JP7117636B2 - 照明装置 - Google Patents

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本開示は、照明装置に関する。
特許文献1には、裏側から光が無いときには、色柄を隠蔽層で隠蔽することで表面側に現れずに木質化粧材の外観を呈する一方、裏側から光が当たったときには、木目と共に色柄が表面に現出する透光性化粧材が開示されている。
特開2012-179801号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている従来の透光性化粧材を用いた照明装置では、裏側から光が無いときの、色柄などの意匠の隠蔽と、裏側から光が当たったときの意匠の表示とを効果的に両立させることが難しかった。
そこで、本開示は、意匠の隠蔽と表示とを効果的に両立させることができる照明装置を提供する。
本開示の一態様に係る照明装置は、光源と、前記光源が発した光を所定の意匠の形状で前方に透過することで前面に前記所定の意匠を表示する積層体と、を備える照明装置であって、前記積層体は、前記前面を有し、透光性を有する表示層と、前記所定の意匠の形状の第1開口部を有し、前記表示層および前記光源の間に配置され、前記表示層の前記前面から後方へ透過した外光を反射する反射層と、前記第1開口部と重なって配置され前記所定の意匠の形状の第2開口部を有し、前記反射層および前記光源の間に配置され、遮光性を有する遮光層と、前記反射層および前記光源の間において前記第2開口部と重なって配置され、光を拡散する光拡散層と、を有し、前記反射層は、前記光源が光を発しない消灯状態において、前記遮光層の前記第2開口部の形状が前記前面に現れないように、前記表示層の前記前面から後方へ透過した外光を反射するように構成される
また、本開示の他の一態様に係る照明装置は、光源と、前記光源が発した光を所定の意匠の形状で前方に透過することで前面に前記所定の意匠を表示する積層体と、を備える照明装置であって、前記積層体は、前記前面を有し、透光性を有する表示層と、前記所定の意匠の形状の第1開口部を有し、前記表示層および前記光源の間に配置され、前記表示層の前記前面から後方へ透過した外光を反射する反射層と、前記第1開口部と重なって配置され前記所定の意匠の形状の第2開口部を有し、前記反射層および前記光源の間に配置され、遮光性を有する遮光層と、前記反射層および前記光源の間において前記第2開口部と重なって配置され、光を拡散する光拡散層と、を有し、前記光拡散層は、前記所定の意匠の形状に形成される。
また、本開示の他の一態様に係る照明装置は、光源と、前記光源が発した光を所定の意匠の形状で前方に透過することで前面に前記所定の意匠を表示する積層体と、を備える照明装置であって、前記積層体は、前記前面を有し、透光性を有する表示層と、前記所定の意匠の形状の第1開口部を有し、前記表示層および前記光源の間に配置され、前記表示層の前記前面から後方へ透過した外光を反射する反射層と、前記第1開口部と重なって配置され前記所定の意匠の形状の第2開口部を有し、前記反射層および前記光源の間に配置され、遮光性を有する遮光層と、前記反射層および前記光源の間において前記第2開口部と重なって配置され、光を拡散する光拡散層と、を有し、前記表示層は、突板と、前記突板に含浸された透明な樹脂とを有する。
また、本開示の他の一態様に係る照明装置は、光源と、前記光源が発した光を所定の意匠の形状で前方に透過することで前面に前記所定の意匠を表示する積層体と、を備える照明装置であって、前記積層体は、前記前面を有し、透光性を有する表示層と、前記所定の意匠の形状の第1開口部を有し、前記表示層および前記光源の間に配置され、前記表示層の前記前面から後方へ透過した外光を反射する反射層と、前記第1開口部と重なって配置され前記所定の意匠の形状の第2開口部を有し、前記反射層および前記光源の間に配置され、遮光性を有する遮光層と、前記反射層および前記光源の間において前記第2開口部と重なって配置され、光を拡散する光拡散層と、を有し、前記表示層は、突板である。
また、本開示の他の一態様に係る照明装置は、光源と、前記光源が発した光を所定の意匠の形状で前方に透過することで前面に前記所定の意匠を表示する積層体と、を備える照明装置であって、前記積層体は、前記前面を有し、透光性を有する表示層と、前記所定の意匠の形状の第1開口部を有し、前記表示層および前記光源の間に配置され、前記表示層の前記前面から後方へ透過した外光を反射する反射層と、前記第1開口部と重なって配置され前記所定の意匠の形状の第2開口部を有し、前記反射層および前記光源の間に配置され、遮光性を有する遮光層と、前記反射層および前記光源の間において前記第2開口部と重なって配置され、光を拡散する光拡散層と、を有し、前記光拡散層は、前記外光を反射するように構成され、前記表示層が有する前記前面には、ユーザが視認できるように前記所定の意匠が表示され、前記光拡散層で反射されて前記第1開口部を通過した前記外光は直接前記表示層に至るように構成される。
本開示の照明装置では、意匠の隠蔽と表示とを効果的に両立させることができる。
図1は、実施の形態に係るステアリング入力装置が配置された車両の車室の一例を示す図である。 図2は、実施の形態に係るステアリング入力装置の使用例を示す図である。 図3は、実施の形態に係る照明装置の外観斜視図である。 図4は、実施の形態に係る照明装置の分解斜視図である。 図5は、平面視における第1開口部と第2開口部との位置関係を示す図である。 図6は、光源が消灯状態における所定の意匠の表示態様の一例を示す図である。 図7は、光源が点灯状態における所定の意匠の表示態様の一例を示す図である。 図8は、図7のVIII-VIII断面図であり、消灯状態における表示態様の原理を説明するための図である。 図9は、図7のVIII-VIII断面図であり、点灯状態における表示態様の原理を説明するための図である。 図10は、変形例1の照明装置の、図7のVIII-VIII断面図に対応する断面図である。 図11は、変形例2の照明装置の、図7のVIII-VIII断面図に対応する断面図である。
(本開示の基礎となった知見)
特許文献1に開示されている従来の透光性化粧材を用いた照明装置では、表面に表示される意匠は、透光性化粧材の裏側に設けられた光源からの光が隠蔽層を透過した後の光により表示されるため、意匠の表示輝度が低下しやすい。一方で、意匠の表示輝度を低下しないように、光が透過しやすいように隠蔽層の透過率を調整すると、裏側から光が無いときに色柄を隠蔽する効果が低減する。このように、光源を発光させたときに意匠を表面に明瞭に表示させようとすれば、光源を発光させていないときに意匠を十分に隠蔽できず、光源を発光させていないときに意匠を十分に隠蔽しようとすれば、光源を発光させたときに意匠を表面に明瞭に表示させることができない。つまり、意匠の隠蔽と表示とを効果的に両立させることが難しかった。
本開示の一態様に係る照明装置は、光源と、前記光源が発した光を所定の意匠の形状で前方に透過することで前面に前記所定の意匠を表示する積層体と、を備える照明装置であって、前記積層体は、前記前面を有し、透光性を有する表示層と、前記所定の意匠の形状の第1開口部を有し、前記表示層および前記光源の間に配置され、前記表示層の前記前面から後方へ透過した外光を反射する反射層と、前記第1開口部と重なって配置され前記所定の意匠の形状の第2開口部を有し、前記反射層および前記光源の間に配置され、遮光性を有する遮光層と、前記反射層および前記光源の間において前記第2開口部と重なって配置され、光を拡散する光拡散層と、を有する。
これによれば、外光を反射する反射層と、光を拡散する光拡散層とが別々に設けられており、反射層には光拡散層と重なって配置される第1開口部が設けられている。このため、反射層の反射率を調整することで、光源が光を発していないときに遮光層の第2開口部の形状が表示層の前面に現れることを隠蔽する度合いを調整することができる。また、光拡散層の透過率を調整することで、所定の意匠の表示輝度を調整することができる。このように、反射層と光拡散層とを別々の構成にしたことで、第2開口部の形状を隠蔽する度合いの調整と、所定の意匠の表示輝度の調整とを別々に行うことができる。よって、所定の意匠の隠蔽と表示とを効果的に両立させることができる。
また、前記反射層、前記遮光層、および前記光拡散層は、それぞれ、前記表示層の後面に、この順で印刷されることで形成された印刷層であってもよい。
このため、反射層、遮光層および光拡散層を、表示層の後面に容易に配置することができる。
また、前記積層体は、さらに、透明フィルムを有し、前記表示層は、前記透明フィルムの前面に配置され、前記反射層、前記遮光層および前記光拡散層は、それぞれ、前記透明フィルムの後面に、この順に印刷されることで形成された印刷層であってもよい。
このため、反射層、遮光層および光拡散層を、表示層の後側に容易に配置することができる。
また、前記積層体は、さらに、透明フィルムを有し、前記反射層は、前記透明フィルムの前面に印刷されることで形成された第1印刷層であり、前記遮光層および前記光拡散層は、前記透明フィルムの後面に、この順に印刷されることで形成された第2印刷層であってもよい。
このため、反射層と、遮光層および光拡散層とを分離して配置することが容易にできる。
また、前記光拡散層は、光透過性および光拡散性を有するフィルムであり、前記遮光層および前記反射層は、前記光拡散層の前面に、この順に印刷されることで形成された印刷層であってもよい。
このため、光拡散層よりも前方に遮光層および反射層を配置することが容易にできる。
また、前記表示層は、所定の色柄が形成されていてもよい。
このため、例えば、光源が消灯状態の場合に、表示層の所定の色柄のみをユーザに視認させることができる。また、例えば、光源が点灯状態の場合に、表示層の所定の色柄の中に所定の意匠を表示させることができる。
また、前記所定の色柄は、木目、または、金属模様であってもよい。
このため、例えば、光源が消灯状態の場合に、表示層の木目または金属模様のみをユーザに視認させることができる。また、例えば、光源が点灯状態の場合に、表示層の木目または金属模様の中に所定の意匠を表示させることができる。
また、前記遮光層は、黒色であってもよい。
このため、遮光層は、効果的に遮光することができる。
また、前記光拡散層は、前記所定の意匠の形状に形成されてもよい。
このため、光拡散層の大きさを小さくすることができ、製造コストを低減することができる。
また、さらに、前記積層体および前記光源の間に配置され、透光性を有する基材を備えてもよい。
このため、積層体の強度を確保することができる。
また、前記表示層は、突板と、前記突板に含浸された透明な樹脂とを有してもよい。あるいは、前記表示層は、突板であってもよい。
このため、表示層は、例えば、光源が消灯状態の場合に、表示層の木目のみをユーザに視認させることができる。また、例えば、光源が点灯状態の場合に、表示層の木目の中に所定の意匠を表示させることができる。
また、前記表示層は、前記前面を構成する透明な保護層を有してもよい。
このため、表示層の前面に傷がつくことを低減することができる。
また、前記第1開口部の全部は、前記第2開口部の一部に重なっていてもよい。
このため、製造時に反射層と遮光層とがずれて配置されたとしても、第1開口部を第2開口部の中に収めることが容易にできる。これにより、反射層が遮光層に対してずれることで第1開口部から第2開口部の端縁部が露出することを低減することができる。よって、第2開口部の形状が隠蔽されずに視認されることを抑制することができる。
また、前記光源は、光を発する点灯状態と、光を発しない消灯状態とのいずれかの状態に選択的に切り替えられてもよい。
このため、光源が消灯状態の場合に、表示層の模様のみをユーザに視認させることができ、光源が点灯状態の場合に、表示層の模様の中に所定の意匠を表示させることができる。
以下、本開示の一態様に係る照明装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態)
[1.構成]
[1-1.ステアリング入力装置の構成]
まず、図1及び図2を参照しながら、実施の形態に係るステアリング入力装置2の構成について説明する。図1は、実施の形態に係るステアリング入力装置2が配置された車両の車室の一例を示す図である。図2は、実施の形態に係るステアリング入力装置2の使用例を示す図である。
図1に示す自動車4(車両の一例)の車室には、ステアリング入力装置2及び車載機器6が搭載されている。実施の形態に係るステアリング入力装置2は、ステアリングホイール8及び照明装置100を備えている。
ステアリングホイール8は、自動車4を操舵するためのものである。ステアリングホイール8は、リング形状を有するリム12と、リム12の内周面に一体的に形成された略T字状のスポーク14と、スポーク14の中央部に配置されたホーンスイッチ(図示せず)を覆うホーンスイッチカバー16とを有している。
照明装置100は、車載機器6を操作するためのものであり、例えばステアリングホイール8のスポーク14に配置されている。図2に示すように、ユーザである運転者は、リム12を握っている右手の指18(操作物体の一例)で照明装置100に対して入力を行うことにより、車載機器6を操作することができる。照明装置100の構成については後で詳述する。
車載機器6は、例えばコンパクトディスク等の光ディスクを再生するためのオーディオ機器である。車載機器6は、例えばダッシュボード20内に配置されている。車載機器6の構成については後で詳述する。
[1-2.照明装置の構成]
次に、図3及び図4を参照しながら、実施の形態に係る照明装置100の構成について説明する。図3は、実施の形態に係る照明装置100の外観斜視図である。図4は、実施の形態に係る照明装置100の分解斜視図である。
図3の照明装置100には、外枠200と、表示層110とが示されている。図4の照明装置100には、積層体101と、基材102と、ケース103と、光源104と、基板105とが示されている。これらの構成要素のうち、照明装置100は、積層体101と、光源104とを備えていればよく、その他の構成要素を必ずしも備えていなくてもよい。
積層体101は、表示層110と、反射層120と、遮光層130と、光拡散層140とを有する。積層体101は、光源104が発した光を所定の意匠の形状で前方(Z軸プラス方向、つまりユーザの視線と逆方向)に透過することで前面110a(ユーザと対向する面)に所定の意匠を表示する。所定の意匠は、本実施の形態では、「AUTO」という文字の形状を有する。所定の意匠の詳細については、図5~図7を用いて後述する。
表示層110は、所定の意匠が表示される前面110aを有し、透光性を有する層状の部位である。表示層110は、例えば、天然木がスライスされることにより形成される突板と、突板に含浸された透明な樹脂とにより構成されていてもよい。あるいは、表示層110は、上記した突板のみで構成されていてもよい。これにより、表示層110の前面110aには、光源104が点灯していない状態において、所定の色柄として突板の表面の木目がユーザにより視認されうる。
なお、表示層110は、上記の構成に限らずに、透光性を有する樹脂などの表面に、所定の色柄が形成されている部位であってもよい。所定の色柄は、上述のような木目に限らずに、金属模様、つまり、金属面の表面の仕上げにより形成される模様、布地の模様などであってもよい。金属面の表面の仕上げにより形成される模様とは、例えば、ヘアライン仕上げにより形成されるヘアライン、シボ加工により形成される梨地などである。また、所定の色柄とは、所定のテクスチャである。
また、表示層110は、さらに、前面110aを構成する透明な保護層(図示せず)を有していてもよい。保護層は、例えば、アクリル、ウレタン、シリコーンなどを含む塗料が表面に塗布されることで形成された塗膜である。つまり、保護層は、透明な樹脂で構成される塗膜であってもよい。このように、表示層110の前面110aは、保護層により構成されているため、表示層110の前面110aに傷がつくことを低減することができる。
反射層120は、表示層110及び光源104の間に配置され、表示層110の前面110aから後方(Z軸マイナス方向、つまりユーザの視線方向)へ透過した外光を反射する層状の部位である。反射層120は、具体的には、表示層110の後側に隣接する層状の部位である。反射層120は、外光を、表示層110と接している面で反射する、または、反射層120の内部で散乱することで反射する。反射層120は、例えば、乳白色の樹脂により構成される。また、反射層120は、所定の意匠の形状の第1開口部121を有する。第1開口部121は、所定の意匠の形状で反射層120を、反射層120の厚み方向(Z軸方向)に貫通している貫通孔である。なお、反射層120は、第1開口部121を除いて、例えば乳白色となるインクを、表示層110または遮光層130に印刷して構成されている。この乳白色のインクを印刷形成することで、乳白色の樹脂からなる反射層120が構成される。なお、乳白色のインクは、遮光層130の色(例えば後述するように黒色)を透過させず、かつ、外光を反射するのに十分な白色系の顔料をビヒクル樹脂に分散させ、白色系の顔料が分散されたビヒクル樹脂にさらに補助剤を添加して構成されている。白色系の顔料としては、例えば、酸化チタン、炭酸カルシウムなどが挙げられる。
反射層120は、この乳白色のインクが表示層110に対してスクリーン印刷されることにより形成される。このときの反射層120の厚みは、例えば5~10マイクロメートル程度である。
なお、反射層120を構成する乳白色のインクは、上記構成、材料に限定されるものではなく、他の白色系の顔料や染料を用いてもよい。また、反射層120の乳白色のインクは、例えばビヒクル樹脂に光を反射する微細な粒子(アクリルなどのビーズ)を混合することで構成されてもよい。また、反射層120の厚みも5~10マイクロメートルに限定されるものではなく、遮光層130の色(例えば後述するように黒色)を透過させないために十分な厚みであればよい。
遮光層130は、反射層120及び光源104の間に配置され、遮光性を有する層状の部位である。遮光層130は、具体的には、反射層120の後側に隣接する層状の部位である。遮光層130は、例えば、黒色の樹脂により構成される。また、遮光層130は、第1開口部121と重なって配置され所定の意匠の形状の第2開口部131を有する。第2開口部131は、所定の意匠の形状で遮光層130を、遮光層130の厚み方向(Z軸方向)に貫通している貫通孔である。つまり、第2開口部131は、第1開口部121と同じ形状を有する。
ここで、第1開口部121と第2開口部131とのZ軸方向から見た場合の平面視における位置関係について図5を用いて説明する。
図5は、平面視における第1開口部121と第2開口部131との位置関係を示す図である。
図5に示すように、第1開口部121の全部は、第2開口部131の一部に重なっている。つまり、第1開口部121のサイズは、第2開口部131のサイズよりも小さく、平面視において第1開口部121が占める領域は、第2開口部131が占める領域を全て覆っている。このため、製造時に反射層120と遮光層130とがずれて配置されたとしても、第1開口部121を第2開口部131の中に収めることが容易にできる。これにより、反射層120が遮光層130に対してずれることで第1開口部121から第2開口部131の端縁部が露出することを低減することができる。よって、第2開口部131の形状が隠蔽されずに視認されることを抑制することができる。
本実施の形態では、遮光層130は、黒色のインクを反射層120の表面に重ねて印刷されて形成される。黒色のインクは、光を透過させないための黒色系の顔料をビヒクル樹脂に分散させて構成されている。黒色系の顔料としては、例えば、カーボンブラックなどが挙げられる。
遮光層130は、この黒色のインクが反射層120に対してスクリーン印刷されることにより形成される。このときの遮光層130の厚みは、例えば5~10マイクロメートル程度である。
なお、遮光層130を構成する黒色のインクは、上記構成、材料に限定されるものではなく、他の黒色系の顔料や染料を用いてもよい。また、遮光層130の黒色のインクは、黒色に限定されるものではなく、光を透過させなければ、暗色など他の色であってもよい。また、遮光層130の厚みも5~10マイクロメートルに限定されるものではなく、遮光層130の第2開口部131以外の部分を十分に遮光できる厚みであればよい。
光拡散層140は、表示層110及び光源104の間において第2開口部131と重なって配置され、光を拡散する層状の部位である。光拡散層140は、具体的には、遮光層130の後側に隣接する層状の部位である。光拡散層140は、例えば、Z軸方向から見た場合、光拡散層140のうちの一部である光拡散部141において光を拡散し、光拡散部141以外の部位では光を拡散しなくてもよい。光拡散部141は、所定の意匠の形状に形成される。つまり、光拡散部141は、第1開口部121および第2開口部131と同じ形状を有する。光拡散部141は、例えば、乳白色の樹脂により構成される。また、光拡散部141は、反射層120とは、反射率および透過率の少なくとも一方が異なる。
このような光拡散層140は、具体的には、例えば、光が光拡散層140を透過するときに光が散乱するように、反射層120と同様の乳白色のインクが遮光層130の表面に重ねてスクリーン印刷されることにより形成される。このときの光拡散層140の厚みは、例えば5~10マイクロメートル程度である。このようにして形成した光拡散層140において、光拡散部141は、第2開口部131と対向した部位である。したがって、光拡散部141以外の光拡散層140の部位では、遮光層130により光が遮光されるため、光拡散部141以外の光拡散層140の部位で拡散した光は、反射層120、および、表示層110には至らない。
なお、乳白色のインクは、反射層120と同様の構成に限定されるものではなく、反射層120の乳白色のインクとは異なる構成、材料のものであってもよい。また、光拡散層140の乳白色のインクは、例えばビヒクル樹脂に光を反射する微細な粒子(アクリルなどのビーズ)を混合することで構成されてもよい。また、光拡散層140の厚みも5~10マイクロメートルに限定されるものではなく、後述する光源104の光を透過させ、かつ、外光を反射させるために十分な厚みであればよい。
なお、光拡散層140は、光拡散部141のみによって構成されていてもよい。つまり、光拡散層140は、所定の意匠の形状に形成されていてもよく、光を拡散しない部位を有していなくてもよい。このため、光拡散層140の大きさを小さくすることができ、少ない材料で光拡散層140を形成することができる。
なお、反射層120は、表示層110の後面に印刷されることで形成されてもよい。また、遮光層130は、反射層120の後面に印刷されることで形成されてもよい。また、光拡散層140は、遮光層130の後面に印刷されることで形成されてもよい。つまり、反射層120、遮光層130および光拡散層140は、それぞれ、表示層110の後面に、この順で印刷されることで形成された印刷層である。このため、反射層120、遮光層130および光拡散層140を、表示層110の後面に容易に配置することができる。反射層120、遮光層130および光拡散層140は、印刷層であるため、固化されたインクによって構成されていてもよい。
基材102は、積層体101および光源104の間に配置され、透光性を有する部材である。基材102は、積層体101の後側に隣接する板状の部材である。基材102は、積層体101よりも剛性が大きい材料により構成される。これにより、基材102は、積層体101の前面が荷重を受けて撓むことを低減することができ、積層体101の強度を確保することができる。基材102は、例えば、透明な樹脂により構成される。
ケース103は、基材102および基板105の間に配置され、基板105の前面側に実装される光源104の側方を囲う部材である。ケース103は、Z軸方向に貫通する貫通孔103aを有する。ケース103は、基材102の後側に隣接し、かつ、基板105の前側に隣接する部材である。つまり、ケース103は、Z軸方向において、基材102と基板105との間に所定の空間を空けるための部材である。ケース103は、例えば、樹脂により構成される。ケース103は、樹脂に限らずに、金属により構成されてもよい。
光源104は、基板105の前面に配置されており、かつ、ケース103の貫通孔103aの内部の空間に配置される。光源104は、Z軸プラス方向に光を発する。光源104は、例えば、LED(LightEmittingDiode)である。光源104は、Z軸方向から見た場合に、第2開口部131と重なる位置に配置されていてもよい。光源104は、基板105において図示しない電力線に接続されており、電力が供給されうる。光源104は、電力が供給されると光を発する点灯状態となり、電力が供給されないと光を発しない消灯状態となる。光源104への電力の供給および非供給の切り替えは、図示しないスイッチのON/OFFによりなされてもよいし、図示しない制御回路の制御によりなされてもよい。このように、光源104は、点灯状態と、消灯状態とのいずれかの状態に選択的に切り替わる。
次に、光源104が消灯状態および点灯状態における所定の意匠106の表示態様とその原理について図6~図9を用いて説明する。
図6は、光源104が消灯状態における所定の意匠106の表示態様の一例を示す図である。図7は、光源104が点灯状態における所定の意匠106の表示態様の一例を示す図である。図8は、図7のVIII-VIII断面図であり、消灯状態における表示態様の原理を説明するための図である。図9は、図7のVIII-VIII断面図であり、点灯状態における表示態様の原理を説明するための図である。
図6に示すように、光源104が消灯状態においては、所定の意匠106は、表示されないため、ユーザは、表示層110の前面110aの木目の模様のみを視認できる。この原理について図8を用いて説明する。
図8に示すように、消灯状態においては、太陽光などの外光は、表示層110を前面110aから後方へ透過し、反射層120で前方に向かって反射される。また、外光は、光拡散層140の光拡散部141で拡散され、拡散された光は、前方に向かって反射される。特に、黒色の遮光層130は前側の全てを反射層120によって覆われているため、表示層110を前面110aから透過した外光は、遮光層130に到達しにくい。なお、外光は、太陽光に限らずに、照明装置100の前側から前面110aに照射される様々な光を含んでいてもよい。
また、遮光層130の第2開口部131が形成されている領域には、光拡散層140の光拡散部141が配置されているため、当該領域においても、表示層110を前面110aから透過した外光は、光拡散部141で前方に向かって反射される。これらのことにより、表示層110を前面110aから透過した外光は、照明装置100のX-Y平面における全ての領域において、前方に反射され、遮光層130に到達しにくいため、遮光層130の第2開口部131の形状は前面110aには現れない。このため、ユーザは、消灯状態においては、前面110aの木目の模様のみを視認できる。
一方で、図7に示すように、光源104が点灯状態においては、光源104の光によって、所定の意匠106が表示層110の前面110aに表示されるため、ユーザは、前面110aの木目の模様の中に所定の意匠106を視認できる。この原理について図9を用いて説明する。
図9に示すように、点灯状態においては、光源104から発せられた光は、基材102を透過した後で、光拡散層140の光拡散部141で拡散される。そして、光拡散部141で拡散された光は、遮光層130の第2開口部131および反射層120の第1開口部121を通過した後で、表示層110を透過し、前面110aよりも前方に進む。一方で、光拡散部141で拡散された光は、遮光層130の第2開口部131を除く領域では遮光されるため、表示層110の前面110aよりも前方には届かない。このため、ユーザは、点灯状態においては、前面110aの木目の模様の中に所定の意匠106を視認できる。
[2.効果など]
本実施の形態に係る照明装置100によれば、外光を反射する反射層120と、光を拡散する光拡散層140とが別々に設けられており、反射層120には光拡散層140の光拡散部141と重なって配置される第1開口部121が設けられている。このため、反射層120の反射率を調整することで、光源104が光を発していないときに遮光層130の第2開口部131の形状が表示層110の前面110aに現れることを隠蔽する度合いを調整することができる。また、光拡散層140の光拡散部141の透過率を調整することで、所定の意匠106の表示輝度を調整することができる。このように、反射層120と光拡散層140とを別々の構成にしたことで、第2開口部131の形状を隠蔽する度合いの調整と、所定の意匠106の表示輝度の調整とを別々に行うことができる。よって、所定の意匠106の隠蔽と表示とを効果的に両立させることができる。
また、本実施の形態に係る照明装置100において、表示層110は、所定の色柄が形成されている。また、所定の色柄は、木目、または、金属模様である。このため、光源104が消灯状態の場合に、表示層110の木目または金属模様のみをユーザに視認させることができる。また、光源104が点灯状態の場合に、表示層110の木目または金属模様の中に所定の意匠106を表示させることができる。
また、本実施の形態に係る照明装置100において、遮光層130は、黒色である。このため、遮光層130は、効果的に遮光することができる。
[3.変形例]
[3-1.変形例1]
変形例1の照明装置100Aについて図10を用いて説明する。
図10は、変形例1の照明装置100Aの、図7のVIII-VIII断面図に対応する断面図である。
図10に示すように、変形例1に係る照明装置100Aは、実施の形態に係る照明装置100と比較して、積層体101Aが透明フィルム150をさらに有する点が異なる。このため、以下では積層体101Aの説明をし、その他の構成の説明を省略する。
積層体101Aは、表示層110と、透明フィルム150と、反射層120と、遮光層130と、光拡散層140とを有する。表示層110、反射層120、遮光層130、および光拡散層140の構成は、実施の形態と同様である。透明フィルム150は、透明なフィルム状のシートである。透明フィルム150は、例えば、厚みが50~200マイクロメートルのアクリルやポリカーボネートの樹脂により構成される。なお、透明フィルム150の材質は、アクリルやポリカーボネートに限定されるものではなく、透明な材質のフィルムであればよい。また、透明フィルム150の厚みも上記のものに限定されるものではなく、透明度や扱いやすさに応じて、適宜変更してもよい。
表示層110は、透明フィルム150の前面151に配置される。また、反射層120、遮光層130および光拡散層140は、それぞれ、透明フィルム150の後面152に、この順に印刷されることで形成された印刷層である。反射層120、遮光層130および光拡散層140は、実施の形態と同様に印刷層であるため、固化されたインクによって構成されていてもよい。
変形例1の照明装置100Aでは、積層体101Aの表示層110の後側の層を、透明フィルム150に印刷することで構成するため、反射層120、遮光層130および光拡散層140を、表示層110の後側に容易に配置することができる。
[3-2.変形例2]
変形例2の照明装置100Bについて図11を用いて説明する。
図11は、変形例2の照明装置100Bの、図7のVIII-VIII断面図に対応する断面図である。
図11に示すように、変形例2に係る照明装置100Bは、変形例1に係る照明装置100Aと比較して、積層体101Bが透明フィルム150を有する点が同様であるが、積層体101Bにおいて透明フィルム150が反射層120および遮光層130の間に配置される点が異なる。具体的には、反射層120は、透明フィルム150の前面151に印刷されることで形成された第1印刷層である。また、遮光層130および光拡散層140は、透明フィルム150の後面152に、この順に印刷されることで形成された第2印刷層である。反射層120、遮光層130および光拡散層140は、実施の形態と同様に印刷層であるため、固化されたインクによって構成されていてもよい。
変形例2の照明装置100Bでは、透明フィルム150を配置することにより、反射層120と、遮光層130および光拡散層140とを分離して配置することが容易にできる。
[3-3.変形例3]
上記実施の形態に係る照明装置100では、光拡散層140は印刷により形成される印刷層であるとしたが、これに限らずに、光透過性および光拡散性を有するフィルムにより構成されてもよい。この場合、反射層120および遮光層130は、フィルムにより構成される光拡散層140の前面に、この順に印刷されることで形成された印刷層であってもよい。このため、光拡散層140よりも前方に反射層120および遮光層130を配置することが容易にできる。
なお、このフィルムの厚みは、上記した透明フィルム150と同様である。
また、同様にして、反射層120、遮光層130も、印刷層に替えて、フィルムにより構成されてもよい。この場合、反射層120は、第1開口部121が透光性を有し、それ以外の部分は光拡散性を有するように形成される。また、遮光層130は、第2開口部131が透光性を有し、それ以外の部分は遮光性を有するように形成される。そして、表示層110、反射層120、遮光層130、および光拡散層140を、この順に重ねて接着することで一体化して、積層体101を構成するようにしてもよい。
したがって、反射層120、遮光層130、および光拡散層140の少なくとも1つをフィルムにより構成してもよい。
[3-4.変形例4]
上記実施の形態およびその変形例1~3に係る照明装置100、100A、100Bでは、光拡散層140は、光拡散部141において光を拡散するとしたが、これに限らずに、全部の領域が光拡散性を有する層であってもよい。これにより、光拡散層140を形成する製造工程を容易にできる。
[3-5.変形例5]
上記実施の形態およびその変形例1~4に係る照明装置100、100A、100Bでは、光拡散層140は、遮光層130の後側に配置されるとしたが、光拡散層140は、反射層120および光源104の間に配置されていれば、どの位置に配置されていてもよい。
以上、本開示の一つまたは複数の態様に係る表示装置および入力装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
本開示は、意匠の隠蔽と表示とを効果的に両立させることができる照明装置などとして有用である。
2 ステアリング入力装置
4 自動車
6 車載機器
8 ステアリングホイール
12 リム
14 スポーク
16 ホーンスイッチカバー
18 指
20 ダッシュボード
100、100A、100B 照明装置
101、101A、101B 積層体
102 基材
103 ケース
103a 貫通孔
104 光源
105 基板
106 所定の意匠
110 表示層
110a 前面
120 反射層
121 第1開口部
130 遮光層
131 第2開口部
140 光拡散層
141 光拡散部
150 透明フィルム
151 前面
152 後面
200 外枠

Claims (16)

  1. 光源と、前記光源が発した光を所定の意匠の形状で前方に透過することで前面に前記所定の意匠を表示する積層体と、を備える照明装置であって、
    前記積層体は、
    前記前面を有し、透光性を有する表示層と、
    前記所定の意匠の形状の第1開口部を有し、前記表示層および前記光源の間に配置される反射層と、
    前記第1開口部と重なって配置され前記所定の意匠の形状の第2開口部を有し、前記反射層および前記光源の間に配置され、遮光性を有する遮光層と、
    前記反射層および前記光源の間において前記第2開口部と重なって配置され、光を拡散する光拡散層と、を有し、
    前記反射層は、前記光源が光を発しない消灯状態において、前記遮光層の前記第2開口部の形状が前記前面に現れないように、前記表示層の前記前面から後方へ透過した外光を反射するように構成される、
    照明装置。
  2. 前記反射層、前記遮光層、および前記光拡散層は、それぞれ、前記表示層の後面に、この順で印刷されることで形成された印刷層である
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記積層体は、さらに、透明フィルムを有し、
    前記表示層は、前記透明フィルムの前面に配置され、
    前記反射層、前記遮光層および前記光拡散層は、それぞれ、前記透明フィルムの後面に、この順に印刷されることで形成された印刷層である
    請求項1に記載の照明装置。
  4. 前記積層体は、さらに、透明フィルムを有し、
    前記反射層は、前記透明フィルムの前面に印刷されることで形成された第1印刷層であり、
    前記遮光層および前記光拡散層は、前記透明フィルムの後面に、この順に印刷されることで形成された第2印刷層である
    請求項1に記載の照明装置。
  5. 前記光拡散層は、光透過性および光拡散性を有するフィルムであり、
    前記遮光層および前記反射層は、前記光拡散層の前面に、この順に印刷されることで形成された印刷層である
    請求項1に記載の照明装置。
  6. 前記表示層は、所定の色柄が形成されている
    請求項1から3のいずれか1項に記載の照明装置。
  7. 前記所定の色柄は、木目、または、金属模様である
    請求項6に記載の照明装置。
  8. 前記遮光層は、黒色である
    請求項1から7のいずれか1項に記載の照明装置。
  9. 光源と、前記光源が発した光を所定の意匠の形状で前方に透過することで前面に前記所定の意匠を表示する積層体と、を備える照明装置であって、
    前記積層体は、
    前記前面を有し、透光性を有する表示層と、
    前記所定の意匠の形状の第1開口部を有し、前記表示層および前記光源の間に配置され、前記表示層の前記前面から後方へ透過した外光を反射する反射層と、
    前記第1開口部と重なって配置され前記所定の意匠の形状の第2開口部を有し、前記反射層および前記光源の間に配置され、遮光性を有する遮光層と、
    前記反射層および前記光源の間において前記第2開口部と重なって配置され、光を拡散する光拡散層と、を有し、
    前記光拡散層は、前記所定の意匠の形状に形成される
    明装置。
  10. さらに、
    前記積層体および前記光源の間に配置され、透光性を有する基材を備える
    請求項1から9のいずれか1項に記載の照明装置。
  11. 光源と、前記光源が発した光を所定の意匠の形状で前方に透過することで前面に前記所定の意匠を表示する積層体と、を備える照明装置であって、
    前記積層体は、
    前記前面を有し、透光性を有する表示層と、
    前記所定の意匠の形状の第1開口部を有し、前記表示層および前記光源の間に配置され、前記表示層の前記前面から後方へ透過した外光を反射する反射層と、
    前記第1開口部と重なって配置され前記所定の意匠の形状の第2開口部を有し、前記反射層および前記光源の間に配置され、遮光性を有する遮光層と、
    前記反射層および前記光源の間において前記第2開口部と重なって配置され、光を拡散する光拡散層と、を有し、
    前記表示層は、突板と、前記突板に含浸された透明な樹脂とを有する
    明装置。
  12. 光源と、前記光源が発した光を所定の意匠の形状で前方に透過することで前面に前記所定の意匠を表示する積層体と、を備える照明装置であって、
    前記積層体は、
    前記前面を有し、透光性を有する表示層と、
    前記所定の意匠の形状の第1開口部を有し、前記表示層および前記光源の間に配置され、前記表示層の前記前面から後方へ透過した外光を反射する反射層と、
    前記第1開口部と重なって配置され前記所定の意匠の形状の第2開口部を有し、前記反射層および前記光源の間に配置され、遮光性を有する遮光層と、
    前記反射層および前記光源の間において前記第2開口部と重なって配置され、光を拡散する光拡散層と、を有し、
    前記表示層は、突板である
    明装置。
  13. 前記表示層は、前記前面を構成する透明な保護層を有する
    請求項1から12のいずれか1項に記載の照明装置。
  14. 前記第1開口部の全部は、前記第2開口部の一部に重なっている
    請求項1から13のいずれか1項に記載の照明装置。
  15. 前記光源は、光を発する点灯状態と、光を発しない消灯状態とのいずれかの状態に選択
    的に切り替えられる
    請求項1から14のいずれか1項に記載の照明装置。
  16. 光源と、前記光源が発した光を所定の意匠の形状で前方に透過することで前面に前記所定の意匠を表示する積層体と、を備える照明装置であって、
    前記積層体は、
    前記前面を有し、透光性を有する表示層と、
    前記所定の意匠の形状の第1開口部を有し、前記表示層および前記光源の間に配置され、前記表示層の前記前面から後方へ透過した外光を反射する反射層と、
    前記第1開口部と重なって配置され前記所定の意匠の形状の第2開口部を有し、前記反射層および前記光源の間に配置され、遮光性を有する遮光層と、
    前記反射層および前記光源の間において前記第2開口部と重なって配置され、光を拡散する光拡散層と、を有し、
    前記光拡散層は、前記外光を反射するように構成され、
    前記表示層が有する前記前面には、ユーザが視認できるように前記所定の意匠が表示され、
    前記光拡散層で反射されて前記第1開口部を通過した前記外光は直接前記表示層に至るように構成される、
    照明装置。
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