JP7122281B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、乗物用シートに関する。
自動車等の車両に設置されるシートとして、クッションパッドの内部に設けられた空気流路と、空気流路に空気を送り込むファンとを備え、パッドを通してシートの表面から空気を吹き出す空調シートが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2003-165325号公報 特開2012-105816号公報
特許文献1に記載されたシートでは、空気流路がクッションパッドによって形成されている。この場合、乗員の体重が負荷されることによってクッションパッドが変形し、クッションパッドの変形に起因して空気流路が潰れ、送風が滞る虞がある。
一方、特許文献2に記載されたシートでは、空気流路が、樹脂製の管状部材からなるダクトによって形成されている。この場合、乗員の体重が負荷されたとしても空気流路が維持される。しかし、ダクトのような剛質のチャンバーがクッションパッドの内部に存在することによって、座り心地が損なわれる場合がある。例えばシートクッションにおいて、乗員が左右のいずれか一方側に体重をかけた際に、チャンバーの一方側は沈むが、チャンバーの剛性に起因してチャンバーの他方側が浮き、乗員の他方側がチャンバーによって押し上げられる虞がある。
本発明は、上述した事情に鑑みなされたものであり、空調のためのチャンバーを備える乗物用シートの座り心地を高めることを目的とする。
本発明の一態様の乗物用シートは、少なくともシート表面側をパッドによって覆われており、前記パッドを通してシートの表面から吹き出される空気を流通させるチャンバーと、前記チャンバーに空気を送り込むファンと、前記シートの表面にかかる荷重の作用方向に沈み込み可能に前記チャンバーを支持する支持体と、を備え、前記チャンバーは、シート表面側に配置される板状の第1部材と、シート裏面側に配置され、前記第1部材との間に空気の流通空間を形成し、前記第1部材よりも柔軟に形成された第2部材と、シート幅方向の一方側に配置される第1領域と、シート幅方向の他方側に配置される第2領域と、を有し、前記第1領域と前記第2領域とは、前記荷重の作用方向に、互いに独立して撓み変形可能である。
本発明の一態様の乗物用シートは、少なくともシート表面側をパッドによって覆われており、前記パッドを通してシートの表面から吹き出される空気を流通させるチャンバーと、前記チャンバーに空気を送り込むファンと、前記シートの表面にかかる荷重の作用方向に沈み込み可能に前記チャンバーを支持する支持体と、を備え、前記チャンバーは、シート表面側に配置される板状の第1部材と、シート裏面側に配置され、前記第1部材との間に空気の流通空間を形成し、伸縮性を有するシート材で構成された第2部材と、シート幅方向の一方側に配置される第1領域と、シート幅方向の他方側に配置される第2領域と、を有し、前記第1領域と前記第2領域とは、前記荷重の作用方向に、互いに独立して撓み変形可能であり、前記第2部材のシート幅方向両側の端部は、前記第1部材のシート幅方向両側の端部に固着されている。
本発明の一態様の乗り物用シートは、少なくともシートクッション表面側をパッドによって覆われており、前記パッドを通してシートクッションの表面から吹き出される空気を流通させるチャンバーと、前記チャンバーに空気を送り込むファンと、前記シートクッションの表面にかかる荷重の作用方向に沈み込み可能に前記チャンバーを支持する支持体と、を備え、前記チャンバーは、シート表面側に配置される板状の第1部材と、シート裏面側に配置され、前記第1部材との間に空気の流通空間を形成し、前記第1部材よりも柔軟に形成された第2部材と、シートクッション前部に配置される前部領域と、シートクッション後部に配置される後部領域と、を有し、前記前部領域と前記後部領域とは、互いに独立して、前記荷重の作用方向に撓み変形可能である。
本発明の一態様の乗物用シートは、少なくともシートクッション表面側をパッドによって覆われており、前記パッドを通してシートクッションの表面から吹き出される空気を流通させるチャンバーと、前記チャンバーに空気を送り込むファンと、前記シートクッションの表面にかかる荷重の作用方向に沈み込み可能に前記チャンバーを支持する支持体と、を備え、前記チャンバーは、シート表面側に配置される板状の第1部材と、シート裏面側に配置され、前記第1部材との間に空気の流通空間を形成し、伸縮性を有するシート材で構成された第2部材と、シートクッション前部に配置される前部領域と、シートクッション後部に配置される後部領域と、を有し、前記前部領域と前記後部領域とは、互いに独立して、前記荷重の作用方向に撓み変形可能であり、前記第2部材のシート幅方向両側の端部は、前記第1部材のシート幅方向両側の端部に固着されている。
本発明の一態様の乗り物用シートは、少なくともシートバック表面側をパッドによって覆われており、前記パッドを通してシートバックの表面から吹き出される空気を流通させるチャンバーと、前記チャンバーに空気を送り込むファンと、前記シートバックの表面にかかる荷重の作用方向に沈み込み可能に前記チャンバーを支持する支持体と、を備え、前記チャンバーは、シート表面側に配置される板状の第1部材と、シート裏面側に配置され、前記第1部材との間に空気の流通空間を形成し、前記第1部材よりも柔軟に形成された第2部材と、シートバック上部に配置される上部領域と、シートバック下部に配置される下部領域と、を有し、前記上部領域と前記下部領域とは、互いに独立して、前記荷重の作用方向に撓み変形可能である。
本発明の一態様の乗物用シートは、少なくともシートバック表面側をパッドによって覆われており、前記パッドを通してシートバックの表面から吹き出される空気を流通させるチャンバーと、前記チャンバーに空気を送り込むファンと、前記シートバックの表面にかかる荷重の作用方向に沈み込み可能に前記チャンバーを支持する支持体と、を備え、前記チャンバーは、シート表面側に配置される板状の第1部材と、シート裏面側に配置され、前記第1部材との間に空気の流通空間を形成し、伸縮性を有するシート材で構成された第2部材と、シートバック上部に配置される上部領域と、シートバック下部に配置される下部領域と、を有し、前記上部領域と前記下部領域とは、互いに独立して、前記荷重の作用方向に撓み変形可能であり、前記第2部材のシート幅方向両側の端部は、前記第1部材のシート幅方向両側の端部に固着されている。
本発明によれば、空調のためのチャンバーを備える乗物用シートの座り心地を高めることができる。
本発明の実施形態を説明するための、乗物用シートのシートクッションの一例の断面図である。 図1のチャンバーの一例の斜視図である。 図2のチャンバーのIII-III線断面図である。 図3のチャンバーの破線枠IVで囲われた部分の拡大図である。 図2のチャンバーの作用を説明する断面図である。 図1のシートの変形例の模式図である。 図1のチャンバーの他の例の斜視図である。 図1のチャンバーの他の例の斜視図である。 図1のチャンバーの他の例の断面図である。 本発明の実施形態を説明するための、乗物用シートのシートバックに設けられたチャンバーの斜視図である。 図10のチャンバーのXI-XI線断面図である。
図1は、本発明の実施形態を説明するための、乗物用シートの一例を示す。
図1に示す乗物用シート(以下単にシートともいう。)1は、例えば自動車などの車両に設置されるシートである。シート1は、シートに着座した乗員の臀部及び大腿部を支持するシートクッション2と、乗員の腰部及び背部を支持するシートバック(不図示)と、を備える。
シートクッション2は、ウレタンフォームなどの発泡材からなるパッド21と、チャンバー4と、チャンバー4に空気を送り込むファン5と、パッド21及びチャンバー4を支持するフレーム22とを備える。ファン5によってチャンバー4に送り込まれた空気は、チャンバー4の内部を流通し、チャンバー4のシートクッション表面側を覆っているパッド21を通してシートクッション2の表面から吹き出される。空気がシートクッション2の表面から吹き出されることにより、乗員に接するシートクッション2の表面の温度及び湿度が調節される。なお、パッド21は、例えば皮革、織布、不織布、編物等からなるトリムカバーによって覆われており、このうちトリムカバーが皮革からなる場合に、トリムカバーには多数の通気孔が穿設され、トリムカバーの通気性が付与される。
フレーム22は、一対のサイドフレーム(不図示)と、一対のサイドフレームを連結するフロントフレーム23及びリヤフレーム24と、フロントフレーム23とリヤフレーム24との間に架け渡される複数のバネ25とを有する。バネ25は、金属製のワイヤ部材を波状且つ面状に曲げたものである。チャンバー4は、乗員の大腿部を支持するシートクッション前部に配置される前部領域4fと、乗員の臀部を支持するシートクッション後部に配置される後部領域4rとを有する。フロントフレーム23は、チャンバー4の前部領域4fの下方に配置されており、バネ25は、チャンバー4の後部領域4rの下方に配置されている。
チャンバー4のシートクッション表面側とは反対側の裏面は、パッド21によって覆われている。そして、チャンバー4の前部領域4fは、チャンバー4の裏面を覆うパッド21を介して、フロントフレーム23によって支持されている。チャンバー4の後部領域4rは、チャンバー4の裏面を覆うパッド21を介して、バネ25によって支持されている。乗員の荷重がシートクッション2にかかった際に、チャンバー4の前部領域4fは、パッド21の圧縮を伴って沈み込む。チャンバー4の後部領域4rは、パッド21の圧縮に加え、バネ25の撓みを伴って沈み込む。なお、チャンバー4の設置に伴うシートクッション2の厚みの増加を抑制する観点では、チャンバー4の後部領域4rの裏面は露呈されていることが好ましい。
なお、図1に示す例では、チャンバー4の裏面の一部が露呈され、露呈されたチャンバー4の裏面にファン5が直接取り付けられているが、ファン5の取り付け箇所は特に限定されない。ファン5は、チューブを介してチャンバー4に接続されてもよく、この場合に、ファン5は、例えばフロントフレーム23又はリヤフレーム24に取り付けられ得る。
図2及び図3は、チャンバー4の一例を示す。
図2及び図3に示すチャンバー4は、シートクッション表面側に配置される第1部材40と、シートクッション裏面側に配置される第2部材41とを有する。第1部材40及び第2部材41は、例えばポリプロピレン等の樹脂材料からなる板状部材である。第1部材40と第2部材41とが組み合わされ、第1部材40と第2部材41との間に空気の流通空間が形成される。
シートクッション表面側に配置される第1部材40には複数の送風孔42が設けられている。上記流通空間を流れる空気は、送風孔42から吹き出され、そして、チャンバー4のシートクッション表面側を覆っているパッド21を通してシートクッション2の表面から吹き出される。
乗員の荷重がシートクッション2にかかった場合にも上記流通空間が維持されるよう、第1部材40及び第2部材41の少なくとも一方にボスが設けられ、図2及び図3に示す例では、シートクッション表面側の第1部材40に複数のボス43が設けられている。ボス43は、第1部材40と第2部材41との対向方向に第1部材40から突出しており、ボス43が第2部材41と当接することによって上記流通空間が維持される。
チャンバー4の後部領域4rには、シート幅方向の一方側に配置される第1領域4aと、シート幅方向の他方側に配置される第2領域4bとが設けられている。第1領域4aは乗員の左臀部の下方に位置し、第2領域4bは乗員の右臀部の下方に位置し、第1領域4aと第2領域4bとは、臀部に沿うように、シート前後方向の略中央部が両端部に対して下がった凹形状に湾曲している。そして、第1領域4aと第2領域4bとは、シートクッション2に対する乗員の荷重の作用方向である下方に、互いに独立して撓み変形可能に構成されている。
まず、シートクッション表面側の第1部材40には、シート幅方向に間隔をあけてシート前後方向に延びるスリット44~46が設けられている。スリット44とスリット45とは、第1領域4aをシート幅方向に挟んでおり、スリット45とスリット46とは第2領域4bをシート幅方向に挟んでいる。なお、スリット45が、第1領域4aを挟む一対の第1スリットと、第2領域4bを挟む一対の第2スリットとに共通して用いられているが、別でもよい。
シートクッション裏面側の第2部材41は、第1部材40よりも柔軟である。図4に示すように、第2部材41の外面には、シート幅方向に間隔をあけてシート前後方向に延びる多数の凹溝55が形成されており、これらの凹溝55によって柔軟性が高められている。なお、第2部材41が相対的に薄くされ、又は第2部材41が相対的に柔軟性に富む樹脂材料からなることにより、第2部材41が第1部材40よりも柔軟に形成されてもよい。
そして、第1部材40のシート幅方向両側の端部47にはスリット48が設けられており、第2部材41のシート幅方向両側の端部49は、スリット48に差し込まれている。スリット48に差し込まれた第2部材41の端部49は、第1部材40の端部47に対してシート幅方向に変位可能に、第1部材40の端部47に係合している。
図5は、チャンバー4の作用を示す。
図5に示す例では、乗員が左臀部に体重をかけており、乗員の荷重は、主としてチャンバー4の後部領域4rにおける第1領域4aに入力されている。第1領域4aに入力された荷重は、第1部材40のボス43を介して第2部材41に伝達される。第2部材41に伝達された荷重に基づき、第2部材41のシート幅方向両側の端部49のうち第1領域4a側の端部49がシート幅方向中央に向けて引き込まれる。第2部材41の第1領域4a側の端部49が引き込まれることにより、第2部材41が、第1領域4aにおいて下方に沈み、第1部材40もまた、第1領域4aにおいて下方に沈む。第1部材40のスリット45によって第1領域4aから隔てられている第2領域4bは、第1領域4aの沈み込みに引きずられることはなく、第1領域4aが第2領域4bとは独立して撓む。
このように、第1領域4aと第2領域4bとが互いに独立して撓み変形可能であるため、第1領域4aの沈み込みに連動した第2領域4bの浮き上がりが抑制され、乗員の右臀部が第2領域4bによって押し上げられることも抑制される。これにより、シート1の座り心地が高まる。
なお、上述した例では、チャンバー4の下方に複数のバネ25が配置され、チャンバー4は、バネ25によって下方に沈み込み可能に支持されているものとして説明したが、チャンバー4の支持態様は特に限定されない。例えば図6に示すように、一対のサイドフレーム26とチャンバー4との間に複数のバネ27を掛け渡し、バネ27によってチャンバー4を吊ってもよく、この場合も、下方に沈み込み可能にチャンバー4を支持可能である。
図7から図9は、チャンバー4の他の例をそれぞれ示す。
図7に示す例では、チャンバー4の前部領域4fと後部領域4rとが、シートクッション2に対する乗員の荷重の作用方向である下方に、互いに独立して撓み変形可能に構成されている。
シートクッション表面側の第1部材40には、シート前後方向に間隔をあけてシート幅方向に延びるスリット50~52が設けられている。スリット50とスリット51とは、前部領域4fをシート前後方向に挟んでおり、スリット51とスリット52とは後部領域4rをシート幅方向に挟んでいる。
シートクッション裏面側の第2部材41は、第1部材40よりも柔軟である。そして、第2部材41のシート前後方向両側の端部は、第1部材40のシート前後方向両側の端部に対してシート前後方向に変位可能に、第1部材40のシート前後方向両側の端部に係合している。
例えば、乗員が臀部に体重をかけ、乗員の荷重が、主としてチャンバー4の後部領域4rに入力された場合に、後部領域4rに入力された荷重は、第1部材40のボス43を介して第2部材41に伝達され、第2部材41のシート前後方向両側の端部のうち後部領域4r側の端部がシート幅方向中央に向けて引き込まれる。これにより、第2部材41が、後部領域4rにおいて下方に沈み、第1部材40もまた、後部領域4rにおいて下方に沈む。第1部材40のスリット51によって後部領域4rから隔てられている前部領域4fは、後部領域4rの沈み込みに引きずられることはなく、後部領域4rが前部領域4fとは独立して撓む。
前部領域4fと後部領域4rとが互いに独立して撓み変形可能であるため、後部領域4rの沈み込みに連動した前部領域4fの浮き上がりが抑制され、乗員の大腿部が前部領域4fによって押し上げられることも抑制される。これにより、シート1の座り心地が高まる。
図8に示す例では、図7に示した例と同様にして、チャンバー4の前部領域4fと後部領域4rとが互いに独立して撓み変形可能に構成されており、さらに、図2及び図3に示した例と同様にして、後部領域4rにおける第1領域4aと第2領域4bとが互いに独立して撓み変形可能に構成されている。
図9に示す例では、第2部材41が、伸縮性を有する気密なシート材からなる。このようなシート材は、例えばクロロプレンゴム等のゴム材料からなるシート材である。例えば、乗員が左臀部に体重をかけ、乗員の荷重が、主としてチャンバー4の第1領域4aに入力された場合に、第1領域4aに入力された荷重は、第1部材40のボス43を介して第2部材41に伝達され、第2部材41が、その伸縮性に基づき、第1領域4aにおいて下方に沈む。第1部材40もまた、第1領域4aにおいて下方に沈み、チャンバー4の第1領域4aが第2領域4bとは独立して撓む。第2部材41が、その伸縮性に基づいて撓むので、第2部材41のシート幅方向の端部49を第1部材40のシート幅方向の端部47に固着でき、チャンバー4の構造を簡潔にできる。
ここまで、シートクッション2にチャンバー4が設けられている場合について説明したが、チャンバーは、図10及び図11に示すように、シート1のシートバック3に設けられてもよい。
シートバック3に設けられたチャンバー6の少なくともシートバック表面側は、ウレタンフォームなどの発泡材からなるパッドによって覆われる。また、チャンバー6のシートバック表面側とは反対側の裏面は、バネ等の支持体によって支持されており、乗員の上体の荷重がシートバック3にかかった際に、チャンバー6は、荷重の作用方向であるシート後方に沈み込み可能である。
チャンバー6は、シートバック表面側に配置される第1部材60と、シートバック裏面側に配置される第2部材61とを有する。第1部材60及び第2部材61は、例えばポリプロピレン等の樹脂材料からなる板状部材である。第1部材60と第2部材61とが組み合わされ、第1部材60と第2部材61との間に空気の流通空間が形成される。第1部材60には、上記流通空間を流れる空気の吹き出し口となる複数の送風孔62が設けられている。また、乗員の上体の荷重がシートバック3にかかった場合にも上記流通空間が維持されるよう、第1部材60及び第2部材61の少なくとも一方にボス63が設けられ、図11に示す例では、シートバック表面側の第1部材60に複数のボス63が設けられている。
乗員の腰部の背後に位置するチャンバー6の下部領域6lには、シート幅方向の一方側に配置される第1領域6aと、シート幅方向の他方側に配置される第2領域6bとが設けられている。第1領域6aは乗員の左腰部の背後に位置し、第2領域6bは乗員の右腰部の背後に位置する。そして、第1領域6aと第2領域6bとは、シートバック3に対する乗員の上体の荷重の作用方向であるシート後方に、互いに独立して撓み変形可能に構成されている。
まず、シートバック表面側のチャンバー6の第1部材60には、シート幅方向に間隔をあけて上下方向に延びるスリット64~66が設けられている。スリット64とスリット65とは、第1領域6aをシート幅方向に挟んでおり、スリット65とスリット66とは第2領域6bをシート幅方向に挟んでいる。
シートバック裏面側の第2部材61は、第1部材60よりも柔軟である。そして、第1部材60のシート幅方向両側の端部67にはスリット68が設けられており、第2部材61のシート幅方向両側の端部69は、スリット68に差し込まれている。スリット68に差し込まれた第2部材61の端部69は、第1部材60の端部67に対してシート幅方向に変位可能に、第1部材60の端部67に係合している。
例えば、乗員が左腰部に体重をかけ、乗員の上体の荷重が、主としてチャンバー6の下部領域6lおける第1領域6aに入力された場合に、第1領域6aに入力された荷重は、第1部材60のボス63を介して第2部材61に伝達される。第2部材61に伝達された荷重に基づき、第2部材61のシート幅方向両側の端部69のうち第1領域6a側の端部69がシート幅方向中央に向けて引き込まれる。これにより、第2部材61が、第1領域6aにおいてシート後方に沈み、第1部材60もまた、第1領域6aにおいてシート後方に沈む。第1部材60のスリット65によって第1領域6aから隔てられている第2領域6bは、第1領域6aの沈み込みに引きずられることはなく、第1領域6aが第2領域6bとは独立して撓む。
このように、第1領域6aと第2領域6bとが互いに独立して撓み変形可能であるため、第1領域6aの沈み込みに連動した第2領域6bの浮き上がりが抑制され、乗員の右腰部が第2領域6bによって押し出されることも抑制される。これにより、シート1の座り心地が高まる。
なお、チャンバー6の下部領域6l(第1領域6a及び第2領域6b)と、下部領域6lに隣り合って配置される第3領域としてのチャンバー6の上部領域6uとが、互いに独立して、荷重の作用方向に撓み変形可能に構成されてもよい。この場合、第1部材60には、下部領域6lをシート上下方向に挟む一対のスリットと、上部領域6uをシート上下方向に挟む一対のスリットが設けられる。
また、第2部材61は、伸縮性を有する気密なシート材であってもよい。この場合、第2部材61が、その伸縮性に基づいて撓むので、第2部材61の端部を第1部材60の端部に固着でき、チャンバー6の構造を簡潔にできる。
以上、自動車などの車両に設置されるシートを例にして本発明を説明したが、本発明は、船舶や航空機といった車両以外の乗物用のシートにも適用可能である。
以上、説明したとおり、本明細書に開示された乗物用シートは、少なくともシート表面側をパッドによって覆われており、前記パッドを通してシートの表面から吹き出される空気を流通させるチャンバーと、前記チャンバーに空気を送り込むファンと、前記シートの表面にかかる荷重の作用方向に沈み込み可能に前記チャンバーを支持する支持体と、を備え、前記チャンバーは、シート幅方向の一方側に配置される第1領域と、シート幅方向の他方側に配置される第2領域と、を有し、前記第1領域と前記第2領域とは、前記荷重の作用方向に、互いに独立して撓み変形可能である。
また、本明細書に開示された乗物用シートは、前記チャンバーが、シート表面側に配置される板状の第1部材と、シート裏面側に配置され、前記第1部材との間に空気の流通空間を形成する第2部材と、を有し、前記第1部材は、前記第1領域をシート幅方向に挟んで設けられている一対の第1スリットと、前記第2領域をシート幅方向に挟んで設けられている一対の第2スリットと、を有する。
また、本明細書に開示された乗物用シートは、前記第2部材が、前記第1部材よりも柔軟な板状部材であり、前記第2部材のシート幅方向両側の端部は、前記第1部材のシート幅方向両側の端部に対してシート幅方向に変位可能に、前記第1部材のシート幅方向両側の端部に係合している。
また、本明細書に開示された乗物用シートは、前記第2部材が、伸縮性を有するシート材であり、前記第2部材のシート幅方向両側の端部は、前記第1部材のシート幅方向両側の端部に固着されている。
また、本明細書に開示された乗物用シートは、前記チャンバーが、前記第1領域及び前記第2領域に隣り合って配置される第3領域をさらに有し、前記第1領域及び前記第2領域と前記第3領域とは、互いに独立して、前記荷重の作用方向に撓み変形可能である。
また、本明細書に開示された乗物用シートは、少なくともシートクッション表面側をパッドによって覆われており、前記パッドを通してシートクッションの表面から吹き出される空気を流通させるチャンバーと、前記チャンバーに空気を送り込むファンと、前記シートクッションの表面にかかる荷重の作用方向に沈み込み可能に前記チャンバーを支持する支持体と、を備え、前記チャンバーは、シートクッション前部に配置される前部領域と、シートクッション後部に配置される後部領域と、を有し、前記前部領域と前記後部領域とは、互いに独立して、前記荷重の作用方向に撓み変形可能である。
また、本発明に開示された乗物用シートは、少なくともシートバック表面側をパッドによって覆われており、前記パッドを通してシートバックの表面から吹き出される空気を流通させるチャンバーと、前記チャンバーに空気を送り込むファンと、前記シートバックの表面にかかる荷重の作用方向に沈み込み可能に前記チャンバーを支持する支持体と、を備え、前記チャンバーは、シートバック上部に配置される上部領域と、シートバック下部に配置される下部領域と、を有し、前記上部領域と前記下部領域とは、互いに独立して、前記荷重の作用方向に撓み変形可能である。
1 乗物用シート
2 シートクッション
3 シートバック
4 チャンバー
4a 第1領域
4b 第2領域
4f 前部領域
4r 後部領域
5 ファン
6 チャンバー
6a 第1領域
6b 第2領域
6l 下部領域
6u 上部領域
21 パッド
25 バネ
27 バネ
40 第1部材
41 第2部材
44 スリット
45 スリット
46 スリット
50 スリット
51 スリット
52 スリット
60 第1部材
61 第2部材
64 スリット
65 スリット
66 スリット

Claims (7)

  1. 少なくともシート表面側をパッドによって覆われており、前記パッドを通してシートの表面から吹き出される空気を流通させるチャンバーと、
    前記チャンバーに空気を送り込むファンと、
    前記シートの表面にかかる荷重の作用方向に沈み込み可能に前記チャンバーを支持する支持体と、
    を備え、
    前記チャンバーは、
    シート表面側に配置される板状の第1部材と、
    シート裏面側に配置され、前記第1部材との間に空気の流通空間を形成し、前記第1部材よりも柔軟に形成された第2部材と、
    シート幅方向の一方側に配置される第1領域と、
    シート幅方向の他方側に配置される第2領域と、
    を有し、
    前記第1領域と前記第2領域とは、前記荷重の作用方向に、互いに独立して撓み変形可能である乗物用シート。
  2. 請求項記載の乗物用シートであって、
    前記第2部材は、板状部材であり、
    前記第2部材のシート幅方向両側の端部は、前記第1部材のシート幅方向両側の端部に対してシート幅方向に変位可能に、前記第1部材のシート幅方向両側の端部に係合している乗物用シート。
  3. 少なくともシートクッション表面側をパッドによって覆われており、前記パッドを通してシートクッションの表面から吹き出される空気を流通させるチャンバーと、
    前記チャンバーに空気を送り込むファンと、
    前記シートクッションの表面にかかる荷重の作用方向に沈み込み可能に前記チャンバーを支持する支持体と、
    を備え、
    前記チャンバーは、
    シート表面側に配置される板状の第1部材と、
    シート裏面側に配置され、前記第1部材との間に空気の流通空間を形成し、前記第1部材よりも柔軟に形成された第2部材と、
    シートクッション前部に配置される前部領域と、
    シートクッション後部に配置される後部領域と、
    を有し、
    前記前部領域と前記後部領域とは、互いに独立して、前記荷重の作用方向に撓み変形可能である乗物用シート。
  4. 少なくともシートバック表面側をパッドによって覆われており、前記パッドを通してシートバックの表面から吹き出される空気を流通させるチャンバーと、
    前記チャンバーに空気を送り込むファンと、
    前記シートバックの表面にかかる荷重の作用方向に沈み込み可能に前記チャンバーを支持する支持体と、
    を備え、
    前記チャンバーは、
    シート表面側に配置される板状の第1部材と、
    シート裏面側に配置され、前記第1部材との間に空気の流通空間を形成し、前記第1部材よりも柔軟に形成された第2部材と、
    シートバック上部に配置される上部領域と、
    シートバック下部に配置される下部領域と、
    を有し、
    前記上部領域と前記下部領域とは、互いに独立して、前記荷重の作用方向に撓み変形可能である乗物用シート。
  5. 少なくともシート表面側をパッドによって覆われており、前記パッドを通してシートの表面から吹き出される空気を流通させるチャンバーと、
    前記チャンバーに空気を送り込むファンと、
    前記シートの表面にかかる荷重の作用方向に沈み込み可能に前記チャンバーを支持する支持体と、
    を備え、
    前記チャンバーは、
    シート表面側に配置される板状の第1部材と、
    シート裏面側に配置され、前記第1部材との間に空気の流通空間を形成し、伸縮性を有するシート材で構成された第2部材と、
    シート幅方向の一方側に配置される第1領域と、
    シート幅方向の他方側に配置される第2領域と、
    を有し、
    前記第1領域と前記第2領域とは、前記荷重の作用方向に、互いに独立して撓み変形可能であり、
    前記第2部材のシート幅方向両側の端部は、前記第1部材のシート幅方向両側の端部に固着されている乗り物用シート。
  6. 少なくともシートクッション表面側をパッドによって覆われており、前記パッドを通してシートクッションの表面から吹き出される空気を流通させるチャンバーと、
    前記チャンバーに空気を送り込むファンと、
    前記シートクッションの表面にかかる荷重の作用方向に沈み込み可能に前記チャンバーを支持する支持体と、
    を備え、
    前記チャンバーは、
    シート表面側に配置される板状の第1部材と、
    シート裏面側に配置され、前記第1部材との間に空気の流通空間を形成し、伸縮性を有するシート材で構成された第2部材と、
    シートクッション前部に配置される前部領域と、
    シートクッション後部に配置される後部領域と、
    を有し、
    前記前部領域と前記後部領域とは、互いに独立して、前記荷重の作用方向に撓み変形可能であり、
    前記第2部材のシート幅方向両側の端部は、前記第1部材のシート幅方向両側の端部に固着されている乗物用シート。
  7. 少なくともシートバック表面側をパッドによって覆われており、前記パッドを通してシートバックの表面から吹き出される空気を流通させるチャンバーと、
    前記チャンバーに空気を送り込むファンと、
    前記シートバックの表面にかかる荷重の作用方向に沈み込み可能に前記チャンバーを支持する支持体と、
    を備え、
    前記チャンバーは、
    シート表面側に配置される板状の第1部材と、
    シート裏面側に配置され、前記第1部材との間に空気の流通空間を形成し、伸縮性を有するシート材で構成された第2部材と、
    シートバック上部に配置される上部領域と、
    シートバック下部に配置される下部領域と、
    を有し、
    前記上部領域と前記下部領域とは、互いに独立して、前記荷重の作用方向に撓み変形可能であり、
    前記第2部材のシート幅方向両側の端部は、前記第1部材のシート幅方向両側の端部に固着されている乗物用シート。
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