JP7121526B2 - 密閉容器の開封方法及び液体移送装置 - Google Patents
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Description
前記ラミネートフィルムを押し延ばして前記ラミネートフィルムを非可逆的に変形させる変形工程と、
前記非可逆的な変形を被った前記ラミネートフィルムに前記移送先端を穿刺する穿刺工程と、を有し、
前記穿刺工程においては、前記ラミネートフィルムにおいて前記非可逆的な変形を被った範囲である押し延ばし範囲に、前記移送先端が穿刺されている範囲である穿刺範囲の少なくとも一部が包含されている。
ラミネートフィルムで開口部が密閉された密閉容器が装着され、
前記密閉容器に前記移送先端が挿入されて液体が移送され、
前記密閉容器の開封に先立ち、前記ラミネートフィルムを押圧して押し延ばす押圧手段を備える。
本開示における密閉容器の開封方法の第1の態様は、前述のように、液体を移送する移送先端を備えるとともに、ラミネートフィルムで開口部が密閉された密閉容器が装着され、前記密閉容器に前記移送先端が挿入されて液体が移送される液体移送装置における、密閉容器の開封方法であって、前記ラミネートフィルムを押し延ばして前記ラミネートフィルムを非可逆的に変形させる変形工程と、前記非可逆的な変形を被った前記ラミネートフィルムに前記移送先端を穿刺する穿刺工程と、を有し、前記穿刺工程においては、前記ラミネートフィルムにおいて前記非可逆的な変形を被った範囲である押し延ばし範囲に、前記移送先端が穿刺されている範囲である穿刺範囲の少なくとも一部が包含されている。
本開示における密閉容器の開封方法の第2の態様は、前記第1の態様の構成に加え、前記変形工程は、前記移送先端によって実行される。
本開示における密閉容器の開封方法の第3の態様は、前記第1の態様の構成に加え、前記変形工程は、前記移送先端とは別に設けられた押圧部材によって実行される。
本開示における密閉容器の開封方法の第4の態様は、前記第1から第3までの何れかの態様の特徴に加え、前記変形工程の前、後又は同時に、前記ラミネートフィルムに仮孔を穿刺する仮穿刺工程を有する。
実施例及び比較例では図25及び図26に示すノズル21を使用した。このノズル21の先端部25の外径は6.5mmで、仮穿刺突起24の外径は2.0mmであった。
実施例では、以下の工程1~8を順に実行した。
比較例1では、前記工程3及び工程4以外の工程を順に実行した。すなわち、比較例1では、仮穿刺工程及び変形工程を実行せずに、前記工程6では仮孔63が穿孔されていないラミネートフィルム60に対してピペットチップ22での穿刺工程を実行した。
比較例2では、上記工程4以外の工程を順に実行した。すなわち、比較例2では、仮穿刺工程は実行するが変形工程は実行せずに、前記工程6で仮孔63が穿孔されているが押し延ばし範囲62は形成されていないラミネートフィルム60に対してピペットチップ22での穿刺工程を実行した。
前記工程7におけるノズル21からの圧力変動を、ノズル21と液体移送装置10内のポンプ(図示せず)を接続する配管の途中に設けた圧力センサ(ピエゾ抵抗型半導体圧力センサ、図示せず)で測定した。その結果を、図28に示す。なお、図28の横軸における「計測開始後の経過時間(秒)」とは、前記工程1で密閉容器50をセットしてからの経過時間を示している。さらに、図中「A」の時点で前記工程7の試薬の排出が開始され、図中「B」の時点でノズル21を一定距離だけ上昇させている。また、図中の縦軸は、圧力センサの出力値(V)を示す。
15 制御手段
20 移送先端
21 ノズル
22 ピペットチップ
22A 先端開口
22B 後端開口
23 接触面
24 仮穿刺突起
25 先端部
25A 溝部
25B 通気口
26 後端部
26A 通気路
27 中間部
30 押圧部材
33 接触面
40 仮穿刺部材
50 密閉容器
51 枠体
51A 天板
51B 側板
52 ウェル
52A 測定ウェル
55 液体
60 ラミネートフィルム
61 接触範囲
62 押し延ばし範囲
63 仮孔
64 穿刺範囲
65 断縁
66 仮封印フィルム
Claims (6)
- 液体を移送する移送先端が装着されるノズルを備えるとともに、ラミネートフィルムで開口部が密閉された密閉容器が装着され、前記密閉容器に前記移送先端が挿入されて液体が移送される液体移送装置における、密閉容器の開封方法であって、
前記ノズルは前記液体移送装置に装着された前記密閉容器の前記開口部の上方に設けられ、前記ノズルの下端に前記ラミネートフィルムを押し延ばし可能な接触面と前記接触面に設けられた前記ラミネートフィルムを穿孔する突起とを備え、
前記ノズルを下降させて前記ラミネートフィルムを前記突起で穿刺して仮孔を形成する仮穿刺工程と、
前記ノズルを下降させて前記ラミネートフィルムを前記ノズルの前記接触面で押し延ばして前記ラミネートフィルムを非可逆的に変形させる変形工程と、
前記仮穿刺工程及び前記変形工程の後に前記ノズルに前記移送先端を装着する工程と、
前記非可逆的な変形を被った前記ラミネートフィルムに前記ノズルに装着された前記移送先端を穿刺する穿刺工程と、を有し、
前記穿刺工程においては、前記ラミネートフィルムにおいて前記非可逆的な変形を被った範囲である押し延ばし範囲に、前記移送先端が穿刺されている範囲である穿刺範囲の少なくとも一部が包含されていることを特徴とする、密閉容器の開封方法。 - 前記変形工程は、前記ラミネートフィルムのうち前記仮孔が形成された位置を含む範囲を前記接触面で押し延ばす、請求項1記載の密閉容器の開封方法。
- 前記ノズルを下降させて前記仮穿刺工程と前記変形工程を同時に行う、請求項1又は請求項2に記載の密閉容器の開封方法。
- 前記変形工程は、前記移送先端とは別に設けられた前記ノズルによって実行されることを特徴とする、請求項1記載の密閉容器の開封方法。
- 液体を移送する移送先端が装着されるノズルを備え、
ラミネートフィルムで開口部が密閉された密閉容器が装着され、
前記ノズルは前記密閉容器の前記開口部の上方に設けられ、前記ノズルの下端に前記ラミネートフィルムを押し延ばし可能な接触面と前記接触面に設けられた突起とを備え、
前記密閉容器に前記移送先端が挿入されて液体が移送され、
前記密閉容器への前記移送先端の挿入に先立ち、前記ノズルを下降させて前記ラミネートフィルムを前記突起で穿刺して仮孔を形成する仮穿刺工程と、前記ノズルを下降させて前記ラミネートフィルムを前記ノズルの前記接触面で押し延ばして前記ラミネートフィルムを非可逆的に変形させる変形工程とを行う制御手段を備えることを特徴とする液体移送装置。 - 前記制御手段は、前記ラミネートフィルムのうち前記仮孔が形成された位置を含む範囲を前記接触面で押し延ばす、請求項5記載の液体移送装置。
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JP2009122091A (ja) | 2007-10-23 | 2009-06-04 | Shimadzu Corp | オートサンプラ及び試料注入方法 |
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