JP7116861B1 - サイドレール及びこれを備えるオイルコントロールリング - Google Patents

サイドレール及びこれを備えるオイルコントロールリング Download PDF

Info

Publication number
JP7116861B1
JP7116861B1 JP2022529953A JP2022529953A JP7116861B1 JP 7116861 B1 JP7116861 B1 JP 7116861B1 JP 2022529953 A JP2022529953 A JP 2022529953A JP 2022529953 A JP2022529953 A JP 2022529953A JP 7116861 B1 JP7116861 B1 JP 7116861B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peripheral surface
side rail
rail
spacer expander
section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022529953A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2022209592A1 (ja
Inventor
博幸 薮根
佳之 平出
健太郎 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riken Corp
Original Assignee
Riken Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riken Corp filed Critical Riken Corp
Priority claimed from PCT/JP2022/009505 external-priority patent/WO2022209592A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7116861B1 publication Critical patent/JP7116861B1/ja
Publication of JPWO2022209592A1 publication Critical patent/JPWO2022209592A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J9/00Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction
    • F16J9/06Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction using separate springs or elastic elements expanding the rings; Springs therefor ; Expansion by wedging
    • F16J9/064Rings with a flat annular side rail
    • F16J9/066Spring expander from sheet metal
    • F16J9/068Spring expander from sheet metal corrugated in the axial direction
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J9/00Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction
    • F16J9/06Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction using separate springs or elastic elements expanding the rings; Springs therefor ; Expansion by wedging
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J9/00Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction
    • F16J9/12Details
    • F16J9/20Rings with special cross-section; Oil-scraping rings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Abstract

スペーサエキスパンダとともにオイルコントロールリングを構成するサイドレールであって、外周面と、軸方向の断面において上下対称の形状を有する内周面と、第一の側面と、第二の側面とを有し、軸方向の断面において内周面が以下の条件1を満たす内側先端部を有する、サイドレール。条件1:0.7≦R1/h0≦1.1式中、R1は内側先端部を構成する曲線の曲率半径(単位:mm)を示し、h0はサイドレールの高さ(単位:mm)を示す。

Description

本開示は、サイドレール及びこれを備えるオイルコントロールリングに関する。
オイルコントロールリングはシリンダボアの内面に適度な油膜を形成するためのものである。オイルコントロールリングはピストンの往復動に伴って過剰なエンジンオイルを掻き落とす。オイルコントロールリングとして、スリーピースオイルリングと称される態様が知られている(特許文献1,2参照)。スリーピースオイルリングは、一対のサイドレールと、これらの間に配置されるスペーサエキスパンダとを備える。サイドレールはリング状のパーツであり、その外周面がシリンダボアの内面に当接し、その側面がピストン溝の内面に当接する。スペーサエキスパンダは、サイドレールの内周面が当接する耳部と、サイドレールの側面と対面するサイドレール支持部とを有する(特許文献1の図1,2参照)。
国際公開第2016/159269号 特開2020-204349号公報
近年、自動車エンジンに代表される内燃機関は、環境保護の観点から、高出力化、燃費の向上及び低エミッション化が図られている。例えば、高出力化の観点から、内燃機関は従来と比較して高い回転数で作動する傾向にある。本発明者らは、この往復動の平均速度が秒速20mを超える場合、オイル消費量が増大する現象に着目した。
本開示は、内燃機関が高い回転数で作動しているときであってもオイル消費量の増大を十分に抑制できるサイドレール及びこれを備えるオイルコントロールリングを提供する。
本開示に係るサイドレールは、スペーサエキスパンダとともにオイルコントロールリングを構成するものである。このサイドレールは、外周面と、軸方向の断面において上下対称の形状を有する内周面と、第一の側面と、第二の側面とを有し、軸方向の断面において、上記内周面が以下の条件1を満たす内側先端部を有する。
条件1:0.7≦R1/h0≦1.1
式中、R1は内側先端部を構成する曲線の曲率半径(単位:mm)を示し、h0はサイドレールの高さ(単位:mm)を示す。なお、サイドレールの輪郭形状(内周面及び外周面等の形状)は輪郭形状測定機(例えば、株式会社東京精密製)を使用して計測することができる。
従来のオイルコントロールリングが備えるサイドレールは、内周面が半円状の丸みを帯びていた(特許文献1の図1参照)。これに対し、本開示に係るサイドレールの内周面は、従来のサイドレールの内周面と比較して丸みを帯びていない。つまり、内周面の内側先端部が条件1を満たしている。なお、内周面が半円状である場合、R1/h0の値は0.5である。
本発明者らの検討によると、内周面の内側先端部が条件1を満たすことで、内燃機関が高い回転数で作動しているときであってもオイル消費量を十分に抑制できる。これは、高速運転時におけるサイドレールの挙動が安定化し、ピストン溝の内面にサイドレールの側面が当接しやすくなりシール性が向上したためと推察される。サイドレールの挙動は、シリンダとの摩擦力と、往復動に伴う慣性力の影響を受ける。往復動の高速化はオイルコントロールリングに加わる慣性力を増大させるため、摩擦力の影響よりも慣性力の影響の方が支配的になると推察される。内側先端部が条件1を満たすことで、従来のサイドレールと比較して重心が内周面側にシフトするとともに、スペーサエキスパンダの耳部に当接する位置がシフトする。これらの事項がサイドレールの挙動の安定化に寄与していると推察される。
本開示に係るオイルコントロールリングは、一対のサイドレールと、一対のサイドレールの間に配置されるスペーサエキスパンダとを備え、一対のサイドレールがいずれも本開示に係る上記サイドレールである。このオイルコントロールリングによれば、内燃機関が高い回転数で作動しているときであってもオイル消費量の増大を十分に抑制できる。
本開示によれば、内燃機関が高い回転数で作動しているときであってもオイル消費量の増大を十分に抑制できるサイドレール及びこれを備えるオイルコントロールリングが提供される。
図1は本開示の一実施形態に係るオイルコントロールリングがピストン溝に装着された状態を模式的に示す断面図である。 図2(a)は図1に示すサイドレールの斜視図であり、図2(b)は図2(a)に示すb-b線における断面図である。 図3は図2に示すサイドレールの内周側を拡大して示す断面図である。 図4は図2に示すサイドレールの外周側を拡大して示す断面図である。 図5は図1に示すスペーサエキスパンダの第1の例を示す平面図である。 図6は図5に示す一点鎖線で囲った領域を拡大して示す斜視図である。 図7はスペーサエキスパンダの第2の例を部分的に示す斜視図である。 図8はスペーサエキスパンダの第3の例を部分的に示す斜視図である。 図9(a)及び図9(b)は、図8に示すスペーサエキスパンダ及びこれに装着されたサイドレールの断面図であって、スペーサエキスパンダの互いに異なる態様を示した断面図である。 図10は本開示に係るスペーサエキスパンダの第4の例を部分的に示す斜視図である。 図11は本開示に係るスペーサエキスパンダの第5の例を部分的に示す斜視図である。 図12は本開示に係るスペーサエキスパンダの第6の例を部分的に示す斜視図である。 図13は図12に示すスペーサエキスパンダ及びこれに装着されたサイドレールを模式的に示す面図である。 図14はサイドレールの内周面の他の例を拡大して示す断面図である。 図15は他の実施形態に係るサイドレールの外周側を拡大して示す断面図である。 図16(a)及び図16(b)は、図8に示すスペーサエキスパンダ及びこれに装着された図15に示すサイドレールの断面図であって、スペーサエキスパンダの互いに異なる態様を示した断面図である。 図17は実施例及び比較例の結果をプロットしたグラフである。 図18は実施例及び比較例の結果をプロットしたグラフである。 図19は実施例及び比較例の結果をプロットしたグラフである。 図20は実施例及び比較例の結果をプロットしたグラフである。 図21は実施例及び比較例の結果をプロットしたグラフである。 図22は実施例及び比較例の結果をプロットしたグラフである。
以下、図面を参照しながら本開示の実施形態について詳細に説明する。以下の説明では、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。本明細書の記載及び請求項において「左」、「右」、「正面」、「裏面」、「上」、「下」、「上方」、「下方」等の用語が利用されている場合、これらは、説明を意図したものであり、必ずしも永久にこの相対位置であるという意味ではない。
<オイルコントロールリング>
図1は本実施形態に係るオイルコントロールリング50がピストンPの溝Paに装着された状態を模式的に示す断面図である。この断面図は、オイルコントロールリングの軸方向(ピストンPの往復動方向A)における断面を示すものである。図1に示すとおり、オイルコントロールリング50は、一対のサイドレール1,2と、一対のサイドレール1,2の間に配置されるスペーサエキスパンダ10Aとを備える。サイドレール1,2の外周面1a,2aがシリンダボアBの内面Baに接している。サイドレール1,2の内周面1b,2bがスペーサエキスパンダ10Aの耳部5に接している。
[サイドレール]
サイドレール1,2の材質は、例えば、ステンレス鋼、炭素鋼である。サイドレール1,2は、少なくとも外周面1a,2aを覆うように設けられた硬質皮膜(不図示)を備えてもよい。硬質皮膜の材質として、例えば、非晶質炭素、窒化クロム(CrN)、窒化チタン(TiN)、炭化チタン(TiC)、窒化アルミチタン(TiAlN)、窒化クロム(CrN)、TiCN、AlCrN、TiC、又はニッケル(Ni)やニッケルリン(NiP)などのニッケル合金が挙げられる。図1に示すように、本実施形態において、サイドレール1,2は同じ形状である。以下、サイドレール1の形状について説明し、サイドレール2の形状の説明は省略する。
図2(a)はサイドレール1の斜視図であり、図2(b)は図2(a)に示すb-b線における断面図である。サイドレール1は軸方向の断面において、図2(b)に一点鎖線で示す中心線Lを中心として上下対称の形状を有する。サイドレール1は、外周面1aと、内周面1bと、第一及び第二の側面1c,1dと、外周面1aと第一の側面1cの間の第一の傾斜面1eと、外周面1aと第二の側面1dの間の第二の傾斜面1fとを有する。図2(b)に示す断面において、サイドレール1の重心Gは、中心線L上にあり且つサイドレール1の厚さ方向の中心位置よりも内周面1b側に位置している。
図2(a)に示すように、サイドレール1は環状であり、例えば、外径Rが60~120mmであり、内径Rが56~114mmである。サイドレール1の厚さT(=(R-R)/2)は、例えば、1.0~3.0mmであり、1.2~2.7mm又は1.4~2.5mmであってもよい。サイドレール1の高さh0は、例えば、0.2~0.7mmであり、0.25~0.55mm又は0.30~0.45mmであってもよい。なお、ここでいう「環状」とは、必ずしも閉じた円を意味するものではなく、サイドレール1は合口部を有していてもよい。また、サイドレール1は、平面視で真円状でもよいし、楕円状でもよい。
図3はサイドレール1の内周側を拡大して示す断面図である。サイドレール1の内周面1bは、図3に示すように、軸方向の断面において、サイドレール1の高さ方向の中央部に位置する内側先端部1gを備える。内側先端部1gは以下の条件1を満たしている。
条件1:0.7≦R1/h0≦1.1
式中、R1は内側先端部1gを構成する曲線の曲率半径(単位:mm)を示し、h0はサイドレールの高さ(単位:mm)を示す。R1/h0の値が0.7~1.1の範囲であることで、ピストンの往復動の平均速度が秒速20mを超える場合であっても、オイル消費量の増大を十分に抑制することができる。
サイドレール1の高さh0に対する内側先端部1gの高さh2(図3における高さh2)の比率h2/h0は、1以下であればよく、好ましくは0.5~0.75であり、0.5~0.7又は0.5~0.65であってもよい。本実施形態において、高さh2は、軸方向の断面において、一方の変曲点(凸状湾曲部C1の頂点)から他方の変曲点(凸状湾曲部C2の頂点)までの距離を意味する(図3参照)。h2/h0の値が上記範囲であることで、ピストンの往復動の平均速度が秒速20mを超える場合であっても、オイル消費量の増大をより一層確実に抑制することができる。
内周面1bは、図3に示すように、内側先端部1gを挟むように位置する周縁部P1,P2を更に備えてもよい。内側先端部1gと周縁部P1によって凸状湾曲部C1が構成され、内側先端部1gと周縁部P2によって凸状湾曲部C2が構成されていることが好ましい。周縁部P1,P2は以下の条件2を満たすことが好ましい。
条件2:0.2≦R2/h0≦0.5
式中、R2は周縁部P1,P2を構成する曲線の曲率半径(単位:mm)を示し、h0はサイドレールの高さ(単位:mm)を示す。R2/h0の値が0.2~0.5の範囲であることで、ピストンの往復動の平均速度が秒速20mを超える場合であっても、オイル消費量の増大を十分に抑制することができる。
図4はサイドレール1の外周側を拡大して示す断面図である。図4に示すように、サイドレール1の外周面1aは、軸方向の断面において、以下の条件3を満たす外側先端部1hを有することが好ましい。
条件3:0.1≦R0/h0≦0.23
式中、R0は外側先端部1hを構成する曲線の曲率半径(単位:mm)を示し、h0はサイドレール1の高さ(単位:mm)を示す。
第一及び第二の傾斜面1e,1fの角度θは30~50°であることが好ましい。なお、角度θは軸方向と直交する面と傾斜面e,1fなす角度を意味する。軸方向の断面において、外周面1aの先端から、側面1cと傾斜面1eとの境界までの径方向の距離a(単位:mm)が以下の条件4を満たすことが好ましい。
条件4:0.1≦a/T≦0.2
式中、Tは軸方向の断面におけるサイドレール1の厚さ(単位:mm)を示す(図2(b)参照)。
[スペーサエキスパンダ]
図5はスペーサエキスパンダ10Aの平面図である。この図に示すとおり、スペーサエキスパンダ10Aは環状であり、二つの端面10a,10bによって構成される合口部10cを有する。スペーサエキスパンダ10Aは、例えば、鋼板をプレス加工(切り曲げ加工及び打ち抜き加工)することによって、あるいは、バネ鋼からなる線材を複数の歯車によりかみ合わせながら塑性変形させることによって製造される。図6は図5に示す一点鎖線で囲った領域を拡大して示す斜視図である。
スペーサエキスパンダ10Aは、耐摩耗性、耐凝着性等の向上の観点から、表面処理が施されたものであってもよい。例えば、無電解めっき及び電解めっき、硬質塗料コーティング、物理蒸着(PVD)、化学蒸着(CVD)、スパッタ法により、スペーサエキスパンダ10Aの表面に膜を形成してもよい。膜の材質としては、非晶質炭素、窒化クロム(CrN)、窒化チタン(TiN)、炭化チタン(TiC)、窒化アルミチタン(TiAlN)、窒化クロム(CrN)、TiCN、AlCrN、TiC、又はニッケル(Ni)やニッケルリン(NiP)などのニッケル合金からなるめっきが挙げられる。また、無機材料による皮膜以外にもポリイミド等の高分子皮膜を形成することでもよい。なお、高分子皮膜にはカーボンファイバーやグラスファイバーなどのフィラーを混入させたものであっても構わない。
図1においてハッチングで示した部分の厚さ(スペーサエキスパンダの板厚)は、例えば、0.1mm~0.7mmである。この部分をなるべく厚くすることで、より高い張力が得られるとともに、サイドレール1,2との接触面積を確保できるので、より優れた摩耗低減効果が得られる。
スペーサエキスパンダ10Aは、サイドレール1,2の内周面1b,2bがそれぞれ当接する複数の耳部5と、サイドレール1,2の側面1d,2cとそれぞれ対面する複数のレール対面部7とを有する(図6参照)。レール対面部7は、耳部5よりも外周側であって耳部5と隣接した位置に形成されている。耳部5はレール対面部7よりも高く形成されている。スペーサエキスパンダ10Aは、耳部5と、レール対面部7とによって構成される開口5hを有する。
耳部5におけるサイドレール1,2が当接する面は軸方向に対して傾斜している。図1に示す傾斜角αは、好ましくは5~30°であり、より好ましくは10~25°である。
スペーサエキスパンダ10Aは、例えば、作業台に置かれたときに、山部10Mと谷部10Vが交互に連なる形状を有する。本実施形態においては、スペーサエキスパンダ10Aの山部10M(図6における上側)に位置する耳部5と、谷部10V(図6における下側)に位置する耳部5は実質的に同じ形状である。また、スペーサエキスパンダ10Aの山部10M(図6における上側)に位置するレール対面部7と、谷部10V(図6における下側)に位置するレール対面部7も実質的に同じ形状である。よって、作業台の上に置かれたスペーサエキスパンダ10Aの上下を逆さにすれば、図6に示す山部10Mが谷部10Vとなり、谷部10Vが山部10Mとなる。
本実施形態に係るレール対面部7は、図6に示すとおり、平坦な面で構成されている。平坦な面にサイドレール1,2が当接し、これによりサイドレール1,2が支持される。
図7はスペーサエキスパンダの第2の例を部分的に示す斜視図である。この図に示すスペーサエキスパンダ10Bは、レール対面部7が平坦な面を有する代わりに、径方向に延びるように形成された隆起部7bを有することの他は、スペーサエキスパンダ10Aと同様の構成を有する。レール対面部7が隆起部7bを有することで、エンジンオイルやこれに含まれる異物がレール対面部7の表面上に滞留することを十分に抑制できるとともに、レール対面部7とサイドレール1,2の固着を十分に抑制することができる。隆起部7bはスペーサエキスパンダ10Bの外周側の端部にまで延びている。
図8はスペーサエキスパンダの第3の例を部分的に示す斜視図である。この図に示すスペーサエキスパンダ10Cは、レール対面部7が平坦な面を有する代わりに、外周側に平坦部7cを有するとともに、耳部5と平坦部7cとの間に径方向に延びるように形成された窪み7aを有することの他はスペーサエキスパンダ10Aと同様の構成を有する。かかる構成を採用することで、レール対面部7とサイドレール1,2の間におけるスラッジ等の燃焼生成物の滞留を防ぐことができる。また、固着の抑制にも寄与する。窪み7aの深さ(レール対面部7の最も高い位置と窪み7aの最も低い位置の高低差)は、例えば、50~500μmである。平坦部7cは、スペーサエキスパンダ10Cの外周側の縁部に沿って形成されている。平坦部7cの高さを耳部5よりも低く且つレール対面部7の他の部分よりも高く形成することで、サイドレール1が平坦部7cに当接した状態において、レール対面部7における他の部分とサイドレール1との間に隙間が形成される。なお、平坦部7cは「突起部」とも称され、レール対面部7における平坦部7c以外の領域(耳部5と平坦部7cとをつなぐ部分)は「中手部」とも称される。レール対面部7が平坦部7cを有することで、サイドレール1,2の側面とスペーサエキスパンダ10Cとの間に空間が形成され、サイドレール1,2でシリンダボアから掻き落されたオイルが耳部5とレール対面部7の間に掻き落され、効率的にスペーサエキスパンダ10Cの内周側に流すことができるという効果が奏される。
図9(a)及び図9(b)は、図8に示すスペーサエキスパンダ10C及びこれに装着されたサイドレール1,2の断面図であり、互いに異なる態様を図示したものである。いずれの態様においても、レール対面部7において平坦部7cとその他の領域7d(中手部)に段差が設けられている。図9(a)に示す態様は、レール対面部7において平坦部7cとその他の領域7dの間が切断されておらず、部材が連続している。つまり、この部分に貫通孔は形成されていない。これに対し、図9(b)に示す態様においては、レール対面部7において平坦部7cとその他の領域7dの間が切断されており、この部分に貫通孔7hが形成されている。貫通孔7hは形成されていても、形成されていなくてもよいが、ディーゼルエンジン内のように異物が存在しやすい環境で使用される場合、異物によって貫通孔7hが閉塞されるおそれがあるとともに、貫通孔7hを設けることで張力の経年劣化の程度が大きくなる場合がある。内燃機関の環境により、これらの懸念がある場合、図9(a)に示すように、貫通孔7hが形成されていないスペーサエキスパンダを使用することが好ましい。他方、貫通孔7hを設けることで、シリンダボアから掻き落されたオイルは効率的にスペーサエキスパンダ10Dの内周側に流すことができる機会が多くなる。なお、貫通孔7hは、例えば、窪み7aの最深部と平坦部7cとによって形成されるものであってもよい。
図9(a)及び図9(b)に示す断面において、サイドレール1,2の重心Gは平坦部7cよりも内側に位置していることが好ましい。かかる構成を採用することで、高速運転時におけるサイドレール1,2の挙動の安定化が図られ、これにより、オイル消費量の増大をより一層効果的に抑制することができる。
図10はスペーサエキスパンダの第4の例を部分的に示す斜視図である。この図に示すスペーサエキスパンダ10Dは、レール対面部7が平坦な面を有する代わりに、外周側に平坦部7cを有するとともに耳部5と平坦部7cとの間に径方向に延びるように形成された隆起部7bを有することの他はスペーサエキスパンダ10Aと同様の構成を有する。平坦部7cは、スペーサエキスパンダ10Dの外周側の縁部に沿って形成されている。スペーサエキスパンダ10Dにサイドレール1,2が組み合わされた状態において、耳部5にサイドレール1,2の内周面1b,2bが当接し且つレール対面部7の平坦部7cにサイドレール1,2の側面1d,2bが対面するため、平坦部7cは耳部5よりも低く形成されている。
図11はスペーサエキスパンダの第5の例を部分的に示す斜視図である。この図に示すスペーサエキスパンダ10Eは、レール対面部7が平坦な面を有する代わりに、レール対面部7が径方向に延びる窪み7aを有することの他は第1実施形態に係るスペーサエキスパンダ10Aと同様の構成を有する。窪み7aはスペーサエキスパンダ10Eの外周側の端部にまで延びている。かかる構成のスペーサエキスパンダ10Eは、上述のスペーサエキスパンダと比較して塑性変形による加工がしやすいというメリットがある。
図12はスペーサエキスパンダの第6の例を部分的に示す斜視図である。この図に示すスペーサエキスパンダ10Fは、レール対面部7が平坦な面を有する代わりに、外周側に平坦部7cを有することの他は、スペーサエキスパンダ10Aと同様の構成を有する。かかる構成のスペーサエキスパンダ10Fは、上述の第5実施形態に係るスペーサエキスパンダと同様、塑性変形による加工がしやすいというメリットがある。図13はスペーサエキスパンダ10Fと、これに装着されたサイドレール1,2を模式的に示す面図である。
以上、本開示の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態においては、サイドレール1の内周面が軸方向の断面において曲率半径が異なる2つの円弧で構成されている場合を例示したが、サイドレールの内周面は軸方向の断面において曲率半径が異なる3つ以上の円弧で構成されていてもよい。図14に示すサイドレール3は曲率半径が異なる3つの円弧で構成されている。すなわち、サイドレール3の内周面3bは、曲率半径R1の内側先端部3gと、これを挟むように形成されている曲率半径R2の第一の周縁部P1,P2と、これらの外側に形成されている曲率半径R3の第二の周縁部Q1,Q2とによって構成されている。内周面3bは以下の条件を満たすことが好ましい。なお、式中、h0はサイドレール3の高さを示し、h2は内側先端部(曲率半径R1の部分)の高さ(図14における高さh2)を示す。
条件1a:0.7≦R1/h0≦1.1
条件2a:0.2≦R2/h0≦0.5
条件3a:h2/h0≦1.0
上記条件3aに係る比率h2/h0の値は、より好ましくは0.5~0.75であり、更に好ましくは0.5~0.7であり、0.5~0.65であってもよい。なお、図14に示すように、h2は、軸方向の断面において、内側先端部3gの高さ(一方の変曲点から他方の変曲点までの距離)を意味する。h2/h0の値が上記範囲であることで、ピストンの往復動の平均速度が秒速20mを超える場合であっても、オイル消費量の増大をより一層確実に抑制することができる。
上記実施形態では軸方向の断面において上下対称の形状を有するサイドレール1,2を例示したが、図15に示すように、サイドレールの外周面は軸方向の断面において上下非対称であってもよい。図15に示すサイドレール11は、外周面11aの外側先端部11hが下方(クランク室側)にずれている。図16(a)及び図16(b)は、スペーサエキスパンダ及びこれに装着されたサイドレール11の断面図であって、スペーサエキスパンダの互いに異なる態様を示した断面図である。サイドレール11は、外周面11aと、内周面11bと、第一及び第二の側面11c,11dと、外周面11aと第一の側面11cの間の第一の傾斜面11eと、外周面11aと第二の側面11dの間の第二の傾斜面11fとを有する。第一の傾斜面11eの傾斜角θ1は、例えば、30~70°であり、好ましくは30~60°である。第二の傾斜面11fの傾斜角θ2は、例えば、0°より大きく60°以下であり、好ましくは0°より大きく50°以下である。外側先端部11h(丸みを帯びた部分)と第二の側面11dの間に、第二の傾斜面11fが介在せず、外側先端部11hと第二の側面11dが連続的に設けられていてもよい。
サイドレール11が装着されたオイルコントロールリングによれば、外側先端部11hがシリンダ内面に高い面圧で当接し、ピストン下降行程におけるオイル掻き落とし作用を高めることができる。また、軸方向の断面において、外側先端部11hが側面11d側にずれていることで、外側先端部11hがシリンダ内面に押圧されたとき、サイドレール11の内周側が外側先端部11hを支点として、上側(燃焼室側)に傾斜しやすくなる。このため、サイドレール11の側面11cにおける内周側がリング溝の上面に確実に接触し、シール性を向上させることができる。この効果は、特にピストンの上昇行程、つまり、オイルコントロールリングがピストンのリング溝の下面側に着座している時間が長い場合に期待できる。これにより、エンジンのオイル上がりを抑制してそのオイル消費量を低減することができる。
以下、本開示について実施例に基づいて説明する。本発明は以下の実施例の内容に限定されるものではない。
<実施例1>
[オイルコントロールリングの作製]
SUS440フープ線材(0.40mm×1.70mm)を使用して表1の実施例1に示す設定のサイドレールを作製した。他方、ピアノ線フープ材(0.25mm×1.9mm)を使用して図12に示すスペーサエキスパンダ10Fと同様の構成のスペーサエキスパンダを作製した。スペーサエキスパンダの耳部の傾斜角αは10°とした。オイルコントロールリングの設定は以下のとおりとした(図13、図2(b)及び図3参照)。
・組合せ高さh1:2.0mm
・組合せ厚さa1:2.3mm
・オイルコントロールリングの呼び径に対する組合せ張力:0.3N/mm
<実施例2~10及び比較例1~5>
表1~3に示す設定のサイドレール及びスペーサエキスパンダをそれぞれ作製し、これらを使用したことの他は実施例1と同様にしてオイルコントロールリングを得た。
<オイル消費量の測定>
以下の条件でオイル消費量を評価した。表1~3には比較例1のオイル消費量を基準とする相対値を記載した。図17~22は実施例及び比較例の結果をプロットしたグラフである。これらのグラフにおいて、実施例のプロットを「〇」で示し、比較例のプロットを「△」で示した。
・エンジン:4ストロークのガソリンエンジン
・トップリングの材質:SWOSC-V(外周面:窒化クロムイオンプレーティング処理)
・セカンドリングの材質:SWOSC―V(全面:リン酸亜鉛処理)
・冷却水温:100℃
・エンジンオイル温度:125℃
・エンジンオイル:5W-20(粘度分類SAE J300)
・負荷条件:ワイドオープンスロットル
・平均ピストンスピード:20m/秒
・エンジンの運転時間:30時間
Figure 0007116861000001
Figure 0007116861000002
Figure 0007116861000003
本開示によれば、内燃機関が高い回転数で作動しているときであってもオイル消費量の増大を十分に抑制できるサイドレール及びこれを備えたオイルコントロールリングが提供される。
1,2,11…サイドレール(一対のサイドレール)、1a,2a…外周面、1b,2b…内周面、1c…第一の側面、1d…第二の側面、1e…第一の傾斜面、1f…第二の傾斜面、1g,3g…内側先端部、1h,11h…外側先端部、5…耳部、7…レール対面部、7a…窪み、7b…隆起部、7c…平坦部、10A~10F…スペーサエキスパンダ、50…オイルコントロールリング、C1,C2…凸状湾曲部、G…重心、P1,P2…周縁部(第一の周縁部)、Q1,Q2…第二の周縁部。

Claims (11)

  1. スペーサエキスパンダとともにオイルコントロールリングを構成するサイドレールであって、
    外周面と、軸方向の断面において上下対称の形状を有する内周面と、第一の側面と、第二の側面とを有し、
    軸方向の断面において、前記内周面が以下の条件1を満たす内側先端部を有する、サイドレール。
    条件1:0.7≦R1/h0≦1.1
    式中、R1は前記内側先端部を構成する曲線の曲率半径(単位:mm)を示し、h0は前記サイドレールの高さ(単位:mm)を示す。
  2. 前記内周面が、軸方向の断面において、前記内側先端部と前記第一の側面との間に第一の凸状湾曲部を有するとともに、前記内側先端部と前記第二の側面との間に第二の凸状湾曲部を有する、請求項1に記載のサイドレール。
  3. 前記内周面が、軸方向の断面において、前記内側先端部を挟むように位置する周縁部を更に有し、前記周縁部が以下の条件2を満たす、請求項1又は2に記載のサイドレール。
    条件2:0.2≦R2/h0≦0.5
    式中、R2は前記周縁部を構成する曲線の曲率半径(単位:mm)を示し、h0は前記サイドレールの高さ(単位:mm)を示す。
  4. 軸方向の断面において、前記外周面が以下の条件3を満たす外側先端部を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載のサイドレール。
    条件3:0.1≦R0/h0≦0.23
    式中、R0は前記外側先端部を構成する曲線の曲率半径(単位:mm)を示し、h0は前記サイドレールの高さ(単位:mm)を示す。
  5. 前記外周面と前記第一の側面の間の第一の傾斜面と、前記外周面と前記第二の側面の間の第二の傾斜面とを更に有し、
    前記第一の傾斜面の傾斜角θ1及び前記第二の傾斜面の傾斜角θ2の少なくとも一方が30~50°である、請求項1~4のいずれか一項に記載のサイドレール。
  6. 軸方向の断面において、前記外周面の先端から、前記第一の側面と前記傾斜面との境界までの径方向の距離aが以下の条件4を満たす、請求項5に記載のサイドレール。
    条件4:0.1≦a/T≦0.2
    式中、aは前記外周面の先端から前記第一の側面と前記傾斜面との境界までの径方向の距離(単位:mm)を示し、Tは軸方向の断面における前記サイドレールの厚さ(単位:mm)を示す。
  7. 軸方向の断面において上下対称の形状を有する、請求項1~6のいずれか一項に記載のサイドレール。
  8. 少なくとも前記外周面を覆うように設けられた硬質皮膜を備える、請求項1~7のいずれか一項に記載のサイドレール。
  9. 一対のサイドレールと、
    前記一対のサイドレールの間に配置されるスペーサエキスパンダと、
    を備え、
    前記一対のサイドレールがいずれも請求項1~8のいずれか一項に記載のサイドレールである、オイルコントロールリング。
  10. 前記スペーサエキスパンダが、
    前記サイドレールの前記内周面が当接する複数の耳部と、
    前記耳部と隣接して設けられており、前記サイドレールの前記側面と対面する複数のレール対面部と、
    を有し、
    軸方向に対する前記耳部の傾斜角αが5~30°である、請求項9に記載のオイルコントロールリング。
  11. 前記レール対面部は、前記サイドレールの前記側面が当接する平坦部を有し、
    前記平坦部は、前記スペーサエキスパンダの外周側の縁部に沿って形成されており、
    軸方向の断面において、前記サイドレールの重心が前記平坦部よりも内側に位置している、請求項10に記載のオイルコントロールリング。

JP2022529953A 2021-03-31 2022-03-04 サイドレール及びこれを備えるオイルコントロールリング Active JP7116861B1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021059654 2021-03-31
JP2021059654 2021-03-31
PCT/JP2022/009505 WO2022209592A1 (ja) 2021-03-31 2022-03-04 サイドレール及びこれを備えるオイルコントロールリング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7116861B1 true JP7116861B1 (ja) 2022-08-10
JPWO2022209592A1 JPWO2022209592A1 (ja) 2022-10-06

Family

ID=82786099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022529953A Active JP7116861B1 (ja) 2021-03-31 2022-03-04 サイドレール及びこれを備えるオイルコントロールリング

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11994219B2 (ja)
EP (1) EP4303425A1 (ja)
JP (1) JP7116861B1 (ja)
KR (1) KR102604136B1 (ja)
CN (1) CN116897254A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08261325A (ja) * 1995-03-27 1996-10-11 Nippon Piston Ring Co Ltd エキスパンダ付きオイルリング
WO2005066482A1 (ja) * 2004-01-09 2005-07-21 Nippon Piston Ring Co., Ltd. コイルエキスパンダ用線材およびコイルエキスパンダ
JP2016156411A (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 株式会社リケン サイドレール
JP2016169791A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 株式会社リケン サイドレール
JP2019124346A (ja) * 2018-05-21 2019-07-25 Tpr株式会社 組合せオイルリング
WO2019194104A1 (ja) * 2018-04-06 2019-10-10 株式会社リケン スペーサエキスパンダ及びこれを備えるオイルコントロールリング

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2614899A (en) * 1951-05-07 1952-10-21 Hastings Mfg Co Piston ring
US2712971A (en) * 1952-05-17 1955-07-12 Hastings Mfg Co Piston ring assembly and elements thereof
US2938758A (en) * 1957-11-21 1960-05-31 Hastings Mfg Co Piston ring assembly for internal combustion engines
JP3359675B2 (ja) 1992-12-18 2002-12-24 本田技研工業株式会社 ピストンリング
JP4132815B2 (ja) * 2001-12-28 2008-08-13 株式会社リケン サイドレール及び組合せオイルリング
JP2010031835A (ja) * 2008-06-23 2010-02-12 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関用オイルリング及びピストン
WO2015101938A1 (en) * 2013-12-30 2015-07-09 Mahle International Gmbh Oil control ring assembly
JP5939328B1 (ja) 2015-03-04 2016-06-22 栗田工業株式会社 酸性ガス及び重金属の複合処理剤、並びに酸性ガス及び重金属の処理方法
JP6543331B2 (ja) 2015-03-31 2019-07-10 日本ピストンリング株式会社 組合せオイルリング
JP6603284B2 (ja) * 2017-10-05 2019-11-06 株式会社リケン サイドレール
JP6389970B1 (ja) * 2018-01-16 2018-09-12 Tpr株式会社 組合せオイルリング
DE102018119586A1 (de) * 2018-08-13 2020-02-13 Federal-Mogul Burscheid Gmbh Abstreifring für einen dreiteiligen Ölabstreifring und dreiteiliger Ölabstreifring
DE102018120962A1 (de) 2018-08-13 2020-02-13 Federal-Mogul Burscheid Gmbh Dreiteiliger Ölabstreifring
JP6817374B2 (ja) 2019-06-14 2021-01-20 株式会社リケン ピストンリング

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08261325A (ja) * 1995-03-27 1996-10-11 Nippon Piston Ring Co Ltd エキスパンダ付きオイルリング
WO2005066482A1 (ja) * 2004-01-09 2005-07-21 Nippon Piston Ring Co., Ltd. コイルエキスパンダ用線材およびコイルエキスパンダ
JP2016156411A (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 株式会社リケン サイドレール
JP2016169791A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 株式会社リケン サイドレール
WO2019194104A1 (ja) * 2018-04-06 2019-10-10 株式会社リケン スペーサエキスパンダ及びこれを備えるオイルコントロールリング
JP2019124346A (ja) * 2018-05-21 2019-07-25 Tpr株式会社 組合せオイルリング

Also Published As

Publication number Publication date
US11994219B2 (en) 2024-05-28
KR20230137480A (ko) 2023-10-04
US20240084894A1 (en) 2024-03-14
EP4303425A1 (en) 2024-01-10
KR102604136B1 (ko) 2023-11-17
CN116897254A (zh) 2023-10-17
JPWO2022209592A1 (ja) 2022-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2022209592A1 (ja) サイドレール及びこれを備えるオイルコントロールリング
KR101665491B1 (ko) 조합형 오일링
US8123227B2 (en) Sliding member
JP4633639B2 (ja) 3ピースオイルリング及び3ピースオイルリングとピストンとの組合せ
US9464717B2 (en) Piston ring
CN109196209B (zh) 内燃机的滑动结构、怠速运转的控制方法、以及内燃机的运转控制方法
CN112204275B (zh) 间隔外胀环及具备它的控油环
KR20140015293A (ko) 내연기관의 피스톤용 피스톤 링 및 이를 제조하기 위한 방법
WO2020251058A1 (ja) ピストンリング
WO2023127607A1 (ja) ピストンリング及びピストンリングセット
JP7116861B1 (ja) サイドレール及びこれを備えるオイルコントロールリング
US20220003316A1 (en) Piston ring
JP5376668B2 (ja) ピストンリング
JP2004526926A (ja) 内燃機関用オイルリング
JP2005264978A (ja) 圧力リング
JP6552022B2 (ja) バルブリフタ
CN117006245A (zh) 组合油环
JP2013155829A (ja) 3ピースオイルリング
CN111148924A (zh) 活塞环
CN117480334B (zh) 活塞环
CN217501818U (zh) 一种适用于氢气内燃机的活塞环组
JP7219537B2 (ja) ピストンリングセット
WO2022168668A1 (ja) コンプレッションリング
WO2019167241A1 (ja) ピストンリング

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220523

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20220523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220726

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220729

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7116861

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150