JP7120883B2 - 水草刈取船の結合構造及び水草刈取船 - Google Patents

水草刈取船の結合構造及び水草刈取船 Download PDF

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特許法第30条第2項適用 平成30年8月22日から24日に、埼玉県の戸田公園漕艇場において、水草刈取船の結合・分離などの性能試験を行った。
本発明は、水草刈取船の結合構造及び水草刈取船に係り、詳しくは、結合・分離可能な一対の水草刈取船の構造に関する。
水草が繁茂した水面に浮かべ、フロートを備えた船体の船首に刈刃を有した開口部を備え、刈り取った水草をコンベアで船体の後方に搬送し、貯蔵し、船体の後部から排出するような水草刈取船がある。このような水草刈取船は、水草を効率的に刈り取るには、当然に水草を刈取る開口部が大きいほど、一回の刈取で効率的に刈り取ることができる。
しかしながら、船体が大型化すると、作業地への運搬も大掛かりになり、特に湖沼など道路が完備していない場所への運搬を考慮すれば、小型の船体が望ましい。
一方、小型の船体の水草刈取船を複数隻用いて作業を行うと、刈り残しが起きないように、作業した経路にオーバーラップを設ける必要が生じ、効率が悪くなるという問題があった。
そこで、特許文献1に記載された水草刈取船の刈取装置では、刈り取った水草に対して後方への送り作用を与えることができないデッドスペースを作ることなく船体より広い刈り幅を得るため、刈り取りの開口部を広くする水草刈取船が提案された。この水草刈取船では、左右側壁前部を左右外方に拡張自在に設け、刈刃は左右に分割し、左右側壁前部拡張時に左右刈刃の内側端部をラップするように設けると共に左右側壁前部に水草を後方に搬送するための補助搬送コンベアを設けた。
このように刈り取りの開口部を大きくすることで、小型の水草刈取船一隻でもより効率的な刈り取りができる。
特開平8-205654号公報
しかしながら、刈り取りの開口部を拡張するには限界があり、仮に大きく拡張しても、刈り取った水草の取り込みや、貯蔵に限界があり、高い効率アップは望めなかった。
本発明は、小型の船体で、運搬が容易でありながら、高い作業効率の水草刈取船を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の水草刈取船の結合構造では、主たる水草刈取船と、従たる水草刈取船とからなる一対の水草刈取船を相互に結合する水草刈取船の結合構造であって、一対の水草刈取船は、それぞれ船体と、船体の船首に設けられ、刈刃が配設された開口部を有する刈取ヘッドと、当該刈取ヘッドを上下させる昇降手段と、刈り取った水草を開口部から後方に搬送する取込コンベアと、前記船体を推進する推進手段とを備え、前記一対の水草刈取船において、相互の舷側に設けられ、前記開口部が相互に近接するように一対の水草刈取船を結合させる固定手段を備えたことを要旨とする。
また、前記固定手段は、舷側に沿って前後に相対移動することで、固定し、若しくは解放する係止手段と、結合状態を維持するロック手段とを備えることが好ましい。
また、前記固定手段のロック手段として、前記係止手段を係止するために船体を前後に移動させるウインチを備えることも好ましい。
また、前記固定手段は、固定時の衝撃を吸収する衝撃吸収装置を備えることが好ましい。
また、前記一対の水草刈取船は、前記推進手段としてそれぞれ左右舷側に突出した推進用のパドルホイールを備え、一対の水草刈取船を結合する場合には、相互に干渉しないように前記パドルホイールを移動させるパドルホイール移動手段を備えることも好ましい。
前記一対の水草刈取船は、油圧により駆動され、前記一対の水草刈取船を固定手段により結合するときに、従たる水草刈取船の一部の動作を主たる水草刈取船において操作可能にするように、一対の水草刈取船の油圧回路を接続する油圧回路接続手段を備えることが好ましい。
また、この場合、前記油圧回路接続手段は、主たる水草刈取船の操作手段のみで、従たる水草刈取船と一体に操作可能に構成されていることが好ましい。
さらに、前記油圧回路接続手段は、相互に結合した一対の水草刈取船の推進用のパドルホイールを同期するように一対の水草刈取船を推進させる推進用パドルホイール操作手段を備えることが好ましい。
また、前記油圧回路接続手段は、相互に結合した一対の水草刈取船の刈取ヘッドを同期させて上下させる刈取ヘッド昇降手段を備えることが好ましい。
そして、上記水草刈取船の結合構造を備えた一対の水草刈取船が好ましい。
本発明によれば、小型の船体で、運搬が容易でありながら、高い作業効率の水草刈取船とすることができる。
分離した実施形態の水草刈取船の斜視図。 分離した実施形態の水草刈取船の平面図。 刈取ヘッドを下げ、搬出部を上げた実施形態の水草刈取船の左舷の側面図。 刈取ヘッドを上げ、搬出部を下げた実施形態の水草刈取船の左舷の側面図。 結合した実施形態の水草刈取船の正面図。 結合した実施形態の水草刈取船の平面図。 固定手段の概略を示す平面図。 結合した実施形態の水草刈取船の斜視図。 分離した水草刈取船(メイン)の油圧回路の概略図。 連結弁の構造を示す概略図。 分離した水草刈取船(サブ)の油圧回路の概略図。 結合した水草刈取船(メイン)の油圧回路の概略図。 結合した水草刈取船(サブ)の油圧回路の概略図。
以下、本発明を具体化した一対の水草刈取船の一実施形態を図1~図13にしたがって説明する。本発明は、一対の水草刈取船1についての発明であり、一対の水草刈取船は、「主たる水草刈取船(メイン)2」と、「従たる水草刈取船(サブ)3」とから構成される。まず、これらの共通点について、両者を区別しない場合は「水草刈取船1」として説明する。説明にあたり、「主たる水草刈取船(メイン)2」を「メイン2」と、「従たる水草刈取船(サブ)3」を「サブ3」と略記することがある。説明に当たり、水草刈取船1の作業時の進行方向を前として、右舷側を右として説明する。
<全体構成>
図1~3に示すように、水草刈取船1は、フロートとなる前後方向に長い概ね直方体の船体4と、船体4の船首41に配置された刈取ヘッド5を備える。船体4の中央部に配置され、刈取ヘッド5により刈り取られた水草を搬送し貯蔵する貯蔵部6を備える。船体4の船尾42に配置され、貯蔵部6に貯蔵された刈り取られた水草を外部に搬送して搬出する搬出部7を備える。これらはコンベアで連続して水草を搬送可能に構成されている。
また、船体4の中央部には、貯蔵部6を左右に跨ぐように運転台8が設けられ、運転台8の後部には、エンジンや油圧ポンプ(不図示)が収容されている機械室9が設けられている。
また、船体4の上面45の右舷43(図2)と左舷44の中央部には、推進用のパドル部10が左右に突出するように配設されている。
<船体4>
船体4は、ステンレス製で、全体が、前後に長く、概ね扁平な直方体のフロートとして水面に浮遊可能に気密な構造となっている。
上面45は、前後に長い長方形の水平な平面となっている。図3に示すように船首41の前側下部は、斜め下向きの平面として形成されており、前方に移動時の水の抵抗を低くしている。前側上部は、刈取ヘッド5との干渉を防ぐために斜め上方に向けた平面となっている。船尾42の下部は、斜め下向きの平面として形成されており、後方に移動時の水の抵抗を低くしている。底面(図3~5参照)は、浅い湖沼でも作業ができ、地上に載置した場合でも安定するように水平面となっている。
右舷43(図2)及び左舷44は、いずれも垂直な平面として形成されている。そのため、一対の水草刈取船1が結合されたときには、相互に密着して、安定した結合状態を維持することができる。
<刈取ヘッド>
刈取ヘッド5は、船体4に支持されるフレーム52と、このフレーム52に支持されるバケット53と、このバケット53の底面に配設される取込コンベア54とから構成される。
<フレーム>
フレーム52は、上方に直線状に延びる左右一対の後アーム52a/52aと、この後アーム52aと下端部近傍で分岐しておよそ50度程度前側に直線状に延びる左右一対の前アーム52b/52bを備える。左右の前アーム52bと後アーム52aの上端をそれぞれ連結する上アーム52cが設けられる。このように後アーム52aと前アーム52bと上アーム52cによりトラス構造となっている。
また、後アーム52a/52aの上端同士を左右水平に連結する後水平アーム52dと、前アーム52b/52bの上端同士を左右水平に連結する前水平アーム52eを備える。
船体4の上面45の前部の左右に支持部51/51が設けられ、後アーム52a/52aの下端がそれぞれ軸支され、フレーム52は、この支持部51/51を中心に揺動可能となっている。
また、船体4の上面45の支持部51/51より前方の船首41側端部の左右には、下支持部52g/52gが配設される。下支持部52g/52gには、ヘッドシリンダ52f/52fのそれぞれの下端が軸支され、ヘッドシリンダ52f/52fのそれぞれの上端は、後水平アーム52dの両端部の上支持部52i/52iに軸支されている。
このため、ヘッドシリンダ52f/52fが伸長すると、フレーム52は、前部が上昇するように変位し、ヘッドシリンダ52f/52fが収縮するとフレーム52は、前部が下降するように変位する。このフレーム52とヘッドシリンダ52fとから、昇降手段が構成される。
<バケット及び刈刃>
バケット53は、水平な底面53aと、底面53aの左右両側に垂直に設けられた側壁53b/53bを備える。側壁53b/53bは、前部が概ね直角二等辺三角形の形状で、後部は底面53aに平行な前部より低い壁面が形成されている。この側壁53b/53bの前部の頂点近傍は、前水平アーム52eの両端に設けられた前支持部53c(図3)に支持されている。また、側壁53b/53bの後端部は、後アーム52a/52aの中央部から架け渡すように設けられたバケット支持部52hに、底面53aの後支持部53d(図2)が、載置されるように支持されている。したがって、通常は、バケット53は、フレーム52と一体に回動する。
側壁53b/53bの先端には、連続するように開口側壁55aが設けられ、開口側壁55a/55aの前端は、側壁53b/53bの間隔より広く、船体4の幅と略同等の幅となっている。この開口側壁55a/55aの先端部と底面53aの先端部により開口部55が形成される。
この開口部55の周縁には、刈刃56が設けられる。刈刃56は、開口側壁55a/55a先端部の縦刈刃56a/56a(図1)と、底面53aの先端部の下刈刃56b(図1)とから構成される。
刈刃56は、2枚の刃体が相互に揺動するいわゆる周知のバリカン式刈取機を採用する。オペレータの操作により操作コラム82が操作されるとヘッドナイフモータ16(不図示)が駆動されて刃体が往復動して、水草が切断される。
<取込コンベア>
取込コンベア54は、バケット53の底面53aの内側に配設される。ステンレス製のメッシュ状のチェーンが無端状のコンベアベルト54aを形成し、一対の搬送ローラにより駆動され(不図示)、刈り取った水草を船体の中央部の運転台8の下の貯蔵部6に搬送する。
<貯蔵部>
貯蔵部6には、取込コンベア54と同様の構成の搬送コンベア60が配設されている。搬送コンベア60は、取込コンベア54により搬送された刈り取った水草をさらに後方に搬送する。この時、搬出部7が搬出の動作をしていないときには、搬送コンベア60により搬送された水草は、搬出部7との境界で搬送が停止され、この部分に水草が貯蔵されていく。
<搬出部>
搬出部7は、船尾42から後方に突出するように形成された樋状の構成で、底面70aと、この底面70aの両側に形成された垂直な側壁70b/70bを備える。側壁70b/70bの前側下端には、その一端部が船体4に設けられた支持部(不図示)に軸支される軸部73が設けられ、搬出部7は、この軸部73を中心に後部が上方に揺動可能に支持される。
また、側壁70b/70bの外側の中央には、側壁70bの長手方向と直交する方向に上下に突出する棒状の支持部材74が取り付けられ、支持部材74の上端部に設けられた支持部75に搬出コンベアシリンダ72の上端が軸支され、船尾42の上面45の左右に設けられた支持部76に搬出コンベアシリンダ72の下端が軸支される。このため、搬出コンベアシリンダ72が伸長すると搬出部7の後端が軸部73を中心に上方に変位し、搬出コンベアシリンダ72が収縮すると搬出部7の後端が船体4の上面45と平行になるまで下方に変位する。
また、底面70aの上には、搬出コンベア71が配設される。搬出コンベア71は、基本的に取込コンベア54、搬送コンベア60と共通の構成で水草を搬送する。
<運転台>
運転台8は、貯蔵部6を左右に跨ぐように構成される。このため、搬送コンベア60が水草を搬送し、貯蔵することには差支えがない。運転台8の後部には、機械室9が設けられ、エンジンや油圧ポンプ(不図示)が収容される。機械室9の前方には、運転席81が設けられ、オペレータが着座する椅子が設けられるとともに、その前方には、油圧回路を制御する操作コラム82が操作可能に配置される。その前方には、安全のための安全柵83が配置されている。
<パドル部>
船体4の上面45の右舷43及び左舷44には、推進用のパドル部10/10が配設される。パドル部10は、2枚の対向する六角形のサイドウォール10b/10bの間に、水を掻く板状のパドル10aが六角形の頂点から、内側が回転中心よりも回転方向にずれた位置にそれぞれ配設され固定されている。中央部は、回転軸に接続するためのハブ10cが形成され、パドルホイールとして構成されている。ハブ10cには、パドルモータ10fが接続されている。パドルホイールは、支持軸10dを介して、船体4の上面45の右舷43及び左舷44の取付部10eに、水平位置と垂直位置に回動可能に取り付けられている。支持軸10dの幅方向外側上部と、取付部10eの上部の間には、パドルシリンダ10gが取り付けられている。このため、パドルシリンダ10gが伸長すると支持軸10dが水平に変位し、パドルホイールは、水面に接触して、水草刈取船1を推進させることができる。一方、パドルシリンダ10gが収縮すると支持軸10dが垂直に跳ね上げられて、パドル部10が舷側に突出しない状態となる。支持軸10d及びパドルシリンダ10gが本発明のパドルホイール移動手段を構成する。
<分離時の油圧回路>
図9は、主たる水草刈取船(メイン)2の分離時の油圧回路の概略を概念的に示すものであり、正確な回路図ではない。実際には各回路には往路と復路が含まれ、各種の補器類を備える。ここでは「主たる水草刈取船(メイン)2」を「メイン2」と略記する。なお、「従たる水草刈取船(サブ)3」も「サブ3」と略記する。実施形態の水草刈取船1は、油圧回路により推進や刈取りなどの各種の動作するように構成されている。
ガソリンやディーゼルによる内燃機関であるエンジン11は、油圧ポンプ12を回転させ、作動油タンク13からの作動油に圧力をかけて循環させている。圧力がかけられた作動油は、切替弁14を介して、各作動機器16~24に送出される。なお、各作動機器16~24から循環して作動油タンク13に戻る作動油の油圧回路は図示を省略した。
ここで図10は、実施形態の切替弁14の構造を示す図である。切替弁14は、オペレータの操作する操作コラム82(図1)により操作される。操作コラム82が操作されていない中立位置15aでは、オイルポンプ12による加圧された作動油は各機器に送出されないでバイパスを通り作動油タンク13に戻される。操作コラム82を操作して、図10に示す切替弁を下方の順方向15bにシフトすると、順方向、例えば右パドルモータ21が前進する方向に回転する。また、操作コラム82を操作して、図10に示す切替弁を上方の逆方向15cにシフトすると、例えば右パドルモータ21が後退する方向に回転する。切替弁は、例えば切替弁6連(カヤバ製KVS-120-6)、切替弁8連(カヤバ製KVS-120-8)などが好適に使用できる。
図9に示すように、ヘッドナイフモータ16、ヘッドコンベアモータ17、搬出コンベアシリンダ18、中間・搬出コンベアモータ19、ヘッドシリンダ20、右パドルモータ21、左パドルモータ22、右パドルシリンダ23、左パドルシリンダ24にそれぞれ切替弁14a、14c、14e、14g、14i、14k、14l、14m、14nを介して接続している。このため、それぞれ該当する操作コラム82を操作することにより、所望の機器を選択的に正・逆・停止の操作ができる。
図9においては、この切替弁14aと切替弁14bのように隣接する切替弁14は、操作コラム82の操作によって同期するように連動する。この場合、切替弁14aを順方向又は逆方向に作動油を送出すれば、切替弁14bも同様に順方向又は逆方向に操作される。
また、図9においては、メイン2は、サブ3と分離されて、単独で作業するような環境となっている。例えば、ヘッドナイフ16への油圧回路は、切替弁14aを介して加圧した作動油が供給される。
しかしながら、切替弁14bは、ラインAを介してワンタッチカプラ26に接続されている。ワンタッチカプラ26は、接続しているときには、作動油の通過を許容するが、分離した場合には作動油の通過を禁止する構成となっている。したがって、切替弁14a、14bの位置によらず、いずれにしても回路Aには、作動油は送出されない。
図11は、サブ3の分離時の油圧回路の概略を概念的に示すものである。図9と同様に、ヘッドナイフモータ16、ヘッドコンベアモータ17、搬出コンベアシリンダ18、中間・搬出コンベアモータ19、ヘッドシリンダ20、右パドルモータ21、左パドルモータ22、右パドルシリンダ23、左パドルシリンダ24にそれぞれ切替弁14o、14p、14q、14r、14s、14t、14u、14v、14wを介して接続している。このため、それぞれ該当する操作コラム82を操作することにより、所望の機器を選択的に正・逆・停止の操作ができる。
<結合時の油圧回路>
図12は、メイン2とサブ3を結合した状態を示すメイン2の油圧回路を示す概略図である。メイン2とサブ3を結合した場合には、両者の油圧回路が連結される。メイン2の油圧回路Aは、ワンタッチカプラ26を介して、サブの油圧回路A´に接続される。図13は、メイン2とサブ3を結合した状態を示すサブ3の油圧回路を示す概略図である。サブ3では、サブ3のヘッドナイフモータ16の油圧回路A´と切替弁14oと接続したワンタッチカプラ26を外し、メイン2の油圧回路Aにワンタッチカプラ26を接続し、接続した回路A´はヘッドナイフモータ16に接続されている。つまり、メイン2の切替弁14aと切替弁14bは、連動しているため、メイン2のナイフヘッドモータ16とサブ3のナイフヘッドモータ16とは、同期して作動することになる。なお、同様の油圧回路を用いることで、実際に刈取ヘッド5を物理的な部材(不図示)で固定すれば、ストレスなしに厳密に同期させることができる。
図13に示すように、メイン2とサブ3を結合するときには、サブ3のヘッドコンベアモータ16、ヘッドコンベアモータ17、搬出コンベアシリンダ18、中間・搬出コンベアモータ19、ヘッドシリンダ20、左パドルモータ22、左パドルシリンダ24の油圧回路は、サブ3の切替弁14o、14p、14q、14r、14s、14u、14vの油圧回路からワンタッチカプラ26により切り離される。
これらサブ3のヘッドコンベアモータ16、ヘッドコンベアモータ17、搬出コンベアシリンダ18、中間・搬出コンベアモータ19、ヘッドシリンダ20、左パドルモータ22、左パドルシリンダ24の油圧回路は、メイン2の油圧回路A´~G´に接続され、メイン2の切替弁14b、14d、14f、14h、14u、14l、14nと接続される。これらのワンタッチカプラ26が本発明の油圧回路接続手段に相当する。
一方、メイン2のヘッドコンベアモータ16、ヘッドコンベアモータ17、搬出コンベアシリンダ18、中間・搬出コンベアモータ19、ヘッドシリンダ20、左パドルモータ22、左パドルシリンダ24は、そのままであるので、サブ3のヘッドコンベアモータ16、ヘッドコンベアモータ17、搬出コンベアシリンダ18、中間・搬出コンベアモータ19、ヘッドシリンダ20、左パドルモータ22、左パドルシリンダ24がメイン2と同期して動作する。
なお、右パドルモータ21と切替弁14t、右パドルシリンダ23と切替弁14vは、ワンタッチカプラは配設されておらず、そのまま固定的に接続されている。
一方、サブ3の右パドルモータ21、右パドルシリンダ23は、メイン2の油圧回路とは接続されていない。これは、メイン2とサブ3とが結合される場合には、予めメイン2の左のパドル部10と、サブ3の右のパドル部10とは、上に跳ね上げて動作させないからである。
<固定手段>
図7は、図6に示す固定手段30を拡大した図である。図7を参照して一対の水草刈取船を固定するための固定手段30の概略を示す。一対の水草刈取船1は、メインを右に、サブを左にして結合するが、これらを結合するための固定手段30を備える。
固定手段30として、メイン2の左舷44には、左舷44から左方向に突出するとともに、さらに前方に向かって突出する係止部31を備える。サブ3の右舷43には、係止部31を受け入れるために、後方に向かって開口を備えた係合部32を備える。この係止部31と係合部32が本発明の係止手段を構成する。
また、係止部31と係合部32が係止するときに、応力が係止部31と係合部32に集中しないように、衝撃吸収装置33を備える。衝撃吸収装置33は、係止部31と係合部32とが前後方向で当接する前に、先にメイン2とサブ3の間で当接して衝撃を緩衝する部材であり、例えば、オイルダンパやガスダンパ、スプリング、ゴムなどの弾性体など、あるいはその組み合わせなどで構成されるメイン2に配設されるダンパー33aと、サブ3に配設され、ダンパー33aと当接する当接板33bとから構成される。当接板33bのサブ側一端部は、サブ3において支持部33cにおいて軸支されており、通常はサブ3の船体4の右舷43側の上面45に収納しており、結合時に船体4から突出させる。この当接板33bを突出した状態で、サブ3に対して、メイン2を前進させていくと、係止部31が係合部32に挿入されるとともに、ダンパー33aが当接板33bに当接して衝撃を緩衝しながら係止が完了する。
また、係止部31と係合部32が係止するときの係止位置において、これらがずれないようにするロック機構34を備える。ここでは、サブ3に配設され、ダンパー33aの後部に当接するロック板34aにより構成される。ロック板34aのサブ側一端部は、サブ3において支持部34bにおいて軸支されており、通常はサブ3の船体4の右舷43側の上面45に収納しており、ロック時に船体4から突出させる。
このロック板34aを突出した状態で、ダンパー33aの後端をロック板34aに当接させることで、サブ3に対してメイン2が前後に相対移動しないようにロックして結合状態を維持する。なお、ここではダンパー33aを利用してロックしたが、何らかの支えがあればダンパー33aに限定されるものではない。このロック機構34が本発明のロック手段に相当する。
また、図6に示すようにこのような作業を容易にするため、ハンドウインチ35を引っ掛けるフック36を数か所に設け、メイン2とサブ3を手繰り寄せたり、あるいは係止部31と係合部32とを係止するためにメイン2とサブ3を前後方向にずらしたりすることを容易にしている。なお、ハンドウインチ35のみで結合状態を維持することも可能であり、ハンドウインチ35がなくても、上記固定手段30のみでも結合状態を維持できる。
また、係止を解除する場合には、ハンドウインチ35を引っ掛けるフック36を変更して、メイン2をサブ3に対して後方に引っ張れば、容易に係止を解除することができる。
<実施形態の作用>
以上のように構成された一対の水草刈取船1の作用について説明する。一対の水草刈取船1は、主たる水草刈取船(メイン)2と従たる水草刈取船(サブ)3に分離した状態で、湖沼などの作業地に、重機により吊り下げてトラックなどに積み込まれて搬送される。この時は、いずれも左右のパドル部10は、垂直に跳ね上げている。作業地においては、重機により吊り下げて作業をする水面に各自着水させる。着水後、パドル部10は水面に着水し、メイン2の左のパドル部10と、サブ3の右のパドル部10を跳ね上げて、メインの左舷とサブの右舷が近接するように移動させる。
図5、図6、図8に示すような姿勢で近接したら、図6に示すハンドウインチ35により、メイン2の左舷44とサブ3の右舷43が近接するように移動させる。この時、メイン2の左舷44は、サブ3の右舷43よりも後方にずらしておく。続いて、ハンドウインチ35を図6の位置で、メイン2の左舷44をサブ3の右舷43に対して前方にずらしていく。そうすると、図7に示すように4か所あるメイン2の係止部31が、同時にサブ3の係合部32に挿入されていく。係止部31が係合部32に完全に挿入される前に、衝撃吸収装置33のダンパー33aと当接板33bが当接して、衝撃を吸収することができる。
係止が完了したら、ロック機構34により、係止が不用意に解除されないようにロックをして、メイン2とサブ3が前後にずれないように維持する。さらにハンドウインチ35により係止方向に締めておくのもよい。
続いて、刈取ヘッド5や搬出部7は、初期位置に揃えておき、メイン2とサブ3のエンジンを切る。
図12,13に示すように、サブ3の油圧回路A´~G´のワンタッチカプラの接続をサブ3の切替弁14o~s、14u、14wから切り離し、メインの油圧回路A~Gのワンタッチカプラをサブ3の油圧回路A´~G´のワンタッチカプラとそれぞれ接続する。
接続の切替が完了したら、メイン2のエンジンを起動する。サブ3のエンジンは、油圧回路を使用しないために起動しない。
オペレータは、メイン2の運転席81に着座し、操作コラム82を操作することで、一体になった一対の水草刈取船1を操作することができる。例えば、パドル部10の操作は、通常通り右のパドルホイールの操作コラム82を操作すれば、メイン2の右のパドルホイールを回転させることができ、左のパドルホイールの操作コラム82を操作すれば、サブ3の左のパドルホイールを回転させることができる。そのため、オペレータは、通常通りの操作をすればよい。この場合、右のパドルモータ21と左パドルモータ22、左右の油圧回路、切替弁14k,14lは同じ構成で、同一のオイルポンプ12により駆動されるため、基本的に同一操作をすれば、左右のパドルホイールは基本的に同期して回転する。この切替弁14k、14l等がパドルを同期させる推進用パドル操作手段を構成する。もちろんオペレータは、左右の操作コラム82(図1)をそれぞれ任意に操作することで、同期しない動作とすることができる。また水面の水草の状態で左右のパドルホイールの回転が同期しない場合があるが、そのときはオペレータの判断で同期するように修正する。
また、操作コラム82を操作して刈取ヘッド5を上昇させれば、メイン2とサブ3の刈取ヘッド5が同期して上昇する。
以上の手順で結合した水草刈取船では、図5、図6に示すように、メイン2の左舷44とサブ3の右舷43とが密接して一体化するため、基本的に一隻の大型船と同様な機能を奏する。特に図5に示すように隣接するメインの開口部55とサブの開口部55とは、一体になって、通過する経路の水草を漏れなく刈り取ることができる。
水草が貯まったら、搬送コンベア60を作動させ、貯蔵部6の後方に搬送する。これを繰り返し、貯蔵部6がいっぱいになったら、船尾42に運搬船(不図示)を係留し、図4に示すように搬出部7を下げて、搬出コンベア71により、運搬船に水草を積み込む。作業が終了したら、図4に示すように刈取ヘッド5を上げて移動する。
<実施形態の効果>
上記実施形態の水草刈取船によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態の水草刈取船1では、メイン2とサブ3を結合することで、一度の作業で、無駄なく広い範囲の水草を効率的に刈り取ることができる。小型の水草刈取船2隻でそれぞれ独立して作業を行うときのように、それぞれ作業した経路に刈り残しができないようにオーバーラップを取る必要がないため無駄がない。
(2)また、小型の水草刈取船2隻で行う場合には、オペレータが2名必要であるが、本実施形態では、1名のオペレータで一対の水草刈取船1が操作できるため、必要な人員を減らすことができる。
(3)大型の水草刈取船と比較すると、本実施形態の水草刈取船1では、小型の運搬車や、小型の重機により作業を行うことができ、道路の狭い湖沼などの移動に有利である。
(4)大型の水草刈取船と比較すると、本実施形態の水草刈取船1では、容易に分離して、それぞれ独立して作業することができるので、大型の水草刈取船が入れないような狭い河川などの作業でも、状況に応じて2隻に分けて作業をすることもできる。
(5)本実施形態の水草刈取船1では、固定手段30により、水面上であれば、少ない人数で、特別の機器なども必要なく、迅速に結合し、分離することができる。
(6)特に、舷側に沿ってメイン2とサブ3を前後に相対移動することで、簡単に係止部31を係合部32に、固定し、若しくは解放することができる。
(7)特に、ハンドウインチ35を係止できるフック36を複数設けたため、ハンドウインチ35によりメイン2と、サブ3の相対位置を容易に調整することができる。
(8)さらに、衝撃吸収装置33を設けたため、一対の水草刈取船1を結合する場合に、係止部31や係合部32に大きな衝撃を与えることがない。
(9)そして、結合後は、ロック機構34により、不用意な解除を防止するとともに、位置的にも安定した状態を維持できる。
(10)また、パドルホイールによる推進であるので、浅い湖沼などでも作業をすることができ、かつ結合するときには、パドルホイールを跳ね上げて、メイン2の左舷44とサブ3の右舷43とを当接した状態で、安定して結合することができる。
(11)一対の水草刈取船1を結合するときには、一方のエンジンのみを用いて作業することができるので、燃費が良好である。
(12)また、対の水草刈取船1を結合するときには、一方のエンジンのみを用いて作業することができるので、騒音が少ない。
(13)結合時の油圧回路の切替は、ワンタッチカプラにより簡単に接続を解除し、それぞれ所定のワンタッチカプラに再接続するだけで完了する。
<変更例等>
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ メイン2とサブ3の結合時に、メイン2の刈取ヘッド5とサブ3の刈取ヘッド5を物理的に連結手段(不図示)で連結するようにしてもよい。このようにすることで、隣接した刈取ヘッド間の位置を完全に同期させることができる。
○固定手段は、メイン2とサブ3の舷側同士が固定できれば、実施形態のようなものには限定されず、例えば、可動式のフックや、直接ウインチなどで結合するものでもよい。
○各装備の駆動は、油圧回路に限定されるものではなく、内燃機関による駆動や、電気駆動でもよい。
○推進手段は、パドルホイールに限定されるものではなく、スクリュー推進や風力推進、ウォータジェット推進などでもよい。
○本実施形態では、2隻の水草刈取船を一対の水草刈取船としたが、さらに3台を連結するようなものでもよい。
○なお、本発明は上記実施形態に限定して解釈されるものでなく、当業者により本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、付加し、削除し、置換して変形して実施できることは言うまでもない。
1…一対の水草刈取船、2…主たる水草刈取船(メイン)、3…従たる水草刈取船(サブ)、4…船体、5…刈取ヘッド、6…貯蔵部、7…搬出部、8…運転台、9…機械室、10…パドル部、11…エンジン、12…オイルポンプ、13…作動油タンク、14a~w…切替弁、16…ヘッドナイフモータ、17…ヘッドコンベアモータ、18…搬出コンベアシリンダ、19…中間・搬出コンベアモータ、20…ヘッドシリンダ、21…右パドルモータ、22…左パドルモータ、23…右パドルシリンダ、24…左パドルシリンダ、26…ワンタッチカプラ、30…固定手段、31…係止部、32…係合部、33…衝撃吸収装置、33a…ダンパー、33b…当接板、34…ロック機構、35…ハンドウインチ、36…フック、41…船首、42…船尾、43…右舷、44…左舷、45…上面、51…支持部、52…フレーム、53…バケット、54…取込コンベア、55…開口部、55a…開口側壁、56…刈刃、60…搬送コンベア、A~G…主たる水草刈取船の油圧回路、A´~G´…従たる水草刈取船の油圧回路。

Claims (5)

  1. 主たる水草刈取船と、従たる水草刈取船とからなる一対の水草刈取船を相互に結合する水草刈取船の結合構造であって、前記一対の水草刈取船は、それぞれ
    船体と、
    前記船体の船首に設けられ、刈刃が配設された開口部を有する刈取ヘッドと、
    当該刈取ヘッドを上下させる昇降手段と、
    刈り取った水草を開口部から後方に搬送する取込コンベアと、
    前記船体を推進する推進手段と
    前記一対の水草刈取船において相互の舷側に設けられ、前記開口部が相互に近接するように一対の水草刈取船を結合させる固定手段を備え
    前記一対の水草刈取船は、油圧により駆動され、
    前記一対の水草刈取船を固定手段により結合するときに、前記従たる水草刈取船の一部の動作を前記主たる水草刈取船において操作可能にするように、前記一対の水草刈取船の油圧回路を接続する油圧回路接続手段を備えたことを特徴とする水草刈取船の結合構造。
  2. 前記油圧回路接続手段は、前記主たる水草刈取船の操作手段のみで、前記従たる水草刈取船と一体に操作可能に構成されていることを特徴とする請求項に記載の水草刈取船の結合構造。
  3. 前記一対の水草刈取船は、前記推進手段としてそれぞれ左右舷側に突出した推進用のパドルホイールと、
    前記一対の水草刈取船を結合する場合に相互に干渉しないように前記パドルホイールの位置を移動させるパドルホイール移動手段と備え、
    前記油圧回路接続手段は、相互に結合した前記一対の水草刈取船の推進用パドルを同期するように一対の水草刈取船を推進させる推進用パドル操作手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の水草刈取船の結合構造。
  4. 前記油圧回路接続手段は、相互に結合した前記一対の水草刈取船の前記刈取ヘッドを同期させて上下させる刈取ヘッド昇降手段を備えたことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の水草刈取船の結合構造。
  5. 請求項1~のいずれか一項に記載の水草刈取船の結合構造を備えた一対の水草刈取船。
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