JP7118216B1 - 車載制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のコネクタからの外来ノイズによる誤動作を抑制しつつ、柔軟な基板変更による機能の拡張を行う車載制御装置を提供する。【解決手段】車載制御装置100において、金属カバーと金属ベースで構成された金属筐体にインターフェース基板4と制御基板6が収納される。インターフェース基板4には、メインバッテリ101と、サブバッテリ102と、から夫々外部接続コネクタ1a、1bに信号が供給されて、夫々の信号に対してインターフェース基板4上でフレームGND41との間にカップリングコンデンサ45が設けられる。制御基板6へは、メインバッテリ101及びサブバッテリ102夫々に対応する基板間コネクタ5a、5bを介して信号が供給される。制御基板6と、インターフェース基板4とは、着脱可能である。【選択図】図4

Description

本願は、車載制御装置に関するものである。
従来、複数基板を一つの筐体に収納して、基板同士の接続を着脱することにより基板を交換し、機能を変更、更新、追加する技術は広く制御機器に用いられている。基板を着脱して交換する場合に、交換作業が容易に安全にできる工夫がされた機器あるいは、基板の交換あるいは変更により、将来に渡って性能の向上が行えるような機能拡張性を持たせた機器は、組立パソコン等に代表されるように広く用いられている。
例えば、特許文献1によれば、筐体に固定されたマザーボードとなる第3の基板に対して、当該基板の両面に垂直に第1の基板と第2の基板を接続する接続部を複数備えた機器が提案されており、機器の外部との接続部も第2の基板に設けることで、周辺機器との接続の配線の接続切り替えを容易にするとともに、第1の基板と第2の基板の着脱が容易な構造とすることで、組み立てを簡素化する機器が提案されている。マザーボードに複数のコネクタを設けることでケーブル接続基板を交換することで拡張性を持たせるとともに、各ケーブル接続のインターフェースに応じた制御基板も交換できるようになっている。
また特許文献2によれば、一つのボックス内に複数のECU基板と共通回路基板とを収納しており、共通回路基板と各ECU基板とはカードエッジまたは基板コネクタで接続し、外部電装品とのワイヤハーネスによる接続は、一部はECU基板上のワイヤハーネス接続用コネクタで行い、電源などの主要な入出力インターフェースは共通回路基板に接続して背の高い部品を共通回路基板へ搭載することにより、各ECU基板の薄型化が可能になるECU集中収容箱が提案されている。これにより、複数のECUをワイヤハーネスで接続せずに共通回路基板を介して接続することができるようになっており、各ECU基板に搭載する回路は必要最小限にすることができる。またカードエッジあるいは基板間コネクタで基板を接続することにより脱着、交換も可能な構成になっており、ECU基板側へも外部のワイヤハーネス接続用コネクタを設けることで、将来的に基板追加による機能の拡張あるいは基板変更による機能アップも容易にできるようになっている。
特開平7-6837号公報 特開2011-108955号公報
しかしながら、特許文献1においては、マザーボードとなる第3の基板上のコネクタに制御基板あるいはインターフェース基板を挿入することで、機能拡張することに言及されているが、マザーボードと接続する基板が垂直になっているため、機能拡張をするためにはあらかじめ大きなスペースを筐体内に確保しておく必要がある。また外部と接続する基板を拡張することができる構成となっているが、仮に外部との各接続ケーブルにそれぞれGNDが含まれていた場合、複数の基板に別々のGND配線が接続されることとなるため、各接続ケーブルに伝導ノイズが重畳した場合に、複数の基板間のGNDの電位差が生じやすくなることが想定され、制御基板の誤動作が発生しやすくなる可能性がある。
また、特許文献2においては、共通回路基板に複数のECU基板を基板間コネクタ等で接続し、共通基板へ大型部品を搭載することについて言及されており、ECU基板を小型化、薄型化して交換したり、拡張したりすることが容易である構成となっているが、特許文献1と同様に、将来的に基板追加による機能拡張を行う場合には、共通回路基板へ基板間コネクタ等を予め準備しておき、ECU集中収容筐体に追加するECU基板の搭載スペースを確保しておく必要があり、ECU集中収容筐体のサイズが大きくなってしまう。
本願は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、複数のコネクタからの外来ノイズによる誤動作を抑制しつつ、接続される制御基板の回路規模が変化した場合においても、基板収納筐体のサイズへ大きな影響を与えることなく、機能の拡張性が可能な車載制御装置を提供することを目的とする。
本願に開示される車載制御装置は、外部と接続するインターフェース基板と外部情報を受けて制御を行う制御基板を含む複数枚の基板を収納可能な金属筐体を構成する金属カバーと金属ベース、インターフェース基板を外部と接続する第一の外部接続コネクタおよび第二の外部接続コネクタを備え、第一の外部接続コネクタは第一の基板間コネクタに、第二の外部接続コネクタは第二の基板間コネクタへ、それぞれインターフェース基板において接続されており、第一の基板間コネクタおよび第二の基板間コネクタは制御基板に接続される車載制御装置であって、第一の外部接続コネクタにはメインバッテリから供給される電源とGNDを含む制御信号が接続され、第二の外部接続コネクタにはサブバッテリから供給される電源とGNDを含む制御信号が接続されており、第一の外部接続コネクタと第二の外部接続コネクタから供給される各制御信号は、インターフェース基板に設けられた金属ベースと電気的に接続されているフレームGNDとの間のカップリングコンデンサを介して供給され、第一の外部接続コネクタと第二の外部接続コネクタはインターフェース基板のシステムGNDを介して接続されるとともに、第一の基板間コネクタおよび第二の基板間コネクタを介して制御基板のシステムGNDへ接続されており、制御基板はインターフェース基板と着脱可能である。
本願の車載制御装置によれば、インターフェース基板上でカップリングコンデンサを介してメインバッテリとサブバッテリはフレームGNDに接続されているため、例えばメインバッテリのハーネスにのみノイズが重畳した場合においても、インターフェース基板内ではメインバッテリとサブバッテリとGNDは低インピーダンスで結合され、ハーネス重畳ノイズの影響を受けにくい。またGNDもメインバッテリとサブバッテリに分かれて、第一及び第二の基板間コネクタに接続されているため、制御基板においてはメインバッテリのGNDとサブバッテリのGNDは別のGNDとして分離することができ、例えばメインバッテリの制御基板上の回路で負荷変動が非常に大きく、大きなGND変動が発生する場合においても、サブバッテリの制御基板上の回路にはほとんど影響がないため、GNDを分けることで負荷変動が大きい回路とセンシティブな回路を分離して構成することができる。また、インターフェース基板と制御基板は脱着可能になっていることから、制御基板は電源ハーネスからの外来ノイズの影響を気にすることなく交換が可能となっており、製品機能のバリエーション展開あるいは、オプション展開が安価に実現できる。
実施の形態1に係る車載制御装置の一部を断面表示にて示す断面図である。 実施の形態1に係る車載制御装置における基板の配置構成を説明する上面図である。 実施の形態1に係る車載制御装置の組み立てイメージを示す斜視図である。 実施の形態1に係る車載制御装置の回路図である。 実施の形態2に係る車載制御装置における基板の配置構成を説明する上面図である。 実施の形態2に係る車載制御装置の組み立てイメージを示す斜視図である 実施の形態3に係る車載制御装置の一部を断面表示にて示す断面図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る車載制御装置100の要部を断面して左側面側から見た断面図を示している。図2は、金属筐体の金属カバー2を外した状態で上面から見た組立図を示している。図3は、金属筐体と各基板の組付けイメージを示した斜視図である。図4は、本実施の形態でのインターフェース基板4、制御基板6の基板間を含めた接続構成を示す回路結線図である。まず図1の断面図に基づいて、本実施の形態1における車載制御装置の基本的な構成について説明する。
図1に示すように、車載制御装置100は金属筐体を構成する金属カバー2と金属ベース3の内部には、インターフェース基板4と制御基板6が収納されている。金属カバー2は、図3に示すように、第一の金属カバー2aと第二の金属カバー2bで構成されている。金属筐体の一方(図1において左側)に設けた開口部には、インターフェース基板4の上(表面)に実装された外部接続を行うための外部接続コネクタ1が設けられている。外部接続コネクタ1は、図2、図3に示すように、第一の外部接続コネクタ1a、第二の外部接続コネクタ1bで構成されている。また、基板間コネクタ5は、第一の基板間コネクタ5aと第二の基板間コネクタ5bを備えており、制御基板6は、第一の制御基板6aと第二の制御基板6bで構成されており、中継用基板間コネクタ7は、第一の中継用基板間コネクタ7aと第二の中継用基板間コネクタ7bを備えている。なお、図1においては、第一の外部接続コネクタ1a、第一の金属カバー2a、第一の基板間コネクタ5a、第一の制御基板6a、第一の中継用基板間コネクタ7aの部分における構造を示しているが、対をなす、第二の外部接続コネクタ1b、第二の金属カバー2b、第二の基板間コネクタ5b、第二の制御基板6b、第二の中継用基板間コネクタ7bの部分においても同様に構成されている。
インターフェース基板4と制御基板6は基板間コネクタ5を介して接続されており、基板間コネクタ5が表面に実装されたインターフェース基板4の裏面が対向する金属ベース3の内面には、金属ベース3からインターフェース基板4に近接して対向するように基板間コネクタ支え用突起9が設けられている。同様に、基板間コネクタ5が裏面に実装された制御基板6の表面が対向する金属カバー2の内面には、金属カバー2から制御基板6に近接して対向するように基板間コネクタ支え用突起9が設けられている。
またインターフェース基板4は、外部接続コネクタ1が実装される領域には金属筐体の金属ベース3と電気的に接続されるフレームGND(Ground)41の内層部に設けられたフレームGNDパターン42(図2、図4参照)が設けられており、基板間コネクタ5が実装される領域には制御基板6のGND層に基板間コネクタ5を介して電気的に接続されているシステムGND43の内層部にシステムGNDパターン44(図2、図4参照)が設けられている。
また制御基板6には発熱が大きい電子部品62が実装されており、電子部品62による発熱は、伝熱材63を介して金属カバー2に放熱される。
次に図2に基づいて、本実施の形態1での複数の制御基板6a、6bを搭載する構成について説明する。
図1の制御基板6は、実際には第一の制御基板6aと第二の制御基板6bに分かれており、第一の制御基板6aと第二の制御基板6bの下面(裏面)に設けた第一の基板間コネクタ5aと第二の基板間コネクタ5bは、それぞれインターフェース基板4の上面(表面)に設けた第一の基板間コネクタ5aと第二の基板間コネクタ5bに接続される。
インターフェース基板4の上面(表面)には、第一の基板間コネクタ5a、第二の基板間コネクタ5bと平面方向に対向する位置に第一の外部接続コネクタ1a、第二の外部接続コネクタ1bを実装している。インターフェース基板4は、金属ベース3とはネジ締結にて接続固定されている。
ここで、第一の制御基板6aと第二の制御基板6bは両制御基板同士が重ならずに平面方向に横に並んで配置されている。第一の制御基板6aの下面(裏面)には、第一の基板間コネクタ5aが実装されている辺と反対側の辺に近く、且つ第一の制御基板6aと第二の制御基板6bが対向する辺に近接する位置に第一の中継用基板間コネクタ7aが実装されている。同様に、第二の制御基板6bの下面(裏面)にも第一の制御基板6aに対向する辺で且つ中継用基板間コネクタ7aに対向する位置に第二の中継用基板間コネクタ7bを実装している。
各制御基板に設けられた第一の中継用基板間コネクタ7aと第二の中継用基板間コネクタ7bのそれぞれは、金属ベース3にネジ固定された中継基板8に設けられた第一の中継用基板間コネクタ7aと第二の中継用基板間コネクタ7bにそれぞれが接続され、第一の制御基板6aと第二の制御基板6bは、中継基板8を介して接続されている。
次に本実施の形態1の組付け図である図3を用いて、組付け構成を説明する。
金属カバー2は第一の金属カバー2aと第二の金属カバー2bに分かれており、それぞれ第一の制御基板6aと第二の制御基板6bがネジ固定されている。また第一の制御基板6aと第二の制御基板6bの上面(表面)に設けられた各電子部品62は、それぞれ第一の金属カバー2aと第二の金属カバー2bに伝熱材63を介して、伝熱経路を確保している。
また各金属カバー2a、2bの内面には、図1にも示したように、基板間コネクタ5a、5bと中継用基板間コネクタ7a、7bに対して、基板間コネクタ5a、5bと中継用基板間コネクタ7a、7bが設けられた各制御基板6a、6bの実装位置の裏面、即ち、図1、図3において各制御基板6a、6bの上面に近接するように、基板間コネクタ支え用突起9を各2か所ずつ設けている。金属カバー2に設けられた基板間コネクタ支え用突起9に対応するように、金属ベース3の内面にも、制御基板6に設けられた基板間コネクタ5a、5bと中継用基板間コネクタ7a、7bの嵌合相手側となるインターフェース基板4の基板間コネクタ5a、5bと中継基板8の中継用基板間コネクタ7a、7bの各基板裏(下面)に近接するように、基板間コネクタ支え用突起9が4か所設けられている。
本構成から明らかなように、第一の制御基板6aと第一の金属カバー2a、第二の制御基板6bと第二の金属カバー2bはそれぞれ組付けられた状態で、インターフェース基板4と中継基板8が固定された金属ベース3に、個別に脱着ができる構成となっている。
図3には示していないが、金属ベース3と金属カバー2はネジ締結等で固定することにより、一体の車載制御装置となる。
次に、図4に示す本実施の形態1の車載制御装置100の全体の回路構成について説明する。
第一の外部接続コネクタ1aにはメインバッテリ101の電源とGNDおよびメイン用インターフェース48が外部ハーネスより接続されている。また、第一の外部接続コネクタ1aは、インターフェース基板4に設けられた配線により第一の基板間コネクタ5aへ接続され、更に第一の制御基板6aに設けられた第一の制御回路61aへ接続されている。
また同様に、第二の外部接続コネクタ1bにはサブバッテリ102の電源とGND及びサブ用インターフェース49が外部ハーネスより接続されている。また、第二の外部接続コネクタ1bは、インターフェース基板4に設けられた配線により第二の基板間コネクタ5bへ接続され、更に第二の制御基板6bに設けられた第二の制御回路61bへ接続されている。
インターフェース基板4には、金属ベース3に接続するフレームGND41および各制御基板6a、6bの第一の制御回路61aの基準GNDとなるシステムGND43が設けられており、インターフェース基板4においてメインバッテリ101から供給されるGNDおよびサブバッテリ102から供給されるGNDはシステムGND43に接続されている。
インターフェース基板4に設けられた第一の外部接続コネクタ1aおよび第二の外部接続コネクタ1bの近傍の電源あるいはGND、制御信号の各配線には、カップリングコンデンサ45をフレームGND41との間に実装しており、またインターフェース基板4に設けられた第一の基板間コネクタ5aおよび第二の基板間コネクタ5bの近傍の電源あるいは配線には、フィルタコンデンサ46をシステムGND43との間に実装している。
更にインターフェース基板に設けられた各電源配線あるいは信号の配線において、片端がフレームGND41に接続されるカップリングコンデンサ45と片端がシステムGND43に接続されるフィルタコンデンサ46の間には、これらと直列にノイズフィルタ47を挿入して接続している。
第一の制御基板6aと第二の制御基板6bの間は、中継基板8を介して接続されており、第一の制御回路61aからの信号は、第一の中継用基板間コネクタ7aを介して、中継基板8に設けられた配線に接続され、また第二の中継用基板間コネクタ7bを介して、第二の制御回路61bと接続されている。
中継基板8に設けられた配線は、第一の中継用基板間コネクタ7aの端子と第二の中継用基板間コネクタ7bの端子が一対一で接続されており、中継基板8の内層部に設けられた内層GNDパターンは、また第一の制御基板6aと第二の制御基板6bのシステムGND43が接続されて中継基板8のリファレンスGNDとなっている。
中継基板8に設けられた配線パターンは様々な通信配線に用いることができるように、予めインピーダンスを考慮した配線としており、中継用基板間コネクタ7を含めたSパラメータ(Scattering Parameter)を算出できるようにしている。
たとえば、本構成で想定されるシステムとしては下記のような用途が考えられる。
第一の制御基板6aには、消費電流の大きいFPGA(Field Programmable Gate Array)あるいはGPU(Graphics Processing Unit)などの高機能なプロセッサICを搭載してメインの制御を行い、第一の外部接続コネクタ1aからはEthernet(登録商標)あるいはCAN-FD通信などの高速通信信号を接続する。また第二の制御基板6bには、低機能で安価なプロセッサICを搭載して、第二の外部接続コネクタ1bからはCAN通信あるいはLIN通信などの低速通信信号を接続する。
具体的には、車載制御装置を想定している。本車載制御装置においては、第一の制御基板6aと第二の制御基板6bとの間は、中継基板8を介した高速通信により接続されており、第二の制御基板6bに搭載しているプロセッサICは第一の制御基板6aに搭載している高機能なプロセッサICを監視しており、メインバッテリ101あるいはメインバッテリ101からの給電系に異常がある場合は、第二の制御基板6bが第一の制御基板6aの異常を検出して、サブバッテリ102でバックアップ動作させる。
上記のような構成において、車両の将来的な機能向上のために、車載制御装置の機能を向上させる必要があった場合には、例えば第一の制御基板のみを基板間コネクタを脱着して交換することで、高機能なプロセッサICを交換したり、もしくは第一の制御基板と第二の制御基板の両方を交換することで、バックアップ動作を含めて車両の機能を向上させることができる。
以上のように、本実施の形態1の車載制御装置によれば、インターフェース基板4と制御基板6が収納されている金属筐体であって、インターフェース基板4には金属ベース3と電気的に接続されるフレームGND41が設けられ、メインバッテリ101はGNDと共に第一の外部接続コネクタ1aを介して第一の基板間コネクタ5aに、サブバッテリ102はGNDともに第二の外部接続コネクタ1bを介して第二の基板間コネクタ5bに供給され、それぞれインターフェース基板4と第一の基板間コネクタ5aおよび第二の基板間コネクタ5bで接続される制御基板6に電源供給している。
また、それぞれの外部接続コネクタの端子はインターフェース基板4上でフレームGND41との間にカップリングコンデンサ45がそれぞれ設けられており、第一の基板間コネクタ5aと第二の基板間コネクタ5bへ接続されているGND端子はインターフェース基板4上でシステムGND43として接続されると同時に制御基板のGNDとなっている。またインターフェース基板4と制御基板6は基板間コネクタ5により着脱可能になっている。
したがって、メインバッテリ101系とサブバッテリ102系のどちらかのハーネスに伝導ノイズが重畳して車載制御装置100にノイズが流入した場合、インターフェース基板4上でカップリングコンデンサ45を介してメインバッテリ101系とサブバッテリ102系はフレームGNDに接続されているため、例えばメインバッテリ101系のハーネスにのみノイズが重畳した場合においても、インターフェース基板内ではメインバッテリ101系とサブバッテリ102系とGNDは低インピーダンスで結合され、各ハーネス重畳ノイズの影響を受けにくい特徴がある。また、このカップリングコンデンサ45は信号配線と内層に設けたGND層間の浮遊容量を利用して構成することで、安価に構成することも可能である。またGNDもメインバッテリ101系とサブバッテリ102系に分かれて、第一及び第二の基板間コネクタに接続されているため、制御基板においてはメインバッテリ101系のGNDとサブバッテリ102系のGNDは別GNDとして分離することができ、例えばメインバッテリ101系の制御基板上の回路で負荷変動が非常に大きく、大きなGND変動が発生する場合においても、サブバッテリ102系の制御基板上の回路にはほとんど影響がないため、GNDを分けることで負荷変動が大きい回路とセンシティブな回路を分離して構成することができる。また、インターフェース基板4と制御基板6は脱着可能になっていることから、制御基板6は電源ハーネスからの外来ノイズの影響を気にすることなく交換が可能となっており、製品機能のバリエーション展開あるいは、オプション展開が安価に実現できる。
また、本実施の形態1の車載制御装置によれば、インターフェース基板4の外部接続コネクタ1a,1bの下にはフレームGNDパターンの層が、基板間コネクタ5a、5bの下にはシステムGNDパターンの層が広く設けられており、通信インターフェース信号および入出力信号のノイズフィルタを設けている。
したがって、ノイズ流入用のEMC対策部品と、ノイズ流出用のEMC対策部品は全てインターフェース基板4上で効果的に配置することが可能となり、インターフェース基板4と脱着可能な制御基板6はEMC保護部品あるいはEMC対策部品を搭載せずに、小型、安価な回路構成とできる。また、EMCノイズで問題が発生した場合には、インターフェース基板でのEMC対策部品の追加、変更で大半の対策が可能となるため、制御基板側のEMC対策のための再設計工数を削減することができる。
また、本実施の形態1の車載制御装置によれば、基板間コネクタ5a、5bが搭載されているインターフェース基板4の裏面に対向している金属ベース3又は金属カバー2には、基板間コネクタ5a、5bの実装位置の裏側の基板に近接して対向するように、基板間コネクタ支え用突起9が設けられている。
したがって、インターフェース基板4あるいは制御基板6が金属ベース3あるいは金属カバー2に固定された状態であっても、基板間コネクタ篏合時の基板の歪みを大きく発生させることなく篏合することが可能なため、基板間コネクタの篏合長を確実に確保でき、また筐体に組付けてから組み立てが可能になるため、基板を直に抑え込んで基板間コネクタを篏合する必要が無くなり、組み立て工程を簡素化することができる。
また、本実施の形態1の車載制御装置によれば、伝熱材63を介して金属カバー2aへ伝熱する放熱構造を備えており、制御基板6は金属カバー2固定された状態で、インターフェース基板4および金属ベース3と着脱可能になっている。
したがって、車載制御装置から制御基板6を交換する場合には、伝熱材63を含めた金属カバー2と制御基板6が組付けられた状態で脱着することが可能であるため、制御基板6の仕様に応じて放熱構造を変更しながら容易に交換作業が可能となる。
また、本実施の形態1の車載制御装置によれば、制御基板6は第一の制御基板6aと第二の制御基板6bの2枚で構成されており、第一の基板間コネクタ5aには第一の制御基板6aを接続し、第二の基板間コネクタ5bには第二の制御基板6bを接続している。
したがって、インターフェース基板4上に供給されるメインバッテリ101系とサブバッテリ102系の制御基板6を必要に応じて、個別に交換または更新が可能になり、変更時のリスク抑制と費用抑制ができる。またメインバッテリ101系の第一の制御基板6aとサブバッテリ102系の第二の制御基板6bの設計、開発を分けて実施した場合においても、組み合わせにおけるEMCノイズのついてはインターフェース基板4上でのEMC対策検討が可能であるため、第一の制御基板6aをアナログ系で設計し、第二の制御基板6bをディジタル系で設計するなど、効率よく設計分担して開発を行うことも可能である。また、インターフェース基板4上に、将来必要になりそうなプロトコルの通信配線を準備しておくことで、将来の機能拡張性を持たせることも可能である。
また、本実施の形態1の車載制御装置によれば、金属ベース3には第一の中継用基板間コネクタ7aと第二の中継用基板間コネクタ7bを設けた中継基板8が備えられており、第一の中継用基板間コネクタ7aの端子と第二の中継用基板間コネクタ7bの端子は前記中継基板を介して接続されており、中継基板8は、インターフェース基板4が設けられた金属ベース3の辺と対向する辺に沿った位置で、金属ベース3に固定されている。
したがって、第一の制御基板6aおよび第二の制御基板6bの各基板間コネクタ5a、5bから離れた位置にプロセッサIC等を配置した場合、第一の制御基板6aと第二の制御基板6b間の基板間の通信をプロセッサICの近くで中継基板8を介して行うことで、両制御基板6a、6bのプロセッサIC間をより高速通信による基板間通信が可能になり、第一の制御基板と第二の制御基板をより制御連携させて拡張性を持たせることが可能となる。また、各基板間コネクタによりインターフェース基板4と制御基板6との間は平行に配置固定されるため、中継用基板間コネクタ7a、7bを用いることで、振動要件が厳しくない場合は基板間コネクタのみで固定も可能であるため、その場合は筐体をシンプルな形状で安価に構成することができる。
また、本実施の形態1の車載制御装置によれば、第一の制御基板6aは第一の金属カバー2a、第二の制御基板6bは第二の金属カバー2bにそれぞれ固定されており、各制御基板6a、6bに搭載されている発熱が大きい部品は伝熱材63を介して各金属カバー2a、2bに伝熱され、それぞれの制御基板6a、6bは各金属カバー2a、2bに組付けられて一体になった状態で、個別にインターフェース基板4および金属ベース3と脱着が可能となっている。
したがって、例えば第一の制御基板6aと第二の制御基板6bが独立した機能を持っている場合に、両方の制御基板6a、6bがそれぞれ金属カバー2a、2bに放熱構造を含めて組付けられて一体となっているため、個別にインターフェース基板4との脱着が可能となり、金属カバー2a、2bの両方を開封することなく、個別に安全に交換することができ、交換が必要な機能に応じて、より安価に制御基板6a、6bを交換することが可能になる。
実施の形態2.
図5および図6は、実施の形態2に係る車載制御装置の構成を示している。大部分の構成は図1に示した実施の形態1に共通であるため、特に言及が無い箇所は実施の形態1と同様とし、差異がある構成について説明する。
図5に示す金属ベース3にネジ取付けされたインターフェース基板4と中継基板8は、図2と全くの同じものである。
第一の制御基板6aは、インターフェース基板4とほぼ同じ幅となっており、第一の基板間コネクタ5aと第一の中継用基板間コネクタ7aにより、インターフェース基板4と中継基板8に接続される。
また第一の制御基板6aは、一部が切り欠かれた切り欠き部分を有する形状であり、この切り欠き部は、第二の制御基板6bに設けられた第二の基板間コネクタ5b1と第二の中継用基板間コネクタ7b1が配置できるように、これら基板間コネクタの周辺に相当する部分が切り欠かれている。
第二の制御基板6bは、第一の制御基板6aとほぼ同じ最大外形となっており、実装されている第二の基板間コネクタ5b1と第二の中継用基板間コネクタ7b1は、第一の基板間コネクタ5aと第一の中継用基板間コネクタ7aよりも、嵌合高さが高い基板間コネクタとなっている。即ち、第一の制御基板6aには、第二の基板間コネクタ5b1および第二の中継用基板間コネクタ7b1の高さよりも低い高さの第一の基板間コネクタ5aおよび第一の中継用基板間コネクタ7aが設けられ、第二の制御基板6bには、第一の基板間コネクタ5aおよび第一の中継用基板間コネクタ7aの高さよりも高い高さの第二の基板間コネクタ5b1および第二の中継用基板間コネクタ7b1が設けられており、第一の制御基板6aと第二の制御基板6bは上下に平行に重なって配置されている
次に図6を用いて、本実施の形態2の全体の組付け構成を説明する。
インターフェース基板4と中継基板8、金属ベース3は、実施の形態1と同一のものである。
第一の制御基板6aと第二の制御基板6bは基板が上下に重なるように、それぞれの基板間コネクタで接続される。
第二の制御基板6bには発熱が大きい電子部品62が搭載されており、伝熱材63を介して金属カバー2に伝熱する放熱経路を設けており、また第二の制御基板6bは金属カバー2とネジ固定されている。
例えば第二の制御基板6bを交換して、より高機能で発熱が大きい電子部品62に交換する場合は、より熱伝導性の高い高価な伝熱材63を用いたり、より高いヒートシンクを設けた金属カバー2と第二の制御基板6bが一体となったセットで交換したりすることを想定している。
第一の制御基板6aは発熱の少ない制御回路が搭載されることを想定しており、基本的には金属カバー2側か金属ベース3側のどちらかに固定するが、振動要件が厳しくない場合には基板間コネクタのみで保持することも可能である。
上述のように、本実施の形態2の車載制御装置によれば、基板間コネクタ5a、5bおよび中継用基板間コネクタ7a、7bに対して、それぞれ2種類以上の篏合高さから選択可能であり、第一の制御基板6aには低い高さの第一の基板間コネクタ5a及び第一の中継用基板間コネクタ7aが、第二の制御基板6bには高い高さの第二の基板間コネクタ5b1及び第二の中継用基板間コネクタ7b1が搭載されて設けられており、第一の制御基板6aと第二の制御基板6bは上下に平行に重なって配置されている。
したがって、同一のインターフェース基板4および中継基板8に対して、第一の制御基板6aと第二の制御基板6bの回路ボリュームが大きい場合には、金属筐体の幅と奥行きは変更せずに、金属カバー2の高さのみを変更することで、上下に重ねて配置することができ、小型、高密度に制御基板を収納できる。また、インターフェース基板4および金属ベース3は共通にして、第一の制御基板6aと第二の制御基板6bが横並びの仕様と、上下配置の仕様を制御対象のボリュームによって選択することができる。
実施の形態3.
図7は実施の形態3の車載制御装置100の断面構造図である。実際には図2、図3に示すように2つの外部接続コネクタ1a、1bおよび制御基板6a、6bが存在しているが、以降の図7の説明は、第一の外部接続コネクタ1aの側と第二の外部接続コネクタ1bの側のどちらであっても同じである。
図7に示す車載制御装置100には、金属筐体の金属カバー2と金属ベース3の内部にインターフェース基板4と制御基板6が収納され、インターフェース基板4の上面には外部と接続する外部接続コネクタ1と制御基板6に接続する基板間コネクタ5が実装されている。
また、金属ベース3と金属カバー2の内面には、インターフェース基板4と制御基板6の裏面に対し、金属ベース3と金属カバー2からそれぞれインターフェース基板4と制御基板6に近接して対向する基板間コネクタ支え用突起9が設けられている。なお、図7では、インターフェース基板4において、外部接続コネクタ1が設けられている面(上面)を表面とし、外部接続コネクタ1が設けられていない面(下面)を裏面として説明している。また、制御基板6において、電子部品62、伝熱材63が設けられている面(下面)を表面とし、電子部品62、伝熱材63が設けられていない面(上面)を裏面として説明している。
本実施の形態3ではインターフェース基板4と制御基板6には基板が上下方向に重なっていない領域を有しており、この領域の金属ベース3にはヒートシンク部31が設けられ、制御基板6に設けられた発熱する電子部品62からの発熱は伝熱材63を介して伝熱放熱されている。
上述のように、本実施の形態3の車載制御装置によれば、制御基板6に搭載している電子部品62の少なくとも一部は、伝熱材63を介して金属ベース3へ伝熱する放熱構造を備えており、制御基板6は金属カバー2に固定された状態で、インターフェース基板4および金属ベース3と着脱可能になっている。
したがって、車載制御装置から制御基板6を交換する場合には、伝熱材63を含めた金属カバー2と制御基板6が組付けられた状態で脱着することが可能であるため、制御基板6の仕様に応じて放熱構造あるいはヒートシンクを変更しながらも容易に交換作業が可能となり、例えば放熱性能向上のため大型のヒートシンクを備えた金属カバーと制御基板6を一体にして交換をすることで、容易且つ安全に車載制御装置の機能拡張を行うことができる。
また、本実施の形態3の車載制御装置によれば、インターフェース基板4は制御基板6よりも面積が小さく、金属ベース3のインターフェース基板4を搭載していない領域、すなわち、インターフェース基板4が存在していない部分にはヒートシンク部31が一体となって備えられており、制御基板6に設けられた電子部品62の発熱は伝熱材63を介してヒートシンク部31によって放熱される。
したがって、通常はヒートシンク部分の高さの分だけ筐体がサイズアップするヒートシンク部31を、インターフェース基板4を固定していない金属ベース3のスペースを有効利用して設けることができるため、高放熱の筐体をより小型に実現することができる。
本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
100 車載制御装置、101 メインバッテリ、102 サブバッテリ、1 外部接続コネクタ、1a 第一の外部接続コネクタ、1b 第二の外部接続コネクタ、2 金属カバー、2a 第一の金属カバー、2b 第二の金属カバー、3 金属ベース、31 ヒートシンク部、4 インターフェース基板、41 フレームGND、42 フレームGNDパターン、43 システムGND、44 システムGNDパターン、45 カップリングコンデンサ、46 フィルタコンデンサ、47 ノイズフィルタ、5 基板間コネクタ、5a 第一の基板間コネクタ、5b 第二の基板間コネクタ、6 制御基板、6a 第一の制御基板、6b 第二の制御基板、61a 第一の制御回路、61b 第二の制御回路、62 電子部品、63 伝熱材、7a 第一の中継用基板間コネクタ、7b 第二の中継用基板間コネクタ、8 中継基板、9 基板間コネクタ支え用突起

Claims (9)

  1. 外部と接続するインターフェース基板と外部情報を受けて制御を行う制御基板を含む複数枚の基板を収納可能な金属筐体を構成する金属カバーと金属ベース、前記インターフェース基板を外部と接続する第一の外部接続コネクタおよび第二の外部接続コネクタを備え、
    前記第一の外部接続コネクタは第一の基板間コネクタに、前記第二の外部接続コネクタは第二の基板間コネクタへ、それぞれ前記インターフェース基板において接続されており、前記第一の基板間コネクタおよび前記第二の基板間コネクタは前記制御基板に接続される車載制御装置であって、
    前記第一の外部接続コネクタにはメインバッテリから供給される電源とGNDを含む制御信号が接続され、前記第二の外部接続コネクタにはサブバッテリから供給される電源とGNDを含む制御信号が接続されており、
    前記第一の外部接続コネクタと前記第二の外部接続コネクタから供給される各制御信号は、インターフェース基板に設けられた前記金属ベースと電気的に接続されているフレームGNDとの間のカップリングコンデンサを介して供給されるものであり、
    前記第一の外部接続コネクタと前記第二の外部接続コネクタはインターフェース基板のシステムGNDを介して接続されるとともに、前記第一の基板間コネクタおよび前記第二の基板間コネクタを介して前記制御基板のシステムGNDへ接続されており、
    前記制御基板は前記インターフェース基板と着脱可能であることを特徴とする車載制御装置。
  2. 前記インターフェース基板にはカップリングコンデンサおよびノイズフィルタが設けられており、
    前記第一の外部接続コネクタと前記第二の外部接続コネクタが実装される前記インターフェース基板には、フレームGNDのフレームGNDパターンが設けられており、前記第一の基板間コネクタと前記第二の基板間コネクタが実装される前記インターフェース基板には、システムGNDのシステムGNDパターンが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車載制御装置。
  3. 前記基板間コネクタが実装されている前記インターフェース基板または前記制御基板の裏面に対向している前記金属ベースまたは前記金属カバーには、前記基板間コネクタの実装位置の裏側の基板に対向して基板間コネクタ支え用突起が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車載制御装置。
  4. 前記制御基板に搭載している電子部品は、伝熱材を介して前記金属カバーへ伝熱する放熱構造を備え、前記制御基板は前記金属カバーに固定された状態で、前記インターフェース基板および前記金属ベースと着脱可能であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車載制御装置。
  5. 前記制御基板は第一の制御基板と第二の制御基板で構成されており、前記第一の基板間コネクタには第一の制御基板が接続されており、前記第二の基板間コネクタには第二の制御基板が接続されており、
    前記第一の制御基板と前記第二の制御基板の間は、前記インターフェース基板によって接続されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の車載制御装置。
  6. 前記金属ベースには第一の中継用基板間コネクタと第二の中継用基板間コネクタを設けた中継基板が備えられており、
    前記第一の中継用基板間コネクタの端子と前記第二の中継用基板間コネクタの端子は前記中継基板を介して接続されており、
    前記中継基板は、前記インターフェース基板が設けられた前記金属ベースの辺と対向する辺に沿った位置で、前記金属ベースに固定されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の車載制御装置。
  7. 前記制御基板は、第一の制御基板と第二の制御基板とで構成されており、
    前記第一の制御基板には、前記第二の基板間コネクタおよび前記第二の中継用基板間コネクタの高さよりも低い高さの第一の基板間コネクタおよび第一の中継用基板間コネクタが設けられ、前記第二の制御基板には、前記第一の基板間コネクタおよび前記第一の中継用基板間コネクタの高さよりも高い高さの第二の基板間コネクタおよび第二の中継用基板間コネクタが設けられており、前記第一の制御基板と前記第二の制御基板は上下に平行に重なって配置されていることを特徴とする請求項6に記載の車載制御装置。
  8. 前記第一の制御基板は前記金属カバーを構成する第一の金属カバーに、前記第二の制御基板は前記金属カバーを構成する第二の金属カバーにそれぞれ固定されており、
    前記制御基板のそれぞれに設けられた部品の発熱は、伝熱材を介して前記金属カバーのそれぞれに伝熱されるものであり、
    前記制御基板のそれぞれは、前記金属カバーのそれぞれに組付けられて一体になった状態で、個別に前記インターフェース基板および前記金属ベースと脱着が可能であることを特徴とする請求項7に記載の車載制御装置。
  9. 前記インターフェース基板は前記制御基板よりも面積が小さく、前記金属ベースの前記インターフェース基板を搭載していない部分にはヒートシンク部が設けられており、前記制御基板に設けられた電子部品の熱は前記ヒートシンク部によって放熱されることを特徴とする請求項1または請求項8に記載の車載制御装置。
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