JP7117623B2 - 二次電池用電極体及び二次電池 - Google Patents

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Description

本開示は、二次電池用電極体及び二次電池に関する。
電気自動車(EV)やハイブリッド電気自動車(HEV、PHEV)等の駆動用電源や電子機器の電源として、蓄電装置が使用されている。この蓄電装置として、リチウムイオン二次電池等の二次電池が広く利用されている。
従来から、二次電池として、それぞれ電極板である正極板及び負極板を、セパレータを介して複数枚積層した積層型の電極体と、電極体を収容する外装体とを有する二次電池が知られている。また、電極板の薄い芯体の一部からなる電極タブにより、電極体を外装缶の内側に支持する構成も知られている。
特許文献1には、蓄電素子において、2つの電極体が容器(外装体)の内側に支持されており、それぞれの電極体の両側と容器との間のスペースをスペーサにより埋めることで、電極体を容器に対し振動しないように支持することが記載されている。
特許文献2には、二次電池において、積層された複数の電極を含む電極アセンブリがケース(外装体)に収容されており、複数の電極の積層方向両端に最外郭電極が配置されることが記載されている。最外郭電極は、最外郭層を形成する非活物質層を有し、その非活物質層が多孔性の無機物質または有機物質で作られてもよいとされている。そして、非活物質層が電極アセンブリの外形を固定することによって、外部力により電極が屈曲したり、損傷することを防止できるとされている。
特開2015-185470号公報 特許第5398758号公報
上記のように薄い芯体の一部からなる電極タブにより電極体を外装体の内側に支持する構成では、芯体とは異なる剛性の高い集電部品で電極体を外装体の内側に支持する二次電池と異なり、電極体に振動が加わったときに電極タブが金属疲労で切れる、タブ切れが生じやすいという課題があった。特許文献1,2の何れの構成でも電極体に加わる振動を抑制できる可能性はあるが、振動対策のための専用部品を外装体の内部に設ける必要があるので、二次電池の内部空間が減少することによる内圧上昇を生じる可能性がある。また、電極体と外装体としての缶との隙間にクッション材を配置した場合や、放電状態で電極体を缶に厚み方向に全体的に接触させた場合には、充電時の電極体の膨らみにより缶変形を生じる可能性もある。特に、電池容量が大きいほど、電極体の充電時と放電時との厚みの変化が大きくなるので、充電時の膨らみによる缶変形が生じやすくなる。
本開示の一つの目的は、振動対策のための専用部品を設けることなく、タブ切れを抑制できる二次電池用電極体及び二次電池を提供することである。
本開示の一態様である二次電池用電極体は、正極板と負極板とがセパレータを介して積層された二次電池用電極体であって、正極板は、正極芯体の側面に正極活物質合材層が形成された電極本体である正極本体と、正極芯体の端部から延出した部分により形成された電極タブである正極タブとを含み、負極板は、負極芯体の側面に負極活物質合材層が形成された電極本体である負極本体と、負極芯体の端部から延出した部分により形成された電極タブである負極タブとを含み、正極本体及び負極本体のうち、少なくとも一方の電極本体における電極タブの根元部に、電極体の積層方向一方側に向かって膨らむように形成された第1凸部を有する、二次電池用電極体である。
本開示の一態様である二次電池は、本開示に係る二次電池用電極体と、開口を有し、二次電池用電極体を収容する外装体と、開口を塞ぐ封口体と、封口体に正極タブ及び負極タブが接続されることにより、二次電池用電極体が、外装体の内側に吊り下げられている、二次電池である。
本開示の一態様によれば、第1凸部によって電極本体における電極タブの根元部の電極体厚みを大きくできる。これにより、電極体が収容される外装体の内面に電極本体における電極タブの根元部を押し付けて、電極本体のこの根元部の振動を抑制できる。このため、振動対策のための専用部品を設けることなく、タブ切れを抑制できる。
実施形態の1例の二次電池の断面図である。 図1のA-A断面図である。 図1に示す二次電池を構成する正極板を示す図である。 図1に示す二次電池を構成する負極板を示す図である。 図3Aに示す正極板の半部拡大図である。 図1に示す二次電池を構成する電極体を、積層方向一方側から見た図である。 図2のB部拡大図である。 実施形態の別例の二次電池において、図6に対応する図である。 実施形態において、正極本体における凸部を撮影した写真を示す模式図(a)と、凸部の高さの測定結果を幅方向位置との関係で示す図(b)である。 実施形態の別例において、負極本体における凸部を撮影した写真を示す模式図(a)と、凸部の高さの測定結果を幅方向位置との関係で示す図(b)である。
以下、実施形態の1例の二次電池用電極体及び二次電池について詳細に説明する。実施形態の説明で参照する図面は、模式的に記載されたものであり、図面に描画された構成要素の寸法比率などは、現物と異なる場合がある。具体的な寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。本明細書において「略~」との記載は、略同一を例に挙げて説明すると、完全に同一はもとより、実質的に同一と認められるものを含む意図である。また、「端部」の用語は対象物の端及びその近傍を意味するものとする。また、以下で説明する形状、材料、個数などは説明のための例示であって、二次電池の仕様により変更が可能である。以下では同様の構成には同一の符号を付して説明する。
以下、図1~図6を用いて、実施形態の一例の二次電池10について詳説する。図1は、二次電池10の断面図である。図2は、図1のA-A断面図である。以下では、説明の便宜上、封口体70側を上、封口体70と反対側を下として説明する。図1、図2、図6では、外装体60の長手方向(横方向)をXで示し、厚み方向をYで示し、高さ方向である上下方向をZで示している。X,Y、Zは互いに直交する。
図1に示すように、二次電池10は、角形の積層型二次電池であり、蓄電要素としての電極群11と、電極群11を収容する絶縁ホルダ(電極体ホルダ)50と、外装体60と、封口体70とを備える。図2に示すように、電極群11は、2つの電極体としての第1電極体12及び第2電極体13を含む。各電極体12,13は、複数の正極板14と複数の負極板17と複数のセパレータ20とを含み、正極板14と負極板17とがセパレータ20を介して交互に積層される積層構造を有する。各電極体12,13は、二次電池用電極体に相当する。
絶縁ホルダ50は、底部を有し上端が開口した略直方体状であり、電極群11を収容する。絶縁ホルダ50は、例えば絶縁材料からなる絶縁シートが折られて形成される。絶縁シートは、例えばポリプロピレンなどの樹脂等により形成される。
外装体60は、底部62を有し上端が開口した略直方体状であり、電極群11と絶縁ホルダ50とを、非水電解質に相当する電解液(図示なし)とともに収容する。封口体70は、外装体60に形成される開口61を塞ぐ平板状部材である。外装体60と封口体70とにより電池ケースが構成される。封口体70には、正極端子71(図1)と負極端子72(図1)とが封口体70の長手方向Xに離れて、封口体70の外へ一部を露出させて、封口体70に固定されている。外装体60及び封口体70は、それぞれ金属製であることが好ましく、例えばアルミニウムまたはアルミニウム合金製とすることが好ましい。
セパレータ20には、イオン透過性及び絶縁性を有する多孔性シートが用いられる。セパレータ20はそれぞれ同一のものを用いることができる。二次電池10の好適な一例は、リチウムイオン電池である。
各正極板14、各負極板17及びセパレータ20は、略矩形のシートである。各電極体12,13は、これらの略矩形のシートを積層することにより構成される。
第1電極体12及び第2電極体13は、電気的に並列接続されており、上記の電解液に浸された状態で外装体60の内部に収容される。
図3Aは、正極板14を示す図であり、図3Bは、負極板17を示す図である。図4は、図3Aに示す正極板14の半部拡大図である。図3A,図4に示すように、正極板14は、例えば、アルミニウム箔からなる矩形状の芯体14aの両側の側面に活物質合材層14bが形成された正極本体15を有する。芯体14aは、正極芯体に相当し、活物質合材層14bは正極活物質合材層に相当し、正極本体15は、正極板の電極本体に相当する。正極板14には、正極タブ16が形成される。正極本体15の長手方向Xの一方側(図3Aの右側)において、上端部から芯体14aが延出しており、この延出した芯体14aが、正極タブ16を構成する。正極タブ16は、正極板14の電極タブに相当する。正極タブ16は、後述する正極集電体75(図1)を介して、封口体70に固定された正極端子71に電気的に接続される。
図3Aに示すように、正極タブ16において活物質合材層と隣接する部分には、活物質合材層よりも電気抵抗の大きい保護層16aが設けられることが好ましい。この保護層16aは、アルミナ、シリカ、ジルコニア等のセラミック粒子、及びバインダーを含むことが好ましい。また、保護層16aは、炭素材料等の導電性粒子を含むことが更に好ましい。
正極板14の活物質合材層は、例えば活物質と、導電剤と、結着剤とを含む。正極板14の活物質としてリチウムニッケルコバルトマンガン複合酸化物、結着剤としてポリフッ化ビニリデン(PVdF)を用い、導電剤として炭素材料、及び分散媒としてN-メチル-2-ピロリドン(NMP)をそれぞれ用いることができる。
さらに、正極板14は、正極本体15の長手方向Xの一方側(図3Aの右側)における正極タブ16の根元部に、厚み方向一方側(図3A、図4の紙面の表側)に向かって膨らむように形成された凸部15aを有する。凸部15aは、例えば図3A、図4に示すように正極タブ16の幅方向(図3A、図4の左右方向)に長い楕円形状である。凸部15aは、正極板14の第1凸部に相当する。正極本体15における正極タブ16の根元部は、図4に斜格子で示す正方形領域Sにある。正方形領域Sは、正極本体15を厚み方向Y(図4の紙面の表裏方向)から見た場合に、正極タブ16の下端縁Eを一辺として、正極本体15の正極タブ16側端部に配置される領域である。正方形領域Sの外形は、正極タブ16の幅d2と同じ長さの四辺を持つ正方形である。
凸部15aの少なくとも一部は、上記の正方形領域Sに含まれる。凸部15aは、正方形領域Sに含まれる部分を、凸部15a全体の領域(面積)の50%以上、好ましくは70%以上含んでいる。さらに、正極タブ16の幅方向について凸部15aの全長部分のうち、正方形領域Sにおける幅方向(図4の左右方向)の長さ部分は、凸部15a全長部分の50%以上、より好ましくは80%以上である。
さらに、凸部15aの幅方向長さd1は、正極タブ16の幅d2の0.5~2倍であることが好ましい。より好ましくは、凸部15aの幅方向長さd1は、正極タブ16の幅d2の0.75~1.5倍である。凸部15aの幅方向長さd1が正極タブ16の幅d2の半分未満になると、正極タブ16の端辺の振動を抑制しにくくなる。幅方向長さd1が正極タブ16の幅d2の2倍を超えるように大きいと、充電時の極板膨張により缶変形が発生しやすくなる。凸部15aの幅方向長さd1は、正極タブ16の幅d2と略同じであることが特に好ましい。
正極タブ16の幅方向及び凸部15aの幅方向は、正極タブ16の延出方向(図3A、図4の上下方向)に対し直交する。凸部15aの高さは、例えば20μm以上、500μm以下とすることが好ましい。正極板14が電極体12,13を形成した状態で、正極板14の凸部15aは、電極体12,13の積層方向一方側に向かって膨らんでいる。このような凸部15aによって、後述するように正極タブ16のタブ切れを抑制できる。
さらに、正極板14は、正極本体15の長手方向Xの他方側(図3Aの左側)における凸部15aと上下方向のほぼ同じ位置に、凸部15aと同じ方向に突出する、すなわち厚み方向一方側に向かって膨らむように形成された凸部15bを有する。凸部15bの形状は、正極タブ16の根元部に位置する凸部15aと同様である。凸部15bは、正極板14の第2凸部に相当する。この凸部15bは、後述する負極板17の負極タブ19(図9)側の凸部18aと対向するように配置される。
次に、正極板14の作製方法を説明する。まず、上記の活物質、導電剤、結着剤、分散剤を含むスラリーを作製する。このスラリーを、正極板14の芯体14aの両面に塗布する。そして、これを乾燥させることにより、スラリー中の分散媒を取り除き、芯体14a上に活物質合材層14bを形成する。その後、活物質合材層14bを所定厚みになるように圧縮処理を行う。このようにして得られた正極板14を所定の形状に切断する。各凸部15a、15bの形成方法は、後で詳しく説明する。
図3Bに示すように、負極板17は、例えば、銅箔からなる矩形状の芯体17aの両側の側面に活物質合材層17bが形成された負極本体18を有する。芯体17aは、負極芯体に相当し、活物質合材層17bは負極活物質合材層に相当し、負極本体18は、負極板17の電極本体に相当する。負極板17には、負極タブ19が形成される。負極本体18の長手方向X他方側(図3Bの左側)において、上端部から芯体17aが延出しており、この延出した芯体17aが、負極タブ19を構成する。負極タブ19は、負極板17の電極タブに相当する。負極タブ19は、後述する負極集電体80(図1)を介して、封口体70に固定された負極端子72に電気的に接続される。
負極板17の活物質合材層は、例えば活物質と、結着剤、増粘剤とを含む。負極板17の活物質として、黒鉛、結着剤としてスチレンブタジエンゴム(SBR)、増粘剤としてカルボキシメチルセルロース(CMC)、及び分散媒として水をそれぞれ用いることができる。なお、負極板17の活物質合材層は、必要に応じて導電剤を含有してもよい。
さらに、負極板17は、負極本体18の長手方向X他方側(図3Bの左側)における負極タブ19の根元部に、厚み方向一方側(図3Bの紙面の表側)に向かって膨らむように形成された凸部18aを有する。凸部18aの形状及び高さは、正極タブの各凸部15a、15bと同様である。凸部18aにおける負極タブ19の幅方向長さd3は、負極タブ19の幅d4の0.75~1.5倍である。凸部18aの幅方向長さd3は、負極タブ19の幅d4と略同じであることが特に好ましい。負極タブ19の幅方向及び凸部18aの幅方向は、負極タブ19の延出方向(図3Bの上下方向)に対し直交する。凸部18aは、負極板17の第1凸部に相当する。これにより、負極板17が電極体12,13を形成した状態で、負極板17の凸部18aは、電極体12,13の積層方向一方側に向かって膨らんでいる。このような凸部18aによって、後述するように負極タブ19のタブ切れを抑制できる。
さらに、負極板17は、負極本体18の長手方向Xの一方側(図3Bの右側)において、凸部18aと上下方向のほぼ同じ位置に、凸部18aと同じ方向に突出する、すなわち厚み方向一方側に向かって膨らむように形成された凸部18bを有する。凸部18bの形状及び高さは、負極タブ19の根元部に位置する凸部18aと同様である。凸部18bは、負極板17の第2凸部に相当する。この凸部18bは、正極板14の正極タブ16側の凸部15aと対向するように配置される。
次に、負極板17の作製方法を説明する。まず、上記の活物質、結着剤、増粘剤を含むスラリーを作製する。このスラリーを、負極板17の芯体17aの両面に塗布する。そして、これを乾燥させることにより、スラリー中の分散媒を取り除き、芯体17a上に活物質合材層17bを形成する。その後、活物質合材層17bを所定厚みになるように圧縮処理を行う。このようにして得られた負極板17を所定の形状に切断する。各凸部18a、18bの形成方法は、後で詳しく説明する。
図5は、電極体12,13を、積層方向一方側から見た図である。複数枚の正極板14及び複数枚の負極板17を、上記の方法で作製し、これらの正極板14及び負極板17を、ポリオレフィン製の矩形状のセパレータ20を介して積層することで、積層型の第1電極体12及び第2電極体13がそれぞれ作製される。各セパレータ20の長手方向X両側にも、正極板14及び負極板17の凸部15a、15b、18a、18bと対向するように、凸部20a、20bが形成される。
各電極体12,13は、各電極体12,13の上端部の長手方向Xの一方側において各正極タブ16が積層され、各電極体12,13の上端部の長手方向Xの他方側において各負極タブ19が積層されるように作製される。各電極体12,13の厚み方向Y両側面にはセパレータ20が配置される。セパレータ20の表面に接着層を形成し、セパレータ20と正極板14、セパレータ20と負極板17がそれぞれ接着されて固定されるようにすることが好ましい。例えば、各電極体12,13に対するプレスの圧力で接着することができる。例えば、各凸部15a、15b、18a、18bの形成のための後述のプレスの圧力で、セパレータ20、正極板14、負極板17を接着できる。
図6は、図2のB部拡大図である。図6に示すように、第1電極体12と第2電極体13とが積層された状態で、負極本体18において負極タブ19の根元部に形成された凸部18aは、正極本体15の凸部15b及びセパレータ20の凸部20bと対向するように配置される。また、すべての凸部18a、15b、20bが積層方向一方側(図6の右側)に膨らんで互いに整合している。このとき、電極群11の積層方向において第1電極体12側から第2電極体13側に向かって各凸部18a、15b、20bが膨らんでいる。このため、電極群11では、第2電極体13の外装体60側端(図6の右端)で凸部20a(図5)、20bが膨らむことで、電極群11の積層方向厚みが局所的に大きくなっている。図6では、負極タブ19側の凸部を示しているが、正極タブ16(図3A)側の凸部も同様に整合して、電極群11の積層方向厚みが局所的に大きくなっている。具体的には、電極群11の正極タブ16側の凸部15a、18b、20a(図3A-図5)も負極タブ19側の凸部と同様に、積層方向一方側に膨らんで互いに整合している。これにより、負極本体18の負極タブ19の根元部の凸部18aと、正極本体15における正極タブ16側の凸部15aとを、外装体60の内面に押し付けることができるので、後述のように、正極本体15及び負極本体18における電極タブの根元部の振動を抑制できる。
正極板14及び負極板17の各凸部15a、15b、18a、18bの形成方法は、例えば次のようにして行う。具体的には、図6に示すように、第1電極体12及び第2電極体13を積層した状態で、積層方向他方端(図6の左端)から積層方向一方端(図6の右端)に向かって、負極タブ19側、または正極タブ16(図3A)側で整合した複数の凸部を形成するように加工治具を押し付けてプレス加工する。加工治具は、負極タブ19側と正極タブ16側とで、同時に押圧するようにしてもよい。また、複数の凸部は、第1電極体12と第2電極体13とで別に形成してもよい。
なお、各凸部15a、15b、18a、18b、20a、20bの形状は、図3A-図5に示した楕円状に限定するものではなく、円形、ドーナツ形等、種々の形状を採用できる。
複数の正極タブ16及び複数の負極タブ19は、電極体12,13ごとに延出方向の先端側で束ねられた状態で、正極集電体75(図1)及び負極集電体80(図1、図2)にそれぞれ接合される。正極タブ16及び負極タブ19を集電体に接合する際、超音波溶接、抵抗溶接、レーザ溶接、冷間圧接などを行って接合することができる。
正極集電体75は、例えば、アルミニウム製の板材から構成されている。正極集電体75は、第1端で正極タブ16と接続され、第2端で正極端子71と接続される。その際、正極端子71と正極集電体75とは、電流遮断装置を介して電気的に接続していてもよい。電流遮断装置は、二次電池10の異常時に外装体60内部でガスが発生し、外装体60内が所定の圧力を超えた際に、正極集電体75と正極端子71との電気的な接続を断つことができる安全装置である。電流遮断装置は、例えば、正極集電体75の第2端と接続するとともに、外装体60内の圧力を受けたときに、正極集電体75から離れる方向に変形する反転板と、反転板及び正極端子71を電気的に接続するカップ状の導電部材とを有する。カップ状の導電部材の開口部は、下側(電極群11側)に位置し、開口部は反転板により密閉されている。また、カップ状の導電部材の上部に正極端子71が接続されている。正極端子71は、封口体70に固定される。
負極集電体80は、例えば、銅製の板材から構成される。負極集電体80は、第1端で負極タブ19と接続され、第2端で負極端子72と接続される。負極集電体80は、例えば、負極端子72により、封口体70に固定されていてもよい。負極端子72は、封口体70に固定される。これにより、封口体70に正極タブ16及び負極タブ19が接続される。このため、各電極体12,13が、封口体70を介して外装体60の内側に吊り下げ支持されている。
なお、正極集電体及び負極集電体のそれぞれは、一体の部材であってもよく、複数の部材を接続させて構成されていてもよい。
正極端子71は、封口体70の端子孔を貫通しており、第1端が外装体60の外部へ露出し、第2端が外装体60内に収容されている。正極端子71では、第2端がカップ状の導電部材の上面に設けられた接続孔に挿入され、正極端子71の第2端が径方向に広がるようにカシメられることによりカップ状の導電部材に固定される。正極端子71は、例えば、アルミニウム製の筒体から構成されている。
負極端子72は、封口体70の端子孔を貫通しており、第1端が外装体60の外部へ露出し、第2端が外装体60内に収容されている。負極端子72は、例えば、外装体60内で負極集電体80と接続する第2端が銅材からなり、外装体60の外部へ露出する第1端がアルミニウムで構成されたクラッド材から構成されていてもよい。負極端子72は第2端において、径方向に広がるようにカシメられることにより負極集電体80とともに封口体70に固定される。
封口体70は、外装体60の開口61上に位置し、封口体70は、外装体60の開口端に例えばレーザなどを用いて溶接して外装体60内を密封することができる。封口体70は、電解液を外装体60内へ注液するための注液孔を有していてもよい。封口体70には、その注液孔を塞ぐ、注液栓を設けてもよい。また、封口体70は、外装体60内が所定の圧力を超えた際に破断し外装体60内のガスを外部へ排気するガス排出弁70aを設けてもよい。
なお、正極集電体75及び負極集電体80を、それぞれ正極端子71及び負極端子72のカシメにより直接、または間接的に封口体70に固定する場合において、集電体75,80と封口体70との間に、絶縁部材81,82を介在してもよい。また端子孔と正極端子71及び負極端子72との間、封口体70上に露出した正極端子71及び負極端子72の頭部と封口体70の上面との間にも絶縁部材を介在させてもよい。
さらに、電極群11は、絶縁ホルダ50に収容された後、絶縁ホルダ50とともに外装体60に収容される。絶縁ホルダ50は、外装体60と電極群11との間に配置され、外装体60と電極群11とを電気的に離隔する。このとき、絶縁ホルダ50は、外装体60に略密接している。また、電極群の積層方向一方端(図6の右端)のセパレータ20に形成された凸部20b、20a(図5)の先端は、絶縁ホルダ50の内面に接している。一方、電極群11の積層方向他方端(図6の左端)は、ほぼ全面的に絶縁ホルダ50の内面に接している。
上記の各電極体12,13及び二次電池10によれば、電極本体における電極タブの根元部に形成された凸部15a、18aによって、その根元部における電極体厚みを局所的に大きくできる。これにより、外装体60の内面に絶縁ホルダ50、セパレータ20を介して電極本体における電極タブの根元部を押し付けて、電極本体のこの根元部の振動を抑制できる。このため、振動対策のための専用部品を設けることなく、正極タブ16及び負極タブ19のタブ切れを抑制できる。また、振動に弱い電極タブ付近のみを膨らませるので、充電時の電極体12,13の膨らみによる外装体60の変形を最小限に抑制できる。
一方、各電極体12,13に上記の凸部を形成しない場合には、図1、図6に示す電極群11で厚み方向Yや、長手方向Xに大きく振動した場合に、図6の破線の円A1,A2,A3,A4で示すように、電極タブが急激に折れ曲がった部分でタブ切れを生じやすくなってしまう。実施形態では、このような不都合を防止できる。例えば、電極群11が長手方向Xに振動した場合でも、凸部により電極群11と外装体60との間で摩擦力が生じるので電極本体における電極タブの根元部の振動を抑制できることにより、タブ切れを抑制できる。
また、各凸部15a、15b、18a、18b、20a、20bの高さは、上記のように例えば20μm以上、500μm以下とすることが好ましい。これにより、電極本体の破損を防止しやすくしながら、電極本体における電極タブの根元部での振動を抑制できる効果が顕著になる。各凸部の高さが20μm未満では、凸部の形成による効果が低くなる。各凸部の高さが500μmを上回ると、凸部の形成時に電極本体の破損が生じやすくなってしまう。
図7は、実施形態の別例の二次電池10aにおいて、図6に対応する図である。本例の構成では、図1-図6に示した構成と異なり、第1電極体12と第2電極体13とを積層して電極群11aを形成している。また、第1電極体12に形成された凸部18a、15b、20bは、電極群11の積層方向他方側(図7の左側)に向かって膨らんでいる。一方、第2電極体13に形成された凸部18a、15b、20bは、電極群11の積層方向一方側(図7の右側)に向かって膨らんでいる。これにより、第1電極体12と第2電極体13とで、凸部18a、15b、20bの突出方向が逆になっており、電極群11の積層方向両端で凸部20bが外側に突出している。これにより、各凸部18a、15b、20bの高さを大きくすることなく、電極群11の厚みを、凸部18a、15b、20bの形成部分で、局所的にさらに大きくできる。図7では、負極タブ19側の凸部を示しているが、正極タブ16(図3A)側の凸部についても同様である。本例において、その他の構成は、図1-図6の構成と同様である。
本開示の発明者は、実施例1-4及び比較例1-3の二次電池を作製し、所定の条件で振動試験を行って、試験後に二次電池の電圧変化及び抵抗変化を確認し、さらに解体してタブ切れが生じたか否かも確認した。
[実施例1]
[正極板の作製]
正極活物質としてのリチウム遷移金属複合酸化物と、導電剤としてのアセチレンブラックと、結着剤としてのポリフッ化ビニリデン(PVDF)とが、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)中に分散された分散液を混合して、正極活物質スラリーを調製した。次に、ペースト状の当該正極活物質スラリーをアルミニウム合金製の箔からなる長尺な正極集電体の両面に塗布し、真空乾燥させることにより、スラリーの調整時に必要であったN-メチル-2-ピロリドン(NMP)を除去した。その後、圧延ローラーを用いて圧延し、所定のサイズに裁断することで、正極集電体の両面に正極活物質層が形成された正極板14を作製した。
[負極板の作製]
負極活物質としての黒鉛と、結着剤としてのスチレンブタジエンゴムと、増粘剤としてのカルボキシメチルセルロースを混合した。そして、この混合したものを水に分散させて、負極活物質スラリーを調製した。この負極活物質スラリーを、銅箔からなる負極集電体の両面に塗布し、真空乾燥させることにより、スラリーの調整時に必要であった水を揮発除去した。その後、圧延ローラーを用いて圧延し、所定のサイズに裁断することで、負極集電体の両面に負極活物質層が形成された負極板17を作製した。
[電極体の作製]
上記で作製された正極板14及び負極板17を、正極タブと負極タブが重ならないようにして、ポリエチレン/ポリプロピレン製の微多孔膜からなるセパレータ20を介して積層して、積層型の電極体を作製した。電極体を2つ作製し、第1電極体12及び第2電極体13とした。また、図7に示した構成と同様に、第1電極体12及び第2電極体13のそれぞれで、正極タブ及び負極タブの根元部に対応する長手方向の2つの位置に凸部を形成し、第1電極体及び第2電極体で互いに凸部の積層方向における突出方向が逆になるようにした。このとき、各凸部の高さは、20μmとした。そして、第1電極体12及び第2電極体13を積層して、電極群11aを形成した。
[二次電池の作製]
封口体70に正極集電体75、正極端子71、負極集電体80及び負極端子72を取り付けた。第1電極体12及び第2電極体13の正極タブ16を正極集電体75に接続し、第1電極体12及び第2電極体13の負極タブ19を負極集電体80に接続した。その後、電極群11aを絶縁ホルダ50で覆って、角形の外装体60に挿入した。電極群11aの積層方向両端で外側に突出する凸部の先端を、絶縁ホルダ50の内面に接触させた。そして、外装体60の開口61を、封口体70により封止した。その後、外装体60に非水電解質を注液し、封口体70の注液孔をブラインドリベットにより封止することにより、実施例1に係る二次電池10を作製した。以下の表1には、実施例1のその他の試験条件を示している。表1では、実施例1の試験結果と、後述の実施例2-4、比較例1-3の試験条件及び試験結果も示している。表1では、外装体60を「缶」と記載している。例えば、実施例1では、電極群厚みが25.01mmである。表1において、拘束寸法は、外装体60の外側から電極群11aを厚み方向に拘束したときの外装体60の厚みと同じである。このため、拘束寸法から電極群厚み、絶縁ホルダ厚み、外装体厚みを差し引いたものが、外装体60及び電極群11aの隙間となる。この隙間は、電極群11aの側面の中心部と外装体60の内面との隙間から絶縁ホルダ50の厚みを除いたものである。表1に示した隙間は、X線CT装置で二次電池の内部を確認することにより求めた。
Figure 0007117623000001
[実施例2-4]
実施例2-4では、それぞれ表1に示すように電極群11aの厚みを変化させた。これに伴って外装体60と電極群11aとの隙間が変化している。また、実施例2-4で、各凸部の高さを、それぞれ43μm、300μm、400μmとした。その他の構成は、実施例1と同様である。
[比較例1]
比較例1の二次電池の作製時には、第1電極体及び第2電極体には複数の凸部を形成しなかった。各電極体で、側面のうねりにより、側面の位置が厚み方向に最大で15μm程度変化している。比較例1において、それ以外の構成は、実施例1と同様である。また、表1に比較例1の他の試験条件も示している。
[比較例2-3]
比較例2-3では、それぞれ表1に示すように電極群の厚みを変化させた。これに伴って外装体と電極群との隙間が変化している。その他の構成は、比較例1と同様である。
[振動試験]
振動試験では、表1に示すように、実施例1-4及び比較例1-3の二次電池を用いて、試験時の満充電容量に対する充電容量であるSOC(State of Charge)を0%とした。そして、二次電池を厚み方向Yに振動させた。振動試験は、1回の振動試験サイクルで、ピーク加速度10Gで25Hzを所定時間、正弦波対数で掃引することにより波数を変化させながら二次電池を振動させた。試験後に二次電池の電圧、抵抗を確認してから二次電池を解体し、正極タブ及び負極タブについてのタブ切れの有無を確認した。表1に、実施例1-4及び比較例1-3の試験結果を示している。
表1に示した試験結果から、実施例1-4の何れの場合も、タブ切れを確認できず、電圧変化、抵抗変化も適正範囲内であった。具体的には、実施例1-4のように、電極群と外装体との隙間が0.35mmある場合でも、タブ切れを生じなかった。
一方、比較例1-3の何れでもタブ切れを生じており、電圧が比較例3で大きく変化したことから短絡を生じたことが分かった。また、抵抗が比較例1-3の何れでも大きく変化したことから、タブ切れで通電が遮断されたことが分かった。これにより、実施例1-4では、電極タブの根元部に凸部を形成したことで、電極タブの振動を抑制でき、タブ切れを防止できることを確認できた。
図8は、実施形態の正極本体15における凸部15cを撮影した写真を示す模式図(a)と、凸部15cの高さの測定結果を幅方向位置との関係で示す図(b)である。図8(b)の横軸は、長手方向Xにおける位置を示しており、縦軸は厚み方向Yの位置を示している。図8(a)では、正極本体15において、斜格子部分及び砂地部分が凸部15cを示しており、斜格子部分が最も高い部分で、砂地部がその次に高い部分を示している。図8(b)の測定結果では、凸部15cの幅は正極タブ16の幅d2の0.6倍であり、一辺の長さが正極タブ16の幅d2と同じ長さの正方形領域の範囲内に、凸部15c全体が入っている。また、凸部15cの平坦部分からの最大高さH1が371μmとなっている。
図9は、実施形態の別例の負極本体18における凸部18cを撮影した写真を示す模式図(a)と、凸部18cの高さの測定結果を幅方向位置との関係で示す図(b)である。図9(b)の横軸は、長手方向Xにおける位置を示しており、縦軸は厚み方向Yの位置を示している。図9(a)では、負極本体18において、斜格子部分及び砂地部分が凸部18cを示しており、斜格子部分が最も高い部分で、砂地部がその次に高い部分を示している。図9に示すように、負極本体18に形成された凸部18cは、外周部で最も高くなり、それよりも内側部分で窪むように形成される。図9(b)の測定結果では、凸部18cの幅は負極タブ19の幅d4の1.05倍であり、一辺の長さが負極タブ19の幅d4と同じ長さの正方形領域の範囲内に、凸部18cの面積の95%が入っている。また、凸部18cの平坦部分からの最大高さH2が43μmとなっている。
なお、上記の実施形態では、各電極体12,13の正極タブ側と負極タブ側との両側に凸部を形成する場合を説明したが、各電極体の正極タブ側のみ、または負極タブ側のみに凸部が形成されてもよい。
また、上記では、凸部が楕円形または、内側が窪んだ形状である場合を説明したが、凸部の形状はこれに限定するものではなく、円柱状、円錐状、多角柱状、多角錐状に突出する形状等としてもよい。また、二次電池から絶縁ホルダを省略し、外装体の底部と電極体との間に絶縁板を配置してもよい。また、電極群の代わりに、1つの電極体のみを外装体に収容して二次電池を形成してもよい。また、上記の実施形態では、複数の正極板、負極板、セパレータが積層された積層型の二次電池である場合を説明したが、正極板及び負極板がセパレータを介して積層された後、巻回させることにより形成した巻回型の二次電池としてもよい。
10,10a 二次電池、11,11a 電極群、12 第1電極体、13 第2電極体、14 正極板、14a 芯体、14b 活物質合材層、15 正極本体、15a,15b,15c 凸部、16 正極タブ、16a 保護層、17 負極板、17a 芯体、17b 活物質合材層、18 負極本体、18a,18b,18c 凸部、19 負極タブ、20 セパレータ、50 絶縁ホルダ、60 外装体、61 開口、62 底部、70 封口体、70a ガス排出弁、71 正極端子、72 負極端子、75 正極集電体、80 負極集電体、81,82 絶縁部材。

Claims (6)

  1. 正極板と負極板とがセパレータを介して積層された二次電池用電極体であって、
    前記正極板は、正極芯体の側面に正極活物質合材層が形成された電極本体である正極本体と、前記正極芯体の端部から延出した部分により形成された電極タブである正極タブとを含み、
    前記負極板は、負極芯体の側面に負極活物質合材層が形成された電極本体である負極本体と、前記負極芯体の端部から延出した部分により形成された電極タブである負極タブとを含み、
    前記正極本体及び前記負極本体のうち、少なくとも一方の前記電極本体における前記電極タブの根元部に、前記電極本体の積層方向一方側に向かって膨らむように形成された第1凸部を有する、
    二次電池用電極体。
  2. 請求項1に記載の二次電池用電極体において、
    前記第1凸部における前記電極タブの幅方向長さが、前記電極タブの幅の0.5~2倍である、二次電池用電極体。
  3. 請求項1または請求項2に記載の二次電池用電極体において、
    前記第1凸部の高さが、20μm以上、500μm以下である、二次電池用電極体。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の二次電池用電極体において、
    前記第1凸部が、前記正極本体における前記正極タブの根元部に形成された凸部と、前記負極本体における前記負極タブの根元部に形成された凸部である、二次電池用電極体。
  5. 請求項1に記載の二次電池用電極体において、
    前記正極本体及び前記負極本体のうち、他方の前記電極本体において、前記第1凸部と対向する部分に、前記第1凸部と同じ方向に膨らむように形成された第2凸部を有する、
    二次電池用電極体。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の二次電池用電極体と、
    開口を有し、前記二次電池用電極体を収容する外装体と、
    前記開口を塞ぐ封口体と、
    前記封口体に前記正極タブ及び前記負極タブが接続されることにより、前記二次電池用電極体が、前記外装体の内側に吊り下げられている、
    二次電池。
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