JP7115224B2 - 磁気センサ - Google Patents

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本発明は磁気センサに関し、特に、磁気検出素子に磁束を集める磁性体と補償コイルを備えた磁気センサに関する。
磁気検出素子に磁束を集める磁性体と補償コイルを備えた磁気センサとしては、特許文献1に記載された磁気センサが知られている。特許文献1に記載された磁気センサは、センサチップに集積された磁気検出素子及び補償コイルと、センサチップ上に配置された磁性体とを備えている。そして、磁性体によって集磁された磁界が磁気検出素子に印加されるとともに、磁気検出素子に印加される磁界を補償コイルによってキャンセルすることによって、いわゆるクローズドループ制御が行われる。これにより、磁気検出素子に印加される磁界が常にゼロの状態が保たれることから、温度変化などに起因するオフセットが生じず、正確な磁界測定が可能となる。
しかしながら、特許文献1に記載された磁気センサでは、補償コイルがセンサチップに集積された構造を有していることから、補償コイルのターン数を十分に確保することが困難であるとともに、補償コイルに流すことができる電流量も比較的小さい。このため、測定対象となる磁界が比較的強い場合には、磁気検出素子に印加される磁界をキャンセルすることが困難であった。また、補償コイルと磁性体の距離が離れていることから、測定対象となる磁界が強いと磁性体が磁気飽和してしまうことも考えられる。磁性体が磁気飽和すると、集磁能力の低下によって、磁界の強度とセンサ出力との間のリニアリティがなくなり、正確な磁界測定ができなくなるという問題があった。
このような問題を解決する方法として、図12に示す磁気センサ6のように、センサチップ61が搭載された基板62上に、センサチップ61を取り囲むような大型の補償コイル63を別途付加する方法が考えられる。この方法によれば、磁気検出素子R及び磁性体64に強いキャンセル磁界を印加することができるため、測定対象となる磁界が比較的強い場合であっても、磁気検出素子Rに印加される磁界を正しくキャンセルすることができるとともに、磁性体64の磁気飽和を防止することが可能となる。
特開2015-219061号公報
しかしながら、図12に示すように、補償コイル63を基板62上に搭載する方法では、磁気センサ全体のサイズが大型化するという問題があった。
したがって、本発明は、磁気検出素子に印加される磁界を補償コイルによって正しくキャンセルすることができ、且つ、磁性体の磁気飽和を防止することが可能な小型の磁気センサを提供することを目的とする。
本発明による磁気センサは、第1及び第2の磁気検出素子を含む、ブリッジ接続された複数の磁気検出素子が形成された素子形成面を有するセンサチップと、素子形成面上に位置し、素子形成面に対して垂直な方向から見て、第1の磁気検出素子と第2の磁気検出素子の間に配置された第1の磁性体と、素子形成面に対して垂直な方向が軸方向となるよう、第1の磁性体に巻回された第1の補償コイルとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1の補償コイルが第1の磁性体に巻回されていることから、磁気センサ全体のサイズの大型化を防止しつつ、キャンセル磁界を第1の磁性体に効率よく印加することが可能となる。これにより、磁気検出素子に印加される磁界を正しくキャンセルすることができるとともに、第1の磁性体の磁気飽和を防止することが可能となる。
本発明において、第1の磁性体は、素子形成面に対して垂直な方向を長手方向とする棒状体であっても構わない。これによれば、素子形成面に対して垂直な方向の磁界を選択的に集磁することが可能となる。
本発明において、第1の磁性体は、第1の補償コイルが巻回された巻芯部と、長手方向における両端部に設けられ、巻芯部よりも径の大きい鍔部を有するものであっても構わない。これによれば、第1の補償コイルの巻回作業が容易となるとともに、巻回した第1の補償コイルの脱落を防止することが可能となる。
本発明による磁気センサは、センサチップ及び第1の磁性体が搭載された基板をさらに備え、センサチップは、素子形成面が基板に対して垂直となるよう寝かせて搭載されていても構わない。これによれば、第1の磁性体の長さが長い場合であっても、基板に第1の磁性体を安定して支持することが可能となる。
本発明による磁気センサは、素子形成面の反対側に位置するセンサチップの裏面を覆う第2の磁性体と、裏面に対して垂直な方向が軸方向となるよう、第2の磁性体に巻回された第2の補償コイルとをさらに備えるものであっても構わない。これによれば、磁気検出素子に印加される磁界の強度がより高められるとともに、第2の磁性体の磁気飽和を防止することが可能となる。
この場合、第2の磁性体は、センサチップの素子形成面に対して垂直な第1及び第2の側面をさらに覆っても構わない。これによれば、磁気検出素子に印加される磁束の水平方向成分を高めることが可能となる。また、第1及び第2の補償コイルは直列に接続されていても構わない。これによれば、第1及び第2の補償コイルに同じ補償電流を流すことが可能となる。
このように、本発明による磁気センサは、磁気検出素子に印加される磁界を補償コイルによって正しくキャンセルすることができ、且つ、磁性体の磁気飽和を防止することが可能となる。しかも、補償コイルが磁性体に巻回されていることから、磁気センサ全体のサイズの大型化を防止することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態による磁気センサ1の外観を示す略斜視図である。 図2は、本発明の第1の実施形態による磁気センサ1の略上面図である。 図3は、図2に示すA-A線に沿った略断面図である。 図4は、磁気検出素子R1~R4と補償コイル31の接続関係を説明するための回路図である。 図5は、本発明の第1の実施形態による磁気センサ1の特性を示す模式的なグラフである。 図6は、本発明の第2の実施形態による磁気センサ2の外観を示す略斜視図である。 図7は、本発明の第2の実施形態による磁気センサ2の略断面図である。 図8は、本発明の第3の実施形態による磁気センサ3の外観を示す略斜視図である。 図9は、本発明の第4の実施形態による磁気センサ4の外観を示す略斜視図である。 図10は、磁気検出素子R1~R4と補償コイル31,32の接続関係を説明するための回路図である。 図11は、本発明の第5の実施形態による磁気センサ5の外観を示す略斜視図である。 図12は、補償コイル63を基板62上に搭載した例による磁気センサ6の外観を示す略斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による磁気センサ1の外観を示す略斜視図である。また、図2は磁気センサ1の略上面図であり、図3は図2に示すA-A線に沿った略断面図である。
図1~図3に示すように、第1の実施形態による磁気センサ1は、基板8と、基板8に搭載されたセンサチップ10と、センサチップ10の素子形成面12上に設けられた磁性体20と、磁性体20に巻回された補償コイル31とを備えている。センサチップ10はxy平面を構成する素子形成面12を有し、素子形成面12にはブリッジ接続された4つの磁気検出素子R1~R4が形成されている。
磁気検出素子R1~R4の種類については特に限定されないが、磁界の向きに応じて電気抵抗が変化する磁気抵抗素子であることが好ましい。本実施形態においては、磁気検出素子R1~R4の感度方向(固定磁化方向)は、図2の矢印Pが示す方向(x方向)に全て揃えられている。ここで、磁気検出素子R1,R3はy方向における位置が等しく、磁気検出素子R2,R4はy方向における位置が等しい。また、磁気検出素子R1,R4はx方向における位置が等しく、磁気検出素子R2,R3はx方向における位置が等しい。
磁性体20は、フェライトなど透磁率の高い軟磁性材料からなるブロックであり、z方向から見て、磁気検出素子R1,R4と磁気検出素子R2,R3との間に位置するよう、センサチップ10の素子形成面12上に配置される。磁性体20は、センサチップ10に直接固定されていても構わないし、センサチップ10とは別の部材に固定されていても構わない。磁性体20は、垂直方向(z方向)の磁束を選択的に集磁する役割を果たし、磁性体20によって集磁された磁束は、x方向にほぼ均等に分配される。このため、垂直方向の磁束は、磁気検出素子R1~R4に対してほぼ均等に与えられることになる。本実施形態においては、磁性体20がz方向を長手方向とする棒状体であり、これにより、磁界のz方向成分を選択性が高められている。磁性体20のz方向における高さについては特に限定されないが、z方向における高さをより高くすることによって、z方向の磁束の選択性をより高めることができる。
補償コイル31は、z方向が軸方向となるよう磁性体20に巻回されたワイヤ(被服導電)からなる。補償コイル31は、磁性体20に直接巻回しても構わないし、樹脂などからなるボビンを介して磁性体20に巻回しても構わない。また、巻崩れを防止するために、磁性体20に巻回した補償コイル31を接着剤で固めても構わない。補償コイル31を構成するワイヤのターン数については特に限定されず、目的とするキャンセル磁界の発生に必要なターン数とすれば良い。本実施形態においては、補償コイル31を磁性体20に巻回していることから、センサチップ10に補償コイルを集積する方式と比べて、ターン数を大幅に増やすことが可能であるとともに、より大きな電流を流すことが可能である。また、図8に示した磁気センサ3のように、基板上に補償コイルを別途配置する方式のように、磁気センサ全体のサイズが大型化することもない。
図4は、磁気検出素子R1~R4と補償コイル31の接続関係を説明するための回路図である。
図4に示すように、磁気検出素子R1は端子電極41,43間に接続され、磁気検出素子R2は端子電極42,43間に接続され、磁気検出素子R3は端子電極41,44間に接続され、磁気検出素子R4は端子電極42,44間に接続されている。端子電極41には電源電位Vccが与えられ、端子電極42には接地電位GNDが与えられる。そして、磁気検出素子R1~R4は全て同一の磁化固定方向を有していることから、磁性体20からみて一方側に位置する磁気検出素子R1,R4の抵抗変化量と、磁性体20からみて他方側に位置する感磁素子R2,R3の抵抗変化量との間には差が生じる。これにより、磁気検出素子R1~R4は差動ブリッジ回路を構成し、磁束密度に応じた磁気検出素子R1~R4の電気抵抗の変化が端子電極43,44に現れることになる。
端子電極43,44から出力される差動信号は、基板8又はセンサチップ10に設けられた差動アンプ51に入力される。差動アンプ51の出力信号は、端子電極45にフィードバックされる。図4に示すように、端子電極45と端子電極46との間には補償コイル31が接続されており、これにより、補償コイル31は差動アンプ51の出力信号に応じたキャンセル磁界を発生させる。かかる構成により、外部磁束の磁束密度に応じた磁気検出素子R1~R4の電気抵抗の変化が端子電極43,44に現れると、これに応じた電流が補償コイル31に流れ、逆方向のキャンセル磁界を発生させる。これにより、外部磁束が打ち消される。そして、差動アンプ51から出力される電流を検出回路52によって電流電圧変換すれば、外部磁束の強さを検出することが可能となる。
そして、本実施形態においては、補償コイル31が磁性体20に巻回されていることから、十分なターン数を確保することができるとともに、より大きな電流を流すことが可能である。これにより、強いキャンセル磁界を発生させることができるため、測定対象となる磁界が比較的強い場合であっても、磁気検出素子R1~R4に印加される磁界を正しくキャンセルすることができるだけでなく、磁性体20の磁気飽和を防止することが可能となる。
図5は、本実施形態による磁気センサ1の特性を示す模式的なグラフであり、横軸は測定対象となる磁界の強度を示し、縦軸はセンサの出力を示している。
図5の特性aで示すように、本実施形態による磁気センサ1は、強いキャンセル磁界を磁性体20に印加することができるため、測定対象となる磁界の強度に対してセンサの出力はほぼリニアとなる。これに対し、従来の磁気センサのように補償コイルをセンサチップに集積する方式では、特性bで示すように、測定対象となる磁界が比較的弱い場合にはリニアリティが確保されるものの、測定対象となる磁界が所定値を超えると、磁性体が磁気飽和してしまい、その結果、センサの出力も飽和してしまう。本実施形態においては、このような磁性体の磁気飽和が防止されることから、より強い磁界を正確に測定することが可能となる。
図6は、本発明の第2の実施形態による磁気センサ2の外観を示す略斜視図である。また、図7は磁気センサ2の略断面図である。
図6及び図7に示すように、第2の実施形態による磁気センサ2は、磁性体20が磁性体20Aに置き換えられている点において、第1の実施形態による磁気センサ1と相違している。その他の基本的な構成は、第1の実施形態による磁気センサ1と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
磁性体20Aは、補償コイル31が巻回された巻芯部21と、巻芯部21のz方向における両端部に設けられ、巻芯部21よりも径の大きい鍔部22,23を有している。つまり、本実施形態において用いる磁性体20Aは、それ自体がボビン形状を有している。これにより、補償コイル31を構成するワイヤの巻回作業が容易となるだけでなく、磁性体20Aに巻回された補償コイル31の脱落が鍔部22,23によって防止される。尚、図6及び図7に示す例では、巻芯部21のz方向における両端に鍔部を設けているが、いずれか一方の端部にのみ鍔部を設けても構わない。
図8は、本発明の第3の実施形態による磁気センサ3の外観を示す略斜視図である。
図8に示すように、第3の実施形態による磁気センサ3は、素子形成面12が基板8に対して垂直となるよう、センサチップ10が寝かせて搭載されている点において、第1の実施形態による磁気センサ1と相違している。その他の基本的な構成は、第1の実施形態による磁気センサ1と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態においては、基板8の主面がxz面を構成しており、センサチップ10のxz側面が基板8と向かい合うよう、基板8上にセンサチップ10が搭載される。これにより、磁性体20を基板8の表面に固定できることから、磁性体20のz方向における長さが長い場合であっても、磁性体20を安定して支持することが可能となる。また、本実施形態においては、端子電極41~46を素子形成面12のエッジに配置することにより、基板8の表面に設けられた端子電極とハンダを介して直接接続することができる。
図9は、本発明の第4の実施形態による磁気センサ4の外観を示す略斜視図である。
図9に示すように、第4の実施形態による磁気センサ4は、別の磁性体20B及びこれに巻回された補償コイル32が追加されている点において、第2の実施形態による磁気センサ2と相違している。その他の基本的な構成は、第2の実施形態による磁気センサ2と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
磁性体20Bは、センサチップ10の裏面及び両側面を覆っている。裏面は、素子形成面12の反対側に位置するxy面であり、側面はyz面である。このような磁性体20Bを設けることにより、磁性体20Aに取り込まれた磁束は、磁性体20Bのうちセンサチップの両側面を覆う部分に向かって強く曲げられた後、磁性体20Bのうちセンサチップの裏面を覆う部分に回収される。これにより、磁気検出素子R1~R4に印加される磁束のx方向成分が増加することから、検出感度をより高めることが可能となる。
そして、本実施形態においては、磁性体20Bのうちセンサチップの裏面を覆う部分に別の補償コイル32が巻回されている。補償コイル32のコイル軸はz方向であり、磁性体20Aに巻回された補償コイル31と同方向に巻回される。補償コイル32は、磁性体20Bに直接巻回しても構わないし、樹脂などからなるボビンを介して磁性体20Bに巻回しても構わない。また、巻崩れを防止するために、磁性体20Bに巻回した補償コイル32を接着剤で固めても構わない。補償コイル32を構成するワイヤのターン数については特に限定されず、目的とするキャンセル磁界の発生に必要なターン数とすれば良い。
図10は、磁気検出素子R1~R4と補償コイル31,32の接続関係を説明するための回路図である。
図10に示すように、補償コイル31と補償コイル32は、端子電極45,46間に直列に接続される。これにより、補償コイル31,32に同じ補償電流が流れることから、補償コイル31によって磁性体20Aに流れる磁束がキャンセルされるとともに、補償コイル32によって磁性体20Bに流れる磁束がキャンセルされる。このため、磁性体20Aだけでなく、磁性体20Bの磁気飽和も防止される。
図11は、本発明の第5の実施形態による磁気センサ5の外観を示す略斜視図である。
図11に示すように、第5の実施形態による磁気センサ5は、素子形成面12が基板8に対して垂直となるよう、センサチップ10が寝かせて搭載されている点において、第4の実施形態による磁気センサ4と相違している。その他の基本的な構成は、第4の実施形態による磁気センサ4と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態においては、磁性体20A,20Bを基板8の表面に固定することができることから、磁性体20A,20Bのz方向における長さが長い場合であっても、磁性体20A,20Bを安定して支持することが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記の各実施形態では、4つの磁気検出素子R1~R4をブリッジ接続しているが、本発明において4つの磁気検出素子を用いることは必須でなく、ブリッジ接続された少なくとも2つの磁気検出素子を用い、z方向から見てこれら2つの磁気検出素子の間に補償コイルが巻回された磁性体を配置すれば足りる。
1~6 磁気センサ
10,61 センサチップ
8,62 基板
31,32,63 補償コイル
20,20A,20B,64 磁性体
12 素子形成面
21 巻芯部
22,23 鍔部
41~46 端子電極
51 差動アンプ
52 検出回路
R,R1~R4 磁気検出素子

Claims (7)

  1. 第1及び第2の磁気検出素子を含む、ブリッジ接続された複数の磁気検出素子が形成された素子形成面を有するセンサチップと、
    前記素子形成面上に位置し、前記素子形成面に対して垂直な方向から見て、前記第1の磁気検出素子と前記第2の磁気検出素子の間に配置された第1の磁性体と、
    前記素子形成面に対して垂直な方向が軸方向となるよう、前記第1の磁性体に巻回された第1の補償コイルと、を備えることを特徴とする磁気センサ。
  2. 前記第1の磁性体は、前記素子形成面に対して垂直な方向を長手方向とする棒状体であることを特徴とする請求項1に記載の磁気センサ。
  3. 前記第1の磁性体は、前記第1の補償コイルが巻回された巻芯部と、前記長手方向における両端部に設けられ、前記巻芯部よりも径の大きい鍔部を有することを特徴とする請求項2に記載の磁気センサ。
  4. 前記センサチップ及び前記第1の磁性体が搭載された基板をさらに備え、
    前記センサチップは、前記素子形成面が前記基板に対して垂直となるよう寝かせて搭載されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の磁気センサ。
  5. 前記素子形成面の反対側に位置する前記センサチップの裏面を覆う第2の磁性体と、
    前記裏面に対して垂直な方向が軸方向となるよう、前記第2の磁性体に巻回された第2の補償コイルと、をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の磁気センサ。
  6. 前記第2の磁性体は、前記センサチップの前記素子形成面に対して垂直な第1及び第2の側面をさらに覆うことを特徴とする請求項5に記載の磁気センサ。
  7. 前記第1及び第2の補償コイルが直列に接続されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の磁気センサ。
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