JP7117082B2 - 建物、建物の電気供給方法、建物の冷却水供給方法、及び、建物の構築方法 - Google Patents
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Description
上層階に設けられた上層IT機器室と、
前記上層階よりも下の下層階に設けられた下層IT機器室と、
前記上層階と前記下層階との間の中間層に設けられ、前記上層IT機器室と前記下層IT機器室とに電気を供給する電気室と、
を備え、
前記電気室は、特別高圧電圧を高圧電圧に降圧する降圧・分配装置を備え、
前記中間層は、前記上層階と前記下層階とに隣接する、
ことを特徴とする。
また、上層階に設けられた空冷エリアの上層IT機器室と、
前記上層階よりも下の下層階に設けられた水冷エリアの下層IT機器室と、
前記上層階と前記下層階との間の中間層に設けられ、前記上層IT機器室と前記下層I
T機器室とに電気を供給する電気室と、
を備え、
前記中間層は、前記上層階と前記下層階とに隣接する、
ることを特徴とする。
このような建物によれば、さらに省スペース化、及び、配線長さの短縮を図ることができる。
このような建物によれば、簡易に段階建設を行うことが可能である。
このような建物によれば、第1ユニットよりも大きいユニット(第2ユニット)を簡易に形成できる。
このような建物によれば、より簡易に段階建設を行うことが可能である。
このような建物によれば、電気の配線と冷却水の配管が交錯しないので施工性を向上させることができる。また、漏水による事故を防ぐことができる。
前記上層階よりも下の下層階に設けられた下層IT機器室と、
前記上層階と前記下層階との間の中間層に設けられ、前記上層IT機器室と前記下層I
T機器室とに電気を供給する電気室と、
を備え、
前記電気室は、第1電気室及び第2電気室を有し、
前記第1電気室は、特別高圧電圧を高圧電圧に降圧する降圧・分配装置を備え、
前記第2電気室は、前記第1電気室に備えられた前記降圧・分配装置から受電した高圧
電圧を400V系電圧に降圧する降圧・分配装置を備え、
前記第2電気室から前記上層IT機器室及び前記下層IT機器室に、400V系電圧に
降圧された電気を供給し、
前記上層階には、前記第2電気室から受電した電気を200V系電圧に降圧して前記上
層IT機器室に供給する上層受電室が設けられ、
前記下層階には、前記第2電気室から受電した電気を200V系電圧に降圧して前記下
層IT機器室に供給する下層受電室が設けられ、
前記中間層は、前記上層階と前記下層階とに隣接する、
ことを特徴とする。
このような建物の電気供給方法によれば、配線長さの短縮を図ることができる。
このような建物の冷却水供給方法によれば、施工性を向上させることができ、また、漏水による事故を防ぐことができる。
このような建物の構築方法によれば、簡易に段階建設を行うことが可能である。
このような建物の構築方法によれば、より簡易に段階建設を行うことが可能である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、発明の特徴をわかりやすくするため、まず従来例(比較例)の構成について説明する。
図2は比較例の建物100の構成を示す概略断面図である。
図1は本実施形態の建物1の構成を示す概略断面図である。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
前述の実施形態では建物1は3階建てであったがこれには限定されず、4階建て以上であってもよい。すなわち、IT機器室の設けられたフロア(層)が2つあり、その2つのフロアの間のフロアに電気室が設けられていればよい(少なくとも3層以上であればよい)。
前述の実施形態では、冷却水用熱源50はデータセンター用建物1の屋上に設置されていたがこれには限られない。例えば、比較例の冷却水用熱源150と同様に免震層に設けていてもよい。この場合、免震層5の空間を有効利用することができる。一方、屋上に設置すると、例えば図1において3階も水冷エリアとする場合に、IT機器の上方から冷却水を供給するように構成しやすい。
前述の実施形態では、大ユニットULを水平方向に連設して建物1を構築していたが、これには限られない。例えば、反転ユニットUHを設けずに、小ユニットUSを水平方向に連設してもよい。
前述の実施形態では、1階(水冷エリア)及び3階(空冷エリア)の下部は二重床に形成されていたがこれには限らない。例えば、ダブルデッキ構造であってもよい。
3 基礎
5 免震層
11 IT機器室(下層IT機器室)
11a 壁
12 IT機器
13 受電室(下層受電室)
21 電気室
23 電気室
31 IT機器室(上層IT機器室)
31a 壁
32 IT機器
33 受電室(上層受電室)
50 冷却水用熱源
100 建物
101 電気室
102 電気室
121 IT機器室
122 IT機器
123 受電室
131 IT機器室
132 IT機器
133 受電室
150 冷却水用熱源
D1 降圧・分配装置(特別高圧電圧→高圧電圧)
D2 降圧・分配装置(高圧電圧→400V系電圧)
D3 降圧・分配装置(400V系電圧→200V系電圧)
LD 電気の供給ライン
LM 冷却水の供給ライン
US 小ユニット(第1ユニット)
UH 反転ユニット
UL 大ユニット(第2ユニット)
Claims (11)
- 上層階に設けられた上層IT機器室と、
前記上層階よりも下の下層階に設けられた下層IT機器室と、
前記上層階と前記下層階との間の中間層に設けられ、前記上層IT機器室と前記下層IT機器室とに電気を供給する電気室と、
を備え、
前記電気室は、特別高圧電圧を高圧電圧に降圧する降圧・分配装置を備え、
前記中間層は、前記上層階と前記下層階とに隣接する、
ことを特徴とする建物。 - 上層階に設けられた空冷エリアの上層IT機器室と、
前記上層階よりも下の下層階に設けられた水冷エリアの下層IT機器室と、
前記上層階と前記下層階との間の中間層に設けられ、前記上層IT機器室と前記下層I
T機器室とに電気を供給する電気室と、
を備え、
前記中間層は、前記上層階と前記下層階とに隣接する、
ることを特徴とする建物。 - 請求項1又は2に記載の建物であって、
前記上層IT機器室と前記下層IT機器室は、水平方向の同じ位置に設けられており、
前記上層IT機器室の前記水平方向の一端に隣接して設けられ、前記電気室から受電し
た電気を降圧して前記上層IT機器室に供給する上層受電室と、
前記下層IT機器室の前記水平方向の前記一端に隣接して設けられ、前記電気室から受
電した電気を降圧して前記下層IT機器室に供給する下層受電室と、
を備え、
前記上層受電室と前記下層受電室とは、前記電気室を介して連結されている、
ことを特徴とする建物。 - 請求項3に記載の建物であって、
前記上層IT機器室と、前記上層受電室と、前記下層IT機器室と、前記下層受電室と
、前記電気室とを第1ユニットとして水平方向に連設されている、
ことを特徴とする建物。 - 請求項4に記載の建物であって、
前記第1ユニットと、前記第1ユニットの前記水平方向の他端に対して対称に当該第1
ユニットを反転した反転ユニットとによって、前記第1ユニットよりも大きい第2ユニッ
トが形成されている、
ことを特徴とする建物。 - 請求項1乃至5の何れかに記載の建物であって、
前記下層IT機器室には上方から電気が供給されており、
前記下層IT機器室に下方から冷却水を供給する冷却水供給設備を備える、
ことを特徴とする建物。 - 上層階に設けられた上層IT機器室と、
前記上層階よりも下の下層階に設けられた下層IT機器室と、
前記上層階と前記下層階との間の中間層に設けられ、前記上層IT機器室と前記下層I
T機器室とに電気を供給する電気室と、
を備え、
前記電気室は、第1電気室及び第2電気室を有し、
前記第1電気室は、特別高圧電圧を高圧電圧に降圧する降圧・分配装置を備え、
前記第2電気室は、前記第1電気室に備えられた前記降圧・分配装置から受電した高圧
電圧を400V系電圧に降圧する降圧・分配装置を備え、
前記第2電気室から前記上層IT機器室及び前記下層IT機器室に、400V系電圧に
降圧された電気を供給し、
前記上層階には、前記第2電気室から受電した電気を200V系電圧に降圧して前記上
層IT機器室に供給する上層受電室が設けられ、
前記下層階には、前記第2電気室から受電した電気を200V系電圧に降圧して前記下
層IT機器室に供給する下層受電室が設けられ、
前記中間層は、前記上層階と前記下層階とに隣接する、
ことを特徴とする建物。 - 請求項1乃至請求項7の何れかに記載の建物において、前記電気室から前記上層IT機
器室及び前記下層IT機器室に電気を供給することを特徴とする建物の電気供給方法。 - 請求項1乃至請求項7の何れかに記載の建物において、前記下層IT機器室の下方から
前記下層IT機器室に冷却水を供給することを特徴とする建物の冷却水供給方法。 - 請求項4に記載の前記第1ユニットを前記水平方向に連設することを特徴とする建物の
構築方法。 - 請求項5に記載の前記第2ユニットを前記水平方向に連設することを特徴とする建物の
構築方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017110544A JP7117082B2 (ja) | 2017-06-05 | 2017-06-05 | 建物、建物の電気供給方法、建物の冷却水供給方法、及び、建物の構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017110544A JP7117082B2 (ja) | 2017-06-05 | 2017-06-05 | 建物、建物の電気供給方法、建物の冷却水供給方法、及び、建物の構築方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018206049A JP2018206049A (ja) | 2018-12-27 |
JP7117082B2 true JP7117082B2 (ja) | 2022-08-12 |
Family
ID=64957949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017110544A Active JP7117082B2 (ja) | 2017-06-05 | 2017-06-05 | 建物、建物の電気供給方法、建物の冷却水供給方法、及び、建物の構築方法 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP7117082B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102586650B1 (ko) * | 2023-05-23 | 2023-10-10 | 주식회사 엘케이전기 | 전기를 이용한 가상화폐 채굴장치 및 그 설치 방법 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6284535B2 (ja) | 2012-10-23 | 2018-02-28 | エーリコン・サーフェス・ソリューションズ・アーゲー・プフェフィコン | 時間制御された動作用の紫外線照射装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3174927B2 (ja) * | 1993-03-24 | 2001-06-11 | 清水建設株式会社 | 建物内における特別高圧配線システム |
JP5406612B2 (ja) * | 2009-07-09 | 2014-02-05 | 株式会社竹中工務店 | データセンターユニット及びデータセンター |
-
2017
- 2017-06-05 JP JP2017110544A patent/JP7117082B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6284535B2 (ja) | 2012-10-23 | 2018-02-28 | エーリコン・サーフェス・ソリューションズ・アーゲー・プフェフィコン | 時間制御された動作用の紫外線照射装置 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
建築設備と配管工事,第52巻/第6号,日本,日本工業出版,2014年5月5日,P.42~47 |
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---|---|
JP2018206049A (ja) | 2018-12-27 |
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