JP7115475B2 - 画像処理装置およびその方法 - Google Patents

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Description

この技術は、画像投影装置と画像処理装置およびその方法と画像投影システムに関し、投影画像に重畳画像が不可視状態に重畳されている投影光を生成と、投影光の投影面の撮像画から重畳画像を可視状態で復元できるようにする。
従来、複数の画像を重畳して投影すると画像を区別することができないことから、複数の画像を時分割で表示することや、表示領域を分割して複数の画像を異なる領域に投影することが行われている。
また、画像の投影では偏光パターンを投影することも行われている。例えば、非特許文献1では、空間光変調器(SLM:Spatial Light Modulator)を用いて光の偏光状態を空間的に制御して偏光パターンの投影を行い、この投影された偏光パターンを画素毎に偏光方向が異なる偏光フィルタが組み込まれた偏光カメラで撮影して三次元計測が行われている。
柴田秀平,小林富美男,茨田大輔,大谷幸利,「偏光パターン投影による同軸三次元形状計測」,2014年度 精密工学会春季大会学術講演会講演論文集,[online]、[平成29年6月1日検索]、インターネット<URL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/pscjspe/2014S/0/2014S_109/_pdf>
ところで、複数の画像を時分割で表示する場合は、複数の画像が示す情報を同時に取得できない。また、表示領域を分割して複数の画像を表示する場合、画像を大きく表示することができない。また、画像コンテンツ等の視聴者に対して不要な画像、例えば調整用画像等を投影する場合もある。さらに、非特許文献1の方式では、異なる偏光方向の画像の輝度値をそのままパターンとして使用するため、投影する光に陰影が生じると正しいパターンを取得することができない。
そこで、この技術では、投影画像に重畳画像が不可視状態に重畳されている投影光を生成する画像投影装置と、投影光の投影面の撮像画から可視状態で重畳画像を復元する画像処理装置、およびその方法と画像投影システムを提供することを目的とする。
この技術の第1の側面は、
投影画像を示す無偏光光に対して、重畳画像に基づく偏光状態の設定を行い投影光を生成する空間光変調部
を備える画像投影装置にある。
この技術においては、投影画像に重畳される重畳画像の画素毎に、画素値に基づいて偏光方向が偏光制御部によって算出される。偏光方向は、180度未満の範囲内で、画素値毎に異なる方向である。空間光変調部では、投影画像を示す無偏光光に対して、重畳画像の画素値に基づいて算出された偏光方向に偏光状態を設定する空間光変調を行い投影光が生成される。また、投影画像を示す画像光が偏光光である場合、偏光解消部を設けて投影画像を示す画像光を無偏光光とする。重畳画像は、投影画像に関連した情報を示す画像であってもよく、投影画像に関連していないパターン画像であってもよい。
この技術の第2の側面は、
投影画像を示す無偏光光を生成することと、
前記無偏光光に対して、重畳画像に基づく偏光状態の設定を行い投影光を生成することを含む画像投影方法にある。
この技術の第3の側面は、
少なくとも3偏光方向以上の偏光画像を用いて、偏光方向を画素単位で算出する偏光法億算出部と、
前記偏光方向算出部で算出された偏光方向を画素値に変換して復元画像を生成する変換処理部と
を備える画像処理装置にある。
この技術において、偏光方向算出部は、少なくとも3偏光方向以上の偏光画像を用いて、偏光方向を画素単位で算出する。偏光画像を取得する撮像部は、被写体光入射面に回転可能に偏光板を設けた構成であってもよく、撮像素子の入射面に少なくとも3方向以上の偏光方向の偏光画素を含む画素配列とする偏光フィルタを設けた構成であってもよい。また、撮像部を少なくとも3以上設けて、各撮像部の被写体光入射面に、互いに偏光方向が異なる偏光板を設けて、少なくとも3偏光方向以上の偏光画像を取得するようにしてもよい。
また、投影面情報生成部をさらに設けて、偏光方向算出部は、投影面を撮像して得られた偏光画像を用いて偏光方向の算出を行い、投影面情報生成部は、変換処理部で生成された復元画像を用いて投影面に関する投影面情報を生成する。例えば、偏光方向算出部は、複数視点で投影面を撮像して得られた偏光画像を用いて、偏光方向の算出を視点毎に行い、変換処理部は復元画像の生成を視点毎に行う。投影面情報生成部は、変換処理部で生成された視点毎の復元画像を用いて投影面情報、例えば投影面までの距離を示すデプス情報を生成する。また、投影面には、無偏光光に対して所定パターン画像に基づく偏光状態の設定を行い生成された投影光を投影する。投影面情報生成部は、所定パターン画像と変換処理部で生成された復元パターン画像を用いて投影面情報を生成する。
この技術の第4の側面は、
少なくとも3偏光方向以上の偏光画像を用いて、偏光方向を画素単位で算出することと、
前記算出された偏光方向を画素値に変換して画像信号を生成すること
を含む画像処理方法にある。
この技術の第5の側面は、
画像投影装置と画像処理装置とを有し、
前記画像投影装置は、
投影画像を示す無偏光光に対して、重畳画像に基づく偏光状態の設定を行い投影光を生成する空間光変調部を備え、
前記画像処理装置は、
前記画像投影装置で生成された前記投影光の投影面を撮像して取得した少なくとも3偏光方向以上の偏光画像を用いて、偏光方向を画素単位で算出する偏光方向算出部と、
前記偏光方向算出部で算出された偏光方向を画素値に変換して前記重畳画像を示す画像信号を生成する変換処理部とを備える画像投影システムにある。
この技術において、画像投影装置の空間光変調部は、投影画像を示す無偏光光に対して、重畳画像に基づく偏光状態の設定を行い投影光を生成する。画像処理装置の偏光方向算出部は、画像投影装置で生成された投影光の投影面を撮像して取得した少なくとも3偏光方向以上の偏光画像を用いて、偏光方向を画素単位で算出する。ここで、投影面を撮像したときに偏光方向の算出が可能な最小単位領域の画素で撮像される撮像領域が、投影面における最小変調領域の領域サイズ以下となるように、画像投影装置は投影光の生成と投射、または画像処理装置は投影面の撮像時における画角設定を行う。変換処理部は、偏光方向算出部で算出された偏光方向を画素値に変換して重畳画像を示す画像信号を生成する。
この技術によれば、画像投影装置では、投影画像を示す無偏光光に対して、重畳画像に基づく偏光状態の設定を空間光変調部で行い投影光を生成する。画像処理装置は、投影光の投影面を撮像して取得された少なくとも3偏光方向以上の偏光画像を用いて、偏光方向を偏光方向算出部において画素単位で算出する。変換処理部は偏光方向算出部で算出された偏光方向を画素値に変換して復元画像を生成する。したがって、投影画像に重畳画像が不可視状態に重畳されている投影光の生成と、投影光の投影面の撮像画から可視状態で重畳画像を復元できるようになる。なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また付加的な効果があってもよい。
画像投影システムの構成を例示した図である。 画像投影装置の構成を例示した図である。 画像投影装置の動作を示すフローチャートである。 画像投影装置の動作例を示す図である。 輝度値Vbに対する偏光方向θの関係を示す図である。 画像処理装置の構成を例示した図である。 撮像部の構成を例示した図である。 偏光方向の算出を説明するための図である。 画像処理装置の動作を示すフローチャートである。 画像処理装置の動作例を示した図である。 偏光方向θに対する輝度値Vbの関係を示す図である。 画像投影システムの第1応用例を示す図である。 画像投影システムの第2応用例を示す図である。 画像投影システムの第3応用例を示す図である。
以下、本技術を実施するための形態について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.画像投影システムの構成
2.画像投影装置の構成と動作
3.画像処理装置の構成と動作
4.画像投影システムの第1応用例
5.画像投影システムの第2応用例
6.画像投影システムの第3応用例
<1.画像投影システムの構成>
図1は、画像投影システムの構成を例示している。画像投影システム10は、画像投影装置20と画像処理装置40を有している。画像投影装置20は、投影画像を示す無偏光光に対して、重畳画像に基づく偏光状態の設定を行い投影光を生成して、投影面(例えばスクリーン等)50に投影する。画像処理装置40は、投影面50を撮像して取得された少なくとも3偏光方向以上の偏光画像を用いて偏光方向を画素単位で算出する。さらに、画像処理装置は、算出された偏光方向を画素値に変換して復元画像を復元する。ここで、画像投影装置20と画像処理装置40における輝度と偏光方向の関係を等しくすることで、画像処理装置40で生成される復元画像は、画像投影装置20で用いた重畳画像と等しくなる。すなわち、画像投影システム10は、投影画像を投影面に表示したとき、肉眼では投影画像のみ可視状態で重畳画像は不可視状態である投影光を生成して投影面に投射して、投影光が投射されている投影面の撮像画から不可視状態で重畳されている重畳画像を可視状態で復元できるようにする。
<2.画像投影装置の構成と動作>
図2は、画像投影装置の構成を例示している。画像投影装置20は、投影画像光生成部21、偏光解消部22、空間光変調部23、重畳画像入力部24、偏光制御部25、投影レンズ26を備えている。
投影画像光生成部21は、投影画像光を生成する。投影画像光生成部21は、光源とレンズ部および画像形成部を有している。光源から出射された光は、レンズ部によって平行光とされて画像形成部を透過することで投影画像光を生成する。画像形成部は、例えば透過型液晶または反射型液晶等を用いて構成されている。画像形成部は、平行光を投影画像が表示されている透過型液晶を透過させて、もしくは平行光を投影画像が表示されている反射型液晶で反射させて、投影画像光を生成する。なお、透過型液晶または反射型液晶を用いて投影画像光を生成した場合、投影画像光は、液晶の影響によって偏光状態が画素で異なる状態になっている。投影画像光生成部21は、生成した投影画像光を、偏光解消部22を介して空間光変調部23へ出射する。
偏光解消部22は、入射された偏光光を無偏光光として出射する。偏光解消部22は、例えば高い複屈折性を持つフィルム等を用いて構成されており、投影画像光生成部21で生成された投影画像光を無偏光状態として、空間光変調部23へ出射する。なお、偏光解消部22は、偏光光を無偏光光とする機能を有する構成であればよく、高い複屈折性を持つフィルム等を用いた構成に限られない。また、投影画像光生成部21で無偏光状態の投影画像光が生成される場合、例えば光源から出射された無偏光の光を、写真フィルム等を透過させて投影画像光が生成される場合、偏光解消部22を設けなくともよい。
空間光変調部23は、投影画像を示す無偏光光に対して、重畳画像に基づく偏光状態の設定を行い投影光を生成する。空間光変調部23は、例えば透過型液晶もしくは反射型液晶を用いて構成されており、後述する偏光制御部25からの偏光制御信号に基づき空間光変調を行う。すなわち、空間光変調部23は、偏光解消部22を介して投影画像光生成部21から供給された無偏光状態である投影画像光の偏光状態を、重畳画像の画素値に応じた偏光方向の直線偏光状態とする。空間光変調部23は、偏光状態が重畳画像に応じて設定された投影光を投影レンズ26へ出射する。
重畳画像入力部24は、投影画像に重畳させる重畳画像の画像信号を受け付けて偏光制御部25へ出力する。重畳画像は、投影画像に関連する情報を示す画像であってもよく、投影画像に関連していないパターン画像であってもよい。
偏光制御部25は、重畳画像入力部24から供給された重畳画像の画素値を180度未満の範囲内で、画素値毎に異なる偏光方向に変換して、変換後の偏光方向に応じて偏光制御信号を生成する。また、偏光制御部25は、生成した偏光制御信号を空間光変調部23へ出力して、上述の空間光変調を空間光変調部23で行わせる。
投影レンズ26は、投影画像を示し、かつ重畳画像に基づいて偏光状態が設定されている投影光を、投影面に焦点を合わせて所望の投影サイズで投射する。
図3は、画像投影装置の動作を示すフローチャートである。ステップST1で画像投影装置は投影画像光を生成する。画像投影装置20は、投影画像を示す無偏光の投影画像光を生成してステップST2に進む。
ステップST2で画像投影装置は偏光制御信号を生成する。画像投影装置20は、重畳画像を受け付けて、重畳画像の各画素の画素値を偏光方向に変換する。さらに、画像投影装置20は、無偏光の投影画像光を変換後の偏光方向の偏光状態とする偏光制御信号を生成してステップST3に進む。
ステップST3で画像投影装置は空間光変調処理を行う。画像投影装置20は、ステップST2で生成された偏光制御信号に基づき、ステップST1で生成した無偏光の投影画像光の空間光変調を行い、重畳画像の画素値に応じた偏光方向の直線偏光状態とする。このように、画像投影装置は、投影画像光に対して空間光変調を行い投影光を生成する。
図4は、画像投影装置の動作例を示している。図4の(a)は投影画像を例示しており、図4の(b)は重畳画像を例示している。なお、投影画像と重畳画像は、動画と静止画のいずれであってもよい。
画像投影装置は、例えば変換ルールを用いて、重畳画像の画素値を偏光方向に変換する。画像投影装置20の偏光制御部25は、式(1)に基づき偏光方向を決定する。なお、重畳画像の画素値例えば輝度値Vbは「0~255」、偏光方向θは「0~AGL」とする。角度AGLは、「0<AGL<180度」の範囲内であり、偏光方向の分解能を高めるために180度に近いことが望ましい。なお、図5は、輝度値Vbに対する偏光方向θの関係を示している。
θ=(AGL/256)×Vb ・・・(1)
したがって、図4の(b)における輝度値「0」の矩形状領域は、図4の(c)に示すように偏光方向が「0度」となる。また、輝度値「128」の十字形状領域の偏光方向は例えば「89.5度」、輝度値「192」の領域の偏光方向は例えば「134.2度」となる。空間光変調部23は、偏光制御部25からの偏光制御信号に基づき、図4の(c)に示す偏光状態への空間光変調を行い投影光を生成する。したがって、投影光を投影面に投射したときの表示画像は、図4の(d)に示すように、重畳画像における輝度値「0」の矩形状領域に対応する表示領域HAaは、偏光方向が「0度」の直線偏光状態で表示される。また、重畳画像における輝度値「128」の十字形状領域に対応する表示領域HAbは、偏光方向が「89.5度」の直線偏光状態で表示される。また、他の表示領域HAcは偏光方向が「134.2度」の直線偏光状態で表示される。
画像投影装置20は、このように投影光を生成して投影面に投射することで、投射画像を可視状態で投影できる。また、重畳画像は不可視状態で投影できるようになる。
<3.画像処理装置の構成と動作>
図6は画像処理装置の構成を例示している。画像処理装置40は、偏光方向算出部41と変換処理部42を備えている。
偏光方向算出部41は、少なくとも3偏光方向以上の偏光画像を用いて偏光方向を画素単位で算出する。また、変換処理部42は、偏光方向算出部41で算出された偏光方向を画素値に変換して復元画像を生成する。
なお、少なくとも3偏光方向以上の偏光画像を取得する撮像部30は、画像処理装置40と別個に構成されてもよく、画像処理装置40と一体に構成されてもよい。以下、撮像部30が画像処理装置40に設けられているとして説明を行う。
図7は、撮像部の構成を例示した図である。例えば図7の(a)に示すように、撮像部30-1は、本体31の被写体光入射面に偏光板32が回転可能に設けられている。撮像部30-1は、偏光板32を回転しながら複数枚の撮像を行い、少なくとも3偏光方向以上の偏光画像を取得する。
また、図7の(b)に示すように、撮像部30-2は、撮像素子33の入射面に少なくとも3方向以上の偏光方向の偏光画素を含む画素配列とする偏光フィルタ34が設けられている。なお、図7の(b)では、各画素が異なる4種類の偏光方向(偏光方向を矢印で示す)のいずれかの画素となる偏光フィルタ34を撮像素子33の入射面に配置した場合を示している。撮像部30-2は、1回の撮像で得られた画素信号を偏光方向毎に用いて偏光方向毎の偏光画像を取得する。
図7の(c)に示す撮像部30-3は、撮像素子33の入射面に少なくとも3方向以上の偏光方向の偏光画素を含む画素配列とする偏光フィルタ34が設けられている。また、撮像素子33の入射面にカラーモザイクフィルタ35が設けられている。カラーモザイクフィルタ35は、撮像素子33の2×2画素領域を同一色成分の画素として、4×4画素領域に、赤色(R)画素である2×2画素領域と、青色(B)画素である2×2画素領域と、緑色(G)画素である2つの2×2画素領域を設けた構成とされている。また、偏光フィルタ34は、同一色成分の2×2画素領域の各画素が異なる4種類の偏光方向(偏光方向を矢印で示す)のいずれかの偏光方向となるように設けられている。撮像部30-3は、1回の撮像で得られた画素信号を色成分毎および偏光方向毎に用いて偏光方向毎の偏光画像を色成分毎に取得する。
図7の(d)では、3台以上の撮像部、例えば4台の撮像部30-41~30-44を用いて構成されている。各撮像部30-41~30-44における本体31の被写体光入射面には、偏光方向が互いに異なるように偏光板32を設けて、撮像部30-41~30-44で撮像を行うことにより4偏光方向の偏光画像を取得する。なお、図7の(b)~(d)では、偏光方向を「0度」「45度」「90度」「135度」とした場合を示している。また、偏光方向を異なる3方向とする場合、偏光方向を例えば等間隔である「0度」「60度」「120度」とする。
偏光方向算出部41は、撮像部30で取得された偏光画像に基づいて偏光方向を算出する。偏光方向算出部41は、偏光画像に基づいて偏光方向を算出する。
なお、撮像部の構成が図7の(a),(d)の場合、偏光方向の算出は画素毎に行うことが可能であり、偏光方向の算出が可能な最小単位領域は1画素領域である。また、撮像部の構成が図7の(b),(c)の場合、偏光方向の算出は2×2画素領域毎に行うことが可能であり、偏光方向の算出が可能な最小単位領域は2×2画素領域である。
図8は、偏光方向の算出を説明するための図である。偏光方向が「φ」とされている表示画像を例えば撮像部の偏光板を回転させて撮像すると、表示画像の輝度Iは偏光板の回転に応じて図のように変化して、偏光板が180度回転すると元の偏光状態に戻り180度の周期を有する。このような輝度Iの変化は、式(2)のように表すことができる。なお、偏光板を回転させたとき、最も高い輝度をImax,最も低い輝度をIminとする。また、偏光板の平面上に二次元座標系を定義したとき、二次元座標系の座標軸と偏光板の偏光軸のなす角を偏光角υとする。
Figure 0007115475000001
また、偏光板を回転させたとき、表示画像の偏光方向と撮像部における偏光板の偏光方向が一致すると輝度Iが最大となる。したがって、偏光方向が3方向以上の偏光画像における注目画素の輝度を用いて、式(2)に示す関数へのフィッティングを行い、最大輝度となる偏光方向を算出することで、表示画像における注目画素位置の偏光方向を算出できる。偏光方向算出部41は、偏光方向を例えば画素毎または2×画素領域毎に算出して変換処理部42へ出力する。
変換処理部42は、偏光方向算出部41で算出された偏光方向を画素値に変換する。変換処理部42は、画像投影装置20の偏光制御部25で行われた変換とは逆方向である変換を行い、偏光方向を画素値に変換して復元画像を生成する。
図9は、画像処理装置の動作を示すフローチャートである。ステップST11で画像処理装置は3方向以上の偏光画像を取得する。画像処理装置40は、画像投影装置20で投影されている投影画像の撮像を行い、少なくとも3偏光方向の偏光画像を取得してステップST12に進む。
ステップST12で画像処理装置は偏光方向を算出する。画像処理装置40は、ステップST11で取得された3偏光方向以上の偏光画像から偏光方向を画素単位例えば1画素単位または2×2画素単位で算出する。具体的には、3偏光方向以上の偏光画像の画素値を式(2)に示す関数へのフィッティングを行い、フィッティング後の関数が最大値となる偏光方向を算出してステップST13に進む。
ステップST13で画像処理装置は変換処理を行う。画像処理装置40は、ステップST12で算出された偏光方向を画素値に変換して復元画像を生成する。
図10は、画像処理装置の動作例を示している。図10の(a)は投影面に表示された投影画像を例示している。投影画像では、破線で示す矩形状の表示領域HAaが偏光方向「0度」の直線偏光状態、破線で示す十字状の表示領域HAbが偏光方向「89.5度」の直線偏光状態、他の表示領域HAcが偏光方向「134.2度」の直線偏光状態とされている。
画像処理装置40は、投影画像を撮像して偏光方向が3方向以上の偏光画像を取得する。また、3方向以上の偏光画像の画素を用いて式(2)に示す関数へのフィッティングを行い、輝度が最大となる偏光方向を算出する。図10の(b)は、算出された偏光方向を示しており、破線で示す矩形領域が偏光方向「0度」の画素領域、破線で示す十字状領域が偏光方向「89.5度」の画素領域、他の領域が偏光方向「134.2度」の画素領域である。
画像処理装置40は、例えば画像投影装置20の偏光制御部25で用いた変換ルールに対して逆の変換ルールを用いて、偏光方向を例えば輝度値に変換する。画像投影装置20において、式(1)に基づき重畳画像の輝度値を偏光方向に変換している場合、画像処理装置40の変換処理部42は、式(3)に基づき偏光方向を輝度値に変換する。なお、図11は、偏光方向θに対する輝度値Vbの関係を示している。
VRb=(256/AGL)×θ ・・・(3)
このような変換を行うことで、図10の(c)に示す復元画像を生成できる。また、画像処理装置40の変換処理部42は、画像投影装置20の偏光制御部25で用いた変換ルールに対して逆の変換ルールを用いて偏光方向を輝度値に変換している。したがって、復元画像は、画像投影装置20の重畳画像入力部24で受け付けた図4の(b)に示す重畳画像となる。
また、画像処理装置40で生成された重畳画像の画像信号を表示装置に供給すれば、投影面では不可視状態となっている重畳画像を可視状態で表示できる。
ところで、画像処理装置40の偏光方向算出部41で偏光方向を算出する場合、投影面を撮像したときに偏光方向の算出が可能な最小単位領域の画素で撮像される撮像領域に、複数偏光方向の画像領域が含まれると、3偏光方向以上の偏光画像の画素値を式(2)に示す関数へフィッティングさせて偏光方向を算出することができない場合が生じる。したがって、投影面を撮像したときに偏光方向の算出が可能な最小単位領域の画素で撮像される撮像領域が、投影面における最小変調領域の領域サイズ以下となるように、画像投影装置は投影光の生成と投射、または画像処理装置は投影面の撮像時における画角設定を行う。
例えば、3偏光方向以上の偏光画像の画素値を式(2)に示す関数へフィッティングさせて偏光方向を算出することができない場合、画像処理装置は画角を狭く(ズーム倍率を高く)してもよく、画像投影装置20は投影サイズを大きくしてもよい。
このように、投影面を撮像したときに偏光方向の算出が可能な最小単位領域の画素で撮像される撮像領域を、投影面における最小変調領域の領域サイズ以下とすれば、偏光方向の算出をより確実に行えるようになる。
したがって、本技術の画像投影システムを用いることで、投影面を見ている人に視認されることなく、重畳画像を画像処理装置40の利用者に投影面を介して伝送できるようになる。
<4.画像投影システムの第1応用例>
次に、画像投影システムの第1応用例について説明する。図12は、画像投影システムの第1応用例を示している.画像投影装置20には、2つの異なる任意の映像ソースが供給されている。第1映像ソースは、投影画像を示しており、投影画像光生成部21に入力される。また、第2映像ソースは、重畳画像を示しており、重畳画像入力部24に入力される。したがって、人PS1は、投影面50に投影された画像によって第1映像ソースの画像のみを肉眼で視認できる。
また、画像処理装置40は投影面を撮像して復元画像を生成する。または復元画像の生成では、画像投影装置20で行った画素値を偏光方向に変換する変換処理に対応した逆方向の変換を行うことで、重畳画像と同等な復元画像を生成できる。したがって、復元画像を表示装置60で表示すれば、人PS2は、第2映像ソースの重畳画像を表示装置60で視認できるようになる。
なお、重畳画像は投影画像に関連した情報を示す画像であってもよく、関連していない情報を示す画像であってもよい。例えば、図や表を投影画像として投影して、重畳画像は図や表に関連する解説を示す画像とする。このようにすれば、重畳画像で示された情報を利用して図や表の解説を容易に行うことができるようになる。また、問題等を投影画像として投影して、重畳画像は解答を示す画像とする。このようにすれば、問題に対する解説を容易に行うことができるようになる。また、例えば、動画コンテンツを投影画像として投影して、重畳画像は動画コンテンツに関連していない連絡事項等を示す画像とする。このようにすれば、音声の聞き取りが困難な環境であっても、投影画像を見ている人に視認されることなく連絡事項等を画像で画像処理装置40の利用者に通知できるようになる。
<5.画像投影システムの第2応用例>
図13は、画像投影システムの第2応用例を示している。画像投影装置20の投影画像光生成部21には任意の投影画像が入力されて、重畳画像入力部24には任意のパターン画像が入力される。このとき、投影面50では投影画像が可視状態であり、パターン画像が不可視状態である。
画像処理装置40-2には、複数の撮像部例えば2つの撮像部30a,30bを異なる位置に設けてそれぞれ投影面50を撮像する。したがって、撮像部30aでは、少なくとも3偏光方向以上の偏光画像が取得されて、撮像部30bでは、撮像部30aと異なる視点である少なくとも3偏光方向以上の偏光画像が取得される。
偏光方向算出部41は、撮像部30aで取得された少なくとも3偏光方向以上の偏光画像を用いて偏光方向を算出する。また、偏光方向算出部41は、撮像部30bで取得された少なくとも3偏光方向以上の偏光画像を用いて偏光方向を算出する。なお、偏光方向の算出は、上述のように画素単位例えば1画素単位または2×2画素単位で行う。
変換処理部42は、撮像部30aで取得された偏光画像に基づき偏光方向算出部41で算出された偏光方向を画素値に変換して第1復元パターン画像を生成する。また、変換処理部42は、撮像部30bで取得された偏光画像に基づき偏光方向算出部41で算出された偏光方向を画素値に変換して第2復元パターン画像を生成する。変換処理部42は、生成した第1復元パターン画像と第2復元パターン画像を投影面情報生成部43へ出力する。
投影面情報生成部43は、第1復元パターン画像と第2復元パターン画像を用いて、例えばブロックマッチングなどのステレオマッチング処理によって、第1復元パターン画像と第2復元パターン画像の視差を算出する。さらに、投影面情報生成部43は、算出した視差に基づき投影面上の各位置までの距離を示すデプス情報を投影面情報として生成する。
このような第2応用例によれば、投影画像を投影面50に投影しながら不可視状態であるパターン画像を利用して投影面情報を生成できるので、投影面50の形状変化等をリアルタイムで観測できるようになる。また、投影面情報を画像投影装置20に提供すれば、投影面50の形状変化等が生じても、形状変化等の影響が投影画像に生じないように投影光を生成することが可能となる。
<6.画像投影システムの第3応用例>
図14は、画像投影システムの第3応用例を示している。画像投影装置20の投影画像光生成部21には任意の投影画像が入力されて、重畳画像入力部24には所定パターン画像が入力される。このとき、投影面50では投影画像が可視状態であり、所定パターン画像が不可視状態である。
画像処理装置40-3に設けた撮像部30は、投影面50を撮像して少なくとも3偏光方向以上の偏光画像を取得する。
偏光方向算出部41は、撮像部30で取得された少なくとも3偏光方向以上の偏光画像を用いて偏光方向を算出する。なお、偏光方向の算出は、上述のように画素単位例えば1画素単位または2×2画素単位で行う。
変換処理部42は、撮像部30で取得された偏光画像に基づき偏光方向算出部41で算出された偏光方向を画素値に変換して復元パターン画像を生成する。変換処理部42は、生成した復元パターン画像を投影面情報生成部44へ出力する。
投影面情報生成部44には、重畳画像入力部24に入力された所定パターン画像が供給されている。投影面情報生成部44は、ストラクチャードライト法(structured light method)を用いて、所定パターン画像と復元パターン画像に基づきパターン画像の変形を分析して、投影面50の三次元形状や投影面50までの距離等を示す投影面情報を生成する。
このような第3応用例によれば、投影画像を投影面50に投影しながら不可視状態である特定パターン画像を利用して投影面情報を生成できるので、投影面50の形状変化等をリアルタイムで観測できるようになる。また、投影面情報を画像投影装置20に提供すれば、投影面50の形状変化等が生じても、形状変化等の影響が投影画像に生じないように投影光を生成することが可能となる。
明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させる。または、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは記録媒体としてのハードディスクやSSD(Solid State Drive)、ROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことができる。あるいは、プログラムはフレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-Ray Disc(登録商標))、磁気ディスク、半導体メモリカード等のリムーバブル記録媒体に、一時的または永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、プログラムは、リムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトからLAN(Local Area Network)やインターネット等のネットワークを介して、コンピュータに無線または有線で転送してもよい。コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、本明細書に記載した効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、記載されていない付加的な効果があってもよい。また、本技術は、上述した技術の実施の形態に限定して解釈されるべきではない。この技術の実施の形態は、例示という形態で本技術を開示しており、本技術の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施の形態の修正や代用をなし得ることは自明である。すなわち、本技術の要旨を判断するためには、請求の範囲を参酌すべきである。
また、本技術の画像投影装置は以下のような構成も取ることができる。
(1) 投影画像を示す無偏光光に対して、重畳画像に基づく偏光状態の設定を行い投影光を生成する空間光変調部
を備える画像投影装置。
(2) 前記重畳画像の画素毎に、画素値に基づいて偏光方向を算出する偏光制御部をさらに備え、
前記空間光変調部は、前記偏光状態を前記偏光制御部で算出した偏光方向とする(1)に記載の画像投影装置。
(3) 前記偏光制御部は、前記偏光方向を180度未満の範囲内で、画素値毎に異なる偏光方向とする(2)に記載の画像投影装置。
(4) 前記投影画像を示す画像光を無偏光光とする偏光解消部をさらに備える(1)乃至(3)のいずれかに記載の画像投影装置。
(5) 前記重畳画像は、前記投影画像に関連した情報を示す画像である(1)乃至(4)のいずれかに記載の画像投影装置。
(6) 前記重畳画像は、前記投影画像に関連していないパターン画像である(1)乃至(4)のいずれかに記載の画像投影装置。
また、本技術の画像処理装置は以下のような構成も取ることができる。
(1) 少なくとも3偏光方向以上の偏光画像を用いて、偏光方向を画素単位で算出する偏光方向算出部と、
前記偏光方向算出部で算出された偏光方向を画素値に変換して復元画像を生成する変換処理部と
を備える画像処理装置。
(2) 投影面情報生成部をさらに備え、
前記偏光方向算出部は、投影面を撮像して得られた前記偏光画像を用いて前記偏光方向の算出を行い、
前記投影面情報生成部は、前記変換処理部で生成された復元画像を用いて前記投影面に関する投影面情報を生成する(1)に記載の画像処理装置。
(3) 前記偏光方向算出部は、複数視点で投影面を撮像して得られた前記偏光画像を用いて、前記偏光方向の算出を視点毎に行い、
前記変換処理部は前記復元画像の生成を視点毎に行い、
前記投影面情報生成部は、前記変換処理部で生成された視点毎の復元画像を用いて前記投影面情報を生成する(2)に記載の画像処理装置。
(4) 前記投影面には、無偏光光に対して所定パターン画像に基づく偏光状態の設定を行い生成された投影光が投影されており、
前記変換処理部は、前記偏光方向算出部で算出された偏光方向を画素値に変換して復元パターン画像を生成して、
前記投影面情報生成部は、前記所定パターン画像と前記変換処理部で生成された復元パターン画像を用いて前記投影面情報を生成する(2)に記載の画像処理装置。
(5) 前記投影面情報は前記投影面のデプス情報である(2)乃至(4)のいずれかに記載の画像処理装置。
(6) 前記偏光画像を取得する撮像部をさらに備える(1)乃至(5)のいずれかに記載の画像処理装置。
(7) 前記撮像部は、被写体光入射面に回転可能に偏光板を設けた(6)に記載の画像処理装置。
(8) 前記撮像部は、撮像素子の入射面に少なくとも3方向以上の偏光方向の偏光画素を含む画素配列とする偏光フィルタを設けた(6)に記載の画像処理装置。
(9) 前記撮像部を少なくとも3以上設けて、各撮像部の被写体光入射面に、互いに偏光方向が異なる偏光板を設けた(6)に記載の画像処理装置。
この技術の画像投影装置と画像処理装置およびその方法と画像投影システムでは、投影画像を示す無偏光光に対して、重畳画像に基づく偏光状態を設定する空間光変調が行われている投影光が生成される。また、生成された投影光の投影面を撮像して取得された少なくとも3偏光方向以上の偏光画像を用いて偏光方向が画素単位で算出されて、算出された偏光方向を画素値に変換して復元画像が生成される。このため、投影画像に重畳画像が不可視状態に重畳されている投影光の生成と、投影光の投影面の撮像画から可視状態で重畳画像を復元できる。したがって、動画や静止画の画像コンテンツを投影する画像投影システムに適している。
10・・・画像投影システム
20・・・画像投影装置
21・・・投影画像光生成部
22・・・偏光解消部
23・・・空間光変調部
24・・・重畳画像入力部
25・・・偏光制御部
26・・・投影レンズ
30,30-1~30-3,30-41~30-44,30a,30b・・・撮像部
31・・・撮像素子
32・・・偏光板
33・・・偏光フィルタ
34・・・カラーモザイクフィルタ
40,40-2,40-3・・・画像処理装置
41・・・偏光方向算出部
42・・・変換処理部
43,44・・・投影面情報生成部
50・・・投影面
60・・・表示装置

Claims (15)

  1. 投影画像を示す無偏光光に対して重畳画像に基づく偏光状態の設定を行うことにより生成された投影光の投影面を撮像して取得した少なくとも3偏光方向以上の偏光画像を用いて、偏光方向を画素単位で算出する偏光方向算出部と、
    前記偏光方向算出部で算出された偏光方向を画素値に変換して前記重畳画像を示す画像信号を生成する変換処理部と、
    を備える画像処理装置。
  2. 前記重畳画像に基づく偏光状態は、前記重畳画像の画素毎に画素値に基づいて算出された偏光方向である、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記偏光方向180度未満の範囲内で、画素値毎に異なる偏光方向とする、
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記重畳画像は、前記投影画像に関連した情報を示す画像である
    請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記重畳画像は、前記投影画像に関連していないパターン画像である
    請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 投影面情報生成部をさらに備え、
    前記偏光方向算出部は、投影面を撮像して得られた前記偏光画像を用いて前記偏光方向の算出を行い、
    前記投影面情報生成部は、前記変換処理部で生成された復元画像を用いて前記投影面に関する投影面情報を生成する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記偏光方向算出部は、複数視点で投影面を撮像して得られた前記偏光画像を用いて、前記偏光方向の算出を視点毎に行い、
    前記変換処理部は前記復元画像の生成を視点毎に行い、
    前記投影面情報生成部は、前記変換処理部で生成された視点毎の復元画像を用いて前記投影面情報を生成する
    請求項6に記載の画像処理装置
  8. 前記投影面には、無偏光光に対してパターン画像に基づく偏光状態の設定を行い生成された投影光が投影されており、
    前記変換処理部は、前記偏光方向算出部で算出された偏光方向を画素値に変換して復元パターン画像を生成して、
    前記投影面情報生成部は、前記パターン画像と前記変換処理部で生成された復元パターン画像を用いて前記投影面情報を生成する
    請求項6に記載の画像処理装置。
  9. 前記投影面情報は前記投影面のデプス情報である
    請求項に記載の画像処理装置。
  10. 前記偏光画像を取得する撮像部をさらに備える
    請求項に記載の画像処理装置。
  11. 前記撮像部は、被写体光入射面に回転可能に偏光板を設けた
    請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記撮像部は、撮像素子の入射面に少なくとも3方向以上の偏光方向の偏光画素を含む画素配列とする偏光フィルタを設けた
    請求項10に記載の画像処理装置。
  13. 前記撮像部を少なくとも3以上設けて、各撮像部における被写体光入射面に、互いに偏光方向が異なる偏光板を設けた
    請求項10に記載の画像処理装置。
  14. 前記投影面を撮像したときに偏光方向の算出が可能な最小単位領域の画素で撮像される撮像領域が、前記投影面における最小変調領域の領域サイズ以下となるように、前記投影面の撮像時における画角設定を行う
    請求項に記載の画像処理装置。
  15. 投影画像を示す無偏光光に対して重畳画像に基づく偏光状態の設定を行うことにより生成された投影光の投影面を撮像して取得した少なくとも3偏光方向以上の偏光画像を用いて、偏光方向を画素単位で算出する偏光方向算出部ステップ、
    前記偏光方向算出ステップで算出された偏光方向を画素値に変換して前記重畳画像を示す画像信号を生成する変換処理ステップと、
    を有する画像処理方法。
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