JP7115185B2 - 可動コイル型ボイスコイルモータ - Google Patents
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Description
円柱状のセンターヨークと、
前記センターヨークの外周面に対向して空隙部を設けて円筒状に配置された複数のポールピースと、
前記複数のポールピースの外周部、軸方向上端部及び下端部にそれぞれ円筒状に配置された複数の第1の永久磁石、複数の第2の永久磁石及び複数の第3の永久磁石と、
前記複数の第1の永久磁石の外周部に接続された円筒状のサイドヨークと、
前記複数の第2の永久磁石、及び前記サイドヨークを軸方向上端部で磁気的に結合するトップヨークと、
前記センターヨーク、前記複数の第3の永久磁石、及び前記サイドヨークを軸方向下端部で磁気的に結合するボトムヨークと、
前記空隙部に軸方向に移動可能に配置されたコイルとを有し、
前記第1の永久磁石、第2の永久磁石及び第3の永久磁石が前記ポールピースに対向する側の磁極が同じである可動コイル型ボイスコイルモータにおいて、
前記トップヨーク及び前記ボトムヨークに、それぞれコイル冷却のための空気取り込み口を少なくとも1カ所有するとともに、前記円筒状に配置された複数の第2の永久磁石の一部、及び複数の第3の永久磁石の一部が取り除かれ、前記空気取り込み口に接続し前記空隙部に開口する貫通孔が設けられたことを特徴とする。
図1、図2(a)、図2(b)及び図2(c)に本発明の可動コイル型ボイスコイルモータ1の一例を示す。図1は正面図、図2(a)は図1のA-A断面図、図2(b)は図1のB-B断面図、図2(c)は図1のC-C断面図である。本発明の可動コイル型ボイスコイルモータ1は、
円柱状のセンターヨーク11と、
前記センターヨーク11の外周面11aに対向して空隙部20を設けて円筒状に配置された複数のポールピース30と、
前記複数のポールピース30の外周部、軸方向上端部及び下端部にそれぞれ円筒状に配置された複数の第1の永久磁石41、複数の第2の永久磁石42及び複数の第3の永久磁石43と、
前記複数の第1の永久磁石41の外周部に接続された円筒状のサイドヨーク12と、
前記複数の第2の永久磁石42、及び前記サイドヨーク12を軸方向上端部で磁気的に結合するトップヨーク13と、
前記センターヨーク11、前記複数の第3の永久磁石43、及び前記サイドヨーク12を軸方向下端部で磁気的に結合するボトムヨーク14と、
前記空隙部に軸方向に移動可能に配置されたコイル50とを有し、
前記第1の永久磁石41、第2の永久磁石42及び第3の永久磁石43が前記ポールピース30に対向する側の磁極が同じ(図ではN極)であり、
前記トップヨーク13及び前記ボトムヨーク14に、それぞれコイル冷却のための空気取り込み口61,62を少なくとも1カ所有するとともに、前記円筒状に配置された複数の第2の永久磁石42の一部、及び複数の第3の永久磁石43の一部が取り除かれ、前記空気取り込み口61,62に接続し前記空隙部20に開口する貫通孔71,72が設けられたことを特徴とする。
図3(a)は図2(a)のD-D断面図を示す。本発明の可動コイル型ボイスコイルモータの基本構成は、円柱状のセンターヨーク11と、前記センターヨーク11の外周面に対向して空隙部を設けて円筒状に配置された複数のポールピース30と、前記複数のポールピース30の外周部に円筒状に配置された複数の第1の永久磁石41(主磁石)と、前記複数の第1の外周部に接続された円筒状のサイドヨーク12とを有し、さらに図2(c)に示すように、前記複数の第1の永久磁石41に加えて、前記複数のポールピース30の軸方向上端部及び下端部にそれぞれ円筒状に配置された複数の第2の永久磁石42(補助磁石)及び複数の第3の永久磁石43(補助磁石)を有し、センターヨーク11と、サイドヨーク12と、複数の第1~第3の永久磁石とは、トップヨーク13及びボトムヨーク14によって磁気的に接続され磁気回路を形成する。
前述したように、本発明の可動コイル型ボイスコイルモータ1においては、トップヨーク13及びボトムヨーク14に開口して設けられた空気取り込み口61,62と、それに接続し空隙部20へ冷却空気を送り込むための貫通孔71,72とを、トップヨーク13側及びボトムヨーク14側にそれぞれ少なくとも1カ所有するため、コイル50及び非磁性の導電リング81,82を高い効率で冷却することができる。
空気取り込み口61及び貫通孔71が熱伝導率の高い高熱伝導性材料で構成され、空気取り込み口61及び貫通孔71に接続し、前記トップヨーク13上部に露出するヒートシンク部材100を設けてもよい。すなわち、例えば図4(a)及び図4(b)に示すように、貫通孔71を構成する非磁性のスペーサ91a,91bを高熱伝導性材料で構成するとともに、トップヨーク13に設けられた空気取り込み口61を高熱伝導性部材101で構成し、さらに高熱伝導性部材101に接続するヒートシンク部材100をトップヨーク13上部に配置するのが好ましい。同様に、貫通孔72を構成する非磁性のスペーサ92a,92bを高熱伝導性材料で構成するとともに、ボトムヨーク14に設けられた空気取り込み口62を高熱伝導性部材で構成し、その高熱伝導性部材に接続するヒートシンク部材をボトムヨーク14下部に露出するように配置してもよい。
11・・・センターヨーク
11a・・・外周面
12・・・サイドヨーク
13・・・トップヨーク
14・・・ボトムヨーク
20・・・空隙部
30・・・ポールピース
41・・・第1の永久磁石
42・・・第2の永久磁石
43・・・第3の永久磁石
50・・・コイル
61,62・・・空気取り込み口
63・・・補助空気取り込み口
71,72・・・貫通孔
71a,72a・・・貫通孔
71b,72b・・・貫通孔
81,82・・・非磁性の導電リング
91,92・・・非磁性のスペーサ
91a,92a・・・非磁性のスペーサ
91b,92b・・・非磁性のスペーサ
100・・・ヒートシンク部材
101・・・高熱伝導性部材
Claims (5)
- 円柱状のセンターヨークと、
前記センターヨークの外周面に対向して空隙部を設けて円筒状に配置された複数のポールピースと、
前記複数のポールピースの外周部、軸方向上端部及び下端部にそれぞれ円筒状に配置された複数の第1の永久磁石、複数の第2の永久磁石及び複数の第3の永久磁石と、
前記複数の第1の永久磁石の外周部に接続された円筒状のサイドヨークと、
前記複数の第2の永久磁石、及び前記サイドヨークを軸方向上端部で磁気的に結合するトップヨークと、
前記センターヨーク、前記複数の第3の永久磁石、及び前記サイドヨークを軸方向下端部で磁気的に結合するボトムヨークと、
前記空隙部に軸方向に移動可能に配置されたコイルとを有し、
前記第1の永久磁石、第2の永久磁石及び第3の永久磁石が前記ポールピースに対向する側の磁極が同じである可動コイル型ボイスコイルモータにおいて、
前記トップヨーク及び前記ボトムヨークに、それぞれコイル冷却のための空気取り込み口を少なくとも1カ所有するとともに、前記円筒状に配置された複数の第2の永久磁石の一部、及び複数の第3の永久磁石の一部が取り除かれ、前記空気取り込み口に接続し前記空隙部に開口する貫通孔が設けられたことを特徴とする可動コイル型ボイスコイルモータ。 - 請求項1に記載の可動コイル型ボイスコイルモータにおいて、
前記センターヨークの外周面と、前記複数のポールピースの内周面とには、非磁性の導電リングが対向して固定されていることを特徴とする可動コイル型ボイスコイルモータ。 - 請求項1又は2に記載の可動コイル型ボイスコイルモータにおいて、
前記空気取り込み口及びそれに接続する前記貫通孔が、前記トップヨーク及び前記ボトムヨークに、それぞれ周方向に等間隔に3~4カ所設けられていることを特徴とする可動コイル型ボイスコイルモータ。 - 請求項1~3のいずれかに記載の可動コイル型ボイスコイルモータにおいて、
前記トップヨークに設けられた前記空気取り込み口の周方向位置と、前記ボトムヨークに設けた前記空気取り込み口の周方向位置とが異なることを特徴とする可動コイル型ボイスコイルモータ。 - 請求項1~4のいずれかに記載の可動コイル型ボイスコイルモータにおいて、
前記空気取り込み口及び貫通孔が熱伝導率の高い材料で構成され、前記空気取り込み口に接続し、前記トップヨーク上部及び/又は前記ボトムヨーク下部に露出するヒートシンク部材が設けられていることを特徴とする可動コイル型ボイスコイルモータ。
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JP2018181510A JP7115185B2 (ja) | 2018-09-27 | 2018-09-27 | 可動コイル型ボイスコイルモータ |
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Citations (1)
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- 2018-09-27 JP JP2018181510A patent/JP7115185B2/ja active Active
Patent Citations (1)
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