JP7117667B2 - Parts mounting device - Google Patents
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Description
本発明は、キャリアテープを介してフィーダから供給された部品を基板へ実装する部品搭載装置に関するものである。
BACKGROUND OF THE
従来、キャリアテープを介してフィーダから供給された部品を搭載ヘッドにより基板へ実装する部品搭載装置が知られている。この部品搭載装置において、フィーダは、キャリアテープをピッチ送りすることによってキャリアテープに収納された部品をひとつずつ部品供給口に供給し、部品供給後のキャリアテープは更に送ってフィーダから排出させる。このフィーダから排出されたキャリアテープはそのままでは回収しにくいため、フィーダの下方に設けられた切断部において一定間隔で切断してから廃棄するようになっている。一方、切断部によってキャリアテープを切断すると、切断によって生じた粉塵が舞い上がるおそれがある。下記の特許文献1には、フィーダを搭載している台車が有する前面カバーのうち、部品搭載装置の吸気ファンに対向する部分に開口を設け、吸気ファンを利用して台車内部に下降気流を生じさせ、キャリアテープの切断によって生じた粉塵が舞い上がることを防止する技術が開示されている。
2. Description of the Related Art Conventionally, there has been known a component mounting apparatus that mounts a component supplied from a feeder via a carrier tape onto a board by means of a mounting head. In this component mounting apparatus, the feeder feeds the carrier tape by pitch feeding to supply the components contained in the carrier tape one by one to the component supply port, and the carrier tape after supplying the components is further fed and discharged from the feeder. Since the carrier tape discharged from the feeder is difficult to collect as it is, it is disposed after being cut at regular intervals by a cutting section provided below the feeder. On the other hand, if the carrier tape is cut by the cutting portion, dust generated by the cutting may be blown up. In
部品搭載装置は、上記吸気ファンのほか、搭載ヘッドが部品の搭載作業を行う作業空間を冷却して温度上昇を抑制するための排気ファンを備えている。しかしながら、この排気ファンは作業空間内に負圧を生じさせ、その排気ファンによって生じた負圧により、キャリアテープの切断によって生じた粉塵が作業空間内に引き込まれてしまう場合があった。作業空間内に引き込まれた粉塵が基板上に落下すると部品搭載不良の原因となる。上記先行技術のように、部品搭載装置の吸気ファンによる下降気流を利用する場合でも、作業空間の排気の圧力によっては上昇気流が生じるので、粉塵が作業空間へ侵入するおそれがあるという問題点があった。 In addition to the above-described intake fan, the component mounting apparatus includes an exhaust fan for cooling the work space in which the mounting head performs component mounting work, thereby suppressing temperature rise. However, the exhaust fan creates a negative pressure in the work space, and the negative pressure generated by the exhaust fan sometimes draws dust generated by cutting the carrier tape into the work space. If the dust drawn into the work space falls on the board, it causes a component mounting failure. As in the prior art described above, even when a downward air current is used by an intake fan of a component mounting device, an upward air current is generated depending on the pressure of the exhaust air in the work space, so there is a problem that dust may enter the work space. there were.
そこで本発明は、キャリアテープの切断によって生じた粉塵がダクトを逆流して作業空間に侵入することを防止できる部品搭載装置を提供することを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, it is an object of the present invention to provide a component mounting apparatus capable of preventing dust generated by cutting a carrier tape from flowing back through a duct and entering a working space.
本発明の部品搭載装置は、キャリアテープを介してフィーダから供給された部品を基板へ実装する部品搭載装置であって、複数の前記フィーダを搭載する台車とを備え、前記台車は、複数の前記フィーダから送り出された前記キャリアテープを通すダクトと、前記ダクトにより導かれた前記キャリアテープを切断する切断部と、前記ダクトの内部に設けられる、可撓性を有する防塵部とを備え、前記防塵部は、複数の前記フィーダの並び方向に一体となって延びることで、前記ダクトの内部を塞ぐように配置され、前記ダクトは、前記フィーダに対向する第1の壁と、前記第1の壁に対向する第2の壁とを有し、前記防塵部の一端は、前記第2の壁に固定された固定端であり、前記防塵部の他端は自由端であり、前記自由端は複数の前記フィーダの並び方向に沿って前記第1の壁と接しており、前記部品を前記基板へ搭載する搭載ヘッドと、前記搭載ヘッドが前記部品の搭載作業を行う作業空間を覆う本体カバーと、前記作業空間内の空気を排気する排気部と、をさらに備え、前記排気部により前記作業空間には上昇する空気の流れが生成され、前記切断部による前記キャリアテープの切断によって生じた粉塵が舞い上がった場合であっても、前記防塵部によって前記粉塵が前記ダクトの内部を逆流して前記作業空間に達することが抑制される。 A component mounting apparatus according to the present invention is a component mounting apparatus that mounts a component supplied from a feeder via a carrier tape onto a board, and comprises a truck for mounting a plurality of the feeders, wherein the truck includes a plurality of the feeders. a duct through which the carrier tape fed from a feeder passes; a cutting section for cutting the carrier tape guided by the duct; and a flexible dust-proof section provided inside the duct, wherein the dust-proof The portion extends integrally in the direction in which the plurality of feeders are arranged, and is arranged so as to block the inside of the duct , and the duct includes a first wall facing the feeders and the first wall one end of the dust-proof portion is a fixed end fixed to the second wall, the other end of the dust-proof portion is a free end, and the free ends are a plurality of a mounting head that is in contact with the first wall along the direction in which the feeders are arranged in and mounts the component onto the board; an exhaust unit for exhausting air in the work space, wherein the exhaust unit generates an upward air flow in the work space, and dust generated by the cutting of the carrier tape by the cutting unit is blown up. Even in such a case, the dust-proof portion prevents the dust from flowing back inside the duct and reaching the working space .
本発明によれば、キャリアテープの切断によって生じた粉塵がダクトを逆流して作業空間に侵入することを防止できる。 According to the present invention, dust generated by cutting the carrier tape can be prevented from flowing back through the duct and entering the work space.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1及び図2に示す部品搭載装置1は、基板PBの表面に部品PTを装着する装置である。部品搭載装置1は基台11、基板搬送部12、部品供給部13、搭載ヘッド移動機構14、搭載ヘッド15、部品認識カメラ16及び本体カバー17を備えている。
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. A
図1及び図2において、基板搬送部12は基台11上を作業者(図示せず)から見た左右方向(X軸方向)に延びている。基板搬送部12は部品搭載装置1に上流工程側(作業者から見た左側)から送られてきた基板PBを搬入して基台11の中央の所定の作業位置に位置決めする。
In FIGS. 1 and 2, the
図1及び図2において、部品供給部13は、基板搬送部12の側方に設置されている。部品供給部13は台車21と、台車21に設けられたフィーダベース21Fに着脱自在に取り付けられた複数のフィーダ22と、各フィーダ22に対応して設けられた複数のリール23を備えている。各リール23は部品PTを収納したキャリアテープ24をフィーダ22に供給する。
1 and 2, the
図1及び図2において、台車21は一対のハンドル21Hを備えている。作業者は一対のハンドル21Hを操作して台車21を床面上で走行させ、基台11に結合させる。台車21が基台11に結合されると、フィーダベース21Fに取り付けられた複数のフィーダ22が一括して基台11に連結される。基台11に連結された各フィーダ22は、リール23が供給するキャリアテープ24をピッチ送りする。これによりキャリアテープ24に収納された部品PTがひとつずつ、基板搬送部12側の端部に設けられた部品供給口22Kに供給される。
1 and 2, the
図1及び図2において、搭載ヘッド移動機構14は固定ビーム14a、移動ビーム14b及び移動プレート14cを備えている。固定ビーム14aは基台11の上方を作業者から見た前後方向(Y軸方向)に延びており、そのY軸方向の両端部が基台11に固定されている。移動ビーム14bはX軸方向に延びており、固定ビーム14aにガイドされてY軸方向に移動する。移動プレート14cは移動ビーム14b上をX軸方向に移動自在に設けられている。
1 and 2, the mounting
図1及び図2において、搭載ヘッド15は移動プレート14cに取り付けられている。搭載ヘッド15は、固定ビーム14aに対する移動ビーム14bのY軸方向への移動と、移動プレート14cの移動ビーム14bに対するX軸方向への移動とによって、水平面内を移動する。
1 and 2, the
図2において、搭載ヘッド15は下方に延びた複数のノズル15aを備えている。各ノズル15aは搭載ヘッド15に対して上下軸(Z軸)方向への移動及びZ軸回りの回転が自在となっている。部品認識カメラ16は基台11上の基板搬送部12と部品供給部13の間に、撮像光軸を上方に向けた状態で取り付けられている。
In FIG. 2, the
本体カバー17は部品搭載装置1の外殻を形成するものであり、搭載ヘッド15が基板PBに対する部品PTの搭載作業を行う作業空間11Sを覆って設けられている。本体カバー17の天面17aの複数箇所には、作業空間11S内の空気を排気する排気部30が設けられている。
The
図2において、台車21はダクト31、切断部32、廃棄ボックス33及び防塵部34を備えている。ダクト31は、フィーダベース21Fの前方(基台11の側)をX方向及びZ方向に延びた2つの板状部材(前方板状部材41及び後方板状部材42)を備えている。なお、ここでは、作業者から見た台車21を基準に前後方向を規定し、作業者から見た台車21の奥側を前方、作業者から見た台車21の手前側を後方としている。
In FIG. 2, the
後方板状部材42はフィーダ22の前方に位置しており、前方板状部材41は後方板状部材42の更に前方に位置している。すなわち、前方板状部材41の後壁(第1の壁41K)はフィーダ22に対向しており、後方板状部材42の前壁(第2の壁42K)はフィーダ22と第1の壁41Kとの間において、第1の壁41Kと所定間隔をおいてY軸方向に対向して位置している。第1の壁41Kと第2の壁42Kとの間の空間は、各フィーダ22から排出されたキャリアテープ24(部品PTを供給した後の空のキャリアテープ24)を下方に導くテープ排出路31Kとなっている。
The rear plate-
図2において、切断部32は、ダクト31の下方に設けられた固定刃32Aと、固定刃32Aに対して相対移動される可動刃32Bを備えている。フィーダ22から排出されたキャリアテープ24はダクト31によって固定刃32Aと可動刃32Bとの間に導かれ、可動刃32Bは固定刃32Aに対して前後方向に相対移動することで、キャリアテープ24を一定間隔で切断する。切断部32がキャリアテープ24を切断することで生成したキャリアテープ24の断片及びその切り屑は、自重によって落下する。
In FIG. 2, the
廃棄ボックス33は、切断部32がキャリアテープ24を切断することによって落下したキャリアテープ24の断片及びその切り屑を収容する。図3(図2中の領域AR1の拡大図)に示すように、廃棄ボックス33は、ダクト31の下端部及び切断部32の全体を覆っている。
The
図3において、廃棄ボックス33とダクト31との間は廃棄ボックス33に設けられたシール部33Sによってシールされている。このため、廃棄ボックス33に廃棄されたキャリアテープ24の断片や切り屑はもとより、キャリアテープ24の切断によって生じた粉塵が、ダクト31と廃棄ボックス33との間の隙間から廃棄ボックス33の外部に流出することはない。
In FIG. 3, the space between the
防塵部34はX軸方向及びZ軸方向に延びた可撓性を有する部材から成り、ダクト31の内部(すなわちテープ排出路31K内)に設けられている。防塵部34は、例えば、多数の毛材34Zの上部を結束部34Tによって束ねて構成したブラシ34A(図4(a))、下方からの切込み34Kが所定間隔で設けられたシート34B(図4(b))、複数の帯状シート34Sが並べられて形成されたものの上部を結束部34Tによって束ねて構成した帯状シート集合体34C(図4(c))等から構成される。
The
後方板状部材42の上部の前面側には、後方板状部材42とほぼ同じ幅方向寸法(X軸方向の長さ)を有する防塵部押さえ43が複数の螺子部材44によって取り付けられている(図3及び図4(a),(b),(c))。図5(図3中の領域AR2の拡大図)にも示すように、防塵部34の上部(防塵部34がブラシ34A又は帯状シート集合体34Cの場合には結束部34T)は後方板状部材42の上部と防塵部押さえ43とによって挟持され、これにより防塵部34の一端(上端)は第2の壁42Kに固定された固定端34Pとなっている。一方、防塵部34の他端(下端)は自由端34Qとなっている(図5)。防塵部34の自由端34Qの高さ位置は防塵部34の固定端34Pの高さ位置よりも低く、自由端34Qは防塵部34の弾性力によって、第1の壁41Kに後方から接している。
On the front side of the upper portion of the rear plate-shaped
このように防塵部34はテープ排出路31K内に位置しており、テープ排出路31Kを塞ぐように配置されている。このため、フィーダ22の前端部から排出されたキャリアテープ24が自由によってテープ排出路31Kを下方に進むときは、防塵部34の自由端34Q側を押し退けながら進むことになる。キャリアテープ24が防塵部34を押し退けながら進むとき、キャリアテープ24はその反力として防塵部34によって第1の壁41Kに押し付けられるが、その押付け力は極めて小さいので、キャリアテープ24の進行の妨げとはならない。
As described above, the dust-
また、防塵部34は可撓性を有している。このため、キャリアテープ24がエンボスキャリアテープのように厚みを有する場合であっても、防塵部34は自身が撓むことによって、キャリアテープ24を通過させることができる。このように、防塵部34が可撓性を有することによって、様々な厚さのキャリアテープ24を通過させつつ、キャリアテープ24の断片、切り屑や粉塵がダクト31から作業空間11Sへ侵入することと抑制することができる。
Also, the dust-
図6は、ダクト31に対する防塵部34の取り付け方の他の例を示している。図6に示す例では、防塵部34の上部はその端部(上端部)が下方を向くように後方板状部材42に取り付けられており、防塵部34の中間部は上方に凸となる形状に反ったうえで、下部が上方から下方に向けて垂れて、自由端34Qが前方板状部材41の後壁(第1の壁41K)に接するようになっている。このような取り付け方によれば、防塵部34の腰が弱い場合であっても自由端34Qを第1の壁41Kに接しさせ易くなり、テープ排出路31Kを塞ぐように防塵部34を配置させ易くなる。
FIG. 6 shows another example of how to attach the dust-
図7及び図8において、排気部30は、ファンカバー51、送風ファン52及び受け部材53を備えている。図9、図10(図9におけるA-A断面図)及び図11(図9におけるB-B断面図)において、ファンカバー51は矩形形状の天井面51aと天井面51aの四辺から下方に延びた4つの側面51bを有している。4つの側面51bのうちY軸方向に対向する一対の側面51bは天面17aに対して傾斜した面であり、4つの側面51bのうちX軸方向に対向する一対の側面51bは天面17aに垂直な面となっている。
7 and 8, the
図9、図10及び図11に示すように、ファンカバー51は開口部17Kの上方に配置されており、平面視して本体カバー17の開口部17Kの全体を覆っている。ファンカバー51の縁部51F(4つの側面51bの下縁)は本体カバー17の上方(天面17aに設けられた開口部17Kの縁)まで広がっており、その縁部51Fが天面17aに取り付けられている。
As shown in FIGS. 9, 10 and 11, the
送風ファン52はケース54に収容されている。ケース54は上面及び下面に開口を有している。ケース54の上面からは複数の支柱55が上方に延びて設けられている。これら複数の支柱55の上端はファンカバー51の天井面51aの下面側に固定螺子56によって取り付けられている。このように送風ファン52はケース54ごとファンカバー51から吊り下げられおり、送風ファン52とファンカバー51とはユニット化されている。このため作業者は、ファンカバー51を天面17aへ着脱することによって、送風ファン52の本体カバー17への取付けと取外しを行うことができる。
The
送風ファン52は平面視して開口部17Kに重なる位置に配置されている(図9)。送風ファン52は水平面内で回転することで、下方の作業空間11Sから吸い込んだ空気を上方に送り出す(図10及び図11中に示す矢印F参照)。ファンカバー51は送風ファン52の上方に配置されているので、部品搭載装置1の外部に浮遊しているダストDSが開口部17Kから作業空間11S内に容易に入り込んだり、送風ファン52に付着したりするのが防止される(図10及び図11)。
The
図9、図10及び図11において、ファンカバー51の外周部には複数の排気口57が開口して設けられている。ここでは、平面視して矩形形状を有するファンカバー51の天井面51aの4辺に対応して4つの排気口57が形成されている。具体的には、Y軸方向に対向する天井面51aの2辺に対応する2つの排気口57は天井面51aに設けられており、X軸方向に対向する天井面51aの2辺に対応する2つの排気口57は、天面17aに対して傾斜した2つの側面51bに設けられている。各排気口57は、送風ファン52によって下方から(すなわち作業空間11Sから)から送られてくる空気をファンカバー51の外部に(すなわち本体カバー17の外部に)排気する。
9, 10, and 11, a plurality of
図8、図10及び図11において、受け部材53は、底面部であるダスト受け部53Tと、ダスト受け部53Tから上方に延びた2つの側面部53Sと、2つの側面部53Sの上端から水平外方に延びた2つのフランジ部53Fを有した溝形形状を有している。2つのフランジ部53Fは本体カバー17の天面17aの下面側に取り付けられている。ダスト受け部53Tは送風ファン52の下方に位置し、平面視して送風ファン52の下面全体を覆っている。
In FIGS. 8, 10 and 11, the receiving
図7、図8、図10及び図11において、受け部材53が有する複数の側面部53Sのそれぞれには吸気口53Kが設けられている。送風ファン52が回転すると、各吸気口53Kを介して送風ファン52により空気が吸引される。ダスト受け部53Tは、開口部17Kから侵入したダストDSのほか、送風ファン52の停止時等において送風ファン52に付着したダストDSが落下した際、これを受け止めることによって(図10及び図11)、作業空間11S内にダストDSが入り込むことを防止する。
In FIGS. 7, 8, 10 and 11, each of the plurality of
図7、図8、図9及び図10において、排気部30は、ファンカバー51が備える排気口57から排気される空気の流れを上方へ向ける整流部58を有している。本実施の形態では、Y軸方向に対向して設けられた2つの側面51bの排気口57の一辺から上方に延びて設けられた2つの延出面51cと、X軸方向に対向して設けられた2つの側面51bがそれぞれ整流部58となっている。これら整流部58が排気口57から排気される空気の流れを上方に向けるので、部品搭載装置1の側方で作業者が作業をしている場合に、その作業者に不快な排気が吹き付けられることが防止される。
7, 8, 9 and 10, the
上記構成の部品搭載装置1が部品PTの搭載作業を行う場合には、先ず、基板搬送部12が上流工程側の装置(例えば基板PBに半田等のペーストを印刷する装置)から基板PBを受け取って搬送し、作業位置に位置決めする。そして、各フィーダ22が部品供給口22Kに部品PTを供給し、搭載ヘッド15はフィーダ22の上方に移動して各ノズル15aに部品PTを吸着させてピックアップする。
When the
搭載ヘッド15は部品PTをピックアップしたら、各部品PTが部品認識カメラ16の上方を通過するように移動する。部品認識カメラ16は各部品PTを撮像し、部品認識が行われる。部品認識が行われたら搭載ヘッド15が基板PBの上方に移動し、部品認識結果に基づいて、ノズル15aによりピックアップした部品PTを基板PB上の定められた位置に搭載する。搭載ヘッド15による基板PBへの部品PTの搭載動作が全て終了したら、基板搬送部12が基板PB(部品PTが実装された実装基板)を下流工程側に搬出する。
After picking up the parts PT, the mounting
このような部品搭載装置1による部品PTの搭載作業において、フィーダ22が部品PTを部品供給口22Kに供給した後に排出したキャリアテープ24は、ダクト31のテープ排出路31Kを通って下方に進み、切断部32によって一定間隔で切断された後、廃棄ボックス33内に落下する。前述のように、防塵部34はダクト31のテープ排出路31Kを塞ぐように配置されているので、キャリアテープ24が切断部32によって切断された際、その切断によって生じた粉塵が舞い上がった場合であっても、その粉塵がテープ排出路31Kを逆流してフィーダ22側(すなわち作業空間11S内)に達することが抑制される。
In the mounting operation of the component PT by such a
特に、本実施の形態における部品搭載装置1では、排気部30が作業空間11Sを覆う本体カバー17の天面17aに設けられているので、作業空間11S内には上昇する空気の流れが生成し易く、本実施の形態における防塵部34が発揮する効果は非常に大きい。
In particular, in the
ここで、防塵部34は導電体を含むものであればより好ましい。防塵部34が導電体を含むものであれば、切断部32による切断時等において摩擦によって帯電した粉塵が防塵部34に付着しにくくなるので、メンテナンス作業時に防塵部34から粉塵を除去する作業が容易となる。
Here, it is more preferable if the dust-
本実施の形態における部品搭載装置1が備える排気部30は、送風ファン52の上方にファンカバー51を有するとともに、送風ファン52の下方にダスト受け部53Tを有している。これらファンカバー51とダスト受け部53Tは、ともに本体カバー17に設けられた開口部17Kからごみや埃のダストDSが作業空間11S内に容易に入り込むことを防止するので、部品搭載装置1によって生産される生産物(ここでは実装基板)の品質の低下を防ぐことができる。
The
図12は、上述の実施の形態の第1変形例における部品搭載装置1が備える排気部30の構成を示している。第1変形例では、送風ファン52を収容したケース54がファンカバー51から吊り下げられているのではなく、本体カバー17の天面17aに取り付けられている。すなわち送風ファン52はファンカバー51を介して天面17aに取り付けられているのではなく、天面17aに直接取り付けられている。このように、送風ファン52の天面17aへの取り付け方は任意である。
FIG. 12 shows the configuration of the
図13は、上述の実施の形態の第2変形例における部品搭載装置1が備える排気部30の構成を示している。第2変形例では、上述の実施の形態におけるファンカバー51の天面17aに対して傾斜した2つの側面51bがなく、ファンカバー51のY軸方向に開口した排気口57となっている。そして、これら2つの排気口57とY軸方向に対向する位置に、上述の実施の形態における延出面51cに相当する垂直面59aを有したアングル部材59が設けられている。すなわち第2変形例では、アングル部材59の垂直面59aが整流部58を構成している。このように整流部58は、ファンカバー51の一部としてでなはく、ファンカバー51とは別部材として設けられていても構わない。
FIG. 13 shows the configuration of the
上記第1及び第2の変形例においても、送風ファン52は水平面内で回転することで、下方の作業空間11Sから吸い込んだ空気を上方に送り出す(図12及び図13中に示す矢印F参照)。そして、送風ファン52の上方にファンカバー51を有するとともに、送風ファン52の下方にダスト受け部53Tを有した構成となっているので、これらファンカバー51とダスト受け部53Tは、ともに本体カバー17に設けられた開口部17Kからごみや埃のダストDSが作業空間11S内に容易に入り込むことを防止でき、前述の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
Also in the first and second modifications, the
以上説明したように、本実施の形態における部品搭載装置1では、フィーダ22を搭載する台車21のダクト31の内部に、可撓性を有する防塵部34を備えている。この防塵部34はダクト31内(テープ排出路31K内)を塞ぐように配置されることによって、切断部32によってキャリアテープ24が切断された際に生じる粉塵がダクト31内を逆流して作業空間11S内に達することが防止される。防塵部34は可撓性を有しており、ダクト31内のキャリアテープ24の進行を妨げないので、フィーダ22におけるキャリアテープ24のピッチ送り精度を低下させず、基板PBに対する部品PTの搭載精度に悪影響を与えない。
As described above, the
また、キャリアテープ24がエンボスキャリアテープのように厚みを有する場合であっても、防塵部34は自身が撓むことによって、キャリアテープ24を通過させることができる。このように、防塵部34が可撓性を有することによって、様々な厚さのキャリアテープ24を通過させつつ、キャリアテープ24の断片、切り屑や粉塵がダクト31から作業空間11Sへ侵入することを抑制することができる。
Moreover, even if the
なお、上述の実施の形態では、防塵部34の自由端34Qはダクト31の第1の壁41Kに接していたが、これは必須ではない。本実施の形態における部品搭載装置1では、ダクト31の内部に可撓性を有する防塵部34が設けられていること自体でダクト31内のキャリアテープ24の進行を妨げることなく、キャリアテープ24の切断によって生じた粉塵の逆流を抑えることができるからである。防塵部34の自由端34Qが第1の壁41Kに接していれば、より効果的に粉塵の逆流を防止できるようになる。
In the above-described embodiment, the
キャリアテープの切断によって生じた粉塵がダクトを逆流して作業空間に侵入することを防止できる部品搭載装置を提供する。 To provide a component mounting device capable of preventing dust generated by cutting a carrier tape from flowing back through a duct and entering a working space.
1 部品搭載装置
11S 作業空間
15 搭載ヘッド
17 本体カバー
17a 天面
21 台車
22 フィーダ
24 キャリアテープ
30 排気部
31 ダクト
32 切断部
34 防塵部
34A ブラシ
34B シート
34K 切込み
34S 帯状シート
34P 固定端
34Q 自由端
41K 第1の壁
42K 第2の壁
PT 部品
PB 基板
1
Claims (8)
複数の前記フィーダを搭載する台車とを備え、
前記台車は、複数の前記フィーダから送り出された前記キャリアテープを通すダクトと、
前記ダクトにより導かれた前記キャリアテープを切断する切断部と、
前記ダクトの内部に設けられる、可撓性を有する防塵部とを備え、
前記防塵部は、複数の前記フィーダの並び方向に一体となって延びることで、前記ダクトの内部を塞ぐように配置され 、
前記ダクトは、前記フィーダに対向する第1の壁と、前記第1の壁に対向する第2の壁とを有し、前記防塵部の一端は、前記第2の壁に固定された固定端であり、前記防塵部の他端は自由端であり、
前記自由端は複数の前記フィーダの並び方向に沿って前記第1の壁と接しており、
前記部品を前記基板へ搭載する搭載ヘッドと、
前記搭載ヘッドが前記部品の搭載作業を行う作業空間を覆う本体カバーと、
前記作業空間内の空気を排気する排気部と、をさらに備え、
前記排気部により前記作業空間には上昇する空気の流れが生成され、
前記切断部による前記キャリアテープの切断によって生じた粉塵が舞い上がった場合であっても、前記防塵部によって前記粉塵が前記ダクトの内部を逆流して前記作業空間に達することが抑制される、部品搭載装置 。 A component mounting device for mounting components supplied from a feeder via a carrier tape onto a substrate,
A trolley on which a plurality of the feeders are mounted,
The carriage includes a duct through which the carrier tape fed from the plurality of feeders passes;
a cutting section for cutting the carrier tape guided by the duct;
a flexible dustproof part provided inside the duct,
The dust-proof part is arranged in the direction in which the plurality of feeders are arranged.togetherBy extending, it is arranged so as to block the inside of the duct. ,
The duct has a first wall facing the feeder and a second wall facing the first wall, and one end of the dust-proof portion is a fixed end fixed to the second wall. and the other end of the dust-proof portion is a free end,
the free end is in contact with the first wall along the direction in which the plurality of feeders are arranged;
a mounting head for mounting the component on the substrate;
a main body cover that covers a work space in which the mounting head performs the component mounting work;
an exhaust unit for exhausting the air in the working space,
an upward flow of air is generated in the working space by the exhaust;
Even if dust generated by cutting the carrier tape by the cutting section rises up, the dust prevention section prevents the dust from flowing back inside the duct and reaching the work space. Device .
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