JP7122859B2 - オーガ軸の接合構造及びオーガ掘削工法 - Google Patents

オーガ軸の接合構造及びオーガ掘削工法 Download PDF

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Description

本発明は、オーガ軸の接合構造及びオーガ掘削工法に関する。
従来、地盤に杭を圧入する際に、杭を圧入する領域の地盤をオーガ装置で掘削するオーガ掘削工法が併用されることがある。
一般に、周面にオーガスクリュー、先端にオーガヘッドを保持するオーガ軸を軸方向に継ぐための接合部は、回転トルクを受ける多角形断面等のオスメス一対で構成されたトルク伝達軸部と、軸方向力を受けるピンとで構成されている(特許文献1参照)。
オス型トルク伝達軸部とメス型トルク伝達軸部には、孔又は溝が形成され、接合時にピン孔が形成される構造を有する。オーガ軸を接合する際には、オス型トルク伝達軸部をメス型トルク伝達軸部に挿し込み、重なり合った部分に構成されるピン孔にピンを挿入することで、オス型トルク伝達軸部を一端に有した軸部材と、メス型トルク伝達軸部を一端に有した軸部材とを互いに離脱不能にして、同軸、かつ、トルク伝達可能に接合する。
特許文献2にあっては、出力軸に対する掘削ロッド体の自動連結装置において、ロックピースをオス軸のロック溝に対して進退させる動力シリンダ等を含んだ機械機構が構成されている。
特開平10-110449号公報 特開昭61-122391号公報
しかしながら、上述のピンを用いたオーガ軸の接合構造にあっては、ピンを挿入する作業が必要となる。ピンの挿入作業は作業者が行う。そのため、人為的ミスにより接合不良が生じるおそれがある。
また、オーガ装置を建て込みながら接合する場合には、高所でピンを挿入する作業が強いられるが容易ではない。特殊な足場の組立や、安全性の確保が必要となる。
高所でピンを挿入する作業を避けるには、オーガ軸を横倒しにして接合せざるを得ず、その場合には、図12に示すように接合後に長大となったオーガ装置3Zを建て込まなければならないが、先に建て込まれた杭2bにオーガ5Zを挿入する場合には、既に組み上がったオーガ装置3Zの下端を杭2bの上端より高く吊り上げなければならない。したがって、吊り込み揚程が大きく、クレーン6の吊り上げ能力(揚程及び荷重)が高く要求される。またこの場合に、上部構造物(橋桁など)により高さ制限がある現場では、オーガ装置3Zを使用できなくなるおそれがある。
ピンの挿入作業を機械化する場合、特許文献2に記載されるように連結装置がオーガ軸より大径化する場合がある。この場合、掘削時の排土の上昇を妨げたり、土や石が詰まったりして好ましくない。
本発明は以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、オーガ軸の接合部を径方向に大型化することなく、オーガ軸の接合部に対する人手作業を要することなくオーガ軸を接合可能にすることを課題とする。
以上の課題を解決するための請求項1記載の発明は、少なくともいずれか一方がオーガ軸を構成する2つの軸部材を軸方向に挿し込む挿し込み動作により嵌合させて互いに同軸に、かつ、トルク伝達可能に接合可能であり、前記2つの軸部材同士を軸方向に引き離して互いに離脱させて分離可能である構造を有するオーガ軸の接合構造であって、
前記挿し込み動作に連動して、前記2つの軸部材同士が軸方向に引き離れないように前記2つの軸部材同士を連結する一対の連結器が、互いに接合した状態の前記2つの軸部材の内部に収まるように設けられたオーガ軸の接合構造である。
さらに、請求項1記載の発明は、前記2つの軸部材をトルク伝達可能に嵌合するオス、メス一対で構成され、メス型の内周面にオス型の外周面を嵌合させる構造のトルク伝達軸部を備え、
前記挿し込み動作の過程で、前記一対の連結器同士の接触及び前記一対のトルク伝達軸部同士の嵌合のいずれよりも先に、互いに嵌合を始める一対の規制嵌合部を有し、
前記一対のトルク伝達軸部の構造自体が嵌合可能な軸回りの複数の角度のうちの一部の角度で前記一対の連結器が連結可能であり、
前記一対の規制嵌合部が嵌合可能な角度が、前記一対の連結器が連結可能な角度に規制されている。
請求項2記載の発明は、前記連結器は、前記挿し込み動作に連動して弾性変形を経て嵌合する鉤状の嵌合部を有したオス、メス一対で構成された請求項1に記載のオーガ軸の接合構造である。
請求項3記載の発明は、前記規制嵌合部がオス、メス一対で構成され、
オス型の前記規制嵌合部は、メス型の前記トルク伝達軸部の周壁部の一周に満たない一部を、軸部材の先端側に延長した態様の突出部であり、
メス型の前記規制嵌合部は、オス型の前記トルク伝達軸部より軸部材の中央側に設けられ、前記突出部と嵌合するように外壁部の一部を切り欠いた切欠部である請求項1又は請求項2に記載のオーガ軸の接合構造である。
請求項4記載の発明は、前記一対の連結器の一方は、メス型の前記トルク伝達軸部を有する軸部材の内部空間であって、メス型の前記トルク伝達軸部の奥側に形成された内部空間に配置され、
前記一対の連結器の他方は、オス型の前記トルク伝達軸部を有する軸部材に固定され、オス型の前記トルク伝達軸部より先端側に配置され、
前記一対の連結器は、オス型の前記トルク伝達軸部を受容したメス型の前記トルク伝達軸部の奥側に残る内部空間で連結する請求項1から請求項3のうちいずれか一に記載のオーガ軸の接合構造である。
請求項5記載の発明は、前記連結器はオス、メス一対で構成され、メス型の前記連結器は軸部材の下端部に設けられ、オス型の前記連結器は軸部材の上端部に設けられた請求項1から請求項4のうちいずれか一に記載のオーガ軸の接合構造である。
請求項6記載の発明は、前記一対の連結器のうち少なくとも一方は、軸部材からの分離操作が外部から可能にされた請求項1から請求項5のうちいずれか一に記載のオーガ軸の接合構造である。
請求項7記載の発明は、前記一対の連結器の連結解除操作が外部から可能にされた請求項1から請求項5のうちいずれか一に記載のオーガ軸の接合構造である。
請求項8記載の発明は、請求項1から請求項7のうちいずれか一に記載のオーガ軸の接合構造を備えたオーガ装置を建て込んで当該オーガ装置により地盤を掘削するオーガ掘削工法であって、
オーガ装置の建て込み工程において、前記2つの軸部材の一方を地盤上に建て込み、前記2つの軸部材の他方を吊り込み降下させることで前記挿し込み動作を実行し、前記一対の連結器を互いに連結させて前記2つの軸部材同士の接合を完了するオーガ掘削工法である。
請求項9記載の発明は、請求項6に記載のオーガ軸の接合構造を備えたオーガ装置を建て込んで当該オーガ装置により地盤を掘削するオーガ掘削工法であって、
掘削に使用した前記2つの軸部材を分離する工程において、オーガ装置の外部から操作して前記一対の連結器のうちの一方を、当該一方が固定されていた一方の軸部材から分離し、次に、他方の軸部材及び前記一対の連結器を、前記一方の軸部材から軸方向に引き離して分離するオーガ掘削工法である。
請求項10記載の発明は、請求項7に記載のオーガ軸の接合構造を備えたオーガ装置を建て込んで当該オーガ装置により地盤を掘削するオーガ掘削工法であって、
掘削に使用した前記2つの軸部材を分離する工程において、オーガ装置の外部から操作して前記一対の連結器同士の連結を解除し、次に、前記2つの軸部材同士を軸方向に引き離して分離するオーガ掘削工法である。
本発明によれば、トルク伝達可能に接合するための2つの軸部材を軸方向に挿し込む挿し込み動作に連動して、当該2つの軸部材同士が軸方向に引き離れないように当該2つの軸部材同士を連結する一対の連結器が、互いに接合した状態の当該2つの軸部材の内部に収まるように設けられているので、オーガ軸の接合部を径方向に大型化することなく、オーガ軸の接合部に対する人手作業を要することなくオーガ軸を接合することができる。したがって、吊り込み揚程を抑えつつ、高所での人手作業も要することなくオーガ装置を建て込むことができる。
本発明の一実施形態に係る杭圧入機及びオーガ装置による施工風景図である。 本発明の一実施形態に係る上側軸部材の下端部の縦断面図である。 図2に示したA1-A1線位置の横断面図(a)、B1-B1線位置の横断面図(b)及びC1-C1線位置の横断面図(c)である。 本発明の一実施形態に係る下側軸部材の上端部の縦断面図である。 図4に示したA2-A2線位置の横断面図(a)、B2-B2線位置の横断面図(b)及びC2-C2線位置の横断面図(c)である。 本発明の一実施形態に係るオスメス一対の連結器の連結直前場面の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るオーガ軸の接合工程を説明するためのオーガ軸の接合構造の縦断面図である。 本発明の一実施形態に係るオーガ軸の分離工程を説明するためのオーガ軸の接合構造の縦断面図である。 本発明の一実施形態に係るオスメス一対の連結器の分離途上の斜視図である。 本発明の他の一実施形態に係るオーガ軸の分離工程を説明するためのオーガ軸の接合構造の縦断面図である。 本発明の他の一実施形態に係るオーガ軸の接合構造の縦断面図である。 従来技術に係る杭圧入機及びオーガ装置による施工風景図である。
以下に本発明の一実施形態につき図面を参照して説明する。以下は本発明の一実施形態であって本発明を限定するものではない。
図1に杭圧入機1及びオーガ装置3による施工風景を示す。杭圧入機1は、地盤Gに圧入された既設杭2aの上端を掴み、上下動可能な杭チャック装置1aで新たな杭2bを把持して地盤Gに圧入する。杭2a,2bとしては、断面の外側が角形で内側が円形の管状杭が適用されている。杭2bの圧入抵抗を低減するためにオーガ装置3が併用される。
オーガ装置3は、オーガ駆動部4とオーガ5とを備える。オーガ5は杭2bの内部に上端から挿入されて使用される。オーガ5は、オーガ軸5aと、オーガ軸5aの先端に固定されたオーガヘッド5cと、オーガ軸5aの周面に固定されたオーガスクリュー5b(図7,図8参照)とを備える。
オーガ駆動部4の回転出力軸4aとオーガ軸5aの上端とが接合し、オーガ駆動部4のフレーム下端部4bが杭2bの外側に嵌って回転不能に接続する。杭2bは杭圧入機1の杭チャック装置1aにより回転不能に把持されているので、オーガ駆動部4が稼働することにより、オーガ軸5aが地盤G及び杭2bに対してその中心軸回りに回転する。オーガ軸5aが回転すると、オーガ軸5aに固定されたオーガヘッド5c及びオーガスクリュー5bもオーガ軸5aと共に回転し、オーガヘッド5cによる地盤の掘削や、オーガスクリュー5bによる土砂等の搬送、排出が行える。
本実施形態のオーガ軸の接合構造は、オーガ駆動部4の回転出力軸4aと、オーガ軸5aの上端との接合部10に適用される。ただし、オーガ軸5aの途中を分割した構成とした場合の接合部(図7、図8参照)や、オーガヘッド5cの支持軸とオーガ軸5aとの接合部など他の部分にも適宜に適用する。
本実施形態のオーガ軸の接合構造における上側軸部材20を図2及び図3に、下側軸部材30を図4及び図5に示す。接合部10では上側軸部材20が回転出力軸4aに相当し、下側軸部材30がオーガ軸5aに相当する。
上側軸部材20は、断面B1-B1のメス型トルク伝達軸部21と、メス型連結器22と、C1-C1断面のオス型規制嵌合部23とを備える。メス型連結器22が現れる断面をA1-A1断面に示す。メス型連結器22の基端部は、ピン24により着脱可能にして上側軸部材20に固定されている。メス型連結器22は上側軸部材20の内部空間25に配置されている。
下側軸部材30は、断面B2-B2のオス型トルク伝達軸部31と、オス型連結器32と、C2-C2断面のメス型規制嵌合部33とを備える。オス型連結器32が現れる断面をA2-A2断面に示す。オス型連結器32の基端部は、軸部材30の先端部に固定されている。
上側軸部材20においては、接続先端側から、オス型規制嵌合部23、メス型トルク伝達軸部21、内部空間25(メス型連結器22)の順でこれらが軸方向に配置されている。メス型トルク伝達軸部21からは、回り一周に亘る周壁部を有して内部空間を形成しており、メス型連結器22は、メス型トルク伝達軸部21の奥側に形成された内部空間25に配置されている。
下側軸部材30においては、接続先端側から、オス型連結器32、オス型トルク伝達軸部31、メス型規制嵌合部33の順でこれらが軸方向に配置されている。したがって、オス型連結器32は、オス型トルク伝達軸部31より先端側に配置されている。
メス型トルク伝達軸部21とオス型トルク伝達軸部31とは、図7に示すように互いにトルク伝達可能に嵌合するオスメス一対を構成する。メス型トルク伝達軸部21は、軸部材20と同軸の内周面に、トルク伝達可能に嵌合するための断面形状が形成されたメス型
の軸である。オス型トルク伝達軸部31は、軸部材30と同軸の外周面に、トルク伝達可能に嵌合するための断面形状が形成されたオス型の軸である。
メス型トルク伝達軸部21とオス型トルク伝達軸部31の互いにトルク伝達可能に嵌合するための形状は、多角形断面形状や、軸方向の溝を有したスプラインその他任意である。本実施形態では図3(b)、図5(b)に示すように、中心を共有する2つの同じ大きさ正六角形を30°ずらした断面形状で12条の凸条が軸方向に形成される形状である。したがって、メス型トルク伝達軸部21とオス型トルク伝達軸部31とは、30°ずつ異なる12の相対角度で嵌合可能である。すなわち、一対のトルク伝達軸部21,31の構造自体が嵌合可能な軸回りの複数の角度の数は、12である。
この例のようにトルク伝達軸部は、局所応力を避けるためにトルク伝達時に力が負荷される面を均等に一周に亘って分散した形状が望ましく、自ずと嵌合可能な相対角も増加する。
メス型連結器22とオス型連結器32とは、図6、図7に示すように互いに連結するオスメス一対を構成する。
図6に示すようにメス型連結器22は、内向きの係止爪を有した鉤状の嵌合部22a,22aを有する。嵌合部22a,22aを形成する部品はバネ鋼材などの弾性材料で構成される。
図6に示すようにオス型連結器32は、相対する両面に嵌合溝32a,32aと、案内傾斜面32b,32bとを有する。嵌合溝32a,32aより先端側に案内傾斜面32b,32bが配置されている。
矢印X1で示すように、メス型連結器22とオス型連結器32とを近づけ接触させ、メス型連結器22の嵌合部22a,22a間にオス型連結器32を押し込むことにより、メス型連結器22の弾性変形を伴って、案内傾斜面32b,32bにより嵌合部22a,22a同士が離れ、嵌合部22a,22aが案内傾斜面32b,32bを乗り越えて嵌合溝32a,32aに嵌る。鉤状の嵌合部が嵌合するため、メス型連結器22とオス型連結器32の両者は軸方向力によっては離脱しないように連結する。
本実施形態の構造の場合、メス型連結器22とオス型連結器32の連結可能な角度は180°ずつ異なる2つの角度である。
オス型規制嵌合部23とメス型規制嵌合部33とは、互いに嵌合するオスメス一対を構成する。
図2及び図3(c)に示すようにオス型規制嵌合部23は、メス型トルク伝達軸部21の
周壁部の一周に満たない一部を、軸部材20の先端側に延長した態様の突出部である。
図4及び図5(c)に示すようにメス型規制嵌合部33は、オス型トルク伝達軸部31よ
り軸部材30の中央側(反対端部寄り)に設けられ、上記突出部であるオス型規制嵌合部23と嵌合するように外壁部の一部を切り欠いた切欠部である。
オス型規制嵌合部23とメス型規制嵌合部33との嵌合可能な角度は1つの角度に定まっている。
図3及び図5に示すように、一対のトルク伝達軸部21,31の構造自体が嵌合可能な軸回りの12の角度のうちの2つの角度で一対の連結器22,32が連結可能であり、一対の規制嵌合部23,33が嵌合可能な角度が、一対の連結器22,32が連結可能な1つの角度に規制されている。なお、一対の連結器22,32が連結可能な角度が2つなので、一対の規制嵌合部23,33が嵌合可能な角度も、それと同じ2つの角度としても実施できる。
さて、図7を参照して本実施形態のオーガ軸の接合構造の接合動作につき説明する。
図7(a)に示すように、上側軸部材20の下端と下側軸部材30の上端とを対向させ、
上側軸部材20と下側軸部材30とを略同軸に配置して、図7(a)→(b)→(c)→(d)という
ように連結器22,32が連結完了するまで近づけていく。すなわち、2つの軸部材20,30を軸方向に挿し込む挿し込み動作により互いに嵌合させて接合する。
挿し込み動作の過程における図7(a)に示す場面においては、オス型トルク伝達軸部3
1より先端側の案内部34がメス型トルク伝達軸部21内に入り始めるとともに、オス型規制嵌合部23とメス型規制嵌合部33との嵌合が始まる。この時、一対の連結器22,32同士の接触及び一対のトルク伝達軸部21,31同士の嵌合は始まっていない。したがって、挿し込み動作の過程で、一対の連結器22,32同士の接触及び一対のトルク伝達軸部21,31同士の嵌合のいずれよりも先に、一対の規制嵌合部23,33は互いに嵌合を始める。
この先行して嵌合する一対の規制嵌合部23,33により、連結器22,32が連結可能でトルク伝達軸部21,31が嵌合可能な角度に、2つの軸部材20,30の相対角度を案内するので、接合作業を失敗することがない。
また、規制嵌合部23,33は、外観上確認しやすい外周壁部の突出部と切欠部であって、本実施形態では1つの突出部と1つの切欠部で構成されており、一つ一つが大きく形成されているため、さらに外観上確認しやすい。
したがって、突出部であるオス型規制嵌合部23と、切欠部であるメス型規制嵌合部33とを、外観観察により対向させて2つの軸部材20,30の相対角度を決める作業が容易である。オス型規制嵌合部23とメス型規制嵌合部33とが嵌り始めれば、図7(a)→(b)→(c)→(d)というように挿し込み動作を遂行すれば容易に接合は完了する。
挿し込み動作の過程における図7(b)に示す場面においては、メス型トルク伝達軸部2
1とオス型トルク伝達軸部31との嵌合が始まる。
挿し込み動作の過程における図7(c)に示す場面においては、オス型連結器32の案内
傾斜面32b,32bがメス型連結器22の鉤状の嵌合部22a,22aを押し広げ始め、メス型連結器22とオス型連結器32との連結動作が開始される。
なお、メス型トルク伝達軸部21とオス型トルク伝達軸部31との嵌合と、メス型連結器22とオス型連結器32との連結の開始の後先は問わない。
図7(d)に示す挿し込み動作の過程の終点、すなわち、接合完了場面では、メス型トル
ク伝達軸部21とオス型トルク伝達軸部31との嵌合、オス型規制嵌合部23とメス型規制嵌合部33との嵌合、メス型連結器22とオス型連結器32との連結が同時に完了する。
以上のようにして、2つの軸部材20,30が互いに同軸に、かつ、トルク伝達可能に接合される。このとき、連結器22,32により2つの軸部材20,30同士が軸方向に引き離れないように2つの軸部材20,30同士を連結する。
図7(c)(d)に示すように一対の連結器22,32は、オス型トルク伝達軸部31を受容したメス型トルク伝達軸部21の奥側に残る内部空間25で連結し、図7(d)に示すよう
に互いに接合した状態の2つの軸部材20,30の内部に収まるように設けられている。
したがって、オーガ軸5aの接合部を径方向に大型化することがない。また、以上のオーガ軸の接合構造によれば、オーガ軸5aの接合部に対する人手作業を要することなくオーガ軸5aを接合することができる。したがって、吊り込み揚程を抑えつつ、高所での人手作業も要することなくオーガ装置3を建て込むことができる。
杭圧入施工にあたり、図1に示すようにオーガ軸5aを、杭圧入機1に保持された杭2b内に挿入された状態にオーガ装置3を建て込む。その際、横倒し状態で杭2bにオーガ5を挿入したものを一体で吊上げて杭圧入機1の杭チャック装置1aに建て込むことができる。
このオーガ装置の建て込み工程において、2つの軸部材20,30の一方の軸部材30を、先にクレーン6で吊って杭圧入機1及び杭2bによってサポートする形で地盤G上に建て込み、他方の軸部材20をクレーン6により吊り込み降下させることで上記の挿し込
み動作を実行する。これにより、一対の連結器22,32を互いに連結させて2つの軸部材20,30同士の接合を完了する。
すべての接合部の接合が完了し、オーガ装置3が組み上がったら、オーガ駆動部4を稼働させてオーガ5を回転駆動し、オーガ5によって地盤Gを掘削するオーガ掘削工法を実行する。このオーガ掘削工法を併用しつつ、杭圧入機1により杭2bを地盤Gに圧入し、杭2bの上端を計画レベル(通常は、隣接した既設杭2aの上端レベル)まで押し下げる。
次に、掘削に使用した2つの軸部材20,30を分離する工程につき説明する。
一つの方法としては、図8(a)に示されるピン24を外部から押すことでピン孔26か
ら抜き、図8(b)に示すように連結器22を下側軸部材30側に残したまま、2つの軸部
材20,30を軸方向に引き離して分離する。
この方法の場合、オーガ軸の接合構造として、一対の連結器22,32のうち少なくとも一方は、軸部材からの分離操作が外部から可能にされた構造を適用する。分離操作可能にする方の連結器は、図2(及び図11)に示すように軸部材20,30の分離状態で軸部材の内部空間に配置されている連結器(図2でメス型連結器22、図11でオス型連結器32)である。他方の連結器(図2でオス型連結器32、図11でメス型連結器22)の少なくとも嵌合部は、軸部材20,30の分離状態で軸部材の外部に露出して設けられる。
ピン24は、軸部材20の径方向に挿入されて連結器22を軸部材20に固定するものである。図8に示すように連結器22の基端部に設けられた孔26aと、軸部材20に設けられた孔26bとが連通してできるピン孔26にピン24を挿入して連結器22を軸部材20に固定することができる。ピン孔26は貫通したものであるので、ピン24の端面を外部から押すことでピン24を抜き去り、連結器22を軸部材20から分離させることができる。
以上のように、オーガ装置3の外部から操作して一対の連結器22,32のうちの一方の連結器22を、当該一方の連結器22が固定されていた一方の軸部材20から分離し、次に、他方の軸部材30及び一対の連結器22,32を、一方の軸部材20から軸方向に引き離して分離する。
杭2bの圧入が完了すると、オーガ軸5aの上端は、杭圧入機1と同じ程度に下がっているので、接合部10に対する操作が要求されても、比較的低所にて安全に行える。
再度、一対の連結器22,32を利用するために、図9に示すように連結器22と連結器32とを嵌合溝32aの方向に沿って相対的にスライドさせて、連結器22を連結器32及び下側軸部材30から分離する。分離した連結器22を上側軸部材20にピン24を用いて固定する。上記スライドが可能となるように、軸部材20,30の分離により一対の連結器22,32の双方が露出する構成とする。軸部材20,30の接合状態では、上記スライドは不能であるので、連結器22,32の連結が解かれることはなく安全である。
他の方法としては、図10に示すように一対の連結器22,32の連結を解除してから、軸部材20,30同士を分離する方法である。
この方法の場合、オーガ軸の接合構造として、一対の連結器22,32の連結解除操作が外部から可能にされた構造を適用する。
それには例えば図10に示す先細りのテーパー部41aを先端部に有した操作ロッド41を用いる。軸部材20に孔42を設けて操作ロッド41を軸部材20の径方向に進入させ、テーパー部41aにより連結器22の一対の嵌合部22a,22a間を押し広げて嵌合溝32a,32aからの嵌合部22a,22aの離脱を操作する。図8(b)に示すよう
に嵌合溝32a,32aから嵌合部22a,22aが離脱すれば、2つの軸部材20,30を軸方向に引き離して分離する。
以上のように、オーガ装置3の外部から操作して一対の連結器22,32同士の連結を
解除し、次に、2つの軸部材20,30同士を軸方向に引き離して分離する。
以上のようにして、2つの軸部材20,30同士を軸方向に引き離して互いに離脱させて分離可能である。
なお、図2から図10に示したように以上の実施形態にあっては、メス型連結器22は上側軸部材20の下端部に設けられ、オス型の連結器32は下側軸部材30の上端部に設けられた。
しかし、図11に示すようにメス型連結器22が下側軸部材30の上端部に設けられ、オス型の連結器32が上側軸部材20の下端部に設けられた構成でも実施可能である。この場合、メス型連結器22が上向きになり、施工条件によっては、土砂などがメス型連結器22に溜まりやすい。これに対して図2から図10に示した構成では、メス型連結器22を下向きにして使用でき、土砂などがメス型連結器22に溜まりにくく、そのためメス型連結器22の良好な動作が続きやすく、メンテナンスも楽である。
次に図1と図12を参照して本工法と従来工法とを比較する。
図1と図12に示すように、本工法と従来工法とでは用いる機材はほぼ同じであるが、従来工法においては、オーガ装置3Zのオーガ駆動部4Zの回転出力軸と、オーガ5Zのオーガ軸との接合部100は、上掲した従来技術(特許文献1参照)のように2つの軸部材同士をピンで直接的に固定するものである。
図12の従来工法において高所での接合作業を避けるため、地上でオーガ軸を横倒しにして接合する場合には、接合後に長大となったオーガ装置3Zを建て込まなければならないが、先に建て込まれた杭2bにオーガ5Zを挿入する場合には、既に組み上がったオーガ装置3Zの下端を杭2bの上端より高く吊り上げなければならない。したがって、吊り込み揚程が大きく、クレーン6の吊り上げ能力(揚程及び荷重)が高く要求される。またこの場合に、上部構造物(橋桁など)により高さ制限がある現場では、オーガ装置3Zを使用できなくなるおそれがある。
これに対し図1の本工法では、杭2bにオーガ5を挿入したものを一体で吊上げて杭圧入機1の杭チャック装置1aに建て込んだ後、オーガ駆動部4を吊り込み下降させることでオーガ5と接合して、接合部10に対する人手作業なしにオーガ装置3を組み上げる。
したがって、吊り荷重が小さくなるとともに、図1中に二点鎖線により示した従来工法によるオーガ装置3Zの最高吊り上げ位置より、吊り込み揚程を低くすることができる。従来工法と本工法との揚程の差は、杭2b中にオーガ5を挿入できる長さに相当する。したがって、杭2bが長くなるほど従来工法との揚程の差は大きくなる。
また、建て込んだ杭2bに対してオーガ5を吊り込み降下させて挿入すると、杭長+オーガ長分の高い吊り込み揚程が必要になるが、本工法によれば、杭2bにオーガ5を挿入したものを一体で吊上げて杭圧入機1の杭チャック装置1aに建て込むので、杭長が長くなり、オーガ長が長くなった場合においても、吊り込み揚程を抑えることが可能である。
本工法によれば吊り荷重及び揚程が小さく抑えられるので、従来工法に比較してより小型のクレーンで施工できる可能性が増加する。また本工法によれば従来工法に比較して、高さ制限がある現場、大型のクレーンを設置できない現場など、施工できる現場も増加する。
以上説明したように、本発明のオーガ軸の接合構造を適用すれば、作業員による高所での接合作業が不要となって安全であり、人為ミスもなく迅速、確実に接合でき、接合作業のための足場も不要である。
従来要した作業員による接合作業とクレーンによる吊り込みなどに対して、クレーン操作により接合が完了し、接合完了によりオーガ装置が組み上がるので、作業人員、作業工数及び作業時間の削減、工期の短縮が図られ、経済性に優れる。
上述したようにより小型のクレーンで施工できる可能性が増加して経済的であり、高さ制限がある現場、大型のクレーンを設置できない現場など、施工できる領域が拡大される
1 杭圧入機
1a 杭チャック装置
2a 既設杭
2b 杭
3 オーガ装置
4 オーガ駆動部
4a 回転出力軸
5 オーガ
5a オーガ軸
5b オーガスクリュー
5c オーガヘッド
6 クレーン
10 接合部
20 上側軸部材
21 メス型トルク伝達軸部
22 メス型連結器
22a 嵌合部
23 オス型規制嵌合部
24 ピン
25 内部空間
26 ピン孔
30 下側軸部材
31 オス型トルク伝達軸部
32 オス型連結器
32a 嵌合溝
32b 案内傾斜面
33 メス型規制嵌合部
G 地盤

Claims (10)

  1. 少なくともいずれか一方がオーガ軸を構成する2つの軸部材を軸方向に挿し込む挿し込み動作により嵌合させて互いに同軸に、かつ、トルク伝達可能に接合可能であり、前記2つの軸部材同士を軸方向に引き離して互いに離脱させて分離可能である構造を有するオーガ軸の接合構造であって、
    前記挿し込み動作に連動して、前記2つの軸部材同士が軸方向に引き離れないように前記2つの軸部材同士を連結する一対の連結器が、互いに接合した状態の前記2つの軸部材の内部に収まるように設けられ
    前記2つの軸部材をトルク伝達可能に嵌合するオス、メス一対で構成され、メス型の内周面にオス型の外周面を嵌合させる構造のトルク伝達軸部を備え、
    前記挿し込み動作の過程で、前記一対の連結器同士の接触及び前記一対のトルク伝達軸部同士の嵌合のいずれよりも先に、互いに嵌合を始める一対の規制嵌合部を有し、
    前記一対のトルク伝達軸部の構造自体が嵌合可能な軸回りの複数の角度のうちの一部の角度で前記一対の連結器が連結可能であり、
    前記一対の規制嵌合部が嵌合可能な角度が、前記一対の連結器が連結可能な角度に規制されているオーガ軸の接合構造。
  2. 前記連結器は、前記挿し込み動作に連動して弾性変形を経て嵌合する鉤状の嵌合部を有したオス、メス一対で構成された請求項1に記載のオーガ軸の接合構造。
  3. 前記規制嵌合部がオス、メス一対で構成され、
    オス型の前記規制嵌合部は、メス型の前記トルク伝達軸部の周壁部の一周に満たない一部を、軸部材の先端側に延長した態様の突出部であり、
    メス型の前記規制嵌合部は、オス型の前記トルク伝達軸部より軸部材の中央側に設けられ、前記突出部と嵌合するように外壁部の一部を切り欠いた切欠部である請求項1又は請求項2に記載のオーガ軸の接合構造。
  4. 前記一対の連結器の一方は、メス型の前記トルク伝達軸部を有する軸部材の内部空間であって、メス型の前記トルク伝達軸部の奥側に形成された内部空間に配置され、
    前記一対の連結器の他方は、オス型の前記トルク伝達軸部を有する軸部材に固定され、オス型の前記トルク伝達軸部より先端側に配置され、
    前記一対の連結器は、オス型の前記トルク伝達軸部を受容したメス型の前記トルク伝達軸部の奥側に残る内部空間で連結する請求項1から請求項3のうちいずれか一に記載のオーガ軸の接合構造。
  5. 前記連結器はオス、メス一対で構成され、メス型の前記連結器は軸部材の下端部に設けられ、オス型の前記連結器は軸部材の上端部に設けられた請求項1から請求項4のうちいずれか一に記載のオーガ軸の接合構造。
  6. 前記一対の連結器のうち少なくとも一方は、軸部材からの分離操作が外部から可能にされた請求項1から請求項5のうちいずれか一に記載のオーガ軸の接合構造。
  7. 前記一対の連結器の連結解除操作が外部から可能にされた請求項1から請求項5のうちいずれか一に記載のオーガ軸の接合構造。
  8. 請求項1から請求項7のうちいずれか一に記載のオーガ軸の接合構造を備えたオーガ装置を建て込んで当該オーガ装置により地盤を掘削するオーガ掘削工法であって、
    オーガ装置の建て込み工程において、前記2つの軸部材の一方を地盤上に建て込み、前記2つの軸部材の他方を吊り込み降下させることで前記挿し込み動作を実行し、前記一対の連結器を互いに連結させて前記2つの軸部材同士の接合を完了するオーガ掘削工法。
  9. 請求項6に記載のオーガ軸の接合構造を備えたオーガ装置を建て込んで当該オーガ装置により地盤を掘削するオーガ掘削工法であって、
    掘削に使用した前記2つの軸部材を分離する工程において、オーガ装置の外部から操作して前記一対の連結器のうちの一方を、当該一方が固定されていた一方の軸部材から分離し、 次に、他方の軸部材及び前記一対の連結器を、前記一方の軸部材から軸方向に引き離して分離するオーガ掘削工法。
  10. 請求項7に記載のオーガ軸の接合構造を備えたオーガ装置を建て込んで当該オーガ装置により地盤を掘削するオーガ掘削工法であって、
    掘削に使用した前記2つの軸部材を分離する工程において、オーガ装置の外部から操作して前記一対の連結器同士の連結を解除し、次に、前記2つの軸部材同士を軸方向に引き離して分離するオーガ掘削工法。
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