JP7116273B1 - 組立式容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体を溜めるボウル部が分解及び組み立て可能に構成された容器を提供する。【解決手段】組立式容器1は第1コネクタ部5を有する上部本体部3と上部本体部3の第1コネクタ部5に結合する第2コネクタ部6を有する下部本体部4とを備える。上部本体部3と下部本体部4とは第1コネクタ5部と第2コネクタ部6とを用いて組み立て及び/又は分解可能に構成されている。第1コネクタ部5と第2コネクタ部6とが結合したときに第1コネクタ部5の底面部と第2コネクタ部6の底面部とが互いに対向して配置されるように構成されている。第1コネクタ部5は上部本体部3の外周に形成された凸部11を有する。また、第2コネクタ部6は下部本体部4の内周に形成され第1コネクタ部5の凸部11に嵌合する凹部12を有し第1コネクタ部5の凸部11が第2コネクタ部6の凹部12に結合したときに凸部11と凹部12の間に空隙部が形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、組立式容器に関するものである。
一般にワイングラスなどの飲用の容器は、ガラス製であり、そのため壊れやすく、取り扱いに注意を払う必要がある。また、液体を注ぐためのボール部と容器を支持するためのプレート部とがステムにより結合されて一体に形成されている。
特許文献1(特表2015-500697号公報)には、携帯が容易なワイングラスが開示されている。このワイングラスでは、携帯が容易になるように、ワインを注いで飲むことができる収容部とプレートが接続されたステムとを磁石を用いて着脱可能となっており、また、携帯するときは、ステムを収容部に収納することができる。
特表2015-500697号公報
液体を注ぐためのボール部と容器を支持するためのプレート部と、ボール部とプレート部とを接続するステムとが一体に形成されている。このため、容器を収納するために一定のスペースが必要となっている。また、携帯する場合も取り扱いが容易ではない。また、
特許文献1に開示されているワイングラスでは、ボール部とステムとが着脱可能ととなっており、さらに着脱したステムを収納部(ボール部)に収納可能に構成されていることが記載されている。しかし、このワイングラスでも、収容部のサイズは、一定のボリュームを有するので、ステム部を収納部に収納した状態で収納した場合でも、一定のスペースを確保する必要がある。
求められているのは、ワイングラスのようなガラス容器において、液体を注ぐときは、所定の容積の液体を収容することができると共に、容器を収納又は携帯する場合は、一定以下の大きさとなるように、ボウル部が分解及び組み立て可能に構成された組立式容器を提供することである。
本発明に係る組立式容器は、第1コネクタ部を有する上部本体部と、前記上部本体部の前記第1コネクタ部に結合する第2コネクタ部を有する下部本体部とを備える。前記上部本体部と前記下部本体部とは、前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とを用いて、組み立て及び/又は分解可能に構成されている。また、前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とが結合したときに、前記第1コネクタ部の底面部と前記第2コネクタ部の底面部とが互いに対向して配置されるように構成されている。前記第1コネクタ部は、前記上部本体部の外周に形成された凸部を有し、前記第2コネクタ部は、前記下部本体部の内周に形成され、前記第1コネクタ部の凸部に嵌合する凹部を有する。また、前記第1コネクタ部の前記凸部が第2コネクタ部の凹部に結合したときに、前記凸部と前記凹部の間に空隙部が形成されることを特徴とする。
本発明に係る組立式容器では、第1コネクタ部を有する上部本体 部と、上部本体部の第1コネクタ部に結合する第2コネクタ部を有する下部本体部とを備えており、上部本体部と下部本体部とが、第1コネクタ部と第2コネクタ部とを用いて、組み立て及び/又は分解可能に構成されている。組立式容器にワインなどの液体を注いで、所定の液体を組立式容器内に収容可能とすることができる。さらに、組立式容器を携帯したり、棚等に収納するときは、上部本体部と下部本体部とを切り離すことができるので、スペースをとらずに容易に携帯したり、収納することができる。また、第1コネクタ部の凸部が第2コネクタ部の凹部に結合したときに、凸部と凹部の間に空隙部が形成されるように構成されているので、上部本体部と下部本体部とで構成される容器本体部に液体を注いで、組立式容器を傾けた場合でも、上部本体部と下部本体部との接続部から漏れた液体は、この空隙部に溜めて保持することができるので、組立式容器の外部に漏れだすことを防止することができる。また、組立式容器を直立させた際には、液体は下降し、空隙部の底にまとめて溜めることができ、上部本体部と下部本体部の結合を少し緩めて傾けることで、下部本体部に戻すことができる。
また、本発明に係る組立式容器において、前記凹部は、当該凹部の径方向の深さが下側方向にいくほど大きくなるように、前記第2コネクタ部の内周に螺旋状に形成されており、前記空隙部は、第2コネクタ部の前記凹部の形状に対応して、下側方向にいくほど大きくなることを特徴としてもよい。
本発明に係る組立式容器では、第1コネクタ部の凸部と第2コネクタ部の凹部の間に形成される空隙部が、第2コネクタの下側方向でより大きくなり、この空隙部に液体を溜めることができるので、組立式容器の外部に液体が漏れだすのを、より効果的に防止することができる。
本発明に係る組立式容器において、前記第2コネクタ部の前記底面部が前記第2コネクタ部の前記凹部まで延伸していることを特徴としてもよい。
本発明に係る組立式容器では、第1コネクタ部と第2コネクタ部とが結合したときに、第1コネクタ部の底面部と第2コネクタ部の底面部との間に隙間が生じる可能性があるが、この隙間から液体が漏れた場合であっても、漏れた液体が、第2コネクタ部の底面部を介して空隙部までスムーズに運ばれるよう構成されている。
また、本発明に係る組立式容器において、前記第2コネクタ部の前記底面部は、径方向内側に向かって下方向に傾斜する傾斜面を有することを特徴としてもよい。容器本体部に液体を注いで、組立式容器を傾けた場合でも、第2コネクタ部の底面部の、傾斜した面が障害として機能するので、液体が、空隙部まで到達する手前で、外部に漏れだすことを防止することができる。また、組立式容器を直立させた際には、傾斜面に沿ってスムーズに下部本体部に戻すことができる。
本発明に係る組立式容器において、前記第2コネクタ部の前記底面部に形成された前記傾斜面の水平方向との成す角度が、20度~80度の範囲であることを特徴としてもよい。
本発明に係る組立式容器において、前記第2コネクタ部の前記底面部は、周方向に延伸する段差部を有することを特徴としてもよい。
本発明に係る組立式容器では、第2コネクタ部の底面部に周方向に延伸する段差部を設けているので、
液体を飲むとき、互いに対向した第2コネクタ部の底面と第1コネクタ部の底面の間に僅かに存在する隙間に、液体が侵入した場合でも、第2コネクタ部の底面部の段差部が壁となって、液体が空隙部又は外部に漏れだすことを防ぐことができる。
本発明に係る組立式容器において、前記第2コネクタ部の前記底面部は、径方向に空隙部から第2コネクタ部の前記底面部の端部まで延伸する溝部を有することを特徴としてもよい。第2コネクタ部の底面部に、径方向に空隙部から第2コネクタ部の底面部の端部まで延伸する溝部を設けることで、空隙部に溜まった液体を溝部に沿って下部本体部に自動的に戻すことができる。
本発明に係る組立式容器において、前記上部本体部は、前記下部本体部から切り離して、前記下部本体部に収納可能に構成されており、前記上部本体部を、前記下部本体部に収納するときに、前記第1コネクタ部を上下方向を逆さにした状態で、前記下部本体部の開口部を介して挿入し、前記第1コネクタ部の前記凸部を第2コネクタ部の前記凹部に嵌合して、前記上部本体部を、前記下部本体部に結合するように構成されていることを特徴としてもよい。
本発明に係る組立式容器では、上部本体部は、下部本体部から切り離して、下部本体部に収納可能に構成されており、上部本体部を、下部本体部に収納するときに、第1コネクタ部を上下方向を逆さにした状態で、下部本体部の開口部を介して挿入し、第1コネクタ部の凸部を第2コネクタ部の凹部に嵌合して、上部本体部を、下部本体部に結合するように構成されることで、容器本体部の収納サイズをこれまでよりも小さくすることができる。
本発明に係る組立式容器において、前記下部本体部に着脱可能に設けられた脚部をさらに備え、前記脚部は、前記下部本体部から切り離して、前記下部本体部に収納可能に構成されているように構成されていることを特徴としてもよい。
また、本発明に係る組立式容器において、前記脚部は、前記下部本体部に着脱するためのステム部と、当該ステム部に接続されたプレート部とを有し、前記脚部を前記下部本体部に収納するときに、前記脚部を上下方向を逆さにした状態で、前記下部本体部の開口部を介して挿入し、前記脚部の前記プレート部に設けられた凸部を第2コネクタ部の前記凹部に嵌合して、前記脚部を、前記下部本体部に結合するように構成されていていることを特徴としてもよい。
本発明に係る組立式容器では、脚部を、脚部のプレート部に設けられた凸部を第2コネクタ部の凹部に嵌合固定して収納することができる。脚部を、下部本体部に固定して収納することにより、持ち運びの際に、安定性が増すとともに脚部の破損を防止することができる。また、脚部を下部本体部に収納する際に、プレート部が蓋としての機能を有するので、ゴミなどの異物の混入を防止することができる。
本発明に係る組立式容器において、下部本体部の開口部をカバーするための蓋部を更に備えることができる。また、下部本体部は、底部に、蓋部を着脱可能に収納するための凹部形状を有する蓋受部を有することを特徴としてもよい。組立式容器は、下部本体部の開口部を蓋部でカバーすることができる。また、蓋部を使用しないときは、下部本体部の底部に設けた蓋受部に蓋部を収納することもできる。
本発明に係る組立式容器において、蓋部は、上部本体部とともに、下部本体部に収納可能に構成されており、蓋部は、外周に前記第2コネクタ部の凹部に嵌合するための凸部を有し、蓋部を下部本体部に収納するときに、蓋部を上下方向を逆さにした状態で、下部本体部の開口部を介して挿入し、蓋部に設けられた凸部を第2コネクタ部の凹部に嵌合して、蓋部を、下部本体部に結合するように構成されていることを特徴としてもよい。組立式容器では、下部本体部の開口部をカバーする蓋部の外周に設けられた凸部を、第2コネクタ部の凹部に嵌合して、しっかり蓋部を固定することができる。
本発明に係る組立式容器では、第1コネクタ部を有する上部本体部と、上部本体部の第1コネクタ部に結合する第2コネクタ部を有する下部本体部とを備えており、上部本体部と下部本体部とが、第1コネクタ部と第2コネクタ部とを用いて、組み立て及び/又は分解可能に構成されているので、組立式容器にワインなどの液体を注ぐときは、上部本体部と下部本体部とを結合し、所定の液体を収容可能とすることができる。さらに、組立式容器を携帯したり、棚等に収納するときは、上部本体部と下部本体部とを切り離すことができるので、スペースをとらずに容易に携帯したり、収納することができる。
また、第1コネクタ部の凸部が第2コネクタ部の凹部に結合したときに、凸部と凹部の間に空隙部が形成されるように構成されているので、上部本体部と下部本体部を結合し、液体を注いで、組立式容器を傾けた場合でも、上部本体部と下部本体部との接続部から漏れた液体は、この空隙部に溜めて保持することができるので、組立式容器の外部に漏れだすことを防止することができる。また、空隙部に溜まった液体は、組立式容器を水平に戻したときに、下部本体部の内側に戻るように構成されている。
図1は、第1実施形態に係る組立式容器を概略的に説明するための図である。また、容器の斜視図を概略的に示す図である。 図2は、第1実施形態に係る組立式容器を組み立てたときの、組立式容器の断面図を概略的に示す図である。 図3は、図2のA部の拡大概略図である。 図4は、第1実施形態に係る組立式容器の下部本体部を概略的に示す上面図である。 図5は、第1実施形態に係る組立式容器を分解し、下部本体部に上部本体部を収納した状態を概略的に説明するための図である。 図6は、第1実施形態に係る組立式容器を分解し、下部本体部に上部本体部と脚部を収納した状態を概略的に説明するための図である。 図7は、第1実施形態に係る組立式容器を2段に積層して収納する状態を説明するために図である。 図8は、第1実施形態に係る組立式容器の上面図を概略的に示す図である。 図9は、第2実施形態に係る組立式容器の斜視図を概略的に示す図である。 図10は、第2実施形態に係る組立式容器の断面図を概略的に示す図である。 図11は、図10のB部の拡大概略図である。 図12は、第2実施形態に係る組立式容器の下部本体部を概略的に示す上面図である。 図13は、第2実施形態に係る組立式容器を分解し、下部本体部に上部本体部を収納した状態を概略的に説明するための図である。 図14は、第2実施形態に係る組立式容器を分解し、下部本体部に上部本体部を収納し、さらに蓋部に脚部を結合して下部本体部に収納した状態を概略的に説明するための図である。 図15は、第2実施形態に係る組立式容器を分解して使用する場合の一例を説明するための図である。図15(a)は、下部本体部と柄部を結合して使用する場合の一例を示している。図15(b)は、蓋部に上部本体部を挿入して使用する場合の一例を示している。
以下、図面と共に本発明に係る組立式容器の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、説明中、「上」、「下」等の方向を示す語は、図面に示された状態に基づいた便宜的な語である。
(第1の実施形態)
本実施形態に係る容器は、自由に組み立て、分解、及び収納が可能な容器である。
まず、組み立てた状態の組立式容器1について、以下に詳しく説明する。
(組み立てた状態の容器)
図1は、第1の実施形態に係る組立式容器1を概略的に説明するための図である。図1に、組立式容器1の斜視図を示す。また、図2に、図1の組立式容器1の断面図を示す。
尚、図2には、組立式容器1の中心軸Ax1が示されている。
図1において、組立式容器1は、中心軸Ax1の延伸方向に順に配置された、容器本体部2と、脚部30を備えることができる。
また、図2に示すように、容器本体部2は、第1コネクタ部5を有する上部本体部3と、上部本体部3の第1コネクタ部5に結合する第2コネクタ部6を有する下部本体部4を備えることができる。
容器本体部2が有する、上部本体部3と下部本体部4とは、第1コネクタ部5と第2コネクタ部6を用いて、組み立て及び分解可能に構成されている。
上部本体部3の第1コネクタ部5と、下部本体部4の第2コネクタ部6は、例えばパッキン等のクッション材を使うことなく、直接に結合するよう設けられている。
組立式容器1の上部本体部3は、略円形状の第1開口部7を有する。組立式容器1に水、酒、ワイン等の液体14を注ぐときは、上部本体部3と下部本体部4とで容器本体部2を構成して、第1開口部7から所定の液体を収容可能とすることができる。
上部本体部3は、下部本体部4と結合する側に、略円形状の第2開口部8を有する。本実施形態において、上部本体部3は、例えば第2開口部8が第1開口部7より大きい径を有する略円錐台の形状を有することができる。しかし、上部本体部3の形状は、これに限らず、例えば、略円筒形状を有することもできる。
下部本体部4は、第2コネクタ部6を上部本体部3の第1コネクタ部5に連結して、上部本体部3と組み立て、分解、収納可能に設けられている。また、下部本体部4は、上部本体部3と連結する側に、略円形状の第3開口部9を有することができる。
図2に示すように、中心軸Ax1は、略円形状の第1開口部7、第2開口部8、及び第3開口部9のほぼ中心部を通っている。図2の上から、第1開口部7、第3開口部9、第2開口部8の順に配置されている。
組立式容器1を構成する上部本体部3、下部本体部4、及び脚部30は、例えば、ガラス、プラスチックなど樹脂、陶器など石材、アルミニウム、銅、ステンレス等の金属、又は杉等の木材から成ることができる。本実施形態では、上部本体部3、下部本体部4、及び脚部30の材料は、ガラスから成る。
つぎに、上部本体部3について、図2を用いて説明する。図2に示すように、上部本体部3は、筒部10と、第1コネクタ部5を有することができる。筒部10の一端側には、第1開口部7が設けられている。
一方、筒部10の他端側には、第1コネクタ部5が設けられている。第1コネクタ部5は凸部として、下部本体部4の第2コネクタ部6と嵌合し、上部本体部3を下部本体部4に取り付けることができる。このとき、第1コネクタ部5の第2開口部8は下部本体部4側に対向し、少なくとも一部当接するように設けられている。
また、第1コネクタ部5は、上部本体部3の外周に形成された凸部である、第1結合凸部11を有することができる。また、第2コネクタ部6には、第1結合凸部11に嵌合する結合凹部12が設けられている。
第1結合凸部11は、第1コネクタ部5の外周の全周に沿って、螺旋状略2段に形成されている。第1結合凸部11は、第2コネクタ部6の結合凹部12に嵌合して、所謂雄ネジとして機能することができる。
なお、後で詳述するが、上部本体部3の第1結合凸部11が下部本体部4の結合凹部12を結合したときに、第1結合凸部11と結合凹部12の間に、空隙部25が形成される。
次に、上部本体部3と結合する下部本体部4について説明する。図2に示すように、下部本体部4は、液体収納部13と、上部本体部3の第1コネクタ部5と嵌合するための凹部として、第2コネクタ部6を有することができる。第2コネクタ部6の一端側には、第3開口部9が設けられている。
一方、第2コネクタ部6の他端側には、液体収納部13が設けられている。液体収納部13は、第1開口部7から注がれた水、酒、ワイン等の液体14を、液体収納部13の底部に溜めることができる。
本実施形態において、液体収納部13は椀形状に設けられている。しかし、液体収納部13の形状は椀形状に限らず、例えば、8面体等の多面体、楕円形等の形状を有することができる。
下部本体部4の第2コネクタ部6は、内周に第1コネクタ部5の第1結合凸部11に嵌合するための結合凹部12を有する。結合凹部12は、第1結合凸部11に嵌合できるように、第1結合凸部11の形状に対応して、第2コネクタ部6の内周部の全周に沿って形成されている。
本実施形態では、結合凹部12は、第1コネクタ部5の第1結合凸部11が嵌合できる、所謂雌ネジとして設けられている。
なお、後で詳述するが、組立式容器1において、上部本体部3は、下部本体部4に結合して一体の容器として構成されるが、一方、下部本体部4から分離することもできるように構成されてもいる。また分離された上部本体部3は、下部本体部4に収納可能に構成されている。
組立式容器1を携帯したり、棚等に収納するときは、上部本体部3と下部本体部4とを切り離すことができるので、スペースをとらずに容易に収納することができる。
さらに、下部本体部4に着脱可能に接続固定される脚部30も、下部本体部4から分離することができる。また、下部本体部4に上部本体部3を収納した状態で、脚部30も、下部本体部4に収納可能に構成されている
このとき下部本体部4に、上部本体部3と脚部30を収納するにあたり、下部本体部4側の結合固定には結合凹部12を利用することができる。結合凹部12を利用して上部本体部3と脚部30を収納するために、本実施形態では、結合凹部12の溝の長さ(段)は、第1結合凸部11が結合する長さよりも、長く設けられている。
つぎに、図3を参照しながら、第1コネクタ部5と第2コネクタ部6の構造について、詳細に説明する。図3は、図2のA部を概略的に拡大した図を示したものである。なお、図3には、中心軸Ax1と、中心軸Ax1に直交する水平軸Ax2が示されている。
まず、第1コネクタ部5について説明する。図3に示すように、第1コネクタ部5が、上部本体部3の筒部10の下側に設けられている。第1コネクタ部5は、第1コネクタ底面部15、第1コネクタ上面部16、及び、第1コネクタ外周面部17を有している。当該第1コネクタ外周面部17は、本実施形態において、中心軸Ax1の延伸方向に対して、略平行に設けられている。
本実施形態では、第1コネクタ外周面部17に、螺旋状に連続的に形成されている第1結合凸部11が設けられている。当該第1結合凸部11は、第2コネクタ部6との結合に用いられる凸部である。この第1結合凸部11は、第1コネクタ部5の外周面に2周(2段)に渡って螺旋状に設けられている。しかし、これに限る必要はなく、上部本体部3の第1コネクタ外周面部17と、下部本体部4の第2コネクタ内周面部19を固定できれば、例えば島状に断続的に設けてもよい。
また、第1コネクタ部5の第1コネクタ外周面部17の下辺である、第1コネクタ底面部15は、上部本体部3と下部本体部4を組み立てる際に、第2コネクタ部6の第2コネクタ底面部18の形状に対応し、互いに対向して少なくとも一部当接できるよう構成され、配置されている。
一方、第1コネクタ外周面部17の上辺である、第1コネクタ上面部16は、上部本体部3と下部本体部4をそれぞれ分離し、上部本体部3を下部本体部4に収納するときに、下部本体部4の第2コネクタ底面部18と、互いに対向し、少なくとも一部当接できるように配置されている。
前述した通り、組立式容器1は、上部本体部3を下部本体部4から分離し、分解することができ、さらに、上部本体部3を下部本体部4に収納可能に構成されている。上部本体部3と下部本体部4をそれぞれ分離し、上部本体部3を下部本体部4に収納する際に、第1コネクタ上面部16と第2コネクタ底面部18とが互いに対向する。このとき、第1コネクタ上面部16は、少なくとも一部が第2コネクタ底面部18と当接し、上部本体部3を下部本体部4に安定して収納できるように勘案されている。
続いて、上部本体部3の第1コネクタ部5と、対向しつつ一部当接できる、下部本体部4の第2コネクタ部6について詳しく説明する。
図3に示すように第2コネクタ部6は、第2コネクタ底面部18、及び第2コネクタ内周面部19を有している。
まず、第2コネクタ内周面部19は、第1コネクタ部5と第2コネクタ部6とが連結したときに、第1コネクタ外周面部17と対向することができるよう、第1コネクタ外周面部17の形状に対応して設けられている。
本実施形態において、第2コネクタ内周面部19は、第1コネクタ外周面部17に対応し、中心軸Ax1の延伸方向に対して略平行に設けられている。当該第2コネクタ内周面部19には、第1結合凸部11が結合できるように勘案された、結合凹部12が設けられている。この結合凹部12は、第1結合凸部11の形状に対応し、嵌合できるよう螺旋状に設けられている。
また、第2コネクタ底面部18は、第2コネクタ内周面部19の下側から、液体収容部13まで延伸している。第2コネクタ内周面部19に設けられた結合凹部12は、一端側が第2コネクタ底面部18近傍に位置するよう設けることができる。
図3を参照すると、中心軸Ax1に直交する水平軸Ax2が示されており、第2コネクタ部6の第2コネクタ底面部18は、水平軸Ax2に対して、角度θだけ下方に傾いて設けられている。
この角度θは、第2コネクタ底面部18の全周に渡って設けられた、第2コネクタ底面部18と水平軸Ax2の成す角度の平均であり、例えば、20度~80度の範囲とすることができる。
本実施形態では、第2コネクタ底面部18は略平面状に設けられている。しかし、第2コネクタ底面部18の形状はこれに限らず、例えば、外周から径方向内側に向かって湾曲した形状、あるいは、凹凸を繰り返した波型形状等を設けることもできる。
上部本体部3と下部本体部4を組み立てたとき、第1コネクタ部5と第2コネクタ部6は、第1コネクタ外周面部17と第2コネクタ内周面部19、及び第1コネクタ底面部15と第2コネクタ底面部18において、全周にわたって対向し、少なくとも一部が当接することができるように構成されている。
また、上部本体部3と下部本体部4を組み立てたとき、対向した第1コネクタ外周面部17と第2コネクタ内周面部19の一端側は、組立式容器1の外部に繋がっており、他端側は第1コネクタ底面部15と第2コネクタ底面部18の対向部に繋がっている。さらに、第1コネクタ底面部15と第2コネクタ底面部18の対向部の他端側は、液体収容部13と接続している。
このため、上部本体部3と下部本体部4を組み立てたときには、第1コネクタ部5と第2コネクタ部6の対向部の間に、液体収容部13から組立式容器1の外部までの隙間が形成される。
組立式容器1には、当該隙間から液体14が外部に漏れ出さないよう、当該隙間を利用したいくつかの構造が設けられている。
初めに、図3を用いて、第1コネクタ外周面部17に設けられた第1結合凸部11と、第2コネクタ内周面部19に設けられた結合凹部12の間に形成できる、空隙部25について説明する。
図3に示すように、第1結合凸部11は、結合凹部12に嵌合できる凸形状の突起部として設けられている。本実施形態において、この第1結合凸部11の突起部の形状は、第1結合凸部11の上端から下端まで、ほぼ同じ形状に設けることができる。
また、下部本体部4の第2コネクタ部6は、内周面に第2コネクタ内周面部19が設けられており、さらに第2コネクタ内周面部19には、第1コネクタ部5の第1結合凸部11に嵌合できるよう対応した、結合凹部12が設けられている。
上部本体部3と下部本体部4を組み立て、第1コネクタ部4の第1結合凸部11が第2コネクタ部6の結合凹部12に結合したときに、第1結合凸部11と結合凹部12の間には空隙部25が形成される。
第1コネクタ部5と第2コネクタ部6とが結合したとき、対向して配置される第1コネクタ部5の第1コネクタ底面部15と、第2コネクタ部6の第2コネクタ底面部18、及び第1コネクタ外周面部17と第2コネクタ内周面部19は、全面に渡って当接するように形成することは困難であり、僅かではあるが隙間が形成されている。
組立式容器1で液体14を飲む際には、組立式容器1は傾けられ、液体14は第1コネクタ底面部15と第2コネクタ底面部18の隙間を介して、第1コネクタ外周面部17と第2コネクタ内周面部19に到達し、さらに外部に漏出するおそれがある。
しかし、第1結合凸部11と結合凹部12との間を螺結することにより、空隙部25が形成され、液体14が第1コネクタ底面部15と第2コネクタ底面部18の僅かな隙間を介して、第1コネクタ外周面部17と第2コネクタ内周面部19の対向部に到達したとしても、互いに対向する第1結合凸部11と結合凹部12との嵌合部である空隙部25は、進行する液体14の流れを遮り、また保持することができるので、液体14が第1コネクタ外周面部17と第2コネクタ内周面部19の間から組み立て式容器1の外部に漏れ出すことを防止することができる。
また、組立式容器1を直立させることで、空隙部25に留まった液体14は、螺旋状に設けられた空隙部25に従って下降し、空隙部25の底部に溜めておくことができる。
空隙部25の底部に溜まった液体14は、組立式容器1の容器本体部2と上部本体部3の結合を少し緩めて傾けることで、液体収容部13に戻すこともできる。
続いて、空隙部25の形状を形成する、結合凹部12の形状について詳細に説明する。結合凹部12は、第2コネクタ内周面部19の第3開口部9近傍である上端から、第2コネクタ内周面部19の液体収納部13近傍である下端に向かうに従い、径方向の深さ、及び上下の幅が次第に大きくなるような凹部の形状を有することができる。
結合凹部12の上下の幅wは、結合凹部12の上側から下側方向に向かうに従って、w1から、w1より大きい値を有するw2に変化する。
一方、結合凹部12の径方向の深さdは、結合凹部12の上側から下側方向に向かうに従って、d1から、d1より大きい値を有するd2に変化する。
結合凹部12の幅wと深さdの値は、結合凹部12の上側から下側方向に向かうに従って、次第に変化するよう構成されている。しかし、結合凹部12のwとdの値を徐々に変化させる必要はなく、段階的に変化できるよう設けてもよい。
結合凹部12幅wと深さdの値は、結合凹部12の上側から下側方向に向かうに従って、次第に変化するよう構成されているので、空隙部25の大きさも、結合凹部12の上側から下側方向に向かうに従って、次第に大きくなるように構成されている。
空隙部25が、第2コネクタ部6の下側でより大きくなることにより、第1コネクタ部5と第2コネクタ部6の間に侵入した液体14を、空隙部25の底部により多く溜めることができる。
なお、本実施形態において、第1結合凸部11の底面と結合凹部12の底面とは、当接するように設計されているので、空隙部25は、第1結合凸部11の上方側に形成されている。
つぎに、互いに対向して配置される第1コネクタ底面部15と第2コネクタ底面部18について説明する。
図3を参照すると、第2コネクタ部6の第2コネクタ底面部18は、径方向内側に向かって、下方向に、水平軸Ax2に対して角度θだけ傾斜する傾斜面20を有することができる。
また、この第2コネクタ底面部18に対応し、少なくとも一部当接できるよう設けられた第1コネクタ底面部15は、上部本体部3と下部本体部4を組み立てたとき、第2コネクタ底面部18と互いに対向するように配置されている。
本実施形態において、第1コネクタ底面部15と第2コネクタ底面部18は、水平軸Ax2に対して角度θだけ下方に傾いて、互いに対向して配置されている。
第2コネクタ底面部18が、水平軸Ax2に対して角度θだけ下方に傾いた傾斜面20を有することにより、液体14を飲むとき、第1コネクタ底面部15と第2コネクタ底面部18の間に僅かに存在する隙間に、液体14が侵入した場合でも、第2コネクタ底面部18の傾斜面20が液体14の進行方向に対して抵抗できる、登りの傾斜となって、液体14が空隙部25に入り込むことを効果的に防止できる。
また、組み立てた組立式容器1の空隙部25に、液体14が溜まっている場合、組立式容器1をまっすぐ立てることで、液体14は傾斜面20の下りの傾斜に従いつつ、傾斜面20に沿って流れ、液体収納部13に戻ることができる。
続いて、図3を参照すると、第2コネクタ底面部18の傾斜面20に第2コネクタ底面段差部22が形成されている。以下、第2コネクタ底面段差部22について、詳しく説明する。
まず、本実施形態において、第2コネクタ底面段差部22は、第2コネクタ底面部18の傾斜面20上に設けられている。第2コネクタ底面段差部22は、第2コネクタ部6の周方向に延伸する、凹状の段差として設けられており、第2コネクタ底面段差部22の段差の大きさは、例えば、約1mm~10mmの間とすることができる。
また、本実施形態では、第2コネクタ底面段差部22は第2コネクタ底面部18の全周にわたって、設けられている。しかし、第2コネクタ底面段差部22を、第2コネクタ底面部18の必ずしも全周にわたって設ける必要はなく、周方向の一部に設けることもできる。
さらに、第1コネクタ底面部15にも、第2コネクタ底面部18の傾斜面20に設けられた第2コネクタ底面段差部22に対応した、第1コネクタ底面段差部21が設けられている。第1コネクタ底面段差部21も、第2コネクタ底面段差部22に対向し、少なくとも一部が当接可能に設けられている。
上部本体部3と下部本体部4を組み立てるとき、第2コネクタ底面部18の第2コネクタ底面段差部22と、第1コネクタ底面部15の第1コネクタ底面段差部21が互いに対向することで、第1コネクタ底面段差部21と第2コネクタ底面段差部22の対向部に、壁部23を形成することができる。
本実施形態において、第2コネクタ底面部18の第2コネクタ底面段差部22は、1段設けられている。また、第1コネクタ底面部15の第1コネクタ底面段差部21も、第2コネクタ底面段差部22に対応し、互いに対向して1段の壁部23を形成している。
なお、壁部23は必ずしも1段である必要はなく、第2コネクタ底面段差部22を、径方向に複数設けることで、複数の壁部23を有することもできる。
第2コネクタ底面段差部22が第2コネクタ底面部18に設けられることで、組立式容器1で液体14を飲むとき、第1コネクタ底面部15と第2コネクタ底面部18の間に僅かに存在する隙間に、液体14が侵入した場合でも、第2コネクタ底面段差部22が液体14の進行方向に対して、傾斜面20よりも更に急な登りの傾斜となり、液体14が空隙部25に侵入することを効果的に防止できる。
また、壁部23が第2コネクタ底面段差部22と、第1コネクタ底面段差部21の対向部に形成されることで、液体14の進行方向に対し壁となり、液体14の流出を防ぐことができる。
さらに、第2コネクタ底面段差部22は、下方向への凹状の段差として設けられているため、空隙部25に溜まった液体14が、液体収納部13方向に移動する際の、液体14の流れを壁部23は妨害しないよう、構成されている。
続いて、図4を用いて、第2コネクタ部6の第2コネクタ底面部18に設けられた、第2コネクタ溝部24について詳細に説明する。第2コネクタ溝部24は、第2コネクタ底面部18に設けられた溝状の凹部である。
第2コネクタ溝部24は、結合凹部12の下端から径方向に第2コネクタ底面部18の端部まで延伸して設けられている。
第2コネクタ溝部24を設けることで、上部本体部3と下部本体部4を組み立て液体14を飲むとき、例えば、液体14が空隙部25まで侵入したとしても、組立式容器1を垂直に立てることで、液体14は第2コネクタ溝部24を介し、第2コネクタ底面部18の傾斜面20の角度に従って下降し、自動的に液体収納部13に戻ることができる。
(分解収納した状態の容器)
組立式容器1の上部本体部3は、下部本体部4に結合して一体の容器として構成されるが、一方、下部本体部4から分離することもできるように構成されている。また、下部本体部4に着脱可能に接続固定される脚部30も、下部本体部4から分離することができる。
さらに、分離された上部本体部3は、下部本体部4に収納可能に構成されている。また、下部本体部4に上部本体部3を収納した状態で、脚部30も、下部本体部4に収納可能に構成されている。以下、組立式容器1の上部本体部3、下部本体部4、及び脚部30を分解して、上部本体部3、及び脚部30を下部本体部4に収納した状態について説明する。
図5は、上部本体部3を下部本体部4に収納固定した状態を説明するための図である。また、図5において、脚部30は分解された状態を示している。
図5に示すように、上部本体部3の第1コネクタ部5の上下方向を逆さにした状態で、第1コネクタ部5を第1開口部7を先頭に、下部本体部4の第3開口部9を介して挿入した際、第1コネクタ部5の第1コネクタ上面部16と、上部本体部3の第2コネクタ底面部18は互いに一部当接し、上部本体部3を下部本体部4に固定して収納することができる。
図5を参照すると、下部本体部4には、脚部30を着脱可能にするために、液体収納部13の外周下部に、凹部形状を有する脚受部31が設けられている。本実施形態では、脚部30の一端側であるステム部32の先端に、雄ネジ部である第1連接部33を設け、脚受部31に、第1連接部33が嵌合できる雌ネジ部を設け、脚部30が脚受部31に結合固定できるように構成されている。
続いて、脚部30について、詳細に説明する。図5に示すように脚部30は、液体収容部13の脚受部31に着脱可能に取り付けられるステム部32と、組立式容器1を支えるためのプレート部34を有することができる。
脚部30は、上部本体部3と同様に、第2コネクタ部6に嵌合して、下部本体部4に収納可能に構成されており、脚部30のプレート部34の外径の大きさは、下部本体部4の第3開口部9に収納できるよう設計されている。
さらに、プレート部34の外周部は、第2コネクタ部6の結合凹部12に嵌合できるよう設けられた、第2螺結凸部35を有することができる。
続いて、図6に、下部本体部4に上部本体部3、及び脚部30を収納した図を示す。上部本体部3を下部本体部4に収納した状態で、脚部30を上下方向を逆さにし、ステム部32側から、下部本体部4の第3開口部9に挿入することで、脚部30を下部本体部4に収納することができる。
このとき、上部本体部3は下部本体部4に、第1結合凸部11を結合凹部12に螺結することで、固定して収納されている。先述したように、結合凹部12の溝の長さ(段)は、第1結合凸部11が結合する長さよりも、長く設けられているため、第2コネクタ部6の結合凹部12は、第1結合凸部11を螺結した状態で、さらに脚部30の第2結合凸部35を螺結することが可能であり、脚部30を下部本体部4に固定することができる。
つぎに、図7に、複数の組立式容器1を多段に積み上げて連結した状態を示し、詳細に説明する。組立式容器1は下部本体部4に上部本体部3と脚部30を収納した状態で、同じく収納した状態の複数の組立式容器1を、多段に積み上げて連結することができる。
まず、図7に示すように、脚部30のプレート部34の底部裏面には、第2連接部36が設けられている。第2連接部36は、脚受部31と嵌合することができるよう、ステム部32の先端側に設けられた第1連接部33と同様の形状に設けられている。
収納された組立式容器1は、下部本体部4の脚受部31を、他の収納された組立式容器1の脚部30に設けられた第2連接部36に接続することで、2つの容器を互いに固定でき、これを繰り返すことで、複数の容器を多段に接続して収納することができる。
なお、第2連接部36近傍には、プレート底面部37が設けられている。プレート底面部37は、組立式容器1を多段に積み上げて収納した際に、互いに対向する面として、少なくとも面の一部が当接するように設けられている。組立式容器1は、プレート底面部37を有することで、収納された組立式容器1を上下に重ね結合したときの安定性を増すことができる。
次に、図8を用いて、組立式容器1に施すことのできる、補強について説明する。図7のように組立式容器1を多段に積み重ねた際には、重ねたの組立式容器1の重さを、下部の組立式容器1が引き受けることとなる。特に、下部本体部4と脚部30に重さを支える。
図8は、上部本体部3と下部本体部4と脚部30を組み立てた状態の、組立式容器1を上面図である。
図8に示すように、液体収納部13は内周面に、上部本体部3を支持するためのストッパー38を設けることができる。ストッパー38は、組立式容器1を収納した状態で、上部本体部3の筒部10の先端部が、少なくとも一箇所以上当接できるように設けられている。
本実施形態においては、ストッパー38を液体収納部13に2箇所配置されている。しかし、ストッパー38は2つに限定する必要はなく、たとえば、液体収納部13の筒部10と対向する面の近傍の全周にわたって設けることもできる。
組立式容器1がストッパー38を有することで、下部本体部4と脚部30ににかかる重さを上部本体部3に分散することができる。
また、組立式容器1は、組み立て収納の際に螺結を用いることから、各部材にひねり、回転する力が発生する。
図8に示すように、組立式容器1にはひねり補強部39を設けることができる。本実施形態においては、ひねり補強部39は、上部本体部3の外側に二箇所設けられている。
しかし、ひねり補強部39は上部本体部3の外周面だけではなく、例えば、下部本体部4の内周面やと脚部30にも設けることができる。
また、ひねり補強部39を上部本体部3の内部以外に設ける場合は、例えば、第1開口部7から例えば2~3cm下方に降った部分を除いて設けることが望ましい。これはひねり補強部39の位置を下げることで、上部本体部3の外側においては唇への抵触を抑えるためであり、内側においては液体14の流れを整えるためである。
組立式容器1にひねり補強部39を設けることで、上部本体部3と下部本体部4を分解、組み立てする際にかかる力を、分散することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る組立式容器101について説明する。組立式容器101も、第1実施形態で説明した組立式容器1と同様に、自由に組み立て、分解、及び収納が可能な容器である。まず、組み立てた状態の組立式容器101について、以下に詳しく説明する。
(組み立てた状態の容器)
図9は、第1の実施形態に係る組立式容器101を概略的に説明するための図であり、組立式容器101の斜視図が示されている。また、図10は、組立式容器101の概略的な断面図組であり、立式容器101の中心軸Ax1が示されている。
図9において、組立式容器101は、容器本体部102と、柄部150を備えることができる。
つぎに、図10を参照すると、組立式容器101は、中心軸Ax1の延伸方向に順に配置された上部本体部3、下部本体部104、蓋部140 、及び柄部150を 有する。下部本体部104は、上部本体部3の第1コネクタ部5と結合する第2コネクタ部6を有する。
本実施形態では、組立式容器101は、下部本体部104、蓋部140 、及び柄部150を有する以外は、第1実施形態の組立式容器1と同様であるので、以下の説明では、一部省略する場合がある。
図10に示すように、下部本体部104の底部に、蓋部140は着脱可能に取り付けられている。
また、柄部150 も下部本体部104の側面に着脱可能に設けられている。しかし、下部本体部104と柄部150は分解できるよう設けられているが、必ずしも分解可能に設ける必要はなく、結合した状態で設けることもできる。
まず、組立式容器101の、上部本体部3について、図10を用いて説明する。図10に示すように、上部本体部3は、第1結合凸部11と、第1コネクタ部5を有することができる。筒部10の一端側には、第1開口部7が設けられている。
一方、筒部10の他端側には、第1コネクタ部5が設けられている。第1コネクタ部5は凸部として設けられており、下部本体部104の第2コネクタ部6と嵌合し、上部本体部3を下部本体部104に取り付けることができる。
次に、上部本体部3と結合する下部本体部104について説明する。図10に示すように、下部本体部104は、液体収容部13と、上部本体部3の第1コネクタ部5と嵌合するための凹部として、第2コネクタ部6を有することができる。第2コネクタ部6の一端側には、第3開口部9が設けられている。
一方、第2コネクタ部6の他端側には、液体収容部13が設けられている。液体収容部13は、第1開口部6から注がれた水、酒、ワイン等の液体14を、液体収容部13の底部に溜めることができる。
下部本体部104の第2コネクタ部6は、内周に第1コネクタ部5の第1結合凸部11に嵌合するための、結合凹部12を有する。結合凹部12は、第1コネクタ部5の第1結合凸部11が嵌合できるよう設けられている。
なお、組立式容器101において、上部本体部3は、下部本体部104に結合して一体の容器として構成されるが、一方、下部本体部104から分離することもできるように構成されてもいる。
後で詳述するが、分離された上部本体部3は、下部本体部104に収納可能に構成されている。
また、下部本体部104に上部本体部3を収納した状態で、蓋部140も、下部本体部104に収納可能に構成されている。このとき、蓋部140には柄部150を結合した状態で下部本体部104に収納可能に設けられている。
つぎに、図11を参照しながら、第1コネクタ部5と第2コネクタ部6の構造について、詳細に説明する。図11は、図10のB部を概略的に示した拡大図である。なお、図11には、中心軸Ax1と、中心軸Ax1に直交する水平軸Ax2が示されている。
まず、第1コネクタ部5について説明する。図11に示すように、第1コネクタ部5は、第1コネクタ底面部15、第1コネクタ上面部16、及び、第1コネクタ外周面部17を有している。当該第1コネクタ外周面部17は、本実施形態において、中心軸Ax1の延伸方向に対して、略平行に設けられている。
本実施形態では、第1コネクタ外周面部17に、螺旋状に連続的に形成された第1結合凸部11が設けられている。
また、第1コネクタ外周面部17下側の、第1コネクタ底面部15は、上部本体部3と下部本体部104を組み立てる際に、第2コネクタ部6の第2コネクタ底面部18と互いに対向して配置される。
続いて、上部本体部3の第1コネクタ部5と、対向しつつ一部当接する、下部本体部3の第2コネクタ部6について説明する。
まず、第2コネクタ内周面部19は、第1コネクタ部5と第2コネクタ部6とが連結したときに、第1コネクタ外周面部17と対向し、少なくとも一部が当接することができるよう、第1コネクタ外周面部17の形状に対応して設けられている。
本実施形態において、当該第2コネクタ内周面部19には、第1結合凸部11が結合できるように勘案された、結合凹部12が設けられている。
組立式容器101で液体14を飲む際には、組立式容器101は傾けられ、液体14は第1コネクタ底面部15と第2コネクタ底面部18の隙間を介して、第1コネクタ外周面部17と第2コネクタ内周面部19に到達し、さらに外部に漏出するおそれがある。
しかし、第1結合凸部11と結合凹部12との間を螺結することにより、空隙部25が形成され、液体14が第1コネクタ底面部15と第2コネクタ底面部18の僅かな隙間を介して、第1コネクタ外周面部17と第2コネクタ内周面部19の対向部に到達したとしても、互いに対向する第1結合凸部11と結合凹部12との嵌合部である空隙部25は、進行する液体14の流れを遮り、また保持することができるので、液体14が第1コネクタ外周面部17と第2コネクタ内周面部19の間から、組み立て式容器1の外部に漏れ出すことを防止することができる。
また、空隙部25は、第2コネクタ部6の下側で、より大きくなるように設けることができ、第1コネクタ部5と第2コネクタ部6の間に侵入した液体14を、空隙部25の底部により多く溜めることができる。
続いて、図11を参照すると、第2コネクタ部6の第2コネクタ底面部18には、径方向内側に向かって、下方向に、水平軸Ax2に対して角度θだけ傾斜した、傾斜面20が設けられいる。
また、この第2コネクタ底面部18に対応して設けられた、第1コネクタ底面部15は、上部本体部3と下部本体部4を組み立てたとき、第2コネクタ底面部18と互いに対向して配置されている。
第2コネクタ底面部18が、水平軸Ax2に対して角度θだけ下方に傾いた傾斜面20を有することにより、液体14を飲むとき、第1コネクタ底面部15と第2コネクタ底面部18の間に僅かに存在する隙間に、液体14が侵入した場合でも、第2コネクタ底面部18の傾斜面20が液体14の進行方向に対して抵抗できる、登りの傾斜となって、液体14が空隙部25に入り込むことを効果的に防止できる。
続いて、図11を参照すると、第2コネクタ底面部18の傾斜面20に第2コネクタ底面段差部22が形成されている。第2コネクタ底面段差部22は、第2コネクタ部6の周方向に延伸する、凹状の段差として設けられている。
また、第1コネクタ底面部15にも、第2コネクタ底面部18の第2コネクタ底面段差部22に対応した、第1コネクタ底面段差部21が設けられている。
上部本体部3と下部本体部104を組み立てるとき、第1コネクタ底面部15の第1コネクタ底面段差部21と、第2コネクタ底面部18の第2コネクタ底面段差部22が互いに対向することで、第1コネクタ底面段差部21と第2コネクタ底面段差部22の対向部に壁部23を形成することができる。
第2コネクタ底面段差部22が第2コネクタ底面部18に設けられることで、組立式容器1で液体14を飲むとき、第1コネクタ底面部15と第2コネクタ底面部18の間に僅かに存在する隙間に、液体14が侵入した場合でも、第2コネクタ底面段差部22が液体14の進行方向に対して、傾斜面20よりも更に急な登りの傾斜となり、液体14が空隙部25に侵入することを効果的に防止できる。
また、壁部23が、第2コネクタ底面段差部22と第1コネクタ底面段差部21の対向部に形成されることで、液体14の進行方向に対し壁となり、流入を防ぐことができる。
さらに、第2コネクタ底面段差部22は、下方向への凹状の段差として設けられているため、空隙部25に溜まった液体14が、液体収納部13方向に移動する際の、液体14の流れを壁部23は妨害しないよう、勘案されている。
続いて、図12を用いて、第2コネクタ部6の第2コネクタ底面部18に設けられた、第2コネクタ溝部24について説明する。第2コネクタ溝部24は、第2コネクタ底面部18に設けられた溝状の凹部である。
第2コネクタ溝部24は、空隙部25の下端から径方向に第2コネクタ底面部18の端部まで延伸して設けられている。
第2コネクタ溝部24を設けることで、上部本体部3と下部本体部104を組み立て液体14を飲むとき、例えば、液体14が空隙部25まで侵入したとしても、組立式容器101を垂直に立てることで、液体14は第2コネクタ溝部24を介し、第2コネクタ底面部18の傾斜面20の角度に従って下降し、自動的に液体収納部13に戻ることができる。
(分解収納した状態の容器)
組立式容器101の上部本体部3は、下部本体部104に結合して一体の容器として構成されるが、一方、下部本体部104から分離することもできるように構成されている。また、下部本体部104に着脱可能に接続固定される蓋部140、及び柄部150も、下部本体部104から分離することができる。さらに、分離された上部本体部3は、下部本体部104に収納可能に構成されている。
また、下部本体部104に上部本体部3を収納した状態で、蓋部140も、下部本体部104に収納可能に構成されている。
その際、蓋部140は柄部150を結合した状態で下部本体部104に収納することができるように設けられている。
以下に、組立式容器101の上部本体部3、下部本体部104、蓋部140 、及び柄部150 を分解して、上部本体部3、下部本体部104、蓋部140 、及び柄部150 を下部本体部104に収納した状態について詳細に説明する。
図13は、上部本体部3を下部本体部104に収納固定した状態を説明するための図である。また、図13において、蓋部140と柄部150は、分解された状態を示している。
図13に示すように、上部本体部3の第1コネクタ部5を上下方向を逆さにした状態で、下部本体部104の第3開口部9を介して挿入したとき、第1コネクタ部5の第1コネクタ上面部16と、第2コネクタ部6の第2コネクタ底面部18は互いに一部当接し、上部本体部3を下部本体部104に固定して収納することができる。
まず、図13に示されている、蓋部140について説明する。蓋部140は、下部本体部104の第3開口部9をカバーするために設けられている。また、蓋部140は、上部本体部3を下部本体部104に固定して収納したときに、上部本体部3と共に、下部本体部104の第2コネクタ部6に結合し、収納することができるように構成されている。蓋部140の外径の大きさは、下部本体部4の第3開口部9に収納できるよう設計されている。
この蓋部140の側面部には、第2コネクタ部6の結合凹部12に結合できるよう設けられた、第2螺結凸部35をを有することができる。本実施形態において、第2螺結凸部35は蓋部140の側面部に凸部形状として設けられている。
蓋部140を下部本体部104に収納するときには、蓋部140を下部本体部104の開口部9を介して挿入し、蓋部140に設けられた第2螺結凸部35を第2コネクタ部6の結合凹部12に嵌合し、蓋部140を下部本体部104にしっかり蓋部を固定することができる。このように、下部本体部104に、上部本体部3を収納し、さらに蓋部140でカバーすることで、持ち運びの際に容器本体部2の内部を清潔に保つことができる。
なお、蓋部140は、上部本体部3と下部本体部104を組み立てるとき、分離されるよう構成されている。分離された蓋部140は、第2螺結凸部35を用いて、下部本体部104の底部に結合固定できるよう構成されている。
一方、下部本体部104は、底部に蓋部140を収納し固定するための、蓋受部141を有することができる。蓋受部141は、蓋部140と嵌合できるように設けられた凹部である。また、蓋受部141は内周の全周にわたって、蓋部140の第2螺結凸部35と嵌合できるよう設けられた、蓋受凹部142を有することができる。
蓋部140は、上部本体部3と下部本体部104とが組み立てられた状態では、上部本体部3及び下部本体部104から分離されている。このとき、蓋受部141を下部本体部104が有することで、蓋部140を下部本体部4底面の蓋受部141に収納固定することができる。
続いて、図13を用いて、柄部150について説明する。図13に示すように、柄部150は、接続部である柄端部152を用いて、下部本体部104に着脱自在に設けられた、組立式容器101の持ち手部である。一方、下部本体部104は、外側面に柄部150と接続するための接続部である、第1柄受部151を有する。
本実施形態において、下部本体部104の第1柄受部151は凹部として設けられおり、柄部150の柄端部152は、第1柄受部151の凹部と結合するための凸部を有し、それぞれが嵌合し、下部本体部104と柄部150を結合することができるよう構成されている。しかし、第1柄受部151と柄端部152は互いに凹凸形状を用いることなく、例えば、少なくとも一箇所以上結合固定できるよう、設けることもできる。
また、柄部150は柄端部152を用いて、蓋部140にも結合することもできる。
一方、蓋部140は、片面側に、柄部150と結合するための第2柄受部153を設けることができ、第2柄受部153は柄端部152に対応した形状を有する。
蓋部140を柄部150と結合できるよう設けることで、組立式容器101を収納する際には、下部本体部104に上部本体部3を収納固定し、さらに蓋部140に柄部150を結合するした上で、下部本体部104に収納することができる。
続いて、図14は、下部本体部104に上部本体部3、蓋部140、及び柄部150を収納した図である。
図14に示すように、下部本体部104は、第1環状溝部143を有することができる。第1環状溝部143は、下部本体部104に上部本体部3を収納するとき、筒部10に対向し、少なくとも一部当接可能に設けられている。
本実施形態において第1環状溝部143は、下部本体部104の液体収容部13底面の、全周にわたって設けられている。下部本体部104が第1環状溝部143を有することで、上部本体部3を下部本体部104に収納した際の組立式容器101の安定性を増すことができる。
続いて、図14において、蓋部140の片面側に、グリップ部145が示されている。本実施形態において、グリップ部145は、蓋部140に設けられた凹部として設けられており、凹部の中央に凸部が直線状に設けられている。
蓋部140がグリップ部145を有することで、組立式容器101の組み立て、分解、及び収納の際、蓋部140を都度回転させるが、グリップ部145をつまむことで、螺結の際の回転を行いやすくすることができる。
つぎに、図15に組立式容器101を、2つの容器に分解組み立てした図を示す。
図15(a)には、上部本体部3と蓋部140が、図15(b)には下部本体部104と柄部150がそれぞれ示されている。
図15(a)において、蓋部140の片面側に、筒受部144が示されている。筒受部144は蓋部140の全周にわたって設けられている凹部であり、上部本体部3の筒部10が、第1開口部7方向から挿入できるよう構成されてる。
蓋部140が筒受部144を有することで、下部本体部104と柄部150と独立し、上部本体部3と蓋部140によって、簡易な器を設けることができる。
続いて、図15(b)を参照すると、液体収容部13の底部に、第2環状溝部146が示されている。第2環状溝部146は、所謂液体14が入った缶を支えるために設けられた、凹部であり、液体収容部13の底部全周にわたって設けることができる。
下部本体部104が第2環状溝部146を有することで、下部本体部104に液体14が入った缶をそのまま挿入した際に、安定して飲むことができる。
上記で第2実施形態の組立式容器101について説明したが、上記で説明した以外の構成は、第1実施形態と同様であるので、説明を一部省略した。
なお、上記の実施形態では、組立式容器としてワイングラス、及びマグカップについて説明してきたが、これらの容器に限定されず、一般家庭や飲食店内で使用するカップ、テイクアウト用の容器、屋外で携帯する水筒など、内部に液体14を収納する全ての液体14容器を含むことができる。
好適な実施の形態において本発明の原理を図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から逸脱することなく配置および詳細において変更され得ることは、当業者によって認識される。本発明は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定されるものではない。したがって、特許請求の範囲およびその精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請求する。
1、101 組立式容器
2、102 容器本体部
3 上部本体部
4、104 下部本体部
5 第1コネクタ部
6 第2コネクタ部
7 第1開口部
8 第2開口部
9 第3開口部
10 筒部
11 第1結合凸部
12 結合凹部
13 液体収納部
14 液体
15 第1コネクタ底面部
16 第1コネクタ上面部
17 第1コネクタ外周面部
18 第2コネクタ底面部
19 第2コネクタ内周面部
20 傾斜面
21 第1コネクタ底面部段差部
22 第2コネクタ底面部段差部
23 壁部
24 第2コネクタ溝部
25 空隙部
30 脚部
31 脚受け部
32 ステム部
33 第1連接部
34 プレート部
35 第2結合凸部
36 第2連接部
37 プレート底面部
38 ストッパー
39 ひねり補強部
140 蓋部
141 蓋受部
142 蓋受凹部
143 第1環状溝部
144 筒受部
145 グリップ部
146 第2環状溝部
150 柄部
151 第1柄受部
152 柄端部
153 第2柄受部

Claims (16)

  1. 第1コネクタ部を有する上部本体部と、
    前記上部本体部の前記第1コネクタ部に結合する第2コネクタ部を有する下部本体部と、を備え、
    前記上部本体部と前記下部本体部とは、前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とを用いて、組み立て及び/又は分解可能に構成されており、
    前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とが結合したときに、前記第1コネクタ部の底面部と前記第2コネクタ部の底面部とが互いに対向して配置されるように構成されており、
    前記第1コネクタ部は、前記上部本体部の外周に形成された凸部を有し、
    前記第2コネクタ部は、前記下部本体部の内周に形成され、前記第1コネクタ部の凸部に嵌合する凹部を有し、
    前記第1コネクタ部の前記凸部が第2コネクタ部の凹部に結合したときに、前記凸部と前記凹部の間に空隙部が形成され、
    前記凹部は、当該凹部の径方向の深さが下側方向にいくほど大きくなるように、前記第2コネクタ部の内周に螺旋状に形成されており、
    前記空隙部は、第2コネクタ部の前記凹部の形状に対応して、下側方向にいくほど大きくなることを特徴とする組立式容器。
  2. 前記第2コネクタ部の前記底面部が前記第2コネクタ部の前記凹部まで延伸していることを特徴とする請求項1に記載の組立式容器。
  3. 前記第2コネクタ部の前記底面部は、径方向内側に向かって下方向に傾斜する傾斜面を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の組立式容器。
  4. 前記第2コネクタ部の前記底面部に形成された前記傾斜面の水平方向との成す角度が、20度~80度の範囲であることを特徴とする請求項に記載の組立式容器。
  5. 前記第2コネクタ部の前記底面部は、周方向に延伸する段差部を有することを特徴とする請求項1~のいずれか一項に記載の組立式容器。
  6. 前記第2コネクタ部の前記底面部は、径方向に前記空隙部から前記第2コネクタ部の前記底面部の端部まで延伸する溝部を有することを特徴とする請求項1~のいずれか一項に記載の組立式容器。
  7. 前記上部本体部は、前記下部本体部から切り離して、前記下部本体部に収納可能に構成されており、
    前記上部本体部を、前記下部本体部に収納するときに、前記第1コネクタ部を上下方向を逆さにした状態で前記下部本体部の開口部を介して挿入し、前記第1コネクタ部の前記凸部を第2コネクタ部の前記凹部に嵌合して、前記上部本体部を、前記下部本体部に結合するように構成されていることを特徴とする請求項1~のいずれか一項に記載の組立式容器。
  8. 前記下部本体部に着脱可能に設けられた脚部をさらに備え、
    前記脚部は、前記下部本体部から切り離して、前記下部本体部に収納可能に構成されていることを特徴とする請求項1~のいずれか一項に記載の組立式容器。
  9. 前記脚部は、前記下部本体部に着脱するためのステム部と、当該ステム部に接続されたプレート部と、を有し、
    前記脚部を前記下部本体部に収納するときに、前記脚部を上下方向を逆さにした状態で、前記下部本体部の開口部を介して挿入し、前記脚部の前記プレート部に設けられた凸部を第2コネクタ部の前記凹部に嵌合して、前記脚部を、前記下部本体部に結合するように構成されていることを特徴とする請求項に記載の組立式容器。
  10. 前記下部本体部の開口部をカバーするための蓋部を更に備え、
    前記下部本体部は、底部に、前記蓋部を着脱可能に収納するための凹部形状を有する蓋受部を有することを特徴とする請求項1~のいずれか一項に記載の組立式容器。
  11. 前記蓋部は、前記上部本体部とともに、前記下部本体部に収納可能に構成されており、
    前記蓋部は、外周に前記第2コネクタ部の前記凹部に嵌合するための凸部を有し、
    前記蓋部を前記下部本体部に収納するときに、前記蓋部を上下方向を逆さにした状態で、前記下部本体部の開口部を介して挿入し、前記蓋部に設けられた凸部を前記第2コネクタ部の前記凹部に嵌合して、前記蓋部を、前記下部本体部に結合するように構成されていることを特徴とする請求項10に記載の組立式容器。
  12. 第1コネクタ部を有する上部本体部と、
    前記上部本体部の前記第1コネクタ部に結合する第2コネクタ部を有する下部本体部と、を備え、
    前記上部本体部と前記下部本体部とは、前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とを用いて、組み立て及び/又は分解可能に構成されており、
    前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とが結合したときに、前記第1コネクタ部の底面部と前記第2コネクタ部の底面部とが互いに対向して配置されるように構成されており、
    前記第2コネクタ部の前記底面部は、径方向内側に向かって下方向に傾斜する傾斜面を有することを特徴とし、
    前記第1コネクタ部は、前記上部本体部の外周に形成された凸部を有し、
    前記第2コネクタ部は、前記下部本体部の内周に形成され、前記第1コネクタ部の凸部に嵌合する凹部を有し、
    前記第1コネクタ部の前記凸部が第2コネクタ部の凹部に結合したときに、前記凸部と前記凹部の間に空隙部が形成されることを特徴とする組立式容器。
  13. 第1コネクタ部を有する上部本体部と、
    前記上部本体部の前記第1コネクタ部に結合する第2コネクタ部を有する下部本体部と、を備え、
    前記上部本体部と前記下部本体部とは、前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とを用いて、組み立て及び/又は分解可能に構成されており、
    前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とが結合したときに、前記第1コネクタ部の底面部と前記第2コネクタ部の底面部とが互いに対向して配置されるように構成されており、
    前記第2コネクタ部の前記底面部は、径方向に前記空隙部から前記第2コネクタ部の前記底面部の端部まで延伸する溝部を有し、
    前記第1コネクタ部は、前記上部本体部の外周に形成された凸部を有し、
    前記第2コネクタ部は、前記下部本体部の内周に形成され、前記第1コネクタ部の凸部に嵌合する凹部を有し、
    前記第1コネクタ部の前記凸部が第2コネクタ部の凹部に結合したときに、前記凸部と前記凹部の間に空隙部が形成されることを特徴とする組立式容器。
  14. 第1コネクタ部を有する上部本体部と、
    前記上部本体部の前記第1コネクタ部に結合する第2コネクタ部を有する下部本体部と、を備え、
    前記上部本体部と前記下部本体部とは、前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とを用いて、組み立て及び/又は分解可能に構成されており、
    前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とが結合したときに、前記第1コネクタ部の底面部と前記第2コネクタ部の底面部とが互いに対向して配置されるように構成されており、
    前記第1コネクタ部は、前記上部本体部の外周に形成された凸部を有し、
    前記第2コネクタ部は、前記下部本体部の内周に形成され、前記第1コネクタ部の凸部に嵌合する凹部を有し、
    前記第1コネクタ部の前記凸部が第2コネクタ部の凹部に結合したときに、前記凸部と前記凹部の間に空隙部が形成され、
    前記上部本体部は、前記下部本体部から切り離して、前記下部本体部に収納可能に構成されており、
    前記上部本体部を、前記下部本体部に収納するときに、前記第1コネクタ部を上下方向を逆さにした状態で前記下部本体部の開口部を介して挿入し、前記第1コネクタ部の前記凸部を第2コネクタ部の前記凹部に嵌合して、前記上部本体部を、前記下部本体部に結合するように構成されていることを特徴とする組立式容器。
  15. 前記下部本体部に着脱可能に設けられた脚部をさらに備え、
    前記脚部は、前記下部本体部から切り離して、前記下部本体部に収納可能に構成されており、
    前記脚部は、前記下部本体部に着脱するためのステム部と、当該ステム部に接続されたプレート部と、を有し、
    前記脚部を前記下部本体部に収納するときに、前記脚部を上下方向を逆さにした状態で、前記下部本体部の開口部を介して挿入し、前記脚部の前記プレート部に設けられた凸部を第2コネクタ部の前記凹部に嵌合して、前記脚部を、前記下部本体部に結合するように構成されていることを特徴とする請求項14に記載の組立式容器。
  16. 第1コネクタ部を有する上部本体部と、
    前記上部本体部の前記第1コネクタ部に結合する第2コネクタ部を有する下部本体部と、を備え、
    前記上部本体部と前記下部本体部とは、前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とを用いて、組み立て及び/又は分解可能に構成されており、
    前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とが結合したときに、前記第1コネクタ部の底面部と前記第2コネクタ部の底面部とが互いに対向して配置されるように構成されており、
    前記第1コネクタ部は、前記上部本体部の外周に形成された凸部を有し、
    前記第2コネクタ部は、前記下部本体部の内周に形成され、前記第1コネクタ部の凸部に嵌合する凹部を有し、
    前記第1コネクタ部の前記凸部が第2コネクタ部の凹部に結合したときに、前記凸部と前記凹部の間に空隙部が形成され、
    前記下部本体部の開口部をカバーするための蓋部を更に備え、
    前記下部本体部は、底部に、前記蓋部を着脱可能に収納するための凹部形状を有する蓋受部を有することを特徴とする組立式容器。
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