JP7118431B2 - game machine - Google Patents
game machine Download PDFInfo
- Publication number
- JP7118431B2 JP7118431B2 JP2019098611A JP2019098611A JP7118431B2 JP 7118431 B2 JP7118431 B2 JP 7118431B2 JP 2019098611 A JP2019098611 A JP 2019098611A JP 2019098611 A JP2019098611 A JP 2019098611A JP 7118431 B2 JP7118431 B2 JP 7118431B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- game
- setting
- control board
- power
- display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
- Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)
Description
本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に関する。 The present invention relates to a game machine such as a pachinko game machine.
遊技機の一例として下記の特許文献1に記載されているパチンコ遊技機では、電源投入に基づいて高確率期待度を示すステージが抽選され、選択されたステージが画像表示装置の表示画面に表示する構成となっている。この構成により、画像表示装置の表示画面に表示されるステージを確認することで、遊技者が最初に遊技を行う遊技機への動機付けを持たせることが可能であった。
In the pachinko game machine described in
しかしながら、上記の特許文献1に記載されているパチンコ遊技機で行われる構成に限らず、他の構成によって、遊技者が最初に遊技を行う遊技機への動機付けを持たせることが可能である。
However, it is possible to motivate the player to play the game first by other configurations, not limited to the configuration performed in the pachinko gaming machine described in
本発明は上記事情に鑑みてなされたものである。すなわちその課題は、遊技者が最初に遊技を行う遊技機への動機付けを持たせることが可能な遊技機を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above circumstances. That is, the object is to provide a gaming machine that can motivate the player to play the game first.
本発明の遊技機は、
所定の抽選条件が成立したことに基づいて、当たりか否かの抽選を行う遊技制御手段を備えた遊技機において、
前記遊技制御手段は、
当選確率が異なる複数の設定値のうちから、選択された一の設定値に変更可能とし、
電源の投入に基づいて、前記遊技制御手段により設定値が変更されたことを示唆する示唆報知を行うことが可能な示唆報知手段を備え、
前記示唆報知手段は、
前記示唆報知を行った場合には、特別図柄の変動表示が所定回数行われると、その示唆報知を終了可能であり、
前記遊技制御手段により第1設定値に変更された場合よりも、前記第1設定値と異なる第2設定値に変更された場合のほうが、前記示唆報知を終了し易いことを特徴とする遊技機である。
The gaming machine of the present invention is
In a gaming machine provided with game control means for performing a lottery to determine whether or not a win is made based on the establishment of a predetermined lottery condition,
The game control means is
It is possible to change to one set value selected from among a plurality of set values with different winning probabilities,
Suggestion notification means capable of performing suggestion notification suggesting that the set value has been changed by the game control means based on power-on,
The suggestion notifying means is
When the suggestive notification is performed, the suggestive notification can be terminated when the variable display of the special symbol is performed a predetermined number of times ,
A gaming machine characterized in that it is easier to end the suggestive notification when the game control means changes to a second set value different from the first set value than when the game control means changes to the first set value. is.
本発明の遊技機によれば、遊技者が最初に遊技を行う遊技機への動機付けを持たせることが可能である。 According to the gaming machine of the present invention, it is possible to motivate the player to play the game first.
1.遊技機の構造
本発明の実施形態であるパチンコ遊技機PY1について、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明においてパチンコ遊技機PY1の各部の左右方向は、そのパチンコ遊技機PY1に対面する遊技者にとっての左右方向に一致させて説明する。また、パチンコ遊技機PY1の各部の前方向をパチンコ遊技機PY1に対面する遊技者に近づく方向とし、パチンコ遊技機PY1の各部の後方向をパチンコ遊技機PY1に対面する遊技者から離れる方向として説明する。
1. Structure of Gaming Machine A pachinko gaming machine PY1, which is an embodiment of the present invention, will be described with reference to the drawings. In the following description, the left-right direction of each part of the pachinko gaming machine PY1 will be described as being the same as the left-right direction for the player facing the pachinko gaming machine PY1. Also, the front direction of each part of the pachinko gaming machine PY1 is defined as the direction toward the player facing the pachinko gaming machine PY1, and the rear direction of each part of the pachinko gaming machine PY1 is defined as the direction away from the player facing the pachinko gaming machine PY1. do.
図1に示すように、実施形態のパチンコ遊技機PY1は、遊技機枠2を備えている。遊技機枠2は、図2に示すように、パチンコ遊技機PY1の外郭を構成するものであり、外枠22と内枠21と前扉23(前枠)とを備えている。外枠22は、パチンコ遊技機PY1の外郭部を形成する縦長方形状の枠体である。内枠21は、外枠22の内側に配置されていて、後述の遊技盤1を取付ける縦長方形状の枠体である。前扉23は、外枠22及び内枠21の前面側に配置されていて、遊技盤1を保護する縦長方形状のものである。前扉23は、遊技者に正対する部分であり、種々の飾り付けがなされている。
As shown in FIG. 1, the pachinko game machine PY1 of the embodiment has a
遊技機枠2は、左端側にヒンジ部24を備えて構成されている。このヒンジ部24により、前扉23は、外枠22及び内枠21に対してそれぞれ回動自在になっていて、内枠21は、外枠22及び前扉23に対してそれぞれ回動自在になっている。前扉23の中央には開口部23aが形成されていて、遊技者が後述の遊技領域6を視認できるように透明の透明板23tが開口部23aに取付けられている。透明板23tは、本形態ではガラス板であるが、透明な合成樹脂板であってもよい。すなわち、透明板23tは、前方から遊技領域6を視認可能なものであればよい。
The
なお遊技機枠2において、外枠22を「基枠部」に相当するものと見れば、内枠21及び前扉23が「前枠部」に相当するものと見ることができる。また遊技機枠2において、外枠22及び内枠21を「基枠部」に相当するものと見れば、前扉23が「前枠部」に相当するものと見ることができる。
In the
図1~図3に示すように、前扉23には、回転角度に応じた発射強度で遊技球を発射させるためのハンドル72k(遊技球打込手段)、遊技球を貯留する打球供給皿(上皿)34、及び打球供給皿34に収容しきれない遊技球を貯留する余剰球受皿(下皿)35が設けられている。また前扉23には、遊技の進行に伴って実行される演出時などに遊技者が操作し得る演出ボタン(入力部)40k及びセレクトボタン42kが設けられている。なおセレクトボタン(十字キー)42kは、上方向ボタンと下方向ボタンと左方向ボタンと右方向ボタンとによって構成されている。また前扉23には、装飾用の枠ランプ212及び音を出力するスピーカ(図1において不図示)が設けられている。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
遊技機枠2には、図4に示す遊技盤1が取付けられている。図4に示すように、遊技盤1には、ハンドル72kの操作により発射された遊技球が流下する遊技領域6が、レール部材62で囲まれて形成されている。また遊技盤1には、装飾用の盤ランプ54が多数設けられている。また遊技領域6には、遊技球を誘導する複数の遊技くぎが突設されている。なお遊技盤1は、前側に配されている板状部材と、後側に配されている裏ユニット(後述する各種制御基板、画像表示装置50、ハーネス等を取付けるユニット)とが一体化されたものである。
A
また遊技領域6の中央付近には、液晶表示装置である画像表示装置50(演出表示手段,画像表示手段)が設けられている。なお画像表示装置は、有機EL表示装置などの他の画像表示装置であってもよい。画像表示装置50の表示画面50a(表示部)には、後述の第1特別図柄および第2特別図柄の可変表示に同期した演出図柄EZ(装飾図柄)の可変表示を行う演出図柄表示領域がある。演出図柄EZ(演出図柄)を表示する演出を演出図柄変動演出という。演出図柄変動演出を「装飾図柄変動演出」や単に「変動演出」と称することもある。演出図柄表示領域は、例えば「左」「中」「右」の3つの演出図柄表示領域からなる。左演出図柄表示領域には左演出図柄EZ1が表示され、中演出図柄表示領域には中演出図柄EZ2が表示され、右演出図柄表示領域には右演出図柄EZ3が表示される。
An image display device 50 (effect display means, image display means), which is a liquid crystal display device, is provided near the center of the
演出図柄EZはそれぞれ、例えば「1」~「9」までの数字をあらわした複数の図柄からなる。画像表示装置50は、左演出図柄EZ1、中演出図柄EZ2、右演出図柄EZ3の組み合わせによって、後述の第1特図表示器81aおよび第2特図表示器81bにて表示される第1特別図柄および第2特別図柄の可変表示の結果(つまりは大当たり抽選の結果)を、わかりやすく表示する。
Each of the effect symbols EZ consists of a plurality of symbols representing numbers "1" to "9", for example. The
例えば大当たりに当選した場合には「777」などのゾロ目で演出図柄EZを停止表示する。また、はずれであった場合には「637」などのバラケ目で演出図柄EZを停止表示する。これにより、遊技者による遊技の進行状況の把握が容易となる。つまり遊技者は、一般的には大当たり抽選の結果を第1特図表示器81aや第2特図表示器81bにより把握するのではなく、画像表示装置50にて把握する。なお、演出図柄表示領域の位置は固定的でなくてもよい。また、演出図柄EZの変動表示の態様としては、例えば上下方向にスクロールする態様がある。
For example, when a jackpot is won, the performance symbol EZ is stopped and displayed with double numbers such as "777". In addition, when it is a miss, the performance symbol EZ is stopped and displayed with a loose pattern such as "637". This makes it easier for the player to grasp the progress of the game. That is, the player generally grasps the result of the jackpot lottery by the
画像表示装置50は、上記のような演出図柄EZを用いた演出図柄変動演出のほか、大当たり遊技に並行して行われる大当たり演出や、客待ち用のデモ演出(客待ち演出)などを表示画面50aに表示する。なお演出図柄変動演出では、数字等の演出図柄EZのほか、背景画像やキャラクタ画像などの演出図柄EZ以外の演出画像も表示される。
The
また画像表示装置50の表示画面50aには、後述の第1特図保留や第2特図保留の記憶数に応じて保留アイコンHA(演出保留画像)を表示する保留アイコン表示領域がある。保留アイコンHAの表示により、後述の第1特図保留表示器83aにて表示される第1特図保留の記憶数や、後述の第2特図保留表示器83bにて表示される第2特図保留の記憶数を、遊技者にわかりやすく示すことができる。
Further, the
遊技領域6の中央付近であって画像表示装置50の前方には、センター枠61(内側壁部)が配されている。センター枠61の下部には、上面を転動する遊技球を、後述の第1始動口11へと誘導可能なステージ61sが形成されている。またセンター枠61の左部には、入口から遊技球を流入させ、出口からステージ61sへ遊技球を流出させるワープ61wが設けられている。またセンター枠61の上部には、上下動可能な盤可動体55kが設けられている。盤可動体55kは、表示画面50aの上方の原点位置から表示画面50aの中央と前後方向に重なる演出位置に移動可能なものである。
A center frame 61 (inner wall portion) is arranged near the center of the
遊技領域6における画像表示装置50の下方には、遊技球の入球し易さが常に変わらない第1始動口11(入球口)を備える第1始動入賞装置11Dが設けられている。第1始動口11を、第1入球口や、固定入球口、第1始動入賞口、第1始動領域ともいう。また第1始動入賞装置11Dを、第1入球手段や、固定入球手段、第1始動入賞装置ともいう。第1始動口11への遊技球の入賞(所定の抽選条件)は、第1特別図柄の抽選(大当たり抽選、すなわち大当たり乱数等の取得と判定)の契機となっている。
Below the
また遊技領域6における第1始動口11の下方には、第2始動口12(入球口)を備える普通可変入賞装置(普通電動役物いわゆる電チュー)12Dが設けられている。第2始動口12を、第2入球口や、可変入球口、第2始動入賞口、第2始動領域ともいう。電チュー12Dを、第2入球手段や、可変入球手段、第2始動入賞装置ともいう。第2始動口12への遊技球の入賞(所定の抽選条件)は、第2特別図柄の抽選(大当たり抽選)の契機となっている。
Also, below the
電チュー12Dは、開状態と閉状態とをとる電チュー開閉部材12k(入球口開閉部材)を備え、電チュー開閉部材12kの作動によって第2始動口12を開閉するものである。電チュー開閉部材12kは、後述の電チューソレノイド12sにより駆動される。電チュー開閉部材12kが開状態にあるときには、第2始動口12への遊技球の入球が可能となり、閉状態にあるときには、第2始動口12への遊技球の入球が不可能となる。つまり、第2始動口12は、遊技球の入球し易さが変化可能な始動口である。なお、電チューは、電チュー開閉部材が開状態にあるときの方が閉状態にあるときよりも第2始動口への入球を容易にするものであれば、閉状態にあるときに第2始動口への入球を不可能とするものでなくてもよい。
The
また、遊技領域6における第1始動口11の右方には、大入賞口14を備えた大入賞装置(特別電動役物)14Dが設けられている。大入賞口14を、特別入賞口(特別入賞部)ともいう。また大入賞装置14Dを、アタッカー(AT)や、特別入賞手段、特別可変入賞装置ともいう。大入賞装置14Dは、開状態(第1状態)と閉状態(第2状態)とをとるAT開閉部材14k(特別入賞口開閉部材)を備え、AT開閉部材14kの作動により大入賞口14を開閉するものである。AT開閉部材14kは、後述のATソレノイド14sにより駆動される。大入賞口14は、AT開閉部材14kが開状態であるときだけ遊技球が入球可能となる。
Also, on the right side of the
また、センター枠61の右方には、遊技球が通過可能なゲート13が設けられている。ゲート13を、通過口や通過領域ともいう。ゲート13への遊技球の通過は、電チュー12Dを開放するか否かを決める普通図柄抽選(すなわち普通図柄乱数(当たり乱数)の取得と判定)の実行契機となっている。さらに遊技領域6の下部には、複数の一般入賞口10が設けられている。また遊技領域6の最下部には、遊技領域6へ打ち込まれたもののいずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球を遊技領域6外へ排出するアウト口19が設けられている。
A
このように各種の入賞口等が配されている遊技領域6には、左右方向の中央より左側の左遊技領域6L(第1遊技領域)と、右側の右遊技領域6R(第2遊技領域)とがある。左遊技領域6Lを遊技球が流下するように遊技球を発射する打方を、左打ちという。一方、右遊技領域6Rを遊技球が流下するように遊技球を発射する打方を、右打ちという。本形態のパチンコ遊技機PY1では、左打ちにて遊技したときに遊技球が流下する流路を、第1流路R1といい、右打ちにて遊技したときに遊技球が流下する流路を、第2流路R2という。
In the
第1流路R1上には、第1始動口11と、一般入賞口10、電チュー12Dと、アウト口19とが設けられている。遊技者は第1流路R1を流下するように遊技球を打ち込むことで、第1始動口11や一般入賞口10への入賞を狙うことができる。なお、第1流路R1上にゲートは配されていないため、左打ちをしている場合に電チュー12Dが開放されることはない。
A
一方、第2流路R2上には、ゲート13と、一般入賞口10と、大入賞装置14Dと、電チュー12Dと、アウト口19とが設けられている。遊技者は第2流路R2を流下するように遊技球を打ち込むことで、ゲート13への通過や、一般入賞口10、第2始動口12、及び大入賞口14への入賞を狙うことができる。
On the other hand, a
また図4に示すように、遊技盤1の右下部には表示器類8が配置されている。表示器類8には、図5に示すように、第1特別図柄を可変表示する第1特図表示器81a、第2特別図柄を可変表示する第2特図表示器81b、及び、普通図柄(普図)を可変表示する普図表示器82が含まれている。第1特別図柄を、第1特図又は特図1ともいい、第2特別図柄を第2特図又は特図2ともいう。また、普通図柄を普図ともいう。
Also, as shown in FIG. As shown in FIG. 5, the
また表示器類8には、第1特図表示器81aの作動保留(第1特図保留)の記憶数を表示する第1特図保留表示器83a、第2特図表示器81bの作動保留(第2特図保留)の記憶数を表示する第2特図保留表示器83b、普図表示器82の作動保留(普図保留)の記憶数を表示する普図保留表示器84、および設定値が変更され、その変更された設定値に確定されたことを示唆する設定値変更ランプ200(示唆報知手段)が含まれている。
In addition, in the
第1特別図柄の可変表示は、第1始動口11への遊技球の入賞を契機として行われる。第2特別図柄の可変表示は、第2始動口12への遊技球の入賞を契機として行われる。なお以下の説明では、第1特別図柄および第2特別図柄を総称して特別図柄(特図)ということがある。また、第1特図表示器81aおよび第2特図表示器81bを総称して特図表示器81ということがある。また、第1特図保留表示器83aおよび第2特図保留表示器83bを総称して特図保留表示器83ということがある。また第1特図保留および第2特図保留を総称して特図保留ということがある。
The variable display of the first special symbol is performed with the winning of the game ball to the
特図表示器81では、特別図柄(識別図柄)を可変表示(変動表示)したあと停止表示することにより、第1始動口11又は第2始動口12への入賞に基づく抽選(特別図柄抽選、大当たり抽選)の結果を報知する。停止表示される特別図柄(停止図柄、可変表示の表示結果として導出表示される特別図柄)は、特別図柄抽選によって複数種類の特別図柄の中から選択された一つの特別図柄である。停止図柄が予め定めた特定特別図柄(特定の停止態様の特別図柄すなわち大当たり図柄)である場合には、停止表示された特定特別図柄の種類(つまり当選した大当たりの種類)に応じた開放パターンにて大入賞口14を開放させる大当たり遊技(特別遊技の一例)が行われる。なお、特別遊技における大入賞口の開放パターンについては後述する。
In the special
具体的には特図表示器81は、例えば横並びに配された8個のLED(Light Emitting Diode)から構成されており、その点灯態様によって大当たり抽選の結果に応じた特別図柄を表示するものである。例えば大当たり(後述の複数種類の大当たりのうちの一つ)に当選した場合には、「○○●●○○●●」(○:点灯、●:消灯)というように左から1,2,5,6番目にあるLEDが点灯した大当たり図柄を表示する。また、ハズレである場合には、「●●●●●●●○」というように一番右にあるLEDのみが点灯したハズレ図柄を表示する。ハズレ図柄として全てのLEDを消灯させる態様を採用してもよい。なおハズレ図柄は、特定特別図柄ではない。また、特別図柄が停止表示される前には所定の変動時間にわたって特別図柄の変動表示がなされるが、その変動表示の態様は、例えば左から右へ光が繰り返し流れるように各LEDが点灯するという態様である。なお変動表示の態様は、各LEDが停止表示(特定の態様での点灯表示)されていなければ、全LEDが一斉に点滅するなどなんでもよい。
Specifically, the
本パチンコ遊技機PY1では、第1始動口11または第2始動口12への遊技球の入賞(入球)があると、その入賞に対して取得した大当たり乱数等の各種乱数の値(数値情報、判定用情報)は、後述の特図保留記憶部105に一旦記憶される。詳細には、第1始動口11への入賞であれば第1特図保留として、後述の第1特図保留記憶部105aに記憶され、第2始動口12への入賞であれば第2特図保留として、後述の第2特図保留記憶部105bに記憶される。各々の特図保留記憶部105に記憶可能な特図保留の数には上限があり、本形態における上限値はそれぞれ「4」となっている。
In this pachinko game machine PY1, when there is a winning (entering a ball) of a game ball into the
特図保留記憶部105に記憶された特図保留は、その特図保留に基づく特別図柄の可変表示が可能となったときに消化される。特図保留の消化とは、その特図保留に対応する大当たり乱数等を判定して、その判定結果を示すための特別図柄の可変表示を実行することをいう。従って本パチンコ遊技機PY1では、第1始動口11または第2始動口12への遊技球の入賞に基づく特別図柄の可変表示がその入賞後にすぐに行えない場合、すなわち特別図柄の可変表示の実行中や特別遊技の実行中に入賞があった場合であっても、所定数を上限として、その入賞に対する大当たり抽選の権利を留保することができるようになっている。
The special figure reservation stored in the special figure
そしてこのような特図保留の数は、特図保留表示器83に表示される。具体的には特図保留表示器83はそれぞれ、例えば4個のLEDで構成されており、特図保留の数だけLEDを点灯させることにより特図保留の数を表示する。
And the number of such special figure reservations is displayed on the special
普通図柄の可変表示は、ゲート13への遊技球の通過を契機として行われる。普図表示器82では、普通図柄を可変表示(変動表示)したあと停止表示することにより、ゲート13への遊技球の通過に基づく普通図柄抽選の結果を報知する。停止表示される普通図柄(普図停止図柄、可変表示の表示結果として導出表示される普通図柄)は、普通図柄抽選によって複数種類の普通図柄の中から選択された一つの普通図柄である。停止表示された普通図柄が予め定めた特定普通図柄(所定の停止態様の普通図柄すなわち普通当たり図柄)である場合には、現在の遊技状態に応じた開放パターンにて第2始動口12を開放させる補助遊技が行われる。なお、第2始動口12の開放パターンについては後述する。
The variable display of normal symbols is performed with the passage of the game ball to the
具体的には普図表示器82は、例えば2個のLEDから構成されており(図5参照)、その点灯態様によって普通図柄抽選の結果に応じた普通図柄を表示するものである。例えば抽選結果が当たりである場合には、「○○」(○:点灯、●:消灯)というように両LEDが点灯した普通当たり図柄を表示する。また抽選結果がハズレである場合には、「●○」というように右のLEDのみが点灯した普通ハズレ図柄を表示する。普通ハズレ図柄として全てのLEDを消灯させる態様を採用してもよい。なお普通ハズレ図柄は、特定普通図柄ではない。普通図柄が停止表示される前には所定の変動時間にわたって普通図柄の変動表示がなされるが、その変動表示の態様は、例えば両LEDが交互に点灯するという態様である。なお変動表示の態様は、各LEDが停止表示(特定の態様での点灯表示)されていなければ、全LEDが一斉に点滅するなどなんでもよい。
Specifically, the normal
本パチンコ遊技機PY1では、ゲート13への遊技球の通過があると、その通過に対して取得した普通図柄乱数(当たり乱数)の値は、後述の普図保留記憶部106に普図保留として一旦記憶される。普図保留記憶部106に記憶可能な普図保留の数には上限があり、本形態における上限値は「4」となっている。
In the pachinko game machine PY1, when a game ball passes through the
普図保留記憶部106に記憶された普図保留は、その普図保留に基づく普通図柄の可変表示が可能となったときに消化される。普図保留の消化とは、その普図保留に対応する普通図柄乱数(当たり乱数)を判定して、その判定結果を示すための普通図柄の可変表示を実行することをいう。従って本パチンコ遊技機PY1では、ゲート13への遊技球の通過に基づく普通図柄の可変表示がその通過後にすぐに行えない場合、すなわち普通図柄の可変表示の実行中や補助遊技の実行中に入賞があった場合であっても、所定数を上限として、その通過に対する普通図柄抽選の権利を留保することができるようになっている。
The normal pattern reservation stored in the normal pattern
そしてこのような普図保留の数は、普図保留表示器84に表示される。具体的には普図保留表示器84は、例えば4個のLEDで構成されており、普図保留の数だけLEDを点灯させることにより普図保留の数を表示する。
And the number of such normal map reservations is displayed on the normal
本パチンコ遊技機PY1の設定値変更ランプ200は、例えば1個のLEDから構成されており(図5参照)、その点灯態様によって後述する設定変更モードにて後述する設定値が変更され、その変更された設定値に確定されたか否かを遊技者に示唆するものである。なお本形態では、後述するように6種類の設定値が存在し(図16参照)、各設定値に応じて設定値変更ランプ200が点灯する(示唆報知)確率が異なっている(図33(A)参照)。例えば後述する設定変更モードにて設定値が変更され、その変更された設定値に確定された場合には、「〇」(○:点灯)というようにLEDが点灯する場合がある(図33(A)参照)。また設定変更モードにて設定値が変更され、その変更された設定値に確定された場合であっても、「●」(●:消灯)というようにLEDが消灯のままである場合がある。一方、設定変更モードにて、設定値が変更され、その変更された設定値が確定されなければ、「●」(●:消灯)というようにLEDが点灯することはない。
The setting
2.遊技機の電気的構成
次に図6及び図7に基づいて、本パチンコ遊技機PY1における電気的な構成を説明する。図6及び図7に示すように、パチンコ遊技機PY1は、大当たり抽選や遊技状態の移行などの遊技利益に関する制御を行う遊技制御基板100(主制御基板)、遊技の進行に伴って実行する演出に関する制御を行う演出制御基板120(サブ制御基板)、遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御基板170等を備えている。なお、遊技制御基板100は、払出制御基板170とともにメイン制御部を構成し、演出制御基板120は、後述する画像制御基板140及びサブドライブ基板162とともにサブ制御部を構成する。
2. Electrical Configuration of Gaming Machine Next, the electrical configuration of the pachinko gaming machine PY1 will be described with reference to FIGS. 6 and 7. FIG. As shown in FIGS. 6 and 7, the pachinko game machine PY1 includes a game control board 100 (main control board) for controlling game profits such as jackpot lottery and game state transitions, and effects executed as the game progresses. Effect control board 120 (sub-control board) for controlling related,
なお、サブ制御部は、少なくとも演出制御基板120を備え、演出手段(画像表示装置50やスピーカ620、盤ランプ54、盤可動体55k、枠ランプ212等)を用いた遊技演出を制御可能であればよい。
In addition, the sub-control unit includes at least the effect control board 120, and can control the game effect using the effect means (
またパチンコ遊技機PY1は、電源ユニット190を備えている。電源ユニット190(電力供給部)は、パチンコ遊技機PY1の外部からAC24Vの電源を入力して、AC24Vの電源に基づいてパチンコ遊技機PY1の動作に必要な各種電圧(DC5V,DC12V,DC18V,DC24V,DC37V)の電力(電源)を生成するものである。なおDC5Vの電力は主に、各種の集積回路(IC)の電源として用いられる。またDC12Vの電力は主に、各種のセンサやソレノイドの電源として用いられる。またDC18Vの電力は主に、各種のLEDの電源として用いられる。またDC24Vの電力とDC37Vの電力は主に、演出用のモータ(駆動手段)の電源として用いられる。
The pachinko game machine PY1 also has a
電源ユニット190(電力供給部)は、生成した電力を、先ず払出制御基板170に供給する。そして生成した電力を、払出制御基板170を介して遊技制御基板100と演出制御基板120に供給する。更に生成した電力を、払出制御基板170と遊技制御基板100と演出制御基板120を介してその他の機器に対して供給するようになっている。なお本形態では、電源ユニット190に、バックアップ電源回路が設けられていない。この点については後に詳述する。
The power supply unit 190 (power supply unit) first supplies the generated power to the
また電源ユニット190には、電源スイッチ195(電力切替部)が接続されている。電源スイッチ195は、外部から供給されるAC24Vの電源に基づいて電力を供給可能な投入状態(ON状態)、又は電力を供給不能な遮断状態(OFF状態)に切替可能なものである。つまり、電源スイッチ195は、ON操作又はOFF操作により、電源の投入又は電源の遮断を切替えるものであり、電源スイッチ195がON操作されると投入状態になり、電源スイッチ195がOFF操作されると遮断状態になる。なお、電源スイッチ195がON状態である場合、パチンコ遊技機PY1は電源投入状態であり、電源スイッチ195がOFF状態である場合、パチンコ遊技機PY1は電源遮断状態である。
A power switch 195 (power switching unit) is connected to the
また電源ユニット190には、押下操作可能なRAMクリアスイッチ191(RAMクリア操作手段)が設けられている。RAMクリアスイッチ191は、後述する遊技制御用マイコン101(遊技制御手段)の遊技用RAM(Random Access Memory)104に記憶されている遊技に係る情報(例えば高確率状態などの遊技状態の情報、特図保留や大当たりの当否判定の結果などの情報)を消去するためのものである。図8に示すように、RAMクリアスイッチ191は、本パチンコ遊技機PY1の裏側に配置された電源ユニット190上(詳しくは、パチンコ遊技機PY1を裏側から見た場合に電源ユニット190における電源スイッチ195の右方)に設けられている。そのため、遊技機枠2を開放可能な遊技場の従業員等でなければ、RAMクリアスイッチ191を操作することはできない。即ち、RAMクリアスイッチ191は、実質的に遊技者による操作が不可能な操作手段といえる。なお、RAMクリアスイッチ191は、タクトスイッチであり、RAMクリアスイッチ191が押下操作されると、RAMクリアスイッチ191がONであることを示す検出信号が遊技制御用マイコン101に入力される。RAMクリアスイッチ191が押されている状態をRAMクリアスイッチ191のON状態といい、RAMクリアスイッチ191が押されていない状態をRAMクリアスイッチ191のOFF状態という。本形態では、RAMクリアスイッチ191が電源ユニット190上に設けられているが、RAMクリアスイッチ191の配置箇所は適宜変更可能であり、例えば遊技制御基板100上や専用の基板上に設けられていても良い。
The
図6に示すように、遊技制御基板100には、プログラムに従ってパチンコ遊技機PY1の遊技の進行を制御する遊技制御用ワンチップマイコン(以下「遊技制御用マイコン」)101が実装されている。遊技制御用マイコン101(主制御手段、遊技制御手段)には、遊技の進行を制御するためのプログラム等を記憶した遊技用ROM(Read Only Memory)103、ワークメモリとして使用される遊技用RAM104、遊技用ROM103に記憶されたプログラムを実行する遊技用CPU(Central Processing Unit)102、データや信号の入出力を行うための遊技用I/O(Input/Output)ポート部118が含まれている。遊技用RAM104(記憶手段)には、上述した特図保留記憶部105(第1特図保留記憶部105aおよび第2特図保留記憶部105b)と普図保留記憶部106の他、後述する設定値情報記憶部107とベース情報記憶部108とが設けられている。また遊技制御基板100には、図8に示すように、7セグ表示器300と設定キーシリンダ180とが設けられている。7セグ表示器300と設定キーシリンダ180については後に詳述する。
As shown in FIG. 6, the
遊技制御基板100には、図6に示すように、中継基板110を介して各種センサやソレノイドが接続されている。そのため、遊技制御基板100には各センサから信号が入力され、各ソレノイドには遊技制御基板100から信号が出力される。具体的にはセンサ類としては、第1始動口センサ11a、第2始動口センサ12a、ゲートセンサ13a、大入賞口センサ14a、一般入賞口センサ10a、および排出口センサ18aが接続されている。
Various sensors and solenoids are connected to the
第1始動口センサ11aは、第1始動口11内に設けられて第1始動口11に入賞した遊技球を検出するものである。第2始動口センサ12aは、第2始動口12内に設けられて第2始動口12に入賞した遊技球を検出するものである。ゲートセンサ13aは、ゲート13内に設けられてゲート13を通過した遊技球を検出するものである。大入賞口センサ14aは、大入賞口14内に設けられて大入賞口14に入賞した遊技球を検出するものである。一般入賞口センサ10aは、一般入賞口10内に設けられて一般入賞口10に入賞した遊技球を検出するものである。
The first
排出口センサ18aは、パチンコ遊技機PY1外へ遊技球を排出する排出口(図示省略)内に設けられて、排出口を通過した遊技球を検出するものである。排出口は、内枠21の下端部に設けられていて、遊技領域6に打ち込まれた遊技球は、第1始動口11、第2始動口12、大入賞口14、一般入賞口10、アウト口19の何れかに入球した後、最終的に排出口を通過するようになっている。従って、排出口を通過した遊技球を排出口センサ18aで検出することにより、遊技領域6に打ち込まれた全ての遊技球を検出することが可能である。なお、遊技領域6に打ち込まれた全ての遊技球の数を、総発射球数と呼ぶことができる。また総発射球数は、パチンコ遊技機PY1外に排出される全ての遊技球の数と同じであるため、排出球数、総排出球数、アウト球数と呼ぶこともできる。
The
またソレノイド類としては、電チューソレノイド12s、およびATソレノイド14sが接続されている。電チューソレノイド12sは、電チュー12Dの電チュー開閉部材12kを駆動するものである。ATソレノイド14sは、大入賞装置14DのAT開閉部材14kを駆動するものである。
As solenoids, an
さらに遊技制御基板100には、特図表示器81(第1特図表示器81aおよび第2特図表示器81b)、普図表示器82、特図保留表示器83(第1特図保留表示器83aおよび第2特図保留表示器83b)、普図保留表示器84、および設定値変更ランプ200が接続されている。すなわち、これらの表示器類8の表示制御は、遊技制御用マイコン101によりなされる。
Furthermore, the
また遊技制御基板100は、払出制御基板170に各種コマンドや信号を送信するとともに、払い出し監視のために払出制御基板170から信号を受信する。払出制御基板170には、カードユニットCU(パチンコ遊技機PY1に隣接して設置され、挿入されているプリペイドカード等の情報に基づいて球貸しを可能にするもの)、および賞球払出装置73が接続されているとともに、発射制御回路175を介して発射装置72が接続されている。発射装置72には、ハンドル72k(図1参照)が含まれる。
The
払出制御基板170(第1制御基板)は、プログラムに従って遊技球の払い出しに係る制御処理を実行可能な払出制御用ワンチップマイコン(以下「払出制御用マイコン」)171を実装している。払出制御用マイコン171(払出制御手段)には、払い出しを制御するためのプログラムを記憶した払出用ROM173、ワークメモリとして使用される払出用RAM174、払出用ROM173に記憶されたプログラムを実行する払出用CPU172、データや信号の入出力を行うための払出用I/Oポート部(入出力回路)178が含まれている。なお、払出用ROM173は外付けであっても良い。
The payout control board 170 (first control board) mounts a payout control one-chip microcomputer (hereinafter “payout control microcomputer”) 171 capable of executing control processing related to the payout of game balls according to a program. The payout control microcomputer 171 (payout control means) includes a
払出制御基板170は、遊技制御用マイコン101からの信号や、パチンコ遊技機PY1に接続されたカードユニットCUからの信号に基づいて、賞球払出装置73の賞球モータ73mを駆動して賞球の払い出しを行ったり、貸球の払い出しを行ったりする。例えば、遊技球が第1始動口11に入球(入賞)すると、第1始動口センサ11aによる検出信号が遊技制御用マイコン101に入力される。これにより、遊技制御用マイコン101は、遊技球が第1始動口11に入球したことを示す賞球信号を払出制御基板170に出力する。この場合、賞球信号を受信した払出制御用マイコン171は、払出用ROM173に記憶されている賞球数情報に基づいて、発射制御回路175を介して発射ソレノイド72sを駆動して、第1始動口11への入球に基づく賞球(例えば3個)の払い出しを行う。このとき、払い出される遊技球は、その計数のため賞球センサ73aにより検知されて、賞球センサ73aによる検知信号が払出制御基板170に出力される。ここで本形態では、払出制御基板170にバックアップ電源回路179が設けられている。この点については、後に詳述する。本形態では、大入賞口14への1個の遊技球の入賞に基づいて、例えば15個の賞球が払い出される。
The
なお遊技者による発射装置72のハンドル72k(図1参照)の操作があった場合には、タッチスイッチ72aがハンドル72kへの接触を検知し、発射ボリューム72bがハンドル72kの回転量を検知する。そして、発射ボリューム72bの検知信号の大きさに応じた強さで遊技球が発射されるよう発射ソレノイド72sが駆動されることとなる。本パチンコ遊技機PY1においては、0.6秒程度で一発の遊技球が発射されるようになっている。
When the player operates the
また遊技制御基板100は、演出制御基板120に対し各種コマンドを送信する。遊技制御基板100と演出制御基板120との接続は、遊技制御基板100から演出制御基板120への信号の送信のみが可能な単方向通信接続となっている。すなわち、遊技制御基板100と演出制御基板120との間には、通信方向規制手段としての図示しない単方向性回路(例えばダイオードを用いた回路)が介在している。
The
図7に示すように、演出制御基板120には、プログラムに従ってパチンコ遊技機PY1の演出を制御する演出制御用ワンチップマイコン(以下「演出制御用マイコン」)121が実装されている。演出制御用マイコン121には、遊技の進行に伴って演出を制御するためのプログラム等を記憶した演出用ROM123、ワークメモリとして使用される演出用RAM124、演出用ROM123に記憶されたプログラムを実行する演出用CPU122、データや信号の入出力を行うための演出用I/Oポート部138が含まれている。演出用RAM124には、後述する設定値フラグ125が設けられている。なお、演出用ROM123は外付けであってもよい。上述したように、演出制御基板120は、払出制御基板170を介して電源ユニット190から電力(例えばDC5Vの電力)が供給されるようになっている。
As shown in FIG. 7, the effect control board 120 is mounted with a one-chip microcomputer for effect control (hereinafter "effect control microcomputer") 121 for controlling the effect of the pachinko game machine PY1 according to a program. The performance control microcomputer 121 includes a
また図7に示すように、演出制御基板120には、画像制御基板140が接続されていると共に、サブドライブ基板162(サブドライブ回路)が接続されている。演出制御基板120の演出制御用マイコン121(演出制御手段)は、遊技制御基板100から受信したコマンドに基づいて、画像制御基板140の画像用CPU141に画像表示装置50の表示制御を行わせる。なお演出制御用マイコン121は、画像制御基板140の画像用入力回路147を介して制御信号を送信する。そして画像用CPU141は、画像制御基板140の画像用出力回路148を介して画像表示装置50に制御信号を送信する。
Further, as shown in FIG. 7, the effect control board 120 is connected to the image control board 140 and also to the sub-drive board 162 (sub-drive circuit). The effect control microcomputer 121 (effect control means) of the effect control board 120 causes the image CPU 141 of the image control board 140 to perform display control of the
画像制御基板140の画像用RAM143は、画像データを展開するためのメモリである。画像制御基板140の画像用ROM142には、画像表示装置50に表示される静止画データや動画データ、具体的にはキャラクタ、アイテム、図形、文字、数字および記号等(装飾図柄を含む)や背景画像等の画像データが格納されている。画像制御基板140の画像用CPU141は、演出制御用マイコン121からの指令に基づいて画像用ROM142から画像データを読み出す。そして、読み出した画像データに基づいて表示制御を実行する。
The
画像制御基板140には、スピーカ620(音出力手段)が接続されている。演出制御用マイコン121は、遊技制御基板100から受信したコマンドに基づいて、画像制御基板140の音声用CPU149を介してスピーカ620から音声、楽曲、効果音等を出力する。なお音声用CPU149は、画像用CPU141からの指令に基づいて、音声制御回路150を介してスピーカ620の音声制御を行う。スピーカ620から出力する音声等の音響データは、演出制御基板120の演出用ROM123に格納されている。但し、音響データを画像制御基板140の画像用ROM142に格納しても良い。
A speaker 620 (sound output means) is connected to the image control board 140 . The effect control microcomputer 121 outputs sounds, music, sound effects, etc. from the
なお画像制御基板140にスピーカ620の音声制御を行わせたが、画像制御基板140とは別に音声制御基板を設けて、この音声制御基板にスピーカ620の音声制御を行わせても良い。この場合、音声制御基板は演出制御基板120に接続されていても良いし、画像制御基板140を介して演出制御基板120に接続されていても良い。また音声制御基板にCPUを実装してもよく、その場合、そのCPUに音声制御を実行させてもよい。さらにこの場合、音声制御基板にROMを実装してもよく、そのROMに音響データを格納してもよい。
Although the image control board 140 controls the sound of the
また図7に示すように、演出制御用マイコン121は、遊技制御基板100から受信したコマンドに基づいて、サブドライブ基板162を介して、枠ランプ212や盤ランプ54等のランプの点灯制御を行う。詳細には演出制御用マイコン121は、各ランプの発光態様を決める発光パターンデータ(点灯/消灯や発光色等を決めるデータ、ランプデータともいう)を作成し、発光パターンデータに従って各ランプの発光を制御する。なお、発光パターンデータの作成には演出制御基板120の演出用ROM123に格納されているデータを用いる。
Also, as shown in FIG. 7, the effect control microcomputer 121 performs lighting control of lamps such as the
さらに演出制御用マイコン121は、遊技制御基板100から受信したコマンドに基づいて、サブドライブ基板162を介して、盤可動体55kの駆動制御を行う。詳細には演出制御用マイコン121は、盤可動体55kの動作態様を決める動作パターンデータ(駆動データともいう)を作成し、動作パターンデータに従って、盤可動体55kを駆動させるためのモータの駆動制御を行う。動作パターンデータの作成には演出制御基板120の演出用ROM123に格納されているデータを用いる。
Furthermore, the performance control microcomputer 121 performs drive control of the board
なお、サブドライブ基板162にCPUを実装してもよく、その場合、そのCPUにランプの点灯制御や、盤可動体55kの駆動制御を行わせてもよい。さらにこの場合、サブドライブ基板162にROMを実装してもよく、そのROMに発光パターンや動作パターンに関するデータを格納してもよい。
A CPU may be mounted on the sub-drive board 162, and in that case, the CPU may control the lighting of the lamps and the drive control of the board
また演出制御基板120には、入力部検知センサ(演出ボタン検知センサ)40aおよびセレクトボタン検知センサ42aが接続されている。入力部検知センサ40aは、入力部40k(図1参照)が押下操作されたことを検出するものである。入力部40kが押下操作されると入力部検知センサ40aから演出制御基板120に対して検知信号が出力される。セレクトボタン検知センサ42aは、セレクトボタン42k(図1参照)が押下操作されたことを検知するものである。セレクトボタン42kが押下操作されるとセレクトボタン検知センサ42aから演出制御基板120に対して検知信号が出力される。
Also, the effect control board 120 is connected with an input section detection sensor (effect button detection sensor) 40a and a select
なお図6及び図7は、あくまで本パチンコ遊技機PY1における電気的な構成を説明するための機能ブロック図であり、図6及び図7に示す基板だけが設けられているわけではない。遊技制御基板100を除いて、図6及び図7に示す何れか複数の基板を1つの基板として構成しても良く、図6及び図7に示す1つの基板を複数の基板として構成しても良い。
6 and 7 are merely functional block diagrams for explaining the electrical configuration of the pachinko game machine PY1, and the boards shown in FIGS. 6 and 7 are not the only ones provided. Except for the
3.電源ユニット
次に図8及び図9に基づいて、本形態における電源ユニット190について説明する。図8には、本形態の電源ユニット190が示されていて、図9には、比較例の電源基板190Xが示されている。以下では、電源ユニット190と電源基板190Xとを比較して説明する。
3. Power Supply Unit Next, the
電源基板190Xは、パチンコ遊技機において電力供給部として一般的に用いられているものである。電力供給部として電源基板190Xを用いる場合、電源基板190Xは、試験対象基板になる。そのため電源基板190Xには、表面実装部品を実装することが認められず、リード線が付いたリード部品(Dip部品)を実装しなければならないという事情がある。またほとんどの電源基板190Xにはバックアップ電源回路が設けられていて、このバックアップ電源回路により、電断時に遊技制御用マイコン101及び払出制御用マイコン171にバックアップ電源を供給できるようになっている。しかしながら、パチンコ遊技機特有のバックアップ電源回路を備える電源基板190Xは、特注品になってしまう。以上のことから、電源基板190Xでは、リード部品を表面実装部品に替えることができず、且つバックアップ電源回路を備えることで、特注品として比較的大きな構成にならざるを得ないという問題点があった。
The
そこで本形態では、電源基板190Xに替えて、電源ユニット190を用いるようにしている。電源ユニット190は、モジュール化されたものであり、汎用品である。よって、電力供給部として電源ユニット190を用いる場合、電源ユニット190は、試験対象基板にならない。そのため電源ユニット190には、リード部品だけでなく、表面実装部品を実装することが可能である。その結果、従来のリード部品を表面実装部品に替えることで、電源ユニット190を小さく(コンパクトに)構成することが可能である。また電源ユニット190は、汎用品である以上、パチンコ遊技機特有のバックアップ電源回路を備えていない。これにより、電源ユニット190を、更に小さく構成することが可能である。
Therefore, in this embodiment, the
こうして、図8に示す電源ユニット190と、図9に示す電源基板190Xとの比較から分かるように、電源ユニット190であれば、電源基板190Xよりも小さく構成することが可能である。なお電源基板190Xの場合、近年では入手困難になってきているリード部品を実装しなければならないところ、電源ユニット190であれば、入手困難なリード部品を実装しなくて済むというメリットもある。
Thus, as can be seen from the comparison between the
次に、電源ユニット190の配置について説明する。図8に示すように、電源ユニット190は、内枠21の後方の下側に配置されている。電源ユニット190よりも後方には、払出制御基板170が配置されていて、電源ユニット190と払出制御基板170とは、少なくとも一部が前後方向に重なっている。電源ユニット190と払出制御基板170とは、遊技盤1の後方に設けられている透明の外側カバー25よりも、外側に配置されている。よって、払出制御基板170は、遊技盤1ではなく、遊技機枠2(内枠21)に設けられている「枠側基板」ということができる。なお払出制御基板170は、払出制御用マイコン171の視認性を妨げない払出制御基板ケース170Aに収容されている。
Next, the arrangement of the
一方、遊技制御基板100や、上述した演出制御基板120、サブドライブ基板162、画像制御基板140は、遊技盤1の外側カバー25の内部に配置されている。そのため、遊技制御基板100、演出制御基板120、サブドライブ基板162、画像制御基板140は、遊技機枠2ではなく、遊技盤1に設けられている「盤側基板」ということができる。なお遊技制御基板(主制御基板)100は、遊技制御用マイコン101の視認性を妨げない遊技制御基板ケース(主基板ケース)100Aに収容されている。遊技制御基板100と遊技制御基板ケース100Aとは、遊技制御基板ユニット(主制御基板ユニット)100Bを構成している。遊技制御基板ユニット100Bについては後述する。
On the other hand, the
こうして、電源ユニット190と払出制御基板170は、遊技盤1よりも外側で、内枠21の後方の下側にて近い距離に配置されている。特に、払出制御基板170は、電源ユニット190に対して一部が前後方向に重なるように配置されているため、配線の接続がし易い位置関係にある。そのため、電源ユニット190と払出制御基板170は、後述するハーネスHN3(図12参照)で接続されている。これにより、電源ユニット190で生成されたDC5Vの電力は、電源ユニット190から先ず払出制御基板170に供給される。
In this way, the
ここで電源ユニット190は、図8に示すように、払出制御基板170の直ぐ前方に配置されていて、ほとんどが露出されないようになっている。即ち、パチンコ遊技機PY1を裏側から見たときに、電源ユニット190は払出制御基板170よりも奥に(前方に)隠れて配置されていて、ほとんど視認することができない。従って、電源ユニット190にとっては、直ぐ後方に配置されている払出制御基板170を除き、その他の制御基板とは配線の接続がし難くなっている。
Here, as shown in FIG. 8, the
よって本形態では、電源ユニット190と遊技制御基板100とをハーネスで直接接続しないで、払出制御基板170と遊技制御基板100とを、後述するハーネスHN4(図12参照)で接続している。これにより、電源ユニット190で生成されたDC5Vの電力は、電源ユニット190から払出制御基板170に供給された後、払出制御基板170から遊技制御基板100に供給される。こうして、配線の取り回しを簡易にしつつ、遊技制御基板100にDC5Vの電力を供給することが可能である。
Therefore, in this embodiment, the
要するに従来では、電源ユニット190(電源基板190X)で生成されたDC5Vの電力を、払出制御基板170に向かう方と、遊技制御基板100に向かう方とに分岐させる方法が一般的である。しかしながらこの方法では、図8に示すように、電源ユニット190が払出制御基板170よりも前方にて隠れるように配置されている場合に、電源ユニット190と遊技制御基板100との接続がし難い。そこで本形態では、配線の取り回しを簡易にするために、盤側基板である遊技制御基板100を、枠側基板である払出制御基板170を介して、電源ユニット190に接続している。これにより、電源ユニット190で生成されたDC5Vの電力は、一旦払出制御基板170を介してから、遊技制御基板100に供給されることになり、新しい電力の供給関係が構築されている。
In short, conventionally, a method of branching the power of DC5V generated by the power supply unit 190 (
ここで電源ユニット190を小さく構成できる場合のメリットについて説明する。図8に示すように、電源ユニット190は、内枠21の後方の下側に配置されている。そして図8に示す電源ユニット190であれば、コンパクト化によって、図9に示す電源基板190Xよりも上下方向の長さを短くすることができる。これにより、上下方向の長さが短い電源ユニット190を、パチンコ遊技機PY1の裏側の下側に配置することができる。
Here, the advantage of being able to configure the
ところで、電源ユニット190の前方は、前扉23の下側部分である。前扉23の下側部分は、打球供給皿34(上皿)、下皿35、入力部40k(演出ボタン)、セレクトボタン42k等を備える操作機構部210(図1参照)になっている。よって、上述したように、上下方向の長さが短い電源ユニット190を、パチンコ遊技機PY1の裏側の下側に配置すると、操作機構部210の上下方向の長さを短くして、操作機構部210の上端位置を低くすることができる。これにより、遊技盤1(図4参照)を下側に拡大して、遊技領域6の下端位置を低くすることが可能である。その結果、遊技領域6の拡大により、遊技興趣を向上させることができるというメリットがある。
By the way, the front of the
4.電源ユニットと払出制御基板と遊技制御基板との間の電気回路
次に、本形態の電源ユニット190と払出制御基板170と遊技制御基板100との間の電気回路DK1(図12参照)について説明する。但し本形態の電気回路DK1を説明する前に、比較例の電源ユニット190と払出制御基板170と遊技制御基板100との間の電気回路DKXについて、図10に基づいて説明する。
4. Electric circuit between power supply unit, payout control board and game control board Next, the electric circuit DK1 (see FIG. 12) between the
図10に示すように、比較例では、電源ユニット190と払出制御基板170とが、ハーネスHN1で接続されている。ハーネスHN1の一端部にあるコネクタCN1は、電源ユニット190に接続され、ハーネスHN1の他端部にあるコネクタCN2は、払出制御基板170に接続されている。ハーネスHN1には、電源ユニット190からのDC5V(特定電圧)の電力(以下「通常電源」とも呼ぶ)を供給するための配線h1と、グランド線となる配線h2とが設けられている。なおハーネスHN1には、配線h1及び配線h2以外に、例えば電源ユニット190からのDC12Vの電力を供給するための配線等が設けられているが、それらの説明については省略する。
As shown in FIG. 10, in the comparative example, the
払出制御基板170において、コネクタCN2と分岐部分j1との間に電力ラインa1(特定電力ライン)がある。電力ラインa1は、コネクタCN2を介して、ハーネスHN1の配線h1に接続されている。また払出制御基板170において、グランドGに接続されている電力ラインa2がある。電力ラインa2は、コネクタCN2を介して、ハーネスHN1の配線h2に接続されている。
In the
電力ラインa1のうちコネクタCN2側に、フィルタ(ノイズ除去手段)NF1が接続されている。フィルタNF1は、2つのコイル(インダクタ)と1つのコンデンサとから構成されていて、所謂3素子型のローパスフィルタである。フィルタNF1において、2つのコイルは電力ラインa1に対して直列的に接続されている。また1つのコイルは、電力ラインa1に対して並列的に接続されている。つまりコンデンサの一方側は電力ラインa1に接続され、コンデンサの他方側はグランドGに接続されている。このフィルタNF1は、電力ラインa1にて供給されるDC5Vの電力から高周波ノイズを除去するものである。 A filter (noise removing means) NF1 is connected to the connector CN2 side of the power line a1. The filter NF1 is composed of two coils (inductors) and one capacitor, and is a so-called three-element low-pass filter. In filter NF1, two coils are connected in series with power line a1. Also, one coil is connected in parallel to the power line a1. That is, one side of the capacitor is connected to the power line a1, and the other side of the capacitor is connected to the ground G. This filter NF1 removes high-frequency noise from the power of DC 5V supplied through the power line a1.
また電力ラインa1のうちフィルタNF1よりも分岐部分j1側には、コンデンサCA1が並列的に接続されている。このコンデンサCA1は、静電容量が比較的大きい(例えば静電容量が470μFである)電解コンデンサである。なお電解コンデンサは、電解液によって酸化した金属を陽極とし、金属の表面に形成された被膜を誘電体とし、電解液を陰極としたコンデンサである。このコンデンサCA1は、通常電源における電流の変動(負荷)が大きくなったときにDC5Vの電圧がドロップしないようにするものである。 A capacitor CA1 is connected in parallel to the branch portion j1 side of the power line a1 with respect to the filter NF1. This capacitor CA1 is an electrolytic capacitor with a relatively large capacitance (for example, a capacitance of 470 μF). An electrolytic capacitor is a capacitor in which a metal oxidized by an electrolyte is used as an anode, a film formed on the surface of the metal is used as a dielectric, and an electrolyte is used as a cathode. This capacitor CA1 prevents the voltage of DC5V from dropping when the current fluctuation (load) in the normal power supply becomes large.
また電力ラインa1のうちコンデンサCA1よりも分岐部分j1側には、コンデンサCA2が並列的に接続されている。このコンデンサCA2は、コンデンサCA1よりも静電容量が小さい(例えば静電容量が0.1μFである)セラミックコンデンサである。なおセラミックコンデンサは、セラミック(金属酸化物焼結体)を誘電体としたコンデンサである。このコンデンサCA2は、電力ラインa1にて通常電源から高周波ノイズを除去するものである。 A capacitor CA2 is connected in parallel to the power line a1 closer to the branch j1 than the capacitor CA1. The capacitor CA2 is a ceramic capacitor having a smaller capacitance than the capacitor CA1 (for example, a capacitance of 0.1 μF). A ceramic capacitor is a capacitor that uses ceramic (metal oxide sintered body) as a dielectric. This capacitor CA2 removes high frequency noise from the normal power supply on the power line a1.
分岐部分j1から払出制御用マイコン171に向かう電力ラインc1(第1分岐電力ライン)があり、電力ラインc1は、払出制御用マイコン171のVc端子に接続されている。これにより通常電源(電源ユニット190からのDC5Vの電力)は、配線h1と電力ラインa1と電力ラインc1とを介して、払出制御用マイコン171のVc端子に供給される。その結果、払出制御用マイコン171は、通常時、通常電源に基づいて作動することが可能である。
There is a power line c1 (first branch power line) directed from the branch portion j1 to the
払出制御基板170と遊技制御基板100とは、ハーネスHN2で接続されている。ハーネスHN2の一端部にあるコネクタCN3は、払出制御基板170に接続され、ハーネスHN2の他端部にあるコネクタCN4は、遊技制御基板100に接続されている。ハーネスHN2には、通常電源を供給するための配線h3と、後述するバックアップ電源を供給するための配線h4とが設けられている。なおハーネスHN2には、配線h3及び配線h4以外に、例えば電源ユニット190からのDC12Vの電力を供給するための配線等が設けられているが、それらの説明については省略する。
The
払出制御基板170には、分岐部分j1からハーネスHN2の配線h3に向かう電力ラインb1があり、電力ラインb1のうち分岐部分j1側に抵抗T1が直列的に接続されている。抵抗T1は、分岐部分j1から抵抗T1へ向かう電流を抑えるものである。また電力ラインb1のうち抵抗T1よりもコネクタCN3側には、ダイオードDO1が接続されている。ダイオードDO1は、当該ダイオードDO1からコネクタCN3側へ向かう電流の流れを許容する一方、当該ダイオードDO1から分岐部分j1側へ向かう電流の流れを規制するものである。このダイオードDO1により、後述するコンデンサCA3(電気2重層コンデンサ)で蓄えられた電荷が、ダイオードDO1から分岐部分j1へ向かうのを防ぐことが可能である。
The
また電力ラインb1のうちダイオードDO1よりもコネクタCN3側には、コンデンサCA3が並列的に接続されている。コンデンサCA3は、定格電圧が5.5Vであり、コンデンサCA1,CA2よりも静電容量が非常に大きい(例えば静電容量が0.33Fである)電気2重層コンデンサである。なお電気2重層コンデンサは、活性炭と電解液の界面に発生する電気2重層を動作原理とするコンデンサである。このコンデンサCA3は、電断時に電源ユニット190から通常電源が払出制御基板170のVc端子に供給されなくなると、蓄えている電荷を放出する。これにより、後述する払出制御用マイコン171のVb端子、及び後述する遊技制御用マイコン101のVb端子にDC5Vの電力(以下「バックアップ電源」ともいう)を供給することが可能である。
A capacitor CA3 is connected in parallel to the power line b1 closer to the connector CN3 than the diode DO1. Capacitor CA3 is an electric double layer capacitor having a rated voltage of 5.5 V and a much larger capacitance than capacitors CA1 and CA2 (for example, capacitance of 0.33 F). The electric double layer capacitor is a capacitor whose operating principle is an electric double layer generated at the interface between the activated carbon and the electrolyte. This capacitor CA3 releases the stored charge when the normal power supply from the
また電力ラインb1のうちコンデンサCA3よりもコネクタCN3側には、コンデンサCA4が並列的に接続されている。このコンデンサCA4は、上述したコンデンサCA2と同様のセラミックコンデンサである。このコンデンサCA4により、電力ラインb1にて供給されるバックアップ電源から高周波ノイズを除去することが可能である。 A capacitor CA4 is connected in parallel to the power line b1 closer to the connector CN3 than the capacitor CA3. This capacitor CA4 is a ceramic capacitor similar to the capacitor CA2 described above. This capacitor CA4 can remove high-frequency noise from the backup power supplied through the power line b1.
また電力ラインb1のうちコンデンサCA4よりもコネクタCN3側には、分岐部分j2がある。そして、分岐部分j2から払出制御用マイコン171に向かう電力ラインb2があり、電力ラインb2は、払出制御用マイコン171のVb端子に接続されている。これにより、電断時にコンデンサCA3が蓄えている電荷を放出することで、バックアップ電源が、電力ラインb1と電力ラインb2とを介して、払出制御用マイコン171のVb端子に供給される。その結果、払出制御用マイコン171は、電断時であっても、バックアップ電源に基づいて作動することが可能である。つまり、払出用RAM174に記憶されている払い出しに係る情報が、消去されるのを防ぐことが可能である。
Further, the power line b1 has a branched portion j2 on the connector CN3 side of the capacitor CA4. Then, there is a power line b2 directed from the branch portion j2 to the
また電力ラインb1は、コネクタCN3を介して配線h3に接続されている。配線h3は、コネクタCN4を介して遊技制御基板100の電力ラインd1に接続されている。電力ラインd1は、遊技制御用マイコン101のVb端子に接続されている。これにより、電断時にコンデンサCA3が蓄えている電荷を放出することで、バックアップ電源が、電力ラインb1と配線h3と電力ラインd1とを介して、遊技制御用マイコン101のVb端子に供給される。その結果、遊技制御用マイコン101は、電断時であっても、バックアップ電源に基づいて作動することが可能である。つまり、遊技用RAM104に記憶されている遊技に係る情報が、消去されるのを防ぐことが可能である。なお電力ラインb1と配線h3と電力ラインd1とが、「第2分岐電力ライン」に相当する。
The power line b1 is also connected to the wiring h3 via the connector CN3. The wiring h3 is connected to the power line d1 of the
また払出制御基板170には、分岐部分j1から延びる電力ラインc2があり、電力ラインc2は、コネクタCN3を介して配線h4に接続されている。配線h4は、コネクタCN4を介して遊技制御基板100の電力ラインd2に接続されている。電力ラインd2は、遊技制御用マイコン101のVc端子に接続されている。これにより、電源ユニット190からDC5Vの電力は、配線h1と電力ラインa1と電力ラインc2と配線h4と電力ラインd2とを介して、遊技制御用マイコン101のVc端子に供給される。その結果、遊技制御用マイコン101は、通常時、通常電源(電源ユニット190からのDC5Vの電力)に基づいて作動することが可能である。
Also, the
以上、比較例の電気回路DKXによれば、図10に示すように、払出制御基板170において、分岐部分j1から延びる電力ラインc1により、通常電源を払出制御用マイコン171に供給することが可能である。また分岐部分j1から延びる電力ラインb1により、通常電源をコンデンサCA3に供給して、コンデンサCA3に電荷を貯めておくことが可能である。そして電断時には、分岐部分j1から延びる電力ラインb1と電力ラインb2とにより、バックアップ電源を払出制御用マイコン171に供給することが可能である。こうして、電力ラインc1と、電力ラインb1及び電力ラインb2との分岐を利用することで、シンプルな回路構成で、払出制御用マイコン171に通常電源とバックアップ電源とを供給することが可能である。
As described above, according to the electric circuit DKX of the comparative example, in the
また比較例の電気回路DKXによれば、電断時に、払出制御基板170に設けられているコンデンサCA3は、バックアップ電源を、電力ラインb1と電力ラインb2とを介して払出制御用マイコン171に供給可能であると共に、電力ラインb1と配線h3と電力ラインd1とを介して遊技制御基板100の遊技制御用マイコン101に供給可能である。即ち、電源基板にバックアップ電源供給手段としてのコンデンサを設けなくても、バックアップ電源を払出制御用マイコン171及び遊技制御用マイコン101に供給することができる。従って、電源基板190X(図9参照)に替えて電源ユニット190(図8参照)を用いることができて、新しいバックアップ電源の供給関係を構築することが可能である。
Further, according to the electric circuit DKX of the comparative example, at the time of power failure, the capacitor CA3 provided in the
ところで、比較例の電気回路DKXでは、以下の問題点がある。先ず、払出制御基板170を含めて各種制御基板(電子回路基板)においては、製作工程でインサーキット検査が行われるようになっている。インサーキット検査は、基板に電子部品が実装された状態で、インサーキットテスタを用いて、個々の電子部品に信号を送信し、部品点数(抵抗の値、キャパシタの値、インダクタンスの値)に間違いがないか、半田付けのオープンやショートがないか、リードの浮きがないか、ICの動作不良がないかを検査するものである。インサーキット検査は、基板にCPUやワンチップマイコンが取り外された状態で行われる。インサーキット検査が終了すると、基板にCPUやワンチップマイコンを実装して、ファンクションテストが行われるようになっている。なおファンクションテストは、実際に制御基板を動作させて、電子回路基板全体として出力が仕様を満たすか否かを検査するものである。
By the way, the electric circuit DKX of the comparative example has the following problems. First, various control boards (electronic circuit boards) including the
ここで、図11に示すように、比較例のインサーキット検査時には、払出制御基板170にインサーキットテスタINCが接続されて、インサーキットテスタINCから電力が、電力ラインa1と電力ラインb1とを介して、コンデンサCA3に供給される。これにより、コンデンサCA3は電荷を蓄えることになる。しかしながら一旦、コンデンサCA3に蓄えられた電荷はすぐには放出されない。そのため、インサーキット検査が終了した後、払出制御用マイコン171を払出制御基板170に実装すると、コンデンサCA3に残った電荷が払出制御用マイコン171に作用し得る。その結果、払出制御用マイコン171に動作不良が生じるおそれがある。
Here, as shown in FIG. 11, during the in-circuit test of the comparative example, the in-circuit tester INC is connected to the dispensing
以上要するに、払出制御基板170にバックアップ電源供給手段としてのコンデンサCA3を搭載した結果、インサーキット検査で残った電荷により、払出制御用マイコン171に不具合が生じるおそれがあった。特にコンデンサCA3は、大きな電荷を蓄えることができる反面、電荷を放出するのに比較的長い時間がかかる電気2重層コンデンサである。よって、コンデンサCA3に電荷が残り易くなり、上述したように払出制御用マイコン171に動作不良が生じるおそれがあった。
In short, as a result of mounting the capacitor CA3 as a backup power supply means on the
そこで本形態の電源ユニット190と払出制御基板170と遊技制御基板100との間の電気回路DK1は、図12に示すように構成されている。なお図12に示す本形態の電気回路DK1において、図10に示す比較例の電気回路DKXの構成と共通する部分については、説明を適宜省略する。
Therefore, the electric circuit DK1 between the
図12に示すように、本形態では、電源ユニット190と払出制御基板170とが、ハーネスHN3で接続されている。ハーネスHN3の一端部にあるコネクタCN5は、電源ユニット190に接続され、ハーネスHN3の他端部にあるコネクタCN6は、払出制御基板170に接続されている。ハーネスHN3には、電源ユニット190からDC5Vの電力(通常電源)を供給するための配線H1と、通常電源と異なるDC5Vの電力を供給するための配線H2と、グランド線となる配線H3とが設けられている。
As shown in FIG. 12, in this embodiment, the
払出制御基板170において、電力ラインA1と電力ラインA2とが並列的に設けられている。電力ラインA1は、コネクタCN6を介して、ハーネスHN3の配線H1に接続されている。これにより、電力ラインA1には、通常電源が配線H1を介して供給される。電力ラインA2は、コネクタCN6を介して、ハーネスHN3の配線H2に接続されている。これにより、電力ラインA2には、通常電源と異なるDC5Vの電力が配線H2を介して供給される。また払出制御基板170において、グランドGに接続されている電力ラインA3がある。電力ラインA3は、コネクタCN6を介して、ハーネスHN3の配線H3に接続されている。
In the
電力ラインA1のうちコネクタCN6側に、比較例で説明したフィルタNF1(図10参照)と同様のフィルタNF1が接続されている。このフィルタNF1により、電力ラインA1にて供給される通常電源から高周波ノイズを除去することが可能である。また電力ラインA1のうちフィルタNF1よりもコネクタCN7側には、比較例で説明したコンデンサCA1(図10参照)と同様のコンデンサCA1が並列的に接続されている。このコンデンサCA1により、通常電源における電流の変動(負荷)が大きくなったときにDC5Vの電圧がドロップするのを防ぐことが可能である。また電力ラインA1のうちコンデンサCA1よりもコネクタCN7側には、比較例で説明したコンデンサCA2(図10参照)と同様のコンデンサCA2が並列的に接続されている。このコンデンサCA2により、電力ラインA1にて供給される通常電源から高周波ノイズを除去することが可能である。 A filter NF1 similar to the filter NF1 (see FIG. 10) described in the comparative example is connected to the connector CN6 side of the power line A1. This filter NF1 can remove high-frequency noise from the normal power supplied through the power line A1. A capacitor CA1 similar to the capacitor CA1 (see FIG. 10) described in the comparative example is connected in parallel to the power line A1 closer to the connector CN7 than the filter NF1. This capacitor CA1 can prevent the DC5V voltage from dropping when the current fluctuation (load) in the normal power supply increases. A capacitor CA2 similar to the capacitor CA2 (see FIG. 10) described in the comparative example is connected in parallel to the power line A1 closer to the connector CN7 than the capacitor CA1. This capacitor CA2 can remove high-frequency noise from the normal power supplied through the power line A1.
また電力ラインA1には、分岐部分J1から払出制御用マイコン171に向かう電力ラインC1があり、電力ラインC1は、払出制御用マイコン171のVc端子に接続されている。これにより通常電源は、配線H1と電力ラインA1と電力ラインC1とを介して、払出制御用マイコン171のVc端子に供給される。その結果、払出制御用マイコン171は、通常電源に基づいて作動することが可能である。なお電力ラインA1と電力ラインC1とが、「第1特定電力ライン」に相当する。
The power line A1 has a power line C1 directed from the branch portion J1 to the
払出制御基板170と遊技制御基板100とは、ハーネスHN4で接続されている。ハーネスHN4の一端部にあるコネクタCN7は、払出制御基板170に接続され、ハーネスHN4の他端部にあるコネクタCN8は、遊技制御基板100に接続されている。ハーネスHN4には、通常電源を供給するための配線H4と、バックアップ電源を供給するための配線H5とが設けられている。
The
電力ラインA1は、コネクタCN7を介して配線H4に接続されている。配線H4は、コネクタCN8を介して遊技制御基板100の電力ラインD1に接続されている。電力ラインD1は、遊技制御用マイコン101のVc端子に接続されている。これにより通常電源は、配線H1と電力ラインA1と配線H4と電力ラインD1とを介して、遊技制御用マイコン101のVc端子に供給される。その結果、遊技制御用マイコン101は、通常電源に基づいて作動することが可能である。
Power line A1 is connected to wiring H4 via connector CN7. The wiring H4 is connected to the power line D1 of the
電力ラインA2のうちコネクタCN6側には、フィルタNF2が接続されている。フィルタNF2は、上述したフィルタNF1と同様のものである。このフィルタNF2により、電源ユニット190から供給されるDC5Vの電力(以下「充電用電力」ともいう)から高周波ノイズを除去することが可能である。なお充電用電力は、通常電源と同じDC5Vの電力であるが、あくまでコンデンサCA3に電荷を蓄えるための電力である。また電力ラインA2のうちフィルタNF2よりもコネクタCN7側には、比較例で説明した抵抗T1(図10参照)と同様の抵抗T1が直列的に接続されている。この抵抗T1により、電力ラインA2で供給される充電用電力の電流を抑えることが可能である。また電力ラインA2のうち抵抗T1よりもコネクタCN7側には、比較例で説明したダイオードDO1(図10参照)と同様のダイオードDO1が接続されている。このダイオードDO1により、コンデンサCA3(電気2重層コンデンサ)で蓄えられた電荷が、ダイオードDO1からコネクタCN6側へ向かうのを防ぐことが可能である。
A filter NF2 is connected to the connector CN6 side of the power line A2. Filter NF2 is similar to filter NF1 described above. This filter NF2 can remove high-frequency noise from the DC5V power (hereinafter also referred to as “charging power”) supplied from the
また電力ラインA2のうちダイオードDO1よりもコネクタCN7側には、比較例で説明したコンデンサCA3(図10参照)と同様のコンデンサCA3(電気2重層コンデンサ)が並列的に接続されている。これにより電断時に、コンデンサCA3が蓄えている電荷を放出することで、バックアップ電源を供給することが可能である。また電力ラインA2のうちコンデンサCA3よりもコネクタCN6側には、比較例で説明したコンデンサCA4(図10参照)と同様のコンデンサCA4が並列的に接続されている。このコンデンサCA4により、電力ラインA2にて供給されるバックアップ電源から高周波ノイズを除去することが可能である。 A capacitor CA3 (electric double layer capacitor) similar to the capacitor CA3 (see FIG. 10) described in the comparative example is connected in parallel to the power line A2 closer to the connector CN7 than the diode DO1. This makes it possible to supply backup power by discharging the charge stored in the capacitor CA3 when power is cut off. A capacitor CA4 similar to the capacitor CA4 (see FIG. 10) described in the comparative example is connected in parallel to the power line A2 closer to the connector CN6 than the capacitor CA3. This capacitor CA4 can remove high-frequency noise from the backup power supplied through the power line A2.
また電力ラインA2のうちコンデンサCA4よりもコネクタCN7側には、分岐部分J2がある。この分岐部分J2から払出制御用マイコン171に向かう電力ラインB1と、コネクタCN7に向かう電力ラインB2とがある。電力ラインB1は、払出制御用マイコン171のVb端子に接続されている。これにより電断時に、コンデンサCA3からのバックアップ電源を、電力ラインA2と電力ラインB1とを介して、払出制御用マイコン171のVb端子に供給することが可能である。なお電力ラインA2と電力ラインB1とが、「第2特定電力ライン」に相当する。
Further, the power line A2 has a branched portion J2 on the connector CN7 side of the capacitor CA4. From this branch J2, there are a power line B1 directed to the
また電力ラインB2は、コネクタCN7を介して配線H5に接続されている。配線H5は、コネクタCN8を介して遊技制御基板100の電力ラインD2に接続されている。電力ラインD2は、遊技制御用マイコン101のVb端子に接続されている。これにより電断時に、コンデンサCA3からのバックアップ電源を、電力ラインA2と電力ラインB2と配線H5と電力ラインD2とを介して、遊技制御用マイコン101のVb端子に供給することが可能である。なお、コンデンサCA3とダイオードDO1と電力ラインA2と電力ラインB1と電力ラインB2とを含む部分が、本形態の「バックアップ電源回路179(図6参照)」に相当する。
The power line B2 is also connected to the wiring H5 via the connector CN7. The wiring H5 is connected to the power line D2 of the
以上、本形態の電気回路DK1によれば、図12に示すように、払出制御基板170において、電力ラインA1及び電力ラインC1(第1特定電力ライン)と、電力ラインA2及び電力ラインB1(第2特定電力ライン)とが、分離した状態で払出制御用マイコン171に向かってそれぞれ延びている。そのため、電力ラインA1により、通常電源を払出制御用マイコン171に供給することが可能である。また電力ラインA2により、充電用電力をコンデンサCA3に供給して、コンデンサCA3に電荷を貯めておくことが可能である。そして電断時には、電力ラインA2と電力ラインB1とにより、バックアップ電源を払出制御用マイコン171に供給することが可能である。
As described above, according to the electric circuit DK1 of the present embodiment, in the
ここで本形態のインサーキット検査時においては、図13に示すように、払出制御基板170から払出制御用マイコン171が取り外された状態で、払出制御基板170にインサーキットテスタINCが接続される。このときインサーキットテスタINCは、電力ラインA1には電力を供給するものの、電力ラインA2及び電力ラインB1には電力を供給しないように制御する。これにより、コンデンサCA3に電荷を蓄えることなく、インサーキット検査を行うことが可能である。そのため、インサーキット検査が終了した後に、払出制御用マイコン171を払出制御基板170に実装しても、コンデンサCA3に残った電荷が払出制御用マイコン171に作用するという事態を防ぐことが可能である。その結果、払出制御用マイコン171に動作不良が生じる事態を回避することが可能である。なお本形態のその他の作用効果は、上述した比較例の作用効果と同様であるため、その説明を省略する。
At the time of the in-circuit test of this embodiment, as shown in FIG. At this time, the in-circuit tester INC controls so as to supply power to the power line A1 but not to the power lines A2 and B1. As a result, it is possible to perform an in-circuit test without accumulating charges in the capacitor CA3. Therefore, even if the
5.大当たり等の説明
本形態のパチンコ遊技機PY1では、大当たり抽選(特別図柄抽選)の結果として、「大当たり」と「はずれ」がある。「大当たり」のときには、特図表示器81に「大当たり図柄」が停止表示される。「はずれ」のときには、特図表示器81に「ハズレ図柄」が停止表示される。大当たりに当選すると、停止表示された特別図柄の種類(大当たりの種類)に応じた開放パターンにて、大入賞口14を開放させる「大当たり遊技」が実行される。大当たり遊技を特別遊技ともいう。
5. Explanation of Big Wins, etc. In the pachinko game machine PY1 of this embodiment, there are "big wins" and "losses" as a result of the big win lottery (special symbol lottery). At the time of the "big win", the
大当たり遊技は、本形態では、複数回のラウンド遊技(単位遊技)と、初回のラウンド遊技が開始される前のオープニング(OPとも表記する)と、最終回のラウンド遊技が終了した後のエンディング(EDとも表記する)とを含んでいる。各ラウンド遊技は、OPの終了又は前のラウンド遊技の終了によって開始し、次のラウンド遊技の開始又はEDの開始によって終了する。ラウンド遊技間の大入賞口の閉鎖の時間(インターバル時間)は、その閉鎖前の開放のラウンド遊技に含まれる。本形態では、例えば大当たり遊技における3回目のラウンド遊技を3ラウンドとも記載する場合がある。 In this form, the jackpot game includes multiple round games (unit games), the opening (also referred to as OP) before the first round game starts, and the ending after the final round game ends ( ED). Each round game starts with the end of the OP or the end of the previous round game and ends with the start of the next round game or the start of the ED. The closing time (interval time) of the big winning hole between round games is included in the open round game before closing. In this embodiment, for example, the third round game in the jackpot game may be described as 3 rounds.
大当たりには複数の種別がある。大当たりの種別は図14に示す通りである。図14に示すように、本形態では大きく分けて2つの種別がある。確変大当たりと通常大当たりである。確変大当たりは、大当たり遊技後の遊技状態を後述する高確率状態に制御する大当たりである。通常大当たりは、大当たり遊技後の遊技状態を後述する通常確率状態(低確率状態)に制御する大当たりである。 There are multiple types of jackpots. The types of jackpots are as shown in FIG. As shown in FIG. 14, there are roughly two types in this embodiment. There is a variable jackpot and a normal jackpot. The variable probability jackpot is a jackpot that controls the game state after the jackpot game to a high probability state, which will be described later. The normal jackpot is a jackpot in which the game state after the jackpot game is controlled to a normal probability state (low probability state) described later.
より具体的には、特図1の抽選(第1特別図柄の抽選)にて当選可能な確変大当たり及び通常大当たりは、1Rから5Rまでは大入賞口14を1R当たり最大29.5秒(所定期間)にわたって開放する大当たりである。つまり、これらの実質的なラウンド数は5Rである。実質的なラウンド数とは、1ラウンド当たりの入賞上限個数(本形態では10個)まで遊技球が入賞可能なラウンド数のことである。なお、特図1の抽選によって「確変大当たり1」に当選した場合には、第1特図表示器81aに「特図1_確変図柄」が停止表示され、「通常大当たり」に当選した場合には、第1特図表示器81aに「特図1_通常図柄」が停止表示される。
More specifically, the probability variable jackpot and normal jackpot that can be won in the
また、特図2の抽選(第2特別図柄の抽選)にて当選可能な確変大当たり及び通常大当たりは、1Rから10Rまで大入賞口14を1R当たり最大29.5秒(所定期間)にわたって開放する大当たりである。つまり、これらの実質的なラウンド数は10Rである。なお、特図2の抽選によって「確変大当たり」に当選した場合には、第2特図表示器81bに「特図2_確変図柄」が停止表示され、「通常大当たり」に当選した場合には、第2特図表示器81bに「特図2_通常図柄」が停止表示され、特図2の抽選による「通常大当たり」の振分率は35%となる。
In addition, the probability variable jackpot and normal jackpot that can be won in the lottery of special figure 2 (lottery of the second special pattern) open the
いずれの大当たりに当選した場合であっても、大当たり遊技後には後述する電サポ制御状態(高ベース状態)に制御される。電サポ制御状態は、高確率状態に伴って制御される場合には次回の大当たり当選まで継続する。一方、通常確率状態(低確率状態)に伴って制御される場合には、電サポ回数(時短回数)が100回に設定される。電サポ回数とは、電サポ制御状態における特別図柄の変動表示の上限実行回数のことである。 Even if any jackpot is won, after the jackpot game, it is controlled to an electric support control state (high base state), which will be described later. The electric sapo control state continues until the next jackpot election when it is controlled in accordance with the high probability state. On the other hand, when it is controlled along with the normal probability state (low probability state), the number of times of electric support (time saving number of times) is set to 100 times. The number of electric sapo is the upper limit execution number of times of variable display of special symbols in the electric sapo control state.
なお図14に示すように、特図1の抽選および特図2の抽選における大当たりの振分率は、共に確変大当たりが65%、通常大当たりが35%となっている。但し、特図1の抽選に基づいて大当たりに当選した場合には実質的なラウンド数が3ラウンドの大当たり遊技が実行される一方、特図2の抽選に基づいて大当たりに当選した場合には実質的なラウンド数が10ラウンドの大当たり遊技が実行される点で、特図1の抽選よりも特図2の抽選の方が、遊技者にとって有利となるように設定されている。 In addition, as shown in FIG. 14, the allocation rate of the jackpot in the lottery of the special figure 1 and the lottery of the special figure 2 is 65% for the probability variable jackpot and 35% for the normal jackpot. However, if a jackpot is won based on the lottery of special figure 1, a jackpot game with a substantial number of rounds of 3 rounds will be executed, and if a jackpot is won based on the lottery of special figure 2 The lottery of the special figure 2 is set to be more advantageous to the player than the lottery of the special figure 1 in that a jackpot game with a typical number of rounds of 10 rounds is executed.
ここで本パチンコ遊技機PY1では、大当たりか否かの抽選は「大当たり乱数」に基づいて行われ、当選した大当たりの種別の抽選は「当たり種別乱数」に基づいて行われる。図15(A)に示すように、大当たり乱数は0~65535までの範囲で値をとる。当たり種別乱数は、0~99までの範囲で値をとる。なお、第1始動口11又は第2始動口12への入賞に基づいて取得される乱数には、大当たり乱数および当たり種別乱数の他に、「リーチ乱数」および「変動パターン乱数」がある。
Here, in the pachinko game machine PY1, the lottery as to whether or not the jackpot is a big win is performed based on the "jackpot random number", and the lottery for the type of the winning jackpot is performed based on the "win type random number". As shown in FIG. 15(A), the jackpot random number ranges from 0 to 65,535. The winning type random number takes a value in the range of 0-99. In addition to the jackpot random number and the winning type random number, the random numbers obtained based on the winning of the
リーチ乱数は、大当たり判定の結果がはずれである場合に、その結果を示す演出図柄変動演出においてリーチを発生させるか否かを決める乱数である。リーチとは、複数の演出図柄EZのうち変動表示されている演出図柄EZが残り一つとなっている状態であって、変動表示されている演出図柄EZがどの図柄で停止表示されるか次第で大当たり当選を示す演出図柄EZの組み合わせとなる状態(例えば「7↓7」の状態)のことである。なお、リーチ状態において停止表示されている演出図柄EZは、表示画面50a内で多少揺れているように表示されていたり、拡大と縮小を繰り返すように表示されていたりしてもよい。このリーチ乱数は、0~255までの範囲で値をとる。
The ready-to-win random number is a random number that determines whether or not to generate a ready-to-win in the effect symbol variation effect indicating the result when the result of the big hit determination is a loss. Reach is a state in which only one of the plurality of performance symbols EZ that is variably displayed remains. It is a state (for example, a state of "7↓7") which is a combination of performance symbols EZ indicating a jackpot winning. Incidentally, the effect symbol EZ that is stopped and displayed in the ready-to-win state may be displayed as if it is slightly swaying within the
また、変動パターン乱数は、変動時間を含む変動パターンを決めるための乱数である。変動パターン乱数は、0~99までの範囲で値をとる。また、ゲート13への通過に基づいて取得される乱数には、図15(B)に示す普通図柄乱数(当たり乱数)がある。普通図柄乱数は、電チュー12Dを開放させる補助遊技を行うか否かの抽選(普通図柄抽選)のための乱数である。普通図柄乱数は、0~65535までの範囲で値をとる。
Also, the fluctuation pattern random number is a random number for determining a fluctuation pattern including fluctuation time. The fluctuation pattern random number takes a value in the range of 0-99. Random numbers acquired based on passing through the
ここで本形態のパチンコ遊技機PY1では、大当たり判定テーブルを用いて、大当たりである否か(大当たり遊技を実行するか否か)を決定し得る。大当たり判定テーブルは、図16(A)から図16(F)に示すように、設定値の各々に対応して設けられている。本形態では、設定値として「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、又は「6」の6種類が設けられている。 Here, in the pachinko gaming machine PY1 of this embodiment, it is possible to determine whether or not the jackpot has been hit (whether or not a jackpot game is to be executed) using the jackpot determination table. As shown in FIGS. 16(A) to 16(F), the big hit determination table is provided corresponding to each set value. In this embodiment, six types of set values are provided: "1", "2", "3", "4", "5", and "6".
設定値は、大当たり判定処理で大当たりと判定される確率(「大当たり判定確率」や「大当たり当選確率」と適宜呼ぶ)を定めるパラメータである。設定値は、後述するように、遊技場の従業員等によって設定される。図16(A)~図16(F)に示すように、各々の設定値に対応する大当たり判定テーブルのそれぞれには、通常確率状態で用いられる大当たり判定テーブルと、高確率状態で用いられる大当たり判定テーブルとがある。なお設定値の種類、及び大当たり判定テーブルの種類は、6種類に限られるものではなく、適宜変更可能である。 The set value is a parameter that determines the probability of being determined to be a big hit in the big-hit determination process (referred to as "big-hit determination probability" or "big-hit winning probability" as appropriate). The set value is set by an employee of the game arcade or the like, as will be described later. As shown in FIGS. 16(A) to 16(F), each of the jackpot determination tables corresponding to each set value includes a jackpot determination table used in a normal probability state and a jackpot determination table used in a high probability state. There is a table. The types of set values and the types of big hit determination tables are not limited to six types, and can be changed as appropriate.
図16(A)~図16(F)に示すように、各々の設定値に対応する大当たり判定テーブルのそれぞれには、大当たり又はハズレと判定される大当たり乱数値が振り分けられている。本パチンコ遊技機PY1は、設定値に対応した大当たり判定テーブルを用いて、大当たり又はハズレの何れかであるかを判定する。なお本形態では、小当たりに当選することがないように設定されているが、小当たりに当選することがあるように設定しても良い。また大当たりと判定される確率や、大当たりと判定される大当たり乱数値の振り分け方は、図16(A)~図16(F)に限られるものではなく、適宜変更可能である。 As shown in FIGS. 16(A) to 16(F), each of the big win determination tables corresponding to each setting value is assigned with a big win random number determined as a big win or a loss. This pachinko game machine PY1 determines whether it is a big win or a loss using a big win determination table corresponding to the set value. In this embodiment, it is set so as not to win a small hit, but it may be set so that a small win may be won. Also, the probability of being determined as a big win and the method of distributing the random numbers determined as a big win are not limited to those shown in FIGS.
なお、設定値が「1」である設定を「設定1」と言い、設定値が「2」である設定を「設定2」と言い、設定値が「3」である設定を「設定3」と言い、設定値が「4」である設定を「設定4」と言い、設定値が「5」である設定を「設定5」と言い、設定値が「6」である設定を「設定6」とも言う。また設定値が「1」である場合を設定値「1」(第1設定値)、設定値が「2」である場合を設定値「2」、設定値が「3」である場合を設定値「3」、設定値が「4」である場合を設定値「4」、設定値が「5」である場合を設定値「5」、設定値が「6」である場合を設定値「6」(第2設定値)と記載する場合もある。 A setting with a setting value of "1" is called "setting 1", a setting with a setting value of "2" is called "setting 2", and a setting with a setting value of "3" is called "setting 3". A setting with a setting value of "4" is called "setting 4", a setting with a setting value of "5" is called "setting 5", and a setting with a setting value of "6" is called "setting 6". ” also says. In addition, when the setting value is "1", the setting value is "1" (first setting value), when the setting value is "2", the setting value is "2", and when the setting value is "3". If the setting value is "3", the setting value is "4", the setting value is "4", the setting value is "5", the setting value is "5", and the setting value is "6". 6” (second set value) in some cases.
第1形態において、設定値「1」が設定されている場合の低確率状態における大当たり当選確率は約1/300であり、高確率状態における大当たり当選確率は約1/30である。また、設定値「2」が設定されている場合の低確率状態における大当たり当選確率は約1/280であり、高確率状態における大当たり当選確率は約1/28である。設定値「3」が設定されている場合の低確率状態における大当たり当選確率は約1/260であり、高確率状態における大当たり当選確率は約1/26である。また、設定値「4」が設定されている場合の低確率状態における大当たり当選確率は約1/240であり、高確率状態における大当たり当選確率は約1/24である。また、設定値「5」が設定されている場合の低確率状態における大当たり当選確率は約1/220であり、高確率状態における大当たり当選確率は約1/22である。最後に、設定値「6」が設定されている場合の低確率状態における大当たり当選確率は約1/200であり、高確率状態における大当たり当選確率は約1/20である。 In the first mode, the probability of winning a jackpot in the low probability state when the setting value "1" is set is approximately 1/300, and the probability of winning a jackpot in the high probability state is approximately 1/30. In addition, when the set value is set to "2", the probability of winning the jackpot in the low probability state is approximately 1/280, and the probability of winning the jackpot in the high probability state is approximately 1/28. When the setting value "3" is set, the jackpot winning probability in the low probability state is approximately 1/260, and the jackpot winning probability in the high probability state is approximately 1/26. In addition, when the set value is set to "4", the probability of winning the jackpot in the low probability state is about 1/240, and the probability of winning the jackpot in the high probability state is about 1/24. In addition, when the set value is set to "5", the probability of winning a jackpot in the low probability state is approximately 1/220, and the probability of winning a jackpot in the high probability state is approximately 1/22. Finally, when the set value is set to "6", the probability of winning the jackpot in the low probability state is about 1/200, and the probability of winning the jackpot in the high probability state is about 1/20.
6.遊技状態の説明
次に、本形態のパチンコ遊技機PY1の遊技状態に関して説明する。パチンコ遊技機PY1の特図表示器81および普図表示器82には、それぞれ、確率変動機能と変動時間短縮機能がある。特図表示器81の確率変動機能が作動している状態を「高確率状態」といい、作動していない状態を「通常確率状態(非高確率状態)」という。高確率状態では、大当たり確率が通常確率状態よりも高くなっている。
6. Explanation of Game State Next, the game state of the pachinko game machine PY1 of this embodiment will be explained. The
本形態では図16(A)~図16(F)に示すように、各々の設定値において、高確率状態で用いられる大当たり判定テーブルの方が、通常確率状態で用いられる大当たり判定テーブルよりも、大当たりと判定され易いように設定されている。更に、通常確率状態又は高確率状態の遊技状態において、同一の遊技状態であれば、設定値が高く設定されるほど、大当たりと判定され易いように設定されている。 In this embodiment, as shown in FIGS. 16(A) to 16(F), for each set value, the jackpot determination table used in the high probability state is more than the jackpot determination table used in the normal probability state. It is set so that it can be easily determined as a big hit. Furthermore, in the game state of the normal probability state or the high probability state, if the game state is the same, the higher the set value is set, the more likely it is to be determined as a big hit.
また、特図表示器81の変動時間短縮機能が作動している状態を「時短状態」といい、作動していない状態を「非時短状態」という。時短状態では、特別図柄の変動時間(変動表示開始時から表示結果の導出表示時までの時間)が、非時短状態よりも短くなっている。すなわち、変動時間の短い変動パターンが選択されることが非時短状態よりも多くなるように定められた変動パターンテーブルを用いて、変動パターンの判定を行う(図18参照)。つまり、特図表示器81の変動時間短縮機能が作動すると、作動していないときに比して、特別図柄の可変表示の変動時間として短い変動時間が選択されやすくなる。その結果、時短状態では、特図保留の消化のペースが速くなり、始動口への有効な入賞(特図保留として記憶され得る入賞)が発生しやすくなる。そのため、スムーズな遊技の進行のもとで大当たりを狙うことができる。
Moreover, the state in which the variable time reduction function of the
特図表示器81の確率変動機能と変動時間短縮機能とは同時に作動することもあるし、片方のみが作動することもある。そして、普図表示器82の確率変動機能および変動時間短縮機能は、特図表示器81の変動時間短縮機能に同期して作動するようになっている。すなわち、普図表示器82の確率変動機能および変動時間短縮機能は、時短状態において作動し、非時短状態において作動しない。よって、時短状態では、普通図柄抽選における当選確率が非時短状態よりも高くなっている。すなわち、当たりと判定される普通図柄乱数(当たり乱数)の値が非時短状態で用いる普通図柄当たり判定テーブルよりも多い普通図柄当たり判定テーブルを用いて、当たり判定(普通図柄の判定)を行う(図17(B)参照)。つまり、普図表示器82の確率変動機能が作動すると、作動していないときに比して、普図表示器82による普通図柄の可変表示の表示結果が、普通当たり図柄となる確率が高くなる。
The probability variation function and the variation time reduction function of the
また時短状態では、普通図柄の変動時間が非時短状態よりも短くなっている。本形態では、普通図柄の変動時間は非時短状態では7秒であるが、時短状態では1秒である(図17(C)参照)。さらに時短状態では、補助遊技における電チュー12Dの開放時間が、非時短状態よりも長くなっている(図19参照)。すなわち、電チュー12Dの開放時間延長機能が作動している。加えて時短状態では、補助遊技における電チュー12Dの開放回数が非時短状態よりも多くなっている(図19参照)。すなわち、電チュー12Dの開放回数増加機能が作動している。
In addition, in the time saving state, the fluctuation time of the normal design is shorter than in the non-working time saving state. In the present embodiment, the variation time of normal symbols is 7 seconds in the non-time saving state, but is 1 second in the time saving state (see FIG. 17(C)). Furthermore, in the time saving state, the opening time of the
普図表示器82の確率変動機能と変動時間短縮機能、および電チュー12Dの開放時間延長機能と開放回数増加機能が作動している状況下では、これらの機能が作動していない場合に比して、電チュー12Dが頻繁に開放され、第2始動口12へ遊技球が頻繁に入賞することとなる。その結果、発射球数に対する賞球数の割合であるベースが高くなる。従って、これらの機能が作動している状態を「高ベース状態」といい、作動していない状態を「低ベース状態」という。高ベース状態では、手持ちの遊技球を大きく減らすことなく大当たりを狙うことができる。なお、高ベース状態とは、いわゆる電サポ制御(電チュー12Dにより第2始動口12への入賞をサポートする制御)が実行されている状態である。よって、高ベース状態を電サポ制御状態や入球容易状態ともいう。これに対して、低ベース状態を非電サポ制御状態や非入球容易状態ともいう。
When the probability variation function and variation time reduction function of the
高ベース状態は、上記の全ての機能が作動するものでなくてもよい。すなわち、普図表示器82の確率変動機能、普図表示器82の変動時間短縮機能、電チュー12Dの開放時間延長機能、および電チュー12Dの開放回数増加機能のうち一つ以上の機能の作動によって、その機能が作動していないときよりも電チュー12Dが開放され易くなっていればよい。また、高ベース状態は、時短状態に付随せずに独立して制御されるようにしてもよい。
A high base state may not be one in which all of the above functions are active. That is, operation of one or more of the probability variation function of the
本形態のパチンコ遊技機PY1では、確変大当たりへの当選による大当たり遊技後の遊技状態は、高確率状態かつ時短状態かつ高ベース状態である。この遊技状態を特に、「高確高ベース状態」という。高確高ベース状態は、所定回数(本形態では10000回)の特別図柄の可変表示が実行されるか、又は、大当たりに当選してその大当たり遊技が実行されることにより終了する。つまり本形態では、高確高ベース状態は実質的に次回の大当たり当選まで継続する。なお、高確高ベース状態の終了条件を、大当たりに当選してその大当たり遊技が実行されることだけとしてもよい。 In the pachinko game machine PY1 of this embodiment, the game state after the jackpot game by winning the probability variable jackpot is a high probability state, a time saving state and a high base state. This game state is particularly referred to as a "high accuracy high base state". The high-probability-high base state ends when the variable display of the special symbols is performed a predetermined number of times (10000 times in this embodiment), or when a big win is won and the big win game is executed. That is, in this form, the high-probability-high base state substantially continues until the next jackpot election. It should be noted that the end condition of the high-probability-high base state may be only that the jackpot is won and the jackpot game is executed.
また、通常大当たりへの当選による大当たり遊技後の遊技状態は、通常確率状態(非高確率状態すなわち低確率の状態)かつ時短状態かつ高ベース状態である。この遊技状態を特に、「低確高ベース状態」という。低確高ベース状態は、所定回数(本形態では100回)の特別図柄の可変表示が実行されるか、又は、大当たりに当選してその大当たり遊技が実行されることにより終了する。 In addition, the game state after the jackpot game by winning the normal jackpot is a normal probability state (non-high probability state, ie, low probability state), time saving state and high base state. This game state is particularly referred to as "low certainty high base state". The low-probability-high base state ends when the variable display of the special symbol is executed a predetermined number of times (100 times in this embodiment), or when a big win is won and the big win game is executed.
なお、パチンコ遊技機PY1を初めて遊技する場合において電源投入後の遊技状態は、通常確率状態かつ非時短状態かつ低ベース状態である。この遊技状態を特に、「低確低ベース状態」という。低確低ベース状態を「通常遊技状態」と称することとする。また、特別遊技(大当たり遊技)の実行中の状態を「特別遊技状態(大当たり遊技状態)」と称することとする。さらに、高確率状態および高ベース状態のうち少なくとも一方の状態に制御されている状態を、「特典遊技状態」と称することとする。 When the pachinko game machine PY1 is played for the first time, the game state after the power is turned on is the normal probability state, the non-time saving state, and the low base state. This game state is particularly referred to as a "low probability low base state". The low probability low base state is referred to as "normal game state". Also, the state during execution of the special game (jackpot game) is referred to as "special game state (jackpot game state)". Further, a state in which at least one of the high-probability state and the high-base state is controlled is referred to as a "privilege game state".
高確高ベース状態や低確高ベース状態といった高ベース状態では、右打ちにより右遊技領域6R(図4参照)へ遊技球を進入させた方が有利に遊技を進行できる。電サポ制御により低ベース状態と比べて電チュー12Dが開放されやすくなっており、第1始動口11への入賞よりも第2始動口12への入賞の方が容易となっているからである。そのため、普通図柄抽選の契機となるゲート13へ遊技球を通過させつつ、第2始動口12へ遊技球を入賞させるべく右打ちを行う。これにより左打ちをするよりも、多数の始動入賞(始動口への入賞)を得ることができる。なお本パチンコ遊技機PY1では、大当たり遊技中も右打ちにて遊技を行う。
In high-base states such as high-probability-high base state and low-probability-high base state, the game can be played more advantageously by entering the game ball into the
これに対して、低ベース状態では、左打ちにより左遊技領域6L(図4参照)へ遊技球を進入させた方が有利に遊技を進行できる。電サポ制御が実行されていないため、高ベース状態と比べて電チュー12Dが開放されにくくなっており、第2始動口12への入賞よりも第1始動口11への入賞の方が容易となっているからである。そのため、第1始動口11へ遊技球を入賞させるべく左打ちを行う。これにより右打ちするよりも、多数の始動入賞を得ることができる。
On the other hand, in the low base state, the game can be played more advantageously by entering the game ball into the
7.遊技制御基板ユニット並びに設定値の変更方法及び確定方法
続いて、遊技制御基板ユニット100B、設定の変更方法、設定の確定方法について、順に説明する。まず、遊技制御基板ユニット100Bについて説明する。図20(A)は、遊技制御基板ユニット100Bの斜視図であり、図20(B)は、遊技制御基板ユニット100Bの正面図であり、図21は、遊技制御基板ユニット100Bの分解斜視図である。上述したように、遊技制御基板ユニット100Bは、遊技制御基板100と遊技制御基板ケース100Aとを備えている。
7. Game Control Board Unit, Setting Value Change Method and Set Value Method Next, the game
遊技制御基板ケース100Aは、図21に示すように、遊技制御基板100の部品実装面(後面)側を覆う蓋ケース410と、遊技制御基板100の半田面(前面)側を覆う底ケース420と、を備えている。遊技制御基板100は、蓋ケース410にねじ止めされ、蓋ケース410は、底ケース420に対して組み付けられる。こうして、遊技制御基板100は、遊技制御基板ケース100Aの内部に収容される(図20(A)参照)。なお、遊技制御基板ケース100Aは、遊技制御基板100を収容した後、左側部および右側部をかしめピン430,430により開封不能に封止される(図20(B)参照)。
The game
遊技制御基板100の左右方向中央かつ上下方向中央には、遊技制御用マイコン101がICソケットを介して実装されている。また、遊技制御基板100の左右方向中央かつ上下方向下部(遊技制御用マイコン101の下方)には、7セグ表示器300が実装されている。遊技制御基板ケース100Aは、無色透明の合成樹脂(例えばポリカーボネート)で構成されている。よって、遊技制御基板ケース100Aの外部から遊技制御用マイコン101や7セグ表示器300等の実装部品を視認することが可能である。
A
また、遊技制御基板100の左下部(パチンコ遊技機PY1を後方から見た場合の右下部)には、設定キーシリンダ180が実装されている。図21に示すように、設定キーシリンダ180の実装位置は、遊技制御基板100の周縁から所定距離を空けた位置である。具体的には、設定キーシリンダ180は、遊技制御基板100の下縁100aおよび左縁100bからそれぞれ2cm程度ずつ離して実装されている。このように、設定キーシリンダ180と遊技制御基板100の周縁との間に間隙を設けている(設定キーシリンダ180を遊技制御基板100の周縁部以外の領域に実装している)のは、必要に応じてコネクタ部品を実装できるようにするためである。すなわち、このようにコネクタ部品を実装可能なスペースを遊技制御基板100に残しておけば、本形態のパチンコ遊技機PY1とは別の種類の遊技機(異なる機種)を将来的に製造する場合に、遊技制御基板100の配線パターンを大きく変更することなく、遊技制御基板にコネクタ部品を容易に追加することが可能となる。すなわち、異なる機種間での遊技制御基板の配線パターン(コネクタ部品以外の配線パターン)の共通化を図ることが可能となる。
A setting
設定キーシリンダ180は、専用の設定キー184(図20(A)参照)を用いてON状態とOFF状態とを切り替えることが可能なスイッチ部品である。図21に示すように、設定キーシリンダ180は、固定部182(外側シリンダ、外筒部)の内側に回動可能に設けられた回動部183(内側シリンダ、内筒部)を備えている。回動部183には、設定キー184を挿入するための鍵穴185が設けられている。
The setting
設定キーシリンダ180の鍵穴185に設定キー184を挿入し、設定キー184(回動部183)をOFF位置(待機位置や初期位置とも言う、図29に実線で示す位置)から、ON位置(回転位置や移動位置とも言う、図29に二点鎖線で示す位置)に回転させることにより、設定キーシリンダ180内のスイッチング回路(後述する設定キーシリンダスイッチ180a、図27参照)のON/OFFを切り替えることができる。なお、設定キーシリンダスイッチ180aがOFFである状態を設定キーシリンダ180のOFF状態といい、設定キーシリンダスイッチ180aがONである状態を設定キーシリンダ180のON状態という。また、設定キー184(回動部183)のON位置は、OFF位置から90度回転させた位置である。また、設定キー184(回動部183)がON位置(回転位置)にあることを「設定キーシリンダ180が回転位置にある」とも言い、設定キー184(回動部183)がOFF位置(待機位置)にあることを「設定キーシリンダ180が待機位置にある」とも言うこととする。
The setting
図21に示すように、設定キーシリンダ180は、鍵穴185が設けられている鍵穴面186を有するキー挿入側部187と、遊技制御基板100に接続されるリード部199(図22参照)を有する基板接続側部188とを備えている。キー挿入側部187は、設定キーシリンダ180における蓋ケース410側の部分であり、図21において略円柱形状に見えている部分である。また、基板接続側部188は、設定キーシリンダ180における遊技制御基板100側の部分であり、図21において略四角柱形状に見えている部分である。つまり、キー挿入側部187は、設定キーシリンダ180を軸方向で2つの部分に分けた場合の後方側であり、基板接続側部188は、設定キーシリンダ180を軸方向で2つの部分に分けた場合の前方側である。
As shown in FIG. 21, the setting
ここで設定キーシリンダ180の構成についてより詳細に説明する。図22(A)は、図20(B)のA-A線断面図であり、図22(B)は、図20(B)のB-B線断面図である。図22(A)(B)に示すように、設定キーシリンダ180は、シリンダ部197(固定部182および回動部183を含む部分)の外側に、金属製の固定部材198が嵌められたものである。シリンダ部197には、軸方向(前後方向)における途中の箇所(略中央)に、鍵穴面186の直径よりも太いフランジ部197a(言い換えれば、シリンダ部197の軸方向に直行する面の面積が鍵穴面186よりも大きいフランジ部197a、「特定部」に相当)が設けられている。固定部材198には、略円形の開口が設けられており(図21参照)、その開口には、シリンダ部197の鍵穴面186側が挿通されている。また、固定部材198はフランジ部197aに掛止されている。そして、固定部材198に形成された接続片198aおよび接続ピン198bが、遊技制御基板100に半田付けされているとともに、シリンダ部197から延びるリード部199が遊技制御基板100に半田付けされている。このようにして、設定キーシリンダ180は、遊技制御基板100に取り付けられている。なお、上述したキー挿入側部187は、設定キーシリンダ180における固定部材198よりも後方の部分(蓋ケース410側の部分)であり(図21参照)、基板接続側部188は、設定キーシリンダ180におけるキー挿入側部187以外の部分である。
The configuration of the setting
次に、設定キーシリンダ180と遊技制御基板ケース100Aとの関係について説明する。図21に示すように、遊技制御基板ケース100Aの蓋ケース410には、設定キーシリンダ180の鍵穴面186を外部に露出させるための開口部411が設けられている。この開口部411は、後方から見た場合、円形状の鍵穴面186よりも僅かに大径の円形状である(図20(B)参照)。遊技制御基板ケース100Aが遊技制御基板100を収容している状態では、設定キーシリンダ180の鍵穴面186と、蓋ケース410の後面410aとは、略面一となっている(図22(A)(B)参照)。なお、設定キーシリンダ180のキー挿入側部187と、蓋ケース410の開口部411との間隙L1は、1mm弱程度である。
Next, the relationship between the setting
また、図21及び図22(A)(B)に示すように、蓋ケース410の内面410b(図22参照)側であって開口部411の周縁からは、前方(底ケース420の方)に向かって延びる周壁部413が設けられている。周壁部413は、開口部411の上方を囲う上壁部413aと、開口部411の下方を囲う下壁部413bと、開口部411の左方を囲う左壁部413cと、開口部411の右方を囲う右壁部413dとからなる矩形状の周壁である。周壁部413の前後方向の長さ寸法L2(図22(A)参照)は8mm程度であり、周壁部413の厚みL3(図22(A)参照)は2mm程度である。遊技制御基板ケース100Aが遊技制御基板100を収容している状態では、周壁部413は、設定キーシリンダ180の基板接続側部188の上下左右を、設定キーシリンダ180におけるフランジ部197a程度まで囲う(図22(A)参照)。なお、周壁部413と基板接続側部188との間隙L4は、1mm弱程度である。また、周壁部413と遊技制御基板100の部品実装面との間隙L5は、5mm程度である。
21 and 22(A) and (B), from the
このように本形態では、遊技制御基板ケース100Aに、設定キーシリンダ180の形状に合わせてその周囲を囲う周壁部413が設けられている。そのため、設定キーシリンダ180が自重などの外力によってずれたりするのを抑制することが可能である。その結果、設定キーシリンダ180の接続を良好に保つことが可能である。なお、設定キーシリンダ180の自重によるずれの防止だけを考慮するのであれば、周壁部413のうち下壁部413bだけを設けてもよい。
As described above, in this embodiment, the game
また本形態では、設定キーシリンダ180の鍵穴面186と蓋ケース410の後面410aとが略同一平面にある(図22参照)。つまり、鍵穴面186は、遊技制御基板ケース100Aの後面410aに対して突出したり、引っ込んだりしているわけではない(図20(A)参照)。よって、設定キーシリンダ180が遊技制御基板ケース100Aから突出しているものに比べて、遊技制御基板ケース100Aの後方のスペースを確保できるとともに、設定キーシリンダ180の破損を防ぐことが可能である。また、遊技制御基板ケース100Aに対して引っ込んでいるものに比べて、設定キーシリンダ180と開口部411との隙間をほぼ無くすことが可能であるため(開口部411が設定キーシリンダ180によって塞がれているため)、開口部411から遊技制御基板ケース100Aの中に異物が侵入しないようにすることが可能である。その結果、設定キーシリンダ180に対する不正や、遊技制御基板100に不具合が生じるのを防ぐことが可能である。
Further, in this embodiment, the
特に本形態では、遊技制御基板100の開口部411が設定キーシリンダ180によって塞がれているとともに、遊技制御基板100に設けられた周壁部413が設定キーシリンダ180の基板接続側部188の周囲をほぼ隙間なく囲っている(図20(A)および図22(A)(B)参照)。そのため、開口部411から異物(例えば針金やピアノ線等)を侵入させて遊技制御用マイコン101等にアクセスする等の不正行為を行うことが一層困難になっている。また、設定キーシリンダ180が周壁部413に囲われているため、仮に異物(例えば針金やピアノ線等)が開口部411以外の箇所から遊技制御基板ケース100Aの内部に侵入させられた場合であっても、設定キーシリンダ180への接触を抑制することが可能となっている。また、不正な磁気の影響によって、後述する設定キーシリンダスイッチ180aの状態が切替えられる事態を生じ難くすることが可能となっている。
Especially in this embodiment, the
ところで図23に示すように、遊技制御基板ケース100Aには、種々のシールが貼付されている。本形態において遊技制御基板ケース100Aに貼付されているシールは、機種名シール510、外部端子情報シール520、基板管理シール530、封印シール540の4つである。これらの各シールはいずれも、パチンコ遊技機PY1に関する情報を示す機種情報シールである。
By the way, as shown in FIG. 23, various stickers are attached to the game
機種名シール510は、パチンコ遊技機PY1の機種名およびメーカー名等が記載された機種情報シールである。
The
また、外部端子情報シール520は、パチンコ遊技機PY1の外部端子に関する説明が記載された機種情報シールである。なお、パチンコ遊技機PY1の外部端子(不図示)とは、パチンコ遊技機PY1からホールコンピュータ等の外部機器に情報を出力するための端子である。外部端子には、複数の種類がある。具体的には例えば、パチンコ遊技機PY1が払い出した賞球数の情報を示す賞球信号、遊技機枠2が開放されていることを示す枠開放信号、特図1や特図2が停止表示されたことを示す図柄確定信号、大当たり遊技中であることを示す大当たり信号1、大当たり遊技中又は時短状態中であることを示す大当たり信号2、などがある。各外部端子のコネクタ部分は、互いに異なる色で色付けされている。この色と信号との対応関係が外部端子情報シール520には記載されている。
Also, the external
基板管理シール530は、遊技制御基板100(遊技制御基板ユニット100B)の管理番号が記載されているとともに、検査等のために遊技制御基板ケース100Aを開封した場合(かしめピン430,430を外して遊技制御基板ケース100Aの封印を解除した場合)の開封者および開封年月日の記入欄が設けられた機種情報シールである。
The
封印シール540は、遊技制御基板ケース100Aを開封してはいけない旨を示す「開封禁止」の文字が記載された機種情報シールである。封印シール540は、蓋ケース410を底ケース420に対して係止させた状態で(つまり遊技制御基板ケース100Aを閉めた状態で)、蓋ケース410および底ケース420の両方に跨って貼付されている。従って、遊技制御基板ケース100Aを開放させた場合には、封印シール540が破断される。よって、封印シール540を見れば、遊技制御基板ケース100Aの開封の有無がわかるようになっている。言い換えれば、封印シール540は、遊技制御基板ケース100Aの開封の有無をわかり易く示す機種情報シールである。なお、封印シール540以外の機種情報シール(機種名シール510、外部端子情報シール520、基板管理シール530)は、図23に示すように蓋ケース410の後面410aに貼付されており、底ケース420に跨って貼付されてはいない。なお、封印シールは、アンテナ付きICチップを備え、ICチップに記憶されたID情報を専用のリーダーで読み取り可能なものであってもよい。
The sealing
また、各機種情報シール(機種名シール510、外部端子情報シール520、基板管理シール530、封印シール540)に記載される情報は、各機種情報シールの機能を損なわない範囲で適宜増減可能である。例えば、機種名シール510に、定格電圧や定格電力等の情報が記載されていてもよい。また、機種情報シールとして、機種名シール510、外部端子情報シール520、基板管理シール530、封印シール540の全てを備えていなくてもよい。なお本形態における機種名シール510、外部端子情報シール520、及び、基板管理シール530は、無色透明のベース部に各種の機種情報や記入欄が白色等の所定の色で印刷されたものである。よって本形態では、シール越しに遊技制御基板ケース100Aの内部をある程度視認することが可能となっている。
In addition, the information written on each model information sticker (
ここで、図23に示すように、機種名シール510および外部端子情報シール520は、遊技制御基板ケース100Aの左部(遊技制御基板ケース100Aにおける後面410aを正面として見た場合の右部)に貼付されている。一方、基板管理シール530および封印シール540は、遊技制御基板ケース100Aの右部(遊技制御基板ケース100Aにおける後面410aを正面として見た場合の左部)に貼付されている。より詳細には、機種名シール510は、蓋ケース410の後面410aの左下部(遊技制御基板ケース100Aにおける後面410aを正面として見た場合の右下部)であって、設定キーシリンダ180を露出させる開口部411の右方(遊技制御基板ケース100Aにおける後面410aを正面として見た場合の左方)に貼付されている。また、外部端子情報シール520は、蓋ケース410の後面410aの左上部(遊技制御基板ケース100Aにおける後面410aを正面として見た場合の右上部)であって、機種名シール510および開口部411の上方に貼付されている。また、基板管理シール530は、蓋ケース410の後面410aの右上部(遊技制御基板ケース100Aにおける後面410aを正面として見た場合の左上部)に貼付されている。また、封印シール540は、蓋ケース410の後面410aの右下部(遊技制御基板ケース100Aにおける後面410aを正面として見た場合の左下部)であって基板管理シール530の下方に貼付されている。
Here, as shown in FIG. 23, the
このように本形態では、機種名シール510および外部端子情報シール520が蓋ケース410における左側の領域(遊技制御基板ケース100Aにおける後面410aを正面として見た場合の右側の領域、第1シール貼付領域415)に貼付され、基板管理シール530および封印シール540が蓋ケース410における右側の領域(遊技制御基板ケース100Aにおける後面410aを正面として見た場合の左側の領域、第2シール貼付領域416)に貼付されている。そして、蓋ケース410における第1シール貼付領域415と第2シール貼付領域416との間は、何れの機種情報シールも貼付されていない非貼付領域417となっている。この非貼付領域417は、遊技制御基板ケース100Aに実装されている遊技制御用マイコン101および7セグ表示器300に対応した位置にある。言い換えれば、遊技制御用マイコン101および7セグ表示器300は、遊技制御基板100において、非貼付領域417から視認可能な位置に実装されている。よって、遊技制御用マイコン101および7セグ表示器300は、各種の機種情報シールに視認性を害されることなく、非貼付領域417からクリアに視認されるようになっている。このように本形態では、非貼付領域417は、遊技制御用マイコン101と7セグ表示器300とを共に視認可能とする「窓部」として機能する。以下では、非貼付領域417を、共通窓部417とも称する。
As described above, in this embodiment, the
ここで、遊技制御用マイコン101の表面には、遊技制御用マイコン101の型式(チップ名)や製造番号(つまり遊技制御用マイコン101を特定可能な情報)、これらの情報等がコード化された二次元コードが印刷されている。また、遊技制御用マイコン101の表面には、パチンコ遊技機PY1の機種名やメーカー名、これらの情報等がコード化された二次元コードが印刷されたマイコン用機種情報シール550が貼付されている。共通窓部417からは、これらの遊技制御用マイコン101の表面に示された各種の情報を、目視あるいはコードリーダーを使って読み取ることが可能となっている。
Here, on the surface of the
また、共通窓部417からは、遊技制御用マイコン101だけでなく、7セグ表示器300も視認することが可能となっている。後述するように、7セグ表示器300には設定値やベースが表示されることがある。よって本形態では、この共通窓部417から設定値やベースをはっきりと視認することが可能となっている。なお、遊技制御基板ケース100Aにおける後面410aに正対して見た場合、7セグ表示器300と設定キーシリンダ180との間には、少なくとも機種名シール510分の距離が空いている。このため、設定キーシリンダ180を右手で操作した場合に、設定キーシリンダ180を操作した手(あるいは腕)で7セグ表示器300が隠れ難くなっており、7セグ表示器300の表示内容が視認し難くなる事態が発生し難くなっている。また本形態では、設定キーシリンダ180は、第1シール貼付領域415、第2シール貼付領域416、共通窓部417からなる情報表示領域418の外側(詳細には遊技制御基板ケース100Aにおける後面410aに正対して見た場合、情報表示領域418の右方)に配置されている。従って、設定キーシリンダ180を右手で操作した場合に、設定キーシリンダ180を操作した手(あるいは腕)で情報表示領域418が隠れ難く、情報表示領域418の視認性(すなわち、遊技制御用マイコン101、7セグ表示器300、機種名シール510、外部端子情報シール520、基板管理シール530、及び、封印シール540の視認性)が良好なものとなっている。
Further, from the
次に、7セグ表示器300(表示手段)について説明する。7セグ表示器300の表示制御は、遊技制御用マイコン101によって実行される。なお7セグ表示器300が、例えば演出制御基板120上ではなく、遊技制御基板100上に設けられているのは、以下の理由に基づく。即ち、遊技制御基板100(遊技制御用マイコン101)は、適正動作を確かめる試験の検査対象になっているところ、その遊技制御基板100によって設定値の表示が制御されれば、設定値の表示の信頼性が担保できるからである。
Next, the 7-segment display 300 (display means) will be described. Display control of the 7-
図24に示すように、7セグ表示器300は、所謂4連7セグ(7セグメント表示器)であり、合計で32個の点灯(発光)する部分(セグメント)を備えている。具体的に、7セグ表示器300は、左から右に向かって順番に、第1表示領域310と第2表示領域320と第3表示領域330と第4表示領域340とを備えている。そして4つの表示領域310、320、330、340は、それぞれ「0」~「9」までの数字、文字、記号等を表すことができるように、8個の点灯部分(LED素子、セグメント)LB1~LB8、LB9~LB16、LB17~LB24、LB25~LB32を有している。なお4連7セグは市場に多く流通している流通品であるため、4連7セグ(7セグ表示器300)を用いることで、表示手段を安価に構成することが可能である。
As shown in FIG. 24, the 7-
本形態では、「1」~「6」までの何れかの設定値は、7セグ表示器300の第4表示領域340で表示される。また設定値が表示されるときには、第4表示領域340の点灯部分LB25~LB32が、設定値の数字を表すように点灯態様(発光し続ける発光態様)で発光する。なお第4表示領域340で設定値が表示されているときには、第1表示領域310と第2表示領域320と第3表示領域330には何も表示されない。
In this embodiment, any set value from "1" to "6" is displayed in the
次に、設定値の変更方法について説明する。設定値を変更するためには、設定変更モードに移行させる必要がある。設定変更モードへの移行は、電源投入時のみ行うことが可能である。ここでは、設定変更モードに移行させるための操作だけでなく、パチンコ遊技機PY1の電源投入時に行うことが可能な種々の操作についてまとめて説明する。図25に示すように、パチンコ遊技機PY1の電源投入時に行うことが可能な操作には、設定変更モード移行操作、設定確認操作、RAMクリア操作、通常の電源投入操作の4つの種類がある。 Next, a method for changing the setting value will be described. In order to change the setting value, it is necessary to shift to the setting change mode. The transition to the setting change mode can be performed only when the power is turned on. Here, not only the operation for shifting to the setting change mode but also various operations that can be performed when the power of the pachinko gaming machine PY1 is turned on will be collectively described. As shown in FIG. 25, there are four types of operations that can be performed when pachinko gaming machine PY1 is powered on: setting change mode transition operation, setting confirmation operation, RAM clear operation, and normal power-on operation.
設定変更モード移行操作(設定変更可能化操作)は、設定値の変更が可能な設定変更モードに移行させるための操作である。具体的には、設定キーシリンダ180(設定キースイッチ)及びRAMクリアスイッチ191を共にON状態にしつつ、電源スイッチ195をON状態にする(電源スイッチ195をON操作する)という操作である。この操作により、パチンコ遊技機PY1に電力が供給される(パチンコ遊技機PY1が電源投入状態になる)とともに、電源投入後のモードが設定変更モードになる。設定変更モードにおける設定の変更操作や確定操作については後述する。設定の確定操作により設定変更モードは終了する。これにより、遊技可能な遊技モード(非設定変更モードの1つ)となる。
The setting change mode transition operation (setting change enabling operation) is an operation for transitioning to a setting change mode in which setting values can be changed. Specifically, it is an operation of turning on the power switch 195 (turning on the power switch 195) while turning on both the setting key cylinder 180 (setting key switch) and the RAM
設定確認操作は、設定確認モード(非設定変更モードの1つ)に移行させるための操作である。設定確認モードとは、設定値の変更はできないが、設定値が7セグ表示器300に表示されることで設定値を確認することができるモードである。設定確認操作は、具体的には、設定キーシリンダ180をON状態にしつつ、電源スイッチ195をON状態にする(電源スイッチ195をON操作する)という操作である。設定確認操作では、RAMクリアスイッチ191はOFF状態のままにする。このような設定確認操作により、パチンコ遊技機PY1に電力が供給されるとともに、電源投入後のモードが設定確認モードになる。設定確認モードは、設定値が7セグ表示器300に表示されてから一定時間(例えば3秒)が経過すると終了する。設定確認モードの終了後、遊技可能な遊技モードとなる。なお、設定確認モードは、設定キーシリンダ180がOFF状態になる(設定キーがOFF位置に回転操作される)ことにより終了する構成としてもよい。
The setting confirmation operation is an operation for shifting to a setting confirmation mode (one of non-setting change modes). The setting confirmation mode is a mode in which the setting value cannot be changed, but the setting value can be confirmed by displaying the setting value on the 7-
RAMクリア操作は、RAMクリアモード(非設定変更モードの1つ)に移行させるための操作である。RAMクリアモードとは、遊技制御用マイコン101に設けられた遊技用RAM104の所定の記憶領域等を初期化する「RAMクリア」がなされるモードである。RAMクリアがなされると、これまでの遊技内容がクリアされる。なお、RAMクリアがされても、遊技用RAM104に記憶されている設定値の情報は、消去されず保持される。また、RAMクリアモードに移行しても、設定値の変更は可能とはならず、7セグ表示器300に設定値が表示されることもない。RAMクリア操作は、具体的には、RAMクリアスイッチ191をON状態にしつつ、電源スイッチ195をON状態にする(電源スイッチ195をON操作する)という操作である。RAMクリア操作では、設定キーシリンダ180はOFF状態のままにする。このようなRAMクリア操作により、パチンコ遊技機PY1に電力が供給されるとともに、RAMクリアがなされる。なお、RAMクリアモードは、RAMクリアに関する所定の処理が実行されることにより自動的に終了する。RAMクリアモードが終了すると、遊技可能な遊技モードとなる。なお本形態では、設定変更モードを終了させた場合にもRAMクリアがなされる。しかしながら、このように設定の変更を伴わずにRAMクリアだけを行わせる操作を設けておくことで、設定変更の作業量よりも少ない作業量でRAMクリアだけを行わせることが可能となっている。
The RAM clear operation is an operation for shifting to a RAM clear mode (one of non-setting change modes). The RAM clear mode is a mode in which "RAM clear" for initializing a predetermined storage area of the
通常の電源投入操作は、設定変更モードへの移行、設定確認モードへの移行、及び、RAMクリアを伴わずに、パチンコ遊技機PY1に電源を投入するための操作である。通常の電源投入操作は、具体的には、設定キーシリンダ180及びRAMクリアスイッチ191を共にOFF状態のままとし、電源スイッチ195をON状態にする(電源スイッチ195をON操作する)という操作である。この操作により、パチンコ遊技機PY1に電力が供給され、遊技可能な遊技モードとなる。
A normal power-on operation is an operation for turning on the power to the pachinko gaming machine PY1 without transitioning to the setting change mode, transitioning to the setting confirmation mode, and clearing the RAM. Specifically, the normal power-on operation is an operation in which both the setting
なお、上述した4つの操作(設定変更モード移行操作、設定確認操作、RAMクリア操作、通常の電源投入操作)は、一般的に遊技場の従業員が行うものであって、パチンコ遊技機PY1の裏側(図8参照)を視認できない遊技者には行うことが不可能なものである。 The above-described four operations (setting change mode transition operation, setting confirmation operation, RAM clear operation, and normal power-on operation) are generally performed by employees of the pachinko machine PY1. This is impossible for a player who cannot see the back side (see FIG. 8).
本形態では上述したように、設定値を変更するためには、3つの条件を満たして(所定の移行条件の成立に基づいて)、設定変更モードに移行する必要がある。具体的には、設定キー184を用いて設定キーシリンダ180を待機位置(OFF状態)から90度回転した回転位置(ON状態)にしておき、且つRAMクリアスイッチ191を押下操作した状態(ON状態)で、電源スイッチ195をOFF操作(OFF状態)からON操作(ON状態)に切替える。このような3つの条件を設けたのは、以下の理由に基づく。
In this embodiment, as described above, in order to change the setting value, it is necessary to satisfy three conditions (based on the establishment of a predetermined transition condition) and shift to the setting change mode. Specifically, the setting
先ず、電源投入時であることを条件としたのは、遊技場の従業員が電源投入するときにだけ設定変更モードに移行できるようにするためである。つまり、遊技者等が特別図柄の変動表示中や大当たり遊技の実行中に設定変更モードに移行できてしまい、遊技中に設定値が変更されるような事態を防ぐためである。次に、RAMクリアスイッチ191の押下操作を条件としたのは、設定値が変更されたにも拘わらず、電源が投入される前の遊技に係る情報に基づいて遊技が開始されるのを防ぐためである。つまり電源投入時にRAMクリアスイッチ191が押下操作されれば、後述するように遊技用RAM104に記憶されている遊技に係る情報は必ず消去(RAMクリア)されることになる。そのため、例えば電源が遮断される前の設定値では残っている特図保留が大当たりと判定されるが、電源投入後に変更された設定値では残っている特図保留がハズレと判定されるような遊技の不整合が生じる事態を防ぐことが可能である。最後に、設定キーシリンダ180が回転位置であることを条件としたのは、設定値の変更を行う遊技場の従業員の意思を確かめるためである。つまり、設定変更モードはあくまで設定値の変更が可能な特殊なモードであって、無作為又は簡易に設定変更モードに移行できるのを防ぐためである。
First of all, the reason why the condition is that the power is turned on is that the setting change mode can be entered only when the power is turned on by the employee of the game arcade. In other words, this is to prevent a situation in which a player or the like can shift to the setting change mode during variable display of special symbols or during execution of a jackpot game, and set values are changed during the game. Next, the condition that the RAM
次に、設定値を変更する場合に7セグ表示器300での表示態様と、演出手段(画像表示装置50、スピーカ620、枠ランプ212及び盤ランプ54)での演出態様について説明する。
Next, the display mode of the 7-
図26(A)に示すように、設定変更モード移行操作を行って、設定変更モードに移行すると、図26(B)に示すように、7セグ表示器300の第4表示領域340には、電源投入される前に設定されていた設定値(例えば「1」)が表示されるようになっている。つまり、前回の遊技中に設定されていた設定値の情報は、遮断状態になっても消去されない。そのため、電源投入時に設定変更モード移行操作を行うと、記憶されている設定値の情報(以下「設定値情報」と呼ぶ)に基づいて、前回の遊技中に設定されていた設定値が7セグ表示器300に表示される。その結果、電源投入時に、現時点での設定値(以前に決定された設定値)を先ず確認することが可能である。
As shown in FIG. 26(A), when the setting change mode transition operation is performed to shift to the setting change mode, as shown in FIG. The set value (for example, "1") that was set before the power was turned on is displayed. In other words, the information of the set value set during the previous game is not erased even if the cut-off state is established. Therefore, when the setting change mode transition operation is performed when the power is turned on, the setting value set during the previous game is changed to 7 segments based on the stored setting value information (hereinafter referred to as "setting value information"). It is displayed on the
また設定変更モードに移行すると、図26(B)に示すように、画像表示装置50の表示画面50aには、「設定変更中」の文字を示す設定変更中画像SH(モード示唆画像)が表示される。設定変更中画像SHは、設定値が変更可能であることを示唆するものである。この設定変更中画像SHの表示の開始により、設定値の変更を行う遊技場の従業員(以下「設定変更者」と呼ぶ)に、設定変更モードに正しく移行できたことを把握させることが可能である。また設定変更中画像SHは、設定変更モードが終了するまで表示画面50aに表示され続ける。そのため設定変更者は、設定変更中画像SHの表示期間によって、設定変更モードの開始から終了までの期間を明確に把握することが可能である。
When the mode is shifted to the setting change mode, as shown in FIG. 26(B), the
また設定変更モードに移行すると、図26(B)に示すように、スピーカ620から、「設定変更可能です」という音声(モード示唆音)が出力される。この「設定変更可能です」という音声は、設定値が変更可能であることを示唆するものである。「設定変更可能です」という音声の開始により、設定変更者に設定変更モードに正しく移行できたことを聴覚的に把握させることが可能である。また「設定変更可能です」という音声は、設定値を変更したタイミングを除き、設定変更モードが終了するまで繰り返し出力される。そのため設定変更者は、「設定変更可能です」という音声を聞き続ける限り、設定変更モードの開始から終了までの期間を明確に把握することが可能である。
Also, when the mode is shifted to the setting change mode, as shown in FIG. 26(B), a voice (mode suggesting sound) saying "The setting can be changed" is output from the
また設定変更モードに移行すると、図26(B)に示すように、枠ランプ212及び盤ランプ54が、特別な第1発光態様で発光する。この特別な第1発光態様での発光は、設定値が変更可能であることを示唆するものである。第1発光態様での発光の開始により、設定変更者に設定変更モードに正しく移行できたことを把握させることが可能である。また枠ランプ212及び盤ランプ54での第1発光態様の発光は、設定値を変更したタイミングを除き、設定変更モードが終了するまで継続する。そのため設定変更者は、第1発光態様の発光を見続ける限り、設定変更モードの開始から終了までの期間を明確に把握することが可能である。
When the setting change mode is entered, the
こうして本形態では、設定変更モードであるときに、設定変更中画像SHの表示がなされるだけでなく、「設定変更可能です」という音声の出力と、特別な第1発光態様での発光もなされる。その結果、設定変更者は、視覚と聴覚の両方で設定値が変更可能である状況を確実に把握することが可能である。そして本形態の設定変更モードは上述したように3つの条件を満たす必要があって煩雑な操作であるところ、設定変更者は、設定変更中画像SHの表示、「設定変更可能です」という音声、特別な第1発光態様での発光というモード示唆が開始されるか否かによって、設定変更モード移行操作を正しく実行できたか否かを判断することが可能である。 In this manner, in the present embodiment, when the setting change mode is set, not only is the setting changing image SH displayed, but also a voice saying "The setting can be changed" is output and light is emitted in a special first light emission mode. be. As a result, the setting changer can reliably grasp the situation in which the setting value can be changed both visually and aurally. The setting change mode of this embodiment requires three conditions as described above, and is a complicated operation. It is possible to judge whether or not the setting change mode transition operation has been correctly executed depending on whether or not the mode suggestion of light emission in the special first light emission mode is started.
ここで本形態では、設定変更モードにおいて、RAMクリアスイッチ191を押下操作すると、設定値を変更できるようになっている。具体的には、RAMクリアスイッチ191を押下操作する度に、「1」⇒「2」⇒「3」⇒「4」⇒「5」⇒「6」の順番に、設定値を1つずつ上昇させることが可能である。そして設定値が「6」であるときに、RAMクリアスイッチ191を押下操作すると、設定値が「1」に戻るようになっている。よって、RAMクリアスイッチ191を押下操作する度に、設定値が1つずつ切替わることで、設定値の切替方法をできるだけ簡易にしている。
Here, in this embodiment, when the RAM
そして、設定値の切替えを行うための操作手段として、既存のRAMクリアスイッチ191を用いていて、専用の操作手段を新たに設けたわけではない。従来では、RAMクリアスイッチ191は、電源投入時に遊技用RAM104及び払出用RAM174に記憶されている情報を消去するためだけに用いられていて、電源投入時以外には用いられないものであった。よって本形態のように、RAMクリアスイッチ191によって、設定値の切替えを行うための操作手段と、遊技用RAM104等の記憶情報を消去するための操作手段とを兼用することで、部品点数の削減を図ることが可能である。
The existing RAM
但し、設定変更モードに設定されているときに、RAMクリアスイッチ191を押下操作しても、その押下操作したタイミングで遊技用RAM104に記憶されている遊技に係る情報や、払出用RAM174に記憶されている払出しに係る情報が消去されるわけではない。これは、仮にRAMクリアスイッチ191が押下操作される度に、遊技制御用マイコン101や払出制御用マイコン171が、記憶されている情報を消去することになると、制御処理が煩雑になるためである。こうして、設定変更モードに設定されている間、遊技用RAM104及び払出用RAM174に記憶されている情報が消去されることはなくて、遊技制御用マイコン101及び払出制御用マイコン171の制御処理が煩雑になるのを防いでいる。
However, when the setting change mode is set, even if the RAM
図26(B)に示すように、設定変更モードに移行したときに例えば7セグ表示器300に設定値「1」が表示された後、RAMクリアスイッチ191を押下操作すると、図26(C)に示すように、7セグ表示器300の第4表示領域340には、設定値「2」が表示される。つまり設定値「1」の表示から、設定値「2」の表示に切替わる。これにより設定変更者は、設定値が「2」に切替わったことを把握することが可能である。
As shown in FIG. 26(B), after the set value "1" is displayed on the 7-
また図26(C)に示すように、画像表示装置50の表示画面50aには、設定変更中画像SHの上から重ねて、上向きの矢印を示す設定値変更画像YG(変更示唆画像)が表示される。この設定値変更画像YGの表示により、設定変更者に設定値が変更(上昇)したことを把握させることが可能である。なお設定値変更画像YGは、RAMクリアスイッチ191を押下操作してから数秒間だけ表示された後に非表示になり、表示画面50aには再び設定変更中画像SHだけが表示されることになる。
Further, as shown in FIG. 26C, on the
また図26(C)に示すように、スピーカ620から、「設定値が変更されました」という音声が出力される。この「設定値が変更されました」という音声により、設定変更者に設定値が変更したことを把握させることが可能である。なお「設定値が変更されました」という音声は、1回だけ出力されて、その後には上述したように「設定変更可能です」という音声が繰り返し出力されることになる。
Also, as shown in FIG. 26(C),
また図26(C)に示すように、枠ランプ212及び盤ランプ54は、特別な第2発光態様で発光する。この第2発光態様での発光により、設定変更者に設定値が変更したことを把握させることが可能である。なお第2発光態様での発光は、RAMクリアスイッチ191を押下操作してから数秒間だけ実行されて、その後には上述したように第1発光態様での発光に戻ることになる。
Also, as shown in FIG. 26C, the
続いて、図26(C)に示すように7セグ表示器300に設定値「2」が表示された状態で、RAMクリアスイッチ191を押下操作すると、図22(D)に示すように、7セグ表示器300の第4表示領域340には、設定値「3」が表示される。つまり設定値「2」の表示から、設定値「3」の表示に切替わる。これにより設定変更者は、設定値が「3」に切替わったことを把握することが可能である。
Subsequently, when the RAM
また図26(D)に示すように、画像表示装置50の表示画面50aには設定値変更画像YGが表示され、スピーカ620から「設定値が変更されました」という音声が出力され、枠ランプ212及び盤ランプ54が特別な第2発光態様で発光する。これらにより、設定変更者に再び設定値が変更したことを把握させることが可能である。
Further, as shown in FIG. 26(D), a setting value change image YG is displayed on the
ところで、設定変更者は基本的にパチンコ遊技機PY1の裏側(図8参照)に向かい合っていて、RAMクリアスイッチ191を押下操作するとき、7セグ表示器300を見ている。そのため、設定変更者にとっては、表示画面50aでの設定値変更画像YGの表示と、枠ランプ212及び盤ランプ54での特別な第2発光態様での発光を把握し難い。よって、設定値変更画像YGの表示と、特別な第2発光態様での発光は、主に本パチンコ遊技機PY1の周囲にいる遊技場の従業員に向けて、設定値が変更されたことを示唆(報知)する意味になる。このようにして、周囲の遊技場の従業員が、設定値の変更を把握できることで、不正に設定値が変更されていないことを把握することが可能である。
By the way, the setting changer basically faces the back side of the pachinko game machine PY1 (see FIG. 8), and looks at the 7-
特に、RAMクリアスイッチ191が押下操作されたときに、図26(C)(D)に示すように、表示画面50aでは設定変更中画像SHの表示(モード示唆)よりも、設定値変更画像YGの表示(変更示唆)が優先して実行される。またスピーカ620では「設定変更可能です」という音声の出力(モード示唆)よりも、「設定値が変更されました」という音声の出力(変更示唆)が優先して実行される。また枠ランプ212及び盤ランプ54では特別な第1発光態様での発光(モード示唆)よりも、特別な第2発光態様での発光(変更示唆)が優先して実行される。こうして、設定値が変更可能な状況の示唆よりも、設定値が変更されたことの示唆を優先的に示すことで、万一不正に設定値が変更された場合に、周囲の遊技場の従業員が不正行為に一層気付き易くすることが可能である。
In particular, when the RAM
そして、図26(C)(D)に示すように、設定値変更画像YGは、変更する設定値自体を示すものではなく、単に設定値が変更されたことだけを示す画像である。また「設定値が変更されました」という音声も、変更する設定値自体を示すものではなく、単に設定値が変更されたことだけを示す音声である。こうして、設定変更モードであるときに、主に設定変更者だけが見る7セグ表示器300を除き、画像表示装置50、スピーカ620といった演出手段で設定値が示されることはない。従って、周囲の遊技場の従業員には、設定値が変更可能である状況や設定値が変更されたことを把握できても、設定値の値自体を把握することはできない。よって、万一遊技者等の部外者が、設定変更モードにおいて表示画面50aを見たり、スピーカ620からの音声を聞いても、設定値が把握されてしまうのを防ぐことが可能である。
Then, as shown in FIGS. 26C and 26D, the setting value change image YG does not show the setting value itself to be changed, but simply shows that the setting value has been changed. Also, the voice saying "The setting value has been changed" does not indicate the setting value itself to be changed, but simply indicates that the setting value has been changed. In this way, when the setting change mode is set, setting values are not indicated by presentation means such as the
次に、設定値の確定方法について説明する。設定値を確定するためには、設定変更モードにおいて、設定キー184を用いて設定キーシリンダ180の回動部183を回転位置(ON位置)から待機位置(OFF位置)の方へ回転させる必要がある。これにより、設定変更モードが終了して、設定変更モードにおいて最後に表示されていた設定値が確定されることになる。なお設定キー184(回動部183)を回転位置から待機位置の方へ回転させる操作を、「設定確定操作」と適宜呼ぶことにする。
Next, a method for determining the set values will be described. In order to confirm the set value, it is necessary to use the setting key 184 to rotate the
設定確定操作が行われると、図26(F)に示すように、画像表示装置50の表示画面50aには、「設定値を確定しました」の文字を示す設定値確定画像SKが表示される。この設定値確定画像SKの表示により、設定値が確定したことを設定変更者又は周囲の遊技場の従業員に把握させることが可能である。なお設定値確定画像SKは、設定確定操作が行われてからごく僅かの時間だけ表示された後、非表示になる。
When the setting confirmation operation is performed, as shown in FIG. 26(F), the
また設定確定操作が行われると、図26(F)に示すように、スピーカ620から、「設定値を確定しました」という音声が出力される。この「設定値を確定しました」という音声により、設定変更者又は周囲の遊技場の従業員に設定値が確定したことを把握させることが可能である。なお「設定値を確定しました」という音声は、設定確定操作されたタイミングで1回だけ出力される。
Also, when the setting confirmation operation is performed, a voice saying "the setting value has been confirmed" is output from the
また設定確定操作が行われると、図26(F)に示すように、枠ランプ212及び盤ランプ54が、特別な第3発光態様で発光する。この第3発光態様での発光により、設定変更者又は周囲の遊技場の従業員に設定値が確定したことを把握させることが可能である。なお第3発光態様での発光は、設定確定操作が行われてからごく僅かの時間だけ実行された後、終了する。
Further, when the setting confirmation operation is performed, the
ここで本形態では、設定確定操作を行って設定変更モードが終了すると、7セグ表示器300にて点灯態様(変更可能態様)で表示されていた設定値(例えば図26(D)に示す「3」)が見えなくなる。つまり、設定値が非表示(非表示態様)になる。そして7セグ表示器300では替わりに、後述する初期表示(図26(F)参照)が実行される。こうして設定変更者には、点灯態様で表示されていた設定値が非表示態様になることで、設定値の確定を把握させることが可能である。更に、設定値が確定された後に設定値が表示されないことで、確定された設定値を周囲に気付かれ難くすることが可能である。
Here, in this embodiment, when the setting confirmation operation is performed and the setting change mode ends, the setting value displayed in the lighting mode (changeable mode) on the 7-segment display 300 (for example, " 3”) disappears. That is, the set value is hidden (non-display mode). Then, the 7-
こうして設定値が確定されると、図26(F)に示すように、7セグ表示器300での初期表示として、第1表示領域310から第4表示領域340までの全ての点灯部分LB1~LB32(図24参照)が点灯する。こうして全ての点灯部分LB1~LB32が点灯することで、設定確定操作を行った設定変更者に対して、初期表示の実行を分かり易く示すことが可能である。 When the setting values are determined in this way, as shown in FIG. (see FIG. 24) lights up. By lighting all the lighting portions LB1 to LB32 in this way, it is possible to clearly indicate to the setting changer who has performed the setting confirming operation that the initial display is executed.
7セグ表示器300での初期表示の意味は、以下の通りである。7セグ表示器300は、上述したように設定値を表示する他、後述するようにベースも表示するようになっている。しかしながら、7セグ表示器300で表示される設定値又はベースは、その7セグ表示器300が正常に機能していることを前提とするものであって、7セグ表示器300自体に故障や不具合、或いは不正な改造が施されている可能性が完全にないわけではない。
The meaning of the initial display on the 7-
そこで本形態では、設定変更モードが終了すると、自動的に7セグ表示器300で初期表示が実行される。これにより、設定変更者は、7セグ表示器300が正常に機能していることを把握することが可能である。つまり、設定変更モードで表示されていた設定値は正しい値であったことを確認することが可能である。更に、初期表示の後に表示されるベースも正しく表示されるだろうと認識することが可能である。なお電源投入時に設定変更モードに移行しない場合には、電源投入後すぐに7セグ表示器300にて初期表示が実行されることになる。
Therefore, in this embodiment, when the setting change mode ends, the initial display is automatically performed on the 7-
ところで本形態では、設定確定操作によって、設定キー184(回動部183)が待機位置まで回転操作される前に、設定変更モードが終了するように構成されている。具体的には、設定キー184が回転位置から待機位置の方へ移動し始めた瞬間に、設定変更モードが終了して、設定値が確定するようになっている。そこで以下では、設定キーシリンダ180の内部に設けられている設定キーシリンダスイッチ180aの構成と、遊技制御用マイコン101の周りの電気回路の構成を説明しつつ、設定値の確定タイミングについて詳細に説明する。
By the way, in this embodiment, the setting change mode is terminated before the setting key 184 (rotating portion 183) is rotated to the standby position by the setting confirmation operation. Specifically, the moment the setting
図27に示すように、遊技制御用マイコン101には入力端子P14(図28(A)(B)(C)参照)が設けられている。入力端子P14は、信号ラインE1から、「H」レベル(上限閾値電圧よりも高い電圧)又は「L」レベル(下限閾値電圧よりも低い電圧)の何れかのスイッチ信号を入力するようになっている。なお遊技制御用マイコン101は、信号ラインE1から「H」レベルのスイッチ信号(第1信号)を入力すれば、設定キーシリンダスイッチ180aがONであると判断し、信号ラインE1から「L」レベルのスイッチ信号(第2信号)を入力すれば、設定キーシリンダスイッチ180aがOFFであると判断する。
As shown in FIG. 27, the
信号ラインE1は、設定キーシリンダスイッチ180aの端子s1に接続されている。信号ラインE1のうち分岐部分QQ1からグランドGに向かって延びるグランドラインE4が設けられている。グランドラインE4には、抵抗T2が直列的に接続されていて、抵抗T2によって信号ラインE1からグランドラインE4の方へ電流を流れ難くしている。このようにして、入力端子P14から延びる信号ラインE1を、設定キーシリンダスイッチ180aに接続しつつ、設定キーシリンダスイッチ180aと入力端子P14との間にある分岐部分QQ1にてグランドラインE4を接続している。そして、抵抗T2をプルダウン抵抗にしている。よって、信号ラインE1では、設定キーシリンダスイッチ180aを介してDC5Vの電力が供給されない限り、スイッチ信号のレベルが「L」レベルになるようにしている。
The signal line E1 is connected to the terminal s1 of the setting
設定キーシリンダスイッチ180aには、端子s2が設けられている。端子s2には電力ラインE2が接続されていて、電力ラインE2にはDC5Vの電力が供給されている。なお図27において、符号Vcは、DC5Vの電力が供給されていることを意味している。電力ラインE2には、抵抗T3が直列的に接続されている。また設定キーシリンダスイッチ180aには、端子s3が設けられている。端子s3には、グランドGに向かって延びるグランドラインE3が接続されている。
The setting
ここで設定キーシリンダスイッチ180aには、切替片s4が設けられている。切替片s4の一端部は、端子s1に接続されている。一方、切替片s4の他端部は、設定変更者が設定キー184を回転操作することによって、端子s2又は端子s3に接触可能になっている。こうして、設定キー184が待機位置にあるときには、切替片s4は端子s3に接触していて(図27の実線参照)、設定キー184が回転位置にあるときには、切替片s4は端子s2に接触している(図28(A)参照)。
Here, the setting
次に、設定値の確定タイミングを図28(A)(B)(C)に基づいて説明する。図28(A)は、設定キー184(回動部183)が回転位置にあるときの設定キーシリンダスイッチ180aの状態を示す図である。このときには、端子s1と端子s2とが導通状態になっていて、電力ラインE2に供給されているDC5Vの電力が、設定キーシリンダスイッチ180aを介して、信号ラインE1に供給される。これにより、信号ラインE1から遊技制御用マイコン101の入力端子P14に、「H」レベルのスイッチ信号が入力される。こうして、遊技制御用マイコン101の入力端子P14に「H」レベルのスイッチ信号が入力されている間は、設定変更モードになる。
Next, the timing for determining the set value will be described with reference to FIGS. FIG. 28A shows the state of the setting
そして、設定変更者が、設定確定操作によって、設定キーシリンダ180を回転位置から待機位置の方へ回転させる。図28(B)は、設定キー184が回転位置から回転し始めた瞬間の設定キーシリンダスイッチ180aの状態を示す図である。図28(B)に示すように、切替片s4が端子s2から離れると、端子s1と端子s2とが非導通状態になる。そのため、電力ラインE2に供給されているDC5Vの電力が、設定キーシリンダスイッチ180aを介して、信号ラインE1に供給されなくなる。このとき、入力端子P14に接続されている信号ラインE1は、分岐部分QQ1にてグランドラインE4に接続されているため、スイッチ信号は「H」レベルから「L」レベルに切替わる。つまり、遊技制御用マイコン101の入力端子P14に、「L」レベルのスイッチ信号が入力される。その結果、設定変更モードが終了して、設定値が確定されることになる。
Then, the setting changer rotates the setting
なお図28(C)は、設定キー184(回動部183)が待機位置にあるときの設定キーシリンダスイッチ180aの状態を示す図である。設定変更者が、設定確定操作によって、設定キーシリンダ180を待機位置まで完全に回転させると、切替片s4が端子s3に接触する。このときには上記と同様、電力ラインE2に供給されているDC5Vの電力が、設定キーシリンダスイッチ180aを介して、信号ラインE1に供給されないため、スイッチ信号は「L」レベルのままである。
FIG. 28C shows the state of the setting
以上の説明から分かるように、設定値の確定タイミングは、図28(B)に示すタイミングであり、設定キーシリンダ180が回転位置から回転し始めた途端に、設定変更モードが終了する。そのため設定変更者は、設定確定操作を開始するとすぐに、設定変更モードで7セグ表示器300に表示されていた設定値(例えば図26(D)に示す設定値「3」)を非表示にすることが可能である(図26(F)参照)。言い換えると、設定キー184が待機位置へ回転し終える前に、7セグ表示器300で設定値を見えないようにすることが可能である。こうして、7セグ表示器300で表示されていた設定値をできるだけ早く非表示にすることで、確定された設定値が周囲に把握されてしまう危険性をできるだけ少なくすることが可能である。
As can be seen from the above description, the timing for determining the setting value is the timing shown in FIG. 28B, and the setting change mode ends as soon as the setting
また遊技場の開店前に忙しい遊技場の従業員(設定変更者)が設定確定操作を行ったときに、不注意又は不慣れな操作で設定キー184(回動部183)を正しく待機位置まで回転させないおそれがある。しかしながら、仮にこのような事態が生じても、遊技制御用マイコン101に入力されるスイッチ信号は「H」レベルから「L」レベルに切替わるため(図28(A)(B)参照)、設定値を確定して非表示にすることが可能である。よって、設定変更者による不注意又は不慣れな操作であっても、設定変更モードを終了させることが可能であると共に、7セグ表示器300で設定値が表示され続ける事態を防ぐことが可能である。更に、設定変更モードが終了するタイミングが早いことに伴って、設定変更中画像SHの表示、「設定変更可能です」という音声の出力、特別な第1発光態様での発光というモード示唆が終了するタイミングも早いことになる。よって、不注意又は不慣れな操作で設定キーシリンダ180を正しく待機位置まで回転させない事態が生じても、設定値が変更可能である状況が示唆され続けるのを防ぐことが可能である。
In addition, when a busy game hall employee (setting changer) performs a setting confirmation operation before the opening of the game hall, the setting key 184 (rotating portion 183) is correctly rotated to the standby position by careless or unfamiliar operation. It may not let you. However, even if such a situation occurs, the switch signal input to the
その一方で、電源投入時に設定変更モードに移行するためには、設定キー184(回動部183)を待機位置(図28(C)参照)から回転位置(図28(A))までしっかりと回転操作しなければならない。つまり、設定変更者の不慣れな操作や振動等によって、設定キー184が待機位置から中途半端に回転操作された場合、スイッチ信号が「L」レベルから「H」レベルに切替わらないため(図28(B)参照)、設定変更モードに移行することができない。こうして、設定変更者が設定キー184を回転位置まで確実に回転操作したときにだけ、設定値の変更ができるようにして、意図せずに設定変更モードに移行するのをできるだけ防ぐことが可能である。
On the other hand, in order to shift to the setting change mode when the power is turned on, the setting key 184 (rotating portion 183) must be firmly moved from the standby position (see FIG. 28(C)) to the rotating position (FIG. 28(A)). must be rotated. In other words, if the setting
ところで、図29に示すように、設定キーシリンダ180は、7セグ表示器300よりも左方に配置されている。言い換えると、パチンコ遊技機PY1の裏側で、設定変更者から見た場合には、設定キーシリンダ180が7セグ表示器300よりも右方に配置されている。また、電源スイッチ195及びRAMクリアスイッチ191は、7セグ表示器300および設定キーシリンダ180よりも下方であって、7セグ表示器300よりも設定キーシリンダ180に近い位置(設定変更者から見て設定キーシリンダ180よりも右方)に配置されている。また、電源スイッチ195及びRAMクリアスイッチ191は、左右方向に沿って並設されている。
By the way, as shown in FIG. 29, the setting
設定(設定値)を変更しようとする場合、設定変更者は、まず、内枠21を開いて内枠21の裏側を触ることが可能な状態とし、外側カバー25に開閉可能に設けられている開閉カバー25aを開く。これにより、外側カバー25の内側に配された遊技制御基板100に実装されている設定キーシリンダ180に設定キー184を挿入可能な状態となる。
When changing the settings (set values), the person who changes the settings first opens the
ここで、ほとんどの設定変更者は、利き手である右手で設定キー184を操作しようとする。このとき仮に、設定変更者から見て(すなわち設定キーシリンダ180に正対する者から見て)、設定キーシリンダ180が7セグ表示器300よりも左方にあると、設定変更者の右手(あるいは右腕)が7セグ表示器300に被ってしまい、7セグ表示器300の表示内容(設定値)が見え難くなってしまう可能性がある。
Here, most setting changers attempt to operate the setting key 184 with their right hand, which is their dominant hand. At this time, assuming that the setting
そこで本形態では、設定変更者から見た場合に設定キーシリンダ180を7セグ表示器300よりも右方に配置している。これにより、設定変更者の右手(あるいは右腕)が7セグ表示器300に被らないようにしている。その結果、7セグ表示器300に表示される設定値が見え難くなるのを防ぐことが可能となっている。なおこのような位置関係は、特に設定確定操作の際に、確定直前の設定値(非表示になる直前の設定値)が見えなくて、何の設定値が確定されたのかが分からなくなる事態を防ぐことに効果的である。
Therefore, in this embodiment, the setting
また本形態では、設定値の切替操作に用いられるRAMクリアスイッチ191が、7セグ表示器300及び設定キーシリンダ180よりも下方であって、且つ、設定キーシリンダ180よりも設定変更者から見て右方に配置されている。よって、設定変更者が利き手である右手で設定値の切替操作を行う場合に、設定変更者の右手(あるいは右腕)が7セグ表示器300に被らない。よって、設定値の切替操作の際の7セグ表示器300の視認性を良好なものとすることが可能となっている。また、RAMクリアスイッチ191は、7セグ表示器300よりも設定キーシリンダ180に近い位置にあるため、設定変更者が設定キーシリンダ180を操作した利き手(右手)を使って、少ない動作でRAMクリアスイッチ191を操作することが可能となっている。
Further, in this embodiment, the RAM
また本形態では、設定変更モード移行操作に用いられる電源スイッチ195も、RAMクリアスイッチ191と同様、7セグ表示器300よりも設定キーシリンダ180に近い位置に設けられている。よって、設定変更者が設定キーシリンダ180を操作した利き手(右手)を使って、少ない動作で電源スイッチ195およびRAMクリアスイッチ191を操作することが可能となっている。特に、電源スイッチ195とRAMクリアスイッチ191は僅かな間隔で並設されているため、設定変更者は、片方の手だけで電源スイッチ195とRAMクリアスイッチ191の両方を同時に操作し易くなっている。なお、設定変更モード移行操作の際にも、設定変更者の右手(あるいは右腕)は7セグ表示器300に被らない。よって、設定変更モードへ移行させる際の7セグ表示器300の視認性も良好なものとすることが可能となっている。
Further, in this embodiment, the
なお、上記のような効果を期待しない場合は、RAMクリアスイッチ191を、7セグ表示器300の下方であって、設定キーシリンダ180よりも7セグ表示器300に近い位置(例えば、パチンコ遊技機PY1の裏側における左右方向中央よりも左側の位置(あるいは少なくとも設定キーシリンダ180よりも左側の位置))に設けてもよい。このような構成とすれば、設定変更者は、右手で設定キー184を持ったまま(すなわち設定キー184の操作のスタンバイをしたまま)、RAMクリアスイッチ191を左手で操作することが可能であり、このような操作状況においても、右手(あるいは右腕)および左手(あるいは左腕)が共に7セグ表示器300に被ることがないため、設定変更の作業性および7セグ表示器300の視認性を良好なものとすることが可能である。
If the above effect is not expected, set the RAM
続いて、図27に戻って、LEDドライバ350について説明する。LEDドライバ350は、7セグ表示器300の内部に一体的に組み込まれているものであり、遊技制御基板100上に実装されているわけではない。こうして、LEDドライバ350を組み込んだ汎用品の7セグ表示器300を用いることで、遊技制御基板100上にLEDドライバを実装するためのスペースが不要になる。その結果、遊技制御基板100に対する設計変更の負担を小さくしつつ、7セグ表示器300の表示制御を行うことが可能である。
Next, returning to FIG. 27, the
図27に示すように、遊技制御用マイコン101には、シリアルデータ送信端子TX3が設けられている。またLEDドライバ350には、シリアルデータ受信端子RXDが設けられている。シリアルデータ送信端子TX3とシリアルデータ受信端子RXDとは、シリアルデータラインE5で接続されている。よって、遊技制御用マイコン101は、シリアルデータラインE5を介してシリアルデータを送信することで、LEDドライバ350の駆動を制御することが可能である。その結果、7セグ表示器300にて設定値の表示制御、初期表示、及び後述するベースの表示制御を行うことが可能である。このようにして、シリアル通信で表示制御を行うことにより、パラレル通信で表示制御を行う場合に比べて、遊技制御基板100上の配線を簡素化することが可能である。その結果、遊技制御基板100に対する設計変更の負担を一層小さくすることが可能である。
As shown in FIG. 27, the
なお図27に示すように、シリアルデータラインE5には、ダンピング抵抗T4が直列的に接続されている。このダンピング抵抗T4により、シリアルデータラインE5でのノイズを減衰させることが可能である。またLEDドライバ350には、RST端子が設けられている。RST端子には、リセット信号ラインE6が接続されている。リセット信号ラインE6は、電源ユニット190から払出制御基板170を介してリセット信号が送信されるラインであり、このリセット信号ラインE6には、コンデンサCA5が並列的に接続されている。このコンデンサCA5により、静電気等の影響でリセット信号が「H」レベルであるにも拘わらず、「L」レベルにドロップするような事態を防ぐことが可能である。
As shown in FIG. 27, a damping resistor T4 is serially connected to the serial data line E5. This damping resistor T4 can attenuate noise on the serial data line E5. Also, the
次に、パチンコ遊技機PY1に、設定値を示す情報(設定値情報)が記憶されていない場合について説明する。設定値情報は、設定変更モードで設定値が選択(変更)される度に、遊技用RAM104の設定値情報記憶部107(設定値情報記憶手段、図6参照)に記憶されるものである。但し、パチンコ遊技機PY1が生産工場から出荷(工場出荷)される際には、設定値情報記憶部107には、設定値情報が記憶されていない。つまり設定値が何も設定されていない状態になっている。なお本形態では図6に示すように、設定値情報記憶部107は、遊技用RAM104の中に設けられている記憶領域(記憶手段)になっているが、遊技用RAM104とは別に設けられている記憶手段であっても良い。
Next, the case where the pachinko game machine PY1 does not store the information indicating the set value (set value information) will be described. The set value information is stored in the set value information storage unit 107 (set value information storage means, see FIG. 6) of the
本パチンコ遊技機PY1では、設定値が何も設定されていない状態で電源投入を行った場合に、エラーモードに移行し得るようにしている。なお設定値が何も設定されていない状態でも、設定変更モード移行操作を行えば、エラーモードではなく、設定変更モードに移行する。エラーモードは、パチンコ遊技機PY1にて遊技に係る制御が実行不可能なモードであり、電源スイッチ195をOFF操作して電源を遮断しない限り、解除されることはない。
In this pachinko game machine PY1, when the power is turned on in a state in which no set value is set, the machine can shift to an error mode. Even if no setting value is set, if the setting change mode transition operation is performed, the setting change mode is entered instead of the error mode. The error mode is a mode in which the pachinko game machine PY1 cannot perform game control, and is not canceled unless the
エラーモードであるときには、図30(A)に示すように、7セグ表示器300の第4表示領域340にて、点灯部分LB25、LB28、LB29、LB30、LB31(図21参照)が、「E」の文字を表すようにエラー点灯態様で発光する。この発光により、遊技場の従業員等には、エラーモードに移行していること、即ち設定値が設定されていないことを把握させることが可能である。このエラー点灯態様での発光(エラー示唆)は、電源の遮断によってエラーモードが解除されるまで続くようになっている。
In the error mode, as shown in FIG. 30(A), in the
またエラーモードであるときには、図30(B)に示すように、表示画面50aに、「設定値が設定されていません 設定変更モード移行操作を行って下さい」の文字を示す操作示唆画像SEが表示される。この操作示唆画像SEの表示(エラー報知)により、遊技場の従業員等には、設定値を設定しなければならない状況を把握させることが可能である。なお操作示唆画像SEの表示は、電源の遮断によってエラーモードが解除されるまで続くようになっている。
Further, in the error mode, as shown in FIG. 30(B), an operation suggesting image SE showing characters "The setting value is not set. Please perform an operation to shift to the setting change mode" is displayed on the
またエラーモードであるときには、図30(B)に示すように、スピーカ620から、特殊なエラー音が出力される。またこのときには、図30(B)に示すように、枠ランプ212及び盤ランプ54が、特殊なエラー発光態様で発光する。これらエラー音の出力(エラー報知)と、エラー発光態様での発光(エラー報知)により、遊技場の従業員等には、エラーモードに移行していることを把握させることが可能である。なおエラー音の出力及びエラー発光態様での発光は、電源の遮断によってエラーモードが解除されるまで続くようになっている。
In the error mode, a special error sound is output from the
ここで本形態では、遊技用RAM104の設定値情報記憶部107に記憶されている設定値情報は、電源投入時にRAMクリアスイッチ191が押下操作されても、消去されない。従って、工場出荷後に設定変更モード移行操作を行って、設定値情報記憶部107に設定値情報を一旦記憶させれば、その後に設定値情報記憶部107に設定値情報が記憶されていないという事態は生じない。よってこの場合には、次回以降の電源投入時でエラーモードに移行することはない。要するに、エラーモードに移行するのは、一度も設定値が設定されていない状態で、電源投入時に設定変更モード移行操作を行わなかった場合である。このようにして、単にRAMクリアスイッチ191が押下操作された場合や、電源が投入されていない場合(遮断状態)でも、設定値情報を消去しないことで、不必要にエラーモードに移行するのを防ぐことが可能である。なお設定値情報記憶部107は、比較的多くの(頻繁な)アクセスにも対応できるように揮発性の記憶手段(DRAM)で構成されているが、例えば不揮発性の記憶手段(EEPROM等)で構成されていても良い。
Here, in this embodiment, the set value information stored in the set value
8.ベースの表示
次に、図31及び図32に基づいて、ベースの表示について説明する。本形態では、7セグ表示器300にてベースを表示可能である。ベースは、遊技者が発射した遊技球の数である発射球数(総発射球数)に対して遊技者が獲得した賞球数(総賞球数)の割合のことである。7セグ表示器300にて、ベースを確認することで、本パチンコ遊技機PY1に不正な改造が施されていたり、故障や不具合が生じていることを把握することが可能である。
8. Display of Base Next, display of the base will be described with reference to FIGS. 31 and 32. FIG. In this embodiment, the 7-
なお本形態で説明するベースとは、あくまで通常遊技状態でのベースを意味していて、大当たり遊技状態でのベース、高確率状態且つ時短状態でのベース、通常確率状態且つ時短状態でのベース、電源投入時から現時点までのベースを意味するものではない。つまり、本形態において以下で説明するベースとは、通常遊技状態において遊技者が発射した遊技球の数である発射球数(総発射球数)に対して、通常遊技状態において遊技者が獲得した賞球数(総賞球数)の割合のことである。従って、以下で説明する総発射球数又は賞球数は、あくまで通常遊技状態での総賞球数又は賞球数を意味するものとする。 The base explained in this form means the base in the normal game state to the last, the base in the jackpot game state, the base in the high probability state and time saving state, the base in the normal probability state and time saving state, It does not mean the base from the time the power is turned on to the present time. In other words, the base described below in this embodiment is the number of shot balls (total number of shot balls), which is the number of game balls shot by the player in the normal game state, It is the ratio of the number of prize balls (total number of prize balls). Therefore, the total number of shot balls or the number of prize balls described below means the total number of prize balls or the number of prize balls in the normal game state.
本形態では、ベースは、総発射球数が60000発に達する度に、新たに演算されるようになっている。そして、60000発に達する度に演算されたベースの情報(ベース情報)は、遊技用RAM104のベース情報記憶部108(図6参照)に順次記憶されていく。但し、現在演算中のベース(以下「現在ベース」と呼ぶ)の情報と、現在ベースの演算を開始する前で総発射球数が60000発に達したときに演算されたベース(以下「1回前ベース」と呼ぶ)の情報と、1回前ベースの前に総発射球数が60000発に達したときに演算されたベース(以下「2回前ベース」と呼ぶ)の情報と、2回前ベースの前に総発射球数が60000発に達したときに演算されたベース(以下「3回前ベース」と呼ぶ)の情報までが、ベース情報記憶部108に記憶される。こうして7セグ表示器300では、ベース情報記憶部108に記憶されている現在ベースの情報と、1回前ベースの情報と、2回前ベースの情報と、3回前ベースの情報とに基づいて、現在ベースと、1回前ベースと、2回前ベースと、3回前ベースとが表示され得る。
In this form, the base is newly calculated each time the total number of shot balls reaches 60,000. Then, the base information (base information) calculated each time 60000 shots are reached is sequentially stored in the base information storage section 108 (see FIG. 6) of the
ベースの表示の開始は、設定変更モードに移行したか否か、即ち設定変更モード移行操作を行ったか否かでタイミングが異なる。設定変更モード移行操作を行った場合には、上述したように電源投入後に設定変更モードに移行する。この場合、設定変更モードが終了して7セグ表示器300で初期表示が実行された後に、ベースの表示が開始される。一方、設定変更モード移行操作を行わずに電源投入した場合には、電源投入後すぐに7セグ表示器300で初期表示が実行された後に、ベースの表示が開始される。なお何れの場合であっても、7セグ表示器300で初期表示を経て、ベースの表示が開始される点は変わらない。
The timing of starting the display of the base differs depending on whether or not the setting change mode has been entered, that is, whether or not the setting change mode transfer operation has been performed. When the setting change mode transition operation is performed, the setting change mode is transitioned to after the power is turned on as described above. In this case, after the setting change mode is terminated and the initial display is performed on the 7-
図31(A)に示すように、7セグ表示器300で初期表示が開始されると、その初期表示は予め定められた特定時間(本形態では4.8秒)だけ実行される。その後、初期表示の終了に伴って、図31(B)に示すように、現在ベースの表示が開始される。ここで現在ベースが表示される場合には、現在ベース(例えば「36」)は7セグ表示器300の第3表示領域330と第4表示領域340とで2桁で表示(%表示)される。そして、第1表示領域310と第2表示領域320では、「bL.」を示すように点灯部分LB1~LB16が点灯態様(発光し続ける態様)で発光する。即ち、「bL.」の点灯態様の発光を見れば、現在ベースが表示されていることを意味している。
As shown in FIG. 31(A), when the initial display is started on the 7-
図31(B)に示す現在ベースの表示は、予め定められた特定時間(本形態では4.8秒)だけ実行される。その後、現在ベースの表示の終了時に、ベース情報記憶部108に1回前ベースの情報が記憶されていれば、図31(C)に示すように、1回前ベースの表示が開始される。ここで1回前ベースが表示される場合には、1回前ベース(例えば「37」)は7セグ表示器300の第3表示領域330と第4表示領域340とで2桁で表示される。そして、第1表示領域310と第2表示領域320では、「b1.」を示すように点灯部分LB1~LB16が点灯態様で発光する。即ち、「b1.」の点灯態様の発光を見れば、1回前ベースが表示されていることを意味している。
The current-based display shown in FIG. 31(B) is executed for a predetermined specific time (4.8 seconds in this embodiment). After that, when the display of the current base ends, if the information of the previous base is stored in the base
図31(C)に示す1回前ベースの表示は、予め定められた特定時間(本形態では4.8秒)だけ実行される。その後、1回前ベースの表示の終了時に、ベース情報記憶部108に2回前ベースの情報が記憶されていれば、図31(D)に示すように、2回前ベースの表示が開始される。ここで2回前ベースが表示される場合には、2回前ベース(例えば「35」)は7セグ表示器300の第3表示領域330と第4表示領域340とで2桁で表示される。そして、第1表示領域310と第2表示領域320では、「b2.」を示すように点灯部分LB1~LB16が点灯態様で発光する。即ち、「b2.」の点灯態様の発光を見れば、2回前ベースが表示されていることを意味している。
The one-previous-based display shown in FIG. 31(C) is performed for a predetermined specific time (4.8 seconds in this embodiment). After that, when the display of the one-time previous base ends, if the information of the two-time previous base is stored in the base
図31(D)に示す2回前ベースの表示は、予め定められた特定時間(本形態では4.8秒)だけ実行される。その後、2回前ベースの表示の終了に伴って、ベース情報記憶部108に3回前ベースの情報が記憶されていれば、図31(E)に示すように、3回前ベースの表示が開始される。ここで3回前ベースが表示される場合には、3回前ベース(例えば「38」)は7セグ表示器300の第3表示領域330と第4表示領域340とで2桁で表示される。そして、第1表示領域310と第2表示領域320では、「b3.」を示すように点灯部分LB1~LB16が点灯態様で発光する。即ち、「b3.」の点灯態様の発光を見れば、3回前ベースが表示されていることを意味している。
The display of the two-time previous base shown in FIG. 31(D) is performed for a predetermined specific time (4.8 seconds in this embodiment). After that, when the display of the 2nd previous base is finished, if the information of the 3rd previous base is stored in the base
図31(D)に示す3回前ベースの表示は、予め定められた特定時間(本形態では4.8秒)だけ実行される。その後、3回前ベースの表示の終了に伴って、再び、図31(B)に示すように、現在ベースの表示が開始される。以後、予め定められた特定時間毎に、図31(B)に示す現在ベース表示と、図31(C)に示す1回前ベースの表示と、図31(D)に示す2回前ベースの表示と、図31(E)に示す3回前ベースの表示とが繰り返し実行される。なお現在ベースと1回前ベースと2回前ベースと3回前ベースとは、1%を基準の単位として表示されているが、例えば5%を基準の単位として表示しても良く、適宜変更可能である。 The 3 times previous base display shown in FIG. 31(D) is executed for a predetermined specific time (4.8 seconds in this embodiment). After that, when the display of the three times previous base ends, the display of the current base starts again as shown in FIG. 31(B). Thereafter, at predetermined specific time intervals, the current base display shown in FIG. 31(B), the one previous base display shown in FIG. The display and the display of the 3rd previous base shown in FIG. 31(E) are repeatedly executed. The current base, 1st previous base, 2nd previous base, and 3rd previous base are displayed in units of 1%, but may be displayed in units of 5%, for example, and may be changed as appropriate. It is possible.
ところで、図31(C)ではベース情報記憶部108に1回前ベースの情報が記憶されている場合に、1回前ベースが表示される場合を示した。これに対して、ベース情報記憶部108に1回前ベースの情報が記憶されていない場合には、図32(C)に示す表示が実行される。即ち、図32(C)に示すように、7セグ表示器300の第3表示領域330と第4表示領域340では、「--」を示すように点灯部分LB23、LB31(図24参照)が点灯態様で発光する。そして、第1表示領域310と第2表示領域320では、「b1.」を示すように点灯部分LB1~LB16が点滅態様(発光と消灯を繰り返す態様)で発光する。こうして、「b1.」の点滅態様の発光と「--」の表示により、1回前ベースが未だ表示不能であることを示している。
By the way, FIG. 31(C) shows the case where the previous base is displayed when information about the previous base is stored in the base
以下同様に、ベース情報記憶部108に2回前ベースの情報が記憶されていない場合には、図32(D)に示すように、7セグ表示器300の第3表示領域330と第4表示領域340では、「--」を示すように点灯部分LB23、LB31が点灯態様で発光する。そして、第1表示領域310と第2表示領域320では、「b2.」を示すように点灯部分LB1~LB16が点滅態様で発光する。こうして、「b2.」の点滅態様の発光と「--」の表示により、2回前ベースが未だ表示不能であることを示している。
In the same way, when the information of the second previous base is not stored in the base
またベース情報記憶部108に3回前ベースの情報が記憶されていない場合には、図32(E)に示すように、7セグ表示器300の第3表示領域330と第4表示領域340では、「--」を示すように点灯部分LB23、LB31が点灯態様で発光する。そして、第1表示領域310と第2表示領域320では、「b3.」を示すように点灯部分LB1~LB16が点滅態様で発光する。こうして、「b3.」の点滅態様の発光と「--」の表示により、3回前ベースが未だ表示不能であることを示している。なおベース情報記憶部108は、比較的多くの(頻繁な)アクセスにも対応できるように揮発性の記憶手段(DRAM)で構成されているが、例えば不揮発性の記憶手段(EEPROM等)で構成されていても良い。
When the base
9.電源投入後の推移
次に、本パチンコ遊技機PY1における電源投入後の推移を、各種操作に分けて説明する。なお電源投入時には、電源スイッチ195をOFF操作(OFF状態)からON操作(ON状態)に切替えることになる。電源投入後、以下に示す5つの場合に分かれる。
9. Transition after power-on Next, the transition after power-on in the pachinko gaming machine PY1 will be described by dividing it into various operations. When the power is turned on, the
先ず第1の場合として、設定変更モード移行操作を行う場合がある。この場合、電源投入するとすぐに、上述したように設定変更モードに移行する。設定変更モードに移行すると、設定キー184を回転位置から待機位置の方へ回転させない限り、設定変更モードは終了しない。設定変更モードが終了すると、上述したように、7セグ表示器300で初期表示が実行されて、その後にベースの表示がなされる(図31参照)。
First, as a first case, there is a case where a setting change mode transition operation is performed. In this case, as soon as the power is turned on, the setting change mode is entered as described above. Once the setting change mode is entered, the setting change mode is not terminated unless the setting
本形態では、設定変更モード移行操作の中に、電源投入時にRAMクリアスイッチ191を押下操作することが含まれている。しかしながら、上述したように設定変更モードに設定されているときには、遊技用RAM104に記憶されている遊技に係る情報は消去されることはない。そこで本形態では、設定変更モードが終了すると、遊技に係る処理(図51に示すステップS101からステップS106までの遊技制御処理)が実行される前に自動的に遊技に係る情報を消去するようにしている。これにより、設定変更モードで設定値が変更されたにも拘わらず、電源投入前に記憶された遊技に係る情報が残っている状態で遊技が再開されるのを防ぐことが可能である。また設定変更モードが終了すると、RAMクリアスイッチ191を再度押下操作することなく、遊技に係る情報が消去されるため、設定変更者には操作の重複を強いることなく遊技に係る情報を消去させることが可能である。
In this embodiment, the setting change mode transition operation includes pressing the RAM
但し、設定変更モードが終了した後に、遊技に係る情報が消去される場合、設定値情報記憶部107に記憶されている設定値情報は消去されない。仮に、遊技に係る情報が消去されることに伴って、設定値情報まで消去されることになると、設定変更モードで決定した設定値が無意味になってしまうからである。こうして、設定値情報を消去しないことで、次回の電源投入時にも、設定値情報が記憶されたままになる。その結果、遊技場の従業員にとっては、前回と同じ設定値で良い場合に設定値を再度設定する必要がなくなり、操作負担の増加を回避することが可能である。
However, when the information related to the game is erased after the setting change mode ends, the setting value information stored in the setting value
以上により、設定変更モードが終了すると、遊技制御用マイコン101は、遊技に係る情報を消去する。その後、後述するメイン側タイマ割り込み処理(S005、図39参照)により、遊技に係る処理(ステップS101からステップS106までの遊技制御処理)を実行すると共に、7セグ表示器300での初期表示とベース表示に係る処理(ステップS108のベース表示処理)を実行する。
As described above, when the setting change mode ends, the
次に第2の場合として、設定値情報が記憶されていない状態で、電源投入時に設定変更モード移行操作を行わない場合がある。この場合、電源投入するとすぐに、上述したようにエラーモードに移行する。エラーモードであるときには、図30(A)に示すように、7セグ表示器300が「E」の文字を表すようにエラー点灯態様で発光する。これにより、7セグ表示器300で設定値ではなく「E」の文字を見た遊技場の従業員に、設定値が未だ設定されたことがないことを把握させることが可能である。またエラーモードであるときには、図30(B)に示すように、スピーカ620から特殊なエラー音が出力され、枠ランプ212及び盤ランプ54が特殊なエラー発光態様で発光する。これにより、パチンコ遊技機PY1の裏側にて(図8参照)7セグ表示器300で「E」の文字を示す場合よりも、エラーモードへの移行をより分かり易く示すことが可能である。その結果、電源スイッチ195をON操作した人や周囲の遊技場の従業員に、本パチンコ遊技機PY1が遊技を実行できない状況であることを認識させ易くすることが可能である。エラーモードに移行した場合には、電源を遮断するまで当該エラーモードを解除することができない。よって次回の電源投入時に、設定変更モードに移行して、設定値を設定する(設定値情報を記憶する)必要がある。
Next, as a second case, there is a case where setting value information is not stored and the setting change mode transition operation is not performed when the power is turned on. In this case, as soon as the power is turned on, the error mode is entered as described above. In the error mode, as shown in FIG. 30(A), the 7-
続いて第3の場合として、設定値情報が記憶されている状態で、電源投入時にRAMクリアスイッチ191を押下操作している場合がある。但し、第3の場合は、電源スイッチ195をOFF操作からON操作に切替えるときに、設定キーシリンダ180を移動位置まで回転操作していない場合である。この場合には、電源投入するとすぐに、設定変更モードに移行せずに、遊技用RAM104に記憶されている遊技に係る情報が消去される。但しこのときにも、設定値情報記憶部107に記憶されている設定値情報は消去されない。仮に設定値情報が消去されることになると、次回の電源投入時にエラーモードに移行しないように設定変更モード移行操作を行う必要があって、操作の煩雑化を招くからである。こうして、遊技に係る情報が消去された後、遊技制御用マイコン101は、後述するメイン側タイマ割り込み処理(S005、図39参照)により、遊技に係る処理(ステップS101からステップS106までの遊技制御処理)を実行すると共に、7セグ表示器300での初期表示とベース表示に係る処理(ステップS108のベース表示処理)を実行する。
As a third case, the RAM
続いて第4の場合として、設定値情報が記憶されている状態で、電源投入時に設定キー184を回転位置まで回転操作している場合がある。但し、第4の場合は、電源スイッチ195をOFF操作からON操作に切替えるときにRAMクリアスイッチ191を押下操作していない場合である。この場合には、電源投入するとすぐに、設定変更モードに移行せずに、設定値確認モードに移行する。設定値確認モードは、設定変更モードとは異なり設定値を選択することはできないものの、記憶されている設定値情報に基づく設定値を確認するモードである。例えば設定値が「1」であることを示す設定値情報が記憶されている場合に設定値確認モードに移行すると、7セグ表示器300の第4表示領域340が「1」を示すように発光する。この設定値確認モードは、7セグ表示器300で設定値の表示を開始してから一定時間(例えば3秒)経過すると終了するようになっている。こうして遊技場の従業員は、電源投入時に遊技に係る情報を消去(ラムクリア)することなく、単に何れの設定値であるかを確認したいだけの場合には、設定値確認モードに移行することで、現時点での設定値を確認することが可能である。
As a fourth case, the setting
設定値確認モードへの移行は、例えば以下の場合が考えられる。遊技者による遊技中に、画像表示装置50の不具合や、可動部材(盤可動体55k、遊技機枠2に設けられている枠可動体、AT開閉部材14k、電チュー開閉部材12k等)の不具合が生じる場合がある。この場合、遊技場の従業員は、上記した不具合を解消するために、電源スイッチ195をOFF操作した後にON操作して電源を再投入することがある。このとき、遊技を中断しているため、遊技に係る情報を消去しないように、電源投入時にRAMクリアスイッチ191を押下操作しない。但し遊技場の従業員は、設定されている設定値を確認したい場合があり得る。そこでこのような場合には、電源投入時に設定キー184を回転位置にしておくことで、設定値確認モードに移行することができて、7セグ表示器300で設定値を確認することが可能である。なおこのときには、あくまで7セグ表示器300だけに設定値が示されて、画像表示装置50、スピーカ620といった演出手段で設定値が示唆されることはない。これは遊技者に設定値が把握されるのを防ぐためである。なお画像表示装置50、スピーカ620といった演出手段で設定値確認モードに設定されていることを示唆する演出が実行されるようにしても良い。
For example, the following cases are conceivable for shifting to the set value confirmation mode. Malfunction of the
設定値確認モードが終了すると、遊技制御用マイコン101は、基本的には遊技に係る情報をクリアしないで、後述するメイン側タイマ割り込み処理(S005、図39参照)により、遊技に係る処理(ステップS101からステップS106までの遊技制御処理)を実行すると共に、7セグ表示器300での初期表示とベース表示に係る処理(ステップS108のベース表示処理)を実行する。但し、遊技に係る処理を実行する前に、遊技用RAM104のチェックサムと電断時に格納(記憶)しておいた遊技用RAM104のチェックサムとが一致しないと判断した場合には、例外的に遊技用RAM104の記憶内容が異常であることとして、遊技に係る情報はクリアされる。
When the set value confirmation mode is completed, the
最後に第5の場合として、設定値情報が記憶されている状態で、単に電源スイッチ195をOFF操作からON操作に切替えただけの場合がある。即ち、第5の場合は、電源投入時に設定キー184を回転位置まで回転操作しておらず、且つRAMクリアスイッチ191を押下操作していない場合である。この場合には、電源投入後に設定変更モード又は設定値確認モードに移行することがない。そのため、電源投入するとすぐに、遊技制御用マイコン101は、基本的には遊技に係る情報をクリアしないで、遊技に係る処理を実行すると共に、7セグ表示器300での初期表示とベース表示に係る処理を実行する。但し、遊技に係る処理を実行する前に、遊技用RAM104のチェックサムと電断時に格納しておいた遊技用RAM104のチェックサムとが一致しないと判断した場合には、例外的に遊技に係る情報はクリアされる。
Finally, as a fifth case, there is a case where the
10.設定値変更示唆
本形態では、上述したように設定変更モードにて、設定値が変更されると、画像表示装置50の表示画面50aには上向きの矢印を示す設定値変更画像YG(変更示唆画像)が表示され、スピーカ620から、「設定値が変更されました」という音声が出力され、枠ランプ212及び盤ランプ54が、特別な第2発光態様で発光することになる(図26(C)、図26(D)参照)。その後、設定の確定操作が行われると、画像表示装置50の表示画面50aには、「設定値を確定しました」の文字を示す設定値確定画像SKが表示され、スピーカ620から、「設定値を確定しました」という音声が出力され、枠ランプ212及び盤ランプ54が、特別な第3発光態様で発光する(図26(F)参照)。これらは、設定変更者又は周囲の遊技場の従業員に設定値を変更したことや設定値が確定したことを把握させるものであり、遊技者に把握させるものではない。
10. Setting Value Change Suggestion In this embodiment, when a setting value is changed in the setting change mode as described above, the
しかしながら仮に、設定変更モードが終了した後であっても、例えば電源が遮断される前の設定値から他の設定値に変更され、その変更された設定値で設定確定操作が行われたことが全く示唆されることがないと、朝一から来店した遊技者は設定値が変更されたことが把握できない。これにより、わざわざ朝一で来店した遊技者が設定値を備えたパチンコ遊技機で遊技を行う動機に繋がらない場合がある。そこで本形態では、電源投入するとすぐに、上述したように設定変更モードに移行した場合に、その設定変更モードにて、例えば電源が遮断される前の設定値から他の設定値に変更し、設定の確定操作が行われて設定変更モードの終了に伴って、所定の確率で設定値変更ランプ200が点灯する場合がある(図33(A)参照)。
However, even after the setting change mode ends, for example, the setting value before the power is cut off is changed to another setting value, and the setting confirmation operation is performed with the changed setting value. If there is no suggestion at all, the player who comes to the store first thing in the morning cannot grasp that the set value has been changed. As a result, the player who purposely visits the store first thing in the morning may not be motivated to play a game with the pachinko game machine provided with the set values. Therefore, in this embodiment, immediately after the power is turned on, when the setting change mode is entered as described above, the setting value is changed from the setting value before the power is cut off to another setting value in the setting change mode, for example, There is a case where the set
本形態では、設定値が変更され、その変更された変更値で、設定の確定操作が行われて設定変更モードは終了となると同時に、取得した設定値変更点灯抽選乱数と図33(A)に示す設定値変更ランプ点灯抽選テーブルに基づいて設定値変更ランプ200を点灯するか否かの抽選を行い、その抽選結果に基づいて設定値変更ランプ200が点灯する場合がある(図42参照)。なお設定値変更点灯抽選乱数は0~99までの範囲で値をとる。本形態では、上述したように設定値の種類が6種類となっており(図16参照)、6種類の設定値のうちから、設定されている設定値に応じて設定値変更ランプ200の点灯割合が異なっている(図33(A)参照)。
In this embodiment, the setting value is changed, and the changed value is used to finalize the setting, and the setting change mode ends. The set value change lamp lighting lottery table shown in FIG. The setting value change lighting lottery random number takes a value in the range of 0-99. In the present embodiment, as described above, there are six types of set values (see FIG. 16), and the set
設定されている設定値が「1」である場合に、取得した設定値変更点灯抽選乱数が「0」から「9」であれば、設定値が変更され、設定の確定操作による設定変更モードの終了に伴って、設定値変更ランプ200が点灯する割合は10%である(図33(A)参照)。次に設定されている設定値が「2」である場合には、取得した設定値変更点灯抽選乱数が「0」から「19」であれば、設定の確定操作による設定変更モードの終了に伴って、設定値変更ランプ200が点灯する割合は20%である(図33(A)参照)。また、設定されている設定値が「3」である場合には、取得した設定値変更点灯抽選乱数が「0」から「29」であれば、設定の確定操作による設定変更モードの終了に伴って、設定値変更ランプ200が点灯する割合は30%である(図33(A)参照)。その他に、設定されている設定値が「4」である場合には、取得した設定値変更点灯抽選乱数が「0」から「39」であれば、設定の確定操作による設定変更モードの終了に伴って、設定値変更ランプ200が点灯する割合は40%である(図33(A)参照)。また、設定されている設定値が「5」である場合には、取得した設定値変更点灯抽選乱数が「0」から「49」であれば、設定の確定操作による設定変更モードの終了に伴って、設定値変更ランプ200が点灯する割合は50%である(図33(A)参照)。最後に、設定されている設定値が「6」である場合には、取得した設定値変更点灯抽選乱数が「0」から「59」であれば、設定の確定操作による設定変更モードの終了に伴って、設定値変更ランプ200が点灯する割合は60%である(図33(A)参照)。
When the set value is "1", if the obtained set value change lighting lottery random number is from "0" to "9", the set value is changed, and the setting change mode is entered by the setting confirmation operation. The rate at which the set
よって第1形態では、6種類の設定値(設定値「1」、設定値「2」、設定値「3」、設定値「4」、設定値「5」、設定値「6」)のうち、設定される設定値に対応する大当たり当選確率が高い設定値であるほど、設定値変更ランプ200が点灯する割合が高くなる(図33(A)参照)。これにより、第1形態のパチンコ遊技機PY1では、設定値変更ランプ200が点灯することで、設定値が変更されたことを把握するだけでなく、大当たり当選確率が高い設定値が設定されているかもしれないと思わせることが可能となる。そのため、単に設定値が変更されているだけでなく、大当たり当選確率が高い設定値が設定されている可能性があるため、朝一からパチンコ遊技機PY1で遊技を行う遊技者のモチベーションを高めることが可能となる。
Therefore, in the first form, among the six types of setting values (setting value "1", setting value "2", setting value "3", setting value "4", setting value "5", setting value "6") , the setting value corresponding to the set value has a higher jackpot winning probability, the higher the rate at which the setting
また本形態では、設定値変更ランプ200が点灯し(図33(A)参照)、遊技者により遊技が行われ、特別図柄の変動表示が開始され、その後特別図柄が停止表示されて、特別図柄で図柄が確定表示された回数が100回(所定回数)に達すると(所定の終了条件)、設定値変更消灯抽選乱数を取得する。そして、取得した設定値変更消灯抽選乱数と図33(B)に示す設定値変更ランプ消灯抽選テーブルに基づいて設定値変更ランプ200を消灯するか否の抽選を行い、点灯中の設定値変更ランプ200を消灯する場合がある(図49参照)。なお設定値変更消灯抽選乱数は0~99までの範囲で値をとる。本形態では、上述した6種類の設定値のうちから、いずれの設定値が設定された場合であっても、点灯中の設定値変更ランプ200は80%の割合で消灯することになる(図33(B)参照)。なお、特別図柄の変動表示が開始され、その後特別図柄が停止表示されて、特別図柄で図柄が確定表示された回数が100回に達しても、点灯中の設定値変更ランプ200が消灯とならない場合には、再度特別図柄の変動表示が開始されて、その後特別図柄が停止表示されて、特別図柄で図柄が確定表示された回数が100回に達すると、設定値変更ランプ200を消灯させるか否かの抽選が再度行われる。そして、その抽選で80%の割合で当選することが可能となっており、仮に当選した場合には点灯中の設定値変更ランプ200は消灯することになる。
Further, in this embodiment, the set
図34のタイミングチャートを用いて、設定値変更ランプと変動表示カウンタの関係について説明する。なお図34では設定値変更ランプ200が点灯し、点灯して特別図柄の変動表示が開始され、特別図柄で当たり図柄又はハズレ図柄が確定表示された回数が100回に達して、点灯中の設定値変更ランプ200が消灯することを前提とする。先ず設定変更モードにて、設定変更者の設定確定操作が行われると同時に、取得した設定値変更点灯抽選乱数と図33(A)に示す設定値変更ランプ点灯抽選テーブルに基づいて設定値変更ランプ200を点灯するか否かの抽選を行い、図34に示すように設定値変更ランプ200が点灯される。その後、特別図柄の変動表示が開始され、特別図柄で当たり図柄又はハズレ図柄が確定表示された回数が1回となると、変動表示カウンタの値が1となる。ここで変動表示カウンタとは、設定値変更ランプ200が点灯してから、特別図柄の変動表示が開始され、特別図柄で当たり図柄又はハズレ図柄で確定表示された回数をカウントするカウンタのことである。なお変動表示カウンタは、初期設定が「0」である。
The relationship between the set value change lamp and the variation display counter will be described with reference to the timing chart of FIG. In FIG. 34, the set
その後、変動表示カウンタの値が1~99まで増加していっても、設定値変更ランプ200は点灯したままである。しかし、変動表示カウンタの値が100に到達すると同時に、即ち設定値変更ランプ200が点灯してから、特別図柄の変動表示が開始され、特別図柄で当たり図柄又はハズレ図柄で確定表示された回数が100回に到達すると同時に、取得した設定値変更消灯抽選乱数と図33(B)に示す設定値変更ランプ消灯抽選テーブルに基づいて、点灯中の設定値変更ランプ200を消灯するか否かの抽選を行い、図34に示すように設定値変更ランプ200が消灯することになる。これにより、次に設定値変更ランプ200が点灯可能となるのは、電源遮断されて、次に電源投入され、設定変更モードにて、設定値を変更し、設定の確定操作が行われて設定変更モードが終了となると、所定の割合で当選した場合である(図33(A)参照)。
After that, even if the value of the variable display counter increases from 1 to 99, the set
従来、大当たり当選確率が異なる複数の設定値のうちから、何れかの設定値を設定可能な遊技機として、スロットマシン(回胴式遊技機、パチスロ遊技機)が知られている。従来のスロットマシンには、1回転目にリールのブレがあるか否かによって、単に電源投入された場合なのか、又は電源投入されて、設定値が変更された場合なのかを判別可能なものも存在した。これにより、1回転目のリールのブレによって設定値が変更されたことを把握できれば、遊技者にとって有利な設定値に変更されたかもしれないという推測して、朝一で遊技を行うスロットマシンの動機付けとなる。 2. Description of the Related Art Conventionally, a slot machine (rotary drum type game machine, pachislot game machine) is known as a game machine in which one of a plurality of set values with different jackpot winning probabilities can be set. A conventional slot machine is capable of determining whether the power is simply turned on or the setting value is changed after the power is turned on, depending on whether or not reels are shaken in the first rotation. also existed. As a result, if it is possible to grasp that the setting value has been changed due to the shake of the reel in the first rotation, it is assumed that the setting value may have been changed to an advantageous setting value for the player. Attached.
ところが、大当たり当選確率が異なる複数の設定値のうちから、何れかの設定値を設定可能なパチンコ遊技機とした場合、単に電源投入された場合なのか、又は電源投入されて、設定値が変更された場合なのか、スロットマシンのように、パチンコ遊技機では見た目上の差が無いと考えられる。そのため、スロットマシンと比較すると、遊技者にとって有利な設定値に変更されたかもしれないという推測して、開店して朝一から遊技を行う動機付けに乏しい。 However, in the case of a pachinko game machine in which one of a plurality of setting values with different jackpot winning probabilities can be set, the setting value is changed only when the power is turned on, or when the power is turned on. It is considered that there is no difference in appearance with a pachinko game machine like a slot machine. Therefore, compared to the slot machine, there is little motivation to play games from the first thing in the morning after opening the store, presuming that the set values may have been changed to be more advantageous for the player.
また従来のパチンコ遊技機では、電源投入に基づいて高確率期待度を示すステージが抽選され、選択されたステージが画像表示装置の表示画面に表示する構成となっているものがある。この構成により、画像表示装置の表示画面に表示されるステージを確認することで、遊技者は朝一から高確率状態で遊技を行うことができるといった遊技機への動機付けを持たせることが可能であった。 Further, in some conventional pachinko game machines, a stage exhibiting a high degree of expectation is selected by lot when the power is turned on, and the selected stage is displayed on the display screen of the image display device. With this configuration, by confirming the stage displayed on the display screen of the image display device, it is possible to motivate the player to play the game machine with a high probability from early in the morning. there were.
そのため、大当たり当選確率が異なる複数の設定値のうちから、何れかの設定値を設定可能なパチンコ遊技機でも、遊技者の見た目上に差がある構成にすることができれば、遊技者にとって有利な設定値に変更されたかもしれないという推測して、開店して朝一から遊技を行う動機付けを与えることが可能となる。さらに、遊技店が開店して朝一から高確率状態で遊技を行うことが可能かもしれないという動機付けではなく、遊技者にとって有利な設定値に変更されたかもしれないという推測して開店して朝一で遊技を行うことが可能となるという、パチンコ遊技機にて遊技を行うことへの新たな動機付けを遊技者に持たせることが可能となる。 Therefore, even in a pachinko game machine in which any set value can be set from among a plurality of set values with different jackpot winning probabilities, it would be advantageous for the player if it could be configured so that there is a difference in the appearance of the player. Assuming that the set value may have been changed, it is possible to motivate the player to open the store and play the game from the first thing in the morning. Furthermore, the opening of the amusement arcade is not motivated by the fact that it may be possible to play games in a high-probability state from early in the morning, but by speculating that the setting values may have been changed to be advantageous to the player. It is possible to make the player have a new motivation to play the game with the pachinko game machine that the game can be played first thing in the morning.
そこで第1形態のパチンコ遊技機PY1では、設定変更モード移行操作を行い、電源投入するとすぐに、設定変更モードに移行し、その設定変更モードにて、例えば電源が遮断される前の設定値から他の設定値に変更可能とする設定の変更操作を行い、設定の確定操作が行われて設定変更モードは終了となると同時に、設定値変更ランプ200が点灯する場合がある(図33(A)参照)。これにより、遊技者は朝一で遊技を始める前に設定値が変更されたか否かを判別して、遊技を行うことが可能となる。そのため、スロットマシンのように、遊技者にとって有利な設定値に変更されたかもしれないという推測して、開店して朝一から遊技を行う動機付けを与えることが可能となる。さらに、高確率状態であることを遊技者に示唆するといった方法ではなく、電源投入され、設定値が変更された場合なのかを遊技者に示唆するという新たな方法によって、パチンコ遊技機で遊技を行うためのモチベーションを高めることが可能となる。
Therefore, in the pachinko game machine PY1 of the first form, the setting change mode transition operation is performed, and immediately after the power is turned on, the setting change mode is transitioned, and in the setting change mode, for example, the setting value before the power is cut off. There is a case where the setting
また第1形態のパチンコ遊技機PY1によれば、設定値変更ランプ200が点灯し、特別図柄の変動表示が行われた回数が100回に到達すると、80%の割合で点灯中の設定値変更ランプ200が消灯することになる(図33(B)参照)。これにより、設定値変更ランプ200が点灯し、特別図柄の変動表示が行われた回数が100回に到達するまでに獲得可能な情報であるため、朝一から遊技を行う遊技者のみが獲得可能な情報となる。そのため、朝一から遊技を行う遊技者にとって有利な状態となり、朝一から遊技を行っている遊技者が継続して遊技を行うためのモチベーションにもなる。こうして、遊技店が開店してからのパチンコ遊技機の稼働に貢献することが可能となる。
Further, according to the pachinko game machine PY1 of the first mode, when the set
例えば、電源投入に基づいて高確率期待度を示すステージが抽選され、選択されたステージが画像表示装置の表示画面に表示する構成とした場合、画像表示装置の表示画面に表示されるステージを確認することで、遊技者は朝一から高確率状態で遊技を行うことができるといった遊技機にて遊技を行うことへのモチベーションを高めることが可能となる。これにより、遊技者は朝一から高確率状態にて特別図柄の抽選を行うことが可能となり、比較的早く特別図柄の抽選にて大当たり当選することが可能となる。しかし、その後遊技を進めていき、通常遊技状態(低確率状態且つ非時短状態)に戻った場合、遊技者が継続してそのパチンコ遊技機で遊技を行うか否かにはわからない。そのため、電源投入に基づいて高確率期待度を報知する構成では、朝一での遊技を行うことへのモチベーションを高めることが可能だが、通常遊技状態に戻ってから遊技を行うことへのモチベーションを低下させることになり得る。しかしながら、本形態のパチンコ遊技機PY1では、電源投入され、設定値が変更されたことを設定値変更ランプ200の点灯により判別させることで、大当たり当選確率が高い設定値が設定されているかもしれないということを推測して、朝一から遊技を行うことへのモチベーションを高めるだけでなく、高確率状態又は通常遊技状態といった遊技状態にかかわらず、継続してパチンコ遊技機で遊技を行うことへのモチベーションを高めることが可能となる。これにより、従来の遊技店によるパチンコ遊技機(例えば、電源投入に基づいて高確率期待度を報知するパチンコ遊技機)を用いた営業手法だけでなく、設定値を変更可能で、設定値が変更されたことを示唆するパチンコ遊技機を用いた新たな営業手法を作り出すことが可能となるため、遊技店によるパチンコ遊技機を用いた営業手法を多様化させることが可能となる。
For example, when a stage showing a high probability of expectation is drawn based on power-on, and the selected stage is displayed on the display screen of the image display device, the stage displayed on the display screen of the image display device is confirmed. By doing so, it is possible to increase the motivation of the player to play the game with the gaming machine, such as being able to play the game in a high probability state from the very beginning of the morning. As a result, the player can draw a lottery for special symbols in a high probability state from the first in the morning, and can win a jackpot in the lottery for special symbols relatively early. However, when the game progresses thereafter and returns to the normal game state (low-probability state and non-time-saving state), it is unknown whether the player will continue to play the pachinko game machine. Therefore, in a configuration in which high-probability expectations are reported based on power-on, it is possible to increase the motivation to play the game first thing in the morning, but the motivation to play the game after returning to the normal game state is reduced. can lead to However, in the pachinko game machine PY1 of the present embodiment, by turning on the power and changing the setting value is determined by lighting of the setting
11.設定示唆演出等
本形態では、上述したように設定変更モードに設定されているときには、周囲に設定値が把握されてしまう可能性をできるだけ減らすべく、画像表示装置50の表示画面50aに設定値を示唆する画像が表示されることはない。しかしながら仮に、設定変更モードが終了した後であっても、画像表示装置50の表示画面50aで設定値を示唆する画像が全く表示されることがないと、遊技中の遊技者に対して設定値を推測させる興趣性を提供させることができなくなる。そこで本形態では、設定変更モードが終了した後には、画像表示装置50の表示画面50aにて設定示唆演出を実行することがあって、遊技者に興趣性を提供することが可能である。本形態の表示画面50aでは、設定示唆演出として、図柄設定示唆演出、高設定示唆演出、又は第1獲得賞球示唆演出による設定示唆が実行される場合がある。
11. Setting Suggestion Effect, etc. In this embodiment, when the setting change mode is set as described above, the setting values are displayed on the
先ず、図柄設定示唆演出について説明する。図柄設定示唆演出は、演出図柄EZがハズレ図柄態様で停止表示される際に、左演出図柄EZ1又は中演出図柄EZ2或いは右演出図柄EZ3の何れかによって、設定されている設定値を示唆する演出である。なお左演出図柄EZ1とは、表示画面50aの左側にある左演出図柄表示領域に停止表示される演出図柄EZという意味である。また中演出図柄EZ2とは、表示画面50aの中央にある中演出図柄表示領域に停止表示される演出図柄EZという意味である。また右演出図柄EZ3とは、表示画面50aの右側にある右演出図柄表示領域に停止表示される演出図柄EZという意味である。
First, the symbol setting suggestion effect will be described. The symbol setting suggesting effect is an effect of suggesting the set value set by either the left effect symbol EZ1, the middle effect symbol EZ2 or the right effect symbol EZ3 when the effect symbol EZ is stopped and displayed in the losing pattern mode. is. The left effect symbol EZ1 means the effect symbol EZ stopped and displayed in the left effect symbol display area on the left side of the
図35に示すように、演出図柄EZは、数字を示す部分(数字部分)とキャラクタを示す部分とが組み合わされた表示態様になっていて、9種類の演出図柄EZがある。以下では、数字部分が「1」である演出図柄EZを第1演出図柄EZaと呼び、数字部分が「2」である演出図柄EZを第2演出図柄EZbと呼び、数字部分が「3」である演出図柄EZを第3演出図柄EZcと呼び、数字部分が「4」である演出図柄EZを第4演出図柄EZdと呼び、数字部分が「5」である演出図柄EZを第5演出図柄EZeと呼び、数字部分が「6」である演出図柄EZを第6演出図柄EZfと呼び、数字部分が「7」である演出図柄EZを第7演出図柄EZgと呼び、数字部分が「8」である演出図柄EZを第8演出図柄EZhと呼び、数字部分が「9」である演出図柄EZを第9演出図柄EZiと呼ぶことにする。 As shown in FIG. 35, the effect pattern EZ has a display mode in which a portion indicating a number (number portion) and a portion indicating a character are combined, and there are nine types of effect pattern EZ. In the following, the effect symbol EZ whose number part is "1" is called the first effect symbol EZa, the effect symbol EZ whose number part is "2" is called the second effect symbol EZb, and the number part is "3". A certain production pattern EZ is called a third production pattern EZc, a production pattern EZ whose number part is "4" is called a fourth production pattern EZd, and a production pattern EZ whose number part is "5" is called a fifth production pattern EZe. , the effect symbol EZ whose number part is "6" is called the sixth effect symbol EZf, the effect symbol EZ whose number part is "7" is called the seventh effect symbol EZg, and the number part is "8". A given performance symbol EZ is called an eighth performance symbol EZh, and a performance symbol EZ having a numeral part of "9" is called a ninth performance symbol EZi.
図柄設定示唆演出は、大当たりの判定がハズレである場合に実行されるものである。この場合、図36(A)~(F)に示すハズレ演出図柄抽選テーブルを用いて、停止表示される3つの演出図柄EZ(左演出図柄EZ1、中演出図柄EZ2、右演出図柄EZ3)のうちの1つの演出図柄EZが決定される。図36(A)~(F)に示すハズレ演出図柄抽選テーブルは、設定値に応じてそれぞれ設けられている。そのため、図36(A)~(F)に示すハズレ演出図柄抽選テーブルのうち、現時点で設定されている設定値に対応したテーブルが用いられる。図36(A)~(F)に示すように、第1演出図柄EZaから第9演出図柄EZiのうち、設定値に対応する演出図柄EZがその他の演出図柄EZに比べて抽選される割合(振分率)が高くなるように、各種ハズレ演出図柄抽選テーブルが設定されている。なお各種ハズレ演出図柄抽選テーブルで決定された演出図柄EZは、左演出図柄EZ1又は中演出図柄EZ2或いは右演出図柄EZ3の何れになるかは、抽選によって決定される。ハズレ演出図柄抽選テーブルで決定された演出図柄EZ以外の残り2つの演出図柄EZは、変動パターンに基づいて図示しない演出図柄抽選テーブルを用いて抽選によって決定される。 The design setting suggesting effect is executed when the big hit is determined to be a loss. In this case, using the losing performance symbol lottery table shown in FIGS. 36(A) to (F), among the three performance symbols EZ (left performance symbol EZ1, medium performance symbol EZ2, right performance symbol EZ3) that are stopped and displayed One effect symbol EZ is determined. The losing performance symbol lottery tables shown in FIGS. 36A to 36F are provided according to the set values. Therefore, among the losing effect symbol lottery tables shown in FIGS. 36A to 36F, the table corresponding to the setting value currently set is used. As shown in FIGS. 36(A) to (F), among the first production pattern EZa to the ninth production pattern EZi, the ratio of the production pattern EZ corresponding to the set value to the other production patterns EZ ( Various losing effect pattern lottery tables are set so that the distribution rate) is high. It should be noted that it is determined by lottery which of the left performance symbol EZ1, the middle performance symbol EZ2, or the right performance symbol EZ3 is the performance symbol EZ determined on the various losing performance symbol lottery tables. The remaining two performance symbols EZ other than the performance symbols EZ determined on the losing performance symbol lottery table are determined by lottery using a performance symbol lottery table (not shown) based on the variation pattern.
以上により例えば、設定値が「6」に設定されている場合に、演出図柄EZがハズレ停止態様で停止表示される際には、左演出図柄EZ1又は中演出図柄EZ2或いは右演出図柄EZ3の何れかが第6演出図柄EZfになっている頻度が高くなる。つまり、図37(A)に示すように変動演出が開始された後に、図37(B)に示すように左演出図柄EZ1、中演出図柄EZ2、右演出図柄EZ3が停止表示された際に、それら3つの演出図柄EZ1,EZ2,EZ3のうちの何れかが第6演出図柄EZfで停止表示され易くなる。その結果、遊技者には第6演出図柄EZfの停止表示を比較的多く把握させることになり、設定値が「6」であることを推測させることが可能である。言い換えれば、遊技者にはハズレであってもどの演出図柄EZの停止表示の頻度が高いのかを注目させることが可能であり、斬新な遊技興趣を提供することが可能である。 As a result, for example, when the set value is set to "6", when the performance symbol EZ is stopped and displayed in the losing stop mode, any of the left performance symbol EZ1, the middle performance symbol EZ2, or the right performance symbol EZ3 The frequency that Ka is the sixth production symbol EZf increases. That is, after the variable effect is started as shown in FIG. 37(A), when the left effect symbol EZ1, the middle effect symbol EZ2, and the right effect symbol EZ3 are stopped and displayed as shown in FIG. 37(B), Any one of the three performance symbols EZ1, EZ2, and EZ3 is likely to be stop-displayed at the sixth performance symbol EZf. As a result, the player can comprehend relatively many stop displays of the sixth effect symbol EZf, and it is possible to make the player guess that the set value is "6". In other words, it is possible to make the player pay attention to which performance symbol EZ has a high frequency of stop display even if the game is lost, and it is possible to provide a novel game interest.
次に、高設定示唆演出について説明する。高設定示唆演出は、SPリーチハズレで演出図柄EZが停止表示されたときに、設定値が「4」又は「5」或いは「6」という高設定であることを示唆する演出である。この高設定示唆演出は、設定値が「4」又は「5」或いは「6」に設定されている場合にだけ実行されることがあって、設定値が「1」又は「2」或いは「3」に設定されている場合には実行されないものである。従って遊技者は、高設定示唆演出の実行を把握した段階で、設定値が「4」又は「5」或いは「6」であることを把握することが可能である。 Next, the high setting suggestion effect will be described. The high setting suggesting effect is a effect suggesting that the set value is a high setting such as "4", "5" or "6" when the effect symbol EZ is stop-displayed due to SP reach loss. This high setting suggestion effect may be executed only when the setting value is set to "4", "5" or "6", and the setting value is "1", "2" or "3". , it will not run if it is set to Therefore, the player can grasp that the set value is "4", "5" or "6" at the stage of grasping the execution of the high setting suggestion effect.
ここで本形態の高設定示唆演出は、SPリーチハズレであるという条件と、電源投入からの発射球数が10000発、20000発、30000発、40000発、50000発、600000発といった10000発の倍数に到達している条件とが満たされた場合に、実行される。SPリーチハズレであるという条件が設けられているのは、SPリーチハズレで大きく落胆している遊技者に高設定示唆演出の実行によって、遊技意欲を維持させるためである。また発射球数が10000発の倍数に到達している条件が設けられているのは、高設定示唆演出をごく稀に実行され得る特典にするためである。 Here, the high setting suggestion effect of this form is based on the condition that the SP reach is lost, and the number of shots fired from power on is 10000, 20000, 30000, 40000, 50000, 600000. Executed when the condition being reached is met. The reason why the SP reach-losing condition is provided is that the player, who is greatly disappointed by the SP reach-losing, maintains the desire to play the game by executing the high-setting suggestion effect. Also, the reason why the condition that the number of shot balls reaches a multiple of 10,000 is provided is to make the high-setting suggestion effect a privilege that can be executed very rarely.
具体的に、高設定示唆演出は、図38に示すように実行される。即ち、リーチになった後に、図38(A)に示すようにSPリーチとしてバトル演出が実行される。図38(A)では、バトル演出として、主人公キャラとライバルキャラとが野球で戦うことを示すバトル画像BTが表示画面50aに表示される。その後、図38(A)に示すようにSPリーチハズレとしてバトル敗北演出が実行される。図38(B)では、バトル敗北演出として、主人公キャラが敵キャラに敗北したことを示すバトル敗北画像BHが表示画面50aに表示される。続いて、図38(C)に示すように演出図柄EZ(左演出図柄EZ1、中演出図柄EZ2、右演出図柄EZ3)がハズレ図柄態様(例えば「191」)で停止表示される。こうして遊技者に、SPリーチハズレを把握させた状態で、図38(D)に示すように、高設定示唆演出が実行される。具体的に図38(D)では、高設定示唆演出として、不死鳥が飛んで現れることを示す不死鳥画像FT(示唆演出画像)が表示画面50aに表示される。これにより、不死鳥画像FTを見た遊技者には、設定値が「4」又は「5」或いは「6」であることを把握させて、SPリーチハズレの失望感を忘れさせると共に、高設定による大きな高揚感を与えることが可能である。
Specifically, the high setting suggestion effect is executed as shown in FIG. That is, after reaching reach, a battle effect is executed as SP reach as shown in FIG. 38(A). In FIG. 38A, as a battle effect, a battle image BT is displayed on the
12.パチンコ遊技機の制御動作
次に、図39~図53に基づいて遊技制御用マイコン101の動作について説明し、図54~図62に基づいて演出制御用マイコン121の動作について説明する。まず、遊技制御用マイコン101の動作について説明する。
12. Control Operation of Pachinko Game Machine Next, the operation of the
[主制御メイン処理]遊技制御基板100に備えられた遊技制御用マイコン101は、電源投入時に、遊技用ROM103から図39に示す主制御メイン処理のプログラムを読み出して実行する。なお、遊技制御用マイコン101の動作説明にて登場するカウンタ、タイマ、フラグ、ステータス、バッファ等は、遊技用RAM104に設けられている。カウンタの初期値は「0」であり、フラグの初期値は「0」つまり「OFF」であり、ステータスの初期値は「1」である
[Main Control Main Processing] The
図39に示すように、主制御メイン処理では、まず後述する電源投入時処理(S001)を行う。電源投入時処理(S001)に次いで、割り込みを禁止し(S002)、普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理を実行する(S003)。この普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理(S003)では、図15に示した種々の乱数カウンタ値を1加算して更新する。各乱数カウンタ値は上限値に至ると「0」に戻って再び加算される。なお各乱数カウンタの初期値は「0」以外の値であってもよく、ランダムに変更されるものであってもよい。また各乱数は、カウンタIC等からなる公知の乱数生成回路を利用して生成される所謂ハードウェア乱数であってもよい。 As shown in FIG. 39, in the main control main process, first, a power-on process (S001), which will be described later, is performed. After power-on processing (S001), interrupts are prohibited (S002), and normal design/special design main random number update processing is executed (S003). In this normal symbol/special symbol main random number update process (S003), various random number counter values shown in FIG. 15 are updated by adding one. When each random number counter value reaches the upper limit, it returns to "0" and is added again. The initial value of each random number counter may be a value other than "0", or may be changed randomly. Also, each random number may be a so-called hardware random number generated using a known random number generation circuit such as a counter IC.
普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理(S003)が終了すると、割り込みを許可する(S004)。割り込み許可中は、メイン側タイマ割り込み処理(S005)の実行が可能となる。メイン側タイマ割り込み処理(S005)は、例えば4msec周期で遊技用CPU102に繰り返し入力される割り込みパルスに基づいて実行される。すなわち、例えば4msec周期で実行される。そして、メイン側タイマ割り込み処理(S005)が終了してから、次にメイン側タイマ割り込み処理(S005)が開始されるまでの間に、普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理(S003)による各種カウンタ値の更新処理が繰り返し実行される。なお、割り込み禁止状態のときに遊技用CPU102に割り込みパルスが入力された場合は、メイン側タイマ割り込み処理(S005)はすぐには開始されず、割り込み許可(S004)がされてから開始される。
When the normal design/special design main random number update process (S003) ends, the interrupt is permitted (S004). While interrupts are enabled, it is possible to execute main-side timer interrupt processing (S005). The main-side timer interrupt processing (S005) is executed based on an interrupt pulse that is repeatedly input to the
[電源投入時処理]図40に示すように、電源投入時処理(S001)では、遊技制御用マイコン101はまず、遊技用RAM104へのアクセスの許可設定を行う(S009)。これにより、遊技用RAM104に対する情報の書き込みや読み出しが可能になる。次に、演出制御基板120に対して、遊技用RAM104の設定値情報記憶部107に記憶されている設定値の情報(設定値情報)を通知するための設定値指定コマンドを送信する(S010)。これにより、電源投入時に演出制御基板120が設定値指定コマンドを受信することにより、演出制御用マイコン121は、前回の遊技で設定されていた設定値を把握することが可能である。但し、ステップS010の処理において、設定値情報記憶部107に設定値情報が未だ記憶されていなければ、遊技制御用マイコン101は設定値指定コマンドを送信しないことになる。
[Power ON Processing] As shown in FIG. 40, in the power ON processing (S001), the
続いて、RAMクリアスイッチ191がON(ON状態)であり(押下操作されていて)、且つ設定キーシリンダスイッチ180aがON(ON状態)であるか否かを判定する(S011)。即ち、設定変更モード移行操作が実行されているか否かを判定する。設定変更モード移行操作が実行されていれば(S011でYES)、後述する設定変更モード処理(S012)を経て、ステップS013に進む。
Subsequently, it is determined whether or not the RAM
一方、ステップS011で設定変更モード移行操作が実行されていないと判定すれば(S011でNO)、続いて、設定値情報記憶部107に設定値情報が記憶されているか否かを判定する(S016)。設定値情報が記憶されていなければ(S016でNO)、未だ一度も設定値が設定されていないことになり、後述するエラーモード処理(S021)に進む。これに対して、設定値情報が記憶されていれば(S016でYES)、次に、RAMクリアスイッチ191がONであるか否かを判定する(S017)。要するにステップS017の処理は、設定変更モードには移行しないものの、RAMクリアスイッチ191を押下操作した状況か否かを判定する処理である。RAMクリアスイッチ191がONであれば(S017でYES)、ステップS013に進む。
On the other hand, if it is determined in step S011 that the setting change mode transition operation has not been executed (NO in S011), then it is determined whether setting value information is stored in the setting value information storage unit 107 (S016). ). If the set value information is not stored (NO in S016), it means that the set value has not been set even once, and the process proceeds to error mode processing (S021) described later. On the other hand, if the set value information is stored (YES in S016), then it is determined whether or not the RAM
これに対して、RAMクリアスイッチ191がONでなければ(S017でNO)、続いて、設定キーシリンダスイッチ180aがONであるか否かを判定する(S018)。要するにステップS018の処理は、設定変更モードに移行しないものの、設定キーシリンダ180が回転位置になっている状況か否かを判定する処理である。設定キーシリンダスイッチ180aがONであれば(S018でYES)、後述する設定値確認モード処理を実行して(S019)、ステップS020に進む。一方、設定キーシリンダスイッチ180aがONでなければ(S018でNO)、電源投入時に、RAMクリアスイッチ191を押下操作しておらず、且つ設定キーシリンダ180を回転位置にしていないことになる。この場合には、ステップS019の設定確認モード処理を実行することなく、ステップS020に進む。ステップS020に進むと、後述する電断復旧時処理を実行して、ステップS022に進む。
On the other hand, if the RAM
ステップS013では、遊技用RAM104に記憶されている情報をクリアする(S013)。但しこのときには、設定値情報記憶部107に記憶されている設定値情報と、ベース情報記憶部108に記憶されているベースに係わる情報(総発射球数の情報、総賞球数の情報、1回前ベースの情報、2回前ベースの情報、3回前ベースの情報)についてはクリアしない。
In step S013, the information stored in the
こうして、電源投入時にRAMクリアスイッチ191の押下操作があっても、設定値情報がクリアされないことで、電断前に設定されていた設定値で遊技を再開することが可能である。つまり、電源投入の度に設定変更モードに移行して設定値を設定しなくても、遊技を行うことが可能である。また、電源投入時にRAMクリアスイッチ191の押下操作があっても、ベースに係わる情報がクリアされないことで、7セグ表示器300にて電断前と同じ現在ベース、1回前ベース、2回前ベース、3回前ベースを表示することが可能である。
In this way, even if the RAM
なお設定変更モード移行操作を行う場合には、ステップS011でYESと判定されて、ステップS012に進むことになる。この場合、ステップS012の設定変更モード処理を終えない限り、ステップS013において遊技用RAM104に記憶されている遊技に係る情報がクリアされない。要するに、設定変更モード移行操作を行う場合には、設定変更モードが終了した後に、遊技用RAM104に記憶されている遊技に係る情報をクリアすることができる。これに対して、電源投入時に設定キーシリンダ180が回転位置になっていないものの、RAMクリアスイッチ191を押下操作している場合には、ステップS017でYESと判定されて、ステップS013に進むことになる。この場合には、電源投入後すぐに遊技用RAM104に記憶されている遊技に係る情報をクリアすることができる。
If the setting change mode transition operation is to be performed, YES is determined in step S011, and the process proceeds to step S012. In this case, the game-related information stored in the
ステップS013の後、遊技制御用マイコン101は、遊技用RAM104の作業領域の初期設定を行う(S014)。この初期設定の処理では、遊技用ROM103から読み出された初期設定情報が遊技用RAM104の作業領域にセットされる。続いて、演出制御基板120に対して、遊技用RAM104の記憶内容のクリアを通知するためのRAMクリア通知コマンドを送信して(S015)、ステップS022に進む。ステップS022では、その他の電源投入時処理として、例えば遊技用CPU102の設定、SIO、PIO、CTC(割り込み時間の管理のための回路)の設定等を行って、本処理を終える。
After step S013, the
[設定変更モード処理]図41に示すように、設定変更モード処理(S012)では、遊技制御用マイコン101はまず、演出制御基板120に対して、設定変更モードへの移行を通知するための設定モード移行コマンドを送信する(S030)。そして、設定値情報記憶部107に設定値情報が記憶されているかを判定する(S031)。設定値情報が記憶されていれば(S031でYES)、電断前に設定値が設定されているため、設定値情報に基づいて設定値を7セグ表示器300に表示する(S032)(図26(B)参照)。具体的に、遊技制御用マイコン101は、シリアルデータ送信端子TX3(図27参照)から設定値を表示するためのシリアルデータをLEDドライバ350に送信する。こうして設定変更者は、設定変更モード移行操作を行った直後に、電断前に設定されていた設定値を7セグ表示器300にて把握することが可能である。
[Setting Change Mode Processing] As shown in FIG. 41, in the setting change mode processing (S012), the
ステップS033では、RAMクリアスイッチ191がONであるか否かを判定する。つまり、設定変更モードでRAMクリアスイッチ191が押下操作された状況か否かを判定する。ONであれば(S033でYES)、設定値を1つ繰り上げるために、新しい設定値情報を設定値情報記憶部107に記憶する(S034)。なお設定値が「6」であるとき、RAMクリアスイッチ191が押下操作された場合には、設定値が「1」であることを示す設定値情報が記憶されることになる。続いて、新しい設定値情報に基づいて、設定値を7セグ表示器300に表示する(S035)(図26(C)(D)参照)。これにより設定変更者には、設定値が繰り上がったことを把握させることが可能である。
In step S033, it is determined whether or not the RAM
続いて、遊技制御用マイコン101は、演出制御基板120に対して、設定値が変更されたことを通知するための設定値変更コマンドを送信すると共に(S036)、1つ繰り上がった設定値の情報(設定値情報)を通知するための設定値指定コマンドを送信して(S037)、ステップS038に進む。ステップS038では、設定キーシリンダスイッチ180aがOFFであるか否かを判定する。即ち、設定確定操作が行われたか否かを判定する。OFFでなければ(S038でNO)、未だ設定変更モードを終了させるタイミングでないため、ステップS033に戻る。一方、OFFであれば(S038でYES)、演出制御基板120に対して、設定変更モードの終了を通知するための設定モード終了コマンドを送信する(S039)。そして、演出制御基板120に対して、確定された設定値の情報(設定値情報)を通知するための設定値指定コマンド(確定設定情報)を送信する(S040)。更に、後述する設定値変更ランプ点灯処理を行い(S041)、7セグ表示器300で表示していた設定値を非表示態様にして(S042)、上述したステップS013(図40参照)に進む。こうして、設定キーシリンダスイッチ180aがOFFになるとすぐに、7セグ表示器300では設定値が見えなくなって、周囲に確定した設定値を把握させ難くすることが可能である。ステップS013以降の処理は、上述しているため、説明を省略する。
Subsequently, the
ここで本形態では、演出制御基板120に対して、設定値の情報を含む設定値指定コマンドを送信するタイミングが全部で3つある。第1のタイミングは、電源投入時にステップS010の処理によって設定値指定コマンドを送信するタイミングである。第2のタイミングは、設定変更モードにおいて設定値が変更されたときにステップS037の処理によって設定値指定コマンドを送信するタイミングである。第3のタイミングは、設定変更モードの終了に伴って設定値が確定されたときにステップS040の処理によって設定値指定コマンドを送信するタイミングである。 Here, in this embodiment, there are a total of three timings for transmitting the set value designation command including the set value information to the effect control board 120 . The first timing is the timing of transmitting the setting value designation command by the process of step S010 when the power is turned on. The second timing is the timing of transmitting the setting value designation command by the process of step S037 when the setting value is changed in the setting change mode. The third timing is the timing of transmitting the setting value designation command by the process of step S040 when the setting value is determined upon termination of the setting change mode.
このように、設定値指定コマンドが送信されるタイミングを3つだけに限定することで、設定値情報が外部に不正に取得される危険性を極力減らすことが可能である。つまり、上述した第1のタイミング、第2のタイミング、第3のタイミングは、電源投入されてから遊技に係る処理(図46に示すステップS101からステップS106までの遊技制御処理)が開始されるまでの僅かな期間に生じるものであり、遊技が開始された後では生じないタイミングである。こうして、営業時間中(主に遊技中)に遊技制御基板100から演出制御基板120に対して設定値指定コマンドが送信されることがなくて、設定値指定コマンドに対するスキミングによって設定値が不正に把握されてしまう危険性を極力減らすことが可能である。
In this way, by limiting the timings at which the setting value designation command is transmitted to only three, it is possible to reduce the risk of the setting value information being illegally acquired outside as much as possible. That is, the first timing, the second timing, and the third timing described above are from the power-on to the start of the processing related to the game (game control processing from step S101 to step S106 shown in FIG. 46). This is a timing that does not occur after the game has started. In this way, the setting value designation command is not transmitted from the
[設定変更ランプ点灯処理]図42に示すように、設定変更ランプ点灯処理(S041)では、遊技制御用マイコン101はまず、設定変更モードにてRAMクリアスイッチ191がONされたか否かを判定する(S043)。設定変更モードにてRAMクリアスイッチ191がONされた場合には(S043でYES)、設定値変更点灯抽選乱数を取得する(S043)。また設定変更モードにてRAMクリアスイッチ191がONされなかった場合には(S043でNO)、そのまま本処理を終えて、図41のステップS042に進む。なお設定値変更点灯抽選乱数は、0~99までの範囲で値をとる。
[Setting Change Lamp Lighting Processing] As shown in FIG. 42, in the setting change lamp lighting processing (S041), the
その後、ステップS045の設定値変更点灯抽選処理で、S044で取得した設定値変更点灯抽選乱数と図33(A)に示す設定値変更ランプ点灯抽選テーブルに基づいて、設定値変更ランプ200を点灯させるか否かを抽選する。
Thereafter, in the set value change lighting lottery process of step S045, the set
続いて、S045の抽選結果に基づいて、設定値変更ランプ200を点灯するか否かを判定する(S046)。設定値変更ランプ200を点灯する場合には(S046でYES)、設定値変更ランプ200(図6参照)を点灯させる(S047)。次に設定値変更ランプ200が点灯されていることを示す設定値変更ランプ点灯フラグをONにし(S048)、図41のステップS042に進む。またステップS046にて、設定値変更ランプ200を点灯させない場合には(S046でNO)、そのまま本処理を終えて、図41のステップS042に進む。
Subsequently, based on the result of the lottery in S045, it is determined whether or not the set
[設定値確認モード処理]図43に示すように、設定値確認モード処理(S019)では、遊技制御用マイコン101はまず、設定値情報に基づいて設定値を7セグ表示器300に表示する(S050)。続いて、7セグ表示器300で設定値の表示を開始してから一定時間(例えば3秒)が経過したか否かを判定する。経過していなければ(S051でNO)、ステップS051の処理を繰り返すことになり、7セグ表示器300での設定値の表示が継続する。一方、経過していれば(S051でYES)、7セグ表示器300にて表示していた設定値を非表示態様にして(S052)、後述するステップS020(図40の電断復旧時処理参照)に進む。以上、設定値確認モード処理(S019)では、上述した設定変更モード処理(S012)と異なり、設定値の変更を行うことはなくて、単に現時点での設定値を7セグ表示器300で表示するだけである。
[Setting value confirmation mode processing] As shown in FIG. 43, in the setting value confirmation mode processing (S019), the
[電断時復旧時処理]図44に示すように、電断復旧時処理(S020)では、遊技制御用マイコン101はまず、電源断フラグがONであるか否かを判定する(S060)。電源断フラグは、電断の発生を示すフラグであり、後述する電源断監視処理(図53参照)でONにされるフラグである。電源断フラグがONでなければ(S060でNO)、正常に電源が遮断されていない可能性があるため、ステップS065に進む。
[Power Interruption Restoration Process] As shown in FIG. 44, in the power interruption restoration process (S020), the
一方、電源断フラグがONであれば(S060でYES)、遊技用RAM104のチェックサムを算出して(S061)、これを電断時に格納(記憶)しておいた遊技用RAM104のチェックサム(図53のステップS161参照)と一致するか否かを判定する(S062)。これらチェックサムの値が一致しなければ(S062でNO)、遊技用RAM104の記憶内容が異常であると判断し、ステップS065に進む。これに対して、チェックサムの値が一致すれば(S062でYES)、遊技用RAM104の記憶内容が正常であると判断し、ステップS063に進む。
On the other hand, if the power interruption flag is ON (YES in S060), the checksum of the
ステップS063では、復電時における遊技用RAM104の作業領域の設定管理を行う。この設定処理では、遊技用ROM103から復電時情報を読み出し、この復電時情報を遊技用RAM104の作業領域にセットする。その後、遊技制御用マイコン101は、電源断フラグをOFFして(S064)、上述したステップS022(図40参照)に進む。ステップS022以降の処理は、上述しているため、説明を省略する。
In step S063, setting management of the work area of the
一方、ステップS065では、遊技用RAM104に記憶されている情報をクリアする。このときには、設定値情報記憶部107に記憶されている設定値情報と、ベース情報記憶部108に記憶されているベースに係わる情報(総発射球数の情報、総賞球数の情報、1回前ベースの情報、2回前ベースの情報、3回前ベースの情報)についてはクリアしない。但し、ステップS065に進む場合は、正常に電源が遮断されていない可能性がある場合や、チェックサムの値が一致せずに遊技用RAM104の記憶内容が異常である可能性がある場合である。よって、ステップS065の処理の替わりに、設定値情報及びベースに係わる情報もクリアするようにしても良い。そしてこの場合には、設定値情報をクリアした後に、初期値の設定値として例えば「1」を示す設定値情報を設定値情報記憶部107に新たに記憶するようにしても良い。なおステップS065の処理において、遊技用RAM104にセットされている電源断フラグがONであれば、電源断フラグはOFFにされる。
On the other hand, in step S065, the information stored in the
ステップS065の後、遊技用RAM104の作業領域の初期設定を行う(S066)。この初期設定の処理では、遊技用ROM103から読み出された初期設定情報が遊技用RAM104の作業領域にセットされる。続いて遊技制御用マイコン101は、演出制御基板120に対して、遊技用RAM104の記憶内容のクリアを通知するためのRAMクリア通知コマンドを送信して(S067)、上述したステップS022(図40参照)に進む。
After step S065, the work area of the
[エラーモード処理]図45に示すように、エラーモード処理(S021)では、遊技制御用マイコン101はまず、7セグ表示器300の第4表示領域340にて「E」(図30(A)参照)の文字を示すためのエラー表示処理を実行する(S080)。具体的に、遊技制御用マイコン101は、シリアルデータ送信端子TX3(図27参照)から「E」の文字を示すためのシリアルデータをLEDドライバ350に送信する。これにより、7セグ表示器300の第4表示領域340では、「E」の文字を表すようにエラー点灯態様で発光する。こうして遊技場の従業員等には、7セグ表示器300で「E」の文字を見せることで、エラーモードへの移行を把握させることが可能である。
[Error Mode Processing] As shown in FIG. 45, in the error mode processing (S021), the
続いて、遊技制御用マイコン101は、演出制御基板120に対して、エラーモードへの移行を通知するためのエラーコマンドを送信する(S081)。その後は、電源投入時処理(S001、図39参照)に戻ることなく、ループ処理を行う。こうして、エラーモードに移行した場合には、電源を遮断するまでエラーモードが継続する。よって、次回の電源投入時に設定変更モードに移行して、設定値を設定しなければ、遊技を開始することができないようになっている。
Subsequently, the
[メイン側タイマ割り込み処理]遊技制御用マイコン101は、図46に示すメイン側タイマ割り込み処理を例えば4msecといった短時間毎に繰り返す。まず、遊技制御用マイコン101は、大当たり抽選に用いる大当たり乱数、大当たりの種別を決めるための当たり種別乱数、演出図柄変動演出においてリーチ状態とするか否か決めるためのリーチ乱数、変動パターンを決めるための変動パターン乱数、普通図柄抽選に用いる普通図柄乱数(当たり乱数)等を更新する乱数更新処理を行う(S101)。なお各乱数の少なくとも一部は、カウンタIC等からなる公知の乱数生成回路を利用して生成される所謂ハードウェア乱数であってもよい。全ての乱数をハードウェア乱数とする場合、ソフトウェアによる乱数の更新処理は必要ない。また乱数発生回路は、遊技制御用マイコン101に内蔵されていてもよい。
[Main Side Timer Interrupt Processing] The
次に、遊技制御用マイコン101は、入力処理を行う(S102)。入力処理(S102)では、主にパチンコ遊技機PY1に取り付けられている各種センサ(第1始動口センサ11a,第2始動口センサ12a、ゲートセンサ13a、大入賞口センサ14a、一般入賞口センサ10a、排出口センサ18a(図6参照))が検知した検出信号を読み込み、入賞口の種類に応じた賞球を払い出すための賞球コマンドを遊技用RAM104の出力バッファにセットする。なおセットされた賞球コマンドは、払出制御基板170に送信される。
Next, the
続いて、遊技制御用マイコン101は、始動口センサ検出処理(S103)、特別動作処理(S104)、および普通動作処理(S105)を実行する。始動口センサ検出処理(S103)では、第1始動口センサ11a又は第2始動口センサ12aによる入賞検知があれば、入賞検知のあった始動口に対応する保留記憶が4個未満であることを条件に大当たり乱数等の乱数(大当たり乱数、当たり種別乱数、リーチ乱数、及び変動パターン乱数(図15(A)参照))を取得する。また、ゲートセンサ13aによる通過検知があれば、普図保留が4個未満であることを条件に普通図柄乱数(図15(B)参照)を取得する。その後、後述する特別動作処理(S104)を行う。
Subsequently, the
普通動作処理(S105)では、始動口センサ検出処理(S103)にて取得した普通図柄乱数、普通図柄当たり判定テーブル(図17(B)参照)を用いて判定すると共に、普通図柄変動パターン選択テーブル(図17(C)参照)を用いて遊技状態に応じた普通図柄の変動時間を選択する。そして、普図抽選の判定結果を報知するための普通図柄の表示(変動表示と停止表示)を行う。普通図柄乱数の判定の結果、普通当たり図柄に当選していた場合には、遊技状態に応じた所定の開放パターン(開放時間や開放回数、図19参照)に従って電チュー12Dを開放させる補助遊技を行う。
In the normal operation process (S105), the normal symbol random number acquired in the starting sensor detection process (S103), the normal symbol hit determination table (see FIG. 17 (B)) is used for determination, and the normal symbol variation pattern selection table (Refer to FIG. 17(C)) is used to select the normal symbol variation time according to the game state. Then, the display of the normal design (fluctuation display and stop display) for informing the determination result of the normal drawing lottery is performed. As a result of the determination of the normal symbol random number, if the normal winning symbol is won, an auxiliary game that opens the
次に、遊技制御用マイコン101は、上述の各処理においてセットしたコマンド等を演出制御基板120等に出力する出力処理を行う(S106)。そして、後述するベース演算処理(S107)、ベース表示処理(S108)、電源断監視処理(S109)を実行して、本処理を終える。
Next, the
[特別動作処理]遊技制御用マイコン101は、始動口センサ検出処理(S103)に次いで特別動作処理(S104)を行う(図46参照)。図47に示すように特別動作処理(S104)では、特図表示器81および大入賞装置14Dに関する処理を4つの段階に分け、それらの各段階に「特別動作ステータス1,2,3,4」を割り当てている。そして、遊技制御用マイコン101は、「特別動作ステータス」が「1」である場合には(S201でYES)、特別図柄待機処理(S202)を行い、「特別動作ステータス」が「2」である場合には(S201でNO、S203でYES)、特別図柄変動中処理(S204)を行い、「特別動作ステータス」が「3」である場合には(S201,S203で共にNO、S205でYES)、特別図柄確定処理(S206)を行い、「特別動作ステータス」が「4」である場合には(S201,S203,S205の全てがNO)、特別電動役物処理(S207)を行う。なお特別動作ステータスは、初期設定では「1」である。
[Special Action Processing] The
[特別図柄待機処理]特別図柄待機処理(S202)では、始動口センサ検出処理(S103)にて取得した大当たり乱数等の乱数を、設定値情報が示す設定値に基づく大当たり判定テーブル(図16(A)~(F)参照)、当たり種別判定テーブル(図14参照)、リーチ判定テーブル(図17(A)参照)、特図変動パターン判定テーブル(図18参照)を用いて判定する。そして、大当たり抽選の結果を示すための特別図柄の変動表示を行う。この特別図柄の表示に際しては、特別図柄の変動表示の変動パターンの情報を含む変動開始コマンドを遊技用RAM104の出力バッファにセットする。なお特別動作処理(S104)において、大当たり乱数等の乱数の記憶がない場合には、演出制御用マイコン121に客待ち演出を実行させるための客待ち待機コマンドをセットする。
[Special symbol standby process] In the special symbol standby process (S202), a random number such as a big hit random number acquired in the start sensor detection process (S103) is set to a big hit determination table based on the set value indicated by the set value information (Fig. 16 ( A) to (F)), hit type determination table (see FIG. 14), reach determination table (see FIG. 17 (A)), special figure variation pattern determination table (see FIG. 18). Then, the variable display of the special symbols for showing the result of the jackpot lottery is performed. When displaying the special symbols, a variation start command including information on the variation pattern of the variation display of the special symbols is set in the output buffer of the
[特別図柄変動中処理]特別図柄変動中処理(S204)ではまず、特別図柄の変動時間(図18参照)が経過したか否かを判定する。経過していなければ、直ちにこの処理を終える。これにより特別図柄の変動表示が継続される。 [Special Symbol Fluctuation Process] In the special symbol fluctuation process (S204), first, it is determined whether or not the special symbol fluctuation time (see FIG. 18) has elapsed. If the time has not elapsed, the processing ends immediately. As a result, the variable display of the special symbols is continued.
一方、変動時間が経過していれば、変動停止コマンドをセットするとともに、特別動作ステータスを「3」にセットする。そして、特別図柄の変動表示を、セットされている特図停止図柄データに応じた図柄(大当たり図柄又はハズレ図柄)で停止させる等のその他の処理を行ってから、この処理を終える。 On the other hand, if the fluctuation time has passed, a fluctuation stop command is set and the special action status is set to "3". Then, after performing other processing such as stopping the variable display of the special symbols with a symbol (big win symbol or losing symbol) corresponding to the set special symbol stop symbol data, this process is finished.
[特別図柄確定処理]図48に示すように、特別図柄確定処理(S206)ではまず、特別図柄の停止時間(図18参照)が経過したか否かを判定する(S301)。経過していなければ(S301でNO)、直ちにこの処理を終える。これにより特別図柄の停止表示が継続される。一方、停止時間が経過していれば(S301でYES)、特別図柄で大当たり図柄又はハズレ図柄が確定表示されることになる。その後、後述する設定値変更ランプ消灯処理(S302)を行い、遊技状態管理処理を行う(S303)。遊技状態管理処理(S303)では、確変フラグがONであれば、高確率状態中に実行した特別図柄の変動回数をカウントする確変カウンタの値を1ディクリメントして、確変カウンタの値が「0」か否か判定し、「0」であれば、確変フラグをOFFにする。 [Special Symbol Confirmation Process] As shown in FIG. 48, in the special symbol confirmation process (S206), first, it is determined whether or not the special symbol stop time (see FIG. 18) has elapsed (S301). If it has not passed (NO in S301), this process is terminated immediately. As a result, the stop display of the special symbols is continued. On the other hand, if the stop time has passed (YES in S301), a special symbol, a jackpot symbol or a losing symbol, will be definitely displayed. After that, a setting value change lamp extinguishing process (S302), which will be described later, is performed, and a game state management process is performed (S303). In the game state management process (S303), if the probability variation flag is ON, the value of the probability variation counter that counts the number of variations of the special symbols executed during the high probability state is decremented by 1, and the value of the probability variation counter becomes "0". ”, and if it is “0”, the probability variation flag is turned OFF.
続いて、時短フラグがONであれば、時短状態中に実行した特別図柄の変動回数をカウントする時短カウンタの値を1ディクリメントし、時短カウンタの値が「0」か否か判定し、「0」であれば時短フラグをOFFにする。そして、現在の遊技状態の情報(確変フラグ及び時短フラグがON又はOFFの何れであるかの情報)、確変カウンタの値及び時短カウンタの値の情報等を含む遊技状態指定コマンドを遊技用RAM104の出力バッファにセットする。
Subsequently, if the time saving flag is ON, the value of the time saving counter that counts the number of variations of the special symbols executed during the time saving state is decremented by 1, and it is determined whether the value of the time saving counter is "0" or not. 0”, the time saving flag is turned OFF. Then, a game state designation command including information on the current game state (information on whether the variable probability flag and the time saving flag are ON or OFF), information on the value of the variable probability counter and the value of the time saving counter, etc. is stored in the
次に、大当たりフラグがONであるか否かを判定する(S304)。大当たりフラグがONであれば(S304でYES)、当選した大当たりの種別に応じた開放パターン(詳しくは図14参照)をセットする(S305)。なおこのときに、大当たり遊技中に実行した単位開放遊技(ラウンド遊技)の回数をカウントするラウンドカウンタの値を、当選した大当たりの種類に応じたラウンド数にセットする。なお、開放パターンのセット(開放パターンに応じたデータのセット)は、ラウンド毎に行うようにしてもよい。 Next, it is determined whether or not the jackpot flag is ON (S304). If the jackpot flag is ON (YES in S304), an opening pattern (see FIG. 14 for details) corresponding to the type of jackpot won is set (S305). At this time, the value of a round counter that counts the number of unit open games (round games) executed during the jackpot game is set to the number of rounds corresponding to the type of jackpot won. Note that the setting of the release pattern (the set of data corresponding to the release pattern) may be performed for each round.
遊技制御用マイコン101は、ステップS305に続いて、遊技状態リセット処理を行う(S306)。遊技状態リセット処理(S306)ではまず、確変フラグがONであれば確変フラグをOFFにして、時短フラグがONであればOFFにする。つまり、大当たり遊技の実行中は、非高確率状態且つ非時短状態に制御される。その後、大当たり遊技を開始するべく、大当たりのオープニングコマンドをセットするとともに(S307)、大当たり遊技のオープニングを開始する(S308)。そして特別動作ステータスを「4」にセットして(S309)、本処理を終える。
After step S305, the
また、ステップS304において大当たりフラグがONでなければ(S304でNO)、大当たり遊技を開始しないため、特別動作ステータスを「1」にセットして(S310)、本処理を終える。 Also, if the jackpot flag is not ON in step S304 (NO in S304), the jackpot game is not started, so the special action status is set to "1" (S310), and this processing is finished.
[設定値変更ランプ消灯処理]図49に示すように、設定値変更ランプ消灯処理(S302)では先ず、設定値変更ランプ点灯フラグがONであるか否かを判定する(S351)。設定値変更ランプ点灯フラグがONである場合には(S351でYES)、変動表示カウンタの値を1加算して(S352)、変動表示カウンタの値が100であるか否かを判定する(S353)。また設定値変更ランプ点灯フラグがOFFである場合には(S351でNO)、そのまま本処理を終えて、図48のS303に進む。またステップS353で、変動表示カウンタの値が100である場合には(S353でYES)、変動表示カウンタの値をリセットする(S354)。また変動表示カウンタの値が100でない場合には(S353でNO)、そのまま本処理を終えて、図48のS303に進む。ステップS355では、設定値変更消灯抽選乱数を取得し、S355で取得した設定値変更消灯抽選乱数と図33(B)に示す設定値変更ランプ消灯抽選テーブルに基づいて、設定値変更ランプ消灯抽選処理を行う(S356)。 [Setting value change lamp extinguishing process] As shown in FIG. 49, in the setting value change lamp extinguishing process (S302), first, it is determined whether or not the setting value change lamp lighting flag is ON (S351). If the set value change lamp lighting flag is ON (YES in S351), 1 is added to the value of the variation display counter (S352), and it is determined whether or not the value of the variation display counter is 100 (S353). ). If the set value change lamp lighting flag is OFF (NO in S351), the process is finished as it is, and the process proceeds to S303 in FIG. Also, in step S353, when the value of the variation display counter is 100 (YES in S353), the value of the variation display counter is reset (S354). Also, if the value of the fluctuation display counter is not 100 (NO in S353), this process is finished as it is, and the process proceeds to S303 in FIG. In step S355, a set value change lamp turn-off lottery random number is acquired, and based on the set value change lamp turn-off lottery random number acquired in S355 and the set value change lamp turn-off lottery table shown in FIG. (S356).
続いて、ステップS356の抽選結果に基づいて設定値変更ランプ200を消灯させるか否かを判定する(S357)。点灯中の設定値変更ランプ200を消灯させる場合には(S357でYES)、点灯中の設定値変更ランプ200を消灯させ(S358)、設定値変更ランプ点灯フラグをOFFにし(S359)、本処理を終了し、図48のS304に進む。また点灯中の設定値変更ランプ200を消灯させない場合には(S357でNO)、そのまま本処理を終えて、図48のS303に進む。
Subsequently, it is determined whether or not to turn off the set
仮に、設定値変更ランプ200が演出制御用マイコン121による制御にした場合や、設定値が変更されたことを示唆する示唆演出を演出制御用マイコン121で制御した場合において、例えば開発設計者が他の演出を行うために仕様が変更となるといった事情が起こった場合、設定値変更ランプ200や、設定値が変更されたことを示唆する示唆演出に影響が出る可能性がある。しかしながら、第1形態のパチンコ遊技機PY1では、遊技制御用マイコン101による制御によって、設定値変更ランプ200が点灯又は消灯することになるため(図42、図49参照)、例えば開発設計者が他の演出を行うために仕様が変更となるといった事情があっても、遊技制御用マイコン101に関わるためあまり影響を受け難い。これにより、設定値が変更されたことを遊技制御用マイコン101により制御される設定値変更ランプ200によって、遊技者に示唆することが可能となり、把握させることが可能となる。
If the setting
[特別電動役物処理]特別電動役物処理(S207)ではまず、大当たり乱数の判定の結果、大当たりに当選していた場合には、大当たりの種別に応じた所定の開放パターン(開放時間や開放回数、図14参照)に従って大入賞口14を開放させる大当たり遊技(特別遊技)を行う。また大当たりの種別に応じて大当たり遊技の終了後の遊技状態(確変カウンタの値、時短カウンタの値)を設定する(図14参照)。また特別電動役物処理(S207)にて、現在の遊技状態の情報(確変フラグ及び時短フラグがON又はOFFの何れであるかの情報)、確変カウンタの値及び時短カウンタの値の情報等を含む遊技状態指定コマンドを遊技用RAM104の出力バッファにセットして、本処理を終える。
[Special electric accessory processing] In the special electric accessory processing (S207), first, as a result of judging the jackpot random number, if the jackpot is won, a predetermined opening pattern (opening time, opening A jackpot game (special game) is performed to open the big winning
[ベース演算処理]図50に示すように、ベース演算処理(S107)では、遊技制御用マイコン101はまず、発射球数カウント処理を実行する(S110)。発射球数カウント処理(S110)では、排出口センサ18aからの検出信号に基づいて、遊技用RAM104に設けられている発射球数カウンタの値を増加させる。但し本形態では、通常遊技状態でのベースを演算するため、通常遊技状態である場合に限り発射球数カウンタの値を増加させる。次に、発射球数が10000発の倍数であるか否か、即ち発射球数カウンタの値が10000、20000、30000、40000、50000、60000といった10000の倍数であるか否かを判定する(S111)。10000発の倍数でなければ(S111でNO)、ステップS113に進む。一方、10000発の倍数であれば(S111でYES)、演出制御用マイコン121に発射球数が10000発の倍数になったことを通知するための設定示唆条件成立コマンドを遊技用RAM104にセットする(S112)。
[Base Operation Processing] As shown in FIG. 50, in the base operation processing (S107), the
続いて、ステップS113では、総賞球数カウント処理を実行する。総賞球数カウント処理(S113)では、第1始動口センサ11a、第2始動口センサ12a、大入賞口センサ14a、一般入賞口センサ10aからの検出信号に基づいて、遊技用RAM104に設けられている総賞球数カウンタの値を、賞球数に応じた値だけ増加させる。但し本形態では、通常遊技状態でのベースを演算するため、通常遊技状態である場合に限り総賞球数カウンタの値を、賞球数に応じた値だけ増加させる。本形態では、第1始動口11への入賞に対する賞球数は「3」であり、第2始動口12への入賞に対する賞球数は「1」であり、大入賞口への入賞に対する「10」であり、一般入賞口10への入賞に対する賞球数は「5」であるが、これらの賞球数は適宜変更可能である。
Subsequently, in step S113, a total award ball count process is executed. In the total winning ball counting process (S113), based on the detection signals from the first
続いて、現在ベース演算処理を実行する(S114)。現在ベース演算処理(S114)では、総賞球数カウンタの値を発射球数カウンタの値で除算して100倍することで、現在ベース(%)を演算する。そして演算した現在ベースの情報(現在ベース情報)をベース情報記憶部108に記憶する。
Subsequently, current base arithmetic processing is executed (S114). In the current base calculation process (S114), the current base (%) is calculated by dividing the value of the total winning ball counter by the value of the shot ball counter and multiplying by 100. Then, the calculated current base information (current base information) is stored in the base
ステップS114の後、発射球数が60000発に到達したか否か、即ち発射球数カウンタの値が60000以上であるか否かを判定する(S115)。60000発に到達していなければ(S115でNO)、本処理を終える。一方、60000発に到達していれば(S115でYES)、ベース情報記憶部108に記憶されているベース情報をシフトして記憶する(S116)。
After step S114, it is determined whether or not the number of shot balls has reached 60,000, that is, whether or not the value of the shot ball number counter is 60,000 or more (S115). If the number of shots has not reached 60,000 (NO in S115), this process ends. On the other hand, if the number of shots has reached 60,000 (YES in S115), the base information stored in the base
具体的には、3回目前ベースの情報(3回前ベース情報)の記憶があれば、その3回目前ベース情報をクリアする。また2回前ベースの情報(2回前ベース情報)の記憶があれば、その2回前ベース情報を3回前ベース情報として記憶する。また1回前ベースの情報(1回前ベース情報)の記憶があれば、その1回前ベース情報を2回前ベース情報として記憶する。また現在ベースの情報(現在ベース情報)は、1回前ベース情報として記憶する。 Specifically, if there is storage of the information of the third-preceding base (three-preceding base information), the third-preceding base information is cleared. Also, if there is stored information on the base two times before (base information two times before), the base information two times before is stored as base information three times before. Also, if there is stored information on the one-time previous base (one-time previous base information), the one-time previous base information is stored as two-time previous base information. Information on the current base (current base information) is stored as previous base information.
ステップS116の後、発射球数カウンタの値をクリアすると共に(S117)、総賞球数カウンタの値をクリアして(S118)、本処理を終える。こうして、発射球数が60000発に達する度に、発射球数及び総賞球数がリセットされて、現在ベースの演算がなされることになる。 After step S116, the value of the shot ball number counter is cleared (S117), the value of the total winning ball number counter is cleared (S118), and this processing is finished. In this way, every time the number of shot balls reaches 60,000, the number of shot balls and the total number of prize balls are reset, and the current base calculation is performed.
[ベース表示処理]図51に示すように、ベース表示処理(S108)では、遊技制御用マイコン101はまず、初期表示終了フラグがONであるか否かを判定する(S120)。初期表示フラグは、7セグ表示器300での初期表示が終了したことを示すフラグである。初期表示終了フラグがONでなければ(S120でNO)、7セグ表示器300で初期表示を実行するための初期表示処理を実行する(S121)。具体的に、遊技制御用マイコン101は、シリアルデータ送信端子TX3(図27参照)から、7セグ表示器300の全ての点灯部分LB1~LB32を点灯させるためのシリアルデータをLEDドライバ350に送信する。こうして図26(F)に示すように、7セグ表示器300で初期表示が実行されることで、7セグ表示器300自体に故障や不具合、或いは不正な改造が施されていないことを確認することが可能である。
[Base Display Processing] As shown in FIG. 51, in the base display processing (S108), the
続いて、7セグ表示器300で初期表示の開始をしてから特定時間(本形態では4.8秒)が経過したか否かを判定する(S122)。経過してなければ(S122でNO)、未だ7セグ表示器300での初期表示を継続させるため、本処理を終える。一方、経過していれば(S122でYES)、7セグ表示器300での初期表示を終了させるタイミングであり、現在ベース表示フラグをONにする(S123)。現在ベース表示フラグは、7セグ表示器300で現在ベースを表示することを示すフラグである。ステップS123の後、初期表示終了フラグをONにして(S124)、本処理を終える。
Subsequently, it is determined whether or not a specific time (4.8 seconds in this embodiment) has passed since the initial display was started on the 7-segment display 300 (S122). If it has not passed (NO in S122), the initial display on the 7-
ステップS120で、初期表示フラグがONである場合には(S120でYES)、ステップS125に進み、現在ベース表示フラグがONであるか否かを判定する(S125)。現在ベース表示フラグがONであれば(S125でYES)、7セグ表示器300で現在ベースを表示するための現在ベース表示処理を実行する(S126)。具体的に、遊技制御用マイコン101は、シリアルデータ送信端子TX3(図27参照)から、第1表示領域310及び第2表示領域320で点灯態様での「bL.」を表示し、第3表示領域330及び第4表示領域340で現在ベースを表示するためのシリアルデータをLEDドライバ350に送信する。こうして図31(B)に示すように、7セグ表示器300で現在ベースを把握することができて、パチンコ遊技機PY1に故障や不具合、或いは不正な改造が施されているか否かを確認することが可能である。
If the initial display flag is ON at step S120 (YES at S120), the process proceeds to step S125 to determine whether or not the current base display flag is ON (S125). If the current base display flag is ON (YES at S125), current base display processing for displaying the current base on the 7-
続いて、7セグ表示器300で現在ベースの表示を開始してから特定時間(本形態では4.8秒)が経過したか否かを判定する(S127)。経過してなければ(S127でNO)、未だ7セグ表示器300での現在ベースの表示を継続させるため、本処理を終える。一方、経過していれば(S127でYES)、7セグ表示器300での現在ベースの表示を終了させるタイミングであり、1回前ベース表示フラグをONにする(S128)。1回前ベース表示フラグは、1回前ベースの表示タイミングになっていることを示すフラグである。ステップS128の後、現在ベース表示フラグをOFFにして(S129)、本処理を終える。
Subsequently, it is determined whether or not a specific time (4.8 seconds in this embodiment) has elapsed since the 7-
ステップS125で、現在ベース表示フラグがONでない場合には(S125でNO)、図52に示すステップS130に進み、1回前ベース表示フラグがONであるか否かを判定する。1回前ベース表示フラグがONであれば(S130でYES)、続いて、ベース情報記憶部108に1回前ベース情報の記憶があるか否かを判定する(S131)。記憶があれば(S131でYES)、7セグ表示器300で1回前ベースを表示するための1回前ベース表示処理を実行する(S132)。具体的に、遊技制御用マイコン101は、シリアルデータ送信端子TX3(図27参照)から、第1表示領域310及び第2表示領域320で点灯態様での「b1.」を表示し、第3表示領域330及び第4表示領域340で1回前ベースを表示するためのシリアルデータをLEDドライバ350に送信する。こうして7セグ表示器300では、現在ベースだけでなく、図31(C)に示すように、1回前ベースも把握することができて、パチンコ遊技機PY1に故障や不具合、或いは不正な改造が施されているか否かをより正確に判断することが可能である。
At step S125, if the current base display flag is not ON (NO at S125), the process proceeds to step S130 shown in FIG. 52 to determine whether or not the previous base display flag is ON. If the 1st previous base display flag is ON (YES in S130), then it is determined whether or not the 1st previous base information is stored in the base information storage unit 108 (S131). If there is memory (YES in S131), the 1st previous base display process for displaying the 1st previous base on the 7-
一方、ステップS131において、1回前ベース情報の記憶がないと判定すれば(S131でNO)、1回前ベース非表示処理を実行する(S134)。この1回前ベース非表示処理(S134)では、遊技制御用マイコン101は、シリアルデータ送信端子TX3(図27参照)から、第1表示領域310及び第2表示領域320で点滅態様での「b1.」を表示し、第3表示領域330及び第4表示領域340で点灯態様での「--」を表示するためのシリアルデータをLEDドライバ350に送信する。このときには図32(C)に示すように、7セグ表示器300で1回前ベースを未だ把握できないことになる。
On the other hand, if it is determined in step S131 that the previous base information is not stored (NO in S131), the previous base non-display process is executed (S134). In this one-previous-base non-display process (S134), the
続いて、1回前ベース表示処理(S132)又は1回前ベース非表示処理(S134)を開始してから特定時間(本形態では4.8秒)が経過したか否かを判定する(S135)。経過してなければ(S135でNO)、未だ1回前ベース表示処理(S132)又は1回前ベース非表示処理(S134)を継続させるため、本処理を終える。一方、経過していれば(S135でYES)、2回前ベース表示フラグをONにする(S136)。2回前ベース表示フラグは、2回前ベースの表示タイミングになっていることを示すフラグである。ステップS136の後、1回前ベース表示フラグをOFFにして(S137)、本処理を終える。 Subsequently, it is determined whether or not a specific time (4.8 seconds in this embodiment) has passed since the 1st previous base display process (S132) or the 1st previous base non-display process (S134) was started (S135). ). If it has not passed (NO in S135), the present processing is finished in order to continue the one-time previous base display processing (S132) or the one-time previous base non-display processing (S134). On the other hand, if it has passed (YES in S135), the second previous base display flag is turned ON (S136). The 2nd previous base display flag is a flag indicating that the display timing of the 2nd previous base is reached. After step S136, the previous base display flag is turned OFF (S137), and this process ends.
ステップS130で、1回前ベース表示フラグがONでない場合には(S130でNO)、ステップS138に進み、2回前ベース表示フラグがONであるか否かを判定する。2回前ベース表示フラグがONであれば(S138でYES)、続いて、ベース情報記憶部108に2回前ベース情報の記憶があるか否かを判定する(S139)。記憶があれば(S139でYES)、7セグ表示器300で2回前ベースを表示するための2回前ベース表示処理を実行する(S140)。具体的に、遊技制御用マイコン101は、シリアルデータ送信端子TX3(図27参照)から、第1表示領域310及び第2表示領域320で点灯態様での「b2.」を表示し、第3表示領域330及び第4表示領域340で2回前ベースを表示するためのシリアルデータをLEDドライバ350に送信する。こうして7セグ表示器300では、現在ベースと1回前ベースだけでなく、図31(D)に示すように、2回前ベースも把握することができて、パチンコ遊技機PY1に故障や不具合、或いは不正な改造が施されているか否かをより正確に判断することが可能である。
In step S130, if the 1st previous base display flag is not ON (NO in S130), the process proceeds to step S138 to determine whether the 2nd previous base display flag is ON. If the 2nd previous base display flag is ON (YES in S138), then it is determined whether or not the 2nd previous base information is stored in the base information storage unit 108 (S139). If there is a memory (YES in S139), the 2nd previous base display process for displaying the 2nd previous base on the 7-
一方、ステップS139において、2回前ベース情報の記憶がないと判定すれば(S139でNO)、2回前ベース非表示処理を実行する(S141)。この2回前ベース非表示処理(S141)では、遊技制御用マイコン101は、シリアルデータ送信端子TX3(図27参照)から、第1表示領域310及び第2表示領域320で点滅態様での「b2.」を表示し、第3表示領域330及び第4表示領域340で点灯態様での「--」を表示するためのシリアルデータをLEDドライバ350に送信する。このときには図32(D)に示すように、7セグ表示器300で2回前ベースを未だ把握できないことになる。
On the other hand, if it is determined in step S139 that there is no storage of the base information two times before (NO in S139), the non-display processing of the base two times before is executed (S141). In this two-time-before base non-display processing (S141), the
続いて、2回前ベース表示処理(S140)又は2回前ベース非表示処理(S141)を開始してから特定時間(本形態では4.8秒)が経過したか否かを判定する(S142)。経過してなければ(S142でNO)、未だ2回前ベース表示処理(S140)又は2回前ベース非表示処理(S141)を継続させるため、本処理を終える。一方、経過していれば(S142でYES)、3回前ベース表示フラグをONにする(S143)。3回前ベース表示フラグは、3回前ベースの表示タイミングになっていることを示すフラグである。ステップS143の後、2回前ベース表示フラグをOFFにして(S144)、本処理を終える。 Subsequently, it is determined whether or not a specific time (4.8 seconds in this embodiment) has passed since the 2nd previous base display process (S140) or the 2nd previous base non-display process (S141) was started (S142). ). If it has not passed (NO in S142), this process is finished in order to continue the 2nd-previous base display process (S140) or the 2nd-previous base non-display process (S141). On the other hand, if it has passed (YES in S142), the 3rd previous base display flag is turned ON (S143). The 3 times previous base display flag is a flag indicating that the display timing of the 3 times previous base has come. After step S143, the second previous base display flag is turned OFF (S144), and this process is finished.
ステップS138で、2回前ベース表示フラグがONでない場合には(S138でNO)、ステップS145に進み、3回前ベース表示フラグがONであるか否かを判定する。なおステップS145にて、3回前ベース表示フラグがONでないと判定されることは実質的にない。つまりステップS145に進むと、3回前ベース表示フラグがONであるため、必ずステップS146に進む。ステップS146では、ベース情報記憶部108に3回前ベース情報の記憶があるか否かを判定する。記憶があれば(S146でYES)、7セグ表示器300で3回前ベースを表示するための3回前ベース表示処理を実行する(S147)。具体的に、遊技制御用マイコン101は、シリアルデータ送信端子TX3(図27参照)から、第1表示領域310及び第2表示領域320で点灯態様での「b3.」を表示し、第3表示領域330及び第4表示領域340で3回前ベースを表示するためのシリアルデータをLEDドライバ350に送信する。こうして7セグ表示器300では、現在ベースと1回前ベースと2回前ベースだけでなく、図31(E)に示すように、3回前ベースも把握することができて、パチンコ遊技機PY1に故障や不具合、或いは不正な改造が施されているか否かをより正確に判断することが可能である。
At step S138, if the two times previous base display flag is not ON (NO at S138), the process proceeds to step S145 to determine whether or not the three times previous base display flag is ON. In step S145, it is virtually impossible to determine that the 3rd previous base display flag is not ON. That is, when the process proceeds to step S145, the three times previous base display flag is ON, so the process always proceeds to step S146. In step S146, it is determined whether or not the base
一方、ステップS146において、3回前ベース情報の記憶がないと判定すれば(S146でNO)、3回前ベース非表示処理を実行する(S148)。この3回前ベース非表示処理(S148)では、遊技制御用マイコン101は、シリアルデータ送信端子TX3(図27参照)から、第1表示領域310及び第2表示領域320で点滅態様での「b3.」を表示し、第3表示領域330及び第4表示領域340で点灯態様での「--」を表示するためのシリアルデータをLEDドライバ350に送信する。このときには図32(E)に示すように、7セグ表示器300で3回前ベースを未だ把握できないことになる。
On the other hand, if it is determined in step S146 that the 3rd previous base information is not stored (NO in S146), 3rd previous base non-display processing is executed (S148). In this 3 times before base non-display processing (S148), the
続いて、3回前ベース表示処理(S147)又は3回前ベース非表示処理(S148)を開始してから特定時間(本形態では4.8秒)が経過したか否かを判定する(S149)。経過してなければ(S149でNO)、未だ3回前ベース表示処理(S147)又は3回前ベース非表示処理(S148)を継続させるため、本処理を終える。一方、経過していれば(S149でYES)、現在ベース表示フラグをONにする(S150)。これにより、次回のベース表示処理(S108)にて、7セグ表示器300で現在ベースの表示が開始される。ステップS150の後、3回前ベース表示フラグをOFFにして(S151)、本処理を終える。
Next, it is determined whether or not a specific time (4.8 seconds in this embodiment) has passed since the display processing (S147) or the non-display processing (S148) was started (S149). ). If it has not passed (NO in S149), the present processing is terminated in order to continue the 3-time-preceding-based display processing (S147) or 3-time-preceding-based non-display processing (S148). On the other hand, if it has passed (YES in S149), the current base display flag is turned ON (S150). As a result, the display of the current base is started on the 7-
[電源断監視処理]電源断監視処理(S109)では、図53に示すように、遊技制御用マイコン101はまず、電源断信号を入力したか否かを判定し(S160)、入力していなければ(S160でNO)、本処理を終える。電源断信号は、監視している電源の電圧(例えばDC24V)が所定期間(例えば25ms)に亘って検出されていないと、電源ユニット190から出力される信号である。電源断信号の入力があれば(S160でYES)、チェックサムを算出して遊技用RAM104に格納するとともに(S161)、電源断フラグをONする(S162)。そして、遊技用RAM104へのアクセスの禁止設定を行う(S163)。これにより、遊技用RAM104に対する情報の書き込みや読み出しが不可能になる。その後はメイン側タイマ割り込み処理(S005、図39参照)に戻ることなくループ処理を行う。
[Power-Off Monitoring Process] In the power-off monitoring process (S109), as shown in FIG. Otherwise (NO in S160), this processing ends. The power-off signal is a signal output from the
以上の遊技制御用マイコン101における処理と並行して、第1形態の演出制御用マイコン121は図54~図62に示す処理を行う。以下、演出制御用マイコン121の動作について説明する。
In parallel with the processing in the
[サブ制御メイン処理]演出制御基板120に備えられた演出制御用マイコン121は、電源投入時に、演出用ROM123から図54に示すサブ制御メイン処理のプログラムを読み出して実行する。なお、演出制御用マイコン121の動作説明にて登場するカウンタ、タイマ、フラグ、ステータス、バッファ等は、演出用RAM124に設けられている。
[Sub-control main processing] The production control microcomputer 121 provided in the production control board 120 reads out and executes the sub-control main processing program shown in FIG. 54 from the
図54に示すように、サブ制御メイン処理では、サブ側電源断フラグ(電断時にONされるフラグ)がONで且つ演出用RAM124の内容が正常であるか否かを判定する(S1001)。そしてこの判定結果がNOであれば、つまり、サブ側電源断フラグがONでない場合、又はサブ側電源断フラグがONであっても演出用RAM124の内容が正常でない場合には、演出用RAM124の初期化をして(S1002)、ステップS1003に進む。
As shown in FIG. 54, in the sub-control main process, it is determined whether or not the sub-side power-off flag (flag that is turned on when the power is off) is ON and the contents of the
一方、ステップS1001の判定結果がYESであれば、つまり、電断によりサブ側電源断フラグがONとなったが演出用RAM124の内容が正常に保たれている場合には、続いて、RAMクリア通知コマンドを受信しているか否かを判定する(S1011)。RAMクリア通知コマンドを受信していれば(S1011でYES)、遊技制御基板100の遊技用RAM104はクリアされている。そのため、演出制御基板120の演出用RAM124をクリアして(S1002)、ステップS1003に進む。これに対して、RAMクリア通知コマンドを受信していなければ(S1011でNO)、演出用RAM124をクリアすることなく、ステップS1003に進む。
On the other hand, if the determination result in step S1001 is YES, that is, if the sub-side power-off flag is turned ON due to the power failure, but the contents of the
ここでステップS1002の処理において、演出用RAM124がクリアされる際には、後述する設定値フラグ125の情報もクリア(消去)される。設定値フラグ125は、演出制御用マイコン121が、演出側(サブ側)の情報として設定値を把握するものである。よって電源投入時に、演出制御用マイコン121は、演出用RAM124をクリアすれば、併せて設定値の情報もクリアするようになっている。
Here, in the process of step S1002, when the
ステップS1003では、その他の初期設定を行う。その他の初期設定では例えば、演出用CPU122の設定、SIO、PIO、CTC(割り込み時間の管理のための回路)等の設定等を行う。また、サブ側電源断フラグがONであればOFFにする。
In step S1003, other initial settings are made. In other initial settings, for example, settings of the
ステップS1004では、割り込みを禁止する。次いで、乱数シード更新処理を実行する(S1005)。乱数シード更新処理(S1005)では、種々の演出決定用乱数カウンタの値を更新する。なお演出決定用乱数には、演出図柄を決定するための演出図柄決定用乱数、変動演出パターンを決定するための変動演出パターン決定用乱数、種々の予告演出を決定するための予告演出決定用乱数等がある。乱数の更新方法は、前述の遊技制御基板100が行う乱数更新処理と同様の方法をとることができる。更新に際して乱数値を1ずつ加算するのではなく、2ずつ加算するなどしてもよい。これは、前述の遊技制御基板100が行う乱数更新処理においても同様である。
In step S1004, interrupts are prohibited. Next, random number seed update processing is executed (S1005). In the random number seed update process (S1005), the values of various effect determination random number counters are updated. The random numbers for determining the effect include the random numbers for determining the effect pattern for determining the effect pattern, the random numbers for determining the variable effect pattern for determining the variable effect pattern, and the random numbers for determining the effect for determining the various effect effects. etc. The random number update method can be the same method as the random number update process performed by the
乱数シード更新処理(S1005)が終了すると、コマンド送信処理を実行する(S1006)。コマンド送信処理(S1006)では、演出制御基板120の演出用RAM124内の出力バッファに格納されている各種のコマンドを、画像制御基板140に送信する。コマンドを受信した画像制御基板140は、コマンドに従い画像表示装置50を用いて各種の演出(変動演出や、オープニング演出、ラウンド演出およびエンディング演出からなる大当たり演出等)を実行する。演出制御用マイコン121は続いて、割り込みを許可する(S1007)。以降、ステップS1004~S1007をループさせる。割り込み許可中においては、受信割り込み処理(S1008)、1msタイマ割り込み処理(S1009)および10msタイマ割り込み処理(S1010)の実行が可能となる。
When the random number seed update process (S1005) ends, the command transmission process is executed (S1006). In the command transmission process ( S1006 ), various commands stored in the output buffer in the
[受信割り込み処理]受信割り込み処理(S1008)は、ストローブ信号(STB信号)がONになると、すなわち遊技制御基板100から送られたストローブ信号が演出制御用マイコン121の外部INT入力部に入力されると、他の割り込み処理(S1009、S1010)に優先して実行される処理である。図55に示すように、受信割り込み処理(S1008)では、遊技制御基板100から送信されてきた各種のコマンドを演出用RAM124の受信バッファに格納する(S1101)。
[Receiving interrupt processing] In the receiving interrupt processing (S1008), when the strobe signal (STB signal) turns ON, that is, the strobe signal sent from the
[1msタイマ割り込み処理]1msタイマ割り込み処理(S1009)は、演出制御基板120に1msec周期の割り込みパルスが入力される度に実行される。図56に示すように、1msタイマ割り込み処理(S1009)ではまず、入力処理を行う(S1201)。入力処理(S1201)では、入力部検知センサ40a(図7参照)やセレクトボタン検知センサ42a(図7参照)からの検知信号に基づいてスイッチデータ(エッジデータ及びレベルデータ)を作成する。
[1 ms timer interrupt processing] 1 ms timer interrupt processing (S1009) is executed each time an interrupt pulse of 1 msec cycle is input to the effect control board 120. As shown in FIG. 56, in the 1 ms timer interrupt processing (S1009), first, input processing is performed (S1201). In the input processing (S1201), switch data (edge data and level data) is created based on detection signals from the input
続いて、ランプデータ出力処理を行う(S1202)。ランプデータ出力処理(S1202)では、演出に合うタイミングで枠ランプ212や盤ランプ54を発光させるべく、セットされたランプデータ(枠ランプ212や盤ランプ54の発光を制御するデータ)をサブドライブ基板162に出力する。これにより、サブドライブ基板162が枠ランプ212や盤ランプ54の発光を制御することで、後述するように、枠ランプ212及び盤ランプ54を特別な第1発光態様(図26(B)(E)参照)、特別な第2発光態様(図26(C)(D)参照)、特別な第3発光態様(図26(F)参照)、特殊なエラー発光態様(図30(B)参照)で発光させることが可能である。
Subsequently, lamp data output processing is performed (S1202). In the lamp data output process (S1202), the set lamp data (data for controlling the emission of the
次いで、駆動制御処理(S1203)を行う。駆動制御処理(S1203)では、演出に合うタイミングで盤可動体55kを駆動させるべく、駆動データを作成したり、出力したりする。つまり、駆動データに従って、盤可動体55kを所定の動作態様で駆動させる。そして、ウォッチドッグタイマのリセット設定を行うウォッチドッグタイマ処理(S1204)を行って、本処理を終える。
Next, drive control processing (S1203) is performed. In the drive control process (S1203), drive data is created and output in order to drive the board
[10msタイマ割り込み処理]10msタイマ割り込み処理(S1010)は、演出制御基板120に10msec周期の割り込みパルスが入力される度に実行される。図57に示すように、10msタイマ割り込み処理(S1010)ではまず、後述する受信コマンド解析処理を行う(S1301)。次いで、1msタイマ割り込み処理で作成したスイッチデータを10msタイマ割り込み処理用のスイッチデータとして演出用RAM124に格納するスイッチ状態取得処理を行う(S1302)。続いて、スイッチ状態取得処理(S1302)にて格納したスイッチデータに基づいて表示画面50aの表示内容等を設定するスイッチ処理を行う(S1303)。
[10 ms timer interrupt processing] 10 ms timer interrupt processing (S1010) is executed each time an interrupt pulse with a period of 10 msec is input to the effect control board 120. FIG. As shown in FIG. 57, in the 10 ms timer interrupt process (S1010), first, a received command analysis process, which will be described later, is performed (S1301). Next, a switch state acquisition process is performed to store the switch data created by the 1 ms timer interrupt process in the
続いて、演出制御用マイコン121は、音声データ(スピーカ620からの音声を出力する制御データ)を作成したり、画像制御基板140に音声データを出力する音声制御処理を実行する(S1304)。この音声制御処理(S1304)により、後述するように、「設定変更可能です」という音声(図26(B)(E)参照)、「設定値が変更されました」という音声(図26(C)(D)参照)、「設定値を確定しました」という音声、特殊なエラー音(図30(B)参照)をスピーカ620から出力することが可能である。その後、演出制御用マイコン121は、ランプデータを作成したり、各種の演出決定用乱数を更新したりするなどのその他の処理を実行して(S1305)、本処理を終える。
Subsequently, the effect control microcomputer 121 creates audio data (control data for outputting audio from the speaker 620) and executes audio control processing for outputting audio data to the image control board 140 (S1304). By this voice control processing (S1304), as will be described later, a voice saying "Settings can be changed" (see FIGS. 26(B) and (E)) and a voice saying "Setting values have been changed" (see FIG. 26(C) ) (D)), a voice saying “The set value has been determined”, and a special error sound (see FIG. 30B) can be output from the
[受信コマンド解析処理]図58に示すように、受信コマンド解析処理(S1301)ではまず、演出制御用マイコン121は、遊技制御基板100から変動開始コマンドを受信したか否か判定し(S1401)、受信していれば(S1401でYES)、後述する変動演出開始処理を行う(S1402)。また変動開始コマンドを受信していなければ(S1401でNO)、そのままS1403に進む。 [Received command analysis process] As shown in FIG. 58, in the received command analysis process (S1301), first, the effect control microcomputer 121 determines whether or not a variation start command is received from the game control board 100 (S1401), If it is received (YES in S1401), the fluctuation effect start processing to be described later is performed (S1402). Also, if the fluctuation start command has not been received (NO in S1401), the process proceeds directly to S1403.
続いて、演出制御用マイコン121は、遊技制御基板100から変動停止コマンドを受信したか否か判定し(S1403)、受信していれば(S1403でYES)、変動演出終了処理を行う(S1404)。変動演出終了処理(S1404)では、変動停止コマンドを解析し、その解析結果に基づいて、変動演出を終了させるための変動演出終了コマンドを演出用RAM124の出力バッファにセットする。また変動停止コマンドを受信していなければ(S1403でNO)、そのままS1405に進む。
Subsequently, the production control microcomputer 121 determines whether or not the fluctuation stop command is received from the game control board 100 (S1403), and if received (YES in S1403), the fluctuation production end processing is performed (S1404). . In the fluctuation production end processing (S1404), the fluctuation stop command is analyzed, and based on the analysis result, the fluctuation production end command for ending the fluctuation production is set in the output buffer of the
続いて、演出制御用マイコン121は、遊技制御基板100からオープニングコマンドを受信したか否か判定し(S1405)、受信していれば(S1405でYES)、オープニング演出選択処理を行う(S1406)。オープニング演出選択処理(S1406)では、オープニングコマンドを解析して、その解析結果に基づいて、大当たり遊技のオープニング中に実行するオープニング演出のパターン(内容)を選択する。そして、選択したオープニング演出パターンにてオープニング演出を開始するためのオープニング演出開始コマンドを演出用RAM124の出力バッファにセットする。またオープニングコマンドを受信していなければ(S1405でNO)、そのままS1405に進む。
Subsequently, the effect control microcomputer 121 determines whether or not an opening command is received from the game control board 100 (S1405), and if it is received (YES in S1405), an opening effect selection process is performed (S1406). In the opening effect selection process (S1406), the opening command is analyzed, and based on the analysis result, the pattern (contents) of the opening effect to be executed during the opening of the jackpot game is selected. Then, an opening performance start command for starting the opening performance with the selected opening performance pattern is set in the output buffer of the
続いて、演出制御用マイコン121は、遊技制御基板100からラウンド指定コマンドを受信したか否か判定し(S1407)、受信していれば(S1407でYES)、後述するラウンド演出選択処理を行う(S1408)。またラウンド指定コマンドを受信していなければ(S1407でNO)、そのままS1409に進む。 Subsequently, the effect control microcomputer 121 determines whether or not the round designation command is received from the game control board 100 (S1407). S1408). Also, if the round designation command has not been received (NO in S1407), the process proceeds directly to S1409.
続いて、演出制御用マイコン121は、遊技制御基板100からエンディングコマンドを受信したか否か判定し(S1409)、受信していれば(S1409でYES)、エンディング演出選択処理を行う(S1410)。エンディング演出選択処理(S1410)では、エンディングコマンドを解析して、その解析結果に基づいて、大当たり遊技のエンディング中に実行するエンディング演出のパターン(内容)を選択する。そして、選択したエンディング演出パターンにてエンディング演出を開始するためのエンディング演出開始コマンドを演出用RAM124の出力バッファにセットする。またエンディングコマンドを受信していなければ(S1409でNO)、そのままS1411に進む。
Subsequently, the effect control microcomputer 121 determines whether or not an ending command is received from the game control board 100 (S1409), and if received (YES in S1409), an ending effect selection process is performed (S1410). In the ending effect selection process (S1410), the ending command is analyzed, and based on the analysis result, the pattern (contents) of the ending effect to be executed during the ending of the jackpot game is selected. Then, an ending effect start command for starting the ending effect in the selected ending effect pattern is set in the output buffer of the
続いて、演出制御用マイコン121は、遊技制御基板100から設定値指定コマンドを受信したか否か判定し(S1411)、受信していれば(S1411でYES)、設定値フラグ変更処理を行う(S1412)。設定値フラグ変更処理(S1412)では、設定値指定コマンドに含まれている設定値の情報に基づいて、演出用RAM124の設定値フラグ125を設定する。例えば、設定値指定コマンドに設定値「1」の情報が含まれていれば、設定値フラグ125を「1」に設定し、設定値指定コマンドに設定値「6」の情報が含まれていれば、設定値フラグ125に「6」に設定する。これにより、演出制御用マイコン121は、現時点での設定値を把握することが可能である。また設定値指定コマンドを受信していなければ(S1411でNO)、そのままS1413に進む。
Subsequently, the effect control microcomputer 121 determines whether or not a set value designation command is received from the game control board 100 (S1411), and if received (YES in S1411), performs set value flag change processing ( S1412). In the set value flag change process (S1412), the
よって本形態では、演出制御用マイコン121は、上述したステップS1002(図54参照)で演出用RAM124(設定値フラグ125)の初期化を実行しても、受信した設定値指定コマンドに基づいて現時点での設定値を把握することが可能である。これにより、後述するように、図柄設定示唆演出及び高設定示唆演出を実行可能である。 Therefore, in this embodiment, the effect control microcomputer 121 executes the initialization of the effect RAM 124 (set value flag 125) in step S1002 (see FIG. 54) described above, based on the received set value designation command. It is possible to grasp the setting value in . As a result, as will be described later, it is possible to execute a symbol setting suggesting effect and a high setting suggesting effect.
続いて、演出制御用マイコン121は、遊技制御基板100から設定モード移行コマンドを受信したか否か判定し(S1413)、受信していれば(S1413でYES)、設定モード移行演出処理を行う(S1414)。設定モード移行演出処理(S1414)では、図26(B)に示す設定変更中画像SHを表示するための設定モード移行演出コマンドを演出用RAM124の出力バッファにセットする。これにより、設定モード移行演出コマンドを受信した画像制御基板140の画像用CPU141は、表示画面50aに設定変更中画像SHを表示する。また設定移行コマンドを受信していなければ(S1413でNO)、そのままS1415に進む。
Subsequently, the effect control microcomputer 121 determines whether or not the setting mode transition command is received from the game control board 100 (S1413). S1414). In the setting mode transition effect processing (S1414), a setting mode transition effect command for displaying the setting changing image SH shown in FIG. As a result, the image CPU 141 of the image control board 140 that has received the setting mode transition effect command displays the setting changing image SH on the
また設定モード移行演出処理(S1414)では、「設定変更可能です」という音声(図26(B)参照)を出力するための音声データを、演出用RAM124の所定の記憶領域にセットする。これにより、その音声データを受信した画像制御基板140の音声用CPU149は、スピーカ620から「設定変更可能です」という音声を出力させる。また設定モード移行演出処理(S1414)では、枠ランプ212及び盤ランプ54を特別な第1発光態様(図26(B)参照)で発光させるためのランプデータを、演出用RAM124の所定の記憶領域にセットする。これにより、そのランプデータを受信したサブドライブ基板162は、枠ランプ212及び盤ランプ54を特別な第1発光態様で発光させる。以上により、設定変更中画像SHの表示と、「設定変更可能です」という音声と、特別な第1発光態様での発光とにより、設定変更者には、設定変更モードに移行して任意に設定値を変更できる状況であることを把握させることが可能である。
Also, in the setting mode transition rendering process (S1414), voice data for outputting a voice saying "Settings can be changed" (see FIG. 26B) is set in a predetermined storage area of
続いて、演出制御用マイコン121は、遊技制御基板100から設定値変更コマンドを受信したか否か判定し(S1415)、受信していれば(S1415でYES)、設定値変更演出処理を行う(S1416)。設定値変更演出処理(S1416)では、図26(C)や図26(D)に示す設定値変更画像YGを表示するための設定値変更演出コマンドを演出用RAM124の出力バッファにセットする。これにより、設定値変更演出コマンドを受信した画像制御基板140の画像用CPU141は、表示画面50aにて設定変更中画像SHの上から重ねて(レイヤー状に)設定値変更画像YGを表示する。その結果、設定変更中画像SHよりも設定値変更画像YGの方を認識させ易くして、設定値が変更した状況を優先的に示すことが可能である。また設定値変更コマンドを受信していなければ(S1415でNO)、そのままS1417に進む。
Subsequently, the effect control microcomputer 121 determines whether or not a set value change command is received from the game control board 100 (S1415), and if received (YES in S1415), performs set value change effect processing ( S1416). In the set value change effect processing (S1416), a set value change effect command for displaying the set value change image YG shown in FIGS. 26(C) and 26(D) is set in the output buffer of the
また設定値変更演出処理(S1416)では、「設定値が変更されました」という音声(図26(C)又は図26(D)参照)を出力するための音声データを、演出用RAM124の所定の記憶領域にセットする。これにより、その音声データを受信した画像制御基板140の音声用CPU149は、スピーカ620から「設定値が変更されました」という音声を出力させる。また設定値変更演出処理(S1416)では、枠ランプ212及び盤ランプ54を特別な第2発光態様(図26(C)又は図26(D)参照)で発光させるためのランプデータを、演出用RAM124の所定の記憶領域にセットする。これにより、そのランプデータを受信したサブドライブ基板162は、枠ランプ212及び盤ランプ54を特別な第2発光態様で発光させる。以上により、設定値変更画像YGの表示と、「設定値が変更されました」という音声と、特別な第2発光態様での発光とにより、設定変更者だけでなく、周囲の遊技場の従業員にも、設定値が変更された状況を把握させることが可能である。
Also, in the setting value change effect processing (S1416), the sound data for outputting the sound "The setting value has been changed" (see FIG. 26(C) or FIG. 26(D)) is stored in the effect RAM is set in the storage area of As a result, the
続いて、演出制御用マイコン121は、遊技制御基板100から設定モード終了コマンドを受信したか否か判定し(S1417)、受信していれば(S1417でYES)、設定モード終了演出処理を行う(S1418)。設定モード終了演出処理(S1418)では、図26(F)に示す設定値確定画像SKを表示するための設定値確定演出コマンドを演出用RAM124の出力バッファにセットする。これにより、設定値確定演出コマンドを受信した画像制御基板140の画像用CPU141は、表示画面50aにて図26(E)に示す設定変更中画像SHの表示から、図26(F)に示す設定値確定画像SKの表示に切り替える。また設定モード終了コマンドを受信していなければ(S1417でNO)、そのまま図56のステップS1419に進む。 Subsequently, the effect control microcomputer 121 determines whether or not the setting mode end command is received from the game control board 100 (S1417). S1418). In the setting mode end effect processing (S1418), a setting value confirmation effect command for displaying the setting value confirmation image SK shown in FIG. As a result, the image CPU 141 of the image control board 140, which has received the setting value confirmation effect command, changes the setting shown in FIG. The display is switched to the value confirmation image SK. Also, if the setting mode end command has not been received (NO in S1417), the process proceeds directly to step S1419 in FIG.
また設定モード終了演出処理(S1418)では、「設定値を確定しました」という音声(図26(F)参照)を出力するための音声データを、演出用RAM124の所定の記憶領域にセットする。これにより、その音声データを受信した画像制御基板140の音声用CPU149は、スピーカ620から「設定値を確定しました」という音声を出力させる。また設定モード終了演出処理(S1418)では、枠ランプ212及び盤ランプ54を特別な第3発光態様(図26(F)参照)で発光させるためのランプデータを、演出用RAM124の所定の記憶領域にセットする。これにより、そのランプデータを受信したサブドライブ基板162は、枠ランプ212及び盤ランプ54を特別な第3発光態様で発光させる。以上により、設定値確定画像SKの表示と、「設定値を確定しました」という音声と、特別な第3発光態様での発光とにより、設定変更者だけでなく、周囲の遊技場の従業員にも、設定値が確定された状況を把握させることが可能である。
Also, in the setting mode end rendering process (S1418), voice data for outputting a voice saying "The set value has been finalized" (see FIG. 26F) is set in a predetermined storage area of the
続いて、図59に示すように、演出制御用マイコン121は、遊技制御基板100からエラーコマンドを受信したか否か判定し(S1420)、受信していれば(S1420でYES)、エラーモード報知処理を行う(S1421)。エラーモード報知処理(S1421)では、図30(B)に示す操作示唆画像SEを表示するための操作示唆演出コマンドを演出用RAM124の出力バッファにセットする。これにより、操作示唆演出コマンドを受信した画像制御基板140の画像用CPU141は、表示画面50aにて図30(B)に示す操作示唆画像SEを表示する。またエラーコマンドを受信していなければ(S1420でNO)、そのままS1422に進む。
Subsequently, as shown in FIG. 59, the effect control microcomputer 121 determines whether or not an error command is received from the game control board 100 (S1420), and if received (YES in S1420), an error mode notification Processing is performed (S1421). In the error mode notification process (S1421), an operation suggestion effect command for displaying the operation suggestion image SE shown in FIG. 30B is set in the output buffer of the
またエラーモード報知処理(S1421)では、特殊なエラー音(図30(B)参照)を出力するための音声データを、演出用RAM124の所定の記憶領域にセットする。これにより、その音声データを受信した画像制御基板140の音声用CPU149は、スピーカ620から特殊なエラー音を出力させる。またエラーモード報知処理(S1421)では、枠ランプ212及び盤ランプ54を特殊なエラー発光態様(図30(B)参照)で発光させるためのランプデータを、演出用RAM124の所定の記憶領域にセットする。これにより、そのランプデータを受信したサブドライブ基板162は、枠ランプ212及び盤ランプ54を特殊なエラー発光態様で発光させる。以上により、操作示唆画像SEの表示と、特殊なエラー音と、特殊なエラー発光態様での発光とにより、遊技場の従業員に、エラーモードに移行していること、即ち設定値が設定されていないことを把握させることが可能である。
Also, in the error mode notification process (S1421), audio data for outputting a special error sound (see FIG. 30B) is set in a predetermined storage area of the
続いて、演出制御用マイコン121は、遊技制御基板100から設定示唆条件成立コマンドを受信したか否か判定し(S1422)、受信していれば(S1422でYES)、設定示唆条件成立フラグをONにする(S1423)。設定示唆条件成立フラグは、発射球数が10000発、20000発、30000発、40000発、50000発、60000発といった10000発の倍数になったことを示すフラグである。また設定示唆条件成立コマンドを受信していなければ(S1422でNO)、そのままステップS1424に進む。 Subsequently, the effect control microcomputer 121 determines whether or not a setting suggestion condition establishment command is received from the game control board 100 (S1422), and if received (YES in S1422), the setting suggestion condition establishment flag is turned ON. (S1423). The setting suggestion condition satisfaction flag is a flag indicating that the number of shot balls is a multiple of 10,000, such as 10,000, 20,000, 30,000, 40,000, 50,000, and 60,000. If the setting suggestion condition satisfaction command has not been received (NO in S1422), the process proceeds directly to step S1424.
続いて、演出制御用マイコン121は、その他の処理(S1424)として、上記のコマンド以外の受信コマンドに基づく処理(例えば、普通図柄の変動表示に伴う演出を行うための処理等)を行う。そして、受信コマンド解析処理(S1301)を終える。 Subsequently, the effect control microcomputer 121 performs other processes (S1424) based on received commands other than the above commands (for example, processes for performing effects associated with variable display of normal symbols). Then, the received command analysis process (S1301) ends.
[変動演出開始処理]図62に示すように、変動演出開始処理(S1402)ではまず、演出制御用マイコン121は、変動開始コマンドを解析する(S1501)。変動開始コマンドには、変動パターン(図18参照)の情報や、大当たりの判定等に基づく特図停止図柄データの情報が含まれている。次に、後述する演出図柄選択処理を実行し(S1502)、続いて、後述する変動演出パターン選択処理を実行する(S1503)。 [Variation Production Start Processing] As shown in FIG. 62, in the variation production start processing (S1402), the production control microcomputer 121 first analyzes the fluctuation start command (S1501). The variation start command includes information on the variation pattern (see FIG. 18) and information on the special figure stop design data based on the determination of the big hit. Next, an effect symbol selection process, which will be described later, is executed (S1502), and subsequently, a variation effect pattern selection process, which will be described later, is executed (S1503).
そして演出制御用マイコン121は、予告演出選択処理を行う(S1504)。これにより、いわゆるステップアップ予告演出やチャンスアップ予告演出などの予告演出の内容が決定される。次いで、選択した変動演出パターンに応じて駆動データを設定するための駆動データ設定処理を実行する(S1505)。 Then, the effect control microcomputer 121 performs a notice effect selection process (S1504). As a result, the content of the notice effect such as a so-called step-up notice effect or a chance-up notice effect is determined. Next, drive data setting processing for setting drive data according to the selected variation effect pattern is executed (S1505).
その後、演出制御用マイコン121は、選択した演出図柄、変動演出パターン、及び予告演出にて変動演出を開始するための変動演出開始コマンドを演出用RAM124の出力バッファにセットして(S1506)、変動演出開始処理(S1402)を終了する。ステップS1506でセットされた変動演出開始コマンドが、画像制御基板140に送信されると、画像制御基板140の画像用CPU141は、所定の演出画像を画像用ROM142から読み出して、画像表示装置50の表示画面50aにて変動演出を行う。
After that, the production control microcomputer 121 sets the selected production pattern, the variable production pattern, and the variable production start command for starting the variable production with the advance notice production to the output buffer of the production RAM 124 (S1506), The production start process (S1402) is ended. When the variable effect start command set in step S1506 is transmitted to the image control board 140, the image CPU 141 of the image control board 140 reads out a predetermined effect image from the
[演出図柄選択処理]演出図柄選択処理(S1502)は、変動演出において最終的に停止表示する演出図柄EZ1、EZ2、EZ3を決定するための処理である。図61に示すように、演出図柄選択処理(S1502)ではまず、演出制御用マイコン121は、変動パターン(図18参照)の情報がハズレを示すものであるかを判定する(S1601)。ハズレを示すものであれば(S1601でYES)、続いて、設定値フラグ125に基づくハズレ演出図柄抽選テーブルを用いて、ハズレ演出図柄EZを決定する(S1602)。決定されるハズレ演出図柄EZは、ハズレ図柄態様を示す3つの演出図柄EZ1,EZ2,EZ3のうち最後に停止表示される演出図柄EZのことである。ステップS1602に続いて、ハズレ演出図柄EZを除く2つの演出図柄EZを、変動パターンに基づいて図示しない演出図柄抽選テーブルを用いて抽選によって決定して、本処理を終える。
[Effect symbol selection process] The effect symbol selection process (S1502) is a process for determining the effect symbols EZ1, EZ2, and EZ3 that are finally stopped and displayed in the variable effect. As shown in FIG. 61, in the effect symbol selection process (S1502), the effect control microcomputer 121 first determines whether or not the information of the variation pattern (see FIG. 18) indicates a failure (S1601). If it indicates a loss (YES in S1601), subsequently, a loss effect symbol lottery table based on the
以上により、例えば、設定値フラグ125が「6」を示すものであれば、ハズレ演出図柄乱数を取得して、図36(F)に示すハズレ演出図柄抽選テーブルを用いて、ハズレ演出図柄乱数を判定する。この場合、ハズレ演出図柄EZとして第6演出図柄EZfが決定され易いため、図37(B)に示すような図柄設定示唆演出の実行頻度が高くなる。その結果、遊技者には設定値が「6」であることを推測させて、演出図柄EZのハズレ図柄態様にも興味を抱かせることが可能である。
As described above, for example, if the
一方、ステップS1601において、変動パターンの情報がハズレを示すものでなければ(S1601でNO)、大当たりに当選していることになり、ステップS1604に進む。この場合、大当たり図柄態様(ゾロ目)で停止表示される3つの演出図柄EZ1、EZ2、EZ3を、変動パターンに基づいて図示しない大当たり用の演出図柄抽選テーブルを用いて抽選によって決定して(S1604)、本処理を終える。 On the other hand, in step S1601, if the variation pattern information does not indicate a loss (NO in S1601), it means that the jackpot has been won, and the process proceeds to step S1604. In this case, the three performance symbols EZ1, EZ2, and EZ3 to be stop-displayed in the jackpot design mode (double eyes) are determined by lottery using a performance symbol lottery table (not shown) based on the fluctuation pattern (S1604). ), the process ends.
変動演出パターン選択処理(S1503)は、変動演出の内容である変動演出パターンを決定するための処理である。なお変動演出パターンが決まれば、変動演出の時間、演出図柄の変動表示態様、リーチ演出の有無、リーチ演出の内容、設定値を示唆する設定値示唆演出の有無、設定値示唆演出の内容、ボタン操作促進演出の有無、大当たり確定演出の有無、ハズレ確定演出の有無、SPバトルリーチの有無、SW演出(演出ボタン演出)の有無、SW演出の内容、演出展開構成、演出図柄の背景の種類等からなる変動演出の内容の詳細が決まることとなる。 Fluctuation production pattern selection processing (S1503) is processing for determining the fluctuation production pattern which is the contents of the fluctuation production. If the variable production pattern is decided, the time of the variable production, the variable display mode of the production pattern, the presence or absence of the reach production, the content of the reach production, the presence or absence of the setting value suggestion production that suggests the setting value, the content of the setting value suggestion production, the button Presence/absence of operation promotion effect, presence/absence of jackpot confirmation effect, presence/absence of loss confirmation effect, presence/absence of SP battle reach, presence/absence of SW effect (effect button effect), content of SW effect, effect development structure, type of background of effect pattern, etc. The details of the contents of the variable production consisting of will be decided.
[変動演出パターン選択処理2]図62に示すように、変動演出パターン選択処理2(S1504)ではまず、演出制御用マイコン121は、変動パターン(図18参照)の情報がSPリーチハズレを示すものであるかを判定する(S1701)。具体的には、変動パターンP11、P14、P15、P41、P42、P43(図18参照)であるか否かを判定する。SPリーチハズレを示すものであれば(S1801でYES)、続いて、設定示唆条件成立フラグがONであるか否かを判定する(S1802)。ONであれば(S1802でYES)、設定示唆条件成立フラグをOFFにして(S1803)、ステップS1704に進む。要するに、ステップS1804に進む場合とは、SPリーチハズレであって、発射球数が10000発の倍数を超えていることである。 [Variation effect pattern selection process 2] As shown in FIG. 62, in the variation effect pattern selection process 2 (S1504), the effect control microcomputer 121 first detects that the information of the variation pattern (see FIG. 18) indicates SP reach loss. It is determined whether there is (S1701). Specifically, it is determined whether or not there are variation patterns P11, P14, P15, P41, P42, P43 (see FIG. 18). If it indicates that the SP reach is lost (YES in S1801), then it is determined whether or not the setting suggestion condition fulfillment flag is ON (S1802). If it is ON (YES in S1802), the setting suggestion condition fulfillment flag is turned OFF (S1803), and the process proceeds to step S1704. In short, the case of proceeding to step S1804 means that the SP reach is lost and the number of shot balls exceeds a multiple of 10,000.
ステップS1804では、設定値フラグの値が「4」又は「5」或いは「6」であるか否かを判定する。「4」又は「5」或いは「6」であれば(S1804でYES)、変動パターンに基づいて、図示しない高設定示唆演出有り用の変動演出パターンテーブルを用いて抽選する。その結果、高設定示唆演出有りのSPリーチハズレ変動演出パターンを決定して、本処理を終える。こうして、高設定示唆演出有りのSPリーチハズレ変動演出パターンが決定された場合には、図38(A)に示すバトル演出⇒図38(B)に示すバトル敗北演出⇒図38(C)に示す演出図柄EZのハズレ図柄態様での停止表示を経て、図38(D)に示すように、不死鳥画像FTを示す高設定示唆演出が実行される。これにより、SPリーチハズレで落胆している遊技者には、不死鳥画像FTを把握させることで、高設定(設定値が「4」又は「5」或いは「6」)を復活によって獲得したかのような高揚感を与えることが可能である。 In step S1804, it is determined whether the value of the set value flag is "4", "5" or "6". If it is "4" or "5" or "6" (YES in S1804), lottery is performed based on the variation pattern using a variation performance pattern table for high setting suggestive performance (not shown). As a result, an SP reach-losing variation effect pattern with a high setting suggestion effect is determined, and this processing is finished. In this way, when the SP reach-losing variation effect pattern with the high setting suggestive effect is determined, the battle effect shown in FIG. 38(A)→the battle defeat effect shown in FIG. 38(B)→the effect shown in FIG. After the stop display of the symbol EZ in the failing symbol mode, as shown in FIG. 38(D), a high setting suggestive effect showing the phoenix image FT is executed. As a result, the player who is discouraged by the loss of the SP reach can grasp the phoenix image FT as if he had acquired a high setting (the set value is "4", "5" or "6") by resurrection. It is possible to give a feeling of elation.
これに対して、SPリーチハズレでない場合(S1801でNO)、設定条件示唆フラグがONでない場合(S1802でNO)、設定値が高設定(「4」又は「5」或いは「6」)でない場合(S1804でNO)には、ステップS1806に進む。ステップS1806では、変動パターンに基づいて、図示しない高設定示唆演出無し用の変動演出パターンテーブルを用いて抽選する。その結果、高設定示唆演出無しの変動演出パターンを決定して、本処理を終える。例えば、変動パターンP3又は変動パターンP13が選択され、高設定示唆演出無しの変動演出パターンが選択された場合には、ノーマルリーチを経てSPバトルリーチが実行されることになる。 On the other hand, if the SP reach is not lost (NO in S1801), if the setting condition suggestion flag is not ON (NO in S1802), if the set value is not set high ("4" or "5" or "6") ( If NO in S1804), proceed to step S1806. In step S1806, based on the variation pattern, lottery is performed using a variable effect pattern table for no high setting suggestion effect (not shown). As a result, a variable effect pattern without a high setting suggestive effect is determined, and this processing is finished. For example, when the variation pattern P3 or the variation pattern P13 is selected and the variation effect pattern without the high setting suggestion effect is selected, the SP battle reach is executed through the normal reach.
13.第1形態の効果
以上詳細に説明したように第1形態のパチンコ遊技機PY1によれば、設定変更モード移行操作を行い、電源投入するとすぐに、上述したように設定変更モードに移行し、その設定変更モードにて、例えば電源が遮断される前の設定値から他の設定値に変更可能とする設定の変更操作を行って、設定の確定操作を行うと設定変更モードは終了となり、同時に設定値変更ランプ200が点灯する場合がある(図33(A)参照)。そして、設定値変更ランプ200が点灯された場合に、特別図柄の変動表示が行われた回数が100回に到達すると、点灯中の設定値変更ランプ200が消灯する場合がある(図33(B)参照)。これにより、設定値変更ランプ200が点灯した場合に、特別図柄の変動表示が100回行われるまで、遊技者に設定値変更ランプ200が点灯されていることを確認させて、設定値が変更されたことを把握させることが可能となる。そのため、電源投入がされて設定値が変更されたことを示唆する設定値変更ランプ200によって、遊技者の朝一から遊技を行うパチンコ遊技機への動機付けを与えることが可能となる。
13. Effect of the First Mode As described above in detail, according to the pachinko game machine PY1 of the first mode, the setting change mode transition operation is performed, and immediately after the power is turned on, the setting change mode is transitioned as described above, and the In the setting change mode, for example, if you perform a setting change operation that allows you to change the setting value before the power is cut off to another setting value, and then perform the setting confirmation operation, the setting change mode ends and the setting is made at the same time. The
また第1形態のパチンコ遊技機PY1によれば、電源投入がされて、設定変更モードにて、例えば電源が遮断される前の設定値から他の設定値に変更可能とする設定の変更操作を行い、設定の確定操作が行われて設定変更モードは終了となって設定値変更ランプ200が点灯する場合がある(図33(A)参照)。設定値変更ランプ200が点灯されてから、特別図柄の変動表示が100回行われるまで、設定値変更ランプ200が消灯する場合がないため、それまでに遊技者に設定値変更ランプ200が点灯されていることを把握させることが可能となる。これにより、設定値変更ランプ200が点灯しているか否かを確認させることで、特別図柄の変動表示が100回行われていないパチンコ遊技機で遊技を行うことへの動機付けを持たせることが可能となる。
Further, according to the pachinko game machine PY1 of the first form, when the power is turned on, in the setting change mode, for example, the setting value before the power is cut off can be changed to another setting value. Then, the setting change mode is terminated after the setting confirmation operation is performed, and the setting
仮に設定値変更ランプ200が演出制御用マイコン121によって制御される場合に、開発設計者によって演出制御用マイコン121による演出制御の変更が行われると、設定値変更ランプ200の点灯を行わないように制御される場合がある。ところが、第1形態のパチンコ遊技機PY1によれば、遊技制御用マイコン101によって設定値変更ランプ200が制御されることになるため、開発設計者によって演出制御用マイコン121による演出制御の変更が行われても、設定値が変更されたことを遊技者に示唆すること可能となり、その示唆を遊技者に把握させることが可能となる。
If the set
また第1形態のパチンコ遊技機PY1によれば、設定値「1」よりも数字が大きい設定値に変更されて設定の確定操作が行われた場合の方が、設定値変更ランプ200が点灯する可能性が高くなっている(図33(A)参照)。これにより、設定値変更ランプ200が点灯するか否かで設定値が変更されたことを遊技者に判別させるだけでなく、設定値変更ランプ200が点灯したことで、設定値「1」よりも数字が大きい設定値に設定されているかもしれないと推測させることが可能となる。そのため、設定値変更ランプ200が点灯するか否かだけでなく、設定値変更ランプ200の点灯のし易さによっても、朝一で遊技を行うパチンコ遊技機への動機付けを与えることが可能となる。
Further, according to the pachinko game machine PY1 of the first mode, the setting
また第1形態のパチンコ遊技機PY1によれば、例えば設定値「1」に変更されて設定されている場合よりも、設定値「1」に対応する大当たり当選確率(通常確率状態:約1/300、高確状態:約1/30)よりも高い大当たり当選確率に対応する設定値「2」、設定値「3」、設定値「4」、設定値「5」、又は設定値「6」のうち、いずれの設定値に変更されて設定されている場合のほうが、設定値変更ランプ200が点灯する可能性が高い(図33(A)参照)。これにより、設定値変更ランプ200が点灯しているか否かを確認させて、設定値が変更されて、設定の確定操作が行われたことを遊技者に把握させるだけでなく、設定値変更ランプ200が点灯していることで、大当たり当選確率が高い設定値に変更されたことを遊技者は推測することが可能となる。そのため、6種類の設定値のうち、いずれの設定値が選択されてか否かによって、遊技者に朝一から遊技を行うパチンコ遊技機で遊技を行うことへの動機付けを持たせることが可能となる。
Further, according to the pachinko machine PY1 of the first form, the jackpot winning probability corresponding to the set value "1" (normal probability state: about 1/ 300, high probability state: about 1/30) set value corresponding to the jackpot winning probability higher, set value “3”, set value “4”, set value “5”, or set value “6” Of these, it is more likely that the set
14.変更例
以下、変更例について説明する。なお、変更例の説明において、上記形態のパチンコ遊技機PY1と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。勿論、変更例に係る構成同士を適宜組み合わせて構成してもよい。また、上記形態および下記変更例中の技術的特徴は、本明細書において必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
14. Modifications Modifications will be described below. In the description of the modified example, the same reference numerals are assigned to the same configurations as those of the pachinko game machine PY1 of the above configuration, and the description thereof is omitted. Of course, the configurations according to the modified examples may be combined as appropriate. Moreover, technical features in the above embodiments and modifications below can be deleted as appropriate unless they are described as essential in this specification.
<第1形態の変形例>
上記第1形態では、図33(A)に示す設定値変更ランプ点灯抽選テーブルに基づいて、設定値変更ランプ200を点灯させるか否かの抽選を行った(図41、図42参照)。また図33(B)に示す設定値変更ランプ消灯抽選テーブルに基づいて、点灯中の設定値変更ランプ200を消灯させるか否かの抽選を行った(図48、図49参照)。ここで上記第1形態の設定値変更ランプ点灯抽選テーブルでは、設定されている設定値に応じて設定値変更ランプ200の点灯割合が異なるようになっていた(図33(A)参照)。一方、上記第1形態の設定値変更ランプ消灯抽選テーブルでは、設定されている設定値に限らず、点灯中の設定値変更ランプ200の消灯割合は一定であった(図33(B)参照)。これに対して第1形態の変形例では、図63(A)に示す設定値変更ランプ点灯抽選テーブルのように、設定されている設定値に限らず、設定値変更ランプ200の点灯割合は一定(80%)であっても良い。また上記第1形態の変形例では、図63(B)に示す設定値変更ランプ消灯抽選テーブルでは、設定されている設定値に応じて、点灯中の設定値変更ランプ200の消灯割合が異なっても良い(図63(B)参照)。なお第1形態の変更例では、設定値変更ランプ点灯抽選テーブルと設定値変更ランプ消灯抽選テーブルを変更しているだけであるため、上述した第1形態で説明したフローチャートと同じである。
<Modified example of the first form>
In the first embodiment, a lottery is performed to determine whether or not to light the set
第1形態の変形例では、設定値変更ランプ200設定の確定操作が行われて設定変更モードは終了となると同時に、取得した設定値変更点灯抽選乱数と図63(A)に示す設定値変更ランプ点灯抽選テーブルに基づいて設定値変更ランプ200を点灯するか否かの抽選を行い、設定値変更ランプ200が点灯する場合がある(図42参照)。本形態では、上述した6種類の設定値のうちから、いずれの設定値が設定された場合であっても、設定値変更ランプ200の点灯割合は80%である(図63(A)参照)。
In the modification of the first embodiment, the set
また本形態では、設定の変更操作を行い、設定の確定操作が行われて設定変更モードが終了となり、これに伴って設定値変更ランプ200が点灯し(図63(A)参照)、その後特別図柄の変動表示が開始され、その後特別図柄が停止表示され、特別図柄で大当たり図柄又はハズレ図柄が確定表示された回数が100回に達すると、設定値変更消灯抽選乱数を取得する。そして、取得した設定値変更消灯抽選乱数と図63(B)に示す設定値変更ランプ消灯抽選テーブルに基づいて設定値変更ランプ200を消灯するか否の抽選を行い、設定値変更ランプ200を消灯する場合がある(図49参照)。なお設定値変更消灯抽選乱数は0~99までの範囲で値をとる。本形態では、上述したように設定値の種類が6種類となっており、6種類の設定値のうちから、設定されている設定値に応じて、点灯中の設定値変更ランプ200の消灯割合が異なっている(図63(B)参照)。
Further, in this embodiment, the setting change operation is performed, the setting confirmation operation is performed, and the setting change mode ends. Variation display of patterns is started, special patterns are stopped and displayed after that, and when the number of times of fixed display of a jackpot pattern or a losing pattern in the special patterns reaches 100 times, a set value change extinction lottery random number is acquired. Then, a lottery as to whether or not to turn off the set
具体的には、設定されている設定値が「1」である場合に、取得した設定値変更消灯抽選乱数が「0」から「9」であれば、設定値が変更され、設定の確定操作による設定変更モードの終了に伴って、設定値変更ランプ200が消灯する割合は10%である(図63(B)参照)。次に、設定されている設定値が「2」である場合には、取得した設定値変更消灯抽選乱数が「0」から「19」であれば、設定値が変更され、設定の確定操作による設定変更モードの終了に伴って、設定値変更ランプ200が消灯する割合は20%である(図63(B)参照)。次に、設定されている設定値が「3」である場合には、取得した設定値変更消灯抽選乱数が「0」から「29」であれば、設定値が変更され、設定の確定操作による設定変更モードの終了に伴って、設定値変更ランプ200が消灯する割合は30%である(図63(B)参照)。次に、設定されている設定値が「4」である場合には、取得した設定値変更消灯抽選乱数が「0」から「39」であれば、設定値が変更され、設定の確定操作による設定変更モードの終了に伴って、設定値変更ランプ200が消灯する割合は40%である(図63(B)参照)。次に、設定されている設定値が「5」である場合には、取得した設定値変更消灯抽選乱数が「0」から「49」であれば、設定値が変更され、設定の確定操作による設定変更モードの終了に伴って、設定値変更ランプ200が消灯する割合は50%である(図63(B)参照)。最後に、設定されている設定値が「6」である場合には、取得した設定値変更消灯抽選乱数が「0」から「59」であれば、設定値が変更され、設定の確定操作による設定変更モードの終了に伴って、設定値変更ランプ200が消灯する割合は60%である(図63(B)参照)。
Specifically, when the set value is "1", the set value is changed if the obtained setting value change light-off lottery random number is from "0" to "9", and the setting confirmation operation is performed. With the end of the setting change mode, the rate at which the setting
よって第1形態の変形例では、6種類の設定値(設定値「1」、設定値「2」、設定値「3」、設定値「4」、設定値「5」、設定値「6」)のうち、設定される設定値が、大当たり当選確率が高い設定値であるほど、点灯中の設定値変更ランプ200が消灯する割合が高くなっている(図63(B)参照)。これにより、設定値変更ランプ200が点灯したことで、設定値が変更されたことだけでなく、その後点灯中の設定値変更ランプ200が消灯することで、大当たり当選確率が高い設定値が設定されているかもしれないという遊技者に思わせることが可能となる。そのため、朝一だけでなく、継続して遊技を行うことへの遊技者の遊技を行うことへのモチベーションを高めることが可能となる。
Therefore, in the modification of the first form, six types of setting values (setting value "1", setting value "2", setting value "3", setting value "4", setting value "5", setting value "6" ), the higher the probability of winning the jackpot is, the higher the percentage of the set
上記第1形態の変更例のパチンコ遊技機PY1によれば、図63(A)に示すように、設定値変更ランプ点灯抽選テーブルでは、設定されている設定値が6種類の設定値(設定値「1」、設定値「2」、設定値「3」、設定値「4」、設定値「5」、設定値「6」)のうち、何れの設定値が設定されている場合でも、設定値変更ランプ200を点灯する割合は一定(80%)である。一方、図63(B)に示す設定値変更ランプ消灯抽選テーブルでは、設定されている設定値に応じて、点灯中の設定値変更ランプ200の消灯割合が異なっている(図63(B)参照)。これにより、設定値変更ランプ200が点灯することで、遊技者に設定されている設定値が変更されたことを遊技者に把握させることが可能となる。そして、点灯中の設定値変更ランプ200が消灯する確率によって、特別図柄の変動表示が開始され、その後特別図柄が停止表示されて、特別図柄で大当たり図柄又はハズレ図柄が確定表示された回数が100回に到達したときに、6種類の設定値(設定値「1」、設定値「2」、設定値「3」、設定値「4」、設定値「5」、設定値「6」)のうち、何れの設定値が設定されているか否かを推測することが可能となり、その推測をもとに遊技者に継続して遊技を行うことに動機付けを持たせることが可能となる。
According to the pachinko game machine PY1 of the modified example of the first form, as shown in FIG. "1", set value "2", set value "3", set value "4", set value "5", set value "6") The ratio of lighting the
また第1形態の変形例のパチンコ遊技機PY1によれば、設定値「1」に変更されて設定されている場合よりも、設定値「1」に対応する大当たり当選確率(通常確率状態:約1/300、高確状態:約1/30)よりも高い大当たり当選確率に対応する設定値「2」、設定値「3」、設定値「4」、設定値「5」、又は設定値「6」のうち、いずれの設定値に変更されて設定されている場合のほうが、点灯中の設定値変更ランプ200が消灯する可能性が高い(図33(A)参照)。これにより、設定値変更ランプ200が点灯しているか否かを確認させて、設定値が変更されたかを把握させることが可能となる。さらに、点灯中の設定値変更ランプ200が特別図柄の変動表示が100回に達して消灯するか否かによって、大当たり当選確率が高い設定値に変更されたことを遊技者は判別することが可能となる。そのため、6種類の設定値のうち、いずれの設定値が選択されてか否かによって、遊技者に朝一から遊技を行うパチンコ遊技機で遊技を行うことへの動機付けを持たせることが可能となる。
Further, according to the pachinko machine PY1 of the modified example of the first form, the jackpot winning probability corresponding to the set value "1" (normal probability state: about 1/300, high probability state: about 1/30), the set value corresponding to the jackpot winning probability higher than “2”, the set value “3”, the set value “4”, the set value “5”, or the set value “ 6”, the set
<第2形態>
上記第1形態では、遊技制御用マイコン101により制御されている設定値変更ランプ200によって、設定値が変更されたことを遊技者に示唆可能となっていた(図5、図41、図42参照)。これに対して、第2形態の表示器類8には設定値変更ランプ200を含めないようにしても良い。これにより、遊技制御用マイコン101により制御されている設定値変更ランプ200によって、設定値が変更されたことを遊技者に示唆できない構成にしても良い。しかし、第2形態では、設定値変更ランプ200に代えて、画像表示装置50の表示画面50aにて実行される設定値変更示唆演出(示唆報知)によって、遊技者に設定値が変更されたことを示唆する構成としても良い(図64(A)、図65(A)参照)。そして、画像表示装置50の表示画面50aにて設定値変更示唆演出が実行されてから、変動演出が100回(所定回数)行われると、即ち特別図柄の変動表示が開始されて特別図柄が停止表示された回数が100に到達すると(所定の終了条件)、設定値変更示唆演出の実行が終了することが可能となっている(図64(B)、図65(C)参照)。なお画像表示装置50が「示唆報知手段」に相当する。
<Second form>
In the first form, it is possible to indicate to the player that the set value has been changed by the set
図64から図68を用いて第2形態について説明する。上記第2形態では、上述した第1形態及び上述した第1形態の変形例と同様に、設定変更モード移行操作を行い、電源投入するとすぐに、設定変更モードに移行し、その設定変更モードにて、設定変更モードにてRAMクリアスイッチ191がONされて、設定の確定操作が行われると設定変更モードは終了となる。これに伴って、演出制御用マイコン121は、遊技制御用マイコン101が図41に示すステップS039にて送信した設定モード終了コマンドを受信すると、表示画面50aにて設定値変更示唆演出を実行する場合がある(図64(A)参照)。
A second embodiment will be described with reference to FIGS. 64 to 68. FIG. In the second embodiment, as in the first embodiment and the modified example of the first embodiment, the setting change mode transition operation is performed, and immediately after the power is turned on, the setting change mode is entered, and the setting change mode is entered. Then, when the RAM
次に設定値変更示唆演出について説明する。第2形態では、設定変更モードにてRAMクリアスイッチ191がONされて、設定の確定操作が行われて設定変更モードが終了となり、演出制御用マイコン121は、図41に示すステップS036にて送信された設定値変更コマンドを受信し、且つ図41に示すステップS039にて送信された設定モード終了コマンドを受信した場合には、設定値変更示唆演出開始抽選乱数を取得する。そして、演出制御用マイコン121は、取得した設定値変更示唆演出開始抽選乱数と図64(A)に示す設定値変更示唆演出開始抽選テーブルに基づいて設定値変更示唆演出の実行を開始するか否かの抽選を行い、その抽選に当選した場合には、設定値変更示唆演出を実行する(図68参照)。なお設定値変更示唆演出開始抽選乱数は0~99までの範囲で値をとる。本形態では、上述したように設定値の種類が6種類となっており、6種類の設定値のうちから、設定されている設定値に応じて設定値変更示唆演出の実行が開始される割合が異なっている(図64(A)参照)。
Next, the setting value change suggestion effect will be described. In the second form, the RAM
設定されている設定値が「1」である場合に、取得した設定値変更示唆演出開始抽選乱数が「0」から「9」であれば、設定値が変更され、設定の確定操作による設定変更モードの終了に伴って、設定値変更示唆演出の実行が開始する割合は10%である(図64(A)参照)。次に、設定されている設定値が「2」である場合に、取得した設定値変更示唆演出開始抽選乱数が「0」から「19」であれば、設定値が変更され、設定の確定操作による設定変更モードの終了に伴って、設定値変更示唆演出の実行が開始する割合は20%である(図64(A)参照)。次に、設定されている設定値が「3」である場合に、取得した設定値変更示唆演出開始抽選乱数が「0」から「29」であれば、設定値が変更され、設定の確定操作による設定変更モードの終了に伴って、設定値変更示唆演出の実行が開始する割合は30%である(図64(A)参照)。次に、設定されている設定値が「4」である場合に、取得した設定値変更示唆演出開始抽選乱数が「0」から「39」であれば、設定値が変更され、設定の確定操作による設定変更モードの終了に伴って、設定値変更示唆演出の実行が開始する割合は40%である(図64(A)参照)。次に、設定されている設定値が「5」である場合に、取得した設定値変更示唆演出開始抽選乱数が「0」から「49」であれば、設定値が変更され、設定の確定操作による設定変更モードの終了に伴って、設定値変更示唆演出の実行が開始する割合は50%である(図64(A)参照)。最後に、設定されている設定値が「6」である場合に、取得した設定値変更示唆演出開始抽選乱数が「0」から「59」であれば、設定値が変更され、設定の確定操作による設定変更モードの終了に伴って、設定値変更示唆演出の実行が開始する割合は60%である(図64(A)参照)。 When the set value is "1", the set value is changed if the acquired setting value change suggestion effect start lottery random number is from "0" to "9", and the setting is changed by the setting confirmation operation. With the end of the mode, the rate at which execution of the setting value change suggesting effect starts is 10% (see FIG. 64(A)). Next, when the set value is "2", if the obtained set value change suggestion effect start lottery random number is from "0" to "19", the set value is changed, and the setting confirmation operation is performed. With the end of the setting change mode by , the ratio of starting the execution of the setting value change suggestion effect is 20% (see FIG. 64(A)). Next, when the set value is "3", if the obtained set value change suggestion effect start lottery random number is from "0" to "29", the set value is changed, and the setting confirmation operation is performed. With the end of the setting change mode by , the ratio of starting execution of the setting value change suggestion effect is 30% (see FIG. 64(A)). Next, when the set value is "4", if the obtained set value change suggestion effect start lottery random number is from "0" to "39", the set value is changed, and the setting confirmation operation is performed. With the end of the setting change mode by , the ratio of starting execution of the setting value change suggestion effect is 40% (see FIG. 64(A)). Next, when the set value is "5", if the obtained set value change suggestion effect start lottery random number is from "0" to "49", the set value is changed, and the setting confirmation operation is performed. With the end of the setting change mode by , the ratio of starting execution of the setting value change suggestion effect is 50% (see FIG. 64(A)). Finally, when the set value is "6", if the acquired set value change suggestion effect start lottery random number is from "0" to "59", the set value is changed and the setting confirmation operation is performed. With the end of the setting change mode by , the ratio of starting execution of the setting value change suggestion effect is 60% (see FIG. 64(A)).
よって第2形態では、6種類の設定値(設定値「1」、設定値「2」、設定値「3」、設定値「4」、設定値「5」、設定値「6」)のうち、設定される設定値が、大当たり当選確率が高い設定値であるほど、表示画面50aにて設定値変更示唆演出の実行が開始される割合が高くなっている(図64(A)参照)。これにより、表示画面50aにて設定値変更示唆演出が実行されたことで、設定値が変更されたことだけでなく、大当たり当選確率が高い設定値が設定されているかもしれないという推測を遊技者にさせることが可能となる。そのため、遊技者に朝一にそのパチンコ遊技機PY1で遊技を行うことへのモチベーションを高めることが可能となる。
Therefore, in the second form, among the six types of set values (set value "1", set value "2", set value "3", set value "4", set value "5", set value "6") , the higher the probability of winning the jackpot, the higher the set value, the higher the rate at which the execution of the setting value change suggestion effect is started on the
また本形態では、設定値変更示唆演出の実行が開始され(図64(A)参照)、その後変動演出が実行された回数が100回に達すると同時に、設定値変更示唆演出終了抽選乱数を取得する。そして、取得した設定値変更示唆演出終了抽選乱数と図64(B)に示す設定値変更示唆演出終了抽選テーブルに基づいて、設定値変更示唆演出の実行を終了するか否かの抽選を行い、その抽選にて当選した場合には設定値変更示唆演出の実行を終了する(図67参照)。なお設定値変更示唆演出終了抽選乱数は0~99までの範囲で値をとる。本形態では、上述した6種類の設定値のうちから、いずれの設定値が設定された場合であっても、設定値変更示唆演出の実行を終了する割合は80%である(図64(B)参照)。また設定値変更示唆演出の実行が終了とならない場合には、再度変動演出が100回行われると、即ち特別図柄の変動表示が開始されて特別図柄が停止表示された回数が100回に達すると、設定値変更示唆演出の実行を終了するか否かの抽選が再度行われる。そして、その抽選で80%の割合で当選することが可能となっており、仮に当選した場合には設定値変更示唆演出の実行が終了となる。
Also, in this embodiment, execution of the set value change suggestive effect is started (see FIG. 64(A)), and at the same time that the number of times the variable effect is executed reaches 100 times, the set value change suggestive effect end lottery random number is acquired. do. Then, based on the obtained set value change suggestion effect end lottery random number and the set value change suggestion effect end lottery table shown in FIG. If the player wins the lottery, the execution of the setting value change suggesting effect is terminated (see FIG. 67). Incidentally, the setting value change suggestion effect end lottery random number takes a value in the range of 0-99. In this embodiment, regardless of which set value is set from among the six types of set values described above, the rate of ending execution of the set value change suggestion effect is 80% (Fig. 64 (B )reference). Further, when the execution of the setting value change suggesting performance is not completed, when the variable performance is performed again 100 times, that is, when the number of times the variable display of the special symbols is started and the special symbols are stop-displayed
次に図65を用いて、設定値変更示唆演出について説明する。図65に示す演出例では、表示画面50aに設定値変更示唆演出の実行が開始され、変動演出の回数が100回に達すると、表示画面50aにて実行されている設定値変更示唆演出が終了することを前提とする。第2形態における変動演出カウンタとは、設定値変更示唆演出の実行が開始されてからの変動演出が行われた回数をカウントするためのカウンタのことである。なお変動演出カウンタの初期値は、「0」である。
Next, with reference to FIG. 65, the setting value change suggestion effect will be described. In the production example shown in FIG. 65, the execution of the set value change suggestive effect is started on the
図65(A)に示すように表示画面50a上では、左演出図柄EZ1が第4演出図柄EZdで停止し、中演出図柄EZ2が第5演出図柄EZeで停止し、右演出図柄EZ3が第7演出図柄EZgで停止している。なお図65(A)が表示画面50aにて表示されている場合は、変動演出カウンタの値は0であり、即ち設定値変更示唆演出の実行が開始されてからの変動演出が行われた回数は0である。また図65(A)に示すように、表示画面50aに昼を示す昼背景画像Haが表示される。そのため、昼背景画像Haを見た遊技者に対して、低確非時短状態(通常遊技状態)に制御されていると認識させることが可能である。また表示画面50aの左下方にて設定値変更示唆演出が実行される。設定値変更示唆演出が実行される場合、図65(A)に示すように表示画面50aにて、遊技者に設定値が変更され、その変更された設定値で確定されたことを示唆可能な設定値変更示唆画像SSが表示される。図65(A)に示すように表示画面50aにて設定値変更示唆画像SSを表示することで、遊技者に設定値が変更され、その変更された設定値で確定されたことを把握させることが可能となる。
As shown in FIG. 65(A), on the
その後、99回の変動演出が行われて変動演出カウンタの値が99になると、図65(B)に示す演出が表示画面50aに表示される。図65(B)に示すように、演出図柄EZ(左演出図柄EZ1、中演出図柄EZ2、右演出図柄EZ3)が変動されている。表示画面50aの左下方にて、設定値変更示唆画像SSが表示されている。
After that, when the value of the variable effect counter reaches 99 after 99 times of variable effects are performed, the effect shown in FIG. 65(B) is displayed on the
そして、特別図柄の抽選結果がハズレである場合には、図65(C)に示すように、左演出図柄EZ1では第4演出図柄EZdで停止し、中演出図柄EZ2が第5演出図柄EZeで停止し、右演出図柄EZ3が第7演出図柄EZgで停止している。そして、設定値変更示唆演出が実行されてから変動演出が行われた回数が100回に到達した場合(変動演出カウンタの値が100)、即ち特別図柄の変動表示が行われた回数が100回に到達した場合には、図65(C)に示すように設定値変更示唆演出の実行が終了となる。これに伴い、図65(C)に示すように表示画面50aの左下方から設定値変更示唆画像SSが消去されている。
Then, when the lottery result of the special symbol is a loss, as shown in FIG. 65(C), the left effect symbol EZ1 is stopped at the fourth effect symbol EZd, and the middle effect symbol EZ2 is stopped at the fifth effect symbol EZe. The right performance symbol EZ3 is stopped at the seventh performance symbol EZg. Then, when the number of times the variable performance is performed after the set value change suggestion performance is executed reaches 100 times (the value of the variable performance counter is 100), that is, the number of times the variable display of the special symbol is performed is 100 times. , the execution of the setting value change suggestion effect is terminated as shown in FIG. 65(C). Along with this, as shown in FIG. 65(C), the set value change suggestion image SS is deleted from the lower left of the
従来、大当たり当選確率が異なる複数の設定値のうちから、何れかの設定値を設定可能な遊技機として、スロットマシン(回胴式遊技機、パチスロ遊技機)が知られている。従来のスロットマシンには、1回転目にリールのブレがあるか否かによって、単に電源投入された場合なのか、又は電源投入されて、設定値が変更された場合なのかを判別可能なものも存在した。これにより、1回転目のリールのブレによって設定値が変更されたことを把握できれば、遊技者にとって有利な設定値に変更されたかもしれないという推測して、朝一で遊技を行うスロットマシンの動機付けとなる。 2. Description of the Related Art Conventionally, a slot machine (rotary drum type game machine, pachislot game machine) is known as a game machine in which one of a plurality of set values with different jackpot winning probabilities can be set. A conventional slot machine is capable of determining whether the power is simply turned on or the setting value is changed after the power is turned on, depending on whether or not reels are shaken in the first rotation. also existed. As a result, if it is possible to grasp that the setting value has been changed due to the shake of the reel in the first rotation, it is assumed that the setting value may have been changed to an advantageous setting value for the player. Attached.
一方で、従来のパチンコ遊技機には、電源投入に基づいて高確率期待度を示すステージが抽選され、選択されたステージが画像表示装置の表示画面に表示する構成となっているものがある。この構成により、画像表示装置の表示画面に表示されるステージを確認することで、遊技者は朝一から高確率状態で遊技を行うことができるといった遊技機への動機付けを持たせることが可能であった。 On the other hand, some conventional pachinko game machines have a configuration in which a stage showing a high degree of expectation is drawn by lottery based on power-on, and the selected stage is displayed on the display screen of the image display device. With this configuration, by confirming the stage displayed on the display screen of the image display device, it is possible to motivate the player to play the game machine with a high probability from early in the morning. there were.
ところが、大当たり当選確率が異なる複数の設定値のうちから、何れかの設定値を設定可能なパチンコ遊技機において、単に電源投入された場合なのか、又は電源投入されて、設定値が変更された場合なのか見た目上の差が無いと考えられる。そのため、スロットマシンと比較すると、遊技者にとって有利な設定値に変更されたかもしれないという推測して、開店して朝一から遊技を行う動機付けに乏しい。また遊技店が開店して朝一から高確率状態で遊技を行うことが可能かもしれないという動機付けではなく、遊技者にとって有利な設定値に変更されたかもしれないという推測して回転して朝一で遊技を行うことが可能となるという動機付けを遊技者に持たせることが可能であると考えられる。 However, in a pachinko game machine in which one of a plurality of set values with different jackpot winning probabilities can be set, the power is simply turned on, or the set value is changed when the power is turned on. It is considered that there is no difference in appearance whether it is a case or not. Therefore, compared to the slot machine, there is little motivation to play games from the first thing in the morning after opening the store, presuming that the set values may have been changed to be more advantageous for the player. In addition, it is not motivated by the fact that it may be possible to play a game in a high probability state from the beginning of the morning after the amusement hall opens, but by guessing that the setting value may have been changed to an advantageous setting value for the player. It is thought that it is possible to motivate the player to play the game with.
そこで第2形態のパチンコ遊技機PY1では、設定変更モード移行操作を行い、電源投入するとすぐに、設定変更モードに移行し、その設定変更モードにて、例えば電源が遮断される前の設定値から他の設定値に変更可能とする設定の変更操作を行い、設定の確定操作が行われて設定変更モードは終了となると同時に、表示画面50aに設定値変更示唆演出が実行される場合がある(図64(A)参照)。これにより、遊技者は朝一で遊技を始める前に設定値が変更されたか否かを判別して、遊技を行うことが可能となる。そのため、高確率状態であることを遊技者に示唆するといった方法ではなく、電源投入され、設定値が変更された場合なのかを遊技者に示唆するという新たな方法によって、パチンコ遊技機で遊技を行うためのモチベーションを高めることが可能となる。
Therefore, in the pachinko game machine PY1 of the second form, the setting change mode transition operation is performed, and immediately after the power is turned on, the setting change mode is transitioned, and in the setting change mode, for example, the setting value before the power is cut off. At the same time that the setting change operation is performed to allow the setting value to be changed to another setting value, the setting change operation is performed, and the setting change mode ends, a setting value change suggestion effect may be executed on the
また第2形態のパチンコ遊技機PY1によれば、設定値変更ランプ200が点灯し、変動演出が行われた回数が100回、即ち特別図柄の変動表示が行われた回数が100回に到達すると、80%の割合で実行されている設定値変更示唆演出が終了となる(図64(B)参照)。これにより、表示画面50aに設定値変更示唆演出が実行されて、特別図柄の変動表示が行われた回数が100回に到達するため、朝一から遊技を行う遊技者のみが獲得可能な情報となる。そのため、朝一に表示画面50aに設定値変更示唆演出が実行されているかことを把握して遊技を行うことが可能となり、大当たり当選確率が高い設定値に設定変更されたかもしれないと推測しながら、遊技を行うことが可能となる。こうして、遊技店が開店してからのパチンコ遊技機の稼働に貢献することが可能となる。
Further, according to the pachinko game machine PY1 of the second form, when the set
例えば、電源投入に基づいて高確率期待度を示すステージが抽選され、選択されたステージが画像表示装置の表示画面に表示する構成とした場合、画像表示装置の表示画面に表示されるステージを確認することで、遊技者は朝一から高確率状態で遊技を行うことができるといったモチベーションを高めることが可能であった。これにより、遊技者は朝一から高確率状態にて特別図柄の抽選を行うことが可能となり、比較的早く特別図柄の抽選にて大当たり当選することが可能となる。しかしその後、遊技を進めていき、通常遊技状態(低確率状態且つ非時短状態)に戻った場合、遊技者が継続してそのパチンコ遊技機で遊技を行うか否かにはわからない。そのため、電源投入に基づいて高確率期待度を報知する構成では、朝一での動機付けを与えることが可能だが、通常遊技状態に戻ってからのモチベーションを維持させることが困難であった。しかしながら、本形態のパチンコ遊技機PY1では、電源投入され、設定値が変更されたことを表示画面50aに設定値変更示唆演出によって遊技者に判別させることが可能となる。これにより、大当たり当選確率が高い設定値が設定されているかもしれないと推測させて、朝一から遊技を行うことへのモチベーションを高めるだけでなく、高確率状態又は通常遊技状態といった遊技状態にかかわらず、継続してパチンコ遊技機で遊技を行うことへの動機付けを持たせることが可能となる。これにより、従来の遊技店によるパチンコ遊技機(例えば、電源投入に基づいて高確率期待度を報知するパチンコ遊技機など)を用いた営業手法だけでなく、設定値を変更可能で、設定値が変更されたことを示唆するパチンコ遊技機を用いた新たな営業手法を作り出すことが可能となるため、遊技店によるパチンコ遊技機を用いた営業手法を多様化させることが可能となる。
For example, when a stage showing a high probability of expectation is drawn based on power-on, and the selected stage is displayed on the display screen of the image display device, the stage displayed on the display screen of the image display device is confirmed. By doing so, it was possible to increase the motivation of the player to play the game in a high-probability state from the very first morning. As a result, the player can draw a lottery for special symbols in a high probability state from the first in the morning, and can win a jackpot in the lottery for special symbols relatively early. However, after that, when the game progresses and returns to the normal game state (low probability state and non-time saving state), it is unknown whether the player will continue to play the game with the pachinko game machine. Therefore, in a configuration in which high-probability expectations are notified based on power-on, it is possible to provide motivation in the early morning, but it is difficult to maintain motivation after returning to the normal game state. However, in the pachinko game machine PY1 of this embodiment, it is possible for the player to determine that the power has been turned on and that the setting values have been changed by the setting value change suggesting effect on the
[受信コマンド解析処理]図66に示す第2形態の受信コマンド解析処理(S1301)のステップS1404の変動演出終了処理は、図58に示す第1形態の受信コマンド解析処理(S4301)のステップS1404の変動演出終了処理とは異なる処理となっている。また図66に示す第2形態の受信コマンド解析処理(S1301)は、図58に示す第1形態の受信コマンド解析処理(S1301)と比べて、ステップS1419の設定値変更示唆演出処理が新たに追加されて設けられている。上述した二つの点以外は、第1形態の受信コマンド解析処理(S1301)と第2形態の受信コマンド解析処理(S1301)は同じである。 [Received Command Analysis Processing] The variation effect end processing in step S1404 of the received command analysis processing (S1301) of the second form shown in FIG. It is a process different from the end process of the fluctuation effect. In addition, compared with the received command analysis processing (S1301) of the first type shown in FIG. 58, the second type received command analysis processing (S1301) shown in FIG. It is provided. The received command analysis process (S1301) of the first form and the received command analysis process (S1301) of the second form are the same except for the above two points.
[変動演出終了処理]図67に示す第2形態の変動演出終了処理(S1404)について説明する。変動演出終了処理(S1404)において、第2形態の演出制御用マイコン121は、変動停止コマンドを解析し(S2001)、その解析結果に基づいて、実行中の変動演出を終了させるための変動演出終了コマンドを演出用RAM124の出力バッファにセットして(S2002)、ステップS2003に進む。変動演出終了コマンドが画像制御基板140に送信されると、画像制御基板140の画像用CPU141は、変動演出を終了させる。これにより、表示画面50aに変動表示(例えば上下に揺れるように表示)されていた演出図柄EZ(左演出図柄EZ1、中演出図柄EZ2、右演出図柄EZ3)は、確定的に停止表示されることとなる(揺れることなく止まって表示されることとなる)。
[Variation effect end processing] The second type variation effect end processing (S1404) shown in Fig. 67 will be described. In the fluctuation production end processing (S1404), the production control microcomputer 121 of the second form analyzes the fluctuation stop command (S2001), and based on the analysis result, ends the fluctuation production for ending the fluctuation production being executed. The command is set in the output buffer of the effect RAM 124 (S2002), and the process proceeds to step S2003. When the variable effect end command is transmitted to the image control board 140, the image CPU 141 of the image control board 140 ends the variable effect. As a result, the performance symbols EZ (the left performance symbol EZ1, the middle performance symbol EZ2, and the right performance symbol EZ3) that have been variably displayed on the
続いて、ステップS2003にて、演出制御用マイコン121は、設定値変更示唆演出フラグがONであるか否かを判定する(S2003)。ここで設定値変更示唆演出フラグとは、後述する設定値変更示唆演出開始処理にて、設定値変更示唆演出の実行が開始された場合にONとなるものであり、設定値変更示唆演出が実行されていることを示すフラグのことである。設定値変更示唆演出フラグがONである場合には(S2003でYES)、変動演出カウンタの値を1加算し(S2004)、変動演出カウンタの値が100であるか否かを判定する(S2005)。またステップS2003にて、設定値変更示唆演出フラグがOFFである場合には(S2003でNO)、そのまま本処理を終了し、図66のステップS1405に進む。 Subsequently, in step S2003, the effect control microcomputer 121 determines whether or not the setting value change suggestion effect flag is ON (S2003). Here, the setting value change suggesting effect flag is turned ON when execution of the set value change suggesting effect is started in the set value change suggesting effect start processing described later, and the set value change suggesting effect is executed. A flag that indicates that When the set value change suggestion effect flag is ON (YES in S2003), 1 is added to the value of the variable effect counter (S2004), and it is determined whether or not the value of the variable effect counter is 100 (S2005). . Also, in step S2003, if the set value change suggesting effect flag is OFF (NO in S2003), this process is terminated as it is, and the process proceeds to step S1405 in FIG.
ステップS2005にて変動演出カウンタの値が100である場合には(S2005でYES)、変動演出カウンタの値をリセットして(S2006)、設定値変更示唆演出終了抽選乱数を取得する(S2007)。続いて、ステップS2007で取得した設定値変更示唆演出終了抽選乱数と、図64(B)に示す設定値変更示唆演出終了テーブルに基づいて、ステップS2008にて、設定値変更示唆演出の実行を終了するか否かを抽選する(S2008)。 When the value of the variable effect counter is 100 in step S2005 (YES in S2005), the value of the variable effect counter is reset (S2006), and the setting value change suggestion effect end lottery random number is obtained (S2007). Subsequently, in step S2008, the execution of the setting value change suggesting effect is terminated based on the set value change suggesting effect end lottery random number acquired in step S2007 and the set value change suggesting effect end table shown in FIG. 64(B). A lottery is made as to whether or not to do so (S2008).
その後、ステップS2008での抽選結果に基づいて設定値変更示唆演出を終了するか否かを判定し(S2009)、設定値変更示唆演出を終了する場合には(S2009でYES)、演出制御用マイコン121は、実行中の設定値変更示唆演出を終了させるための設定値変更示唆演出終了コマンドを演出用RAM124の出力バッファにセットし(S2010)、設定値変更示唆演出フラグをOFFにし(S2011)、本処理を終了し、図58のステップS1405に進む。演出制御用マイコン121は、実行中の設定値変更示唆演出を終了させるための設定値変更示唆演出終了コマンドを演出用RAM124の出力バッファにセットされることで(S2011)、設定値変更示唆演出終了コマンドを受信した画像制御基板140の画像用CPU141は、表示画面50aにおける設定値変更示唆画像SSの表示を終了する。これにより、遊技者に変動演出が100回行われたことに基づいて、設定値変更示唆演出の実行が終了となったことを把握させることが可能となる。
After that, based on the lottery result in step S2008, it is determined whether or not to end the set value change suggesting effect (S2009), and if the set value change suggesting effect is to end (YES in S2009), the effect control microcomputer 121 sets a set value change suggestion effect end command for ending the set value change suggestion effect being executed in the output buffer of the effect RAM 124 (S2010), turns off the set value change suggestion effect flag (S2011), This processing ends, and the process advances to step S1405 in FIG. The effect control microcomputer 121 sets a set value change suggestion effect end command for ending the set value change suggestion effect being executed in the output buffer of the effect RAM 124 (S2011), thereby ending the set value change suggestion effect. The image CPU 141 of the image control board 140 that has received the command terminates the display of the setting value change suggestion image SS on the
[設定値変更示唆演出開始処理]図68に示す第2形態の設定値変更示唆演出開始処理において、演出制御用マイコン121は、設定値が変更されたか、即ち設定値変更コマンドを受信したか否かを判定する(S2101)。設定値が変更された場合には(S2101でYES)、設定値変更示唆演出開始抽選乱数を取得し(S2102)、設定値フラグ125の現在設定されている設定値の情報と、ステップS2102で取得した設定値変更示唆演出開始抽選乱数と図64(A)に示す設定値変更示唆演出開始テーブルに基づいて、設定値変更示唆演出の実行を開始するか否かの抽選を行う(S2103)。そして、ステップS2103の抽選結果に基づいて、設定値変更示唆演出の実行を開始するか否かを判定する(S2104)。またステップS2101にて、設定値が変更されていない、即ち設定値変更コマンドを受信していない場合には(S2101でNO)、本処理を終えて、図59のステップS1420に進む。
[Set Value Change Suggestion Effect Start Processing] In the second form of set value change suggestion effect start processing shown in FIG. (S2101). If the setting value is changed (YES in S2101), the setting value change suggestion effect start lottery random number is acquired (S2102), and the information of the setting value currently set in the setting
ステップS2104にて、設定値変更示唆演出の実行を開始する場合には(S2104でYES)、演出制御用マイコン121は、設定値変更示唆演出の実行を開始させるための設定値変更示唆演出開始コマンドを演出用RAM124の出力バッファにセットし(S2105)、設定値変更示唆演出フラグをONにし(S2106)、本処理を終了し、図59のステップS1420に進む。演出制御用マイコン121は、設定値変更示唆演出の実行を開始させるための設定値変更示唆演出開始コマンドが演出用RAM124の出力バッファにセットされることで(S2105)、設定値変更示唆演出開始コマンドを受信した画像制御基板140の画像用CPU141は、表示画面50aにて設定値変更示唆画像SSの表示を開始する。これにより、遊技者に設定値が変更されたことを把握させることが可能となる。またステップS2104にて、設定値変更示唆演出の実行を開始しない場合には(S2104でNO)、そのまま本処理を終えて、図59のステップS1420に進む。
At step S2104, if the execution of the setting value change suggesting effect is to be started (YES in S2104), the effect control microcomputer 121 issues a set value change suggesting effect start command for starting the execution of the setting value change suggesting effect. is set in the output buffer of the effect RAM 124 (S2105), the set value change suggesting effect flag is turned ON (S2106), the process ends, and the process proceeds to step S1420 in FIG. The effect control microcomputer 121 sets a set value change suggestion effect start command for starting execution of the set value change suggestion effect to the output buffer of the effect RAM 124 (S2105), and the set value change suggestion effect start command , the image CPU 141 of the image control board 140 starts displaying the set value change suggestion image SS on the
第2形態のパチンコ遊技機PY1では、6種類の設定値ごとに当選値を遊技用ROM103にそれぞれ記憶されていたり、設定値に関する処理が追加されたことで、遊技制御用マイコン101に負荷が掛かっている。そのため、上記第1形態のように、設定値が変更されたことを遊技制御用マイコン101により制御される設定値変更ランプ200などで示唆する構成にすると、より遊技制御用マイコン101に負荷が掛かることになる。そこで、第2形態のパチンコ遊技機PY1によれば、電源投入され、設定変更モードにて設定値が変更された場合には、演出制御用マイコン121により制御されて、表示画面50aに設定値変更示唆演出が実行される。これにより、遊技制御用マイコン101への負荷を抑制しつつ、遊技者に表示画面50aに設定値変更示唆演出によって、設定値が変更されたこと示唆することが可能となる。
In the pachinko game machine PY1 of the second mode, the winning value is stored in the
<第2形態の効果>
以上詳細に説明したように第2形態のパチンコ遊技機PY1によれば、設定変更モード移行操作を行い、電源投入するとすぐに、上述したように設定変更モードに移行し、その設定変更モードにて、例えば電源が遮断される前の設定値から他の設定値に変更可能とする設定の変更操作を行い、設定の確定操作が行われて設定変更モードは終了になる。これに伴って、表示画面50aにて設定値変更示唆演出が実行される場合がある(図64(A)参照)。設定値変更示唆演出が実行されている場合に、設定値変更示唆演出の実行開始から変動演出が行われた回数、即ち特別図柄の変動表示が行われた回数が100回に到達すると、設定値変更示唆演出の実行を終了する場合がある(図64(B)参照)。これにより、電源投入がされて、設定変更モードにて、例えば電源が遮断される前の設定値から他の設定値に変更可能とする設定の変更操作を行い、設定の確定操作が行われて設定変更モードは終了となると、設定値変更示唆演出が実行されて、表示画面50aに設定値変更示唆画像SSが表示される。そして変動演出の実行回数が100回に達すると、表示画面50aでの設定値変更示唆演出の実行が終了するまで、表示画面50aにて表示される設定値変更示唆画像SSを確認させて、遊技者に設定値が変更されたことを把握させることが可能となる。そのため、電源投入がされて設定値が変更されたことを示唆する設定値変更示唆演出によって、遊技者の朝一から遊技を行うパチンコ遊技機への動機付けを与えることが可能となる。
<Effect of the second form>
As explained in detail above, according to the pachinko game machine PY1 of the second form, as soon as the setting change mode transition operation is performed and the power is turned on, the setting change mode is transitioned as described above, and in the setting change mode For example, a setting change operation is performed so that the setting value before the power is cut off can be changed to another setting value, the setting is confirmed, and the setting change mode ends. Along with this, there is a case where a setting value change suggesting effect is executed on the
また第2形態のパチンコ遊技機PY1によれば、電源投入がされて、設定変更モードにて、例えば電源が遮断される前の設定値から他の設定値に変更可能とする設定の変更操作を行い、設定の確定操作が行われて設定変更モードは終了となり、表示画面50aにて設定値変更示唆演出が実行される場合がある(図64(A)参照)。設定値変更示唆演出が実行されてから、変動演出の実行回数、即ち特別図柄の変動表示が100回行われるまで、設定値変更示唆演出の実行が終了する場合がないため、遊技者に設定値変更示唆演出を確認させることが可能となる。これにより、遊技者に表示画面50aにて設定値変更示唆演出が実行されているか否かを確認させることで、特別図柄の変動表示が100回行われていないパチンコ遊技機での遊技を行うことへのモチベーションを高めることが可能となる。
Further, according to the pachinko game machine PY1 of the second form, when the power is turned on, in the setting change mode, for example, the setting value can be changed from the setting value before the power is cut off to another setting value. Then, the setting change mode is terminated after the setting confirmation operation is performed, and the setting value change suggestion effect may be executed on the
上記第2形態では、設定変更モード移行操作を行い、電源投入するとすぐに、上述したように設定変更モードに移行し、その設定変更モードにて、例えば電源が遮断される前の設定値から他の設定値に変更可能とする設定の変更操作を行い、設定の確定操作が行われると、遊技制御用マイコン101により制御された設定値変更ランプ200ではなく、演出制御用マイコン121により制御されて、表示画面50aにて設定値変更示唆演出が実行される場合がある。これにより、遊技制御用マイコン101への負荷を抑制しつつ、設定値が変更されたことを遊技者に示唆して、遊技者に判別させることが可能となる。
In the second embodiment, the setting change mode transition operation is performed, and immediately after the power is turned on, the setting change mode is transitioned to as described above, and in the setting change mode, for example, the setting value before the power is cut off is changed to another value. When the setting change operation is performed so that the setting value can be changed, and the setting confirmation operation is performed, the setting
また第2形態のパチンコ遊技機PY1によれば、設定値「1」よりも値が大きい設定値に変更されて設定の確定操作が行われた場合の方が、表示画面50aにて設定値変更示唆演出が実行される可能性が高い(図64(A)参照)。これにより、表示画面50aにて設定値変更示唆演出が実行されたか否かによって、設定値が変更されたことを遊技者に判別させるだけでなく、遊技者にとって有利な設定値が設定されているかもしれないと推測させることが可能となる。そのため、設定値変更ランプ200が点灯するか否かだけでなく、設定値変更ランプ200の点灯のし易さによっても、朝一からパチンコ遊技機PY1で遊技を行うことへのモチベーションを高めることが可能となる。
Further, according to the pachinko game machine PY1 of the second mode, when the set value is changed to a value larger than the set value "1" and the setting confirmation operation is performed, the set value is changed on the
また第2形態のパチンコ遊技機PY1によれば、例えば、設定値「1」に変更されて設定されている場合よりも、設定値「1」に対応する大当たり当選確率(通常確率状態:約1/300、高確状態:約1/30)よりも高い大当たり当選確率に対応する設定値「2」、設定値「3」、設定値「4」、設定値「5」、又は設定値「6」のうち、いずれの設定値に変更されて設定されている場合のほうが(図16参照)、表示画面50aにて設定値変更示唆演出が実行される可能性が高い(図64(A)参照)。これにより、表示画面50aにて設定値変更示唆演出が実行されるか否かを確認させて、設定値が変更されて、設定の確定操作が行われたことを遊技者に把握させるだけでなく、設定値変更示唆演出が実行されることで、大当たり当選確率が高い設定値に変更された可能性が高いことを遊技者は判別することが可能となる。そのため、6種類の設定値のうち、いずれの設定値が選択されてか否かによって、朝一からパチンコ遊技機PY1で遊技を行うことへのモチベーションをより高めることが可能となる。
Further, according to the pachinko game machine PY1 of the second form, for example, the jackpot winning probability corresponding to the set value "1" (normal probability state: about 1 /300, high probability state: about 1/30) set value corresponding to a higher jackpot winning probability, set value “3”, set value “4”, set value “5”, or set value “6 , there is a higher possibility that the setting value change suggesting effect will be executed on the
<第2形態の変形例>
上記第2形態では、図64(A)に示す設定値変更示唆演出開始テーブルに基づいて、設定値変更示唆演出を実行させるか否かの抽選を行った(図66、図68参照)。また図64(B)に示す設定値変更示唆演出終了テーブルに基づいて、設定値変更示唆演出の実行を終了させるか否かの抽選を行った(図66、図67参照)。ここで上記第2形態の設定値変更示唆演出開始テーブルでは、設定されている設定値に応じて設定値変更示唆演出の実行を開始する割合が異なるようになっていた(図64(A)参照)。一方、上記第2形態の設定値変更示唆演出終了テーブルでは、設定されている設定値に限らず、設定値変更示唆演出の実行を終了する割合は一定であった(図64(B)参照)。これに対して第2形態の変形例では、図69(A)に示す設定値変更示唆演出開始テーブルのように、設定されている設定値に限らず、設定値変更示唆演出を実行する割合は一定(80%)であっても良い。また上記第2形態の変形例では、図69(B)に示す設定値変更示唆演出終了テーブルのように、設定されている設定値に応じて、設定値変更示唆演出の実行を終了する割合が異なっても良い。なお第2形態の変更例では、設定値変更示唆演出開始テーブルと設定値変更示唆演出終了テーブルを変更しているだけであるため、上述した第2形態で説明したフローチャートと同じである(図66、図67、図68参照)。
<Modified Example of Second Mode>
In the second form described above, a lottery is performed as to whether or not to execute the set value change suggestion effect based on the set value change suggestion effect start table shown in FIG. 64(A) (see FIGS. 66 and 68). Further, based on the setting value change suggesting effect end table shown in FIG. 64(B), a lottery is conducted as to whether or not the execution of the set value change suggesting effect is terminated (see FIGS. 66 and 67). Here, in the setting value change suggesting effect start table of the second form, the ratio of starting execution of the set value change suggesting effect differs depending on the set value (see FIG. 64A). ). On the other hand, in the setting value change suggesting effect end table of the second form, the ratio of ending execution of the set value change suggesting effect was constant regardless of the set value (see FIG. 64(B)). . On the other hand, in the modification of the second form, as in the setting value change suggestion effect start table shown in FIG. It may be constant (80%). Further, in the modified example of the second embodiment, as in the set value change suggestion effect end table shown in FIG. can be different. It should be noted that in the modification example of the second form, only the setting value change suggestion effect start table and the set value change suggestion effect end table are changed, so the flowchart is the same as the flowchart explained in the second example (FIG. 66). , FIGS. 67 and 68).
図69を用いて第2形態の変形例について説明する。上記第2形態の変形例では、設定変更モード移行操作を行い、電源投入するとすぐに、設定変更モードに移行し、その設定変更モードにて、設定変更モードにてRAMクリアスイッチ191がONされて、設定の確定操作が行われると、設定変更モードは終了となる。これに伴って、演出制御用マイコン121は、遊技制御用マイコン101が図41に示すステップS039にて送信された設定モード終了コマンドを受信すると、表示画面50aにて設定値変更示唆演出を実行する場合がある(図66、図68参照)。
A modification of the second embodiment will be described with reference to FIG. In the modification of the second embodiment, the setting change mode transition operation is performed, and immediately after the power is turned on, the setting change mode is transitioned, and in the setting change mode, the RAM
第2形態の変形例では、設定の確定操作が行われて設定変更モードは終了となり、演出制御用マイコン121は、遊技制御用マイコン101が図41に示すステップS039にて送信された設定モード終了コマンドを受信すると、第2形態と同様に、設定値変更示唆演出開始抽選乱数を取得する。そして、演出制御用マイコン121は、取得した設定値変更示唆演出開始抽選乱数と図69(A)に示す設定値変更示唆演出開始抽選テーブルに基づいて設定値変更示唆演出の実行を開始するか否かの抽選を行い、その抽選に当選した場合には、設定値変更示唆演出を実行する(図68参照)。なお設定値変更示唆演出開始抽選乱数は0~99までの範囲で値をとる。本形態では、上述したように6種類の設定値のうち、いずれの設定値が設定されている場合であっても、設定値変更示唆演出の実行が開始される割合は80%である(図69(A)参照)。 In the modification of the second form, the setting change mode is completed by performing the setting confirmation operation, and the effect control microcomputer 121 ends the setting mode transmitted in step S039 shown in FIG. When the command is received, similarly to the second form, a setting value change suggestion effect start lottery random number is acquired. Then, the effect control microcomputer 121 determines whether or not to start executing the set value change suggestion effect based on the set value change suggestion effect start lottery random number obtained and the set value change suggestion effect start lottery table shown in FIG. A lottery is conducted, and if the lottery is won, a setting value change suggesting effect is executed (see FIG. 68). The setting value change suggestion effect start lottery random number takes a value in the range of 0-99. In this embodiment, as described above, regardless of which setting value is set among the six types of setting values, the ratio of starting execution of the setting value change suggestion effect is 80% (Fig. 69(A)).
また第2形態の変更例は、上記した第2形態と同様に、表示画面50aにて設定値変更示唆演出が実行され、その後変動演出が実行された回数が100回に達すると、設定値変更示唆演出終了抽選乱数を取得する。そして、設定値フラグ125の現在設定されている設定値の情報と、取得した設定値変更示唆演出終了抽選乱数と、図69(B)に示す設定値変更示唆演出終了抽選テーブルに基づいて、設定値変更示唆演出の実行を終了するか否かの抽選を行い、その抽選にて当選した場合には設定値変更示唆演出の実行を終了する。なお設定値変更示唆演出終了抽選乱数は0~99までの範囲で値をとる。本形態では、上述した6種類の設定値のうち、設定されている設定値に応じて、設定値変更示唆演出の実行が終了する割合が異なるようになっている(図69(B)参照)。
In addition, in the modification example of the second form, similarly to the above-described second form, the setting value change suggesting effect is executed on the
設定されている設定値が「1」である場合に、取得した設定値変更示唆演出終了抽選乱数が「0」から「9」であれば、設定値変更示唆演出の実行が終了する割合は10%である(図69(B)参照)。次に、設定されている設定値が「2」である場合に、取得した設定値変更示唆演出終了抽選乱数が「0」から「19」であれば、設定値変更示唆演出の実行が終了する割合は10%である(図69(B)参照)。次に、設定されている設定値が「3」である場合に、取得した設定値変更示唆演出終了抽選乱数が「0」から「29」であれば、設定値変更示唆演出の実行が終了する割合は30%である(図69(B)参照)。また設定されている設定値が「4」である場合に、取得した設定値変更示唆演出終了抽選乱数が「0」から「39」であれば、設定値変更示唆演出の実行が終了する割合は40%である(図69(B)参照)。次に、設定されている設定値が「5」である場合に、取得した設定値変更示唆演出終了抽選乱数が「0」から「49」であれば、設定値変更示唆演出の実行が終了する割合は50%である(図69(B)参照)。最後に、設定されている設定値が「6」である場合に、取得した設定値変更示唆演出終了抽選乱数が「0」から「59」であれば、設定値変更示唆演出の実行が終了する割合は60%である(図69(B)参照)。 When the set value is "1", if the obtained set value change suggestion effect end lottery random number is "0" to "9", the ratio of completion of the set value change suggestion effect execution is 10. % (see FIG. 69(B)). Next, when the set value is "2", the execution of the setting value change suggestion effect is completed if the acquired setting value change suggestion effect end lottery random number is from "0" to "19". The ratio is 10% (see FIG. 69(B)). Next, when the set value is "3", the execution of the setting value change suggestion effect is completed if the acquired setting value change suggestion effect end lottery random number is from "0" to "29". The ratio is 30% (see FIG. 69(B)). Also, when the set value is "4", if the acquired set value change suggestion effect end lottery random number is from "0" to "39", the rate at which execution of the set value change suggestion effect ends is 40% (see FIG. 69(B)). Next, when the set value is "5" and the acquired setting value change suggestion effect end lottery random number is from "0" to "49", the execution of the set value change suggestion effect ends. The ratio is 50% (see FIG. 69(B)). Finally, when the set value is "6", the execution of the setting value change suggestion effect is completed if the obtained setting value change suggestion end lottery random number is from "0" to "59". The ratio is 60% (see FIG. 69(B)).
よって第2形態の変形例では、6種類の設定値(設定値「1」、設定値「2」、設定値「3」、設定値「4」、設定値「5」、設定値「6」)のうち、設定される設定値が、大当たり当選確率が高い設定値であるほど、表示画面50aにて実行されている設定値変更示唆演出が終了する割合が高くなっている(図69(B)参照)。これにより、表示画面50aにて設定値変更示唆演出が実行されたことで、設定値が変更されたことだけでなく、設定値変更示唆演出の実行が終了するか否かによって、大当たり当選確率が高い設定値が設定されているかもしれないという推測を遊技者にさせることが可能となる。そのため、遊技者に朝一にそのパチンコ遊技機PY1で遊技を行うことへのモチベーションを高めることが可能となるだけでなく、継続して遊技を行うことへのモチベーションを高めることも可能となる。
Therefore, in the modification of the second form, six types of setting values (setting value "1", setting value "2", setting value "3", setting value "4", setting value "5", setting value "6" ), the higher the probability of winning the jackpot, the higher the set value that is set, the higher the rate at which the setting value change suggestion effect executed on the
上記第2形態の変更例において、図69(A)に示すように、設定値変更示唆演出終了抽選テーブルでは、設定されている設定値が6種類の設定値(設定値「1」、設定値「2」、設定値「3」、設定値「4」、設定値「5」、設定値「6」)のうち、設定されている設定値の数字が大きいほど、設定値変更示唆演出の実行を終了する割合が高くなっている。これにより、実行された設定値変更示唆演出を確認させることで、設定値が変更されたことを把握させるだけでなく、設定値変更示唆演出の実行の終了し易さによって設定値の数字が大きい設定値が設定されているかもしれないという推測させることが可能となる。そのため、設定値変更示唆演出が実行されたか否かと設定値変更示唆演出の終了のし易さによって、遊技者に朝一で遊技を行うパチンコ遊技機への動機付けや、遊技を行っているパチンコ遊技機にて継続して行わせることへの動機付きを持たせることが可能となる。 In the modified example of the second form, as shown in FIG. 69(A), in the set value change suggestion effect end lottery table, there are six types of set values (set value "1", set value "2", set value "3", set value "4", set value "5", set value "6"). are more likely to end As a result, by confirming the set value change suggesting effect that has been executed, not only is it possible to recognize that the set value has been changed, but also the number of the set value increases depending on how easily the set value change suggesting effect is completed. It is possible to infer that the setting value may be set. Therefore, depending on whether or not the set value change suggestion effect is executed and the ease of ending the set value change suggestion effect, the player is motivated to play the pachinko machine first thing in the morning, and the pachinko game that is playing. It is possible to motivate the child to continue using the machine.
また第2形態の変形例のパチンコ遊技機PY1によれば、設定値「1」に変更されて設定されている場合よりも、設定値「1」に対応する大当たり当選確率(通常確率状態:約1/300、高確状態:約1/30)よりも高い大当たり当選確率に対応する設定値「2」、設定値「3」、設定値「4」、設定値「5」、又は設定値「6」のいずれの設定値に変更されて設定されている場合のほうが、表示画面50aにて実行されている設定値変更示唆演出を終了する可能性が高い(図69(A)参照)。これにより、表示画面50aにて設定値変更示唆演出が実行されているか否かを確認させることで、設定値が変更されて、設定の確定操作が行われたことを遊技者に把握させるだけでなく、実行中の設定値変更示唆演出が特別図柄の変動表示が100回に達して終了するか否かによって、6種類の設定値のうち、いずれの設定値が設定されているか否かを推測することが可能となる。そのため、6種類の設定値のうち、いずれの設定値が選択されてか否かによって、遊技者に朝一から遊技を行うパチンコ遊技機で遊技を行うことへの動機付けや、遊技を行っているパチンコ遊技機で継続して遊技を行うか否かへの動機付けを与えることが可能となる。
Further, according to the pachinko machine PY1 of the modification of the second embodiment, the jackpot winning probability corresponding to the set value "1" (normal probability state: about 1/300, high probability state: about 1/30), the set value corresponding to the jackpot winning probability higher than “2”, the set value “3”, the set value “4”, the set value “5”, or the set value “ 6”, there is a high possibility that the setting value change suggesting effect being executed on the
<その他の変形例>
上記各形態では、設定値「1」、設定値「2」、設定値「3」、設定値「4」、設定値「5」、及び設定値「6」の6種類が存在した(図16参照)。しかしながら、これに限定されることはない。例えば、設定値の数は5種類以下でも良いし、7種類以上であっても良い。
<Other Modifications>
In each of the above modes, there were six types of setting value "1", setting value "2", setting value "3", setting value "4", setting value "5", and setting value "6" (Fig. 16 reference). However, it is not limited to this. For example, the number of setting values may be five or less, or may be seven or more.
また上記各形態では、設定値変更ランプ200又は画像表示装置50が、「示唆報知手段」に相当したが、これに限定されることはない。スピーカ620、7セグ表示器300、盤ランプ54、枠ランプ212などであっても良い。
Further, in each of the above embodiments, the setting
上記各形態では、設定値変更ランプ200又は画像表示装置50が、「示唆報知手段」に相当し、示唆報知手段は設定値が変更されたことを遊技者に示唆することが可能であったがこれに限定されることはない。例えば、示唆報知手段は設定されている設定値を示唆しても良いし、電源投入時にパチンコ遊技機の遊技状態が高確率状態であることを示唆するようにしても良い。また示唆報知手段は設定値が変更されたことだけでなく、設定されている設定値も示唆するようにしても良い。
In each of the above embodiments, the setting
上記各形態では、設定値変更ランプ200の点灯、又は表示画面50aにて設定値変更示唆演出が実行されてから、特別図柄の変動表示が100回行われることが、「所定の終了条件」に相当したが、これに限定されることはない。例えば、特別図柄の変動表示が100回開始されることや、電源投入がされてから、最初に特別図柄の抽選にて大当たりに当選することや、電源投入がされてから、最初に特別図柄の抽選にて大当たりに当選し、大当たり遊技が実行されることであっても良い。
In each of the above modes, the "predetermined end condition" is that the variable display of the special symbol is performed 100 times after the setting
上記第1形態及び上記第1形態の変形例において、変動表示カウンタは特別図柄の変動表示が開始され、特別図柄が停止表示されて、大当たり図柄又はハズレ図柄で確定表示されると、1加算される構成としたが、これに限定されることはない。例えば、特別図柄の変動表示が開始されて特別図柄が停止表示されることで、変動表示カウンタが1加算されるようにしても良い。また特別図柄の変動表示が開始されることで、変動表示カウンタが1加算されるようにしても良い。 In the first form and the modification of the first form, the variable display counter is incremented by 1 when variable display of the special symbols is started, the special symbols are stopped, and the special symbols are fixedly displayed as the jackpot symbols or the losing symbols. However, it is not limited to this. For example, the variable display counter may be incremented by 1 when variable display of the special symbols is started and the special symbols are stopped and displayed. Also, the variable display counter may be incremented by one when the variable display of the special symbol is started.
上記第1形態及び上記第1形態の変形例では、変動表示カウンタが1加算される構成となっていたが、これに限定されることはない。例えば、変動表示カウンタの初期値が「100」で、変動表示カウンタが1減算される構成であっても良い。 In the above-described first form and the modified example of the above-described first form, the variation display counter is configured to add 1, but the present invention is not limited to this. For example, the initial value of the variation display counter may be "100" and the variation display counter may be decremented by one.
上記第1形態及び上記第1形態の変更例では、特別図柄の変動表示が開始され、特別図柄が停止表示されて大当たり図柄又はハズレ図柄が確定表示される回数が100回であることが、「特別図柄の変動表示が所定回数行われる」ことに相当したが、これに限定されることはない。例えば、特別図柄の変動表示が開始され、特別図柄が停止表示される回数が100回であることが、「特別図柄の変動表示が所定回数行われる」ことに相当しても良い。 In the first form and the modified example of the first form, the number of times that the variable display of the special symbols is started, the special symbols are stopped, and the jackpot symbols or the losing symbols are confirmed and displayed is 100 times. Although it corresponds to "variation display of special symbols is performed a predetermined number of times", it is not limited to this. For example, the fact that the number of times the variable display of the special symbols is started and the special symbols are stop-displayed is 100 times may correspond to "the variable display of the special symbols is performed a predetermined number of times".
上記各形態では、100回が「所定回数」に相当したが、これに限定されることはない。例えば、100回未満であっても良い。また101回以上であっても良い。 In each of the above embodiments, 100 times corresponds to the "predetermined number of times", but it is not limited to this. For example, it may be less than 100 times. Also, it may be 101 times or more.
上記第1形態と第1形態の変更例では、遊技制御用マイコン101に制御されている設定値変更ランプ200によって、設定値が変更されたことを示唆し、演出制御用マイコン121により制御された画像表示装置50の表示画面50aにて設定値変更示唆演出が実行されない構成であった。一方、上記第2形態と第2形態の変更例では、表示器類8に設定値変更ランプ200が含まれていないが、設定値変更ランプ200に代えて、演出制御用マイコン121により制御された画像表示装置50の表示画面50aにて実行される設定値変更示唆演出によって、設定値が変更されたこと示唆する構成であった。しかしながら、これに限定されることはない。例えば、表示器類8に設定値変更ランプ200が含まれていて、遊技制御用マイコン101に制御されている設定値変更ランプ200によって、設定値が変更されたことを示唆し、演出制御用マイコン121により制御された画像表示装置50の表示画面50aにて設定値変更示唆演出が実行され、その設定値変更示唆演出によって、設定値が変更されたこと示唆する構成でも良い。
In the modification example of the first form and the first form, the set
上記第1形態や上記第1形態の変形例では、設定値変更ランプ200の点灯が、「示唆報知」に相当したがこれに限定されることはない。例えば、遊技制御用マイコン101により制御される7セグ表示器による表示や、第1特図表示器81a、第2特図表示器81b、普図表示器82などが、設定変更モードにて設定値が変更され、その変更された設定値に確定されたか否かを遊技者に示唆するものであれば、「示唆報知」に相当しても良い。
In the first embodiment and the modified example of the first embodiment, the lighting of the setting
上記第2形態や上記第2形態の変形例では、表示画面50aにて実行される設定値変更示唆演出が、「示唆報知」に相当したがこれに限定されることはない。例えば、表示画面50aに表示されるエフェクト画像、スピーカ620から出力される特定の音声、枠ランプ212や盤ランプ54での特定の発光態様の発光等が、設定変更モードにて設定値が変更され、その変更された設定値に確定されたか否かを遊技者に示唆するものであれば、「示唆報知」に相当しても良い。
In the above-described second form and the modified example of the above-described second form, the setting value change suggesting effect executed on the
上記第2形態及び上記第2形態の変形例において、変動演出カウンタは遊技制御用マイコン101により送信された変動停止コマンドを受信することで、1加算される構成としたが、これに限定されることはない。例えば、遊技制御用マイコン101により送信された変動開始コマンドを受信することで、変動演出カウンタが1加算されるようにしても良い。
In the second form and the modified example of the second form, the fluctuation effect counter receives the fluctuation stop command transmitted by the
上記第2形態及び上記第2形態の変形例では、変動演出カウンタが1加算される構成となっていたが、これに限定されることはない。例えば、変動演出カウンタの初期値が「100」で、変動演出カウンタが1減算される構成であっても良い。 In the second form and the modified example of the second form, the variable effect counter is incremented by 1, but the present invention is not limited to this. For example, the initial value of the variable effect counter may be "100" and the variable effect counter may be decremented by one.
上記各形態では、設定値「1」が「第1設定値」に相当し、設定値「6」が「第2設定値」に相当したが、これに限定されることはない。例えば、設定値「6」が「第1設定値」に相当しても良いし、設定値「6」が「第2設定値」に相当しても良い。適宜変更可能である。 In each of the above embodiments, the set value "1" corresponds to the "first set value" and the set value "6" corresponds to the "second set value", but the present invention is not limited to this. For example, the setting value "6" may correspond to the "first setting value", and the setting value "6" may correspond to the "second setting value". It can be changed as appropriate.
上記第1形態では、設定値の数字が大きいほど、設定値変更ランプ200が点灯する割合が高かった(図33(A)参照)が、これに限定されることはない。例えば、設定値の数字が大きいほど、設定値変更ランプ200が点灯する割合が低くても良い。即ち、設定値の数字が小さいほど、設定値変更ランプ200が点灯する割合が高くても良い。また図33(A)に示す設定値変更ランプ200が点灯する割合に限定されることはなく、適宜変更可能である。
In the first embodiment, the setting
上記第1形態の変更例では、設定値の数字が大きいほど、点灯中の設定値変更ランプ200が消灯する割合が高かった(図63(B)参照)が、これに限定されることはない。例えば、設定値の数字が大きいほど、点灯中の設定値変更ランプ200が消灯する割合が低くても良い。即ち、設定値の数字が小さいほど、点灯中の設定値変更ランプ200が消灯する割合が高くても良い。また図63(B)に示す点灯中の設定値変更ランプ200が消灯する割合に限定されることはなく、適宜変更可能である。
In the modified example of the first embodiment, the larger the number of the set value, the higher the percentage of the lit set
上記第2形態では、設定値の数字が大きいほど、表示画面50aに設定値変更示唆演出が実行される割合が高かった(図64(A)参照)が、これに限定されることはない。例えば、設定値の数字が大きいほど、表示画面50aに設定値変更示唆演出が実行される割合が低くても良い。即ち、例えば、設定値の数字が小さいほど、表示画面50aに設定値変更示唆演出が実行される割合が高くても良い。また図64(A)に示す設定値変更示唆演出が実行される割合に限定されることはなく、適宜変更可能である。
In the second mode, the larger the number of the setting value, the higher the ratio of execution of the setting value change suggesting effect on the
上記第2形態の変更例では、設定値の数字が大きいほど、設定値変更示唆演出の実行が終了される割合が高かった(図69(B)参照)が、これに限定されることはない。例えば、設定値の数字が大きいほど、設定値変更示唆演出の実行が終了される割合が低くても良い。即ち、設定値の数字が小さいほど、設定値変更示唆演出の実行が終了される割合が高くても良い。また図69(B)に示す設定値変更示唆演出の実行が終了される割合に限定されることはなく、適宜変更可能である。 In the modified example of the second form, the larger the number of the set value, the higher the percentage of execution of the set value change suggestion effect being terminated (see FIG. 69(B)), but the present invention is not limited to this. . For example, the larger the number of the setting value, the lower the rate at which the execution of the setting value change suggestion effect is finished. That is, the smaller the number of the setting value, the higher the rate at which the execution of the setting value change suggestion effect is terminated. Further, the rate at which execution of the setting value change suggestion effect shown in FIG. 69B is ended is not limited, and can be changed as appropriate.
上記第1形態では、設定値に対応する大当たり当選確率が高いほど、設定値変更ランプ200が点灯する割合が高かった(図33(A)参照)が、これに限定されることはない。例えば、設定値に対応する大当たり当選確率が高いほど、設定値変更ランプ200が点灯する割合が低くても良い。即ち、設定値に対応する大当たり当選確率が低いほど、設定値変更ランプ200が点灯する割合が高くても良い。また図33(A)に示す設定値変更ランプ200の点灯割合に限定されることはなく、適宜変更可能である。
In the first form, the higher the jackpot winning probability corresponding to the set value, the higher the rate at which the set
また上記第1形態では、点灯中の設定値変更ランプ200が消灯する割合は、80%であったが(図33(B)参照)、これに限定されることはない。点灯中の設定値変更ランプ200が消灯する割合は適宜変更可能である。
In the first embodiment, the rate at which the set
上記第1形態の変更例では、設定値に対応する大当たり当選確率が高いほど、設定値変更ランプ200が消灯する割合が高かった(図63(B)参照)が、これに限定されることはない。例えば、設定値に対応する大当たり当選確率が高いほど、設定値変更ランプ200が消灯する割合が低くても良い。即ち、設定値に対応する大当たり当選確率が低いほど、点灯中の設定値変更ランプ200が消灯する割合が高くても良い。また図63(B)に示す設定値変更ランプ200の消灯割合に限定されることはなく、適宜変更可能である。
In the modified example of the first form, the higher the jackpot winning probability corresponding to the set value, the higher the rate at which the set
また上記第1形態の変更例では、設定値変更ランプ200が点灯する割合は、80%であったが(図63(A)参照)、これに限定されることはない。設定値変更ランプ200が点灯する割合は適宜変更可能である。
In addition, in the modified example of the first embodiment, the rate at which the setting
上記第2形態では、設定値に対応する大当たり当選確率が高いほど、表示画面50aに設定値変更示唆演出が実行される割合が高かった(図64(A)参照)が、これに限定されることはない。例えば、設定値に対応する大当たり当選確率が高いほど、表示画面50aに設定値変更示唆演出が実行される割合が低くても良い。即ち、設定値に対応する大当たり当選確率が低いほど、表示画面50aに設定値変更示唆演出が実行される割合が高くても良い。また図64(A)に示す設定値変更示唆演出が実行される割合に限定されることはなく、適宜変更可能である。
In the second form, the higher the jackpot winning probability corresponding to the set value, the higher the ratio of execution of the set value change suggestion effect on the
また上記第2形態では、設定値変更示唆演出の実行が終了する割合は80%であったが(図64(B)参照)、これに限定されることはない。設定値変更示唆演出の実行が終了する割合は適宜変更可能である。 In addition, in the second form, the percentage of completion of execution of the set value change suggestion effect was 80% (see FIG. 64(B)), but the present invention is not limited to this. The rate at which execution of the setting value change suggestion effect is completed can be changed as appropriate.
上記第2形態の変更例では、設定値に対応する大当たり当選確率が高いほど、表示画面50aに設定値変更示唆演出の実行が終了する割合が高かった(図69(B)参照)が、これに限定されることはない。例えば、設定値に対応する大当たり当選確率が高いほど、設定値変更示唆演出の実行が終了する割合が低くても良い。即ち、設定値に対応する大当たり当選確率が低いほど、表示画面50aに設定値変更示唆演出の実行が終了される割合が高くても良い。また図69(B)に示す設定値変更示唆演出の実行が終了する割合に限定されることはなく、適宜変更可能である。
In the modified example of the second form, the higher the jackpot winning probability corresponding to the set value, the higher the rate at which the execution of the set value change suggestion effect on the
また上記第2形態の変形例では、設定値変更示唆演出の実行が開始する割合は80%であったが(図69(A)参照)、これに限定されることはない。設定値変更示唆演出の実行が開始する割合は適宜変更可能である。 In addition, in the modified example of the second form, the ratio of starting execution of the setting value change suggestion effect was 80% (see FIG. 69A), but it is not limited to this. The rate at which execution of the set value change suggestion effect is started can be changed as appropriate.
上記第1形態の図33(B)に示す設定値変更ランプ消灯抽選テーブルでは、設定されている設定値が何れの場合でも、設定値変更ランプ200が消灯する割合は一定であったが、これに限定されることはない。例えば、設定されている設定値毎に設定値変更ランプ200が消灯する割合が異なるようにしても良い。例えば、設定値に対応する大当たり当選確率又は設定値の数が大きいほど、設定値変更ランプ200が消灯する割合が高くなっても、低くなっても良い。
In the setting value change lamp turn-off lottery table shown in FIG. 33B of the first embodiment, the rate at which the setting
上記第1形態の変更例の図63(A)に示す設定値変更ランプ点灯抽選テーブルでは、設定されている設定値が何れの場合でも、設定値変更ランプ200が点灯する割合は一定であったが、これに限定されることはない。例えば、設定されている設定値毎に設定値変更ランプ200が点灯する割合が異なるようにしても良い。例えば、設定値に対応する大当たり当選確率又は設定値の数が大きいほど、設定値変更ランプ200が点灯する割合が高くなっても、低くなっても良い。
In the setting value change lamp lighting lottery table shown in FIG. 63(A) of the modified example of the first embodiment, the rate at which the setting
上記第2形態の図64(B)に示す設定値変更示唆演出終了抽選テーブルでは、設定されている設定値が何れの場合でも、設定値変更示唆演出の実行が終了する割合は一定であったが、これに限定されることはない。例えば、設定されている設定値毎に設定値変更示唆演出が終了する割合が異なるようにしても良い。例えば、設定値に対応する大当たり当選確率又は設定値の数が大きいほど、設定値変更示唆演出の実行が終了する割合が高くなっても、低くなっても良い。 In the setting value change suggesting effect end lottery table shown in FIG. 64(B) of the second embodiment, the ratio of completion of setting value change suggesting effect execution is constant regardless of the set value. However, it is not limited to this. For example, the rate at which the set value change suggesting effect ends may differ for each set set value. For example, the larger the jackpot winning probability corresponding to the set value or the larger the number of set values, the higher or lower the rate at which execution of the set value change suggestion effect is completed.
上記第2形態の変更例の図69(A)に示す設定値変更示唆演出開始抽選テーブルでは、設定されている設定値が何れの場合でも、設定値変更示唆演出の実行が開始する割合は一定であったが、これに限定されることはない。例えば、設定されている設定値毎に設定値変更示唆演出の実行が開始する割合が異なるようにしても良い。例えば、設定値に対応する大当たり当選確率又は設定値の数が大きいほど、設定値変更示唆演出の実行が開始する割合が高くなっても、低くなっても良い。 In the set value change suggesting effect start lottery table shown in FIG. 69(A) of the modified example of the second form, the rate at which the set value change suggesting effect starts to be executed is constant regardless of the set value. However, it is not limited to this. For example, the ratio at which execution of the set value change suggestion effect starts may differ for each set set value. For example, the larger the jackpot winning probability corresponding to the set value or the larger the number of set values, the higher or lower the rate at which execution of the set value change suggestion effect is started.
上記各形態では、図26(B)(C)(D)に示すように、7セグ表示器300に設定値を直接的に示すことがある一方、画像表示装置50の表示画面50a及びスピーカ620を用いて設定値を直接的に示すことがなかった。これに対して、図70に示す変形例のように、画像表示装置50の表示画面50a及びスピーカ620を用いて設定値を直接的に示すことがあるようにしても良い。
In each of the above embodiments, as shown in FIGS. 26(B), (C) and (D), the setting value may be directly displayed on the 7-
即ち、設定変更モード移行操作を行うと、図70(B)に示すように、7セグ表示器300の第4表示領域340には、電源投入される前に設定されていた設定値(例えば「1」)が表示されて、画像表示装置50の表示画面50aには、設定変更中画像SHの上から上記設定値(例えば「1」)を示す初期設定値画像YG1が表示される。この初期設定値画像YG1により、設定変更者や周囲の遊技場の従業員に、より分かり易く電源投入される前に設定されていた設定値を把握させることが可能である。なおこの変形例では、遊技制御用マイコン101が図34に示すステップS033にて設定値指定コマンドを送信し、演出制御用マイコン121がその設定値指定コマンドを受信することに基づいて、初期設定値画像YG1の表示制御を実行すれば良い。
That is, when the setting change mode transition operation is performed, as shown in FIG. 70(B), the setting value (for example, " 1”) is displayed, and on the
その後、RAMクリアスイッチ191が押下操作されると、図70(C)に示すように、7セグ表示器300の第4表示領域340には、設定値「2」が表示されて、画像表示装置50の表示画面50aには、設定変更中画像SHの上から設定値「2」を示す変更設定値画像YG2が表示される。またこのときには、スピーカ620から、「設定値が「2」に変更されました」という音声が出力される。これら変更設定値画像YG2の表示と、スピーカ620からの音声とにより、設定変更者や周囲の遊技場の従業員に、より分かり易く変更した設定値を把握させることが可能である。なおこの変形例では、遊技制御用マイコン101が図34に示すステップS037にて設定値指定コマンドを送信し、演出制御用マイコン121がその設定値指定コマンドを受信することに基づいて、変更設定値画像YG2の表示制御と、「設定値が「2」に変更されました」という音声制御を実行すれば良い。
After that, when the RAM
続いて、RAMクリアスイッチ191が押下操作された場合には、図70(D)に示すように、表示画面50aにて設定値「3」を示す変更設定値画像YG3が表示されると共に、スピーカ620から「設定値が「3」に変更されました」という音声が出力されることになり、設定値の報知が「2」から「3」に変わること以外、上記した図70(C)に示す場合と同様である。
Subsequently, when the RAM
その後、設定確定操作が行われると、図70(E)に示す状態から図70(F)に示すように、7セグ表示器300では初期表示が実行されて、画像表示装置50の表示画面50aには、「設定値を「3」に確定しました」の文字を示す設定値確定報知画像SLが表示される。またこのときには、スピーカ620から、「設定値を「3」に確定しました」という音声が出力される。これら設定値確定報知画像SLの表示と、スピーカ620からの音声とにより、設定変更者や周囲の遊技場の従業員に、より分かり易く確定した設定値を把握させることが可能である。なおこの変形例では、遊技制御用マイコン101が図34に示すステップS040にて設定モード終了コマンドを送信し、演出制御用マイコン121がその設定モード終了コマンドを受信することに基づいて、設定値確定報知画像SLの表示制御と、「設定値を「3」に確定しました」という音声制御を実行すれば良い。
70(E) to FIG. 70(F), initial display is executed on the 7-
以上、図70に示す変形例では、電源投入される前に設定されていた設定値、変更した設定値、及び確定した設定値を把握し易いメリットがある。その一方で、遊技場の従業員以外に設定値が把握される危険性が高くなるというデメリットがある。なお枠ランプ212や盤ランプ54等の発光手段を用いて、電源投入される前に設定されていた設定値、変更した設定値、及び確定した設定値を報知するようにしても良い。
As described above, in the modified example shown in FIG. 70, there is an advantage that it is easy to grasp the set values that were set before the power was turned on, the changed set values, and the fixed set values. On the other hand, there is a demerit that there is a high risk that the setting values will be grasped by anyone other than the employees of the game arcade. Note that the
また上各記形態では、設定確定操作を行うと、図26(D)に示すように7セグ表示器300にて点灯態様(変更可能態様)で表示されていた設定値が非表示態様になって、替わりに図26(F)に示すように初期表示が実行された。これに対して、図71に示す変形例のように、設定確定操作を行うと、点灯態様で表示されていた設定値が非表示態様以外の表示態様に変更するようにしても良い。 Further, in each of the above embodiments, when the setting confirmation operation is performed, as shown in FIG. Instead, the initial display was performed as shown in FIG. 26(F). On the other hand, as in the modification shown in FIG. 71, when the setting confirmation operation is performed, the setting value displayed in the lighting mode may be changed to a display mode other than the non-display mode.
即ち、図71(A)に示すように、設定変更モードにおいて、7セグ表示器300の第4表示領域340にて例えば「3」を示す設定値が点灯態様で表示されているものとする。このときに設定確定操作が行われると、図71(B)に示すように、7セグ表示器300の第4表示領域340にて「3」を示す設定値が点滅態様(発光と消灯を繰り返す態様)で発光するようにしても良い。これにより設定変更者には、どの設定値で確定したかをより分かり易く示すことが可能である。そして、設定値が点滅態様で所定時間(例えば5秒)だけ表示された後に、図71(C)に示すように、設定値が非表示態様になって、7セグ表示器300で初期表示が実行されるようにしても良い。なお図71に示す変形例では、設定変更モード中に示される設定値の表示態様を点灯態様とし、設定確定操作が行われたとき示される設定値の表示態様を点滅態様としたが、これらの表示態様は一例であって、適宜変更可能である。
That is, as shown in FIG. 71(A), in the setting change mode, the setting value indicating, for example, "3" is displayed in the lighting mode in the
また上記各形態では、遊技制御用マイコン101は、7セグ表示器300において、設定値を表示する場合にはベースを表示しないで、ベースを表示する場合には設定値を表示しないようにした。しかしながら、図72に示す変形例のように、7セグ表示器300において、例えば第1表示領域310及び第2表示領域320にベースを表示して、例えば第4表示領域340に設定値を表示するようにしても良い。この場合には、遊技場の従業員は、設定値とベースの両方を同時に把握することが可能である。なお第1表示領域310から第4表示領域340のうち、どの表示領域に設定値又はベースを表示するかは適宜変更可能である。
In each of the above embodiments, the
また上記各形態では、1つの7セグ表示器300において、設定値及びベースを表示できるようにした。これに対して、図73に示す変形例のように、設定値を表示する表示手段と、ベースを表示する表示手段とを別々に設けても良い。例えば、図73(A)に示すように、第1表示手段(7セグ表示器)300Aの第4表示領域340にて設定値を表示するようにして、図73(B)に示すように、第2表示手段(7セグ表示器)300Bの第3表示領域330及び第4表示領域340にてベースを表示するようにしても良い。なお設定値又はベースを表示する表示手段は、7セグ表示器に限られるものではなく、その他のセグメント表示器や、画像表示装置50の表示画面50a、サブ液晶表示装置等であっても良い。また設定値を表示する表示手段、ベースを表示する表示手段を、遊技制御基板100以外の基板上に設けても良い。
Further, in each of the above embodiments, one 7-
また上記各形態では、図12に示すように、コンデンサCA3からのバックアップ電源が、払出制御基板170から遊技制御基板100に供給された後、再び払出制御基板170に戻って供給されることはない。これに対して図74に示す変形例では、コンデンサCA3からのバックアップ電源が、払出制御基板170から遊技制御基板100に供給された後、再び払出制御基板170に戻って供給されるように構成されている。
Further, in each of the above embodiments, as shown in FIG. 12, the backup power supply from the capacitor CA3 is supplied from the
図74に示すように、この変形例の電気回路DK2では、電源ユニット190と払出制御基板170とが、ハーネスHN5で接続されている。ハーネスHN5の一端部にあるコネクタCN9は、電源ユニット190に接続され、ハーネスHN5の他端部にあるコネクタCN10は、払出制御基板170に接続されている。ハーネスHN5には、電源ユニット190からDC5Vの電力(通常電源)を供給するための配線H11と、グランド線となる配線H12とが設けられている。
As shown in FIG. 74, in the electric circuit DK2 of this modification, the
払出制御基板170において、コネクタCN10と分岐部分J3との間に電力ラインA11(特定電力ライン)がある。電力ラインA11は、コネクタCN10を介して、ハーネスHN5の配線H11に接続されている。また払出制御基板170において、グランドGに接続されている電力ラインA14がある。電力ラインA14は、コネクタCN10を介して、ハーネスHN5の配線H12に接続されている。
In the
電力ラインA11のうちコネクタCN10側に、比較例で説明したフィルタNF1(図10参照)と同様のフィルタNF1が接続されている。このフィルタNF1により、電力ラインA11にて供給される通常電源から高周波ノイズを除去することが可能である。また電力ラインA11のうちフィルタNF1よりも分岐部分J3側には、比較例で説明したコンデンサCA1(図10参照)と同様のコンデンサCA1が並列的に接続されている。このコンデンサCA1により、通常電源における電流の変動(負荷)が大きくなったときにDC5Vの電圧がドロップするのを防ぐことが可能である。 A filter NF1 similar to the filter NF1 (see FIG. 10) described in the comparative example is connected to the connector CN10 side of the power line A11. This filter NF1 can remove high-frequency noise from the normal power supplied through the power line A11. A capacitor CA1 similar to the capacitor CA1 (see FIG. 10) described in the comparative example is connected in parallel to the power line A11 on the branch portion J3 side of the filter NF1. This capacitor CA1 can prevent the DC5V voltage from dropping when the current fluctuation (load) in the normal power supply increases.
また電力ラインA11のうちコンデンサCA1よりも分岐部分J3側には、比較例で説明したコンデンサCA2(図10参照)と同様のコンデンサCA2が並列的に接続されている。このコンデンサCA2により、電力ラインA11にて通常電源から高周波ノイズを除去することが可能である。分岐部分J3から払出制御用マイコン171に向かう電力ラインC11(第1特定電力ライン)があり、電力ラインC11は、払出制御用マイコン171のVc端子に接続されている。これにより通常電源は、配線H11と電力ラインA11と電力ラインC11とを介して、払出制御用マイコン171のVc端子に供給される。その結果、払出制御用マイコン171は、通常時、通常電源に基づいて作動することが可能である。
A capacitor CA2 similar to the capacitor CA2 (see FIG. 10) described in the comparative example is connected in parallel to the branched portion J3 side of the power line A11 rather than the capacitor CA1. This capacitor CA2 can remove high-frequency noise from the normal power supply on the power line A11. There is a power line C11 (first specific power line) directed from the branch portion J3 to the
払出制御基板170と遊技制御基板100とは、ハーネスHN6で接続されている。ハーネスHN6の一端部にあるコネクタCN11は、払出制御基板170に接続され、ハーネスHN6の他端部にあるコネクタCN12は、遊技制御基板100に接続されている。ハーネスHN6には、バックアップ電源を遊技制御基板100から払出制御基板170に供給するための配線H16と、バックアップ電源を払出制御基板170から遊技制御基板100に供給するための配線H14と、通常電源を払出制御基板170から遊技制御基板100に供給するための配線H15とが設けられている。
The
払出制御基板170には、分岐部分J3からハーネスHN6の配線H14に向かう電力ラインA12(第2特定電力ライン)があり、電力ラインA12のうち分岐部分J3側に、比較例で説明した抵抗T1(図10参照)と同様の抵抗T1が直列的に接続されている。この抵抗T1により、分岐部分J3から抵抗T1へ向かう電流を抑えることが可能である。また電力ラインA12のうち抵抗T1よりもコネクタCN11側には、比較例で説明したダイオードDO1(図10参照)と同様のダイオードDO1が接続されている。このダイオードDO1により、後述するコンデンサCA3(電気2重層コンデンサ)で蓄えられた電荷が、ダイオードDO1から分岐部分J3へ向かうのを防ぐことが可能である。
The
また電力ラインA12のうちダイオードDO1よりもコネクタCN11側には、比較例で説明したコンデンサCA3(図10参照)と同様のコンデンサCA3(電気2重層コンデンサ)が並列的に接続されている。これにより電断時には、コンデンサCA3が蓄えている電荷を放出することで、バックアップ電源を供給することが可能である。また電力ラインA12のうちコンデンサCA3よりもコネクタCN11側には、比較例で説明したコンデンサCA4(図10参照)と同様のコンデンサCA4が並列的に接続されている。このコンデンサCA4により、電力ラインA12にて供給されるバックアップ電源から高周波ノイズを除去することが可能である。 A capacitor CA3 (electric double layer capacitor) similar to the capacitor CA3 (see FIG. 10) described in the comparative example is connected in parallel to the power line A12 on the connector CN11 side of the diode DO1. As a result, when the power is cut off, the backup power can be supplied by releasing the charge stored in the capacitor CA3. A capacitor CA4 similar to the capacitor CA4 (see FIG. 10) described in the comparative example is connected in parallel to the power line A12 closer to the connector CN11 than the capacitor CA3. This capacitor CA4 can remove high-frequency noise from the backup power supplied through the power line A12.
また電力ラインA12は、コネクタCN11を介して配線H14に接続されている。配線H14は、コネクタCN12を介して遊技制御基板100の電力ラインD11に接続されている。電力ラインD11は、遊技制御用マイコン101のVb端子に接続されている。これにより、電断時にコンデンサCA3からのバックアップ電源を、電力ラインA12と配線H14と電力ラインD11とを介して、遊技制御用マイコン101のVb端子に供給することが可能である。
Also, the power line A12 is connected to the wiring H14 via the connector CN11. The wiring H14 is connected to the power line D11 of the
払出制御基板170には、分岐部分J3からハーネスHN6の配線H15に向かう電力ラインA13がある。電力ラインA13は、コネクタCN11を介して配線H15に接続されている。配線H15は、コネクタCN12を介して遊技制御基板100の電力ラインD12に接続されている。電力ラインD12は、遊技制御用マイコン101のVc端子に接続されている。これにより通常電源を、配線H11と電力ラインA11と電力ラインA13と配線H15と電力ラインD12とを介して、遊技制御用マイコン101のVc端子に供給することが可能である。
The
この変形例の電気回路DK2では、遊技制御基板100の電力ラインD11の分岐部分J4から電力ラインD13が分岐している。電力ラインD13は、コネクタCN12を介して配線H16に接続されている。従って、図74に示すように、払出制御基板170と遊技制御基板100とをハーネスHN6で接続している状態に限り、コンデンサCA3からのバックアップ電源を、電力ラインA12と配線H14と電力ラインD11と電力ラインD13と配線H16と電力ラインB11とを介して、払出制御用マイコン171のVb端子に供給することが可能である。つまり、バックアップ電源は、払出制御基板170から遊技制御基板100に供給された後、遊技制御基板100から払出制御基板170へ戻って供給されることで、払出制御用マイコン171のVb端子に供給されるようになっている。
In the electric circuit DK2 of this modification, the power line D13 is branched from the branch portion J4 of the power line D11 of the
ここで、インサーキット検査時においては、図75に示すように、払出制御基板170から払出制御用マイコン171が取り外された状態で、払出制御基板170にインサーキットテスタINCが接続される。このときインサーキットテスタINCは、電力ラインA11及び電力ラインA12に電力を供給するように制御する。これにより、コンデンサCA3に電荷が蓄えられつつ、インサーキット検査が行われる。そして、インサーキット検査が終了した後に、払出制御用マイコン171を払出制御基板170に実装する。しかしながらこのときには、払出制御基板170は、ハーネスHN6(図74参照)を介して遊技制御基板100に接続されていない状態である。
At the time of the in-circuit test, the in-circuit tester INC is connected to the
従って、コンデンサCA3に蓄えられた電荷が、払出制御基板170から遊技制御基板100を介して払出制御基板170に戻ってくることはなく、払出制御用マイコン171に作用することはない。その結果、払出制御用マイコン171に動作不良が生じる事態を防ぐことが可能である。なおパチンコ遊技機PY1全体の組付け時に、払出制御基板170と遊技制御基板100とをハーネスHN6で接続する段階では、コンデンサCA3に電荷は残っていないため、払出制御用マイコン171に動作不良が生じることはない。
Therefore, the charge stored in the capacitor CA3 does not return from the
以上詳細に説明したように、この変形例の電気回路DK2によれば、図74に示すように、払出制御基板170(特定制御基板)に設けられているコンデンサCA3は、バックアップ電源を遊技制御基板100(他の基板)に供給可能であると共に、当該払出制御基板170の払出制御用マイコン171(特定制御手段)に供給可能である。よって、バックアップ電源供給手段としてのコンデンサを電力供給部(電源基板、電源ユニット)に設けることなく、2つの制御基板に対してバックアップ電源を供給することができて、バックアップ電源の新しい供給関係を構築することが可能である。
As explained in detail above, according to the electric circuit DK2 of this modification, as shown in FIG. 100 (another board) and can be supplied to the payout control microcomputer 171 (specific control means) of the
またこの変形例の電気回路DK2によれば、払出制御基板170に対して遊技制御基板100を取り外すと、バックアップ電源が、遊技制御基板100の遊技制御用マイコン101に供給されなくなる。更に、バックアップ電源が払出制御基板170から遊技制御基板100を介して当該払出制御基板170に戻って供給されないため、バックアップ電源が、払出制御用マイコン171にも供給されなくなる。よって、遊技制御基板100を取り外すと同時に、遊技制御用マイコン101及び払出制御用マイコン171を初期化することが可能である。つまり、遊技制御基板100を取り外して、遊技に係る制御が停止している(遊技用RAM104では遊技に係る情報がクリアされている)にも拘わらず、払出用RAM174で払い出しに係る情報が残って記憶されている状態を防ぐことが可能である。その結果、遊技制御用マイコン101と払出制御用マイコン171が通常電源によって再び動作するときには、共に初期化されている状態から動作を開始することが可能である。
Further, according to the electric circuit DK2 of this modification, when the
またこの変形例の電気回路DK2によれば、図75に示すように、インサーキット検査時には、電力ラインA11と電力ラインA12とにより、DC5Vの電力が供給されて、コンデンサCA3に電荷が貯められる。そのため、インサーキット検査の直後には、コンデンサCA3に電荷が残ってしまう。そこで、インサーキット検査後で、払出制御基板170に払出制御用マイコン171を実装するときに、払出制御基板170と遊技制御基板100とを接続しないようにしておく。これにより、コンデンサCA3に残った電荷が、払出制御用マイコン171に作用するのを防ぐことが可能であり、払出制御用マイコン171に不具合が生じるのを防ぐことが可能である。なおその他の作用効果は、上記した第1形態の作用効果と実質的に同様であるため、その説明を省略する。
Further, according to the electric circuit DK2 of this modified example, as shown in FIG. 75, during the in-circuit inspection, power of DC 5V is supplied from the power lines A11 and A12, and electric charges are stored in the capacitor CA3. Therefore, the charge remains in the capacitor CA3 immediately after the in-circuit inspection. Therefore, after the in-circuit inspection, when the
また上記形態では、図12に示すように、コンデンサCA3から払出制御用マイコン171にバックアップ電源を供給可能な導通状態と供給不能な非導通状態とを切替不能であった。これに対して、図76に示す変形例では、コンデンサCA3から払出制御用マイコン171にバックアップ電源を供給可能な導通状態と供給不能な非導通状態とを切替可能なスイッチSW1が設けられている。
Moreover, in the above-described form, as shown in FIG. 12, it was impossible to switch between a conductive state in which backup power can be supplied from the capacitor CA3 to the
図76に示すように、この変形例の電気回路DK3では、電源ユニット190と払出制御基板170(特定制御基板)とが、ハーネスHN7で接続されている。ハーネスHN7の一端部にあるコネクタCN13は、電源ユニット190に接続され、ハーネスHN7の他端部にあるコネクタCN14は、払出制御基板170に接続されている。ハーネスHN7には、電源ユニット190からDC5Vの電力(通常電源)を供給するための配線H21と、グランド線となる配線H22とが設けられている。
As shown in FIG. 76, in the electric circuit DK3 of this modification, the
払出制御基板170において、コネクタCN14と分岐部分J5との間に電力ラインA21がある。電力ラインA21は、コネクタCN14を介して、ハーネスHN7の配線H21に接続されている。また払出制御基板170において、グランドGに接続されている電力ラインA13がある。電力ラインA13は、コネクタCN14を介して、ハーネスHN7の配線H22に接続されている。
In the
電力ラインA21のうちコネクタCN14側に、比較例で説明したフィルタNF1(図10参照)と同様のフィルタNF1が接続されている。また電力ラインA21のうちフィルタNF1よりも分岐部分J5側には、比較例で説明したコンデンサCA1(図10参照)と同様のコンデンサCA1が並列的に接続されている。また電力ラインA11のうちコンデンサCA1よりも分岐部分J5側には、比較例で説明したコンデンサCA2(図10参照)と同様のコンデンサCA2が並列的に接続されている。分岐部分J5から払出制御用マイコン171に向かう電力ラインC21があり、電力ラインC21は、払出制御用マイコン171のVc端子に接続されている。これにより通常電源は、配線H21と電力ラインA21と電力ラインC21とを介して、払出制御用マイコン171のVc端子に供給される。その結果、払出制御用マイコン171(特定制御手段)は、通常時、通常電源に基づいて作動することが可能である。なお電力ラインA21が「特定電力ライン」に相当し、電力ラインC21が「通常電力ライン」に相当する。
A filter NF1 similar to the filter NF1 (see FIG. 10) described in the comparative example is connected to the connector CN14 side of the power line A21. A capacitor CA1 similar to the capacitor CA1 (see FIG. 10) described in the comparative example is connected in parallel to the power line A21 on the branch portion J5 side of the filter NF1. A capacitor CA2 similar to the capacitor CA2 (see FIG. 10) described in the comparative example is connected in parallel to the branched portion J5 side of the power line A11 rather than the capacitor CA1. There is a power line C21 directed from the branch portion J5 to the
払出制御基板170と遊技制御基板100とは、ハーネスHN8で接続されている。ハーネスHN8の一端部にあるコネクタCN15は、払出制御基板170に接続され、ハーネスHN8の他端部にあるコネクタCN16は、遊技制御基板100に接続されている。ハーネスHN8には、バックアップ電源を遊技制御基板100から払出制御基板170に供給するための配線H24と、通常電源を払出制御基板170から遊技制御基板100に供給するための配線H25とが設けられている。
The
払出制御基板170には、分岐部分J5からハーネスHN8の配線H24に向かう電力ラインA22があり、電力ラインA22のうち分岐部分J5側に、比較例で説明した抵抗T1(図10参照)と同様の抵抗T1が直列的に接続されている。また電力ラインA22のうち抵抗T1よりもコネクタCN15側には、比較例で説明したダイオードDO1(図10参照)と同様のダイオードDO1が接続されている。
The
また電力ラインA22のうちダイオードDO1よりもコネクタCN15側には、比較例で説明したコンデンサCA3(図10参照)と同様のコンデンサCA3(電気2重層コンデンサ)が並列的に接続されている。これにより電断時には、コンデンサCA3が蓄えている電荷を放出することで、バックアップ電源を供給することが可能である。また電力ラインA22のうちコンデンサCA3よりもコネクタCN15側には、比較例で説明したコンデンサCA4(図10参照)と同様のコンデンサCA4が並列的に接続されている。 A capacitor CA3 (electric double layer capacitor) similar to the capacitor CA3 (see FIG. 10) described in the comparative example is connected in parallel to the power line A22 closer to the connector CN15 than the diode DO1. As a result, when the power is cut off, the backup power can be supplied by releasing the charge stored in the capacitor CA3. A capacitor CA4 similar to the capacitor CA4 (see FIG. 10) described in the comparative example is connected in parallel to the power line A22 closer to the connector CN15 than the capacitor CA3.
また電力ラインA22のうちコンデンサCA4よりもコネクタCN15側には、分岐部分J6がある。分岐部分J6から払出制御用マイコン171のVb端子に向かって電力ラインA23が延びていて、電力ラインA23は払出制御用マイコン171のVb端子に接続されている。但し第3形態では、電力ラインA23には、スイッチSW1が設けられている。スイッチSW1(切替手段)は、電力ラインA23にてバックアップ電源が供給可能な導通状態(第1状態)と、電力ラインA23にてバックアップ電源が供給不能な非導通状態(第2状態)とを切替えるものである。
Further, the power line A22 has a branched portion J6 on the connector CN15 side of the capacitor CA4. A power line A23 extends from the branch portion J6 toward the Vb terminal of the
このスイッチSW1は、手動操作によって、導通状態又は非導通状態を切替可能なトグルスイッチで構成されている。但し、電力ラインA23の導通状態又は非導通状態を切替可能な切替手段は、トグルスイッチのような機械(メカ)的なスイッチSW1に限られるものではない。例えば、MOSFET等の半導体素子を用いた電子制御的なものであっても良く、適宜変更可能である。なお電力ラインA22と電力ラインA23とが、「バックアップ電力ライン」に相当する。 The switch SW1 is a toggle switch capable of switching between a conducting state and a non-conducting state by manual operation. However, the switching means capable of switching between the conducting state and the non-conducting state of the power line A23 is not limited to the mechanical switch SW1 such as a toggle switch. For example, it may be electronically controlled using a semiconductor element such as a MOSFET, and can be changed as appropriate. The power line A22 and the power line A23 correspond to the "backup power line".
こうして、この変形例のパチンコ遊技機PY1が遊技場に設定されている状態では、図76に示すように、スイッチSW1は導通状態になっている。そのため電断時には、コンデンサCA3に蓄えられた電荷が放出されて、バックアップ電源を電力ラインA22と電力ラインA23とを介して、払出制御用マイコン171のVb端子に供給することが可能である。
Thus, in the state where the pachinko game machine PY1 of this modification is set in the game hall, the switch SW1 is in a conductive state as shown in FIG. Therefore, when power is cut off, the charge stored in the capacitor CA3 is released, and the backup power supply can be supplied to the Vb terminal of the
また電力ラインA22は、コネクタCN15を介して配線H24に接続されている。配線H24は、コネクタCN16を介して遊技制御基板100(他の制御基板)の電力ラインD21に接続されている。電力ラインD21は、遊技制御用マイコン101のVb端子に接続されている。これにより、電断時にコンデンサCA3からのバックアップ電源を、電力ラインA22と配線H24と電力ラインD21とを介して、遊技制御用マイコン101(他の制御手段)のVb端子に供給することが可能である。
Also, the power line A22 is connected to the wiring H24 via the connector CN15. The wiring H24 is connected to the power line D21 of the game control board 100 (another control board) via the connector CN16. The power line D21 is connected to the Vb terminal of the
払出制御基板170には、分岐部分J5からハーネスHN8の配線H25に向かう電力ラインC22がある。電力ラインC22は、コネクタCN15を介して配線H25に接続されている。配線H25は、コネクタCN16を介して遊技制御基板100の電力ラインD22に接続されている。電力ラインD22は、遊技制御用マイコン101のVc端子に接続されている。これにより通常電源を、配線H21と電力ラインA21と電力ラインA22と配線H25と電力ラインD22とを介して、遊技制御用マイコン101のVc端子に供給することが可能である。
The
ここで、インサーキット検査時においては、図77に示すように、払出制御基板170から払出制御用マイコン171が取り外された状態で、払出制御基板170にインサーキットテスタINCが接続される。このときインサーキットテスタINCは、電力ラインA21及び電力ラインA22に電力を供給するように制御する。これにより、コンデンサCA3に電荷が蓄えられつつ、インサーキット検査が行われる。そして、インサーキット検査が終了した後、スイッチSW1を操作して、電力ラインA23にてバックアップ電源が供給不能な非導通状態(図77参照)にする。なおインサーキット検査を行う前から、スイッチSW1を非導通状態にしておいても良い。
At the time of the in-circuit test, the in-circuit tester INC is connected to the
こうして、スイッチSW1を非導通状態にしたまま、払出制御用マイコン171を払出制御基板170に実装する。これにより、コンデンサCA3に蓄えられた電荷が、電力ラインA23を介して払出制御用マイコン171に作用することはない。その結果、払出制御用マイコン171に動作不良が生じる事態を防ぐことが可能である。なおパチンコ遊技機PY1全体の組付け前には、スイッチSW1を操作して、電力ラインA23にてバックアップ電源が供給可能な導通状態にしておく。電断時にバックアップ電源を払出制御用マイコン171に供給できるようにしておくためである。
In this way, the
以上詳細に説明したように、この変形例の電気回路DK3によれば、スイッチSW1において、電力ラインA23にてバックアップ電源が供給不能な非導通状態にする。これにより、コンデンサCA3から払出制御用マイコン171にバックアップ電源を供給不能になる。よって、意図しないでバックアップ電源が払出制御用マイコン171に供給されてしまう事態を防ぐことが可能であり、払出制御用マイコン171に不具合が生じるのを防ぐことが可能である。
As described in detail above, according to the electric circuit DK3 of this modified example, the switch SW1 is brought into a non-conducting state in which the backup power cannot be supplied to the power line A23. This makes it impossible to supply backup power to the
また、この変形例の電気回路DK2によれば、図77に示すように、インサーキット検査時には、電力ラインA22によりDC5Vの電力が供給されて、コンデンサCA3に電荷が貯められる。そのため、インサーキット検査の直後には、コンデンサCA3に電荷が残ってしまう。そこで、インサーキット検査後で、払出制御基板170に払出制御用マイコン171を実装するときに、スイッチSW1において、電力ラインA23にてバックアップ電源が供給不能な非導通状態にしておく。これにより、コンデンサCA3に残った電荷が、払出制御用マイコン171に作用するのを防ぐことが可能であり、払出制御用マイコン171に不具合が生じるのを防ぐことが可能である。なおその他の作用効果は、上記した本形態の作用効果と実質的に同様であるため、その説明を省略する。
Further, according to the electric circuit DK2 of this modification, as shown in FIG. 77, during the in-circuit inspection, the electric power of DC 5V is supplied from the electric power line A22, and electric charge is stored in the capacitor CA3. Therefore, the charge remains in the capacitor CA3 immediately after the in-circuit inspection. Therefore, after the in-circuit inspection, when the
また上記各形態では、図28(A)に示すように、設定キー184(設定キーシリンダ180)が回転位置にあるときに、遊技制御用マイコン101に「H」レベルのスイッチ信号が入力され、図24(B)に示すように、設定キー184(設定キーシリンダ180)が回転位置から待機位置への操作途中であるときに、スイッチ信号が「H」レベルから「L」レベルに切替わり、図24(C)に示すように、設定キー184(設定キーシリンダ180)が待機位置にあるときに、遊技制御用マイコン101に「L」レベルのスイッチ信号が入力されるようにした。しかしながら、図80に示す変形例のように、上記形態のスイッチ信号における「H」レベルと「L」レベルとの関係を逆にしても良い。
Further, in each of the above modes, as shown in FIG. 28A, when the setting key 184 (setting key cylinder 180) is in the rotating position, the "H" level switch signal is input to the
即ち、図78(A)に示すように、設定キーシリンダ180が待機位置にあるときに、遊技制御用マイコン101に「H」レベルのスイッチ信号が入力され、図78(B)に示すように、設定キーシリンダ180が待機位置から回転位置への操作途中であるときに、スイッチ信号が「H」レベルから「L」レベルに切替わり、図78(C)に示すように、設定キーシリンダ180が回転位置にあるときに、遊技制御用マイコン101に「L」レベルのスイッチ信号が入力されるようにしても良い。
That is, as shown in FIG. 78(A), when the setting
但し、図78に示す変形例では、設定キーシリンダ180を待機位置から回転し始めるとすぐに、図78(B)に示すように、スイッチ信号が「H」レベルから「L」レベルに切替わって、設定変更モードに移行することになる。この場合、設定変更者の不慣れな操作や振動によって、意図せずに設定変更モードに移行し易くなってしまう。よって、上記形態(図28参照)の方が、意図せずに設定変更モードに移行するのを防ぐことができるという点で好ましい。また図78に示す変形例では、設定変更モードを終了させる場合、図78(A)に示すように、設定キーシリンダ180を待機位置まで十分に回転操作しなければ、設定値を確定することができない。この場合、設定変更者が待機位置まで十分に回転操作をするのを忘れると、7セグ表示器300に設定値が表示され続けるため、設定値が周囲に把握される危険性が高くなってしまう。よって、上記形態(図26(E)(F)参照)の方が、設定キー184(設定キーシリンダ180)を回転位置から回転し始めるとすぐに、設定変更モードが終了して、7セグ表示器300で設定値が見えなくなる(非表示態様になる)という点で好ましい。
However, in the modification shown in FIG. 78, as soon as the setting
また上記各形態では、設定変更モードに設定されているときに、当該設定変更モードへのモード示唆として、画像表示装置50の表示画面50aに「設定変更中」の文字を示す設定変更中画像SHを表示し、スピーカ620から「設定変更可能です」という音声を出力し、枠ランプ212及び盤ランプ54を特別な第1発光態様で発光させた(図26(B)参照)。しかしながら、設定変更モードへのモード示唆は、上記した演出手段(画像表示装置50、スピーカ620、枠ランプ212及び盤ランプ54)以外の演出手段(例えばサブ液晶表示装置)を用いても良い。また上記以外の演出態様(例えばエフェクト画像の表示や特殊な効果音の出力)にしても良く、例えばスピーカ620から特殊なアラーム音を出力させたり、表示画面50aに特殊なキャラクタ画像を表示することで、設定変更モードに移行している(設定値が変更できる)ことを示唆しても良い。
Further, in each of the above embodiments, when the setting change mode is set, a setting changing image SH showing characters "setting changing" is displayed on the
また上記各形態では、モード示唆(設定変更中画像SHの表示、「設定変更可能です」という音声の出力、枠ランプ212及び盤ランプ54による特別な第1発光態様での発光)において、あくまで設定値が変更可能であることを示唆するだけであって、選択されている設定値自体は把握できないものであった。しかしながら、選択されている設定値も把握できる演出態様にしても良い。
Also, in each of the above forms, in the mode suggestion (display of the image SH during setting change, output of sound "setting can be changed", light emission in the special first light emission mode by the
また上記各形態では、設定変更モードに移行してからその設定変更モードが終了するまで、設定変更中画像SHを表示し続けて、「設定変更可能です」という音声を繰り返し出力して、枠ランプ212及び盤ランプ54が特別な第1発光態様で発光し続けた。即ち、設定変更モードに設定されている間だけ、モード示唆を実行し続けるようにした。しかしながら、モード示唆の実行期間は適宜変更可能であり、例えば設定変更モードに移行した後の所定期間だけモード示唆が実行されるようにしても良く、或いは、モード示唆を実行するときと実行しないときとを定期的に繰り返すようにしても良い。
Further, in each of the above modes, the image SH during setting change is continuously displayed from the time the setting change mode is entered to the end of the setting change mode, and the sound "The setting can be changed" is repeatedly output, and the frame lamp is displayed. 212 and
また上記各形態では、設定変更モードで選択されている設定値が変更されると、設定値が変更されたことを示唆する変更示唆として、画像表示装置50の表示画面50aに上向きの矢印を示す設定値変更画像YGを表示し、スピーカ620から「設定値が変更されました」という音声を出力し、枠ランプ212及び盤ランプ54を特別な第2発光態様で発光させた。しかしながら、設定値が変更されたことを示唆する変更示唆は、上記した演出手段(画像表示装置50、スピーカ620、枠ランプ212及び盤ランプ54)以外の演出手段(例えばサブ液晶表示装置)を用いても良い。また上記以外の演出態様(例えばエフェクト画像の表示や特殊な効果音の出力)にしても良く、例えば、スピーカ620から、設定値に応じた音高(音の高さ)を示す効果音を出力したり、表示画面50aに設定値に応じた背景画像やアイテム画像を表示することで、設定値が変更されたことを報知しても良い。
In each of the above embodiments, when the setting value selected in the setting change mode is changed, an upward arrow is displayed on the
また上記各形態では、設定変更モードに設定されているときに、RAMクリアスイッチ191を押下操作すると、設定値を変更することが可能であった。しかしながら、RAMクリアスイッチ191以外の操作手段(例えば設定値を変更するためだけの専用の操作手段、又は入力部40kやセレクトボタン42k)を操作することにより、設定値を変更できるようにしても良い。
Further, in each of the above embodiments, when the setting change mode is set, the setting value can be changed by pressing the RAM
また上記各形態では、電源投入時に、RAMクリアスイッチ191(移行操作部)を押下操作していることに基づいて、設定変更モードに移行可能であった。しかしながら、電源投入時に、RAMクリアスイッチ191以外の移行操作部(例えば遊技制御基板100上に設けた専用のスイッチ)を操作することに基づいて、設定変更モードに移行できるようにしても良い。そしてこの場合、設定変更モードであるときに、RAMクリアスイッチ191以外の移行操作手段を操作することで、設定値が変更可能であると良い。設定変更モードに移行するための移行操作部と、設定値をするための操作手段とを別々に設けると、部品点数が多くなるからである。
Further, in each of the above embodiments, when the power is turned on, it is possible to shift to the setting change mode by pressing the RAM clear switch 191 (transition operation unit). However, when the power is turned on, based on operating a transition operation unit other than the RAM clear switch 191 (for example, a dedicated switch provided on the game control board 100), it may be possible to shift to the setting change mode. In this case, it is preferable that the setting value can be changed by operating the transition operation means other than the RAM
また上記各形態では、設定変更モードが終了した後に、RAMクリアスイッチ191を押下操作しなくても、遊技用RAM104に記憶されている遊技に係る情報が消去された。しかしながら、設定変更モードが終了した後に、RAMクリアスイッチ191を押下操作しなければ、遊技用RAM104に記憶されている遊技に係る情報が消去されないようにしても良い。この場合には、遊技場の従業員は、設定変更モードで設定値を変更し、設定変更モードが終了した後にRAMクリアスイッチ191を押下操作しないことで、遊技に係る情報を消去しないまま設定値が変更された状況にすることが可能である。
Further, in each of the above embodiments, the game-related information stored in the
また上記各形態では、設定値が変更されたことを示唆する変更示唆を、設定値が変更可能であることを示唆するモード示唆よりも、優先して実行した。つまり、設定値変更画像YGの表示を設定変更中画像SHの表示よりも優先して実行し、「設定値が変更されました」という音声の出力を「設定変更可能です」という音声の出力よりも優先して実行し、枠ランプ212及び盤ランプ54による特別な第2発光態様での発光を特別な第1発光態様での発光よりも優先して実行した。しかしながら、変更示唆とモード示唆との関係は適宜変更可能であり、例えば変更示唆とモード示唆とが同時に(同じタイミングで)実行され得るようにしても良い。例えば表示画面50aのうち異なる表示領域(第1表示領域と第2表示領域)で設定値変更画像YGの表示と設定変更中画像SHの表示とを実行しても良い。また例えば左側に設けられたスピーカ620(第1音出力手段)から「設定変更可能です」という音声を出力しつつ、右側に設けられたスピーカ620(第2音出力手段)から「設定値が変更されました」という音声を出力しても良い。また例えば枠ランプ212(第1発光手段)を特別な第1発光態様で発光させつつ、盤ランプ54(第2発光手段)を特別な第2発光態様で発光させるようにしても良い。
In each of the above embodiments, the change suggestion suggesting that the setting value has been changed is given priority over the mode suggestion suggesting that the setting value can be changed. In other words, the setting value change image YG is displayed with priority over the setting change image SH, and the voice output of "The setting value has been changed" is output rather than the voice output of "The setting can be changed." , and the
また上記各形態では、設定値が変更されたときに、設定値変更画像YGの全体を設定変更中画像SHの上から重ねて表示した(図26(C)参照)。しかしながら、設定値変更画像YG(変更示唆画像)の表示を設定変更中画像SH(モード示唆画像)よりも目立つように(優先して)実行されていれば、設定値変更画像YGと設定変更中画像SHとをどのように配置しても良い。例えば設定値変更画像YGの一部を設定変更中画像SHの上から重ねて表示しても良い。また設定値変更画像YGを、設定変更中画像SHよりも大きく表示したり、表示画面50aのうち目立つ表示領域に表示しても良い。なお設定値変更画像YGの表示態様は、上向きの矢印を示すもの(図26(C)参照)であったが、設定値が変更されたことを示唆できれば、適宜変更可能である。また設定変更中画像SHの表示態様は、「設定変更中」の文字を示すもの(図26(B)参照)であったが、設定値が変更可能である状況を示唆できれば、適宜変更可能である。
Further, in each of the above embodiments, when the setting value is changed, the entire setting value change image YG is superimposed on the setting changing image SH (see FIG. 26C). However, if the setting value change image YG (change suggesting image) is displayed more conspicuously (with priority) than the setting changing image SH (mode suggesting image), then the setting value changing image YG and the setting changing image YG are displayed. The images SH may be arranged in any way. For example, a part of the setting value change image YG may be superimposed on the setting changing image SH. Also, the setting value change image YG may be displayed larger than the setting changing image SH, or may be displayed in a conspicuous display area of the
また上記各形態では、設定変更モードが終了した後に、設定値を示唆する示唆演出画像として、高設定値を示唆する不死鳥画像FT(図38(D)参照)や、ハズレ図柄態様を示す際に数字部分によって設定値を示唆する演出図柄EZがあった。しかしながら、上記以外の示唆演出画像が表示されるようにしても良い。つまり、上述した高設定示唆演出や図柄設定示唆演出以外が実行されるようにしても良い。例えば、遊技中でないことを示す客待ち演出の実行中に、設定値を示唆する示唆演出画像を表示するようにしても良い。 Further, in each of the above modes, after the setting change mode is finished, as a suggestive effect image suggesting a set value, a phoenix image FT (see FIG. 38(D)) suggesting a high set value, or when showing a failing design mode, There was an effect pattern EZ that suggests a setting value by a number part. However, a suggestive effect image other than the above may be displayed. In other words, an effect other than the high setting suggesting effect and the symbol setting suggesting effect described above may be executed. For example, a suggestion effect image suggesting the setting value may be displayed during execution of the customer waiting effect indicating that the game is not in progress.
また上記各形態では、高設定示唆演出を、SPリーチハズレであるという条件と、電源投入からの発射球数が10000発(所定球数)の倍数に到達している条件とが満たされた場合に実行した。しかしながら、2つの条件のうち何れか一方だけ満たされた場合に実行しても良く、また上記した条件は適宜変更可能である。例えば、大当たりである場合や、所定の抽選によって決定された場合に、高設定示唆演出を実行するようにしても良い。また高設定示唆演出は、設定値が「4」又は「5」或いは「6」である場合に実行され得るようにしたが、例えば設定値が「6」である場合にのみ実行され得るようにしても良く、どの設定値で実行するかは適宜変更可能である。また高設定示唆演出を、演出図柄EZがハズレ図柄態様で停止表示された後に実行したが(図38(C)(D)参照)、高設定示唆演出の実行タイミング(示唆演出画像の表示タイミング)は適宜変更可能である。例えば図37(B)に示すバトル敗北演出が実行される前に高設定示唆演出を実行するようにしても良い。また高設定示唆演出に替えて、設定値が「1」又は「2」或いは「3」である場合に低設定示唆演出を実行し得るようにしても良い。 Also, in each of the above forms, the high setting suggestion effect is performed when the condition that the SP reach is lost and the condition that the number of balls fired after turning on the power reaches a multiple of 10000 (predetermined number of balls). executed. However, it may be executed when only one of the two conditions is satisfied, and the above conditions can be changed as appropriate. For example, when the winning is a big hit or when it is determined by a predetermined lottery, the high setting suggesting effect may be executed. Also, the high setting suggesting effect can be executed when the setting value is "4", "5" or "6", but it can be executed only when the setting value is "6", for example. It is possible to change the set value to be executed as appropriate. Also, the high setting suggestion effect is executed after the effect symbol EZ is stopped and displayed in the losing pattern mode (see FIGS. 38(C) and 38(D)), but the execution timing of the high setting suggestion effect (the display timing of the suggestion effect image) can be changed as appropriate. For example, the high setting suggestion effect may be executed before the battle defeat effect shown in FIG. 37(B) is executed. Alternatively, instead of the high setting suggestion effect, the low setting suggestion effect may be executed when the set value is "1", "2" or "3".
また上記各形態では、図柄設定示唆演出を、ハズレである場合に実行した。しかしながら、図柄設定示唆演出の実行条件は、ハズレである場合に限られるものではなく、適宜変更可能である。例えば、大当たりである場合や、所定の抽選によって決定された場合に、図柄設定示唆演出を実行するようにしても良い。また図柄設定示唆演出では、ハズレ図柄態様を示す演出図柄EZの数字部分によって設定値を示唆したが、演出図柄EZ以外によって設定値を示唆するようにしても良い。例えば、キャラクタ画像やアイテム画像に付されている数字部分によって、設定値を示唆するようにしても良い。また演出図柄EZが停止表示されるタイミング(図37(B)参照)とは異なるタイミングで、設定値を示唆(示唆演出画像を表示)するようにしても良い。 Further, in each of the above modes, the symbol setting suggestion effect is executed when the game is lost. However, the execution condition of the symbol setting suggestion effect is not limited to the case of losing, and can be changed as appropriate. For example, in the case of a big win or in the case of a predetermined lottery, the symbol setting suggesting effect may be executed. In addition, in the symbol setting suggesting effect, the set value is suggested by the numerical part of the effect symbol EZ indicating the failing symbol mode, but the set value may be suggested by means other than the effect symbol EZ. For example, setting values may be suggested by numerical portions attached to character images or item images. Also, the setting value may be suggested (a suggestive effect image is displayed) at a timing different from the timing at which the effect symbol EZ is stopped and displayed (see FIG. 37(B)).
また上記各形態では、遊技制御用マイコン101が、演出制御用マイコン121に対して、設定値指定コマンドを送信するタイミングが以下の3つであった。即ち、電源投入時にステップS010の処理を行う第1のタイミング、設定値が変更されたときにステップS037の処理を行う第2のタイミング、設定変更モードの終了に伴って設定値が確定されたときにステップS040の処理を行う第3のタイミングがあった。しかしながら、遊技制御用マイコン101が、上記以外のタイミングとして、例えば設定変更モードが終了した後でも、設定値指定コマンドを送信するようにしても良い。この場合、例えば電源投入後の初回の変動開始時に設定値指定コマンドを送信するようにしても良い。又は遊技制御用マイコン101が設定値を示唆する設定値示唆演出の実行(示唆演出画像の表示)を管理していて、演出制御用マイコン121に設定値示唆演出を実行させる場合にだけ設定値指定コマンドを送信するようにしても良い。
Further, in each of the above forms, the
また上記各形態では、RAMクリアスイッチ191への押下操作に基づいて遊技用RAM104に記憶されている遊技に係る情報を消去するときでも、設定値情報記憶部107に記憶されている設定値情報を消去しないようにした。しかしながら、遊技に係る情報を消去するときに、設定値情報も消去するようにしても良い。この場合、例えば設定変更モード移行操作を行った場合に限り、電源投入後すぐに遊技に係る情報と設定値情報とを消去して、その後に設定変更モードに移行するようにしても良い。このようにすれば、設定値情報が記憶されていないにも拘わらず、遊技に係る制御が実行されてしまい、設定値が設定されていない状態で遊技が実行されるのを防ぐことが可能である。
Further, in each of the above embodiments, even when the game-related information stored in the
また上記各形態では、電源投入時に、設定値情報記憶部107に記憶されている設定値情報に基づいて、7セグ表示器300に設定値を表示し得るようにした(図26(B)参照)。しかしながら、7セグ表示器300以外の表示手段(例えば専用の表示器や画像表示装置50の表示画面50a)に前回の遊技で設定されていて設定値を表示するようにしても良い。
In each of the above embodiments, when the power is turned on, the set value can be displayed on the 7-
また上記各形態では、エラーモードに移行すると、電源を遮断するまで当該エラーモードが継続した。従って、遊技に係る制御が実行されることはなかった。しかしながら、エラーモードに移行しても、特定の操作に基づいて、エラーモードが終了すると共に、設定変更モードに移行するようにしても良い。この場合には、設定変更モードで設定値を設定することにより、その後に遊技に係る制御が実行されるようにする。その結果、遊技を実行できるようにすると良い。 Further, in each of the above embodiments, once the error mode was entered, the error mode continued until the power was turned off. Therefore, no game-related control was executed. However, even if the error mode is entered, the error mode may be terminated and the setting change mode may be entered based on a specific operation. In this case, by setting the setting value in the setting change mode, the control related to the game is executed thereafter. As a result, it is preferable that the game can be executed.
また上記各形態では、エラーモードに移行すると、7セグ表示器300ではエラー示唆として、「E」の文字を表すようにエラー点灯態様で発光した。しかしながら、エラーモードに移行していることを示唆できる発光態様であれば、適宜変更可能であり、例えば第1表示領域310から第4表示領域340(図24参照)までにおいて「----」を示す発光態様で発光するようにしても良い。
Further, in each of the above embodiments, when the error mode is entered, the 7-
また上記各形態では、エラーモードに移行すると、エラーモードに設定されていることを示すエラー報知として、表示画面50aに「設定値が設定されていません 設定変更モード移行操作を行って下さい」の文字を示す操作示唆画像SEが表示され、スピーカ620から特殊なエラー音が出力され、枠ランプ212及び盤ランプ54が特殊なエラー発光態様で発光した。しかしながら、上記した演出手段(画像表示装置50、スピーカ620、枠ランプ212及び盤ランプ54)以外の演出手段(例えばサブ液晶表示装置)を用いて、エラー報知を実行しても良い。また上記以外の演出態様(例えば表示画面50aの表示領域で赤色画像の表示)にしても良い。
Further, in each of the above modes, when the mode is shifted to the error mode, an error notification indicating that the error mode is set is displayed on the
また上記各形態では、電源投入時に、設定キー184(設定キーシリンダ)180が回転位置まで回転操作されているものの、RAMクリアスイッチ191が押下操作されていない場合に、設定値確認モードに移行した。しかしながら、上記以外の操作に基づいて、設定値確認モードに移行できるようにしても良い。例えば、電源投入時以外であって、遊技に係る制御の実行中に設定値確認モードに移行できるようにしても良い。具体的には、客待ち状態(特別図柄が変動表示しておらず且つ大当たり遊技が実行されていない状態)で、遊技機枠2を開放させることに基づいて、設定値確認モードに移行できるようにしても良い。
In each of the above modes, when the power is turned on, the setting key 184 (setting key cylinder) 180 is turned to the rotational position, but the RAM
また上記各形態では、設定変更モードが終了した後に、RAMクリアスイッチ191を押下操作しなくても、遊技用RAM104に記憶されている遊技に係る情報が消去された。しかしながら、設定変更モードが終了した後に、所定の演出手段(例えば画像表示装置50の表示画面50a)で、RAMクリアスイッチ191の押下操作に基づいて遊技に係る情報が消去されることを示唆しても良い。そしてこのときには、RAMクリアスイッチ191が押下操作された場合に限り、遊技に係る情報が消去されるようにしても良い。この場合であれば、設定変更モードが終了した後に、遊技場の従業員が遊技に係る情報を消去するか否かを任意に選択することが可能である。
Further, in each of the above embodiments, the game-related information stored in the
また上記各形態では、図27に示すように、通常時(設定キーシリンダ180が待機位置にあるとき)に、抵抗T2をプルダウン抵抗として機能させて、遊技制御用マイコン101に「L」レベルのスイッチ信号(第2信号)が入力された。そして、設定変更モードであるときに、遊技制御用マイコン101に「H」レベルのスイッチ信号(第1信号)が入力されるようにした。しかしながら、通常時に所定の抵抗をプルアップ抵抗として機能させて、遊技制御用マイコン101に「H」レベルのスイッチ信号(第1信号)が入力されて、設定変更モードであるときに、遊技制御用マイコン101に「L」レベルのスイッチ信号(第2信号)が入力されるようにしても良い。但しこの場合でも、設定キーシリンダ180が回転位置まで十分に回転操作されていないと設定変更モードに移行できず、設定キーシリンダ180が回転位置から回転し始めるとすぐに設定変更モードが終了すると良い。
Further, in each of the above modes, as shown in FIG. 27, during normal operation (when the setting
また上記各形態では、設定変更モードへの移行と、設定値の確定とを行うことが可能な移行操作手段が、回転操作可能な設定キーシリンダ180であった。しかしながら、直動操作可能な操作手段や、スイッチ式の操作手段等、その他の移行操作手段を用いて、設定変更モードへの移行と、設定値の確定とを行うことができるようにしても良い。また設定変更モードへの移行を可能とする操作手段と、設定値の確定を可能とする操作手段とを別に設けても良い。
Further, in each of the embodiments described above, the setting
また上記各形態では、設定キー1184(設定キーシリンダ180)を回転位置から待機位置の方へ回転し始めるとすぐに、設定キーシリンダスイッチ180aがONからOFFに切替わって(図28(A)(B)参照)、設定変更モードが終了するようになっていた。しかしながら、その他のタイミングで設定変更モードが終了するようにしても良い。例えば、設定キーシリンダ180を回転位置と待機位置との間の中間位置まで回転操作すると、設定キーシリンダスイッチ180aがONからOFFに切替わるようにしても良い。また、設定キーシリンダ180を待機位置まで完全に回転操作しないと、設定キーシリンダスイッチ180aがONからOFFに切替わらないようにしても良い。
In each of the above embodiments, as soon as the setting key 1184 (setting key cylinder 180) starts to rotate from the rotating position toward the standby position, the setting
また上記各形態では、設定確定操作が行われると、図26(F)に示すように、表示画面50aにて設定値確定画像SKを表示し、スピーカ620から「設定値を確定しました」という音声を出力し、枠ランプ212及び盤ランプ54を特別な第3発光態様で発光させた。しかしながら、その他の演出態様によって、設定値が正しく確定されたことを報知(示唆)しても良い。例えば、スピーカ620から特殊なサウンド音を出力させたり、表示画面50aに特殊なエフェクト画像を表示することで、設定値が正しく確定されたことを報知しても良い。
Further, in each of the above modes, when the setting confirmation operation is performed, as shown in FIG. A sound was output, and the
また上記各形態では、設定変更モードに移行した後、7セグ表示器300では、設定値の表示、初期表示、ベースの表示が順番に行われるようになっていた。しかしながら、これらの表示の順番は適宜変更可能である。例えば、初期表示が最初に開始されて、続いて、設定変更モードの開始に伴って設定値が表示されて、設定変更モードが終了するとベースが表示されるようにしても良い。なお上記形態では、初期表示として、7セグ表示器300での全ての点灯部分LB1~LB32を点灯させるようにしたが、その他の発光態様(点灯態様)であっても良く、適宜変更可能である。
In each of the above embodiments, after shifting to the setting change mode, the 7-
また上記各形態では、設定変更モードへ移行するための条件を、設定キーシリンダ180を回転位置にしておき、RAMクリアスイッチ191を押下操作した状態で、電源スイッチ195をON操作に切替えることであった。しかしながら、設定変更モードへ移行するための条件は、適宜変更可能である。例えば、遊技機枠2が開放(内枠21が外枠に対して開放、又は前扉23が内枠21に対して開放)していることと、客待ち状態であること(特別図柄が変動表示しておらず且つ大当たり遊技が実行されていないこと)としても良い。なお遊技中(特別図柄の変動表示中又は大当たり遊技の実行中)に、設定変更モードに移行して、設定値を変更できるようにしても良い。
In each of the above embodiments, the condition for shifting to the setting change mode is to turn the setting
また上記各形態では、設定キーシリンダ180を回転位置から待機位置の方へ回転操作すると、設定変更モードを終了させることが可能であった。しかしながら、設定キーシリンダ180以外の操作手段を用いて、設定変更モードを終了させることができるようにしても良い。
In each of the above embodiments, the setting change mode can be terminated by rotating the setting
また上記各形態では、7セグ表示器300に、通常遊技状態でのベースを表示した。しかしながら、その他の遊技状態でのベースを表示できるようにしても良い。即ち、7セグ表示器300に、大当たり遊技状態でのベース、高確率状態且つ時短状態でのベース、通常確率状態且つ時短状態でのベースなどを表示できるようにしても良い。また電源投入時から現時点までのベース(遊技状態毎に区分けしないベース)を表示しても良い。
Further, in each of the above embodiments, the 7-
また上記形態では、排出口センサ18aによる検出に基づいて、発射球数をカウントした。しかしながら、発射球数を検出するための方法は、適宜変更可能である。例えば、第1始動口センサ11aによる検出と、第2始動口センサ12aによる検出と、一般入賞口センサ10aによる検出と、大入賞口センサ14aによる検出とに基づいて、発射球数をカウントするようにしても良い。
Further, in the above embodiment, the number of shot balls is counted based on detection by the
また上記各形態では、7セグ表示器300にベースを表示可能にした。しかしながら、7セグ表示器300に、ベース以外でパチンコ遊技機PY1の性能に係る情報を表示可能にしても良い。例えば、パチンコ遊技機PY1の性能に係る情報として、出玉(総賞球数-発射球数)、又は出率を表示しても良い。出率は、電源が投入された時点から現時点までに獲得した総賞球数のうち役物の作動に基づいて獲得した賞球数の割合である。そして出率の中には、役物比率と連続役物比率とがある。役物比率は、総賞球数のうち、普通電動役物(電チュー12D)及び特別電動役物(大入賞装置14D)を含む全ての役物の作動に基づいて獲得した賞球数(役物賞球数)の割合である。連続役物比率は、総賞球数のうち、特別電動役物を連続して作動させることに基づいて獲得した賞球数(連続役物賞球数)の割合のことである。つまり連続役物比率は、総賞球数のうち、大当たり遊技の実行のみに基づいて獲得した賞球数の割合のことである。
Further, in each of the above embodiments, the base can be displayed on the 7-
また上記各形態では、図12に示すように、払出制御基板170にバックアップ電源を供給可能なコンデンサCA3が設けられていた。これに対して、遊技制御基板100にバックアップ電源を供給可能なコンデンサを設けても良い。また図74に示す変形例でも、遊技制御基板100にバックアップ電源を供給可能なコンデンサを設けても良い。また図74に示す変形例でも、遊技制御基板100にバックアップ電源を供給可能なコンデンサを設けても良い。これら場合、図12、図74、図76において説明した払出制御基板170と遊技制御基板100との関係が逆になり、払出制御用マイコン171と遊技制御用マイコン101との関係が逆になるだけである。
In each of the above embodiments, as shown in FIG. 12, the
また上記各形態では、電源ユニット190から払出制御用マイコン171に通常電源が供給されていないときに、払出制御基板170のコンデンサCA3は、払出制御用マイコン171と遊技制御用マイコン101の両方にバックアップ電源を供給できるように構成されていた。しかしながら、払出制御基板170のコンデンサCA3は、払出制御用マイコン171又は遊技制御用マイコン101の何れか一方に、バックアップ電源を供給できるように構成しても良い。
Further, in each of the above embodiments, when normal power is not supplied from the
また上記各形態において、バックアップ電源供給手段としてのコンデンサCA3は、電気2重層コンデンサであった。しかしながら、バックアップ電源供給手段は、電気2重層コンデンサよりも静電容量が小さいコンデンサ(例えば電解コンデンサ)であっても良い。またバックアップ電源供給手段は、コンデンサ以外で例えば電池であっても良く、適宜変更可能である。但し、万一の発熱に基づく出火の可能性を考慮すると、電池よりもコンデンサの方が安全上好ましい。 In each of the above embodiments, the capacitor CA3 as backup power supply means was an electric double layer capacitor. However, the backup power supply means may be a capacitor (for example, an electrolytic capacitor) having a capacitance smaller than that of the electric double layer capacitor. Also, the backup power supply means may be, for example, a battery other than a capacitor, and can be changed as appropriate. However, considering the possibility of fire due to heat generation, a capacitor is preferable to a battery for safety reasons.
また上記各形態において、外部から供給される電源(AC24Vの電力)に基づいて電力を供給可能な電力供給部を、表面実装部品を実装可能な電源ユニット190(モジュール)として構成した。しかしながら、電力供給部を、表面実装部品を実装不能な電源基板として構成しても良い。なお電源ユニット190や電源基板は、遊技球(遊技媒体)の発射を制御する発射制御回路を一体的に組み込んでいるものであっても良い。
In each of the above embodiments, the power supply unit capable of supplying power based on an externally supplied power source (24 VAC power) is configured as a power supply unit 190 (module) capable of mounting surface-mounted components. However, the power supply section may be configured as a power supply board on which surface mount components cannot be mounted. The
また上記各形態において、払出制御用マイコン171及び遊技制御用マイコン101に供給される通常電源は、DC5V(特定電圧)の電力であった。しかしながら、その他の電圧に基づく電力としても良い。また払出制御用マイコン171及び遊技制御用マイコン101に供給されるバックアップ電源は、DC5Vの電力であった。しかしながら、その他の電圧に基づく電力としても良い。
In each of the above embodiments, the normal power supply supplied to the
また上記各形態において、払出制御基板170又は遊技制御基板100に、バックアップ電源供給手段としてのコンデンサCA3を設けた。しかしながら、払出制御基板170又は遊技制御基板100という遊技の結果に影響を及ぼす(及ぼすおそれがある)制御基板(主基板)以外に、バックアップ電源供給手段としてのコンデンサCA3を設けても良い。つまり、演出制御基板120、画像制御基板140、サブドライブ基板162にバックアップ電源供給手段としてのコンデンサCA3を設けても良い。またこの場合に、バックアップ電源を供給する対象を、演出制御用マイコン121、画像用CPU141及び画像用RAM143等にしても良い。
Further, in each of the above embodiments, the
また上記各形態では、電源ユニット190は、DC5Vの電力(通常電源)を、枠側基板である払出制御基板170を介して、盤側基板である遊技制御基板100に供給した。しかしながら、枠側基板と盤側基板の関係は、払出制御基板170と遊技制御基板100との関係に限られるものではなく、適宜変更可能である。例えば、電源ユニット190は、DC5Vの電力を、枠側基板である発射制御基板(発射制御回路175を実装している基板)を介して、盤側基板である演出制御基板120に供給するようにして良い。また電源ユニット190は、DC5Vの電力に限られず、例えばDC12Vの電力、DC18Vの電力、DC24Vの電力、DC37Vの電力を、枠側基板を介して盤側基板に供給するようにしても良い。なお枠側基板、盤側基板は、集積回路(IC)を実装していない中継基板であっても良い。
In each of the above embodiments, the
上記各形態において、機種名シールは、大当たり当選確率が記載されたものであってもよい。この場合、設定値毎の大当たり当選確率が記載されているものであるとよい。そして、このような機種名シールは、上記形態と同様、7セグ表示器300に隣接して設けられているとよい。このような構成とすれば、設定の変更操作の際に、7セグ表示器300に表示された設定値に対応する大当たり当選確率を即座に確認することが可能である。すなわち、設定値毎の大当たり当選確率を確認しながら、設定変更の作業を行うことが可能である。なお、機種名シールとは別に、大当たり当選確率が記載された機種情報シールを遊技制御基板ケース100A(蓋ケース410)に貼付する構成としてもよい。大当たり当選確率が記載された機種情報シールを当選確率シールと称することとする。また、遊技制御基板ケース100Aに貼付する機種情報シールの種類は適宜変更可能である。
In each of the above modes, the model name sticker may have a jackpot winning probability written thereon. In this case, it is preferable that the jackpot winning probability for each set value is described. Such a model name sticker may be provided adjacent to the 7-
また上記各形態では、7セグ表示器300と設定キーシリンダ180とを同一基板上(遊技制御基板100上)に設けたが、両部品が、異なる基板上に設けられていてもよい。また上記形態では、RAMクリアスイッチ191が7セグ表示器300や設定キーシリンダ180と同一基板上に設けられていない(電源ユニット190に設けられている)構成としたが、同一基板上に設けられている構成としてもよい。また上記形態では、RAMクリアスイッチ191を設定の変更操作のための操作部としたが、設定の変更操作のための操作部をRAMクリアスイッチ191とは別に設けてもよい。
In each of the above embodiments, the 7-
また上記各形態では、設定キーシリンダ180を囲う周壁部413を、設定キーシリンダ180の基板接続側部188の形状に合わせて矩形状の周壁としたが、周壁部の形状やサイズ等は、設定キーシリンダの形状やサイズ等に合わせて適宜変更可能である。
In each of the above embodiments, the
また上記各形態では、設定キーシリンダ180の鍵穴面186と遊技制御基板ケース100A(蓋ケース410)の後面410aとを同一平面上に設けたが、設定キーシリンダ180が蓋ケース410の後方に明らかに突出していたり、蓋ケース410の前方に明らかに引っ込んでいたりしなければ、完全に同一平面上になくてもよい。すなわち、鍵穴面186と後面410aとは概ね同一平面上にあればよい。略面一という場合、概ね同一平面上にある場合と完全に同一平面上にある場合とを含むものとする。
In each of the above embodiments, the
また上記各形態では、当選した大当たり図柄の種類に基づいて高確率状態への移行が決定される遊技機として構成したが、いわゆるV確機(大入賞口内の特定領域(V領域)の通過に基づいて高確率状態に制御する遊技機)として構成してもよい。また上記各形態では、一旦高確率状態に制御されると次の大当たり遊技の開始まで高確率状態への制御が続く遊技機(いわゆる確変ループタイプの遊技機)として構成したが、いわゆるST機(確変の回数切りの遊技機)や転落機(抽選結果によって高確率状態が終了する遊技機)として構成してもよい。また、いわゆる1種2種混合機や、ハネモノタイプの遊技機として構成してもよい。すなわち、本明細書に示されている発明は、遊技機のゲーム性を問わず、種々のゲーム性の遊技機に対して好適に採用することが可能である。 In each of the above embodiments, the game machine is configured to determine the transition to the high-probability state based on the type of winning jackpot symbol. It may be configured as a game machine that controls to a high probability state based on. In each of the above forms, once controlled to a high probability state, the game machine continues to be controlled to a high probability state until the start of the next jackpot game (so-called variable loop type game machine). It may be configured as a game machine with a variable number of cuts) or a falling machine (a game machine in which the high probability state ends depending on the lottery result). Also, it may be configured as a so-called one-kind-two-kind machine, or a honeycomb type game machine. In other words, the invention shown in this specification can be preferably applied to gaming machines with various game characteristics regardless of the game characteristics of the gaming machines.
なお例えば1種2種混合機のように高確率状態に制御されることがないパチンコ遊技機において以下のように構成することも可能である。即ち、大当たり判定テーブルの中には、高確率状態に対応するテーブル(高確用テーブル)が設けられておらず、通常確率状態に対応するテーブル(通常用テーブル)だけが設けられている。そして、通常確率状態に対応するテーブルには、設定値の各々に拘わらず、大当たりと判定するための共通の下限判定値(共通下限判定値)が記憶されている一方、各設定値に対応して大当たりとは判定するための上限判定値(通常用上限判定値)がそれぞれ記憶されているようにしても良い。又は、通常確率状態に対応するテーブルには、設定値の各々に拘わらず、大当たりと判定するための共通の上限判定値(共通上限判定値)が記憶されている一方、各設定値に対応して大当たりとは判定するための下限判定値(通常用上限判定値)がそれぞれ記憶されているようにしても良い。 In addition, it is possible to configure as follows in a pachinko game machine which is not controlled to a high-probability state like, for example, a 1-type 2-type mixed machine. That is, among the big hit determination tables, there is no table corresponding to the high probability state (high probability table), and only the table corresponding to the normal probability state (normal table) is provided. In the table corresponding to the normal probability state, a common lower limit judgment value (common lower limit judgment value) for judging a big hit is stored regardless of each set value. The upper limit judgment value (normal upper limit judgment value) for judging whether it is a big hit or not may be stored respectively. Alternatively, the table corresponding to the normal probability state stores a common upper limit determination value (common upper limit determination value) for determining a jackpot regardless of each setting value, while corresponding to each setting value A lower limit judgment value (ordinary upper limit judgment value) for judging a big win may be stored.
また、特別遊技として、小当たり遊技(大入賞口の総開放時間が所定時間(例えば1.8秒)以下と短い特別遊技)を行うことがあってもよい。小当たり遊技の実行中の状態を小当たり遊技状態と言う。 Also, as a special game, a small winning game (a special game in which the total opening time of the big winning opening is as short as a predetermined time (for example, 1.8 seconds) or less) may be performed. A state in which a small winning game is being executed is called a small winning game state.
また、大入賞口(大入賞装置)は、複数(例えば2つ)あってもよい。この場合には、第1大入賞口と、第1大入賞口に入賞した遊技球を検出可能な第1大入賞口センサと、第2大入賞口と、第2大入賞口に入賞した遊技球を検出可能な第2大入賞口センサとが設けられている遊技機になる。 In addition, there may be a plurality of (for example, two) large winning openings (large winning devices). In this case, a first big winning hole, a first big winning hole sensor capable of detecting a game ball that has won the first big winning hole, a second big winning hole, and a game that has won the second big winning hole The game machine is provided with a second big winning hole sensor capable of detecting a ball.
また上記各形態では、第1始動口11又は第2始動口12への入賞に基づいて取得する乱数(判定用情報)として、大当たり乱数等の4つの乱数を取得することとしたが、一つの乱数を取得してその乱数に基づいて、大当たりか否か、当たりの種別、リーチの有無、及び変動パターンの種類を決めるようにしてもよい。すなわち、始動入賞に基づいて取得する乱数の個数および各乱数において何を決定するようにするかは任意に設定可能である。
In each of the above embodiments, four random numbers such as a jackpot random number are obtained as random numbers (determination information) obtained based on the winning of the
また上記各形態では、大当たりに当選してそのことを示す特別図柄が停止表示されたことを制御条件として、大当たり遊技状態(特別遊技状態)に制御されるパチンコ遊技機として構成した。これに対して、スロットマシン(回胴式遊技機、パチスロ遊技機)として構成してもよい。 In each of the above embodiments, the pachinko game machine is controlled to a jackpot game state (special game state) under the control condition that a jackpot has been won and a special symbol indicating that has been stopped and displayed. On the other hand, it may be configured as a slot machine (rotary type game machine, pachislot game machine).
また、スロットマシンのタイプは、どのようなタイプであってもよい。ビッグボーナスやレギュラーボーナスへの入賞によって獲得メダルを増やす所謂ノーマル機(Aタイプのスロットマシン)であれば、ビッグボーナスやレギュラーボーナス等のボーナスを実行している状態が特別遊技状態に相当する。また、小役に頻繁に入賞可能なART(アシストリプレイタイム)やAT(アシストタイム)等の特別な遊技期間にて獲得メダルを増やす所謂ART機やAT機であれば、ARTやAT中の状態が特別遊技状態に相当する。また、ノーマル機では特別遊技状態への制御条件は、ビッグボーナスやレギュラーボーナスに当選した上で、有効化された入賞ライン上に、ビッグボーナスやレギュラーボーナスへの移行契機となる図柄の組み合せが各リールの表示結果として導出表示されることである。また、ART機やAT機では特別遊技状態への制御条件は、例えば、ARTやATの実行抽選に当選した上で、規定ゲーム数を消化するなどしてARTやATの発動タイミングを迎えることである。 Also, any type of slot machine may be used. In the case of a so-called normal machine (type A slot machine) that increases the number of medals obtained by winning a big bonus or regular bonus, the state in which the big bonus or regular bonus is executed corresponds to the special game state. In addition, if it is a so-called ART machine or AT machine that increases the medals acquired during a special game period such as ART (Assist Replay Time) or AT (Assist Time) that can frequently win small roles, the state during ART or AT corresponds to the special game state. In addition, in normal machines, the control condition for the special game state is that after winning the big bonus or regular bonus, each combination of symbols that triggers the transition to the big bonus or regular bonus is placed on the activated pay line. It is to be derived and displayed as a reel display result. Also, in the ART machine and AT machine, the control condition for the special game state is, for example, after winning the execution lottery of ART or AT, reaching the activation timing of ART or AT by digesting the prescribed number of games. be.
15.上記した実施の形態に示されている発明
上記した実施の形態には、以下の各手段の発明が示されている。以下に記す手段の説明では、上記した実施の形態における対応する構成名や表現、図面に使用した符号を参考のためにかっこ書きで付記している。但し、各発明の構成要素はこの付記に限定されるものではない。
15. Inventions Shown in the Above-described Embodiments The above-described embodiments show inventions of the following means. In the description of the means described below, the corresponding structural names and expressions in the above-described embodiments and the reference numerals used in the drawings are added in parentheses for reference. However, the constituent elements of each invention are not limited to this appendix.
<手段A>
手段A1に係る発明は、
所定の抽選条件(第1始動口11又は第2始動口12への遊技球の入賞)が成立したことに基づいて、当たりか否かの抽選を行う遊技制御手段(遊技制御用マイコン101)を備えた遊技機(パチンコ遊技機PY1)において、
前記遊技制御手段は、
当選確率が異なる複数の設定値(設定値「1」、設定値「2」、設定値「3」、設定値「4」、設定値「5」、設定値「6」、図16参照)のうちから、選択された一の設定値に変更可能とし、
電源の投入に基づいて、前記遊技制御手段により設定値が変更されたことを示唆する示唆報知(設定値変更ランプ200の点灯、設定値変更示唆演出)を行うことが可能な示唆報知手段(設定値変更ランプ200、画像表示装置50、図6、図7参照)を備え、
前記示唆報知手段は、
前記示唆報知を行った場合には、所定の終了条件(設定値変更ランプ200が点灯されてから、特別図柄の変動表示が開始され、特別図柄が停止表示されて特別図柄で図柄が確定表示される回数が100回に達すること、又は設定値変更示唆演出が実行されてから変動演出が行われる回数が100回に達すること)が成立すると、その示唆報知を終了可能であることを特徴とする遊技機である。
<Means A>
The invention according to means A1 is
A game control means (game control microcomputer 101) that performs a lottery for whether or not a win is based on the establishment of a predetermined lottery condition (game ball winning to the
The game control means is
Multiple setting values with different winning probabilities (setting value “1”, setting value “2”, setting value “3”, setting value “4”, setting value “5”, setting value “6”, see FIG. 16) From among them, it is possible to change to one selected setting value,
Suggestion notification means (setting
The suggestion notifying means is
When the suggestion notification is performed, a predetermined end condition (after the set
この構成の遊技機によれば、電源の投入に基づいて、当選確率が異なる複数の設定値のうちから、選択された一の設定値に変更されたこと示唆する示唆報知が行われる場合があり、その示唆報知が行われた場合に、所定の条件が成立すると、その示唆報知が終了される場合がある。これにより、電源の投入に基づいて、示唆報知が行われ、所定の条件が成立して、示唆報知が終了となるまでに、遊技者に示唆報知を確認させて設定値が変更されたことを把握させることが可能となる。そのため、電源投入に基づく示唆報知によって、遊技者に最初に遊技を行う遊技機への動機付けを持たせることが可能となる。 According to the gaming machine with this configuration, when the power is turned on, there is a case where a suggestive notification is made suggesting that one setting value selected from among a plurality of setting values with different winning probabilities has been changed. , when the suggestive notification is performed, the suggestive notification may be terminated if a predetermined condition is satisfied. As a result, when the power is turned on, the suggestive notification is performed, and the game player confirms the suggestive notification to confirm that the set value has been changed before the predetermined condition is established and the suggestive notification ends. It is possible to comprehend. Therefore, it is possible to motivate the player to the gaming machine in which the game is played first by the suggestive notification based on the power-on.
手段A2に係る発明は、
手段A1に記載の遊技機において、
前記所定の終了条件とは、特別図柄の変動表示が所定回数(100回)行われることであることを特徴とする遊技機である。
The invention according to means A2 is
In the gaming machine according to means A1,
A gaming machine characterized in that the predetermined end condition is that the variable display of the special symbols is performed a predetermined number of times (100 times).
この構成の遊技機によれば、電源の投入に基づく示唆報知が行われた場合、特別図柄の変動尾表示が所定回数行われ、その示唆報知が終了となるまでに、遊技者に示唆報知を確認させて設定値が変更されたことを把握させることが可能となる。これにより、電源投入に基づく示唆報知によって、遊技者に特別図柄の変動表示が所定回数行われていない遊技機にて最初に遊技を行うための動機付けを持たせることが可能となる。 According to the gaming machine of this configuration, when the suggestive notification based on the power-on is performed, the fluctuation tail display of the special symbol is performed a predetermined number of times, and the suggestive notification is sent to the player before the suggestive notification is completed. It is possible to have the user confirm that the setting value has been changed. As a result, it is possible to motivate the player to play a game first on a gaming machine in which the variable display of the special symbols has not been performed a predetermined number of times by the suggestive notification based on the power-on.
手段A3に係る発明は、
手段A1又は手段A2に記載の遊技機において、
前記遊技制御手段は、
前記示唆報知手段を制御可能であることを特徴とする遊技機である。
The invention according to means A3 is
In the gaming machine according to means A1 or means A2,
The game control means is
The game machine is characterized in that the suggestion reporting means is controllable.
仮に示唆報知手段が演出制御手段により制御される場合には、設計者によって演出制御手段による制御の変更が行われると、その変更に伴って、示唆報知手段による報知が行われない場合がある。一方、この構成の遊技機によれば、示唆報知手段が遊技制御手段により制御されるため、設計者によって演出制御手段による制御の変更が行われても、示唆報知を行うことが可能となるため、設定値が変更されたことを示唆し、遊技者に把握させることが可能となる。 If the suggestion notification means is controlled by the performance control means, and the designer changes the control by the presentation control means, the suggestion notification means may not perform the notification in accordance with the change. On the other hand, according to the gaming machine of this configuration, since the suggestive notification means is controlled by the game control means, even if the designer changes the control by the effect control means, it is possible to perform the suggestive notification. , suggesting that the set value has been changed, making it possible for the player to grasp it.
手段A4に係る発明は、
手段A1又は手段A2に記載の遊技機において、
所定の演出を制御可能な演出制御手段(演出制御用マイコン121)を備え、
前記演出制御手段は、
前記示唆報知手段を制御可能であることを特徴とする遊技機である。
The invention according to means A4 is
In the gaming machine according to means A1 or means A2,
Equipped with production control means (production control microcomputer 121) capable of controlling a predetermined production,
The production control means is
The game machine is characterized in that the suggestion reporting means is controllable.
この構成の遊技機によれば、当選確率が異なる複数の設定値のうちから、選択された一の設定値に変更されたことを、遊技制御手段ではなく、演出制御手段により制御された示唆報知手段で、設定値が変更されたことが示唆される場合がある。これにより、遊技制御手段への負荷を抑制しつつ、設定値が変更されたことを遊技者に示唆し、遊技者に把握させることが可能となる。 According to the gaming machine of this configuration, the change to one set value selected from a plurality of set values with different winning probabilities is indicated by the effect control means instead of the game control means. Means may suggest that the setting has been changed. As a result, while suppressing the load on the game control means, it is possible to suggest to the player that the set value has been changed, and to make the player understand it.
手段A5に係る発明は、
手段A1乃至手段A4のいずれかに記載の遊技機において、
前記示唆報知手段は、
前記遊技制御手段により第1設定値に変更された場合よりも、前記第1設定値と異なる第2設定値(設定値「6」、図16(F)参照)に変更された場合のほうが、前記示唆報知を行い易い(図33(A)、64(A)参照)ことを特徴とする遊技機である。
The invention according to means A5 is
In the gaming machine according to any one of means A1 to means A4,
The suggestion notifying means is
When changed to a second set value (set value "6", see FIG. 16 (F)) different from the first set value than when changed to the first set value by the game control means, The gaming machine is characterized in that it is easy to perform the suggestion notification (see FIGS. 33(A) and 64(A)).
この構成の遊技機によれば、第1設定値に変更された場合よりも、その第1設定値と異なる第2設定値に変更された場合のほうが、示唆報知手段による示唆報知が行われ易い。これにより、示唆報知を遊技者に確認させることで、設定値が変更されたことを遊技者に把握させるだけでなく、第1設定値と異なる第2設定値に変更されたという推測を行わせることが可能となる。そのため、示唆報知手段により示唆報知が行われたことだけでなく、示唆報知の行われ易さによっても、遊技者に最初に遊技を行う遊技機への動機付けを持たせることが可能となる。 According to the game machine of this configuration, the suggestive notification by the suggestive notification means is more likely to be performed when the setting value is changed to the second setting value different from the first setting value than when the setting value is changed to the first setting value. . Thus, by making the player confirm the suggestive notification, the player not only grasps that the set value has been changed, but also makes the player guess that the set value has been changed to the second set value different from the first set value. becomes possible. Therefore, it is possible to motivate the player to play the first game machine not only by the fact that the suggestive notification is performed by the suggestive notification means but also by the ease with which the suggestive notification is performed.
手段A6に係る発明は、
手段A5に記載の遊技機において、
前記第1設定値(設定値「1」)に対応する当選確率(低確率状態での大当たり当選確率(約1/301)、高確率状態での大当たり当選確率(約1/30)、図16(A)参照)よりも、前記第2設定値(設定値「6」)に対応する当選確率(低確率状態での大当たり当選確率(約1/200)、高確率状態での大当たり当選確率(約1/20)、図16(F)参照)のほうが高いことを特徴とする遊技機である。
The invention according to means A6 is
In the gaming machine according to means A5,
Winning probability corresponding to the first set value (set value "1") (jackpot winning probability in low probability state (approximately 1/301), jackpot winning probability in high probability state (approximately 1/30), Fig. 16 (A)), than the winning probability corresponding to the second set value (set value "6") (jackpot winning probability in low probability state (about 1/200), jackpot winning probability in high probability state ( about 1/20), see FIG. 16(F)).
この構成の遊技機によれば、第1設定値に変更された場合よりも、その第1設定値に対応する当選確率よりも高い当選確率に対応する第2設定値に変更された場合のほうが、示唆報知手段による示唆報知が行われ易い。これにより、示唆報知を遊技者に確認させて、設定値が変更されたことを遊技者に把握させるだけでなく、示唆報知が行われたことで、第1設定値に対応する当選確率よりも高い当選確率に対応する第2設定値に変更されたという推測を行わせることが可能となる。そのため、第1設定値に対応する当選確率よりも高い当選確率に対応する第2設定値に変更されたという推測によって、遊技者に最初に遊技を行う遊技機への動機付けを持たせることが可能となる。 According to the gaming machine of this configuration, the change to the second setting value corresponding to the winning probability higher than the winning probability corresponding to the first setting value is more likely than the change to the first setting value. , suggestive notification by the suggestive notification means is likely to be performed. As a result, not only is the player confirmed by the suggestive notification to let the player know that the set value has been changed, but also by performing the suggestive notification, the winning probability is higher than the winning probability corresponding to the first set value. It is possible to make an assumption that the second set value has been changed to correspond to a high winning probability. Therefore, it is possible to motivate the player to play the game first by guessing that the second setting value has been changed to the second setting value corresponding to the winning probability higher than the winning probability corresponding to the first setting value. It becomes possible.
手段A7に係る発明は、
手段A1乃至手段A6のいずれかに記載の遊技機において、
前記示唆報知手段は、
前記遊技制御手段により第1設定値(設定値「1」、図16(A)参照)に変更された場合よりも、前記第1設定値と異なる第2設定値(設定値「6」、図16(F)参照)に変更された場合のほうが、前記示唆報知を終了し易い(図63(B)、69(B)参照)ことを特徴とする遊技機である。
The invention according to means A7 is
In the gaming machine according to any one of means A1 to means A6,
The suggestion notifying means is
A second set value (set value "6", different from the first set value than when it is changed to the first set value (set value "1", see FIG. 16 (A)) by the game control means 16(F)), it is easier to end the suggestive notification (see FIGS. 63(B) and 69(B)).
この構成の遊技機によれば、第1設定値に変更された場合よりも、その第1設定値と異なる第2設定値に変更された場合のほうが、示唆報知が終了され易い。これにより、示唆報知を遊技者に確認させることで、設定値が変更されたことを遊技者に把握させるだけでなく、示唆報知の終了し易さによって第1設定値と異なる第2設定値に変更されたかもしれないという推測を行わせることが可能となる。そのため、示唆報知手段により示唆報知と示唆報知の終了し易さによって、遊技者に最初に遊技を行う遊技機への動機付けを持たせ、その遊技機での稼働に貢献させることが可能となる。 According to the gaming machine with this configuration, the suggestive notification is more likely to end when the second setting value different from the first setting value is changed than when the setting value is changed to the first setting value. As a result, by having the player confirm the suggestive notification, not only is the player aware that the set value has been changed, but also the second set value different from the first set value can be set depending on how easily the suggestive notification ends. It is possible to make an assumption that it may have been changed. Therefore, the suggestive notification by the suggestive notifying means and the easiness of termination of the suggestive notification can motivate the player to the gaming machine in which the game is first played, and contribute to the operation of the gaming machine. .
手段A8に係る発明は、
手段A7に記載の遊技機において、
前記第1設定値(設定値「1」)に対応する当選確率(低確率状態での大当たり当選確率(約1/301)、高確率状態での大当たり当選確率(約1/30)、図16(A)参照)よりも、前記第2設定値(設定値「6」)に対応する当選確率(低確率状態での大当たり当選確率(約1/200)、高確率状態での大当たり当選確率(約1/20)、図16(F)参照)のほうが高いことを特徴とする遊技機である。
The invention according to means A8 is
In the gaming machine according to means A7,
Winning probability corresponding to the first set value (set value "1") (jackpot winning probability in low probability state (approximately 1/301), jackpot winning probability in high probability state (approximately 1/30), Fig. 16 (A)), than the winning probability corresponding to the second set value (set value "6") (jackpot winning probability in low probability state (about 1/200), jackpot winning probability in high probability state ( about 1/20), see FIG. 16(F)).
この構成の遊技機によれば、第1設定値に変更された場合よりも、その第1設定値に対応する当選確率よりも高い当選確率である第2設定値に変更された場合のほうが、示唆報知が終了され易い。これにより、示唆報知を遊技者に確認させて、設定値が変更されたことを遊技者に把握させるだけでなく、示唆報知の終了し易さによって、第1設定値に対応する当選確率よりも高い当選確率に対応する第2設定値に変更されたという推測を行わせることが可能となる。そのため、第1設定値に対応する当選確率よりも高い当選確率に対応する第2設定値に変更されたという推測によって、遊技者に最初に遊技を行う遊技機への動機付けを持たせ、その遊技機での稼働に貢献させることが可能となる。 According to the gaming machine with this configuration, the change to the second set value, which is a winning probability higher than the winning probability corresponding to the first set value, is more effective than the change to the first set value. Suggestion notification is likely to end. This not only allows the player to confirm the suggestive notification and allows the player to grasp that the set value has been changed, but also makes it easier to terminate the suggestive notification, thereby making the winning probability higher than the winning probability corresponding to the first set value. It is possible to make an assumption that the second set value has been changed to correspond to a high winning probability. Therefore, by guessing that the second setting value corresponding to the winning probability higher than the winning probability corresponding to the first setting value is changed, the player is motivated to the gaming machine to play the game for the first time. It is possible to contribute to the operation of the game machine.
ところで、特開2010-201058号公報に記載の遊技機では、電源投入に基づいて高確率期待度を示すステージが抽選され、選択されたステージが画像表示装置の表示画面に表示する構成となっている。この構成により、画像表示装置の表示画面に表示されるステージを確認することで、遊技者が最初に遊技を行う遊技機への動機付けを持たせることが可能であった。しかしながら、上記の特許文献1に記載されているパチンコ遊技機で行われる構成に限らず、他の構成によって、遊技者が最初に遊技を行う遊技機への動機付けを持たせることが可能である。そこで手段A1~A8に係る発明は、特開2010-201058号公報に記載の遊技機に対して、所定の抽選条件が成立したことに基づいて当たりか否かの抽選を行う遊技制御手段は、当選確率が異なる複数の設定値のうちから、選択された一の設定値に変更可能とし、電源の投入に基づいて、遊技制御手段により設定値が変更されたことを示唆する示唆報知を行うことが可能な示唆報知手段を備え、示唆報知手段は、示唆報知を行った場合には、所定の条件が成立すると、その示唆報知を終了可能である点で相違している。これにより、遊技者が最初に遊技を行う遊技機への動機付けを持たせることが可能な遊技機を提供するという課題を解決する(作用効果を奏する)ことが可能である。
By the way, in the gaming machine described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2010-201058, a stage exhibiting a high probability expectation level is selected based on power-on, and the selected stage is displayed on the display screen of the image display device. there is With this configuration, by confirming the stage displayed on the display screen of the image display device, it is possible for the player to be motivated to play the game machine for the first time. However, it is possible to motivate the player to play the game first by other configurations, not limited to the configuration performed in the pachinko gaming machine described in
PY1…パチンコ遊技機
40k…演出ボタン(入力部)
50…画像表示装置
50a…表示画面
54…盤ランプ
100…遊技制御基板
101…遊技制御用マイコン
102…遊技用CPU
104…遊技用RAM
120…演出制御基板
121…演出制御用マイコン
200…設定値変更ランプ
212…枠ランプ
300…7セグ表示器
620…スピーカ
PY1...Pachinko
50...
104: RAM for games
120... Production control board 121...
Claims (1)
前記遊技制御手段は、
当選確率が異なる複数の設定値のうちから、選択された一の設定値に変更可能とし、
電源の投入に基づいて、前記遊技制御手段により設定値が変更されたことを示唆する示唆報知を行うことが可能な示唆報知手段を備え、
前記示唆報知手段は、
前記示唆報知を行った場合には、特別図柄の変動表示が所定回数行われると、その示唆報知を終了可能であり、
前記遊技制御手段により第1設定値に変更された場合よりも、前記第1設定値と異なる第2設定値に変更された場合のほうが、前記示唆報知を終了し易いことを特徴とする遊技機。 In a gaming machine provided with game control means for performing a lottery to determine whether or not a win is made based on the establishment of a predetermined lottery condition,
The game control means is
It is possible to change to one set value selected from among a plurality of set values with different winning probabilities,
Suggestion notification means capable of performing suggestion notification suggesting that the set value has been changed by the game control means based on power-on,
The suggestion notifying means is
When the suggestive notification is performed, the suggestive notification can be terminated when the variable display of the special symbol is performed a predetermined number of times ,
A gaming machine characterized in that it is easier to end the suggestive notification when the game control means changes to a second set value different from the first set value than when the game control means changes to the first set value. .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019098611A JP7118431B2 (en) | 2019-05-27 | 2019-05-27 | game machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019098611A JP7118431B2 (en) | 2019-05-27 | 2019-05-27 | game machine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020192016A JP2020192016A (en) | 2020-12-03 |
JP7118431B2 true JP7118431B2 (en) | 2022-08-16 |
Family
ID=73548416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019098611A Active JP7118431B2 (en) | 2019-05-27 | 2019-05-27 | game machine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7118431B2 (en) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017113138A (en) | 2015-12-22 | 2017-06-29 | 株式会社高尾 | Pinball game machine |
JP2019034062A (en) | 2017-08-21 | 2019-03-07 | 株式会社三洋物産 | Game machine |
JP2020031992A (en) | 2018-08-31 | 2020-03-05 | 株式会社ニューギン | Game machine |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6584548B2 (en) * | 2017-03-24 | 2019-10-02 | キヤノン株式会社 | Ink, ink cartridge, and ink jet recording method |
-
2019
- 2019-05-27 JP JP2019098611A patent/JP7118431B2/en active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017113138A (en) | 2015-12-22 | 2017-06-29 | 株式会社高尾 | Pinball game machine |
JP2019034062A (en) | 2017-08-21 | 2019-03-07 | 株式会社三洋物産 | Game machine |
JP2020031992A (en) | 2018-08-31 | 2020-03-05 | 株式会社ニューギン | Game machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020192016A (en) | 2020-12-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7181590B2 (en) | game machine | |
JP7313650B2 (en) | game machine | |
JP2020174941A (en) | Game machine | |
JP2023153287A (en) | Game machine | |
JP2020115971A (en) | Game machine | |
JP7239175B2 (en) | game machine | |
JP7118431B2 (en) | game machine | |
JP2021041066A (en) | Game machine | |
JP7325140B2 (en) | game machine | |
JP7329875B2 (en) | game machine | |
JP7218889B2 (en) | game machine | |
JP7272619B2 (en) | game machine | |
JP7253221B2 (en) | game machine | |
JP7253222B2 (en) | game machine | |
JP7457418B2 (en) | gaming machine | |
JP7530674B2 (en) | Gaming Machines | |
JP7454286B2 (en) | gaming machine | |
JP7352926B2 (en) | gaming machine | |
JP2023001292A (en) | game machine | |
JP2022009966A (en) | Game machine | |
JP2022010022A (en) | Game machine | |
JP2020120981A (en) | Game machine | |
JP2020199100A (en) | Game machine | |
JP2020058541A (en) | Game machine | |
JP2020058547A (en) | Game machine |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210210 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220111 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220309 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220705 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220727 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7118431 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |