JP7122533B2 - ガラスパネルユニットの製造方法 - Google Patents

ガラスパネルユニットの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7122533B2
JP7122533B2 JP2020521773A JP2020521773A JP7122533B2 JP 7122533 B2 JP7122533 B2 JP 7122533B2 JP 2020521773 A JP2020521773 A JP 2020521773A JP 2020521773 A JP2020521773 A JP 2020521773A JP 7122533 B2 JP7122533 B2 JP 7122533B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealing
glass panel
manufacturing
panel unit
exhaust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020521773A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019230220A1 (ja
Inventor
丈司 清水
正貴 野中
治彦 石川
英一 瓜生
和也 長谷川
将 石橋
裕之 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Publication of JPWO2019230220A1 publication Critical patent/JPWO2019230220A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7122533B2 publication Critical patent/JP7122533B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B3/00Window sashes, door leaves, or like elements for closing wall or like openings; Layout of fixed or moving closures, e.g. windows in wall or like openings; Features of rigidly-mounted outer frames relating to the mounting of wing frames
    • E06B3/66Units comprising two or more parallel glass or like panes permanently secured together
    • E06B3/677Evacuating or filling the gap between the panes ; Equilibration of inside and outside pressure; Preventing condensation in the gap between the panes; Cleaning the gap between the panes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C27/00Joining pieces of glass to pieces of other inorganic material; Joining glass to glass other than by fusing
    • C03C27/06Joining glass to glass by processes other than fusing
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B3/00Window sashes, door leaves, or like elements for closing wall or like openings; Layout of fixed or moving closures, e.g. windows in wall or like openings; Features of rigidly-mounted outer frames relating to the mounting of wing frames
    • E06B3/66Units comprising two or more parallel glass or like panes permanently secured together
    • E06B3/6612Evacuated glazing units
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B3/00Window sashes, door leaves, or like elements for closing wall or like openings; Layout of fixed or moving closures, e.g. windows in wall or like openings; Features of rigidly-mounted outer frames relating to the mounting of wing frames
    • E06B3/66Units comprising two or more parallel glass or like panes permanently secured together
    • E06B3/673Assembling the units
    • E06B3/67339Working the edges of already assembled units
    • E06B3/6736Heat treatment
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B3/00Window sashes, door leaves, or like elements for closing wall or like openings; Layout of fixed or moving closures, e.g. windows in wall or like openings; Features of rigidly-mounted outer frames relating to the mounting of wing frames
    • E06B3/66Units comprising two or more parallel glass or like panes permanently secured together
    • E06B3/677Evacuating or filling the gap between the panes ; Equilibration of inside and outside pressure; Preventing condensation in the gap between the panes; Cleaning the gap between the panes
    • E06B3/6775Evacuating or filling the gap during assembly

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

本開示は、ガラスパネルユニットの製造方法に関する。
互いに対向して位置する一対の基板間に形成された内部空間を減圧し、この内部空間を減圧状態のまま封止することで、断熱性のガラスパネルユニットが得られる。
特許文献1には、一対の基板のうち一方の基板に形成された排気孔に、ガラス製の排気管を接続し、この排気管を通じて内部空間を減圧した後に、排気管を加熱溶融させて切断する技術が記載されている。
上記の従来技術では、形成されたガラスパネルユニットの外面に、切断された排気管の跡が残存する。
日本国公開特許公報2001-354456号
本開示は、減圧された内部空間を有するガラスパネルユニットを、排気管の跡が残存しない構造で提供することを、目的とする。
本開示の一様態に係るガラスパネルユニットの製造方法は、接合工程、挿入工程、減圧工程、及び封止工程を備える。前記接合工程は、ガラスパネルを含みかつ排気孔が形成された第一基板と、ガラスパネルを含む第二基板とを、枠状の接合材を介して接合させ、前記第一基板と前記第二基板の間に、前記接合材に囲まれた内部空間を形成する工程である。前記挿入工程は、前記第一基板の前記排気孔に、シール材を挿入する工程である。前記減圧工程は、前記排気孔に排気経路を着脱自在に接続させ、前記排気経路を通じて前記内部空間を減圧する工程である。前記封止工程は、前記内部空間を減圧状態に維持しながら、前記シール材を加熱して変形させ、変形した前記シール材によって前記排気孔を封止する工程である。前記封止工程では、加熱により軟化した前記シール材が、前記排気孔と前記内部空間の間の通気を遮断した状態で、前記排気経路を通じて前記排気孔に向けて気体を供給する。
図1は、一実施形態のガラスパネルユニットの製造方法の接合工程を示す斜視図である。 図2は、同上の接合工程を経て形成された仕掛品を示す平面図である。 図3は、図2のA-A線断面図である。 図4は、同上の製造方法の減圧工程を示す平面図である。 図5は、図4のB-B線断面図である。 図6は、同上の製造方法の封止工程の一状態を示す断面図である。 図7は、同上の封止工程の次の状態を示す断面図である。 図8は、同上の製造方法で用いる排気装置を示す概略図である。 図9は、同上の製造方法で得られるガラスパネルユニットを示す斜視図である。 図10は、同上の製造方法の変形例1で用いる排気装置を示す概略図である。 図11は、同上の製造方法の変形例2で用いる排気装置を示す概略図である。 図12は、同上の製造方法の変形例3で用いる排気装置を示す概略図である。
(一実施形態)
添付図面に基づいて、一実施形態のガラスパネルユニットの製造方法(以下、単に「一実施形態の製造方法」という。)について説明する。
一実施形態の製造方法は、ガラスパネルユニット9を製造する方法であって、接合工程、挿入工程、減圧工程、及び封止工程を備える。
一実施形態の製造方法では、接合工程を経ることで、まず仕掛品8を形成する。仕掛品8は、ガラスパネルユニット9を製造する途中の物品である。接合工程の後に行われる挿入工程において、仕掛品8が有する排気孔815にシール材89を挿入する。挿入工程の後に行われる減圧工程と封止工程において、図8に示す排気装置1と封止ヘッド7を用いて、内部空間85の減圧と封止を行うことで、高い断熱性を有するガラスパネルユニット9が製造される。以下、各工程について詳細に説明する。
まず、接合工程について説明する。図1等に示すように、接合工程では、第一基板81、第二基板82、接合材83、複数のピラー84、及び堰87をそれぞれ所定箇所に配置する。具体的には、第二基板82の一面(言い換えれば第二基板82の上面)に、接合材83、堰87、及び複数のピラー84を配置する。第二基板82の上方に、第一基板81が対向して位置する。
第一基板81は、透光性を有するガラスパネル810を含む。第二基板82は、透光性を有するガラスパネル820を含む。以下においては、第一基板81に含まれるガラスパネル810を、第一ガラスパネル810と称し、第二基板82に含まれるガラスパネル820を、第二ガラスパネル820と称する。
第一ガラスパネル810と第二ガラスパネル820を形成する材料は、例えばソーダライムガラス、高歪点ガラス、化学強化ガラス、無アルカリガラス、石英ガラス、ネオセラム、物理強化ガラス等であるが、特に限定されない。
図3に示すように、第一ガラスパネル810の一面(言い換えれば第一ガラスパネル810の下面)には、低放射膜812が接合されている。第一基板81のうち第二基板82に対向する面の大部分は、低放射膜812の表面で構成されている。低放射膜812は、銀等の低放射性を有する金属を含有する膜であり、放射による伝熱を抑制する機能を有する。第二基板82のうち第一基板81に対向する面は、第二ガラスパネル820の表面で構成されている。
第一基板81において低放射膜812は必須でなく、第一基板81が低放射膜812を含まないことも有り得る。第一基板81が、低放射膜812の代わりに、低放射膜812とは異なる機能の膜を含むことも有り得る。同様に、第二基板82が低放射膜を含むことも有り得るし、低放射膜とは異なる機能の膜を含むことも有り得る。
第一基板81には、排気孔815が形成されている。排気孔815は、第一基板81をその厚み方向に貫通する孔である。排気孔815は、第一ガラスパネル810をその厚み方向に貫通している。
接合材83は、ディスペンサー等の塗布装置を用いて、第二基板82(すなわち第二ガラスパネル820)に配される。図1に示すように、接合材83は、第二基板82の一面(言い換えれば第二基板82の上面)の外周縁に沿って、枠状に配される。
堰87は、同じくディスペンサー等の塗布装置を用いて、第二基板82(すなわち第二ガラスパネル820)に配される。堰87は、シール材89の変形範囲を規制するための部分である。
堰87は、第二基板82の一面(言い換えれば第二基板82の上面)の所定箇所に配される。接合材83の材料と、堰87の材料は、同一の材料(例えばガラスフリット)であることが好ましいが、互いに異なる材料でもよい。堰87の形状は、切欠き875を有する環状の形状であり、より具体的にはC字状の形状であるが、堰87の形状はこれに限定されない。
複数のピラー84は、第二基板82の一面のうちの接合材83に囲まれる領域に、規則的に分散配置される。複数のピラー84の寸法形状、数、及び配置は特に限定されない。複数のピラー84は樹脂製であることが好ましいが、これに限定されず、例えば金属製であってもよい。
接合工程では、上記のように対向配置した第一基板81と第二基板82を、接合材83を介して気密に接合させる。
具体的には、接合材83と堰87と複数のピラー84を挟み込んだ状態の第一基板81と第二基板82を、熱風循環炉等の接合炉内で加熱し、接合材83を加熱によりいったん軟化させた後に、温度低下に伴って硬化させる。
接合工程を経ることで、第一基板81と第二基板82の間に、内部空間85が形成される(図3等参照)。内部空間85は、第一基板81と第二基板82と接合材83で囲まれた空間であり、排気孔815のみを通じて外部空間に連通する。
図2に示すように、第一基板81と第二基板82が対向する方向に見たとき、第一基板81の排気孔815は、堰87に囲まれて位置する。一実施形態の製造方法では、堰87に一つの切欠き875を形成しているが、堰87に複数の切欠き875を形成してもよい。
次に、挿入工程について説明する。挿入工程は、減圧工程と封止工程を行う前段階で、仕掛品8の排気孔815に、シール材89とプレート88をこの順で挿入しておく工程である。シール材89は、例えばガラスフリットを用いて形成された固形のシール材である。プレート88は、例えば金属を用いて形成された円板状のプレートである。
シール材89とプレート88は共に、排気孔815よりも小さな外形を有する。排気孔815に挿入されたプレート88と、第二基板82との間に、シール材89が挟み込まれる。
次に、減圧工程について説明する。減圧工程は、排気装置1とこれに接続された封止ヘッド7を用いて、実行される。封止ヘッド7は、仕掛品8のコーナー部分8aに、着脱自在に装着される。
図5等に示すように、封止ヘッド7は、排気用の筒部75と、筒部75を支持する第一フレーム71と、加熱器79と、加熱器79を支持する第二フレーム72と、ばね機構73を備える。ばね機構73は、第一フレーム71と第二フレーム72に対して、互いに近づく方向に付勢力を与えるように構成されている。第一フレーム71と第二フレーム72は、第一基板81と第二基板82が対向する方向において、相対的に変位することができるように連結されている。
ばね機構73が与える付勢力によって、第一フレーム71は、第一基板81に対して上方から押し付けられ、第二フレーム72は、第二基板82に対して下方から押し付けられる。
筒部75の内部には、排気空間752が形成されている。筒部75の下面(言い換えれば、筒部75のうち第一基板81に対向する面)には、排気空間752に連通する開口754が形成されている。
図8に模式的に示すように、封止ヘッド7の筒部75は、排気経路2を通じて真空ポンプ3に接続されている。減圧工程で用いる排気装置1は、封止ヘッド7に接続された排気経路2と、排気経路2に接続された真空ポンプ3と、排気経路2に接続された圧力計4と、排気経路2に接続された気体導入路5を備える。排気経路2には開閉弁25が設けられ、気体導入路5には開閉弁55が設けられている。
封止ヘッド7を仕掛品8に装着し、排気装置1を駆動する(つまり真空ポンプ3を駆動する)ことで、仕掛品8の排気孔815、封止ヘッド7、及び排気経路2を通じて、内部空間85の空気が排気される。封止ヘッド7を仕掛品8に装着した状態は、言い換えれば、封止ヘッド7を第一基板81に装着した状態である。
封止ヘッド7の排気空間752には、押圧部材76が配されている。押圧部材76は、板状の基部761と、基部761の一部から下方に突出する円柱状の押圧ピン765を、一体に有する。押圧部材76は、排気空間752において、上下に(つまり第二基板82に対して近接離間するように)移動自在である。
排気空間752には、押圧部材76に付勢力を与えるばね材74が、更に配されている。ばね材74は、押圧部材76の基部761に押し当たることで、押圧部材76に対して下方への付勢力を与えている。ばね材74が押圧部材76に与える付勢力は、開口754を通じて押圧ピン765を下方に(つまり第二基板82に近づく方向に)押し出す付勢力である。
筒部75の下面のうち開口754を囲む部分には、弾性を有するOリング77が配されている。
第二フレーム72に支持される加熱器79は、局所加熱用の赤外線を照射する赤外線照射器である。加熱器79は、排気孔815に挿入してある熱溶融性のシール材89に対して、透光性を有する第二基板82を通じて(つまり第二ガラスパネル820を通じて)外部から赤外線を照射し、シール材89を局所的に加熱するように構成されている。
加熱器79は、赤外線を放出することのできる熱源部791と、熱源部791から放出された赤外線を狙いの箇所に集光させる集光部792を備える。熱源部791は、近赤外線を放出するハロゲンランプであることが好ましいが、これに限定されない。
上記の構造を備える封止ヘッド7を用いて、以下のようにして減圧工程が行われる。
減圧工程を行うにあたり、仕掛品8は、第一基板81が第二基板82の上方に位置する姿勢を保つようにセットされる。仕掛品8がセットされた状態において、排気孔815は、上方に向けて開口する。
図5に示すように、仕掛品8のコーナー部分8aに封止ヘッド7を装着した状態で、筒部75の開口754を通じて下方に突出した押圧ピン765の先端部は、ばね材74から与えられる付勢力を伴って、プレート88の上面に押し当たる。シール材89とプレート88は、第二基板82と押圧部材76の間で、ばね材74から与えられる付勢力を伴って上下に挟み込まれる。
封止ヘッド7のOリング77は、第一基板81の上面のうち、排気孔815を全周に亘って囲む部分に、気密に押し当たる。
この状態で、図8に示す排気装置1の開閉弁25を開いて真空ポンプ3を駆動させると、封止ヘッド7の排気空間752の空気が排出されてゆき(図5中の白抜き矢印参照)、仕掛品8の内部空間85が、例えば0.1Pa以下の真空度に至るまで減圧される。
次に、封止工程について説明する。封止工程では、第二フレーム72に支持された加熱器79を用いて、内部空間85の減圧状態を維持しながら、排気孔815を封止する。
加熱器79は、内部空間85が減圧状態で維持されているときに、排気孔815に挿入されているシール材89を、非接触でかつ局所的に加熱する(図6参照)。
局所加熱されたシール材89は、所定の軟化点に到達すると軟化を開始する。軟化したシール材89は、ばね材74が押圧部材76とプレート88を介してシール材89に及ぼす付勢力によって、第二基板82に向けて押し込まれ、内部空間85において変形する。このときシール材89は、第一基板81と第二基板82が対向する方向と直交する方向に向けて、押し拡げられる。
封止工程においては、軟化したシール材89(言い換えると流動性を増した状態のシール材89)が、排気孔815と内部空間85の間の通気を遮断した段階で、排気装置1の真空引きを停止させ(つまり真空ポンプ3を停止させ)、気体導入路5の開閉弁55を開く。これにより、気体導入路5を通じて排気経路2内に外気が導入される。排気経路2に導入された外気は、排気経路2とこれに連通する筒部75の排気空間752を通じて、排気孔815に向けて供給される(図7中の白抜き矢印参照)。
ここで供給された外気の圧力は、軟化したシール材89を第二基板82に向けて更に押し込むように作用する。これにより、シール材89をバランス良く押し拡げることができる。つまり、一実施形態の製造方法の封止工程では、まず押圧ピン765の圧力によってシール材89を押し拡げ、次いで、押圧ピン765の圧力に加えて外気の圧力を加えることによって、シール材89をバランス良く押し拡げる。
また、シール材89の内部には、軟化(溶解)の際に微細な泡が発生することがあるが、軟化したシール材89に対して外気の圧力を加えることで、これらの泡を潰しておくことができる。
気体導入路5を通じて供給する外気は、加熱された乾燥空気であることが好ましい。供給する外気の温度は、一般的な室温から、300℃の範囲内の温度であることが好ましい。一実施形態の製造方法の封止工程で、気体導入路5を通じて供給する外気の温度は、例えば100℃から300℃の範囲内の温度であり、より好ましくは200℃から300℃の範囲内の温度である。
気体導入路5を通じて供給する外気の温度が、シール材89の温度に近いほど、シール材89が急激に温度変化することにより破損等を生じて排気孔815の封止に影響が及ぶことが、抑えられる。気体導入路5を通じて供給する外気の温度は、シール材89の軟化点を基準として、該軟化点からプラスマイナス100℃の範囲内の温度であることが好ましく、該軟化点からプラスマイナス50℃の範囲内の温度であることが更に好ましい。
一実施形態の製造方法では、排気経路2に外気を供給するときにはシール材89の加熱を停止しているが、シール材89の加熱を継続しながら外気を導入することも可能である。
また、一実施形態の製造方法の挿入工程では、排気孔815にプレート88を挿入しているが、プレート88は必須ではない。排気孔815にプレート88を挿入せず、押圧ピン765の先端をシール材89に直接押し当てることも可能である。この場合、押圧ピン765の位置がずれると、シール材89をバランスよく押し拡げることが難しくなるが、最終的には外気の圧力でシール材89をバランスよく押し拡げることができる。
また、一実施形態の製造方法では、シール材89の変形範囲を規制するための堰87を内部空間85に設けているが、堰87は必須ではない。内部空間85に堰87を設けることなく、シール材89を内部空間85で変形させ、変形後のシール材89で排気孔815を封止することも可能である。
以上、一実施形態の製造方法について説明した。この製造方法によれば、排気装置1と封止ヘッド7を用いて行うシンプルな作業で、仕掛品8の内部空間85を減圧し、かつ減圧に用いた排気孔815を、シール材89によって高い信頼性で封止することができる。製造されたガラスパネルユニット9には、従来技術においては残存していたような排気管の跡が残存しない。
次に、一実施形態の製造方法の各種の変形例について説明する。変形例の説明において、上記した構成と同様の構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。以下においては、上記した構成とは異なる構成について説明する。
(変形例1)
図10には、一実施形態の製造方法の変形例1において用いる排気装置1を、模式的に示している。変形例1において用いる排気装置1は、気体導入路5を介して排気経路2に接続されたコンプレッサー6と、気体導入路5の流路中に設けられた圧力調整用のレギュレータ57を、更に備えている。
つまり、変形例1において用いる排気装置1では、圧縮空気を供給するコンプレッサー6と排気経路2の間に気体導入路5が介在し、気体導入路5の流路中に、開閉弁55とレギュレータ57が設けられている。
変形例1の封止工程では、加熱により軟化したシール材89が、排気孔815と内部空間85の間の通気を遮断した段階で、排気装置1の真空引きを停止させ(つまり真空ポンプ3を停止させ)、気体導入路5の開閉弁55を開き、コンプレッサー6を運転させる。コンプレッサー6から気体導入路5に送り出された圧縮空気は、レギュレータ57を経て圧力調整されたうえで排気経路2に供給され、封止ヘッド7の排気空間752を通じて、排気孔815に向けて供給される。
コンプレッサー6から供給する圧縮空気の温度は、一般的な室温よりも高温であることが好ましく、また、300℃以下であることが好ましい。コンプレッサー6から供給する圧縮空気の温度は、例えば100℃から300℃の範囲内の温度であり、より好ましくは200℃から300℃の範囲内の温度である。コンプレッサー6から供給する圧縮空気の温度が、シール材89の温度に近いほど、シール材89が急激に温度変化することにより破損等を生じて排気孔815の封止に影響を及ぼすことが、抑えられる。供給する圧縮空気の温度は、シール材89の軟化点を基準として、該軟化点からプラスマイナス100℃の範囲内の温度であることが好ましく、該軟化点からプラスマイナス50℃の範囲内の温度であることが更に好ましい。
コンプレッサー6から排気経路2に圧縮空気を供給するときには、シール材89の加熱を停止しているが、シール材89の加熱を継続しながら圧縮空気を供給することも可能である。
また、排気孔815にプレート88を挿入せず、押圧ピン765の先端をシール材89に直接押し当てることも可能である。この場合、押圧ピン765の位置がずれると、シール材89をバランスよく押し拡げることが難しくなるが、最終的には圧縮空気の圧力でシール材89をバランスよく押し拡げることができる。
(変形例2)
図11には、変形例2において用いる排気装置1を、模式的に示している。変形例2においては、封止ヘッド7が複数設けられている。変形例2において用いる排気装置1は、複数の封止ヘッド7に接続された排気経路2と、排気経路2に接続された真空ポンプ3と、排気経路2に接続された圧力計4と、排気経路2に接続された気体導入路5を備える。
排気経路2は、マニホールド21と、複数の封止ヘッド7に一対一で接続された複数の管路23を含む。複数の管路23は、それぞれマニホールド21に接続されている。複数の管路23の各々に、開閉弁25が設けられている。真空ポンプ3と圧力計4と気体導入路5は、マニホールド21に接続されている。
変形例2の減圧工程では、複数の封止ヘッド7を、複数の仕掛品8に対して一対一で装着し、この状態で真空ポンプ3を駆動させることで、排気装置1の真空引きを行い、複数の仕掛品8の内部空間85を同時に減圧することができる。
変形例2の封止工程では、複数の仕掛品8の各々においてシール材89を加熱し、軟化したシール材89で内部空間85を塞いだ状態で、排気装置1の真空引きを停止させ(つまり真空ポンプ3を停止させ)、開閉弁55を開いて排気経路2に外気を導入する。排気経路2に導入された外気は、複数の管路23と複数の封止ヘッド7を通じて、複数の仕掛品8の排気孔815に向けて供給される。
変形例2によれば、複数の仕掛品8に対する減圧工程と封止工程を一括的に行い、複数のガラスパネルユニット9を並行して製造することができる。
(変形例3)
図12には、変形例3において用いる排気装置1を、模式的に示している。変形例3において用いる排気装置1の構成は、変形例1と変形例2を組み合わせた構成である。
つまり、変形例3においては、変形例2と同様に封止ヘッド7が複数設けられている。変形例3の排気装置1は、複数の封止ヘッド7に接続された排気経路2と、排気経路2に接続された真空ポンプ3と、排気経路2に接続された圧力計4と、排気経路2に接続された気体導入路5を備えている。更に、変形例3において用いる排気装置1は、気体導入路5に接続されたコンプレッサー6と、気体導入路5の流路中に設けられた圧力調整用のレギュレータ57を備えている。
排気経路2は、マニホールド21と、複数の封止ヘッド7に一対一で接続された複数の管路23を含む。複数の管路23は、それぞれマニホールド21に接続されている。複数の管路23の各々に、開閉弁25が設けられている。真空ポンプ3と圧力計4と気体導入路5は、マニホールド21に接続されている。
変形例3の減圧工程では、複数の封止ヘッド7を、複数の仕掛品8に対して一対一で装着し、この状態で真空ポンプ3を駆動させることで、複数の仕掛品8の内部空間85を同時に減圧することができる。
変形例3の封止工程では、複数の仕掛品8の各々においてシール材89を加熱し、軟化したシール材89で内部空間85を塞いだ状態で、排気装置1の真空ポンプ3を停止させ、気体導入路5の開閉弁55を開き、コンプレッサー6を運転させる。コンプレッサー6から気体導入路5に送り出された圧縮空気は、レギュレータ57を経て圧力調整されたうえで排気経路2に供給され、複数の管路23と複数の封止ヘッド7を通じて、複数の仕掛品8の排気孔815に向けて供給される。
変形例3によれば、複数の仕掛品8に対する減圧工程と封止工程を一括的に行い、複数のガラスパネルユニット9を並行して製造することができる。
(態様)
一実施形態及びこれの各種変形例の記載から明らかなように、第1の態様のガラスパネルユニットの製造方法は、接合工程、挿入工程、減圧工程、及び封止工程を備える。接合工程では、ガラスパネル(810)を含みかつ排気孔(815)が形成された第一基板(81)と、ガラスパネル(820)を含む第二基板(82)とを、枠状の接合材(83)を介して接合させる。これにより、第一基板(81)と第二基板(82)の間に、接合材(83)に囲まれた内部空間(85)を形成する。挿入工程では、第一基板(81)の排気孔(815)に、シール材(89)を挿入する。減圧工程では、排気孔(815)に対して排気経路(2)を着脱自在に接続させ、排気経路(2)を通じて内部空間(85)を減圧する。封止工程では、内部空間(85)を減圧状態に維持しながら、シール材(89)を加熱して変形させ、変形したシール材(89)によって排気孔(815)を封止する。封止工程では、加熱により軟化したシール材(89)が、排気孔(815)と内部空間(85)の間の通気を遮断した状態で、排気経路(2)を通じて排気孔(815)に向けて気体を供給する。
第1の態様のガラスパネルユニットの製造方法によれば、封止工程において供給した気体が、シール材(89)に対して、第二基板(82)に向けて押し込む圧力を与える。これにより、シール材(89)をバランス良く押し拡げることができる。加えて、シール材89の軟化の際に発生した微細な泡を、気体の圧力で潰しておくことができる。したがって、第1の態様のガラスパネルユニットの製造方法によれば、内部空間(85)の減圧に用いた排気孔(815)を、内部空間(85)の減圧状態を維持しながら、シール材(89)によって高い信頼性で封止することができる。製造されたガラスパネルユニット(9)には、従来技術のような排気管の跡が残存しない。
第2の態様のガラスパネルユニットの製造方法は、第1の態様との組み合わせにより実現される。第2の態様のガラスパネルユニットの製造方法において、排気経路(2)を通じて排気孔(815)に向けて供給する気体は、加熱された外気である。
第2の態様のガラスパネルユニットの製造方法によれば、ガラスパネルユニット(9)の仕掛品(8)の一部が、供給する気体の影響で急激に温度低下し、破損等を招くことが抑えられる。
第3の態様のガラスパネルユニットの製造方法は、第1の態様との組み合わせにより実現される。第3の態様のガラスパネルユニットの製造方法において、排気経路(2)を通じて排気孔(815)に向けて供給する気体は、圧縮空気である。
第3の態様のガラスパネルユニットの製造方法によれば、シール材(89)を、圧縮空気によってバランス良く押し拡げることができる。加えて、シール材89の軟化の際に発生した微細な泡を、圧縮空気の圧力で潰しておくことができる。
第4の態様のガラスパネルユニットの製造方法は、第1から第3のいずれか一つの態様との組み合わせにより実現される。第4の態様のガラスパネルユニットの製造方法において、気体の温度は、100℃から300℃の範囲内の温度である。
第4の態様のガラスパネルユニットの製造方法によれば、ガラスパネルユニット(9)の仕掛品(8)の一部が、供給する気体の影響で急激に温度変化し、破損等を招くことが抑えられる。
第5の態様のガラスパネルユニットの製造方法は、第1から第3のいずれか一つの態様との組み合わせにより実現される。第5の態様のガラスパネルユニットの製造方法において、気体の温度は、200℃から300℃の範囲内の温度である。
第5の態様のガラスパネルユニットの製造方法によれば、ガラスパネルユニット(9)の仕掛品(8)の一部が、供給する気体の影響で急激に温度変化し、破損等を招くことが抑えられる。
第6の態様のガラスパネルユニットの製造方法は、第1から第3のいずれか一つの態様との組み合わせにより実現される。第6の態様のガラスパネルユニットの製造方法において、気体の温度は、シール材(89)の軟化点からプラスマイナス100℃の範囲内の温度である。
第6の態様のガラスパネルユニットの製造方法によれば、シール材(89)が急激に温度変化することで破損等を生じて排気孔(815)の封止に影響を及ぼすことが、抑えられる。
第7の態様のガラスパネルユニットの製造方法は、第1から第3のいずれか一つの態様との組み合わせにより実現される。第7の態様のガラスパネルユニットの製造方法において、気体の温度は、シール材(89)の軟化点からプラスマイナス50℃の範囲内の温度である。
第7の態様のガラスパネルユニットの製造方法によれば、シール材(89)が急激に温度変化することで破損等を生じて排気孔(815)の封止に影響を及ぼすことが、抑えられる。
第8の態様のガラスパネルユニットの製造方法は、第1から第7のいずれか一つの態様との組み合わせにより実現される。第8の態様のガラスパネルユニットの製造方法において、減圧工程及び封止工程は、排気経路(2)を有する排気装置(1)と、排気経路(2)に接続された封止ヘッド(7)を用い、封止ヘッド(7)を第一基板(81)に装着した状態で実行される。封止工程では、排気経路(2)及び封止ヘッド(7)を通じて、排気孔(815)に向けて気体を供給する。
第8の態様のガラスパネルユニットの製造方法によれば、排気装置(1)と封止ヘッド(7)を用いたシンプルな作業で、内部空間(85)の減圧に用いた排気孔(815)を、内部空間(85)の減圧状態を維持しながら、シール材(89)によって高い信頼性で封止することができる。
第9の態様のガラスパネルユニットの製造方法は、第8の態様との組み合わせにより実現される。第9の態様のガラスパネルユニットの製造方法において、減圧工程及び封止工程では、封止ヘッド(7)を複数用いる。
第9の態様のガラスパネルユニットの製造方法によれば、複数の封止ヘッド(7)を用いて、複数のガラスパネルユニット(9)を並行して製造することができる。
第10の態様のガラスパネルユニットの製造方法は、第3の態様との組み合わせにより実現される。第10の態様のガラスパネルユニットの製造方法において、減圧工程及び封止工程は、排気経路(2)とこれに接続されたコンプレッサー(6)を有する排気装置(1)と、排気経路(2)に接続された封止ヘッド(7)を用い、封止ヘッド(7)を第一基板(81)に装着した状態で実行される。封止工程では、コンプレッサー(6)から、排気経路(2)及び封止ヘッド(7)を通じて、排気孔(815)に向けて圧縮空気を供給する。
第10の態様のガラスパネルユニットの製造方法によれば、排気装置(1)と封止ヘッド(7)を用いたシンプルな作業で、内部空間(85)の減圧に用いた排気孔(815)を、内部空間(85)の減圧状態を維持しながら、シール材(89)によって高い信頼性で封止することができる。
第11の態様のガラスパネルユニットの製造方法は、第10の態様との組み合わせにより実現される。第11の態様のガラスパネルユニットの製造方法において、減圧工程及び封止工程では、封止ヘッド(7)を複数用いる。
第11の態様のガラスパネルユニットの製造方法によれば、複数の封止ヘッド(7)を用いて、複数のガラスパネルユニット(9)を並行して製造することができる。
第12の態様のガラスパネルユニットの製造方法は、第1から第11のいずれか一つの態様との組み合わせにより実現される。第12の態様のガラスパネルユニットの製造方法において、封止工程では、加熱により軟化したシール材(89)を、排気孔(815)に挿入した押圧部材(76)で押し込んで変形させる。変形したシール材(89)によって、排気孔(815)と内部空間(85)の間の通気を遮断する。
第12の態様のガラスパネルユニットの製造方法によれば、まず押圧部材(76)によってシール材(89)を押し拡げ、次いで、シール材(89)に対して更に気体の圧力を加えることで、シール材(89)をバランス良く押し拡げることができる。
第13の態様のガラスパネルユニットの製造方法は、第1から第12のいずれか一つの態様との組み合わせにより実現される。第13の態様のガラスパネルユニットの製造方法において、封止工程では、第二基板(82)を通じて、シール材(89)に対して赤外線を照射することで、シール材(89)を局所的に加熱する。
第13の態様のガラスパネルユニットの製造方法によれば、内部空間(85)を減圧状態で維持しながら、シール材(89)を効率的に局所加熱することができる。
2 排気経路
76 押圧部材
81 第一基板
810 ガラスパネル
815 排気孔
82 第二基板
820 ガラスパネル
83 接合材
85 内部空間
89 シール材
9 ガラスパネルユニット

Claims (13)

  1. ガラスパネルを含みかつ排気孔が形成された第一基板と、ガラスパネルを含む第二基板とを、枠状の接合材を介して接合させ、前記第一基板と前記第二基板の間に、前記接合材に囲まれた内部空間を形成する接合工程と、
    前記第一基板の前記排気孔に、シール材を挿入する挿入工程と、
    前記排気孔に対して排気経路を着脱自在に接続させ、前記排気経路を通じて前記内部空間を減圧する減圧工程と、
    前記内部空間を減圧状態に維持しながら、前記シール材を加熱して変形させ、変形した前記シール材によって前記排気孔を封止する封止工程と、を備え、
    前記封止工程では、
    加熱により軟化した前記シール材が、前記排気孔と前記内部空間の間の通気を遮断した状態で、前記排気経路を通じて前記排気孔に向けて気体を供給する
    ガラスパネルユニットの製造方法。
  2. 前記気体は、加熱された外気である
    請求項1のガラスパネルユニットの製造方法。
  3. 前記気体は、圧縮空気である
    請求項1のガラスパネルユニットの製造方法。
  4. 前記気体の温度は、100℃から300℃の範囲内の温度である
    請求項1から3のいずれか一項のガラスパネルユニットの製造方法。
  5. 前記気体の温度は、200℃から300℃の範囲内の温度である
    請求項1から3のいずれか一項のガラスパネルユニットの製造方法。
  6. 前記気体の温度は、前記シール材の軟化点からプラスマイナス100℃の範囲内の温度である
    請求項1から3のいずれか一項のガラスパネルユニットの製造方法。
  7. 前記気体の温度は、前記シール材の軟化点からプラスマイナス50℃の範囲内の温度である
    請求項1から3のいずれか一項のガラスパネルユニットの製造方法。
  8. 前記減圧工程及び前記封止工程は、前記排気経路を有する排気装置と、前記排気経路に接続された封止ヘッドを用い、前記封止ヘッドを前記第一基板に装着した状態で実行され、
    前記封止工程では、前記排気経路及び前記封止ヘッドを通じて、前記排気孔に向けて前記気体を供給する
    請求項1から7のいずれか一項のガラスパネルユニットの製造方法。
  9. 前記減圧工程及び前記封止工程では、前記封止ヘッドを複数用いる
    請求項8のガラスパネルユニットの製造方法。
  10. 前記減圧工程及び前記封止工程は、前記排気経路とこれに接続されたコンプレッサーを有する排気装置と、前記排気経路に接続された封止ヘッドを用い、前記封止ヘッドを前記第一基板に装着した状態で実行され、
    前記封止工程では、前記コンプレッサーから、前記排気経路及び前記封止ヘッドを通じて、前記排気孔に向けて前記圧縮空気を供給する
    請求項3のガラスパネルユニットの製造方法。
  11. 前記減圧工程及び前記封止工程では、前記封止ヘッドを複数用いる
    請求項10のガラスパネルユニットの製造方法。
  12. 前記封止工程では、
    加熱により軟化した前記シール材を、前記排気孔に挿入した押圧部材で押し込んで変形させ、変形した前記シール材によって、前記排気孔と前記内部空間の間の通気を遮断する
    請求項1から11のいずれか一項のガラスパネルユニットの製造方法。
  13. 前記封止工程では、
    前記第二基板を通じて、前記シール材に対して赤外線を照射することで、前記シール材を局所的に加熱する
    請求項1から12のいずれか一項のガラスパネルユニットの製造方法。
JP2020521773A 2018-05-30 2019-04-15 ガラスパネルユニットの製造方法 Active JP7122533B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018104076 2018-05-30
JP2018104076 2018-05-30
PCT/JP2019/016173 WO2019230220A1 (ja) 2018-05-30 2019-04-15 ガラスパネルユニットの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019230220A1 JPWO2019230220A1 (ja) 2021-07-15
JP7122533B2 true JP7122533B2 (ja) 2022-08-22

Family

ID=68698065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020521773A Active JP7122533B2 (ja) 2018-05-30 2019-04-15 ガラスパネルユニットの製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11767705B2 (ja)
EP (1) EP3805171A4 (ja)
JP (1) JP7122533B2 (ja)
WO (1) WO2019230220A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2024516143A (ja) 2021-04-21 2024-04-12 エージーシー グラス ユーロップ ラミネート真空断熱グレージング組立体を製造するための新規なラミネーション法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017170378A1 (ja) 2016-03-31 2017-10-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 ガラスパネルユニットの製造方法、建具の製造方法、ガラスパネルユニットの製造装置、及びガラスパネルユニット

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001354456A (ja) 2000-06-09 2001-12-25 Central Glass Co Ltd 低圧複層ガラス
KR101192028B1 (ko) * 2009-12-30 2012-10-16 (주)엘지하우시스 유리 패널의 배기구 형성 방법 및 이를 이용하여 제조한 유리 패널 제품
KR101191608B1 (ko) 2010-01-05 2012-10-15 (주)엘지하우시스 유리 패널의 배기구 형성 방법 및 이를 이용하여 제조한 유리 패널 제품
US9290984B2 (en) 2012-07-31 2016-03-22 Guardian Industries Corp. Method of making vacuum insulated glass (VIG) window unit including activating getter
CN203999341U (zh) * 2014-07-25 2014-12-10 洛阳兰迪玻璃机器股份有限公司 真空玻璃抽气口的封接结构
CN204298258U (zh) * 2014-12-19 2015-04-29 洛阳兰迪玻璃机器股份有限公司 真空玻璃抽气口的封接结构
JP2017141136A (ja) * 2016-02-12 2017-08-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 ガラスパネルユニットの製造方法及びガラスパネルユニット

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017170378A1 (ja) 2016-03-31 2017-10-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 ガラスパネルユニットの製造方法、建具の製造方法、ガラスパネルユニットの製造装置、及びガラスパネルユニット

Also Published As

Publication number Publication date
EP3805171A4 (en) 2021-07-28
JPWO2019230220A1 (ja) 2021-07-15
US11767705B2 (en) 2023-09-26
EP3805171A1 (en) 2021-04-14
US20210207427A1 (en) 2021-07-08
WO2019230220A1 (ja) 2019-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2017170380A1 (ja) ガラスパネルユニットの製造方法、建具の製造方法、ガラスパネルユニットの製造装置、及びガラスパネルユニット
JP6833737B2 (ja) 真空膜積層のためのシステムおよび方法
EP3348400B1 (en) System for vacuum film lamination
JP6211074B2 (ja) プレス装置、真空枠及びプレス成形方法
JP7122533B2 (ja) ガラスパネルユニットの製造方法
JP2014107503A (ja) 真空加熱加圧封止成形装置及び真空加熱加圧封止成形方法
JP7018588B2 (ja) ガラスパネルユニットの製造方法
US11913277B2 (en) Method for manufacturing glass panel unit
WO2010082357A1 (ja) 真空貼り合わせ装置
EP3632870B1 (en) Method for producing glass panel unit
US20150202852A1 (en) Method and apparatus for manufacturing composite material
WO1997048008A1 (fr) Procede et dispositif pour fabriquer un dispositif d'affichage a cristaux liquides
JP2021041639A (ja) 熱成形装置および熱成形方法
WO2022070465A1 (ja) 微小構造物製造装置及び微小構造物製造方法
EP3816127B1 (en) Method for manufacturing glass panel unit
CN115315346A (zh) 微小结构物制造装置及微小结构物的制造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220607

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220701

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7122533

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151