジブロック含有量56質量%、固形分100%、ペレット状]を100g、炭化水素樹脂として、Quintone G100B[日本ゼオン(株)製、脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂、軟化点100℃、固形分100%]を40g、ロジン系樹脂として、ペンセルD-125[荒川化学工業(株)製、重合ロジンエステル、軟化点120~130℃]を40g、液状ポリブテンとして、日石ポリブテンLV-7[JXTGエネルギー(株)製、数平均分子量(Mn)300]を20g、IRGANOX1010[BASFジャパン(株)製、ヒンダードフェノール系酸化防止剤]を1g、メチルシクロヘキサンを360g用いて溶解させて粘着剤組成物溶液(3)556gを調製した。得られた粘着剤組成物の固形分率は、35.8質量%であった。また、得られた粘着剤組成物のゲル分率は、0質量%であった。
(粘着剤組成物の調製例4)
スチレン-イソプレンブロックコポリマーとして、Quintac 3433N[日本ゼオン(株)製、線状構造、スチレン含有量16質量%、ジブロック含有量56質量%、固形分100%、ペレット状]を100g、炭化水素樹脂として、Quintone G100B[日本ゼオン(株)製、脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂、軟化点100℃、固形分100%]を35g、ロジン系樹脂として、ペンセルD-125[荒川化学工業(株)製、重合ロジンエステル、軟化点120~130℃]を40g、液状ポリブテンとして、日石ポリブテンLV-7[JXTGエネルギー(株)製、数平均分子量(Mn)300]を20g、IRGANOX1010[BASFジャパン(株)製、ヒンダードフェノール系酸化防止剤]を1g、メチルシクロヘキサンを360g用いて溶解させて粘着剤組成物溶液(4)556gを調製した。得られた粘着剤組成物の固形分率は、35.3質量%であった。また、得られた粘着剤組成物のゲル分率は、0質量%であった。
(粘着剤組成物の調製例5)
スチレン-イソプレンブロックコポリマーとして、Quintac 3433N[日本ゼオン(株)製、線状構造、スチレン含有量16質量%、ジブロック含有量56質量%、固形分100%、ペレット状]を100g、炭化水素樹脂として、Quintone G100B[日本ゼオン(株)製、脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂、軟化点100℃、固形分100%]を30g、ロジン系樹脂として、ペンセルD-125[荒川化学工業(株)製、重合ロジンエステル、軟化点120~130℃]を40g、液状ポリブテンとして、日石ポリブテンLV-7[JXTGエネルギー(株)製、数平均分子量(Mn)300]を20g、IRGANOX1010[BASFジャパン(株)製、ヒンダードフェノール系酸化防止剤]を1g、メチルシクロヘキサンを360g用いて溶解させて粘着剤組成物溶液(5)551gを調製した。得られた粘着剤組成物の固形分率は、34.7質量%であった。また、得られた粘着剤組成物のゲル分率は、0質量%であった。
(粘着剤組成物の調製例6)
スチレン-イソプレンブロックコポリマーとして、Quintac 3433N[日本ゼオン(株)製、線状構造、スチレン含有量16質量%、ジブロック含有量56質量%、固形分100%、ペレット状]を100g、炭化水素樹脂として、Quintone G100B[日本ゼオン(株)製、脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂、軟化点100℃、固形分100%]を20g、ロジン系樹脂として、ペンセルD-125[荒川化学工業(株)製、重合ロジンエステル、軟化点120~130℃]を40g、液状ポリブテンとして、日石ポリブテンLV-7[JXTGエネルギー(株)製、数平均分子量(Mn)300]を20g、IRGANOX1010[BASFジャパン(株)製、ヒンダードフェノール系酸化防止剤]を1g、メチルシクロヘキサンを360g用いて溶解させて粘着剤組成物溶液(6)541gを調製した。得られた粘着剤組成物の固形分率は、33.5質量%であった。また、得られた粘着剤組成物のゲル分率は、0質量%であった。
(粘着剤組成物の調製例7)
スチレン-イソプレンブロックコポリマーとして、Quintac 3433N[日本ゼオン(株)製、線状構造、スチレン含有量16質量%、ジブロック含有量56質量%、固形分100%、ペレット状]を100g、炭化水素樹脂として、Quintone G100B[日本ゼオン(株)製、脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂、軟化点100℃、固形分100%]を35g、ロジン系樹脂として、ペンセルD-125[荒川化学工業(株)製、重合ロジンエステル、軟化点120~130℃]を30g、液状ポリブテンとして、日石ポリブテンLV-7[JXTGエネルギー(株)製、数平均分子量(Mn)300]を20g、IRGANOX1010[BASFジャパン(株)製、ヒンダードフェノール系酸化防止剤]を1g、メチルシクロヘキサンを360g用いて溶解させて粘着剤組成物溶液(7)546gを調製した。得られた粘着剤組成物の固形分率は、34.1質量%であった。また、得られた粘着剤組成物のゲル分率は、0質量%であった。
(粘着剤組成物の調製例8)
スチレン-イソプレンブロックコポリマーとして、Quintac 3433N[日本ゼオン(株)製、線状構造、スチレン含有量16質量%、ジブロック含有量56質量%、固形分100%、ペレット状]を100g、炭化水素樹脂として、Quintone G100B[日本ゼオン(株)製、脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂、軟化点100℃、固形分100%]を35g、ロジン系樹脂として、ペンセルD-125[荒川化学工業(株)製、重合ロジンエステル、軟化点120~130℃]を10g、液状ポリブテンとして、日石ポリブテンLV-7[JXTGエネルギー(株)製、数平均分子量(Mn)300]を20g、IRGANOX1010[BASFジャパン(株)製、ヒンダードフェノール系酸化防止剤]を1g、メチルシクロヘキサンを360g用いて溶解させて粘着剤組成物溶液(8)526gを調製した。得られた粘着剤組成物の固形分率は、31.6質量%であった。また、得られた粘着剤組成物のゲル分率は、0質量%であった。
(粘着剤組成物の調製例9)
スチレン-イソプレンブロックコポリマーとして、Quintac 3433N[日本ゼオン(株)製、線状構造、スチレン含有量16質量%、ジブロック含有量56質量%、固形分100%、ペレット状]を100g、炭化水素樹脂として、Quintone G100B[日本ゼオン(株)製、脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂、軟化点100℃、固形分100%]を35g、ロジン系樹脂として、ペンセルD-125[荒川化学工業(株)製、重合ロジンエステル、軟化点120~130℃]を30g、液状ポリブテンとして、日石ポリブテンLV-7[JXTGエネルギー(株)製、数平均分子量(Mn)300]を8g、IRGANOX1010[BASFジャパン(株)製、ヒンダードフェノール系酸化防止剤]を1g、メチルシクロヘキサンを360g用いて溶解させて粘着剤組成物溶液(9)534gを調製した。得られた粘着剤組成物の固形分率は、32.6質量%であった。また、得られた粘着剤組成物のゲル分率は、0質量%であった。
(粘着剤組成物の調製例10)
スチレン-イソプレンブロックコポリマーとして、Quintac 3433N[日本ゼオン(株)製、線状構造、スチレン含有量16質量%、ジブロック含有量56質量%、固形分100%、ペレット状]を100g、炭化水素樹脂として、Quintone G100B[日本ゼオン(株)製、脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂、軟化点100℃、固形分100%]を35g、ロジン系樹脂として、ペンセルD-160[荒川化学工業(株)製、重合ロジンエステル、軟化点160℃]40g、液状ポリブテンとして、日石ポリブテンLV-7[JXTGエネルギー(株)製、数平均分子量(Mn)300]を20g、IRGANOX1010[BASFジャパン(株)製、ヒンダードフェノール系酸化防止剤]を1g、メチルシクロヘキサンを360g用いて溶解させて粘着剤組成物溶液(10)556gを調製した。得られた粘着剤組成物の固形分率は、35.3質量%であった。また、得られた粘着剤組成物のゲル分率は、0質量%であった。
(粘着剤組成物の調製例11)
スチレン-イソプレンブロックコポリマーとして、Quintac 3433N[日本ゼオン(株)製、線状構造、スチレン含有量16質量%、ジブロック含有量56質量%、固形分100%、ペレット状]を100g、炭化水素樹脂として、Quintone G100B[日本ゼオン(株)製、脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂、軟化点100℃、固形分100%]を35g、ロジン系樹脂として、ペンセルD-160[荒川化学工業(株)製、重合ロジンエステル、軟化点160℃]を30g、液状ポリブテンとして、日石ポリブテンLV-7[JXTGエネルギー(株)製、数平均分子量(Mn)300]を20g、IRGANOX1010[BASFジャパン(株)製、ヒンダードフェノール系酸化防止剤]を1g、メチルシクロヘキサンを360g用いて溶解させて粘着剤組成物溶液(11)546gを調製した。得られた粘着剤組成物の固形分率は、34.1質量%であった。また、得られた粘着剤組成物のゲル分率は、0質量%であった。
(粘着剤組成物の調製例12)
スチレン-イソプレンブロックコポリマーとして、Quintac 3433N[日本ゼオン(株)製、線状構造、スチレン含有量16質量%、ジブロック含有量56質量%、固形分100%、ペレット状]を100g、炭化水素樹脂として、Quintone G100B[日本ゼオン(株)製、脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂、軟化点100℃、固形分100%]を35g、テルペン系樹脂として、タマノル803L[荒川化学工業(株)製、テルペンフェノール、軟化点145~160℃]を40g、液状ポリブテンとして、日石ポリブテンLV-7[JXTGエネルギー(株)製、数平均分子量(Mn)300]を20g、IRGANOX1010[BASFジャパン(株)製、ヒンダードフェノール系酸化防止剤]を1g、メチルシクロヘキサンを360g用いて溶解させて粘着剤組成物溶液(12)556gを調製した。得られた粘着剤組成物の固形分率は、35.3質量%であった。また、得られた粘着剤組成物のゲル分率は、0質量%であった。
(粘着剤組成物の調製例13)
スチレン-イソプレンブロックコポリマーとして、Quintac 3433N[日本ゼオン(株)製、線状構造、スチレン含有量16質量%、ジブロック含有量56質量%、固形分100%、ペレット状]を100g、炭化水素樹脂として、Quintone G100B[日本ゼオン(株)製、脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂、軟化点100℃、固形分100%]を35g、テルペン系樹脂として、YSポリスターT100[ヤスハラケミカル(株)製、テルペンフェノール、軟化点100℃]を40g、液状ポリブテンとして、日石ポリブテンLV-7[JXTGエネルギー(株)製、数平均分子量(Mn)300]を20g、IRGANOX1010[BASFジャパン(株)製、ヒンダードフェノール系酸化防止剤]を1g、メチルシクロヘキサンを360g用いて溶解させて粘着剤組成物溶液(13)556gを調製した。得られた粘着剤組成物の固形分率は、35.3質量%であった。また、得られた粘着剤組成物のゲル分率は、0質量%であった。
(粘着剤組成物の調製例14)
スチレン-イソプレンブロックコポリマーとして、Quintac 3433N[日本ゼオン(株)製、線状構造、スチレン含有量16質量%、ジブロック含有量56質量%、固形分100%、ペレット状]を100g、炭化水素樹脂として、Quintone G100B[日本ゼオン(株)製、脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂、軟化点100℃、固形分100%]を35g、スチレン系樹脂として、YSレジンSX100[ヤスハラケミカル(株)製、スチレン樹脂、軟化点100℃]を40g、液状ポリブテンとして、日石ポリブテンLV-7[JXTGエネルギー(株)製、数平均分子量(Mn)300]を20g、IRGANOX1010[BASFジャパン(株)製、ヒンダードフェノール系酸化防止剤]を1g、メチルシクロヘキサンを360g用いて溶解させて粘着剤組成物溶液(14)556gを調製した。得られた粘着剤組成物の固形分率は、35.3質量%であった。また、得られた粘着剤組成物のゲル分率は、0質量%であった。
(粘着剤組成物の調製例15)
スチレン-イソプレンブロックコポリマーとして、Quintac 3270[日本ゼオン(株)製、線状構造、スチレン含有量24質量%、ジブロック含有量67質量%、固形分100%、ペレット状]を100g、炭化水素樹脂として、Quintone G100B[日本ゼオン(株)製、脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂、軟化点100℃、固形分100%]を35g、ロジン系樹脂としてペンセルD-125[荒川化学工業(株)製、重合ロジンエステル、軟化点120~130℃]を30g、液状ポリブテンとして、日石ポリブテンLV-7[JXTGエネルギー(株)製、数平均分子量(Mn)300]を20g、IRGANOX1010[BASFジャパン(株)製、ヒンダードフェノール系酸化防止剤]を1g、メチルシクロヘキサンを360g用いて溶解させて粘着剤組成物溶液(15)546gを調製した。得られた粘着剤組成物の固形分率は、34.1質量%であった。また、得られた粘着剤組成物のゲル分率は、0質量%であった。
(粘着剤組成物の調製例16)
スチレン-イソプレンブロックコポリマーとして、Quintac 3520[日本ゼオン(株)製、線状構造、スチレン含有量15質量%、ジブロック含有量78質量%、固形分100%、ペレット状]を100g、炭化水素樹脂として、Quintone G100B[日本ゼオン(株)製、脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂、軟化点100℃、固形分100%]を35g、ロジン系樹脂としてペンセルD-125[荒川化学工業(株)製、重合ロジンエステル、軟化点120~130℃]を30g、液状ポリブテンとして、日石ポリブテンLV-7[JXTGエネルギー(株)製、数平均分子量(Mn)300]を20g、IRGANOX1010[BASFジャパン(株)製、ヒンダードフェノール系酸化防止剤]を1g、メチルシクロヘキサンを360g用いて溶解させて粘着剤組成物溶液(16)546gを調製した。得られた粘着剤組成物の固形分率は、34.1質量%であった。また、得られた粘着剤組成物のゲル分率は、0質量%であった。
(粘着剤組成物の調製例17)
スチレン-イソプレンブロックコポリマーとして、Quintac 3433N[日本ゼオン(株)製、線状構造、スチレン含有量16質量%、ジブロック含有量56質量%、固形分100%、ペレット状]を100g、炭化水素樹脂として、Quintone G100B[日本ゼオン(株)製、脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂、軟化点100℃、固形分100%]を35g、ロジン系樹脂として、ペンセルD-125[荒川化学工業(株)製、重合ロジンエステル、軟化点120~130℃]を40g、液状ポリブテンとして、日石ポリブテンLV-7[JXTGエネルギー(株)製、数平均分子量(Mn)300]を20g、IRGANOX1010[BASFジャパン(株)製、ヒンダードフェノール系酸化防止剤]を1g、メチルシクロヘキサン350gとイソプロピルアルコール[表中にはIPAと記載]10gを用いて溶解させて粘着剤組成物溶液(17)556gを調製した。得られた粘着剤組成物の固形分率は、35.3質量%であった。また、得られた粘着剤組成物のゲル分率は、0質量%であった。
(粘着剤組成物の比較調製例1)
メチルシクロヘキサン360gの代わりに、トルエン360gを用いた以外は、粘着剤組成物の調製例4と同様の方法で、粘着剤組成物(H1)を調製した。得られた粘着剤組成物の固形分率は、35.3質量%であった。また、得られた粘着剤組成物のゲル分率は、0質量%であった。
Figure 0007124428000009
Figure 0007124428000010
Figure 0007124428000011
Figure 0007124428000012
Figure 0007124428000013
Figure 0007124428000014
(実施例1)
離型ライナー[商品名:KA-73Gブルー(N7H)、リンテック(株)製、ダイレクトグラシン]上に、前記調製例で調製した粘着剤組成物(4)を、乾燥後の厚さが40μmとなるように塗工し、乾燥することによって、離型ライナー上に粘着剤層を設けたシートを調製した。続いて、前記調製例で調製した積層基材(1)の樹脂フィルム側に、前記粘着剤層を貼り合せて、積層体(1)を得た。得られた積層体(1)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから2.6秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例2)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(2)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(2)を得た。得られた積層体(2)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから3.2秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例3)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(3)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(3)を得た。得られた積層体(3)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから3.3秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例4)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(4)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(4)を得た。得られた積層体(4)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから4.3秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例5)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(5)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(5)を得た。得られた積層体(5)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから2.4秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例6)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(6)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(6)を得た。得られた積層体(6)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから4.4秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例7)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(7)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(7)を得た。得られた積層体(7)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから3.0秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例8)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(8)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(8)を得た。得られた積層体(8)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから4.3秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例9)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(9)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(9)を得た。得られた積層体(9)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから4.4秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例10)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(10)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(10)を得た。得られた積層体(10)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから6.8秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例11)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(11)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(11)を得た。得られた積層体(11)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから4.0秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例12)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(12)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(12)を得た。得られた積層体(12)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから4.2秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例13)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(13)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(13)を得た。得られた積層体(13)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから2.5秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例14)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(14)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(14)を得た。得られた積層体(14)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから4.2秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例15)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(15)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(15)を得た。得られた積層体(15)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから2.6秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例16)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(16)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(16)を得た。得られた積層体(16)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから4.3秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例17)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(17)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(17)を得た。得られた積層体(17)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に到達せず自己消火した。
(実施例18)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(18)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(18)を得た。得られた積層体(18)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に到達せず自己消火した。
(実施例19)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(19)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(19)を得た。得られた積層体(19)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから2.0秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例20)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(20)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(20)を得た。得られた積層体(20)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから2.5秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例21)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(21)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(21)を得た。得られた積層体(21)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから2.5秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例22)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(22)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(22)を得た。得られた積層体(22)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから3.0秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例23)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(23)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(23)を得た。得られた積層体(23)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから4.2秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例24)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(24)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(24)を得た。得られた積層体(24)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから1.0秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例25)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(25)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(25)を得た。得られた積層体(25)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから1.0秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例26)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(26)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(26)を得た。得られた積層体(26)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから2.0秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例27)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(27)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(27)を得た。得られた積層体(27)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから5.5秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例28)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(28)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(28)を得た。得られた積層体(28)の難燃性試験をおこなったところ、B標線に到達し、燃焼速度は96mm/分であった。
(実施例29)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(29)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(29)を得た。得られた積層体(29)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に到達せず自己消火した。
(実施例30)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(30)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(30)を得た。得られた積層体(30)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから5.8秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例31)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(31)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(31)を得た。得られた積層体(31)の難燃性試験をおこなったところ、B標線に到達し、燃焼速度は92mm/分であった。
(実施例32)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(32)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(32)を得た。得られた積層体(32)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に到達せず自己消火した。
(実施例33)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(33)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(33)を得た。得られた積層体(33)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから5.7秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例34)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(34)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(34)を得た。得られた積層体(34)の難燃性試験をおこなったところ、B標線に到達し、燃焼速度は92mm/分であった。
(実施例35)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(35)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(35)を得た。得られた積層体(35)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから2.1秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例36)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(36)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(36)を得た。得られた積層体(36)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから5.8秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例37)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(37)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(37)を得た。得られた積層体(37)の難燃性試験をおこなったところ、B標線に到達し、燃焼速度は98mm/分であった。
(実施例38)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(38)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(38)を得た。得られた積層体(38)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に到達せず自己消火した。
(実施例39)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(39)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(39)を得た。得られた積層体(36)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから1.1秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例40)
積層基材(1)の代わりに、積層基材(40)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(40)を得た。得られた積層体(37)の難燃性試験をおこなったところ、B標線に到達し、燃焼速度は90mm/分であった。
(実施例41)
粘着剤組成物(4)の代わりに、前記調製例で調製した粘着剤組成物(1)を用いた以外は、実施例10と同様の方法で、積層体(41)を得た。得られた積層体(41)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから7.7秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例42)
粘着剤組成物(4)の代わりに、前記調製例で調製した粘着剤組成物(2)を用いた以外は、実施例10と同様の方法で、積層体(42)を得た。得られた積層体(42)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから7.8秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例43)
粘着剤組成物(4)の代わりに、前記調製例で調製した粘着剤組成物(3)を用いた以外は、実施例10と同様の方法で、積層体(43)を得た。得られた積層体(43)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから7.8秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例44)
粘着剤組成物(4)の代わりに、前記調製例で調製した粘着剤組成物(5)を用いた以外は、実施例10と同様の方法で、積層体(44)を得た。得られた積層体(44)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから7.8秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例45)
粘着剤組成物(4)の代わりに、前記調製例で調製した粘着剤組成物(6)を用いた以外は、実施例10と同様の方法で、積層体(45)を得た。得られた積層体(45)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから7.7秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例46)
粘着剤組成物(4)の代わりに、前記調製例で調製した粘着剤組成物(7)を用いた以外は、実施例10と同様の方法で、積層体(46)を得た。得られた積層体(46)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから7.5秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例47)
粘着剤組成物(4)の代わりに、前記調製例で調製した粘着剤組成物(8)を用いた以外は、実施例10と同様の方法で、積層体(47)を得た。得られた積層体(47)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから7.4秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例48)
粘着剤組成物(4)の代わりに、前記調製例で調製した粘着剤組成物(9)を用いた以外は、実施例10と同様の方法で、積層体(48)を得た。得られた積層体(48)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから7.4秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例49)
粘着剤組成物(4)の代わりに、前記調製例で調製した粘着剤組成物(10)を用いた以外は、実施例10と同様の方法で、積層体(49)を得た。得られた積層体(49)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから7.5秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例50)
粘着剤組成物(4)の代わりに、前記調製例で調製した粘着剤組成物(11)を用いた以外は、実施例10と同様の方法で、積層体(50)を得た。得られた積層体(50)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから7.8秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例51)
粘着剤組成物(4)の代わりに、前記調製例で調製した粘着剤組成物(12)を用いた以外は、実施例10と同様の方法で、積層体(51)を得た。得られた積層体(51)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから7.7秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例52)
粘着剤組成物(4)の代わりに、前記調製例で調製した粘着剤組成物(13)を用いた以外は、実施例10と同様の方法で、積層体(52)を得た。得られた積層体(52)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから7.4秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例53)
粘着剤組成物(4)の代わりに、前記調製例で調製した粘着剤組成物(14)を用いた以外は、実施例10と同様の方法で、積層体(53)を得た。得られた積層体(53)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから7.7秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例54)
粘着剤組成物(4)の代わりに、前記調製例で調製した粘着剤組成物(15)を用いた以外は、実施例10と同様の方法で、積層体(54)を得た。得られた積層体(54)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから7.8秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例55)
粘着剤組成物(4)の代わりに、前記調製例で調製した粘着剤組成物(16)を用いた以外は、実施例10と同様の方法で、積層体(55)を得た。得られた積層体(55)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから7.0秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例56)
粘着剤組成物(4)の代わりに、前記調製例で調製した粘着剤組成物(17)を用いた以外は、実施例10と同様の方法で、積層体(56)を得た。得られた積層体(56)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから7.7秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例57)
粘着剤組成物(4)を、乾燥後の厚さが60μmとなるように塗工したこと以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(57)を得た。得られた積層体(57)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから2.6秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例58)
粘着剤組成物(4)を、乾燥後の厚さが50μmとなるように塗工したこと以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(58)を得た。得られた積層体(58)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから2.5秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例59)
粘着剤組成物(4)を、乾燥後の厚さが30μmとなるように塗工したこと以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(59)を得た。得られた積層体(59)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから2.5秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例60)
粘着剤組成物(4)を、乾燥後の厚さが60μmとなるように塗工したこと以外は、実施例10と同様の方法で、積層体(60)を得た。得られた積層体(60)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから8.5秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例61)
粘着剤組成物(4)を、乾燥後の厚さが50μmとなるように塗工したこと以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(61)を得た。得られた積層体(61)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから8.0秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例62)
粘着剤組成物(4)を、乾燥後の厚さが30μmとなるように塗工したこと以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(62)を得た。得られた積層体(62)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから5.5秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例63)
粘着剤組成物(4)を、乾燥後の厚さが60μmとなるように塗工したこと以外は、実施例16と同様の方法で、積層体(63)を得た。得られた積層体(63)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから6.1秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例64)
粘着剤組成物(4)を、乾燥後の厚さが50μmとなるように塗工したこと以外は、実施例16と同様の方法で、積層体(64)を得た。得られた積層体(64)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから5.8秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例65)
粘着剤組成物(4)を、乾燥後の厚さが30μmとなるように塗工したこと以外は、実施例16と同様の方法で、積層体(65)を得た。得られた積層体(65)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから2.8秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例66)
粘着剤組成物(4)を、乾燥後の厚さが60μmとなるように塗工したこと以外は、実施例18と同様の方法で、積層体(66)を得た。得られた積層体(66)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから2.0秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例67)
粘着剤組成物(4)を、乾燥後の厚さが50μmとなるように塗工したこと以外は、実施例18と同様の方法で、積層体(67)を得た。得られた積層体(67)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから1.0秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例68)
粘着剤組成物(4)を、乾燥後の厚さが30μmとなるように塗工したこと以外は、実施例18と同様の方法で、積層体(68)を得た。得られた積層体(68)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に到達せず自己消火した。
(実施例69)
粘着剤組成物(4)を、乾燥後の厚さが60μmとなるように塗工したこと以外は、実施例20と同様の方法で、積層体(69)を得た。得られた積層体(69)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから4.1秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例70)
粘着剤組成物(4)を、乾燥後の厚さが50μmとなるように塗工したこと以外は、実施例20と同様の方法で、積層体(70)を得た。得られた積層体(70)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから3.9秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例71)
粘着剤組成物(4)を、乾燥後の厚さが30μmとなるように塗工したこと以外は、実施例20と同様の方法で、積層体(71)を得た。得られた積層体(71)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから1.2秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例72)
粘着剤組成物(4)を、乾燥後の厚さが60μmとなるように塗工したこと以外は、実施例23と同様の方法で、積層体(72)を得た。得られた積層体(72)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから7.8秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例73)
粘着剤組成物(4)を、乾燥後の厚さが50μmとなるように塗工したこと以外は、実施例23と同様の方法で、積層体(73)を得た。得られた積層体(73)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから7.0秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例74)
粘着剤組成物(4)を、乾燥後の厚さが30μmとなるように塗工したこと以外は、実施例23と同様の方法で、積層体(74)を得た。得られた積層体(74)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから2.4秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例75)
粘着剤組成物(4)を、乾燥後の厚さが60μmとなるように塗工したこと以外は、実施例24と同様の方法で、積層体(75)を得た。得られた積層体(75)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから1.0秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例76)
粘着剤組成物(4)を、乾燥後の厚さが50μmとなるように塗工したこと以外は、実施例24と同様の方法で、積層体(76)を得た。得られた積層体(76)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に到達せず自己消火した。
(実施例77)
粘着剤組成物(4)を、乾燥後の厚さが30μmとなるように塗工したこと以外は、実施例24と同様の方法で、積層体(77)を得た。得られた積層体(77)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に到達せず自己消火した。
(実施例78)
粘着剤組成物(4)を、乾燥後の厚さが60μmとなるように塗工したこと以外は、実施例25と同様の方法で、積層体(78)を得た。得られた積層体(78)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから1.0秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(実施例79)
粘着剤組成物(4)を、乾燥後の厚さが50μmとなるように塗工したこと以外は、実施例25と同様の方法で、積層体(79)を得た。得られた積層体(79)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に到達せず自己消火した。
(実施例80)
粘着剤組成物(4)を、乾燥後の厚さが30μmとなるように塗工したこと以外は、実施例25と同様の方法で、積層体(80)を得た。得られた積層体(80)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に到達せず自己消火した。
(比較例1)
積層基材(1)の代わりに、厚さ80μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]を用いた以外は、実施例57と同様の方法で、積層体(H1)を得た。得られた積層体(H1)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから4.2秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(比較例2)
積層基材(1)の代わりに、厚さ50μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]を用いた以外は、実施例57と同様の方法で、積層体(H2)を得た。得られた積層体(H2)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから4.6秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(比較例3)
積層基材(1)の代わりに、厚さ50μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(H3)を得た。得られた積層体(H3)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に到達せず自己消火した。
(比較例4)
積層基材(1)の代わりに、厚さ50μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]を用いた以外は、実施例59と同様の方法で、積層体(H4)を得た。得られた積層体(H4)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に到達せず自己消火した。
(比較例5)
粘着剤組成物(4)を、乾燥後の厚さが20μmとなるように塗工したこと以外は、比較例2と同様の方法で、積層体(H5)を得た。得られた積層体(H5)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に到達せず自己消火した。
(比較例6)
積層基材(1)の代わりに、厚さ30μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]を用いた以外は、実施例57と同様の方法で、積層体(H6)を得た。得られた積層体(H6)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから5.5秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(比較例7)
積層基材(1)の代わりに、厚さ12μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]を用いた以外は、実施例57と同様の方法で、積層体(H7)を得た。得られた積層体(H7)の難燃性試験をおこなったところ、B標線に達し、燃焼速度は92mm/分であった。
(比較例8)
積層基材(1)の代わりに、厚さ6.5μmのアルミ箔[三菱アルミニウム(株)製]を用いた以外は、実施例57と同様の方法で、積層体(H8)を得た。得られた積層体(H8)の難燃性試験をおこなったところ、B標線に達し、燃焼速度は160mm/分であった。
(比較例9)
積層基材(1)の代わりに、厚さ80μmのアルミ箔[(株)UACJ製箔製]を用い、粘着剤組成物(4)の代わりに、前記比較調製例で調製した粘着剤組成物(H1)を用い、粘着剤層の厚さを40μmから60μmに変更した以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(H9)を得た。得られた積層体(H9)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから4.2秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(比較例10)
厚さ80μmのアルミ箔の代わりに、積層基材(10)を用いた以外は、比較例9と同様の方法で、積層体(H10)を得た。得られた積層体(H10)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから8.5秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(比較例11)
粘着剤組成物(4)の代わりに、前記比較調製例で調製した粘着剤組成物(H1)を用いた以外は、実施例10と同様の方法で、積層体(H11)を得た。得られた積層体(H11)の難燃性試験をおこなったところ、A標線に達してから6.8秒後に、燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
(比較例12)
積層基材(1)のアルミ箔基材側に、前記粘着剤組成物(4)を貼り合せた以外は、実施例1と同様の方法で、積層体(H12)を得た。得られた積層体(H12)の難燃性試験をおこなったところ、B標線まで到達し、燃焼速度は220mm/分であった。
(比較例13)
積層基材(10)のアルミ箔基材側に、前記粘着剤組成物(4)を貼り合せた以外は、実施例10と同様の方法で、積層体(H13)を得た。得られた積層体(H13)の難燃性試験をおこなったところ、B標線まで到達し、燃焼速度は360mm/分であった。
(切断強度の測定)
図1のように、実施例および比較例の積層体を幅25mm、長さ50mmの大きさに採取し、離型ライナーを剥がして、試験片とし、その接着剤層を架台に貼付し固定した。また、ナイロンテグス20号(釣り糸)を図1に示す形状の治具に弛み無く固定した。次に、図1の架台及び治具を、JIS B7721に規定される引張試験機(圧縮試験機)の下部、上部にそれぞれ取り付けた。続いて、50mm/分の速度でナイロンテグスを垂直に試験片に押し当てて、試験片が切断した際の強度を測定した。単位はN(ニュートン)で記録した。以下の基準で切断強度を評価した。
秀:55N以上
優:45N以上、かつ、55N未満
良:40N以上、かつ、45N未満
可:30N以上、かつ、40N未満
不可:30N未満
(定荷重剥離性の測定)
実施例および比較例の積層体を幅25mm、長さ150mmの大きさに採取し、離型ライナーを剥がして、試験片とし、その粘着剤層をヘッドライニングに貼りつけ、5kgローラーで1往復加圧した後に、23℃,50%RH環境下で、24時間放置した。図2に示す通りに、試験片の一端10mmを剥がして、90°方向に、荷重(80g)を掛けて、24時間放置し、剥がれ距離を計測した。単位はmmで記録した。剥がれ距離が140mmを超えた場合には、「>140」と記載した。以下の基準で定荷重剥離性を評価した。
秀:20mm未満
優:20mm以上、かつ、40mm未満
良:40mm以上、かつ、50mm未満
可:50mm以上、かつ、100mm未満
不可:100mm以上
(接着力の測定)
実施例および比較例の積層体を幅25mm、長さ150mmの大きさに採取し、離型ライナーを剥がして、試験片とし、その粘着剤層をヘッドライニングに貼り付け、5kgローラーで1往復加圧した後に、23℃,50%RH環境下で、24時間放置した。図3に示す通りに引張試験機を用いて、試験片を90°方向に、300mm/分の速度で引き剥がした際の接着力を測定した。単位はN(ニュートン)で記録した。以下の基準で評価した。
秀:8N以上
優:6N以上、かつ、8N未満
良:4N以上、かつ、6N未満
可:2N以上、かつ、4N未満
不可:2N未満
(貼り作業適性の評価)
実施例および比較例の積層体を幅50mm、長さ100mmの大きさに採取し、離型ライナーを剥がして、試験片とし、図4に示す通りに、ヘッドライニング上に、外径10mmのコルゲートチューブ2本を十字状に重ねて置き、試験片の粘着剤層を、重ねた箇所に貼り付けた後、その試験片を手で押し当てて加圧した。そのときに、試験片の破れ具合を観察した。以下の基準で貼り作業性を評価した。
秀:軽く押し当てた場合はもちろん、過剰なレベルで強く押し当てた場合であっても、アルミ層、ポリオレフィン層ともに破れず、コルゲートチューブをきちんと固定できた。
優:軽く押し当てた際に、アルミ層、ポリオレフィン層ともに破れず、コルゲートチューブをきちんと固定できた。過剰なレベルで強く押し当てた場合には、アルミ層がわずかに破れたもののポリオレフィン層は破れることがなかった。
良:軽く押し当てた際に、アルミ層、ポリオレフィン層ともに破れず、コルゲートチューブを固定できた。過剰なレベルで強く押し当てた場合には、アルミ層が大きく破れたもののポリオレフィン層は破れることがなかった。
可:軽く押し当てた際に、アルミ層は破れたものの、ポリオレフィン層は破れず、コルゲートチューブをなんとか固定できた。
不可:軽く押し当てた際に、アルミ層とポリオレフィン層ともに破れてしまい、コルゲートチューブを固定できなかった。
(難燃性試験)
道路運送車両の保安基準の細目を定める告示の別添27(内装材料の難燃性の技術標準)に記載された試験方法に従って、難燃性試験を実施した。
実施例および比較例の積層体を、23℃、50%RH環境下で、24時間放置したのち、幅100mm、長さ350mmの大きさに採取し、離型ライナーを剥がして、試験片とし、2個のコの字型取り付け具の間に試験片を挟んで固定した。続いて、コの字型取り付け具の開口端から38mmの位置及び当該位置から254mmの位置に標線を表示した(以下、A標線及びB標線とする)。次に、23℃、50%RH環境下で、燃焼試験装置内に、前記試験片を挟んだコの字型取り付け具を、試験片の基材側を下方(粘着剤層側を上方)となるように取り付けた。なお、コの字型取り付け具並びに燃焼試験装置は、JIS D1201-1977「自動車室内用有機資材の燃焼試験方法」に規定するものを使用した。
続いて、ガスバーナーに点火し、炎の高さを38mmに調節した。その後、試験片の位置に対して、下方19mmの位置となるようガスバーナーを置き、炎を試験片の端部に15秒間当てたのち、炎を消した。そして、燃焼が、A標線に達したとき、時間の計測を開始し、B標線に達するまでに要する時間を測定した。なお、燃焼がB標線に達しない場合には、燃焼の進行が停止するまでの時間とそれまでに試験片が燃焼した長さを測定した。次式に従って、試験片の燃焼速度を計算し、以下の基準で判定した。なお、5個の試験片を測定し、最大値をとり、有効数字3桁まで算出し、2桁に丸める。
B=(60×D)/T
B:燃焼速度 (単位:mm/分)
D:254mmまたは燃焼の進行が停止するまでに試験片が燃焼した長さ
T:距離Dを燃焼するために要した時間
秀:A標線に達することなく、自己消火した。
優:B標線まで燃焼せず、且つ、A標線に達してから60秒経過する前に停止し、且つ、A標線に達した後の試験片の燃焼した長さが50mm未満で、自己消火した。
良:B標線まで燃焼せず、且つ、A標線に達してから60秒経過してから停止し、自己消火した。または、B標線まで燃焼せず、且つ、A標線に達してから60秒経過する前に停止し、且つ、A標線に達した後の試験片の燃焼した長さが50mm以上で、自己消火した。
可:B標線まで燃焼し、燃焼速度の最大値が、100mm/分以下であった。
不可:B標線まで燃焼し、燃焼速度の最大値が、100mm/分を超えた。
(揮発性有機化合物の測定)
公益社団法人自動車技術会(JASO)が規定する「自動車部品-内装材-揮発性有機化合物放散測定方法」(JASO M902)に従って、積層体の芳香族類揮発性有機化合物(トルエン、キシレン、エチルベンゼンの3成分)の放散量を測定した。
まず、容積10Lのテドラーバッグに窒素ガスを封入したのち長時間加熱を行い、その後、テドラーバッグ内の窒素ガスを抜き取る作業を数回繰り返し、N,N-ジメチルアセトアミドとフェノール等がブランク成分として検出されないレベルまで、テドラーバッグ内部を洗浄した。続いて、実施例および比較例の積層体を幅100mm、長さ100mmの大きさに採取し、離型ライナーを剥がして、試験片とし、ステンレス製の金網を貼り付けた。前記試験片を、前記洗浄したテドラーバッグに封入し、窒素ガスを充填し、その後、窒素ガスを抜く作業を2回繰り返した。続いて、積算流動計を用いて、テドラーバッグに窒素ガスを5L充填し、テドラーバッグのコックを閉めた。テドラーバッグを65℃に調節したオーブンに中に入れて、2時間加熱した。その後、65℃の状態のまま、試料ガスをTenaxTA吸着管に採気速度0.2L/minで1L採取した。採取後の吸着管は、加熱脱着ガスクロマトグラフ/質量分析装置(GC/MS)を用いて、芳香族類揮発性有機化合物(トルエン、キシレン、エチルベンゼンの3成分)の放散量を測定した。尚、発生量は指定3成分の標準物質の検量線を用いて算出した。定量測定できる下限値(0.05μg)を下回る場合には「ND」と記載した。以下の基準で評価した。
秀:指定3成分いずれも不検出「ND」(Not Detected)であった。
優:指定3成分のうち少なくとも1成分は検出されるレベルであり、測定値が1μg/unit未満であった。
良:指定3成分のうち少なくとも1成分は検出されるレベルであり、測定値が10μg/unit未満であった。
可:指定3成分のうち少なくとも1成分は検出されるレベルであり、測定値が1,000μg(1mg)/unit未満であった。
不可:指定3成分のうち少なくとも1成分は検出されるレベルであり、測定値が1,000μg(1mg)/unit以上であった。
Figure 0007124428000015
Figure 0007124428000016
Figure 0007124428000017
Figure 0007124428000018
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Figure 0007124428000029
Figure 0007124428000030
Figure 0007124428000031
Figure 0007124428000032
Figure 0007124428000033
1 架台
2 治具
3 ナイロンテグス
4 試験片
5 ヘッドライニング
6 荷重
7 引張試験機のチャック
8 コルゲートチューブ
9 コの字型取付具
10 A標線
11 B標線

Claims (16)

  1. 基材の片面に直接又は他の層を介して粘着剤層を有する積層体であって、前記基材が、アルミニウム箔、マグネシウム箔、銅箔、錫箔、パラジウム箔、真鍮箔から選択される少なくとも1種である軟質金属箔と樹脂フィルムを積層した基材であり、前記積層体が軟質金属箔、樹脂フィルム、粘着剤層の順に積層し、前記粘着剤層がスチレン-イソプレンブロックコポリマーと炭化水素樹脂とを含有し、
    前記スチレン-イソプレンブロックコポリマーと前記炭化水素樹脂の含有量の質量比(スチレン-イソプレンブロックコポリマー/炭化水素樹脂)が2.6~20の範囲であり、
    溶媒として芳香族類揮発性有機化合物を使用しないことを特徴とする積層体。
  2. 前記樹脂フィルムが熱可塑性樹脂フィルムであることを特徴とした請求項1記載の積層体。
  3. 前記熱可塑性樹脂フィルムがポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、ポリフェニレンサルファイドからなる群より選ばれる1種又は2種以上を用いたプラスチックフィルムであることを特徴とした請求項2記載の積層体。
  4. 前記軟質金属箔がアルミニウム箔であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の積層体。
  5. 前記樹脂フィルムと前記軟質金属箔をドライラミネート方式で積層していることを特徴とした請求項1~4のいずれか1項に記載の積層体。
  6. 前記スチレン-イソプレンブロックコポリマーのスチレン含有量が10質量%~50質量%の範囲である請求項1~5のいずれか1項に記載の積層体。
  7. 前記スチレン-イソプレンブロックコポリマーのジブロック含有量が10質量%~80質量%の範囲である請求項1~6のいずれか1項に記載の積層体。
  8. 前記炭化水素樹脂が、脂肪族/芳香族共重合系炭化水素樹脂である請求項1~7のいずれか1項に記載の積層体。
  9. 前記炭化水素樹脂の軟化点が、80℃~150℃の範囲であることを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の積層体。
  10. 前記粘着剤層が、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、スチレン系樹脂、クロマン樹脂、キシレン樹脂からなる群より選ばれる1種又は2種以上の粘着付与樹脂を含む請求項1~9のいずれか1項に記載の積層体。
  11. 前記粘着付与樹脂の使用量が、前記スチレン-イソプレンブロックコポリマー100質量部に対して、5質量部~100質量部である請求項10に記載の積層体。
  12. 前記粘着付与樹脂の軟化点が、100℃~180℃である請求項10又は11に記載の積層体。
  13. 前記樹脂フィルムが、異種組成のポリエチレンもしくはポリプロピレンを用いて複合した多層フィルムであることを特徴とする請求項1~12のいずれか1項に記載の積層体。
  14. 更に離型ライナーを備えており、該離型ライナーが、グラシン紙上にシリコーン層を設けた二層構造で構成されたダイレクトグラシンタイプである請求項1~13のいずれか1項に記載の積層体。
  15. 公益者社団法人自動車技術会(JASO)が規定する「自動車部品-内装材-揮発性有機化合物放散測定方法」(JASO M902)に従って測定したトルエン、キシレン及びエチルベンゼンの放散量がいずれも1mg/unit未満であることを特徴とする請求項1~14のいずれか1項に記載の積層体。
  16. 自動車用組電線を成型天井に固定するために使用する請求項1~15のいずれか1項に記載の積層体。
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