JP7112685B2 - 吸入曝露試験用カートリッジ、試験物質供給装置及び吸入曝露試験装置 - Google Patents

吸入曝露試験用カートリッジ、試験物質供給装置及び吸入曝露試験装置 Download PDF

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Description

本発明は、吸入曝露試験装置に用いられる吸入曝露試験用カートリッジ、試験物質供給装置及び吸入曝露試験装置に関するものである。
従来、吸入曝露チャンバ内に試験物質を供給し、吸入曝露チャンバ内において被試験動物に試験物質を曝露させる吸入曝露試験装置が知られている(特許文献1参照)。特許文献1の吸入曝露試験装置100は、図6に概略的に示すように、アウターチャンバ110と、アウターチャンバ110内に着脱自在に取り付けられ、被試験動物を収容可能な空間122を有するインナーチャンバ120と、インナーチャンバ120内の空間122を負圧状態にするインナーチャンバ側負圧発生部140と、アウターチャンバ110とインナーチャンバ120との間の空間112を負圧状態にするアウターチャンバ側負圧発生部150と、インナーチャンバ120内の空間122に試験物質を供給する試験物質供給部160とを備えている。
特許文献1の吸入曝露試験装置100は、インナーチャンバ120の空間112内に被試験動物を収容した動物ケージを収容させた状態で、試験物質供給部160からインナーチャンバ120の空間122内に試験物質を供給させることにより、被試験動物に対する試験物質の吸入曝露試験を実行可能に構成されている。
特許文献1の吸入曝露試験装置100は、上述のような構成を有することにより、試験物質の変更を行う場合に、インナーチャンバ120を交換するだけで対応することができ、アウターチャンバ110内を洗浄する必要がないため、試験物質の変更を迅速に行うことができ、かつ、作業の安全性を確保することが可能であるという利点を有している。
また、従来、吸入曝露試験装置100に使用可能な試験物質供給部160として、図7に概略的に示すように、試験物質が収容されたカートリッジ162に気体流を供給し、カートリッジ162の噴出孔168から試験物質を噴霧させることで、試験物質のエアロゾルをインナーチャンバ120の空間112内に供給するようにしたカートリッジ撃込方式の直噴式試験物質供給装置が知られている(非特許文献1)。
非特許文献1のカートリッジ162は、軸方向の後端部に気体流の流入孔166を有すると共に、軸方向の先端部に試験物質を含有した気体流(エアロゾル)の噴出孔168を有する円筒状のカートリッジ本体164と、カートリッジ本体164の流入孔166を閉塞する弁体170と、流入孔166を閉塞する方向に向けて弁体170を付勢する付勢部材172とを備えている。
カートリッジ本体164は、円筒状部材164aと、円筒状部材164aの軸方向の先端部に取り付けられる先端側蓋体164bと、円筒状部材164aの軸方向の後端部に取り付けられる後端側蓋体164cとから構成されており、先端側蓋体164bに噴出孔168が形成され、後端側蓋体164cに流入孔166が形成されている。弁体170は、通常時においては付勢部材172の付勢力により流入孔166を閉塞するよう構成されると共に、流入孔166を介して高圧エアが供給された際に、付勢部材172の付勢力に抗して移動し、流入孔166を開放状態とするよう構成されている。
このような構成を有する非特許文献1の直噴式供給装置は、カートリッジ162に収容された試験物質の全量をエアロゾル化させて供給することが可能であり、発生ロスが少ないため、少量の試験物質で吸入曝露試験を実行することが可能であるという利点を有している。
特許第5899592号
https://www.sibata.co.jp/attachment/catalog/pdf/2700_5_502-511.pdf#page=9
ところで、非特許文献1のカートリッジ162を用いる吸入曝露試験において、多量の試験物質を用いる場合には、試験物質を収容したカートリッジ162を大量に作成し、保管する必要がある。このような大量のカートリッジ162の作成及び保管は、作成作業に労力が掛かると共に、設備コストの増加に繋がるため、カートリッジ162の作成量及び保管量を減らし、コストダウンを図りたいという要望がある。
そこで、本発明は、カートリッジの作成及び保管に関する労力及びコストを低減することが可能な吸入曝露試験用カートリッジ、試験物質供給装置及び吸入曝露試験装置を提供することを目的とする。
本発明に係る吸入曝露試験用カートリッジは、軸方向の一端部が閉塞された有底筒状に形成され、内部に試験物質を収容可能に構成された収容容器と、前記収容容器の開口側の端部に着脱可能に設けられ、該開口を閉塞可能な蓋部材とを備え、前記蓋部材は、前記収容容器内に気体を導入可能に構成された気体導入管と、該収容容器内の気体を開口側から流出可能に構成された噴出孔とを有し、前記気体導入管は、前記収容容器の開口側から閉塞側に向かって延在して設けられており、該収容容器内の閉塞側に気体を導入可能に構成されていることを特徴とする。
本発明に係る吸入曝露試験用カートリッジは、前記収容容器の外周面上に着脱可能に取り付けられる外筒部材を更に備え、前記収容容器は、開口側の端部に、周方向外側に向けて延出するフランジ部を有し、前記蓋部材は、前記外筒部材に対して着脱可能に構成されており、該外筒部材に取り付けられた際に、該外筒部材と共に前記収容容器の前記フランジ部を挟持するよう構成されることが好ましい。
また、本発明に係る吸入曝露試験用カートリッジにおいて、前記気体導入管は、前記収容容器の中心軸と同軸となるよう前記蓋部材の中心に設けられており、前記噴出孔は、前記蓋部材の中心以外の領域に複数形成されることが好ましい。
この場合において、前記蓋部材の内面における前記気体導入管の周囲には、前記収容容器の内部に向けて先細りとなる円錐状の案内面が設けられており、前記噴出孔は、前記案内面の基端部と整合する位置に形成されることが更に好ましい。
また、本発明に係る試験物質供給装置は、上述の吸入曝露試験用カートリッジに用いられる試験物質供給装置であって、前記吸入曝露試験用カートリッジが装填される装填部を有し、前記装填部は、前記気体導入管を介して前記収容容器内に気体を供給可能に構成されていることを特徴とする。
さらに、本発明に係る吸入曝露試験装置は、上述の試験物質供給装置と、被試験動物を収容可能なチャンバとを備え、前記試験物質供給装置から供給された気体により前記吸入曝露試験用カートリッジの前記噴出孔から流出した試験物質を前記チャンバに放出するよう構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、カートリッジの作成及び保管に関する労力及びコストを低減することが可能な吸入曝露試験用カートリッジ、試験物質供給装置及び吸入曝露試験装置を提供することができる。
本実施形態に係る吸入曝露試験装置の全体構成を概略的に示す図である。 本実施形態に係る吸入曝露試験用カートリッジを概略的に示す図である。 図2に示す吸入曝露試験用カートリッジの分解図である。 図2に示す吸入曝露試験用カートリッジの断面図である。 本実施形態に係る吸入曝露試験用カートリッジの使用時における気体流の流れを概略的に示す図である。 特許文献1の吸入曝露試験装置を概略的に示す図である。 非特許文献1の吸入曝露試験用カートリッジを概略的に示す断面図である。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
本実施形態に係る吸入曝露試験装置1は、カートリッジ撃込方式の直噴式全身吸入装置であり、図1に示すように、被試験動物を収容させるメインチャンバ2と、メインチャンバ2の上流側に配されたサブチャンバ4と、メインチャンバ2をサブチャンバ4に対して昇降させる昇降機構3と、吸入曝露試験用カートリッジ10内の試験物質をサブチャンバ4に供給させる試験物質供給機構(試験物質供給装置)6とを備えている。
メインチャンバ2は、アウターチャンバ(図示せず)と、アウターチャンバ内に着脱可能に取り付けられるインナーチャンバ(図示せず)と、インナーチャンバ内を負圧状態にするインナーチャンバ側負圧発生部(図示せず)と、アウターチャンバとインナーチャンバとの間の空間をインナーチャンバ内よりも強い負圧状態にするアウターチャンバ側負圧発生部(図示せず)とを備えている。インナーチャンバは、使い捨て可能な安価な軟質材料からなり、被試験動物を収容した動物ケージを収容可能な大きさを有している。
昇降機構3は、アウターチャンバを上下方向に移動可能な状態で支持する直動ガイド(図示せず)を備えている。直動ガイドは、例えば上昇用フットペダル等の操作手段(図示せず)が操作された際に、圧縮エアのエア圧によってアウターチャンバを下降させ、例えば下降用フットペダル等の操作手段(図示せず)が操作された際に、スプリングの付勢力によってアウターチャンバを上昇させるよう構成されている。昇降機構3には、操作手段による操作が可能な状態と不可能な状態とを切り替えるための切替スイッチ(図示せず)が設けられている。昇降機構3の下部には、メインチャンバ2を移動させるためのキャスタ(車輪)が設けられており、サブチャンバ4に対してアウターチャンバが離間(下降)した状態において、メインチャンバ2と共に搬出可能に構成されている。このように搬出可能な構成としたことにより、アウターチャンバに対するインナーチャンバの着脱操作を容易にすることが可能となる。
サブチャンバ4は、図1に示すように、試験物質供給機構6とメインチャンバ2との間に配されており、試験物質供給機構6から噴出された高濃度の試験物質と、エアフィルタを介してサブチャンバ4内に供給されたクリーンエアとを混合させ、これにより生成された適正濃度の試験物質のエアロゾルをメインチャンバ2に供給するよう構成されている。また、メインチャンバ2とサブチャンバ4との容積があることにより、試験物質エアロゾルの滞留時間を増やすことができ、曝露濃度の安定化を図ることができる。サブチャンバ4は、メインチャンバ2及び昇降機構3とは独立して設けられたメインフレーム(図示せず)に支持されており、このメインフレームの下部には、搬出された昇降機構3をサブチャンバ4の下方に戻す際に位置決めを行うための位置決め部材(図示せず)が設けられている。
試験物質供給機構6は、図1に示すように、試験物質を噴出させる吸入曝露試験用カートリッジ10が装填される装填部6aと、装填部6aに対する吸入曝露試験用カートリッジ10の着脱を操作する操作ハンドル部6bと、空になった使用済みカートリッジを排出させる排出部6cと、未使用の吸入曝露試験用カートリッジ10をストックするストック部6dと、試験物質供給機構6の各構成要素を制御する制御部6eとを備えている。
装填部6aは、図5に示すように、操作ハンドル部6bによって押し込まれた吸入曝露試験用カートリッジ10と連結可能に構成され、かつ、連結された吸入曝露試験用カートリッジ10に対して気体流を供給可能に構成されている。具体的には、装填部6aは、吸入曝露試験用カートリッジ10の前端部18aが嵌合可能な凹部7aを有する連結部材7と、スプリング7bを介して連結部材7を弾性的に支持する中央支持体8aと、中央支持体8aを支持する上下一対の支持体(上側支持体8b及び下側支持体8c)とを備えている。中央支持体8a及び下側支持体8cには、エアーコンプレッサ等の空気供給源(図示せず)から供給された圧縮空気を吸入曝露試験用カートリッジ10に供給するための流路が形成されている。中央支持体8aの流路には、弁体8dが埋設されており、気体の逆流を防止するよう構成されている。装填部6aの連結部材7、中央支持体8a、上側支持体8b及び下側支持体8cは、サブチャンバ4内に配されており、吸入曝露試験用カートリッジ10の噴出孔17aから噴霧された試験物質がサブチャンバ4内に放出されるよう構成されている。
装填部6aには、ストック部6dから装填部6aに未使用の吸入曝露試験用カートリッジ10が適切に移送されたことを検知するための光電センサ等の検知手段(図示せず)と、装填部6aから排出部6cに使用済みの吸入曝露試験用カートリッジ10が適切に移送されたことを検知するための光電センサ等の検知手段(図示せず)とが設けられている。また、装填部6aは、図1に示すように、着脱可能かつ透明な装填部カバー9によって一部が被覆されており、この装填部カバー9と整合する位置に、装填部カバー9の開閉を検知するための近接センサ等の検知手段(図示せず)が設けられている。
操作ハンドル部6bは、吸入曝露試験用カートリッジ10の後端部に連結可能な軸部材(図示せず)と、軸部材を軸方向に沿って移動させるために把持される把持部(図示せず)と、軸部材の移動抵抗を低減させるためのボールスプライン等の軸受け(図示せず)とを備えている。操作ハンドル部6bは、軸部材を軸方向に沿って移動させることにより、ストック部6dから装填部6aに移送された吸入曝露試験用カートリッジ10を連結部材7に押し込む装着動作と、使用済みの吸入曝露試験用カートリッジ10を連結部材7から離間させて排出部6cから排出させる排出動作とを実行可能に構成されている。
また、操作ハンドル部6bは、軸部材の移動を自動で実行させる駆動機構(図示せず)を備えており、装着動作及び排出動作を作業者が手動で行う手動操作と、装着動作及び排出動作を駆動機構が自動で行う自動操作とを選択的に実行可能に構成されている。駆動機構は、把持部が嵌合可能な嵌合部(図示せず)を有しており、該嵌合部に設けられた近接スイッチ等の検知手段により嵌合部に把持部が嵌め込まれたことを検知した際に、自動操作を実行するよう構成されている。
排出部6cは、使用済みの吸入曝露試験用カートリッジ10を排出させるための排出口であり、使用済みの吸入曝露試験用カートリッジ10が操作ハンドル部6bの軸部材から取り外されたことを検知するための光電センサ等の検知手段(図示せず)と、排出部6cから適切に排出されたこと(排出口内に引っかかっていないこと)を検知するための光電センサ等の検知手段(図示せず)とが設けられている。
ストック部6dは、未使用の吸入曝露試験用カートリッジ10を多数ストック可能に構成されている。また、ストック部6dは、装填部6aとの境界部分に出没可能なストッパ(図示せず)が設けられており、このストッパ(図示せず)により、吸入曝露試験用カートリッジ10を1本ずつ装填部6aに供給可能に構成されている。ストック部6dは、図示しないカバー部材によって密閉され、かつ、負圧手段(図示せず)により負圧状態が保たれており、これにより、試験物質が漏出しないよう構成されている。ストック部6dには、光電センサ等の検知手段(図示せず)が複数設けられており、この複数の検知手段により、ストックされている吸入曝露試験用カートリッジ10の個数を監視可能に構成されている。
制御部6eは、例えば、時間やメインチャンバ2内の濃度レベル等の所定の条件に基づき、操作ハンドル部6bの駆動機構及びストック部6dのストッパを制御することで、使用済みの吸入曝露試験用カートリッジ10を装填部6aから排出部6cに排出させる排出動作と、ストック部6dから装填部6aに未使用の吸入曝露試験用カートリッジ10を供給する供給動作と、未使用の吸入曝露試験用カートリッジ10を連結部材7にセットする装着動作とを自動で繰り返し実行するよう構成されている。また、制御部6eは、装填部カバー9の開閉を検知するための検知手段を除く、装填部6a、排出部6c及びストック部6dの検知手段によって異常が検知された際に、自動操作を停止してエラーを出力するよう構成されている。さらに、制御部6eは、装填部カバー9の開閉を検知するための検知手段により装填部カバー9が開いていることを検知した際に、エラーを出力するよう構成されている。
本実施形態に係る吸入曝露試験用カートリッジ10は、上述した試験物質供給機構6に使用可能に構成されており、図2~図4に示すように、内部に試験物質を収容可能に構成された収容容器12と、収容容器12の外周面上に着脱可能に取り付けられる外筒部材14と、収容容器12の開口側の端部に着脱可能に設けられ、該開口を閉塞可能な蓋部材16とを備えている。
収容容器12は、図3及び図4に示すように、軸方向の一端部が閉塞され、他端部が開放された有底円筒状に形成されている。収容容器12は、その開口側の端部に、周方向外側に向けて延出するフランジ部13を有している。フランジ部13は、図4に示すように、外筒部材14及び蓋部材16と組み合わされた際に、これら外筒部材14と蓋部材16との間に挟持されるよう構成されている。このような収容容器12としては、例えばステンレス等からなる試験管を好適に用いることができる。
外筒部材14は、図2~図4に示すように、収容容器12の外径と略同径の内径を有する円筒状に形成されており、収容容器12の外周面上に装着可能に構成されている。外筒部材14の一端部(図3中、右側の端部)及びその近傍は、他の部分よりも外径が小さくなるように肉薄に形成されており、この肉薄の外周面に、蓋部材16の雌ねじ17bと螺合可能な雄ねじ14aが形成されている。また、外筒部材14の外周面には、試験物質供給機構6の装填部6aの内壁との間の気密性を確保するためのOリング等のシール部材15が、軸方向に離間して一対設けられている。外筒部材14の他端部(図3中、左側の端部)の外周面には、試験物質供給機構6の操作ハンドル部6bの軸部材が連結可能な係合溝14bが形成されている。外筒部材14は、例えば合成樹脂等により成形することが可能であるが、これに限定されず、種々の材料からなる円柱部材又は円筒部材を切削加工等することにより製造しても良い。
蓋部材16は、図2~図4に示すように、収容容器12の開口を閉塞する閉塞部17と、閉塞部17を貫通して延びる気体導入管18とを備えている。蓋部材16は、例えばステンレス等の種々の材料から形成することができる。
閉塞部17は、図2に示すように、底面及び周壁からなる有底円筒状に形成されている。底面には、収容容器12内の気体を流出可能に構成された噴出孔17aが複数形成されている。周壁の内面には、図4に示すように、外筒部材14の雄ねじ14aに螺合可能な雌ねじ17bが形成されており、この雌ねじ17bを外筒部材14の雄ねじ14aに螺合させることで、蓋部材16が外筒部材14に装着されるよう構成されている。また、閉塞部17は、蓋部材16が外筒部材14に装着された際に、外筒部材14と共に収容容器12のフランジ部13を挟持するよう構成されている。
気体導入管18は、図4に示すように、蓋部材16が外筒部材14に装着された際に、収容容器12の開口側から閉塞側に向かって延在し、収容容器12内の閉塞側に気体を導入可能に構成されている。具体的には、気体導入管18は、図2~図4に示すように、閉塞部17の底面から収容容器12の外側(図3中、右側)に向けて延びる前端部18aと、閉塞部17の底面から収容容器12の内側(図3中、左側)に向けて延びる後端側延伸部18bと、後端側延伸部18bの先端に設けられた球状部18cとを有しており、前端部18aの開口から流入した気体が、後端側延伸部18bを介して球状部18cから流出することで、収容容器12内に気体を導入するよう構成されている。
前端部18aは、図5に示すように、試験物質供給機構6の装填部6aの連結部材7の凹部7aに嵌合可能に構成されており、該凹部7aとの間の気密性を確保するためのOリング等のシール部材19が設けられている。後端側延伸部18bは、図4に示すように、収容容器12の軸方向の長さよりも短い長さを有し、かつ、収容容器12の内径よりも小さい外径を有する円筒状に形成されている。球状部18cは、収容容器12の内径よりもやや小さく、かつ、後端側延伸部18bの外径より大きい外径を有する略球体状に形成されている。球状部18cの気体流路は、後端側延伸部18bに連通する側の開口径よりも収容容器12に連通する側の開口径の方が大きくなるよう、徐々に拡径して形成されている。
気体導入管18は、図2~図4に示すように、収容容器12の中心軸と同軸となるよう蓋部材16の中心に設けられている。蓋部材16の内面における気体導入管18の周囲には、図4に示すように、収容容器12の内部の気体流を噴出孔17aに向けて案内する案内面18dが設けられている。案内面18dは、収容容器12の内部に向けて先細りとなる円錐状(すなわち、収容容器12の閉塞側に向けて先細りとなり、かつ、周方向に湾曲する曲面状)に形成されている。噴出孔17aは、気体導入管18が設けられた領域(蓋部材16の中心)以外の領域に形成されており、本実施形態では、図2及び図4に示すように、案内面18dの基端部と整合する径方向の位置において、蓋部材16の中心を中心とする同一円の円周上に等間隔をおいて6つ形成されている。
以上の構成を有する吸入曝露試験用カートリッジ10は、図5に示すように、試験物質供給機構6の装填部6aの連結部材7に装着された状態において空気供給源から気体が供給されることにより、気体導入管18を介して収容容器12内の閉塞側に気体が導入され、この気体が収容容器12内の試験物質を飛沫同伴させながら収容容器12内の開口側に向けて流動し、試験物質を含有する気体流(エアロゾル)が噴出孔17aから噴出されるよう構成されている。
次に、本実施形態に係る吸入曝露試験装置1の使用方法について説明する。本実施形態に係る吸入曝露試験装置1を用いて吸入曝露試験を行うためには、まず、昇降機構3によってアウターチャンバを下降させ、インナーチャンバをアウターチャンバに装着させると共に、インナーチャンバ内に被試験動物を収容した動物ケージを収容させる。その後、昇降機構3によってアウターチャンバを上昇させ、サブチャンバ4に連結させる。これにより、メインチャンバ2とサブチャンバ4とが互いに連通される。
この状態において、試験物質供給機構6の装填部6aに未使用の吸入曝露試験用カートリッジ10を装填させ、中央支持体8a及び下側支持体8cの流路を介して空気供給源から吸入曝露試験用カートリッジ10内に気体を流入させる。これにより、吸入曝露試験用カートリッジ10の前端部18aから流入した気体が、気体導入管18を介して収容容器12内の閉塞端部近傍に流出され、収容容器12内の試験物質を飛沫同伴させながら収容容器12内の開口端部側に向けて流動し、噴出孔17aから流出する。そして、噴出孔17aから流出したエアロゾル(試験物質を含有する気体流)がサブチャンバ4に放出され、サブチャンバ4内においてクリーンエアと混合された上で、メインチャンバ2内に供給される。これにより、被試験動物に対する吸入曝露試験が行われる。
その後、吸入曝露試験用カートリッジ10内の試験物質が全て排出されるか、所定量を下回った場合には、吸入曝露試験用カートリッジ10の交換が手動又は自動で行われる。交換が手動で行われる場合には、作業者によって操作ハンドル部6bが操作されることにより、使用済みの吸入曝露試験用カートリッジ10を排出部6cから排出させる排出動作と、ストック部6dから装填部6aに移送された未使用の吸入曝露試験用カートリッジ10を連結部材7に押し込む装着動作とが実行される。一方、交換が自動で行われる場合には、時間やメインチャンバ2内の濃度レベル等の所定の条件に基づき、試験物質供給機構6の制御部6eが操作ハンドル部6bの駆動機構及びストック部6dのストッパを自動制御することにより、上述の排出動作と装着動作とが実行される。そして、試験物質の供給量や試験時間等が所定の終了条件を満たすまで当該交換作業が連続して実行され、所定の終了条件を満たした際に、メインチャンバ2に対する試験物質の供給が停止され、吸入曝露試験が終了する。
吸入曝露試験が終了した後、インナーチャンバ側負圧発生部の吸引によってインナーチャンバ内に飛散している試験物質を概ね排出させ、その後、昇降機構3によってアウターチャンバを下降させ、インナーチャンバから動物ケージを取り出すと共に、アウターチャンバからインナーチャンバを取り外す。なお、取り出されたインナーチャンバは、軟質材料で形成されているため、折り畳んで廃棄することができる。その後、試験物質を変更して吸入曝露試験を行う場合には、新たなインナーチャンバを用意し、以上の作業を繰り返し行う。
以上説明したとおり、本実施形態に係る吸入曝露試験用カートリッジ10は、軸方向の一端部が閉塞された有底筒状に形成され、内部に試験物質を収容可能に構成された収容容器12と、収容容器12の開口側の端部に着脱可能に設けられ、該開口を閉塞可能な蓋部材16とを備え、蓋部材16が、収容容器12内に気体を導入可能に構成された気体導入管18と、収容容器12内の気体を開口側から流出可能に構成された噴出孔17aとを有し、気体導入管18が、収容容器12の開口側から閉塞側に向かって延在して設けられており、収容容器12内の閉塞側に気体を導入可能に構成されている。このような構成を有する吸入曝露試験用カートリッジ10によれば、吸入曝露試験用カートリッジ10の作成及び保管に関する労力及びコストを低減することが可能となる。
すなわち、非特許文献1のカートリッジ162は、円筒状部材164a、先端側蓋体164b及び後端側蓋体164cを組み立て、内部に試験物質を収容させた状態にて、保管する必要があるため、事前に大量に作成し、保管する必要がある。また、非特許文献1のカートリッジ162は、円筒状部材164aの両端を別部材である先端側蓋体164b及び後端側蓋体164cにより閉塞するものであるため、試験物質の漏出を防ぐための構造を両端部に設ける必要があり、製造コストがかかる。
これに対し、本実施形態に係る吸入曝露試験用カートリッジ10は、収容容器12が有底筒状に形成されており、一方の開口から試験物質が流出しないようにするだけで足りるため、例えば、試験物質を収容させた状態の収容容器12のみを簡易な仮蓋を装着させた状態で保管し、ストック部6dへのストック時に蓋部材16を装着させることで吸入曝露試験用カートリッジ10を作成することが可能となる。このため、事前の作成負担を低減させることが可能となると共に、蓋部材16の保管数を低減させることが可能となる。また、収容容器12の閉塞側に試験物質の漏出を防ぐための複雑な機構等が一切不要となるため、吸入曝露試験用カートリッジ10の構造を簡易化させ、製造コストを低減させることが可能となる。
また、本実施形態に係る吸入曝露試験用カートリッジ10は、気体導入管18によって収容容器12内の閉塞側に気体を導入するよう構成されることで、収容容器12の閉塞側から開口側に向かう気体流を生成することが可能となるため、試験物質の全量を効率良くエアロゾル化させて噴出させることが可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に記載の範囲には限定されない。上記各実施形態には、多様な変更又は改良を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、収容容器12の外周面上に外筒部材14が着脱可能に取り付けられるものとして説明したが、これに限定されず、外筒部材14が設けられない構成としても良いし、外筒部材14が着脱不能に取り付けられる構成としても良い。
また、上述した実施形態では、収容容器12の開口端にフランジ部13が形成され、このフランジ部13を外筒部材14と蓋部材16とで挟持するものとして説明したが、これに限定されるものではない。収容容器12は、軸方向の一端部が閉塞された有底筒状に形成され、内部に試験物質を収容可能に構成されたものであれば、種々の構成を採用することが可能である。
さらに、上述した実施形態では、気体導入管18が蓋部材16の中心に設けられ、その周囲に円錐状の案内面が設けられると共に、案内面18dの基端部と整合する位置に複数の噴出孔17aが形成されるものとして説明したが、これに限定されるものではない。気体導入管18は、収容容器12の開口側から閉塞側に向かって延在して設けられ、収容容器12内の閉塞側に気体を導入可能に構成されたものであれば、種々の構成を採用することが可能である。また、噴出孔17aは、収容容器12内の気体を開口側から流出可能に構成されたものであれば、種々の構成を採用することが可能である。
上記のような変形例が本発明の範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 吸入曝露試験装置、2 メインチャンバ(チャンバ)、4 サブチャンバ(チャンバ)、6 試験物質供給機構(試験物質供給装置)、6a 装填部、10 吸入曝露試験用カートリッジ、12 収容容器、13 フランジ部、14 外筒部材、16 蓋部材、17a 噴出孔、18 気体導入管、18d 案内面

Claims (5)

  1. 軸方向の一端部が閉塞された有底筒状に形成され、内部に試験物質を収容可能に構成された収容容器と、
    前記収容容器の開口側の端部に着脱可能に設けられ、該開口を閉塞可能な蓋部材と
    を備え、
    前記蓋部材は、前記収容容器内に気体を導入可能に構成された気体導入管と、該収容容器内の気体を開口側から流出可能に構成された噴出孔とを有し、
    前記気体導入管は、前記収容容器の開口側から閉塞側に向かって延在して設けられており、該収容容器内の閉塞側に気体を導入可能に構成されており、
    前記収容容器の外周面上に着脱可能に取り付けられる外筒部材を更に備え、
    前記収容容器は、開口側の端部に、周方向外側に向けて延出するフランジ部を有し、
    前記蓋部材は、前記外筒部材に対して着脱可能に構成されており、該外筒部材に取り付けられた際に、該外筒部材と共に前記収容容器の前記フランジ部を挟持するよう構成されている
    ことを特徴とする吸入曝露試験用カートリッジ。
  2. 前記気体導入管は、前記収容容器の中心軸と同軸となるよう前記蓋部材の中心に設けられており、
    前記噴出孔は、前記蓋部材の中心以外の領域に複数形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の吸入曝露試験用カートリッジ。
  3. 軸方向の一端部が閉塞された有底筒状に形成され、内部に試験物質を収容可能に構成された収容容器と、
    前記収容容器の開口側の端部に着脱可能に設けられ、該開口を閉塞可能な蓋部材と
    を備え、
    前記蓋部材は、前記収容容器内に気体を導入可能に構成された気体導入管と、該収容容器内の気体を開口側から流出可能に構成された噴出孔とを有し、
    前記気体導入管は、前記収容容器の開口側から閉塞側に向かって延在して設けられており、該収容容器内の閉塞側に気体を導入可能に構成されており、
    前記気体導入管は、前記収容容器の中心軸と同軸となるよう前記蓋部材の中心に設けられており、
    前記噴出孔は、前記蓋部材の中心以外の領域に複数形成されており、
    前記蓋部材の内面における前記気体導入管の周囲には、前記収容容器の内部に向けて先細りとなる円錐状の案内面が設けられており、
    前記噴出孔は、前記案内面の基端部と整合する位置に形成されている
    ことを特徴とする吸入曝露試験用カートリッジ。
  4. 請求項1~に記載の吸入曝露試験用カートリッジに用いられる試験物質供給装置であって、
    前記吸入曝露試験用カートリッジが装填される装填部を有し、
    前記装填部は、前記気体導入管を介して前記収容容器内に気体を供給可能に構成されている
    ことを特徴とする試験物質供給装置。
  5. 請求項に記載の試験物質供給装置と、
    被試験動物を収容可能なチャンバと
    を備え、
    前記試験物質供給装置から供給された気体により前記吸入曝露試験用カートリッジの前記噴出孔から流出した試験物質を前記チャンバに放出するよう構成されている
    ことを特徴とする吸入曝露試験装置。
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