JP7115241B2 - 画像変換装置および画像変換方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像変換装置および画像変換方法に関する。
原稿画像データを画素毎の濃度に応じた印刷用階調データに変換し、圧縮処理後に出力する画像データ変換ユニットであって、原稿画像データを所定階調数の印刷用階調データに変換する標準モード変換部と、原稿画像データを前記所定階調数よりも少ない階調数の印刷用階調データに変換するデータ圧縮モード変換部と、標準モード変換部によるデータ変換とデータ圧縮モード変換部によるデータ変換とのいずれか一方を選択するモード切替部と、モード切替部で選択したモードによるデータ変換を用いて、印刷用階調データを圧縮処理するデータ圧縮部と、を備える構成が知られている(特許文献1参照)。
特開2013‐74509号公報
データ転送の高速化、データ転送にかかる通信負担の軽減、印刷処理の高速化、等の観点から、画像データの圧縮処理に関して、圧縮率をより高めることが求められている。しかし、画像データの圧縮率を向上させるために、圧縮処理を実行する装置に搭載された既存の圧縮機能や、圧縮後の画像データの転送を受けるプリンター等の装置に搭載された既存の復号化機能について、それらの機能を改変、拡張等することは容易ではない。
圧縮処理が施される前の画像データに対する変換処理を行う画像変換装置であって、前記画像データを構成するラスターラインに含まれる画素である第1画素の前記ラスターライン内の隣接画素を指定の起点として、前記第1画素から離れる向きに、前記ラスターライン内の画素を順次第2画素に指定する画素指定部と、前記第1画素と前記第2画素との画素値の差分の絶対値または前記差分の自乗値を評価値として算出する評価値算出部と、前記評価値が所定のしきい値を超えるか否かを判定する判定部と、前記評価値が前記しきい値を超えると判定された時点で、前記第1画素から前記第2画素の前記第1画素側の隣接画素である第3画素までの画素値の代表値を算出し、前記第1画素から前記第3画素までの画素値を前記代表値に変換する変換部と、を備える。
システムの概略構成を示す図。 画像データに対する処理の流れを簡易的に説明するための図。 第1実施形態にかかる画像変換処理の詳細を示すフローチャート。 しきい値テーブルの一例を示す図。 画像変換処理の具体的事例を説明するための図。 第2実施形態にかかる画像変換処理の詳細を示すフローチャート。
以下、各図を参照しながら本発明の実施形態を説明する。なお各図は、本実施形態を説明するための例示に過ぎない。
1.システムの概略説明:
図1は、本実施形態にかかるシステム1の構成を簡易的に示している。システム1は、画像変換装置10およびプリンター20を含んでいる。
画像変換装置10は、例えば、パーソナルコンピューター、サーバー、スマートフォン、タブレット型端末、或いはそれらと同程度の処理能力を有する情報処理装置によって実現される。画像変換装置10は、制御部11、表示部13、操作受付部14、通信インターフェイス15等を備える。インターフェイスをIFと略して表記する。制御部11は、プロセッサーとしてのCPU11a、ROM11b、RAM11c等を有する一つ又は複数のICや、その他の不揮発性メモリー等を含んで構成される。
制御部11では、プロセッサーつまりCPU11aが、ROM11bや、その他のメモリー等に保存されたプログラムに従った演算処理を、RAM11c等をワークエリアとして用いて実行することにより、画像変換装置10を制御する。本実施形態では、制御部11は、前記プログラムと協働して、画像変換部12や圧縮処理部16等として機能する。画像変換部12は、さらに画素指定部12a、評価値算出部12b、判定部12c、変換部12dといった各機能部を有する。なお、プロセッサーは、一つのCPUに限られることなく、複数のCPUや、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア回路により処理を行う構成としてもよいし、CPUとハードウェア回路とが協働して処理を行う構成としてもよい。
「画像変換装置」は、少なくとも画像変換部12としての機能を実現する装置10の名称に過ぎない。図1の例では、装置10は、圧縮処理部16としても機能することを踏まえて、画像処理装置と表記してもよいし、プリンター20を制御する観点から印刷制御装置、等と表記してもよい。
表示部13は、視覚的情報を表示するための手段であり、例えば、液晶ディスプレイや、有機ELディスプレイ等により構成される。表示部13は、ディスプレイと、ディスプレイを駆動するための駆動回路とを含む構成であってもよい。操作受付部14は、ユーザーによる操作を受け付けるための手段であり、例えば、物理的なボタンや、タッチパネルや、マウスや、キーボード等によって実現される。むろん、タッチパネルは、表示部13の一機能として実現されるとしてもよい。表示部13および操作受付部14を含めて、画像変換装置10の操作パネルと呼ぶことができる。
表示部13や操作受付部14は、画像変換装置10の構成の一部であってもよいが、画像変換装置10に対して外付けされた周辺機器であってもよい。通信IF15は、画像変換装置10が公知の通信規格を含む所定の通信プロトコルに準拠して有線又は無線で外部と通信を実行するための一つまたは複数のIFの総称である。制御部11は、通信IF15を介してプリンター20と通信する。
プリンター20は、概略、印刷制御部21や印刷機構22等を備える。印刷制御部21は、例えば、ASICを含んで構成されたプリンター20側のコントローラーであり、画像変換装置10から転送された画像データに対して、画像データの状態やフォーマットに応じた必要な処理を施して印刷データを生成する。ここで言う必要な処理とは、圧縮された状態の画像データに対する復号化処理や、復号後の画像データに対する、いわゆる色変換処理やハーフトーン処理等である。復号化処理を、解凍処理とも言う。
印刷制御部21は、上述のように生成した印刷データに基づいて印刷機構22を制御することにより、印刷データが表現する画像を印刷媒体に印刷させる。印刷機構22は、印刷媒体に対して、例えば、インクジェット方式や電子写真方式により印刷を行う。印刷媒体は、典型的には紙であるが、例えばフィルムや捺染印刷用の媒体等、紙以外の素材であってもよい。
画像変換装置10とプリンター20とは、図示しないネットワークを通じて接続するとしてもよい。プリンター20は、印刷機能に加え、スキャナーとしての機能やファクシミリ通信機能等の複数の機能を兼ね備えた複合機であってもよい。画像変換装置10は、独立した一つの情報処理装置によって実現されるだけでなく、ネットワークを介して互いに通信可能に接続した複数の情報処理装置によって実現されてもよい。
図2は、制御部11が処理対象の画像データに対して実行する処理の流れを簡易的に説明するための図である。処理対象の画像データは、例えば、ユーザーが操作受付部14を操作することにより任意に選択した画像データである。ここでは一例として、画像データは、画素毎にRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色毎の階調値を有するビットマップデータであるとして説明を行う。なお、画像データは、CMYK(シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック)等、他の表色系の色毎の階調値を画素毎に有するビットマップデータであってもよい。画像データにおける色毎の階調値は、例えば、0~255の256階調で表現されている。
画像データを構成する各画素の位置は、直交する2軸(X軸およびY軸)によるXY座標系で定義される。画像データにおいて、一定方向(X軸方向)に並ぶ複数の画素による画素行を「ラスターライン」と呼ぶ。図2に示すラスターR1、ラスターG1、ラスターB1は、一つのラスターラインを色別に分解した場合の各ラスターラインである。つまり、ラスターR1は、各画素がRの階調値のみを有するラスターラインであり、ラスターG1は、各画素がGの階調値のみを有するラスターラインであり、ラスターB1は、各画素がBの階調値のみを有するラスターラインである。
図2に示すように、制御部11は、ラスターR1、ラスターG1、ラスターB1それぞれに対して画像変換処理100を並行実施する。画像変換処理100は、画像変換部12による処理である。画像変換処理100については、後に詳述する。ラスターR1に画像変換処理100を施した後のデータがラスターR2、ラスターG1に画像変換処理100を施した後のデータがラスターG2、ラスターB1に画像変換処理100を施した後のデータがラスターB2である。
制御部11は、ラスターR2、ラスターG2、ラスターB2それぞれに対して圧縮処理300を並行実施する。圧縮処理300は、圧縮処理部16による処理である。圧縮処理300としては、例えば、ランレングス符号化法等の可逆圧縮が実行される。ラスターR2に圧縮処理300を施した後のデータが圧縮データR3、ラスターG2に圧縮処理300を施した後のデータが圧縮データG3、ラスターB2に圧縮処理300を施した後のデータが圧縮データB3である。
制御部11は、圧縮データR3、圧縮データG3、圧縮データB3を、通信IF15を介してプリンター20へ転送する。このように制御部11は、処理対象の画像データについて、ラスターライン単位かつ色別の、画像変換処理100および圧縮処理300を繰り返し実行する。従って、プリンター20では、画像変換装置10から転送された圧縮データR3、圧縮データG3、圧縮データB3を印刷制御部21が復号することにより、各画素が各色の階調値を有するラスターラインを順次取得する。
2.第1実施形態:
画像変換処理100について説明する。図3は、画像変換処理100の詳細をフローチャートにより示している。図3~5を参照して説明する実施形態を、第1実施形態とも呼ぶ。一つのラスターラインから色別に分解された各ラスターライン、例えば図2に示したラスターR1,G1,B1それぞれに対する画像変換処理100は、いずれも同じ手順である。そのため、前記色別に分解された各ラスターラインのうちのいずれか一つの色のラスターラインに対する画像変換処理100を説明する。
ステップS110では、画素指定部12aが、ラスターラインの先頭画素を、変換対象区間の先頭画素に指定する。ラスターラインの先頭画素とは、ラスターラインを構成する画素のうちX座標の値が最も小さい画素である。「変換対象区間」とは、後述するステップS180等による変換の対象となる画素が連続する区間である。図3では、変換対象区間を、単に「区間」と表記している。変換対象区間の先頭画素を「区間先頭画素」と表記する。区間先頭画素は「第1画素」に該当する。つまり、ステップS110では、ラスターラインの先頭画素が、当該ラスターラインにおける最初の区間先頭画素に指定される。
ステップS120では、画素指定部12aは、合計画素値Sumおよび区間画素数iを設定する。「合計画素値Sum」は、変換対象区間に含まれる画素の画素値の合計である。画素値とは、画像変換処理100の対象とされている色別のラスターラインの画素が有する階調値である。画像変換処理100の対象とされている色別のラスターラインがラスターR1であれば、Rの階調値が画素値に該当する。「区間画素数i」は、変換対象区間を構成する画素数である。
ステップS120では、画素指定部12aは、合計画素値Sum=区間先頭画素の画素値P[0]と設定し、かつ、区間画素数i=1、と設定する。
区間画素数iは、区間先頭画素の隣接画素を起点(i=1)とした「評価画素」の位置を示す数字でもある。評価画素とは、区間先頭画素との画素値の差分が評価される画素であり、「第2画素」に該当する。従って、区間画素数iを設定する処理は、ラスターラインに含まれる画素の中から評価画素を指定する処理でもある。区間画素数i=1は、区間先頭画素の隣接画素が評価画素に指定されたことを意味する。
ステップS130では、評価値算出部12bが、区間先頭画素の画素値P[0]と、評価画素の画素値P[i]との差分に基づく評価値Vを算出する。具体的には、評価値算出部12bは、画素値P[0]と画素値P[i]との差分の絶対値を評価値Vとする。あるいは、評価値算出部12bは、画素値P[0]と画素値P[i]との差分の自乗値を評価値Vとする。以下では、評価値Vは、画素値P[0]と画素値P[i]との差分の自乗値であるとして、説明を続ける。
ステップS140では、判定部12cが、ステップS130で算出された評価値Vが、所定のしきい値Th[i-1]を超えるか否かを判定する。判定部12cは、評価値Vがしきい値Th[i-1]を超える場合に“Yes”と判定し、ステップS170へ処理を進める。一方、判定部12cは、評価値Vがしきい値Th[i-1]を超えない場合には“No”と判定し、ステップS150へ処理を進める。
図4は、しきい値Th[i-1]を規定するしきい値テーブル17の一例を示している。しきい値テーブル17は、制御部11が参照可能な情報であり、例えば、制御部11における所定のメモリーに予め記憶されている。しきい値テーブル17には、i-1としきい値Th[i-1]との対応関係が規定されている。また、しきい値テーブル17には、i-1の増大に応じて小さい値となるしきい値Th[i-1]が規定されている。しきい値Th[i-1]は、i-1の増大に応じて、線形的に減少してもよいし、非線形的に減少してもよいし、あるいは階段状に減少してもよい。
判定部12cは、例えば、区間画素数i=1である場合は、ステップS140では、しきい値テーブル17からi-1=0に対応するしきい値Th[0]=1024を読み出して、評価値Vと比較する。しきい値テーブル17の例では、i-1>8に対応するしきい値Th[i-1]は、全て0であるとする。ただし、言うまでもなく本実施形態は、しきい値テーブル17に示した具体的な数値に限定して解釈されるものではない。
ステップS150では、画素指定部12aは、合計画素値Sumに評価画素の画素値P[i]を加算し、その上で、区間画素数iに1を加算する。つまり、区間画素数iをインクリメントする。区間画素数iをインクリメントすることは、それまで指定していた評価画素に対して区間先頭画素から遠い側に隣接する画素を、次の評価画素に指定することである。
ステップS160では、変換部12dは、評価画素の位置がラスターラインの終端画素を超えたか否かを判定する。ラスターラインの終端画素とは、ラスターラインを構成する画素のうちX座標の値が最も大きい画素である。ステップS150で区間画素数iをインクリメントした結果、終端画素に対して区間先頭画素から遠い側に隣接する位置、つまり画素が存在しない位置が評価画素として指定された場合に、評価画素の位置がラスターラインの終端画素を超えたという判定となる。変換部12dは、評価画素の位置がラスターラインの終端画素を超えていないと判定した場合、ステップS160からステップS130に戻る。一方、評価画素の位置がラスターラインの終端画素を超えたと判定した場合、変換部12dは、ステップS160からステップS200へ処理を進める。
このようなステップS130→S140→S150→S160→S130のサイクルが繰り返される間は、ラスターライン内において、区間先頭画素の隣接画素を指定の起点として、区間先頭画素から離れる向きに、ラスターライン内の画素が順次1画素ずつ、評価画素として指定される。また、ラスターラインの終端画素が評価画素に指定された状態で、ステップS130において算出された評価値Vが、ステップS140において、しきい値Th[i-1]を超えないと判定された場合に、ステップS150で区間画素数iがインクリメントされてステップS160からステップS200へ処理が進む。
ステップS170では、変換部12dは、区間先頭画素から評価画素の区間先頭画素側の隣接画素までの画素値の「平均値Ave」を算出する。評価画素の区間先頭画素側の隣接画素を、評価画素の直前の画素という意味で「直前画素」と表記する。直前画素は「第3画素」に該当する。つまり、ラスターラインにおける区間先頭画素から直前画素までの区間が、一つの変換対象区間である。変換部12dは、合計画素値Sumを区間画素数iで除算することにより、平均値Aveを算出する。
ステップS180では、変換部12dは、変換対象区間内の各画素について、それらの画素値を、ステップS170で算出した平均値Aveに変換する。これにより、区間先頭画素から直前画素までの各画素は画素値が統一される。
ステップS190では、画素指定部12aは、区間先頭画素を更新する。この場合、画素指定部12aは、評価画素を次の区間先頭画素に指定する。このような区間先頭画素の更新に伴い、画素指定部12aは、評価画素の画素値P[i]を、前記次の区間先頭画素の画素値P[0]として扱う。画素指定部12aは、ステップS190を経て、ステップS120に戻る。
なお、区間画素数i=1の状況では、区間先頭画素と直前画素とは同じ画素であるため、変換対象区間を構成する画素は、区間先頭画素だけとなる。区間画素数i=1の状況で、ステップS140で“Yes”と判定された場合、ステップS170で算出される平均値Ave=区間先頭画素の画素値P[0]、となる。従って、区間画素数i=1の状況で、ステップS140で“Yes”と判定された場合は、ステップS180による変換は実質的に行われず、変換対象区間つまり区間先頭画素は画素値が維持される。区間画素数i=1の状況で、ステップS140で“Yes”と判定される場合は、区間先頭画素と、これに隣接する評価画素との間で画素値が急激に変動している状態、つまり、区間先頭画素または、これに隣接する評価画素のいずれかが画像中のエッジに該当する状態である。本実施形態によれば、区間画素数i=1の状況でステップS140で“Yes”と判定された場合は、区間先頭画素の画素値は維持されるため、前記エッジが鈍らずに保持される。このように画像変換処理100では、エッジの鈍りによる画質劣化が回避される。
ステップS200,S210は、ステップS170,S180と同じ処理と解してよい。ただし、ステップS200,S210においては、ラスターラインの終端画素を直前画素とみなす。すなわち、ステップS200で算出される平均値Aveは、区間先頭画素から終端画素までの画素値の平均値であり、ステップS210では、変換対象区間である区間先頭画素から終端画素までの各画素の画素値が、ステップS200で算出した平均値Aveに変換される。ステップS210の実行を経てラスターラインに対する画像変換処理100が終了する。
図5は、画像変換処理100の具体的事例を説明するための図であり、ラスターラインの例としてラスターR1の一部を示している。図5では、画像変換処理100の過程でラスターR1の各画素の画素値が変換されていく様子を示している。図5においては、ラスターR1を構成する各矩形が一つ一つの画素であり、画素の中に記載された数値が画素値である。ラスターラインは、X軸方向に並ぶN個の画素で構成されていると仮定する。ラスターラインの先頭画素を1番目の画素としたとき(以下同様)、N番目の画素Pが、終端画素である。
画像変換処理100のあるタイミングのステップS190で、図5の上段に示すように、n番目の画素Pが、区間先頭画素に指定されたとする。n<Nである。図5では、区間先頭画素となる画素を、グレー色で塗ることで判り易く示している。この場合、ステップS120を経て、ステップS130~S160のサイクルが繰り返されることで、n+1番目の画素Pn+1を起点として評価画素が順次指定される。ここで、図5の上段に示す区間画素数i=6の時点での評価画素、つまりn+6番目の画素Pn+6について、その画素値「92」と区間先頭画素(画素P)の画素値「100」との差分に基づく評価値Vが、しきい値Th[5]を超えたとステップS140で判定されたとする。この場合、ステップS170,S180の処理により、区間先頭画素(画素P)から、直前画素つまりn+5番目の画素Pn+5までの画素値が、これら区間先頭画素から直前画素までの画素値の平均値Ave=109に変換される。
次に、ステップS190では、図5の中段に示すように、それまで評価画素であったn+6番目の画素Pn+6が、次の区間先頭画素に指定される。その後、ステップS120を経て、ステップS130~S160のサイクルが繰り返されることで、n+7番目の画素Pn+7を起点として評価画素が順次指定される。そして、図5の中段に示すように、区間画素数i=4の時点での評価画素、つまりn+10番目の画素Pn+10について、その画素値「70」と区間先頭画素(画素Pn+6)の画素値「92」との差分に基づく評価値Vが、しきい値Th[3]を超えたとステップS140で判定されたとする。この場合、ステップS170,S180の処理により、区間先頭画素(画素Pn+6)から、直前画素つまりn+9番目の画素Pn+9までの画素値が、これら区間先頭画素から直前画素までの画素値の平均値Ave=85に変換される。
その後、ステップS190では、図5の下段に示すように、それまで評価画素であったn+10番目の画素Pn+10が、次の区間先頭画素に指定され、同様に処理が繰り返される。そして、終端画素(画素P)を少なくとも含む変換対象区間についての変換がステップS210で実行され、ラスターR1に対する画像変換処理100が終了することで、画像変換処理100が実行されたデータ、すなわちラスターR2が得られる。
3.第2実施形態:
次に、第2実施形態について説明する。図6は、第2実施形態にかかる画像変換処理100の詳細をフローチャートにより示している。第2実施形態については、第1実施形態を前提として、第1実施形態と異なる点を説明する。図6のフローチャートは、概略、ステップS115,S125,S145,S165,S195を含む点で、図3のフローチャートと異なる。
ステップS110の次に、画素指定部12aはステップS115を行う。ステップS115は、合計画素値Sumおよび区間画素数iを設定する点は、第1実施形態のステップS120と同じである。画素指定部12aは、ステップS115において、さらに画素値変動回数CCを初期化して、画素値変動回数CC=0とする。「画素値変動回数CC」は、変換対象区間に含まれて隣接する画素間で画素値が変動する回数をカウントするための値である。
ステップS115の次のステップS125では、評価値算出部12bは、評価画素の画素値P[i]と直前画素の画素値P[i-1]とが一致するか否かを判定する。評価値算出部12bは、画素値P[i]と画素値P[i-1]とが一致する場合は、“Yes”と判定してステップS150へ進み、一方、画素値P[i]と画素値P[i-1]とが一致しない場合は、“No”と判定してステップS130へ進む。区間画素数i=1の状況でステップS125の判定を行う場合は、直前画素は区間先頭画素であるため、評価値算出部12bは、評価画素の画素値P[i]と区間先頭画素の画素値P[0]とが一致するか否かを判定することになる。
ステップS140では、判定部12cは、評価値Vがしきい値Th[i-1]を超える場合にステップS165へ処理を進め、一方、評価値Vがしきい値Th[i-1]を超えない場合には、ステップS145へ処理を進める。
ステップS145では、画素指定部12aは、画素値変動回数CCに1を加算する。つまり、画素値変動回数CCをインクリメントする。このように第2実施形態では、評価画素の画素値P[i]と直前画素の画素値P[i-1]とが相違し、かつ、評価画素の画素値P[i]と区間先頭画素の画素値P[0]との差分に基づく評価値Vがしきい値Th[i-1]を超えない場合に、画素値変動回数CCがインクリメントされる。画素指定部12aは、ステップS145の後にステップS150を実行する。
ステップS160では、変換部12dは、評価画素の位置がラスターラインの終端画素を超えていないと判定した場合、ステップS125に戻る。一方、評価画素の位置がラスターラインの終端画素を超えたと判定した場合、変換部12dは、ステップS160からステップS195へ処理を進める。
ステップS165では、変換部12dは、区間画素数iがしきい値ThAより多く、かつ、画素値変動回数CCがしきい値ThBより少ない、という条件が成立するか否かを判定する。この条件を「変換回避条件」と呼ぶ。しきい値ThA,ThBは、いずれも予め設定された値である。しきい値ThAは「第1所定数」に該当し、しきい値ThBは「第2所定数」に該当する。一例として、しきい値ThA=6、しきい値ThB=3、である。これまでの説明から判るように、区間画素数iは、区間先頭画素から直前画素までの画素数である。また、画素値変動回数CCは、区間先頭画素から直前画素までの区間、つまり変換対象区間における画素値の変動回数である。
ステップS165において、変換部12dは、変換回避条件が成立する場合は“Yes”と判定して、処理をステップS190へ進める。一方、変換回避条件が成立しない場合は、変換部12dは、“No”と判定してステップS170を実行する。このように第2実施形態では、変換部12dは、ある変換対象区間が比較的多い画素数で構成されており、かつ当該変換対象区間内での画素値変動回数CCが比較的少ない場合には、当該変換対象区間に関してステップS170,S180を実行しない。
ステップS195の判定は、ステップS165の判定と同じである。つまり、ステップS195において、変換部12dは、変換回避条件が成立する場合は“Yes”と判定して、画像変換処理100を終了する。一方、変換回避条件が成立しない場合は、変換部12dは“No”と判定してステップS200を実行する。
4.まとめ:
このように本実施形態によれば、画像変換装置10は、圧縮処理が施される前の画像データに対する変換処理を行う。画像変換装置10は、前記画像データを構成するラスターラインに含まれる画素である第1画素の前記ラスターライン内の隣接画素を指定の起点として、第1画素から離れる向きに、前記ラスターライン内の画素を順次第2画素に指定する画素指定部12aと、第1画素と第2画素との画素値の差分の絶対値または前記差分の自乗値を評価値Vとして算出する評価値算出部12bと、評価値Vが所定のしきい値を超えるか否かを判定する判定部12cと、評価値Vがしきい値を超えると判定された時点で、つまりステップS140で“Yes”と判定されたタイミングで第1画素から第2画素の第1画素側の隣接画素である第3画素までの画素値の代表値を算出し、第1画素から第3画素までの画素値を代表値に変換する変換部12dと、を備える。
前記構成によれば、ラスターラインにおける第1画素(区間先頭画素)に対する画素値の差分に基づく評価値Vがしきい値以下に収まる画素が第1画素を先頭にして連続する区間の画素値が、この区間の画素値の代表値に変換される。これにより、画像データを構成するラスターライン単位で色数を減少させることができる。ここで言う色数とは、異なる階調値を一つの色と捉えた場合の色数である。ラスターライン単位で色数を減少させることで、ラスターラインに対して実行される圧縮処理300によるデータの圧縮率を高める。つまり、圧縮処理300や、圧縮処理300に対応してプリンター20側で実行する復号化処理については、既存のハードウェアやプログラムを使用しつつ、圧縮処理300の前に本実施形態の画像変換処理100を実行することで、結果的に、圧縮処理300によるデータの圧縮率を高めることができる。特に、自然画のように色数が多い画像に対して画像変換処理100を実行して色数を減少させることで、圧縮処理300によるデータの圧縮率を高めることができる。
そして、圧縮処理300におけるデータの圧縮率を向上させることにより、画像変換装置10からプリンター20へのデータ転送の高速化や、データ転送にかかる通信負担の軽減が実現され、ひいては印刷処理の高速化に寄与する。
第1画素から第3画素までの画素値の代表値とは、これまでの説明によれば第1画素から第3画素までの画素値の平均値Aveである。画質劣化抑制の観点から、平均値Aveは、第1画素から第3画素までの画素値の変換後の値として好適である。ただし、上述したように色数を減少させる観点に立てば、代表値は平均値でなくてもよい。第1画素から第3画素までの画素値の代表値は、例えば、第1画素から第3画素までの画素値の中央値であったり、第1画素から第3画素までの画素値のうちのいずれか一つであってもよい。
所定のしきい値、つまりしきい値Th[i-1]は一定の値であってもよい。
ただし、人間の視覚特性は、色の変化の周期が短い高周波領域に対しては階調の違いを識別する感度が鈍く、色の変化の周期が長い低周波領域に対しては前記感度が敏感になり易い。このような視覚特性によれば、短い画素区間については、区間内の画素値を代表値に変換しても画質劣化は視認され難い。一方、画素区間が長くなるにつれて、区間内の画素値を代表値に変換した場合に画質劣化は視認され易くなる。
そこで、画像変換部12は、しきい値Th[i-1]を、第1画素と第2画素との距離の増加に応じて小さくするとしてもよい。しきい値テーブル17によれば、しきい値Th[i-1]は、第1画素(区間先頭画素)と第2画素(評価画素)との距離の増加、つまり区間画素数iの増加に応じて小さい値となっている。
前記構成によれば、区間画素数iが増加するほど、画素値を代表値に変換する区間の長さを延長する条件を厳しくすることができ、色数の減少による画質劣化を、前記視覚特性に合わせて抑制することができる。
また、本実施形態によれば、画素指定部12aは、評価値Vがしきい値を超えると判定された時点の第2画素を、次の第1画素とし、ラスターライン内で前記次の第1画素の隣接画素を起点として第2画素の指定を行う。つまり、図3や図6のフローチャートでは、ステップS190を経てステップS120以下又はステップS115以下が繰り返される。
前記構成によれば、ラスターライン内に第1画素(区間先頭画素)から第3画素(直前画素)までの区間を繰り返し設定し、ラスターラインにおける色数を効率的に減少させることができる。
また、本実施形態によれば、ラスターラインの終端画素が第2画素に指定されて算出された評価値Vについて、判定部12cが、しきい値を超えないと判定した場合、つまりステップS160で“Yes”と判定された場合、変換部12dは、第1画素から終端画素までの画素値の代表値を算出し、第1画素から終端画素までの画素値を、第1画素から終端画素までの画素値の代表値に変換する。
前記構成によれば、ラスターライン内における終端画素を含む一部の区間について画素値を代表値へ変換できなくなる事態を、回避することができる。
ここで、ラスターライン内において、ある程度まとまった画素数毎に画素値が増加または減少するいわゆるグラテーションパターンを、処理対象の画像として想定する。第1実施形態の画像変換処理100では、このようなグラテーションパターンは、その画素値変動の規則性ゆえに、ラスターライン内において色の変動が保護されるべき比較的長い区間が一つの変換対象区間とされ、画素値が代表値に変換され易かった。そのため、グラテーションパターンの画質保護の観点で、更なる工夫が必要であった。
第2実施形態によれば、変換部12dは、評価値Vがしきい値を超えると判定された時点で、第1画素から第3画素までの画素数が第1所定数(しきい値ThA)より多く、かつ、第1画素から第3画素までの区間における画素値の変動回数(画素値変動回数CC)が第2所定数(しきい値ThB)より少ない場合は、前記変換を実行しない。
つまり第2実施形態では、ラスターライン内における第1画素から第3画素までの区間であって、画素数が比較的多いにもかかわらず画素値変動回数CCが比較的少ない区間については、区間内の画素値を代表値へ変換する処理から除外することができる。これにより、グラテーションパターンの画質劣化を防ぐことができる。
図3や図6のフローチャートは、画像変換方法を開示していると言える。具体的には、ステップS120(又はステップS115),S150は、第2画素を指定する画素指定工程に該当する。また、ステップS130は、評価値Vを算出する評価値算出工程に該当し、ステップS140は、評価値Vが所定のしきい値を超えるか否かを判定する判定工程に該当する。また、ステップS170,S180は、評価値がしきい値を超えると判定された時点で、代表値を算出し、第1画素から第3画素までの画素値を代表値に変換する変換工程、に該当する。
図3のフローチャートにおいて、ステップS190で終端画素が次の区間先頭画素に指定されることも有り得る。終端画素が区間先頭画素に指定された上で実行されるステップS120以下では、評価画素が実質的に存在しないため、ステップS130において、評価値算出部12bは評価値Vを算出することができない。そこで、図3のフローチャートにおいては、ステップS120の後かつステップS130の前のタイミングでも、ステップS160と同じ判定を実行するとしてもよい。つまり、画像変換部12は、ステップS120の後、区間画素数iが示す評価画素の位置が終端画素を超えていないと判定した場合にステップS130へ進む。一方、ステップS120の後、区間画素数iが示す評価画素の位置が終端画素を超えたと判定した場合は、画像変換部12は、処理をステップS200へ進めるか或いは画像変換処理100を終了すればよい。
同様に、図6のフローチャートにおいて、ステップS190で終端画素が次の区間先頭画素に指定されることも有り得る。終端画素が区間先頭画素に指定された上で実行されるステップS115以下では、評価画素が実質的に存在しないため、ステップS125の判定や、ステップS130による評価値Vの算出をすることができない。そこで、図6のフローチャートにおいては、ステップS115の後かつステップS125の前のタイミングでも、ステップS160と同じ判定を実行するとしてもよい。つまり、画像変換部12は、ステップS115の後、区間画素数iが示す評価画素の位置が終端画素を超えていないと判定した場合にステップS125へ進む。一方、ステップS115の後、区間画素数iが示す評価画素の位置が終端画素を超えたと判定した場合は、画像変換部12は、処理をステップS195へ進めるか或いは画像変換処理100を終了すればよい。
1…システム、10…画像変換装置、11…制御部、12…画像変換部、12a…画素指定部、12b…評価値算出部、12c…判定部、12d…変換部、13…表示部、14…操作受付部、15…通信IF、16…圧縮処理部、17…しきい値テーブル、20…プリンター、21…印刷制御部、22…印刷機構

Claims (5)

  1. 圧縮処理が施される前の画像データに対する変換処理を行う画像変換装置であって、
    前記画像データを構成するラスターラインに含まれる画素である第1画素の前記ラスターライン内の隣接画素を指定の起点として、前記第1画素から離れる向きに、前記ラスターライン内の画素を順次第2画素に指定する画素指定部と、
    前記第1画素と前記第2画素との画素値の差分の絶対値または前記差分の自乗値を評価値として算出する評価値算出部と、
    前記評価値が所定のしきい値を超えるか否かを判定する判定部と、
    前記評価値が前記しきい値を超えると判定された時点で、前記第1画素から前記第2画素の前記第1画素側の隣接画素である第3画素までの画素値の代表値を算出し、前記第1画素から前記第3画素までの画素値を前記代表値に変換する変換部と、を備え
    前記変換部は、前記評価値が前記しきい値を超えると判定された時点で、前記第1画素から前記第3画素までの画素数が第1所定数より多く、かつ、前記第1画素から前記第3画素までの区間における画素値の変動回数が第2所定数より少ない場合は、前記変換を実行しない、ことを特徴とする画像変換装置。
  2. 前記しきい値を、前記第1画素と前記第2画素との距離の増加に応じて小さくすることを特徴とする請求項1に記載の画像変換装置。
  3. 前記画素指定部は、前記評価値が前記しきい値を超えると判定された時点の前記第2画素を、次の前記第1画素とし、前記ラスターライン内で前記次の第1画素の隣接画素を起点として前記第2画素の指定を行う、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像変換装置。
  4. 前記ラスターラインの終端画素が前記第2画素に指定されて算出された前記評価値について、前記判定部が、前記しきい値を超えないと判定した場合、
    前記変換部は、前記第1画素から前記終端画素までの画素値の代表値を算出し、前記第1画素から前記終端画素までの画素値を前記第1画素から前記終端画素までの画素値の代表値に変換する、ことを特徴とする請求項1~請求項のいずれかに記載の画像変換装置。
  5. 圧縮処理が施される前の画像データに対する変換処理を行う画像変換方法であって、
    前記画像データを構成するラスターラインに含まれる画素である第1画素の前記ラスターライン内の隣接画素を指定の起点として、前記第1画素から離れる向きに、前記ラスターライン内の画素を順次第2画素に指定する画素指定工程と、
    前記第1画素と前記第2画素との画素値の差分の絶対値または前記差分の自乗値を評価値として算出する評価値算出工程と、
    前記評価値が所定のしきい値を超えるか否かを判定する判定工程と、
    前記評価値が前記しきい値を超えると判定された時点で、前記第1画素から前記第2画素の前記第1画素側の隣接画素である第3画素までの画素値の代表値を算出し、前記第1画素から前記第3画素までの画素値を前記代表値に変換する変換工程と、を備え
    前記変換工程では、前記評価値が前記しきい値を超えると判定された時点で、前記第1画素から前記第3画素までの画素数が第1所定数より多く、かつ、前記第1画素から前記第3画素までの区間における画素値の変動回数が第2所定数より少ない場合は、前記変換を実行しない、ことを特徴とする画像変換方法。
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