JP7112953B2 - カラオケシステム - Google Patents

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Description

本発明はカラオケシステムに関する。
「スナック」と呼ばれる業態の店舗がある。スナックでは酒類や軽食を提供し、カウンター越しにスタッフが接客を行う。或いは、カウンターだけでなくテーブル席やボックス席を備える店舗もある。一般に、スナックは利用客の多くを常連客が占め、初めて訪れる際には敷居が高く感じられるため、スナックは新規顧客の開拓に苦労している。
このような問題は、カラオケ装置を設置し、利用者に対してカラオケ歌唱を行わせる「カラオケスナック」と呼ばれる業態の店舗でも同様である。
一方、カラオケスナックにカラオケ装置を提供しているカラオケ事業者は、カラオケスナックが新規顧客を開拓することにより、店舗に設置したカラオケ装置の稼働率が向上することを期待している。
ここで、特許文献1には、来店中のログイン顧客と同じグループに属する他の顧客に対し、当該他の顧客がお気に入りの接客スタッフを差出人としたメールでログイン顧客の来店を知らせるという技術が開示されている。
特開2009-205113号公報
特許文献1の技術によれば、ログイン顧客と同じグループに属している他の顧客の来店を促すことが可能となる。一方で、これまで来店したことが無い利用者に対してはメールを送信することができない。従って、特許文献1の技術を利用しても新規顧客の開拓には繋がらず、カラオケスナックに設置されているカラオケ装置の稼働率を上げることは困難である。
本発明の目的は、カラオケスナックに設置されているカラオケ装置の稼働率を上げることが可能なカラオケシステムを提供することにある。
上記目的を達成するための一の発明は、カラオケ店舗に設置されているカラオケ装置と、カラオケスナックに設置されている通信端末と、当該カラオケ装置及び当該通信端末と通信可能なサーバ装置とを含むカラオケシステムであって、前記カラオケ装置は、ある利用者からカラオケスナックの紹介リクエストがあった場合、当該ある利用者を識別するための利用者識別情報、当該ある利用者がカラオケ歌唱を行う楽曲を識別するための楽曲識別情報、及び当該ある利用者が当該楽曲のカラオケ歌唱を行う姿を撮影して得られる歌唱映像を、前記カラオケ装置を識別するための装置識別情報と関連付けた、リクエスト情報を前記サーバ装置に送信する情報処理部を有し、前記サーバ装置は、前記カラオケスナックに関するスナック情報、及び前記カラオケスナックを紹介するための紹介メッセージを、当該カラオケスナックに設置されている通信端末を識別するための端末識別情報と関連付けて記憶するスナック情報記憶部と、前記ある利用者に関する前記リクエスト情報を受信した場合、前記利用者識別情報に対応する利用者情報、前記楽曲識別情報に対応する楽曲情報、及び前記装置識別情報に対応する、前記カラオケ装置が設置されているカラオケ店舗に関する店舗情報の少なくとも1つと、記憶されている前記スナック情報に基づいて、前記カラオケスナックと前記ある利用者とのマッチングのスコアを算出する算出部と、前記スコアが所定の条件を満たす場合、前記カラオケスナックに設置されている通信端末に対し、前記リクエスト情報に含まれる前記歌唱映像を送信する映像送信部と、を有し、前記通信端末は、前記映像送信部から送信された歌唱映像を表示手段に表示させる表示制御部と、前記カラオケスナックのスタッフの指示入力に基づいて、前記ある利用者に対して紹介メッセージを送信可能である旨の許可信号を前記サーバ装置に送信する信号送信部と、を有し、前記サーバ装置は、前記歌唱映像を受信した通信端末から前記許可信号を受信した場合、前記歌唱映像を受信した通信端末が設置されている前記カラオケスナックに対応する紹介メッセージを、前記リクエスト情報を送信したカラオケ装置に送信するメッセージ送信部を有するカラオケシステムである。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、カラオケスナックに設置されているカラオケ装置の稼働率を上げることができる。
実施形態に係るカラオケシステムの概略を示す図である。 実施形態に係るカラオケ装置を示す図である。 実施形態に係るカラオケ本体を示す図である。 実施形態に係るサーバ装置を示す図である。 実施形態に係るスナック情報を示す図である。 実施形態に係る紹介メッセージを示す図である。 実施形態に係る利用者Uの利用者情報を示す図である。 実施形態に係る楽曲Xの楽曲情報を示す図である。 実施形態に係るカラオケ店舗L1の店舗情報を示す図である。 実施形態に係る通信端末を示す図である。 実施形態に係るカラオケシステムの処理を示すフローチャートである。
<実施形態>
図1~図7を参照して、実施形態に係るカラオケシステムについて説明する。
==カラオケシステム==
図1に示すように、本実施形態に係るカラオケシステム1は、カラオケ装置K、通信端末C、及びサーバ装置Sを備える。カラオケ装置Kは、カラオケ店舗L1に設置されている。通信端末Cは、カラオケスナックL2に設置されている。なお、カラオケスナックL2には、たとえば、カラオケ装置Kと同様のカラオケ装置(図示なし)が設置されている。
「カラオケ店舗」は、カラオケ装置が設置されている店舗であり、利用者同士で利用する業態の店舗である。カラオケ店舗において、カラオケ装置の操作は利用者が行う。一方、「カラオケスナック」は、カラオケ装置が設置されている店舗であり、利用者に対してスタッフが直接、接客を行う業態の店舗である。カラオケスナックにおいて、カラオケ装置の操作はスタッフが行う。
カラオケ装置K及び通信端末Cとサーバ装置Sとは、ネットワークNを介して通信可能に接続されている。ネットワークNは、たとえば公衆電話回線網やインターネット回線等の伝送路である。なお、カラオケスナックL2に設置されたカラオケ装置(図示なし)は、カラオケシステム1を構築するカラオケ事業者によって提供され、ネットワークNを介してサーバ装置Sと通信可能に接続されている。
カラオケ装置Kは、楽曲のカラオケ演奏、及び利用者がカラオケ歌唱を行うための装置である。図1の例では、利用者Uがカラオケ装置Kを利用している。通信端末Cは、サーバ装置Sとの間で情報等を送受信するための装置である。通信端末Cは、カラオケスナックL2のスタッフWが操作する。
==カラオケ装置==
図2及び図3を参照して、カラオケ装置Kの構成について説明する。
カラオケ装置Kは、楽曲のカラオケ演奏、及び利用者がカラオケ歌唱を行うための装置である。図2に示すように、カラオケ装置Kは、カラオケ本体10、スピーカ20、表示装置30、マイク40、リモコン装置50、及び撮影装置60を備える。
カラオケ本体10は、選曲された楽曲の演奏制御、歌詞や背景映像等の表示制御、マイク40を通じて入力された音声信号の処理といった、カラオケ演奏やカラオケ歌唱に関する各種の制御を行う。スピーカ20はカラオケ本体10からの放音信号に基づいて放音するための構成である。表示装置30はカラオケ本体10からの信号に基づいて映像や画像を画面に表示するための構成である。マイク40は利用者の歌唱音声をアナログの音声信号に変換してカラオケ本体10に入力するための構成である。リモコン装置50は、カラオケ本体10に対する各種操作をおこなうための装置である。撮影装置60は、たとえば広角のレンズを備えたカメラであり、カラオケ歌唱を行う利用者Uの姿を撮影し、歌唱映像を取得する。
図3に示すように、本実施形態に係るカラオケ本体10は、記憶部10a、通信部10b、入力部10c、及び制御部10dを備える。各構成はインターフェース(図示なし)を介してバスBに接続されている。
[記憶部]
記憶部10aは、カラオケ演奏を行うための楽曲データ等、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置である。各楽曲は、楽曲を識別するための楽曲識別情報が設定されている。楽曲識別情報は、楽曲IDのような、楽曲毎に設定された固有の情報である。また、記憶部10aは、カラオケ装置Kを識別するための装置識別情報を記憶する。装置識別情報は、たとえば装置IDのような、装置毎に設定された固有の情報である。
[通信部・入力部]
通信部10bは、カラオケ装置Kとサーバ装置Sとの通信を行うためのインターフェースを提供する。入力部10cは、利用者が各種の指示入力を行うための構成である。入力部10cは、カラオケ本体10に設けられたボタン等である。或いは、リモコン装置50が入力部10cとして機能してもよい。
[制御部]
制御部10dは、カラオケ装置Kにおける各種の制御を行う。制御部10dは、CPUおよびメモリ(いずれも図示無し)を備える。CPUは、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。
本実施形態においてはCPUがメモリに記憶されるプログラムを実行することにより、制御部10dは、カラオケ演奏部100、撮影制御部200、情報処理部300、及び表示制御部400として機能する。
(カラオケ演奏部)
カラオケ演奏部100は、利用者が選曲した楽曲のカラオケ演奏を行う。たとえば、利用者Uがリモコン装置50を介して楽曲Xを選曲したとする。カラオケ演奏部100は、記憶部10aから楽曲Xの楽曲データを読み出し、カラオケ演奏音をスピーカ20から放音させる。
(撮影制御部)
撮影制御部200は、撮影装置60を制御し、利用者が楽曲のカラオケ歌唱を行う姿を撮影させ、歌唱映像を取得させる。
(情報処理部)
情報処理部300は、ある利用者からカラオケスナックの紹介リクエストがあった場合、当該ある利用者を識別するための利用者識別情報、当該ある利用者がカラオケ歌唱を行う楽曲を識別するための楽曲識別情報、及び当該ある利用者が当該楽曲のカラオケ歌唱を行う姿を撮影して得られる歌唱映像を、カラオケ装置を識別するための装置識別情報と関連付けた、リクエスト情報をサーバ装置Sに送信する。
利用者識別情報は、たとえば利用者IDのような、利用者毎に設定された固有の情報である。利用者識別情報は、カラオケシステム1を利用する前に予め設定されている。
ここで、これまでカラオケスナックを訪れたことが無い利用者Uが、カラオケスナックの紹介を受けたいと考えたとする。この場合、利用者Uは、リモコン装置50を介して楽曲Xの選曲を行う際、紹介リクエスト及び自己の利用者IDの入力を併せて行う。
その後、カラオケ演奏部100は、楽曲Xのカラオケ演奏を開始する。利用者Uは、カラオケ演奏に合わせてカラオケ歌唱を行う。この際、撮影制御部200は、撮影装置60を制御し、利用者Uが楽曲Xのカラオケ歌唱を行う姿を撮影させ、歌唱映像を取得させる。
利用者Uのカラオケ歌唱終了後、情報処理部300は、利用者Uの利用者ID、楽曲Xの楽曲ID、撮影装置60により取得された利用者Uの歌唱映像、及びカラオケ装置Kの装置IDを関連付けたリクエスト情報を生成し、通信部10bを介してサーバ装置Sに送信する。
(表示制御部)
表示制御部400は、カラオケ装置Kにおける各種表示制御を行う。本実施形態に係る表示制御部400は、サーバ装置Sから送信された紹介メッセージを表示装置30に表示させる(詳細は後述)。
==サーバ装置==
サーバ装置Sは、各種情報の管理や処理を実行するコンピュータである。図4はサーバ装置Sのハードウェア構成例を示す図である。サーバ装置Sは、記憶部70a、通信部70b、及び制御部70cを備える。各構成はインターフェース(図示なし)を介してバスBに接続されている。
[記憶部]
記憶部70aは、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置である。本実施形態に係る記憶部70aの記憶領域の一部は、スナック情報記憶部71a、利用者情報記憶部71b、楽曲情報記憶部71c、及び店舗情報記憶部71dとして機能する。なお、利用者情報記憶部71b、楽曲情報記憶部71c、及び店舗情報記憶部71dは、少なくとも一つあればよい。
(スナック情報記憶部)
スナック情報記憶部71aは、カラオケスナックに関するスナック情報、及びカラオケスナックを紹介するための紹介メッセージを、当該カラオケスナックに設置されている通信端末を識別するための端末識別情報と関連付けて記憶する。
スナック情報は、カラオケスナックに関する様々な情報である。具体例として、スナック情報は、顧客の年齢層、顧客に多い性別、顧客がカラオケ歌唱を行った際の平均的な採点値、当該店舗でカラオケ歌唱される楽曲に関する情報(よく歌唱される楽曲名、ジャンル、アーティスト、年代等)、お薦めの飲食物、スナックの所在地である。紹介メッセージは、カラオケスナックに来店を促すための様々な情報である。具体例として、紹介メッセージは、カラオケスナックの所在地、営業日時、平均予算、スタッフに関する情報(スタッフの年齢、性別、写真等)、優待情報(料金割引クーポン等)、スタッフからのメッセージ等である。なお、スナック情報及び紹介メッセージは、上記例で示した全てを含む必要はなく、その一部であってもよい。端末識別情報は、たとえば端末IDのような、通信端末毎に設定された固有の情報である。
スナック情報及び紹介メッセージは、たとえばカラオケシステム1を利用しており、新規顧客を開拓したいと考えるカラオケスナックのスタッフが通信端末Cを操作して入力する。通信端末Cは、入力されたスナック情報及び紹介メッセージを、端末IDと併せてサーバ装置Sに送信する。
スナック情報記憶部71aは、スナック情報及び紹介メッセージを端末IDと関連付けて記憶する。図5Aは、カラオケスナックL2に関するスナック情報の一例であり、図5Bは、カラオケスナックL2に関する紹介メッセージの一例である。
(利用者情報記憶部)
利用者情報記憶部71bは、各利用者に関する利用者情報を利用者識別情報と関連付けて、利用者毎に記憶する。
利用者情報は、カラオケシステム1の利用者に関する様々な情報である。具体的に、利用者情報は、利用者の年齢、性別、カラオケ歌唱の歌唱履歴(カラオケ歌唱を行った楽曲を時系列に記録したもの)、採点履歴(カラオケ歌唱を採点した採点値を時系列に記録したもの)、カラオケ店舗においてよくオーダーする飲食物等である。利用者情報は、たとえば利用者がカラオケシステム1を利用する際に、カラオケ装置Kのリモコン装置50を操作して入力する。或いは、カラオケ装置Kは、利用者がカラオケ歌唱を行う毎に、カラオケ歌唱した楽曲の楽曲IDや採点値を利用者IDと関連付けてサーバ装置Sに送信する。利用者情報記憶部71bは、受信した利用者IDに応じて、歌唱履歴や採点履歴の記録を行う。なお、利用者情報は、上記例で示した全てを含む必要はなく、その一部であってもよい。利用者情報記憶部71bは、利用者情報を利用者IDと関連付けて記憶する。
(楽曲情報記憶部)
楽曲情報記憶部71cは、各楽曲に関する楽曲情報を楽曲識別情報と関連付けて、楽曲毎に記憶する。
楽曲情報は、カラオケ装置Kでカラオケ演奏される楽曲に関する様々な情報である。具体的に、楽曲情報は、楽曲名、ジャンル、アーティスト、年代等である。楽曲情報は、たとえば新たな楽曲が配信される都度、記憶される。なお、楽曲情報は、上記例で示した全てを含む必要はなく、その一部であってもよい。楽曲情報記憶部71cは、楽曲情報を楽曲IDと関連付けて記憶する。
(店舗情報記憶部)
店舗情報記憶部71dは、カラオケ装置が設置されているカラオケ店舗に関する店舗情報を装置識別情報と関連付けて、カラオケ装置毎に記憶する。
店舗情報は、カラオケ店舗に関する様々な情報である。具体的に、店舗情報は、カラオケ店舗の所在地、設置しているカラオケ装置の機種等である。店舗情報は、たとえばカラオケ店舗にカラオケ装置を設置する際に、カラオケ店舗の従業員がカラオケ装置Kのリモコン装置50を操作して入力する。なお、店舗情報は、上記例で示した全てを含む必要はなく、その一部であってもよい。店舗情報記憶部71dは、店舗情報を装置IDと関連付けて記憶する。
[通信部]
通信部70bは、カラオケ装置Kまたは通信端末Cとの通信を行うためのインターフェースを提供する。
[制御部]
制御部70cは、サーバ装置Sにおける各種の制御を行う。制御部70cは、CPUおよびメモリ(いずれも図示無し)を備える。CPUは、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。
本実施形態においてはCPUがメモリに記憶されるプログラムを実行することにより、制御部70cは、算出部500、映像送信部600、及びメッセージ送信部700として機能する。
(算出部)
算出部500は、ある利用者に関するリクエスト情報を受信した場合、利用者識別情報に対応する利用者情報、楽曲識別情報に対応する楽曲情報、及び装置識別情報に対応する、カラオケ装置が設置されているカラオケ店舗に関する店舗情報の少なくとも1つと、記憶されているスナック情報に基づいて、カラオケスナックとある利用者とのマッチングのスコアを算出する。
マッチングのスコアは、ある利用者が、カラオケスナックを訪れた場合にカラオケ歌唱を楽しめるかどうかを判断するための値である。
たとえば、上記例の通り、カラオケ装置Kの情報処理部300が、利用者Uの利用者ID、楽曲Xの楽曲ID、利用者Uの歌唱映像、及びカラオケ装置Kの装置IDを関連付けたリクエスト情報を生成し、通信部10bを介してサーバ装置Sに送信したとする。
算出部500は、リクエスト情報に含まれる利用者IDに対応する利用者情報を利用者情報記憶部71bから読み出す。同様に、算出部500は、リクエスト情報に含まれる楽曲IDに対応する楽曲情報を楽曲情報記憶部71cから読み出し、リクエスト情報に含まれる装置IDに対応する店舗情報を店舗情報記憶部71dから読み出す。
また、算出部500は、スナック情報記憶部71aに記憶されているスナック情報を読み出す。
そして、算出部500は、読み出した利用者情報、楽曲情報、店舗情報、及びスナック情報に基づいて、マッチングのスコアを算出する。マッチングのスコアの算出は、予め設定されたスコアリングの基準により実行される。
以下、図5Aに示したスナック情報、読み出された利用者Uの利用者情報(図5C参照)、読み出された楽曲Xの楽曲情報(図5D参照)、及び読み出されたカラオケ店舗L1の店舗情報(図5E参照)を例に説明する。この例において、各項目におけるスコアは10点満点(但し、所在地のみ20点満点)とし、項目毎にスコアリングの基準が設定されているとする。以下に示すスコアリングの基準は一例である。また、図5Cに示した採点値は、利用者Uが直近で行った、楽曲Xのカラオケ歌唱に対する採点値であって、サーバ装置Sに送信された利用者Uの歌唱映像に対応する採点値である。
まず、算出部500は、利用者情報に含まれる利用者Uの年齢(28歳)と、スナック情報に含まれる顧客の年齢層(35歳~40歳)とを比較する。
ここで、年齢に関するスコアリングの基準は、「利用者の年齢が顧客の年齢層に入っていれば10点、年齢層から1歳離れる毎に1点ずつ減点し、10歳以上離れれば0点」であるとする。この場合、スコアは3点となる。
次に、算出部500は、利用者情報に含まれる利用者Uの性別(男性)と、スナック情報に含まれる顧客に多い性別(男性)とを比較する。
ここで、性別に関するスコアリングの基準は、「利用者の性別が顧客の性別と一致すれば10点、不一致なら0点、顧客の性別が「男性及び女性(男性と女性の比率が同じ)」であれば、10点」であるとする。この場合、スコアは10点となる。
次に、算出部500は、利用者情報に含まれる利用者Uの採点値(72点)と、スナック情報に含まれる顧客の平均的な採点値(78点)とを比較する。
ここで、採点値に関するスコアリングの基準は、「利用者の採点値が顧客の平均的な採点値以上なら10点、顧客の平均的な採点値を1点下回る毎に1点ずつ減点し、10点以上下回ったら0点」であるとする。この場合、スコアは4点となる。
次に、算出部500は、利用者情報に含まれる利用者Uがよくオーダーした飲み物(ハイボール)と、スナック情報に含まれるお薦めの飲み物(ハイボール)とを比較する。
ここで、飲み物に関するスコアリングの基準は、「一致なら10点、不一致なら0点」であるとする。この場合、スコアは10点となる。
次に、算出部500は、利用者情報に含まれる利用者Uがよくオーダーした食事(唐揚げ)と、スナック情報に含まれるお薦めの食事(ローストビーフ)とを比較する。
ここで、食事に関するスコアリングの基準は、「一致なら10点、不一致なら0点」であるとする。この場合、スコアは0点となる。
なお、「よくオーダーした飲食物」と「お薦めの飲食物」のスコアリングの基準は、より細かく設定してもよい。たとえば、不一致の場合であっても、「炭酸系(たとえばビールとハイボール)であれば3点」、「揚げ物(たとえば唐揚げとポテトフライ)であれば5点」と設定してもよい。或いは、過去にオーダーした飲食物及びお薦めの飲食物の少なくとも一方を複数挙げ、1つでも一致すれば10点とすることも可能であるし、一致した品数に応じてスコアを算出してもよい。
更に、算出部500は、楽曲情報に含まれる楽曲Xのジャンル(J-POP)と、スナック情報に含まれる、よく歌唱されるジャンル(J-POP)とを比較する。
ここで、ジャンルに関するスコアリングの基準は、「一致なら10点、不一致なら0点」であるとする。この場合、スコアは10点となる。
また、算出部500は、楽曲情報に含まれる楽曲Xのアーティスト名(入間椅子)と、スナック情報に含まれる、よく歌唱されるアーティスト名(入間椅子)とを比較する。
ここで、アーティスト名に関するスコアリングの基準は、「一致なら10点、不一致なら0点」であるとする。この場合、スコアは10点となる。
また、算出部500は、楽曲情報に含まれる楽曲Xの年代(2015年)と、スナック情報に含まれる、よく歌唱される年代(1996年-2000年)とを比較する。
ここで、年代に関するスコアリングの基準は、「一致なら10点、1年代(たとえば5年)離れる毎に1点ずつ減点し、10年代(50年)以上離れたら0点」であるとする。この場合、スコアは7点となる。
なお、「ジャンル」のスコアリングの基準は、予め設定されたテーブルを参照してもよい。たとえば、不一致の場合であっても、「J-POPとアニメソングであれば5点」、「洋楽とフォークミュージックであれば3点」と設定してもよい。
更に、算出部500は、店舗情報に含まれるカラオケ店舗L1(利用者Uが利用しているカラオケ装置Kが設置されている店舗)の所在地(埼玉県入間市***)と、スナック情報に含まれる、カラオケスナックL2の所在地(埼玉県入間市***)とを比較する。
ここで、所在地に関するスコアリングの基準は、「カラオケ店舗からカラオケスナックへの移動時間が、交通機関+徒歩で10分以内なら20点、2分増える毎に1点ずつ減点し、移動に50分以上かかるなら0点」であるとする。なお、利用者の所在地(カラオケ店舗)から、あるカラオケスナックまでの移動時間は、公知の手法により算出できる。この例では、利用者Uの所在地(カラオケ店舗L1)から、カラオケスナックL2までの移動時間が14分であったとする。この場合、スコアは18点となる。
算出部500は、上記のように算出したスコアを合計し、「72点」のスコアを算出する。
なお、この例では、利用者情報、楽曲情報、及び店舗情報の全てに基づいてマッチングのスコアを算出する例について述べた。一方、利用者情報、楽曲情報、及び店舗情報のいずれか1つまたは2つに基づいてマッチングのスコアを算出してもよい。或いは、利用者情報等に含まれる複数の情報のうち、少なくとも1つを用いてマッチングのスコアを算出してもよい。
(映像送信部)
映像送信部600は、スコアが所定の条件を満たす場合、カラオケスナックに設置されている通信端末に対し、リクエスト情報に含まれる歌唱映像を送信する。
所定の条件は、カラオケスナックに歌唱映像を送信するかどうかを判断するための条件である。所定の条件は、たとえば「スコアが所定値以上」という条件である。スコアが高い値の場合、紹介リクエストを行った利用者の利用者情報等と、カラオケスナックのスナック情報が近いため、初めて訪れるカラオケスナックであっても利用者がカラオケ歌唱を楽しめる可能性が高い。一方、スコアが低い値の場合、紹介リクエストを行った利用者の利用者情報等と、カラオケスナックのスナック情報が大きく異なっているため、当該カラオケスナックにおいて利用者がカラオケ歌唱を楽しめる可能性は低い。
映像送信部600は、算出部500で算出されたスコアと所定値とを比較する。ここで、上記例では、算出されたスコアが72点であり、所定値が70点であったとする。この場合、映像送信部600は、カラオケスナックL2に設置された通信端末Cに対して、利用者Uの歌唱映像を送信する。
(メッセージ送信部)
メッセージ送信部700は、歌唱映像を受信した通信端末から、ある利用者に対して紹介メッセージを送信可能である旨の許可信号を受信した場合、歌唱映像を受信した通信端末が設置されているカラオケスナックに対応する紹介メッセージを、リクエスト情報を送信したカラオケ装置に送信する。
映像送信部600が送信した利用者Uの歌唱映像を見たカラオケスナックL2のスタッフは、利用者Uに対して紹介メッセージを送信するかどうかを判断する。スタッフが紹介メッセージを送信すると判断した場合、サーバ装置Sに対し通信端末Cから許可信号が送信される(詳細は後述)。
メッセージ送信部700は、許可信号を受信した場合、通信端末Cの端末IDに基づいて、スナック情報記憶部71aからカラオケスナックL2の紹介メッセージを読み出し、リクエスト情報を送信したカラオケ装置Kに送信する。
カラオケ装置Kの表示制御部400は、サーバ装置Sから送信された紹介メッセージを表示装置30に表示させる。利用者Uは、表示装置30に表示されている紹介メッセージを確認し、自らが訪れても楽しめそうなカラオケスナックの情報を得ることができる。
なお、メッセージ送信部700は、利用者Uが所持する携帯端末に対し、紹介メッセージを送信してもよい。利用者Uは、携帯端末に予めインストールしてある専用アプリを実行することにより、携帯端末の表示画面上で紹介メッセージを確認することができる。この場合、利用者Uの携帯端末の特定は、サーバ装置Sの利用者情報記憶部71bに記憶されている携帯端末を識別するための情報(携帯ID)に基づいて実行される。
==通信端末==
図6に示すように、通信端末Cは、記憶部80a、通信部80b、入力部80c、表示部80d、及び制御部80eを備える。各構成はインターフェース(図示なし)を介してバスBに接続されている。
[記憶部]
記憶部80aは各種のデータを記憶する大容量の記憶装置である。記憶部80aは、予め入力されたスナック情報や紹介メッセージを記憶していてもよい。
[通信部・入力部・表示部]
通信部80bは、通信端末Cとサーバ装置Sとの通信を行うためのインターフェースを提供する。入力部80cは、カラオケスナックのスタッフが各種の指示入力を行うための構成である。表示部80dは、映像や画像を画面に表示するための構成である。
[制御部]
制御部80eは、通信端末Cにおける各種の制御を行う。制御部80eは、CPUおよびメモリ(いずれも図示無し)を備える。CPUは、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。
本実施形態においてはCPUがメモリに記憶されるプログラムを実行することにより、制御部80eは、表示制御部800及び信号送信部900として機能する。
(表示制御部)
表示制御部800は、映像送信部600から送信された歌唱映像を表示手段(表示部80d)に表示させる。
(信号送信部)
信号送信部900は、カラオケスナックのスタッフの指示入力に基づいて、許可信号をサーバ装置Sに送信する。許可信号は、ある利用者に対して紹介メッセージを送信可能である旨の信号である。
たとえば、映像送信部600から利用者Uの歌唱映像が送信されたとする。この場合、表示制御部800は、利用者Uの歌唱映像を表示部80dに表示させる。カラオケスナックL2のスタッフは、利用者Uの歌唱映像を見ながらカラオケスナックに来店して欲しいかどうか、カラオケスナックに来店してもらえそうかどうかといった判断を行う。スタッフが来店して欲しいと思った場合、スタッフは入力部80cを介して紹介メッセージを送信する旨の指示入力を行う。信号送信部900は、当該指示入力に応じて許可信号をサーバ装置Sに送信する。
なお、信号送信部900は、カラオケスナックのスタッフが入力した、当該カラオケスナックのスナック情報、及び当該カラオケスナックを紹介するための紹介メッセージの少なくとも1つを、サーバ装置Sに送信する。
たとえば、カラオケスナックL2においてカラオケシステム1を利用しており、新規顧客を開拓したいと考えた場合、カラオケスナックL2のスタッフは、入力部80cを介してスナック情報等の入力を行う。信号送信部900は、入力されたスナック情報等を通信端末Cの端末IDと併せてサーバ装置Sに送信する。
或いは、信号送信部900は、カラオケスナックL2に設置されているカラオケ装置(図示なし)からスナック情報を取得し、サーバ装置Sに送信することも可能である。また、カラオケスナックL2に設置されているカラオケ装置が通信端末Cとして機能してもよい。この場合、カラオケスナックL2に設置されているカラオケ装置を識別するための装置識別情報が、通信端末を識別するための端末識別情報に相当する。また、カラオケ装置の記憶部10a、通信部10b、入力部10c、表示装置30、及び制御部10dがそれぞれ通信端末の記憶部80a、通信部80b、入力部80c、表示部80d、及び制御部80eに相当し、カラオケ装置の表示制御部400及び情報処理部300が、それぞれ通信端末の表示制御部800及び信号送信部900に相当する。
==カラオケシステムにおける処理について==
次に、図7を参照して本実施形態に係るカラオケシステム1における処理の具体例について述べる。図7は、カラオケシステム1における処理例を示すフローチャートである。この例では、スナック情報記憶部71aに、カラオケスナックL2に関するスナック情報、及びカラオケスナックL2を紹介するための紹介メッセージが、カラオケスナックL2に設置されている通信端末Cを識別するための端末IDと関連付けて記憶されているとする。また、カラオケ装置Kを利用する利用者Uが、カラオケスナックの紹介リクエストを行ったとする。また、利用者Uは、楽曲Xを選曲し、カラオケ歌唱を行う。そして、当該カラオケ歌唱に対する採点値は、カラオケ歌唱終了後速やかにカラオケ装置Kからサーバ装置Sに送信され、利用者Uの利用者IDと関連付けて利用者情報記憶部71bに記憶されているものとする。ここで楽曲Xは、紹介されたカラオケスナックで利用者Uがカラオケ歌唱したいと考える楽曲であること、また利用者Uにとってカラオケ歌唱に自信がある楽曲であることが望ましい。更に、撮影装置60によりカラオケ歌唱を行う利用者Uを撮影し、歌唱映像を取得したとする。
カラオケ装置Kの情報処理部300は、利用者Uからカラオケスナックの紹介リクエストがあった場合、利用者Uの利用者ID、利用者Uが選曲した楽曲Xの楽曲ID、及び利用者Uの歌唱映像を、カラオケ装置Kの装置IDと関連付けた、リクエスト情報をサーバ装置Sに送信する(リクエスト情報の送信。ステップ10)。
サーバ装置Sの算出部500は、利用者Uに関するリクエスト情報を受信した場合、利用者IDに対応する利用者情報、楽曲IDに対応する楽曲情報、及び装置IDに対応する、カラオケ装置Kが設置されているカラオケ店舗に関する店舗情報の少なくとも1つと、記憶されているカラオケスナックL2のスナック情報に基づいて、カラオケスナックL2と利用者Uとのマッチングのスコアを算出する(マッチングのスコアを算出。ステップ11)。
ステップ11で算出したスコアが所定値以上である場合(ステップ12でYの場合)、サーバ装置Sの映像送信部600は、カラオケスナックL2に設置されている通信端末Cに対し、リクエスト情報に含まれる歌唱映像を送信する(歌唱映像の送信。ステップ13)。
通信端末Cの表示制御部800は、ステップ13で送信された歌唱映像を表示部80dに表示させる(歌唱映像の表示。ステップ14)。カラオケスナックL2のスタッフは、歌唱映像を確認し、紹介メッセージを送信するかどうかを判断する。この例では、紹介メッセージを送信すると判断したとする。
通信端末Cの信号送信部900は、カラオケスナックL2のスタッフの指示入力に基づいて、許可信号をサーバ装置Sに送信する(許可信号の送信。ステップ15)。
サーバ装置Sのメッセージ送信部700は、紹介メッセージを送信可能である旨の許可信号を受信した場合、歌唱映像を受信した通信端末Cが設置されているカラオケスナックL2に対応する紹介メッセージをスナック情報記憶部71aから読み出し、リクエスト情報を送信したカラオケ装置Kに送信する(紹介メッセージの送信。ステップ16)。
カラオケ装置Kの表示制御部400は、ステップ16で送信された紹介メッセージを表示装置30に表示させる(紹介メッセージの表示。ステップ17)。
以上から明らかなように、本実施形態に係るカラオケシステム1は、カラオケ店舗L1に設置されているカラオケ装置Kと、カラオケスナックL2に設置されている通信端末Cと、カラオケ装置K及び通信端末Cと通信可能なサーバ装置Sとを含む。カラオケ装置Kは、利用者Uからカラオケスナックの紹介リクエストがあった場合、利用者Uを識別するための利用者ID、利用者Uがカラオケ歌唱を行う楽曲を識別するための楽曲ID、及び利用者Uが当該楽曲のカラオケ歌唱を行う姿を撮影して得られる歌唱映像を、カラオケ装置Kを識別するための装置IDと関連付けた、リクエスト情報をサーバ装置Sに送信する情報処理部300を有する。サーバ装置Sは、カラオケスナックL2に関するスナック情報、及びカラオケスナックL2を紹介するための紹介メッセージを、カラオケスナックL2に設置されている通信端末Cを識別するための端末IDと関連付けて記憶するスナック情報記憶部71aと、利用者Uに関するリクエスト情報を受信した場合、利用者IDに対応する利用者情報、楽曲IDに対応する楽曲情報、及び装置IDに対応する、カラオケ装置Kが設置されているカラオケ店舗L1に関する店舗情報の少なくとも1つと、記憶されているスナック情報に基づいて、カラオケスナックL2と利用者Uとのマッチングのスコアを算出する算出部500と、スコアが所定の条件を満たす場合、カラオケスナックL2に設置されている通信端末Cに対し、リクエスト情報に含まれる歌唱映像を送信する映像送信部600と、を有する。通信端末Cは、映像送信部600から送信された歌唱映像を表示部80dに表示させる表示制御部800と、カラオケスナックL2のスタッフの指示入力に基づいて、利用者Uに対して紹介メッセージを送信可能である旨の許可信号をサーバ装置Sに送信する信号送信部900と、を有する。サーバ装置Sは、歌唱映像を受信した通信端末Cから許可信号を受信した場合、歌唱映像を受信した通信端末Cが設置されているカラオケスナックL2に対応する紹介メッセージを、リクエスト情報を送信したカラオケ装置Kに送信するメッセージ送信部700を有する。
このようなカラオケシステム1によれば、カラオケスナックの紹介リクエストを行った利用者に対し、当該利用者がカラオケ歌唱を楽しめそうなカラオケスナックを紹介することができる。また、利用者にとっても、紹介リクエストを行うだけで自分に合ったカラオケスナックを知ることができるため、初めて訪れる店であっても気軽に来店できる。よって、カラオケスナックは新規顧客の開拓が容易に可能となる。その結果、カラオケスナックに設置されているカラオケ装置が利用される機会が増えることが期待できる。すなわち、本実施形態に係るカラオケシステム1によれば、カラオケスナックに設置されているカラオケ装置の稼働率を上げることができる。
また、信号送信部900は、カラオケスナックのスタッフが入力した、当該カラオケスナックのスナック情報、及び当該カラオケスナックを紹介するための紹介メッセージの少なくとも1つを、サーバ装置Sに送信する。このようにスナック情報や紹介メッセージは、通信端末C側で予め任意の情報を入力しておくことができる。カラオケシステム1は、このようにして入力された情報に基づいて、利用者に合ったカラオケスナックを紹介することができる。
一方、信号送信部900は、カラオケスナックに設置されているカラオケ装置からスナック情報を取得し、サーバ装置Sに送信してもよい。たとえば、顧客の年齢層や性別、平均的な採点値等は、カラオケ装置自体がログ情報として記憶している。よって、信号送信部900がこれらの情報をカラオケ装置から直接取得することにより、カラオケスナックのスタッフが、各情報を入力する手間を省くことができる。特に、上述したようにカラオケスナックL2に設置されているカラオケ装置が通信端末Cとして機能する場合には有効である。
また、紹介メッセージは、カラオケスナックの所在地、営業日時、平均予算、スタッフに関する情報、及び優待情報の少なくとも一つを含む。これらの情報を参照することにより、利用者はカラオケスナックを訪れるかどうかをより判断しやすくなる。
更に、本実施形態に係るサーバ装置Sは、カラオケ店舗L1に設置されているカラオケ装置K、及びカラオケスナックL2に設置されている通信端末Cと通信可能である。サーバ装置Sは、カラオケスナックL2に関するスナック情報、及びカラオケスナックL2を紹介するための紹介メッセージを、カラオケスナックL2に設置されている通信端末Cを識別するための端末IDと関連付けて記憶するスナック情報記憶部71aと、カラオケ装置Kから、利用者Uの利用者ID、利用者Uがカラオケ歌唱を行う楽曲を識別するための楽曲ID、及び利用者Uが当該楽曲のカラオケ歌唱を行う姿を撮影して得られる歌唱映像を、カラオケ装置Kの装置IDと関連付けたリクエスト情報を受信した場合、利用者IDに対応する利用者情報、楽曲IDに対応する楽曲情報、及び装置IDに対応する、カラオケ装置Kが設置されているカラオケ店舗L1に関する店舗情報の少なくとも1つと、記憶されているスナック情報に基づいて、カラオケスナックL2と利用者Uとのマッチングのスコアを算出する算出部500と、スコアが所定の条件を満たす場合、カラオケスナックL2に設置されている通信端末Cに対し、リクエスト情報に含まれる歌唱映像を送信する映像送信部600と、歌唱映像を受信した通信端末Cから、利用者Uに対して紹介メッセージを送信可能である旨の許可信号を受信した場合、歌唱映像を受信した通信端末Cが設置されているカラオケスナックL2に対応する紹介メッセージを、リクエスト情報を送信したカラオケ装置Kに送信するメッセージ送信部700と、を有する。
このようなサーバ装置Sによれば、カラオケスナックに設置されているカラオケ装置の稼働率を上げることができる。
<その他>
上記実施形態では、カラオケスナックが一つの例で説明しているが、カラオケスナックが複数あってもよい。カラオケスナックが複数ある場合、スナック情報記憶部71aは、スナック情報等をカラオケスナック毎に記憶する。算出部500は、カラオケスナック毎にある利用者とのマッチングのスコアを算出する。映像送信部600は、スコアが所定の条件を満たすカラオケスナックが複数ある場合、それぞれのカラオケスナックに設置されている通信端末に対し、リクエスト情報に含まれる歌唱映像を送信する。
また、このように複数の通信端末に対して歌唱映像を送信した場合、サーバ装置Sは、二つ以上のカラオケスナック(各カラオケスナックに設置されている通信端末それぞれ)から許可信号を受信することがある。
このように、複数の通信端末から許可信号を受信した場合、メッセージ送信部700は、リクエスト情報を送信したカラオケ装置に対し、複数の紹介メッセージを、対応するカラオケスナックのマッチングのスコアと併せて送信する。すなわち、サーバ装置Sは、サーバ装置Sに許可信号を送信した通信端末の端末IDに対応する紹介メッセージを、当該端末IDに対応するスナック情報とある利用者とについて算出したマッチングのスコアと併せてリクエスト情報を送信したカラオケ装置に対して送信する。
また、カラオケ装置の表示制御部400は、受信した複数の紹介メッセージを、対応するスコアに基づいた表示態様で表示させる。
表示態様の具体例として、表示制御部400は、スコアの高いカラオケスナックの順に複数の紹介メッセージを並べて表示させる。或いは、表示制御部400は、スコアが最も高いカラオケスナックの紹介メッセージのみを表示することでもよい。
また、スナック情報記憶部71aは、紹介メッセージの一部である優待情報について、複数の優待情報を記憶していてもよい。そして、メッセージ送信部700は、算出部500により算出されたスコアに応じて、複数の優待情報の中から一部のみをカラオケ装置に対して送信することでもよい。たとえば、利用者のスコアが90点以上なら優待情報として2000円の割引クーポンの情報を送信し、80点以上なら1000円の割引クーポンの情報を送信してもよい。利用者は、表示装置30に表示された割引クーポンのコードを控えておくことで、カラオケスナックでの割引を受けることが可能となる。或いは、メッセージ送信部700は、利用者情報の「よくオーダーする食事」とスナック情報の「お薦めの食事」のスコアが満点の場合には、当該食事が無料クーポンの情報を送信してもよい。
上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。上記の構成は、適宜組み合わせて実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 カラオケシステム
71a スナック情報記憶部
71b 利用者情報記憶部
71c 楽曲情報記憶部
71d 店舗情報記憶部
300 情報処理部
500 算出部
600 映像送信部
700 メッセージ送信部
800 表示制御部
900 信号送信部
C 通信端末
K カラオケ装置
L1 カラオケ店舗
L2 カラオケスナック
S サーバ装置

Claims (6)

  1. カラオケ店舗に設置されているカラオケ装置と、カラオケスナックに設置されている通信端末と、当該カラオケ装置及び当該通信端末と通信可能なサーバ装置とを含むカラオケシステムであって、
    前記カラオケ装置は、
    ある利用者からカラオケスナックの紹介リクエストがあった場合、当該ある利用者を識別するための利用者識別情報、当該ある利用者がカラオケ歌唱を行う楽曲を識別するための楽曲識別情報、及び当該ある利用者が当該楽曲のカラオケ歌唱を行う姿を撮影して得られる歌唱映像を、前記カラオケ装置を識別するための装置識別情報と関連付けた、リクエスト情報を前記サーバ装置に送信する情報処理部を有し、
    前記サーバ装置は、
    前記カラオケスナックに関するスナック情報、及び前記カラオケスナックを紹介するための紹介メッセージを、当該カラオケスナックに設置されている通信端末を識別するための端末識別情報と関連付けて記憶するスナック情報記憶部と、
    前記ある利用者に関する前記リクエスト情報を受信した場合、前記利用者識別情報に対応する利用者情報、前記楽曲識別情報に対応する楽曲情報、及び前記装置識別情報に対応する、前記カラオケ装置が設置されているカラオケ店舗に関する店舗情報の少なくとも1つと、記憶されている前記スナック情報に基づいて、前記カラオケスナックと前記ある利用者とのマッチングのスコアを算出する算出部と、
    前記スコアが所定の条件を満たす場合、前記カラオケスナックに設置されている通信端末に対し、前記リクエスト情報に含まれる前記歌唱映像を送信する映像送信部と、
    を有し、
    前記通信端末は、
    前記映像送信部から送信された歌唱映像を表示手段に表示させる表示制御部と、
    前記カラオケスナックのスタッフの指示入力に基づいて、前記ある利用者に対して紹介メッセージを送信可能である旨の許可信号を前記サーバ装置に送信する信号送信部と、
    を有し、
    前記サーバ装置は、
    前記歌唱映像を受信した通信端末から前記許可信号を受信した場合、前記歌唱映像を受信した通信端末が設置されている前記カラオケスナックに対応する紹介メッセージを、前記リクエスト情報を送信したカラオケ装置に送信するメッセージ送信部を有するカラオケシステム。
  2. 前記信号送信部は、前記カラオケスナックのスタッフが入力した、当該カラオケスナックのスナック情報、及び当該カラオケスナックを紹介するための紹介メッセージの少なくとも1つを、前記サーバ装置に送信することを特徴とする請求項1記載のカラオケシステム。
  3. 前記信号送信部は、前記カラオケスナックに設置されているカラオケ装置から前記スナック情報を取得し、前記サーバ装置に送信することを特徴とする請求項1記載のカラオケシステム。
  4. 前記紹介メッセージは、前記カラオケスナックの所在地、営業日時、平均予算、スタッフに関する情報、及び優待情報の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載のカラオケシステム。
  5. 前記メッセージ送信部は、複数の通信端末から前記許可信号を受信した場合、前記リクエスト情報を送信したカラオケ装置に対し、複数の紹介メッセージを、対応するカラオケスナックのマッチングのスコアと併せて送信し、
    前記カラオケ装置は、受信した前記複数の紹介メッセージを、対応する前記スコアに基づいた表示態様で表示させることを特徴とする請求項1~4のいずれか一つに記載のカラオケシステム。
  6. カラオケ店舗に設置されているカラオケ装置、及びカラオケスナックに設置されている通信端末と通信可能なサーバ装置であって、
    前記カラオケスナックに関するスナック情報、及び前記カラオケスナックを紹介するための紹介メッセージを、当該カラオケスナックに設置されている通信端末を識別するための端末識別情報と関連付けて記憶するスナック情報記憶部と、
    前記カラオケ装置から、ある利用者を識別するための利用者識別情報、当該ある利用者がカラオケ歌唱を行う楽曲を識別するための楽曲識別情報、及び当該ある利用者が当該楽曲のカラオケ歌唱を行う姿を撮影して得られる歌唱映像を、当該カラオケ装置を識別するための装置識別情報と関連付けたリクエスト情報を受信した場合、当該利用者識別情報に対応する利用者情報、当該楽曲識別情報に対応する楽曲情報、及び当該装置識別情報に対応する、前記カラオケ装置が設置されているカラオケ店舗に関する店舗情報の少なくとも1つと、記憶されている前記スナック情報に基づいて、前記カラオケスナックと前記ある利用者とのマッチングのスコアを算出する算出部と、
    前記スコアが所定の条件を満たす場合、前記カラオケスナックに設置されている通信端末に対し、前記リクエスト情報に含まれる前記歌唱映像を送信する映像送信部と、
    前記歌唱映像を受信した通信端末から、前記ある利用者に対して紹介メッセージを送信可能である旨の許可信号を受信した場合、前記歌唱映像を受信した通信端末が設置されている前記カラオケスナックに対応する紹介メッセージを、前記リクエスト情報を送信したカラオケ装置に送信するメッセージ送信部と、
    を有するサーバ装置。
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