JP7116378B2 - 経時変化する張力擾乱の抑制を伴うテープ輸送制御システムおよび方法 - Google Patents

経時変化する張力擾乱の抑制を伴うテープ輸送制御システムおよび方法 Download PDF

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Description

本発明は、テープ輸送を制御するための技術に関し、より詳細には、経時変化する又は周期的な張力擾乱を抑制する一方で、テープ張力の調節が強化された技術に関する。
テープシステムは、費用対効果の高いストレージソリューションを提供することができ、これは世界がデータ創出速度の爆発的増大に直面するにつれてますます重要になってきている。近年、ストレージシステムの容量及び性能は、かなり高まってきており、また、さらなる増大の可能性も現実的になっている。より高いテープカートリッジ容量及び改善された性能を達成するためには、いくつかの技術分野における進歩が必要である。例えば、空間密度の増大、すなわち線密度及び/又はトラック密度の増大は、より高い容量を達成するための必須要件である。しかしながら、トラック密度がより高くなるということは、トラック幅がより狭くなること、書込み/読出しヘッド要素がより狭くなること、及びテープ-ヘッド間隔がより近接することを意味し、信号対雑音比の損失、及び書込み/読出しヘッド要素の精度に対する厳しい要件につながる。
テープ張力及び速度の目標値からの偏差は、位置誤差信号に悪影響を与えることがあり、それゆえトラック追従サーボの性能に悪影響を与えることがある。したがって、テープ動作中にすべての平行なデータチャネルに対して良好な読出しチャネル性能を提供するためには、ロバストなテープ輸送及びトラック追従サーボ機構が必要である。さらに、より高い容積密度をもたらすより薄いテープ媒体への移行は、より高容量のテープカートリッジを達成するためのさらなる手段である。それゆえ、薄い媒体に過重応力をかける可能性がある張力変動を防止するために、より厳密な張力制御を提供するテープ輸送サーボ機構の必要性が生じる。
定常状態速度モードでの動作中には、公称値付近でテープ張力の周期的変動が起こり得るという、さらなる問題が生じる場合があり、これはラップアラウンド(wrap-around)ともよばれる。このような変動は、リールの偏心によって誘発され得る。テープ輸送において、この問題は、リール回転周波数がテープ経路によって決まる共振周波数に近づくとき、特に深刻になり得る。張力変動の悪影響は十分に認識され理解されているが、これらの、ゆっくりと経時変化する周波数を伴う周期的な張力擾乱を抑制するための有効な従来方法は開発されていない。速度及び張力のフィードバックを有するテープ輸送制御に関する最近の研究は、本質的にテープの長手方向位置に依存しない閉ループシステム挙動を達成するための、経時変化p型コントローラの選択に集中している。しかしながら、p型コントローラは、周期的な張力変動に起因する擾乱の阻止の強化を提供しない。
したがって、テープ輸送制御システムが、経時変化する又は周期的な張力擾乱を抑制する一方で、テープ張力の調節の強化を提供することができる技術に対する要求が生じる。
本発明の目的は、経時変化する又は周期的な張力擾乱を抑制する一方でテープ張力の調節の強化を提供することができる、テープ輸送制御システムを提供することである。
本発明の実施形態によれば、テープドライブシステムにおいて第1のリールモータを有する第1のテープリールから第2のリールモータを有する第2のテープリールへのテープ輸送を制御するための閉ループ制御システムは、テープ速度、第1のテープリール又は第2のテープリールのいずれかの少なくとも一方の半径、及びテープ張力を表す1つ又は複数の信号を出力するように適合された回路と、テープ速度、第1のテープリール又は第2のテープリールのいずれかの少なくとも一方の半径、及びテープ張力を表す1つ又は複数の信号を受け取るように適合された制御回路であって、受け取った信号に基づいて、第1のリールモータ又は第2のリールモータの少なくとも一方を制御する少なくとも1つの制御信号を生成し、経時変化するリール回転周波数に対応する最低でも1つの周波数における張力擾乱を、テープ速度と、第1のテープリール又は第2のテープリールのいずれかの少なくとも一方の半径と、に依存するコントローラパラメータに基づいて、低減させるようになっている、制御回路と、を含む。
本発明の別の実施形態によれば、テープ輸送システムは、第1のリールモータを有する第1のテープリールと、第2のリールモータを有する第2のテープリールと、テープヘッドと、テープ速度、第1のテープリール又は第2のテープリールのいずれかの少なくとも一方の半径、及びテープ張力を表す1つ又は複数の信号を出力するように適合された回路と、テープ速度、第1のテープリール又は第2のテープリールのいずれかの少なくとも一方の半径、及びテープ張力を表す1つ又は複数の信号を受け取るように適合された制御回路であって、受け取った信号に基づいて、第1のリールモータ又は第2のリールモータの少なくとも一方を制御する少なくとも1つの制御信号を生成し、経時変化するリール回転周波数に対応する最低でも1つの周波数における張力擾乱を、テープ速度と、第1のテープリール又は第2のテープリールのいずれかの少なくとも一方の半径と、に依存するコントローラパラメータに基づいて、低減させるようになっている、制御回路と、を含む。
本発明の別の実施形態によれば、テープ輸送システムのための方法は、テープ速度、第1のテープリール又は第2のテープリールのいずれかの少なくとも一方の半径、及びテープ張力を表す1つ又は複数の信号を生成することと、テープ速度、第1のテープリール又は第2のテープリールのいずれかの少なくとも一方の半径、及びテープ張力を表す1つ又は複数の信号を受け取ることと、受け取った信号に基づいて、第1のリールモータ又は第2のリールモータの少なくとも一方を制御する少なくとも1つの制御信号を生成することであって、経時変化するリール回転周波数に対応する最低でも1つの周波数における張力擾乱を、テープ速度と、第1のテープリール又は第2のテープリールのいずれかの少なくとも一方の半径とに依存するコントローラパラメータに基づいて、低減させるようになっている、制御信号を生成することと、を含む。
テープ輸送機構及びトラック追従制御システムの例示的なブロック図である。 一次速度及び張力のフィードバックを有するテープ輸送制御システムの例示的なブロック図である。 図1によるテープ輸送機構及びトラック追従制御システムの動作ステップを示すフローチャートである。 重みづけフィルタの周波数特性の例示的な図である。 ピークフィルタの分子及び分母の減衰比の例示的な図である。 ピークフィルタの分子及び分母の中心周波数の例示的な図である。 張力センサを用いて測定した張力と、横方向位置の差によって得られた張力推定値との実験的波形の張力測定値の比較の例示的な図である。 張力センサを用いて測定した張力と、横方向位置の差によって得られた張力推定値との実験的波形のパワースペクトル密度の比較の例示的な図である。 3つの制御システム構成、すなわちa)張力フィードバック無し、b)古典的手法を用いて設計された経時変化ピークフィルタによって増強されたフィードバックコントローラ有り、及びc)H方法論を用いて最適化されたパラメータによる経時変化フィルタによって増強されたフィードバックコントローラ有り、の張力測定値の比較の例示的な図である。 3つの制御システム構成、すなわちa)張力フィードバック無し、b)古典的手法を用いて設計された経時変化ピークフィルタによって増強されたフィードバックコントローラ有り、及びc)H方法論を用いて最適化されたパラメータによる経時変化フィルタによって増強されたフィードバックコントローラ有り、のパワースペクトル密度の比較の例示的な図である。 張力フィードバック無しの場合と、H最適化ピークフィルタによって増強されたフィードバックコントローラを有し、横方向位置の差による張力推定値を用いた場合との、張力測定値の比較を示す例示的な図である。 張力フィードバック無しの場合と、H最適化ピークフィルタによって増強されたフィードバックコントローラを有し、横方向位置の差による張力推定値を用いた場合との、パワースペクトル密度の比較を示す例示的な図である。 本明細書で説明される実施形態に関連するプロセスを実装することができるコンピュータシステムの例示的なブロック図である。
本発明の実施形態は、経時変化ピークフィルタで増強されたp型コントローラを用いた張力のフィードバックによる、テープ輸送制御スキームに対する改善を提供する。可変の中心周波数を有するピークフィルタは、ラップアラウンドによって発生する周期的擾乱のような、ゆっくりと経時変化する周波数を伴う周期的擾乱を抑制することができる。擾乱を回避するために、擾乱周波数がループ帯域幅の外側に移動したときに行われる強化、及びピークフィルタのゼロを決定するパラメータは、Hノルム(H無限大ノルム)の最小化によって決定することができる。この方法は、テープ経路内に張力測定用の追加のトランスデューサを必要とせずに、張力のフィードバックを可能にするように拡張することができる。結果として、公称値からの張力の偏差を、隣接するサーボバンド上に記述されたサーボパターンの読み取りによって得られる横方向位置推定値の差の関数として表現することによって、張力を推定することができる。しかしながら、この方法論は、動的張力変動の推定値を提供するが、テープの巻取り中に生じ得るクリープ及びテープパック応力(tape-pack stress)に起因する、非常にゆっくりと変化する、サーボバンド間距離の公称値からの偏差のせいで、dcに近い非常に低い周波数における張力変動の補償を可能にしない。この現象を防ぐために、コントローラの伝達関数内に高域通過セクションを含めることができ、フィードフォワード経時変化フィルタを含めて、dc張力値を調節することができる。
テープ輸送性能の改善は、薄いテープ媒体の採用を可能にするので、より高い容積密度を達成するのに有利である。本発明の実施形態において、テープ輸送サーボ機構は、その周波数特性を、長手方向位置に依存して適合することができる。H最適化経時変化ピークフィルタは、リール回転周波数における擾乱阻止を強化することができる。本発明は、最小の擾乱振幅で、ループ帯域幅の外側の周波数であっても、擾乱阻止を提供することができる。横方向位置推定値の差に基づく張力変動の測定を、制御システムに導入することができ、これにより張力センサの必要が完全になくなる。コントローラを高域通過フィルタで増強して、クリープに起因する低周波効果を回避することができる。本発明は、リール関連擾乱を補償することができ、テープ輸送性能を改善することができる。
テープドライブ内の例示的なテープ輸送機構及びトラック追従制御システムのブロック図を図1に示す。順方向の移動の場合、テープは、繰出しリールとして機能するファイル(又はアウトボード(outboard)若しくは番号1)リール102から、ローラ106A-D及び読出し/書込みテープヘッド108からなるテープ経路を通って、マシン(又はインボード(inboard)若しくは番号2)リール104に輸送されることができる。逆方向において、リール1 102及びリール2 104の役割を逆にすることができる。読出し/書込み動作は、テープヘッドに含めることができる、サーボ及びデータチャネルに信号109を提供する読出し/書込み要素130によってテープに接触して行うことができる。テープヘッド108は、スキュー及びトラック追従コントローラ114に応答してヘッドの回転位置及び横方向位置を調整するアクチュエータ132を、さらに含むことができる。デュアル同期サーボチャネルは、テープヘッド108内の2つのサーボリーダによって生成されるサーボ信号から誘導することができる、一次テープ速度、テープ長手方向位置(longitudinal position:LPOS)、及びヘッド横方向位置の推定値を提供することができる。サーボリーダは、サーボトラック若しくはテープ上の他のサーボ記録領域から信号を読み出すことができ、又は、サーボリーダは、データ信号を読み出すことができ、サーボチャネル回路は、データ信号からサーボ信号を誘導することができる。テープ張力125の推定値を、テープ経路内のローラA-Dのうちの1つ、例えばローラ106A内に配置された、ひずみゲージセンサのような1つ又は複数の張力センサ124によって取得することができる。
テープ速度及びヘッド位置112の推定値を、スキュー及びトラック追従コントローラ114に提供することができる。同様に、テープ速度、ヘッド位置、及びLPOS116の推定値を、テープ輸送制御システム118に供給することができる。テープ輸送制御システム118は、受け取ったテープ速度、ヘッド位置、及びLPOS116を処理して、モータ1制御126及びモータ2制御128のようなモータ制御回路に対して出力される制御信号を生成することができる。ホール効果センサ120、122は、各リール102、104の回転速度の測定値を提供することができ、個別のリールから付加的な二次テープ速度情報を得るために用いることができる。二次テープ速度情報は、デュアルサーボチャネル110からの有効なパラメータ推定値がない場合、例えばテープ加速中に、適正なテープ輸送動作を達成するため用いることができ、又はテープ輸送性能を強化するために用いることができる。テープヘッド108内の2つのサーボリーダは、データバンドにまたがる場合がある2つの専用サーボバンドを読み出すことができる。サーボパターンの幾何学的形状は、リニア・テープ・オープン(LTO)コンソーシアムによってテープドライブシステムの標準として採用された、リニア・テープ・システム用のタイミング・ベース・サーボ(TBS)形式によって指定することができる。これらの専用サーボ信号は、テープ輸送及びトラック追従サーボ機構に提供すべき正確な長手方向並びに横方向の位置情報を生じるためのパイロット信号として見ることができる。デュアル同期サーボチャネルは、一次テープ速度、テープ長手方向位置(LPOS)、及びヘッド横方向位置の推定値を提供することができる。テープ張力の推定値は、テープ経路内のローラのうちの1つの中に配置されたひずみゲージセンサによって取得することができる。しかしながら、本システム及び方法の実施形態は、張力トランスデューサを必要とすることなく、張力変動の推定値を決定することができる。
システム100は、角運動量の変化を各リールに関するトルクの和に対して等式化することによって得ることができる、二階微分方程式を用いることによって、数学的にモデル化することができる。特定のテープ位置及び順方向のテープ速度における線形経時変化テープ輸送システムの状態空間方程式は、
Figure 0007116378000001

で与えることができ、ここでシステム100の状態ベクトルxは
Figure 0007116378000002

であり、制御信号のベクトルは、
Figure 0007116378000003

とすることができ、行列F及びGは、
Figure 0007116378000004

で与えることができる。
いくつかのパラメータをシステムの性能の解析に使用することができる。例えば、ρはテープ密度[Kg/m]とすることができ、εはテープ厚さ[m]とすることができ、ηはテープ幅[m]とすることができ、Rは、空のリールの半径[m]とすることができ、Rは、満杯のリールの半径[m]とすることができ、K、Kはモータドライバ利得[Nm/A]とすることができ、Kはテープのばね定数[N/m]とすることができ、Dはテープのダンパ係数(damper coefficient)[Ns/m]とすることができ、β、βは、モータの粘性減衰係数[Nm s]とすることができ、μはクーロン摩擦係数とすることができ、R及びRは半径とすることができ、J及びjは、それぞれリール1及びリール2の慣性モーメントとすることができる。
繰出しリール及びヘッドにおけるテープ速度の動力学は、ほぼ同じとすることができ、巻取りリールにおけるテープ速度の動力学とは異なるものとすることができる。テープ輸送出力信号のベクトルyは、一次テープ速度及びテープ張力を含むことができ、状態ベクトルの観点で
Figure 0007116378000005

と表すことができ、ここで
Figure 0007116378000006

であり、
Figure 0007116378000007

は、一次テープ速度を表し、これは上述のように順方向のファイルリールにおける二次テープ速度とほぼ等しく、
Figure 0007116378000008

は、テープ張力であり、w(t)は、測定ノイズベクトルを表す。
一次速度及び張力のフィードバックを有するテープ輸送制御システム200Aの例示的なブロック図を図2に示す。テープ輸送システム202は、リール1に対する制御信号u204及びリール2に対する制御信号u206のような入力を含むことができる。テープ輸送システム202はまた、図1に示すホールセンサ120からのリール1の速度についてのv208、ホールセンサ122からのリール2の速度についてのv210、テープヘッド108内の2つのサーボリーダによって生成されるサーボ信号からの一次テープ速度についてのvprimary212、及びテープ経路のローラのうちの1つに装着されたひずみゲージセンサからのテープ張力τ214のような出力を含むことができる。
システム200Aは、テープ張力のフィードバックも含むことができる。具体的には、張力、繰出しリールにおけるテープ速度、及び巻取りリールにおけるテープ速度の制御のために、経時変化比例(p型)コントローラを用いることができる。例えば、p型コントローラKv,i216及びKv,o218を、それぞれj、r及びJ、rのようなパラメータに依存して決定することができる。長手方向位置に直接依存する経時変化比例コントローラ、又はリール慣性モーメント及びリール半径のようなテープ輸送パラメータを通じて間接的に依存する経時変化比例コントローラの使用は、それぞれ、入力モータ電流から被制御変数への伝達関数、並びに速度及び張力擾乱から速度及び張力誤差への伝達関数を提供することができ、これらは本質的にテープ長手方向位置に依存しない。
張力、繰出しリールにおけるテープ速度、及び巻取りリールにおけるテープ速度の制御のために適正に選択された経時変化p型コントローラを有するこのようなテープ輸送制御システムは、それぞれ、入力基準値から被制御変数への伝達関数、並びに速度及び張力擾乱から速度及び張力誤差への伝達関数を提示することができ、これらは本質的にテープ長手方向位置に依存しない。この特性は、インボード及びアウトボードp型速度コントローラを、それぞれ
Figure 0007116378000009

及び
Figure 0007116378000010

として選択し、張力コントローラを
Figure 0007116378000011

として選択することによって達成することができ、ここで
Figure 0007116378000012

は一定の利得を表す。
ここでテープ輸送システムは、テープ張力のフィードバックにおける繰出しリールの偏心から生じる擾乱を抑制するために、p型コントローラKτとカスケード接続された経時変化ピークフィルタを含めることによって増強することができる。ピークフィルタの伝達関数は、
Figure 0007116378000013

によって与えられ、ここでζ及びω(i=1,2)は、それぞれ、ピークフィルタ伝達関数の分子及び分母における二次項の減衰比及び中心周波数を表す。典型的には、ピークフィルタは、サーボ機構内のコントローラとカスケード接続され、狭帯域擾乱、例えばハードディスクドライブ(HDD)における繰り返しランアウト(repeatable runout:RRO)及び非繰り返しランアウト(non-repeatablerunout :NRRO)擾乱を抑制する。ピークフィルタ伝達関数に対する古典的な選択は、ノッチフィルタ伝達関数の逆(inverse)であり、これはω=ω及びζ>ζを与える。この選択は、しかしながら、擾乱の周波数が感度周波数応答の-3dB交差点によって定められるようなループ帯域幅内にある場合には、上手く機能する。擾乱周波数がループ帯域幅の外側にある場合、ノッチフィルタの逆に基づくピークフィルタの選択は、擾乱を上手く抑制しない場合があり、又は擾乱を強める場合すらある。本発明者らは、その代わりに、テープ輸送システムの伝達関数、速度及び張力誤差、並びに、制御努力並びに速度及び張力出力信号を考慮した、制御システム式のHノルムの最小化に基づくピークフィルタの設計に依拠する。このようなピークフィルタは、2つの二次多項式の比によって定められる伝達関数を有することができる。張力擾乱τdistは、擾乱周波数における付加的なピークを有する低域通過特性を示すフィルタWτによってフィルタされたホワイトノイズとしてモデル化することができる。
図3は、図1によるテープ輸送機構及びトラック追従制御システムの動作ステップを示すフローチャートである。
テープ輸送制御118は、テープ速度信号及びテープ張力信号を生成する(ステップ222)。一実施形態において、テープ媒体は、リール102及びリール104を経由してテープドライブを横断して輸送される。テープ媒体の読出し又は書込み動作中、デュアルサーボチャネル110は、テープ速度を示すデータ信号を生成することができる。さらに、張力センサ124は、テープ輸送動作中にテープ張力125信号を生成することができる。
テープ輸送制御118は、センサ信号を受け取る(ステップ224)一実施形態において、テープ輸送制御118は、テープ輸送機構及びトラック追従制御システム内の種々のセンサから複数のデータを受け取る。例えば、テープ輸送制御118は、個別のリールから二次テープ速度を決定するために、ホール効果センサ120、122からデータを受け取る。
テープ輸送制御118は、制御信号を生成する(ステップ226)。一実施形態において、種々のセンサから受け取った信号を解析した後、テープ輸送制御118は、モータ1及びモータ2を介してテープ速度を制御することができる。例えば、テープ速度、ヘッド位置、及びLPOS116のようなセンサ信号からデータを受け取った後、テープ輸送制御118は、モータ1制御126及びモータ2制御128のようなモータ制御回路に対して出力される制御信号を生成することができる。
図4は、テープの端部付近、すなわち長手方向位置710mについての、重みづけフィルタWτの周波数特性300を示す。ピークフィルタ伝達関数の分母は、
Figure 0007116378000014

のような経時変化する中心周波数と、ζ=0.027のような一定の減衰比とを選択することによって得ることができるのに対し、分子の中心周波数ω及び減衰比ζは、所与の数の等間隔のテープ長手方向位置におけるHノルム最小化によって得られる。
図5及び図6は、それぞれ、Hピークフィルタ伝達関数の二次項の減衰比及び中心周波数を、テープ長手方向位置に対して示す。テープばね定数K=170N/m、ダンパ係数D=0.1Ns/m、範囲[0.022m-0.047m]で変化するリール半径、範囲[7×10-5Kg m-1.9×10-4Kgm]で変化するリール慣性、及び0.02N m/Aに等しいトランスデューサ利得を有するテープシステムについて、図5は、Hピークフィルタ伝達関数の二次項の減衰比の例をテープ長手方向位置に対して示す。図6は、Hピークフィルタ伝達関数の二次項の中心周波数をテープ長手方向位置に対して示す。上記のように、費用がかかる張力センサをテープ経路に挿入することを必要としない張力制御方法を考案することが重要である。一実施形態において、張力制御技術は、2つのサーボチャネルからの横方向位置推定値の差を利用して、フィードバックのための張力の推定値を得ることができる。テープレイアウトの既知の幾何学的形状と、弾性材料における応力及びひずみテンソルに関連したフックの法則とを用いると、張力変動ΔTの推定値は、
Figure 0007116378000015

によって与えられ、ここでych1及びych0は、2つのサーボチャネルからの横方向位置推定値であり、εはテープ厚さを示し、E及びνは、それぞれ、テープ媒体のヤング率及びポアソン比を表す。この式は、動的張力変動の推定値を与えるが、クリープ並びに温度及び湿度変動に起因する、非常にゆっくりと変化する、サーボバンド間距離の公称値からの偏差のせいで、dcに近い非常に低い周波数における張力変動の補償を可能にしない。この現象を回避するために、Kvar(s)の伝達関数にs/(s+a)タイプの高域通過セクションを含めることができ、図2に示すように、フィードフォワード経時変化フィルタKff,i及びKff,oを含めて、dc張力値を調整することができる。
テープ輸送サーボ機構の実施形態の性能改善を、実験的なテープ経路を用いて実証することができる。テープ経路は、図1に示すように、マシンリールと、ファイルリールと、4つのフランジレスローラ要素とからなる。テープ張力は、ローラのうちの2つに装着された2つのひずみゲージから得ることができると同時に、上述のように2つの横方向位置推定値の差を用いて得ることができる。図7及び図8は、張力センサを用いて測定された張力と、横方向位置の差によって得られた張力推定値との実験的波形を比較する。図に示されるように、横方向位置の差によって得られる推定値は、張力センサによって得られる測定には存在しない、強い低周波数成分を示す。この低周波数特性は、張力変動には関連しないが、主としてクリープ及びテープパック応力に起因する。低周波数領域のほかに、どちらの測定も、周波数10-20Hzにおける広いピークとして現れる主張力擾乱を非常に良好に捕捉している。この張力擾乱は、繰出しリールの偏心から生じるものであり、そのスペクトル成分は、繰出しリール半径が小さくなるにつれて時間とともに増大する。最後に、張力センサによって得られる測定に現れる周波数200Hzにおけるピークは、センサの共振の影響であり、テープ張力の測定には関連しない。
上記のテープ輸送サーボ機構を実験的なテープ輸送に実装し、張力センサからの測定を用いて、閉ループシステムの性能を評価した。図9及び図10は、3つの制御システム構成、すなわちa)張力フィードバック無し、b)古典的手法を用いて設計された経時変化ピークフィルタによって増強されたフィードバックコントローラ有り、及びc)H方法論を用いて最適化されたパラメータを有する経時変化フィルタによって増強されたフィードバックコントローラ有り、の張力測定の比較を示す。どちらのフィードバック制御スキームも、フィードバック無しのテープ輸送と比べて、主繰出しリール擾乱の周波数において改善された性能を示す。しかしながら、テープの始点からテープの終点までテープが移動する間に時間とともに擾乱周波数が高くなるにつれて、古典的ピークフィルタを有するテープ輸送システムは、張力擾乱の増大を示す。この問題は、H最適化ピークフィルタを含むテープ輸送サーボ機構によって軽減される。張力の標準偏差の観点から、性能は、フィードバック無しの場合の0.022Nから、古典的フィードバック制御及びHピークフィルタの場合、それぞれ0.014N及び0.011Nまで改善する。
最後に、横方向位置推定値の差に依拠する張力制御技術を、張力フィードバックのために用いた。この場合、前のセクションにおいて説明したように、高域通過フィルタをコントローラに含めて、クリープに起因する低周波効果の補正を回避する。図11は、張力フィードバック無しの場合と、H最適化ピークフィルタによって増強されたフィードバックコントローラを有する場合との、張力測定値の比較を示す。図12は、張力フィードバック無しの場合と、H最適化ピークフィルタによって増強されたフィードバックコントローラを有する場合との、パワースペクトル密度の比較を示す。この場合の張力フィードバックは、横方向位置推定値の差に基づく。実験結果は、テープ輸送性能が主繰出しリール擾乱の周波数において改善されることを実証する。張力の標準偏差の観点から、性能は、フィードバック無しの場合の0.022Nから、張力推定値によるフィードバック制御の場合の0.013Nまで改善する。したがって、張力測定用にテープ経路内に付加的なセンサを必要とすることなく、張力性能を改善することが実現可能である。
本明細書で説明される実施形態に関連するプロセスを実装することができるコンピューティングデバイス1200の例示的なブロック図を図13に示す。コンピューティングデバイス1200は、埋め込みプロセッサ、システム・オン・チップ、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、サーバシステム、及びミニコンピュータ又はメインフレームコンピュータのような、プログラムされた汎用コンピュータシステムとすることができ、又はシステム1200を、フィールドプログラム可能ケートアレイ(FPGA)、カスタム若しくはセミカスタムの特定用途向け集積回路(ASIC)、又は他のプロセシングデバイスのような、専用処理デバイス内に含めることができる。コンピューティングデバイス1200は、1つ又は複数のプロセッサ(CPU)1202A-1202N、入力/出力回路1204、ネットワークアダプタ1206、及びメモリ1208を含むことができる。CPU1202A-1202Nは、本発明の機能を実行するためにプログラム命令を実行する。図13は、コンピューティングデバイス1200が単一のマルチプロセッサシステムとして実装された実施形態を示し、この場合、複数のプロセッサ1202A-1202Nが、メモリ1208、入力/出力回路1204、及びネットワークアダプタ1206のようなシステムリソースを共有する。しかしながら、本発明はまた、コンピューティングデバイス1200が他の構成で実装された実施形態も意図する。
入力/出力回路1204は、コンピューティングデバイス1200にデータを入力する、又はコンピューティングデバイス1200からデータを出力する能力を提供する。例えば、入力/出力回路は、キーボード、マウス、タッチパッド、トラックボール、スキャナ、アナログ-デジタル変換器等のような入力装置、ビデオアダプタ、モニタ、プリンタ、デジタル-アナログ変換機等のような出力装置、及びモデム等のような入力/出力装置を含むことができる。ネットワークアダプタ1206は、デバイス1200をネットワーク1210とインタフェースする。ネットワーク1210は、インターネットを含むがこれ限定されない、いずれかの公衆又は私設LAN又はWANとすることができる。
メモリ1208は、コンピューティングデバイス1200の機能を実施するためにCPU1202によって実行されるプログラム命令、及びCPU1202によって使用され及び処理されるデータを格納する。メモリ1208は、例えば、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、プログラム可能読出し専用メモリ(PROM)、電気的消去可能プログラム可能読出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ等のような電子的メモリデバイス、及び磁気ディスクドライブ、テープドライブ、光学ディスクドライブ等のような電気機械的メモリを含むことができ、これは、インテグレーテッド・ドライブ・エレクトロニクス(IDE)インタフェース、又は拡張IDE(EIDE)若しくはウルトラダイレクト・メモリ・アクセス(UDMA)のような、その変形若しくは拡張、又はスモール・コンピュータ・システム・インタフェース(SCSI)ベースのインタフェース、又はファスト(fast)-SCSI、ワイド(wide)-SCSI、ファスト・アンド・ワイド(fastand wide)-SCSIのようなその変形若しくは拡張、又はシリアル・アドバンスト・テクノロジー・アタッチメント(SATA)、又はその変形若しくは拡張、又はファイバ・チャネル・アービトレーテット・ループ(FC-AL)インタフェースを用いることができる。
メモリ1208の内容は、コンピューティングデバイス1200が実施するためにプログラムされている機能に応じて、様々であり得る。図13に示す例において、例示的なメモリ内容は、図1に示すテープ輸送制御118によって行うことができるプロセスのような、上述のプロセスの実施形態のためのルーチン及びデータを表して示されている。しかしながら、これらのルーチン、並びにそれらのルーチンに関連したメモリ内容は、必ずしも1つのシステム又はデバイスに含まれなくてもよく、周知の工学的考慮事項に基づいて複数のシステム又はデバイス間に分散させることができることが、当業者には認識されるであろう。本発明は、このような配置のいずれか又はすべてを意図する。
図13に示す例において、メモリ1208は、センサデータ捕捉ルーチン1212、信号処理ルーチン1214、制御出力ルーチン1216、及びオペレーティングシステム1218を含むことができる。例えば、センサデータ捕捉ルーチンセルデータ1212は、図1に示す、ホールセンサ120、122のような1つ又は複数のセンサ、及び1つ又は複数の張力センサ124と相互作用するルーチンを含むことができる。信号処理ルーチン1214は、図1に示すテープドライブシステム100の動作を制御するために、受け取った信号データを処理するルーチンを含むことができる。制御出力ルーチン1216は、図1に示すモータ1制御126及びモータ2制御128に対する制御信号のような制御信号を生成し、出力するルーチンを含むことができる。オペレーティングシステム1218は、全体としてのシステム機能を提供する。
図13に示すように、本発明は、マルチプロセッサ、マルチタスク、マルチプロセス、及び/又はマルチスレッド・コンピューティングを提供する1つ又は複数のシステム上の実装、並びに、シングルプロセッサ、シングルスレッド・コンピューティングのみを提供するシステム上の実装を意図する。マルチプロセッサ・コンピューティングは、1つより多くのプロセッサを用いてコンピューティングを行うことを伴う。マルチタスク・コンピューティングは、1つより多くのオペレーティングシステム・タスクを用いてコンピューティングを行うことを伴う。タスクとは、オペレーティングシステムの概念であり、実行中のプログラムと、オペレーティングシステムによって使用されるブックキーピング情報との組み合わせを意味する。プログラムが実行されるたびに、オペレーティングシステムは、そのための新たなタスクを作り出す。タスクは、プログラムのための封筒(envelope)のようなものであり、プログラムをタスク番号で識別し、他のブックキーピング情報をそれに付加する。Linux、UNIX(登録商標)、OS/2(登録商標)、及びWindows(登録商標)を含む多くのオペレーティングシステムは、同時に多数のタスクを実行することが可能であり、マルチタスク・オペレーティングシステムと呼ばれる。マルチタスクは、オペレーティングシステムが1つより多くの実行可能ファイル(executable)を同時に実行する能力である。各実行可能ファイルは、それ自体のアドレス空間内で実行され、すなわち実行可能ファイルがそのメモリのいずれをも共有することはできないことを意味する。このことは、いかなるプログラムも、システム上で実行されている他のいずれかのプログラムの実行に損害を与えることが不可能なので、有利である。しかしながら、プログラムは、オペレーティングシステムを通じる(又はファイルシステムに格納されたファイルを読むことによる)以外にいかなる情報も交換することができない。マルチプロセス・コンピューティングは、マルチタスク・コンピューティングと同様であり、タスクとプロセスという用語はしばしば互換的に使用されるが、オペレーティングシステムによっては、これら2つの間を区別するものもある。
本発明は、あらゆる可能な技術的詳細レベルの統合における、システム、方法、及び/又はコンピュータプログラム製品とすることができる。コンピュータプログラム製品は、本発明の態様をプロセッサに実行させるためのコンピュータ可読プログラム命令を有する1つ又は複数のコンピュータ可読ストレージ媒体を含むことができる。コンピュータ可読ストレージ媒体は、命令実行デバイスによる使用のために命令を保持及び格納することができる有形デバイスとすることができる。
コンピュータ可読ストレージ媒体は、例えば、電子ストレージデバイス、磁気ストレージデバイス、光ストレージデバイス、電磁気ストレージデバイス、半導体ストレージデバイス、又は上記のものの任意の適切な組合せとすることができるがこれらに限定されない。コンピュータ可読ストレージ媒体のより具体的な例の非網羅的なリストは、ポータブル・コンピュータ・ディスケット、ハードディスク、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、静的ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)、ポータブル・コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、デジタル多目的ディスク(DVD)、メモリスティック、フロッピーディスク、記録された命令を有するパンチカード若しくは溝内に隆起した構造等の機械式コード化デバイス、及び上記のものの任意の適切な組合せを含む。コンピュータ可読ストレージ媒体は、本明細書で用いられる場合、無線波若しくは他の自由に伝搬する電磁波、導波路若しくは他の伝送媒体を通って伝搬する電磁波(例えば光ファイバケーブルを通る光パルス)、又は電線を通って伝送される電気信号のような一時的な信号自体と解釈すべきではない。
本明細書で説明されるコンピュータ可読プログラム命令は、コンピュータ可読ストレージ媒体からそれぞれのコンピューティング/処理デバイスにダウンロードすることも、又は、例えばインターネット、ローカル・エリア・ネットワーク、広域ネットワーク及び/又は無線ネットワークを経由して、外部コンピュータ若しくは外部ストレージデバイスにダウンロードすることもできる。ネットワークは、銅伝送ケーブル、光伝送ファイバ、無線伝送、ルータ、ファイアウォール、スイッチ、ゲートウェイ・コンピュータ及び/又はエッジサーバを含むことができる。各コンピューティング/処理デバイス内のネットワーク・アダプタ・カード又はネットワーク・インタフェースは、ネットワークからコンピュータ可読プログラム命令を受け取り、そのコンピュータ可読プログラム命令をそれぞれのコンピューティング/処理デバイス内のコンピュータ可読ストレージ媒体にストレージのために転送する。
本発明の動作を実行するためのコンピュータ可読プログラム命令は、アセンブラ命令、命令セット・アーキテクチャ(ISA)命令、機械語命令、機械依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、集積回路用の構成データ、又は、Smalltalk、若しくはC++などのオブジェクト指向プログラミング言語及び「C」プログラミング言語若しくは類似のプログラミング言語のような従来の手続き型プログラミング言語を含む1つ若しくは複数のプログラミング言語の任意の組合せで記述されたソースコード若しくはオブジェクトコードのいずれかとすることができる。コンピュータ可読プログラム命令は、完全にユーザのコンピュータ上で実行される場合もあり、一部がユーザのコンピュータ上で独立型ソフトウェア・パッケージとして実行される場合もあり、一部がユーザのコンピュータ上で実行され、一部が遠隔コンピュータ上で実行される場合もあり、又は完全に遠隔コンピュータ若しくはサーバ上で実行される場合もある。後者のシナリオにおいては、遠隔コンピュータは、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)若しくは広域ネットワーク(WAN)を含むいずれかのタイプのネットワークを通じてユーザのコンピュータに接続される場合もあり、又は外部コンピュータへの接続が行われる場合もある(例えば、インターネット・サービス・プロバイダを用いたインターネットを通じて)。幾つかの実施形態において、例えばプログラム可能論理回路、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(FPGA)、又はプログラム可能論理アレイ(PLA)を含む電子回路は、本発明の態様を実施するために、コンピュータ可読プログラム命令の状態情報を利用して電子回路を個別化することにより、コンピュータ可読プログラム命令を実行することができる。
本発明の態様は、本明細書において、本発明の実施形態による方法、装置(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート図及び/又はブロック図を参照して説明される。フローチャート図及び/又はブロック図の各ブロック、並びにフローチャート図及び/又はブロック図のブロックの組合せは、コンピュータ可読プログラム命令によって実装することができることが理解されるであろう。
これらのコンピュータ可読プログラム命令を、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサに与えてマシンを製造し、それにより、コンピュータ又は他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサによって実行される命令が、フローチャート及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロック内で指定された機能/動作を実装するための手段を作り出すようにすることができる。これらのコンピュータプログラム命令を、コンピュータ、プログラム可能データ処理装置、及び/又は他のデバイスを特定の方式で機能させるように指示することができるコンピュータ可読ストレージ媒体内に格納し、それにより、その中に格納された命令を有するコンピュータ可読媒体が、フローチャート及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて指定された機能/動作の態様を実装する命令を含む製品を含むようにすることもできる。
コンピュータ可読プログラム命令を、コンピュータ、他のプログラム可能データ処理装置又は他のデバイス上にロードして、一連の動作ステップをコンピュータ、他のプログラム可能データ処理装置又は他のデバイス上で行わせてコンピュータ実装のプロセスを生成し、それにより、コンピュータ、他のプログラム可能装置又は他のデバイス上で実行される命令が、フローチャート及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて指定された機能/動作を実装するようにすることもできる。
図面内のフローチャート及びブロック図は、本開示の種々の実施形態による、システム、方法、及びコンピュータプログラム製品の可能な実装の、アーキテクチャ、機能及び動作を示す。この点に関して、フローチャート又はブロック図内の各ブロックは、指定された論理機能を実装するための1つ又は複数の実行可能命令を含む、モジュール、セグメント、又は命令の一部を表すことができる。幾つかの代替的な実装において、ブロック内に記された機能は、図中に記された順序とは異なる順序で行われることがある。例えば、連続して示された2つのブロックは、関与する機能に応じて、実際には実質的に同時に実行されることもあり、又はこれらのブロックはときとして逆順で実行されることもある。ブロック図及び/又はフローチャート図の各ブロック、及びブロック図及び/又はフローチャート図中のブロックの組合せは、指定された機能又は動作を実行する専用ハードウェア・ベースのシステムによって実装することもでき、又は専用ハードウェアとコンピュータ命令との組合せを実行することもできることにも留意されたい。
本発明の特定の実施形態を説明してきたが、説明した実施形態と均等な他の実施形態が存在することが当業者には理解されるであろう。したがって、本発明は特定の例証した実施形態に限定されるべきものではなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定されるべきものであることを理解されたい。
100:システム
102:ファイルリール、アウトボードリール、又はリール1
104:マシンリール、インボードリール、又はリール2
106A-D:ローラ
108:テープヘッド
109:信号
130:読出し/書込み要素
132:アクチュエータ
200A:テープ輸送制御システム
202:テープ輸送システム
204:リール1に対する制御信号
206:リール2に対する制御信号
208:リール1の速度についての出力
210:リール2の速度についての出力
212:一次テープ速度についての出力
214:テープ張力
216、218:P型コントローラ

Claims (10)

  1. テープドライブシステムにおいて第1のリールモータを有する第1のテープリールから第2のリールモータを有する第2のテープリールへのテープ輸送を制御するための閉ループ制御システムであって、
    テープ速度、前記第1のテープリール又は前記第2のテープリールのいずれかの少なくとも一方の半径、及びテープ張力を表す1つ又は複数の信号を出力するように適合された回路と、
    前記テープ速度、前記第1のテープリール又は前記第2のテープリールのいずれかの少なくとも一方の半径、及び前記テープ張力を表す前記1つ又は複数の信号を受け取るように適合された制御回路であって、受け取った信号に基づいて、前記第1のリールモータ又は前記第2のリールモータの少なくとも一方を制御する少なくとも1つの制御信号を生成し、経時変化するリール回転周波数に対応する最低でも1つの周波数における張力擾乱を、前記テープ速度と、前記第1のテープリール又は前記第2のテープリールのいずれかの少なくとも一方の半径と、に依存するコントローラパラメータに基づいて、低減させるようになっている、制御回路と、
    を含 み、
    前記制御回路は、2つの二次多項式の比によって定められる伝達関数を有するピークフィルタに基づいて張力擾乱を低減するようにさらに構成される、
    システム。
  2. 前記テープ張力を表す信号を出力するように適合された前記回路は、
    テープヘッド上に配置されるとともにテープ上の隣接するサーボバンドから読み出した信号を出力するように構成された2つのサーボリーダから、信号を受け取るように適合された2つのサーボチャネルと、
    前記2つのサーボリーダから出力された前記信号に基づいて、前記2つのサーボチャネルの各々について横方向位置推定値を決定するように適合された回路と、
    前記2つのサーボチャネルからの前記横方向位置推定値間の差に基づいて前記テープ張力を決定するように適合された回路と、
    を含む、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記テープ張力は、前記2つのサーボチャネルからの前記横方向位置推定値間の差に基づいて決定され、前記システムは、
    Figure 0007116378000016
    を含み、ここでych1及びych0は、隣接する前記2つのサーボチャネルからの前記横方向位置推定値であり、εはテープ厚さであり、Eはテープ媒体のヤング率であり、νは前記テープ媒体のポアソン比である、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記ピークフィルタの分子の中心周波数及び減衰比は、いくつかの等間隔のテープ長手方向位置における制御システム式のHノルム最小化に基づくものであり、前記ピークフィルタの分母は、選択された経時変化する中心周波数及び一定の減衰比に基づくものである、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記制御回路は、テープ輸送システムの伝達関数、前記テープ速度の誤差、前記テープ張力の誤差、及び出力された前記制御信号に基づく制御システム式のHノルムの最小化に基づく伝達関数を有するピークフィルタに基づいて、張力擾乱を低減するようにさらに構成される、請求項1に記載のシステム。
  6. 第1のリールモータを有する第1のテープリールと、第2のリールモータを有する第2のテープリールと、テープヘッドと、
    テープ速度、前記第1のテープリール又は前記第2のテープリールのいずれかの少なくとも一方の半径、及びテープ張力を表す1つ又は複数の信号を出力するように適合された回路と、
    前記テープ速度、前記第1のテープリール又は前記第2のテープリールのいずれかの少なくとも一方の半径、及び前記テープ張力を表す前記1つ又は複数の信号を受け取るように適合された制御回路であって、受け取った信号に基づいて、前記第1のリールモータ又は前記第2のリールモータの少なくとも一方を制御する少なくとも1つの制御信号を生成し、経時変化するリール回転周波数に対応する最低でも1つの周波数における張力擾乱を、前記テープ速度と、前記第1のテープリール又は前記第2のテープリールのいずれかの少なくとも一方の半径と、に依存するコントローラパラメータに基づいて、低減させるようになっている、制御回路と、
    を含 み、
    前記制御回路は、2つの二次多項式の比によって定められる伝達関数を有するピークフィルタに基づいて張力擾乱を低減するようにさらに構成される、
    テープ輸送システム。
  7. 前記テープ張力を表す信号を出力するように適合された前記回路は、
    テープヘッド上に配置されるとともにテープ上の隣接するサーボバンドから読み出した信号を出力するように構成された2つのサーボリーダから、信号を受け取るように適合された2つのサーボチャネルと、
    前記2つのサーボリーダから出力された前記信号に基づいて、前記2つのサーボチャネルの各々について横方向位置推定値を決定するように適合された回路と、
    前記2つのサーボチャネルからの前記横方向位置推定値間の差に基づいて前記テープ張力を決定するように適合された回路と、
    を含む、請求項6に記載のシステム。
  8. テープ輸送システムのための方法であって、
    テープ速度、第1のテープリール又は第2のテープリールのいずれかの少なくとも一方の半径、及びテープ張力を表す1つ又は複数の信号を生成することと、
    前記テープ速度、前記第1のテープリール又は前記第2のテープリールのいずれかの少なくとも一方の半径、及び前記テープ張力を表す1つ又は複数の信号を受け取ることと、
    受け取った信号に基づいて、前記第1のテープリールが有する第1のリールモータ又は前記第2のテープリールが有する第2のリールモータの少なくとも一方を制御する少なくとも1つの制御信号を生成することであって、経時変化するリール回転周波数に対応する最低でも1つの周波数における張力擾乱を、前記テープ速度と、前記第1のテープリール又は前記第2のテープリールのいずれかの少なくとも一方の半径と、に依存するコントローラパラメータに基づいて、低減させるようになっている、制御信号を生成することと、
    2つの二次多項式の比によって定められる伝達関数を有するピークフィルタに基づいて張力擾乱を低減することと、
    を含む、
    方法。
  9. 前記テープ張力を表す信号を生成することは、
    テープヘッド上に配置されるとともにテープ上の隣接するサーボバンドから読み出した信号を出力するように構成された2つのサーボリーダから信号を受け取る2つのサーボチャネルから、信号を受け取ることと、
    受け取った前記信号に基づいて、前記2つのサーボリーダの各々について横方向位置推定値を決定することと、
    前記2つのサーボチャネルからの前記横方向位置推定値間の差に基づいて前記テープ張力を決定することと、を含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記テープ張力は、前記2つのサーボチャネルからの前記横方向位置推定値間の差に基づいて決定され、
    Figure 0007116378000017
    を含み、ここでych1及びych0は、隣接する前記2つのサーボチャネルからの前記横方向位置推定値であり、εはテープ厚さであり、Eはテープ媒体のヤング率であり、νは前記テープ媒体のポアソン比である、請求項9に記載の方法。
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